JPH10104263A - 半導体加速度センサおよびその製造方法 - Google Patents
半導体加速度センサおよびその製造方法Info
- Publication number
- JPH10104263A JPH10104263A JP8279995A JP27999596A JPH10104263A JP H10104263 A JPH10104263 A JP H10104263A JP 8279995 A JP8279995 A JP 8279995A JP 27999596 A JP27999596 A JP 27999596A JP H10104263 A JPH10104263 A JP H10104263A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weight
- cap
- pedestal
- acceleration sensor
- depression
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Pressure Sensors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 シール構造で、位相遅れの少ない半導体加速
度センサを提供する。 【解決手段】 p型シリコン基板17上に形成されたn
型エピタキシャル層9からなり、シリコン基板17を選
択的にエッチングして、肉薄の梁2により重り部3を両
側から周囲のフレーム4に懸架、支持する梁構造体を作
る。梁2の両側には梁2の応力を感知する4つのp型ピ
エゾ抵抗6が拡散形成されている。梁構造体のフレーム
の上下両面には、台座1とキャップ5が接合されてい
る。台座1とキャップ5はそれぞれ重り部23と対向す
る窪みを有して、窪みの深さdは重り部3が加速度に応
じて上下に変位時に、エア・ダンピングを起こさないよ
うに設定されている。これにより、重り部はエア・ダン
ピングを受けずに加速度信号に応答でき、ピエゾ抵抗が
ほぼ時間遅れなしに加速度信号を感知し、検出される信
号に、位相遅れに起因する出力誤差が大幅に低減される
効果が得られる。
度センサを提供する。 【解決手段】 p型シリコン基板17上に形成されたn
型エピタキシャル層9からなり、シリコン基板17を選
択的にエッチングして、肉薄の梁2により重り部3を両
側から周囲のフレーム4に懸架、支持する梁構造体を作
る。梁2の両側には梁2の応力を感知する4つのp型ピ
エゾ抵抗6が拡散形成されている。梁構造体のフレーム
の上下両面には、台座1とキャップ5が接合されてい
る。台座1とキャップ5はそれぞれ重り部23と対向す
る窪みを有して、窪みの深さdは重り部3が加速度に応
じて上下に変位時に、エア・ダンピングを起こさないよ
うに設定されている。これにより、重り部はエア・ダン
ピングを受けずに加速度信号に応答でき、ピエゾ抵抗が
ほぼ時間遅れなしに加速度信号を感知し、検出される信
号に、位相遅れに起因する出力誤差が大幅に低減される
効果が得られる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体加速度セ
ンサに係り、とくに加速度を感知する重りの応答性を向
上させた半導体加速度センサの構成とその製造方法に関
する。
ンサに係り、とくに加速度を感知する重りの応答性を向
上させた半導体加速度センサの構成とその製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の半導体加速度センサとしては、例
えば米国特許第5、103、667号に開示されている
ようなものがある。これは、図5に示されるように、シ
リコン基板40を底面から異方性エッチングして、形成
した薄肉の梁22によって、重り部23を周囲の肉厚の
フレーム24に支持する。このシリコン基板40の上下
両面には、台座21とキャップ25が接合され、サンド
ウィッチ構造となっている。台座21とキャップ25は
それぞれ重り部23と対向する窪みを有して、重り部2
3が加速度に応じて上下に変位可能な空間を作ってい
る。
えば米国特許第5、103、667号に開示されている
ようなものがある。これは、図5に示されるように、シ
リコン基板40を底面から異方性エッチングして、形成
した薄肉の梁22によって、重り部23を周囲の肉厚の
フレーム24に支持する。このシリコン基板40の上下
両面には、台座21とキャップ25が接合され、サンド
ウィッチ構造となっている。台座21とキャップ25は
それぞれ重り部23と対向する窪みを有して、重り部2
3が加速度に応じて上下に変位可能な空間を作ってい
る。
【0003】梁22上にはピエゾ抵抗26が形成されて
いて、シリコン基板40の主面と略垂直方向に加速度が
印加されるときに、梁22がたわんで応力が生じ、ピエ
ゾ抵抗26の抵抗値が変化して加速度を検出できるよう
になっている。また、キャップ25は右端の一部が切除
され、ここのフレーム24にはピエゾ抵抗26の出力を
外部へ取り出すためのパッド電極30が形成されてい
る。さらに、キャップ25の窪みの中には重り部23と
対向して電極29が形成されていて、この電極29と重
り部23の間に電圧を印加すると静電力が生じ、重り部
23に加速度印加時と同様な出力を発生させることがで
きるので、センサ機能の自己診断ができるような構成と
なっている。
いて、シリコン基板40の主面と略垂直方向に加速度が
印加されるときに、梁22がたわんで応力が生じ、ピエ
ゾ抵抗26の抵抗値が変化して加速度を検出できるよう
