JPH10103917A - 位置計測装置 - Google Patents
位置計測装置Info
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- JPH10103917A JPH10103917A JP8277169A JP27716996A JPH10103917A JP H10103917 A JPH10103917 A JP H10103917A JP 8277169 A JP8277169 A JP 8277169A JP 27716996 A JP27716996 A JP 27716996A JP H10103917 A JPH10103917 A JP H10103917A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 大気の屈折率変動などの外乱の影響を受ける
ことなく、高精度な位置計測を行うことのできる位置計
測装置。 【解決手段】 位置計測すべき物体に取り付けられ且つ
規則的な周期を有する基準パターンが形成されたスケー
ル(23)と、スケールに形成された基準パターンを投
影するための投影光学系(24)と、投影された基準パ
ターンの像の周期とわずかに異なる周期にしたがって配
置された各領域を介して基準パターンの像からの光を検
出するためのディテクタ(5)とを備えている。そし
て、ディテクタの出力に基づいて基準パターンの周期方
向に沿った物体の位置を計測する。
ことなく、高精度な位置計測を行うことのできる位置計
測装置。 【解決手段】 位置計測すべき物体に取り付けられ且つ
規則的な周期を有する基準パターンが形成されたスケー
ル(23)と、スケールに形成された基準パターンを投
影するための投影光学系(24)と、投影された基準パ
ターンの像の周期とわずかに異なる周期にしたがって配
置された各領域を介して基準パターンの像からの光を検
出するためのディテクタ(5)とを備えている。そし
て、ディテクタの出力に基づいて基準パターンの周期方
向に沿った物体の位置を計測する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は位置計測装置に関
し、特に半導体製造装置のXYステージや3次元測定機
などに好適な高精度の位置計測装置に関する。
し、特に半導体製造装置のXYステージや3次元測定機
などに好適な高精度の位置計測装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の位置計測装置としてエン
コーダが使用されている。図11は、従来の位置計測装
置として使用されているエンコーダの動作原理を説明す
る図である。また、図12は、図11のディテクタ15
からの光強度信号を模式的に示す図である。
コーダが使用されている。図11は、従来の位置計測装
置として使用されているエンコーダの動作原理を説明す
る図である。また、図12は、図11のディテクタ15
からの光強度信号を模式的に示す図である。
【0003】図11のエンコーダにおいて、光源11か
ら射出された光ビームは、コリメートレンズ12で平行
光束に変換された後、インデックススケール13および
メインスケール14を透過し、ディテクタ15に達す
る。位置計測すべき物体に取り付けられたメインスケー
ル14が図中矢印で示す方向に沿って移動すると、図1
2に示すように、ディテクタ15からの光強度信号Iが
変化する。したがって、ディテクタ15のカウントに基
づいて、メインスケール14の移動量を、ひいては物体
の位置を計測することができる。また、この種の位置計
測装置として、レーザ干渉計を利用することもある。
ら射出された光ビームは、コリメートレンズ12で平行
光束に変換された後、インデックススケール13および
メインスケール14を透過し、ディテクタ15に達す
る。位置計測すべき物体に取り付けられたメインスケー
ル14が図中矢印で示す方向に沿って移動すると、図1
2に示すように、ディテクタ15からの光強度信号Iが
変化する。したがって、ディテクタ15のカウントに基
づいて、メインスケール14の移動量を、ひいては物体
の位置を計測することができる。また、この種の位置計
測装置として、レーザ干渉計を利用することもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来よ
り位置計測装置として使用されているエンコーダでは、
近年要求されている精度を達成するのに分解能が不足し
ている。また、従来より位置計測装置として使用されて
いるレーザ干渉計は高分解能であるが、大気の屈折率変
動のような外乱の影響を受けやすい。したがって、分解
能は高くても、外乱による誤差が大きく発生しやすく、
必要な精度を得ることができない。また、大気の屈折率
変動などの外乱を抑えるには、高価な空調設備が必要と
なり、低コストで必要な精度を得ることができない。
り位置計測装置として使用されているエンコーダでは、
