JPH099602A - ステッピングモータ - Google Patents

ステッピングモータ

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Publication number
JPH099602A
JPH099602A JP7179321A JP17932195A JPH099602A JP H099602 A JPH099602 A JP H099602A JP 7179321 A JP7179321 A JP 7179321A JP 17932195 A JP17932195 A JP 17932195A JP H099602 A JPH099602 A JP H099602A
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JP
Japan
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rotor
rotor portion
coil
stator
permanent magnets
Prior art date
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Pending
Application number
JP7179321A
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English (en)
Inventor
Nuio Tsuchida
縫夫 土田
Kenichi Fukuoka
賢一 福岡
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Toyoda Koki KK
Original Assignee
Toyoda Koki KK
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K37/00Motors with rotor rotating step by step and without interrupter or commutator driven by the rotor, e.g. stepping motors
    • H02K37/10Motors with rotor rotating step by step and without interrupter or commutator driven by the rotor, e.g. stepping motors of permanent magnet type
    • H02K37/12Motors with rotor rotating step by step and without interrupter or commutator driven by the rotor, e.g. stepping motors of permanent magnet type with stationary armatures and rotating magnets
    • H02K37/14Motors with rotor rotating step by step and without interrupter or commutator driven by the rotor, e.g. stepping motors of permanent magnet type with stationary armatures and rotating magnets with magnets rotating within the armatures
    • H02K37/18Motors with rotor rotating step by step and without interrupter or commutator driven by the rotor, e.g. stepping motors of permanent magnet type with stationary armatures and rotating magnets with magnets rotating within the armatures of homopolar type
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K37/00Motors with rotor rotating step by step and without interrupter or commutator driven by the rotor, e.g. stepping motors
    • H02K37/10Motors with rotor rotating step by step and without interrupter or commutator driven by the rotor, e.g. stepping motors of permanent magnet type
    • H02K37/12Motors with rotor rotating step by step and without interrupter or commutator driven by the rotor, e.g. stepping motors of permanent magnet type with stationary armatures and rotating magnets

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Control Of Stepping Motors (AREA)
  • Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 小型で高トルクを発生し得るステッピングモ
ータを提供する。 【構成】 第1ロータ部20Aと第2ロータ部20Bの
両永久磁石44のピッチを1/2ずらし、同様に第3ロ
ータ部20Cと第4ロータ部20Dの両永久磁石44の
ピッチを1/2ずらして配置することによって、ステー
タ30の極歯32と永久磁石44との位置関係を回転方
向に偏位させる。第1コイル部40Aと第2コイル部4
0Bとが通電され、ステータ30に磁束が発生すると、
第1ロータ部20Aと第2ロータ部20Bとの永久磁石
44に発生する推力と、第3ロータ部20Cと第4ロー
タ部20Dとの永久磁石44に発生する推力とが合わさ
れてロータ20が回転する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ステッピングモータに
関し、特に、ロボットハンドの指関節等を減速機を介さ
