JPH10103354A - 静圧気体軸受け - Google Patents
静圧気体軸受けInfo
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- JPH10103354A JPH10103354A JP8256457A JP25645796A JPH10103354A JP H10103354 A JPH10103354 A JP H10103354A JP 8256457 A JP8256457 A JP 8256457A JP 25645796 A JP25645796 A JP 25645796A JP H10103354 A JPH10103354 A JP H10103354A
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- JP
- Japan
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- bearing
- porous body
- gas
- porous
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- Magnetic Bearings And Hydrostatic Bearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 高安定性の静圧気体軸受けを提供する。
【解決手段】 体噴出手段として気体の浸透率が5×1
0-16 m2 以上、5×10-15 m2 以下の多孔質セラミ
ックス体が組み込まれた軸受けであって、多孔質体の気
体噴出面となる露出部表面が軸受け面と同一平面上にあ
って、該露出部表面の面積(Sp )と軸受け面の全面積
(Sb )の比Sp /Sb が0.05以上、0.3以下で
あることを特徴とする静圧気体軸受けを提供する。本発
明の静圧気体軸受けは、多孔質セラミックス体の形状を
矩形枠形状又はリング形状とし、気体供給部を有するボ
ディーに装着することにより実現できる。
0-16 m2 以上、5×10-15 m2 以下の多孔質セラミ
ックス体が組み込まれた軸受けであって、多孔質体の気
体噴出面となる露出部表面が軸受け面と同一平面上にあ
って、該露出部表面の面積(Sp )と軸受け面の全面積
(Sb )の比Sp /Sb が0.05以上、0.3以下で
あることを特徴とする静圧気体軸受けを提供する。本発
明の静圧気体軸受けは、多孔質セラミックス体の形状を
矩形枠形状又はリング形状とし、気体供給部を有するボ
ディーに装着することにより実現できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、精密工作機械や精
密測定器等の位置決めステージ及び高速回転スピンドル
等で用いられる静圧気体軸受けに関するものである。
密測定器等の位置決めステージ及び高速回転スピンドル
等で用いられる静圧気体軸受けに関するものである。
【0002】
【従来の技術】高精度位置決めの要求される精密工作機
械等においては、ワークを非接触で搬送するシステムが
採用されつつある。そこに使われる静圧気体軸受けとし
ては、高剛性のみならず高安定性であることが要求され
る。多孔質絞りを用いた静圧気体軸受けは、通常の単一
孔から気体を噴出する自成絞り、オリフィス絞り軸受け
に対して、少ない気体流量で高い剛性が得られるなどの
利点があるが、反面多孔質体の浸透率が限られた範囲に
ないと自励振動を起こすおそれがある。また、多孔質絞
りは、静的な圧力下での剛性(静剛性)は高いが、周期
的圧力下での剛性(動剛性)が低下するという問題があ
る。特開平4−219519号公報においては、多孔質
体の浸透率が7×10-15 m2 以下であれば自励振動が
起こらないことが開示されている。また、特開平6−2
49239号公報においては、多孔質体の浸透率が5×
10-16 m2 以下であれば、動剛性の低下が少なく自励
振動も起こらないことが開示されている。
械等においては、ワークを非接触で搬送するシステムが
採用されつつある。そこに使われる静圧気体軸受けとし
ては、高剛性のみならず高安定性であることが要求され
る。多孔質絞りを用いた静圧気体軸受けは、通常の単一
孔から気体を噴出する自成絞り、オリフィス絞り軸受け