近年要求されている精度を達成するのに分解能が不足し
ている。また、従来より位置計測装置として使用されて
いるレーザ干渉計は高分解能であるが、大気の屈折率変
動のような外乱の影響を受けやすい。したがって、分解
能は高くても、外乱による誤差が大きく発生しやすく、
必要な精度を得ることができない。また、大気の屈折率
変動などの外乱を抑えるには、高価な空調設備が必要と
なり、低コストで必要な精度を得ることができない。
【0005】本発明は、前述の課題に鑑みてなされたも
のであり、大気の屈折率変動などの外乱の影響を受ける
ことなく、高精度な位置計測を行うことのできる位置計
測装置を提供することを目的とする。
のであり、大気の屈折率変動などの外乱の影響を受ける
ことなく、高精度な位置計測を行うことのできる位置計
測装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明においては、位置計測すべき物体に取り付け
られ且つ規則的な周期を有する基準パターンが形成され
たスケールと、前記スケールに形成された前記基準パタ
ーンを所定面に投影するための投影光学系と、前記所定
面に投影された前記基準パターンの像の周期とわずかに
異なる周期にしたがって配置された各領域を介して前記
基準パターンの像からの光を検出するためのディテクタ
とを備え、前記ディテクタの出力に基づいて前記基準パ
ターンの周期方向に沿った前記物体の位置を計測するこ
とを特徴とする位置計測装置を提供する。
に、本発明においては、位置計測すべき物体に取り付け
られ且つ規則的な周期を有する基準パターンが形成され
たスケールと、前記スケールに形成された前記基準パタ
ーンを所定面に投影するための投影光学系と、前記所定
面に投影された前記基準パターンの像の周期とわずかに
異なる周期にしたがって配置された各領域を介して前記
基準パターンの像からの光を検出するためのディテクタ
とを備え、前記ディテクタの出力に基づいて前記基準パ
ターンの周期方向に沿った前記物体の位置を計測するこ
とを特徴とする位置計測装置を提供する。
【0007】本発明の好ましい態様によれば、前記ディ
テクタは、1次元CCDからなる。また、本発明の好ま
しい態様によれば、前記基準パターンは、第1方向およ
び第2方向に沿って二次元的に形成された位相格子パタ
ーンであり、前記位相格子パターンで発生した回折光を
前記第1方向に沿った回折光と前記第2方向に沿った回
折光とに分割するための分割手段をさらに備え、前記デ
ィテクタは、前記分割手段を介して分割された前記第1
方向に沿った回折光に基づいて形成された前記位相格子
パターンの像を検出するための第1ディテクタと、前記
分割手段を介して分割された前記第2方向に沿った回折
光に基づいて形成された前記位相格子パターンの像を検
出するための第2ディテクタとを有し、前記第1ディテ
クタの出力に基づいて前記第1方向に沿った前記物体の
位置を計測し、前記第2ディテクタの出力に基づいて前
記第2方向に沿った前記物体の位置を計測する。この場
合、前記分割手段は、前記投影光学系の瞳面の近傍に配
置された瞳分割ミラーであり、前記瞳分割ミラーは、前
記第1方向に沿った回折光だけを反射し、前記第2方向
に沿った回折光だけを透過させる特性を有することが好
ましい。
テクタは、1次元CCDからなる。また、本発明の好ま
しい態様によれば、前記基準パターンは、第1方向およ
び第2方向に沿って二次元的に形成された位相格子パタ
ーンであり、前記位相格子パターンで発生した回折光を
前記第1方向に沿った回折光と前記第2方向に沿った回
折光とに分割するための分割手段をさらに備え、前記デ
ィテクタは、前記分割手段を介して分割された前記第1
方向に沿った回折光に基づいて形成された前記位相格子
パターンの像を検出するための第1ディテクタと、前記
分割手段を介して分割された前記第2方向に沿った回折
光に基づいて形成された前記位相格子パターンの像を検
出するための第2ディテクタとを有し、前記第1ディテ
クタの出力に基づいて前記第1方向に沿った前記物体の
位置を計測し、前記第2ディテクタの出力に基づいて前
記第2方向に沿った前記物体の位置を計測する。この場
合、前記分割手段は、前記投影光学系の瞳面の近傍に配
置された瞳分割ミラーであり、前記瞳分割ミラーは、前
記第1方向に沿った回折光だけを反射し、前記第2方向
に沿った回折光だけを透過させる特性を有することが好
ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】図3は、本発明の位置計測装置の
動作原理について説明する図であって、本発明の位置計
測装置の基本構成を示している。また、図4(a)は、
図3のスケール3に形成された基準パターンとその像の
光強度分布との関係を、(b)は図3のディテクタ5の
ODD 出力信号Vo と画素pix との関係を、(c)はディ
テクタ5のEVEN出力信号Ve と画素pix との関係をそれ