ずに直接駆動し得るステッピングモータに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、電子機器(例えばプリンタのヘッ
ド等)の駆動源としてステッピングモータが用いられて
いる。このステッピングモータは、パルス電流を与える
ことでフィードバック制御を用いることなしに回転角度
の制御が可能な反面、その構造上高いトルクを発生する
ためにはモータ自身が大型化してしまい、例えば、ロボ
ットハンドの指関節を直接駆動(ダイレクトドライブ)
するためには用いられていなかった。
【0003】ステッピングモータには、VR型、PM
型、HB型がある。図15は従来技術に係るVR型のス
テッピングモータを示している。このステッピングモー
タでは、ロータ120に極歯122が、また、ステータ
130には極歯132が設けられ、各極歯132には、
ステータ130の円周に沿って第1相コイル140A、
第2相コイル140B、第3相コイル140Cが巻回さ
れている。そして、スイッチSaを閉じて第1相コイル
140Aを励磁することにより、第1相コイル140A
の巻回された極歯に対応箇所のステータの極歯が吸引さ
れて、ロータ120が回動される。同様に、スイッチS
bを閉じて第2相コイル140Bを励磁し、スイッチS
cを閉じて第3相コイル140Cを励磁することによ
り、ロータ120は15°づつステップ状に回動して行
く。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術のVR型ステッピングモータ及びHB型ステッピング
モータにおいては、ロータの極歯とステータの極歯との
間での吸引力によってのみ回転力を得ているために、ト
ルクを大きくできないという課題があった。また、ステ
ータの極歯にコイルを巻回する構造を取るため、各極歯
にコイルを機械によって巻くことが困難であった。更
に、極歯にコイルを巻回するため、ステータ側の極歯の
間隔を短くできず、直接回転トルク発生に寄与しない無
駄なスペースが多くなって、小型化が図り難いという課
題があった。
【0005】また、PM型ステッピングモータでは、吸
引・反発力を用いているが、VR型ステッピングモータ
同様にステータに複数の極歯を有する突極型のものは、
極歯にコイルを巻回するため、ステータ側の極歯の間隔
を短くできず、微小歯構造を設けることができないた
め、直接回転トルク発生に寄与しない無駄なスペースが
多くなって、高いトルクを発生し得なかった。また、ス
テータの軸線方向に歯部を有する2つの円周部材を互い
の歯部をかみ合わせて配置したステータの外周にコイル
を巻回し、半径方向にS極又はN極が指向する棒状の永
久磁石をロータ表面に交互に配置した分布継続型は、ス
テータの磁路の問題から、ステータとロータとのギャッ
プ部の磁束密度を大きくすることができず、高トルク化
が図り得なかった。
【0006】本発明は、上述した課題を解決するために
なされたものであり、その目的とするところは、小型で
高トルクを発生し得るステッピングモータを提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1のステッピングモータでは、ステータと、
永久磁石を外周又は内周に等ピッチで配置した第1ロー
タ部と第2ロータ部とを有するロータと、前記ステータ
の円周方向に巻回され前記ステータの軸線方向を含む平
面上にループ状の磁束を発生させる、通電方向の切り換
えのなされるコイルと、を有し、前記第1ロータ部の前
記永久磁石により発生させる磁束と前記コイルにより前
記ステータにて発生させる磁束との相関関係と、前記第
2ロータ部の前記永久磁石により発生させる磁束と前記
コイルにより前記ステータにて発生させる磁束との相関
関係とを回転方向に偏位させたことを要旨とする。
【0008】上記の目的を達成するため、請求項2のス
テッピングモータでは、同じ磁極が外側を指向するよう
に永久磁石を外周に等ピッチで配置した第1ロータ部と
第2ロータ部とを有するロータと、前記ロータを嵌装す
る筒状部材で形成され、内周に前記永久磁石のピッチと
同ピッチの極歯が突設されたステータと、前記ステータ
の円周方向に巻回され前記ステータの軸線方向を含む平
面上にループ状の磁束を発生させる、通電方向の切り換
えのなされるコイルと、を有し、前記第1ロータ部の前
記永久磁石と前記極歯との位置関係と、前記第2ロータ
部の前記永久磁石と前記極歯との位置関係とを回転方向
に偏位させたことを要旨とする。
【0009】上記の目的を達成するため、請求項3のス
テッピングモータでは、同じ磁極が内側を指向するよう
に永久磁石を内周に等ピッチで配置した第1ロータ部と
第2ロータ部とを有するロータと、外周に前記永久磁石
のピッチと同ピッチの極歯が突設されたステータと、前
記ステータの円周方向に巻回され前記ステータの軸線方
向を含む平面上にループ状の磁束を発生させる、通電方
向の切り換えのなされるコイルと、を有し、前記第1ロ
ータ部の前記永久磁石と前記極歯との位置関係と、前記
第2ロータ部の前記永久磁石と前記極歯との位置関係と
を回転方向に偏位させたことを要旨とする。
【0010】請求項4のステッピングモータでは、請求
項2又は3において、前記第1ロータ部と前記第2ロー
タ部の両永久磁石のピッチ位置をずらして配置し、前記
極歯と当該両永久磁石との位置関係を回転方向に偏位さ
せたことを要旨とする。
【0011】上記の目的を達成するため、請求項5のス
テッピングモータでは、同じ磁極が外側を指向するよう
に永久磁石を外周に等ピッチで配置した第1ロータ部と
第2ロータ部と第3ロータ部と第4ロータ部とを有する
ロータと、前記ロータを嵌装する筒状部材で形成され、
内周に前記永久磁石のピッチと同ピッチの極歯が突設さ
れたステータと、前記ステータの円周方向に巻回され前
記ステータの軸線方向を含む平面上にループ状の磁束を
発生させる第1コイル部と、第2コイル部とを有するコ
イルであって、第1コイル部が、第1ロータ部及び第2
ロータ部と対応し、第2コイル部が第3ロータ部及び第
4ロータ部と対応し、第1コイル部と第2コイル部とが
通電されると共に、通電方向の切り換えのなされるコイ
ルと、を有し、前記第1ロータ部と前記第2ロータ部の
両永久磁石のピッチ位置をずらして配置し、前記第3ロ
ータ部と前記第4ロータ部の両永久磁石のピッチ位置
を、前記第1ロータ部、前記第2ロータ部間と同量ずら
して配置し、前記極歯と両永久磁石との位置関係を回転
方向に偏位させ、前記第2ロータ部と前記第3ロータ部
との両永久磁石のピッチ位置をずらして配置したことを
要旨とする。
【0012】上記の目的を達成するため、請求項6のス
テッピングモータでは、同じ磁極が内側を指向するよう