に対して、少ない気体流量で高い剛性が得られるなどの
利点があるが、反面多孔質体の浸透率が限られた範囲に
ないと自励振動を起こすおそれがある。また、多孔質絞
りは、静的な圧力下での剛性(静剛性)は高いが、周期
的圧力下での剛性(動剛性)が低下するという問題があ
る。特開平4−219519号公報においては、多孔質
体の浸透率が7×10-15 m2 以下であれば自励振動が
起こらないことが開示されている。また、特開平6−2
49239号公報においては、多孔質体の浸透率が5×
10-16 m2 以下であれば、動剛性の低下が少なく自励
振動も起こらないことが開示されている。
【0003】以上のように、多孔質体の浸透率と自励振
動の関係については公知になっているが、多孔質体の軸
受け露出面積と軸受けの安定性に関しては十分な調査が
行われていない。
動の関係については公知になっているが、多孔質体の軸
受け露出面積と軸受けの安定性に関しては十分な調査が
行われていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、多孔質体の
浸透率と軸受け面の多孔質体露出面積を限定することに
より、高安定かつ高剛性の軸受けを提供することを目的
とする。
浸透率と軸受け面の多孔質体露出面積を限定することに
より、高安定かつ高剛性の軸受けを提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明では、気体噴出手
段として気体の浸透率が5×10-16 m2 以上、5×1
0-15 m2 以下の多孔質セラミックス体が組み込まれた
軸受けであって、多孔質体の気体噴出面となる露出部表
面が軸受け面と同一平面上にあって、該露出部表面の面
積(SP )と軸受け面の全面積(Sb )の比Sp /Sb
が0.05以上、0.3以下であることを特徴とする静
圧気体軸受けを提供する。
段として気体の浸透率が5×10-16 m2 以上、5×1
0-15 m2 以下の多孔質セラミックス体が組み込まれた
軸受けであって、多孔質体の気体噴出面となる露出部表
面が軸受け面と同一平面上にあって、該露出部表面の面
積(SP )と軸受け面の全面積(Sb )の比Sp /Sb
が0.05以上、0.3以下であることを特徴とする静
圧気体軸受けを提供する。
【0006】本発明の静圧気体軸受けは、多孔質セラミ
ックス体の形状を矩形枠形状又はリング形状とし、気体
供給部を有するボディーに装着することにより実現でき
る。さらに、本形状の多孔体の気体供給側に一定幅の通
気溝を設けることにより、多孔質体全周にわたって均一
な通気を確保でき、高品位の軸受けが提供可能である。
ックス体の形状を矩形枠形状又はリング形状とし、気体
供給部を有するボディーに装着することにより実現でき
る。さらに、本形状の多孔体の気体供給側に一定幅の通
気溝を設けることにより、多孔質体全周にわたって均一
な通気を確保でき、高品位の軸受けが提供可能である。
【0007】
【発明の実施の形態】図1に本発明の静圧気体軸受けの
概略図を示す。軸受け10は、通気溝5を有する環状の
多孔質体3の組み込まれた部材(ボディー)2とそれに
相対して軸受け間際を構成する部材(相対部材)9とか
らなる。給気孔4から、通常は3〜10kgf /cm2 の給
気圧で乾燥空気が供給され、軸受け間隙hに生じる圧力
によって荷重Wが支えられる。剛性は、隙間変動に対す
る荷重の変化dW/dhである。軸受けの特性は、通気流量
によって変化させることができる。多孔質体3の大気開
放下での通気流量Qは、多孔質体3の浸透率と多孔質体
3の形状によって以下のように表される。 Q=(kz /η)・Sp ・(ΔP/t)…(1) ここで、kz は多孔質体3の浸透率、ηは空気の粘性係
数、Sp は多孔質体3の露出部面積、tは空気の流れ方
向の多孔質体3の厚さ、ΔPは給気圧と大気圧の差であ
る。したがって、所定の流量を得るには、多孔質体3の
浸透率を変えても良く、形状を変えても実現できる。
概略図を示す。軸受け10は、通気溝5を有する環状の
多孔質体3の組み込まれた部材(ボディー)2とそれに
相対して軸受け間際を構成する部材(相対部材)9とか
らなる。給気孔4から、通常は3〜10kgf /cm2 の給
気圧で乾燥空気が供給され、軸受け間隙hに生じる圧力
によって荷重Wが支えられる。剛性は、隙間変動に対す