になっている。また、キャップ25は右端の一部が切除
され、ここのフレーム24にはピエゾ抵抗26の出力を
外部へ取り出すためのパッド電極30が形成されてい
る。さらに、キャップ25の窪みの中には重り部23と
対向して電極29が形成されていて、この電極29と重
り部23の間に電圧を印加すると静電力が生じ、重り部
23に加速度印加時と同様な出力を発生させることがで
きるので、センサ機能の自己診断ができるような構成と
なっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の加
速度センサにあっては、センサの応答性の観点からのエ
ア・ギャップの大きさについての検討はとくに行なわれ
ておらず、過大な加速度が加わった時重り部が窪みの底
部に当接して梁の過大な変位を防止することが考えられ
ている程度であった。したがって重り部23と上下に配
置されているキャップ25、台座21との間に存在する
エアキャップ27、28は通常数μm程度である。
速度センサにあっては、センサの応答性の観点からのエ
ア・ギャップの大きさについての検討はとくに行なわれ
ておらず、過大な加速度が加わった時重り部が窪みの底
部に当接して梁の過大な変位を防止することが考えられ
ている程度であった。したがって重り部23と上下に配
置されているキャップ25、台座21との間に存在する
エアキャップ27、28は通常数μm程度である。
【0005】しかしながら、上記のようなエア・ギャッ
プの大きさでは、重り部23が高速変位時に、エア・ダ
ンピング影響を受けることになる。これによって重り部
23と梁22からなる振動系の共振は抑さえられるが、
かなりの位相遅れがもたらされる。この位相遅れは共振
周波数の1/10程度の周波数においても相当有るた
め、使用に制限を受けることになり、とくに位相を含め
て高精度で加速度を検出するような用途には使うことが
できないという問題点があった。
プの大きさでは、重り部23が高速変位時に、エア・ダ
ンピング影響を受けることになる。これによって重り部
23と梁22からなる振動系の共振は抑さえられるが、
かなりの位相遅れがもたらされる。この位相遅れは共振
周波数の1/10程度の周波数においても相当有るた
め、使用に制限を受けることになり、とくに位相を含め
て高精度で加速度を検出するような用途には使うことが
できないという問題点があった。
【0006】また、上記サンドウィッチ構造の加速度セ
ンサにおいては、キャップ25の右側端部の切除は、キ
ャップ25とフレーム24そして台座21を接合してか
ら行なうため、キャップ25にはパッド電極30と接触
しないような空隙が設けられている。この空隙は通常窪
みと一緒に形成されるため、窪みと同様な深さを有す
る。したがって、ダイヤモンド砥石などで切る時に、そ
の隙間を越えてパッド電極を破損させてしまう恐れがあ
るという問題もある。この発明は、上記のような従来の
問題点に着目してなされたもので、エアダンビングの影
響を無視できるような構造にし、応答性のよい半導体加
速度センサを提供することを目的としている。
ンサにおいては、キャップ25の右側端部の切除は、キ
ャップ25とフレーム24そして台座21を接合してか
ら行なうため、キャップ25にはパッド電極30と接触
しないような空隙が設けられている。この空隙は通常窪
みと一緒に形成されるため、窪みと同様な深さを有す
る。したがって、ダイヤモンド砥石などで切る時に、そ
の隙間を越えてパッド電極を破損させてしまう恐れがあ
るという問題もある。この発明は、上記のような従来の
問題点に着目してなされたもので、エアダンビングの影
響を無視できるような構造にし、応答性のよい半導体加
速度センサを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】このため、本発明は、半
導体基板を選択的にエッチングして形成され、肉薄の梁
で肉厚の重り部を周囲の肉厚のフレーム部を懸架、支持
する構造体と、前記梁上に形成され、該梁上の応力を検
出するためのピエゾ抵抗と、前記重り部を包含する領域
に対応した窪み部を有する台座と、前記重り部を包含す
る領域に対応した窪み部を有するキャップとを備え、前
記台座と前記キャップが窪みを対向させ前記半導体基板
を挟むように前記フレーム部に接合されて構成される半
導体加速度センサにおいて、前記重り部と前記窪みの対
向面積S、梁のばね常数k、台座とキャップによりシー
ルされた気体の粘度μに対して、前記重り部と前記窪み
の間に形成するエア・ギャップの長さdが次式を満足す
るように前記窪みの深さが設定されるものとした。
導体基板を選択的にエッチングして形成され、肉薄の梁
で肉厚の重り部を周囲の肉厚のフレーム部を懸架、支持
する構造体と、前記梁上に形成され、該梁上の応力を検
出するためのピエゾ抵抗と、前記重り部を包含する領域
に対応した窪み部を有する台座と、前記重り部を包含す
る領域に対応した窪み部を有するキャップとを備え、前
記台座と前記キャップが窪みを対向させ前記半導体基板
を挟むように前記フレーム部に接合されて構成される半
導体加速度センサにおいて、前記重り部と前記窪みの対
向面積S、梁のばね常数k、台座とキャップによりシー
ルされた気体の粘度μに対して、前記重り部と前記窪み
の間に形成するエア・ギャップの長さdが次式を満足す
るように前記窪みの深さが設定されるものとした。
【数2】
【0008】前記台座およびキャップはガラス基板から
作られ、その窪みはHF系エッチ液によって前記式を満
足するような深さまでエッチングして形成される。その
