JPH10104137A - 顕微鏡標本の封入方法 - Google Patents
顕微鏡標本の封入方法Info
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- JPH10104137A JPH10104137A JP25897196A JP25897196A JPH10104137A JP H10104137 A JPH10104137 A JP H10104137A JP 25897196 A JP25897196 A JP 25897196A JP 25897196 A JP25897196 A JP 25897196A JP H10104137 A JPH10104137 A JP H10104137A
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Landscapes
- Sampling And Sample Adjustment (AREA)
- Microscoopes, Condenser (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 薄切した試料8をスライドガラス10に貼着
し、封入材9を介してカバーガラス12を、試料を覆っ
て、スライドガラスに貼着する顕微鏡標本の封入方法に
おいて、カバーガラス12の下に気泡が生じないように
する。 【解決手段】 薄切した試料8を貼着し、封入材9で覆
ったスライドガラス10をチャンバ15で気密に囲み、
カバーガラス12を吸着パッド3で吸着してチャンバ内
に保持し、チャンバ15内を排気し真空にしてカバーガ
ラス12をスライドガラス10の上に落下させる。
し、封入材9を介してカバーガラス12を、試料を覆っ
て、スライドガラスに貼着する顕微鏡標本の封入方法に
おいて、カバーガラス12の下に気泡が生じないように
する。 【解決手段】 薄切した試料8を貼着し、封入材9で覆
ったスライドガラス10をチャンバ15で気密に囲み、
カバーガラス12を吸着パッド3で吸着してチャンバ内
に保持し、チャンバ15内を排気し真空にしてカバーガ
ラス12をスライドガラス10の上に落下させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明の顕微鏡標本の封入
方法は、例えば生体から採取した組織片等を顕微鏡標本
に作製するための方法に関し、特に、薄切してスライド
ガラスに貼着した組織片を接着剤である封入材で覆い、
これにカバーガラスを重ねて、組織片が空気に曝露しな
いようにして顕微鏡標本を作製する封入操作を良好に行
ない得させる顕微鏡標本の封入方法に関する。
方法は、例えば生体から採取した組織片等を顕微鏡標本
に作製するための方法に関し、特に、薄切してスライド
ガラスに貼着した組織片を接着剤である封入材で覆い、
これにカバーガラスを重ねて、組織片が空気に曝露しな
いようにして顕微鏡標本を作製する封入操作を良好に行
ない得させる顕微鏡標本の封入方法に関する。
【0002】
【従来の技術】病院、研究所等で診断、研究のため、病
人や動物の患部その他から採取した組織片を顕微鏡で観
察することが行なわれているが、それには顕微鏡標本
(以下、単に標本という)を作製しなければならない。
人や動物の患部その他から採取した組織片を顕微鏡で観
察することが行なわれているが、それには顕微鏡標本
(以下、単に標本という)を作製しなければならない。
【0003】標本を作製するには、生物組織片を薄切し
た試料をスライドガラスに貼着し、見易いために染色
し、その上に試料を覆ってカバーガラスを重ねて取り付
ける。カバーガラスを取り付けるには、スライドガラス
に貼着した試料の上に、粘稠な接着剤である封入材を滴
下し、封入材を試料全体に広げ、この上からカバーガラ
スをスライドガラスに重ね、封入材を固化させて行な
う。スライドガラスは1mm程度の厚さを持つが、カバー
ガラスの厚さは、JIS R3702−1978に規定
されているように、0.06〜0.25mmの極めて薄い
ものである。
た試料をスライドガラスに貼着し、見易いために染色
