JPH10102619A - 無機質繊維製吸音材の製造方法 - Google Patents
無機質繊維製吸音材の製造方法Info
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- JPH10102619A JPH10102619A JP8277279A JP27727996A JPH10102619A JP H10102619 A JPH10102619 A JP H10102619A JP 8277279 A JP8277279 A JP 8277279A JP 27727996 A JP27727996 A JP 27727996A JP H10102619 A JPH10102619 A JP H10102619A
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Landscapes
- Devices Affording Protection Of Roads Or Walls For Sound Insulation (AREA)
- Building Environments (AREA)
- Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 騒音の入射率の高い、騒音の入射面に多数の
突出部を形成した無機質繊維製吸音材の製造方法を提供
すること。 【解決手段】 騒音の入射面に多数の突出部を形成した
無機質繊維製吸音材の製造方法であって、突出部に対応
する位置に透孔211aを有する成形型201内に未硬
化の無機質繊維を充填し、無機質繊維を透孔211aを
通して成形型201の外側から吸引して、突出部を形成
した後、硬化させる。
突出部を形成した無機質繊維製吸音材の製造方法を提供
すること。 【解決手段】 騒音の入射面に多数の突出部を形成した
無機質繊維製吸音材の製造方法であって、突出部に対応
する位置に透孔211aを有する成形型201内に未硬
化の無機質繊維を充填し、無機質繊維を透孔211aを
通して成形型201の外側から吸引して、突出部を形成
した後、硬化させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、防音壁や、高架橋
高架道路、高架鉄道等の高架橋(本明細書において、単
に「高架橋」という場合がある。)の床版の下方に設け
られる吸音装置に用いられる無機質繊維製吸音材の製造
方法に関するものである。
高架道路、高架鉄道等の高架橋(本明細書において、単
に「高架橋」という場合がある。)の床版の下方に設け
られる吸音装置に用いられる無機質繊維製吸音材の製造
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】交通量の増加や車両の大型化に伴い、交
通騒音への対策が強く要請され、これに対処するため
に、種々の吸音部材を備えた防音壁が実用化されてい
る。図16に、現在、最も一般的に用いられている防音
壁の断面構造を示す。この防音壁は、防錆処理したルー
バー構造の金属製板材からなる表面板102と、表面を
合成樹脂フィルム104で覆ったグラスウールからなる
無機質繊維製吸音材103と、無機質繊維製吸音材10
3の背面に空間106をあけて配設した防錆処理した金
属製板材からなる背面板105と、空間106を密閉す
る防錆処理した金属製板材からなる枠部材107とから
なる吸音部材101から構成され、この吸音部材101
を防錆処理したH形鋼等の支柱に嵌挿、固定したり、あ
るいはコンクリート製の側壁に直接固定して防音壁を構
築するようにしている。
通騒音への対策が強く要請され、これに対処するため
に、種々の吸音部材を備えた防音壁が実用化されてい
る。図16に、現在、最も一般的に用いられている防音
壁の断面構造を示す。この防音壁は、防錆処理したルー
バー構造の金属製板材からなる表面板102と、表面を
合成樹脂フィルム104で覆ったグラスウールからなる
無機質繊維製吸音材103と、無機質繊維製吸音材10
3の背面に空間106をあけて配設した防錆処理した金
属製板材からなる背面板105と、空間106を密閉す
る防錆処理した金属製板材からなる枠部材107とから
なる吸音部材101から構成され、この吸音部材101
を防錆処理したH形鋼等の支柱に嵌挿、固定したり、あ
るいはコンクリート製の側壁に直接固定して防音壁を構
築するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の防音壁に用いら
れる吸音部材101は、表面を合成樹脂フィルム104
で覆ったグラスウール等からなる無機質繊維製吸音材1
03を、表面板102の裏面に直接接触するように配設
しているため、表面板102と合成樹脂フィルム104
の境界面及び合成樹脂フィルム104と無機質繊維製吸
音材103の境界面並びに合成樹脂フィルム104自体
による吸音効果はほとんど期待できず、このため、吸音
部材の吸音性能が低いという問題点を有していた。
れる吸音部材101は、表面を合成樹脂フィルム104
で覆ったグラスウール等からなる無機質繊維製吸音材1
03を、表面板102の裏面に直接接触するように配設
しているため、表面板102と合成樹脂フィルム104
の境界面及び合成樹脂フィルム104と無機質繊維製吸
音材103の境界面並びに合成樹脂フィルム104自体
による吸音効果はほとんど期待できず、このため、吸音
部材の吸音性能が低いという問題点を有していた。
【0004】これに対処するため、本発明者等は、先
に、騒音の入射面に多数の突出部を形成した無機質繊維
製吸音材を用いた吸音部材を提案した(特願平8ー19
5410号)。
に、騒音の入射面に多数の突出部を形成した無機質繊維
製吸音材を用いた吸音部材を提案した(特願平8ー19
5410号)。
【0005】ところで、このように表面に多数の突出部
を形成した無機質繊維製吸音材を製造する方法として、
突出部に対応する位置に凹部を有する成形型を用い、こ
の成形型の凹部に無機質繊維が確実に充填されるように
成形型内に未硬化の無機質繊維を所定の加圧力を以て充
填した後、成形型を外側から加熱したり、成形型内に熱
風を供給することにより、無機質繊維に添加した樹脂バ
インダを硬化させ、所要の形状の無機質繊維製吸音材を
得るようにする方法がある。
を形成した無機質繊維製吸音材を製造する方法として、
突出部に対応する位置に凹部を有する成形型を用い、こ
の成形型の凹部に無機質繊維が確実に充填されるように
成形型内に未硬化の無機質繊維を所定の加圧力を以て充
填した後、成形型を外側から加熱したり、成形型内に熱
風を供給することにより、無機質繊維に添加した樹脂バ
インダを硬化させ、所要の形状の無機質繊維製吸音材を
