JPH10104858A - 電子写真感光体 - Google Patents

電子写真感光体

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JPH10104858A
JPH10104858A JP25501496A JP25501496A JPH10104858A JP H10104858 A JPH10104858 A JP H10104858A JP 25501496 A JP25501496 A JP 25501496A JP 25501496 A JP25501496 A JP 25501496A JP H10104858 A JPH10104858 A JP H10104858A
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JP
Japan
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group
examples
same
different
substituent
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Pending
Application number
JP25501496A
Other languages
English (en)
Inventor
Mikio Kadoi
幹男 角井
Hirobumi Kawaguchi
博文 川口
Kazuya Hamazaki
一也 浜崎
Yoshio Inagaki
義雄 稲垣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Mita Industrial Co Ltd
Original Assignee
Mita Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mita Industrial Co Ltd filed Critical Mita Industrial Co Ltd
Priority to JP25501496A priority Critical patent/JPH10104858A/ja
Publication of JPH10104858A publication Critical patent/JPH10104858A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 感度ならびに繰り返し特性にすぐれた電子写
真感光体を提供する。 【解決手段】 導電性基体上に、一般式(1) 〜(2) など
のいずれかで表されるエナミン誘導体を含む感光層を設
けた。 〔式中R1A〜R1GおよびR2A〜R2Gはハロゲン原子、ア
ルキル基、アリール基、またはアルコキシ基を示す。A
〜GおよびH〜Nは同一または異なって0〜3の整数を
示す。〕

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、静電式複写機やレ
ーザープリンタ、普通紙ファクシミリ装置等の画像形成
装置に使用される電子写真感光体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】上記の電子写真感光体としては、光照射
により電荷(正孔と電子)を発生する電荷発生剤と、発
生した電荷を輸送する電荷輸送剤とを結着樹脂中に含有
させた単層型の感光層を備えたものや、あるいは電荷輸
送剤を含有する電荷輸送層と、電荷発生剤を含有する電
荷発生層とを備えた積層型の感光層を有するもの等の、
いわゆる有機感光体(OPC)がある。
【0003】かかる有機感光体は、無機半導体材料を用
いた無機感光体に比べて製造が容易であるとともに、電
荷発生剤、電荷輸送剤、結着樹脂等の選択肢が多様であ
り、機能設計の自由度が大きいという利点がある。上記
のうち電荷輸送剤としては、正孔輸送能にすぐれた正孔
輸送剤と、電子輸送能にすぐれた電子輸送剤とがあり、
このうち正孔輸送剤としては、カルバゾール系化合物、
オキサジアゾール系化合物、ピラゾリン系化合物、フェ