る荷重の変化dW/dhである。軸受けの特性は、通気流量
によって変化させることができる。多孔質体3の大気開
放下での通気流量Qは、多孔質体3の浸透率と多孔質体
3の形状によって以下のように表される。 Q=(kz /η)・Sp ・(ΔP/t)…(1) ここで、kz は多孔質体3の浸透率、ηは空気の粘性係
数、Sp は多孔質体3の露出部面積、tは空気の流れ方
向の多孔質体3の厚さ、ΔPは給気圧と大気圧の差であ
る。したがって、所定の流量を得るには、多孔質体3の
浸透率を変えても良く、形状を変えても実現できる。
【0008】従来の安定性を高める軸受けの設計は、浸
透率の低い多孔質体を用いて、通気流量は多孔質体の面
積を大きくするかもしくは厚さを薄くすることにより確
保する設計であった。しかしながら、実際には多孔質体
の面積は装置に組み込まれる軸受けの面積から制限され
るし、厚さを極端に薄くするのは耐久性に問題が生じ
る。また、軸受けの支える負荷容量が小さい条件下で高
剛性を得たい場合には、多孔質体を中抜き形状にする等
により多孔質体の面積を小さくした方が得やすいことが
わかっている。そのような場合には浸透率の低い多孔質
体は使いにくいという側面がある。
透率の低い多孔質体を用いて、通気流量は多孔質体の面
積を大きくするかもしくは厚さを薄くすることにより確
保する設計であった。しかしながら、実際には多孔質体
の面積は装置に組み込まれる軸受けの面積から制限され
るし、厚さを極端に薄くするのは耐久性に問題が生じ
る。また、軸受けの支える負荷容量が小さい条件下で高
剛性を得たい場合には、多孔質体を中抜き形状にする等
により多孔質体の面積を小さくした方が得やすいことが
わかっている。そのような場合には浸透率の低い多孔質
体は使いにくいという側面がある。
【0009】以上の知見に鑑みて、通気率の比較的大き
い多孔質体を用いて、軸受けの安定性を高める検討を行
った。その結果、軸受けの減衰特性が、多孔質体の露出
面積Sp と軸受け面1の面積Sb の比Sp /Sb によっ
て整理され、Sp /Sb が小さいほど減衰比ζが高くな
ることを見出した。同時に、Sp /Sb が小さいほど、
動剛性の低下が少ないことを見出し、本発明を完成する
に至った。以下、本発明の詳細を示す。
い多孔質体を用いて、軸受けの安定性を高める検討を行
った。その結果、軸受けの減衰特性が、多孔質体の露出
面積Sp と軸受け面1の面積Sb の比Sp /Sb によっ
て整理され、Sp /Sb が小さいほど減衰比ζが高くな
ることを見出した。同時に、Sp /Sb が小さいほど、
動剛性の低下が少ないことを見出し、本発明を完成する
に至った。以下、本発明の詳細を示す。
【0010】本発明では、気体噴出手段として空気の浸
透率が5×10-16 m2 以上、5×10-15 m2 以下の
多孔質セラミックス体を組み込む。浸透率を5×10
-16 m 2 以上とするのは、それ未満の多孔質体では、上
記のように特定の軸受けには対応できず、また通気流量
を稼ぐために厚さを薄くすると軸受けの耐久性に問題が
生じるからである。また、浸透率を5×10-15 m2 以
下とするのは、浸透率がそれより大きくなると自励振動
が発生する場合があり安定性のよい軸受けを構成するの
が困難であるからである。多孔質体の気孔率は、浸透率
を規定すればおのずと制限される値になるが、通常10
〜30%である。
透率が5×10-16 m2 以上、5×10-15 m2 以下の
多孔質セラミックス体を組み込む。浸透率を5×10
-16 m 2 以上とするのは、それ未満の多孔質体では、上
記のように特定の軸受けには対応できず、また通気流量
を稼ぐために厚さを薄くすると軸受けの耐久性に問題が
生じるからである。また、浸透率を5×10-15 m2 以
下とするのは、浸透率がそれより大きくなると自励振動
が発生する場合があり安定性のよい軸受けを構成するの
が困難であるからである。多孔質体の気孔率は、浸透率
を規定すればおのずと制限される値になるが、通常10
〜30%である。
【0011】本発明では、多孔質体の露出面を軸受け面
と同一平面上におく。多孔質体3の露出面は、図2に示
すように例えば矩形枠形状にする等により軸受け面1の
中心に対して点対称に配置され、できるだけ大気開放空
間に近い位置に配置されるのが通常である。適用される