に永久磁石を内周に等ピッチで配置した第1ロータ部と
第2ロータ部と第3ロータ部と第4ロータ部とを有する
ロータと、外周に前記永久磁石のピッチと同ピッチの極
歯が突設されたステータと、前記ステータの円周方向に
巻回され前記ステータの軸線方向を含む平面上にループ
状の磁束を発生させる第1コイル部と、第2コイル部と
を有するコイルであって、第1コイル部が、第1ロータ
部及び第2ロータ部と対応し、第2コイル部が第3ロー
タ部及び第4ロータ部と対応し、第1コイル部と第2コ
イル部とが通電されると共に、通電方向の切り換えのな
されるコイルと、を有し、前記第1ロータ部と前記第2
ロータ部の両永久磁石のピッチ位置をずらして配置し、
前記第3ロータ部と前記第4ロータ部の両永久磁石のピ
ッチ位置を、前記第1ロータ部、前記第2ロータ部間と
同量ずらして配置し、前記極歯と両永久磁石との位置関
係を回転方向に偏位させ、前記第2ロータ部と前記第3
ロータ部との両永久磁石のピッチ位置をずらして配置し
たことを要旨とする。
【0013】
【作用】請求項1の構成では、第1ロータ部と第2ロー
タ部との外周又は内周に取り付けられた複数の永久磁石
により発生される磁束と、コイルによってステータにて
軸線方向と平行な平面上をループ状に発生させる磁束と
の相関関係を回転方向に偏位させてあるため、ステータ
に磁束が発生すると、第1ロータ部と第2ロータ部との
永久磁石に発生する推力が合わされて、ロータが駆動さ
れる。そして、コイルの通電方向の切り換えに伴い、ロ
ータが一方向へ回転する。請求項1の構成では、ロータ
の外周又は内周に配置された全ての永久磁石の吸引力お
よび反発力にて推力が発生するため、ステッピングモー
タのトルクが大きくなる。また、コイルがステータ側に
巻回され、極歯にはコイルが配置されないため、極間距
離を短くできステッピングモータを小型化することが可
能となる。
【0014】請求項2の構成では、第1ロータ部の永久
磁石と極歯との位置関係、及び、第2ロータ部の永久磁
石と極歯との位置関係を回転方向に偏位させてあるた
め、ステータに磁束が発生すると、第1ロータ部と第2
ロータ部との永久磁石に発生する推力が合わされて、ロ
ータが駆動される。そして、コイルの通電方向の切り換
えに伴い、ロータが一方向へ回転する。請求項2の構成
では、ロータの外周に配置された全ての永久磁石の吸引
力及び反発力にて推力が発生するため、ステッピングモ
ータのトルクが大きくなる。また、コイルがステータ側
に巻回され、極歯にはコイルが配置されないため、極間
距離を短くすることができステッピングモータを小型化
することが可能となる。
【0015】請求項3の構成では、第1ロータ部の永久
磁石と極歯との位置関係、及び、第2ロータ部の永久磁
石と極歯との位置関係を回転方向に偏位させてあるた
め、ステータに磁束が発生すると、第1ロータ部と第2
ロータ部との永久磁石に発生する推力に差が発生し、又
は、第1ロータ部と第2ロータ部との永久磁石に発生す
る推力が合わされて、ロータが駆動される。そして、コ
イルの通電方向の切り換えに伴い、ロータが一方向へ回
転する。請求項3の構成では、ロータの内周に配置され
た全ての永久磁石の吸引力および反発力にて推力が発生
するため、ステッピングモータのトルクが大きくなる。
また、コイルがステータ側に巻回され、極歯にはコイル
が配置されないため、極間距離を短くすることができス
テッピングモータを小型化することが可能となる。
【0016】請求項4の構成では、第1ロータ部と第2
ロータ部の両永久磁石のピッチ位置をずらして配置し、
極歯と両永久磁石との位置関係を回転方向に偏位させて
あるため、ステータに磁束が発生すると、第1ロータ部
と第2ロータ部との永久磁石に発生する推力が合わされ
てロータが駆動される。即ち、第1ロータ部の永久磁石
と極歯との間に吸引力が働くときは、第2ロータ部の永
久磁石と極歯との間に反発力が働くと共に、第2ロータ
の表面と極歯との間に吸引力が働き、また、第1ロータ
部の永久磁石と極歯との間に反発力が働くときは、第1
ロータの表面と極歯との間に吸引力が働くと共に、第2
ロータ部の永久磁石と極歯との間に吸引力が働く。即
ち、請求項4の構成では、第1ロータ部と第2ロータ部
との全ての永久磁石の推力が加算されると共に極歯がロ
ータの表面を吸引する推力が加算されると共に極歯がロ
ータの表面を吸引する推力が加算されるため、ステッピ
ングモータのトルクが大きくなる。
【0017】請求項5又請求項6の構成では、第1ロー
タ部と第2ロータ部の両永久磁石のピッチ位置をずら
し、同様に第3ロータ部と第4ロータ部の両永久磁石の
ピッチ位置をずらして配置し、極歯と両永久磁石との位
置関係を回転方向に偏位させてあるため、ステータに磁
束が発生すると、第1ロータ部と第2ロータ部との永久
磁石に発生する推力と、第3ロータ部と第4ロータ部と
の永久磁石に発生する推力とが合わされてロータが回転
する。即ち、第1ロータ部、第3ロータ部の永久磁石と
極歯との間に吸引力が働くときは、第2ロータ部、第4
ロータ部の永久磁石と極歯との間に反発力が働くと共に
第2ロータ部、第4ロータ部の表面と極歯との間に吸引
力が働き、また、第1ロータ部、第3ロータ部の永久磁
石と極歯との間に反発力が働くときは、第1ロータ部、
第3ロータ部の表面と極歯との間に吸引力が働くと共
に、第2ロータ部第4ロータ部の永久磁石と極歯との間
に吸引力が働く。即ち、請求項5又は6の構成では、第
1ロータ部〜第4ロータ部の全ての永久磁石の推力が加
算されるため、ステッピングモータのトルクが大きくな
る。また、第2ロータ部と第3ロータ部との間に両永久
磁石のピッチ位置をずらして配置してあるため、第1ロ
ータ部と第2ロータ部とが推力を発生しない位置に停止
しているときは、第3ロータ部と第4ロータ部が一定方
向の推力を発生させ、反対に、第3ロータ部と第4ロー
タ部とが推力を発生しない位置に停止しているときは、
第1ロータ部と第2ロータ部が当該一定方向の推力を発
生させ、常に一定方向に起動することができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明を具体化した実施例について図
を参照して説明する。図1は、本発明の第1実施例に係
るステッピングモータの一部切り欠き側面図であり、図
2は、図1のA−A断面図である。当該ステッピングモ
ータ10は、鉄等の磁性材料から成るステータ30とロ
ータ20とから構成されている。ロータ20は、円形の
平板状に形成された第1ロータ部20Aと、第2ロータ
部20Bと、第3ロータ部20Cと、第4ロータ部20
Dとの4つのロータ部から構成されている。それぞれの
ロータ部には、図2に示すように等ピッチで凹部22が
形成されており、それぞれの凹部22には、N極を外側