エッチングを行なうに際して、ガラス基板にa−Si膜
を蒸着し、パターンニングした後アニールしてマスク材
として形成させる。そして、エッチングは2段に分けら
れ、a−Si膜のマスクを用いて、ある程度の深さまで
第1のエッチングを行なった後、前記マスク材を除去
し、再度a−Si膜を蒸着し、前記より所定の大きさで
小さくした窪みパターンでパターンニングをした後アニ
ールしてマスク材とし、所定の深さまで第2のエッチン
グを行なって窪みを形成する。
作られ、その窪みはHF系エッチ液によって前記式を満
足するような深さまでエッチングして形成される。その
エッチングを行なうに際して、ガラス基板にa−Si膜
を蒸着し、パターンニングした後アニールしてマスク材
として形成させる。そして、エッチングは2段に分けら
れ、a−Si膜のマスクを用いて、ある程度の深さまで
第1のエッチングを行なった後、前記マスク材を除去
し、再度a−Si膜を蒸着し、前記より所定の大きさで
小さくした窪みパターンでパターンニングをした後アニ
ールしてマスク材とし、所定の深さまで第2のエッチン
グを行なって窪みを形成する。
【0009】
【作用】本発明では、半導体基板と略垂直方向に加速度
が印加されると、重り部が変位し、梁に歪み応力が生じ
る。そして、ピエゾ抵抗が歪み応力に対応した抵抗値変
化を生じ、その抵抗値の変化を元に加速度信号が検出さ
れる。台座とキャップには重り部と所定のエア・ギャッ
プ長dをもって対向する窪みの深さが設定されているた
め、重り部が変位時に、エア・ダンピングを起こすこと
なく、ほぼ時間遅れなしに加速度信号に応答し、これに
より重り部と梁からなる振動系の共振周波数の近くまで
顕著な位相遅れを起こさずに加速度を検出できる。
が印加されると、重り部が変位し、梁に歪み応力が生じ
る。そして、ピエゾ抵抗が歪み応力に対応した抵抗値変
化を生じ、その抵抗値の変化を元に加速度信号が検出さ
れる。台座とキャップには重り部と所定のエア・ギャッ
プ長dをもって対向する窪みの深さが設定されているた
め、重り部が変位時に、エア・ダンピングを起こすこと
なく、ほぼ時間遅れなしに加速度信号に応答し、これに
より重り部と梁からなる振動系の共振周波数の近くまで
顕著な位相遅れを起こさずに加速度を検出できる。
【0010】前記台座またはキャップがガラス基板から
作られ、その窪みはHF系エッチ液によってエッチング
して形成されるので、HF系エッチ液と化学反応が起き
ないa−Siをマスク材に用いることが可能となる。そ
してこのa−Siをガラス基板に蒸着し、アニールする
と密着性が向上し、高濃度のHF系エッチで長時間エッ
チングしても、密着不良とならないため、窪みを深く形
成することが可能となる。さらに、エッチングを2段に
分けて行なうと、窪みはより深く形成することができる
とともに、第2のエッチングを行なう際のマスクを第1
のエッチングより窪みパターンを所定の大きさで小さく
することで、マスク下へのアンダーカット量が低減さ
れ、窪み形状のパターンニング精度が向上する。
作られ、その窪みはHF系エッチ液によってエッチング
して形成されるので、HF系エッチ液と化学反応が起き
ないa−Siをマスク材に用いることが可能となる。そ
してこのa−Siをガラス基板に蒸着し、アニールする
と密着性が向上し、高濃度のHF系エッチで長時間エッ
チングしても、密着不良とならないため、窪みを深く形
成することが可能となる。さらに、エッチングを2段に
分けて行なうと、窪みはより深く形成することができる
とともに、第2のエッチングを行なう際のマスクを第1
のエッチングより窪みパターンを所定の大きさで小さく
することで、マスク下へのアンダーカット量が低減さ
れ、窪み形状のパターンニング精度が向上する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態について
実施例により説明する。図1は、実施例の構成を示す半
導体加速度センサの断面図である。p型シリコン基板1
7の上に順次n型エピタキシャル層9、シリコン酸化膜
11が形成され、p型シリコン基板17を裏面からエッ
チングにより中央部に重り部3と、重り部3を取り囲む
フレーム4、そして重り部3とフレーム4を結ぶ薄肉の
梁2からなる梁構造が構成されている。これにより、重
り部3は肉薄の梁2によって両側から周囲のフレーム4
に懸架、支持される。
実施例により説明する。図1は、実施例の構成を示す半
導体加速度センサの断面図である。p型シリコン基板1
7の上に順次n型エピタキシャル層9、シリコン酸化膜
11が形成され、p型シリコン基板17を裏面からエッ
チングにより中央部に重り部3と、重り部3を取り囲む
フレーム4、そして重り部3とフレーム4を結ぶ薄肉の
梁2からなる梁構造が構成されている。これにより、重
り部3は肉薄の梁2によって両側から周囲のフレーム4
に懸架、支持される。
【0012】n型エピタキシャル層9で構成された梁2
の両側、フレーム4と重り部3の近傍には表面から4つ
のp型ピエゾ抵抗6が拡散形成されていて、図示しない
電極結線によりホイートストン・ブリッジ回路が形成さ
れている。ホイートストン・ブリッジ回路の出力信号は
p型シリコン基板17の右端に形成されたパッド電極1
0から取り出せるようになっている。シリコン基板17
のn型エピタキシャル層9の表面には保護用のシリコン
酸化膜11が形成されている。
の両側、フレーム4と重り部3の近傍には表面から4つ
のp型ピエゾ抵抗6が拡散形成されていて、図示しない
電極結線によりホイートストン・ブリッジ回路が形成さ