ぞれ示す図である。なお、図4(a)では、図示の明瞭
化のために、投影レンズ4の倍率が等倍であるときの基
準パターンとその像の光強度分布との対応関係を模式的
に示している。
動作原理について説明する図であって、本発明の位置計
測装置の基本構成を示している。また、図4(a)は、
図3のスケール3に形成された基準パターンとその像の
光強度分布との関係を、(b)は図3のディテクタ5の
ODD 出力信号Vo と画素pix との関係を、(c)はディ
テクタ5のEVEN出力信号Ve と画素pix との関係をそれ
ぞれ示す図である。なお、図4(a)では、図示の明瞭
化のために、投影レンズ4の倍率が等倍であるときの基
準パターンとその像の光強度分布との対応関係を模式的
に示している。
【0009】図3において、光源1から射出された光ビ
ームは、コリメートレンズ2で平行光束に変換された
後、所定の周期(ピッチ)を有する基準パターンが形成
されたスケール3を照明する。スケール3の基準パター
ンを透過した光は、投影レンズ4を介して、1次元CC
Dからなるディテクタ5上に基準パターン像を形成す
る。ここで、投影レンズ4の倍率は、ディテクタ5上に
投影される基準パターン像のピッチと、ディテクタ5の
CCDの画素(素子)ピッチとがわずかに異なるように
設定されている。
ームは、コリメートレンズ2で平行光束に変換された
後、所定の周期(ピッチ)を有する基準パターンが形成
されたスケール3を照明する。スケール3の基準パター
ンを透過した光は、投影レンズ4を介して、1次元CC
Dからなるディテクタ5上に基準パターン像を形成す
る。ここで、投影レンズ4の倍率は、ディテクタ5上に
投影される基準パターン像のピッチと、ディテクタ5の
CCDの画素(素子)ピッチとがわずかに異なるように
設定されている。
【0010】1次元CCDからなるディテクタ5は、図
4に示すように、奇数番目の画素の出力総和であるODD
信号Vo 、および偶数番目の画素の出力総和であるEVEN
信号Ve を出力するように構成されている。したがっ
て、スケール3がその1周期分だけピッチ方向に移動す
ると、ディテクタ5のODD 信号Vo およびEVEN信号Ve
もそれぞれ1周期分だけ変化する。
4に示すように、奇数番目の画素の出力総和であるODD
信号Vo 、および偶数番目の画素の出力総和であるEVEN
信号Ve を出力するように構成されている。したがっ
て、スケール3がその1周期分だけピッチ方向に移動す
ると、ディテクタ5のODD 信号Vo およびEVEN信号Ve
もそれぞれ1周期分だけ変化する。
【0011】ここで、ディテクタ5上に投影される基準
パターン像のピッチとディテクタ5のCCDの画素ピッ
チとが0.1%だけ異なるように投影レンズ4の倍率を
設定すると、スケール3がその1周期分だけピッチ方向
に移動するにつれて、ディテクタ5のODD 信号Vo およ
びEVEN信号Ve がそれぞれ1000画素分だけ変化して
元の出力状態に戻る。したがって、ODD 信号Vo または
EVEN信号Ve の位相変化を1画素分の精度で測定するこ
とにより、スケール3の基準パターンのピッチの1/1
000の精度でスケール3の移動量を計測することがで
きる。すなわち、1μmピッチの基準パターンが形成さ
れたスケール3を使用することにより、1nmの検出精
度で位置計測を行うことができる。
パターン像のピッチとディテクタ5のCCDの画素ピッ
チとが0.1%だけ異なるように投影レンズ4の倍率を
設定すると、スケール3がその1周期分だけピッチ方向
に移動するにつれて、ディテクタ5のODD 信号Vo およ
びEVEN信号Ve がそれぞれ1000画素分だけ変化して
元の出力状態に戻る。したがって、ODD 信号Vo または
EVEN信号Ve の位相変化を1画素分の精度で測定するこ
とにより、スケール3の基準パターンのピッチの1/1
000の精度でスケール3の移動量を計測することがで
きる。すなわち、1μmピッチの基準パターンが形成さ
れたスケール3を使用することにより、1nmの検出精
度で位置計測を行うことができる。
【0012】本発明の実施例を、添付図面に基づいて説
明する。図1は、本発明の第1実施例にかかる位置計測
装置の構成を概略的に示す図である。また、図2(a)
は、図1のスケール23に形成された位相格子パターン
とその像の光強度分布との関係を、(b)は図1のディ
テクタ5のODD 出力信号Vo と画素pix との関係を、
(c)はディテクタ5のEVEN出力信号Ve と画素pix と
の関係をそれぞれ示す図である。なお、図2(a)で
は、図示の明瞭化のために、投影レンズ24の倍率が等
倍であるときの位相格子パターンとその像の光強度分布
との対応関係を模式的に示している。
明する。図1は、本発明の第1実施例にかかる位置計測
装置の構成を概略的に示す図である。また、図2(a)
は、図1のスケール23に形成された位相格子パターン