し、その上に試料を覆ってカバーガラスを重ねて取り付
ける。カバーガラスを取り付けるには、スライドガラス
に貼着した試料の上に、粘稠な接着剤である封入材を滴
下し、封入材を試料全体に広げ、この上からカバーガラ
スをスライドガラスに重ね、封入材を固化させて行な
う。スライドガラスは1mm程度の厚さを持つが、カバー
ガラスの厚さは、JIS R3702−1978に規定
されているように、0.06〜0.25mmの極めて薄い
ものである。
【0004】カバーガラスを試料に重ねる際に、カバー
ガラスの下に空気が入り、気泡を生じると、顕微鏡観察
が妨げられるので、カバーガラスをスライドガラスに重
ねるときは、空気の介入を阻止しなければならない。試
料の上に滴下した粘稠な封入材は、次第に広がって試料
を覆うに到るが、カバーガラスを重ねるには、この広が
り方とタイミングを合せると共にカバーガラスを精度よ
く動かして行なわなければならない。封入材の広がり速
度より早くカバーガラスを動かしたり、試料に対する位
置関係がずれたりすると標本に空気が介入して気泡とな
って顕微鏡観察が阻害される。そのためにカバーガラス
の取り付け方法には従来も種々の工夫がなされていた。
ガラスの下に空気が入り、気泡を生じると、顕微鏡観察
が妨げられるので、カバーガラスをスライドガラスに重
ねるときは、空気の介入を阻止しなければならない。試
料の上に滴下した粘稠な封入材は、次第に広がって試料
を覆うに到るが、カバーガラスを重ねるには、この広が
り方とタイミングを合せると共にカバーガラスを精度よ
く動かして行なわなければならない。封入材の広がり速
度より早くカバーガラスを動かしたり、試料に対する位
置関係がずれたりすると標本に空気が介入して気泡とな
って顕微鏡観察が阻害される。そのためにカバーガラス
の取り付け方法には従来も種々の工夫がなされていた。
【0005】図9〜図11は気泡を介入させることなく
カバーガラスをスライドガラスに重ねようとする従来の
方法を行なう装置の1例を示し、特公平3−40367
号公報に記載されたものである。この装置を図9〜図1
1により説明すると、保持体1の左端に、真空源に接続
される管2を取り付ける。その下端には吸着パッド3が
取り付けられている。保持体1の右端には押圧棒4を縦
動自在に設け、その下端の押圧体5と保持体1との間に
圧縮スプリング6を介在させて、押圧体5を下方に押し
出している。7は押圧棒4の下方突出を制限するために
押圧棒4に螺着したナットである。試料8を貼着し封入
材9を滴下したスライドガラス10は載置台11に載せ
られる。
カバーガラスをスライドガラスに重ねようとする従来の
方法を行なう装置の1例を示し、特公平3−40367
号公報に記載されたものである。この装置を図9〜図1
1により説明すると、保持体1の左端に、真空源に接続
される管2を取り付ける。その下端には吸着パッド3が
取り付けられている。保持体1の右端には押圧棒4を縦
動自在に設け、その下端の押圧体5と保持体1との間に
圧縮スプリング6を介在させて、押圧体5を下方に押し
出している。7は押圧棒4の下方突出を制限するために
押圧棒4に螺着したナットである。試料8を貼着し封入
材9を滴下したスライドガラス10は載置台11に載せ
られる。
【0006】図9(第一段階)のようにカバーガラス1
2の左端を吸着パッド3により吸着する。カバーガラス
の右端は、スプリング6に押されて下方に突出する押圧
体5に押されて吸着パッド3より下降するので、カバー
ガラス12は傾斜して吸着パッド3に吸着される。
2の左端を吸着パッド3により吸着する。カバーガラス
の右端は、スプリング6に押されて下方に突出する押圧
体5に押されて吸着パッド3より下降するので、カバー
ガラス12は傾斜して吸着パッド3に吸着される。
【0007】この状態で保持体1を下降させると、図1
0(第二段階)のように、先ずカバーガラス12の右端
がスライドガラス10に接近し、封入材9を左方へ押
す。
0(第二段階)のように、先ずカバーガラス12の右端
がスライドガラス10に接近し、封入材9を左方へ押
す。
【0008】更に保持体1を下降させると、図11(第
三段階)のように、封入材9が左方へ押し広げられて試