得るようにする方法がある。
【0006】しかしながら、この方法によって製造した
無機質繊維製吸音材は、成形型の凹部に無機質繊維が確
実に充填されるように成形型内に未硬化の無機質繊維を
所定の加圧力を以て充填するため、特に、突出部周囲の
無機質繊維が圧縮されて空隙率が著しく低下することと
なる。そして、このようにして製造した無機質繊維製吸
音材の多数の突出部を形成した面を騒音の入射面となる
ように配設して吸音部材を構成した場合、騒音の入射率
が低下するという問題点があることが明らかとなった。
無機質繊維製吸音材は、成形型の凹部に無機質繊維が確
実に充填されるように成形型内に未硬化の無機質繊維を
所定の加圧力を以て充填するため、特に、突出部周囲の
無機質繊維が圧縮されて空隙率が著しく低下することと
なる。そして、このようにして製造した無機質繊維製吸
音材の多数の突出部を形成した面を騒音の入射面となる
ように配設して吸音部材を構成した場合、騒音の入射率
が低下するという問題点があることが明らかとなった。
【0007】本発明は、上記の無機質繊維製吸音材の製
造方法の有する問題点を解決し、騒音の入射率の高い、
騒音の入射面に多数の突出部を形成した無機質繊維製吸
音材の製造方法を提供することを目的とする。
造方法の有する問題点を解決し、騒音の入射率の高い、
騒音の入射面に多数の突出部を形成した無機質繊維製吸
音材の製造方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の無機質繊維製吸音材の製造方法は、騒音の
入射面に多数の突出部を形成した無機質繊維製吸音材の
製造方法において、前記突出部に対応する位置に透孔を
有する成形型内に未硬化の無機質繊維を充填し、該無機
質繊維を前記透孔を通して成形型の外側から吸引して、
前記突出部を形成した後、硬化させることを特徴とす
る。
め、本発明の無機質繊維製吸音材の製造方法は、騒音の
入射面に多数の突出部を形成した無機質繊維製吸音材の
製造方法において、前記突出部に対応する位置に透孔を
有する成形型内に未硬化の無機質繊維を充填し、該無機
質繊維を前記透孔を通して成形型の外側から吸引して、
前記突出部を形成した後、硬化させることを特徴とす
る。
【0009】本発明の無機質繊維製吸音材の製造方法
は、無機質繊維製吸音材の表面に形成する多数の突出部
を、成形型内に充填した未硬化の無機質繊維を成形型の
透孔を通して成形型の外側から吸引することにより形成
するようにしているため、突出部周囲の無機質繊維が圧
縮されることがなく、このため、無機質繊維製吸音材の
多数の突出部を形成した面を騒音の入射面となるように
配設して吸音部材を構成した場合も、騒音の入射率が低
下することがない。
は、無機質繊維製吸音材の表面に形成する多数の突出部
を、成形型内に充填した未硬化の無機質繊維を成形型の
透孔を通して成形型の外側から吸引することにより形成
するようにしているため、突出部周囲の無機質繊維が圧
縮されることがなく、このため、無機質繊維製吸音材の
多数の突出部を形成した面を騒音の入射面となるように
配設して吸音部材を構成した場合も、騒音の入射率が低
下することがない。
【0010】この場合において、成形型内に無機質繊維
を層状に、かつ、各無機質繊維層の密度が異なるように
充填することができ、さらに、騒音の入射方向に無機質
繊維を層状に、かつ、騒音の入射側に位置する無機質繊
維層の密度を、その背面側の無機質繊維層の密度より低
密度となるように充填することができる。
を層状に、かつ、各無機質繊維層の密度が異なるように
充填することができ、さらに、騒音の入射方向に無機質
繊維を層状に、かつ、騒音の入射側に位置する無機質繊
維層の密度を、その背面側の無機質繊維層の密度より低
密度となるように充填することができる。
【0011】これにより、広範囲の周波数の騒音を効率
よく低減することができ、特に、騒音の入射側に位置す
る無機質繊維層の密度を、その背面側の無機質繊維層の
密度より低密度となるように充填することにより、騒音
の入射率を高めながら広範囲の周波数の騒音の低減効果
を得ることができる。
よく低減することができ、特に、騒音の入射側に位置す
る無機質繊維層の密度を、その背面側の無機質繊維層の
密度より低密度となるように充填することにより、騒音
の入射率を高めながら広範囲の周波数の騒音の低減効果
を得ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の無機質繊維製吸音
材の製造方法の実施の形態を、本発明者らが、先に提案
した、図8に示す高架橋の床版の下方に設けられる吸音
装置に用いられる無機質繊維製吸音材の製造方法に基づ
いて、図1〜図4を用いて説明する。
材の製造方法の実施の形態を、本発明者らが、先に提案
した、図8に示す高架橋の床版の下方に設けられる吸音
装置に用いられる無機質繊維製吸音材の製造方法に基づ
いて、図1〜図4を用いて説明する。
【0013】図8に示す多数の突出部13aを形成した
無機質繊維製吸音材13Aを製造するために用いる成形
型201は、図1に示すように、製造する無機質繊維製
吸音材13Aの突出部13aに対応する位置に透孔21
1aを有する成形型本体211と、蓋体212と、芯材
213とから構成される。なお、透孔211aの形状
は、本実施例の円形に限定されず、例えば、縦又は横方
向に長い長孔に形成する等、その形状は任意に設定する
ことができる。
無機質繊維製吸音材13Aを製造するために用いる成形
型201は、図1に示すように、製造する無機質繊維製
吸音材13Aの突出部13aに対応する位置に透孔21
1aを有する成形型本体211と、蓋体212と、芯材
213とから構成される。なお、透孔211aの形状
は、本実施例の円形に限定されず、例えば、縦又は横方
向に長い長孔に形成する等、その形状は任意に設定する
ことができる。
【0014】この成形型201を構成する成形型本体2
11、蓋体212及び芯材213の材質は、無孔の金属
板(芯材213の場合は中実の金属部材)又は多数の小
孔(透孔211aと比較してはるかに小径の孔)を有す
る金属板若しくはワイヤーメッシュ(芯材213の場合
は多数の小孔等を表面に有する中空の金属部材)等から
適宜選択することができる。この場合、特に、成形型本
体211は、後述の成形型201内に充填した未硬化の
無機質繊維を成形型本体211の透孔211aを通して
成形型201の外側から吸引することにより無機質繊維
製吸音材13Aの表面に突出部13aを円滑に形成する
ことができるように、無孔の金属板により構成するとと
もに、成形後の無機質繊維製吸音材を成形型から円滑に
取り出すことができるように、分割可能に構成すること
が望ましい。