とその像の光強度分布との関係を、(b)は図1のディ
テクタ5のODD 出力信号Vo と画素pix との関係を、
(c)はディテクタ5のEVEN出力信号Ve と画素pix と
の関係をそれぞれ示す図である。なお、図2(a)で
は、図示の明瞭化のために、投影レンズ24の倍率が等
倍であるときの位相格子パターンとその像の光強度分布
との対応関係を模式的に示している。
【0013】図1の位置計測装置において、光源21か
ら射出された光ビームは、レンズ22を介して投影レン
ズ24の瞳面上に集光する。投影レンズ24の瞳面上に
は、ハーフミラー26が配置されている。したがって、
ハーフミラー26で図中下方へ反射された光ビームは、
投影レンズ24を介して平行光束に変換された後、たと
えばステージのような位置計測すべき物体に取り付けら
れたスケール23を照明する。スケール23には、所定
の周期(ピッチ)を有する基準パターンとして位相差π
の位相格子パターンが形成されている。
ら射出された光ビームは、レンズ22を介して投影レン
ズ24の瞳面上に集光する。投影レンズ24の瞳面上に
は、ハーフミラー26が配置されている。したがって、
ハーフミラー26で図中下方へ反射された光ビームは、
投影レンズ24を介して平行光束に変換された後、たと
えばステージのような位置計測すべき物体に取り付けら
れたスケール23を照明する。スケール23には、所定
の周期(ピッチ)を有する基準パターンとして位相差π
の位相格子パターンが形成されている。
【0014】スケール23の位相格子パターンで発生し
た回折光は、投影レンズ24を介して集光され、ハーフ
ミラー26および27を透過し、1次元CCDからなる
ディテクタ5上に位相格子パターン像を形成する。ま
た、スケール23の位相格子パターンで発生した回折光
は、投影レンズ24を介して集光され、ハーフミラー2
6を透過しハーフミラー27で反射され、開口部を有す
るスリット29上に位相格子パターン像を形成する。ス
リット29の開口部を通過した光は、ディテクタ25に
よって検出される。ここで、投影レンズ24の倍率は、
ディテクタ5上に投影される位相格子パターン像のピッ
チと、ディテクタ5のCCDの画素ピッチとがわずかに
異なるように設定されている。また、スリット29の開
口部は、スリット29上に形成される位相格子パターン
像のピッチよりも小さく形成されている。
た回折光は、投影レンズ24を介して集光され、ハーフ
ミラー26および27を透過し、1次元CCDからなる
ディテクタ5上に位相格子パターン像を形成する。ま
た、スケール23の位相格子パターンで発生した回折光
は、投影レンズ24を介して集光され、ハーフミラー2
6を透過しハーフミラー27で反射され、開口部を有す
るスリット29上に位相格子パターン像を形成する。ス
リット29の開口部を通過した光は、ディテクタ25に
よって検出される。ここで、投影レンズ24の倍率は、
ディテクタ5上に投影される位相格子パターン像のピッ
チと、ディテクタ5のCCDの画素ピッチとがわずかに
異なるように設定されている。また、スリット29の開
口部は、スリット29上に形成される位相格子パターン
像のピッチよりも小さく形成されている。
【0015】1次元CCDからなるディテクタ5は、図
2に示すように、奇数番目の画素の出力総和であるODD
信号Vo 、および偶数番目の画素の出力総和であるEVEN
信号Ve を出力するように構成されている。したがっ
て、スケール23がその1周期分だけピッチ方向に移動
すると、ディテクタ5のODD 信号Vo およびEVEN信号V
e もそれぞれ1周期分だけ変化する。こうして、ディテ
クタ5のODD 信号Vo またはEVEN信号Ve の位相変化を
測定することにより、スケール23の移動量を、ひいて
は位置計測すべき物体であるステージの位置を計測する
ことができる。
2に示すように、奇数番目の画素の出力総和であるODD
信号Vo 、および偶数番目の画素の出力総和であるEVEN
信号Ve を出力するように構成されている。したがっ
て、スケール23がその1周期分だけピッチ方向に移動
すると、ディテクタ5のODD 信号Vo およびEVEN信号V
e もそれぞれ1周期分だけ変化する。こうして、ディテ
クタ5のODD 信号Vo またはEVEN信号Ve の位相変化を
測定することにより、スケール23の移動量を、ひいて
は位置計測すべき物体であるステージの位置を計測する
ことができる。
【0016】また、第1実施例では、1次元CCDから
なるディテクタ5よりも応答速度の速いディテクタ25
によりスリット29の開口部を通過した光を検出するこ
とによって、スケール23が高速移動する場合にもスケ
ール23の移動量を計測することができる。すなわち、
スケール23の高速移動時にはディテクタ25の出力信
号に基づいて高い応答速度でスケール23の移動量を計
測し、スケール23の低速移動時または停止時にはディ
テクタ5の出力信号に基づいて高精度でスケール23の
