JPH0996891A - ハロゲン化銀写真感光材料および画像形成方法 - Google Patents
ハロゲン化銀写真感光材料および画像形成方法Info
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- JPH0996891A JPH0996891A JP7269097A JP26909795A JPH0996891A JP H0996891 A JPH0996891 A JP H0996891A JP 7269097 A JP7269097 A JP 7269097A JP 26909795 A JP26909795 A JP 26909795A JP H0996891 A JPH0996891 A JP H0996891A
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Abstract
によるハロゲン化銀写真感光材料の検知に関する問題を
解決する。 【解決手段】 支持体、少なくとも一層のハロゲン化銀
乳剤層および少なくとも一層の非感光性親水性コロイド
層を有し、該ハロゲン化銀乳剤層または該親水性コロイ
ド層が700乃至1100nmの赤外領域に吸収極大波
長を有する色素を含むハロゲン化銀写真感光材料におい
て、該色素を、ハロゲン化銀写真感光材料の処理液によ
り実質的に除去されない固体微粒子の状態で該ハロゲン
化銀乳剤層または該親水性コロイド層中に分散する。
Description
も一層のハロゲン化銀乳剤層および少なくとも一層の非
感光性親水性コロイド層を有し、700乃至1100n
mの赤外領域に吸収極大波長を有する色素を含むハロゲ
ン化銀写真感光材料およびそれを用いる画像形成方法に
関する。
現像は、現像機を用いて自動的に処理する場合が普通で
ある。通常の自動現像機には、ハロゲン化銀写真感光材
料の挿入を検知して、現像処理を開始する機構が設けら
れている。写真感光材料の画像露光装置にも、同様の検
知機構が設けられている場合がある。検知する機構とし
ては、光源と受光素子からなる光学的センサーが用いら
れる。光源と受光素子との間に、ハロゲン化銀写真感光
材料が侵入すると光が遮られて、挿入を検知することが
できる。検知のためには、感光材料中のハロゲン化銀が
感光しない領域、一般に700乃至1100nmの赤外
領域の波長を有する光が用いられる。このような検知機
構は、ハロゲン化銀写真感光材料が上記領域に一定値以
上の光吸収があることを前提に設計されている。従来の
一般的なハロゲン化銀写真感光材料は、検知のために充
分な値の光吸収を有している。
料の現像では、迅速な処理が要求される。上記の自動現
像機の使用も、迅速処理の要求に対応するものである。
さらに、処理液の補充量の低減も要求されている。迅速
処理と補充量の低減についての要求は、医療診断用のX
線白黒写真感光材料において、特に顕著である。迅速処
理と補充量の低減を達成するためには、写真感光材料に
含まれるハロゲン化銀の量を減少させることが最も有効
である。このため、低ハロゲン化銀量でも充分な感度を
得るために、ハロゲン化銀の感度を上昇させるなど、写
真感光材料に様々な改良が加えられている。その結果と
して、最近のハロゲン化銀写真感光材料、特にX線白黒
写真感光材料としては、ハロゲン化銀の量が著しく少な
い(塗布銀量で4g/m2 未満の)ものが市販されるよ
うになった。
が、4g/m2 未満になると、前記の検知のための光吸
収が不充分になる。その結果、最近のハロゲン化銀量の
少ない写真感光材料は、自動現像機や画像露光装置に設
けられている機構で検知することが非常に難しくなっ
た。以上の問題を解決するため、ハロゲン化銀写真感光
材料に赤外領域に吸収を有する色素を添加することが提
案されている。ただし、赤外領域に吸収を有する色素
は、一般に可視領域(主に赤色領域)にも吸収を有して
いる。このような色素が画像形成後の写真感光材料中に
残存すると、得られる画像が不鮮明になる。このため、
従来の技術では、ハロゲン化銀写真感光材料の処理液に
より、色素を写真感光材料から除去していた。
銀量が4g/m2 未満の放射線写真感光材料において、
乳剤層の反対側の面の少なくとも一つの層に赤外線吸収
成分を添加することを提案している。赤外線吸収成分の
添加方法としては、水溶性染料をそのまま層の塗布液に
添加する方法、高沸点有機溶媒を用いて層中に分散する
方法(周知のカプラーの分散方法と同様の方法)、ハロ
ゲン化銀粒子のような金属塩微粒子に吸着させて層中に
分散する方法およびラテックスに添加して層中に分散す
る方法が開示されている(同公報3頁右下欄〜4頁左上
欄記載)。赤外線吸収成分としては、現像処理時に脱色
あるいは脱着し、実質的に無色となるものが良いとされ
ている(同公報3頁左上欄記載)。同公報の実施例1で
は、赤外線吸収色素(同公報8頁右上欄記載)をハロゲ
ン化銀粒子に吸着させて使用している。この赤外線吸収
色素は、可視領域にもかなり強い吸収を有する。このよ
うな色素を用いると、現像処理時に粒子から色素を脱着
し、処理液により色素を写真感光材料から除去する必要
がある。
の赤外線吸収色素を非感光性層に含有する赤外感光性ハ
ロゲン化銀感光材料が開示されている。同公報には、赤
外線吸収色素は、処理液中に溶出する無機塩に吸着させ
て非感光性層に添加することが好ましいと記載されてい
る(同公報8頁右上欄〜左下欄)。また、赤外線吸収色
素の添加量も、色素を写真感光材料から処理液中へ除去
することを前提に説明されている(同公報8頁左下欄〜
右下欄)。同公報記載の各実施例では、写真感光材料中
の赤外線吸収色素は、いずれも処理液中に溶出すること
により除去されている。特開平3−138640号公報
には、溶液状態における光吸収極大波長が700nm乃
至1700nmである色素を固体微粒子状で親水性コロ
イド層中に含有するハロゲン化銀写真感光材料が開示さ
れている。同公報には、色素として、画像形成処理中に
処理液中へ流出したり、あるいは化学反応によって脱色
する性質の化合物が好ましいと記載されている(同公報
3頁左上欄)。同公報記載の各実施例でも、写真感光材
料中の赤外線吸収色素は、処理液中に溶出することによ
り除去されている。
い、赤外線吸収色素をハロゲン化銀写真感光材料に添加
し、その色素を処理液により除去することによって、赤
外線によるハロゲン化銀写真感光材料の検知に関する問
題を解決することができる。しかし、本発明者の研究に
よると、従来技術には別の問題が生じている。前述した
ように、赤外線による写真感光材料の検知における問題
は、処理液の補充量の低減により生じていたものであ
る。処理液を用いて色素を除去すると、処理液の機能的
な負担が大きくなる。実用上色素を充分に除去するため
には、処理液の補充量を低減することが困難になる。従
って、ハロゲン化銀写真感光材料から色素を除去するた
めには、ある一定量以上の処理液を補充する必要があ
る。本発明の目的は、処理液の補充量を増加することな
く、赤外線によるハロゲン化銀写真感光材料の検知に関
