JPH099646A - 高周波発生装置、放電灯点灯装置および照明装置 - Google Patents

高周波発生装置、放電灯点灯装置および照明装置

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JPH099646A
JPH099646A JP7149287A JP14928795A JPH099646A JP H099646 A JPH099646 A JP H099646A JP 7149287 A JP7149287 A JP 7149287A JP 14928795 A JP14928795 A JP 14928795A JP H099646 A JPH099646 A JP H099646A
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JP7149287A
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Toshihiko Sasai
敏彦 笹井
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Toshiba Lighting and Technology Corp
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Toshiba Lighting and Technology Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高精度かつ安全な制御ができ、更に小型化が
図れる高周波発生装置、放電灯点灯装置及び照明装置を
提供する。 【構成】 ハーフブリッジを構成する第1、第2のスイ
ッチング装置のオンオフを状態1〜状態4に基づいて決
定し、更にこの4状態を繰り返し行う。この際、第1の
スイッチング装置のオン時間をコンデンサ電圧Vdcに基
づいて変化させ、第2のスイッチング装置のオン時間を
電流Isw又はDlow 上限値に基づいて変化させる。第2
のスイッチング装置のオン時間は基本的には電流Iswに
基づいて変化させるが、Dlow 上限値で決定される時間
以内に電流Iswが所定値を超えなければDlow 上限値が
第2のスイッチング装置のオン時間になる。第1のスイ
ッチング装置がオンした後に過電流Iocが検出されれば
オン時間を経過するまでもなく即座にオフし、状態を次
のステップに遷移させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高周波発生装置、放電
灯点灯装置及び照明装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、放電灯を点灯させる放電灯点灯装
置として、ハーフブリッジ又はフルブリッジ構成のスイ
ッチング装置をオンオフ動作させて高周波出力を得るよ
うにしたものがある。放電灯点灯装置を構成し、スイッ
チング装置のオンオフ制御を行う高周波発生装置には、
アナログ方式とデジタル方式とがあるが、アナログ方式
は部品のバラツキの影響を受け易く高い制御精度が得ら
れないことから、最近では高い制御精度が得られるデジ
タル方式が検討されている。
【0003】デジタル方式を採用した高周波発生装置と
して、例えば特開平4−249893号や特開平6−1
97548号があり、前者はスイッチング装置のオフ時
間を一定に保ったままそのオン時間のみを制御するよう
にして該スイッチング装置の駆動電圧の周波数を変化さ
せるようにしたものであり、後者はスイッチング装置の
デューティを1周期毎に変化させて負荷に平均化した矩
形波電力を供給し、等価的にデューティによる電力制御
の分解能を細かくするようにしたものである。後者で
は、PWM回路の出力信号の周波数に分解能を乗じた周
波数よりも低い基本クロックを使用することができるの
で、安価にできるという利点を有している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の高周波発生装置にあっては、次のような問題点
があった。 (イ)特開平4−249893号は、スイッチング装置
のオン時間のみ制御するようにしているので、出力と周
波数の関係を保ちながら出力を変化させたり、周波数を
変化させたりすることが充分にできない。即ち、片側だ
けの制御では周波数の変化と共に出力も変化してしま
う。
【0005】(ロ)特開平6−197548号は、スイ
ッチング装置のデューティを1周期毎に変化させること
により、比較的低い周波数のクロック信号でPWM制御
を可能にしているものの、やはり高い周波数のクロック
信号で直接的にPWM制御を行った方が高精度が得られ
る。しかしながら、クロック信号の周波数を高くした場
合、クロック信号を他の回路で使用するために何段も分
周する必要があり、分周器が多くなる分、回路規模が大
きくなって小型化が困難になる。 (ハ)特開平4−249893号及び特開平6−197
548号では、放電灯が無い場合即ち無負荷時や放電灯
の寿命末期時に高圧が出力されたままになるので、安全
性が充分に確保されていない。
【0006】そこで本発明は、高精度かつ安全な制御が
でき、更に小型化が図れる高周波発生装置、放電灯点灯
装置及び照明装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、直流
電源装置の出力端間に設けられて、ハーフブリッジまた
はフルブリッジを構成する複数のスイッチング装置と;
トリガー信号が供給される毎に複数のスイッチング装置
の各々のオンオフ状態を規定する複数の状態信号を順次
出力し、最後の状態信号を出力した後は再び最初の状態
信号から出力するシーケンス部と;監視電圧(負荷電
圧、入力電圧、スイッチング装置両端電圧または平滑用
コンデンサの電圧等)の大きさに基づいて一方または一
方の一対のスイッチング装置のオン時間を計算するオン
時間計算部と;スイッチング装置のオンオフ状態が遷移
する際の時間を規定する第1の時間データが記憶される
と共に他方または他方の一対のスイッチング装置の最大
オン時間を規定する第2の時間データが記憶された固定
データ記憶部と;シーケンス部から出力される状態信号
が一方または一方の一対のスイッチング装置をオンする
ものであればこれをオンするオン信号を出力すると共に
オン時間計算部から現時点で計算されたオン時間データ
を選択する選択信号を出力し、また、状態信号がスイッ
チング装置の各々をオフするものであればこれらをオフ
するオフ信号を出力すると共に固定データ記憶部から第
1の時間データを選択する選択信号を出力し、また、状
態信号が他方または他方の一対のスイッチング装置をオ
ンするものであればこれをオンするオン信号を出力する
と共に固定データ記憶部から第2の時間データを選択す
る選択信号を出力し、さらに監視電流(負荷電流、スイ
ッチング装置両端に流れる電流または平滑用コンデンサ
に流れる電流等)の大きさに基づいて他方または他方の
一方のスイッチング装置をオフするオフ信号を出力する
と共にトリガー信号を出力させるトリガー発生信号を出
力する状態デコーダと;状態デコーダからの選択信号に
したがってオン時間データ、第1の時間データまたは第
