JPH1010351A - 光ファイバ接続工具 - Google Patents

光ファイバ接続工具

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JPH1010351A
JPH1010351A JP16490696A JP16490696A JPH1010351A JP H1010351 A JPH1010351 A JP H1010351A JP 16490696 A JP16490696 A JP 16490696A JP 16490696 A JP16490696 A JP 16490696A JP H1010351 A JPH1010351 A JP H1010351A
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JP
Japan
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optical fiber
fiber connector
wedge
elements
connection
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Application number
JP16490696A
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English (en)
Inventor
Yuichi Yoshida
裕一 吉田
Yasuhiro Tamaki
康博 玉木
Toshiyuki Tanaka
利行 田中
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Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
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Priority to KR1019980702213A priority patent/KR100329544B1/ko
Priority to EP96932034A priority patent/EP0874253B1/en
Priority to US09/043,388 priority patent/US6190054B1/en
Priority to PCT/JP1996/002824 priority patent/WO1997013171A1/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光ファイバ接続器の素子を押し開く作業には
細心の注意を払う必要があり、作業能率に不満があっ
た。 【解決手段】 楔20を素子2、2間に差し込んだ後
に、楔20に手動で押込力を与える押し釦33に設けら
れたコロ33bが、押し釦33の押込力が解除されると
同時に移動台35に設けられた押込突部35cに乗り上
げた状態から移動台35の押圧力を緩める位置に移動
し、移動台35が後退する構成とした。これにより、素
子2、2間に差し込んだ楔20が引き抜き抵抗の作用で
素子2、2間に差し込まれたままの状態で残り、側圧を
与えること無く素子2の開放状態を維持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバ接続器
を利用した光ファイバの突き合わせ接続に用いて好適な
光ファイバ接続工具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、光ファイバ接続器においては、突
き合わせた2本の光ファイバを同一のハウジング内に固
定する構造となっている。このような光ファイバ接続器
の位置決め調心構造としては、(1)精密細管(以下、
「マイクロキャピラリー」)内にその両端から光ファイ
バを挿入して突き合わせる構造、(2)V溝において光
ファイバどうしを突き合わせる構造、(3)3本の精密
ロッドあるいは3個の精密ボールの中心に光ファイバを
担持して位置決めする構造などがある。このような光フ
ァイバ接続器においては、一対の光ファイバは、調心、
突き合わされた状態で接着により、あるいは機械的な挟
持により固定されるようになっている。
【0003】ところで、前記のような光ファイバ接続器
の場合、光ファイバを単にハウジング内に固定する構造
であることに起因して以下のような問題が生じていた。
すなわち、突き合わせた光ファイバを固定しているハウ
ジングと光ファイバとの熱膨張率の差によって、温度変
化を受けた際に光ファイバの突き合わせ状態が変化して
しまう。これにより、光ファイバの接続損失が変動する
という問題があった。また、前記ハウジングにおいては
弾性体によって光ファイバを保持しているが、この弾性
体の経年劣化により光ファイバの保持力が低下して、光
ファイバの突き合わせ状態が変化して接続損失が変動す
るといった問題もあった。
【0004】さらに、接続損失の変動を抑えることがで
きる手段を設けた場合、構造が複雑になることが考えら
れ、前述の調心位置決め構造を用いた光ファイバの接続
に手間がかかることが懸念される。特に、光ファイバネ
ットワークにおける断線や光部品の故障等の支障が発生
した時の接続に使用する場合には、迅速に接続作業を完
了することが要求されるので、光ファイバを簡単かつ正
確に接続し得る光ファイバ接続器の開発が要望されてい
た。
【0005】このような要望に応じて、近年では、例え
ば特願平7−216371号に示すような光ファイバ接
続器が提案されている。図9および図10に示す光ファ
イバ接続器1は、互いの長さ方向を揃えて配置された二
つ割り構造の素子2、2と、素子2、2の間に突き合わ
せ接続可能に調心位置決めされた光ファイバ3の対に挟
持力(図10において矢印Xで示している)を付与して
光ファイバ3を挟持、固定するためのC型バネ4とを備
えて構成されている。この場合、一方および他方の光フ
ァイバ3、3は、素子2、2の長さ方向一端側および他
端側において、突き合わせられかつ調心位置決めされた
状態で、それぞれ個別に挟持されている。
【0006】また、素子2には、長さ方向に延在してV
溝、U溝等の案内溝2a(図10にはV溝の例を示して
いる。)が形成されている。光ファイバ3は、案内溝2
aに案内されて素子2、2間に収容され、その調心位置
決めが確実になされるようになっている。
【0007】さらに、素子2およびC型バネ4には、そ
れぞれ開口部2bおよび開口部4aが、位置を合わせて
光ファイバ接続器1の長さ方向に沿って複数形成されて
いる。この構成により、光ファイバ接続器1の長さ方向
に直行する方向(図10において矢印Yで示している)
から、楔5が開口部2b、4a内に差し込まれたときに
は、楔5は、C型バネ4の挟持力に抗して素子2、2ど
うしを互いに離間する方向に押し広げる。これにより、
光ファイバ接続器1の長さ方向側方からの光ファイバ3
の挿入、光ファイバ接続器1の長さ方向側方への光ファ
イバ3の引き抜き、あるいは光ファイバ3の交換等の作
業が容易に達成される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記光
ファイバ接続器1は、サイズが小さいために、C型バネ
4を押し広げる作業が大変であり、しかも、光ファイバ
3の挿入時においては、C型バネ4を押し広げつつ素子
2に光ファイバ3を挿入しなければならない。よって、
所望の接続損失で光ファイバ3どうしを光接続するに
は、手間がかかり、作業性に不満があった。また、楔5
の押込力が強すぎたり押込力が長時間作用すると、素子
2に微小なひずみを生じたり、C型バネ4の挟持力が不
安定になって光ファイバ接続器1における光ファイバ3
の接続精度に影響を与える可能性があるので、作業には
細心の注意を払う必要があった。このため、光ファイバ
接続器1での光ファイバ3の突き合わせ接続を、素子2
に側圧を過剰に作用させること無く簡便に行うための専
用の工具の開発が求められていた。
【0009】光ファイバ3どうしの光接続においては、
接続切替が要求される場合が多い。すなわち、一方の光
ファイバ3はそのままで、他方の光ファイバ3のみを交
換することがしばしば要求される。よって、上記光ファ
イバ接続器1のための工具としては、接続切替が容易に
行い得ることが望ましい。
【0010】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、二つ割り構造の素子の間に光ファイバの対を突き合
わせ接続して挟持するタイプの光ファイバ接続器を利用
した光ファイバの突き合わせ接続を容易になし得る光フ
ァイバ接続工具を提供することを目的とする。しかも、
その場合において、光ファイバの接続切替を容易になし
得る光ファイバ接続工具を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の光ファイ
バ接続工具においては、互いの長さ方向を揃えて配置さ
れかつ付勢手段により互いの接近方向に付勢されている
二つ割り構造の素子を有しかつ該素子の長さ方向一端側
および他端側においてそれぞれ個別に一方および他方の
光ファイバを該素子の間に挟持して前記光ファイバどう
しを突き合わせ接続可能に調心位置決めする光ファイバ
接続器を利用して、前記光ファイバを突き合わせ接続す
るに際して使用される光ファイバ接続工具であって、前
記押圧機構は、支持機構に支持された光ファイバ接続器
に対して接近離間自在に設けられ、光ファイバ接続器に
接近時に分離部材に押圧力を与える移動台と、光ファイ
バ接続器に接近する方向に移動台を押圧する押圧機構の
押圧力が解除されると同時に移動台を光ファイバ接続器
から離間させる引き戻し機構とを有し、移動台が光ファ
イバ接続器から離間した時には移動台と分離部材との相
対変位が許容されるようになっていることを前記課題の
解決手段とした。
【0012】請求項2記載の光ファイバ接続工具におい
ては、分離部材に形成された係合穴に遊挿される係合部
材が移動台に突設されてなり、移動台が光ファイバ接続
器から離間した時に、係合穴と係合部材との間のクリア
ランスの範囲で移動台と分離部材との相対変位が許容さ
れるようになっていることを前記課題の解決手段とし
た。
【0013】請求項1記載の光ファイバ接続工具の構成
によると、支持機構に支持した光ファイバ接続器に分離
部材を差し込むには、押圧機構を操作して移動台を光フ
ァイバ接続器に接近させ、この移動台によって分離部材
を押圧して分離部材を光ファイバ接続器に差し込む。こ
こで、移動台を押圧する押圧力を解除すれば、速やかに
引き戻し機構が作動して、移動台が光ファイバ接続器か
ら離間する方向に引き戻される。移動台が光ファイバ接
続器から離間した時には移動台と分離部材との相対変位
が許容されるので、移動台が移動した後も分離部材が引
き抜き抵抗で素子に差し込まれたままの状態で残り、側
圧が作用しない状態で素子の開放状態が維持される。
【0014】請求項2記載の光ファイバ接続工具の構成
によると、素子に分離部材を差し込んだ後、移動台が光
ファイバ接続器から離間すると同時に係合部材も移動台
とともに移動する。移動台および係合部材の移動距離
は、係合穴内での係合部材の可動距離の範囲内であり、
移動台が移動した後も、分離部材が素子からの引き抜き
抵抗によって素子に差し込まれたままの状態で残され
る。また、さらに移動台を光ファイバ接続器から離間さ
せることにより、係合部材が分離部材に係合して移動台
とともに移動して素子から引き抜かれ、元の位置で次の
差し込み動作の待機状態になる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の光ファイバ接続工
具の実施の形態について、図面を参照して説明する。
【0016】図1ないし図5は、本発明の光ファイバ接
続工具10の一実施形態を示すものである。図におい
て、符号11は支持機構、20は楔(分離部材)、30
は押圧機構、40は係止機構、50は突き合わせ機構、
60は突上げ機構、70は吊持部材である。
【0017】支持機構11は、光ファイバ接続器1を光
ファイバ接続工具10内において定位置に支持するため
のもので、図1および図3に示すように、支持台12、
保持バネ13から主に構成されている。支持台12は、
光ファイバ接続器1を載置するためのものである。保持
バネ13は、支持台12に光ファイバ接続器1が載置さ
れた際に、光ファイバ接続器1の両側方に対応する位置
に配置されているもので、上部には光ファイバ接続器1
側を向く凸部13aを有している。
【0018】楔20は、例えば図10に示すような鋭利
な先端形状を有する複数の刃体21が一体的に形成され
てなるものである。そして、光ファイバ接続器1の長さ
方向に直交する方向から開口2bを通して素子2、2間
に差し込まれたときにはC型バネ(付勢手段)4の付勢
力に抗して素子2、2どうしを離間させる方向に押し広
げることにより光ファイバ3の挟持を解除するためのも
のである。楔20には、図1および図3に示すように、
つまみ20aが一体的に固定されている。そして、楔2
0は、抑え板22と移動台35(後述)との間におい
て、光ファイバ接続器1の長さ方向にスライド自在かつ
摺動自在に保持されている。さらに、抑え板22には、
つまみ20aを拘束することにより、楔20の光ファイ
バ接続器1の長さ方向へのスライドを案内するためのガ
イド溝22aが光ファイバ接続器1の長さ方向に延在し
て形成されている。また、楔20には径0.9ミリ程度
の小孔20bが開口されており、この小孔20bには移
動台35から突設された径0.3ミリ程度の係合ピン3
5dが挿入されている。なお、小孔20bは請求項2記
載の係合穴に相当し、係合ピン35dは同係合部材に相
当する。
【0019】押圧機構30は、図3に示すように、ハン
ドル31、軸32、押し釦33、バネ34、移動台3
5、ストッパ36を備えて構成されている。ハンドル3
1は、光ファイバ接続工具10を手動で握るための部分
であり、ハンドル31には、上下孔31aが形成されて
いる。軸32は、上下孔31a内を上下方向に移動可能
に設けられたものである。軸32には、長孔32aおよ
び係止孔32bが形成されている。押し釦33は、軸3
2に固定されており、軸32とともに上下方向に移動可
能なものである。押し釦33には、光ファイバ接続器1
の長さ方向と同じ方向に延在する軸体33aが設けられ
ており、さらに軸体33aには、軸体33aの軸線回り
に回転自在にコロ33bが取り付けられている。
【0020】バネ34は、押し釦33とハンドル31と
の間に介装されたもので、押し釦33をハンドル31に
対して上向きに付勢している。移動台35は、光ファイ
バ接続器1の長さ方向に直交する方向に移動可能とされ
たもので、移動台35とストッパ36との間に配置され
た付勢手段(図示せず)により図示右方向に付勢されて
いる。移動台35は、プランジャ35aを介することに
より、移動台35と抑え板22との間において楔20を
スライド自在に保持している。また、移動台35のコロ
33bと当接する部分は、傾斜面35bとされている。
傾斜面35bの下方に位置する移動台35の側面には、
コロ33bが乗り上げ可能な押込突部35cが0.5ミ
リ適度の突出寸法で形成されている。押込突部35cの
形成位置はコロ33bの移動軌跡の下端部である。
【0021】係止機構40は、図4に示すように、係止
棒41、バネ42を備えて構成されている。係止棒41
は、つまみ41aと、軸32の上下移動の際に長孔32
a内に干渉することなく収納され得る細さとされた軸4
1bと、軸41bよりも拡径して形成されかつ係止孔3
2bに収容され得る大きさとされた拡径部41cとが順
に連接されてなるものである。バネ42は、つまみ41
aとハンドル31との間に介装されたもので、つまみ4
1aをハンドル31に対して外方に付勢している。
【0022】突き合わせ機構50は、図2に示すよう
に、クランプ体51、蓋52を備えて構成されている。
クランプ体51は、左右の両長さ方向軸51aに2基ず
つ取り付けられており、それぞれ長さ方向軸51aの長
さ方向(図示A方向)にスライド自在とされている。支
持機構11に近い側のクランプ体51は、光ファイバ3
の一端部を支持機構11の底部方向に押し付けるように
傾斜させてクランプ支持するようになっている。蓋52
は、クランプ体51の一端において図示B方向に揺動自
在に取り付けられている。
【0023】突上げ機構60は、図2および図5に示す
ように、つまみ部材61、連動部材62を備えて構成さ
れている。つまみ部材61は、つまみ61a、跳上げ部
61b、ギヤ部61cを備えて構成され、つまみ61a
を回転させたときには、軸61d回りにつまみ61a、
跳上げ部61b、ギヤ部61cが同じ方向に回転するよ
うになっている。連動部材62は、跳上げ部62a、ギ
ヤ部62bを備えて構成され、つまみ61aを回転させ
たときには、ギヤ部62bがギヤ部61cと噛合するこ
とにより、軸62c回りに跳上げ部62aが回転するよ
うになっている。
【0024】吊持部材70は、略J字状に湾曲した先端
を有するもので、この先端により光ファイバ接続工具1
0全体を他のものに吊持させることができる。また、吊
持部材70は、図示C方向に回動自在とされており、使
用しない場合には、ハンドル31の側に向けて収納する
ことができるようになっている。
【0025】〔第1接続例〕さて、次に、上記構成を有
する光ファイバ接続工具10を使用した場合の光ファイ
バ接続器1を利用した光ファイバ3を突き合わせ接続す
る方法について説明する。ここでは、光ファイバ接続器
1を利用して新規に2本の光ファイバ3、3を光接続す
る場合について説明する。
【0026】突き合わせ接続に際しては、まず、光ファ
イバ接続器1を支持台12上に載置する。このとき、光
ファイバ接続器1は、保持バネ13、13の凸部13
a、13a間に確実かつ堅固に保持されることになる。
【0027】次に、楔20を所定位置に移動させる。こ
こでは、まず、長さ方向両側方から2本の光ファイバ
3、3を新規に挿入するので、楔20は、図1(a)に
示す標準位置とする。
【0028】そして、押し釦33を図示下方に押し込
む。すると、図6に示すように、押し釦33および軸3
2は、バネ34の付勢力に抗して図示下方に移動するこ
とになる。これにより、コロ33bが回転しながら押込
突部35cに乗り上げ、移動台35を図示しない付勢手
段の付勢力に抗して移動台35を図示左方に押すことに
なる。移動台35が押されると、楔20が、光ファイバ
接続器1の長さ方向に直交する方向から開口2bを通し
て素子2、2間に差し込まれ、C型バネ4の付勢力に抗
して素子2、2どうしを離間させる方向に押し広げるこ
とになる。
【0029】この場合、図7(a)に示すように、当
初、楔20と移動台35との間には0.5ミリ程度のク
リアランスが介在されているが、楔20の刃体21が光
ファイバ接続器1の素子2、2に接触して圧入が開始さ
れると、図7(b)に示すように、移動台35が楔20
に対してスライドしつつ前進を継続する結果クリアラン
スが解消され、最終的に移動台35の進行方向前面が楔
20に当接して楔20を押圧して素子2、2間に圧入す
る。さらに、この場合、押し釦33が所定位置にまで押
し込まれると、図4(b)に示すように、バネ42の付
勢力により、拡径部41cが係止孔32b内に引き込ま
れる。すなわち、拡径部41cが係止孔32bに係合す
ることにより、押し釦33および軸32の上下方向への
移動が阻止される。
【0030】ただし、この時、拡径部41cは押し釦3
3を最も深く押し込んだ場合より軸32が僅かに上昇し
た時に係止孔32bと係合するようになっているため、
軸32の上昇に伴って押し釦33も僅かに上昇する。そ
の結果、図8に示すように、コロ33bが押込突部35
cから降りて移動台35の押込突部35c以外の部分に
当接されるので、図示しない付勢手段の作用で移動台3
5が押込突部35cの突出寸法に概略相当する距離だけ
僅かに図示右側に移動する。楔20は移動台35に対し
て移動台35の移動方向でスライド移動可能になってい
るので、図7(c)および図8に示すように、移動台3
5が移動しても、楔20は素子2、2間のクランプ力に
よる引き抜き抵抗の作用で素子2、2間に差し込まれた
ままの状態で変位しないので、移動台35の移動によっ
て係合ピン35dが小孔20bの中央部まで移動し、楔
20と移動台35との間に再びクリアランスが形成され
る。なお、この時、押込突部35cは、請求項1記載の
引き戻し機構として機能する。
【0031】この状態で、クランプ体51、51に案内
させて、長さ方向両側方から光ファイバ3、3を光ファ
イバ接続器1内に挿入する。このとき、クランプ体51
を長さ方向(図示A方向)にスライドさせて、光ファイ
バ3、3どうしの突き合わせ力を高めておく。
【0032】そして、図4(b)において、つまみ41
aをバネ42の付勢力に抗して図示右方に押す。する
と、拡径部41cが係止孔32b内から押し出され、拡
径部41cの係止孔32bに対する係合が解除され、押
し釦33および軸32がバネ34の付勢力により上方へ
と押し上げられ、これにより、図6から図3の状態へと
移行する。すなわち、図7(d)に示すように、図示し
ない付勢手段によって移動台35が光ファイバ接続器1
から離間した位置に引き戻され、楔20が係合ピン35
dに引っ掛けられるようにして移動台35とともに移動
を開始することにより光ファイバ接続器1から引き抜か
れ、光ファイバ3、3どうしは、調心かつ突き合わされ
た状態でC型バネ4によりクランプされる。
【0033】その後、図5に示すように、つまみ部材6
1のつまみ61aを回転させる。すると、ギヤ部61
c、62bの噛合により、跳上げ部61b、62aが共
に上方に跳ね上げられ、孔部61e、62dから図示奥
方に向けて延在させたピン(図示せず)により光ファイ
バ接続器1が持ち上げられて、光ファイバ接続工具10
の外部へと突き上げられ、取り出される。
【0034】以上により、光ファイバ接続工具10を使
用した場合の光ファイバ接続器1を利用した光ファイバ
3の突き合わせ接続を完了する。
【0035】以上説明したように、光ファイバ接続工具
10を使用した場合の光ファイバ接続器1を利用した光
ファイバ3を突き合わせ接続においては、以下の有利な
効果がある。 支持機構11により、光ファイバ接続工具10内にお
いて、光ファイバ接続器1を確実に支持することができ
る。 押圧機構30により、楔20を光ファイバ接続器1の
素子2、2間に容易かつ確実に差し込んで、C型バネ4
の挟持力に抗して素子2、2を容易に押し広げることが
できる。 係止機構40により、楔20を差し込んで素子2、2
を押し広げた状態を容易に維持することができる。 突き合わせ機構50により、光ファイバ3、3どうし
の突き合わせ力を容易に高めることができる。 突上げ機構60により、光ファイバ接続工具10から
光ファイバ接続器1を容易に外部へと取り出すことがで
きる。 吊持部材70により、光ファイバ接続工具10全体を
他のものに吊持させることができる。これは、接続作業
を、例えば、電柱の上で行う場合などのように高所で行
う場合に、特に有効である。 楔20の差し込み時に、押し釦33を一旦所定深さま
で押し込んでから該押し釦33の押込力を解除するだけ
で、楔20の差し込み動作を完了した移動台35を自動
的に後退せしめるので、側圧がかからない状態で素子2
の開放状態を維持することができる。これにより、素子
2に微小なひずみを生じさせたりC型バネ4を弱めると
いった心配が無くなり、光ファイバ3どうしの突き合わ
せ接続の精度が向上し、所望の接続損失を確実に得るこ
とができる。
【0036】〔第2接続例〕さらに、上記構成を有する
光ファイバ接続工具10を使用した場合の光ファイバ接
続器1を利用した光ファイバ3を突き合わせ接続する他
の方法について説明する。ここでは、既に2本の光ファ
イバ3、3が光ファイバ接続器1に接続されている場合
において、一方の光ファイバ3のみを交換する場合、す
なわち、”接続切替”する場合の例について説明する。
【0037】突き合わせ接続に際しては、まず、既に2
本の光ファイバ3、3が接続されている光ファイバ接続
器1を支持台12上に載置する。このとき、光ファイバ
接続器1が、確実かつ堅固に保持されることは、上記第
1接続例と同様である。
【0038】次に、楔20を所定位置に移動させる。こ
の場合、交換するべき一方の光ファイバが図示右側に位
置しているものと仮定して説明を行う。この場合には、
図1(b)に示すように、楔20を図示右側にスライド
させ、光ファイバ接続器1の4つの開口21bのうち、
右側3つに楔20の刃体21を対応させた配置とする。
【0039】そして、押し釦33を図示下方に押し込
む。このとき、図6に示すように押し釦33および軸3
2が、下方に移動すること、さらには、移動台35が左
方に押すれて、楔20が、光ファイバ接続器1の長さ方
向に直交する方向から開口2bを通して素子2、2間に
差し込まれることは、上記第1接続例と同様である。
【0040】ただし、本接続例においては、楔20が、
光ファイバ接続器1の4つの開口21bのうち、右側3
つに対応した配置とされていることから、楔20が差し
込まれるのは、右側3つの開口2bだけである。よっ
て、交換するべき上記一方の光ファイバについてだけ挟
持力が解除され、他方の光ファイバについては、挟持力
の解除はなされず、依然としてC型バネ4によって挟持
されたままである。
【0041】そして、この場合、押し釦33が所定位置
にまで押し込まれるときには、図4(b)に示すよう
に、拡径部41cと係止孔32bとの係合により押し釦
33および軸32の上下方向への移動が阻止されること
は、上記第1接続例と同様である。
【0042】この状態で、まず、挟持力の解除された上
記一方の光ファイバを引き抜く。次に、交換により新た
に挿入するべき光ファイバをクランプ体51に案内させ
て、長さ方向側方から光ファイバ接続器1内に挿入す
る。このとき、クランプ体51を長さ方向(図示A方
向)にスライドさせて、光ファイバ3、3どうしの突き
合わせ力を高めることは、上記第1接続例と同様であ
る。
【0043】そして、図4(b)において、つまみ41
aをバネ42の付勢力に抗して図示右方に押す。このと
き、拡径部41cと係止孔32bとの係合が解除され、
押し釦33および軸32がバネ34の付勢力により上方
へと押し上げられ、さらには、楔20が光ファイバ接続
器1から引き抜かれ、光ファイバ3、3どうしが、調心
かつ突き合わされた状態でC型バネ4によりクランプさ
れることは、上記第1接続例と同様である。
【0044】その後、図5に示すように、つまみ部材6
1のつまみ61aを回転させて、光ファイバ接続器1を
光ファイバ接続工具10の外部へと突き上げて取り出す
ことは、上記第1接続例と同様である。
【0045】以上により、光ファイバ接続工具10を使
用した場合の光ファイバ接続器1を利用した光ファイバ
3の”接続切替”を完了する。なお、この接続切替作業
においても、押し釦33の操作に対応する楔20の移動
動作は、上記第1接続例と同様である。
【0046】以上の説明から明かなように、本接続例に
おいては、上記第1接続例と同様の効果を奏することが
できる。加えて、楔20は、光ファイバ接続器1の長さ
方向にスライド可能に設けられているので、素子2の押
し広げるべき長さ方向領域に応じて長さ方向の位置を選
択することができ、よって、一方の光ファイバの挟持だ
けを解除し、かつ、他方の光ファイバの挟持は維持した
ままとすることができる。すなわち、光ファイバの接続
切替に適用した場合には、切り替える必要のない他方の
光ファイバに一切影響を与えることなく、一方の側の光
ファイバのみを交換することができ、光ファイバの接続
切替に好適に適用することができる。
【0047】なお、本発明は、上記実施形態に何ら限定
されるものではなく、以下のような変形を行っても、も
ちろん本発明の主旨を逸脱することはない。 a)本発明の光ファイバ接続工具10を光ファイバ接続
器1に対して適用することに代えて、開口の数、全体形
状、大きさ、直径等において設計変更のなされた光ファ
イバ接続器に対して適用すること。その場合には、光フ
ァイバ接続工具10は、光ファイバ接続器に合わせて、
適宜設計変更されることはもちろんである。 b)第2接続例において、交換するべき光ファイバを図
示右側とすることに代えて、図示左側とすること。 c)第2接続例において、図示右側の光ファイバを交換
する場合に、楔20を光ファイバ接続器1の4つの開口
21bのうち右側3つに対応させて配置することに代え
て、右側2つに対応させて配置すること。これは、交換
するべき光ファイバが図示左側であっても全く同様であ
る。 d)支持機構11に代えて、同様の機能を有する他の任
意の支持機構を使用すること。 e)図示形状の楔20に代えて、同様の機能を有する他
の任意形状の楔20を使用すること。 f)押圧機構30に代えて、同様の機能を有する他の任
意の押圧機構を使用すること。 g)係止機構40に代えて、同様の機能を有する他の任
意の係止機構を使用すること。 h)突き合わせ機構50に代えて、同様の機能を有する
他の任意の突き合わせ機構を使用すること。 i)突上げ機構60に代えて、同様の機能を有する他の
任意の突上げ機構を使用すること。 j)図示形状の吊持部材70に代えて、同様の機能を有
する他の任意形状の吊持部材を使用すること。あるい
は、吊持部材を省略すること。 k)係合ピン35dに代えて、同様の機能を有する任意
形状の係合部材を使用すること。 l)素子2に差し込んだ楔20の引き戻しを、係合ピン
35dに代えて別途設置した楔引き戻し機構で行うよう
にすること。
【0048】
【発明の効果】請求項1記載の光ファイバ接続工具によ
れば、素子に過剰な側圧を与えることなくその開放状態
を維持することができるので、光ファイバ接続器での光
ファイバどうしの突き合わせ接続の精度が向上し、所望
の接続損失を確実に得ることができるといった優れた効
果を奏する。
【0049】請求項2記載の光ファイバ接続工具によれ
ば、分離部材の差し込み動作の完了後に、次の差し込み
動作待機位置に移動台を移動すれば、分離部材が係合部
材によって移動台と一体的に移動して素子から引き抜か
れるので、光ファイバ接続器における光ファイバの突き
合わせ接続作業の能率が向上するといった優れた効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の光ファイバ接続工具の一実施形態を
示す平面図であって、特に、楔(分離部材)のスライド
の様子を示すものであり、(a)は標準位置、(b)は
移動した状態を示している。
【図2】 図1に示す光ファイバ接続工具を示す斜視図
である。
【図3】 図1に示す光ファイバ接続工具を示すIII−I
II線矢視断面図であって、特に、押圧機構の作動状況の
初期状態を示すものである。
【図4】 図1に示す光ファイバ接続工具を示すIV−IV
線矢視断面図であって、特に、係止機構の作動状況を示
すものであり、(a)は係止前、(b)は係止後を示し
ている。
【図5】 図1に示す光ファイバ接続工具における突上
げ機構を示す説明図であって、(a)は標準時、(b)
は突上げ時を示している。である。
【図6】 図1に示す光ファイバ接続工具を示すIII−I
II線矢視断面図であって、特に、押圧機構の作動状況を
示すものであり、押し釦を最も深く押し込んだ状態を示
すものである。
【図7】 楔の作動状況を示す概念図であって、(a)
は初期状態、(b)は押し釦の押込時、(c)は押し釦
の押込力の解除時、(d)は押し釦の上昇時を示す。
【図8】 図1に示す光ファイバ接続工具を示すIII−I
II線矢視断面図であって、特に、押圧機構の作動状況を
示すものであり、押し釦を所定深さまで押し込んだ後、
押圧力を解除した状態を示すものである。
【図9】 本発明の光ファイバ接続工具が適用される光
ファイバ接続器の一例を示す斜視図である。
【図10】 図9に示す光ファイバ接続器の断面図であ
る。
【符号の説明】
1…光ファイバ接続器、2…素子、3…光ファイバ、4