11、蓋体212及び芯材213の材質は、無孔の金属
板(芯材213の場合は中実の金属部材)又は多数の小
孔(透孔211aと比較してはるかに小径の孔)を有す
る金属板若しくはワイヤーメッシュ(芯材213の場合
は多数の小孔等を表面に有する中空の金属部材)等から
適宜選択することができる。この場合、特に、成形型本
体211は、後述の成形型201内に充填した未硬化の
無機質繊維を成形型本体211の透孔211aを通して
成形型201の外側から吸引することにより無機質繊維
製吸音材13Aの表面に突出部13aを円滑に形成する
ことができるように、無孔の金属板により構成するとと
もに、成形後の無機質繊維製吸音材を成形型から円滑に
取り出すことができるように、分割可能に構成すること
が望ましい。
【0015】この成形型201を用いて多数の突出部1
3aを形成した無機質繊維製吸音材13Aを製造する工
程について説明する。まず、成形型本体211内に、騒
音の入射側に位置する無機質繊維層13A−2となる、
適量の樹脂バインダを添加したグラスウール、ロックウ
ール等の未硬化の無機質繊維(本明細書において、単に
「無機質繊維」という場合がある。)を成形型本体21
1の内周面に沿って充填する(図2(a))。この場
合、無機質繊維は、成形後の無機質繊維層13A−2
が、例えば、32kg/m3の密度となるように充填す
る。次に、無機質繊維層13A−2の背面側に位置する
無機質繊維層13A−3となる、無機質繊維を充填し、
無機質繊維層13A−3の中心部に空洞16Aを形成す
るための芯材213を設置する(図2(b))。この場
合、無機質繊維は、成形後の無機質繊維層13A−3
が、例えば、48kg/m3の密度となるように充填す
る。次に、無機質繊維層13A−2,13A−3の上
部、すなわち、高架橋を走行する車両の騒音が高架橋の
床版を透過して入射する裏面板15A側に位置する無機
質繊維層13A−1となる、無機質繊維を充填し、その
上部に蓋体212を設置する(図2(c))。この場
合、無機質繊維は、成形後の無機質繊維層13A−1
が、例えば、64kg/m3の密度となるように充填す
る。
3aを形成した無機質繊維製吸音材13Aを製造する工
程について説明する。まず、成形型本体211内に、騒
音の入射側に位置する無機質繊維層13A−2となる、
適量の樹脂バインダを添加したグラスウール、ロックウ
ール等の未硬化の無機質繊維(本明細書において、単に
「無機質繊維」という場合がある。)を成形型本体21
1の内周面に沿って充填する(図2(a))。この場
合、無機質繊維は、成形後の無機質繊維層13A−2
が、例えば、32kg/m3の密度となるように充填す
る。次に、無機質繊維層13A−2の背面側に位置する
無機質繊維層13A−3となる、無機質繊維を充填し、
無機質繊維層13A−3の中心部に空洞16Aを形成す
るための芯材213を設置する(図2(b))。この場
合、無機質繊維は、成形後の無機質繊維層13A−3
が、例えば、48kg/m3の密度となるように充填す
る。次に、無機質繊維層13A−2,13A−3の上
部、すなわち、高架橋を走行する車両の騒音が高架橋の
床版を透過して入射する裏面板15A側に位置する無機
質繊維層13A−1となる、無機質繊維を充填し、その
上部に蓋体212を設置する(図2(c))。この場
合、無機質繊維は、成形後の無機質繊維層13A−1
が、例えば、64kg/m3の密度となるように充填す
る。
【0016】このように、騒音の入射方向に無機質繊維
を層状に、かつ、騒音の入射側に位置する無機質繊維層
の密度が、その背面側の無機質繊維層の密度より低密度
となるように充填した成形型201を、加熱成形装置2
02内に設置する(図3)。この加熱成形装置202
は、設置した成形型201により下室202aと上室2
02bに区分されるとともに、下室202aには吸引ブ
ロワー203を、上室202bには熱風発生器204を
それぞれ接続するようにする。そして、まず、吸引ブロ
ワー203を駆動することにより下室202a内を負圧
にし、成形型本体211に充填した無機質繊維を成形型
本体211に形成した透孔211aを通して吸引して、
突出部13a、具体的には、高さ3〜10mm程度の突
出部を形成するようにする(図4)。その後、吸引ブロ
ワー203を駆動しながら、熱風発生器204を駆動す
ることにより、熱風が成形型201内を強制的に通過す
るようにして、無機質繊維を加熱、硬化させ、無機質繊
維製吸音材を成形する。なお、上記加熱工程において、
過熱熱風を成形型201内に充填した無機質繊維の間を
強制的に通過させることができるように、蓋体212の
材質は、多数の小孔を有する金属板又はワイヤーメッシ
ュ等で構成する(突出部13aの形成工程において、蓋
体212に無孔の金属板を用いていた場合には、上記の
ものに取り替える)ようにする。また、上記説明では、
突出部の形成工程と加熱工程を分離して行うこととして
いるが、これに限定されず、吸引ブロワー203と熱風
発生器204を最初から同時に駆動することにより、突
出部の形成工程と加熱工程を同時に行うこともできる。
また、加熱工程を熱風を用いずに、成形型を外部から加
熱することにより、無機質繊維を加熱、硬化させ、無機
質繊維製吸音材を成形することもできる。
を層状に、かつ、騒音の入射側に位置する無機質繊維層
の密度が、その背面側の無機質繊維層の密度より低密度
となるように充填した成形型201を、加熱成形装置2
02内に設置する(図3)。この加熱成形装置202
は、設置した成形型201により下室202aと上室2
02bに区分されるとともに、下室202aには吸引ブ
ロワー203を、上室202bには熱風発生器204を
それぞれ接続するようにする。そして、まず、吸引ブロ
ワー203を駆動することにより下室202a内を負圧
にし、成形型本体211に充填した無機質繊維を成形型
本体211に形成した透孔211aを通して吸引して、
突出部13a、具体的には、高さ3〜10mm程度の突
出部を形成するようにする(図4)。その後、吸引ブロ
ワー203を駆動しながら、熱風発生器204を駆動す
ることにより、熱風が成形型201内を強制的に通過す
るようにして、無機質繊維を加熱、硬化させ、無機質繊
維製吸音材を成形する。なお、上記加熱工程において、
過熱熱風を成形型201内に充填した無機質繊維の間を
強制的に通過させることができるように、蓋体212の
材質は、多数の小孔を有する金属板又はワイヤーメッシ
ュ等で構成する(突出部13aの形成工程において、蓋
体212に無孔の金属板を用いていた場合には、上記の
ものに取り替える)ようにする。また、上記説明では、
突出部の形成工程と加熱工程を分離して行うこととして
いるが、これに限定されず、吸引ブロワー203と熱風
