JPH0997459A - 磁気テープ巻取装置及び磁気テープ巻取方法 - Google Patents

磁気テープ巻取装置及び磁気テープ巻取方法

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JPH0997459A
JPH0997459A JP7254247A JP25424795A JPH0997459A JP H0997459 A JPH0997459 A JP H0997459A JP 7254247 A JP7254247 A JP 7254247A JP 25424795 A JP25424795 A JP 25424795A JP H0997459 A JPH0997459 A JP H0997459A
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magnetic
magnetic tape
tape
tape winding
winding
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JP7254247A
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Masaki Wakabayashi
正記 若林
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁気テープの巻装状態の乱れを防止し、巻装
状態を更に向上させることを目的とする。 【解決手段】 磁気テープ巻取装置1は、供給側テープ
巻装体5から繰り出された後、巻取側テープ巻装体6に
巻回される磁気テープ3と、供給側テープ巻装体5から
繰り出され走行系上を走行する磁気テープ3の幅方向の
略中央部で対向するように配設される一対の磁性体15
とからなる磁界発生手段14とを備えてなる。磁界発生
手段14は、走行系上を走行する磁気テープ3の厚さ方
向の磁界を印加させることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気テープをテー
プ巻装体に巻取る磁気テープ巻取装置及び磁気テープ巻
取方法に関し、さらに詳しくは、磁気テープに予め磁界
を印加して所定の方向に磁化しておくことによりテープ
巻装体への巻装状態を改良することを可能とする磁気テ
ープ巻取装置及び磁気テープ巻取方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、情報信号を記録する磁気記録媒体
として磁気テープを製造する場合、一般には、その中間
工程として長尺状の磁気テープ原反から小巻のテープリ
ール等に所定の長さの磁気テープを巻取る工程や、一
旦、テープ巻装体に巻取った磁気テープを他のテープ巻
装体に巻換える再巻取工程等の様々な巻取工程が実施さ
れている。
【0003】そして、このような種々の磁気テープの巻
取工程は、巻装時に磁気テープを引っ張るテンションや
巻取の速さ等の巻取の際の諸条件、磁気テープの物的特
性等により巻装状態が異なり、巻装状態の乱れ等が生じ
ていた。そして、このような問題を解決する手段として
様々なものが行われている。
【0004】例えば、機械的手段により磁気テープの巻
装位置を規制する方法が考えられている。具体的にこの
手段は、磁気テープの巻装位置を規制するタッチロール
等を設けることにより磁気テープに巻装位置を規制して
いた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たタッチロール等を用いた磁気テープの巻装位置を規制
する機械的手段にあっては、磁気テープに過大な力をか
けすぎる場合等が生じ、そのため磁気テープを損傷等さ
せてしまい、磁気テープの品質等の低下を招く場合があ
った。
【0006】そこで、このように磁気テープを損傷させ
ること無く磁気テープを巻装させる手段として、走行系
上を走行する磁気テープの厚さ方向の全面で対極となる
ように磁界発生手段を配設し、磁界を印加する手段が考
えられる。すなわち、これにより磁気テープは、厚さ方
向でS極とN極とが対極に磁化される。そして、磁気テ
ープは、テープ巻装体に巻取られ重ね合わされた際に、
厚さ方向で異なる極が隣合うことにより、磁気テープ同
士が引きつけ合い、規制される。
【0007】しかしながら、高速で磁気テープをテープ
巻装体に巻取る場合、テープ巻装体で重なり合う磁気テ