2の時間データを選択するデータセレクタ部と;データ
セレクタ部により選択されたオン時間データ、第1の時
間データまたは第2の時間データに対応する時間をカウ
ントし、その時間に達したときにカウントアップ信号を
出力する一方、トリガー信号によりカウント値をロード
する状態継続時間カウンタと;状態継続時間カウンタか
らカウントアップ信号が出力されたときおよび状態デコ
ーダからトリガー発生信号を入力されたときにトリガー
信号を出力する状態遷移信号生成部と;を具備してい
る。
【0008】請求項2の発明は、請求項1の発明の状態
デコーダに、一方または一方の一対のスイッチング装置
のオン中に流れる回路電流が所定値を超えた場合に一方
または一方の一対のスイッチング装置をオフするオフ信
号を出力すると共にトリガー信号を出力させるトリガー
発生信号を出力する機能を持たせたことを特徴とする。
【0009】請求項3の発明は、直流電源装置の出力端
間に互いに直列的に設けられた一対のスイッチング装置
と;一方のスイッチング装置に対して並列的に設けられ
たインダクタおよび平滑用コンデンサの直列回路と;一
対のスイッチング装置のオンオフに応じてインダクタと
共に共振する共振用のコンデンサと;平滑用コンデンサ
の両端間電圧の大きさに基づいて他方のスイッチング装
置のオン時間を計算するオン時間計算部と;トリガー信
号が供給される毎に複数のスイッチング装置の各々のオ
ンオフ状態を規定する複数の状態信号を順次出力し、最
後の状態信号を出力した後は再び最初の状態信号から出
力するシーケンス部と;スイッチング装置のオンオフ状
態が遷移する際の時間を規定する第1の時間データが記
憶されると共に他方のスイッチング装置の最大オン時間
を規定する第2の時間データが記憶された固定データ記
憶部と;シーケンス部から出力される状態信号が一方の
スイッチング装置をオンするものであればこれをオンす
るオン信号を出力すると共にオン時間計算部から現時点
で計算されたオン時間データを選択する選択信号を出力
し、また、状態信号がスイッチング装置の各々をオフす
るものであればこれらをオフするオフ信号を出力すると
共に固定データ記憶部から第1の時間データを選択する
選択信号を出力し、また、状態信号が他方のスイッチン
グ装置をオンするものであればこれをオンするオン信号
を出力すると共に固定データ記憶部から第2の時間デー
タを選択する選択信号を出力し、さらに監視電流の大き
さに基づいて他方のスイッチング装置をオフするオフ信
号を出力すると共にトリガー信号を出力させるトリガー
発生信号を出力する状態デコーダと;状態デコーダから
の選択信号にしたがってオン時間データ、第1の時間デ
ータまたは第2の時間データを選択するデータセレクタ
部と;データセレクタ部により選択されたオン時間デー
タ、第1の時間データまたは第2の時間データに対応す
る時間をカウントし、その時間に達したときにカウント
アップ信号を出力する一方、トリガー信号によりカウン
ト値をロードする状態継続時間カウンタと;状態継続時
間カウンタからカウントアップ信号が出力されたときお
よび状態デコーダからトリガー発生信号を入力されたと
きにトリガー信号を出力する状態遷移信号生成部と;を
具備している。
【0010】請求項4の発明は、請求項1または2の発
明の構成要素の他に、前記シーケンス部の複数の状態信
号が一巡して出力される回数をカウントし、そのカウン
ト値が所定値に達したときにカウントアップ信号を出力
する発振停止時間カウンタと;前記発振停止時間カウン
タから出力されるカウントアップ信号をカウントし、そ
のカウント値が所定値に達したときに最終停止信号を出
力する安全動作停止カウンタと;をさらに具備し;前記
固定データ記憶部には、前記複数のスイッチング装置を
オンオフする時間よりも比較的に長い最長時間データが
記憶されており;前記状態デコーダは、負荷電圧が所定
値を超えた場合に異常モードに移行して前記複数のスイ
ッチング装置の全ての動作を停止させた後、前記シーケ
ンス部の複数の状態信号が出力される毎に前記最長時間
データを読み出し、前記複数の状態信号の出力が一巡し
た時点で正常モードに戻って前記複数のスイッチング装
置を正常に動作させるオンオフ信号の出力を開始し、こ
れにより再び負荷電圧が所定値を超えた場合には上記動
作を繰り返し行い;前記シーケンス部は、前記安全動作
停止カウンタより前記最終停止信号が出力されると前記
複数のスイッチング装置の全ての動作を電源オフされる
まで保持することを特徴とする。
【0011】請求項5の発明は、請求項1乃至4のいず
れかの発明を利用した放電灯点灯装置であって;請求項
1乃至4のいずれかに記載の高周波発生装置と;高周波
発生装置の出力により点灯される放電灯と;を具備して
いる。請求項6の発明は、請求項5の発明を利用した照
明装置であって;照明装置本体と;前記照明装置本体に
設けられた放電灯と;前記放電灯を点灯する請求項5記
載の放電灯点灯装置と;を具備している。
【0012】
【作用】請求項1の発明では、複数のスイッチング装置
の各々のオンオフを規定する複数の状態のなかで、一方
または一方の一対のスイッチング装置をオンさせる状態
1になると、そのオン時間がコンデンサの両端間電圧の
大きさに基づいて計算された値になる。この計算された
オン時間で一方または一方の一対のスイッチング装置が
オンした直後からそのオン時間までカウントが行われ、
そのオン時間に達すると次の状態2に遷移する。状態2
では全てのスイッチング装置をオフさせるので、そのオ
フ時間が固定データ記憶部42に記憶された第1の時間
データになる。この第1の時間データで全てのスイッチ
ング装置がオフした直後からその第1の時間データのオ
フ時間までカウントが行われ、そのオフ時間に達すると
次の状態3に遷移する。
【0013】状態3では、他方または他方の一対のスイ
ッチング装置をオンさせるので、そのオン時間が固定デ
ータ記憶部42に記憶された第2の時間データになる。
この第2の時間データで他方または他方の一対のスイッ
チング装置がオンした直後からその第2の時間データの
オン時間までカウントが行われ、そのオン時間に達する
と次の状態4に遷移する。状態4では、上記同様に全て
のスイッチング装置をオフさせるので、そのオフ時間が
固定データ記憶部42に記憶された第1の時間データに
なる。以後、状態1から状態4の処理が繰り返し行われ
る。ところで、状態3において、他方または他方の一対
のスイッチング装置がオン期間中の第2の時間データの
時間以内にそのスイッチング装置に流れる電流が所定値
に達すると、その時点でオフになり、次の状態4に遷移
する。
【0014】したがって、スイッチング装置のオン時間
とオフ時間の双方の制御が可能になる。また、過電流に
なると一方または一方の一対のスイッチング装置がオフ
することから、素子が破壊されるような過電流が流れる
ことがない。また、他方または他方の一対のスイッチン
グ装置がオンしたときに流れるスイッチ電流が第2の時
間データの時間以内で所定値を超えなければ、第2の時
間データでそのスイッチング装置が必ずオフすることか
ら、そのスイッチング装置がオンになったままになるこ
とがない。
【0015】請求項2の発明では、状態1において回路
に過電流が流れれば、一方または一方の一対のスイッチ