発生器204を最初から同時に駆動することにより、突
出部の形成工程と加熱工程を同時に行うこともできる。
また、加熱工程を熱風を用いずに、成形型を外部から加
熱することにより、無機質繊維を加熱、硬化させ、無機
質繊維製吸音材を成形することもできる。
【0017】次に、このようにして製造した無機質繊維
製吸音材13Aを、高架橋の床版の下方に設けられる吸
音装置に適用した例について説明する。図5〜図6に示
すように、高架橋5の床版51の下方に所定の作業空間
6を形成するようにして床版51の下面の略全面を遮蔽
するように覆う吸音装置7を設ける。この吸音装置7
は、作業者が作業空間6に入って床版51の下面の補修
や橋桁52に用いられている鋼材の塗装等の補修作業を
行うために恒久的に設置される恒久足場を兼ねたもの
で、補修作業時、塗料、鉄筋、コンクリート等の作業資
材や作業工具等が下方の道路8上に落下する隙間がない
ように床版51の下面の略全面を覆うように設けられ
る。これにより、従来の仮設の足場のように補修作業を
行う都度足場を組み立てる必要がなく、安全性が高く、
補修作業の作業環境が良好であることと相俟って、作業
効率を向上することができ、かつ、補修作業時、塗料、
鉄筋、コンクリート等の作業資材や作業工具等が落下す
ることがなく、このため、下方の道路8を走行している
車両等に損傷を与えることがないため、これに伴う補償
費用を低減することができる。なお、作業空間6の高さ
Hは、床版51の下面の補修や橋桁52に用いられてい
る鋼材の塗装等の補修作業が容易に行うことができる高
さ、例えば、1〜2m程度に設定することが望ましい。
製吸音材13Aを、高架橋の床版の下方に設けられる吸
音装置に適用した例について説明する。図5〜図6に示
すように、高架橋5の床版51の下方に所定の作業空間
6を形成するようにして床版51の下面の略全面を遮蔽
するように覆う吸音装置7を設ける。この吸音装置7
は、作業者が作業空間6に入って床版51の下面の補修
や橋桁52に用いられている鋼材の塗装等の補修作業を
行うために恒久的に設置される恒久足場を兼ねたもの
で、補修作業時、塗料、鉄筋、コンクリート等の作業資
材や作業工具等が下方の道路8上に落下する隙間がない
ように床版51の下面の略全面を覆うように設けられ
る。これにより、従来の仮設の足場のように補修作業を
行う都度足場を組み立てる必要がなく、安全性が高く、
補修作業の作業環境が良好であることと相俟って、作業
効率を向上することができ、かつ、補修作業時、塗料、
鉄筋、コンクリート等の作業資材や作業工具等が落下す
ることがなく、このため、下方の道路8を走行している
車両等に損傷を与えることがないため、これに伴う補償
費用を低減することができる。なお、作業空間6の高さ
Hは、床版51の下面の補修や橋桁52に用いられてい
る鋼材の塗装等の補修作業が容易に行うことができる高
さ、例えば、1〜2m程度に設定することが望ましい。
【0018】吸音装置7は、高架橋5の橋桁52に配設
したH形鋼からなる架設部材72と、この架設部材72
に固定部材73を介して固定された吸音部材1Aとから
構成する。
したH形鋼からなる架設部材72と、この架設部材72
に固定部材73を介して固定された吸音部材1Aとから
構成する。
【0019】この吸音部材1Aは、図8に詳示するよう
に、アルミニウム製のパンチングメタル等の多数の開口
を有し、高架橋5の長手方向に沿って延びる外方に帯状
に突出する膨出部を形成した板材からなる表面板12A
と、無機質繊維の飛散を防止するために表面をポリフッ
化ビニール等の合成樹脂フィルム14Aで覆った無機質
繊維製吸音材13Aとの間に、合成繊維不織布マット1
1Aを配設するとともに、無機質繊維製吸音材13Aの
背面に、ステンレス製のワイヤーメッシュ又はグラスク
ロス19Aを介してアルミニウム製のパンチングメタル
等の多数の開口を有する足場板を兼ねた裏面板15Aを
配設し、この裏面板15Aとアルミニウム押出成形によ
り一体成形した枠部材17Aに表面板12Aと固定して
構成するようにしている。
に、アルミニウム製のパンチングメタル等の多数の開口
を有し、高架橋5の長手方向に沿って延びる外方に帯状
に突出する膨出部を形成した板材からなる表面板12A
と、無機質繊維の飛散を防止するために表面をポリフッ
化ビニール等の合成樹脂フィルム14Aで覆った無機質
繊維製吸音材13Aとの間に、合成繊維不織布マット1
1Aを配設するとともに、無機質繊維製吸音材13Aの
背面に、ステンレス製のワイヤーメッシュ又はグラスク
ロス19Aを介してアルミニウム製のパンチングメタル
等の多数の開口を有する足場板を兼ねた裏面板15Aを
配設し、この裏面板15Aとアルミニウム押出成形によ
り一体成形した枠部材17Aに表面板12Aと固定して
構成するようにしている。
【0020】この場合、無機質繊維製吸音材13Aの製
造方法において説明したように、無機質繊維製吸音材1
3Aを密度の異なる複数の無機質繊維層13Aー1,1
3A−2,13A−3を組み合わせて構成し、無機質繊
維層13A−3の中心部に空洞16Aを形成するように
している。具体的には、高架橋5を走行する車両の騒音
が高架橋5の床版51を透過して入射する裏面板15A
側に位置する無機質繊維層13A−1には、他の個所の
無機質繊維層13Aー2,13A−3より低周波数の騒
音の低減効果の高い高密度例えば、64kg/m3の無
機質繊維層を用いることが望ましい。また、騒音の入射
率を高めながら広範囲の周波数の騒音の低減効果を得る
ことができるように、無機質繊維層13Aー2,13A
−3は、騒音の入射方向に積層するとともに、騒音の入
射側に位置する無機質繊維層13Aー2に、その背面側
の無機質繊維層13A−3より低密度の無機質繊維層、
例えば、無機質繊維層13Aー2には、32kg/m3
の無機質繊維層を、また、無機質繊維層13Aー3に
は、48kg/m3の無機質繊維層を用いることが望ま
しい。
造方法において説明したように、無機質繊維製吸音材1
3Aを密度の異なる複数の無機質繊維層13Aー1,1
3A−2,13A−3を組み合わせて構成し、無機質繊
維層13A−3の中心部に空洞16Aを形成するように
している。具体的には、高架橋5を走行する車両の騒音
が高架橋5の床版51を透過して入射する裏面板15A
側に位置する無機質繊維層13A−1には、他の個所の
無機質繊維層13Aー2,13A−3より低周波数の騒
音の低減効果の高い高密度例えば、64kg/m3の無
機質繊維層を用いることが望ましい。また、騒音の入射
率を高めながら広範囲の周波数の騒音の低減効果を得る
ことができるように、無機質繊維層13Aー2,13A
−3は、騒音の入射方向に積層するとともに、騒音の入