ープと磁気テープとの間には、薄い空気膜、すなわちエ
アフィルム層が発生する。そのため、磁気テープは、テ
ープ巻装体に巻取られる際にエアフィルム層が介在する
ことから、磁気テープの幅方向にずれる等して整巻の状
態で巻取られない。すなわち、磁気テープは、この磁界
発生手段を用いた場合、磁気テープの幅方向の全面に磁
界が印加されることからエアの逃げ場が無くなるからで
ある。そのため、エアフィルム層は、磁気テープ間に介
在し、磁気テープの幅方向等のずれを生じさせる。そし
て、磁気テープは、整巻の状態で巻取られなくなる。
【0008】また、このエアフィルム層を発生させない
手段として、真空中で磁気テープを巻取る方法が考えら
れる。エアフィルム層は、真空中であれば発生しないか
らである。しかしながら、真空中で磁気テープを巻取る
方法は、真空中でテープ巻装体に磁気テープが巻取られ
た後に、磁気テープが小巻にされたテープリール等を取
り出す際や磁気テープを小巻にするテープリール等を真
空内に供給する際に大気中に戻す必要がある。そのた
め、真空中で磁気テープを巻取る方法を採用した場合に
は、磁気テープの生産性は、著しく低下する。
【0009】そこで、本発明は、磁気テープの巻装状態
の乱れを防止し、さらに磁気テープの巻装状態の向上を
図ることを磁気テープ巻取装置及び磁気テープ巻取方法
を提供することを目的に提案されたものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る磁気テープ
巻取装置は、上述のような課題を解決すべく、一方のテ
ープ巻装体から繰り出された後、他方のテープ巻装体に
巻回される磁気テープと、一方のテープ巻装体から繰り
出され走行系上を走行する磁気テープの幅方向の略中央
部で対向するように配設される一対の磁性体とからなる
磁界発生手段とを備えてなる。そして、磁界発生手段
は、走行系上を走行する磁気テープの厚さ方向の磁界を
印加させることを特徴とする。
【0011】以上のように構成された磁気テープ巻取装
置は、一方のテープ巻装体から磁気テープを繰り出し、
走行系上を走行する磁気テープを厚さ方向の略中央部に
磁界を印加して、予め磁化して磁気テープを他方のテー
プ巻装体に巻回する。この際、磁気テープは、磁界発生
手段で厚さ方向の略中央部で磁力が最も強くなるように
対極に磁化される。そして、他方のテープ巻装体に巻回
されて重ね合わされた磁気テープは、対極の磁気テープ
と隣合う。また、磁気テープは、幅方向の略中央部の磁
力が最も強く磁化されることから、テープ巻装体へ巻回
される際、磁気テープ間に介在するエアが磁気テープの
幅方向の端部より抜けさせる。したがって、磁気テープ
は、幅方向の略中央部でで隣合う対極の磁気テープと引
きつけ合うと同時に、磁気テープ間に介在するエアが磁
気テープの端部より抜かれ、整巻の状態で巻回される。
【0012】また、本発明にかかる磁気テープ巻取方法
は、上述のような課題を解決すべく、一方のテープ巻装
体から繰り出された後、他方のテープ巻装体に巻回され
る磁気テープと、一方のテープ巻装体から繰り出され走
行系上を走行する磁気テープの幅方向の略中央部で対向
するように配設される一対の磁性体とからなる磁界発生
手段とを備えて、走行系上を走行する磁気テープの厚さ
方向の磁界を印加させることを特徴とする磁気テープ巻
取装置を用いて、走行系上を走行する磁気テープの厚さ
方向の磁界を印加させることを特徴とする。
【0013】以上のように構成された磁気テープ巻取方
法は、走行系上を走行する磁気テープを厚さ方向の中央
部に磁界を印加して、予め磁化して磁気テープを他方の
テープ巻装体に巻回する。この際、磁気テープは、磁界
発生手段で厚さ方向の略中央部で磁力が最も強くなるよ
うに対極に磁化される。そして、他方のテープ巻装体に
巻回されて重ね合わされた磁気テープは、対極の磁気テ
ープと隣合う。また、磁気テープは、幅方向の略中央部
の磁力が最も強く磁化されることから、テープ巻装体へ
の巻取の際、磁気テープ間に介在するエアが磁気テープ
の幅方向の端部より抜けさせる。したがって、磁気テー
プは、幅方向の略中央部でで隣合う対極の磁気テープと
引きつけ合うと同時に、磁気テープ間に介在するエアが
磁気テープの端部より抜かれ、整巻の状態で巻回され
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の具体的な実施の形
態であるである磁気テープ巻取装置1について図面を参