に指向させて永久磁石44が嵌合されている。ここで、
図1に示すように第1ロータ部20Aと第2ロータ部2
0Bとは、永久磁石44の1/2ピッチ分ずらされ、軸
42に固定されている。同様に、第3ロータ部20Cと
第4ロータ部20Dとは、永久磁石44の1/2ピッチ
分ずらされ、軸42に固定されている。また、第1ロー
タ部20A及び第2ロータ部20Bと、第3ロータ部2
0C及び第4ロータ部20Dとは、永久磁石44の1/
4ピッチ分ずらされている。
【0019】図2に示すようにロータ20を嵌装するス
テータ30は円筒状の部材であり、内周にはロータ20
の永久磁石44のピッチと等ピッチで極歯32が周設さ
れている。また、ステータ30の内周面30aには、第
1ロータ部20Aと第2ロータ部20Bとの連結部に対
応する位置および第3ロータ部20Cと第4ロータ部2
0Dとの連結部に対応する位置にそれぞれ溝34が周設
されている。そして、この溝34にはそれぞれループ状
に巻回された第1コイル40Aおよび第2コイル40B
がそれぞれ嵌合されている。
【0020】次に、図3及び図4を参照して、ステータ
30に発生する磁束と、該磁束によって永久磁石44に
発生する力の向きについて説明する。先ず、図3を参照
し、第1コイル部40Aに図中の表面に向けて電流が流
されると、ステータ30内に図中左向きの磁束M1がフ
レミングの法則に従い発生する。これにより、第1ロー
タ部20Aに対応するステータ30の部位がN極に磁化
され、第2ロータ部20Bに対応するステータ30の部
位がS極に磁化される。また、第2コイル部40Bに図
中の裏面に向けて電流が流されると、ステータ30内に
図中右向きの磁束M2が発生する。これにより、第3ロ
ータ部20Cに対応するステータ30の部位がS極に磁
化され、第4ロータ部20Dに対応するステータ30の
部位がN極に磁化される。
【0021】このステータ30の第1ロータ20Aに対
応する部位のN極と、第1ロータ20Aに配置された永
久磁石44のN極が図3に示すように反発する際に、第
2ロータ20Bに配置された永久磁石44のN極は、ス
テータ30のS極に対して吸引力を発揮する。同様に、
ステータ30の第3ロータ20Cに対応する部位のS極
と、第3ロータ20Cに配置された永久磁石44のN極
が図に示すように吸引力を発揮する際には、第4ロータ
20Dに配置された永久磁石44のN極は、ステータ3
0のN極に対して反発力を発揮する。なお、図3におい
て永久磁石44と極歯32との間で作用する吸引力およ
び反発力は全て紙面上の同一平面内で作用しているよう
に図示されているが、上述したように第1〜第4ロータ
部の永久磁石44は互いにずれているため実際には同一
平面内では作用しておらず、ロータ20の回転方向にず
れている。
【0022】一方、図4に示すように、第1コイル部4
0A及に第2コイル部40Bの通電方向がそれぞれ反転
された際には、即ち、第1コイル部40Aに図中の裏面
に向けて電流が流されると、ステータ30内に図中右向
きの磁束M3が発生する。これにより、第1ロータ部2
0Aに対応するステータ30の部位がS極に磁化され、
第2ロータ部20Bに対応するステータ30の部位がN
極に磁化される。また、第2コイル部40Bに図中の表
面に向けて電流が流されると、ステータ30内に図中左
向きの磁束M4が発生する。これにより、第3ロータ部
20Cに対応するステータ30の部位がN極に磁化さ
れ、第4ロータ部20Dに対応するステータ30の部位
がS極に磁化される。なお、図4においても図3と同様
に永久磁石44と極歯32との間で作用する吸引力およ
び反発力は同一平面内では作用しておらず、ロータ20
の回転方向にずれている。
【0023】このステータ30の第1ロータ20Aに対
応する部位のS極と、第1ロータ20Aに配置された永
久磁石44のN極が図に示すように吸引力を発生する際
に、第2ロータ20Bに配置された永久磁石44のN極
は、ステータ30のN極に対して反発する。同様に、ス
テータ30の第3ロータ20Cに対応する部位のN極
と、第3ロータ20Cに配置された永久磁石44のN極
が図に示すように反発する際に、第4ロータ20Dに配
置された永久磁石44のN極は、ステータ30のS極に
吸引される。上述したように第1実施例のステッピング
モータ10では、第1ロータ部20A〜第4ロータ部2
0Dに取り付けられた全ての永久磁石44において、ス
テータ30の円周に沿って同様に反発力及び吸引力を発
生する。
【0024】ロータ20とステータ30との間に発生す
る反発力及び吸引力について図13を参照して更に詳細
に説明する。図13(A)に示すように、ステータ30
の極歯32が、対向する永久磁石44と同じ極性を持つ
とき、従来のVR型ステッピングモータ同様にロータ2
0の鉄芯20aを吸引することによりトルクを発生す
る。また、行き場のなくなった永久磁石44の磁力線
は、永久磁石44の表裏で渦を巻き、ロータ20の鉄芯
20bを通る磁力線との間に反発力を発生する。他方、
図13(B)に示すように、ステータ30の極歯32
が、対向する永久磁石44と反対の極性を持つとき、永
久磁石44の吸引によりトルクを発生する。
【0025】次に、図5を参照して第1ロータ部20A
と第2ロータ部20Bとに発生する反発力と吸引力との
関係について説明する。この図5(A)〜図5(F)で
は、上側にステータ30を下側に第1ロータ部20A及
び第2ロータ部20Bを表す。なお、図5中では、図示
及び説明の便宜上ステータ30及び第1、第2ロータ部
20A、20Bを直線上に示し、ロータ20は、図中の
右側に向けて駆動されるものとして説明を行う。
【0026】先ず、図4に示す向きに第1コイル部40
Aが通電された際の動作について説明する。図5(A)
に示すように、第1ロータ部20Aと対応する部位がS
極に磁化されたステータ30の極歯32に対して、第1
ロータ部20Aが遅れているときには、極歯32と第1
ロータ部20Aの永久磁石44との間に吸引力が発生す
る(図中で吸引力を実線で示す)。この際に、ステータ
30の第2ロータ部20Bと対応する部位はN極に磁化
されている。また、図1を参照して上述したように第2
ロータ部20Bは、第1ロータ部20Aに対して1/2
ピッチ分偏位しているため、第2ロータ部20Bの永久
磁石44は、極歯32に対して進んでいる。このため、
該永久磁石44は、第2ロータ部20Bの鉄芯20bに
対して吸引力を発生すると共に、ステータ30のN極の
極歯32に対して反発力を発生させる(図中で吸引力を
破線で示す)。これにより、ロータ20は図中右向きの
推力を発生する。
【0027】上述した第1ロータ部20Aの吸引力並び
に第2ロータ部20Bの吸引力および反発力とによっ
