JPH10104444A - ファイバ光学デバイス、受光部品及びパターン取得装置 - Google Patents

ファイバ光学デバイス、受光部品及びパターン取得装置

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JPH10104444A
JPH10104444A JP9192590A JP19259097A JPH10104444A JP H10104444 A JPH10104444 A JP H10104444A JP 9192590 A JP9192590 A JP 9192590A JP 19259097 A JP19259097 A JP 19259097A JP H10104444 A JPH10104444 A JP H10104444A
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core
face
light
optical device
fiber optical
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JP9192590A
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Takeo Sugawara
武雄 菅原
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Hamamatsu Photonics KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 物体表面の凹凸パターン像を高いコントラス
トで伝送して外部に出力できるファイバ光学デバイスを
提供する。 【解決手段】 本発明に係るファイバ光学デバイスは、
所定方向に延びる実質的に平行の複数のコアと、これら
のコアの各々の側面を取り囲み、少なくとも一つの光波
長についてこれらのコアよりも大きな吸収係数を有する
光吸収体と、を備えている。これらのコア及び光吸収体
の両端面は、それぞれ実質的に面一に集合して、このデ
バイスの入力端面及び出力端面を形成している。この入
力端面がコアの軸線に対して傾斜しているので、空気中
からコアに入射する外乱光をコアの軸線方向からずれた
方向に進行させることができ、この光を光吸収体により
吸収して除去することができる。これにより、物体表面
の凹凸パターン像を高いコントラストで伝送することが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、指紋検出装置等の
パターン取得装置に用いられるファイバ光学デバイスに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】複数の単位ファイバが平行に束ねられて
成るファイバ光学デバイスが従来から知られている。特
に、特開平4−313737号公報には、各単位ファイ
バがクラッドを有さずコア及びコアを包囲する光吸収体
のみから構成されているファイバ光学デバイスが開示さ
れている。このデバイスの両端面は、コアの軸線に対し
て垂直な各単位ファイバの両端面がそれぞれ面一となっ
て集合することにより形成されている。これらの端面
は、それぞれ光学像の入力用及び出力用の面である。
【0003】このようなファイバ光学デバイスによれ
ば、ある値以上の入射角でコアに入射する光が光吸収体
によって吸収されるので、入力端面にほぼ垂直に入射す
る光のみを抽出し、入力端面に対して斜めに入射する不
要な光(上記公報の例では、液晶層で散乱された光)を
遮断することができる。従って、このファイバ光学デバ
イスは、伝送すべき画像がコアの軸線に平行に入射、す
なわちデバイスの入力端面に垂直に入射するように定め
られている場合に高いコントラストの画像を出力すると
いう効果を発揮する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ファイバ光学デバイスは、物体表面の凹凸パターンを取
得する装置、例えば指紋検出装置、に利用するには必ず
しも好適でない。一般的な凹凸パターン取得装置では、
ファイバ光学デバイスの入力端面に物体を密着させた状
態で物体の周囲から光を照射することによりパターンが
取得される。この光照射により、物体の凹部及び凸部を
通った光が様々な角度でデバイスの入力端面に入射す
る。従って、入力端面に垂直に入射する光のみを抽出す
るに過ぎない上記のファイバ光学デバイスを用いると、
凹部から出射する光も凸部から出射する光も同じように
遮断されるので、それほどコントラストの高い凹凸パタ
ーン像を得ることはできない。
