JPH0999377A - 溶接装置およびその制御方法 - Google Patents

溶接装置およびその制御方法

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JPH0999377A
JPH0999377A JP7256551A JP25655195A JPH0999377A JP H0999377 A JPH0999377 A JP H0999377A JP 7256551 A JP7256551 A JP 7256551A JP 25655195 A JP25655195 A JP 25655195A JP H0999377 A JPH0999377 A JP H0999377A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多軸制御ロボットにスポット溶接ガンを備
えて成る溶接装置において、被溶接部に対する電極チッ
プの位置制御が難しいと共に、ロボットの補正動作範囲
が大きく、大型のロボットを必要とするなどの不具合が
あり、これらの不具合を解決する。 【解決手段】 ハンド部Hはその基端側から先端側へ向
かう第1軸Aの軸回りに回動可能であり、ハンド部Hの
先端部に第1軸Aと直交する第2軸Bによりスポット溶
接ガンGを回動可能に備えると共に、第1軸Aおよび第
2軸Bに直交し且つ両軸の交点を通過する第3軸Cと同
軸状にスポット溶接ガンGの電極チップ14,19を備
えた溶接装置W。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車の組
立ラインの溶接工程において、自動溶接を行うのに用い
られる溶接装置に関し、また、溶接装置におけるスポッ
ト溶接ガンの電極チップの加圧力を制御するのに利用さ
れる制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の溶接装置としては、例えば図8
に示すように、多軸制御ロボット120のハンド部12
1にスポット溶接ガン122を取付けたものがある。
【0003】ロボット120は、基台100上に、垂直
軸回りに回動する回動体110を備えると共に、回動体
110に、第1関節部101を介して第1アーム111
を回動可能に備え、第1アーム111の先端部に、第2
関節部102を介して第2アーム112を回動可能に備
えると共に、第2アーム112の先端部に、ハンド部1
21を備えている。
【0004】ハンド部121は、第2アーム112の軸
線である第1軸Aに対してその軸回りに回動可能である
と共に、第1軸Aに直交する第2軸Bによって取付け部
121aを回動可能に保持しており、この取付け部12
1aにスポット溶接ガン122を取付けるようになって
いる。
【0005】スポット溶接ガン122は、上記の取付け
部121aに装着される保持体115に、一方の電極チ
ップ116およびその進退駆動機構117と、他方の電
極チップ118を設けたガンアーム119を備えてい
る。
【0006】また、上記したような溶接装置において、
進退駆動される電極チップ116の加圧力を一定にする
には、電極チップ116の進退駆動機構117を構成す
るモータの電流値制限あるいは電流値のフィードバック
により、同モータの出力トルクを一定にするオープンル
ープ制御や、加圧部分にロードセル等の圧力センサを設
け、この圧力センサからの信号をフィードバックさせて
加圧力を一定にするクローズドループ制御が用いられて
いた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たような従来の溶接装置にあっては、ロボットとスポッ
ト溶接ガンが分離・独立型であることから、スポット溶
接ガンの重心がロボットの本体から離れたところに位置
しており、図8に示すように、ハンド部121における
取付け部121aの回動軸である第2軸Bから下側の電
極チップ118の先端部までの距離が、水平方向にΔX
であり且つ垂直方向ΔZである。
