JPH10101847A - シリカ強化ゴム組成物およびタイヤにおけるその使用 - Google Patents
シリカ強化ゴム組成物およびタイヤにおけるその使用Info
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- JPH10101847A JPH10101847A JP9251835A JP25183597A JPH10101847A JP H10101847 A JPH10101847 A JP H10101847A JP 9251835 A JP9251835 A JP 9251835A JP 25183597 A JP25183597 A JP 25183597A JP H10101847 A JPH10101847 A JP H10101847A
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- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C1/00—Tyres characterised by the chemical composition or the physical arrangement or mixture of the composition
- B60C1/0016—Compositions of the tread
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L9/00—Compositions of homopolymers or copolymers of conjugated diene hydrocarbons
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 強度及び耐摩耗性に優れた硫黄硬化ゴム組成
物及びこのようなゴム組成物からなるトレッドを有する
空気入りゴムタイヤを提供する。 【解決手段】 天然又は合成ポリイソプレンゴムのよう
な少くとも一種のジエン系エラストマー、スチレン−ブ
タジエン−スチレンブロック共重合体のようなA−B−
A型熱可塑性トリブロックエラストマー、微粒子状沈降
シリカ、カーボンブラック及びシリカカップラーとして
のビス−(3‐トリエトキシシリルプロピル)テトラス
ルフィド、並びに常用のゴム添加剤を常法で混合するこ
とにより硫黄硬化性ゴム組成物を調製する。このゴム組
成物を常用の硬化発現混合工程で硫黄硬化させることに
より、強度および耐摩耗性に優れた硫黄硬化ゴム組成物
が得られる。この硬化ゴム組成物は空気入りゴムタイヤ
のトレッドに有利に使用することができる。
物及びこのようなゴム組成物からなるトレッドを有する
空気入りゴムタイヤを提供する。 【解決手段】 天然又は合成ポリイソプレンゴムのよう
な少くとも一種のジエン系エラストマー、スチレン−ブ
タジエン−スチレンブロック共重合体のようなA−B−
A型熱可塑性トリブロックエラストマー、微粒子状沈降
シリカ、カーボンブラック及びシリカカップラーとして
のビス−(3‐トリエトキシシリルプロピル)テトラス
ルフィド、並びに常用のゴム添加剤を常法で混合するこ
とにより硫黄硬化性ゴム組成物を調製する。このゴム組
成物を常用の硬化発現混合工程で硫黄硬化させることに
より、強度および耐摩耗性に優れた硫黄硬化ゴム組成物
が得られる。この硬化ゴム組成物は空気入りゴムタイヤ
のトレッドに有利に使用することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は定量的量のシリカ強化材
と、存在しても少量のカーボンブラック強化材とを含有
するゴム組成物、及びそのトレッドを有するタイヤに関
する。
と、存在しても少量のカーボンブラック強化材とを含有
するゴム組成物、及びそのトレッドを有するタイヤに関
する。
【0002】
【従来の技術】大きい強度および耐摩耗性を必要とする
ゴムを利用するさまざまな用途、特にタイヤおよび各種
工業製品などの用途には、色々な強化用充填材を実質的
な量で含有する、硫黄で硬化されたゴムが用いられてい
る。そのような目的には通常カーボンブラックが用いら
れ、普通、その硫黄硬化ゴムに良好な物理的性質を付与
するか、又はそれら性質を向上させる。そのような目
的、特にシリカがカップリング剤と併用される場合に
は、微粒子状のシリカが用いられることも多い。場合に
よっては、タイヤ用トレッドを含めて各種ゴム製品の強
化用充填材として、シリカとカーボンブラックとの組み
合せが用いられる。
ゴムを利用するさまざまな用途、特にタイヤおよび各種
工業製品などの用途には、色々な強化用充填材を実質的
な量で含有する、硫黄で硬化されたゴムが用いられてい
る。そのような目的には通常カーボンブラックが用いら
れ、普通、その硫黄硬化ゴムに良好な物理的性質を付与
するか、又はそれら性質を向上させる。そのような目
的、特にシリカがカップリング剤と併用される場合に
は、微粒子状のシリカが用いられることも多い。場合に
よっては、タイヤ用トレッドを含めて各種ゴム製品の強
化用充填材として、シリカとカーボンブラックとの組み
合せが用いられる。
【0003】通常、過半量の沈降シリカと、存在しても
少量のカーボンブラック強化材より成る充填材で強化さ
れたジエン系エラストマー(1種又は複数種)のタイヤ
トレッドは、存在しても少量のシリカと共にカーボンブ
ラックで強化された対応するタイヤトレッドに比べてト
レッド耐摩耗性が劣っている。
少量のカーボンブラック強化材より成る充填材で強化さ
れたジエン系エラストマー(1種又は複数種)のタイヤ
トレッドは、存在しても少量のシリカと共にカーボンブ
ラックで強化された対応するタイヤトレッドに比べてト
レッド耐摩耗性が劣っている。
【0004】本発明は、ゴム組成物に熱可塑性材料を含
めようとするものである。
めようとするものである。
【0005】本発明の説明において、“phr”という
用語は、本明細書で用いられる場合、通常の用い方に従
って“ゴム又はエラストマー100重量部当たりの個々
の材料の部数”を意味する。
用語は、本明細書で用いられる場合、通常の用い方に従
って“ゴム又はエラストマー100重量部当たりの個々
の材料の部数”を意味する。
【0006】本発明の説明において、“ゴム”および
“エラストマー”という用語は、本明細書で用いられる
場合、特に断らない限りは、互換的に用いられる。“ゴ
ム組成物”、“混練ゴム”および“ゴムコンパウンド”
という用語は、本明細書で用いられる場合、“各種の構
成成分および材料とブレンド又は混合されているゴム”