射側に位置する無機質繊維層13Aー2に、その背面側
の無機質繊維層13A−3より低密度の無機質繊維層、
例えば、無機質繊維層13Aー2には、32kg/m3
の無機質繊維層を、また、無機質繊維層13Aー3に
は、48kg/m3の無機質繊維層を用いることが望ま
しい。
【0021】このように、無機質繊維製吸音材13Aを
密度の異なる複数の無機質繊維層13Aー1,13A−
2,13A−3を組み合わせて構成することにより、広
範囲の周波数の騒音を効率よく低減することができ、ま
た、無機質繊維層13A−2の中心部に空洞16Aを形
成することにより、吸音性能を向上させながら、無機質
繊維の使用量を低減することができ、さらに、無機質繊
維製吸音材13Aの背面にステンレス製のワイヤーメッ
シュ又はグラスクロス19Aを配設することにより、無
機質繊維製吸音材の無機質繊維層13Aー1の表面を覆
う合成樹脂フィルム14Aが、摩耗したり、補修作業時
に損傷を受けることを防止することができる。
密度の異なる複数の無機質繊維層13Aー1,13A−
2,13A−3を組み合わせて構成することにより、広
範囲の周波数の騒音を効率よく低減することができ、ま
た、無機質繊維層13A−2の中心部に空洞16Aを形
成することにより、吸音性能を向上させながら、無機質
繊維の使用量を低減することができ、さらに、無機質繊
維製吸音材13Aの背面にステンレス製のワイヤーメッ
シュ又はグラスクロス19Aを配設することにより、無
機質繊維製吸音材の無機質繊維層13Aー1の表面を覆
う合成樹脂フィルム14Aが、摩耗したり、補修作業時
に損傷を受けることを防止することができる。
【0022】また、合成繊維不織布マット11Aは、図
9に詳示するように、耐候性を有する合成樹脂繊維、例
えば、ポリ塩化ビリニデン繊維を纏絡させ、適宜の耐候
性を有する合成樹脂材料からなるブリッジ剤を以て一体
に結合させることにより可撓性を有する板状に形成した
もので、この場合、その加熱成形時に、少なくとも無機
質繊維製吸音材13Aを覆う合成樹脂フィルム14Aに
面する側に多数の突出部11a、具体的には、3〜10
mm程度の突出部を形成することが望ましい。なお、突
出部11aの形状は、本実施例の円形の突出部に限定さ
れず、例えば、縦又は横方向の帯状に形成する等、その
形状及び高さ等は、任意に設定することができる。
9に詳示するように、耐候性を有する合成樹脂繊維、例
えば、ポリ塩化ビリニデン繊維を纏絡させ、適宜の耐候
性を有する合成樹脂材料からなるブリッジ剤を以て一体
に結合させることにより可撓性を有する板状に形成した
もので、この場合、その加熱成形時に、少なくとも無機
質繊維製吸音材13Aを覆う合成樹脂フィルム14Aに
面する側に多数の突出部11a、具体的には、3〜10
mm程度の突出部を形成することが望ましい。なお、突
出部11aの形状は、本実施例の円形の突出部に限定さ
れず、例えば、縦又は横方向の帯状に形成する等、その
形状及び高さ等は、任意に設定することができる。
【0023】そして、合成繊維不織布マット11Aの突
出部11aと無機質繊維製吸音材13Aの突出部13a
により、合成繊維不織布マット11Aと無機質繊維製吸
音材13Aの表面を覆う合成樹脂フィルム14Aの境界
面、合成樹脂フィルム14Aと無機質繊維製吸音材13
Aの境界面及び合成樹脂フィルム14A自体における吸
音効果を期待でき、吸音部材1Aの吸音性能を向上する
ことができる。
出部11aと無機質繊維製吸音材13Aの突出部13a
により、合成繊維不織布マット11Aと無機質繊維製吸
音材13Aの表面を覆う合成樹脂フィルム14Aの境界
面、合成樹脂フィルム14Aと無機質繊維製吸音材13
Aの境界面及び合成樹脂フィルム14A自体における吸
音効果を期待でき、吸音部材1Aの吸音性能を向上する
ことができる。
【0024】図10に無機質繊維製吸音部材の変形例を
示す。この無機質繊維製吸音部材1A’は、図8に示し
た吸音部材1Aの表面板12Aと合成繊維不織布マット
11Aとの間に空間18Aを形成するとともに、無機質
繊維製吸音材13A’を密度の異なる無機質繊維層13
Aー1と無機質繊維層13A−2(単層)を組み合わせ
て構成し、無機質繊維層13A−2の中心部に空洞16
Aを形成したもので、その他の基本構成は、図8に示し
た吸音部材1Aと同様である。このように、表面板12
Aと合成繊維不織布マット11Aとの間に空間18Aを
形成することにより、高周波数の騒音の低減効果を向上
することができる。なお、この無機質繊維製吸音材13
A’は、上記無機質繊維製吸音材13Aと基本的に同様
の方法により製造することができる。
示す。この無機質繊維製吸音部材1A’は、図8に示し
た吸音部材1Aの表面板12Aと合成繊維不織布マット
11Aとの間に空間18Aを形成するとともに、無機質
繊維製吸音材13A’を密度の異なる無機質繊維層13
Aー1と無機質繊維層13A−2(単層)を組み合わせ
て構成し、無機質繊維層13A−2の中心部に空洞16
Aを形成したもので、その他の基本構成は、図8に示し
た吸音部材1Aと同様である。このように、表面板12
Aと合成繊維不織布マット11Aとの間に空間18Aを
形成することにより、高周波数の騒音の低減効果を向上
することができる。なお、この無機質繊維製吸音材13
A’は、上記無機質繊維製吸音材13Aと基本的に同様
の方法により製造することができる。
【0025】なお、図5〜図6に示すように、高架橋5
の幅方向の吸音装置7の両外側に、床版51と吸音装置
7とに端部を固定したH形鋼からなる支柱95を配設
し、この支柱95に落下防止装置9を設ける。この落下
防止装置9は、高架橋5の側壁53等の補修作業時、塗
料、鉄筋、コンクリート等の作業資材や作業工具等が道
路8上に落下したり、作業者が転落するのを防止するた
めに設けられるもので、高架橋5の長手方向に沿って延
設するとともに、通常は、高架橋5の床版51の下方の
収納位置に設置しておき、補修作業時に、チェーン等の
調整具92を操作することによりヒンジ91を中心にし
て揺動させ、高架橋5の側壁53の下方より外側の張出
位置9’に設置するように構成する。なお、落下防止装
置9の張出幅Wは、高架橋5の側壁53等の補修作業
時、塗料、鉄筋、コンクリート等の作業資材や作業工具
等が道路8上に落下したり、作業者が転落するのを防止
できる幅、例えば、1m程度に設定することが望まし
い。また、本実施例においては、落下防止装置9は、作
業空間6の高さHを大きく設定した都合上、固定部分9
6を設けたが、作業空間6の高さH及び落下防止装置9
の張出幅Wに応じて、固定部分96を省略することもで
きる。
の幅方向の吸音装置7の両外側に、床版51と吸音装置
7とに端部を固定したH形鋼からなる支柱95を配設