【0008】このため、被溶接部に対する電極チップの
位置制御が複雑であると共に、スポット溶接ガンの姿勢
を変化させる際にロボットの動作範囲が大きくなり、さ
らに、スポット溶接ガンを充分に支持し得る大型のロボ
ットが必要であるなどの不具合があり、このような不具
合を解決することが課題であった。
【0009】また、従来の溶接装置において、スポット
溶接ガンの電極チップの加圧力制御にあっては、オープ
ンループ制御の場合、外乱による加圧力変動に対して補
正を行うことが困難であり、クローズドループ制御の場
合には、機械的に複雑化することとなり、これらの不具
合を解決することが要望されていた。
【0010】
【発明の目的】本発明は、上記従来の課題に着目して成
されたもので、多軸制御ロボットにスポット溶接ガンを
備えて成る溶接装置において、被溶接部に対する電極チ
ップの位置制御の容易化、ロボットの小型化および小ス
ペース化を実現することができる溶接装置を提供するこ
とを目的としており、また、スポット溶接ガンの電極チ
ップの加圧力を制御するに際して、機械的に複雑化させ
ることなく、外乱による加圧力変動に対する補正を行う
ことができる制御方法を提供することを目的としてい
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる溶接装置
は、請求項1として、多軸制御ロボットのハンド部にス
ポット溶接ガンを備えて成る溶接装置であって、ハンド
部はその基端側から先端側へ向かう第1軸の軸回りに回
動可能であり、ハンド部の先端部に第1軸と直交する第
2軸によりスポット溶接ガンを回動可能に備えると共
に、第1軸および第2軸に直交し且つ両軸の交点を通過
する第3軸と同軸状にスポット溶接ガンの電極チップを
備えた構成とし、請求項2として、一方の電極チップを
第3軸の軸線方向に移動させる進退駆動手段を備えると
共に、他方の電極チップを設けたガンアームと、このガ
ンアームを第3軸の軸回りに回動させるアーム回動用モ
ータを備え、ガンアームとアーム回動用モータとの間に
ガンアームの脱着機構を備えた構成とし、請求項3とし
て、電極チップ、進退駆動手段、アーム回動用モータお
よび脱着機構を第3軸と同軸状に備えた構成としてお
り、上記の構成を課題を解決するための手段としてい
る。
【0012】また、本発明に係わる制御方法は、多軸制
御ロボットのハンド部にスポット溶接ガンを備えて成る
溶接装置において、スポット溶接ガンの電極チップの加
圧力を制御するに際し、スポット溶接ガンを一定の姿勢
にして電極チップによる加圧を行い、このときに電極チ
ップ駆動用モータに流れる電流値を駆動基準値とし、ま
た、スポット溶接ガンを一定の姿勢にして電極チップを
微速度で駆動し、このときに電極チップ駆動用モータに
流れる電流値を負荷変動補正値とし、さらに、スポット
溶接ガンの姿勢を変化させ、このときに電極チップ駆動
用モータを姿勢変化前の状態に保つための電流値を姿勢
変動補正値とし、駆動基準値、負荷変動補正値および姿
勢変動補正値から得た指令値に基づいて、電極チップ駆
動用モータを駆動して電極チップによる加圧を行う構成
としており、上記の構成を課題を解決するための手段と
している。
【0013】
【発明の作用】本発明の請求項1に係わる溶接装置で
は、多軸制御ロボットのハンド部の基端側から先端側へ
向かう第1軸と、ハンド部に対するスポット溶接ガンの
支持軸である第2軸と、スポット溶接ガンの電極チップ
の軸である第3軸とがハンド部において互いに直交し、
ロボットとスポット溶接ガンとが一体化した状態になっ
ている。これにより、分離・独立型に比べて、ハンド部
から電極チップまでの距離が短くなり、電極チップの位
置制御が行い易くなると共に、スポット溶接ガンの重心
がロボット本体に近くなるので、ロボットに対する負荷
が軽減されることとなる。
【0014】本発明の請求項2に係わる溶接装置では、
進退駆動手段により移動する一方の電極チップと、ガン
アームに設けた他方の電極チップとでスポット溶接ガン