多孔質体の厚さは、通常1〜10mmである。本発明で
は、安定性を高める軸受けの設計として、上記の多孔質
体の浸透率に加えて多孔質体露出部面積(Sp )と軸受
け面の全面積(Sb )の比Sp /Sb を限定する。ここ
で、Sb は、大気圧以上の圧力が作用している軸受け面
のトータルの面積とした。本発明では、Sp /Sb を
0.05以上、0.3以下に限定する。なぜならば、S
p /Sb が0.05未満では、空気流量が不足し、高剛
性の軸受けを構成できないからである。また、Sp /S
b が0.3超では、自励振動が起こる場合があるからで
ある。
と同一平面上におく。多孔質体3の露出面は、図2に示
すように例えば矩形枠形状にする等により軸受け面1の
中心に対して点対称に配置され、できるだけ大気開放空
間に近い位置に配置されるのが通常である。適用される
多孔質体の厚さは、通常1〜10mmである。本発明で
は、安定性を高める軸受けの設計として、上記の多孔質
体の浸透率に加えて多孔質体露出部面積(Sp )と軸受
け面の全面積(Sb )の比Sp /Sb を限定する。ここ
で、Sb は、大気圧以上の圧力が作用している軸受け面
のトータルの面積とした。本発明では、Sp /Sb を
0.05以上、0.3以下に限定する。なぜならば、S
p /Sb が0.05未満では、空気流量が不足し、高剛
性の軸受けを構成できないからである。また、Sp /S
b が0.3超では、自励振動が起こる場合があるからで
ある。
【0012】Sp /Sb が0.05以上、0.3以下で
ある多孔気体3は、図2に示すように、形状を矩形枠形
状とすることにより実現できる。多孔質体3の実際の形
状は、多孔質体3の幅wと軸受けボディー2の外周から
多孔質体外周までの距離(L 1 −L3 )/2又は(L2
−L4 )/2(ランド幅と称する)によって決められ
る。軸受けの支える負荷容量と剛性を高めるために、通
常ランド幅は軸受け外形寸法の20%以下に設定され
る。そのような軸受けで多孔質体の露出面積率Sp/S
b を0.05以上、0.3以下に限定すると、必然的に
多孔質体の幅wは小さくなる。製造する軸受けのサイズ
によって異なるが、多孔質体の幅wは通常1〜10mmと
なる。
ある多孔気体3は、図2に示すように、形状を矩形枠形
状とすることにより実現できる。多孔質体3の実際の形
状は、多孔質体3の幅wと軸受けボディー2の外周から
多孔質体外周までの距離(L 1 −L3 )/2又は(L2
−L4 )/2(ランド幅と称する)によって決められ
る。軸受けの支える負荷容量と剛性を高めるために、通
常ランド幅は軸受け外形寸法の20%以下に設定され
る。そのような軸受けで多孔質体の露出面積率Sp/S
b を0.05以上、0.3以下に限定すると、必然的に
多孔質体の幅wは小さくなる。製造する軸受けのサイズ
によって異なるが、多孔質体の幅wは通常1〜10mmと
なる。
【0013】本発明の静圧気体軸受けは、多孔質セラミ
ックス体3の形状を上記のような矩形枠形状とする以外
に、リング形状とすることによってラジアル軸受け等の
タイプの異なる軸受けにも適用することができる。本発
明の静圧気体軸受けは、気体供給部4を有するボディー
2に多孔質セラミックス体3を有機系接着剤又はガラス
を含む無機系接着剤により装着することにより実現でき
る。一般的には、これを目的としてボディー2側に通気
溝6(図3(b))が設けられるが、本発明におけるよ
うな狭幅の多孔質体を組み込む場合には、多孔質体の側
面に塗布した接着剤が垂れてその通気溝6をふさぐ可能
性がある。本発明者は、この問題に対して多孔質体3側
に多孔質体3の全周に亘って一定幅の通気溝5(図3
(a))を設けることを考案した。通気溝5の幅は、要
求通気量により多孔質体3の幅の20〜80%で調整可
能である。矩形枠形状の場合の軸受けの断面図の一例を
図1に、その多孔質部拡大図を図3(a)に示す。本発
明の多孔質体形状では、多孔質体の通気溝底面7が給気
面となり、構造的に接着剤の垂れの影響を受けることは
ない。これにより、多孔質体全周にわたって均一通気を
確保することが可能であり、信頼性の高い軸受けの提供
が可能である。多孔質体に通気溝が設けてあれば、あえ
てボディー側に通気溝を設ける必要はないが、両方に通
気溝を設ければ一段と信頼性を増すことができる。
ックス体3の形状を上記のような矩形枠形状とする以外
