JPH10102417A - 排水性舗装に対する溶融噴射式道路標示方法 - Google Patents

排水性舗装に対する溶融噴射式道路標示方法

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JPH10102417A
JPH10102417A JP29431296A JP29431296A JPH10102417A JP H10102417 A JPH10102417 A JP H10102417A JP 29431296 A JP29431296 A JP 29431296A JP 29431296 A JP29431296 A JP 29431296A JP H10102417 A JPH10102417 A JP H10102417A
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麒三郎 林
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茂 宮本
Yasuo Ishizuka
泰夫 石塚
Yokichi Hori
洋吉 堀
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 排水性舗装の路面上に1台の手押し施工機で
いかなる交通区分形態の道路標示の塗装を可能とした排
水性舗装に対する溶融噴射式道路標示方法を提供するこ
とを目的とする。 【解決手段】 排水性舗装路面上に標示線を道路標示す
る方法であって、地上より離間して互いに対向し配置し
た2個の回転体を、下方に向って内接方向に回転させ、
前記2個の回転体の上部に配置したホッパーに収納して
ある塗布材を、前記2個の回転体とホッパーとを排水性
舗装路面に対して傾斜させて前記2個の回転体間から下
方に噴射させるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、排水性舗装に対す
る溶融噴射式道路標示方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、高速道路および一般道の舗装で、
雨天時の車両走行安全性の向上、事故発生率低下を期待
される有効な舗装として、排水性舗装が施工され始めて
いる。この排水性舗装は、表層の骨材粒子が大きく、空
隙が多い構造となっており、凹凸状路面となるため、こ
の凹凸状路面に標示する標示線の道路標示方法に問題が
あった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この排水性
舗装に対する噴射式ノズルによるペイント塗装は、垂直
噴射式ノズルの角度により斜めから塗布は出来るが、膜
厚も0.3mm〜0.4mm程度で、溶融式に比して乾
燥時間も多く、耐摩耗性も劣る点があった。周知のごと
くスリット工法による道路標示方法によれば、塗膜表面
が路面の凹凸に関係なく仕上がり、排水性舗装の空隙部
に塗布材が充填するため、平滑な標示線となる。しかし
ながら、雨天夜間時には、標示線の塗膜表面が水膜で覆
われるため、視認効果がなく、また排水性舗装の中まで
塗布材が浸透して排水穴を塞いでしまい、排水効果を損
なうという欠点があった。噴射ノズルによる溶融式工法
は、噴射加圧装置、保温装置などの設置に大きなスペー
スが必要であり、小型手押機としての実用化は成されて
いないのが実情であった。噴射式工法は、垂直噴射が一
般的であり、通常舗装に対しては、有効な方法である
が、排水性舗装では、垂直噴射だと塗膜が一定になり、
排水穴を塞いでしまうため凹凸状路面に雨水が残り、雨
天夜間時には、標示が視認されないという欠点があっ
た。
【0004】しかして、交通区分形態による塗装進行方
向と車両進行方向の視認との関係から鑑みて、往復2車
線の車道中央線と車道外側線、往復4車線の車線境界
線、車道内外側線、横断歩道などの交通区分形態により
塗装進行方向が限定される方法が多いため、上述のよう
に排水効果を保持しつつ車両進行方向に対しては、運転
者の目から視認性が良好な道路標示がなされなければな
らないという問題点があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の排水性舗装に対
する溶融噴射式道路標示方法は、上記課題を解決すべく
なされたものであり、排水性舗装路面上に標示線を道路