を構成し、アーム回動用モータでガンアームを回動させ
ることによって第3軸回りにスポット溶接ガンの姿勢を
変化させ、さらに、脱着機構によりガンアームを外すこ
とにより、一方の電極チップがスタッドガンとして用い
られることになる。
【0015】また、本発明の請求項3に係わる溶接装置
では、電極チップ、進退駆動手段、アーム回動用モータ
および脱着機構を第3軸と同軸状に備えたことにより、
スポット溶接ガンがより小型化されることになり、ロボ
ットに対する負荷がより一層軽減される。
【0016】本発明の請求項4に係わる制御方法では、
電極チップを進退駆動するモータに流れる電流値を用い
て電極チップの加圧力を制御するようにしており、スポ
ット溶接ガンを一定の姿勢にして電極チップによる加圧
を行うことで駆動基準値を検出する。また、スポット溶
接ガンを一定の姿勢にして電極チップを微速度で駆動す
ることにより負荷変動補正値を検出し、さらに、スポッ
ト溶接ガンの姿勢を変化させて姿勢変動補正値を検出
し、駆動基準値、負荷変動補正値および姿勢変動補正値
から得た指令値に基づいて、電極チップ駆動用モータを
駆動して電極チップによる加圧を行うことにより、可動
部の潤滑状態の変化や抵抗値の変化といった機械的な負
荷変動によって生じる電流の変化を補正すると共に、ス
ポット溶接ガンの動きに伴う姿勢変動によって生じる電
流の変化を補正し、電極チップの加圧力を常に一定にす
る。
【0017】
【実施例】以下、図1〜図7に基づいて、本発明に係わ
る溶接装置の一実施例および溶接装置の制御方法を説明
する。
【0018】図1に示す溶接装置Wは、多軸制御ロボッ
トRのハンド部Hにスポット溶接ガンGを備えて成るも
のである。
【0019】ロボットRは、基台1上に、垂直軸回りに
回動する回動体2を備えると共に、回動体2に、第1関
節部3を介して第1アーム4を回動可能に備え、第1ア
ーム4の先端部に、第2関節部5を介して第2アーム6
を回動可能に備えると共に、第2アーム6の先端部に、
ハンド部Hを備えている。
【0020】ハンド部Hは、図2に示すように、第2ア
ーム6の先端内部に収納したハンド部回動用モータ7に
より、基端側から先端側へ向かう第1軸Aの軸回りに回
動可能であって、先端部に、図2上で第1軸Aと水平に
直交する第2軸Bによりスポット溶接ガンGを回動可能
に支持している。
【0021】ハンド部H内には、減速装置付きの溶接ガ
ン回動用モータ8が収容してあり、その出力軸に設けた
プーリー9と、第2軸Bに設けたプーリー10とにベル
ト11が巻掛けてある。これにより、溶接ガン回動用モ
ータ8を作動させると、スポット溶接ガンGが全体的に
回動する。
【0022】スポット溶接ガンGは、ハンド部Hの先端
に組込まれるホルダ12と、ホルダ12の上側に固定さ
れたモータケース13と、ホルダ12およびモータケー
ス13を上下に貫通し且つ下端部に一方の電極チップ1
4を設けたシャフト15を備えている。
【0023】ホルダ12内には、シャフト15を中心に
して環状を成すアーム回動用モータ16がその出力部を
下向きにした状態で収納してあって、アーム回動用モー
タ16の出力部には、環状の脱着機構17を介して、概
略C型を成すガンアーム18が脱着可能に取付けてあ
る。このガンアーム18には、一方の電極チップ14に
対向する他方の電極チップ19が設けてある。これによ
り、アーム回動用モータ16を作動させると、ガンアー
ム18が回動する。
【0024】モータケース13内には、シャフト15を
中心にして環状を成す電極チップ駆動用モータ20が収
納してあって、その上側に、スプラインナット21が設
けてあると共に、下側に、同モータ20により回転駆動
され且つボールねじを構成する駆動ナット22が設けて
ある。
【0025】また、シャフト15は、その上端部から所
定の長さにわたって、先のスプラインナット21に上下
動自在に係合するスプライン15aが形成してあると共
に、スプライン15aの下側から所定の長さにわたっ
て、先の駆動ナット22に係合するスクリュー15bが