料8を覆うに到り、更に保持体1を下降させると、封入
材9がカバーガラスの下面全体に広がると共にカバーガ
ラスが吸着パッド3と押圧体5とによりスライドガラス
に押し付けられてカバーガラスの貼着が終る。
三段階)のように、封入材9が左方へ押し広げられて試
料8を覆うに到り、更に保持体1を下降させると、封入
材9がカバーガラスの下面全体に広がると共にカバーガ
ラスが吸着パッド3と押圧体5とによりスライドガラス
に押し付けられてカバーガラスの貼着が終る。
【0009】図12は、実開昭61−56620号公報
に記載された従来装置の別例を示し、カバーガラス12
の中央部を吸着パッド3で吸着して管2を下降させ、カ
バーガラスを水平状態のまま下降させる。カバーガラス
の左端は、下降の途中で係止片13に引掛るので、カバ
ーガラス12は下降と共に傾斜して右端をスライドガラ
ス10に当接させる。更に吸着パッド3を下降させる
と、カバーガラス12は湾曲しながら封入材9を左方へ
押し広げる。次に係止片13を矢印14の方向に引込め
ると支えを失ったカバーガラス左端は、スライドガラス
10に重なり、吸着パッド3に押されてスライドガラス
10に貼着される。
に記載された従来装置の別例を示し、カバーガラス12
の中央部を吸着パッド3で吸着して管2を下降させ、カ
バーガラスを水平状態のまま下降させる。カバーガラス
の左端は、下降の途中で係止片13に引掛るので、カバ
ーガラス12は下降と共に傾斜して右端をスライドガラ
ス10に当接させる。更に吸着パッド3を下降させる
と、カバーガラス12は湾曲しながら封入材9を左方へ
押し広げる。次に係止片13を矢印14の方向に引込め
ると支えを失ったカバーガラス左端は、スライドガラス
10に重なり、吸着パッド3に押されてスライドガラス
10に貼着される。
【0010】以上に例示したように、従来は、スライド
ガラスとカバーガラスとの間に空気が介入しないように
カバーガラスを傾けたり湾曲させつつスライドガラスに
重ねるようにしていた。上記の従来例は、カバーガラス
の片側を開いた状態でスライドガラスに重ねるものであ
るが、カバーガラスの中央部を保持し、両端部を開いた
状態で湾曲させつつカバーガラスをスライドガラスに重
ねる装置も考えられている。
ガラスとカバーガラスとの間に空気が介入しないように
カバーガラスを傾けたり湾曲させつつスライドガラスに
重ねるようにしていた。上記の従来例は、カバーガラス
の片側を開いた状態でスライドガラスに重ねるものであ
るが、カバーガラスの中央部を保持し、両端部を開いた
状態で湾曲させつつカバーガラスをスライドガラスに重
ねる装置も考えられている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記したような従来の
方法は、カバーガラスを微妙に変形させつつ動かさなけ
ればならないため、装置が複雑になり、又、大気中で封
入を行なうため、封入材の広がり方によっては空気が介
入する危険があった。空気介入を避けるためには、カバ
ーガラスとスライドガラスとの位置関係を精度よく合わ
せつつ両ガラスを重ねる必要がある。即ち、粘稠性の封
入材の広がる速さに対してカバーガラスを動かす速さが
速すぎたり、両ガラスの位置関係がずれたりすると空気
が介入し気泡を発生し易い。カバーガラスとスライドガ
ラスとの相対的動きを精度よく行なうことは機構設計や
装置組立の上での困難性が大きい。
方法は、カバーガラスを微妙に変形させつつ動かさなけ
ればならないため、装置が複雑になり、又、大気中で封
入を行なうため、封入材の広がり方によっては空気が介
入する危険があった。空気介入を避けるためには、カバ
ーガラスとスライドガラスとの位置関係を精度よく合わ
せつつ両ガラスを重ねる必要がある。即ち、粘稠性の封
入材の広がる速さに対してカバーガラスを動かす速さが
速すぎたり、両ガラスの位置関係がずれたりすると空気
が介入し気泡を発生し易い。カバーガラスとスライドガ
ラスとの相対的動きを精度よく行なうことは機構設計や
装置組立の上での困難性が大きい。
【0012】
【課題を解決する為の手段】本発明は、封入材を介して