ニレンジアミン系化合物、ベンジジン系化合物等の種々
の有機化合物が知られており、とくにフェニレンジアミ
ン系化合物が一般的に用いられていた。
【0004】しかし近時、感光体のより一層の高感度化
を目的として、上記従来の有機化合物に代えて、下記の
ような新たな有機化合物を正孔輸送剤として用いた電子
写真感光体が提案された。 一般式(4) :
【0005】
【化5】
【0006】〔式中、R4Aは水素原子、低級アルキル基
またはフェニル基を示し、R4Bは低級アルキル基、アル
コキシ基、ハロゲン原子またはシアノ基を示す。Ar2
は置換もしくは非置換のフェニル基またはスチリル基を
示す。Sは1または2の整数を示す。〕で表されるスチ
ルベン誘導体を用いた電子写真感光体(特開昭59−2
16853号公報)。
【0007】 一般式(5) :
【0008】
【化6】
【0009】〔式中、R5AおよびR5Bは同一または異な
って水素原子、アルキル基、アルコキシ基またはハロゲ
ン原子を示し、R5Cは水素原子、それぞれ置換基を有し
てもよいアルキル基、アラルキル基、アリール基、縮合
多環式基または複素環式基を示す。Ar3 およびAr4
は同一または異なって、それぞれ置換基を有してもよい
アルキル基、アリール基、縮合多環式基または複素環式
基を示し、Ar5 およびAr6 は同一または異なって水
素原子、それぞれ置換基を有してもよいアルキル基、ア
リール基、縮合多環式基または複素環式基を示す。ただ
しAr5 、Ar6は同時に水素原子でない。またAr3
とAr4 、Ar5 とAr6 はそれぞれ一体となって環を
形成してもよい。〕で表されるヒドラゾン化合物を用い
た電子写真感光体(特開平2−210451号公報)。
【0010】 一般式(6) :
【0011】
【化7】
【0012】〔式中R6Aは炭素数1〜5のアルキル基、
炭素数1〜5のアルコキシ基、炭素数1〜5のジアルキ
ルアミノ基またはハロゲン原子を示し、R6Bは水素原
子、炭素数1〜5のアルキル基、それぞれ置換基を有し
てもよいアリール基、複素環式基またはアラルキル基を
示す。Ar7 はそれぞれ置換基を有してもよいアリール
基、複素環式基またはアラルキル基を示す。tは0〜3
の整数を示し、tが2以上のときR6Aは同一でも異なっ
ていてもよく、また互いに環を形成してもよい。〕で表
されるビスエナミン化合物を用いた電子写真感光体(特
開平6−83082号公報)。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の各有
機化合物を正孔輸送剤として用いた電子写真感光体はい
ずれも、確かに従来のものに比べれば高感度であるが、
近年ますます高まりつつある、画像形成装置のより一層
の高速化の要求を満足するにはすでに感度が不十分とな
りつつあり、また画像形成を繰り返した際の感度低下が
大きく、繰り返し特性が十分でないことが、発明者らの
検討によって明らかとなった。
【0014】本発明の目的は、感度ならびに繰り返し特
性にすぐれた電子写真感光体を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、発明者らは、前述した一般式(4) 〜(6) の化合物を
基礎として、その分子構造の改良を行うことを検討し
た。そして、一般式(4) の化合物中、非置換である分子
の右側のフェニル基にエナミン骨格を置換するととも
に、かかるエナミン骨格の末端の窒素原子に、置換また
は非置換のフェニル基を2つ置換し、さらに一般式(4)
中のR4A、Ar2 を置換または非置換のフェニル基とす
ると、(a) 電子のHOMO(Highest occu
pied molecularorbital、最高被
占軌道)が分子全体に拡がり、電子の非局在化範囲が拡
がるため、正孔移動度が上昇することと、(b) 上記のよ
うに分子の大きさが大きくなるにも拘らず、エナミン骨
格の特異的な配向に基づいて、感光層を形成する際に使
用する有機溶媒に対する溶解性や、あるいは結着樹脂に
対する相溶性が阻害されないため、感光層中に均一に分
散されること、とが相まって、電子写真感光体をより一