ング装置がオン期間中であってもその時点でオフにな
り、次の状態2に遷移する。したがって、過電流になる
と一方または一方の一対のスイッチング装置がオフする
ことから、素子が破壊されるような過電流が流れること
がない。請求項3の発明では、複数のスイッチング装置
の各々のオンオフを規定する複数の状態のなかで、一方
のスイッチング装置をオンさせる状態1になると、その
オン時間がコンデンサの両端間電圧の大きさに基づいて
計算された値になる。この計算されたオン時間で一方の
スイッチング装置がオンした直後からそのオン時間まで
カウントが行われ、そのオン時間に達すると次の状態2
に遷移する。状態2では全てのスイッチング装置をオフ
させるので、そのオフ時間が固定データ記憶部42に記
憶された第1の時間データになる。この第1の時間デー
タで全てのスイッチング装置がオフした直後からその第
1の時間データのオフ時間までカウントが行われ、その
オフ時間に達すると次の状態3に遷移する。
【0016】状態3では、他方のスイッチング装置をオ
ンさせるので、そのオン時間が固定データ記憶部42に
記憶された第2の時間データになる。この第2の時間デ
ータで他方のスイッチング装置がオンした直後からその
第2の時間データのオン時間までカウントが行われ、そ
のオン時間に達すると次の状態4に遷移する。状態4で
は、上記同様に全てのスイッチング装置をオフさせるの
で、そのオフ時間が固定データ記憶部42に記憶された
第1の時間データになる。以後、状態1から状態4の処
理が繰り返し行われる。ところで、状態1において回路
に過電流が流れれば、一方のスイッチング装置がオン期
間中であってもその時点でオフになり、次の状態2に遷
移する。
【0017】また、状態3において、他方のスイッチン
グ装置がオン期間中の第2の時間データの時間以内にそ
のスイッチング装置に流れる電流が所定値に達すると、
その時点でオフになり、次の状態4に遷移する。したが
って、スイッチング装置のオン時間とオフ時間の双方の
制御が可能になる。また、過電流になると一方のスイッ
チング装置がオフすることから、素子が破壊されるよう
な過電流が流れることがない。また、他方のスイッチン
グ装置がオンしたときに流れるスイッチ電流が第2の時
間データの時間以内で所定値を超えなければ、第2の時
間データでそのスイッチング装置が必ずオフすることか
ら、そのスイッチング装置がオンになったままになるこ
とがない。
【0018】請求項4の発明では、監視電圧が所定値を
超える毎に全てのスイッチング装置が一時的にオフす
る。その際の停止時間は固定データ記憶部に記憶された
最長時間データの時間をシーケンス部の状態の数を掛け
た値になる。例えば最長時間が25msecで、シーケ
ンス部の状態の数が4であれば、25msec×4=
0.1secになる。この一巡したときの時間を例えば
20回カウントすると、2秒になる。この値が停止時間
になる。そして、一時停止した回数が所定値に達する
と、最終停止信号が出力されて全てのスイッチング装置
が完全に停止する。したがって、負荷が装着されていな
いか、或いは負荷が放電灯であってその寿命末期であっ
た場合には全てのスイッチング装置の動作が完全に停止
する。
【0019】請求項5の発明では、請求項1乃至請求項
4のいずれの発明による高周波発生装置が放電灯点灯装
置に適用される。したがって、高精度かつ安全な制御が
できると共に小型化が図れる放電灯点灯装置が得られ
る。請求項6の発明では、請求項5記載の発明による放
電灯点灯装置が照明装置に適用される。したがって、高
精度かつ安全な制御ができると共に小型化が図れる照明
装置が得られる。
【0020】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の高周波発生装
置、放電灯点灯装置及び照明装置の実施例について説明
する。 (I) 実施例1 図1は本発明に係る高周波発生装置を適用した放電灯点
灯装置の実施例1の構成を示すブロック図、図2は放電
灯点灯装置の高周波発生制御装置の構成を示すブロック
図である。
【0021】(a)放電灯点灯装置100の構成 図1において、20は交流電源であり、その交流出力電
圧がダイオードブリッジ(整流装置)21にて整流さ
れ、その非平滑直流電圧がダイオードブッジ21の出力
端間に直列接続されたハーフブリッジ構成の第1及び第
2のスイッチング装置22、23に印加される。第1及
び第2のスイッチング装置22、23は後述する高周波
発生制御装置24の出力(Dhigh、Dlow )によってダ
イオードブリッジ21の出力周波数より高い周波数で交
互にオンオフする。この場合、第1及び第2のスイッチ
ング装置22、23は、電界効果トランジスタからなる
もので、寄生ダイオードをそれぞれ逆電流通流用のダイ
オードとして利用している。
【0022】第2のスイッチング装置23の両端間に
は、インダクタ回路25と第1のコンデンサ26との直
列回路が介挿されている。第1のコンデンサ26はダイ
オードブリッジ21からの非平滑直流電圧中の脈動分を
減少させる平滑作用を行う。第1のコンデンサ26の両
端間には、この第1のコンデンサ26の両端間の電圧を
検出するためのコンデンサ電圧検出回路27が介挿され
ており、その検出電圧即ちコンデンサ電圧VdcがA/
Dコンバータ40によりデジタル値に変換されて高周波
発生制御装置24に取り込まれる。一方、第1のスイッ
チング装置22の両端間には、インダクタ回路25を介
して第2のコンデンサ28が接続されている。この第2
のコンデンサ28は共振用として使用され、第1のコン
デンサ26の容量に比べて極端に小さな値である。即
ち、インダクタ回路25との共同により、第1及び第2
のスイッチング装置22、23のスイッチング周波数に
おいて振動波形を生ずる値に選定されている。
【0023】インダクタ回路25には負荷である放電灯
(蛍光ランプ、HID等)29が接続されている。第1
のスイッチング装置22がオンした時に回路に流れる電
流が抵抗30によって検出され、コンパレータ48に供
給される。また、第2のスイッチング装置23がオンし
た時にこのスイッチング装置23に流れる電流Iswが変
流器31と抵抗32によって検出される。第1のスイッ
チング装置22がオンした時に回路に流れる電流がコン
パレータ48における基準値(所定値)を超えた時にコ
ンパレータ48の出力が「H」レベルになる。即ち、回
路に過電流Iocが流れた時にコンパレータ48の出力が
「H」レベルになる。
【0024】また、第2のスイッチング装置23がオン
した時にこのスイッチング装置23に流れる電流Iswが
コンパレータ49における基準値(所定値)を超えた時
にコンパレータ49の出力が「H」レベルになる。コン
パレータ48、49の出力及びコンデンサ電圧Vdcが高
周波発生制御装置24に取り込まれる。この高周波発生
制御装置24はこれらの値に基づいて第1及び第2のス
イッチング装置22、23のオンオフを制御する。この
場合、第1及び第2のスイッチング装置22、23は交
互にオンオフするように制御され、これによって発生す
る交流によって放電灯29が継続して放電する。なお、
この実施例の放電灯点灯装置では放電灯29の放電を開
始させることが不可能であり、実際には図示せぬ高圧発