を指すものとして互換的に用いられる。このような用語
は、ゴム混合またはゴム混練技術分野の当業者にはよく
知られている。
“エラストマー”という用語は、本明細書で用いられる
場合、特に断らない限りは、互換的に用いられる。“ゴ
ム組成物”、“混練ゴム”および“ゴムコンパウンド”
という用語は、本明細書で用いられる場合、“各種の構
成成分および材料とブレンド又は混合されているゴム”
を指すものとして互換的に用いられる。このような用語
は、ゴム混合またはゴム混練技術分野の当業者にはよく
知られている。
【0007】エラストマーのTgはガラス転移温度を意
味し、示差走査熱量計により加熱速度10℃/分でうま
く測定することができる。
味し、示差走査熱量計により加熱速度10℃/分でうま
く測定することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、強度及び耐
摩耗性に優れた硫黄硬化ゴム組成物及びこのようなゴム
組成物からなるトレッドを有する空気入りゴムタイヤを
提供することを目的とする。
摩耗性に優れた硫黄硬化ゴム組成物及びこのようなゴム
組成物からなるトレッドを有する空気入りゴムタイヤを
提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】発明の概要と実施 本発明の1つの視点によれば、次の: (a)(i)約50〜約98重量部(phr)の、また
別の態様では約70〜約95phrの、イソプレン又は
1,3−ブタジエンの単独重合体、イソプレンと1,3
−ブタジエンとの共重合体並びにイソプレン及び/又は
1,3−ブタジエンとスチレン又はα−メチルスチレ
ン、好ましくはスチレンとの共重合体から選ばれる少な
くとも1種のエラストマー、及びそれに対応して(ii)
約2〜約50phrの、また別の態様では約5〜約30
phrの、末端ポリスチレンハードセグメントと内部ジ
エン系エラストマー・ソフトセグメントより構成され
る、A−B−Aの一般配置を有する少なくとも1種のト
リブロックエラストマーにして、その一般配置において
Aが上記末端ポリスチレンハードセグメントを表し、B
が上記内部ジエン系エラストマー・ソフトセグメントを
表し、そしてそのB成分が上記トリブロックエラストマ
ーの約20〜約80パーセントを占めるトリブロックエ
ラストマーの、(i)及び(ii)より成るエラストマー
100phr、 (b)約20〜約150phr、好ましくは約25〜約
90phrの、微粒子状の沈降シリカとカーボンブラッ
クとから成る充填材にして、その充填材は約10〜約1
00phr、また別の態様では約20〜約85phr、
更に別の態様では約50〜約80phrのシリカを含
み、そしてシリカとカーボンブラックとの重量比が少な
くとも約1/1、好ましくはその充填材の大部分とし
て、また別の態様では約1/1〜約15/1である上記
充填材、及び (c)上記シリカの表面と反応する部位と上記ジエン系
エラストマー(1種又は複数種)と相互作用するもう1
つの部位を有するシリカ用カップラーを含んで成るゴム
組成物が提供される。
別の態様では約70〜約95phrの、イソプレン又は
1,3−ブタジエンの単独重合体、イソプレンと1,3
−ブタジエンとの共重合体並びにイソプレン及び/又は
1,3−ブタジエンとスチレン又はα−メチルスチレ
ン、好ましくはスチレンとの共重合体から選ばれる少な
くとも1種のエラストマー、及びそれに対応して(ii)
約2〜約50phrの、また別の態様では約5〜約30
phrの、末端ポリスチレンハードセグメントと内部ジ
エン系エラストマー・ソフトセグメントより構成され
る、A−B−Aの一般配置を有する少なくとも1種のト
リブロックエラストマーにして、その一般配置において
Aが上記末端ポリスチレンハードセグメントを表し、B
が上記内部ジエン系エラストマー・ソフトセグメントを
表し、そしてそのB成分が上記トリブロックエラストマ
ーの約20〜約80パーセントを占めるトリブロックエ
ラストマーの、(i)及び(ii)より成るエラストマー
100phr、 (b)約20〜約150phr、好ましくは約25〜約
90phrの、微粒子状の沈降シリカとカーボンブラッ
クとから成る充填材にして、その充填材は約10〜約1
00phr、また別の態様では約20〜約85phr、
更に別の態様では約50〜約80phrのシリカを含
み、そしてシリカとカーボンブラックとの重量比が少な
くとも約1/1、好ましくはその充填材の大部分とし
て、また別の態様では約1/1〜約15/1である上記
充填材、及び (c)上記シリカの表面と反応する部位と上記ジエン系
エラストマー(1種又は複数種)と相互作用するもう1
つの部位を有するシリカ用カップラーを含んで成るゴム
組成物が提供される。
【0010】本発明をもう1つの視点から見ると、上記
ゴム組成物を含んで成るトレッドを有するタイヤが提供
される。
ゴム組成物を含んで成るトレッドを有するタイヤが提供
される。
【0011】上記のトリブロックエラストマーは、一般
に、式A−B−Aで表される。ここで、末端ブロックA
は同一でも、異なっていてもよいが、同一であるのが好
ましく、それは例えばスチレンなどのビニル芳香族化合
物の、熱可塑性の単独重合体又は共重合体である。
に、式A−B−Aで表される。ここで、末端ブロックA
は同一でも、異なっていてもよいが、同一であるのが好
ましく、それは例えばスチレンなどのビニル芳香族化合
物の、熱可塑性の単独重合体又は共重合体である。
【0012】上記中央ブロックBは、1,3−ブタジエ
ンとイソプレンから選ばれる共役ジエンから誘導された
エラストマー性重合体である。
ンとイソプレンから選ばれる共役ジエンから誘導された
エラストマー性重合体である。
【0013】上記のAセグメントとBセグメントとの比
率は、広い範囲で変えることができる。中央ブロックB
の分子量は末端ブロックAより大きいことが多い。末端
ブロックAの分子量は、例えば約2,000〜約10
0,000の範囲であることができ、一方中央ブロック
Bの分子量は、例えば約25,000〜約1,000,
000の範囲であることができる。
率は、広い範囲で変えることができる。中央ブロックB
の分子量は末端ブロックAより大きいことが多い。末端
ブロックAの分子量は、例えば約2,000〜約10
0,000の範囲であることができ、一方中央ブロック
Bの分子量は、例えば約25,000〜約1,000,
000の範囲であることができる。
【0014】上記トリブロックエラストマーは、所望に
よっては、そのゴム部分を後処理で水素化することがで
きる。常用の水素化法が概ね使用できる。