する問題を解決することである。
ロゲン化銀写真感光材料(1)〜(3)および画像形成
方法(4)により達成された。 (1)支持体、少なくとも一層のハロゲン化銀乳剤層お
よび少なくとも一層の非感光性親水性コロイド層を有
し、該ハロゲン化銀乳剤層または該親水性コロイド層が
700乃至1100nmの赤外領域に吸収極大波長を有
する色素を含むハロゲン化銀写真感光材料であって、該
色素が、ハロゲン化銀写真感光材料の処理液により実質
的に除去されない固体微粒子の状態で該ハロゲン化銀乳
剤層または該親水性コロイド層中に分散していることを
特徴とするハロゲン化銀写真感光材料。 (2)上記色素が、下記式(I)で表わされるシアニン
染料である(1)に記載のハロゲン化銀写真感光材料。
てもよい5員または6員の含窒素複素環を形成する非金
属原子群であり;R1 およびR2 は、それぞれアルキル
基、アルケニル基またはアラルキル基であり;Lは5、
7または9個のメチン基が二重結合が共役するように結
合している連結基であり;a、bおよびcは、それぞれ
0または1であり;そしてXはアニオンである。 (3)上記色素が、下記式(II)で表わされるレーキシ
アニン染料である(1)1に記載のハロゲン化銀写真感
光材料。
アニン染料の骨格であり;AはDに置換基として結合し
ているアニオン性解離基であり;Yはカチオンであり;
mは2から5の整数であり;そして、nは電荷バランス
に必要な1から5の整数である。
てもよい5員または6員の含窒素複素環を形成する非金
属原子群であり;R1 およびR2 は、それぞれアルキル
基、アルケニル基またはアラルキル基であり;Lは5、
7または9個のメチン基が二重結合が共役するように結
合している連結基であり;そして、aおよびbは、それ
ぞれ0または1である。
化銀乳剤層および少なくとも一層の非感光性親水性コロ
イド層を有し、該ハロゲン化銀乳剤層または該親水性コ
ロイド層が700乃至1100nmの赤外領域に吸収極
大波長を有する色素を含み、該色素が固体微粒子の状態
で該ハロゲン化銀乳剤層または該親水性コロイド層中に
分散しているハロゲン化銀写真感光材料を像様露光する
工程;像様露光したハロゲン化銀写真感光材料を自動現
像機の挿入口に入れると同時に、ハロゲン化銀写真感光
材料の挿入を赤外線検知器により検知する工程;そして
赤外線検知器からの検知信号により自動現像機を作動さ
せ、それにより挿入されたハロゲン化銀写真感光材料に
処理液を用いた現像処理を実施する工程を順次実施する
画像形成方法であって、上記現像処理の処理液により、
上記色素がハロゲン化銀写真感光材料から実質的に除去
されないことを特徴とする画像形成方法。
外領域に吸収極大波長を有する色素(以下、赤外線吸収
色素と略する場合がある)について研究を進めたとこ
ろ、赤外線吸収色素を固体微粒子の状態で層中に分散す
ると、色素の吸収極大波長が、溶液状態における測定値
よりも大幅に長波長側に移行することが判明した。層中
に分散した赤外線吸収色素の固体微粒子の吸収極大波長
は、溶液中で測定した吸収極大波長よりも、50nm以
上大きな値になる。吸収極大波長が長波長側に移行する
ことに伴い、色素の可視領域における吸収も大幅に減少
する。このため、赤外線吸収色素を固体微粒子の状態で
ハロゲン化銀写真感光材料の層中に分散すれば、色素を
処理液により除去する必要がなくなる。従って、赤外線
吸収色素を、ハロゲン化銀写真感光材料の処理液により
実質的に除去されない固体微粒子の状態で、写真感光材
料に添加することが可能である。本発明のハロゲン化銀
写真感光材料に含まれる赤外線吸収色素は、処理液によ
り除去する必要もなく、かつ実際に処理液により除去さ
れることもない。処理液による色素の除去が不要である
ため、処理液の補充量を減少させることが可能である。
従って、本発明の写真感光材料は、処理液の補充量を増
加することなく、赤外線によるハロゲン化銀写真感光材
料の検知に関する問題を解決することができる。
料は、赤外線吸収色素が、ハロゲン化銀写真感光材料の
処理液により実質的に除去されない固体微粒子の状態で
ハロゲン化銀乳剤層または親水性コロイド層中に分散し
ていることを特徴とする。赤外線吸収色素は、700乃
至1100nmの赤外領域に、吸収極大波長を有する。
吸収極大波長は、800乃至1000nmであることが
好ましく、850乃至950nmであることがさらに好
ましい。なお、吸収極大波長の値は、色素の溶液状態に
おける測定値ではなく、色素を含むハロゲン化銀写真感
光材料について分光光度計を用いて測定した値を意味す
る。
素は、写真感光材料の処理液により実質的に除去されな
い固体微粒子の状態にある。本発明のハロゲン化銀写真
感光材料において、「実質的に除去されない」とは、写
真感光材料を35℃でpH10.0のBR(Briton-Rob
inson )緩衝液に45秒間浸漬した後、上記吸収極大波
長における吸収値の残存率が90%以上であることを意
味する。また、本発明の画像形成方法において、「実質
的に除去されない」とは、画像形成処理後の上記吸収極
大波長における吸収値の残存率が90%以上であること
を意味する。上記残存率は、93%以上であることが好
ましく、95%以上であることがさらに好ましく、97
%以上であることが最も好ましい。残存率を上げるため
には、後述する赤外線吸収色素として処理液、特に現像
液に実質的に不溶性の化合物を選択して用いればよい。
赤外線吸収色素が不溶性か否かは、上記BR緩衝液を用
いて簡単に試験してもよい。本発明において、赤外線吸
収色素としては、以上の定義を有する染料または顔料が
利用可能である。一般に染料に分類される色素の方が、
好ましく用いられる。なお、処理液に溶出しやすい水溶
性の赤外線吸収染料であっても、処理液に溶出しないた
めの処理(例えば、レーキ化処理)を行なえば、本発明
に利用することができる。
至10μmであることが好ましく、0.01乃至1μm
であることがより好ましく、0.01乃至0.5μmで
あることがさらに好ましく、0.01乃至0.l1μm
であることが最も好ましい。固体微粒子中には、色素が
80重量%以上含まれていることが好ましく、90重量
%以上含まれていることがさらに好ましく、100重量
%含まれていることが最も好ましい。色素の固体微粒子
は、0.001乃至1g/m2 の範囲の塗布量で用いる
ことが好ましく、0.005乃至0.5g/m2 の範囲
の塗布量で用いることがさらに好ましい。
素は、下記式(I)で表わされるシアニン染料である。
れぞれ縮環してもよい5員または6員の含窒素複素環を
形成する非金属原子群である。含窒素複素環およびその
縮環の例には、オキサゾール環、イソオキサゾール環、
ベンゾオキサゾール環、ナフトオキサゾール環、チアゾ
ール環、ベンゾチアゾール環、ナフトチアゾール環、イ
ンドレニン環、ベンゾインドレニン環、イミダゾール
環、ベンゾイミダゾール環、ナフトイミダゾール環、キ
ノリン環、ピリジン環、ピロロピリジン環、フロピロー
ル環、インドリジン環、イミダゾキノキサリン環および