【0005】本発明は、上記に鑑みなされたもので、入
力端面に密着した物体表面の凹凸パターン像を高いコン
トラストで出力することの可能なファイバ光学デバイス
を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明に係るファイバ光学デバイスは、所定方向
に延びる実質的に平行の複数のコアと、これらのコアの
各々の側面を取り囲み、少なくとも一つの光波長につい
てこれらのコアよりも大きな吸収係数を有する光吸収体
と、を備えている。これらのコア及び光吸収体の両端面
は、それぞれ実質的に面一に集合してこのデバイスの入
力端面及び出力端面を形成している。この入力端面は、
コアの軸線に対して所定角度αで傾斜している。
【0007】この傾斜角度αは、空気の屈折率をna
コアの屈折率をnコアとするとき、α≦90°−sin-1
(na/nコア)を満足していると好適である。この場
合、空気中からコアに入射した光は、コアの軸線方向か
らずれた方向に進行するようになり、光吸収体によって
吸収され、減衰又は除去される。従って、本発明のファ
イバ光学デバイスによれば、入力端面に密着させた物体
表面の凹凸パターンを高いコントラストで伝送して出力
することが可能である。
【0008】本発明のファイバ光学デバイスの出力端面
は、コアの軸線に対して実質的に垂直であっても良い。
この場合、コアの軸線に沿ってコア内を進行する光は、
出力端面から出力端面に対して垂直に出射する。従っ
て、本発明に係るファイバ光学デバイスの出力端面を光
検出器の受光面と対向させたときに、出力端面から出射
した光を光検出器の受光範囲に確実に入射させることが
できる。この結果、光検出器の出力のS/Nを高めて解
像度の高いパターンを検出することが可能になる。ま
た、出力端面から出力端面に対して垂直に光が出射する
ことから、出力端面に隣接する媒質が何であっても出力
端面から光が出射できるようになる。これにより、デバ
イスの応用範囲を広くすることができる。
【0009】本発明のファイバ光学デバイスの入力端面
と出力端面とは、実質的に平行であっても良い。この場
合、入力端面に入射した光学像を歪ませずに出力端面か
ら出力することが可能である。また、デバイスをコンパ
クトにすることも可能である。
【0010】本発明の別の側面では、上述のファイバ光
学デバイスと、自身の受光面に入射した光学像を電気信
号に変換して出力する光検出器と、を備える受光部品が
提供される。ここで、光検出器は、ファイバ光学デバイ
スの出力端面から出力された光学像が受光面に入射する
ように配置されている。
【0011】本発明の更に別の側面では、上記受光部品
と、この受光部品が備える前記ファイバ光学デバイスの
入力端面を照明する光源と、を備えるパターン取得装置
が提供される。
【0012】
【発明の実施の形態】図1〜図3は、本発明の一実施形
態に係るファイバ光学デバイスの構成を示す図であり、
図1は、本実施形態のファイバ光学デバイスの全体斜視
図、図2は、本実施形態のファイバ光学デバイスの図1
のラインII−IIに沿った部分縦断面図、図3は本実施形
態のファイバ光学デバイスの図2のラインIII−IIIに沿
った部分横断面図である。また、図1には、説明の便宜
のためのXYZ直交座標系が示されている。
【0013】図1に示されるように、本実施形態に係る
ファイバ光学デバイス10は、方形の側面22、24、
25及び26、並びに台形の側面21及び23を備える
六面体であり、ZX平面内の側面21、23をそれぞれ
上面、底面として図1のY軸方向に延びる台形柱形状を
有している。
【0014】図2及び図3を参照しながら、ファイバ光
学デバイス10の構造を説明する。ファイバ光学デバイ
ス10は、光導波部である棒状のコア32を複数備えて
いる。これらのコア32は、各々の軸線38が実質的に
平行となるように延びている。また、これらのコア32
は、各々の軸線38の間隔が実質的に均一となるように
配置されている。各コア32は、その軸線38に垂直な
円形の断面を有している。図2に示されるように、各コ
ア32の端面35aは、軸線38と直交せず、軸線38
に対して角度αで傾斜している。この傾斜角度αは、図
2においてコアの軸線38のコア端面35a上への正射
影から軸線38に向かって時計回りに取った角度であ
る。一方、各コア32の端面35aの反対に位置する端
面35bは、軸線38と直交している。
【0015】コア32の側面は、光吸収体34によって
密着包囲されている。この光吸収体34は、可視光域全
域にわたってコア32の材料よりも大きな吸収係数を示
す材料から構成されている。この光吸収体34は、コア
32と同一方向に延びながらコア32の間に介在する。