よっては、そのゴム部分を後処理で水素化することがで
きる。常用の水素化法が概ね使用できる。
【0015】本発明では、ポリスチレンブロックとポリ
ブタジエン又はポリイソプレンのブロックより成るもの
のようなA−Bタイプの熱可塑性ジブロックエラストマ
ーが、本発明で規定される前記トリブロックA−B−A
エラストマーの一部置換材料又は全置換材料として使用
できるエラストマーとして意図されている。
ブタジエン又はポリイソプレンのブロックより成るもの
のようなA−Bタイプの熱可塑性ジブロックエラストマ
ーが、本発明で規定される前記トリブロックA−B−A
エラストマーの一部置換材料又は全置換材料として使用
できるエラストマーとして意図されている。
【0016】1つの面では、このようなゴム組成物は硫
黄で硬化されるものとして提供される。硫黄による硬化
は、常用の方法で、即ち昇温、昇圧条件下で適当な時間
硬化させることにより行われる。
黄で硬化されるものとして提供される。硫黄による硬化
は、常用の方法で、即ち昇温、昇圧条件下で適当な時間
硬化させることにより行われる。
【0017】本発明の実施においては、前記で指摘した
ように、そのゴム組成物は少なくとも1種のジエン系エ
ラストマー、即ちゴムを含んで成る。しかして、このエ
ラストマーは硫黄硬化性エラストマーであると見なされ
る。このようなジエン系エラストマー、即ちゴムは、例
えばシス1,4‐ポリイソプレンゴム(天然及び/又は
合成ゴム、好ましくは天然ゴム)、並びに例えばイソプ
レン及びブタジエンの合成重合体及び同共重合体、及び
例えば非共役ジエンとスチレン及びα−メチルスチレン
のような芳香族ビニル化合物との共重合体の少なくとも
一種から選ぶことができる。このようなエラストマーの
代表的な例は、例えばシス1,4‐ポリイソプレン、シ
ス1,4‐ポリブタジエン、ビニル単位の含有量が約3
5から約55パーセントの中ビニル含量ポリブタジエ
ン、3,4−ポリイソプレン、イソプレン/ブタジエン
共重合体、スチレン/ブタジエン共重合体、スチレン/
イソプレン共重合体、ブタジエン/アクリロニトリル共
重合体、スチレン/ブタジエン/アクリロニトリル三元
共重合体及びスチレン/イソプレン/ブタジエン三元共
重合体である。認められるように、上記のスチレン/ブ
タジエンエラストマーは有機溶液重合又は水系乳化重合
で製造することができる。
ように、そのゴム組成物は少なくとも1種のジエン系エ
ラストマー、即ちゴムを含んで成る。しかして、このエ
ラストマーは硫黄硬化性エラストマーであると見なされ
る。このようなジエン系エラストマー、即ちゴムは、例
えばシス1,4‐ポリイソプレンゴム(天然及び/又は
合成ゴム、好ましくは天然ゴム)、並びに例えばイソプ
レン及びブタジエンの合成重合体及び同共重合体、及び
例えば非共役ジエンとスチレン及びα−メチルスチレン
のような芳香族ビニル化合物との共重合体の少なくとも
一種から選ぶことができる。このようなエラストマーの
代表的な例は、例えばシス1,4‐ポリイソプレン、シ
ス1,4‐ポリブタジエン、ビニル単位の含有量が約3
5から約55パーセントの中ビニル含量ポリブタジエ
ン、3,4−ポリイソプレン、イソプレン/ブタジエン
共重合体、スチレン/ブタジエン共重合体、スチレン/
イソプレン共重合体、ブタジエン/アクリロニトリル共
重合体、スチレン/ブタジエン/アクリロニトリル三元
共重合体及びスチレン/イソプレン/ブタジエン三元共
重合体である。認められるように、上記のスチレン/ブ
タジエンエラストマーは有機溶液重合又は水系乳化重合
で製造することができる。
【0018】本発明の一つの態様では、約20〜約28
パーセントの結合スチレンを含む、比較的普通のスチレ
ン含有量を有する、乳化重合で合成されたスチレン/ブ
タジエン(E‐SBR)が用いられることもあり、また
幾つかの用途では、中ないし比較的高い結合スチレン含
有量、即ち約30〜約45パーセントの結合スチレンを
含むE‐SBRが用いられることもある。
パーセントの結合スチレンを含む、比較的普通のスチレ
ン含有量を有する、乳化重合で合成されたスチレン/ブ
タジエン(E‐SBR)が用いられることもあり、また
幾つかの用途では、中ないし比較的高い結合スチレン含
有量、即ち約30〜約45パーセントの結合スチレンを
含むE‐SBRが用いられることもある。
【0019】スチレン含有量が約30〜約45パーセン
トという比較的高いスチレン含有量のE‐SBRは、タ
イヤトレッドの静止摩擦特性又はスキッド抵抗性(sk
idresistance)を高めるのに有益であると
考えられる。E‐SBR自体の存在が、特に溶液重合で
合成したSBR(S‐SBR)を利用した場合に比べ
て、未硬化エラストマー混合組成物の加工性を向上させ
るのに有益であると考えられるのである。
トという比較的高いスチレン含有量のE‐SBRは、タ
イヤトレッドの静止摩擦特性又はスキッド抵抗性(sk
idresistance)を高めるのに有益であると
考えられる。E‐SBR自体の存在が、特に溶液重合で
合成したSBR(S‐SBR)を利用した場合に比べ
て、未硬化エラストマー混合組成物の加工性を向上させ
るのに有益であると考えられるのである。
【0020】乳化重合で合成したE‐SBRとは、スチ
レンと1,3‐ブタジエンとが水系エマルジョンとして
共重合されていることを意味する。これはこの技術分野
の当業者にはよく知られていることである。結合スチレ
ン含有量は、例えば約5〜50%の範囲で変えることが
できる。一つの態様では、このE‐SBRはアクリロニ
トリルを含んで、E‐SBARのような三元共重合体ゴ
ムを形成していてもよく、その三元共重合体中の結合ア
クリロニトリルの量は、例えば約2〜約30重量パーセ
ントである。
レンと1,3‐ブタジエンとが水系エマルジョンとして
共重合されていることを意味する。これはこの技術分野
の当業者にはよく知られていることである。結合スチレ
ン含有量は、例えば約5〜50%の範囲で変えることが
できる。一つの態様では、このE‐SBRはアクリロニ
トリルを含んで、E‐SBARのような三元共重合体ゴ
ムを形成していてもよく、その三元共重合体中の結合ア
クリロニトリルの量は、例えば約2〜約30重量パーセ
ントである。
【0021】この溶液重合で合成されたSBR(S‐S
BR)は通常約5〜約50パーセント、好ましくは約9
〜約36パーセントの範囲の結合スチレンを含んでい
る。このS‐SBRは、例えば炭化水素系有機溶媒の存
在下で有機リチウム触媒によってうまく製造することが
できる。
BR)は通常約5〜約50パーセント、好ましくは約9