形成してある。これにより、電極チップ駆動用モータ2
0を作動させると、駆動用ナット22を介して、スプラ
イン結合により回転規制されたシャフト15をその軸線
方向に移動させ、下側の他方の電極チップ19に対して
一方の電極チップ14を近接離間させる。
【0026】つまり、この実施例では、シャフト15、
電極チップ駆動用モータ20、スプラインナット21お
よび駆動用ナット22で電極チップ14の進退駆動手段
を構成している。
【0027】そして、スポット溶接ガンGは、第1軸A
および第2軸Bの両方に対して直交し且つ両軸A,Bの
交点を通過する第3軸Cと同軸状に電極チップ14,1
9を備えていると共に、電極チップ14,19、進退駆
動手段(シャフト15、電極チップ駆動用モータ20、
スプラインナット21および駆動用ナット22)、アー
ム回動用モータ16および脱着機構17を第3軸Cと同
軸状に備えた構成になっており、このような構成にする
ことでより一層の小型化を実現している。
【0028】上記のロボットRおよびスポット溶接ガン
Gを備えた溶接装置Wは、図3に示すように、上下の電
極チップ14,19によって被溶接部材30に溶接を行
うこととなる。また、溶接装置Wは、ロボットRのハン
ド部Hの基端側から先端側へ向かう第1軸Aと、ハンド
部Hに対するスポット溶接ガンGの支持軸である第2軸
Bと、スポット溶接ガンGの電極チップ14,19の軸
である第3軸Cとがハンド部Hにおいて互いに直交し、
ロボットRとスポット溶接ガンGとが一体化した状態に
なっている。
【0029】したがって、上記溶接装置Wでは、図1に
示すように、ハンド部Hに対するスポット溶接ガンGの
支持軸である第2軸Bから下側の電極チップ19の先端
部までの距離が垂直方向のΔZ分だけとなり、ロボット
とスポット溶接ガンとが分離・独立型である従来の溶接
装置(図8参照)に比べて、ハンド部Hから電極チップ
19までの距離が著しく短くなるので、電極チップ1
4,19の位置制御が行い易くなると共に、スポット溶
接ガンGの重心がロボットRの本体に近くなるので、ロ
ボットRに対する負荷が軽減されることとなる。また、
ロボットRに対する負荷軽減に伴って、各モータの出力
トルクも小さくて済み、小型で軽量のモータを使用する
ことが可能となる。
【0030】さらに、上記溶接装置Wは、例えば溶接位
置が被溶接部材の中央寄りにあり、ガンアーム18の使
用が困難である場合には、脱着機構17によりガンアー
ム18を外すことにより、図4に示すように、一方の電
極チップ14をスタッドガンとして用いることができ
る。この場合には、被溶接部材30の下側に、電極チッ
プ14に対応するバックアップ電極31を設けることと
なる。なお、脱着機構17には、アーム形状等が異なる
別のガンアームを脱着自在に取付けることも当然可能で
ある。
【0031】次に、上記の溶接装置Wにおいて、スポッ
ト溶接ガンGの電極チップ14の加圧力を制御する方法
について説明する。
【0032】まず、図5に示すように、スポット溶接ガ
ンGをその第3軸Cが水平になる姿勢にする。このと
き、電極チップ駆動用モータ20(図2参照)にかかる
負荷は0であって、同モータ20がその位置を保つため
の指令値iMは0である(iM=0)。そして、この姿
勢で電極チップ駆動用モータ20の作動により電極チッ
プ14を前進させて加圧を行い、このときに電極チップ
駆動用モータ20に流れる電流値を駆動基準値iPとす
る(iM=iP)。
【0033】また、図7に示すように、スポット溶接ガ
ンGをその第3軸Cが水平になる姿勢にして電極チップ
14を微速度で駆動し、このときに電極チップ駆動用モ
ータ20に流れる電流値を負荷変動補正値iKとする。
この負荷変動補正値iKは、機械的な負荷に対抗する力
を発生させるのに必要な値である。したがって、加圧時
における電極チップ駆動用モータ20の指令値iMはi
P+iKとなる(iM=iP+iK)。
【0034】さらに、図6に示すように、スポット溶接
ガンGをその第3軸Cが垂直になる姿勢にし、このと