照しながら詳細に説明する。
【0015】磁気テープ巻取装置1は、情報信号を記録
する磁気記録媒体として一般的な磁気テープ3を製造す
るにあたって、その中間工程として長尺状の磁気テープ
原反からテープリール等の小巻のテープ巻装体に所定の
長さの磁気テープ3を巻取る工程や、一旦、テープ巻装
体に巻取った磁気テープ3を別のテープ巻装体に巻換え
る再巻取工程等に用いられる。
【0016】この磁気テープ巻取装置1は、図1及び図
2に示すように、磁気テープ原反等が巻回される供給側
テープ巻装体5と、供給側テープ巻装体5から繰り出さ
れた磁気テープ3を巻取る巻取側テープ巻装体6と、磁
気テープ3の走行系上に配設される磁界発生手段14
と、これらを収納する筺体9とから構成されている。
【0017】上述した巻取側テープ巻装体6は、磁気テ
ープ3が巻回されるハブ7とこのハブ7に上下に一対に
取り付けられる上フランジ部8Aと下フランジ部8Bと
から構成されている。そして、これら上フランジ部8A
と下フランジ部8Bは、巻回された磁気テープ3を上方
向や下方向にズレないように磁気テープ3を規制してい
る。
【0018】また、このように構成される巻取側テープ
巻装体6及び供給側テープ巻装体5は、筺体9内に立設
された図示しないテープ巻装体支軸に回転自在に軸装さ
れる。
【0019】また、筺体9内には、供給側テープ巻装体
5から繰り出された磁気テープ3が掛け合わされるガイ
ドローラ10(10A,10B,10C)が3カ所に立
設されている。これがガイドローラ10は、磁気テープ
3を磁界発生手段14が配設される部位に延在させる。
【0020】このように構成される磁気テープ巻取装置
1は、図示しないテープ巻装体駆動手段により送り出し
側とされる供給側テープ巻装体5が図1中矢印M1で示
すように時計方向に回転駆動し磁気テープ3を送り出
す。そして、送り出された磁気テープ3は、第1のガイ
ドローラ10Aに掛け合わされ、このガイドローラ10
Aは、図1中矢印M2で示すように反時計方向に回転
し、磁気テープ3を第2のガイドローラ10B方向へ送
り出す。
【0021】そして、第1のガイドローラ10Aから送
り出された磁気テープ3は、第2のガイドローラ10B
に掛け合わされ、このガイドローラ10Bは、図1中矢
印M3で示すように反時計方向に回転し、磁気テープ3
を第3のガイドローラ10C方向、すなわち、第1のガ
イドローラ10Aと第2のガイドローラ10B間の磁気
テープ3の走行系に対して略垂直方向へ送り出す。
【0022】さらには、第2のガイドローラ10Bから
送り出された磁気テープ3は、第3のガイドローラ10
Cに掛け合わされ、このガイドローラ10Cは、図1中
矢印M4で示すように反時計方向に回転し、磁気テープ
3を巻取側テープ巻装体6方向へ送り出す。なお、第2
のガイドローラ10Bと第3のガイドローラ10C間の
磁気テープ3の走行系上には、磁界発生手段14か配設
されている。
【0023】そして、第3のガイドローラ10Cから送
り出された磁気テープ3は、図示しないテープ巻装体駆
動手段により図1中矢印M5で示すように反時計方向に
回転駆動に回転する巻取側テープ巻装体6に巻回され
る。このように、磁気テープ3は、筺体9内を供給側テ
ープ巻装体5から送り出された後、ガイドローラ10上
をそれぞれ走行し、巻取側テープ巻装体6に巻回され
る。
【0024】このように構成される磁気テープ巻取装置
1には、磁気テープ3に磁界を印加するための磁界発生
手段14が第2のガイドローラ10Bと第3のガイドロ
ーラ10Cとの間に配設されている。この磁界発生手段
14は、第2のガイドローラ10Bと第3のガイドロー
ラ10C間の磁気テープ3の走行系上の磁気テープ3の
幅方向の略中央部で対向するように配設される一対の磁
性体15(15A,15B)とから構成されている。こ
のように磁気テープ3は、磁気テープ3の幅方向の略中
央部で対向するように磁性体15が配設されることか
ら、磁気テープ3の厚さ方向に磁界が印加される。
【0025】磁界発生手段14である磁性体15は、図
2に示すように、磁気テープ3の幅方向の略中央部に対
向するように配設されている。この磁性体15は、例え
ば永久磁石や電磁石等により構成されている。そして、
図2で右方向に配設された磁性体15Aは、磁性体15
Aの右方向がS極で、磁気テープ3と対向する面がN極
となるように取り付けられている。一方、図2で左方向