て、図5(B)に示すように、ステータ30の極歯32
と第1ロータ部20Aの永久磁石44が対向する位置ま
で移動すると、第2ロータ部20Bの永久磁石44は、
極歯32に対して1/2ピッチ偏位した位置まで連れ回
りする。即ち、図4に示す向きに第1コイル部40Aが
通電されると、ロータ20は1/2ピッチ分回動する。
【0028】ここで、図3に示す向きに第1コイル部4
0Aの通電方向が切り換えられると、図5(C)に示す
ように極歯32の磁極は反転するが、図5(C)に示す
位置で第1ロータ部20A及び第2ロータ部20Bはト
ルクを発生しない。しかしながら、図5(A)に示す状
態中に発生された慣性力により、図5(D)に示すよう
に極歯32と第1ロータ部20Aとがずれると、N極に
磁化されたステータ30の極歯32に対して、第1ロー
タ部20Aの鉄芯20aが吸引力を発生すると共に、第
1ロータ部20Aの永久磁石44が反発力を発生する。
このとき、S極に磁化された極歯32に対して、第2ロ
ータ部20Bが吸引力を発生する。これにより、ロータ
20図中右向きの推力を発生する。
【0029】上述した第1ロータ部20Aの吸引力およ
び反発力並びに第2ロータ部20Bの吸引力とによっ
て、図5(E)に示すように、ステータ30の極歯32
と第2ロータ部20Bの永久磁石44が対向する位置ま
で移動すると、第1ロータ部20Aの永久磁石44は、
極歯32に対して1/2ピッチづつ偏位した位置まで連
れ回りする。即ち、図4に示す第1コイル部40Aの通
電方向から図3に示す通電方向に切り換えられることに
より、ロータ20は1/2ピッチ分回動する。この後、
図5(F)に示すように通電方向が切り換えられ、更に
1/2ピッチ分ロータ20が回動する。
【0030】ここで、第1実施例のステッピングモータ
10が、第1ロータ部20A及び第2ロータ部20B
と、第3ロータ部20C及び第4ロータ部20Dとが上
述したように1/4ピッチ分ずらされていることによ
り、一定方向に回動し得る原理について図6を参照して
説明する。なお、図6においては極歯32と各ロータの
鉄芯20a〜dに作用する吸引力の図示は省略されてお
り、以下の説明においてもこの吸引力の記載を省略す
る。この説明に先立ち、第1コイル部40Aの通電の切
り換えタイミングを示す図7(A)と、第2コイル部4
0Bの通電の切り換えタイミングを示す図7(B)とを
参照して、励磁方向の切り換えについて説明する。この
第1ロータ部20A及び第2ロータ部20Bを付勢する
第1コイル部40Aと、第3ロータ部20C及び第4ロ
ータ部20Dを付勢する第2コイル部40Bとの通電
は、図7に示すように、第2ロータ部20Bと第3ロー
タ部20Cとの間の上述した1/4ピッチ分の機械的差
分に相当するように、1/4位相ずらされて切り換えら
れる。
【0031】先ず、図4に示す向きに第1コイル部40
A及び第2コイル部40Bが通電されている際の動作に
ついて説明する。この通電のタイミングは、図7に示す
タイミングt1に相当する。図6(A)及び図6(B)
に示すように、第1ロータ部20Aと対応する部位がS
極に磁化されたステータ30の極歯32に対して、第1
ロータ部20Aが遅れているときには、極歯32と第1
ロータ部20Aの永久磁石44との間に吸引力が発生す
る(図中で吸引力を実線で示す)。このとき、ステータ
30の第2ロータ部20Bと対応する部位はN極に磁化
されている。第2ロータ部20Bは、第1ロータ部20
Aに対して1/2ピッチ分偏位しているため、第2ロー
タ部20Bの永久磁石44は、極歯32に対して進んで
いる。このため、該永久磁石44は、ステータ30のN
極の極歯32に対して反発力を発生させる(図中で反発
力を破線で示す)。
【0032】この時、図7(B)に示すように第2コイ
ル部40Bは、第1コイル部40Aと逆向きに通電さ
れ、図4に示すように第3ロータ部20Cと対応する部
位のステータ30の極歯32は、N極に磁化される。こ
の時、第3ロータ部20Cは、第2ロータ部20Bに対
して1/4ピッチ進んでいるため、極歯32に対して進
んでいる。このため、N極の極歯32と第3ロータ部2
0Cの永久磁石44との間に反発力が発生する。また、
ステータ30の第4ロータ部20Dと対応する部位はS
極に磁化されている。第4ロータ部20Dは第3ロータ
部20Cに対して1/2ピッチ分偏位しており、第4ロ
ータ部20Dの永久磁石44は、極歯32に対して第3
ロータ部20Cよりも更に進んでいるため、次のピッチ
の永久磁石44が該極歯32に対応し、当該永久磁石4
4は、極歯32に対して遅れている。このため、該永久
磁石44は、ステータ30のS極の極歯32に対して吸
引力を発生させる。即ち、第1ロータ部20A〜第4ロ
ータ部20Dの推力が合算されて、ロータ20に図中右
向きの推力を与える。
【0033】ここで、図7に示すタイミングt2にて、
図7(B)に示すように第2コイル部40Bの通電方向
が切り換えられる。このとき、図6(C)に示すよう
に、第3ロータ部20Cは、極歯32と1/4ピッチづ
れ、即ち、極歯32と極歯32との中間に位置し、他
方、第4ロータ部20Dは、極歯32と対向している。
このため、第3ロータ部20C及び第4ロータ部20D
は、推力を発生していない。これに対して、第1ロータ
部20A及び第2ロータ部20Bは、図中右方向への推
力を発生し続けている。このため、ロータ20は、図中
右向に推力が与えられる。
【0034】また、図7に示すタイミングt3にて、図
7(A)に示すように第1コイル部40Aの通電方向が
切り換えられる。このとき、図6(D)に示すように、
第1ロータ部20Aは極歯32と対向し、第2ロータ部
20Bは極歯32と極歯32との中間に位置している。
このため、第1ロータ部20A及び第2ロータ部20B
は、推力を発生していない。これに対して、第3ロータ
部20C及び第第4ロータ部20D、図中右方向への推
力を発生し続けている。このため、ロータ20に引き続
き図中右向きの推力が与えられる。
【0035】図6(E)、図6(F)に示す状態におい
て、第1ロータ部20A〜第4ロータ部20Dは、それ
ぞれ右向きの推力を発生している。これは、図7に示す
タイミングt3からタイミングt4までに相当する。こ
こで、図7に示すタイミングt4にて、図7(B)に示
すように第2コイル部40Bの通電方向が切り換えられ
る。このとき、図6(G)に示すように、第3ロータ部
20Cは極歯32と対向し、第4ロータ部20Dは極歯
32と極歯32との中間に位置している。このため、第
3ロータ部20C及び第4ロータ部20Dは、推力を発
生していない。他方、第1ロータ部20A及び第2ロー
タ部20Bは、図中右方向への推力を発生し続けてい
る。
【0036】また、図7に示すタイミングt5にて、図