し、この支柱95に落下防止装置9を設ける。この落下
防止装置9は、高架橋5の側壁53等の補修作業時、塗
料、鉄筋、コンクリート等の作業資材や作業工具等が道
路8上に落下したり、作業者が転落するのを防止するた
めに設けられるもので、高架橋5の長手方向に沿って延
設するとともに、通常は、高架橋5の床版51の下方の
収納位置に設置しておき、補修作業時に、チェーン等の
調整具92を操作することによりヒンジ91を中心にし
て揺動させ、高架橋5の側壁53の下方より外側の張出
位置9’に設置するように構成する。なお、落下防止装
置9の張出幅Wは、高架橋5の側壁53等の補修作業
時、塗料、鉄筋、コンクリート等の作業資材や作業工具
等が道路8上に落下したり、作業者が転落するのを防止
できる幅、例えば、1m程度に設定することが望まし
い。また、本実施例においては、落下防止装置9は、作
業空間6の高さHを大きく設定した都合上、固定部分9
6を設けたが、作業空間6の高さH及び落下防止装置9
の張出幅Wに応じて、固定部分96を省略することもで
きる。
【0026】この落下防止装置9は、高架橋の下方の道
路を走行している車両の騒音を軽減することができるよ
うに、防錆処理した鋼材又はアルミニウム等からなる枠
部材93に吸音部材1Bを配設して構成するが、この吸
音部材1Bに用いる無機質繊維製吸音材は、上記無機質
繊維製吸音材13Aと基本的に同様の方法により製造す
ることができる。
路を走行している車両の騒音を軽減することができるよ
うに、防錆処理した鋼材又はアルミニウム等からなる枠
部材93に吸音部材1Bを配設して構成するが、この吸
音部材1Bに用いる無機質繊維製吸音材は、上記無機質
繊維製吸音材13Aと基本的に同様の方法により製造す
ることができる。
【0027】本発明の方法により製造された無機質繊維
製吸音材は、上記高架橋の床版の下方に設けられる吸音
装置や落下防止装置のほか、一般の防音壁の吸音部材に
も用いることができる。図11〜図15にその例を示
す。
製吸音材は、上記高架橋の床版の下方に設けられる吸音
装置や落下防止装置のほか、一般の防音壁の吸音部材に
も用いることができる。図11〜図15にその例を示
す。
【0028】図11に示す吸音部材1は、防錆処理した
エキスパンドメタル、パンチングメタル、ルーバー構造
等の多数の開口を有する金属製板材からなる表面板12
と、無機質繊維の飛散を防止するために表面をポリフッ
化ビニール等の合成樹脂フィルム14で覆った無機質繊
維製吸音材13との間に、合成繊維不織布マット11を
配設し、その周囲を防錆処理した金属製板材からなる枠
部材17で覆った単位ブロックから構成されている。
エキスパンドメタル、パンチングメタル、ルーバー構造
等の多数の開口を有する金属製板材からなる表面板12
と、無機質繊維の飛散を防止するために表面をポリフッ
化ビニール等の合成樹脂フィルム14で覆った無機質繊
維製吸音材13との間に、合成繊維不織布マット11を
配設し、その周囲を防錆処理した金属製板材からなる枠
部材17で覆った単位ブロックから構成されている。
【0029】このうち、合成繊維不織布マット11は、
上述の図9に示したもの使用することができる。
上述の図9に示したもの使用することができる。
【0030】また、無機質繊維製吸音材13は、無機質
繊維を上記無機質繊維製吸音材13Aと基本的に同様の
方法により成形したもので、この場合、その成形時に、
合成繊維不織布マット11に面する側に多数の突出部1
3a、具体的には、3〜10mm程度の突出部を、無機
質繊維を成形型に形成した透孔を通して成形型の外側か
ら吸引して形成するようにしている。なお、無機質繊維
製吸音材13は、その中心部に空洞を形成することもで
き、これにより、吸音性能を低下させることなく無機質
繊維の使用量を低減することができる。
繊維を上記無機質繊維製吸音材13Aと基本的に同様の
方法により成形したもので、この場合、その成形時に、
合成繊維不織布マット11に面する側に多数の突出部1
3a、具体的には、3〜10mm程度の突出部を、無機
質繊維を成形型に形成した透孔を通して成形型の外側か
ら吸引して形成するようにしている。なお、無機質繊維
製吸音材13は、その中心部に空洞を形成することもで
き、これにより、吸音性能を低下させることなく無機質
繊維の使用量を低減することができる。
【0031】この吸音部材1は、図12に示すように、
吸音部材1をコンクリート製等の側壁2の前面に空間3
をあけて配設して防音壁を構成することができる。この
場合、吸音部材1を側壁2の前面に配設するに際して
は、特に限定的ではないが、側壁2にアンカーボルト等
により垂直に固定した山形鋼41に、定着金具42を介
して、吸音部材1の枠部材17をボルトにより固定す
る。そして、順次、吸音部材1を所定高さになるまで積
み上げて、防音壁を構築する。
吸音部材1をコンクリート製等の側壁2の前面に空間3
をあけて配設して防音壁を構成することができる。この
場合、吸音部材1を側壁2の前面に配設するに際して
は、特に限定的ではないが、側壁2にアンカーボルト等
により垂直に固定した山形鋼41に、定着金具42を介
して、吸音部材1の枠部材17をボルトにより固定す
る。そして、順次、吸音部材1を所定高さになるまで積
み上げて、防音壁を構築する。
【0032】また、この吸音部材1は、図13に示すよ
うに、吸音部材1の背面に空間16をあけて、防錆処理
した金属製板材からなる背面板15を配設するととも
に、空間16を防錆処理した金属製板材からなる枠部材
17aにより密閉した単位ブロック10として構成する
ことができる。この場合、単位ブロック10を防錆処理
したH形鋼等の支柱に嵌挿、固定したり、あるいはコン
クリート製の側壁に直接固定して、防音壁を構築する。
うに、吸音部材1の背面に空間16をあけて、防錆処理
した金属製板材からなる背面板15を配設するととも
に、空間16を防錆処理した金属製板材からなる枠部材
17aにより密閉した単位ブロック10として構成する
ことができる。この場合、単位ブロック10を防錆処理
したH形鋼等の支柱に嵌挿、固定したり、あるいはコン
クリート製の側壁に直接固定して、防音壁を構築する。
【0033】図14に上記吸音部材1の第1変形例を示
す。この吸音部材1’は、図11に示した吸音部材1の
表面板12と合成繊維不織布マット11との間に空間1
8を形成したもので、無機質繊維製吸音材13の製造方
法を含め、その他の基本構成は、図11に示した吸音部
材1と同様である。
す。この吸音部材1’は、図11に示した吸音部材1の
表面板12と合成繊維不織布マット11との間に空間1
8を形成したもので、無機質繊維製吸音材13の製造方
法を含め、その他の基本構成は、図11に示した吸音部
材1と同様である。