〜約36パーセントの範囲の結合スチレンを含んでい
る。このS‐SBRは、例えば炭化水素系有機溶媒の存
在下で有機リチウム触媒によってうまく製造することが
できる。
【0022】S‐SBRを使用する目的はタイヤのころ
がり抵抗性を向上させるためであって、それはS‐SB
Rがタイヤトレッド組成物中で用いられた時にヒステリ
シスが低くなることの結果である。
がり抵抗性を向上させるためであって、それはS‐SB
Rがタイヤトレッド組成物中で用いられた時にヒステリ
シスが低くなることの結果である。
【0023】3,4‐ポリイソプレンゴム(3,4‐P
I)は、それがタイヤトレッド組成物中で用いられた
時、タイヤの静止摩擦特性を向上させるのに有益である
と考えられる。
I)は、それがタイヤトレッド組成物中で用いられた
時、タイヤの静止摩擦特性を向上させるのに有益である
と考えられる。
【0024】3,4‐ポリイソプレンエラストマーおよ
びその利用は米国特許第5,087,668号明細書に
より十分に説明されている。この米国特許を本明細書で
参照することによって、その内容がここに記載されたも
のとする。
びその利用は米国特許第5,087,668号明細書に
より十分に説明されている。この米国特許を本明細書で
参照することによって、その内容がここに記載されたも
のとする。
【0025】シス1,4‐ポリブタジエンゴムは、タイ
ヤトレッドの摩耗、即ちトレッド耐摩耗特性を向上させ
るのに有益であると考えられる。
ヤトレッドの摩耗、即ちトレッド耐摩耗特性を向上させ
るのに有益であると考えられる。
【0026】斯かるポリブタジエンエラストマーは、当
業者には周知のように、例えば、1,3‐ブタジエンの
有機溶媒溶液重合によって製造することができる。
業者には周知のように、例えば、1,3‐ブタジエンの
有機溶媒溶液重合によって製造することができる。
【0027】このポリブタジエンエラストマーは、例え
ば少くとも90%のシス1,4‐結合含有量を有するこ
とを特徴とするものが好都合である。
ば少くとも90%のシス1,4‐結合含有量を有するこ
とを特徴とするものが好都合である。
【0028】シス1,4‐ポリイソプレン及びシス1,
4‐ポリイソプレン天然ゴムは、ゴム技術分野の当業者
には周知である。
4‐ポリイソプレン天然ゴムは、ゴム技術分野の当業者
には周知である。
【0029】本発明の硬化したゴム組成物は、合理的な
程度に大きいモジュラスと高い摩耗抵抗性を与えるのに
十分な量のシリカ及びカーボンブラック(若し使用され
るなら)強化用充填材(一種または複数種)を含んでい
るべきである。シリカとカーボンブラックとの合計重量
は、前記のように、ゴム100部当たり約20部程度の
少量でもよいが、約25〜約90重量部であるのがより
好ましい。
程度に大きいモジュラスと高い摩耗抵抗性を与えるのに
十分な量のシリカ及びカーボンブラック(若し使用され
るなら)強化用充填材(一種または複数種)を含んでい
るべきである。シリカとカーボンブラックとの合計重量
は、前記のように、ゴム100部当たり約20部程度の
少量でもよいが、約25〜約90重量部であるのがより
好ましい。
【0030】本発明において、シリカとしては、熱分解
法シリカ系および沈降シリカ系ピグメント(シリカ)を
含めて、ゴムの混練用途で通常使用される各種のシリカ
系ピグメントが用い得ると考えられるが、沈降シリカが
好ましい。
法シリカ系および沈降シリカ系ピグメント(シリカ)を
含めて、ゴムの混練用途で通常使用される各種のシリカ
系ピグメントが用い得ると考えられるが、沈降シリカが
好ましい。
【0031】本発明で好んで用いられるシリカ系ピグメ
ントは、例えば可溶性ケイ酸塩、例えばケイ酸ナトリウ
ムの酸処理で得られるもののような沈降シリカである。
このような沈降シリカはこの技術分野の当業者にはよく
知られている。
ントは、例えば可溶性ケイ酸塩、例えばケイ酸ナトリウ
ムの酸処理で得られるもののような沈降シリカである。
このような沈降シリカはこの技術分野の当業者にはよく
知られている。
【0032】このような沈降シリカは、例えば、BET
表面積が、窒素ガスを用いて測定して、好ましくは約4
0〜約600m2/gの範囲、より普通には約50〜約
300m2/gの範囲にあることを特徴とするであろ
う。この表面積を測定するBET法は、米国化学会誌
(Journal of the American
Chemical Society)第60巻、304
頁(1930年)に説明されている。
表面積が、窒素ガスを用いて測定して、好ましくは約4
0〜約600m2/gの範囲、より普通には約50〜約
300m2/gの範囲にあることを特徴とするであろ
う。この表面積を測定するBET法は、米国化学会誌
(Journal of the American
Chemical Society)第60巻、304
頁(1930年)に説明されている。
【0033】シリカは、また、一般的には、約100〜
約400、より普通には約150〜約300の範囲のジ
ブチルフタレート(DBP)吸収値を有することを特徴
とする。
約400、より普通には約150〜約300の範囲のジ
ブチルフタレート(DBP)吸収値を有することを特徴
とする。
【0034】シリカは、平均最大粒径が、電子顕微鏡で
測定して、例えば0.01から0.05ミクロンの範囲
であると予想される。但し、シリカ粒子の大きさはそれ
より小さい場合も、或いは多分それより大きい場合もあ
り得る。
測定して、例えば0.01から0.05ミクロンの範囲
であると予想される。但し、シリカ粒子の大きさはそれ
より小さい場合も、或いは多分それより大きい場合もあ
り得る。
【0035】各種の市販シリカが本発明での使用に考慮
することができ、これを単に例として、限定することな
く示すと、PPGインダストリーズ社(PPG Ind
ustries)からハイ−シル(Hi‐Sil)とい
う商標名で、210、243などの商品番号で市販され
ているシリカ;ローン・プーラン社(Rhone‐Po
ulenc)から、例えばゼオシル(Zeosil)1
165MPという名称で市販されているシリカ;および
デグッサ社(Degussa AG)から、例えばVN
2およびVN3などの名称で市販されているシリカなど
がある。
することができ、これを単に例として、限定することな
く示すと、PPGインダストリーズ社(PPG Ind
ustries)からハイ−シル(Hi‐Sil)とい
う商標名で、210、243などの商品番号で市販され
ているシリカ;ローン・プーラン社(Rhone‐Po
ulenc)から、例えばゼオシル(Zeosil)1
165MPという名称で市販されているシリカ;および