れている。ホイートストン・ブリッジ回路の出力信号は
p型シリコン基板17の右端に形成されたパッド電極1
0から取り出せるようになっている。シリコン基板17
のn型エピタキシャル層9の表面には保護用のシリコン
酸化膜11が形成されている。
【0013】この梁構造は、そのフレーム4が重り部3
と対向するような窪みを有するパイレックス・ガラスか
らなる台座1上に陽極接合されている。一方、フレーム
4の表面にも重り部3と対向するよう窪みを有するパイ
レックス・ガラスからなるキャップ5がシリコン酸化膜
11を介して陽極接合されている。これにより、内部に
梁2および重り3を収納するキャビティが形成されてい
る。重り部3と上下窪みとの間にはそれぞれ重り部3が
加速度に応答して変位可能なエア・ギャップ7、8が形
成されている。
と対向するような窪みを有するパイレックス・ガラスか
らなる台座1上に陽極接合されている。一方、フレーム
4の表面にも重り部3と対向するよう窪みを有するパイ
レックス・ガラスからなるキャップ5がシリコン酸化膜
11を介して陽極接合されている。これにより、内部に
梁2および重り3を収納するキャビティが形成されてい
る。重り部3と上下窪みとの間にはそれぞれ重り部3が
加速度に応答して変位可能なエア・ギャップ7、8が形
成されている。
【0014】エア・ギャップ7、8の長さdは、重り部
3が変位時のダンピング・ファクターhが0.01以下
で、エア・ダンピングの影響が無視できるように大きく
してある。すなわち重り部3の対向面積をS、キャビテ
ィ内の気体の粘度をμ、重り部の質量をm、重り部3の
上下方向変位に対応する梁2のばね定数をkとすると、
ギャップ長dは式(1)を満足するように設定されてい
る。
3が変位時のダンピング・ファクターhが0.01以下
で、エア・ダンピングの影響が無視できるように大きく
してある。すなわち重り部3の対向面積をS、キャビテ
ィ内の気体の粘度をμ、重り部の質量をm、重り部3の
上下方向変位に対応する梁2のばね定数をkとすると、
ギャップ長dは式(1)を満足するように設定されてい
る。
【数3】
【0015】図2はダンピング・ファクタ−hを変えた
時の振幅と位相の周波数特性を示す。(a)は振幅の周
波数特性を示す図で、(b)は位相の周波数特性を示す
図である。横軸は入力加速度の周波数を共振周波数で割
った正規化周波数であり、縦軸は入力加速度の振幅を低
周波数側の振幅で割った正規化振幅および位相である。
h=0.707が臨界ダンピング・ファクタ−で、低周
波数側でかなりの位相遅れを生じている。ダンピング・
ファクタ−hが小さくなっていくと共振のピークが段々
高くなっていくとともに低周波側での位相遅れは小さく
なっていく。共振周波数f0の1/5の周波数まで測定
する場合を考えると、f0/5での位相遅れは臨界ダン
ピングで16.5度もあるのに対して、h=0.1では
2.4度とかなり小さくなっている。h=0.01のと
きは図示しないが演算では0.24度となり、ほぼ無視
できるレベルになる。
時の振幅と位相の周波数特性を示す。(a)は振幅の周
波数特性を示す図で、(b)は位相の周波数特性を示す
図である。横軸は入力加速度の周波数を共振周波数で割
った正規化周波数であり、縦軸は入力加速度の振幅を低
周波数側の振幅で割った正規化振幅および位相である。
h=0.707が臨界ダンピング・ファクタ−で、低周
波数側でかなりの位相遅れを生じている。ダンピング・
ファクタ−hが小さくなっていくと共振のピークが段々
高くなっていくとともに低周波側での位相遅れは小さく
なっていく。共振周波数f0の1/5の周波数まで測定
する場合を考えると、f0/5での位相遅れは臨界ダン
ピングで16.5度もあるのに対して、h=0.1では
2.4度とかなり小さくなっている。h=0.01のと
きは図示しないが演算では0.24度となり、ほぼ無視
できるレベルになる。
【0016】重り部3の対向面積をS、キャビティ内の
気体の粘度をμ、重り部3の質量をm、重り部3の上下
方向変位に対応する梁2のばね定数をk、ギャップ長を
dとすると、エア・ダンピングの強さを表わすダンピン
グ・ファクタ−hは、式(2)のように表わされる。
気体の粘度をμ、重り部3の質量をm、重り部3の上下
方向変位に対応する梁2のばね定数をk、ギャップ長を
dとすると、エア・ダンピングの強さを表わすダンピン
グ・ファクタ−hは、式(2)のように表わされる。
【数4】 ここで重り部3の対向形状は正方形であると仮定した。
ばね定数kは梁2の長さをL、幅をw、厚さをt、Si
基板の梁の長さ方向にヤング率をEとすると式(3)の
ように表わされる。
ばね定数kは梁2の長さをL、幅をw、厚さをt、Si
基板の梁の長さ方向にヤング率をEとすると式(3)の
ように表わされる。
【数5】
【0017】本実施例では、L=400μm、w=56
0μm、t=10μm、E=1.7×10dyn/cm
として、 k=0.3gf/μmとなる。そして重り部の対向面積
Sを1.5mm平方、キャビティ内の気体(大気圧の空
気)の粘度μを18.2×106Pa・s、重り部の質
量mを1.6mgとして、d>24μmに設定してあ
る。これにより、式(1)と式(2)からh<0.01
となり、エア・ダンピングの影響が低減される。
0μm、t=10μm、E=1.7×10dyn/cm
として、 k=0.3gf/μmとなる。そして重り部の対向面積
Sを1.5mm平方、キャビティ内の気体(大気圧の空
気)の粘度μを18.2×106Pa・s、重り部の質
量mを1.6mgとして、d>24μmに設定してあ