生回路(例えば多倍圧回路)が用いられ、この回路によ
って放電を開始する。放電開始後は本装置の動作により
放電が継続する。
【0025】(b)高周波発生制御装置24の構成 図2において、A/Dコンバータ40によってデジタル
変換されたコンデンサ電圧Vdcがオン(ON)時間計算
部41に取り込まれる。オン時間計算部41はA/Dコ
ンバータ40からのデータに基づいてコンデンサ電圧V
dcが一定となるオン時間を計算し、その結果であるオン
時間データを出力する。42は第1及び第2のスイッチ
ング装置22、23の双方を同時にオフするオフ時間を
設定するデットタイムデータ(第1の時間データ)と、
第2のスイッチング装置23のオン時間の上限を設定す
るDlow 上限値データ(第2の時間データ)とを記憶し
た固定データ記憶部である。
【0026】ここで、図3は第1及び第2のスイッチン
グ装置22、23のオンオフ状態の時間的な遷移を示す
図であり、この図に示すように第1及び第2のスイッチ
ング装置22、23は状態1から4を繰り返す。即ち、
状態1では第1スイッチング装置22と第2のスイッチ
ング装置23の各々が共にオフ、状態2では第1のスイ
ッチング装置22がオンで第2のスイッチング装置23
がオフ、状態3では第1スイッチング装置22と第2の
スイッチング装置23の各々が共にオフ、状態4では第
1のスイッチング装置22がオフで第2のスイッチング
装置23がオンになる。図4は第1及び第2のスイッチ
ング装置22、23のオンオフ波形を示す図であり、状
態1及び状態3の期間T1 、T3 がデットタイムデータ
で規定され、状態2の期間T2 がオン時間データで規定
される。また、状態4の期間T4がDlow 上限値データ
又は電流Iswで規定される。
【0027】図2に戻り、オン時間データ、デットタイ
ムデータ及びDlow 上限値データはデータセレクタ部4
3によって選択され、取り込まれる。このデータセレク
タ部43で取り込まれた各種データは状態継続時間カウ
ンタ44に供給される。この状態継続時間カウンタ44
はロードカウンタと呼ばれ、ロードされたデータ値から
カウントを開始し、カウントアップと同時にカウントア
ップ信号を出力する。このカウントアップ信号は状態遷
移信号生成部45に供給され、状態遷移信号生成部45
はカウントアップ信号を入力することによってトリガー
信号を出力する。このトリガー信号によって状態継続時
間カウンタ44のカウントがリセットされる。また、ト
リガー信号はシーケンス部46にも供給される。シーケ
ンス部46は、例えばジョンソンカウンタ又はバイナリ
ーカウンタ等により構成され、状態遷移信号生成部45
からトリガー信号が供給される毎に第1及び第2のスイ
ッチング装置22、23のオンオフ状態を1ステップづ
つ遷移させる2ビットの信号を出力する。
【0028】このオンオフ4状態を設定する2ビットの
信号は状態デコーダ47に取り込まれる。状態デコーダ
47はシーケンス部46からの2ビットの信号を取り込
むことで、その信号に対応するドライブ出力を行う。即
ち、 状態1:Dhigh=「0」、Dlow =「0」 状態2:Dhigh=「1」、Dlow =「0」 状態3:Dhigh=「0」、Dlow =「0」 状態4:Dhigh=「0」、Dlow =「1」
【0029】また、状態デコーダ47はシーケンス部4
6から現在出力されている2ビットの信号を状態遷移信
号生成部45に供給する。また、状態デコーダ47はコ
ンパレータ48、49のいずれか1つからでも「H」レ
ベルの信号を取り込むと、シーケンス部46から現在出
力されている2ビットの信号の状態を1ステップ進める
ための2ビットのトリガー発生信号を状態遷移信号生成
部45に供給する。この場合、コンパレータ48から
「H」レベルの信号が出力されるのは状態2のときであ
るから、コンパレータ48からの「H」レベルの信号を
取り込むと、状態3に遷移させるトリガー発生信号を出
力する。また、コンパレータ49から「H」レベルの信
号が出力されるのは状態4のときであるから、コンパレ
ータ49からの「H」レベルの信号を取り込むと、状態
1に遷移させるトリガー発生信号を出力する。状態デコ
ーダ47は、更に各状態に応じたデータを選択するため
の選択データをデータセレクタ部43に供給する。この
場合、状態1と状態3のときはデッドタイムデータを選
択し、状態2のときはオン時間データを選択し、状態4
のときはDlow 上限値データを選択する。
【0030】(c)放電灯点灯装置100の主な動作 まず、高周波発生制御装置24の制御によりオン時間デ
ータに基づく時間だけ第1のスイッチ装置22がオン
し、第2のスイッチング装置23がオフする。この期間
にインダクタ回路25、第1のコンデンサ26の経路で
電流が流れ、第1のコンデンサ26が充電される。第1
のスイッチ装置22のオン期間が経過した直後、デッド
タイムデータに応じた時間だけ第1及び第2のスイッチ
ング装置22、23がオフする。そして、デッドタイム
を経過した直後にDlow 上限値データに応じた時間だけ
第1のスイッチング装置22がオフし、また第2のスイ
ッチング装置23がオンする。これにより第1のコンデ
ンサ26の放電が行われ、インダクタ回路25、第2の
スイッチング装置23の経路で電流が流れる。この期間
における電流の流れの方向が前回の場合と逆になるので
1サイクルの交流になる。
【0031】Dlow 上限値データに応じた時間の経過直
後、デッドタイムデータに基づく時間だけ第1及び第2
のスイッチング装置22、23がオフする。ここで、D
low上限値データに基づく時間を経過する以前にコンパ
レータ49の出力が「H」レベル即ち電流Iswが基準値
を超えると、その時点からデッドタイムデータに応じた
時間だけ第1及び第2のスイッチング装置22、23が
オフする。以後同様にして第1及び第2のスイッチング
装置22、23が状態1から状態4のオンオフを繰り返
す。第1及び第2のスイッチング装置22、23が正常
にオンオフしている最中に何等の原因で過電流Iocにな
ってコンパレータ48の出力が「H」レベルになると、
第1のスイッチング装置22が即座にオフした後、第1
及び第2のスイッチング装置22、23が状態3に遷移
する。この場合、過電流Iocが生ずるのは状態2のとき
だけであるから、この場合は状態3に遷移する。
【0032】(d)高周波発生制御装置24の動作 高周波発生制御装置24の動作について図5に示すタイ
ミングチャートを参照しながら説明する。動作として
は、始動時、通常点灯時及び異常信号入力時の3つに分
けることができる。以下、それぞれの場合について説明
する。(イ)始動時 動作の開始直後では、コンデンサ電圧Vdcのデジタル変
換値が「00H 」で、第2のスイッチング装置23に流
れる電流Iswが「0」である。したがって、固定データ
記憶部42からDlow 上限値データが読み出され、この
Dlow 上限値データにより第1及び第2のスイッチング
装置22、23のオン時間が決定される。なお、図5で
はDlow 上限値が3μsecになっているが、この値に
限定されるものではない。
【0033】動作の開始と共にシーケンス部46の2ビ
ット出力が「10」となり、3μsecのDlow 上限値