移動量を計測することができる。たとえば、ディテクタ
5の出力信号の周期が0.5μmでその位相変化が14
0°でありディテクタ25のカウントが100である場
合、スケール23の移動量は100×0.5μm+(1
40/360)×0.5μm=50.194μmとな
る。
なるディテクタ5よりも応答速度の速いディテクタ25
によりスリット29の開口部を通過した光を検出するこ
とによって、スケール23が高速移動する場合にもスケ
ール23の移動量を計測することができる。すなわち、
スケール23の高速移動時にはディテクタ25の出力信
号に基づいて高い応答速度でスケール23の移動量を計
測し、スケール23の低速移動時または停止時にはディ
テクタ5の出力信号に基づいて高精度でスケール23の
移動量を計測することができる。たとえば、ディテクタ
5の出力信号の周期が0.5μmでその位相変化が14
0°でありディテクタ25のカウントが100である場
合、スケール23の移動量は100×0.5μm+(1
40/360)×0.5μm=50.194μmとな
る。
【0017】図5は、本発明の第2実施例にかかる位置
計測装置の構成を概略的に示す図である。また、図6
は、図5のスケール33において二次元的に形成された
位相格子パターンを示す図である。なお、図5におい
て、スケール33を照明するための照明系の図示が省略
されている。図6に示すように、ステージのような位置
計測すべき物体に取り付けられたスケール33には、位
相格子パターンがx方向およびy方向に沿って二次元的
に形成されている。スケール33の位相格子パターンで
発生した回折光は、投影レンズ4を介して集光され、そ
の瞳面の近傍に配置された瞳分割ミラー34に入射す
る。瞳分割ミラー34によって分割された回折光は、1
次元CCDからなる第1のディテクタ35a上および同
じく1次元CCDからなる第2のディテクタ35b上に
位相格子パターン像を形成する。
計測装置の構成を概略的に示す図である。また、図6
は、図5のスケール33において二次元的に形成された
位相格子パターンを示す図である。なお、図5におい
て、スケール33を照明するための照明系の図示が省略
されている。図6に示すように、ステージのような位置
計測すべき物体に取り付けられたスケール33には、位
相格子パターンがx方向およびy方向に沿って二次元的
に形成されている。スケール33の位相格子パターンで
発生した回折光は、投影レンズ4を介して集光され、そ
の瞳面の近傍に配置された瞳分割ミラー34に入射す
る。瞳分割ミラー34によって分割された回折光は、1
次元CCDからなる第1のディテクタ35a上および同
じく1次元CCDからなる第2のディテクタ35b上に
位相格子パターン像を形成する。
【0018】図7は、図5の瞳分割ミラー34の反射特
性および透過特性を説明する図である。また、図8
(a)は第1のディテクタ35a上に形成される位相格
子パターン像を、(b)は第2のディテクタ35b上に
形成される位相格子パターン像をそれぞれ示す図であ
る。図7に示すように、瞳分割ミラー34は、スケール
33の位相格子パターンでx方向に発生した±1次回折
光だけを反射し、y方向に発生した±1次回折光だけを
透過させる特性を有する。したがって、図8(a)に示
すように、y方向に沿って延びた第1のディテクタ35
a上には、y方向の回折光による像が形成される。ま
た、図8(b)に示すように、x方向に沿って延びた第
2のディテクタ35b上には、x方向の回折光による像
が形成される。
性および透過特性を説明する図である。また、図8
(a)は第1のディテクタ35a上に形成される位相格
子パターン像を、(b)は第2のディテクタ35b上に
形成される位相格子パターン像をそれぞれ示す図であ
る。図7に示すように、瞳分割ミラー34は、スケール
33の位相格子パターンでx方向に発生した±1次回折
光だけを反射し、y方向に発生した±1次回折光だけを
透過させる特性を有する。したがって、図8(a)に示
すように、y方向に沿って延びた第1のディテクタ35
a上には、y方向の回折光による像が形成される。ま
た、図8(b)に示すように、x方向に沿って延びた第
2のディテクタ35b上には、x方向の回折光による像
が形成される。
【0019】ここで、投影レンズ4の倍率は、ディテク
タ5aおよび5b上に投影される位相格子パターン像の
ピッチとディテクタ5aおよび5bのCCDの画素ピッ
チとがわずかに異なるように設定されている。こうし
て、ディテクタ5aのODD 信号Vo またはEVEN信号Ve
の位相変化を測定することにより、スケール33のy方
向に沿った移動量を、ひいては位置計測すべき物体であ
るステージのy方向位置を計測することができる。ま
た、ディテクタ5bのODD 信号Vo またはEVEN信号Ve
の位相変化を測定することにより、スケール33のx方
向に沿った移動量を、ひいては位置計測すべき物体であ