コア32の端面35aと同様に、光吸収体34の端面3
7aも、コアの軸線38に対して角度αで傾斜してい
る。また、光吸収体34の端面37aの反対に位置する
端面37bは、コア32の端面35bと同様に、軸線3
8と直交している。コアの端面35a及び光吸収体の端
面37a、並びにコアの端面35b及び光吸収体の端面
37bは、それぞれ実質的に面一に集合して本デバイス
10の側面22、24を形成している。
【0016】このように、ファイバ光学デバイス10
は、コア32及び光吸収体34が特定の方向に延びた構
造体であり、側面22及び24はこの構造体の両端面で
ある。これらの端面22、24は、ファイバ光学デバイ
ス10を光学像伝送手段として用いるときに、それぞれ
光学像が入力される面、出力される面となるので、以下
では、面22をファイバ光学デバイス10の入力端面、
面24をファイバ光学デバイス10の出力端面と呼ぶ。
【0017】コア32及び光吸収体34は、一般的なフ
ァイバ光学デバイスを形成するのに従来から用いられて
いる任意の材料を用いて構成することができる。光吸収
体の組成例は、例えば米国特許第3,797,910号
に開示されている。一般的に使用されるガラス系の光吸
収体には、NiO、Co23、CuO、Fe23、Mn
2などの種々の着色酸化物が含まれる。本実施形態に
係るコア32及び光吸収体34の組成を、以下の表に示
す。
【0018】
【表1】
【0019】この表に示されるように、コア32は、S
iO2、Al23、K2O、及びPbOからなる透明ガラ
スから構成されており、屈折率1.92を有している。
また、光吸収体34は、SiO2、K2O、PbO、Mn
2、及びCr23からなる黒色ガラスである。この黒
色ガラスの厚さ222μmの場合における分光透過率の
スペクトラムを図4に示す。
【0020】図2に最も良く示されるように、コア32
の端面35aがコアの軸線38に対して角度αで傾斜し
ていることから、これらの端面35aを含む入力端面2
2も、軸線38に対して角度αで傾斜している。本実施
形態では、傾斜角αは、空気中からコア32内に入射し
た光がコア32の軸線38からずれた方向に進行するよ
うに、所定の最大傾斜角αm以下に設定される。この最
大傾斜角αmは、入射角90°でコア32に入射した光
がコアの軸線38と同一方向に進行するような傾斜角で
ある。以下、図5を参照しながら、この最大傾斜角αm
について説明する。
【0021】図5は、傾斜角αが最大傾斜角αmに等し
い場合におけるファイバ光学デバイス10の部分拡大縦
断面図である。図5中、nコアはコア32の屈折率、na
は空気の屈折率である。符号70aは空気中から入射角
90°でコア32の端面35aに入射する光線、符号7
0bは入射光線70aのコア32中における屈折光線で
あり、βは、屈折光線70bと端面35aの法線28と
がなす角度、すなわち屈折角である。図5では、最大傾
斜角αmに対応する屈折角βをβmと表している。
【0022】図5に示されるように、コア32の端面3
5aの最大傾斜角αmは、入射角90°でコア32に入
射した光がコア32中を軸線38と同一方向に進行する
ような傾斜角度である。この最大傾斜角αmは、次の2
式から求めることができる。
【0023】 na・sin90°=nコア・sinβm …(1) αm+βm=90° …(2) この2式を解くと、 αm=90°−βm =90°−sin(na/nコア) …(3) na=1と考えると、 αm=90°−sin(1/nコア) …(4) のように表すことができる。
【0024】図6は、上記(4)式に基づいてコア32
の屈折率nコアと最大傾斜角αmとの関係を示したグラフ
である。この図に示されるように、コア32の屈折率が
大きくなるに従って最大傾斜角も大きくなる。
【0025】端面35aの傾斜角αが上記の最大傾斜角
αmに等しいとき、入射角90°未満で空気中からコア
32に入射した光の屈折角はβm未満となる。このよう
な屈折角を有する屈折光線はコア32の軸線方向からず
れた方向に進行してコア32と光吸収体34との境界面
に向かい、光吸収体34に吸収されて減衰又は除去され
る。また、傾斜角αが最大傾斜角αmよりも小さい場合
には、入射角90°以内で入射する全ての光の屈折角が
βm未満となり、コア32の軸線方向からずれた方向に
進行するので、空気中から任意の入射角でコア32内に
入射した光が光吸収体34によって吸収され、減衰又は
除去されることになる。結局、端面35aの傾斜角αが
最大傾斜角αm以下であれば、空気中から端面35aを
介してコア32内に入射する光のコア内での伝搬を実質
的に阻止することができる。
【0026】本実施形態では、コア32の屈折率は1.