7(A)に示すように第1コイル部40Aの通電方向が
切り換えられる。このとき、図6(H)に示すように、
第1ロータ部20Aは、極歯32と極歯32との中間に
位置し、第2ロータ部20Bは極歯32と対向してい
る。従って、第1ロータ部20A及び第2ロータ部20
Bは、推力を発生していない。これに対して、第3ロー
タ部20C及び第4ロータ部20Dは、図中右方向への
推力を発生し続けている。このため、ロータ20に引き
続き図中右向きの推力が与えられる。
【0037】上述したように、第1実施例のステッピン
グモータ10では、第1ロータ部20A及び第2ロータ
部20Bと第3ロータ部20C及び第4ロータ部20D
との間を1/4ピッチ分偏位されているため、ロータ2
0の回転位置に関わらず常に一定方向への推力を発生さ
せることができる。このため、どの位置でロータ20が
停止していも一定方向に起動できる。なお、上述した第
1コイル部40Aと、第2コイル部40Bとの通電タイ
ミングを逆にすることにより、図6に示す左方向の推
力、即ち、逆方向に回転させることができる。
【0038】次に、図8を参照して、第1実施例のステ
ッピングモータ10の設計寸法について説明する。図8
(A)はロータ20の側面を示している。このロータ2
0は、外径φ20mm(正確には19.0986mm)に設
定され、外周には、ピッチ角12°にて30個の永久磁
石44が取り付けられている。図8(B)は、該ロータ
20の正面を示している。第1ロータ部20A、第2ロ
ータ部20B、第3ロータ部20C及び第4ロータ部2
0Dは、それぞれ5mmの幅で形成され、1mmの間隔をお
いて連結されている。即ち、ロータ20は幅23mmに形
成されている。
【0039】図8(C)は永久磁石44の正面を示す。
永久磁石44は、略矩形のものが用いられ、図1を参照
して上述したようにN極側が外側を向くようにロータ2
0に取り付けられる。図8(D)は、ステータ30の正
面を示している。ステータ30は、外径φ32mm、幅2
7に形成される。そして、コイル40部分の厚みは、2
mmに形成される。
【0040】第1実施例のステッピングモータ10につ
いて、発生トルクを演算したところ、ロータの単位表面
積当たり従来の品と比べて、4倍程度のトルクを発生し
得ることが判明した。
【0041】即ち、第1実施例のステッピングモータ1
0では、図5及び図6を参照して前述したように、ロー
タ20の外周に配置された全ての永久磁石44におい
て、吸引力又は反発力を発生すると共に、永久磁石44
と、これに対向する極歯32の極性が等しい場合、極歯
32がロータ20の鉄芯20a〜dに対して吸引力を発
生し、これらが加わって推力を発生させるため、トルク
が大きくなるものと考えられる。即ち、従来技術のステ
ッピングモータでは、複数相の内の1相のロータの極歯
とステータの極歯との間での吸引力によってのみトルク
を得ていたのに比較して、本実施例のステッピングモー
タでは高いトルクを発生させ得る。また、従来のステッ
ピングモータでは、ステータの極歯にコイルを巻回する
構造を取るため、各極歯にコイルを巻くのが難しく、機
械によっての作業が困難であった。これに対して、本実
施例のステッピングモータでは、あらかじめループ状に
巻回したコイル40A、40Bをステータ30の溝34
にそれぞれ嵌合する構造のため、コイルを機械によって
容易に巻くことができる。更に、従来技術のステッピン
グモータでは、極歯にコイルを巻回するため、ステータ
側の極歯の間隔を短くできず、直接回転トルク発生に寄
与しない無駄なスペースが多くなった。これに対して、
本実施例のステッピングモータ10では、ステータ30
の円周方向にコイル40を配置するため、極歯32と極
歯32との間の距離を短くすることができ、ステッピン
グモータ10を小型に形成できる。このため、従来減速
機付きのステッピングモータを配置して駆動していたロ
ボットハンドの指関節等を、減速機を介さずに直接駆動
することが可能となる。
【0042】ここで、本発明の第2実施例について図9
を参照して説明する。ここで、上述した第1実施例と同
様な部材については同一性のある参照符号を用いると共
に説明を省略する。図1を参照して前述した第1実施例
のステッピングモータ10では、ロータに第1ロータ部
20A、第2ロータ部20B、第3ロータ部20C及び
第4ロータ部20Dの4個のロータ部が配設されていた
が、この第2実施例では、ロータ20に第1ロータ部2
0A及び第2ロータ部20Bの2個のロータ部が配設さ
れている。この第2実施例においては、ロータ20の幅
が約半分になりステッピングモータを小型に形成できる
が、ロータ20の停止位置によっては、自始動できない
と共に、ロータ20を起動する際の回転方向が定まらな
い。このため、ラッチ機構等の逆転防止を設けることが
要求される。或いは、第2実施例のステッピングモータ
を自始動の不要な何らかの補助駆動機関として用いるこ
とが必要となる。
【0043】次に、本発明の第3実施例について図10
を参照して説明する。ここで、図1を参照して上述した
第1実施例と同様な部材については同一性のある参照符
号を用いると共に説明を省略する。第1実施例のステッ
ピングモータ10では、ロータ20の表面の永久磁石4
4が全て外側へN極を向けるように配置されていた。こ
れに対して、この第3実施例では、奇数番のロータ部、
即ち、第1ロータ部20A、第3ロータ部20Cには、
永久磁石44が外側へN極を向けるように配置される。
そして、偶数番のロータ部、即ち、第2ロータ部20
B、第4ロータ部20Dには、永久磁石44が外側へS
極を来させるように配置される。また、第1実施例で
は、第1ロータ部20Aと第2ロータ部20Bとの間に
1/2のピッチ位置がずらされていたが、この第3実施
例では、第1ロータ部20Aと第2ロータ部20B、ま
た、第3ロータ部20Cと第4ロータ部20Dとの間に
は、ピッチ位置がずらされていない。そして、第1ロー
タ部20A、第2ロータ部20Bと、第3ロータ部20
C、第4ロータ部20Dとの間、即ち、第2ロータ部2
0Bと第3ロータ部20Cとの間に1/4分のピッチ位
置がずらされている。
【0044】引き続き、この第3実施例のステッピング
モータの動作について説明する。第1コイル部40A、
第2コイル部40Bに図10に示す向きに電流が流され
ると、第1コイル部40Aには、図中左向きの磁束が発
生し、第1ロータ部20Aに対応する部位がN極に、ま
た、第2ロータ部20Bに対応する部位がS極に磁化さ
れる。同様に、第2コイル部40Bに図中右向きの磁束
が発生し、第3ロータ部20Cに対応する部位がS極
に、また、第4ロータ部20Dに対応する部位がN極に
磁化される。
【0045】第1ロータ部20Aに対応するロータ20