る。これにより、式(1)と式(2)からh<0.01
となり、エア・ダンピングの影響が低減される。
【0018】上記のような広いギャップ長を実現するに
は、キャップおよび台座用ガラス基板をHF系のエッチ
液で長時間エッチングする必要があり、そのためには、
マスク膜が剥離しないことが重要となる。以下その実施
方法について加速度センサの加工工程から説明する。図
3は、この加速度センサの加工工程を示すフローであ
る。最初、(a)に示すように、p形シリコン基板17
の上に梁の厚さに対応した厚さでn形エピタキシャル層
9を成長させ、表面に熱酸化によりシリコン酸化膜1
1、12を形成する。
は、キャップおよび台座用ガラス基板をHF系のエッチ
液で長時間エッチングする必要があり、そのためには、
マスク膜が剥離しないことが重要となる。以下その実施
方法について加速度センサの加工工程から説明する。図
3は、この加速度センサの加工工程を示すフローであ
る。最初、(a)に示すように、p形シリコン基板17
の上に梁の厚さに対応した厚さでn形エピタキシャル層
9を成長させ、表面に熱酸化によりシリコン酸化膜1
1、12を形成する。
【0019】次に、(b)のように、ボロンのイオン注
入によりp形ピエゾ抵抗6を選択的に形成した後、n形
エピタキシャル層に電圧バイアスするための図示しない
n+領域を形成する。次にシリコン基板17裏面のシリ
コン酸化膜12をパターンニングして異方性エッチング
のための耐エッチ・マスク層を形成する。
入によりp形ピエゾ抵抗6を選択的に形成した後、n形
エピタキシャル層に電圧バイアスするための図示しない
n+領域を形成する。次にシリコン基板17裏面のシリ
コン酸化膜12をパターンニングして異方性エッチング
のための耐エッチ・マスク層を形成する。
【0020】この後、(c)のように、シリコン酸化膜
11を選択的にエッチングをして図示しないコンタクト
を形成し、ピエゾ抵抗6をブリッジ接続するためのAl
の電極配線を形成する。このときパッド電極10が形成
される。次にn形エピタキシャル層9に正の電圧をバイ
アスしながら、KOHやヒドラジンなどの異方性エッチ
液を用いてシリコン基板17を裏面からエッチするエレ
クトロケミカル・エッチングを行なう。エッチングはn
形エピタキシャル層9とのpn接合面で停止する。これ
により、n形エピタキシャル層9からなる梁2で重り部
3を周囲のフレーム4に支持するような梁構造体が完成
する。
11を選択的にエッチングをして図示しないコンタクト
を形成し、ピエゾ抵抗6をブリッジ接続するためのAl
の電極配線を形成する。このときパッド電極10が形成
される。次にn形エピタキシャル層9に正の電圧をバイ
アスしながら、KOHやヒドラジンなどの異方性エッチ
液を用いてシリコン基板17を裏面からエッチするエレ
クトロケミカル・エッチングを行なう。エッチングはn
形エピタキシャル層9とのpn接合面で停止する。これ
により、n形エピタキシャル層9からなる梁2で重り部
3を周囲のフレーム4に支持するような梁構造体が完成
する。
【0021】一方、キャップ5は(d)に示すように、
パイレックス・ガラス基板19上にa−Si膜13をス
パッタまたはプラズマCDVにより形成し、キャップ用
の所定形状にパターンニングし、300〜500℃でア
ニールして密着性を向上させる。その後高濃度のHF水
溶液を用いて十分から一時間以上パイレックス・ガラス
のエッチングを行ない、上記演算された24μm以上の
深さの窪みを形成して、作成する。このキャップ5の右
側にはパッド電極10を見込んだ幅寸法を有し窪みと同
じ深さの空隙18が窪みと同時エッチングで形成されて
いる。
パイレックス・ガラス基板19上にa−Si膜13をス
パッタまたはプラズマCDVにより形成し、キャップ用
の所定形状にパターンニングし、300〜500℃でア
ニールして密着性を向上させる。その後高濃度のHF水
溶液を用いて十分から一時間以上パイレックス・ガラス
のエッチングを行ない、上記演算された24μm以上の
深さの窪みを形成して、作成する。このキャップ5の右
側にはパッド電極10を見込んだ幅寸法を有し窪みと同
じ深さの空隙18が窪みと同時エッチングで形成されて
いる。
【0022】台座1については、(e)に示すように、
(d)で示したキャップ5の作成と同様な要領で、パイ
レックス・ガラス基板20上にa−Si膜14をスパッ
タまたはプラズマCDVにより形成し、台座用の所定形
状にパターンニングし、300〜500℃でアニールし
て密着性を向上させる。その後高濃度のHF水溶液も用
いて十分から一時間以上パイレックス・ガラスのエッチ
ングを行ない、上記24μm以上の深さの窪みを形成し
て、作成する。
(d)で示したキャップ5の作成と同様な要領で、パイ
レックス・ガラス基板20上にa−Si膜14をスパッ
タまたはプラズマCDVにより形成し、台座用の所定形
状にパターンニングし、300〜500℃でアニールし
て密着性を向上させる。その後高濃度のHF水溶液も用
いて十分から一時間以上パイレックス・ガラスのエッチ
ングを行ない、上記24μm以上の深さの窪みを形成し
て、作成する。
【0023】その後、梁構造体の耐エッチ・マスク1
2、パイレックス・ガラスからなるキャップ5のa−S
i膜13、パイレックス・ガラスからなる台座1のa−
Si膜14をそれぞれ除去した後、フレーム4の裏面を
台座1に、フレーム4の表面にはキャップ1をそれぞれ
陽極接合する。この後、パッド電極10の上方が開放す
るようにキャップ5の一部を肉薄のところでダイヤモン
ド砥石によって切り取って図1に示すようなシール構造