データが状態継続時間カウンタ44にロードされ、同カ
ウンタ44は3μsecのカウントを開始する。この
間、状態デコーダ47の出力がDhigh=「1」、Dlow
=「0」になって、第1のスイッチング装置22がオン
し、インダクタ回路25、第1のコンデンサ26の経路
で電流が流れる。そして、3μsecカウントすると状
態継続時間カウンタ44からカウントアップ信号が出力
され、状態遷移信号生成部45に供給される。状態遷移
信号生成部45はこれを受けてトリガー信号を出力し、
シーケンス部46の状態を1ステップ進める。これによ
りシーケンス部46の2ビット出力が「00」になり、
状態3に遷移する。状態3に遷移すると、固定データ記
憶部42より0.5μsecのデッドタイムデータが読
み出されて状態継続時間カウンタ44にロードされ、同
カウンタ44が0.5μsecのカウントを開始する。
この間、状態デコーダ47の出力がDhigh=「0」、D
low =「0」になって、第1及び第2のスイッチング装
置22、23が共にオフする。なお、デッドタイムデー
タは0.5μsecに限定されるものではないし、また
可変するようにしてもよい。
【0034】0.5μsecをカウントすると、状態継
続時間カウンタ44からカウントアップ信号が出力され
て状態遷移信号生成部45に供給される。状態遷移信号
生成部45はこれを受けてトリガー信号を出力し、シー
ケンス部46の状態を1ステップ進める。これによりシ
ーケンス部46の2ビット出力が「01」になり、状態
4に遷移する。状態4に遷移すると、固定データ記憶部
42より3μsecのDlow 上限値データが読み出され
て状態継続時間カウンタ44にロードされ、同カウンタ
44が3μsecのカウントを開始する。この間、状態
デコーダ47の出力がDhigh=「0」、Dlow =「1」
になって、第2のスイッチング装置23がオンし、イン
ダクタ回路25、第2のスイッチング装置23の経路で
第1のコンデンサ26の放電による電流が流れる。
【0035】3μsecカウントすると、状態継続時間
カウンタ44からカウントアップ信号が出力されて状態
遷移信号生成部45に供給される。状態遷移信号生成部
45はこれを受けてトリガー信号を出力し、シーケンス
部46の状態を1ステップ進める。これによりシーケン
ス部46の2ビット出力が「00」になり、状態1に遷
移する。上記動作は放電灯29が点灯するまで繰り返し
行われる。そして、放電灯29が点灯するまでになると
コンデンサ電圧Vdcが増加してくるので、オン時間が短
くなる。例えば図5に示すようにコンデンサ電圧Vdcに
基づくオン時間データが「00」から「0F」になる。
【0036】(ロ)通常点灯時 通常点灯時に移行した後、Dlow 上限値データによる第
2のスイッチング装置23のオン中に電流Iswが基準値
を超えてコンパレータ49の出力が「H」レベルになる
と、状態デコーダ47の出力がDhigh=「0」、Dlow
=「0」になる。また同時に状態デコーダ47から、現
在のシーケンス部46の出力を1ステップ進めるための
トリガー発生信号が状態遷移信号生成部45に供給され
る。これにより状態遷移信号生成部45からトリガー信
号が出力され、状態継続時間カウンタ44がリセットさ
れると共にシーケンス部46の2ビット出力が「00」
になって、状態1に遷移する。また、コンパレータ49
の出力が状態デコーダ47に供給されることにより、固
定データ記憶部42より0.5μsecのデッドタイム
データが読み出されて状態継続時間カウンタ44にロー
ドされ、同カウンタ44が0.5μsecのカウントを
開始する。このように、第2のスイッチング装置23の
オン中に電流Iswが基準値を超えてコンパレータ49の
出力が「H」レベルになると、3μsecをカウントす
ることなく次の状態に遷移する。なお、通常の状態では
電流Iswにより第2のスイッチング装置23のオン時間
が規定される。
【0037】(ハ)異常信号入力時 第1のスイッチング装置22のオン中に過電流Iocにな
ってコンパレータ48の出力が「H」レベルになると、
状態デコーダ47の出力がDhigh=「0」、Dlow =
「0」になる。また同時に状態デコーダ47から、現在
のシーケンス部46の出力を1ステップ進めるためのト
リガー発生信号が状態遷移信号生成部45に供給され
る。これにより状態遷移信号生成部45からトリガー信
号が出力されて状態継続時間カウンタ44がリセットさ
れると共にシーケンス部46の2ビット出力が「00」
になって状態3に遷移する。このように第1のスイッチ
ング装置22のオン中に過電流Iocになってコンパレー
タ48の出力が「H」レベルになると、状態継続時間カ
ウンタ44がカウントアップする前に第1のスイッチン
グ装置22を即座にオフし、次の状態に遷移する。
【0038】このようにこの実施例1では、第1及び第
2のスイッチング装置22、23のオンオフを状態1〜
状態4に基づいて決定し、更にこの4状態を繰り返し行
う。この際、第1のスイッチング装置22のオン時間を
コンデンサ電圧Vdcに基づいて変化させ、第2のスイッ
チング装置23のオン時間を電流Isw又はDlow 上限値
に基づいて変化させる。更に、第1のスイッチング装置
22がオンした後に過電流Iocが検出されればオン時間
を経過するまでもなく即座にオフし、状態を次のステッ
プに遷移させる。したがって、第1及び第2のスイッチ
ング装置22、23のオンオフをデジタル方式で、かつ
オンオフの双方の期間を変化させることから、高精度な
制御が可能になる。また、第1のスイッチング装置22
がオン中に過電流Iocが流れた時には即座にオフさせる
ので、過電流Iocによる破壊を防止できる。
【0039】(II)実施例2 図6は本発明に係る高周波発生装置の実施例2を適用し
た放電灯点灯装置の構成を示すブロック図、図7は放電
灯点灯装置の高周波発生制御装置の構成を示すブロック
図である。 (a)放電灯点灯装置110及び高周波発生制御装置6
0の構成 この実施例の放電灯点灯装置110は、放電灯29の放
電を開始させるための多倍圧回路58と、ランプ電圧V
l を検出する抵抗59と、このランプ電圧Vlを基準値
(所定値)と比較するコンパレータ50とを有すると共
に安全性を向上させた高周波発生制御装置60を有する
ものであり、実施例1と比べてより実際的な回路構成に
なっている。なお、多倍圧回路58及び高周波発生制御
装置60以外は実施例1と同様であるので、対応する部
分には同一の符号を付している。
【0040】多倍圧回路58は、周知の如く変圧器を用
いないで入力電圧の複数倍の直流出力が得られるように
した整流器回路である。高周波発生制御装置60は、不
点灯時発振停止時間タイマ62及び安全動作停止タイマ
63を有し、更に不点灯時発振停止時間タイマ62を制
御する機能を持つ状態デコーダ61と、安全動作停止タ
イマ63からの最終停止信号を取り込むことによって状
態の遷移を停止する機能を持つシーケンス部64とを有
している。また、固定データ記憶部42にはデッドタイ
ムデータ及びDlow 上限値データの他に最長時間データ
が記憶されている。この最長時間データはランプ電圧V
lが異常に上昇してコンパレータ50の出力が「H」レ
ベルになったときにデータセレクタ部43によって読み
出され、状態継続時間カウンタ44にロードされる。
【0041】状態デコーダ61は、コンパレータ50の
出力が「H」レベルになったことを受けると通常モード
から異常モードに入り、その出力をDhigh=「0」、D
low=「0」にする。また同時に現在のシーケンス部6
4の出力を1ステップ進めるためのトリガー発生信号を
状態遷移信号生成部45に供給する。これにより、状態
遷移信号生成部45からトリガー信号が出力されて状態
継続時間カウンタ44がリセットされると共にシーケン
ス部46の2ビット出力が「00」になって状態3に遷
移する。状態デコーダ61は、現在のシーケンス部64
の出力を1ステップ進めるためのトリガー発生信号を状
態遷移信号生成部45に供給した直後、固定データ記憶
部42より最長時間データ(例えば25msec)を読
み出す制御を行う。また、状態デコーダ61は、不点灯
時発振停止時間タイマ62に対して0.1sec毎にパ
ルスを供給する。
【0042】ここで、「0.1sec」は25msec
(最長時間)を4倍することにより得られ、「4」はシ
ーケンス部64の4つの状態より得られる。即ち、シー
ケンス部64の4つの状態を一巡することで「0.1s
ec」になる。状態デコーダ61は、不点灯時発振停止
時間タイマ62が2secカウントしてカウントアップ
した時に出力される解除信号を取り込むことにより異常
モードから通常モードに移行する。そして、その直後に
2ビット出力を「00」にして状態1に設定し、再び通
常モードにおける動作を開始する。
【0043】不点灯時発振停止時間タイマ62は、上述
したようにシーケンス部64の状態が「1」から「4」
までを一巡する数を数え、その数が「20」(即ち各状
態間の遷移時間が25msecであるから一巡が0.1
secで、その20倍で2sec)になると解除信号を
出力する。また、不点灯時発振停止時間タイマ62は、
解除信号の出力と共にカウントアップ信号を出力する。
そのカウントアップ信号は安全動作停止タイマ63に供
給される。安全動作停止タイマ63は2sec毎に不点
灯時発振停止時間タイマ62より供給されるカウントア
ップ信号をカウントし、そのカウント数が「210」即
ち2sec×210=420sec(=7分)になった
場合、最終停止信号をシーケンス部64に供給する。こ
こで、最終停止信号が出力される場合とは、主に放電灯
29が装着されていないか或いは放電灯29が寿命末期
になっている場合である。シーケンス部64は最終停止
信号を取り込むと、2ビット出力を「00」にしてその
値を電源オフまで保持する。
【0044】(b)高周波発生制御装置60の動作 上記構成において、ランプ電圧Vl が異常に上昇してコ
ンパレータ50の出力が「H」レベルになると、状態デ
コーダ61はこれを受けて異常モードに移行し、その出
力をDhigh=「0」、Dlow =「0」にする。また同時
に現在のシーケンス部64の出力を1ステップ進めるた
めのトリガー発生信号を状態遷移信号生成部45に供給
する。これにより状態遷移信号生成部45からトリガー
信号が出力され、状態継続時間カウンタ44がリセット
されると共にシーケンス部46の2ビット出力が「0
0」になって状態3に遷移する。なお、ランプ電圧Vl
が最初に出力される場合は状態2の場合即ちシーケンス
部46の2ビット出力が「10」の場合である。
【0045】状態デコーダ61は、状態遷移信号生成部
45に対し、現在のシーケンス部64の出力を1ステッ
プ進めるためのトリガー発生信号を供給した直後、デー
タセレクタ部43に対して固定データ記憶部42より最
長時間データを読み出す制御を行う。データセレクタ部
43はこれを受けて固定データ記憶部42より最長時間
データを読み出し、状態継続時間カウンタ44にロード
する。状態継続時間カウンタ44は最長時間データで示
される最長時間即ち25msecのカウントを開始し、
25msecをカウントするとカウントアップ信号を状
態遷移信号生成部45に供給する。状態遷移信号生成部
45は、カウントアップ信号が供給されることでトリガ
ー信号を出力する。このトリガー信号により状態継続時
間カウンタ44のカウント値がリセットされると共にシ
ーケンス部64の2ビット出力が「01」になって状態
4に遷移する。
【0046】状態4に遷移すると、状態デコーダ61は
再びデータセレクタ部43に対して固定データ記憶部4
2より最長時間データを読み出す制御を行い、最長時間
データに基づく時間を状態継続時間カウンタ44にてカ
ウントさせる。25msecのカウントが行われた後、
状態遷移信号生成部45よりトリガー信号が出力されて
シーケンス部64の2ビット出力が「01」になって状
態1に遷移する。以後同様に25msec毎にシーケン
ス部64の状態が1ステップ進む。そして、シーケンス
部64の状態が一巡すると、状態デコード61から1つ
のパルスが不点灯時発振停止時間カウンタ62に供給さ
れ、カウントされる。そして、シーケンス部64の状態
が20周すると、2秒に達するから不点灯時発振停止時
間カウンタ62から解除信号が出力されると共にカウン
トアップ信号が出力される。
【0047】カウントアップ信号は安全動作停止タイマ
63に供給されてカウントされる。一方、解除信号は状
態デコーダ61に供給される。状態デコーダは解除信号
を取り込むことにより、異常モードから遷移モードに移
行し、状態2から再び動作を開始する。この場合、シー
ケンス部64の2ビット出力が「10」の状態2の状態
にある。なお、必ずしもコンパレータ50の出力が
「H」レベルになるのが状態2の場合とは限らないの
で、異常モードから正常モードに移行しても状態2から
始まるものではない。正常モードに移行して再び放電灯
29の始動が開始されてもコンパレータ50の出力が
「H」レベルになると上記動作を繰り返す。そして、2
secの動作を210回繰り返すと安全動作停止タイマ
63がカウントアップし、最終停止信号が出力される。
最終停止信号が出力されると、シーケンス部64はその
2ビット出力を「00」にしてその値を電源オフまで保
持する。これにより放電灯29が装着されていないか或
いは放電灯29の寿命末期であっても、確実に始動が停
止する。
【0048】このようにこの実施例2では、放電灯29
が装着されていないか或いは放電灯29の寿命末期等の
原因により、始動時にランプ電圧Vl が異常に上昇して
コンパレータ50の出力が「H」レベルになると異常モ
ードに移行し、状態デコーダ61の出力がDhigh=
「0」、Dlow =「0」になり、第1及び第2のスイッ
チング装置22、23が共にオフする。この状態が2秒
間継続した後、2秒後に正常モードに移行して再び始動
が行われる。この場合もコンパレータ50の出力が
「H」レベルになると上記同様の動作を行う。この動作
が210回行われると、最終的にシーケンス部64の2
ビット出力が「00」に保持される。したがって、放電
灯29が装着されていない場合や放電灯29の寿命末期
時に高圧が出力されるようなことがあっても、7分間の
2秒毎に始動を繰り返した後に完全に動作を停止するの
で、安全性を充分に確保することができる。
【0049】また、この実施例2では、シーケンス部6
4で設定される4つの状態の各々について最長時間を状