るステージのx方向位置を計測することができる。
タ5aおよび5b上に投影される位相格子パターン像の
ピッチとディテクタ5aおよび5bのCCDの画素ピッ
チとがわずかに異なるように設定されている。こうし
て、ディテクタ5aのODD 信号Vo またはEVEN信号Ve
の位相変化を測定することにより、スケール33のy方
向に沿った移動量を、ひいては位置計測すべき物体であ
るステージのy方向位置を計測することができる。ま
た、ディテクタ5bのODD 信号Vo またはEVEN信号Ve
の位相変化を測定することにより、スケール33のx方
向に沿った移動量を、ひいては位置計測すべき物体であ
るステージのx方向位置を計測することができる。
【0020】なお、第2実施例では、投影レンズ4の瞳
面の近傍に瞳分割ミラー34を配置することにより、ス
ケール33からの回折光をx方向の回折光とy方向の回
折光とに分割している。しかしながら、投影レンズ4を
介した回折光をハーフミラーなどで分割した後、分割さ
れた各回折光から瞳制限フィルターによりx方向の回折
光およびy方向の回折光をそれぞれ選択することもでき
る。
面の近傍に瞳分割ミラー34を配置することにより、ス
ケール33からの回折光をx方向の回折光とy方向の回
折光とに分割している。しかしながら、投影レンズ4を
介した回折光をハーフミラーなどで分割した後、分割さ
れた各回折光から瞳制限フィルターによりx方向の回折
光およびy方向の回折光をそれぞれ選択することもでき
る。
【0021】図9は、本発明の第3実施例にかかる位置
計測装置の構成を概略的に示す図である。また、図10
(a)は、図9のスケール43に形成された基準パター
ンとその像の光強度分布との関係を、(b)は図9のデ
ィテクタ5のODD 出力信号Vo と画素pix との関係を、
(c)はディテクタ5のEVEN出力信号Ve と画素pixと
の関係をそれぞれ示す図である。なお、図10(a)で
は、図示の明瞭化のために、投影レンズ4の倍率が等倍
であるときの基準パターンとその像の光強度分布との関
係を模式的に示している。
計測装置の構成を概略的に示す図である。また、図10
(a)は、図9のスケール43に形成された基準パター
ンとその像の光強度分布との関係を、(b)は図9のデ
ィテクタ5のODD 出力信号Vo と画素pix との関係を、
(c)はディテクタ5のEVEN出力信号Ve と画素pixと
の関係をそれぞれ示す図である。なお、図10(a)で
は、図示の明瞭化のために、投影レンズ4の倍率が等倍
であるときの基準パターンとその像の光強度分布との関
係を模式的に示している。
【0022】図9において、光源1から射出された光ビ
ームは、コリメートレンズ2で平行光束に変換された
後、基準パターンが形成されたスケール43を照明す
る。スケール43の基準パターンを透過した光は、投影
レンズ4を介して、1次元CCDからなるディテクタ5
上に基準パターン像を形成する。ここで、投影レンズ4
の倍率は、ディテクタ5上に投影される基準パターン像
のピッチと、ディテクタ5のCCDの画素ピッチとがわ
ずかに異なるように設定されている。
ームは、コリメートレンズ2で平行光束に変換された
後、基準パターンが形成されたスケール43を照明す
る。スケール43の基準パターンを透過した光は、投影
レンズ4を介して、1次元CCDからなるディテクタ5
上に基準パターン像を形成する。ここで、投影レンズ4
の倍率は、ディテクタ5上に投影される基準パターン像
のピッチと、ディテクタ5のCCDの画素ピッチとがわ
ずかに異なるように設定されている。
【0023】図10(a)に示すように、スケール43
に形成された基準パターン43aには、細かい周期を有
するパターン43bの情報と粗い周期を有するパターン
43cの情報とが組み込まれている。したがって、ディ
テクタ5上に投影される基準パターン像の光強度分布に
は、波形のくぼみが1つ形成される。その結果、基準パ
ターン像の光強度分布における波形のくぼみに対応し
て、ディテクタ5のODD信号Vo およびEVEN信号Ve の
1周期中にも波形のくぼみが1つ形成されることにな
る。ここで、ディテクタ5のODD 信号Vo およびEVEN信
号Ve の全体的な位相情報はパターン43bの情報に対
応するものであり、各信号の1周期中に形成された波形
のくぼみの位置情報はパターン43cの情報に対応する
ものである。
に形成された基準パターン43aには、細かい周期を有
するパターン43bの情報と粗い周期を有するパターン
43cの情報とが組み込まれている。したがって、ディ
テクタ5上に投影される基準パターン像の光強度分布に
は、波形のくぼみが1つ形成される。その結果、基準パ
ターン像の光強度分布における波形のくぼみに対応し
て、ディテクタ5のODD信号Vo およびEVEN信号Ve の
1周期中にも波形のくぼみが1つ形成されることにな
る。ここで、ディテクタ5のODD 信号Vo およびEVEN信