カバーガラスをスライドガラスに重ね、試料を封入する
操作を真空中で行なって、空気の存在自体をなくすこと
により空気の介入による気泡発生を防止したものであ
る。カバーガラスの貼着を200トル以下程度の真空中
で行なえば、気泡の害を十分除くことができる。
カバーガラスをスライドガラスに重ね、試料を封入する
操作を真空中で行なって、空気の存在自体をなくすこと
により空気の介入による気泡発生を防止したものであ
る。カバーガラスの貼着を200トル以下程度の真空中
で行なえば、気泡の害を十分除くことができる。
【0013】
【作用】真空中でカバーガラスをスライドガラスに重ね
るから、カバーガラスとスライドガラスとの間に空気が
進入することがなく、カバーガラスをスライドガラスに
重ねる操作の自由度が大きくなる。従ってこの操作を行
なわせるための装置として特別な機構を考慮する必要が
なく、機構設計や組立において精度を著しく高める必要
がない。
るから、カバーガラスとスライドガラスとの間に空気が
進入することがなく、カバーガラスをスライドガラスに
重ねる操作の自由度が大きくなる。従ってこの操作を行
なわせるための装置として特別な機構を考慮する必要が
なく、機構設計や組立において精度を著しく高める必要
がない。
【0014】
【発明の実施の形態】図1〜図3は、本発明の実施の態
様を封入動作に従って原理的に略示したもので、図1
(第一段階)のように、下方を開いた可動のチャンバ1
5に、真空源(真空ポンプ、真空タンク等)に通じる管
2が支持されており、チャンバ15内は排気口16によ
り真空源に通じている。管2の先端の吸着パッド3は、
カバーガラス12を吸着している。チャンバ15は、試
料8を貼着し封入材9で覆って台17の上に置いたスラ
イドガラス10の上方に位置させる。
様を封入動作に従って原理的に略示したもので、図1
(第一段階)のように、下方を開いた可動のチャンバ1
5に、真空源(真空ポンプ、真空タンク等)に通じる管
2が支持されており、チャンバ15内は排気口16によ
り真空源に通じている。管2の先端の吸着パッド3は、
カバーガラス12を吸着している。チャンバ15は、試
料8を貼着し封入材9で覆って台17の上に置いたスラ
イドガラス10の上方に位置させる。
【0015】次に図2(第二段階)のように、チャンバ
15を降下させ、チャンバ15の下端と台17の上面と
を気密に当接させ、排気口16からチャンバ15内を排
気し、チャンバ内の真空度を高める。
15を降下させ、チャンバ15の下端と台17の上面と
を気密に当接させ、排気口16からチャンバ15内を排
気し、チャンバ内の真空度を高める。
【0016】チャンバ15は、スライドガラス10を覆
う程度の小さなもので済むから、チャンバ内の真空度を
迅速に高めることができる。チャンバ内の真空度が高ま
ると、カバーガラス12を吸着パッド3に押し付ける力
が弱くなり、カバーガラス12は図3(第三段階)のよ
うにスライドガラス10に向けて落下し、試料8、封入
材9を覆うに到る。封入材9はカバーガラスの落下前に
広がり、又はカバーガラスの落下後に広がって試料8の
全体を覆うから、試料8はカバーガラス12とスライド
ガラス10との間に空気を介在させることなく封入され
ることになる。
う程度の小さなもので済むから、チャンバ内の真空度を
迅速に高めることができる。チャンバ内の真空度が高ま
ると、カバーガラス12を吸着パッド3に押し付ける力
が弱くなり、カバーガラス12は図3(第三段階)のよ
うにスライドガラス10に向けて落下し、試料8、封入
材9を覆うに到る。封入材9はカバーガラスの落下前に
広がり、又はカバーガラスの落下後に広がって試料8の
全体を覆うから、試料8はカバーガラス12とスライド
ガラス10との間に空気を介在させることなく封入され
ることになる。
【0017】上記のようにしてカバーガラスが落下した
後、管2から空気を吹き込み、風圧によりカバーガラス
をスライドガラスに押しつけることができる。この押し
つけを一層強くしたいときは、図3に鎖線で示したよう
に、管2の壁を気密に貫通する押棒18を押し下げて、
カバーガラス12をスライドガラス10に押し付けるこ