を完成する。パッド電極10からの加速度の検出信号は
リード線によってその上方から外部へ出力される。これ
によってキャップ5および台座1の底壁と重り部3の間
に十分な間隙が形成されて、重り部3がエア・ダンピン
グを受けず変位できる。
2、パイレックス・ガラスからなるキャップ5のa−S
i膜13、パイレックス・ガラスからなる台座1のa−
Si膜14をそれぞれ除去した後、フレーム4の裏面を
台座1に、フレーム4の表面にはキャップ1をそれぞれ
陽極接合する。この後、パッド電極10の上方が開放す
るようにキャップ5の一部を肉薄のところでダイヤモン
ド砥石によって切り取って図1に示すようなシール構造
を完成する。パッド電極10からの加速度の検出信号は
リード線によってその上方から外部へ出力される。これ
によってキャップ5および台座1の底壁と重り部3の間
に十分な間隙が形成されて、重り部3がエア・ダンピン
グを受けず変位できる。
【0024】本実施例は、以上のように構成され、ギャ
ップ長dは式(1)を満足するように設定されているた
め、重り部が殆どエア・ダンピングを受けずに変位する
ことができる。これによって、エア・ダンピングにより
検出加速度の周波数の帯域が制限されることなく、また
高周波側での位相遅れが大幅に改善され、共振周波数の
1/5程度の低周波数においても、位相遅れがほとんど
無い応答性の高い高精度の加速度検出が実現できる。
ップ長dは式(1)を満足するように設定されているた
め、重り部が殆どエア・ダンピングを受けずに変位する
ことができる。これによって、エア・ダンピングにより
検出加速度の周波数の帯域が制限されることなく、また
高周波側での位相遅れが大幅に改善され、共振周波数の
1/5程度の低周波数においても、位相遅れがほとんど
無い応答性の高い高精度の加速度検出が実現できる。
【0025】また、梁および重り部などをフレームによ
って上下からキャップと台座で挟むような構造にしたの
で、簡易パッケージングが可能となる。キャップのパッ
ド電極と対向する位置に窪みと同じ深さの空隙が形成さ
れているので、ダイヤモンド砥石でキャップ5を切る際
に、下のパッド電極までは距離が長いため、誤ってパッ
ド電極を破損させてしまうことが防がれる。なお、本実
施例では、両持ち梁構造について説明したが、これに限
らず、片持ち梁構造あるいはダイアフラム構造について
も同様に適用することができる。
って上下からキャップと台座で挟むような構造にしたの
で、簡易パッケージングが可能となる。キャップのパッ
ド電極と対向する位置に窪みと同じ深さの空隙が形成さ
れているので、ダイヤモンド砥石でキャップ5を切る際
に、下のパッド電極までは距離が長いため、誤ってパッ
ド電極を破損させてしまうことが防がれる。なお、本実
施例では、両持ち梁構造について説明したが、これに限
らず、片持ち梁構造あるいはダイアフラム構造について
も同様に適用することができる。
【0026】次に、本発明の第2の実施例を説明する。
この実施例は、第1の実施例の製造工程におけるキャッ
プ作成および台座作成の各工程を変え、窪みの成形精度
を向上させるものであるすなわち、まず図4の(a)に
示すように、パイレックス・ガラス基板20上にa−S
i膜14をスパッタまたはプラズマCDVにより形成
し、キャップ用の所定形状にパターンニングして、30
0〜500℃でアニールして密着性を向上させる。その
後高濃度のHF水溶液を用いて、最終的に必要な窪みの
深さの半分程度までエッチングを行なう。
この実施例は、第1の実施例の製造工程におけるキャッ
プ作成および台座作成の各工程を変え、窪みの成形精度
を向上させるものであるすなわち、まず図4の(a)に
示すように、パイレックス・ガラス基板20上にa−S
i膜14をスパッタまたはプラズマCDVにより形成
し、キャップ用の所定形状にパターンニングして、30
0〜500℃でアニールして密着性を向上させる。その
後高濃度のHF水溶液を用いて、最終的に必要な窪みの
深さの半分程度までエッチングを行なう。
【0027】次いで、a−Si膜14を除去し、(b)
のように再度スパッタまたはプラズマCDVによりa−
Si膜14’を形成し、前記a−Si膜14より小さく
した窪みパターンでパターンニングして、300〜50
0℃でアニールして密着性を向上させる。その後、
(c)に示すように、高濃度のHF水溶液を用いて、最
終的に必要な窪みの深さまでエッチングを行なって、台
座1を作成する。キャップについても台座と同様に行な
うことが可能である。これによって、a−Si膜下への
アンダーカット量を低減させることができ、窪み形状の
パターンニング精度を向上させることができる。
のように再度スパッタまたはプラズマCDVによりa−
Si膜14’を形成し、前記a−Si膜14より小さく
した窪みパターンでパターンニングして、300〜50
0℃でアニールして密着性を向上させる。その後、
(c)に示すように、高濃度のHF水溶液を用いて、最
終的に必要な窪みの深さまでエッチングを行なって、台
座1を作成する。キャップについても台座と同様に行な
うことが可能である。これによって、a−Si膜下への
アンダーカット量を低減させることができ、窪み形状の
パターンニング精度を向上させることができる。
【0028】
【発明の効果】本発明では、台座とキャップに挟まれた
半導体梁構造を備え、加速度が印加されると、重り部が
変位し、梁に形成したピエゾ抵抗が歪み応力に対応した
抵抗値変化を生じ、その抵抗値の変化を基に加速度信号
が検出される半導体加速度センサにおいて、台座および