デグッサ社(Degussa AG)から、例えばVN
2およびVN3などの名称で市販されているシリカなど
がある。
【0036】シリカは、普通、そのシリカをエラストマ
ー(1種又は複数種)と結合させ、かくしてシリカのエ
ラストマー強化効果を高めるシリカカップラーと共に使
用される。
ー(1種又は複数種)と結合させ、かくしてシリカのエ
ラストマー強化効果を高めるシリカカップラーと共に使
用される。
【0037】このようなカップリング剤は、例えば、シ
リカ粒子と予備混合又は予備反応させてもよいし、或い
はゴム/シリカの加工工程又は混合工程中にゴム混合物
に添加してもよい。カップリング剤とシリカとがゴム/
シリカの混合工程又は加工工程中にゴム混合物に別個に
加えられる場合、そのカップリング剤はその場でシリカ
と結合すると考えられる。
リカ粒子と予備混合又は予備反応させてもよいし、或い
はゴム/シリカの加工工程又は混合工程中にゴム混合物
に添加してもよい。カップリング剤とシリカとがゴム/
シリカの混合工程又は加工工程中にゴム混合物に別個に
加えられる場合、そのカップリング剤はその場でシリカ
と結合すると考えられる。
【0038】特に、このようなシリカカップリング剤
は、時には、シリカ表面、通常はシリカ表面に普通含ま
れるシラノール基と反応する能力のある構成成分または
部位(シラン部分)、そしてまたゴム、特に炭素−炭素
二重結合、即ち不飽和結合を含む硫黄加硫性ゴムと反応
する能力のある構成成分または部位を有するシランから
構成されている。このようにして、このカップラーはシ
リカとゴムとの間で結合橋として作用し、それによりシ
リカのゴム強化性能が高められる。
は、時には、シリカ表面、通常はシリカ表面に普通含ま
れるシラノール基と反応する能力のある構成成分または
部位(シラン部分)、そしてまたゴム、特に炭素−炭素
二重結合、即ち不飽和結合を含む硫黄加硫性ゴムと反応
する能力のある構成成分または部位を有するシランから
構成されている。このようにして、このカップラーはシ
リカとゴムとの間で結合橋として作用し、それによりシ
リカのゴム強化性能が高められる。
【0039】非常に多数のカップリング剤がシリカとゴ
ムとを、および/またはポリイソプレンゴムをシリカと
カーボンブラックとの混合物と一緒に(シリカが、通
常、シリカ/カーボンブラック強化用充填材の主成分と
なることが必要とされる)結合させる場合の使用のため
に教示されており、その例に、例えば、ビス(3−トリ
エトキシシリルプロピル)テトラスルフィドのような、
ポリスルフィドの成分または構造を含むシランカップリ
ング剤がある。
ムとを、および/またはポリイソプレンゴムをシリカと
カーボンブラックとの混合物と一緒に(シリカが、通
常、シリカ/カーボンブラック強化用充填材の主成分と
なることが必要とされる)結合させる場合の使用のため
に教示されており、その例に、例えば、ビス(3−トリ
エトキシシリルプロピル)テトラスルフィドのような、
ポリスルフィドの成分または構造を含むシランカップリ
ング剤がある。
【0040】本発明の実施において、このシリカカップ
ラーは、例えばビス(3−トリエトキシシリルプロピ
ル)テトラスルフィドであることができる。
ラーは、例えばビス(3−トリエトキシシリルプロピ
ル)テトラスルフィドであることができる。
【0041】この技術分野の当業者には容易に理解され
るように、本発明のゴム組成物は、各種の硫黄加硫性成
分ゴムを、例えば、硫黄、活性化剤、遅延剤および促進
剤のような硬化助剤、オイル、粘着性樹脂を含めて各種
の樹脂、シリカおよび可塑剤のような加工助剤、充填
材、顔料、脂肪酸、酸化亜鉛、ワックス、酸化防止剤と
オゾン亀裂防止剤、素練り促進剤、および例えばカーボ
ンブラックのような強化材のような、一般に用いられて
いるさまざまな添加材料と混合する方法のような、ゴム
混練技術分野で一般に知られている方法によって混練さ
れる。当業者に知られているように、上記の添加剤は硫
黄加硫性材料および硫黄硬化した材料(ゴム)の意図さ
れた用途に応じて選ばれ、そして常用の量で普通使用さ
れる。
るように、本発明のゴム組成物は、各種の硫黄加硫性成
分ゴムを、例えば、硫黄、活性化剤、遅延剤および促進
剤のような硬化助剤、オイル、粘着性樹脂を含めて各種
の樹脂、シリカおよび可塑剤のような加工助剤、充填
材、顔料、脂肪酸、酸化亜鉛、ワックス、酸化防止剤と
オゾン亀裂防止剤、素練り促進剤、および例えばカーボ
ンブラックのような強化材のような、一般に用いられて
いるさまざまな添加材料と混合する方法のような、ゴム
混練技術分野で一般に知られている方法によって混練さ
れる。当業者に知られているように、上記の添加剤は硫
黄加硫性材料および硫黄硬化した材料(ゴム)の意図さ
れた用途に応じて選ばれ、そして常用の量で普通使用さ
れる。
【0042】本発明では、若し使用するなら、強化用タ
イプのカーボンブラック(1種または複数種)が常用量
で添加されることは前に説明した。シリカカップラーは
カーボンブラックと一緒に用いてもよいこと、即ちゴム
組成物に添加する前にカーボンブラックと予備混合して
もよいことに気づかれるべきであり、そしてこのカーボ
ンブラックは前記ゴム組成物の処方のためのカーボンブ
ラックの前記量の中に含められるべきである。粘着剤樹
脂を使用するなら、その常用量は約0.5〜約10ph
r、普通は約1〜約5phrの範囲である。加工助剤の
常用量は約1〜約50phrである。このような加工助
剤として、例えば芳香族系、ナフテン系及び/又はパラ
フィン系のプロセスオイルを挙げることができる。酸化
防止剤の常用量は約1〜約5phrである。代表的な酸
化防止剤は、例えばジフェニル‐p‐フェニレンジアミ
ン、および例えばヴァンデルビルトのゴムハンドブック
(Vanderbilt Rubber Handbo
ok)(1978年)、344−346頁に開示されて
いるもののようなその他の酸化防止剤であることができ
る。オゾン亀裂防止剤の常用量は約1〜5phrであ
る。脂肪酸─ステアリン酸を挙げることができる─の常
用量は、若し使用されるなら、約0.5〜約3phrで
ある。酸化亜鉛の常用量は約1〜約5phrである。ワ
ックスの常用量は約1〜約5phrである。マイクロク
リスタリンワックスがよく用いられる。素練り促進剤の
常用量は約0.1〜約1phrである。代表的素な練り
促進剤は、例えばペンタクロロチオフェノールおよびジ
ベンズアミドジフェニルジスルフィドである。
イプのカーボンブラック(1種または複数種)が常用量
で添加されることは前に説明した。シリカカップラーは