号Ve の全体的な位相情報はパターン43bの情報に対
応するものであり、各信号の1周期中に形成された波形
のくぼみの位置情報はパターン43cの情報に対応する
ものである。
【0024】したがって、ディテクタ5のODD 信号Vo
およびEVEN信号Ve の1周期が10μmで、その位相検
出精度が0.1μmである場合、スケール43の移動量
を10μmの範囲内において0.1μmの精度で計測す
ることが可能となる。このように、第3実施例では、広
い範囲で高精度な位置計測を行うことができるので、高
速で追従可能であるが精度の高くない位置計測装置と組
み合わせることにより、高速で且つ高精度な位置計測を
実現することが可能になる。
およびEVEN信号Ve の1周期が10μmで、その位相検
出精度が0.1μmである場合、スケール43の移動量
を10μmの範囲内において0.1μmの精度で計測す
ることが可能となる。このように、第3実施例では、広
い範囲で高精度な位置計測を行うことができるので、高
速で追従可能であるが精度の高くない位置計測装置と組
み合わせることにより、高速で且つ高精度な位置計測を
実現することが可能になる。
【0025】
【効果】以上説明したように、本発明によれば、大気の
屈折率変動などの外乱の影響を受けることなく、高精度
な位置計測を行うことのできる位置計測装置を実現する
ことができる。
屈折率変動などの外乱の影響を受けることなく、高精度
な位置計測を行うことのできる位置計測装置を実現する
ことができる。
【図1】本発明の第1実施例にかかる位置計測装置の構
成を概略的に示す図である。
成を概略的に示す図である。
【図2】(a)は、図1のスケール23に形成された位
相格子パターンとその像の光強度分布との関係を、
(b)は図1のディテクタ5のODD 出力信号Vo と画素
pixとの関係を、(c)はディテクタ5のEVEN出力信号
Ve と画素pix との関係をそれぞれ示す図である。
相格子パターンとその像の光強度分布との関係を、
(b)は図1のディテクタ5のODD 出力信号Vo と画素
pixとの関係を、(c)はディテクタ5のEVEN出力信号
Ve と画素pix との関係をそれぞれ示す図である。
【図3】本発明の位置計測装置の動作原理について説明
する図であって、本発明の位置計測装置の基本構成を示
している。
する図であって、本発明の位置計測装置の基本構成を示
している。
【図4】(a)は、図3のスケール3に形成された基準
パターンとその像の光強度分布との関係を、(b)は図
3のディテクタ5のODD 出力信号Vo と画素pix との関
係を、(c)はディテクタ5のEVEN出力信号Ve と画素
pix との関係をそれぞれ示す図である。
パターンとその像の光強度分布との関係を、(b)は図
3のディテクタ5のODD 出力信号Vo と画素pix との関
係を、(c)はディテクタ5のEVEN出力信号Ve と画素
pix との関係をそれぞれ示す図である。
【図5】本発明の第2実施例にかかる位置計測装置の構
成を概略的に示す図である。
成を概略的に示す図である。
【図6】図5のスケール33において二次元的に形成さ
れた位相格子パターンを示す図である。
れた位相格子パターンを示す図である。
【図7】図5の瞳分割ミラー34の反射特性および透過
特性を説明する図である。
特性を説明する図である。
【図8】(a)は第1のディテクタ35a上に形成され
る位相格子パターン像を、(b)は第2のディテクタ3
5b上に形成される位相格子パターン像をそれぞれ示す
図である。
る位相格子パターン像を、(b)は第2のディテクタ3
5b上に形成される位相格子パターン像をそれぞれ示す
図である。
【図9】本発明の第3実施例にかかる位置計測装置の構
成を概略的に示す図である。
成を概略的に示す図である。
【図10】(a)は、図9のスケール43に形成された
基準パターンとその像の光強度分布との関係を、(b)
は図9のディテクタ5のODD 出力信号Vo と画素pix と
の関係を、(c)はディテクタ5のEVEN出力信号Ve と
画素pix との関係をそれぞれ示す図である。
基準パターンとその像の光強度分布との関係を、(b)
は図9のディテクタ5のODD 出力信号Vo と画素pix と
の関係を、(c)はディテクタ5のEVEN出力信号Ve と
画素pix との関係をそれぞれ示す図である。
【図11】従来の位置計測装置として使用されているエ
ンコーダの動作原理を説明する図である。
ンコーダの動作原理を説明する図である。
【図12】図11のディテクタ15からの光強度信号を
模式的に示す図である。
模式的に示す図である。
1、21 光源 2、22 レンズ 3、23、33、43 スケール 4、24 投影レンズ 5、35 ディテクタ 26、27 ハーフミラー 34 瞳分割ミラー Vo ODD 出力信号 pix 画素 Ve EVEN出力信号
Claims (4)
- 【請求項1】 位置計測すべき物体に取り付けられ且つ
規則的な周期を有する基準パターンが形成されたスケー