標示する方法であって、地上より離間して互いに対向し
配置した2個の回転体を、下方に向って内接方向に回転
させ、前記2個の回転体の上部に配置したホッパーに収
納してある塗布材を、前記2個の回転体とホッパーとを
排水性舗装路面に対して傾斜させて前記2個の回転体間
から下方に噴射させるようにしたことを特徴とする。
【0006】また、本発明の排水性舗装に対する溶融噴
射式道路標示方法は、排水性舗装路面上に標示線を道路
標示する方法であって、地上より離間して互いに対向し
僅かな間隙をもって配置した2個の回転体を、下方に向
って内接方向に回転させ、前記2個の回転体の上部に配
置したホッパーに収納してある塗布材を、前記2個の回
転体とホッパーとを排水性舗装路面に対してほぼ垂直に
配置して前記2個の回転体間から下方に噴射させるよう
にしたことを特徴とする。
【0007】また、本発明の排水性舗装に対する溶融噴
射式道路標示方法は、地上より離間して互いに対向し配
置した2個の回転体を、下方に向って内接方向に回転さ
せ、前記2個の回転体の上部に配置したホッパーに収納
してある塗布材を、前記2個の回転体とホッパーとを排
水性舗装路面に対してほぼ垂直に配置して前記2個の回
転体間から下方に噴射させるようにした排水性舗装路面
上に標示線を道路標示する方法であって、前記2個の回
転体の回転比を変えて回転体間から噴射される塗布材の
噴射角を変えるようにしたことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明に係る排水性舗装に対する
溶融噴射式道路標示方法は、上述のように排水性舗装路
面上に標示線を道路標示する方法である。この第1の方
法は、地上より離間して互いに対向し配置した2個の回
転体を、下方に向って内接方向に回転させ、前記2個の
回転体の上部に配置したホッパーに収納してある塗布材
を、前記2個の回転体とホッパーとを排水性舗装路面に
対して傾斜させて前記2個の回転体間から下方に噴射さ
せている。
【0009】また、この第2の方法は、地上より離間し
て互いに対向し僅かな間隙をもって配置した2個の回転
体を、下方に向って内接方向に回転させ、前記2個の回
転体の上部に配置したホッパーに収納してある塗布材
を、前記2個の回転体とホッパーとを排水性舗装路面に
対してほぼ垂直に配置して前記2個の回転体間から下方
に噴射させるようにしている。
【0010】また、この第3の方法は、地上より離間し
て互いに対向し配置した2個の回転体を、下方に向って
内接方向に回転させ、前記2個の回転体の上部に配置し
たホッパーに収納してある塗布材を、前記2個の回転体
とホッパーとを排水性舗装路面に対してほぼ垂直に配置
して前記2個の回転体間から下方に噴射させるようにし
た排水性舗装路面上に標示線を道路標示する方法であっ
て、前記2個の回転体の回転比を変えて回転体間から噴
射される塗布材の噴射角を変えるようにしている。
【0011】
【実施例】図1乃至図8は、本発明に係る排水性舗装に
対する溶融噴射式道路標示方法を説明するための説明図
である。図1乃至図2は、本発明に係る方法を説明する
第1実施例を示すもので、図1は同側面図であり、図2
は同排水性舗装の拡大塗膜断面図である。
【0012】図1乃至図2において、1は傾斜可能に取
り付けられたホッパーであり、2はこのホッパー1内に
収納してある塗布材である。3は塗布材流出口シャッタ
ーである。4は金属製円筒状ドラム回転体、5は円筒状
ブラシ回転体であり、これら2個の回転体4、5は、互
いに接触しながら下方に向って内接方向に回転するよう
に、前記ホッパー1に取り付けられている。前記金属製
円筒状ドラム回転体4は、外径がほぼ40φ/mmで、
外周には例えばローレットが刻設されている。この金属
製円筒状ドラム回転体4は、図示しない動力によって矢
印で示す方向に高速で回転している。この回転駆動部の
回転数は、ほぼ2,000〜5,000r.p.mであ
る。前記円筒状ブラシ回転体5は、線径がほぼ0.2φ
/mmのピアノ線で形成されていて、外径がほぼ40φ
/mmである。
【0013】これらのホッパー1や2個の回転体4、5
は、図示しない車輪付架台の上に載置されている。噴射
地上高は、7cm程度であり、前記金属製円筒状ドラム
回転体4と前記円筒状ブラシ回転体5との接触回転によ
り遠心力と反撥力の作用が働き、かつ噴射断面の幅も少