カーボンブラックと一緒に用いてもよいこと、即ちゴム
組成物に添加する前にカーボンブラックと予備混合して
もよいことに気づかれるべきであり、そしてこのカーボ
ンブラックは前記ゴム組成物の処方のためのカーボンブ
ラックの前記量の中に含められるべきである。粘着剤樹
脂を使用するなら、その常用量は約0.5〜約10ph
r、普通は約1〜約5phrの範囲である。加工助剤の
常用量は約1〜約50phrである。このような加工助
剤として、例えば芳香族系、ナフテン系及び/又はパラ
フィン系のプロセスオイルを挙げることができる。酸化
防止剤の常用量は約1〜約5phrである。代表的な酸
化防止剤は、例えばジフェニル‐p‐フェニレンジアミ
ン、および例えばヴァンデルビルトのゴムハンドブック
(Vanderbilt Rubber Handbo
ok)(1978年)、344−346頁に開示されて
いるもののようなその他の酸化防止剤であることができ
る。オゾン亀裂防止剤の常用量は約1〜5phrであ
る。脂肪酸─ステアリン酸を挙げることができる─の常
用量は、若し使用されるなら、約0.5〜約3phrで
ある。酸化亜鉛の常用量は約1〜約5phrである。ワ
ックスの常用量は約1〜約5phrである。マイクロク
リスタリンワックスがよく用いられる。素練り促進剤の
常用量は約0.1〜約1phrである。代表的素な練り
促進剤は、例えばペンタクロロチオフェノールおよびジ
ベンズアミドジフェニルジスルフィドである。
【0043】加硫は硫黄加硫剤の存在下で行われる。適
した硫黄加硫剤の例に、元素硫黄(フリー硫黄)または
硫黄供給性加硫剤、例えばアミンジスルフィド、高分子
ポリスルフィドまたは硫黄−オレフィン付加体がある。
好ましい硫黄加硫剤は元素硫黄である。この技術分野の
当業者に知られているように、硫黄加硫剤は約0.5〜
約4phrの範囲の量で、場合によっては約8phrま
での量でさえ用いられるが、約1.5〜約2.5ph
r、時には約2〜約2.5phrの範囲が好ましい。
した硫黄加硫剤の例に、元素硫黄(フリー硫黄)または
硫黄供給性加硫剤、例えばアミンジスルフィド、高分子
ポリスルフィドまたは硫黄−オレフィン付加体がある。
好ましい硫黄加硫剤は元素硫黄である。この技術分野の
当業者に知られているように、硫黄加硫剤は約0.5〜
約4phrの範囲の量で、場合によっては約8phrま
での量でさえ用いられるが、約1.5〜約2.5ph
r、時には約2〜約2.5phrの範囲が好ましい。
【0044】促進剤は、加硫に必要な時間及び/又は温
度を調節し、かつ加硫物の性質を改善するために用いら
れる。1つの態様では、単一の促進剤系、即ち一次促進
剤が用いられる。通常、推奨される一次促進剤(1種ま
たは複数種)は総量で約0.5〜約4phr、好ましく
は約0.8〜約1.5phrの範囲の量で用いられる。
もう1つの態様では、一次促進剤と二次促進剤とを組み
合わせて用いることもあり、この場合加硫を活性化し、
加硫物の性質を改善するために、二次促進剤の方が少量
(約0.05〜約3phr)で使用される。これら促進
剤の組み合わせには最終製品の性質に対して相乗効果を
生むことが期待され、その性質はいずれかの促進剤を単
独で用いて製造した物より幾分良好である。さらに、標
準の加工温度では影響されないが、常用の加硫温度では
満足な硬化をもたらす遅効型促進剤も用いることができ
る。加硫遅延剤が使用されることもある。本発明で使用
することができる適したタイプの促進剤は、アミン類、
ジスルフィド類、グアニジン類、チオ尿素類、チアゾー
ル類、チウラム類、スルフェンアミド類、ジチオカルバ
メート類およびザンテート類である。一次促進剤はスル
フェンアミド系化合物であるのが好ましい。二次促進剤
が用いられる場合、その二次促進剤はグアニジン、ジチ
オカルバメートまたはチウラム系の各化合物であるのが
好ましい。
度を調節し、かつ加硫物の性質を改善するために用いら
れる。1つの態様では、単一の促進剤系、即ち一次促進
剤が用いられる。通常、推奨される一次促進剤(1種ま
たは複数種)は総量で約0.5〜約4phr、好ましく
は約0.8〜約1.5phrの範囲の量で用いられる。
もう1つの態様では、一次促進剤と二次促進剤とを組み
合わせて用いることもあり、この場合加硫を活性化し、
加硫物の性質を改善するために、二次促進剤の方が少量
(約0.05〜約3phr)で使用される。これら促進
剤の組み合わせには最終製品の性質に対して相乗効果を
生むことが期待され、その性質はいずれかの促進剤を単
独で用いて製造した物より幾分良好である。さらに、標
準の加工温度では影響されないが、常用の加硫温度では
満足な硬化をもたらす遅効型促進剤も用いることができ
る。加硫遅延剤が使用されることもある。本発明で使用
することができる適したタイプの促進剤は、アミン類、
ジスルフィド類、グアニジン類、チオ尿素類、チアゾー
ル類、チウラム類、スルフェンアミド類、ジチオカルバ
メート類およびザンテート類である。一次促進剤はスル
フェンアミド系化合物であるのが好ましい。二次促進剤
が用いられる場合、その二次促進剤はグアニジン、ジチ
オカルバメートまたはチウラム系の各化合物であるのが
好ましい。
【0045】前記のゴム配合成分の存在やそれらの相対
量は本発明の1つの態様とは見なされず、本発明は、よ
り一義的には、前記トリブロックエラストマーを、特に
タイヤトレッドで使用するための、シリカで定量的に強
化されているゴム組成物に含め、使用することに関す
る。
量は本発明の1つの態様とは見なされず、本発明は、よ
り一義的には、前記トリブロックエラストマーを、特に
タイヤトレッドで使用するための、シリカで定量的に強
化されているゴム組成物に含め、使用することに関す
る。
【0046】本発明のゴム組成物の混合は、ゴム混合技
術分野の当業者に知られている方法によって行うことが
できる。例えば、これら各成分は、通常、少なくとも二
つの工程、即ち少なくとも一つの非硬化発現工程とそれ
に続く硬化発現混合工程で混合される。最終硬化剤は、
一般に、“硬化発現”混合工程と普通呼ばれる最終工程
で混合され、この工程では、混合は、一般に、それに先
行する非硬化発現混合工程(1工程または複数工程)の
混合温度(1つまたは複数)より低い温度又は最終温度
で行われる。ゴム、シリカおよびシリカカップラー、お
よび、若し用いるならカーボンブラックが1つまたはそ
れ以上の非硬化発現混合工程で混合される。“非硬化発
現”および“硬化発現”混合工程という用語は、ゴム混
合技術分野の当業者には周知である。
術分野の当業者に知られている方法によって行うことが
できる。例えば、これら各成分は、通常、少なくとも二