92であり、この値に対応する最大傾斜角αmの値は5
8.6°である。入力端面22の傾斜角αは、この最大
傾斜角αmの値(=58.6°)に設定されている。
【0027】図7は、ファイバ光学デバイス10の入力
端面22に検出対象物の一例である指80を密着させ、
光源86を用いて指80の背後から光87を照射した状
況において、デバイス10の内部構造を拡大して示した
部分縦断面図である。指紋の凹凸構造に対応して、コア
の端面35aと指80の凸部81とが密着する領域、及
び端面35aと指の凹部82とが空隙83を挟んで密着
していない領域が形成される。光源86からの光87の
うち指80を透過し凹部82から出射して空隙83中を
進行する光線72a、73aは、端面35aを透過して
コア32内に入射する。これらの光線72a、73aの
屈折光線72b、73bは、上述のように、コア32中
においてコア32の軸線方向からずれた方向に進行し、
光吸収体34によって減衰又は除去される。一方、指紋
の凸部81とコアの端面35aとが密着した領域に関し
ては、指80の屈折率は空気の屈折率よりも大であるこ
とから、光源86からの光87のうち指80の凸部81
を透過して端面35aに到達する光の入射角と屈折角と
の関係が非密着領域における関係から変化する。このた
め、指紋の凸部81から密着領域を通過してコア32内
に入射した光の中にはコア32の軸線方向に進行する光
線(例えば、図7の光線71)も存在するようになる。
このような光線は、光吸収体34によって吸収されずに
コア32中を伝搬し、コア32の端面35aの反対側の
端面35bに到達する。
【0028】このように、ファイバ光学デバイス10に
おいては、入力端面22に密着した物体表面の凸部から
コア32内に入射する光のみが出力端面24に到達す
る。物体表面の凹部から空隙を通過してコア32内に入
射する光は、光吸収体34の吸収によりその伝搬過程で
減衰し、実質的に消滅する。従って、ファイバ光学デバ
イス10によれば、物体表面の凹凸に対応する明暗像、
すなわち凹凸パターン像を高いコントラストで伝送して
外部に出力することができる。また、ファイバ光学デバ
イス10ではコア32内を軸線に沿って進行する光しか
出射することができないため、各コア32から出射する
光束はほとんど拡散しない。従って、本実施形態に係る
ファイバ光学デバイス10は高い位置分解能を有してい
る。
【0029】図8は、本実施形態に係るファイバ光学デ
バイス10が光検出器の一例であるCCD撮像素子90
に取り付けられて成る受光部品100を示す概略図であ
る。CCD撮像素子90は、ハウジング94の凹部95
内にCCDチップ92を備えており、CCDチップ92
の受光面93に入射した光学像を光電変換作用により電
気信号に変換する。この電気信号は、ハウジング94を
通って外部に延びているリード端子96を介して出力さ
れる。ファイバ光学デバイス10の出力端面24は、C
CD撮像素子90の受光面93に光学接着剤98を介し
て接合されている。この光学接着剤98としては、バル
サム、エポキシ樹脂接着剤、紫外線硬化型樹脂などを任
意に使用することができる。本実施形態では、エポキシ
樹脂接着剤の一つであるセメダイン−1565が光学接
着剤98として使用されている。
【0030】この受光部品100は、物体表面の凹凸パ
ターン、例えば指紋、を取得する装置に使用することが
できる。図9は、受光部品100を用いた指紋取得装置
の構成を示す概略図である。この指紋取得装置は、受光
部品100に加えて、受光部品100の入力端面22を
照明するための光源86、受光部品100のリード端子
96に電気的に接続された信号処理装置110、信号処
理装置110に電気的に接続された表示装置112を備
えている。入力端面22に指80を押しつけて密着さ
せ、その後、光源86から光87が指80に照射される
と、指80の指紋パターン光学像が入力端面22を介し
てファイバ光学デバイス10に入力される。この指紋パ
ターン像は、出力端面24まで伝送され、ここから出射
して、CCDチップ92の受光面93に入射する。これ
により、指80の指紋パターン像は、電気信号に変換さ
れて信号処理装置110に送られる。信号処理装置11
0は、CCD撮像素子90からの出力に基づいて適切な
処理を行い、その結果得られる画像信号を表示装置11
2に送って、表示装置112の画面上に指紋パターン像
を表示させる。
【0031】本実施形態に係るファイバ光学デバイス1
0では、出力端面24がコア32の軸線に対して垂直な
ので、コア32の軸線に沿ってコア32内を進行するコ
ア伝搬光は、出力端面24から端面24に対して垂直に