キノキサリン環が含まれる。含窒素複素環は、6員環よ
りも5員環の方が好ましい。5員の含窒素複素環にベン
ゼン環またはナフタレン環が縮合しているものがさらに
好ましい。インドレニン環およびベンゾインドレニン環
が最も好ましい。
は、置換基を有してもよい。置換基の例には、炭素原子
数が10以下、好ましくは6以下のアルキル基(例、メ
チル、エチル、プロピル、ブチル、イソブチル、ペンチ
ル、ヘキシル)、炭素原子数が10以下、好ましくは6
以下のアルコキシ基(例、メトキシ、エトキシ)、炭素
原子数が20以下、好ましくは12以下のアリールオキ
シ基(例、フェノキシ、p−クロロフェノキシ)、ハロ
ゲン原子(Cl、Br、F)、炭素原子数が10以下、
好ましくは6以下のアルコキシカルボニル基(例、エト
キシカルボニル)、シアノ、ニトロおよびカルボキシル
が含まれる。カルボキシルはカチオンと塩を形成しても
よい。また、カルボキシルが、N+ と分子内塩を形成し
てもよい。好ましい置換基は、塩素原子(Cl)、メト
キシ、メチルおよびカルボキシルである。なお、含窒素
複素環がカルボキシルにより置換されると、固体微粒子
状に分散する場合、最大吸収波長の長波長側への移行が
顕著である。ただし、カルボキシル置換化合物は親水性
であり、処理液に溶出しやすくなる。カルボキシル置換
化合物が処理液により除去されることを防止するために
は、後述するレーキ化処理が有効である。また、式
(I)のR1 、R2 またはLに、炭素原子数が3以上の
アルキル基またはフェニル基を導入することも、処理液
への溶出防止に有効である。一方、カルボキルのない化
合物は、最大吸収波長の長波長側への移行を促進するた
め、固体微粒子の調製における分散時間を長くすること
が好ましい。また、カルボキルのない化合物としては、
後述する式(Ic)で表わされる化合物が特に好まし
い。
れぞれアルキル基、アルケニル基またはアラルキル基で
ある。アルキル基が好ましく、無置換のアルキル基がさ
らに好ましい。アルキル基の炭素原子数は、1乃至10
であることが好ましく、1乃至6であることがさらに好
ましい。アルキル基の例には、メチル、エチル、プロピ
ル、ブチル、イソブチル、ペンチルおよびヘキシルが含
まれる。アルキル基は置換基を有してもよい。置換基の
例には、ハロゲン原子(Cl、Br、F)、炭素原子数
が10以下、好ましくは6以下のアルコキシカルボニル
基(例、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル)お
よびヒドロキシルが含まれる。アルケニル基の炭素原子
数は、2乃至10であることが好ましく、2乃至6であ
ることがさらに好ましい。アルケニル基の例には、2−
ペンテニル、ビニル、アリル、2−ブテニルおよび1−
プロペニルが含まれる。アルケニル基は置換基を有して
もよい。置換基の例には、ハロゲン原子(Cl、Br、
F)、炭素原子数が10以下、好ましくは6以下のアル
コキシカルボニル基(例、メトキシカルボニル、エトキ
シカルボニル)およびヒドロキシルが含まれる。アラル
キル基の炭素原子数は、7乃至12であることが好まし
い。アラルキル基の例には、ベンジルおよびフェネチル
が含まれる。アラルキル基は置換基を有してもよい。置
換基の例には、ハロゲン原子(Cl、Br、F)、炭素
原子数が10以下、好ましくは6以下のアルキル基
(例、メチル)および炭素原子数が10以下、好ましく
は6以下のアルコキシ基(例、メトキシ)が含まれる。
のメチン基が二重結合が共役するように結合している連
結基である。メチン基の数は、7個(ヘプタメチン化合
物)または9個(ノナメチン化合物)であることが好ま
しく、7個であることがさらに好ましい。メチン基は置
換基を有してもよい。ただし、置換基を有するメチン基
は、中央の(メソ位の)メチン基であることが好まし
い。メチン基の置換基については、下記式L5(ペンタ
メチン)、L7(ヘプタメチン)およびL9(ノナメチ
ン)を引用して説明する。
ロゲン原子、アリール基、−NR14R15(R14はアルキ
ル基またはアリール基であり、R15は水素原子、アルキ
ル基、アリール基、アルキルスルホニル基、アリールス
ルホニル基またはアシル基であるか、R14とR15とが結
合して5員または6員の含窒素複素環を形成する)、ア
ルキルチオ基、アリールチオ基、アルコキシ基またはア
リールオキシ基であり;R10およびR11は、水素原子で
あるか、互いに結合して5員または6員環を形成する;
そしてR12およびR13は、それぞれ水素原子またはアル
キル基である。R9 は、−NR14R15であることが好ま
しい。R14とR15の少なくとも一方ががフェニルである
ことが特に好ましい。R10とR11とが互いに結合して5
員または6員環を形成することが好ましい。R9 が水素
原子である場合は、環を形成することが特に好ましい。
R10とR11とが形成する環の例としては、シクロペンテ
ン環およびシクロヘキセン環を挙げることができる。R
10とR11とが形成する環は、置換基を有していてもよ
い。置換基の例には、アルキル基およびアリール基が含
まれる。
0であることが好ましく、1乃至6であることがさらに
好ましい。アルキル基の例には、メチル、エチル、プロ
ピル、ブチル、イソブチル、ペンチルおよびヘキシルが
含まれる。アルキル基は置換基を有してもよい。置換基
の例には、ハロゲン原子(Cl、Br、F)、炭素原子
数が10以下、好ましくは6以下のアルコキシカルボニ
ル基(例、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル)
およびヒドロキシルが含まれる。上記ハロゲン原子の例
には、フッ素原子、塩素原子および臭素原子が含まれ
る。上記アリール基の炭素原子数は、6乃至12である
ことが好ましい。アリール基の例には、フェニルおよび
ナフチルが含まれる。アリール基は置換基を有してもよ
い。置換基の例には、炭素原子数が10以下、好ましく
は6以下のアルキル基(例、メチル、エチル、プロピ
ル、ブチル、イソブチル、ペンチル、ヘキシル)、炭素
原子数が10以下、好ましくは6以下のアルコキシ基
(例、メトキシ、エトキシ)、炭素原子数が20以下、
好ましくは12以下のアリールオキシ基(例、フェノキ
シ、p−クロロフェノキシ)、ハロゲン原子(Cl、B
r、F)、炭素原子数が10以下、好ましくは6以下の
アルコキシカルボニル基(例、エトキシカルボニル)、
シアノ、ニトロおよびカルボキシルが含まれる。
1乃至10であることが好ましい。アルキルスルホニル
基の例には、メシルおよびエタンスルホニルが含まれ
る。上記アリールスルホニル基の炭素原子数は6乃至1
0であることが好ましい。アリールスルホニル基の例に
は、トシルおよびベンゼンスルホニルが含まれる。上記
アシル基の炭素原子数は、2乃至10であることが好ま
しい。アシル基の例には、アセチル、プロピオニルおよ
びベンゾイルが含まれる。R14とR15とが結合して形成
する含窒素複素環の例には、ピペリジン環、モルホリン