つの工程、即ち少なくとも一つの非硬化発現工程とそれ
に続く硬化発現混合工程で混合される。最終硬化剤は、
一般に、“硬化発現”混合工程と普通呼ばれる最終工程
で混合され、この工程では、混合は、一般に、それに先
行する非硬化発現混合工程(1工程または複数工程)の
混合温度(1つまたは複数)より低い温度又は最終温度
で行われる。ゴム、シリカおよびシリカカップラー、お
よび、若し用いるならカーボンブラックが1つまたはそ
れ以上の非硬化発現混合工程で混合される。“非硬化発
現”および“硬化発現”混合工程という用語は、ゴム混
合技術分野の当業者には周知である。
【0047】本発明のゴム組成物はさまざまな目的に使
用できる。例えば、それは各種のタイヤコンパウンド用
に使用できる。このようなタイヤは、この技術分野での
当業者に知られ、容易に明かになる種々の方法で組み立
てられ、賦形され、成形され、そして硬化させることが
できる。
用できる。例えば、それは各種のタイヤコンパウンド用
に使用できる。このようなタイヤは、この技術分野での
当業者に知られ、容易に明かになる種々の方法で組み立
てられ、賦形され、成形され、そして硬化させることが
できる。
【0048】
【実施例】本発明は次の実施例を参照することにより更
によく理解されるであろう。それらの実施例において、
部およびパーセントは、特に断らない限りは、重量で与
えられる。
によく理解されるであろう。それらの実施例において、
部およびパーセントは、特に断らない限りは、重量で与
えられる。
【0049】実施例1 本実施例では、線状のA−B−Aトリブロックエラスト
マーを、31パーセントのスチレンを含有するS−B−
Sトリブロックエラストマー[クラトン(Krato
n)D−1101]として含有するゴム組成物を調製す
る。このS−B−Sトリブロックエラストマーは、実際
には、乳化重合で合成した、スチレンを40パーセント
含有するブタジエン/スチレンエラストマー共重合体
(SBR)の置換材料として使用された。この研究には
2つの対照ゴム試料も含められている。その一方は1
2.8phrのカップリング剤・X50Sを含有するも
のであり(対照A)、他方は6.4phrのカップリン
グ剤・X50Sを含有するものである(対照B)。
マーを、31パーセントのスチレンを含有するS−B−
Sトリブロックエラストマー[クラトン(Krato
n)D−1101]として含有するゴム組成物を調製す
る。このS−B−Sトリブロックエラストマーは、実際
には、乳化重合で合成した、スチレンを40パーセント
含有するブタジエン/スチレンエラストマー共重合体
(SBR)の置換材料として使用された。この研究には
2つの対照ゴム試料も含められている。その一方は1
2.8phrのカップリング剤・X50Sを含有するも
のであり(対照A)、他方は6.4phrのカップリン
グ剤・X50Sを含有するものである(対照B)。
【0050】クラトンD−1101を含有するゴム試料
(実験C)も対照Bゴム試料にマッチする低いレベルの
カップリング剤を含有する。実験試料Cはカップリング
剤をより高いレベルで含有する対照Aより改善された耐
摩耗性を示すことが観察された。実験試料Cは、また、
カップリング剤を同等のレベルで含有する対照Bに比較
して優れた耐摩耗性を示す。しかして、乳化重合SBR
共重合体のS−B−Sブロック型重合体による置換は、
改善された耐摩耗性を提供し、しかもゴム組成物中のカ
ップリング剤含有量を減少させることが観察されたので
ある。
(実験C)も対照Bゴム試料にマッチする低いレベルの
カップリング剤を含有する。実験試料Cはカップリング
剤をより高いレベルで含有する対照Aより改善された耐
摩耗性を示すことが観察された。実験試料Cは、また、
カップリング剤を同等のレベルで含有する対照Bに比較
して優れた耐摩耗性を示す。しかして、乳化重合SBR
共重合体のS−B−Sブロック型重合体による置換は、
改善された耐摩耗性を提供し、しかもゴム組成物中のカ
ップリング剤含有量を減少させることが観察されたので
ある。
【0051】表1に示される材料を含有するゴム組成物
は、BRバンバリーミキサー中で、2つの別個の逐次添
加工程(混合)、即ち1つの非硬化発現混合工程と1つ
の最終硬化発現混合工程を用いて、それぞれ160℃と
120℃に7分間と2分間加熱することによって調製さ
れたものである。これらコンパウンドの物理的性質を表
2で比較する。
は、BRバンバリーミキサー中で、2つの別個の逐次添
加工程(混合)、即ち1つの非硬化発現混合工程と1つ
の最終硬化発現混合工程を用いて、それぞれ160℃と
120℃に7分間と2分間加熱することによって調製さ
れたものである。これらコンパウンドの物理的性質を表
2で比較する。
【0052】
【表1】
【0053】1)グッドイヤー タイヤ アンド ラバ
ー社(Goodyear Tire& Rubber
Company)から入手できる、40%のスチレンを
含む乳化重合で合成したSBRエラストマーにして、こ
のエラストマー100部当たり37.5phrの芳香族
オイルを含むそのSBRエラストマー。 2)グッドイヤー タイヤ アンド ラバー社からブデ
ン(Budene:登録商標)として入手したシス1,
4‐ポリブタジエンゴム。 3)グッドイヤー タイヤ アンド ラバー社から入手
した、イソプレン含有量が約50パーセント、Tgが約
−45℃であるイソプレン/ブタジエン共重合体エラス
トマー。 4)シェル ケミカル社(Shell Chemica
l Company)から入手できる、ポリスチレン含
有量が約31パーセント、ポリブタジエン含有量がポリ
スチレン含有量に対応して約69パーセントであると報
告されているS−B−S(スチレン−ブタジエン−スチ
レン)トリブロックエラストマー。 5)デグッサ社からX50Sとして入手できる、ビス−
(3−トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフィド
とカーボンブラックとの50/50比のブレンドと報告
されている。 6)ローン‐プーラン社からゼオシル1165MPとし
て入手したシリカ。 7)E−SBRから約26.5部、PBd中で約5部
(E−SBRとPBdの量は乾燥重量に基づく)である
ゴムプロセスオイル。加えて、約17部の追加のプロセ
スオイル、可塑剤、樹脂及びワックスが添加された。 8)モンサント社(Monsanto Compan
y)からのサントフレックス(Santoflex)6
PPD。 9)グッドイヤー タイヤ アンド ラバー社からのウ
ィングステー(登録商標)100。 10)グアニジンタイプ及びスルフェンアミドタイプの
