JPH10103430A - 歯車式変速機構造 - Google Patents

歯車式変速機構造

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JPH10103430A
JPH10103430A JP8259800A JP25980096A JPH10103430A JP H10103430 A JPH10103430 A JP H10103430A JP 8259800 A JP8259800 A JP 8259800A JP 25980096 A JP25980096 A JP 25980096A JP H10103430 A JPH10103430 A JP H10103430A
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JP
Japan
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gear
shaft
oil
transmission
chamber
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JP8259800A
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English (en)
Inventor
Hideo Toyoda
英夫 豊田
Koichi Yamamoto
浩一 山本
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H57/00General details of gearing
    • F16H57/04Features relating to lubrication or cooling or heating
    • F16H57/042Guidance of lubricant
    • F16H57/0421Guidance of lubricant on or within the casing, e.g. shields or baffles for collecting lubricant, tubes, pipes, grooves, channels or the like
    • F16H57/0423Lubricant guiding means mounted or supported on the casing, e.g. shields or baffles for collecting lubricant, tubes or pipes
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H57/00General details of gearing
    • F16H57/04Features relating to lubrication or cooling or heating
    • F16H57/0467Elements of gearings to be lubricated, cooled or heated
    • F16H57/0469Bearings or seals
    • F16H57/0471Bearing
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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    • F16H57/048Type of gearings to be lubricated, cooled or heated
    • F16H57/0493Gearings with spur or bevel gears 
    • F16H57/0494Gearings with spur or bevel gears  with variable gear ratio or for reversing rotary motion

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  • General Details Of Gearings (AREA)
  • Structure Of Transmissions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 別物のオイルパスを設けることなく、出力軸
の出力側端部への潤滑油の供給を確実に行えるようにす
る。 【解決手段】 複数の変速歯車対と各変速歯車を支持す
る軸部材Si,So,Scとが収納された歯車室と、変速
操作部18が収納されたシフトゲート室19とを備えた
歯車式変速機TMにおいて、上記歯車室とシフトゲート
室との間に、該シフトゲート室にオイルを導くオイル導
入通路27と、シフトゲート室からオイルを排出するオ
イル排出通路29とが設けられていることを特徴とし、
また、上記シフトゲート室が出力軸Soの上方に配置さ
れており、上記オイル導入通路が変速歯車対側に設けら
れる一方、上記オイル排出通路は上記出力軸側に設けら
れていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、手動操作の歯車
式変速機構造に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、複数の変速歯車対と各変
速歯車を支持する軸部材とが変速機ケース内に収納され
た歯車式変速機では、通常、その入力側がクラッチを介
してエンジン出力軸に連結される一方、出力側は出力軸
の端部に嵌合されたスリーブシャフトを介して、後輪側
へ駆動力を伝えるプロペラシャフトに最終的に連結され
るようになっている。また、一般に、上記出力軸の上方
には、シフトレバーによってシフトロッドを操作する変
速操作部が収納されたシフトゲート室(変速操作室)が
配置される。
【0003】上記スリーブシャフトは、通常、上記出力
軸の出力側端部の外周にスプライン嵌合され、出力軸と
共に回転しながら、かつ前後動を行う。したがって、そ
の摺動部には潤滑油を確実に供給する必要がある。この
ような出力軸側への潤滑油の供給に関して、例えば、実
開昭62−86456号公報では、変速歯車列が収納さ
れた歯車室から出力軸の出力側端部に通じる別体のオイ
ルパスを設けて、確実に潤滑油を供給するようにした構
造が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
ように別物のオイルパスを設けた場合、部品点数の増加
を招くとともに、本来スペースの余裕に乏しい変速機内
部におけてそのレイアウトが難しく、また、オイルパス
のための組付作業が必要となり、構造的にも複雑化する
などの問題があった。また、潤滑性能を高めるために
は、潤滑油温を低下させることが必要となるが、別体の
オイルパスを設けた場合、この点を対策することもでき
なかった。
【0005】この発明は、上記技術的課題を解決するた
めになされたもので、別物のオイルパスを設けることな
く、出力軸の出力側端部への潤滑油の供給を確実に行え
るようにすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため、本願の請求項
1に係る発明(以下、第1の発明という)は、複数の変速
歯車対と各変速歯車を支持する軸部材とが収納された歯
車室と、変速操作部が収納された変速操作室とを備えた
歯車式変速機において、 上記歯車室と変速操作室との
間に、該変速操作室にオイルを導くオイル導入通路と、
変速操作室からオイルを排出するオイル排出通路とが設
けられていることを特徴としたものである。
【0007】また、本願の請求項2に係る発明(以下、
第2の発明という)は、上記第1の発明において、上記
変速操作室が出力軸の上方に配置されており、上記オイ
ル導入通路が変速歯車対側に設けられる一方、上記オイ
ル排出通路は上記出力軸側に設けられていることを特徴
としたものである。
【0008】更に、本願の請求項3に係る発明(以下、
第3の発明という)は、上記第1または第2の発明にお
いて、上記変速操作室の上方には、エア抜き機構が設け
られていることを特徴としたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、例
えば、所謂アウトプット・リダクションギヤ・タイプの
歯車式変速機に適用した場合について、添付図面を参照
しながら詳細に説明する。図1は本実施の形態に係る歯
車式変速機TMの全体構成を概略的に示す縦断面説明図
である。この図に示すように、上記変速機TMでは、入
力軸Siと出力軸Soとが同一軸線上に隣り合うように
して配置されると共に、その下方に、これら両軸Si,
Soと平行にカウンタ軸Scが配置されている。そし
て、各変速段位にそれぞれ対応して相互に噛合する複数
の歯車対1G〜6Gが、上記入力軸Siおよび出力軸S
oとカウンタ軸Scとに対をなして設けられている。
【0010】上記変速機TMは、後で詳しく説明するよ
うに、カウンタ軸Scの回転を出力軸Soへ減速して伝
達し得る減速歯車対4Gの各歯車4Gc,4Goが共に
カウンタ軸Scと出力軸Soとの間で軸と一体回転する
ように構成された、所謂、アウトプット・リダクション
ギヤ・タイプのもので、上記減速歯車対4Gは、好まし
くは、カウンタ軸Scの後端部(出力側端部)に配置さ
れている。また、上記変速機TMは、例えば、エンジン
縦置きの所謂FR型の自動車に搭載されるもので、前進
5段,後退1段の変速段を有し、例えばその第4速が、
入力軸Siと出力軸Soとを直結させる直結段を構成す
るようになっている。
【0011】上記歯車式変速機TMの入力軸Siは、そ
の入力側(前端側:図1における左端側)がクラッチ1
を介してエンジン出力軸(不図示)に連結される一方、
出力側(後端側:図1における右端側)は出力軸Soの
入力側端部(前端部)と組み合わされている。また、こ
の出力軸Soの出力側(後端側:図1における右端側)
は、スリーブシャフト3を介して後輪側へ駆動力を伝え
るプロペラシャフト(不図示)に最終的に連結されるよ
うになっている。
【0012】また、クラッチハウジング4とミッション
ケース5とエクステンションハウジング6とを前後方向
に結合して変速機TMのケース体が形成され、このケー
ス体には、その内壁から内側へ張り出す複数の軸支部1
1〜13が設けられている。そして、これら軸支部11
〜13に、入力軸Si,出力軸Soおよびカウンタ軸S
cを各々回転自在に支承する軸受がそれぞれ配設されて
いる。上記クラッチハウジング4とミッションケース5
とエクステンションハウジング6とを前後方向に結合し
たケース体によって、本願請求項に記載した「複数の変
速歯車対と各変速歯車を支持する軸部材とが収納された
歯車室」が形成されている。
【0013】上記軸支部11〜13のうち最も入力側の
軸支部11は、フロントカバー15によってその入力側
が覆われている。また、最も出力側の軸支部13の後側
には、シフトレバー2と3本のシフトロッド17との連
結部を収納するシフトゲート室19が設けられており、
該シフトゲート室19は、シフトコントロールカバー1
6によってその上方が覆われている。上記シフトゲート
室19が、本願請求項に記載した「変速操作部が収納さ
れた変速操作室」に相当している。
【0014】上記変速機TMは、上述のように、前進5
段,後退1段の変速段を有するもので、これらの各変速
段位に対応して6組の変速歯車対1G〜6Gが設けられ
ている。本実施の形態では、これら6組の歯車対1G〜
6Gについて、例えば、5速用歯車対5Gと後退用歯車
対6Gとが組み合わされて5−R歯車ユニットが、1速
用歯車対1Gと2速用歯車対2Gとが組み合わされて1
−2歯車ユニットが、また、3速用歯車対3Gと4速用
歯車対4Gとが組み合わされて3−4歯車ユニットが、
それぞれ構成されている。
【0015】そして、これら歯車ユニットは、上記歯車
列において入力側(前側)から、例えば、5−R歯車ユ
ニット,1−2歯車ユニットおよび3−4歯車ユニット
の順に配置されている。また、上記5−R歯車ユニット
では後退用変速歯車対6Gが、1−2歯車ユニットでは
2速用変速歯車対2Gが、3−4歯車ユニットでは4速
用変速歯車対(減速歯車対)4Gが、それぞれ当該歯車
ユニットにおける出力側(後側)に配置されている。す
なわち、上記6組の歯車対1G〜6Gは、入力側(前
側)から、5速用歯車対5G,後退用歯車対6G,1速
用歯車対1G,2速用歯車対2G,3速用歯車対3Gお
よび4速用歯車対4Gの順番で配列されている。
【0016】また、本実施の形態では、上記各歯車対1
G〜6Gについて、カウンタ軸Sc側に設けられた歯車
(カウンタ歯車1Gc〜6Gc)は、例えば、3速用お
よび4速用のもの3Gc及び4Gcが、軸(カウンタ軸
Sc)と共に一体的に回転する固定歯車として形成され
る一方、他の全てのカウンタ歯車1Gc,2Gc,5Gc
及び6Gcは軸(カウンタ軸Sc)に対して相対的に回
転自在な遊転歯車として形成されている。更に、後退用
(リバース用)歯車対6Gの場合は、従来、良く知られ
ているように、その固定歯車6Giと遊転歯車6Gcと
は、アイドル歯車(リバース・アイドル歯車:不図示)
を介して噛み合っており、このリバース・アイドル歯車
の作用によって、被駆動歯車が前進用の歯車対の場合と
反対方向に回転するようになっている。
【0017】上記4速用歯車対(減速歯車対)4Gにつ
いては、片方(カウンタ歯車4Gc)がカウンタ軸Sc
の後端部(出力側端部)に該軸Scと共に一体的に回転
する固定歯車として設けられる一方、他方(出力歯車4
Go)は出力軸Soの前端部(入力側端部)の近傍に該
軸Soと一体的に回転する固定歯車として設けられてい
る。尚、この4速用の出力歯車4Goは、例えば、出力
軸Soの前端部(入力側端部)に装着されたニードル軸
受を介して入力軸Siの後端部(出力側端部)に回転自
在に組み付けられており、入力軸Siに対しては相対的
に回転自在である。そして、上記4速用のカウンタ歯車
4Gcと出力歯車4Goとで所定のギヤ比の減速歯車対
4Gが形成されている。
【0018】すなわち、カウンタ軸Scの回転を出力軸
Soへ減速して伝達し得る減速歯車対4Gの各歯車4G
c,4Goが共にカウンタ軸Scと出力軸Soとの間で
軸と一体回転するようになっており、減速歯車対4Gを
このようにレイアウトすることにより、上述のように、
所謂アウトプット・リダクションギヤ・タイプの歯車式
変速機TMが構成されている。このアウトプット・リダ
クションギヤ・タイプの変速機TMでは、アイドリング
時など、ニュートラル状態でカウンタ軸Scが空転する
ことはない。
【0019】尚、本実施の形態に係る歯車式変速機TM
では、アウトプット・リダクションギヤ・タイプとされ
たことにより、カウンタ軸Scには入力軸Siの回転ト
ルクが増幅されることなく伝達されるので、減速歯車4
Gcを除く他の各変速歯車への入力負荷が小さくなって
いる。そこで、より好ましくは、これらの歯車について
は、その径方向寸法や歯幅を小さくするなどのサイズダ
ウンを図るようにした。一方、歯車列の最も出力側に設
けられた上記減速歯車対4Gについては、カウンタ軸S
cの回転がこの歯車対4Gで減速されて(回転トルクが
増幅されて)出力軸Soに伝達される関係上、より好ま
しくは、従来のインプット・リダクションギヤ・タイプ
に比べて、より高い強度および剛性が求められ、その歯
幅はより大きく設定されている。
【0020】上記各遊転歯車の間には、前後の遊転歯車
のいずれか一方を選択的に軸に対して一体回転するよう
に連結させ得るシンクロメッシュ装置Ya〜Ycが配設
されている。この場合、1−2歯車ユニットおよび5−
R歯車ユニットについては、そのカウンタ歯車が全て遊
転歯車とされている関係上、1速と2速とを切り換える
1−2速切換用シンクロYaおよび5速と後退段(リバ
ース)とを切り換える5速−R切換用シンクロYcはカ
ウンタ軸Sc上に設けられる。一方、3−4歯車ユニッ
トについては、その入力歯車が遊転歯車とされている関
係上、3速と4速とを切り換える3−4速切換用シンク
ロYbは入力軸Si上に設けられることになる。尚、上
記各シンクロメッシュ装置Ya〜Ycは、従来から良く
知られているものと同様の構成を有し同様の作用を行う
ものであるので、その構造についての詳細な図示および
説明は省略する。
【0021】以上の構成において、シフトレバー2の切
換操作で4速以外の他の変速段のいずれかが選択される
と、当該変速段の遊転歯車が軸と一体的に回転するよう
に当該軸に対して連結され、この遊転歯車が対をなす固
定歯車と噛み合った状態で回転するすることによりカウ
ンタ軸Scが駆動される。そして、このカウンタ軸Sc
の回転が上記減速歯車対4Gで減速されながら出力軸S
oに伝達される。一方、シフトレバー2が他の変速段か
ら4速に切り換えられた場合には、出力軸Soが入力軸
Siに対して連結されることにより、入力側と出力側と
が直結されるようになっている。
【0022】ところで、アウトプット・リダクションギ
ヤ・タイプの変速機では、前述のように、カウンタ軸S
cの回転数は、従来のインプット・リダクションギヤ・
タイプのもの(常に入力軸よりも減速され、また、この
入力回転数に比例する)と違って、変速段位によって異
なり、ある程度以上の高速段位では、増速されて入力軸
Siよりも高くなる。このようにカウンタ軸Scの回転
速度が増大した下では、各歯車のうち軸に対して相対回
転自在な遊転歯車については、遊転時における軸受の潤
滑条件は厳しいものになる。特に、後退用変速歯車対の
遊転歯車6Gc(リバース遊転歯車)の場合には、アイ
ドル歯車Grの作用により軸Scの回転とは逆方向に回
転し、当該軸Scとの相対回転差が極めて大きくなると
いう現象が生じる。また、特に、減速比の大きい1速用
および後退用(リバース)歯車対1G及び6Gについて
は、小径歯車が遊転歯車とされている場合には、高速段
位においてこれら歯車の軸に対する遊転時の相対回転速
度が非常に高くなり、その軸受の潤滑条件はとりわけ厳
しいものになる。
【0023】このようにカウンタ軸Scの回転速度が増
大した下では、例えば、シンクロメッシュ装置を全て入
力軸上に配置すると、入力軸上の変速歯車は全て軸に対
して相対回転自在な遊転歯車となり、特に減速比の大き
い1速用および後退用(リバース)歯車対について、小
径歯車が入力軸上の遊転歯車となる関係上、高速段位に
おいてこれら歯車の軸(入力軸)に対する遊転時の相対
回転速度が非常に高くなり、その軸受について焼き付き
等の不具合が生じるおそれがある。特に、リバース遊転
歯車の場合には、アイドル歯車の作用により軸の回転と
は逆方向に回転し、当該軸との相対回転差が極めて大き
くなるという現象が生じる。
【0024】このため、本実施の形態では、5速と後退
段(リバース)とを切り換える5速−R切換用シンクロ
Ycと、1速と2速とを切り換える1−2速切換用シン
クロYaとがカウンタSc軸上に配置するようにしてお
り、リバース歯車対6Gおよび1速用歯車対1Gの小径
歯車6Gi,1Giは共に入力軸Siと一体的に回転す
る固定歯車として設けられることになり、変速段位に拘
わらず一定の回転数(入力軸Siの回転数)で回転す
る。また、遊転歯車としてカウンタ軸上に設けられる大
径歯車6Gc,1Gcは、これよりもカウンタ軸との相
対回転数が低くなるので、アウトプット・リダクション
ギヤ・タイプで上記両シンクロメッシュ装置Ya,Yc
を入力軸Si上に配置した場合のように、リバース歯車
対6Gおよび1速用歯車対1Gの各遊転歯車と入力軸S
iとの間に生じるような大きな相対回転数差は生じるこ
とがなくなる。
【0025】本実施の形態に係る歯車式変速機TMで
は、通常の歯車式変速機の場合と同様に、上記変速機T
Mのケース体の内部(具体的には、ミッションケース5
とエクステンションハウジング6の内部)における下部
に潤滑油が一定レベル(図1における2点鎖線の直線参
照)まで貯えられており、各変速歯車対1G〜6Gの噛
み合い部分や遊転歯車1Gi〜3Gi,5Gi及び6G
iの軸受部、あるいはその他の潤滑を要する部分への潤
滑油の供給は、上記ケース体の内部における下部に貯え
られた潤滑油を、下方側の軸であるカウンタ軸Scに設
けられた歯車の回転力で掻き上げて行われる。
【0026】そして、このとき、掻き上げられた潤滑油
は、その大部分がケース体の内壁に衝突し、この内壁に
ある程度沿って落下することにより、熱を奪われてある
程度冷却された上で必要箇所に供給されるようになって
いる。なお、本実施の形態に係る変速機TMの場合、車
体に対して前後方向について若干傾斜した状態で取り付
けられており、潤滑油の油面もこれに応じて静止状態で
傾斜している。
【0027】かかる方法で潤滑油の供給を行う場合、前
述のように、カウンタ軸Scおよびカウンタ歯車の回転
に伴って生じるオイル(潤滑油)の撹拌抵抗を小さくし
て油温の上昇を抑制するためには、潤滑油量を必要な限
度内で極力少なくすることが好ましく、特に、本実施の
形態における場合は、アウトプット・リダクションギヤ
・タイプのであるので、上述のように、高速段位におけ
るカウンタ軸の回転数がインプット・リダクションギヤ
・タイプの場合に比べてかなり高くなり、潤滑油量の低
減がより強く求められる。
【0028】本実施の形態に係る変速機TMでは、上記
のように入力軸Siと出力軸Soとが同一軸線上に隣り
合うようにして配置されており、図2に詳しく示すよう
に、入力軸Siの出力側端部は、変速機TMのケース体
に対して軸受Bo1を介して支承されるとともに減速歯
車4Goが設けられた出力軸Soの入力側端部と組み合
わされ、両者間に配置された例えばニードル軸受Bi2
により、上記出力軸Soの入力側端部に対し相互に回転
自在に支持されている。そして、このように出力軸So
の入力側端部に内包された上記ニードル軸受Bi2に対
しては、出力軸Soに設けたオイル孔49から強制的に
潤滑油を供給するようにしている。
【0029】前述のように、アウトプット・リダクショ
ンギヤ・タイプとされた上記歯車式変速機TMでは、減
速歯車4Gcを除く他の各変速歯車については、その径
方向寸法や歯幅を小さくするなど、かなりのサイズダウ
ンが行われているのであるが、歯車列の最も出力側に設
けられた上記減速歯車対4Gについては、カウンタ軸S
cの回転がこの歯車対4Gで減速されて(回転トルクが
増幅されて)出力軸Soに伝達される関係上、従来のイ
ンプット・リダクションギヤ・タイプに比べて、より高
い強度および剛性が求められ、その歯幅はより大きく設
定されている。また、アウトプット・リダクションギヤ
・タイプとされた上記歯車式変速機TMでは、前述のよ
うに、ある程度以上の高速段位ではカウンタ軸Scの回
転速度が、従来のインプット・リダクションギヤ・タイ
プに比べてかなり高くなるので、上記減速歯車対4Gに
ついても、かなりの高速で回転することになる。
【0030】したがって、カウンタ軸Scおよび出力軸
Soの減速歯車4Gc,4Goを設けた部分の両側は強
固に支持する必要がある。このため、本実施の形態で
は、減速歯車対4Gの入力側と出力側には、軸支部1
2,軸支部13でそれぞれ構成された仕切り壁部が設け
られ、該仕切り壁部12,13と変速機TMのケース体
(ミッションケース5およびエクステンションハウジン
グ6)の壁部とで減速歯車室25が形成されており、上
記各仕切り壁部12,13に、カウンタ軸Scおよび出
力軸Soの減速歯車対4G(カウンタ側減速歯車4G
c,出力側減速歯車4Go)を設けた部分の入力側およ
び出力側をそれぞれ支持する軸受Bc2,Bc3及びB
o1,Bo2が配置されている。尚、上記減速歯車室2
5は、本願の請求項に記載した「歯車室」の一部を構成
するものである。
【0031】上述のように、アウトプット・リダクショ
ンギヤ・タイプとされた上記歯車式変速機TMでは、カ
ウンタ軸Scの回転速度が高く、したがって上記減速歯
車対4Gかなりの高速で回転することになる。これによ
り、上記減速歯車室25の内部にはある程度の負圧が生
じるので、外部からの潤滑油を減速歯車室25内に引き
込み易くなっている。つまり、上記減速歯車対4Gは、
より好ましくは、減速歯車室25内でポンプ作用を行う
ことができる。
【0032】そして、カウンタ軸Scおよび出力軸So
の減速歯車4Gc,4Goを設けた部分の両側を強固に
支持するために、この部分の軸受Bc2,Bc3及びB
o1,Bo2には、径方向のみならず軸方向についても
負荷能力の高い円錐ころ軸受を用いた。この円錐ころ軸
受を用いた場合、周知のように、当該軸受で支持される
軸の回転(つまり、軸受内輪および転動体の回転)に伴
う遠心力の作用で、軸受内輪の縮径側から拡径側に向か
う方向の流れが生じ、潤滑油はこの方向に容易に引き込
まれるようになっている。これにより、円錐ころ軸受B
c2,Bc3及びBo1,Bo2で支持された出力軸So
及びカウンタ軸Scの回転(つまり、軸受内輪および転
動体の回転)に伴う遠心力の作用により、図8において
実線矢印で示されるように、減速歯車室25の外部から
減速歯車室25内へある程度強制的に潤滑油を引き込ん
で、該減速歯車室25内へ潤滑油を供給することができ
る。
【0033】また、より好ましくは、入力側から5個並
べられたカウンタ歯車群5Gc,6Gc,1Gc,2Gc
及び3Gcに対応するオイル貯留部10と、カウンタ側
減速歯車4Gcに対応するオイル貯留部(つまり減速歯
車室25の下部)との間には、両者間をより円滑に連通
させるために、ミッションケース5に設けた軸支部12
の下部を下方に窪ませてオイルパス部5aが形成されて
いる。これにより、上記カウンタ歯車群5Gc,6Gc,
1Gc,2Gc及び3Gcに対応するオイル貯留部10
に貯えられた潤滑油が、減速歯車室25内の下部側へ容
易に引き込まれる。
【0034】一方、より好ましくは、上記減速歯車対4
Gの上方には、図3および図4から良く分かるように、
カウンタ側減速歯車4Gcで掻き上げられた潤滑油を受
けて収集するオイル受け手段26が変速機TMのケース
体(ミッションケース5及びエクステンションハウジン
グ6)と一体的に設けられている。これにより、上記減
速歯車4Gcで掻き上げられた潤滑油が、上記オイル受
け手段26で受けられた後、確実に減速歯車室25の外
部に排出される。尚、本実施の形態では、より好ましく
は、出力軸Soに設けられた減速歯車4Goの入力側の
側面に、出力軸Soに設けたオイル孔49に向かってオ
イルを掻き込むオイル掻き込み手段としてのフィン50
が一体的に形成されている。これにより、潤滑油量をあ
る程度低減させた下でも、出力軸Soに設けた上記オイ
ル孔49に対して、確実にかつ効率良く潤滑油を供給
し、入力軸Siの出力側端部のニードル軸受Bi2の焼
き付き等の防止を図ることができる。
【0035】本実施の形態では、前述のように、クラッ
チハウジング4とミッションケース5とエクステンショ
ンハウジング6とを前後方向に結合したケース体によっ
て形成されており、図5に詳しく示すように、上記複数
の変速歯車対1G〜6Gと各変速歯車を支持する軸部材
(入力軸Si,出力軸So,カウンタ軸Sc)とが収納さ
れた歯車室と、最も出力側の軸支部13の後側に形成さ
れ、シフトレバー2と3本のシフトロッド17との連結
部18(変速操作部)を収納するシフトゲート室19
(変速操作室)が設けられており、これら両室の間に、
該シフトゲート室19にオイルを導くオイル導入通路2
8と、シフトゲート室19からオイルを排出するオイル
排出通路29とが設けられている。
【0036】すなわち、上記シフトゲート室19は出力
軸Soの上方に配置されており、上記オイル導入通路2
8は、軸支部12に形成されて減速歯車室25(つまり
変速歯車対側)に通じている。一方、上記オイル排出通
路29は、エクステンションハウジング6の出力側に設
けられた斜めリブ6a内に形成されて出力軸Soの出力
側端部に通じている。この出力軸Soの出力側端部の外
周側には、後輪側へ駆動力を伝えるプロペラシャフト
(不図示)に連結されたスリーブシャフト3がスプライ
ン嵌合されており、このスリーブシャフト3は、出力軸
Soと共に回転しながら前後動を行うようになってい
る。そして、上記オイル排出通路29は、エクステンシ
ョンハウジング6の出力側に固定された保持部材31の
小孔31aを介して、上記スリーブシャフト3の外周の
摺動部に潤滑油を供給するようになっている。上記オイ
ル導入通路28とオイル排出通路29の関係は、水平面
(図5における破線の直線参照)でみてオイル導入通路
28の出口よりもオイル排出通路29の入口の方が低く
設定され、また、オイル排出通路29は、図5において
1点鎖線の直線で示されるように、斜め上方から加工し
易いように設定されている。
【0037】以上のように、減速歯車室25から外部に
排出される潤滑油の一部は、軸支部13に設けられたオ
イル導入通路27を介してシフトゲート室19内に送給
され、図5および図6に示すように、シフトゲート室1
9内の主として連結部18の下方の空間部を通ってオイ
ル排出通路29に送られ、上記スリーブシャフト3の外
周の摺動部に供給されるようになっている。尚、上記減
速歯車室25の外部に排出される潤滑油の他の一部は、
軸支部12に設けられた連絡通路28を介して、変速歯
車列側へ戻される。
【0038】このように、歯車室とシフトゲート室19
との間に、該シフトゲート室19にオイルを導くオイル
導入通路27と、シフトゲート室19からオイルを排出
するオイル排出通路29とが設けられているので、上記
シフトゲート室19を潤滑油のオイルパスとして利用す
ることができ、別体のオイルパスをわざわざ設ける必要
がなくなり、省スペースで、組付作業も要せず、また、
構造の簡素化を図ることができるのである。また、この
場合において、特に、上記シフトゲート室19が出力軸
Soの上方に配置されており、上記オイル導入通路27
が変速歯車対側(減速歯車室25側)に設けられる一
方、上記オイル排出通路29は上記出力軸So側に設け
られているので、出力軸側の潤滑を行うに際して、変速
歯車対側の潤滑油をシフトゲート室19を介して確実に
出力軸So側へ潤滑油を供給し、上記スリーブシャフト
3の外周の摺動部を潤滑することができる。
【0039】また、本実施の形態では、シフトゲート室
19は、シフトコントロールカバー16によってその上
方が覆われるとともに、その上方には、シフトレバー2
のボール部2aを押さえる押さえプレート32が固定さ
れており、図7に詳しく示すように、該押さえプレート
32とシフトレバー2の軸部との間には、例えばゴム等
の弾性体でなるシール部材33が設けられている。この
シール部材33には、エア抜きを行うためのブリーザ孔
33hが形成されており、このブリーザ孔33hは、シ
ール部材33の外周に当接するカバー体34で覆われて
いる。そして、従来、良く知られているように、シフト
ゲート室19内がエアの存在によって昇圧した際には、
上記ブリーザ孔33hから、上記カバー体34を押し広
げるようにして、変速機TMの外部にエアが放出される
ようになっている。
【0040】このように、上記シフトゲート室19の上
方には、エア抜き機構が設けられているので、シフトゲ
ート室19内に確実に潤滑油を流通させることにより、
変速機TM内のエアを比較的迅速に外部に放出すること
ができ、上記エア抜き機構のブリーザ機能を高めること
ができる。
【0041】尚、上記実施の形態は、所謂アウトプット
・リダクションギヤ・タイプの歯車式変速機についての
ものであったが、本発明はかかる場合に限定されるもの
ではなく、インプット・リダクションギヤ・タイプ等、