層、高感度化できるとともに、残留電位を低下させて、
繰り返し特性を改善できることを見出した。
【0016】したがって本発明の電子写真感光体は、導
電性基体上に、一般式(1) :
【0017】
【化8】
【0018】〔式中R1A、R1B、R1C、R1D、R1E、R
1FおよびR1Gは同一または異なってハロゲン原子、アル
キル基、アリール基、またはアルコキシ基を示す。アル
キル基、アリール基、アルコキシ基は置換基を有しても
よい。A、B、C、D、E、FおよびGは同一または異
なって0〜3の整数を示す。なおA、B、C、D、E、
FまたはGが2または3のとき、それに対応するR1A
1B、R1C、R1D、R1E、R1FまたはR1Gは同一でも異
なってもよい。〕で表されるエナミン誘導体を含む感光
層を設けたことを特徴とするものである。
【0019】また前記一般式(5) の化合物中、分子の左
側のスチルベン骨格をエナミン骨格に置き換えるととも
に、一般式(5) 中のAr3 、Ar4 、Ar5 、Ar6
それぞれ置換または非置換のフェニル基とすると、やは
り前記(a)(b)の機構によって、電子写真感光体をより一
層、高感度化できるとともに、残留電位を低下させて繰
り返し特性を改善できることを見出した。
【0020】したがって本発明の他の電子写真感光体
は、導電性基体上に、一般式(2) :
【0021】
【化9】
【0022】〔式中R2A、R2B、R2C、R2D、R2E、R
2FおよびR2Gは同一または異なってハロゲン原子、アル
キル基、アリール基、またはアルコキシ基を示す。アル
キル基、アリール基、アルコキシ基は置換基を有しても
よい。H、I、J、K、L、MおよびNは同一または異
なって0〜3の整数を示す。なおH、I、J、K、L、
MまたはNが2または3のとき、それに対応するR2A
2B、R2C、R2D、R2E、R2FまたはR2Gは同一でも異
なってもよい。〕で表されるエナミン誘導体を含む感光
層を設けたことを特徴とするものである。
【0023】さらに、前記一般式(6) の化合物において
は、式中のAr7 を、前記公報には具体的な開示の一切
ない、式(a) または(b) :
【0024】
【化10】
【0025】で表される基とするとともに、R6Bを置換
または非置換のフェニル基とすると、やはり前記(a)(b)
の機構によって、電子写真感光体をより一層、高感度化
できるとともに、残留電位を低下させて繰り返し特性を
改善できることを見出した。したがって、本発明のさら
に他の電子写真感光体は、導電性基体上に、一般式(3)
【0026】
【化11】
【0027】〔式中R3A、R3B、R3CおよびR3Dは同一
または異なってハロゲン原子、アルキル基、アリール
基、またはアルコキシ基を示す。アルキル基、アリール
基、アルコキシ基は置換基を有してもよい。Ar1 は、
式(a) または(b) で表される基を示す。
【0028】
【化12】
【0029】O、P、QおよびRは同一または異なって
0〜3の整数を示す。なおO、P、QまたはRが2また
は3のとき、それに対応するR3A、R3B、R3CまたはR
3Dは同一でも異なってもよい。〕で表されるエナミン誘
導体を含む感光層を設けたことを特徴とするものであ
る。
【0030】
【発明の実施の形態】以下に、本発明を説明する。本発
明の電子写真感光体は、前述したように導電性基体上
に、一般式(1) ないし(3) のいずれかのエナミン誘導体
を含む感光層を設けたものである。上記の各一般式で表
されるエナミン誘導体において、基R1A〜R1G、R2A
2G、R3A〜R3Dに相当するアルキル基としては、たと
えばメチル、エチル、ノルマルプロピル、イソプロピ
ル、ノルマルブチル、イソブチル、第2級ブチル、第3
級ブチル、ペンチル、ヘキシル等の、炭素数1〜6のア
ルキル基があげられ、アリール基としては、たとえばフ
ェニル、トリル、キシリル、ビフェニリル、o−テルフ
ェニル、ナフチル、アントリル、フェナントリル等があ
げられる。またアルコキシ基としては、たとえばメトキ
シ、エトキシ、ノルマルプロポキシ、イソプロポキシ、
第3級ブトキシ、ペンチルオキシ、ヘキシルオキシ等が