とができる。管2と押棒18との摺動部を耐圧性ベロー
ズ34で覆うようにすれば、この摺動部の気密を良好に
保つことができる。又は管2をチャンバ内に向けて気密
的に摺動させてもよい。
後、管2から空気を吹き込み、風圧によりカバーガラス
をスライドガラスに押しつけることができる。この押し
つけを一層強くしたいときは、図3に鎖線で示したよう
に、管2の壁を気密に貫通する押棒18を押し下げて、
カバーガラス12をスライドガラス10に押し付けるこ
とができる。管2と押棒18との摺動部を耐圧性ベロー
ズ34で覆うようにすれば、この摺動部の気密を良好に
保つことができる。又は管2をチャンバ内に向けて気密
的に摺動させてもよい。
【0018】図4のように、吸着パッド3の吸着面積を
S、吸着パッド内の圧力をP1 、チャンバ15内の圧力
をP2 、カバーガラス12の質量をm、重力の加速度を
g、鉛直下向き方向を正にした長さをxとすれば、次の
運動方程式ができる。
S、吸着パッド内の圧力をP1 、チャンバ15内の圧力
をP2 、カバーガラス12の質量をm、重力の加速度を
g、鉛直下向き方向を正にした長さをxとすれば、次の
運動方程式ができる。
【0019】
【数1】
【0020】
【数2】 の場合にカバーガラスは落下するのでカバーガラスが落
下するときは mg+P1 S−P2 S≧0
下するときは mg+P1 S−P2 S≧0
【0021】即ち、チャンバ内の圧力が
【数3】 のときカバーガラスは落下することになる。
【0022】このように、圧力P1 、P2 を調整するこ
とにより真空にしたチャンバ15内でカバーガラス12
を吸着パッド3から離して落下させることができる。
とにより真空にしたチャンバ15内でカバーガラス12
を吸着パッド3から離して落下させることができる。
【0023】管2、排気口16を同じ真空源に接続する
と、P1 =P2 になり、この場合もカバーガラス12
は、自身の重さで落下する訳であるが、薄くて軽いカバ
ーガラスが吸着パッド3に付着して落下し難い場合は、
前記した押棒18を真空中で縦動させてカバーガラスを
落下させるようにすることもできる。
と、P1 =P2 になり、この場合もカバーガラス12
は、自身の重さで落下する訳であるが、薄くて軽いカバ
ーガラスが吸着パッド3に付着して落下し難い場合は、
前記した押棒18を真空中で縦動させてカバーガラスを
落下させるようにすることもできる。
【0024】図5〜図7は上記本発明の方法を実施する
ための装置を更に具体化した装置を略示し、図5はカバ
ーガラスを吸着する第一段階の状態を、図6はチャンバ
をスライドガラス上に移動させた第二段階の状態を、図
7はカバーガラスを落下させた第三段階の状態を略示す
る各縦断面図である。
ための装置を更に具体化した装置を略示し、図5はカバ
ーガラスを吸着する第一段階の状態を、図6はチャンバ
をスライドガラス上に移動させた第二段階の状態を、図
7はカバーガラスを落下させた第三段階の状態を略示す
る各縦断面図である。
【0025】図5において、基板19の左部には上面に
凹凸のある第一の載置台20が取り付けてあり、カバー
ガラス12は1枚ずつこれに載せられる。チャンバ15
には前述の排気口16がなく、吸着パッド3のついた管
2がチャンバ15をベローズ34により気密に且つ縦動
自在に貫通している。管2は可撓耐圧管により真空源2
7に接続される。チャンバ15を第一の載置台20を覆
って基板19に載せたときチャンバ内に空気が進入でき
るように基板19のチャンバ下端が当る部分には突起2
1を設ける。基板19の右部には、試料8、封入材9を
添着したスライドガラス10を載せる第二の載置台22
を定置し、その周囲にチャンバ15の下端に当接する環
状の気密保持用のパッキン23を設ける。基板19に
は、パッキン23内に位置する排気口24を開口させ、
これを管25により真空源27に通じさせる。管25に
は排気口24を真空源及び大気に切換えて通じさせる第
一の三方弁26を設ける。管2には、チャンバ15内
を、真空源27又は通気抵抗体28を介して大気に切換
え通じさせる第二の三方弁29を設ける。この装置によ
り封入作業を行なうには、次のように操作する。