…C型バネ(付勢手段)、10…光ファイバ接続工具、
11…支持機構、20…分離部材、20b…係合穴(小
孔)、30…押圧機構、35…移動台、35c…押込突
部、35d…係合ピン(係合部材)。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いの長さ方向を揃えて配置されかつ付
    勢手段(4)により互いの接近方向に付勢されている二
    つ割り構造の素子(2)を有しかつ該素子の長さ方向一
    端側および他端側においてそれぞれ個別に一方および他
    方の光ファイバ(3、3)を該素子の間に挟持して前記
    光ファイバどうしを突き合わせ接続可能に調心位置決め
    する光ファイバ接続器(1)を利用して、前記光ファイ
    バを突き合わせ接続するに際して使用される光ファイバ
    接続工具(10)であって、 前記光ファイバ接続器を支持する支持機構(11)と、
    前記光ファイバ接続器の長さ方向に直交する方向から前
    記素子間に差し込まれたときには前記付勢手段の付勢力
    に抗して前記素子どうしを離間させる方向に押し広げる
    ことにより前記光ファイバの挟持を解除する分離部材
    (20)と、該分離部材を光ファイバ接続器に向けて押
    圧することにより前記分離部材を前記素子間に差し込む
    押圧機構(30)とを具備してなり、 前記押圧機構は、支持機構に支持された光ファイバ接続
    器に対して接近離間自在に設けられ、光ファイバ接続器
    に接近時に分離部材に押圧力を与える移動台(35)
    と、光ファイバ接続器に接近する方向に移動台を押圧す
    る押圧機構の押圧力が解除されると同時に移動台を光フ
    ァイバ接続器から離間させる引き戻し機構(35c)と
    を有し、移動台が光ファイバ接続器から離間した時には
    移動台と分離部材との相対変位が許容されるようになっ
    ていることを特徴とする光ファイバ接続工具。
  2. 【請求項2】 分離部材に形成された係合穴(20b)
    に遊挿される係合部材(35d)が移動台に突設されて
    なり、移動台が光ファイバ接続器から離間した時に、係
    合穴と係合部材との間のクリアランスの範囲で移動台と
    分離部材との相対変位が許容されるようになっているこ
    とを特徴とする請求項1記載の光ファイバ接続工具。
JP16490696A 1995-09-29 1996-06-25 光ファイバ接続工具 Pending JPH1010351A (ja)

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DE69617463T DE69617463T2 (de) 1995-09-29 1996-09-27 Faseroptischer verbinder und faseroptisches verbindungsverfahren
KR1019980702213A KR100329544B1 (ko) 1995-09-29 1996-09-27 광섬유접속공구및광섬유접속방법
EP96932034A EP0874253B1 (en) 1995-09-29 1996-09-27 Optical fiber connecting tool and method
US09/043,388 US6190054B1 (en) 1995-09-29 1996-09-27 Optical fiber connection device and optical fiber connection method
PCT/JP1996/002824 WO1997013171A1 (en) 1995-09-29 1996-09-27 Optical fiber connecting tool and method

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10104456A (ja) * 1996-09-26 1998-04-24 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 光ファイバ接続工具
JP2009198928A (ja) * 2008-02-25 2009-09-03 Energia Communications Inc 融着接続装置における光心線の捻れ防止補助具及びこれを用いた融着接続部の補強方法

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