キャップと重り部との間のエア・ギャップ長dが所定値
以上に設定されているものとしたので、重り部が変位時
に、エア・ギャップ内の気体がエア・ダンピングを起こ
すことなく、重り部と梁からなる振動系の共振周波数の
近くまでほぼ位相遅れを起こさずに加速度を検出でき
る。
半導体梁構造を備え、加速度が印加されると、重り部が
変位し、梁に形成したピエゾ抵抗が歪み応力に対応した
抵抗値変化を生じ、その抵抗値の変化を基に加速度信号
が検出される半導体加速度センサにおいて、台座および
キャップと重り部との間のエア・ギャップ長dが所定値
以上に設定されているものとしたので、重り部が変位時
に、エア・ギャップ内の気体がエア・ダンピングを起こ
すことなく、重り部と梁からなる振動系の共振周波数の
近くまでほぼ位相遅れを起こさずに加速度を検出でき
る。
【0029】前記台座またはキャップがガラス基板から
作られ、その窪みはHF系エッチ液によってエッチング
して形成されるので、HF系エッチ液と化学反応が起き
ないa−Siをマスク材に用いることが可能となる。そ
してこのa−Siをガラス基板に蒸着し、アニールする
と密着性が向上し、高濃度のHF系エッチで長時間エッ
チングしても、密着不良とならないため、窪みを深く形
成することが可能となる。
作られ、その窪みはHF系エッチ液によってエッチング
して形成されるので、HF系エッチ液と化学反応が起き
ないa−Siをマスク材に用いることが可能となる。そ
してこのa−Siをガラス基板に蒸着し、アニールする
と密着性が向上し、高濃度のHF系エッチで長時間エッ
チングしても、密着不良とならないため、窪みを深く形
成することが可能となる。
【0030】さらに、エッチングを2段に分けて行なう
と、窪みはより深く形成することができるとともに、第
2のエッチングを行なう際のマスクを第1のエッチング
より窪みパターンを所定の大きさで小さくすることで、
マスク下へのアンダーカット量が低減され、窪み形状の
パターンニング精度が向上する。
と、窪みはより深く形成することができるとともに、第
2のエッチングを行なう際のマスクを第1のエッチング
より窪みパターンを所定の大きさで小さくすることで、
マスク下へのアンダーカット量が低減され、窪み形状の
パターンニング精度が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の加速度センサの構造を示す断面図であ
る。
る。
【図2】共振周波数とのダンピング・ファクターhを変
えた時の振幅、位相の周波数特性図である。
えた時の振幅、位相の周波数特性図である。
【図3】実施例の加速度センサの製造工程を示す図であ
る。
る。
【図4】実施例の変形例を示す図である。
【図5】従来例を示す図である。
1 台座 2 梁 3 重り部 4 フレーム 5 キャップ 6 p型ピエゾ抵抗 7、8 エア・ギャップ 9 n型エピタキシャル層 10 パッド電極 11 シリコン酸化膜 12 耐エッチ・マスク 13 a−Si膜 17 p型シリコン基板 18 空隙 19、20 ガラス基板 21 台座 22 梁 23 重り部 24 フレーム 25 キャップ 26 p型ピエゾ抵抗 27、28 エア・ギャップ 29 キャップ電極 30 パッド電極
Claims (5)
- 【請求項1】 半導体基板を選択的にエッチングして形
成され、肉薄の梁で肉厚の重り部を周囲の肉厚のフレー
ム部に懸架、支持する梁構造体と、前記梁上に形成さ
れ、該梁上の応力を検出するためのピエゾ抵抗と、前記
重り部を包含する領域に対応した窪み部を有する台座
と、前記重り部を包含する領域に対応した窪み部を有す
るキャップとを備え、前記台座と前記キャップが窪みを
対向させ前記半導体基板を挟むように前記フレーム部に
接合されて構成される半導体加速度センサにおいて、前
記重り部と前記窪みの対向面積S、梁のばね常数k、台
座とキャップによりシールされた気体の粘度μに対し
て、前記重り部と前記窪みの間に形成されるエア・ギャ
ップの長さdが次式を満足するように前記窪みの深さが
設定されていることを特徴とする半導体加速度センサ。 【数1】 - 【請求項2】 半導体基板を裏面から選択的に異方性エ
ッチングして、形成された肉薄の梁で肉厚の重り部を周
囲の肉厚のフレーム部に懸架、支持する梁構造体を形成
する工程と、該梁上に応力を検出するためのピエゾ抵抗
を形成する工程と、ガラス基板からHF系エッチ液を用
いて前記重り部と対向し前記式を満足するような所定深
さの窪みを有する台座を形成する工程と、ガラス基板か
らHF系エッチ液を用いて前記重り部と対向し前記式を
満足するような所定の深さの窪みを有するキャップを形
成する工程と、キャップと台座を前記半導体基板のフレ
ームの両面にそれぞれ陽極接合し、前記梁および重り部
からなる可動部をシールする工程とを有することを特徴
とする半導体加速度センサの製造方法。 - 【請求項3】 台座およびキャップを形成する工程は、
それぞれ前記ガラス基板にアモルファス・シリコン(a
−Si)膜を蒸着し、パターンニングした後アニールし
てマスク材とし、前記窪みを形成するものであることを
特徴とする請求項2記載の半導体加速度センサの製造方
法。 - 【請求項4】 上記台座およびキャップは、a−Si膜
を蒸着し、パターンニングした後アニールしてマスク材
とし、HF系エッチ液で第1のエッチングを行ない、前
記マスク材を除去し、再度a−Si膜を蒸着し、前記よ
り所定の大きさで小さくした窪みパターンでパターンニ
ングをした後アニールしてマスク材とし、HF系エッチ
液で第2のエッチングを行なって窪みを形成することを