【0034】この場合において、空間18内には、該空
間18を保持するために、必要に応じて、耐候性を有す
る太径の合成樹脂糸、例えば、直径1mm程度のナイロ
ン糸を纏絡させ、ナイロン糸自体を融着、又は適宜の耐
候性を有する合成樹脂材料からなるブリッジ剤を以て一
体に結合させることにより、極めて高い空隙率を有する
可撓性を有する板状に形成したスペーサー(図示省略)
を適当な間隔で配設するようにする。
間18を保持するために、必要に応じて、耐候性を有す
る太径の合成樹脂糸、例えば、直径1mm程度のナイロ
ン糸を纏絡させ、ナイロン糸自体を融着、又は適宜の耐
候性を有する合成樹脂材料からなるブリッジ剤を以て一
体に結合させることにより、極めて高い空隙率を有する
可撓性を有する板状に形成したスペーサー(図示省略)
を適当な間隔で配設するようにする。
【0035】このように、表面板12と合成繊維不織布
マット11との間に空間18を形成することにより、高
周波数の騒音の低減効果を向上することができる。
マット11との間に空間18を形成することにより、高
周波数の騒音の低減効果を向上することができる。
【0036】図15に本発明の吸音部材の第2変形例を
示す。この吸音部材1”は、図1に示した吸音部材1の
無機質繊維製吸音材13”を密度の異なる複数の無機質
繊維層13ー1,13−2を組み合わせて構成したもの
で、無機質繊維製吸音材13の製造方法を含め、その他
の基本構成は、図11に示した吸音部材1と同様であ
る。
示す。この吸音部材1”は、図1に示した吸音部材1の
無機質繊維製吸音材13”を密度の異なる複数の無機質
繊維層13ー1,13−2を組み合わせて構成したもの
で、無機質繊維製吸音材13の製造方法を含め、その他
の基本構成は、図11に示した吸音部材1と同様であ
る。
【0037】このように、無機質繊維製吸音材13”を
密度の異なる複数の無機質繊維層13ー1,13−2を
組み合わせて構成することにより、広範囲の周波数の騒
音を効率よく低減することができる。
密度の異なる複数の無機質繊維層13ー1,13−2を
組み合わせて構成することにより、広範囲の周波数の騒
音を効率よく低減することができる。
【0038】この場合、騒音の入射率を高めながら広範
囲の周波数の騒音の低減効果を得ることができるよう
に、無機質繊維製吸音材13”の無機質繊維層13ー
1,13−2は、騒音の入射方向に積層するとともに、
騒音の入射側に位置する無機質繊維層13ー1に、その
背面側の無機質繊維層13−2より低密度の無機質繊維
層、例えば、無機質繊維層13ー1には、32kg/m
3の無機質繊維層を、また、無機質繊維層13Aー2に
は、48kg/m3の無機質繊維層を用いることが望ま
しい。
囲の周波数の騒音の低減効果を得ることができるよう
に、無機質繊維製吸音材13”の無機質繊維層13ー
1,13−2は、騒音の入射方向に積層するとともに、
騒音の入射側に位置する無機質繊維層13ー1に、その
背面側の無機質繊維層13−2より低密度の無機質繊維
層、例えば、無機質繊維層13ー1には、32kg/m
3の無機質繊維層を、また、無機質繊維層13Aー2に
は、48kg/m3の無機質繊維層を用いることが望ま
しい。
【0039】なお、図14に示した吸音部材1’及び図
15に示した吸音部材1”は、図11に示した吸音部材
1と同様の方法で使用することができる。
15に示した吸音部材1”は、図11に示した吸音部材
1と同様の方法で使用することができる。
【0040】
【発明の効果】本発明の無機質繊維製吸音材の製造方法
によれば、無機質繊維製吸音材の表面に形成する多数の
突出部を、成形型内に充填した未硬化の無機質繊維を成
形型の透孔を通して成形型の外側から吸引することによ
り形成するようにしているため、突出部周囲の無機質繊
維が圧縮されることがなく、このため、無機質繊維製吸
音材の多数の突出部を形成した面を騒音の入射面となる
ように配設して吸音部材を構成した場合も、騒音の入射
率が低下することがなく、吸音性能の高い吸音部材を得
ることができる。
によれば、無機質繊維製吸音材の表面に形成する多数の
突出部を、成形型内に充填した未硬化の無機質繊維を成
形型の透孔を通して成形型の外側から吸引することによ
り形成するようにしているため、突出部周囲の無機質繊
維が圧縮されることがなく、このため、無機質繊維製吸
音材の多数の突出部を形成した面を騒音の入射面となる
ように配設して吸音部材を構成した場合も、騒音の入射
率が低下することがなく、吸音性能の高い吸音部材を得
ることができる。
【0041】また、成形型内に無機質繊維を層状に、か
つ、各無機質繊維層の密度が異なるように充填すること
により、広範囲の周波数の騒音を効率よく低減すること
ができ、特に、騒音の入射側に位置する無機質繊維層の
密度を、その背面側の無機質繊維層の密度より低密度と
なるように充填することにより、騒音の入射率を高めな
がら広範囲の周波数の騒音の低減効果を得ることができ
る。
つ、各無機質繊維層の密度が異なるように充填すること
により、広範囲の周波数の騒音を効率よく低減すること
ができ、特に、騒音の入射側に位置する無機質繊維層の
密度を、その背面側の無機質繊維層の密度より低密度と
なるように充填することにより、騒音の入射率を高めな
がら広範囲の周波数の騒音の低減効果を得ることができ
る。
【図1】本発明の無機質繊維製吸音材の製造方法に用い
る成形型の一部を破断した外観斜視図である。
る成形型の一部を破断した外観斜視図である。
【図2】本発明の無機質繊維製吸音材の製造方法のうち
無機質繊維の充填工程を示す説明図である。
無機質繊維の充填工程を示す説明図である。
【図3】本発明の無機質繊維製吸音材の製造方法に用い
る加熱成形装置を示す断面図である。
る加熱成形装置を示す断面図である。
【図4】本発明の無機質繊維製吸音材の製造方法のうち
突出部の形成工程を示す説明図である。
突出部の形成工程を示す説明図である。
【図5】吸音装置及び落下防止装置を備えた高架橋の概
観斜視図である。
観斜視図である。
【図6】同要部断面図である。
【図7】吸音装置に用いた吸音部材の一例を示す断面図
である。
である。
【図8】吸音部材の一例を示す詳細断面図である。
【図9】合成繊維不織布マットを示し、(a)は平面
図、(b)は(a)のA−A線断面図である。
図、(b)は(a)のA−A線断面図である。
【図10】吸音部材の変形例を示す断面図である。
【図11】吸音部材の一例を示し、(a)は正面図、
(b)は側面縦断面図、(c)は平面横断面図である。
(b)は側面縦断面図、(c)は平面横断面図である。
【図12】図11に示す吸音部材を用いた防音壁の一例
を示し、(a)は平面横断面図、(b)は正面図、
(c)は(b)のB−B線断面図である。
