JPH10103884A - プレート型ヒートパイプ - Google Patents
プレート型ヒートパイプInfo
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- JPH10103884A JPH10103884A JP8274072A JP27407296A JPH10103884A JP H10103884 A JPH10103884 A JP H10103884A JP 8274072 A JP8274072 A JP 8274072A JP 27407296 A JP27407296 A JP 27407296A JP H10103884 A JPH10103884 A JP H10103884A
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- Japan
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- heat pipe
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- plate
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 内部圧力の変化や外部からの圧縮に対する強
度が高く、熱輸送や冷却を効率良く行うことができると
ともに、容易に製造可能なプレート型ヒートパイプを提
供する。 【解決手段】 プレート型ヒートパイプ9であって、コ
ンテナ10の内部の前記加熱部11となる面の全域にウ
イック部材14が備えられるとともに、コンテナ10の
内部の空間部分に、ヒートパイプ9の形状を保持する多
孔構造の形状保持部材15が充填されている。前記形状
保持部材15がコンテナ10の内周面に接合固定されて
いる。
度が高く、熱輸送や冷却を効率良く行うことができると
ともに、容易に製造可能なプレート型ヒートパイプを提
供する。 【解決手段】 プレート型ヒートパイプ9であって、コ
ンテナ10の内部の前記加熱部11となる面の全域にウ
イック部材14が備えられるとともに、コンテナ10の
内部の空間部分に、ヒートパイプ9の形状を保持する多
孔構造の形状保持部材15が充填されている。前記形状
保持部材15がコンテナ10の内周面に接合固定されて
いる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、平坦部を備えた
小型発熱体の冷却に適したプレート型ヒートパイプに関
するものである。
小型発熱体の冷却に適したプレート型ヒートパイプに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は、例えば、パーソナルユースのコ
ンピュータ(以下、パソコンという。)等の電子機器に
おいて冷却用に使用されているプレート型ヒートパイプ
の一例を示すものである。このプレート型ヒートパイプ
1は、平坦な加熱部2と、この加熱部2と対向するよう
に離隔した平坦な放熱部3と、これら放熱部3と加熱部
2とのそれぞれの周縁部を全周に亘って互いに連結する
平坦な側壁部4とによって中空偏平状に形成されたコン
テナ5の内部に、真空脱気した状態で、例えば純水やア
ルコール等の凝縮性流体が作動流体6として所定量封入
されている。
ンピュータ(以下、パソコンという。)等の電子機器に
おいて冷却用に使用されているプレート型ヒートパイプ
の一例を示すものである。このプレート型ヒートパイプ
1は、平坦な加熱部2と、この加熱部2と対向するよう
に離隔した平坦な放熱部3と、これら放熱部3と加熱部
2とのそれぞれの周縁部を全周に亘って互いに連結する
平坦な側壁部4とによって中空偏平状に形成されたコン
テナ5の内部に、真空脱気した状態で、例えば純水やア
ルコール等の凝縮性流体が作動流体6として所定量封入
されている。
【0003】そしてこのような従来のプレート型ヒート
パイプ1によれば、発熱源である平坦面を有する電子機
器に対して平坦面で直接接触するから、その実質的な熱
輸送能力が極めて高いことに加えて、電子機器の冷却効
率を向上させることができる。
パイプ1によれば、発熱源である平坦面を有する電子機
器に対して平坦面で直接接触するから、その実質的な熱
輸送能力が極めて高いことに加えて、電子機器の冷却効
率を向上させることができる。
【0004】なお、上記のようなプレート型ヒートパイ
プ1は、従来、加熱部2および放熱部3となる平面を広
くすると、そのヒートパイプ1の非動作時においては、
コンテナ5の内部が真空圧となるため、その各平面部が
その真空圧によって変形するおそれがあり、小型に形成
されている。また、ヒートパイプ1の動作時における内
部圧力の上昇に伴ってヒートパイプ1のコンテナ5が変
形するおそれがあるため、その内部に封入された作動流
体6の沸点以下で使用されるのが通常である。
プ1は、従来、加熱部2および放熱部3となる平面を広
くすると、そのヒートパイプ1の非動作時においては、
コンテナ5の内部が真空圧となるため、その各平面部が
その真空圧によって変形するおそれがあり、小型に形成
されている。また、ヒートパイプ1の動作時における内
部圧力の上昇に伴ってヒートパイプ1のコンテナ5が変
形するおそれがあるため、その内部に封入された作動流
体6の沸点以下で使用されるのが通常である。
【0005】しかしながら、昨今、例えば、パソコン等
に使用される電子機器の多機能化や処理速度の向上に伴
って演算処理装置等の出力増大が年々進められており、
この演算処理装置等が発する熱量も増大しており、従来
のプレート型ヒートパイプ1では、冷却能力が不足する
不都合があった。そこでヒートパイプ1を大きくした
り、作動流体6の沸点以上で使用できるヒートパイプが
必要になるが、前述したように、ヒートパイプ1は蒸気
流動路を確保するためコンテナ5が中空体になっている
とともに、コンテナ5の内部を真空脱気した状態で作動
流体6を封入した構成であることから、外部からの入熱
がない状態すなわち非動作状態では、当然、コンテナの
内部圧力は真空圧となっている。そのため、対向する加
熱部2と放熱部3とを共に面積の大きい平板状に形成す
るとすれば、これらの部材が金属として柔らかい部類に
属する銅などから構成されているため、非動作時にコン
テナ5が厚さ方向に変形するおそれが多分にあった(図
5参照)。さらに、作動流体6の沸点以上の温度で動作
させると、作動流体6の相変化に伴う内部圧力の上昇に
よってコンテナ5が変形してしまうおそれが多分にあ
り、さらに、コンテナ5が中空体であるために、外部か
ら圧縮力を受けた場合に変形するおそれがあった。
に使用される電子機器の多機能化や処理速度の向上に伴
って演算処理装置等の出力増大が年々進められており、
この演算処理装置等が発する熱量も増大しており、従来
のプレート型ヒートパイプ1では、冷却能力が不足する
不都合があった。そこでヒートパイプ1を大きくした
り、作動流体6の沸点以上で使用できるヒートパイプが
必要になるが、前述したように、ヒートパイプ1は蒸気
流動路を確保するためコンテナ5が中空体になっている
とともに、コンテナ5の内部を真空脱気した状態で作動
流体6を封入した構成であることから、外部からの入熱
がない状態すなわち非動作状態では、当然、コンテナの
内部圧力は真空圧となっている。そのため、対向する加
熱部2と放熱部3とを共に面積の大きい平板状に形成す
るとすれば、これらの部材が金属として柔らかい部類に
属する銅などから構成されているため、非動作時にコン
テナ5が厚さ方向に変形するおそれが多分にあった(図
5参照)。さらに、作動流体6の沸点以上の温度で動作
させると、作動流体6の相変化に伴う内部圧力の上昇に
よってコンテナ5が変形してしまうおそれが多分にあ
り、さらに、コンテナ5が中空体であるために、外部か
ら圧縮力を受けた場合に変形するおそれがあった。
【0006】すなわち、平面部を大きくしたり、作動流
体6の沸点以上で使用したりすると、形状を保持するだ
けの強度が不足し、ヒートパイプ作動時および非作動時
の作動流体6の相変化に伴なう内部圧力の変化によって
平面部分のへこみやふくらみ等のコンテナ5の変形を生
じるおそれがあった。
体6の沸点以上で使用したりすると、形状を保持するだ
けの強度が不足し、ヒートパイプ作動時および非作動時
の作動流体6の相変化に伴なう内部圧力の変化によって
平面部分のへこみやふくらみ等のコンテナ5の変形を生
じるおそれがあった。
【0007】そこで従来、図6に示すように加熱部2お
よび放熱部3となる平面部分が大きく、また作動流体6
の沸点以上で使用できるプレート型ヒートパイプ7とし
て、コンテナ5の内部に、加熱部2と放熱部3とを連結
してその厚さ方向の強度を増大させて形状を保持する柱
8が所定間隔でかつ蒸気流動路となる所定空間を保持し
た状態で設けられたヒートパイプ用コンテナが開発され
ている。
よび放熱部3となる平面部分が大きく、また作動流体6
の沸点以上で使用できるプレート型ヒートパイプ7とし
て、コンテナ5の内部に、加熱部2と放熱部3とを連結
してその厚さ方向の強度を増大させて形状を保持する柱
8が所定間隔でかつ蒸気流動路となる所定空間を保持し
た状態で設けられたヒートパイプ用コンテナが開発され
ている。
【0008】そしてこのように形成されたプレート型ヒ
ートパイプ7は、例えば、中央演算処理装置(以下、C
PUという)等の電子機器すなわち冷却対象部材の上面
に、前記加熱部2(下面)を密着させて取付けられてい
る。
ートパイプ7は、例えば、中央演算処理装置(以下、C
PUという)等の電子機器すなわち冷却対象部材の上面
に、前記加熱部2(下面)を密着させて取付けられてい
る。
【0009】したがって、このプレート型ヒートパイプ
7によれば、冷却対象部材が作動流体6の沸点以上に発
熱したとしても、コンテナ5の形状が変形することなく
ヒートパイプ動作可能で、その熱が加熱部2に伝達され
ると、ヒートパイプ7の内部に封入されている作動流体
6が加熱されて蒸気となり、この作動流体6の蒸気が低
温の放熱部3に移動する。そして作動流体6の蒸発潜熱
の状態で運ばれた熱が、放熱部3から放散される。一
方、作動流体6は放熱部3で熱を奪われて凝縮し、再度
液相となり、加熱部2に還流する。そして上記サイクル
が繰り返されることによって、冷却対象部材が冷却され
る。また、形状を保持する柱8によって加熱部2と放熱
部3とが支持されているので、非動作時においてもコン
テナ内部の真空圧によって平坦面が窪むことが抑制され
る。
7によれば、冷却対象部材が作動流体6の沸点以上に発
熱したとしても、コンテナ5の形状が変形することなく
ヒートパイプ動作可能で、その熱が加熱部2に伝達され
ると、ヒートパイプ7の内部に封入されている作動流体
6が加熱されて蒸気となり、この作動流体6の蒸気が低
温の放熱部3に移動する。そして作動流体6の蒸発潜熱
の状態で運ばれた熱が、放熱部3から放散される。一
方、作動流体6は放熱部3で熱を奪われて凝縮し、再度
液相となり、加熱部2に還流する。そして上記サイクル
が繰り返されることによって、冷却対象部材が冷却され
る。また、形状を保持する柱8によって加熱部2と放熱
部3とが支持されているので、非動作時においてもコン
テナ内部の真空圧によって平坦面が窪むことが抑制され
る。
【0010】このように、冷却対象部材の冷却に支持柱
8を備えた上記プレート型ヒートパイプ7を使うことに
よって、蒸発潜熱の状態で従来よりも大量の熱輸送が可
能となり、そのため、冷却対象部材の冷却をさらに効果
的に行うことができるようになった。また、その結果、
例えば、冷却対象部材となるCPU等の過熱によるパソ
コンの作動不能や機能低下等を防止することができるよ
うになった。
8を備えた上記プレート型ヒートパイプ7を使うことに
よって、蒸発潜熱の状態で従来よりも大量の熱輸送が可
能となり、そのため、冷却対象部材の冷却をさらに効果
的に行うことができるようになった。また、その結果、
例えば、冷却対象部材となるCPU等の過熱によるパソ
コンの作動不能や機能低下等を防止することができるよ
うになった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の支持柱を備
えたプレート型ヒートパイプによれば、その実質的な熱
輸送能力が極めて高いことに加えて、発熱源である電子
機器に対して広い面積で直接接触するから、電子機器の
冷却効率をさらに向上させることが可能となった。
えたプレート型ヒートパイプによれば、その実質的な熱
輸送能力が極めて高いことに加えて、発熱源である電子
機器に対して広い面積で直接接触するから、電子機器の
冷却効率をさらに向上させることが可能となった。
【0012】しかしながら、従来のようなプレート型ヒ
ートパイプでは、前記支持柱となる部材として、加熱部
または放熱部となる面に対して、所定面積を有して、一
方向に連続して接触した状態で、あるいは、所定の複数
箇所に当接した状態で、配置されたものが採用されるた
め、ヒートパイプに成形加工する際の作業が複雑となる
不都合があった。
ートパイプでは、前記支持柱となる部材として、加熱部
または放熱部となる面に対して、所定面積を有して、一
方向に連続して接触した状態で、あるいは、所定の複数
箇所に当接した状態で、配置されたものが採用されるた
め、ヒートパイプに成形加工する際の作業が複雑となる
不都合があった。
【0013】すなわち具体的には、加熱部または放熱部
となる面に対して、一方向に連続した状態に接触配置す
る支持柱の場合には、押し出し成形等の適宜手段によっ
てコンテナが一体成形できるものの、形成された柱がそ
の押し出し方向に連続した状態で形成されるため、各柱
によってコンテナ内部が区分されて、それぞれが独立し
たヒートパイプと成らざるを得なかった。すなわちコン
テナ内部を複数の空間に区切るかたちに支持柱が形成さ
れることになるので、複数のヒートパイプが一体の部材
中に形成されるかたちと成らざるを得なかった。そのた
め、複数の各空間部分を、それぞれ個別にヒートパイプ
化しなければならず、作業が複雑化する不都合があっ
た。
となる面に対して、一方向に連続した状態に接触配置す
る支持柱の場合には、押し出し成形等の適宜手段によっ
てコンテナが一体成形できるものの、形成された柱がそ
の押し出し方向に連続した状態で形成されるため、各柱
によってコンテナ内部が区分されて、それぞれが独立し
たヒートパイプと成らざるを得なかった。すなわちコン
テナ内部を複数の空間に区切るかたちに支持柱が形成さ
れることになるので、複数のヒートパイプが一体の部材
中に形成されるかたちと成らざるを得なかった。そのた
め、複数の各空間部分を、それぞれ個別にヒートパイプ
化しなければならず、作業が複雑化する不都合があっ
た。
【0014】また、加熱部または放熱部となる面に対し
て、所定の複数箇所に両先端部が当接した状態で配置さ
れた棒状の支持柱の場合には、コンテナを押し出し成形
する際に支持柱を一体成形することができないので、例
えば、放熱部となる部材と加熱となる部材とを、それぞ
れ押し出し成形等の適宜手段によって成形した後、支持
柱の先端部を適宜手段によって両部材あるいは一方の部
材に接着配置し、その後、加熱部となる部材と放熱部と
なる部材とを組み合わせて、コンテナを形成し、さらに
ヒートパイプ化しなくてはならず、作業が複雑化する不
都合があった。
て、所定の複数箇所に両先端部が当接した状態で配置さ
れた棒状の支持柱の場合には、コンテナを押し出し成形
する際に支持柱を一体成形することができないので、例
えば、放熱部となる部材と加熱となる部材とを、それぞ
れ押し出し成形等の適宜手段によって成形した後、支持
柱の先端部を適宜手段によって両部材あるいは一方の部
材に接着配置し、その後、加熱部となる部材と放熱部と
なる部材とを組み合わせて、コンテナを形成し、さらに
ヒートパイプ化しなくてはならず、作業が複雑化する不
都合があった。
【0015】また、従来のようなプレート型ヒートパイ
プでは、上記のようにして形成された前記支持柱が、コ
ンテナ内の蒸気流動路を確保するために、所定の間隔を
保持した状態に配置され、加熱部および放熱部となる面
に対して所定間隔で備えられている。そのためその厚さ
方向での強度は向上したものの、内部圧力の変化に対応
する平坦面の変化が、支持柱に集中して作用することに
なるため、蒸気流路を形成している部分と、柱が備えら
れている部分とでの圧力差によって、コンテナが変形す
るおそれがあった。また、変形量をできるだけ少なくす
るために、支持柱の数を増やすとすると、蒸気流動路と
なる空間部分を削減せざるを得ないために、ヒートパイ
プとしての動作速度が低下してしまうことになる不都合
が生じるおそれがあった。またそれに伴って、支持柱と
空間部分との割合を強度および冷却効率の両方の点から
考慮しなくてはならず、ヒートパイプの大きさによっ
て、柱の数や空間部分の領域を変更したり調整したりな
ど検討しなくてはならない不都合があった。
プでは、上記のようにして形成された前記支持柱が、コ
ンテナ内の蒸気流動路を確保するために、所定の間隔を
保持した状態に配置され、加熱部および放熱部となる面
に対して所定間隔で備えられている。そのためその厚さ
方向での強度は向上したものの、内部圧力の変化に対応
する平坦面の変化が、支持柱に集中して作用することに
なるため、蒸気流路を形成している部分と、柱が備えら
れている部分とでの圧力差によって、コンテナが変形す
るおそれがあった。また、変形量をできるだけ少なくす
るために、支持柱の数を増やすとすると、蒸気流動路と
なる空間部分を削減せざるを得ないために、ヒートパイ
プとしての動作速度が低下してしまうことになる不都合
が生じるおそれがあった。またそれに伴って、支持柱と
空間部分との割合を強度および冷却効率の両方の点から
考慮しなくてはならず、ヒートパイプの大きさによっ
て、柱の数や空間部分の領域を変更したり調整したりな
ど検討しなくてはならない不都合があった。
【0016】また、外部から局部的な圧縮力を受けた場
合に、内部が所定間隔を開けて支持されているため、そ
の圧縮力が面の全域に分散しないので、その圧縮力を受
けた部分が局部的で支持柱以外の空間部分に対応する箇
所であると、比較的簡単に変形してしまうおそれがあっ
た。
合に、内部が所定間隔を開けて支持されているため、そ
の圧縮力が面の全域に分散しないので、その圧縮力を受
けた部分が局部的で支持柱以外の空間部分に対応する箇
所であると、比較的簡単に変形してしまうおそれがあっ
た。
【0017】この発明は上記の事情に鑑みてなされたも
ので、内部圧力の変化や外部からの圧縮に対する強度が
高く、熱輸送や冷却を効率良く行うことができるととも
に、容易に製造可能なプレート型ヒートパイプを提供す
ることを目的とするものである。
ので、内部圧力の変化や外部からの圧縮に対する強度が
高く、熱輸送や冷却を効率良く行うことができるととも
に、容易に製造可能なプレート型ヒートパイプを提供す
ることを目的とするものである。
【0018】
【課題を解決するための手段およびその作用】上記の目
的を達成するためにこの発明は、平坦な加熱部と、この
加熱部と対向するように隔離した放熱部と、これら加熱
部と放熱部とのそれぞれの周縁部を全周に亘って互いに
連結する側壁部とによって中空偏平状に形成されたコン
テナの内部に、真空脱気した状態で凝縮性流体を作動流
体として封入したプレート型ヒートパイプであって、コ
ンテナ内部の前記加熱部となる面の全域にウイック部材
が備えられるとともに、コンテナ内部の空間部分に、ヒ
ートパイプの形状を保持する多孔構造の形状保持部材が
充填されていることを特徴とするものである。
的を達成するためにこの発明は、平坦な加熱部と、この
加熱部と対向するように隔離した放熱部と、これら加熱
部と放熱部とのそれぞれの周縁部を全周に亘って互いに
連結する側壁部とによって中空偏平状に形成されたコン
テナの内部に、真空脱気した状態で凝縮性流体を作動流
体として封入したプレート型ヒートパイプであって、コ
ンテナ内部の前記加熱部となる面の全域にウイック部材
が備えられるとともに、コンテナ内部の空間部分に、ヒ
ートパイプの形状を保持する多孔構造の形状保持部材が
充填されていることを特徴とするものである。
【0019】また前記形状保持部材がコンテナの内周面
に接合固定されていることを特徴とするものである。
に接合固定されていることを特徴とするものである。
【0020】したがって、この発明のプレート型ヒート
パイプによれば、その内部に保持材となる形状保持部材
が充填されているから、加熱部と放熱部との全面がその
形状保持部材に接触しており、形状保持部材によって内
面全域がほぼ均一に支持されることになり、ヒートパイ
プの非動作時において、その内部圧力が真空圧であって
も厚さ方向すなわち加熱部と放熱部とが接近する方向へ
の圧縮強度が従来に比べて高くなる。また、ヒートパイ
プ動作した際の作動流体の相変化に伴う内部圧力の上昇
に対しても、コンテナの加熱部および放熱部となる面の
全域がほぼ均一にその力を受けるので、力が面の全域に
分散して作用し、その力がコンテナ内部に充填された形
状保持部材の引張応力として吸収されるので、コンテナ
の変形に対する強度が高くなる。さらに外部から圧縮力
が作用した場合であっても外部からの力を面の全域に分
散させることができるので、その圧縮力によるコンテナ
の変形を防止できる。
パイプによれば、その内部に保持材となる形状保持部材
が充填されているから、加熱部と放熱部との全面がその
形状保持部材に接触しており、形状保持部材によって内
面全域がほぼ均一に支持されることになり、ヒートパイ
プの非動作時において、その内部圧力が真空圧であって
も厚さ方向すなわち加熱部と放熱部とが接近する方向へ
の圧縮強度が従来に比べて高くなる。また、ヒートパイ
プ動作した際の作動流体の相変化に伴う内部圧力の上昇
に対しても、コンテナの加熱部および放熱部となる面の
全域がほぼ均一にその力を受けるので、力が面の全域に
分散して作用し、その力がコンテナ内部に充填された形
状保持部材の引張応力として吸収されるので、コンテナ
の変形に対する強度が高くなる。さらに外部から圧縮力
が作用した場合であっても外部からの力を面の全域に分
散させることができるので、その圧縮力によるコンテナ
の変形を防止できる。
【0021】また、前記形状保持部材は多孔構造を成し
ており、その気孔部分が蒸気流動路となるので、そこで
の流動抵抗はそれ程高くならず、ヒートパイプの冷却効
率が低減されることはない。
ており、その気孔部分が蒸気流動路となるので、そこで
の流動抵抗はそれ程高くならず、ヒートパイプの冷却効
率が低減されることはない。
【0022】さらに、コンテナの少なくとも加熱部とな
る側の内面には、ウイック部材が備えられているから、
前記放熱部から還流した液相の作動流体が加熱部内面の
ウイックの毛細管圧力によって、その内面全域に亘って
ほぼ均一に拡散させられるとともに保持される。
る側の内面には、ウイック部材が備えられているから、
前記放熱部から還流した液相の作動流体が加熱部内面の
ウイックの毛細管圧力によって、その内面全域に亘って
ほぼ均一に拡散させられるとともに保持される。
【0023】したがって、蒸発部となる加熱部の内面に
必要量の液相作動流体が確実に供給される。そして、加
熱部側に還流した作動流体は、加熱部側に配置したウイ
ック部材の毛細管圧力によってその内面全域に液相の作
動流体をほぼ均一に拡散させられ、再度蒸気となって前
記形状保持部材を介して、放熱部側に流動し、そこで放
熱するとともに凝縮し液相となることが繰り返されるこ
とになる。なお、形状保持部材は多孔構造をしているの
で、その気孔部分で充分蒸気流路が確保できる。
必要量の液相作動流体が確実に供給される。そして、加
熱部側に還流した作動流体は、加熱部側に配置したウイ
ック部材の毛細管圧力によってその内面全域に液相の作
動流体をほぼ均一に拡散させられ、再度蒸気となって前
記形状保持部材を介して、放熱部側に流動し、そこで放
熱するとともに凝縮し液相となることが繰り返されるこ
とになる。なお、形状保持部材は多孔構造をしているの
で、その気孔部分で充分蒸気流路が確保できる。
【0024】また、前記形状保持部材をコンテナ内周面
に接合固定させて形成すれば、作動流体の相変化に伴う
内部圧力の急激な変化にも対応でき、すなわち、内部圧
力が大きい場合においても、ヒートパイプ形状を内部に
充填した形状保持部材にその膨脹しようとする力が、引
張応力として作用することになるから、形状保持部材の
引張許容応力内であれば、膨張力を抑制することがで
き、ヒートパイプ形状を保持することができる。
に接合固定させて形成すれば、作動流体の相変化に伴う
内部圧力の急激な変化にも対応でき、すなわち、内部圧
力が大きい場合においても、ヒートパイプ形状を内部に
充填した形状保持部材にその膨脹しようとする力が、引
張応力として作用することになるから、形状保持部材の
引張許容応力内であれば、膨張力を抑制することがで
き、ヒートパイプ形状を保持することができる。
【0025】なお、この発明のプレート型ヒートパイプ
の場合、前記ウイックおよび形状保持部材をコンテナの
成形後に、コンテナ内部に内蔵すればよいから、ヒート
パイプの成形加工が従来に比べて容易であり、その結
果、容易に製造することが可能である。
の場合、前記ウイックおよび形状保持部材をコンテナの
成形後に、コンテナ内部に内蔵すればよいから、ヒート
パイプの成形加工が従来に比べて容易であり、その結
果、容易に製造することが可能である。
【0026】
【発明の実施の形態】以下にこの発明のプレート型ヒー
トパイプ9を図面を参照して説明する。図1はこの発明
のプレート型ヒートパイプ9の一例を示すものであり、
コンテナ10の形状が矩形面から構成された六面体とな
っている。
トパイプ9を図面を参照して説明する。図1はこの発明
のプレート型ヒートパイプ9の一例を示すものであり、
コンテナ10の形状が矩形面から構成された六面体とな
っている。
【0027】より具体的には、一例として矩形で平坦面
とされた加熱部11と、この加熱部11と対向するよう
に離隔しかつ矩形で平坦面の放熱部12と、これら放熱
部12と加熱部11との全周に亘って互いに連結する矩
形の側壁部13とによって形成される銅などからなる金
属製密閉容器をコンテナ10としている。なお、このコ
ンテナ10は、押し出し成形等の一般的な適宜手段によ
って形成することができる。またそのコンテナ10の内
部には真空脱気した状態で例えば純水やアルコール等の
凝縮性流体が作動流体(図示しない)として所定量封入
されている。
とされた加熱部11と、この加熱部11と対向するよう
に離隔しかつ矩形で平坦面の放熱部12と、これら放熱
部12と加熱部11との全周に亘って互いに連結する矩
形の側壁部13とによって形成される銅などからなる金
属製密閉容器をコンテナ10としている。なお、このコ
ンテナ10は、押し出し成形等の一般的な適宜手段によ
って形成することができる。またそのコンテナ10の内
部には真空脱気した状態で例えば純水やアルコール等の
凝縮性流体が作動流体(図示しない)として所定量封入
されている。
【0028】そして、コンテナ10の内部の加熱部11
となる平坦な内面には、その全域に亘りウイック14が
備えられている。このウイック14は、液相の作動流体
をそこでの毛細管圧力によって加熱部11の内面全域に
ほぼ均等に拡散分布させるためのものである。
となる平坦な内面には、その全域に亘りウイック14が
備えられている。このウイック14は、液相の作動流体
をそこでの毛細管圧力によって加熱部11の内面全域に
ほぼ均等に拡散分布させるためのものである。
【0029】なお、ウイック14としては、セラミック
スや金属あるいはそれらを混合したサーメット等のいず
れでも良いが、それ自体が熱伝導性および耐熱性に優
れ、かつ長期に亘って作動流体と接触させても反応せ
ず、しかも作動流体の濡れ性の良いものが好ましい。ま
た一例として、金属メッシュを装着させたものや内部表
面に例えばプラズマ溶射などにて銅粉を溶射したもの等
を採用することができる。
スや金属あるいはそれらを混合したサーメット等のいず
れでも良いが、それ自体が熱伝導性および耐熱性に優
れ、かつ長期に亘って作動流体と接触させても反応せ
ず、しかも作動流体の濡れ性の良いものが好ましい。ま
た一例として、金属メッシュを装着させたものや内部表
面に例えばプラズマ溶射などにて銅粉を溶射したもの等
を採用することができる。
【0030】そしてさらに、コンテナ10内部の中空部
分には、多孔構造の形状保持部材15が充填されるとと
もに、コンテナ10の内周面に熱溶着、接着剤による接
着等の適宜手段によって接合固定されている。この形状
保持部材15は、気孔を備えた目の粗い多孔構造となっ
ており、蒸気流動路を確保できる程度に気孔率が高く設
定されるとともに、そこでの作動流体蒸気の流動抵抗が
上昇しないように径の大きい気孔が形成された目の粗い
多孔構造となっている。
分には、多孔構造の形状保持部材15が充填されるとと
もに、コンテナ10の内周面に熱溶着、接着剤による接
着等の適宜手段によって接合固定されている。この形状
保持部材15は、気孔を備えた目の粗い多孔構造となっ
ており、蒸気流動路を確保できる程度に気孔率が高く設
定されるとともに、そこでの作動流体蒸気の流動抵抗が
上昇しないように径の大きい気孔が形成された目の粗い
多孔構造となっている。
【0031】すなわち、前記形状保持部材15の気孔部
分が、加熱部11で加熱された気相の作動流体の蒸気流
動路となっている。
分が、加熱部11で加熱された気相の作動流体の蒸気流
動路となっている。
【0032】なお、ここで使用される形状保持部材15
としては、前記ウイック14と同様に、セラミックスや
金属あるいはそれらを混合したサーメット等のいずれで
も良いが、それ自体が熱伝導性および耐熱性に優れ、か
つ長期に亘って作動流体と接触させても反応しないもの
が好ましい。そして、形状保持部材15としては、例え
ば、粗いメッシュ、粗い焼結材等を採用することができ
る。
としては、前記ウイック14と同様に、セラミックスや
金属あるいはそれらを混合したサーメット等のいずれで
も良いが、それ自体が熱伝導性および耐熱性に優れ、か
つ長期に亘って作動流体と接触させても反応しないもの
が好ましい。そして、形状保持部材15としては、例え
ば、粗いメッシュ、粗い焼結材等を採用することができ
る。
【0033】そして上記のような構造のプレート型ヒー
トパイプ9が、例えば、プリント基板上に形成された回
路の所定箇所に電気的に接続されて取り付けられたCP
U等の冷却対象部材(図示しない)の上面に、その加熱
部11(下面)を密着させて取り付けられることにな
る。
トパイプ9が、例えば、プリント基板上に形成された回
路の所定箇所に電気的に接続されて取り付けられたCP
U等の冷却対象部材(図示しない)の上面に、その加熱
部11(下面)を密着させて取り付けられることにな
る。
【0034】なお放熱部12の外面には、図2に示すよ
うな多数の放熱フィン16を設けても良い。また図3に
示すように放熱部12の平坦面を凹凸面17としてその
放熱面積を増大させても良い。
うな多数の放熱フィン16を設けても良い。また図3に
示すように放熱部12の平坦面を凹凸面17としてその
放熱面積を増大させても良い。
【0035】次に上記のように構成されたプレート型ヒ
ートパイプ9の作用について説明する。
ートパイプ9の作用について説明する。
【0036】電子機器等の冷却対象部材が発熱すると、
その熱がプレート型ヒートパイプ9の冷却対象部材と接
している下部の加熱部11に伝達される。そして、コン
テナ10の底部に溜まっている作動流体が加熱されて蒸
発する。したがって、加熱部11の内面が蒸発部となっ
ている。なお、この場合、形状保持部材15がコンテナ
10の内周面に熱溶着等の適宜手段によって接合固定さ
れているので、コンテナ10の内部圧力の増大に伴うコ
ンテナ10に作用する力が形状保持部材15に伝達さ
れ、コンテナ10に作用する力が形状保持部材15の引
張応力として吸収されるため、コンテナ10の形状が確
実に保持される。
その熱がプレート型ヒートパイプ9の冷却対象部材と接
している下部の加熱部11に伝達される。そして、コン
テナ10の底部に溜まっている作動流体が加熱されて蒸
発する。したがって、加熱部11の内面が蒸発部となっ
ている。なお、この場合、形状保持部材15がコンテナ
10の内周面に熱溶着等の適宜手段によって接合固定さ
れているので、コンテナ10の内部圧力の増大に伴うコ
ンテナ10に作用する力が形状保持部材15に伝達さ
れ、コンテナ10に作用する力が形状保持部材15の引
張応力として吸収されるため、コンテナ10の形状が確
実に保持される。
【0037】蒸気となった作動流体は、蒸気流路となる
形状保持部材15の気孔を経由して低温の放熱部12に
向けて流動し、放熱部12の内面で熱を奪われて凝縮す
る。すなわち、作動流体の蒸気が冷却対象部材の発生し
た熱を蒸発潜熱として輸送し、その気相の作動流体が放
熱部12において凝縮する際に冷却対象部材の熱が放出
される。したがって、この放熱部12の内面がプレート
型ヒートパイプ9としての凝縮部となっている。さらに
作動流体の蒸発潜熱の状態で放熱部12側に輸送された
冷却対象部材の熱は、放熱部12から外部に放散され
る。
形状保持部材15の気孔を経由して低温の放熱部12に
向けて流動し、放熱部12の内面で熱を奪われて凝縮す
る。すなわち、作動流体の蒸気が冷却対象部材の発生し
た熱を蒸発潜熱として輸送し、その気相の作動流体が放
熱部12において凝縮する際に冷却対象部材の熱が放出
される。したがって、この放熱部12の内面がプレート
型ヒートパイプ9としての凝縮部となっている。さらに
作動流体の蒸発潜熱の状態で放熱部12側に輸送された
冷却対象部材の熱は、放熱部12から外部に放散され
る。
【0038】他方、凝縮し再度液相となった作動流体
は、放熱部12の内面に接触した形状保持部材15およ
び側壁部13を経由して加熱部11の内壁面側まで輸送
される。
は、放熱部12の内面に接触した形状保持部材15およ
び側壁部13を経由して加熱部11の内壁面側まで輸送
される。
【0039】そして形状保持部材15の気孔部分および
コンテナ側壁部を経由して加熱部11に還流した液相の
作動流体は、加熱部11の内面のウイック14の毛細管
圧力によって加熱部11の内面全域にほぼ均等に拡散さ
せられるとともに保持される。
コンテナ側壁部を経由して加熱部11に還流した液相の
作動流体は、加熱部11の内面のウイック14の毛細管
圧力によって加熱部11の内面全域にほぼ均等に拡散さ
せられるとともに保持される。
【0040】そして、加熱部11に供給された作動流体
は再度加熱されて蒸発し、上述したサイクルと同様のサ
イクルを継続することによって、冷却対象部材の熱を良
好に輸送して、冷却対象部材15が冷却される。
は再度加熱されて蒸発し、上述したサイクルと同様のサ
イクルを継続することによって、冷却対象部材の熱を良
好に輸送して、冷却対象部材15が冷却される。
【0041】なお、上記プレート型ヒートパイプ9は、
コンテナ10の内部全域に形状保持部材15が備えられ
ることによって、加熱部11と放熱部12とが内側から
支持されることになり、プレート型ヒートパイプ9の内
部が真空状態すなわちプレート型ヒートパイプ9が非動
作状態でも、加熱部11および放熱部12がコンテナ1
0の厚さ方向に窪むような変形が阻止されるとともに、
外部からの圧縮に対しても変形が生じないようになって
いる。また前述したように形状保持部材15がコンテナ
10の内周面に熱溶着等の適宜手段によって接合固定さ
れているので、プレート型ヒートパイプ9の動作時のコ
ンテナ10の内部圧力の上昇に伴うコンテナ厚さ方向の
膨らみ等の変形が形状保持部材15の引張応力として確
実に吸収されて、コンテナ10の変形が生じないように
なっている。すなわち、コンテナ10が厚さ方向に変形
することが未然に防止されている。
コンテナ10の内部全域に形状保持部材15が備えられ
ることによって、加熱部11と放熱部12とが内側から
支持されることになり、プレート型ヒートパイプ9の内
部が真空状態すなわちプレート型ヒートパイプ9が非動
作状態でも、加熱部11および放熱部12がコンテナ1
0の厚さ方向に窪むような変形が阻止されるとともに、
外部からの圧縮に対しても変形が生じないようになって
いる。また前述したように形状保持部材15がコンテナ
10の内周面に熱溶着等の適宜手段によって接合固定さ
れているので、プレート型ヒートパイプ9の動作時のコ
ンテナ10の内部圧力の上昇に伴うコンテナ厚さ方向の
膨らみ等の変形が形状保持部材15の引張応力として確
実に吸収されて、コンテナ10の変形が生じないように
なっている。すなわち、コンテナ10が厚さ方向に変形
することが未然に防止されている。
【0042】なお上記実施例において、ウイック14を
コンテナ10内部の加熱部11に設け、厚さ方向に外壁
から二層に設けたがこれに限定されず放熱部12や側壁
部13にもウイック14となる部材を設けても良い。
コンテナ10内部の加熱部11に設け、厚さ方向に外壁
から二層に設けたがこれに限定されず放熱部12や側壁
部13にもウイック14となる部材を設けても良い。
【0043】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、この発
明によれば、プレート型ヒートパイプのコンテナ内部に
多孔構造の形状保持部材が充填されているので、形状保
持部材が加熱部および放熱部をほぼ面として支持でき、
非動作時の変形、さらには外部からの圧縮による変形を
従来よりも確実に防止することができる。
明によれば、プレート型ヒートパイプのコンテナ内部に
多孔構造の形状保持部材が充填されているので、形状保
持部材が加熱部および放熱部をほぼ面として支持でき、
非動作時の変形、さらには外部からの圧縮による変形を
従来よりも確実に防止することができる。
【0044】また、前記形状保持部材が粗い多孔構造と
なっているから、コンテナ内部の中央部分での流動抵抗
は高くならず、形状保持部材の気孔部分で充分蒸気流路
が確保できる。さらに、加熱部内面にウイックが備えら
れているから、そのウイックの毛細管圧力によって加熱
部内面全域にほぼ均等に液相の作動流体が拡散されると
ともに保持される。すなわち、上記構成によってヒート
パイプのプレート形状を保持できるとともに、ヒートパ
イプ性能を維持もしくは向上させることができるので、
発熱源すなわち冷却対象部材を効率良く冷却することが
できるとともに、作動流体の蒸発・凝縮サイクルが活発
となり、さらには液相作動流体を高い毛細管圧力で加熱
部の全面に分散させることができるため、発熱源の熱量
が大きくとも熱輸送を効率良く行って充分冷却すること
ができる。
なっているから、コンテナ内部の中央部分での流動抵抗
は高くならず、形状保持部材の気孔部分で充分蒸気流路
が確保できる。さらに、加熱部内面にウイックが備えら
れているから、そのウイックの毛細管圧力によって加熱
部内面全域にほぼ均等に液相の作動流体が拡散されると
ともに保持される。すなわち、上記構成によってヒート
パイプのプレート形状を保持できるとともに、ヒートパ
イプ性能を維持もしくは向上させることができるので、
発熱源すなわち冷却対象部材を効率良く冷却することが
できるとともに、作動流体の蒸発・凝縮サイクルが活発
となり、さらには液相作動流体を高い毛細管圧力で加熱
部の全面に分散させることができるため、発熱源の熱量
が大きくとも熱輸送を効率良く行って充分冷却すること
ができる。
【0045】さらに、前記形状保持部材をコンテナの内
周面に接合固定すれば、内部圧力の上昇に伴うコンテナ
の厚さ方向の膨らみ等の変形を形状保持部材が引張応力
として確実に吸収でき、コンテナ形状を保持することが
できる。
周面に接合固定すれば、内部圧力の上昇に伴うコンテナ
の厚さ方向の膨らみ等の変形を形状保持部材が引張応力
として確実に吸収でき、コンテナ形状を保持することが
できる。
【0046】さらにまた、この発明のプレート型ヒート
パイプを製造する場合、コンテナを成形した後、内部に
ウイックや形状保持部材を備えればよく、ヒートパイプ
化も容易であるから、所要のプレート型ヒートパイプを
従来に比べて容易に製造することができる。
パイプを製造する場合、コンテナを成形した後、内部に
ウイックや形状保持部材を備えればよく、ヒートパイプ
化も容易であるから、所要のプレート型ヒートパイプを
従来に比べて容易に製造することができる。
【図1】この発明のプレート型ヒートパイプの一例を示
す概略断面図である。
す概略断面図である。
【図2】そのヒートパイプの上面にフィンを取り付けた
状態の一例を示す概略断面図である。
状態の一例を示す概略断面図である。
【図3】その放熱部となる面を凹凸形状としたコンテナ
を用いたこの発明のヒートパイプの一例を示す概略断面
図である。
を用いたこの発明のヒートパイプの一例を示す概略断面
図である。
【図4】従来のヒートパイプの断面の一例を示す概略断
面図である。
面図である。
【図5】従来のヒートパイプが変形した場合の一例を示
す概略断面図である。
す概略断面図である。
【図6】従来のヒートパイプの断面の一例を示す概略断
面図である。
面図である。
【符号の説明】 9…ヒートパイプ、 10…コンテナ、 11…加熱
部、 12…放熱部、13…側壁部、 14…ウイッ
ク、 15…形状保持部材。
部、 12…放熱部、13…側壁部、 14…ウイッ