ルと、 前記スケールに形成された前記基準パターンを所定面に
投影するための投影光学系と、 前記所定面に投影された前記基準パターンの像の周期と
わずかに異なる周期にしたがって配置された各領域を介
して前記基準パターンの像からの光を検出するためのデ
ィテクタとを備え、 前記ディテクタの出力に基づいて前記基準パターンの周
期方向に沿った前記物体の位置を計測することを特徴と
する位置計測装置。 - 【請求項2】 前記ディテクタは、1次元CCDからな
ることを特徴とする請求項1に記載の位置計測装置。 - 【請求項3】 前記基準パターンは、第1方向および第
2方向に沿って二次元的に形成された位相格子パターン
であり、 前記位相格子パターンで発生した回折光を前記第1方向
に沿った回折光と前記第2方向に沿った回折光とに分割
するための分割手段をさらに備え、 前記ディテクタは、前記分割手段を介して分割された前
記第1方向に沿った回折光に基づいて形成された前記位
相格子パターンの像を検出するための第1ディテクタ
と、前記分割手段を介して分割された前記第2方向に沿
った回折光に基づいて形成された前記位相格子パターン
の像を検出するための第2ディテクタとを有し、 前記第1ディテクタの出力に基づいて前記第1方向に沿
った前記物体の位置を計測し、前記第2ディテクタの出
力に基づいて前記第2方向に沿った前記物体の位置を計
測することを特徴とする請求項1または2に記載の位置
計測装置。 - 【請求項4】 前記分割手段は、前記投影光学系の瞳面
の近傍に配置された瞳分割ミラーであり、 前記瞳分割ミラーは、前記第1方向に沿った回折光だけ
を反射し、前記第2方向に沿った回折光だけを透過させ
る特性を有することを特徴とする請求項3に記載の位置
計測装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8277169A JPH10103917A (ja) | 1996-09-27 | 1996-09-27 | 位置計測装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8277169A JPH10103917A (ja) | 1996-09-27 | 1996-09-27 | 位置計測装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10103917A true JPH10103917A (ja) | 1998-04-24 |
Family
ID=17579774
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8277169A Pending JPH10103917A (ja) | 1996-09-27 | 1996-09-27 | 位置計測装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10103917A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008216086A (ja) * | 2007-03-06 | 2008-09-18 | Microdent:Kk | 定量化規格化(位相差)顕微鏡装置 |
| JP2009186336A (ja) * | 2008-02-06 | 2009-08-20 | Keyence Corp | 光学式変位計 |
| CN105261023A (zh) * | 2015-10-20 | 2016-01-20 | 华中科技大学 | 一种大气折射修正状态下目标重建方法 |
| JP2019075425A (ja) * | 2017-10-13 | 2019-05-16 | キヤノン株式会社 | 位置検出装置、インプリント装置および、物品製造方法 |
-
1996
- 1996-09-27 JP JP8277169A patent/JPH10103917A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008216086A (ja) * | 2007-03-06 | 2008-09-18 | Microdent:Kk | 定量化規格化(位相差)顕微鏡装置 |
| JP2009186336A (ja) * | 2008-02-06 | 2009-08-20 | Keyence Corp | 光学式変位計 |
| CN105261023A (zh) * | 2015-10-20 | 2016-01-20 | 华中科技大学 | 一种大气折射修正状态下目标重建方法 |
| JP2019075425A (ja) * | 2017-10-13 | 2019-05-16 | キヤノン株式会社 | 位置検出装置、インプリント装置および、物品製造方法 |
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