の部位がN極に、また、第2ロータ部20Bに対応する
部位がS極に磁化されと、N極の永久磁石44が取り付
けられた第1ロータ部20A、及び、S極の永久磁石4
4が取り付けられた第2ロータ部20Bに反発力が発生
する。さらに、第1、第2ロータ部20A、20Bに対
向したステータ30の各部位が第1、第2ロータ20
A、20Bの鉄芯20a、20bをそれぞれ吸引するこ
とは第1実施例と同様である。他方、第3ロータ部20
Cに対応するロータ20の部位がS極に、また、第4ロ
ータ部20Dに対応する部位かN極に磁化されると、N
極の永久磁石44が取り付けられた第3ロータ部20
C、及び、S極の永久磁石44が取り付けられた第4ロ
ータ部20Dに吸引力が発生する。これら第1ロータ部
20A〜第4ロータ部20Dの推力が合わされて、ロー
タ20が駆動される。
【0046】ここで、1/2ピッチ分ロータ20が回動
するのに合わせて、第1コイル部40A、及び、第2コ
イル部40Bの通電方向を切り換えることにより、ステ
ータ30の磁化の極性が反転し、第1ロータ部20A及
び第2ロータ部20Bに吸引力が発生し、第3ロータ部
20C及び第4ロータ部20Dに反発力が発生すると共
に、第3、第4ロータ部20C、20Dに対向したステ
ータ30の各部位が第3、第4ロータ部20C、20D
の鉄芯20c、20dをそれぞれ吸引する。これら第1
ロータ部20A〜第4ロータ部20Dの推力が合わされ
て、ロータ20を回転させ続ける。ここで、第1ロータ
部20A、第2ロータ部20Bと、第3ロータ部20
C、第4ロータ部20Dとの間、即ち、第2ロータ部2
0Bと第3ロータ部20Cとの間に1/4分のピッチ位
置がずらされているため、ロータ20の角度にかかわら
ず、安定した推力を発生させ得ると共に、自起動が可能
である。
【0047】この第3実施例の構成によれば、複数のロ
ータ部の組付けが容易であるという利点がある。
【0048】次に、本発明の第4実施例について図11
を参照して説明する。図11(A)は第4実施例のステ
ッピングモータの断面を、図11(B)は、ステータ3
0の極歯32A、32Bをロータ側から見た状態を示し
ている。図1を参照して上述したように第1実施例の第
1ロータ部20A及び第2ロータ部20Bと、第3ロー
タ部20C及び第4ロータ部20Dとは(即ち、第2ロ
ータ部20Bと第3ロータ部20C)、1/4ピッチ偏
位して配置されていたのに対して、この第4実施例のス
テッピングモータでは、図11(A)に示すように第2
ロータ部20Bと第3ロータ部20Cとは偏位されてい
ない。この代わりに、第4実施例では、第1コイル部4
0Aに対応する極歯32Aと、第2コイル部40Bに対
応する極歯32Bとが図11(B)に示すように、ロー
タ20側の永久磁石44のピッチの1/4分偏位されて
いる。なお、永久磁石44は、第1実施例と同様に全て
外側をN極が指向するように配置されている。
【0049】この第4実施例のステッピングモータは、
極歯32Aと極歯32Bとを1/4ピッチ偏位させるこ
とにより、第1実施例のステッピングモータ(第2ロー
タ部20Bと第3ロータ部20Cとを1/4偏位させて
いる)と同様に回動し得る。この第4実施例では、複数
のロータ部の組付けが容易であるという利点がある。
【0050】次に、本発明の第5実施例について図12
を参照して説明する。ここで、図1を参照して上述した
第1実施例と同様な部材については同一性のある参照符
号を用いると共に説明を省略する。第1〜4実施例のス
テッピングモータ10では、ロータ20の表面に永久磁
石44が同ピッチの鉄芯の表面を介して配置されてい
た。これに対して、第5実施例では、ロータ20の表面
に永久磁石44が全周に渡って配置され、また、隣接す
る永久磁石44は異なる極性に配置されている。かかる
第5実施例の構成によれば、第1〜4実施例のステッピ
ングモータよりも更に高いトルクを発生させ得るものと
考えられる。
【0051】ここで、本発明の第6実施例について図1
4を参照して説明する。上述した第1〜第5実施例で
は、ロータ20をステータ30に内周に配置したが、第
6実施例のステッピングモータでは、この代わりに、ス
テータ30をロータ20の内周に配置した(インナース
テータ・アウタロータタイプ)。そして、ステータ30
を支持部材142にて支持し、ステータ30の外周をロ
ータ20が回動する構成を取っている。図14では、第
1実施例と同様に、永久磁石44と極歯32とが配置さ
れているが、この関係は、上述した第2実施例〜第5実
施例の様に適宜の形態を取り得るものである。
【0052】第1実施例〜第6実施例を参照して説明し
たように、本発明のステッピングモータでは、2個以上
のロータ部を設けることにより回転動作を行うことがで
きる。また、3個以上のロータ部を設け、ロータ部の永
久磁石44のピッチと、ステータ30側の極歯32のピ
ッチとに相対的に差を設けることにより、自始動が可能
となる。なお、上述した第1実施例では、第1ロータ部
20Aと第2ロータ部20Bとのピッチ位置のずれを1
/2とし、また、第2ロータ部20Bと第3ロータ部2
0Cとのピッチ位置のずれを1/4としたが、これらの
値としては種々の値を選択し得る。また、第1、第2、
第4実施例では、永久磁石44を外側がN極を指向する
ように配置したが、これをS極を指向するように配置す
ることも勿論できる。更に、第1〜第6実施例では、ス
テッピングモータのトルクを向上させるため溝34を設
けたが、これを省略することも可能である。
【0053】
【効果】以上記述したように本発明のステッピングモー
タでは、ロータの外周に配置された全ての永久磁石にお
いて、吸引力又は反発力が発生し、これらが加わって推
力を発生させるため、大きなトルクを発生し得る。ま
た、本発明のステッピングモータでは、ステータの円周
方向にコイルを巻回する構造を取るため、コイルを機械
によって容易に巻くことができ、生産性に優れる。更
に、本発明のステッピングモータでは、ステータの円周
方向にコイルを配置するため、極歯間の距離を短くする
ことができ小型化し易い。このため、従来減速機付きの
ステッピングモータを配置して駆動していたロボットハ
ンドの指関節等を、減速機を介さずに直接駆動すること
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るステッピングモータ
の一部切り欠き側面図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】第1実施例に係るステッピングモータの磁化の
極性を示す説明図である。
【図4】第1実施例に係るステッピングモータの磁化の
極性を示す説明図である。
【図5】第1実施例に係るステッピングモータに発生す