を示し、(a)は平面横断面図、(b)は正面図、
(c)は(b)のB−B線断面図である。
【図13】図11に示す吸音部材を用いた防音壁の一例
を示し、(a)は正面図、(b)は側面縦断面図であ
る。
を示し、(a)は正面図、(b)は側面縦断面図であ
る。
【図14】吸音部材の第1変形例を示し、(a)は正面
図、(b)は側面縦断面図、(c)は平面横断面図であ
る。
図、(b)は側面縦断面図、(c)は平面横断面図であ
る。
【図15】吸音部材の第2変形例を示し、(a)は正面
図、(b)は側面縦断面図、(c)は平面横断面図であ
る。
図、(b)は側面縦断面図、(c)は平面横断面図であ
る。
【図16】従来の防音壁の構造を示す断面図である。
1,1’,1”,1A,1A’,1B 吸音部材 11,11A 合成繊維不織布マット 11a 突出部 12,12A,12B 表面板 13,13−1,13−2,13A,13A−1,13
A−2,13A−3無機質繊維製吸音材 13a 突出部 14,14A,14B 合成樹脂フィルム 15 背面板 15A,15B 裏面板 16 空間 16A 空洞 18,18A 空間 2 側壁 3 空間 5 高架橋 51 床版 52 橋桁 53 側壁 7 吸音装置 8 道路 9 落下防止装置 201 成形型 211 成形型本体 211a 透孔 212 蓋体 213 芯材
A−2,13A−3無機質繊維製吸音材 13a 突出部 14,14A,14B 合成樹脂フィルム 15 背面板 15A,15B 裏面板 16 空間 16A 空洞 18,18A 空間 2 側壁 3 空間 5 高架橋 51 床版 52 橋桁 53 側壁 7 吸音装置 8 道路 9 落下防止装置 201 成形型 211 成形型本体 211a 透孔 212 蓋体 213 芯材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤井 厚孝 大阪府堺市南三国ケ丘町3丁2番20号
Claims (3)
- 【請求項1】 騒音の入射面に多数の突出部を形成した
無機質繊維製吸音材の製造方法において、前記突出部に
対応する位置に透孔を有する成形型内に未硬化の無機質
繊維を充填し、該無機質繊維を前記透孔を通して成形型
の外側から吸引して、前記突出部を形成した後、硬化さ
せることを特徴とする無機質繊維製吸音材の製造方法。 - 【請求項2】 成形型内に無機質繊維を層状に、かつ、
各無機質繊維層の密度が異なるように充填することを特
徴とする請求項1記載の無機質繊維製吸音材の製造方
法。 - 【請求項3】 騒音の入射方向に無機質繊維を層状に、
かつ、騒音の入射側に位置する無機質繊維層の密度を、
その背面側の無機質繊維層の密度より低密度となるよう
に充填することを特徴とする請求項2記載の無機質繊維
製吸音材の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8277279A JP2831337B2 (ja) | 1996-09-27 | 1996-09-27 | 無機質繊維製吸音材の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8277279A JP2831337B2 (ja) | 1996-09-27 | 1996-09-27 | 無機質繊維製吸音材の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10102619A true JPH10102619A (ja) | 1998-04-21 |
| JP2831337B2 JP2831337B2 (ja) | 1998-12-02 |
Family
ID=17581324
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8277279A Expired - Fee Related JP2831337B2 (ja) | 1996-09-27 | 1996-09-27 | 無機質繊維製吸音材の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2831337B2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20000000338A (ko) * | 1999-10-13 | 2000-01-15 | 김규택 | 임피던스 정합 저역흡수기 |
| JP2003195869A (ja) * | 2001-12-27 | 2003-07-09 | Sasakura Engineering Co Ltd | 吸音体 |
| JP2004042735A (ja) * | 2002-07-10 | 2004-02-12 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | 車両用スカート体 |
| CN110191633A (zh) * | 2017-03-24 | 2019-08-30 | 株式会社大贵 | 排泄物处理材料及其制造方法 |
| JP2022129181A (ja) * | 2021-02-24 | 2022-09-05 | 大建工業株式会社 | 吸音構造 |
-
1996
- 1996-09-27 JP JP8277279A patent/JP2831337B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20000000338A (ko) * | 1999-10-13 | 2000-01-15 | 김규택 | 임피던스 정합 저역흡수기 |
| JP2003195869A (ja) * | 2001-12-27 | 2003-07-09 | Sasakura Engineering Co Ltd | 吸音体 |
| JP2004042735A (ja) * | 2002-07-10 | 2004-02-12 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | 車両用スカート体 |
| CN110191633A (zh) * | 2017-03-24 | 2019-08-30 | 株式会社大贵 | 排泄物处理材料及其制造方法 |
| JP2022129181A (ja) * | 2021-02-24 | 2022-09-05 | 大建工業株式会社 | 吸音構造 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2831337B2 (ja) | 1998-12-02 |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |