JPH10103012A - ガスタービンシュラウド装置 - Google Patents
ガスタービンシュラウド装置Info
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- JPH10103012A JPH10103012A JP25968796A JP25968796A JPH10103012A JP H10103012 A JPH10103012 A JP H10103012A JP 25968796 A JP25968796 A JP 25968796A JP 25968796 A JP25968796 A JP 25968796A JP H10103012 A JPH10103012 A JP H10103012A
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- shroud
- fiber bundle
- turbine shroud
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Abstract
(57)【要約】
【課題】セラミックス材料を用いた場合でも、その特性
を有効に生かすことができ、かつ、主流ガスの冷却側へ
の流出防止を図って高温下での使用に耐え得る実用的な
シュラウド構造を構築する。 【解決手段】ガスタービンシュラウド装置9は、ガスタ
ービンケーシング内の主流ガス通路の動翼の外周側に配
置され且つケーシングに支持される円筒状シュラウド1
1と、セラミックス繊維束12とを備える。円筒状シュ
ラウド11を、その周方向Cに沿って分割される円弧板
状の複数個の防熱セグメント13…13で構成する。こ
の複数個の防熱セグメント13…13の外周側にセラミ
ックス繊維束12を径方向の一定厚さtをもって周方向
Cに沿って密に巻き付ける。
を有効に生かすことができ、かつ、主流ガスの冷却側へ
の流出防止を図って高温下での使用に耐え得る実用的な
シュラウド構造を構築する。 【解決手段】ガスタービンシュラウド装置9は、ガスタ
ービンケーシング内の主流ガス通路の動翼の外周側に配
置され且つケーシングに支持される円筒状シュラウド1
1と、セラミックス繊維束12とを備える。円筒状シュ
ラウド11を、その周方向Cに沿って分割される円弧板
状の複数個の防熱セグメント13…13で構成する。こ
の複数個の防熱セグメント13…13の外周側にセラミ
ックス繊維束12を径方向の一定厚さtをもって周方向
Cに沿って密に巻き付ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ガスタービンシ
ュラウド装置に係り、とくにセラミックス材料を用いた
場合の最適なシュラウド構造の工夫に関する。
ュラウド装置に係り、とくにセラミックス材料を用いた
場合の最適なシュラウド構造の工夫に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、火力発電等の発電事業では、高
温、高圧、および高速の燃焼ガスでタービンを回転させ
て大出力を得る発電システムが主流となってきている。
このような発電システムでは、ガスタービンの高効率
化、特にガスタービン入口温度の高温化を図って、発電
効率を向上させる傾向にある。
温、高圧、および高速の燃焼ガスでタービンを回転させ
て大出力を得る発電システムが主流となってきている。
このような発電システムでは、ガスタービンの高効率
化、特にガスタービン入口温度の高温化を図って、発電
効率を向上させる傾向にある。
【0003】このガスタービン入口温度の高温化対策と
して、ガスタービンの高温部を構成する各種構造部材の
金属材料の改良及び冷却技術の改善が行われているが、
近年のより一層の高温化要求を満足させるためには材料
及び冷却の両面でのより高度な技術開発が必要とされて
いる。
して、ガスタービンの高温部を構成する各種構造部材の
金属材料の改良及び冷却技術の改善が行われているが、
近年のより一層の高温化要求を満足させるためには材料
及び冷却の両面でのより高度な技術開発が必要とされて
いる。
【0004】このため、動翼の周囲で高温に晒されるガ
スタービンシュラウド等の高温部を成す構造部材では、
一般に金属材料よりも耐熱性に優れたセラミックス材料
の適用化が期待され、その研究開発が精力的に進められ
ている。このようにセラミックス材料への適用化が期待
されている従来のガスタービンシュラウド装置の一例を
図5に示す。
スタービンシュラウド等の高温部を成す構造部材では、
一般に金属材料よりも耐熱性に優れたセラミックス材料
の適用化が期待され、その研究開発が精力的に進められ
ている。このようにセラミックス材料への適用化が期待
されている従来のガスタービンシュラウド装置の一例を
図5に示す。
【0005】図5は、ガスタービンケーシング内の主流
ガス通路の動翼に対向する外周側の位置に配置され、か
つ、ケーシングに支持される円筒状シュラウドの構成部
品であって、その周方向に複数個に分割された円弧板状
の防熱セグメントを説明するものである。
ガス通路の動翼に対向する外周側の位置に配置され、か
つ、ケーシングに支持される円筒状シュラウドの構成部
品であって、その周方向に複数個に分割された円弧板状
の防熱セグメントを説明するものである。
【0006】この防熱セグメント100は、通常、ケー
シングの内側に取り付けられた円筒状のシュラウド支持
体(図示しない)で支持されている。この支持体の内周
面側には、その周方向に沿って溝が形成され、その溝内
の開口側に防熱セグメント100が配置される。即ち、
この防熱セグメント100は、その内周側が主流ガス通
路の動翼に対向して高温主流ガスに晒されると共に、そ
の主流ガスによる温度上昇を抑制するためにケーシング
内の冷却通路(図示しない)からシュラウド支持体の溝
内に供給される冷却空気を外周側で受けることにより、
その外周側の金属部を主流ガス通路から熱的に隔離する
ようになっている。
シングの内側に取り付けられた円筒状のシュラウド支持
体(図示しない)で支持されている。この支持体の内周
面側には、その周方向に沿って溝が形成され、その溝内
の開口側に防熱セグメント100が配置される。即ち、
この防熱セグメント100は、その内周側が主流ガス通
路の動翼に対向して高温主流ガスに晒されると共に、そ
の主流ガスによる温度上昇を抑制するためにケーシング
内の冷却通路(図示しない)からシュラウド支持体の溝
内に供給される冷却空気を外周側で受けることにより、
その外周側の金属部を主流ガス通路から熱的に隔離する
ようになっている。
【0007】具体的に、この防熱セグメント100は、
図示の如く、円筒状シュラウドの軸方向AXの端部に凹
部101、101を形成し、これをシュラウド支持体の
溝内の対向面に形成された凸部に引っ掛けるように嵌め
込んで取り付けられている。また、防熱セグメント10
0の中央部には、主流ガス側の外表面(外周面)と冷却
側の内表面(内周面)との温度差による熱衝撃を緩和す
るために、その周辺部よりも肉厚の薄い肉薄部102が
形成されている。さらに、防熱セグメント100の周方
向Cの端部には、継ぎ目用の対を成す凹部103および
凸部104が形成され、この凹凸部103、104を用
いた防熱セグメント100、100間の嵌合構造でセグ
メント間の隙間からの主流ガスの冷却側への流出防止を
図るようになっている。
図示の如く、円筒状シュラウドの軸方向AXの端部に凹
部101、101を形成し、これをシュラウド支持体の
溝内の対向面に形成された凸部に引っ掛けるように嵌め
込んで取り付けられている。また、防熱セグメント10
0の中央部には、主流ガス側の外表面(外周面)と冷却
側の内表面(内周面)との温度差による熱衝撃を緩和す
るために、その周辺部よりも肉厚の薄い肉薄部102が
形成されている。さらに、防熱セグメント100の周方
向Cの端部には、継ぎ目用の対を成す凹部103および
凸部104が形成され、この凹凸部103、104を用
いた防熱セグメント100、100間の嵌合構造でセグ
メント間の隙間からの主流ガスの冷却側への流出防止を
図るようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来例のガスタービンシュラウド装置にあっては、主
流ガスの冷却側への流出防止を図る等の制約下で、嵌合
構造等を前提とした段部や角部などが多い複雑形状の防
熱セグメントで構成されていたため、セラミックス材料
の適用化に際しては、以下のような不都合があった。
た従来例のガスタービンシュラウド装置にあっては、主
流ガスの冷却側への流出防止を図る等の制約下で、嵌合
構造等を前提とした段部や角部などが多い複雑形状の防
熱セグメントで構成されていたため、セラミックス材料
の適用化に際しては、以下のような不都合があった。
【0009】即ち、角部などが多い複雑形状部品では、
セラミックス材料の焼結時の制約により加工が極めて難
しく、またセラミックス形成段階で複雑な金型が必要と
なるために必ずしも実用的ではない。仮に上記のような
複雑形状部品をセラミックスで作製したとしても、一般
にセラミックスは金属と異なり脆性が大きいため、衝撃
を受けたときに段部や角部等から亀裂が発生して割れや
すいといった問題もあった。
セラミックス材料の焼結時の制約により加工が極めて難
しく、またセラミックス形成段階で複雑な金型が必要と
なるために必ずしも実用的ではない。仮に上記のような
複雑形状部品をセラミックスで作製したとしても、一般
にセラミックスは金属と異なり脆性が大きいため、衝撃
を受けたときに段部や角部等から亀裂が発生して割れや
すいといった問題もあった。
【0010】従って、従来例のガスタービンシュラウド
装置では、その防熱セグメントを単に金属材料からセラ
ミックス材料に置き換えても、セラミックスで期待され
る耐熱性に優れた特性を必ずしも有効に発揮させること
ができない。
装置では、その防熱セグメントを単に金属材料からセラ
ミックス材料に置き換えても、セラミックスで期待され
る耐熱性に優れた特性を必ずしも有効に発揮させること
ができない。
【0011】この発明は、このような従来の問題を考慮
してなされたもので、セラミックス材料を用いた場合で
も、その特性を有効に生かすことができ、かつ、主流ガ
スの冷却側への流出防止を図って高温下での使用に耐え
得る実用的なシュラウド構造を構築することを、目的と
する。
してなされたもので、セラミックス材料を用いた場合で
も、その特性を有効に生かすことができ、かつ、主流ガ
スの冷却側への流出防止を図って高温下での使用に耐え
得る実用的なシュラウド構造を構築することを、目的と
する。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記目的を
達成するため、セラミックス材料を用いた場合のガスタ
ービンシュラウドに要求される特性、即ち1):高温主
流ガスに対する耐熱性を十分に発揮させてその動翼周辺
の構造体を成す金属の高温化を抑制すること、2):動
翼が振動してシュラウドに接触した場合でも脆性的かつ
壊滅的な破壊を回避すること等について各種の検討・研
究を行ってきた。
達成するため、セラミックス材料を用いた場合のガスタ
ービンシュラウドに要求される特性、即ち1):高温主
流ガスに対する耐熱性を十分に発揮させてその動翼周辺
の構造体を成す金属の高温化を抑制すること、2):動
翼が振動してシュラウドに接触した場合でも脆性的かつ
壊滅的な破壊を回避すること等について各種の検討・研
究を行ってきた。
【0013】例えば、従来の金属高温化の抑制策では、
防熱セグメント間の隙間からの主流ガス流入を嵌合構造
で抑制していたが、同様の構造をセラミックスに要求す
ることは、上述した加工面および脆性面の問題点があ
り、得策ではないことが分かった。
防熱セグメント間の隙間からの主流ガス流入を嵌合構造
で抑制していたが、同様の構造をセラミックスに要求す
ることは、上述した加工面および脆性面の問題点があ
り、得策ではないことが分かった。
【0014】また、セラミックスの靭性強化策として、
近年脚光を浴びているセラミックス基繊維複合材料を用
いることも想到されるが、この場合にも上記と同様に嵌
合構造などの複雑形状部品を精度よく加工するには時間
およびコストが係り、実用的ではない。しかも、複合材
料から各種加工により作製された防熱セグメントでは、
繊維に過大な損傷を生じやすいほか、仮に繊維が健全で
あったとしても、高温主流ガスが嵌合部に流入する際に
嵌合部の形状に依存した熱応力が発生しやすく、靭性強
化のメリットを必ずしも十分に活用できないことが分か
った。
近年脚光を浴びているセラミックス基繊維複合材料を用
いることも想到されるが、この場合にも上記と同様に嵌
合構造などの複雑形状部品を精度よく加工するには時間
およびコストが係り、実用的ではない。しかも、複合材
料から各種加工により作製された防熱セグメントでは、
繊維に過大な損傷を生じやすいほか、仮に繊維が健全で
あったとしても、高温主流ガスが嵌合部に流入する際に
嵌合部の形状に依存した熱応力が発生しやすく、靭性強
化のメリットを必ずしも十分に活用できないことが分か
った。
【0015】そこで、本発明者は、防熱セグメント間の
隙間を段部を用いた嵌合構造ではなく、比較的単純な形
状で埋める新たなシュラウド構造に着目し、その結果、
長繊維を防熱セグメントの冷却側に密に巻き付けること
で主流ガスの流入を有効に抑制できる知見を得て、以下
の発明を完成するに至った。
隙間を段部を用いた嵌合構造ではなく、比較的単純な形
状で埋める新たなシュラウド構造に着目し、その結果、
長繊維を防熱セグメントの冷却側に密に巻き付けること
で主流ガスの流入を有効に抑制できる知見を得て、以下
の発明を完成するに至った。
【0016】即ち、この発明では、ガスタービンケーシ
ング内の主流ガス通路の動翼の外周側に配置され且つ上
記ガスタービンケーシングに支持される円筒状シュラウ
ドを有し、この円筒状シュラウドをその周方向に沿って
分割される円弧板状の複数個の防熱セグメントで構成
し、この複数個の防熱セグメントにより外周側の金属部
を上記主流ガス通路から隔離するガスタービンシュラウ
ド装置において、上記複数個の防熱セグメントの外周側
にセラミックスの繊維束を径方向の一定の厚さをもって
周方向に沿って密に巻き付けたことを特徴とする。
ング内の主流ガス通路の動翼の外周側に配置され且つ上
記ガスタービンケーシングに支持される円筒状シュラウ
ドを有し、この円筒状シュラウドをその周方向に沿って
分割される円弧板状の複数個の防熱セグメントで構成
し、この複数個の防熱セグメントにより外周側の金属部
を上記主流ガス通路から隔離するガスタービンシュラウ
ド装置において、上記複数個の防熱セグメントの外周側
にセラミックスの繊維束を径方向の一定の厚さをもって
周方向に沿って密に巻き付けたことを特徴とする。
【0017】このようにセラミックスの繊維束を配置す
れば、隣接する防熱セグメント間の周方向の隙間から流
入する主流ガスを繊維束でより一層効果的に抑制するこ
とができる。従って、防熱セグメントに従来要求されて
いた嵌合構造の制約がなくなって、非嵌合状態を前提と
した段部等を必要としない単純形状の防熱セグメントを
構築できることから、セラミックス材料を用いた場合で
も容易に加工でき、その利点を十分に発揮させて高温下
での使用に耐え得る実用的なガスタービンシュラウドを
提供できる。
れば、隣接する防熱セグメント間の周方向の隙間から流
入する主流ガスを繊維束でより一層効果的に抑制するこ
とができる。従って、防熱セグメントに従来要求されて
いた嵌合構造の制約がなくなって、非嵌合状態を前提と
した段部等を必要としない単純形状の防熱セグメントを
構築できることから、セラミックス材料を用いた場合で
も容易に加工でき、その利点を十分に発揮させて高温下
での使用に耐え得る実用的なガスタービンシュラウドを
提供できる。
【0018】この発明の好ましい態様では、前記複数個
の防熱セグメントは、前記周方向に沿って非嵌合状態で
並設されるものとする。前記複数個の防熱セグメント
は、好ましくはセラミックス材料で構成され、このセラ
ミックス材料としてはセラミックス基繊維複合材料が好
ましい。この場合には、繊維の複合化により靭性を強化
できることから、例えば異物が受けたときのダメージを
最小限にくい止めるといった利点がある。
の防熱セグメントは、前記周方向に沿って非嵌合状態で
並設されるものとする。前記複数個の防熱セグメント
は、好ましくはセラミックス材料で構成され、このセラ
ミックス材料としてはセラミックス基繊維複合材料が好
ましい。この場合には、繊維の複合化により靭性を強化
できることから、例えば異物が受けたときのダメージを
最小限にくい止めるといった利点がある。
【0019】前記セラミックスの繊維束は、好ましくは
SiC系の繊維束で構成する。また、前記セラミックス
の繊維束は、ブレーディング等の製法により製織された
織物構造体が好ましい。この場合には、防熱セグメント
の外周側への巻き付け回数を低減できる利点がある。
SiC系の繊維束で構成する。また、前記セラミックス
の繊維束は、ブレーディング等の製法により製織された
織物構造体が好ましい。この場合には、防熱セグメント
の外周側への巻き付け回数を低減できる利点がある。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係るガスタービ
ンシュラウド装置の一実施形態を図1及び図2に基づい
て説明する。この実施形態は、主流ガス通路の第一段動
翼の外周側に配置されるガスタービンシュラウド装置に
適用したものである。
ンシュラウド装置の一実施形態を図1及び図2に基づい
て説明する。この実施形態は、主流ガス通路の第一段動
翼の外周側に配置されるガスタービンシュラウド装置に
適用したものである。
【0021】図1は、ガスタービンケーシング1内の第
一段静翼2、第一段動翼3、および第二段静翼4に沿っ
た主流ガス通路F1の周辺部を示すものである。この主
流ガス通路F1の外周側には円筒状の複数の構造部材が
配置されている。
一段静翼2、第一段動翼3、および第二段静翼4に沿っ
た主流ガス通路F1の周辺部を示すものである。この主
流ガス通路F1の外周側には円筒状の複数の構造部材が
配置されている。
【0022】この複数の構造部材は、ケーシング1に支
持されており、具体的には第一段および第二段静翼2、
4を支持する支持体5及び6、この支持体5の外周側に
配置され且つケーシング1に取り付けられるシール壁体
7、動翼2に対向する側に配置されるシュラウド支持体
8、この支持体8の内周側に配置される、この発明を成
すガスタービンシュラウド装置9で構成されている。こ
れらの構造部材内には、軸方向および周方向に沿ってそ
の一部が主流ガス通路に連絡する冷却通路10が形成さ
れており、この冷却通路10に沿って冷却空気を通流さ
せることにより、通路内壁からの高温の主流ガスによる
温度上昇を抑制するようになっている。
持されており、具体的には第一段および第二段静翼2、
4を支持する支持体5及び6、この支持体5の外周側に
配置され且つケーシング1に取り付けられるシール壁体
7、動翼2に対向する側に配置されるシュラウド支持体
8、この支持体8の内周側に配置される、この発明を成
すガスタービンシュラウド装置9で構成されている。こ
れらの構造部材内には、軸方向および周方向に沿ってそ
の一部が主流ガス通路に連絡する冷却通路10が形成さ
れており、この冷却通路10に沿って冷却空気を通流さ
せることにより、通路内壁からの高温の主流ガスによる
温度上昇を抑制するようになっている。
【0023】シュラウド支持体8の内壁側には、冷却通
路10に接続される溝8aが周方向に形成され、その溝
8a内の主流ガス通路F1の軸方向AXの対向面には、
対を成す凹部8b、8bが形成されている。このシュラ
ウド支持体8は、その凹部8b、8b内にガスタービン
シュラウド装置9の軸方向の端部を嵌め込んで支持する
ことで、そのシュラウド装置9の冷却空気を受ける外周
側の金属部を主流ガス通路F1から熱的に隔離させてい
る。
路10に接続される溝8aが周方向に形成され、その溝
8a内の主流ガス通路F1の軸方向AXの対向面には、
対を成す凹部8b、8bが形成されている。このシュラ
ウド支持体8は、その凹部8b、8b内にガスタービン
シュラウド装置9の軸方向の端部を嵌め込んで支持する
ことで、そのシュラウド装置9の冷却空気を受ける外周
側の金属部を主流ガス通路F1から熱的に隔離させてい
る。
【0024】ガスタービンシュラウド装置9は、主流ガ
ス通路F1の動翼3の外周側に配置され且つシュラウド
支持体8で支持される円筒状シュラウド11と、このシ
ュラウド11の外周側に配置されるセラミックス繊維束
12とを備えている。
ス通路F1の動翼3の外周側に配置され且つシュラウド
支持体8で支持される円筒状シュラウド11と、このシ
ュラウド11の外周側に配置されるセラミックス繊維束
12とを備えている。
【0025】円筒状シュラウド11は、図2に示すよう
に、その周方向Cに沿って分割され且つ一定間隔で支持
体8の溝8a内に配置される円弧板状の複数個(例え
ば、50〜60個)の防熱セグメント13…13で構成
される。
に、その周方向Cに沿って分割され且つ一定間隔で支持
体8の溝8a内に配置される円弧板状の複数個(例え
ば、50〜60個)の防熱セグメント13…13で構成
される。
【0026】防熱セグメント13…13の夫々は、例え
ばSiCセラミックス材料で成り、図1〜図4に示すよ
うに、支持体8の溝8a内の開口側に配置され且つ周方
向Cに円弧状に延びるベース13aと、このベース13
aの軸方向AXの両端部から溝8a内の底部側に突出
し、その軸方向AXの外側に位置する支持体8の凹部8
b、8b側に嵌め込み可能につば状に延びる2つの側壁
13b、13bとを有し、このベース13a及び両側壁
13b、13bで外周側にチャンネル(凹部)CHを形
成したチャンネル構造を成す部品で構成されている。
ばSiCセラミックス材料で成り、図1〜図4に示すよ
うに、支持体8の溝8a内の開口側に配置され且つ周方
向Cに円弧状に延びるベース13aと、このベース13
aの軸方向AXの両端部から溝8a内の底部側に突出
し、その軸方向AXの外側に位置する支持体8の凹部8
b、8b側に嵌め込み可能につば状に延びる2つの側壁
13b、13bとを有し、このベース13a及び両側壁
13b、13bで外周側にチャンネル(凹部)CHを形
成したチャンネル構造を成す部品で構成されている。
【0027】セラミックス繊維束12は、例えばSiC
系長繊維を束ねたものをブレーディング等で製織した織
物構造体で成り、図2〜図4に示すように、複数個の防
熱セグメント13…13のチャンネルCH…CH内に径
方向の一定の厚さtをもって周方向Cに密に巻き付ける
ことにより、隣接する防熱セグメント13、13間の周
方向Cの隙間を埋めるようになっている。
系長繊維を束ねたものをブレーディング等で製織した織
物構造体で成り、図2〜図4に示すように、複数個の防
熱セグメント13…13のチャンネルCH…CH内に径
方向の一定の厚さtをもって周方向Cに密に巻き付ける
ことにより、隣接する防熱セグメント13、13間の周
方向Cの隙間を埋めるようになっている。
【0028】従って、この実施形態では、防熱セグメン
トの外周側に繊維束を巻き付けたことにより、隣接する
防熱セグメント間の隙間から冷却側への主流ガスを繊維
束で抑制でき、冷却側に流れ込む主流ガスに起因する動
翼周辺の金属製の構造部材の高温化をより効果的に回避
できる。
トの外周側に繊維束を巻き付けたことにより、隣接する
防熱セグメント間の隙間から冷却側への主流ガスを繊維
束で抑制でき、冷却側に流れ込む主流ガスに起因する動
翼周辺の金属製の構造部材の高温化をより効果的に回避
できる。
【0029】また、従来の嵌合構造ではなく、一定間隔
で配置可能な単純形状の防熱セグメントを新たに構築で
き、その結果、セラミックス材料を用いた実用的なガス
タービンシュラウド装置を比較的安価に提供できる。
で配置可能な単純形状の防熱セグメントを新たに構築で
き、その結果、セラミックス材料を用いた実用的なガス
タービンシュラウド装置を比較的安価に提供できる。
【0030】なお、この実施形態では防熱セグメントを
チャンネル構造で形成してあるが、この発明は必ずしも
これに限定されるものではなく、少なくとも円筒状シュ
ラウドの外周側に繊維束を密に巻き付け可能な構造であ
ればよい。
チャンネル構造で形成してあるが、この発明は必ずしも
これに限定されるものではなく、少なくとも円筒状シュ
ラウドの外周側に繊維束を密に巻き付け可能な構造であ
ればよい。
【0031】また、この実施形態では第一段動翼のガス
タービンシュラウド装置に適用してあるが、これに限ら
ず、主流ガス通路の第二段以降の動翼の外周側に配置さ
れるガスタービンシュラウド装置に適用しても、上記と
同様の効果を発揮させることができる。
タービンシュラウド装置に適用してあるが、これに限ら
ず、主流ガス通路の第二段以降の動翼の外周側に配置さ
れるガスタービンシュラウド装置に適用しても、上記と
同様の効果を発揮させることができる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、セラミックスの繊維束を複数個の防熱セグメントの
外周側に径方向の一定の厚さをもって周方向に沿って密
に巻き付けたため、防熱セグメント間の隙間から冷却側
に流出する主流ガスを繊維束で効果的に抑制でき、主流
ガスに起因する動翼周辺の金属部の高温化を効果的に回
避できる。
ば、セラミックスの繊維束を複数個の防熱セグメントの
外周側に径方向の一定の厚さをもって周方向に沿って密
に巻き付けたため、防熱セグメント間の隙間から冷却側
に流出する主流ガスを繊維束で効果的に抑制でき、主流
ガスに起因する動翼周辺の金属部の高温化を効果的に回
避できる。
【0033】また、従来の嵌合構造ではなく、一定間隔
で配置可能な単純形状の防熱セグメントを新たに構築で
き、その結果、セラミックス材料を用いた実用的なガス
タービンシュラウド装置を比較的安価に提供できる。こ
の効果は、特に防熱セグメントをセラミックス材料、好
ましくはセラミックス基繊維材料で形成する場合、セラ
ミックス繊維をSiC系繊維で形成する場合、繊維束を
織物構造体で構成する場合などに最大限に発揮させるこ
とができる。
で配置可能な単純形状の防熱セグメントを新たに構築で
き、その結果、セラミックス材料を用いた実用的なガス
タービンシュラウド装置を比較的安価に提供できる。こ
の効果は、特に防熱セグメントをセラミックス材料、好
ましくはセラミックス基繊維材料で形成する場合、セラ
ミックス繊維をSiC系繊維で形成する場合、繊維束を
織物構造体で構成する場合などに最大限に発揮させるこ
とができる。
【図1】この発明に係るガスタービンシュラウド装置が
配置される主流ガス通路の周辺部を示す概略側面図。
配置される主流ガス通路の周辺部を示す概略側面図。
【図2】ガスタービンシュラウド装置の要部構造を示す
概略斜視図。
概略斜視図。
【図3】ガスタービンシュラウド装置を外周側からみた
概略平面図。
概略平面図。
【図4】図3中のA−A線に沿ってガスタービンシュラ
ウド装置をみた概略図。