環、ピペラジン環が含まれる。含窒素複素環は、置換基
を有してもよい。置換基の例には、アルキル基(例、メ
チル)、アリール基(例、フェニル)およびアルコキシ
カルボニル基(例、エトキシカルボニル)が含まれる。
れぞれ0または1である。aおよびbは、0である方が
好ましい。cは一般に1である。ただし、カルボキシル
のようなアニオン性置換基がN+ と分子内塩を形成する
場合は、cは0になる。式(I)において、Xはアニオ
ンである。アニオンの例としては、ハライドイオン(C
l- 、Br- 、I- )、p−トルエンスルホン酸イオ
ン、エチル硫酸イオン、PF6 -、BF4 -およびClO4 -
を挙げることができる。さらに好ましいヘプタメチンシ
アニン染料を下記式(Ib)で表す。
さらに別のベンゼン環が縮合してもよい;R3 およびR
4 は、それぞれアルキル基、アラルキル基またはアルケ
ニル基であり;R5 、R6 、R7 およびR8 は、それぞ
れアルキル基であるか、あるいはR5 とR6 またはR7
とR8 とが互いに結合して環を形成する;R9 は、水素
原子、アルキル基、ハロゲン原子、アリール基、−NR
14R15(R14はアルキル基またはアリール基であり、R
15は水素原子、アルキル基、アリール基、アルキルスル
ホニル基、アリールスルホニル基またはアシル基である
か、R14とR15とが結合して5員または6員の含窒素複
素環を形成する)、アルキルチオ基、アリールチオ基、
アルコキシ基またはアリールオキシ基であり;R10およ
びR11は、水素原子であるか、互いに結合して5員また
は6員環を形成する;Xはアニオンであり;そして、c
は0または1である。
縮合している他のベンゼン環は置換基を有してもよい。
置換基の例は、Z1 およびZ2 の置換基と同様である。
R3 およびR4 は、式(I)のR1 およびR2 と同様の
定義を有する。R5 、R6 、R7 およびR8 のアルキル
基は、式(I)のR1 およびR2 におけるアルキル基と
同様である。R5 とR6 またはR7 とR8 とが互いに結
合して形成する環の例としては、シクロヘキサン環を挙
げることができる。R9 、R10およびR11は、式(L
7)のR9 、R10およびR11と同様の定義を有する。X
およびcは、式(I)のXおよびcと同様の定義を有す
る。最も好ましいヘプタメチンシアニン染料を下記式
(Ic)で表す。
さらに別のベンゼン環が縮合してもよい;R3 およびR
4 は、それぞれアルキル基、アラルキル基またはアルケ
ニル基であり;R5 、R6 、R7 およびR8 は、それぞ
れアルキル基であるか、あるいはR5 とR6 またはR7
とR8 とが互いに結合して環を形成する;R16およびR
17は、それぞれアルキル基またはアリール基であり;X
はアニオンであり;そして、cは0または1である。Z
3 およびZ4 のベンゼン環およびそれに縮合している他
のベンゼン環は置換基を有してもよい。置換基の例は、
Z1 およびZ2 の置換基と同様である。R3 およびR4
は、式(I)のR1 およびR2 と同様の定義を有する。
R5 、R6 、R7 およびR8 のアルキル基は、式(I)
のR1 およびR2 におけるアルキル基と同様である。R
5 とR6 またはR7 とR8 とが互いに結合して形成する
環の例としては、シクロヘキサン環を挙げることができ
る。R16およびR17のアルキル基は、式(I)のR1 お
よびR2 におけるアルキル基と同様である。R16および
R17のアリール基は、式(L5)〜(L9)におけるア
リール基と同様である。Xおよびcは、式(I)のXお
よびcと同様の定義を有する。以下、本発明に好ましく
用いられるシアニン染料の例を示す。
に合成することができる。なお、類似の合成方法は、米
国特許2095854号、同3671648号各明細
書、特開昭62−123252号、特開平6−4358
3号各公報にも記載がある。 [合成例1] 化合物(1)の合成 1,2,3,3−テトラメチル−5−カルボキシインド
レニウム・p−トルエンスルフォネート9.8g、1−
[2,5−ビス(アニリノメチレン)シクロペンチリデ
ン]−ジフェニルアニリニウム・テトラフルオロボレー
ト6g、エチルアルコール100ミリリットル、無水酢
酸5ミリリットルおよびトリエチルアミン10ミリリッ
トルを、外温100℃で1時間攪拌し、析出した結晶を
濾別した。メチルアルコール100ミリリットルで再結
晶を行ない、化合物(1)7.3gを得た。 融点: 270℃以上 λmax:809.1nm ε: 1.57×105 (ジメチルスルホキシド)
レニウム・p−トルエンスルフォネート2gおよびメチ
ルアルコール10ミリリットルの混合物に、トリエチル
アミン1.8ミリリットル、N−フェニル[7−フェニ
ルアミノ−3,5−(β,β−ジメチルトリメチレン)
ヘプタトリエン−2,4,6−イリデン−1]アンモニ
ウムクロライド0.95gを加え、さらに無水酢酸2ミ
リリットルを添加した。室温で3時間攪拌した後、水2
ミリリットルを添加し、析出した結晶を濾別し、化合物
(43)1.1gを得た。 融点: 270℃以上 λmax:855.0nm ε: 1.69×105 (メタノール)
ウム・p−トルエンスルフォネート11.4g、N−
(2,5−ジアニリノメチレンシクロペンチリデン)−
ジフェニルアミニウム・テトラフルオロボレート7.2
g、エチルアルコール100ミリリットル、無水酢酸6
ミリリットルおよびトリエチルアミン12ミリリットル
を、外温100℃で1時間攪拌し、析出した結晶を濾別
した。メチルアルコール100ミリリットルで再結晶を
行ない、化合物(63)7.3gを得た。 融点: 250℃以上 λmax:800.8nm ε: 2.14×105 (クロロホルム)
シアニン染料として用いてもよい。好ましいレーキシア
ニン染料を下記式(II)で表わす。
表わされるシアニン染料の骨格である。
それぞれ縮環してもよい5員または6員の含窒素複素環
を形成する非金属原子群であり、R1 およびR2 は、そ
れぞれアルキル基、アルケニル基またはアラルキル基で
あり、Lは5、7または9個のメチン基が二重結合が共
役するように結合している連結基であり、そして、aお
よびbは、それぞれ0または1である。以上のZ1 、Z
2 、R1 、R2 、L、aおよびbは、式(I)における
Z1 、Z2 、R1 、R2 、L、aおよびbと同様の定義
を有する。
結合しているアニオン性解離基である。アニオン性解離
性基の例としては、カルボキシル、スルホ、フェノール
性ヒドロキシル、スルホンアミド基、スルファモイル、
ホスホノを挙げることができる。カルボキシル、スルホ
およびスルホンアミド基が好ましい。カルボキシルが特
に好ましい。式(II)において、Yはシアニン染料をレ
ーキ化するカチオンである。無機のカチオンの例には、
アルカリ土類金属イオン(例、Mg2+、Ca2+、B
a2+、Sr2+)、遷移金属イオン(例、Ag+ 、Z
n2+)やその他の金属イオン(例、Al3+)が含まれ
る。有機のカチオンの例には、アンモニウムイオン、ア