凹凸のある第一の載置台20が取り付けてあり、カバー
ガラス12は1枚ずつこれに載せられる。チャンバ15
には前述の排気口16がなく、吸着パッド3のついた管
2がチャンバ15をベローズ34により気密に且つ縦動
自在に貫通している。管2は可撓耐圧管により真空源2
7に接続される。チャンバ15を第一の載置台20を覆
って基板19に載せたときチャンバ内に空気が進入でき
るように基板19のチャンバ下端が当る部分には突起2
1を設ける。基板19の右部には、試料8、封入材9を
添着したスライドガラス10を載せる第二の載置台22
を定置し、その周囲にチャンバ15の下端に当接する環
状の気密保持用のパッキン23を設ける。基板19に
は、パッキン23内に位置する排気口24を開口させ、
これを管25により真空源27に通じさせる。管25に
は排気口24を真空源及び大気に切換えて通じさせる第
一の三方弁26を設ける。管2には、チャンバ15内
を、真空源27又は通気抵抗体28を介して大気に切換
え通じさせる第二の三方弁29を設ける。この装置によ
り封入作業を行なうには、次のように操作する。
【0026】(1) 図5のように、第一の載置台20に1
枚のカバーガラス12を載せ、この載置台を覆ってチャ
ンバ15を突起21に載せる。第二の三方弁29を真空
源27に通じさせ、管2を下降させて吸着パッド3をカ
バーガラス12に近づけると、カバーガラス12はパッ
ド3に吸着される。チャンバ15内は、突起21の間か
ら進入する空気のため大気圧になっている。
枚のカバーガラス12を載せ、この載置台を覆ってチャ
ンバ15を突起21に載せる。第二の三方弁29を真空
源27に通じさせ、管2を下降させて吸着パッド3をカ
バーガラス12に近づけると、カバーガラス12はパッ
ド3に吸着される。チャンバ15内は、突起21の間か
ら進入する空気のため大気圧になっている。
【0027】(2) 次に、図6のように、チャンバ15
を、スライドガラス10を載せた第二の載置台22を覆
う位置に移動させ、気密用パッキン23に載せる。第一
の三方弁26を真空源27に通じさせる。チャンバ15
の下端は環状のパッキン23の上に載っているから、チ
ャンバ15内は真空になる。この状態において管2を下
降させ、カバーガラス12をスライドガラス10に近づ
ける。吸着パッド3内とチャンバ15内とは同じ真空源
27に通じているので、カバーガラス12の両面に同じ
真空圧が作用しているから、カバーガラスはその重さの
ためスライドガラス上に落下する訳であるが、吸着パッ
ド3との付着力のためカバーガラスが落下しないおそれ
があるから、更に、図7のように、第二の三方弁29を
通気抵抗体28側に通じさせると、微量の空気がパッド
3内に入り、カバーガラスの落下を助長する。更に管2
を下降させれば、カバーガラス12をスライドガラス1
0に押し付けて、封入材9を一層圧扁し、カバーガラス
をスライドガラスに一層密着させることができる。
を、スライドガラス10を載せた第二の載置台22を覆
う位置に移動させ、気密用パッキン23に載せる。第一
の三方弁26を真空源27に通じさせる。チャンバ15
の下端は環状のパッキン23の上に載っているから、チ
ャンバ15内は真空になる。この状態において管2を下
降させ、カバーガラス12をスライドガラス10に近づ
ける。吸着パッド3内とチャンバ15内とは同じ真空源
27に通じているので、カバーガラス12の両面に同じ
真空圧が作用しているから、カバーガラスはその重さの
ためスライドガラス上に落下する訳であるが、吸着パッ
ド3との付着力のためカバーガラスが落下しないおそれ
があるから、更に、図7のように、第二の三方弁29を
通気抵抗体28側に通じさせると、微量の空気がパッド
3内に入り、カバーガラスの落下を助長する。更に管2
を下降させれば、カバーガラス12をスライドガラス1
0に押し付けて、封入材9を一層圧扁し、カバーガラス
をスライドガラスに一層密着させることができる。
【0028】カバーガラスの取り付けが終ったならば、
第一の三方弁26を大気側に切換えてチャンバ15内を
大気圧にすれば、チャンバ15を第二の載置台22の上