ウド装置をみた概略図。
【図5】従来の防熱セグメントを説明する概略斜視図。
1 ガスタービンケーシング 2 第一段静翼 3 第一段動翼 4 第二段静翼 5、6 支持体 7 シール壁体 8 シュラウド支持体 8a 溝 8b 凹部 9 ガスタービンシュラウド装置 10 冷却通路 11 円筒状シュラウド 12 セラミックスの繊維束 13 防熱セグメント 13a ベース 13b 側壁 CH チャンネル
Claims (6)
- 【請求項1】 ガスタービンケーシング内の主流ガス通
路の動翼の外周側に配置され且つ上記ガスタービンケー
シングに支持される円筒状シュラウドを有し、この円筒
状シュラウドをその周方向に沿って分割される円弧板状
の複数個の防熱セグメントで構成し、この複数個の防熱
セグメントにより外周側の金属部を上記主流ガス通路か
ら隔離するガスタービンシュラウド装置において、 上記複数個の防熱セグメントの外周側にセラミックスの
繊維束を径方向の一定の厚さをもって周方向に沿って密
に巻き付けたことを特徴とするガスタービンシュラウド
装置。 - 【請求項2】 前記複数個の防熱セグメントは、前記周
方向に沿って非嵌合状態で並設された請求項1記載のガ
スタービンシュラウド装置。 - 【請求項3】 前記複数個の防熱セグメントは、セラミ
ックス材料で構成された請求項1又は2記載のガスター
ビンシュラウド装置。 - 【請求項4】 前記セラミックス材料は、セラミックス
基繊維複合材料である請求項3記載のガスタービンシュ
ラウド装置。 - 【請求項5】 前記セラミックスの繊維束は、SiC系
の繊維束である請求項1乃至4のいずれか1項記載のガ
スタービンシュラウド装置。 - 【請求項6】 前記セラミックスの繊維束は、織物構造
体で構成された請求項1乃至5のいずれか1項記載のガ
スタービンシュラウド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25968796A JPH10103012A (ja) | 1996-09-30 | 1996-09-30 | ガスタービンシュラウド装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25968796A JPH10103012A (ja) | 1996-09-30 | 1996-09-30 | ガスタービンシュラウド装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10103012A true JPH10103012A (ja) | 1998-04-21 |
Family
ID=17337529
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25968796A Pending JPH10103012A (ja) | 1996-09-30 | 1996-09-30 | ガスタービンシュラウド装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10103012A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US20110085899A1 (en) * | 2009-10-09 | 2011-04-14 | General Electric Company | Shroud assembly with discourager |
-
1996
- 1996-09-30 JP JP25968796A patent/JPH10103012A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US20110085899A1 (en) * | 2009-10-09 | 2011-04-14 | General Electric Company | Shroud assembly with discourager |
| JP2011080468A (ja) * | 2009-10-09 | 2011-04-21 | General Electric Co <Ge> | 阻止装置を備えたシュラウド組立体 |
| US8303245B2 (en) * | 2009-10-09 | 2012-11-06 | General Electric Company | Shroud assembly with discourager |
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