態継続時間カウンタ44にてカウントさせるので、数十
MHzオーダのクロック信号を直接使用して不点灯時発
振停止時間タイマ62及び安全動作停止タイマ63を動
作させる場合と比べて分周器の段数を少なくすることが
できる。これによりコストの低減や小型化を図ることが
できる。なお、最長時間をオン時間データ、デッドタイ
ムデータ及びDlow 上限値データの各時間のオーダ(μ
sec)と掛け離れた値とした場合は、ビット数の多い
(例えば16ビット)の状態継続時間カウンタ44を使
用することになるが、コストとの兼ね合いから最適な最
長時間を決定するとよい。
【0050】(III) 実施例3 図8は本発明に係る照明装置の外観を示す斜視図であ
る。この照明装置は、照明装置本体120と、上記実施
例1、2のうちのいずれか1つの放電灯点灯装置100
(110)と、この放電灯点灯装置100(110)の
出力により点灯する放電灯29とを備えている。放電灯
29は2つのソケット121にて固定されると共にこれ
らを介して電源が供給される。
【0051】なお、本発明は上記実施例に限らず、本発
明の目的の範囲内で各種の実施態様が可能である。具体
的には、次のようにしても良い。 (イ)実施例1及び2では、高周波発生装置をハーフブ
リッジ構成の放電灯点灯装置100(110)に適用し
たが、フルブリッジ構成の放電灯点灯装置にも適用する
ことが可能である。 (ロ)高周波発生装置を放電灯点灯装置100(11
0)に適用する以外にも直流モータを駆動する駆動装置
をはじめてとして各種用途に適用することができる。 (ハ)上記実施例2では、最長時間データを25mse
cとし、また、不点灯発振停止時間タイマ62を2秒カ
ウンタとし、また安全動作停止タイマ63を7分カウン
タとしたが、これらの値に限定されるものではなく、様
々な値を選択してもよい。 (ニ)上記実施例1及び2の高周波発生装置はIC化が
可能であり、このようにすることで小型及び軽量化並び
に低価格化が図れる。無論、IC化することなくディス
クリート素子で構成してもよい。
【0052】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、各スイッチン
グ装置の各々のオン時間とオフ時間の双方を制御するの
で、高精度な制御が可能になる。また、他方または他方
の一対のスイッチング装置がオンしたときに流れるスイ
ッチ電流が第2の時間データの時間以内に所定値を超え
なければ、第2の時間データでそのスイッチング装置を
必ずオフするので、動作の信頼性向上が図れる。請求項
2の発明によれば、過電流になると一方または一方の一
対のスイッチング装置をオフするので、過電流による素
子の破壊を防止することができ、動作の信頼性向上が図
れる。請求項3の発明によれば、各スイッチング装置の
各々のオン時間とオフ時間の双方を制御するので、高精
度な制御が可能になる。また、他方のスイッチング装置
がオンしたときに流れるスイッチ電流が第2の時間デー
タの時間以内に所定値を超えなければ、第2の時間デー
タでそのスイッチング装置を必ずオフするので、動作の
信頼性向上が図れる。
【0053】請求項4の発明によれば、負荷が装着され
ていないか、或いは負荷が放電灯であってその寿命末期
であった場合には全てのスイッチング装置の動作を完全
に停止するので、感電防止が可能になり、安全の充分な
確保が可能になる。また、シーケンス部で設定される4
つの状態の各々について最長時間を状態継続時間カウン
タにてカウントさせるので、数十MHzオーダのクロッ
ク信号を直接使用して不点灯時発振停止時間タイマ及び
安全動作停止タイマを動作させる場合と比べて分周器の
段数を少なくすることができ、コストの低減や小型化が
図れる。請求項5の発明によれば、請求項1乃至請求項
4のいずれの発明による高周波発生装置を放電灯点灯装
置に適用するので、高精度かつ安全な制御ができると共
に小型化が図れる放電灯点灯装置が得られる。請求項6
の発明によれば、請求項5記載の発明による放電灯点灯
装置が照明装置に適用される。したがって、高精度かつ
安全な制御ができると共に小型化が図れる照明装置が得
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る高周波発生装置を適用した放電灯
点灯装置の実施例1の構成を示すブロック図である。
【図2】同実施例の放電灯点灯装置の高周波発生制御装
置の構成を示すブロック図である。
【図3】同実施例の放電灯点灯装置の高周波発生制御装
置のスイッチング装置のオンオフの状態の遷移を示す図
である。
【図4】同実施例の放電灯点灯装置の高周波発生制御装
置のスイッチング装置のオンオフの状態を示す波形図で
ある。
【図5】同実施例の放電灯点灯装置の高周波発生制御装
置の動作を示すタイムチャートである。
【図6】本発明に係る高周波発生装置を適用した放電灯
点灯装置の実施例2の構成を示すブロック図である。
【図7】同実施例の放電灯点灯装置の高周波発生制御装
置の構成を示すブロック図である。
【図8】本発明に係る高周波発生装置を適用した照明装
置の外観を示す斜視図である。
【符号の説明】
22 第1スイッチング装置 23 第2スイッチング装置 24、60 高周波発生制御装置 25 インダクタ回路 26 コンデンサ 29 放電灯 41 オン時間計算部 42 固定データ記憶部 43 データセレクタ部 44 状態継続時間カウンタ 45 状態遷移信号生成部 46、64 シーケンス部 47、61 状態デコーダ 62 不点灯時発振停止時間タイマ 63 安全動作停止タイマ 100、110 放電灯点灯装置 120 照明装置本体

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流電源装置の出力端間に設けられて、
    ハーフブリッジまたはフルブリッジを構成する複数のス
    イッチング装置と;トリガー信号が供給される毎に複数
    のスイッチング装置の各々のオンオフ状態を規定する複
    数の状態信号を順次出力し、最後の状態信号を出力した
    後は再び最初の状態信号から出力するシーケンス部と;
    監視電圧の大きさに基づいて一方または一方の一対のス
    イッチング装置のオン時間を計算するオン時間計算部
    と;スイッチング装置のオンオフ状態が遷移する際の時
    間を規定する第1の時間データが記憶されると共に他方
    または他方の一対のスイッチング装置の最大オン時間を
    規定する第2の時間データが記憶された固定データ記憶
    部と;シーケンス部から出力される状態信号が一方また
    は一方の一対のスイッチング装置をオンするものであれ
    ばこれをオンするオン信号を出力すると共にオン時間計
    算部から現時点で計算されたオン時間データを選択する
    選択信号を出力し、また、状態信号がスイッチング装置
    の各々をオフするものであればこれらをオフするオフ信
    号を出力すると共に固定データ記憶部から第1の時間デ
    ータを選択する選択信号を出力し、また、状態信号が他
    方または他方の一対のスイッチング装置をオンするもの
    であればこれをオンするオン信号を出力すると共に固定
    データ記憶部から第2の時間データを選択する選択信号