に配設された磁性体15Bは、磁性体15Bの左方向が
N極で、磁気テープ3に対向する面がS極となるように
取り付けられる。また、これら磁性体15は、磁力が及
ぶ程度の距離寸法を有する間隔をもって磁気テープ3を
介して配設される。このように配設された磁性体15か
らは、右側に配設された磁性体15Aから左側に配設さ
れた磁性体15Bに向かう磁界が発生する。したがっ
て、磁性体15の間を走行する磁気テープ3は、磁気テ
ープ3の厚さ方向の右側がS極となり、磁気テープ3の
厚さ方向の左側がN極となり、対極となるように磁化さ
れる。また、磁気テープ3は、幅方向の略中央部に対応
する位置に磁性体15が配設されていることから、略中
央部が磁化される。
【0026】このように磁界発生手段14を通過した磁
化された磁気テープ3は、第3のガイドローラ10Cに
掛け合わされた後、巻取側テープ巻装体6に巻回され
る。この際、磁気テープ3は、図3に示すように、幅方
向の略中央部のみが磁化されていることから幅方向の略
中央部のみが既に巻回された磁気テープ3と引き合わさ
れる。すなわち、既に巻回された磁気テープ3は、幅方
向の略中央部で且つ厚み方向の上面がS極に磁化されて
おり、一方、磁界発生手段14を走行してきた磁気テー
プ3は、幅方向の略中央部で且つ厚み方向の下側がN極
に磁化されている。そのため、磁気テープ3の幅方向の
略中央部同士で引き合わされる。したがって、巻回され
る磁気テープ3は、幅方向の略中央部が先ず引き合わさ
れる。そして、巻取側テープ巻装体6に巻回された磁気
テープ3と巻取側テープ巻装体6に巻回される磁気テー
プ3との間に介在するエアが磁気テープ3の幅方向の端
部から抜ける。そのため、磁気テープ3間には、エアフ
ィルム層が介在することなく、磁気テープ3間同士の摩
擦力が高まり、良好な状態で巻回される。
【0027】また、巻取側テープ巻装体6に巻回された
磁気テープ3は、階層状に重ね合わされるように巻回さ
れる。このように磁化された状態で巻回された磁気テー
プ3は、図3に示すように、例えば、基準となる磁気テ
ープ3の厚さ方向の上側がS極となり、下側がN極とな
る。そして、基準となる磁気テープ3と上側の面のS極
と隣合う磁気テープ3の面は、対極となるようにN極と
なり、また、基準となる磁気テープ3と下側の面のN極
で隣合う磁気テープ3の面は、S極となる。このように
隣合う磁気テープ3の面が対極となるように巻回される
ことから、隣合う磁気テープ3同士引きつけ合う状態と
なる。したがって、巻回される磁気テープ3は、磁気テ
ープ3間での摩擦力が高まり、重なる磁気テープ3同士
のずれが無くなり、重なる位置が自然と規制され、巻取
側テープ巻装体6への磁気テープ3の巻装状態が良好と
なる。
【0028】なお、上述した磁気テープ巻取装置1の磁
界発生手段14は、図2で示すように、右側の磁性体1
5Aの磁気テープ3に面する側をN極とし、左側の磁性
体15Bの磁気テープ3に面する側をS極となるように
配設されているが、これとは逆に、右側の磁性体15A
の磁気テープ3に面する側をS極とし、左側の磁性体1
5Bの磁気テープ3に面する側をN極となるように配設
しても良いのは勿論である。
【0029】第2の実施の形態である磁気テープ巻取装
置30は、磁界発生手段31が走行系上を走行する磁気
テープ3の幅方向であり略中央部から磁気テープ3の両
端部にかけて磁力が小となるように磁界を印加させるこ
とを特徴とすものである。なお、以下、第1の実施の形
態である磁気テープ巻取装置1と同一部材については、
同一符号を付して詳細な説明は省略する。
【0030】磁気テープ巻取装置30は、第1の実施の
形態である磁気テープ巻取装置1とほぼ同様に構成され
る。すなわち、磁気テープ巻取装置30は、磁気テープ
原反等が巻回される供給側テープ巻装体5と、供給側テ
ープ巻装体5から繰り出された磁気テープ3を巻取る巻
取側テープ巻装体6と、磁気テープ3の走行系上に配設
される磁界発生手段31と、これらを収納する筺体9と
から構成されている。また、筺体9内には、供給側テー
プ巻装体5から繰り出された磁気テープ3が掛け合わさ
れるガイドローラが3カ所に立設されている。これがガ
イドローラは、磁気テープ3を磁界発生手段31が配設
される部位に延在させる。
【0031】このように構成される磁気テープ巻取装置
30には、磁気テープ3に磁界を印加するための磁界発
生手段31が第2のガイドローラ10Bと第3のガイド