から離して再び第一の載置台20の上に移動させること
ができ、更に上記と同様に管2の縦動、両三方弁26、
29の切り換え等を行なって、次のカバーガラス貼着を
行なえる。
第一の三方弁26を大気側に切換えてチャンバ15内を
大気圧にすれば、チャンバ15を第二の載置台22の上
から離して再び第一の載置台20の上に移動させること
ができ、更に上記と同様に管2の縦動、両三方弁26、
29の切り換え等を行なって、次のカバーガラス貼着を
行なえる。
【0029】上記の例は、吸着パッド3とチャンバ15
との真空源を同一にした場合であるが、別個の真空源を
使用し吸着パッドに使用する真空圧を少し高く(P1 >
P2)しておけば、第二の三方弁29、通気抵抗体28
は不要になる。
との真空源を同一にした場合であるが、別個の真空源を
使用し吸着パッドに使用する真空圧を少し高く(P1 >
P2)しておけば、第二の三方弁29、通気抵抗体28
は不要になる。
【0030】上記の例は、吸着パッドによりカバーガラ
スを保持してスライドガラスの上方へ移動させ、真空圧
の変化によりこれを落下させるものであるが、図8に示
す第2例は、カバーガラスを機械的に落下させるもので
ある。即ち、基板19に四角筒状の気密室30を固定
し、これに枢軸31の囲りに回動して開閉される気密蓋
32を設ける。気密室30の対向する側壁に、気密室外
からの操作により回動する支持板33、33を設ける。
気密室30内には載置台22があり、気密室内は管2
5、三方弁26により真空源27又は大気に通じさせ
る。
スを保持してスライドガラスの上方へ移動させ、真空圧
の変化によりこれを落下させるものであるが、図8に示
す第2例は、カバーガラスを機械的に落下させるもので
ある。即ち、基板19に四角筒状の気密室30を固定
し、これに枢軸31の囲りに回動して開閉される気密蓋
32を設ける。気密室30の対向する側壁に、気密室外
からの操作により回動する支持板33、33を設ける。
気密室30内には載置台22があり、気密室内は管2
5、三方弁26により真空源27又は大気に通じさせ
る。
【0031】この装置により封入を行なうには、先ず載
置台22に試料を貼着し封入材を滴下したスライドガラ
ス10を載せ、支持板33、33にカバーガラス12を
載せて気密蓋32を閉じる。次に三方弁26を真空源2
7に通じさせて気密室30内を真空にすると共に支持板
33を矢印方向に回動させると、カバーガラス12はス
ライドガラス10の上に落下して封入が行なわれる。
置台22に試料を貼着し封入材を滴下したスライドガラ
ス10を載せ、支持板33、33にカバーガラス12を
載せて気密蓋32を閉じる。次に三方弁26を真空源2
7に通じさせて気密室30内を真空にすると共に支持板
33を矢印方向に回動させると、カバーガラス12はス
ライドガラス10の上に落下して封入が行なわれる。
【0032】
【発明の効果】本発明は、真空中でカバーガラスをスラ
イドガラスに重ね貼着するものであるから、気泡が介入
するおそれが絶無である。従って、顕微鏡観察の際に気
泡のため観察が妨げられることのない良好な標本を得る
ことができる。機構設計も容易になる。
イドガラスに重ね貼着するものであるから、気泡が介入
するおそれが絶無である。従って、顕微鏡観察の際に気
泡のため観察が妨げられることのない良好な標本を得る
ことができる。機構設計も容易になる。
【図1】本発明の封入方法の第一段階を原理的に示す縦
断面略図。
断面略図。
【図2】同じく第二段階を示す縦断面略図。
【図3】同じく第三段階を示す縦断面略図。
【図4】吸着パッド内とチャンバ内との圧力によるカバ
ーガラス吸着状態を示す縦断面略図。
ーガラス吸着状態を示す縦断面略図。
【図5】本発明の方法の実施に使用する装置の第1例に
よる封入の第一段階を示す縦断面略図。
よる封入の第一段階を示す縦断面略図。
【図6】同じく第二段階を示す同様の略図。
【図7】同じく第三段階を示す同様の略図。
【図8】本発明の方法の実施に使用する装置の第2例を
示す縦断面略図。
示す縦断面略図。
【図9】従来の封入装置の第1例による封入の第一段階
を示す側面図。
を示す側面図。
【図10】同じく第二段階を示す側面図。