なく、均一な噴射がなされる。6は排水性舗道である。
7はこの排水性舗道6の路面上に塗布材が噴射されて塗
膜される道路標示線である。
【0014】この方法によれば、ホッパー1および2個
の回転体4、5を後方に傾斜させて、排水性舗道6の路
面上をX方向に進行させ、塗布材2を噴射塗膜させてい
る。図2における右側の方向から視認すると、塗膜表面
は均一に視認されるが、左側の方向から視認すると、塗
膜表面は粗状に視認される。また、凹状部は殆ど塗布さ
れないため良好な排水効果がある。この方法による道路
標示線は、往復2車線の車道外側線、往復4車線の外側
の外側線、往復4車線の車線境界線、横断歩道などに使
用する場合に適用するものであるが、塗装進行方向(X
方向)と車両進行方向とが逆になり、車両進行方向の車
両運転者の目から視認すると、塗装塗膜が均一となる視
認効果を有し、かつ良好な排水効果を有する。
【0015】図3乃至図4は、本発明に係る方法を説明
する第2実施例を示すもので、図3は同側面図であり、
図4は同排水性舗装の拡大塗膜断面図である。
【0016】この方法によれば、ホッパー1および2個
の回転体4、5を前方に傾斜させて、排水性舗道6の路
面上をX方向に進行させ、塗布材2を噴射塗膜させてい
る。図4における右側の方向から視認すると、塗膜表面
は粗状に視認される。また、左側の方向から視認する
と、塗膜表面は均一に視認されるが、凹状部は殆ど塗布
されないため良好な排水効果がある。この方法による道
路標示線は、往復4車線の内側の外側線、往復4車線の
車線境界線、横断歩道などに使用する場合に適用するも
のであるが、塗装進行方向(X方向)と車両進行方向と
が同一で、車両進行方向の車両運転者の目から視認する
と、塗装塗膜が均一となる視認効果を有し、かつ良好な
排水効果を有する。
【0017】図5乃至図7は、本発明に係る方法を説明
する第3実施例を示すもので、図5は同側面図であり、
図6は排水性舗装の一部切欠上面図、図7は図6中A−
A線に沿う縦断面図である。
【0018】この方法によれば、ホッパー1および2個
の回転体4、5をほぼ垂直にし、かつ噴射角度もほぼ垂
直にする。前記金属製円筒状ドラム回転体4と前記円筒
状ブラシ回転体5との間隔を図示しない間隔調整装置に
よりほぼ0.5mmとして接触度を無くし、第1実施例
および第2実施例と同じ吐出量、同条件で垂直噴射進行
すると、図7に示すように塗膜表面を粗状にした道路標
示線7が得られる。前記金属製円筒状ドラム回転体4と
前記円筒状ブラシ回転体5の反撥力をなくし、遠心力効
果だけによって粗状にする。これによって排水効果が良
好となる。この方法による道路標示線7は、往復2車線
の車道中央線に使用する場合に適用可能である。従っ
て、車道中央線に限っては、車両進行方向の車両運転者
の目から視認すると、両方向に均等な視認が可能にな
る。かつ凹凸部も粗状になり良好な排水効果が得られ
る。
【0019】なお、横断歩道45cm幅の縞線は、第1
実施例および第2実施例による方法の場合、往復2車線
の反対車線においては、視認効果は粗状であるが、車両
進行方向には良好な視認効果が得られる。第3実施例に
よる方法の場合、幅員幅全部にほぼ良好な視認が得られ
るので、横断歩道には特に良好である。
【0020】図8に示すものは、本発明に係る方法を説
明する第4実施例を示す側面図である。この実施例は、
地上より離間して互いに対向し配置した2個の回転体
4、5を下方に向って内接方向に回転させ、前記2個の
回転体4、5の上部に配置したホッパー1に収納してあ
る塗布材2を、前記2個の回転体4、5とホッパー1と
を排水性舗装路面6に対してほぼ垂直に配置して前記2
個の回転体4、5間から下方に噴射させるようにした排
水性舗装路面6上に標示線を道路標示する方法であっ
て、前記2個の回転体4、5の回転比を変えて回転体
4、5間から噴射される塗布材2の噴射角を変えるよう
にしたものである。これによれば、一方向から視認する
と、塗膜表面は均一に視認されるが、他方向から視認す
ると、塗膜表面は粗状に視認される。また、凹状部は殆
ど塗布されないため良好な排水効果がある。
【0021】このように、排水性舗装に対する溶融噴射
式道路標示方法によれば、1台の手押し施工機でホッパ
ー1および2個の回転体4、5を前方および後方傾斜噴
射させることにより、または僅かな間隔を形成した2個