ミジニウムイオンおよびグアニジウムイオンが含まれ
る。有機のカチオンは、4以上の炭素原子数を有するこ
とが好ましい。二価または三価のカチオンが好ましい。
式(II)において、mは2から5の整数である。mは
2、3または4であることが好ましい。式(II)におい
て、nは電荷バランスに必要な1から5の整数である。
nは一般に1、2または3である。レーキシアニン染料
は、複塩の状態であってもよい。好ましいレーキシアニ
ン染料の例を以下に示す。
を参考に合成することができる。 [合成例4] 化合物(131)の合成 合成例1で合成した化合物(1)の結晶4g、水50ミ
リリットルおよびトリエチルアミン2.6ミリリットル
の溶液に、塩化カルシウム2gの水溶液20ミリリット
ルを加えて1時間攪拌した。析出した沈澱を濾別し、化
合物(131)のウエットケーキ11.5gを得た。乾
燥重量は3.4gであった。
は、合成例4と同様に処理し、化合物(132)のウエ
ットケーキ10.6gを得た。乾燥重量は3.4gであ
った。 [合成例6] 化合物(141)の合成 塩化カルシウムの代わりにAl13O4 (OH)24(H2
O)12Cl7 (アルミニウムハイドロクロライド−P、
ヘキスト社製)を用いた以外は、合成例4と同様に処理
し、化合物(141)のウエットケーキ12.0gを得
た。乾燥重量は1.7gであった。
ル30ミリリットルおよびトリエチルアミン1.7ミリ
リットルの溶液に、下記のグアニジン化合物3.3gを
メタノール20ミリリットルに溶かした溶液を加えた。
室温にて3時間攪拌した後、析出した沈澱を濾別し、化
合物(138)のウエットケーキ3.9gを得た。乾燥
重量は2.1gであった。
の状態で用いる。固体微粒子の状態とするためには、公
知の分散機を用いることができる。分散機の例には、ボ
ールミル、振動ボールミル、遊星ボールミル、サンドミ
ル、コロイドミル、ジェットミルおよびローラーミルが
含まれる。分散機については、特開昭52−92716
号公報および国際特許公開88/074794号明細書
に記載がある。縦型または横型の媒体分散機が好まし
い。分散は、適当な媒体(例、水、アルコール)の存在
下で実施してもよい。分散用界面活性剤を用いることが
好ましい。分散用界面活性剤としては、アニオン性界面
活性剤(特開昭52−92716号公報および国際特許
公開88/074794号明細書記載)が好ましく用い
られる。必要に応じて、アニオン性ポリマー、ノニオン
性界面活性剤あるいはカチオン性界面活性剤を用いても
よい。
後、その貧溶媒を添加して、微粒子状の粉末を得てもよ
い。この場合も上記の分散用界面活性剤を用いてもよ
い。あるいはpHを調整することにより溶解し、次にp
Hを変化させて色素の微結晶を得てもよい。レーキ染料
を用いる場合は、適当なpH値で前記式(II)の(D)
−Am に相当するような染料を溶解し、次に前記式(I
I)のYに相当するようなカチオンの水溶性塩を加え
て、レーキ染料の微結晶を析出させてもよい。
材料のハロゲン化銀乳剤層または非感光性親水性コロイ
ド層に添加する。非感光性親水性コロイド層には、バッ
ク層、保護層および(支持体の)下塗り層が含まれる。
バック層または保護層に添加することが好ましく、保護
層に添加することがさらに好ましい。赤外線吸収色素
を、他の色素と併用してもよい。他の色素については、
特開平2−103536号公報の17頁に記載がある。
ハロゲン化銀乳剤層や親水性コロイド層に用いられる親
水性コロイドとしては、ゼラチンが最も好ましい。石灰
処理ゼラチン、酸処理ゼラチン、酵素処理ゼラチン、ゼ
ラチン誘導体や変性ゼラチンが用いられる。石灰処理ゼ
ラチンおよび酸処理ゼラチンが好ましい。その他の利用
可能な親水性コロイドについては、特開平6−6733
8号公報の18頁に記載がある。
ゲン化銀乳剤、各種添加剤および現像処理方法について
は特に制限はない。これらについては、例えば特開平6
−67338号公報の18〜19頁に記載がある。な
お、ハロゲン化銀は、700乃至1100nmの赤外領
域に実質的な感度を有していないものを使用する。ハロ
ゲン化銀は、臭化銀、塩臭化銀および沃塩臭化銀のいず
れも利用できる。塩臭化銀が特に好ましい。塩臭化銀の
塩化銀含量は、20乃至100モル%であることが好ま
しい。本発明のハロゲン化銀写真感光材料は、印刷用感
光材料、マイクロフイルム用感光材料、医療用X線感光
材料、工業用X線感光材料、一般ネガ感光材料あるいは
一般リバーサル感光材料として用いることができる。感
光材料は、黒白でもカラーでもよい。医療用X線感光材
料において、特に本発明は有効である。X線感光材料
は、一般に少なくとも二以上のハロゲン化銀乳剤層を有
し、一つの乳剤層が支持体の一方の面に設けられ、他の
一つの乳剤層が支持体の他方の面に設けられる。
発明は特に有効になる。塗布銀量は、1乃至4g/m2
であることが好ましく、1.5乃至3.0g/m2 であ
ることがさらに好ましい。なお、X線感光材料のように
両面にハロゲン化銀乳剤層を有する場合、上記の塗布量
は、両面の合計を意味する。本発明のハロゲン化銀写真
感光材料は、赤外線による検知機構を設けた自動現像機
で用いる場合に効果がある。赤外性による検知機構は、
700nmの波長に光を発する発光ダイオードや半導体
レーザーを光源とし、さらに900nm付近に受光感度
ピークを有し、700乃至1200nmに感度域を有す
る受光素子を組み合わせたものである。発光ダイオード
は、GL−514(シャープ(株)製)やTLN108
(東芝(株)製)が市販されている。受光素子はPT5
01(シャープ(株)製)やTPS601A(東芝
(株)製)が市販されている。また、これらの検知機構
を設けた自動現像機も、各社から販売されている。検知
機構を設けた自動現像機は、一般に写真感光材料が挿入
口に搬入されてきたことを受光素子により検知し、それ
に対応して、搬入ローラーや現像液補充機構が作動する
ように設計されている。
速処理および低補充量の処理に適している。現像処理時
間は、30乃至240秒であることが好ましく、30乃
至120秒であることがさらに好ましい。処理液の補充
量は、20乃至300ml/m2 であることが好まし
く、50乃至130ml/m2 であることがさらに好ま
しい。その他の現像処理条件については特に制限はな
い。自動現像機を用いる現像処理については、特開平3
−13937号公報の20〜21、25、30〜31、
40、45〜46及び52〜53頁、特開平3−171
136号公報の18〜19頁および特開平6−4358
3号公報の27頁に記載がある。
知機構を設けた露光装置(撮影用装置)にも有効であ
る。赤外線による検知機構が設けられている露光装置も
既に各社(千代田メディカル(株)、コニカ(株)、キ
ャノン(株)、東芝(株)、島津製作所(株))から市
販されている。
は、できる限り乾燥させないでウェットケーキとして取
り扱い、乾燥固形分2.5gに対し、5%のカルボキシ
メチルセルロース水溶液15gを加えて、全量を63.
3gとしてよく混合しスラリーとした。直径0.8〜
1.2mmのガラスビーズ100ccとスラリーを分散
機(1/16G、サンドグラインダーミル、アイメック
ス(株)製)に入れて12時間分散した後、染料濃度が
2%になるように水を加えて染料分散物を得た。
チレンテレフタレートフイルムに、下記の塗布液を塗布
し、塗布試料を作成した。
光光度計(U−2000、日立(株)製)を用いて、分
光吸収を測定し、最大吸収波長(λmax)の値を得
た。また、可視部の吸収を評価するために、450nm
における吸光度/λmaxにおける吸光度の比の値を求
めた。この比の値が小さな染料は、450nmでの吸光
度が小さく有害な着色(イエロー部の残色)が残らな
い。さらに、染料を第1表に示す溶媒に溶解して溶液を
得た。その溶液中での分光吸収を測定して、最大吸収波
長(λmax)の値を得た。その結果、いずれの染料
も、溶液中のλmaxよりも塗布試料のλmaxの方が
50nm以上長波長であった。以上の結果を第1表に示
す。
外は、参考例1と同様にして、塗布試料を作成した。染
料の固体微粒子分散物の添加量は、いずれも25g/m
2 である。塗布試料は、参考例1と同様に最大吸収波長
(λmax)の値を測定した。次に塗布試料を自動現像
機(FPM9000、富士写真フイルム(株)製)で処
理し、処理前のλmaxにおける吸収と処理後のλma
xにおける吸収の比から色素の残存率を求めた。別に、
塗布試料を、35℃でpH10.0のBR(Briton-Rob
inson )緩衝液に45秒間浸漬し、浸漬前のλmaxに
おける吸収と浸漬後のλmaxにおける吸収の比から色
素の残存率を求めた。以上の結果を第2表に示す。
に、塩化ナトリウム3g、平均分子量2万のゼラチンお
よび4−アミノピラゾロ[3,4−d]ピリミジン(東
京化成工業(株)製)0.04gを添加し、55℃に保
った溶液中へ、攪拌しながら硝酸銀10.0gを含む水
溶液と、臭化カリウム5.61gおよび塩化カリウム
0.72gを含む水溶液とをダブルジェット法により3
0秒間で添加した。ついで、ゼラチン(過酸化水素処理
したアルカリ処理ゼラチン)20gおよび塩化カリウム
6gを含む水溶液を添加した。そのままの状態で、25
分間保持した。次に、硝酸銀155gを含む水溶液と、
臭化カリウム87.3gおよび塩化カリウム21.9g
を含む水溶液をダブルジェット法で58分間で添加し
た。このときの流量は、添加終了時の流量が添加開始時
の流量の3倍になるように加速した。
カリウム2.7g、塩化ナトリウム0.6gおよびK4
FE(CN)6 0.013gを含む水溶液をダブルジェ
ット法で3分間かけて添加した。この後、温度を35℃
に下げ、沈降法により可溶性塩類を除去した後、40℃
に昇温して、ゼラチン28gと硝酸亜鉛0.4g、ベン
ゾイソチアゾロン0.051gを添加し、水酸化ナトリ
ウムによりpH6.0に調整した。得られたハロゲン化
銀粒子は、全粒子の投影面積の80%以上がアスペクト
比3以上の粒子からなる。投影面積直径の平均値が0.
85μm、厚みの平均値が0.151μm、塩化銀含量
が20モル%であった。
沃化銀微粒子(平均粒子径:0.05μm)を銀量に換
算して0.002モル添加した。次いで、エチルチオス
ルフィン酸ナトリウム4.8mg、下記の増感色素52
0mg、4−ヒドロキシ−6−メチル−1,3,3a,
7−テトラザインデン112mgを添加した。さらに塩
化金酸1.8mg、チオシアン酸カリウム100mg、
チオ硫酸ナトリウム5水和物1.8mgと下記のセレン
化合物2.15mgを添加した。50分間化学熟成を行
ない、急冷してハロゲン化銀乳剤を得た。
ゲン化銀1モル当り下記の量で添加してハロゲン化銀乳
剤層の塗布液を調製した。
したポリエチレンテレフタレートフイルムの両面に、下
記の塗布液を塗布し、ハロゲン化銀写真感光材料を作成
した。
料の固体微粒子分散物を、ハロゲン化銀乳剤層または表
面保護層に添加した。添加量は、いずれも25mg/m
2 である。固体微粒子分散物は、参考例1と同様に調製
した。
材料を分光光度計(U−2000、日立(株)製)を用
いて、分光吸収を測定し、最大吸収波長(λmax)の
値を得た。各試料10枚を、それぞれ自動現像機(FP
M−9000を改造、富士写真フイルム(株)製)のフ
イルム挿入口より挿入し、検出された枚数を評価した。
この自動現像機には、フイルム挿入口に一対の赤外線発
光素子(GL−514、シャープ(株)製)と受光素子
(PT501、シャープ(株)製)を有し、赤外線が試
料の挿入に伴って遮断されると、搬送ローラーが始動し
て自動的に試料フイルムを現像槽へと移動する機構が設
けられている。試料を上記自動現像機で処理し、処理前
のλmaxにおける吸収と処理後のλmaxにおける吸
収の比から色素の残存率を求めた。別に、試料を35℃
でpH10.0のBR(Briton-Robinson )緩衝液に4
5秒間浸漬し、浸漬前のλmaxにおける吸収と浸漬後
のλmaxにおける吸収の比からも色素の残存率を求め
た。さらに、試料をスクリーン(HR−4、富士写真フ
イルム(株)製)を介して、X線露光し、その感度を求
めた。X線露光は、二枚のスクリーンの間に試料を挟
み、水ファントーム10cmを通して行なった。次い
で、上記自動現像機で処理し画像を形成した。相対感度
は、(ベース濃度を含む)カブリ値+1.0を基準点と
し、試料101の感度を100とする相対値として求め
た。以上の結果を第3表に示す。
改造、富士写真フイルム(株)製)についてさらに説明
する。この現像機の一日平均処理量は、四ツ切サイズ換
算で約200枚である。処理工程は以下の通りである。
トルである。水洗には、水道水を用いた。乾燥時の温風
は、100℃のヒートローラー二対で発生させた。各処
理液の組成は、以下の通りである。
容器に充填した。パーツ剤A、BおよびCの容器は一つ
に連結されている。また、定着液(濃縮液)も同様の容
器に充填した。最初に現像槽内に、スターターとして酢
酸54gと臭化カリウム55.5gを含む水溶液300
ミリリットルを入れた。上記の容器を逆さにして、自動
現像機の側面に装着されている処理液ストックタンクの
穿孔刃に差し込んで、キャップの封止膜を破り、容器内
の処理液をストックタンクに充填した。
して、各処理液を下記の割合で現像槽および定着槽に充
填した。また、写真感光材料を四つ切りサイズ換算で8
枚処理される毎に、下記の割合で各槽に補充した。
外は、実施例1と同様にして写真感光材料を作成した。
染料は、いずれも保護層に40mg/m2 の量で添加し
た。各試料は、実施例1と同様に、自動現像機の検出枚
数、色素残存率および相対感度(ただし試料401の値
を100とする)を求めた。さらに、感光材料を相対湿
度70%、50℃で3日間放置した後、反射スペクトル
を測定し、各染料の吸収極大波長における光吸収率の変
化(放置後の吸収率/放置前の吸収率)を、保存安定性
の値として求めた。以上の結果を第4表に示す。
護層の間に下記の中間層を設けた以外は、実施例1と同
様にして写真感光材料を作成した。
の検出枚数、色素残存率および相対感度(ただし試料5
01の値を100とする)を求めた。ただし、自動現像
処理後の色素残存率と相対感度の評価においては、富士
写真フイルム(株)製のFPM−9000に代えて、同
社製のFPM−800(駆動系と開口率を改造)を用い
た。さらに、感光材料を相対湿度70%、40℃で3日
間放置した後、自動現像機の検出枚数を求めた。以上の
結果を第5表に示す。
評価に用いた自動現像機(FPM−800、富士写真フ
イルム(株)製)について説明する。自動現像機は、開
口率を0.02に改良して用いた。処理工程は以下の通
りである。
希釈し4リットルとし、希釈した現像液1リットル当り
スターター液を60mlを添加し、pHを9.6に調整
したものを用いた。現像補充液は、濃縮現像液を2倍に
希釈したものを用いた。定着母液は、濃縮定着液2リッ
トルを水で希釈し4リットルとし、pHを5.4に調整
したものを用いた。定着補充液は、濃縮定着液を2倍に
希釈したものを用いた。
ゼラチン34gを溶解した水溶液を容器に入れて、65
℃に加温した。さらに、容器に塩化ナトリウム1.7
g、臭化カリウム0.1gおよびHO-CH2CH2-S-CH2CH2-S
-CH2CH2-OH70mgを入れた。170gの硝酸銀を含む
水溶液500mlと、ヘキサクロロイリジウム(III) 酸
カリウム(調製後のイリジウムのハロゲン化銀に対する
モル比が5×10-7になる量)、塩化ナトリウム12g
および臭化カリウム98gを含む水溶液500mlとを
ダブルジェット法により添加して、平均粒子サイズ0.
4μmの立方体単分散塩臭化銀粒子を調製した。乳剤を
脱塩処理後、ゼラチン50gを加え、pH6.5、pA
g8.1に調整した。チオ硫酸ナトリウム2.5mgと
塩化金酸5mgを加えて、65℃で化学増感を施した。
次に、4−ヒドロキシ−6−メチル−1,3,3a,7
−テトラザインデン0.2gを加え、急冷固化した。こ
れを乳剤Aとした。上記ゼラチン水溶液を入れた容器の
温度を40℃に変更した以外は、同様にして平均粒子サ
イズが0.3μmの立方体単分散塩臭化銀乳剤を調製し
た。脱塩処理を、ゼラチン50gを加え、pH6.5、
pAg8.1に調整した。チオ硫酸ナトリウム2.5m
gと塩化金酸5mgを加えて、65℃で化学増感を施し
た。次に、4−ヒドロキシ−6−メチル−1,3,3
a,7−テトラザインデン0.2gを加え、急冷固化し
た。これを乳剤Bとした。乳剤AとBを1:1の重量比
混合し、下記の添加剤をハロゲン化銀1モル当り下記の
量で添加し、ハロゲン化銀乳剤層の塗布液を調製した。
乳剤塗布液と下記の表面保護層塗布液とを塗布し、写真
感光材料を作成した。塗布量は、銀の総塗布量が2.0
g/m2 、乳剤層のゼラチン塗布量が1.2g/m2 、
表面保護層のゼラチン塗布量が1.0g/m2 になるよ
うに調整した。表面保護層の塗布液は、40℃に加温し
た容器に下記の添加剤を加えて調製した。
1と同様に、自動現像機の検出枚数、色素残存率および
相対感度(ただし試料601の値を100とする)を求
めた。ただし、自動現像処理後の色素残存率と相対感度
の評価においては、富士写真フイルム(株)製のFPM
−9000に代えて、同社製のFCR−7000を用い
た。また、相対感度の測定は、作成した写真感光材料を
25℃かつ相対湿度60%の条件で7日間放置し、室温
で780nmの半導体レーザー(レーザー・イメージ・
プリンターCR−LP414、富士写真フイルム(株)
製)を用いてスキャンニング露光を行なってから実施し
た。以上の結果を第6表に示す。
評価に用いた自動現像機(FCR−7000、富士写真
フイルム(株)製)について説明する。現像温度は35
℃、処理時間(Dry to Dry)は67秒である。また、搬
送スピートは1400mm/分である。自動現像機は、
開口率を0.02に改良して用いた。使用した処理液
は、以下の通りである。
ウム6gとゼラチン7gとを添加したものを容器に入
れ、55℃に保った。これを攪拌しながら、硝酸銀4.