ク、 15…形状保持部材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H05K 7/20 H05K 7/20 R (72)発明者 斎藤 祐士 東京都江東区木場1丁目5番1号 株式会 社フジクラ内
Claims (2)
- 【請求項1】 平坦な加熱部と、この加熱部と対向する
ように隔離した放熱部と、これら加熱部と放熱部とのそ
れぞれの周縁部を全周に亘って互いに連結する側壁部と
によって中空偏平状に形成されたコンテナの内部に、真
空脱気した状態で凝縮性流体を作動流体として封入した
プレート型ヒートパイプにおいて、 コンテナ内部の前記加熱部となる面の全域にウイック部
材が備えられるとともに、コンテナ内部の空間部分に、
ヒートパイプの形状を保持する多孔構造の形状保持部材
が充填されていることを特徴とするプレート型ヒートパ
イプ。 - 【請求項2】 前記形状保持部材がコンテナの内周面に
接合固定されていることを特徴とする請求項1記載のプ
レート型ヒートパイプ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8274072A JPH10103884A (ja) | 1996-09-25 | 1996-09-25 | プレート型ヒートパイプ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8274072A JPH10103884A (ja) | 1996-09-25 | 1996-09-25 | プレート型ヒートパイプ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10103884A true JPH10103884A (ja) | 1998-04-24 |
Family
ID=17536589
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8274072A Pending JPH10103884A (ja) | 1996-09-25 | 1996-09-25 | プレート型ヒートパイプ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10103884A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7086607B2 (en) * | 2002-03-13 | 2006-08-08 | Alper Srl | Electrical dispenser for deodorant or insecticide |
| JP2016072604A (ja) * | 2014-09-30 | 2016-05-09 | 旭徳科技股▲ふん▼有限公司 | 放熱モジュール |
| JP2019086280A (ja) * | 2017-11-06 | 2019-06-06 | 大日本印刷株式会社 | ベーパーチャンバ、ベーパーチャンバ用シートおよびベーパーチャンバの製造方法 |
| WO2020137473A1 (ja) * | 2018-12-26 | 2020-07-02 | 株式会社巴川製紙所 | 温度制御ユニット、温度制御装置 |
| TWI823106B (zh) * | 2019-06-03 | 2023-11-21 | 日商巴川製紙所股份有限公司 | 調溫單元 |
-
1996
- 1996-09-25 JP JP8274072A patent/JPH10103884A/ja active Pending
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7086607B2 (en) * | 2002-03-13 | 2006-08-08 | Alper Srl | Electrical dispenser for deodorant or insecticide |
| JP2016072604A (ja) * | 2014-09-30 | 2016-05-09 | 旭徳科技股▲ふん▼有限公司 | 放熱モジュール |
| JP2019086280A (ja) * | 2017-11-06 | 2019-06-06 | 大日本印刷株式会社 | ベーパーチャンバ、ベーパーチャンバ用シートおよびベーパーチャンバの製造方法 |
| WO2020137473A1 (ja) * | 2018-12-26 | 2020-07-02 | 株式会社巴川製紙所 | 温度制御ユニット、温度制御装置 |
| CN113272615A (zh) * | 2018-12-26 | 2021-08-17 | 株式会社巴川制纸所 | 温度控制单元及温度控制装置 |
| JPWO2020137473A1 (ja) * | 2018-12-26 | 2021-11-18 | 株式会社巴川製紙所 | 温度制御ユニット、温度制御装置 |
| US12298083B2 (en) | 2018-12-26 | 2025-05-13 | Tomoegawa Corporation | Temperature control unit and temperature control device |
| TWI823106B (zh) * | 2019-06-03 | 2023-11-21 | 日商巴川製紙所股份有限公司 | 調溫單元 |
| TWI831021B (zh) * | 2019-06-03 | 2024-02-01 | 日商巴川製紙所股份有限公司 | 調溫單元 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060116 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060214 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060414 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060912 |