出射する。このため、出力端面24から出射した光は、
CCD撮像素子90の受光範囲に確実に入射する。ま
た、上述のように、本実施形態に係るファイバ光学デバ
イス10は、高い位置分解能を有している。従って、こ
のデバイス10をCCD撮像素子90に取り付けること
で、CCD撮像素子90の出力のS/Nを高め、解像度
の高い凹凸パターンを検出することができる。
【0032】本実施形態に係るファイバ光学デバイス1
0は、出力端面24に対して垂直に光が出射するように
構成されているため、出力端面24に隣接する媒質が何
であっても出力端面24から光が出射できるようになっ
ている。従って、ファイバ光学デバイス10は、応用範
囲が広い。上記では、ファイバ光学デバイス10を光学
接着剤でCCDチップ92に固定する例を説明したが、
これ以外にも、例えば、ファイバ光学デバイス10と光
検出器とを空気を介在させて離間し、両者の間にレンズ
を配置して両者を光学的に結合させるようなことが可能
である。
【0033】図10及び図11は、本発明の別の実施形
態に係るファイバ光学デバイスを示す図であり、図10
は、このファイバ光学デバイス12の全体斜視図、図1
1は、このファイバ光学デバイス12の図10のライン
XI−XIに沿った部分縦断面図である。図10に示される
ように、このファイバ光学デバイス12は、方形の側面
42、44、45及び46、並びに平行四辺形の側面4
1及び43を備える平行六面体であり、ZX平面内の側
面41、43をそれぞれ上面、底面として図10のY軸
方向に延びる四角柱形状を有している。側面42と44
は、XY平面内にあって互いに平行であり、実質的に同
一の面積を有している。
【0034】図11を参照すると、このファイバ光学デ
バイス12は、既に述べたデバイス10と同様に、光導
波部である棒状のコア52を複数備えており、これらの
各コアは、各々の軸線58が実質的に平行となるように
延びている。これらのコア52は、各々の軸線58の間
隔が実質的に均一となるように配置されている。上述の
ファイバ光学デバイス10と異なり、各コア52の両端
面55a及び55bは実質的に平行であり、軸線58に
対して共に角度αで傾斜している。この傾斜角度αは、
図11においてコアの軸線58のコア端面上への正射影
から軸線58に向かって時計回りに取った角度である。
【0035】上述のデバイス10と同様に、これらのコ
ア52の側面は、光吸収体54によって密着包囲されて
おり、この光吸収体54は、コア52と同一方向に延び
ながらコア52の間に介在している。コア52の両端面
と同様に、光吸収体54の両端面57a及び57bも実
質的に平行であり、コアの軸線58に対して共に角度α
で傾斜している。コア52及び光吸収体54は、それぞ
れ既に述べたファイバ光学デバイス10のコア32及び
光吸収体34と同じ材料から構成されている。コアの端
面55a及び光吸収体の端面57a、並びにコアの端面
55b及び光吸収体の端面57bは、それぞれ実質的に
面一に集合してデバイス12の側面42、44を形成し
ている。デバイス10と同様に、これらの側面42、4
4が、それぞれデバイス12の入力端面、出力端面であ
る。
【0036】上述のデバイス10の入力端面22と同様
に、ファイバ光学デバイス12の入力及び出力端面の傾
斜角αは、空気中からコア52に入射した光がコア52
の軸線方向からずれた方向に進行するような角度、すな
わち上記(3)式で表される最大傾斜角αm以下に定め
られている。従って、このファイバ光学デバイス12
も、物体表面の凹凸パターン像を高いコントラストで伝
送して外部に出力することができる。また、このファイ
バ光学デバイス12では入力端面42と出力端面44と
が平行なので、このデバイス12によれば、入力端面に
入射した光学像を歪ませずに出力端面から出力すること
が可能である。更に、図1と図10を比較すれば容易に
理解されるように、このデバイス12は、入力端面42
と出力端面44とが平行であるためにコンパクトであ
る。
【0037】ファイバ光学デバイス12では、空気中か
らコア52に入射した光がコア52の軸線方向からずれ
た方向に進行するような角度で入力及び出力端面42、
44の双方が傾斜している。従って、逆に、出力端面4
4と隣接する媒質が空気の場合は、コア52内を軸線か
らずれた方向に進行する光しか出力端面44から出射す
ることができない。つまり、コア52内を軸線にそって
伝搬する光は、出力端面44と隣接する媒質が空気であ
れば、端面55bで全反射され出射できなくなる。従っ
て、ファイバ光学デバイス12を、光検出器、例えば図
8のCCD撮像素子90、に取り付ける場合は、デバイ