き、電極チップ駆動用モータ20を姿勢変化前の状態に
保つための指令値iMを姿勢変動補正値(マイナス値)
iLとする(iM=iL)。この姿勢変動補正値iL
は、姿勢(角度)変化によって生じる値である。したが
って、姿勢変化後の加圧時における電極チップ駆動用モ
ータ20の指令値iMはiP−iLとなる(iM=ip
=iP−iL)。
【0035】そして、当該制御方法では、負荷変動補正
値iKによる補正と、姿勢変動補正値iLによる補正と
を合成する。つまり、姿勢変化後の加圧時における電極
チップ駆動用モータ20の最終的な指令値iMはiP−
iL+iKとなり(iM=iP−iL+iK)、この指
令値iMに基づいて、電極チップ駆動用モータ20を駆
動して電極チップ14による加圧を行うこととなる。
【0036】このように、溶接装置Wの制御方法では、
駆動基準値iP、負荷変動補正値iKおよび姿勢変動補
正値iLから得た指令値iMに基づいて制御を行うこと
により、可動部の潤滑状態の変化や抵抗値の変化といっ
た機械的な負荷変動によって生じる電流の変化を補正す
ると共に、スポット溶接ガンGの動きに伴う姿勢変動に
よって生じる電流の変化を補正しており、これにより電
極チップ14の加圧力が常に一定に保たれる。
【0037】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明の請求
項1に係わる溶接装置によれば、多軸制御ロボットのハ
ンド部にスポット溶接ガンを備えて成る溶接装置におい
て、ロボットとスポット溶接ガンとが一体化した状態に
なっていることから、従来の分離・独立型に比べて、ハ
ンド部から電極チップまでの距離が短くなり、スポット
溶接ガンの重心がロボット本体に近くなるので、ロボッ
ト先端部における位置決め精度や機械的剛性が高めら
れ、補正動作範囲の減少や電極チップの位置制御の容易
化を実現することができると共に、ロボットに対する負
荷を大幅に軽減することができ、ロボットの小型化や小
スペース化を実現することができる。また、ロボットの
小型化に伴って、動作を迅速に行わせることができ、サ
イクルタイムの短縮なども実現することができる。
【0038】本発明の請求項2に係わる溶接装置によれ
ば、上記請求項1の効果に加えて、ガンアームの回動に
よってさらに多くの溶接位置に容易に対応することが可
能になり、しかも、一対の電極チップを備えたスポット
溶接ガンと、一方の電極チップによるスタッドガンとを
選択的に使用することができ、汎用性を高めることがで
きると共に、溶接工程の集約化なども図ることができ、
さらに、本発明の請求項3に係わる溶接装置によれば、
電極チップ、進退駆動手段、アーム回動用モータおよび
脱着機構を第3軸と同軸状に備えたことにより、スポッ
ト溶接ガンをより小型化にすることができ、ロボットに
対する負荷をより一層軽減することができる。
【0039】本発明の請求項4に係わる制御方法によれ
ば、多軸制御ロボットのハンド部にスポット溶接ガンを
備えて成る溶接装置において、スポット溶接ガンの電極
チップの加圧力を制御するに際し、駆動基準値、負荷変
動補正値および姿勢変動補正値から得た指令値に基づい
て、電極チップ駆動用モータを駆動して電極チップによ
る加圧を行うことにより、可動部の潤滑状態の変化や抵
抗値の変化といった機械的な負荷変動により生じる電流
の変化と、スポット溶接ガンの動きに伴う姿勢変動によ
り生じる電流の変化との両方を補正することとなり、機
械的に複雑化させることなく、外乱による加圧力変動に
対する補正を容易に行うことができ、電極チップの加圧
力を常に一定にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる溶接装置の一実施例を説明する
側面図である。
【図2】図1に示す溶接装置の内部構造を示す断面説明
図である。
【図3】一対の電極チップを備えたスポット溶接ガンと
して使用する場合を説明する側面図である。
【図4】スタッドガンとして使用する場合を説明する側