に、リング形状とすることによってラジアル軸受け等の
タイプの異なる軸受けにも適用することができる。本発
明の静圧気体軸受けは、気体供給部4を有するボディー
2に多孔質セラミックス体3を有機系接着剤又はガラス
を含む無機系接着剤により装着することにより実現でき
る。一般的には、これを目的としてボディー2側に通気
溝6(図3(b))が設けられるが、本発明におけるよ
うな狭幅の多孔質体を組み込む場合には、多孔質体の側
面に塗布した接着剤が垂れてその通気溝6をふさぐ可能
性がある。本発明者は、この問題に対して多孔質体3側
に多孔質体3の全周に亘って一定幅の通気溝5(図3
(a))を設けることを考案した。通気溝5の幅は、要
求通気量により多孔質体3の幅の20〜80%で調整可
能である。矩形枠形状の場合の軸受けの断面図の一例を
図1に、その多孔質部拡大図を図3(a)に示す。本発
明の多孔質体形状では、多孔質体の通気溝底面7が給気
面となり、構造的に接着剤の垂れの影響を受けることは
ない。これにより、多孔質体全周にわたって均一通気を
確保することが可能であり、信頼性の高い軸受けの提供
が可能である。多孔質体に通気溝が設けてあれば、あえ
てボディー側に通気溝を設ける必要はないが、両方に通
気溝を設ければ一段と信頼性を増すことができる。
【0014】
【実施例】図1,2に示す形状の軸受けを、図3(a)
に拡大図示する通気溝5を有する多孔質体3の接着によ
り試作した。通気溝5の幅は多孔質体幅wの33%とし
た。多孔質体3の軸受けボディー2への組み込みは、有
機系の接着剤8を多孔質体3の側面に塗布してボディー
2に挿入する方法によった。図中で、軸受け面1の面積
Sb 及び多孔質体露出部面積Sp はそれぞれ以下の通り
である。 Sb =L1 ×L2 …(2) Sp =L3 ×L4 −(L3 −2w)×(L4 −2w)…(3) ここで、wは多孔体の幅である。多孔体露出比Sp /S
b は、(L1 −L3 )、及び(L2 −L4 )を一定と
し、L1 ,L2 又はwを変えることにより変化させた。
用いた多孔質体は、浸透率が(0.7〜2.2)×10
-15 m2 のアルミナ質多孔質体である。給気圧5kgf /
cm2 の下でスラスト軸受け方式で測定した軸受けの諸特
性を表1に示す。軸受けの浮上隙間hは4〜6μmであ
る。ここで、周波数200Hz付近における動剛性値Kd
を求め、静剛性値Ks の比として示した。また、浮上体
に衝撃力を加えて隙間に振動を生じさせ、その減衰曲線
から減衰比ζ(対数減衰率In(x1 /x2 )を2πで割
った値)を求めた。表から、すべての浸透率の場合に、
Sp /Sb が小さいほど動剛性が高く減衰比も高いのが
わかる。なお、比較として製作したSp /Sb が0.4
2の軸受けでは、浸透率が2.2×10-15 m2 と1.
3×10-15 m2 の場合で自励振動が発生し、上記の特
性は測定不能であった。
に拡大図示する通気溝5を有する多孔質体3の接着によ
り試作した。通気溝5の幅は多孔質体幅wの33%とし
た。多孔質体3の軸受けボディー2への組み込みは、有
機系の接着剤8を多孔質体3の側面に塗布してボディー
2に挿入する方法によった。図中で、軸受け面1の面積
Sb 及び多孔質体露出部面積Sp はそれぞれ以下の通り
である。 Sb =L1 ×L2 …(2) Sp =L3 ×L4 −(L3 −2w)×(L4 −2w)…(3) ここで、wは多孔体の幅である。多孔体露出比Sp /S
b は、(L1 −L3 )、及び(L2 −L4 )を一定と
し、L1 ,L2 又はwを変えることにより変化させた。
用いた多孔質体は、浸透率が(0.7〜2.2)×10
-15 m2 のアルミナ質多孔質体である。給気圧5kgf /
cm2 の下でスラスト軸受け方式で測定した軸受けの諸特
性を表1に示す。軸受けの浮上隙間hは4〜6μmであ
る。ここで、周波数200Hz付近における動剛性値Kd
を求め、静剛性値Ks の比として示した。また、浮上体
に衝撃力を加えて隙間に振動を生じさせ、その減衰曲線
から減衰比ζ(対数減衰率In(x1 /x2 )を2πで割
った値)を求めた。表から、すべての浸透率の場合に、
Sp /Sb が小さいほど動剛性が高く減衰比も高いのが
わかる。なお、比較として製作したSp /Sb が0.4
2の軸受けでは、浸透率が2.2×10-15 m2 と1.