の回転体4、5間からほぼ垂直噴射させることによっ
て、いかなる交通区分形態の道路標示の塗装を可能と
し、かつ良好な排水効果と共に、良好な視認効果が得ら
れる。
【0022】なお、上記各実施例では、2個の回転体の
内、一方の金属製円筒状ドラム回転体にローレットを刻
設し、他方を円筒状ブラシ回転体としたが、一方の金属
製円筒状ドラム回転体にスプラインを刻設し、他方を円
筒状ブラシ回転体としても良く、また、両方共スプライ
ンを刻設した金属製円筒状ドラム回転体としても良い。
【0023】
【発明の効果】本発明に係る排水性舗装に対する溶融噴
射式道路標示方法によれば、排水性舗装の路面上に1台
の手押し施工機でいかなる交通区分形態の道路標示の塗
装を可能とし、かつ雨天時には塗膜表面から雨水が浸透
するため標示視認性、耐スリップ効果、または耐久性の
ある道路標示を簡便にして確実に形成することができる
などの効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る排水性舗装に対する溶融噴射式道
路標示方法を説明する第1実施例を示す側面図である。
【図2】同排水性舗装の拡大塗膜断面図である。
【図3】本発明に係る排水性舗装に対する溶融噴射式道
路標示方法を説明する第2実施例を示す側面図である。
【図4】同排水性舗装の拡大塗膜断面図である。
【図5】本発明に係る排水性舗装に対する溶融噴射式道
路標示方法を説明する第3実施例を示す側面図である。
【図6】同排水性舗装の一部切欠上面図である。
【図7】図6中A−A線に沿う縦断面図である。
【図8】本発明に係る排水性舗装に対する溶融噴射式道
路標示方法を説明する第4実施例を示す側面図である。
【符号の説明】
1 ホッパー 2 塗布材 3 塗布材流出口シャッター 4 金属製円筒状ドラム回転体 5 円筒状ブラシ回転体 6 排水性舗装路面 7 道路標示線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 堀 洋吉 神奈川県川崎市中原区市ノ坪160番地 信 号器材株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】排水性舗装路面上に標示線を道路標示する
    方法であって、地上より離間して互いに対向し配置した
    2個の回転体を、下方に向って内接方向に回転させ、前
    記2個の回転体の上部に配置したホッパーに収納してあ
    る塗布材を、前記2個の回転体とホッパーとを排水性舗
    装路面に対して傾斜させて前記2個の回転体間から下方
    に噴射させるようにしたことを特徴とする排水性舗装に
    対する溶融噴射式道路標示方法。
  2. 【請求項2】排水性舗装路面上に標示線を道路標示する
    方法であって、地上より離間して互いに対向し僅かな間
    隙をもって配置した2個の回転体を、下方に向って内接
    方向に回転させ、前記2個の回転体の上部に配置したホ
    ッパーに収納してある塗布材を、前記2個の回転体とホ
    ッパーとを排水性舗装路面に対してほぼ垂直に配置して
    前記2個の回転体間から下方に噴射させるようにしたこ
    とを特徴とする排水性舗装に対する溶融噴射式道路標示
    方法。
  3. 【請求項3】地上より離間して互いに対向し配置した2
    個の回転体を、下方に向って内接方向に回転させ、前記
    2個の回転体の上部に配置したホッパーに収納してある
    塗布材を、前記2個の回転体とホッパーとを排水性舗装
    路面に対してほぼ垂直に配置して前記2個の回転体間か
    ら下方に噴射させるようにした排水性舗装路面上に標示
    線を道路標示する方法であって、前記2個の回転体の回
    転比を変えて回転体間から噴射される塗布材の噴射角を
    変えるようにしたことを特徴とする排水性舗装に対する
    溶融噴射式道路標示方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE10348147B4 (de) * 2003-10-13 2010-01-07 Eberhard Tries Verfahren zum Aufbringen einer Straßenmarkierung

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