促進剤の組み合わせ。
ー社(Goodyear Tire& Rubber
Company)から入手できる、40%のスチレンを
含む乳化重合で合成したSBRエラストマーにして、こ
のエラストマー100部当たり37.5phrの芳香族
オイルを含むそのSBRエラストマー。 2)グッドイヤー タイヤ アンド ラバー社からブデ
ン(Budene:登録商標)として入手したシス1,
4‐ポリブタジエンゴム。 3)グッドイヤー タイヤ アンド ラバー社から入手
した、イソプレン含有量が約50パーセント、Tgが約
−45℃であるイソプレン/ブタジエン共重合体エラス
トマー。 4)シェル ケミカル社(Shell Chemica
l Company)から入手できる、ポリスチレン含
有量が約31パーセント、ポリブタジエン含有量がポリ
スチレン含有量に対応して約69パーセントであると報
告されているS−B−S(スチレン−ブタジエン−スチ
レン)トリブロックエラストマー。 5)デグッサ社からX50Sとして入手できる、ビス−
(3−トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフィド
とカーボンブラックとの50/50比のブレンドと報告
されている。 6)ローン‐プーラン社からゼオシル1165MPとし
て入手したシリカ。 7)E−SBRから約26.5部、PBd中で約5部
(E−SBRとPBdの量は乾燥重量に基づく)である
ゴムプロセスオイル。加えて、約17部の追加のプロセ
スオイル、可塑剤、樹脂及びワックスが添加された。 8)モンサント社(Monsanto Compan
y)からのサントフレックス(Santoflex)6
PPD。 9)グッドイヤー タイヤ アンド ラバー社からのウ
ィングステー(登録商標)100。 10)グアニジンタイプ及びスルフェンアミドタイプの
促進剤の組み合わせ。
【0054】次の表2は対照実験A以外の各実験に導入
されたトリブロックエラストマーの量と硬化した試料の
各種物理的性質を示すものである。各試料は約150℃
で約18分間硬化された。
されたトリブロックエラストマーの量と硬化した試料の
各種物理的性質を示すものである。各試料は約150℃
で約18分間硬化された。
【0055】
【表2】
【0056】この実施例は、特に、実験Cのゴム組成物
にA−B−A型トリブロックエラストマーであるクラト
ン(登録商標)D−1101を含めると、このトリブロ
ックエラストマーを含んでいない対照A及びBに比較し
て、耐摩耗性が有意に改善されることを示している。こ
のことは、タイヤトレッドでこのゴム組成物を使用する
ことを考える上で重要であると見なされるもので、その
使用によりトレッド耐摩耗性が改善されるからである。
にA−B−A型トリブロックエラストマーであるクラト
ン(登録商標)D−1101を含めると、このトリブロ
ックエラストマーを含んでいない対照A及びBに比較し
て、耐摩耗性が有意に改善されることを示している。こ
のことは、タイヤトレッドでこのゴム組成物を使用する
ことを考える上で重要であると見なされるもので、その
使用によりトレッド耐摩耗性が改善されるからである。
【0057】以上、本発明を例示説明する目的で一定の
代表的態様と細部を示したが、この技術分野の当業者に
は、本発明の精神と範囲から逸脱することなしに、その
中でさまざまな変更と改変がなされ得ることは明らかで
あろう。
代表的態様と細部を示したが、この技術分野の当業者に
は、本発明の精神と範囲から逸脱することなしに、その
中でさまざまな変更と改変がなされ得ることは明らかで
あろう。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI //(C08L 9/00 53:02) (71)出願人 590002976 1144 East Market Stre et,Akron,Ohio 44316− 0001,U.S.A. (72)発明者 デイヴィッド・ジョン・ザンジグ アメリカ合衆国オハイオ州44685,ユニオ ンタウン,アヴァンティ・レーン 3556 (72)発明者 マーク・サミュエル・シンスキー アメリカ合衆国オハイオ州44303,アクロ ン,メンター・ロード 704
Claims (4)
- 【請求項1】 次の: (a)(i)約50〜約98重量部(phr)の、イソ
プレン又は1,3−ブタジエンの単独重合体、イソプレ
ンと1,3−ブタジエンとの共重合体並びにイソプレン
及び/又は1,3−ブタジエンとスチレン又はα−メチ
ルスチレンとの共重合体から選ばれる少なくとも1種の
エラストマー、及びそれに対応して(ii)約2〜約50
phrの、末端ポリスチレンハードセグメントと内部ジ
エン系エラストマー・ソフトセグメントより構成され
る、A−B−Aの一般配置を有する少なくとも1種のト
リブロックエラストマーにして、該一般配置においてA
が該末端ポリスチレンハードセグメントを表し、Bが該
内部ジエン系エラストマー・ソフトセグメントを表し、
そしてそのB成分が該トリブロックエラストマーの約2
0〜約80パーセントを占める該トリブロックエラスト
マーの、(i)と(ii)より成るエラストマー100p
hr、 (b)約20〜約150phrの、微粒子状の沈降シリ
カとカーボンブラックとから成る充填材にして、該充填
材は約10〜約100phrの該シリカを含み、そして
シリカとカーボンブラックとの重量比が少なくとも約1
/1である該充填材、および (c)該シリカの表面と反応する部位と該ジエン系エラ
ストマー(1種又は複数種)と相互作用するもう1つの
部位を有するシリカ用カップラーを含んで成ることを特
徴とするゴム組成物。 - 【請求項2】 A−B−Aトリブロックエラストマーの
内部ジエン系エラストマーが1,3−ブタジエン及びイ
ソプレンの少なくとも1種から選ばれる共役ジエンのエ
ラストマーであることを特徴とする、請求項1に記載の
ゴム組成物。 - 【請求項3】 シリカカップラーがビス‐(3‐トリア
ルコキシシリルプロピル)ポリスルフィドであることを
特徴とする、請求項1又は2に記載のゴム組成物。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載のゴム組
成物から成ることを特徴とするゴムトレッドを有する空
気入りタイヤ。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US716692 | 1996-09-19 | ||
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