    を出力し、さらに監視電流の大きさに基づいて他方また
    は他方の一方のスイッチング装置をオフするオフ信号を
    出力すると共にトリガー信号を出力させるトリガー発生
    信号を出力する状態デコーダと;状態デコーダからの選
    択信号にしたがってオン時間データ、第1の時間データ
    または第2の時間データを選択するデータセレクタ部
    と;データセレクタ部により選択されたオン時間デー
    タ、第1の時間データまたは第2の時間データに対応す
    る時間をカウントし、その時間に達したときにカウント
    アップ信号を出力する一方、トリガー信号によりカウン
    ト値をロードする状態継続時間カウンタと;状態継続時
    間カウンタからカウントアップ信号が出力されたときお
    よび状態デコーダからトリガー発生信号を入力されたと
    きにトリガー信号を出力する状態遷移信号生成部と;を
    具備していることを特徴とする高周波発生装置。
  2. 【請求項2】 前記状態デコーダは、一方または一方の
    一対のスイッチング装置のオン中に流れる回路電流が所
    定値を超えた場合に一方または一方の一対のスイッチン
    グ装置をオフするオフ信号を出力すると共にトリガー信
    号を出力させるトリガー発生信号を出力することを特徴
    とする請求項1記載の高周波発生装置。
  3. 【請求項3】 直流電源装置の出力端間に互いに直列的
    に設けられた一対のスイッチング装置と;一方のスイッ
    チング装置に対して並列的に設けられたインダクタおよ
    び平滑用コンデンサの直列回路と;一対のスイッチング
    装置のオンオフに応じてインダクタと共に共振する共振
    用のコンデンサと;平滑用コンデンサの両端間電圧の大
    きさに基づいて他方のスイッチング装置のオン時間を計
    算するオン時間計算部と;トリガー信号が供給される毎
    に複数のスイッチング装置の各々のオンオフ状態を規定
    する複数の状態信号を順次出力し、最後の状態信号を出
    力した後は再び最初の状態信号から出力するシーケンス
    部と;スイッチング装置のオンオフ状態が遷移する際の
    時間を規定する第1の時間データが記憶されると共に他
    方のスイッチング装置の最大オン時間を規定する第2の
    時間データが記憶された固定データ記憶部と;シーケン
    ス部から出力される状態信号が一方のスイッチング装置
    をオンするものであればこれをオンするオン信号を出力
    すると共にオン時間計算部から現時点で計算されたオン
    時間データを選択する選択信号を出力し、また、状態信
    号がスイッチング装置の各々をオフするものであればこ
    れらをオフするオフ信号を出力すると共に固定データ記
    憶部から第1の時間データを選択する選択信号を出力
    し、また、状態信号が他方のスイッチング装置をオンす
    るものであればこれをオンするオン信号を出力すると共
    に固定データ記憶部から第2の時間データを選択する選
    択信号を出力し、さらに監視電流の大きさに基づいて他
    方のスイッチング装置をオフするオフ信号を出力すると
    共にトリガー信号を出力させるトリガー発生信号を出力
    する状態デコーダと;状態デコーダからの選択信号にし
    たがってオン時間データ、第1の時間データまたは第2
    の時間データを選択するデータセレクタ部と;データセ
    レクタ部により選択されたオン時間データ、第1の時間
    データまたは第2の時間データに対応する時間をカウン
    トし、その時間に達したときにカウントアップ信号を出
    力する一方、トリガー信号によりカウント値をロードす
    る状態継続時間カウンタと;状態継続時間カウンタから
    カウントアップ信号が出力されたときおよび状態デコー
    ダからトリガー発生信号を入力されたときにトリガー信
    号を出力する状態遷移信号生成部と;を具備しているこ
    とを特徴とする高周波発生装置。
  4. 【請求項4】 前記シーケンス部の複数の状態信号が一
    巡して出力される回数をカウントし、そのカウント値が
    所定値に達したときにカウントアップ信号を出力する発
    振停止時間カウンタと;前記発振停止時間カウンタから
    出力されるカウントアップ信号をカウントし、そのカウ
    ント値が所定値に達したときに最終停止信号を出力する
    安全動作停止カウンタと;をさらに具備し;前記固定デ
    ータ記憶部には、前記複数のスイッチング装置をオンオ
    フする時間よりも比較的に長い最長時間データが記憶さ
    れており;前記状態デコーダは、負荷電圧が所定値を超
    えた場合に異常モードに移行して前記複数のスイッチン
    グ装置の全ての動作を停止させた後、前記シーケンス部
    の複数の状態信号が出力される毎に前記最長時間データ
    を読み出し、前記複数の状態信号の出力が一巡した時点
    で正常モードに戻って前記複数のスイッチング装置を正
    常に動作させるオンオフ信号の出力を開始し、これによ
    り再び負荷電圧が所定値を超えた場合には上記動作を繰
    り返し行い;前記シーケンス部は、前記安全動作停止カ
    ウンタより前記最終停止信号が出力されると前記複数の
    スイッチング装置の全ての動作を電源オフされるまで保
    持することを特徴とする請求項1または3のいずれかに
    記載の高周波発生装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれかに記載の高周
    波発生装置と;高周波発生装置の出力により点灯される
    放電灯と;を具備していることを特徴とする放電灯点灯
    装置。
  6. 【請求項6】 照明装置本体と;前記照明装置本体に設
    けられた放電灯と;前記放電灯を点灯する請求項5記載
    の放電灯点灯装置と;を具備していることを特徴とする
    照明装置。
JP7149287A 1995-06-15 1995-06-15 高周波発生装置、放電灯点灯装置および照明装置 Withdrawn JPH099646A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001069795A (ja) * 1999-08-31 2001-03-16 Keihin Corp エンジン発電機
JP4881440B2 (ja) * 2006-09-28 2012-02-22 オスラム シルヴェニア インコーポレイテッド 改善された過電流保護回路を有するインバータ、電源ならびに電子安定回路

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JP4881440B2 (ja) * 2006-09-28 2012-02-22 オスラム シルヴェニア インコーポレイテッド 改善された過電流保護回路を有するインバータ、電源ならびに電子安定回路

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