ス12の出力端面44とCCDチップ92の受光面93
との間に空気が入り込まないように、出力端面44と受
光面93との間にシール材を介在させるのが好ましい。
シール材としては、透光性を有し、出力端面44と受光
面93との間に空気が介在することを防止できる任意の
材料、例えば、マッチングオイル等の屈折率整合材や上
述した光学接着剤、を使用することができる。
【0038】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
係るファイバ光学デバイスは、コア及び光吸収体から構
成され、入力端面がコアの軸線に対して傾斜しているの
で、空気中からコアに入射する光を減衰させ、あるいは
除去することができ、これにより、入力端面に密着させ
た物体表面の凹凸パターンを高いコントラストで伝送し
て出力することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るファイバ光学デバイ
スを示す全体斜視図である。
【図2】図1のファイバ光学デバイスのラインII−IIに
沿った部分縦断面図である。
【図3】図2のファイバ光学デバイスのラインIII−III
に沿った部分横断面図である。
【図4】図1のデバイス中の光吸収体を構成する黒色ガ
ラスの分光透過率のスペクトラムである。
【図5】入力端面の傾斜角が最大傾斜角に等しい場合に
おける図1のファイバ光学デバイスの部分拡大縦断面図
である。
【図6】コアの屈折率と入力端面の最大傾斜角αmとの
関係を示すグラフである。
【図7】入力端面に指を密着させた状況における図1の
ファイバ光学デバイスの部分拡大縦断面図である。
【図8】実施形態に係るファイバ光学デバイスをCCD
撮像素子に取り付けてなる受光部品を概略的に示す図で
ある。
【図9】図8の受光部品を備えた指紋取得装置の構成を
示す概略図である。
【図10】本発明の別の実施形態に係るファイバ光学デ
バイスを示す全体斜視図である。
【図11】図10のファイバ光学デバイスのラインXI−
XIに沿った部分縦断面図である。
【符号の説明】
10…ファイバ光学デバイス、22…入力端面、24…
出力端面、32…コア、34…光吸収体。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定方向に延びる実質的に平行の複数の
    コアと、これらのコアの各々の側面を取り囲み、少なく
    とも一つの光波長についてこれらのコアよりも大きな吸
    収係数を有する光吸収体と、を備え、 これらのコア及び光吸収体の両端面は、それぞれ実質的
    に面一に集合してこのデバイスの入力端面及び出力端面
    を形成しており、この入力端面は、前記コアの軸線に対
    して所定角度αで傾斜していることを特徴とするファイ
    バ光学デバイス。
  2. 【請求項2】 前記傾斜角度αは、空気の屈折率を
    a、前記コアの屈折率をnコアとするとき、 α≦90°−sin(na/nコア) を満足していることを特徴とする請求項1記載のファイ
    バ光学デバイス。
  3. 【請求項3】 前記出力端面は、前記コアの軸線に対し
    て実質的に垂直であることを特徴とする請求項1記載の
    ファイバ光学デバイス。
  4. 【請求項4】 前記入力端面と前記出力端面とが実質的
    に平行であることを特徴とする請求項1記載のファイバ
    光学デバイス。
  5. 【請求項5】 請求項1記載のファイバ光学デバイス
    と、受光面に入射した光学像を電気信号に変換して出力
    する光検出器と、を備える受光部品であって、前記光検
    出器は、前記ファイバ光学デバイスの出力端面から出力
    された光学像が前記光検出器の受光面に入射するように
    配置されている受光部品。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の受光部品と、この受光部
    品が備える前記ファイバ光学デバイスの入力端面を照明
    する光源と、を備えるパターン取得装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO1999056162A1 (en) * 1998-04-27 1999-11-04 Hamamatsu Photonics K.K. Optical part
JP2003021732A (ja) * 2001-07-05 2003-01-24 Hamamatsu Photonics Kk 撮像装置

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