【図11】同じく第三段階を示す側面図。
【図12】従来の封入装置の第2例を示す側面図。
1 保持体 2 管 3 吸着パッド 4 押圧棒 5 押圧体 6 圧縮スプリング 7 ナット 8 試料 9 封入材 10 スライドガラス 11 載置台 12 カバーガラス 13 係止片 14 矢印 15 チャンバ 16 排気口 17 台 18 押棒 19 基板 20 第一の載置台 21 突起 22 第二の載置台 23 パッキン 24 排気口 25 管 26 第一の三方弁 27 真空源 28 通気抵抗体 29 第二の三方弁 30 気密室 31 枢軸 32 気密蓋 33 支持板 34 ベローズ
Claims (1)
- 【請求項1】 薄切した試料を貼着したスライドガラス
に、封入材を介して試料を覆うカバーガラスを貼着して
顕微鏡標本とする操作を、真空中で行なうことを特徴と
する顕微鏡標本の封入方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25897196A JPH10104137A (ja) | 1996-09-30 | 1996-09-30 | 顕微鏡標本の封入方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25897196A JPH10104137A (ja) | 1996-09-30 | 1996-09-30 | 顕微鏡標本の封入方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10104137A true JPH10104137A (ja) | 1998-04-24 |
Family
ID=17327567
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25897196A Pending JPH10104137A (ja) | 1996-09-30 | 1996-09-30 | 顕微鏡標本の封入方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10104137A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6302985B1 (en) | 1996-12-18 | 2001-10-16 | Kabushiki Kaisha Tiyoda Seisakusho | Method of adhering cover glass and cover glass adhering device |
| JP2013516647A (ja) * | 2009-12-31 | 2013-05-13 | アボット ポイント オブ ケア インコーポレイテッド | 分析チャンバーの平面動作を確保する方法及び装置 |
| CN120538911A (zh) * | 2025-07-29 | 2025-08-26 | 中国农业科学院草原研究所 | 一种染色体实验用敲片装置 |
-
1996
- 1996-09-30 JP JP25897196A patent/JPH10104137A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6302985B1 (en) | 1996-12-18 | 2001-10-16 | Kabushiki Kaisha Tiyoda Seisakusho | Method of adhering cover glass and cover glass adhering device |
| JP2013516647A (ja) * | 2009-12-31 | 2013-05-13 | アボット ポイント オブ ケア インコーポレイテッド | 分析チャンバーの平面動作を確保する方法及び装置 |
| CN120538911A (zh) * | 2025-07-29 | 2025-08-26 | 中国农业科学院草原研究所 | 一种染色体实验用敲片装置 |
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