他の形式の歯車式変速機に対しても有効に適用すること
ができる。また、本発明は、以上の実施態様に限定され
るものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、
種々の改良・変形あるいは設計上の変更等が可能である
ことは言うまでもない。
【0042】
【発明の効果】本願の第1の発明によれば、複数の変速
歯車対と各変速歯車を支持する軸部材とが収納された歯
車室と、変速操作部が収納された変速操作室との間に、
該変速操作室にオイルを導くオイル導入通路と、変速操
作室からオイルを排出するオイル排出通路とが設けられ
ているので、上記変速操作室を潤滑油のオイルパスとし
て利用することができ、別体のオイルパスをわざわざ設
ける必要がなくなり、省スペースで、組付作業も要せ
ず、また、構造の簡素化を図ることができ、更に、変速
機のケース体の放熱性により潤滑油温度も有効に低下さ
せることがきる。
【0043】また、本願の第2の発明によれば、基本的
には、上記第1の発明と同様の効果を奏することができ
る。特に、上記変速操作室が出力軸の上方に配置されて
おり、上記オイル導入通路が変速歯車対側に設けられる
一方、上記オイル排出通路は上記出力軸側に設けられて
いるので、出力軸側の潤滑を行うに際して、変速歯車対
側の潤滑油を変速操作室を介して確実に出力軸側へ潤滑
油を供給することができる。
【0044】更に、本願の第3の発明によれば、基本的
には、上記第1または第2の発明と同様の効果を奏する
ことができる。特に、上記変速操作室の上方には、エア
抜き機構が設けられているので、変速操作室内に確実に
潤滑油を流通させることにより、上記エア抜き機構のブ
リーザ機能を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施の形態に係る歯車式変速機の全体構成
を概略的に示す縦断面説明図である。
【図2】 上記歯車式変速機の歯車列の出力側における
要部を拡大して示す縦断面説明図である。
【図3】 図2のC−C線におけるミッションケースの
端面図である。
【図4】 図2のD−D線におけるエクステンションハ
ウジングの端面図である。
【図5】 上記歯車式変速機のシフトゲート室の周辺に
おける要部を拡大して示す縦断面説明図である。
【図6】 図5のF−F線におけるシフトゲート室の縦
断面説明図である。
【図7】 上記歯車式変速機のブリーザ機構を拡大して
示す縦断面説明図である。
【符号の説明】
1G〜6G…変速歯車対 19…シフトゲート室 27…オイル導入通路 29…オイル排出通路 33h…ブリーザ孔 Sc…カウンタ軸 Si…入力軸 So…出力軸 TM…歯車式変速機

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の変速歯車対と各変速歯車を支持す
    る軸部材とが収納された歯車室と、変速操作部が収納さ
    れた変速操作室とを備えた歯車式変速機において、 上記歯車室と変速操作室との間に、該変速操作室にオイ
    ルを導くオイル導入通路と、変速操作室からオイルを排
    出するオイル排出通路とが設けられていることを特徴と
    する歯車式変速機構造。
  2. 【請求項2】 上記変速操作室が出力軸の上方に配置さ
    れており、上記オイル導入通路が変速歯車対側に設けら
    れる一方、上記オイル排出通路は上記出力軸側に設けら
    れていることを特徴とする請求項1記載の歯車式変速機
    構造。
  3. 【請求項3】 上記変速操作室の上方には、エア抜き機
    構が設けられていることを特徴とする請求項1または請
    求項2に記載の歯車式変速機構造。
JP8259800A 1996-09-30 1996-09-30 歯車式変速機構造 Pending JPH10103430A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100353092C (zh) * 2003-08-14 2007-12-05 现代自动车株式会社 手动换档变速器的润滑结构
JP2012154347A (ja) * 2011-01-21 2012-08-16 Aisin Ai Co Ltd トランスミッションの油洩れ防止機構
CN111706667A (zh) * 2020-06-29 2020-09-25 江西江铃底盘股份有限公司 一种新能源轻卡驱动桥用减速器

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