特徴とする請求項2記載の半導体加速度センサの製造方
法。 - 【請求項5】 上記エッチ液として高濃度HFエッチ液
を用いることを特徴とする請求項3または4記載の半導
体加速度センサの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8279995A JPH10104263A (ja) | 1996-10-01 | 1996-10-01 | 半導体加速度センサおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8279995A JPH10104263A (ja) | 1996-10-01 | 1996-10-01 | 半導体加速度センサおよびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10104263A true JPH10104263A (ja) | 1998-04-24 |
Family
ID=17618849
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8279995A Pending JPH10104263A (ja) | 1996-10-01 | 1996-10-01 | 半導体加速度センサおよびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10104263A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000133814A (ja) * | 1998-10-22 | 2000-05-12 | Toyota Motor Corp | 半導体装置 |
| WO2003016919A1 (en) * | 2001-08-20 | 2003-02-27 | Honeywell International Inc. | Micro-machined electromechanical system (mems) accelerometer device having arcuately shaped flexures |
| US6631642B2 (en) | 2000-07-06 | 2003-10-14 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | External force detecting sensor |
| JP2009047712A (ja) * | 2008-12-02 | 2009-03-05 | Mitsumi Electric Co Ltd | 振動型角速度センサ |
| KR101289101B1 (ko) * | 2010-11-18 | 2013-07-23 | 삼성전기주식회사 | 관성센서 |
| KR101331685B1 (ko) * | 2011-12-29 | 2013-11-20 | 삼성전기주식회사 | 관성센서 및 그 제조방법 |
| KR20150073626A (ko) * | 2013-12-23 | 2015-07-01 | 삼성전기주식회사 | Mems 센서모듈 및 mems 센서 패키지모듈 |
-
1996
- 1996-10-01 JP JP8279995A patent/JPH10104263A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000133814A (ja) * | 1998-10-22 | 2000-05-12 | Toyota Motor Corp | 半導体装置 |
| US6631642B2 (en) | 2000-07-06 | 2003-10-14 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | External force detecting sensor |
| EP1170595A3 (en) * | 2000-07-06 | 2003-11-26 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | External force detecting sensor |
| WO2003016919A1 (en) * | 2001-08-20 | 2003-02-27 | Honeywell International Inc. | Micro-machined electromechanical system (mems) accelerometer device having arcuately shaped flexures |
| JP2009047712A (ja) * | 2008-12-02 | 2009-03-05 | Mitsumi Electric Co Ltd | 振動型角速度センサ |
| KR101289101B1 (ko) * | 2010-11-18 | 2013-07-23 | 삼성전기주식회사 | 관성센서 |
| KR101331685B1 (ko) * | 2011-12-29 | 2013-11-20 | 삼성전기주식회사 | 관성센서 및 그 제조방법 |
| KR20150073626A (ko) * | 2013-12-23 | 2015-07-01 | 삼성전기주식회사 | Mems 센서모듈 및 mems 센서 패키지모듈 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20021022 |