00gを含む水溶液37ccと臭化カリウム5.9gを
含む水溶液38ccをダブルジェット法により37秒間
で添加した。次に、ゼラチン18.6gを添加した後、
70℃に昇温して硝酸銀9.8gを含む水溶液89cc
を22分間かけて添加した。さらに25%のアンモニア
水溶液7ccを添加し、そのままの温度で10分間物理
熟成したのち、100%酢酸を6.5cc添加した。引
き続いて硝酸銀153gの水溶液と臭化カリウムの水溶
液とをpAg8.5に保ちながらコントロールダブルジ
ェット法で35分間かけて添加した。次に2Nのチオシ
アン酸カリウム水溶液15ccを添加した。5分間その
ままの温度で物理熟成した後、35℃に温度を下げた。
これにより、平均投影面積直径が1.10μm、厚みが
0.165μm、直径の変動係数が18.0%の単分散
純臭化銀平板状粒子を得た。
た。再び40℃に昇温してゼラチン30gとフェノキシ
エタノール2.30gおよびポリスチレンスルホン酸ナ
トリウム(増粘剤)0.9gを添加し、水酸化ナトリウ
ムと硝酸銀水溶液でpH5.90、pAg8.25に調
整した。この乳剤を攪拌しながら56℃に保ち、以下の
化学増感を施した。二酸化チオ尿素0.040mgを添
加し、22分間そのまま保持して還元増感を施した。次
に、4−ヒドロキシ5−メチル−1,3,3a,7−テ
トラザインデン20mgと実施例4で用いた増感色素3
80mgを添加した。さらに塩化カルシウム0.83g
を添加した。引き続きチオ硫酸ナトリウム1.3mgと
下記のセレン化合物3.0mgと塩化金酸2.5mgお
よびチオシアン酸カリウム90mgを添加し、40分後
に35℃に冷却した。このようにして、平板状ハロゲン
化銀乳剤を調製した。
ロゲン化銀乳剤に以下の添加剤(下記の量はハロゲン化
銀1モル当り)を加え、塗布液を調製した。
を含む塗布液を調製した。
成の塗布液を調製した。
で用いた染料の固体微粒子分散物を、ポリプロピレン製
の不織布フィルターで濾過することにより、0.9μm
以上の粒子を除去した。これを用いて下記の組成の塗布
液を調製した。
04重量%含むポリエチレンテレフタレートフイルムを
二軸延伸して、コロナ放電処理を行ない厚さ183μm
の支持体を作成した。
cc/m2 になるようにワイヤーバーコーターを用いて
塗布し、175℃にて1分間乾燥した。次に反対側の面
にも同様にして第一下塗り層を設けた。第一下塗り層の
上に、第二下塗り層の塗布液を片面づつ両面にワイヤー
バーコーターを用いて150℃にて塗布、乾燥した。さ
らに、乳剤層と表面保護層とを同時押し出し方により塗
布し、写真感光材料を作成した。片面の塗布銀量は、
1.2g/m2 とした。
1と同様に、自動現像機の検出枚数、色素残存率および
相対感度(ただし試料701の値を100とする)を求
めた。以上の結果を第7表に示す。
外は、実施例3と同様にして写真感光材料を作成し、評
価した。結果を第8表に示す。
外は、実施例4と同様にして写真感光材料を作成し、評
価した。結果を第9表に示す。
以外は、実施例4と同様にして写真感光材料を作成し、
評価した。結果を第10表に示す。
Claims (4)
- 【請求項1】 支持体、少なくとも一層のハロゲン化銀
乳剤層および少なくとも一層の非感光性親水性コロイド
層を有し、該ハロゲン化銀乳剤層または該親水性コロイ
ド層が700乃至1100nmの赤外領域に吸収極大波
長を有する色素を含むハロゲン化銀写真感光材料であっ
て、該色素が、ハロゲン化銀写真感光材料の処理液によ
り実質的に除去されない固体微粒子の状態で該ハロゲン
化銀乳剤層または該親水性コロイド層中に分散している
ことを特徴とするハロゲン化銀写真感光材料。 - 【請求項2】 上記色素が、下記式(I)で表わされる
シアニン染料である請求項1に記載のハロゲン化銀写真
感光材料。 【化1】 式中、Z1 およびZ2 は、それぞれ縮環してもよい5員
または6員の含窒素複素環を形成する非金属原子群であ
り;R1 およびR2 は、それぞれアルキル基、アルケニ
ル基またはアラルキル基であり;Lは5、7または9個
のメチン基が二重結合が共役するように結合している連
結基であり;a、bおよびcは、それぞれ0または1で
あり;そして、Xはアニオンである。 - 【請求項3】 上記色素が、下記式(II)で表わされる
レーキシアニン染料である請求項1に記載のハロゲン化
銀写真感光材料。 【化2】 式中、Dは下記式(Ia)で表わされるシアニン染料の
骨格であり;AはDに置換基として結合しているアニオ
ン性解離基であり;Yはカチオンであり;mは2から5
の整数であり;そして、nは電荷バランスに必要な1か
ら5の整数である。 【化3】 式中、Z1 およびZ2 は、それぞれ縮環してもよい5員
または6員の含窒素複素環を形成する非金属原子群であ
り;R1 およびR2 は、それぞれアルキル基、アルケニ
ル基またはアラルキル基であり;Lは5、7または9個
のメチン基が二重結合が共役するように結合している連
結基であり;そして、aおよびbは、それぞれ0または
1である。 - 【請求項4】 支持体、少なくとも一層のハロゲン化銀
乳剤層および少なくとも一層の非感光性親水性コロイド
層を有し、該ハロゲン化銀乳剤層または該親水性コロイ
ド層が700乃至1100nmの赤外領域に吸収極大波
長を有する色素を含み、該色素が固体微粒子の状態で該
ハロゲン化銀乳剤層または該親水性コロイド層中に分散
しているハロゲン化銀写真感光材料を像様露光する工
程;像様露光したハロゲン化銀写真感光材料を自動現像
機の挿入口に入れると同時に、ハロゲン化銀写真感光材
料の挿入を赤外線検知器により検知する工程;そして赤
外線検知器からの検知信号により自動現像機を作動さ
せ、それにより挿入されたハロゲン化銀写真感光材料に
処理液を用いた現像処理を実施する工程を順次実施する
画像形成方法であって、 上記現像処理の処理液により、上記色素がハロゲン化銀
写真感光材料から実質的に除去されないことを特徴とす
る画像形成方法。
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26909795A JP3616173B2 (ja) | 1994-09-22 | 1995-09-22 | ハロゲン化銀写真感光材料および画像形成方法 |
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22798394 | 1994-09-22 | ||
| JP27929794 | 1994-11-14 | ||
| JP20740695 | 1995-07-24 | ||
| JP20856995 | 1995-07-25 | ||
| JP6-227983 | 1995-07-25 | ||
| JP7-208569 | 1995-07-25 | ||
| JP6-279297 | 1995-07-25 | ||
| JP7-207406 | 1995-07-25 | ||
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| JPH0996891A true JPH0996891A (ja) | 1997-04-08 |
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|---|---|---|---|---|
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1995
- 1995-09-22 JP JP26909795A patent/JP3616173B2/ja not_active Expired - Fee Related
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