3×10-15 m2 の場合で自励振動が発生し、上記の特
性は測定不能であった。
【0015】多孔質体形状の比較例として、多孔質体露
出面は図2と同じにし、多孔質体3の給気側底面に溝5
を設けずに、図3(b)に示すようなボディー2に給気
溝6を設けた軸受けを作製した。本発明例と同様に接着
剤8を多孔質体側面に塗布してボディー2に挿入したと
ころ、接着剤の一部がボディー通気溝6に垂れ、通気溝
6の一部をふさぐ結果となった。結果的に多孔質体3の
一部に空気が流れないところが生じ、軸受けの浮上実験
においては傾いて浮上し、軸受けとしては機能しないも
のとなった。
出面は図2と同じにし、多孔質体3の給気側底面に溝5
を設けずに、図3(b)に示すようなボディー2に給気
溝6を設けた軸受けを作製した。本発明例と同様に接着
剤8を多孔質体側面に塗布してボディー2に挿入したと
ころ、接着剤の一部がボディー通気溝6に垂れ、通気溝
6の一部をふさぐ結果となった。結果的に多孔質体3の
一部に空気が流れないところが生じ、軸受けの浮上実験
においては傾いて浮上し、軸受けとしては機能しないも
のとなった。
【0016】
【表1】
【0017】
【発明の効果】多孔質セラミックスを用いた静圧気体軸
受けに特有の自励振動の発生及び高周波での動剛性の低
下は、本発明によれば、多孔質体の軸受け面での露出面
積を少なくすることにより解決可能である。これによ
り、高剛性かつ高安定性の気体軸受けの提供が可能であ
る。
受けに特有の自励振動の発生及び高周波での動剛性の低
下は、本発明によれば、多孔質体の軸受け面での露出面
積を少なくすることにより解決可能である。これによ
り、高剛性かつ高安定性の気体軸受けの提供が可能であ
る。
【図1】図1は、本発明の軸受けの断面図である。
【図2】図2は、本発明の軸受けの平面図である。
【図3】図3(a)は本発明の多孔質体部の拡大断面図
で、図3(b)は比較例の多孔質体部の拡大断面図であ
る。
で、図3(b)は比較例の多孔質体部の拡大断面図であ
る。
1…軸受け面 2…ボディー 3…多孔質体 4…給気孔 5…多孔質体通気溝 6…ボディー通気溝 7…多孔質体給気面 8…接着剤層 9…相対部材
Claims (3)
- 【請求項1】 気体噴出手段として気体の浸透率が5×
10-16 m2 以上、5×10-15 m2 以下の多孔質セラ
ミックス体が組み込まれた軸受けであって、多孔質体の
気体噴出面となる露出部表面が軸受け面と同一平面上に
あって、該露出部表面の面積(SP )と軸受け面の全面
積(Sb )の比SP /Sb が0.05以上、0.3以下
であることを特徴とする静圧気体軸受け。 - 【請求項2】 多孔質セラミックス体の形状を、矩形枠
形状又はリング形状とすることを特徴とする請求項1記
載の静圧気体軸受け。 - 【請求項3】 多孔質セラミックス体の形状を、矩形枠
形状又はリング形状とし、気体供給側に通気溝を設けた
ことを特徴とする請求項1記載の静圧気体軸受け。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8256457A JPH10103354A (ja) | 1996-09-27 | 1996-09-27 | 静圧気体軸受け |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8256457A JPH10103354A (ja) | 1996-09-27 | 1996-09-27 | 静圧気体軸受け |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10103354A true JPH10103354A (ja) | 1998-04-21 |
Family
ID=17292912
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8256457A Pending JPH10103354A (ja) | 1996-09-27 | 1996-09-27 | 静圧気体軸受け |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10103354A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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-
1996
- 1996-09-27 JP JP8256457A patent/JPH10103354A/ja active Pending
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