る推力を示す説明図である。
【図6】第1実施例に係るステッピングモータに発生す
る推力を示す説明図である。
【図7】通電方向を示すタイムチャートてあって、図7
(A)は、第1コイル部の通電タイミングを、図7
(B)は、第2コイル部の通電タイミングを示してい
る。
【図8】ステッピングモータの構成部材の図であって、
図8(A)はロータの側面図であり、図8(B)はロー
タの正面図あり、図8(C)は永久磁石の正面図であ
り、図8(D)はステータの正面図である。
【図9】本発明の第2実施例に係るステッピングモータ
の一部切り欠き側面図である。
【図10】本発明の第3実施例に係るステッピングモー
タの一部切り欠き側面図である。
【図11】本発明の第4実施例に係るステッピングモー
タを示し、図11(A)は一部切り欠き側面図であり、
図11(B)はロータ側から見たステータの平面図であ
る。
【図12】本発明の第5実施例に係るステッピングモー
タの一部切り欠き側面図である。
【図13】本発明のステッピングモータに発生する推力
を示す説明図である。
【図14】本発明の第6実施例に係るステッピングモー
タの側面断面図である。
【図15】従来技術に係るステッピングモータの構成を
示す説明図である。
【符号の説明】
10 ステッピングモータ 20 ロータ 20A 第1ロータ部 20B 第2ロータ部 20C 第3ロータ部 20D 第4ロータ部 30 ステータ 32 極歯 40 コイル 40A 第1コイル部 40B 第2コイル部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステータと、 永久磁石を外周又は内周に等ピッチで配置した第1ロー
    タ部と第2ロータ部とを有するロータと、 前記ステータの円周方向に巻回され前記ステータの軸線
    方向を含む平面上にループ状の磁束を発生させる、通電
    方向の切り換えのなされるコイルと、を有し、 前記第1ロータ部の前記永久磁石により発生させる磁束
    と前記コイルにより前記ステータにて発生させる磁束と
    の相関関係と、前記第2ロータ部の前記永久磁石により
    発生させる磁束と前記コイルにより前記ステータにて発
    生させる磁束との相関関係とを回転方向に偏位させたこ
    とを特徴とするステッピングモータ。
  2. 【請求項2】 同じ磁極が外側を指向するように永久磁
    石を外周に等ピッチで配置した第1ロータ部と第2ロー
    タ部とを有するロータと、 前記ロータを嵌装する筒状部材で形成され、内周に前記
    永久磁石のピッチと同ピッチの極歯が突設されたステー
    タと、 前記ステータの円周方向に巻回され前記ステータの軸線
    方向を含む平面上にループ状の磁束を発生させる、通電
    方向の切り換えのなされるコイルと、を有し、 前記第1ロータ部の前記永久磁石と前記極歯との位置関
    係と、前記第2ロータ部の前記永久磁石と前記極歯との
    位置関係とを回転方向に偏位させたことを特徴とするス
    テッピングモータ。
  3. 【請求項3】 同じ磁極が内側を指向するように永久磁
    石を内周に等ピッチで配置した第1ロータ部と第2ロー
    タ部とを有するロータと、 外周に前記永久磁石のピッチと同ピッチの極歯が突設さ
    れたステータと、 前記ステータの円周方向に巻回され前記ステータの軸線
    方向を含む平面上にループ状の磁束を発生させる、通電
    方向の切り換えのなされるコイルと、を有し、 前記第1ロータ部の前記永久磁石と前記極歯との位置関
    係と、前記第2ロータ部の前記永久磁石と前記極歯との
    位置関係とを回転方向に偏位させたことを特徴とするス
    テッピングモータ。
  4. 【請求項4】 前記第1ロータ部と前記第2ロータ部の
    両永久磁石のピッチ位置をずらして配置し、前記極歯と
    当該両永久磁石との位置関係を回転方向に偏位させたこ
    とを特徴とする請求項2又は3のステッピングモータ。
  5. 【請求項5】 同じ磁極が外側を指向するように永久磁
    石を外周に等ピッチで配置した第1ロータ部と第2ロー
    タ部と第3ロータ部と第4ロータ部とを有するロータ
    と、 前記ロータを嵌装する筒状部材で形成され、内周に前記
    永久磁石のピッチと同ピッチの極歯が突設されたステー
    タと、 前記ステータの円周方向に巻回され前記ステータの軸線
    方向を含む平面上にループ状の磁束を発生させる第1コ
    イル部と、第2コイル部とを有するコイルであって、第
    1コイル部が、第1ロータ部及び第2ロータ部と対応
    し、第2コイル部が第3ロータ部及び第4ロータ部と対
    応し、第1コイル部と第2コイル部とが通電されると共
    に、通電方向の切り換えのなされるコイルと、を有し、 前記第1ロータ部と前記第2ロータ部の両永久磁石のピ
    ッチ位置をずらして配置し、前記第3ロータ部と前記第
    4ロータ部の両永久磁石のピッチ位置を、前記第1ロー
    タ部、前記第2ロータ部間と同量ずらして配置し、前記
    極歯と両永久磁石との位置関係を回転方向に偏位させ、 前記第2ロータ部と前記第3ロータ部との両永久磁石の
    ピッチ位置をずらして配置したことを特徴とするステッ
    ピングモータ。
  6. 【請求項6】 同じ磁極が内側を指向するように永久磁
    石を内周に等ピッチで配置した第1ロータ部と第2ロー
    タ部と第3ロータ部と第4ロータ部とを有するロータ
    と、 外周に前記永久磁石のピッチと同ピッチの極歯が突設さ
    れたステータと、 前記ステータの円周方向に巻回され前記ステータの軸線
    方向を含む平面上にループ状の磁束を発生させる第1コ
    イル部と、第2コイル部とを有するコイルであって、第
    1コイル部が、第1ロータ部及び第2ロータ部と対応
    し、第2コイル部が第3ロータ部及び第4ロータ部と対
    応し、第1コイル部と第2コイル部とが通電されると共
    に、通電方向の切り換えのなされるコイルと、を有し、 前記第1ロータ部と前記第2ロータ部の両永久磁石のピ
    ッチ位置をずらして配置し、前記第3ロータ部と前記第
    4ロータ部の両永久磁石のピッチ位置を、前記第1ロー
    タ部、前記第2ロータ部間と同量ずらして配置し、前記
    極歯と両永久磁石との位置関係を回転方向に偏位させ、 前記第2ロータ部と前記第3ロータ部との両永久磁石の
    ピッチ位置をずらして配置したことを特徴とするステッ
    ピングモータ。
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