面図である。
【図5】本発明に係わる制御方法において駆動基準値を
得る場合を説明するスポット溶接ガンの側面図(a)お
よび電極チップ駆動用モータの電流値を説明するグラフ
(b)である。
【図6】本発明に係わる制御方法において姿勢変動補正
値を得る場合を説明するスポット溶接ガンの側面図
(a)および電極チップ駆動用モータの電流値を説明す
るグラフ(b)である。
【図7】本発明に係わる制御方法において負荷変動補正
値を得る場合を説明するスポット溶接ガンの側面図
(a)および電極チップ駆動用モータの電流値を説明す
るグラフ(b)である。
【図8】従来の溶接装置を説明する側面図である。
【符号の説明】
A 第1軸 B 第2軸 C 第3軸 G スポット溶接ガン H ハンド部 R 多軸制御ロボット W 溶接装置 iK 負荷変動補正値 iL 姿勢変動補正値 iM 指令値 iP 駆動基準値 14 一方の電極チップ 15 シャフト(電極チップの進退駆動手段) 16 アーム回動用モータ 17 脱着機構 18 ガンアーム 19 他方の電極チップ 20 電極チップ駆動用モータ(電極チップの進退駆動
手段) 21 スプラインナット(電極チップの進退駆動手段) 22 駆動用ナット(電極チップの進退駆動手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B23P 21/00 303 B23P 21/00 303A B62D 65/00 B62D 65/00 A

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多軸制御ロボットのハンド部にスポット
    溶接ガンを備えて成る溶接装置であって、ハンド部はそ
    の基端側から先端側へ向かう第1軸の軸回りに回動可能
    であり、ハンド部の先端部に第1軸と直交する第2軸に
    よりスポット溶接ガンを回動可能に備えると共に、第1
    軸および第2軸に直交し且つ両軸の交点を通過する第3
    軸と同軸状にスポット溶接ガンの電極チップを備えたこ
    とを特徴とする溶接装置。
  2. 【請求項2】 一方の電極チップを第3軸の軸線方向に
    移動させる進退駆動手段を備えると共に、他方の電極チ
    ップを設けたガンアームと、このガンアームを第3軸の
    軸回りに回動させるアーム回動用モータを備え、ガンア
    ームとアーム回動用モータとの間にガンアームの脱着機
    構を備えたことを特徴とする請求項1に記載の溶接装
    置。
  3. 【請求項3】 電極チップ、進退駆動手段、アーム回動
    用モータおよび脱着機構を第3軸と同軸状に備えたこと
    を特徴とする請求項2に記載の溶接装置。
  4. 【請求項4】 多軸制御ロボットのハンド部にスポット
    溶接ガンを備えて成る溶接装置において、スポット溶接
    ガンの電極チップの加圧力を制御するに際し、スポット
    溶接ガンを一定の姿勢にして電極チップによる加圧を行
    い、このときに電極チップ駆動用モータに流れる電流値
    を駆動基準値とし、また、スポット溶接ガンを一定の姿
    勢にして電極チップを微速度で駆動し、このときに電極
    チップ駆動用モータに流れる電流値を負荷変動補正値と
    し、さらに、スポット溶接ガンの姿勢を変化させ、この
    ときに電極チップ駆動用モータを姿勢変化前の状態に保
    つための電流値を姿勢変動補正値とし、駆動基準値、負
    荷変動補正値および姿勢変動補正値から得た指令値に基
    づいて、電極チップ駆動用モータを駆動して電極チップ
    による加圧を行うことを特徴とする溶接装置の制御方
    法。
JP25655195A 1995-10-03 1995-10-03 溶接装置の制御方法 Expired - Fee Related JP3580330B2 (ja)

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