ローラ10Cとの間に配設されている。この磁界発生手
段31は、第2のガイドローラ10Bと第3のガイドロ
ーラ10C間の磁気テープ3の走行系上の磁気テープ3
の幅方向で対向するように配設される一対の磁性体32
とから構成されている。このように磁気テープ3は、磁
気テープ3の幅方向で対向するように磁性体32が配設
されることから、磁気テープ3の厚さ方向に磁界が印加
させる。
【0032】磁界発生手段31である磁性体32は、図
4に示すように、磁気テープ3の幅方向で対向するよう
に配設されている。この磁性体32は、例えば永久磁石
や電磁石等により構成されている。そして、これら磁性
体32は、磁性体32間に介在する磁気テープ3との距
離寸法が磁気テープ3の幅方向の中央部から端部にかけ
て長くなるように略山状に形成されている。また、図4
で右方向に配設された磁性体32Aは、磁気テープ3と
対向する面がN極となるように取り付けられている。一
方、図4で左方向に配設された磁性体32Bは、磁気テ
ープ3に対向する面がS極となるように取り付けられ
る。また、これら磁性体32は、磁力が及ぶ程度の距離
寸法を有する間隔をもって磁気テープ3を介して配設さ
れる。このように配設された磁性体32からは、右側に
配設された磁性体32Aから左側に配設された磁性体3
2Bに向かう磁界が発生する。したがって、磁性体32
の間を走行する磁気テープ3は、磁気テープ3の厚さ方
向の右側がS極となり、磁気テープ3の厚さ方向の左側
がN極となり、対極となるように磁化される。また、磁
気テープ3は、磁性体32と幅方向の中央部の距離寸法
が最短で幅方向端部に行くにつれて磁性体32との幅方
向の距離寸法が長くなるように配設されることから、幅
方向の中央部が最も強く磁化されて、幅方向の端部につ
れて弱く磁化される。
【0033】このように磁界発生手段31を通過した磁
化された磁気テープ3は、第3のガイドローラ10Cに
掛け合わされた後、巻取側テープ巻装体6に巻回され
る。この際、磁気テープ3は、図6に示すように、幅方
向の中央部が最も強く磁化されていることから幅方向の
中央部のみが既に巻回された磁気テープ3と引き合わさ
れる。すなわち、既に巻回された磁気テープ3は、幅方
向の略中央部で且つ厚み方向の上側が最も強くS極に磁
化されており、一方、磁界発生手段31を走行してきた
磁気テープ3は、幅方向の略中央部で且つ厚み方向の下
側が最も強くN極に磁化されていることから、磁気テー
プ3の幅方向同士で引き合わされる。したがって、巻回
される磁気テープ3は、幅方向の中央部が最も強く引き
合わされる。そして、巻回される磁気テープ3は、幅方
向の端部に行くにつれて磁力が弱くなることから、引き
合わされる力も弱くなる。したがって、巻取側テープ巻
装体6に巻回された磁気テープ3と巻取側テープ巻装体
6に巻回される磁気テープ3との間に介在するエアは、
磁気テープ3の幅方向の端部から抜ける。そのため、磁
気テープ3間には、エアフィルム層が介在することな
く、磁気テープ3間同士の摩擦力が高まり、良好な状態
で巻回される。
【0034】また、巻取側テープ巻装体6に巻回された
磁気テープ3は、階層状に重ね合わされるように巻回さ
れる。このように磁化された状態で巻回された磁気テー
プ3は、図6に示すように、例えば、基準となる磁気テ
ープ3の厚さ方向の上側がS極となり、下側がN極とな
る。そして、基準となる磁気テープ3と上側の面のS極
と隣合う磁気テープ3の面は、対極となるようにN極と
なり、また、、基準となる磁気テープ3と下側の面のN
極で隣合う磁気テープ3の面は、S極となる。このよう
に隣合う磁気テープ3の面が対極となるように巻回され
ることから、隣合う磁気テープ3同士引きつけ合う状態
となる。したがって、巻回される磁気テープ3は、磁気
テープ3間での摩擦力が高まり、重なる磁気テープ3同
士のずれが無くなり、重なる位置が自然と規制され、巻
取側テープ巻装体6への磁気テープ3の巻装状態が良好
となる。
【0035】なお、上述した磁気テープ巻取装置30の
磁界発生手段31は、図4で示すように、右側の磁性体
32Aの磁気テープ3に面する側をN極とし、左側の磁
性体32Bの磁気テープ3に面する側をS極となるよう
に配設されているが、これとは逆に、右側の磁性体32
Aの磁気テープ3に面する側をS極とし、左側の磁性体
32Bの磁気テープ3に面する側をN極となるように配
設しても良いのは勿論である。
【0036】また、以上詳細に説明した第1の実施の形
態である磁気テープ巻取装置1及び第2の磁気テープ巻
取装置30は、様々の形態をした磁気テープ巻取装置に
設置することが可能である。
【0037】
【発明の効果】本発明に係る磁気テープ巻取装置及び磁
気テープ巻取方法によれば、磁気テープ巻取装置及び磁
気テープ巻取方法は、一方のテープ巻装体から磁気テー
プを繰り出し、走行系上を走行する磁気テープを厚さ方
向の略中央部に磁界を印加して、予め磁化して磁気テー
プを他方のテープ巻装体に巻回する。この際、磁気テー
プは、磁界発生手段で厚さ方向の略中央部で磁力が最も
強くなるように対極に磁化される。そして、他方のテー
プ巻装体に巻回されて重ね合わされた磁気テープは、対
極の磁気テープと隣合う。また、磁気テープは、幅方向
の略中央部の磁力が最も強く磁化されることから、テー
プ巻装体へ巻回される際、磁気テープ間に介在するエア
が磁気テープの幅方向の端部より抜けさせる。したがっ
て、磁気テープ巻取装置及び磁気テープ巻取方法は、磁
気テープを幅方向の略中央部でで隣合う対極の磁気テー
プと引きつけ合うと同時に、磁気テープ間に介在するエ
アが磁気テープの端部より抜き整巻の状態で巻回するこ
とが可能である。
【0038】また、本発明に係る磁気テープ巻取装置及
び磁気テープ巻取方法によれば、様々の形態をした磁気
テープ巻取装置に設置することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1の実施の形態である磁気テー
プ巻取装置の平面図である。
【図2】同磁気テープ巻取装置における磁界発生手段と
磁気テープとの関係を模式的に示す縦断面図である。
【図3】同磁気テープ巻取装置のテープ巻装体に巻回さ
れた磁気テープの磁極の関係を示す縦断面図である。
【図4】本発明に係る第2の実施の形態である磁気テー
プ巻取装置における磁界発生手段と磁気テープとの関係
を模式的に示す縦断面図である。
【図5】同磁気テープ巻取装置の磁気テープの磁極を示
す縦断面図である。
【図6】同磁気テープ巻取装置のテープ巻装体に巻回さ
れた磁気テープの磁極の関係を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 磁気テープ巻取装置 3 磁気テープ 4 供給側テープ巻装体 5 巻取側テープ巻装体 9 筺体 10 ガイドローラ 14 磁界発生手段 15A 磁性体 15B 磁性体 30 磁気テープ巻取装置 31 磁界発生手段 32A 磁性体 32B 磁性体

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方のテープ巻装体から繰り出された
    後、他方のテープ巻装体に巻回される磁気テープと、 一方のテープ巻装体から繰り出され走行系上を走行する
    磁気テープの幅方向の略中央部で対向するように配設さ
    れる一対の磁性体とからなる磁界発生手段とを備え、 磁界発生手段は、走行系上を走行する磁気テープの厚さ
    方向の磁界を印加させることを特徴とする磁気テープ巻
    取装置。
  2. 【請求項2】 磁界発生手段は、走行系上を走行する磁
    気テープの幅方向であり略中央部から磁気テープの両端
    部にかけて磁力が小となるように磁界を印加させること
    を特徴とする請求項1に記載の磁気テープ巻取装置。
  3. 【請求項3】 磁界発生手段は、磁気テープを厚さ方向
    で対極となるように磁化することを特徴とする請求項1
    に記載の磁気テープ巻取装置。
  4. 【請求項4】 磁界発生手段は、磁気テープを厚さ方向
    で対極となるように磁化することを特徴とする請求項2
    に記載の磁気テープ巻取装置。
  5. 【請求項5】 一方のテープ巻装体から繰り出された
    後、他方のテープ巻装体に巻回される磁気テープと、 一方のテープ巻装体から繰り出され走行系上を走行する
    磁気テープの幅方向の略中央部で対向するように配設さ
    れる一対の磁性体とからなる磁界発生手段とを備え、 磁界発生手段は、走行系上を走行する磁気テープの厚さ
    方向の磁界を印加させることを特徴とする磁気テープ巻
    取装置を用いて、 走行系上を走行する磁気テープの厚さ方向の磁界を印加
    させることを特徴とする磁気テープ巻取方法。
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