あげられる。さらにハロゲン原子としては、ふっ素、塩
素、臭素、よう素があげられる。
【0031】また上記アルキル基、アリール基およびア
ルコキシ基の各基は、それぞれ置換基を有してもよい。
置換基としては、たとえばハロゲン原子、アミノ基、水
酸基、エステル化されていてもよいカルボキシル基、シ
アノ基、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜6のア
ルコキシ基、アリール基、アリール基を有することのあ
る炭素数2〜6のアルケニル基等があげられる。置換基
の置換位置については特に限定されない。
【0032】一般式(1) において基R1A〜R1Gの置換数
を示す符号A〜G、一般式(2) において基R2A〜R2G
置換数を示す符号H〜N、および一般式(3) において基
3A〜R3Dの置換数を示す符号O〜Rはそれぞれ、同一
または異なって0〜3の整数を示し、いずれかの符号が
2または3の整数を示すとき、対応する基R1A〜R1G
2A〜R2G、R3A〜R3Dは同一でも異なってもよい。た
とえば基R1Aを例にとって説明すると、かかる基の置換
数を示す符号Aが2または3であるとき、同一のフェニ
エル基に置換する2個または3個のR1Aは、それぞれ同
じ基であってもよく、互いに違う基であってもよい。他
の基についても同様である。
【0033】一般式(1) で表されるエナミン誘導体の具
体的化合物としては、これに限定されないがたとえば、
式中の基R1A〜R1Gの種類と置換位置と置換数が表1に
示すとおりである、(1-1) 〜(1-18)の化合物があげられ
る。
【0034】
【表1】
【0035】なお上記表中の各符号は、それぞれ以下の
置換基を示している。 H:水素原子 Me:メチル基 Et:エチル基 iPr:イソプロピル基 nBu:ノルマルブチル基 Ph:フェニル基 MeO:メトキシ基 Cl:塩素原子 また上記各符号の前の数字は、下記一般式(1) 中に示し
た、各ベンゼン環に対する、置換基の置換位置を示して
いる。すなわち3−Meは、いずれかのベンゼン環の3
位に、1つのメチル基が置換していることを示す。また
3,4−Meは、いずれかのベンゼン環の3位と4位に
それぞれ、1つずつのメチル基が置換していることを示
す。他の基についても同様である。
【0036】
【化13】
【0037】〔式中の符号は前記と同じである。〕 つぎに、一般式(2) で表されるエナミン誘導体の具体的
化合物としては、これに限定されないがたとえば、式中
の基R2A〜R2Gの種類と置換位置と置換数が表2に示す
とおりである、(2-1) 〜(2-18)の化合物があげられる。
【0038】
【表2】
【0039】なお上記表中の各符号は前記と同じであ
る。また各符号の前の数字は、下記一般式(2) 中に示し
た、各ベンゼン環に対する、置換基の置換位置を示して
いる。付番の法則は前記と同じである。
【0040】
【化14】
【0041】〔式中の符号は前記と同じである。〕 一般式(3) で表されるエナミン誘導体の好適な例として
は、前記式中のAr1が式(a) で表される基である、一
般式(31):
【0042】
【化15】
【0043】〔式中の符号は前記と同じである。〕で表
される化合物と、上記Ar1 が式(b) で表される基であ
る、一般式(32):
【0044】
【化16】
【0045】〔式中の符号は前記と同じである。〕で表
される化合物とがある。このうち一般式(31)で表される
エナミン誘導体の具体的化合物としては、これに限定さ
れないがたとえば、式中の基R3A〜R3Dの種類と置換位
置と置換数が表3に示すとおりである、(31-1)〜(31-1
2) の化合物があげられる。また同様に一般式(32)で表
されるエナミン誘導体の具体的化合物としては、これに
限定されないがたとえば、式中の基R3A〜R3Dの種類と
置換位置と置換数が表4に示すとおりである、(32-1)〜
(32-12) の化合物があげられる。
【0046】
【表3】
【0047】
【表4】
【0048】なお上記両表中の各符号は前記と同じであ
る。また各符号の前の数字は、下記一般式(31)(32)中に
示した、各ベンゼン環に対する、置換基の置換位置を示
している。付番の法則は前記と同じである。
【0049】
【化17】
【0050】〔式中の符号は前記と同じである。〕
【0051】
【化18】
【0052】〔式中の符号は前記と同じである。〕 本発明の電子写真感光体は、導電性基体上に、前記一般
式(1) 〜(3) のいずれかで表されるエナミン誘導体の1
種または2種以上を正孔輸送剤として含有する感光層を
設けたものである。感光層には、いわゆる単層型感光層
と積層型感光層とがあるが、本発明はこのいずれにも適
用可能である。
【0053】単層型の感光層は、正孔輸送剤であるエナ
ミン誘導体を、電荷発生剤とともに結着樹脂中に含有さ
せたものである。かかる単層型の感光層は、単独の構成
で正負いずれの帯電にも対応できるとともに、層構成が
簡単で生産性にすぐれている。また、上記の構成にさら
に、電子輸送性にすぐれた電子輸送剤を含有させた単層
型の感光層は、エナミン誘導体が電子輸送剤との相互作
用を生じないため、さらに高感度である。つまり両輸送
剤は、正孔輸送および電子輸送が効率よく起こる高濃度
で同一層中に含有させても、層中で電荷移動錯体が形成
されないため、正孔輸送剤であるエナミン誘導体は正孔
を、電子輸送剤は電子を、それぞれ効率よく輸送でき、
その結果、感光体の残留電位が大きく低下して、感度が
向上する。
【0054】一方、積層型の感光層は、導電性基体上
に、電荷発生剤を含有する電荷発生層と、電荷輸送剤を
含有する電荷輸送層とをこの順で、あるいは逆の順で積
層、形成したものである。ただし電荷発生層は、電荷輸
送層に比べて膜厚がごく薄いため、その保護のために
は、導電性基体上に電荷発生層を形成し、その上に電荷
輸送層を形成するのが好ましい。
【0055】積層型感光層は、上記電荷発生層、電荷輸
送層の形成順序と、電荷輸送層に使用する電荷輸送剤の
種類によって、正負いずれの帯電型となるかが選択され
る。たとえば上記の、導電性基体上に電荷発生層を形成
し、その上に電荷輸送層を形成した層構成において、電
荷輸送層の電荷輸送剤として、正孔輸送剤であるエナミ
ン誘導体を使用した場合には、感光層は負帯電型とな
る。この場合、電荷発生層には電子輸送剤を含有させて
もよい。
【0056】また、上記の層構成において、電荷輸送層
の電荷輸送剤として電子輸送剤を使用した場合には、感
光層は正帯電型となる。この場合には電荷発生層に、正
孔輸送剤であるエナミン誘導体を含有させればよい。つ
ぎに、本発明の電子写真感光体に用いられる電荷発生剤
等について詳述する。
【0057】《電荷発生剤》電荷発生剤としては、たと
えば下記の一般式(CG1) 〜(CG12)で表される化合物があ
げられる。 (CG1) 無金属フタロシアニン
【0058】
【化19】
【0059】(CG2) オキソチタニルフタロシアニン
【0060】
【化20】
【0061】(CG3) ペリレン顔料
【0062】
【化21】
【0063】〔式中、Rg1およびRg2は同一または異な
って、炭素数が18以下の置換または未置換のアルキル
基、シクロアルキル基、アリール基、アルカノイル基ま
たはアラルキル基を示す。〕 (CG4) ビスアゾ顔料
【0064】
【化22】
【0065】〔式中、Cp1 およびCp2 は同一または
異なってカップラー残基を示し、Qは次式:
【0066】
【化23】
【0067】(式中、Rg3は水素原子、アルキル基、ア
リール基または複素環式基を示し、アルキル基、アリー
ル基または複素環式基は置換基を有していてもよい。ω
は0または1を示す。)
【0068】
【化24】
【0069】
【化25】
【0070】(式中、Rg4およびRg5は同一または異な
って、水素原子、炭素数1〜5のアルキル基、ハロゲン
原子、アルコキシ基、アリール基またはアラルキル基を
示す。)
【0071】
【化26】
【0072】
【化27】
【0073】
【化28】
【0074】(式中、Rg6は水素原子、エチル基、クロ
ロエチル基またはヒドロキシエチル基を示す。)
【0075】
【化29】
【0076】または
【0077】
【化30】
【0078】(式中、Rg7、Rg8およびRg9は同一また
は異なって、水素原子、炭素数1〜5のアルキル基、ハ
ロゲン原子、アルコキシ基、アリール基またはアラルキ
ル基を示す。)で表される基を示す。〕 (CG5) ジチオケトピロロピロール顔料
【0079】
【化31】
【0080】〔式中、Rg10 およびRg11 は同一または
異なって、水素原子、アルキル基、アルコキシ基または
ハロゲン原子を示し、Rg12 およびRg13 は同一または
異なって、水素原子、アルキル基またはアリール基を示
す。〕 (CG6) 無金属ナフタロシアニン顔料
【0081】
【化32】
【0082】〔式中、Rg14 、Rg15 、Rg16 およびR
g17 は同一または異なって、水素原子、アルキル基、ア
ルコキシ基またはハロゲン原子を示す。〕 (CG7) 金属ナフタロシアニン顔料
【0083】
【化33】
【0084】〔式中、Rg18 、Rg19 、Rg20 およびR
g21 は同一または異なって、水素原子、アルキル基、ア
ルコキシ基またはハロゲン原子を示し、MはTiまたは
Vを示す。〕 (CG8) スクアライン顔料
【0085】
【化34】
【0086】〔式中、Rg22 およびRg23 は同一または
異なって、水素原子、アルキル基、アルコキシ基または
ハロゲン原子を示す。〕 (CG9) トリスアゾ顔料
【0087】
【化35】
【0088】〔式中、Cp3 、Cp4 およびCp5 は同
一または異なって、カップラー残基を示す。〕 (CG10)インジゴ顔料
【0089】
【化36】
【0090】〔式中、Rg24 およびRg25 は同一または
異なって、水素原子、アルキル基またはアリール基を示
し、Zは酸素原子または硫黄原子を示す。〕 (CG11)アズレニウム顔料
【0091】
【化37】
【0092】〔式中、Rg26 およびRg27 は同一または
異なって、水素原子、アルキル基またはアリール基を示
す。〕 (CG12)シアニン顔料
【0093】
【化38】
【0094】〔式中、Rg28 およびRg29 は同一または
異なって、水素原子、アルキル基、アルコキシ基または
ハロゲン原子を示し、Rg30 およびRg31 は同一または
異なって、水素原子、アルキル基またはアリール基を示
す。〕 上記例示の電荷発生剤において、アルキル基としては、
前述した炭素数1〜6のアルキル基の他、ヘプチル、オ
クチル、ノニル、デシル、ドデシル、トリデシル、ペン
タデシル、オクタデシルなどもあげられる。
【0095】シクロアルキル基としては、たとえばシク
ロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘ
キシル、シクロヘプチル、シクロオクチル等の炭素数3
〜8のシクロアルキル基があげられる。アルコキシ基、
アリール基としては前述と同様な基があげられる。アル
カノイル基としては、たとえばホルミル、アセチル、プ
ロピオニル、ブチリル、ペンタノイル、ヘキサノイル等
があげられ、アラルキル基としては、たとえばベンジ
ル、ベンズヒドリル、トリチル、フェネチル等があげら
れる。
【0096】複素環式基としては、たとえばチエニル、
フリル、ピロリル、ピロリジニル、オキサゾリル、イソ
オキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、イミダゾ
リル、2H−イミダゾリル、ピラゾリル、トリアゾリ
ル、テトラゾリル、ピラニル、ピリジル、ピペリジル、
ピペリジノ、3−モルホリニル、モルホリノ、チアゾリ
ルなどがあげられる。また、芳香族環と縮合した複素環
式基であってもよい。
【0097】上記の各基に置換してもよい置換基として
は、前記と同様の基があげられる。Cp1 、Cp2 、C
3 、Cp4 およびCp5 で表されるカップラー残基と
しては、たとえば下記一般式(Cp-1)〜(Cp-11) に示す基
があげられる。
【0098】
【化39】
【0099】
【化40】
【0100】各式中、Rg32 は、カルバモイル基、スル
ファモイル基、アロファノイル基、オキサモイル基、ア
ントラニロイル基、カルバゾイル基、グリシル基、ヒダ
ントイル基、フタルアモイル基またはスクシンアモイル
基を示す。これらの基は、ハロゲン原子、置換基を有し
てもよいフェニル基、置換基を有してもよいナフチル
基、ニトロ基、シアノ基、アルキル基、アルケニル基、
カルボニル基、カルボキシル基等の置換基を有していて
もよい。
【0101】Rg33 は、ベンゼン環と縮合して芳香族
環、多環式炭化水素または複素環を形成するのに必要な
原子団を示し、これらの環は前記と同様な置換基を有し
てもよい。Rg34 は、酸素原子、硫黄原子またはイミノ
基を示す。Rg35 は、2価の鎖式炭化水素基または芳香
族炭化水素基を示し、これらの基は前記と同様な置換基
を有してもよい。
【0102】Rg36 は、アルキル基、アラルキル基、ア
リール基または複素環式基を表し、これらの基は前記と
同様な置換基を有してもよい。Rg37 は、2価の鎖式炭
化水素基もしくは芳香族炭化水素基とともに、または上
記基(Cp-1)〜(Cp-11) 中の2つの窒素原子とともに複素
環を形成するのに必要な原子団を表し、これらの環は前
記と同様な置換基を有してもよい。
【0103】Rg38 は、水素原子、アルキル基、アミノ
基、カルバモイル基、スルファモイル基、アロファノイ
ル基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、アリ
ール基またはシアノ基を示し、水素原子以外の基は前記
と同様な置換基を有していてもよい。Rg39 は、アルキ
ル基またはアリール基を示し、これらの基は前記と同様
な置換基を有してもよい。
【0104】アルケニル基としては、たとえばビニル、
アリル、2−ブテニル、3−ブテニル、1−メチルアリ
ル、2−ペンテニル、2−ヘキセニル等の炭素数が2〜
6のアルケニル基があげられる。前記Rg33 において、
ベンゼン環と縮合して芳香族環を形成するのに必要な原
子団としては、たとえばメチレン、エチレン、トリメチ
レン、テトラメチレン等の炭素数1〜4のアルキレン基
があげられる。
【0105】上記Rg33 とベンゼン環との縮合により形
成される芳香族環としては、たとえばナフタリン環、ア
ントラセン環、フェナントレン環、ピレン環、クリセン
環、ナフタセン環等があげられる。またRg33 におい
て、ベンゼン環と縮合して多環式炭化水素を形成するの
に必要な原子団としては、たとえば上記炭素数1〜4の
アルキレン基や、あるいはカルバゾール環、ベンゾカル
バゾール環、ジベンゾフラン環等があげられる。
【0106】またRg33 において、ベンゼン環と縮合し
て複素環を形成するのに必要な原子団としては、たとえ
ばベンゾフラニル、ベンゾチオフェニル、インドリル、
1H−インドリル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾチアゾ
リル、1H−インダドリル、ベンゾイミダゾリル、クロ
メニル、クロマニル、イソクロマニル、キノリニル、イ
ソキノリニル、シンノリニル、フタラジニル、キナゾニ
リル、キノキサリニル、ジベンゾフラニル、カルバゾリ
ル、キサンテニル、アクリジニル、フェナントリジニ
ル、フェナジニル、フェノキサジニル、チアントレニル
等があげられる。
【0107】上記Rg33 とベンゼン環との縮合により形
成される芳香族性複素環式基としては、たとえばチエニ
ル、フリル、ピロリル、オキサゾリル、イソオキサゾリ
ル、チアゾリル、イソチアゾリル、イミダゾリル、ピラ
ゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、ピリジル、チア
ゾリルがあげられる。また、さらに他の芳香族環と縮合
した複素環式基(たとえばベンゾフラニル、ベンゾイミ
ダゾリル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾチアゾリル、キ
ノリルなど)であってもよい。
【0108】前記Rg35 、Rg37 において、2価の鎖式
炭化水素基としては、エチレン、トリメチレン、テトラ
メチレン等があげられ、2価の芳香族炭化水素基として
は、フェニレン、ナフチレン、フェナントリレン等があ
げられる。前記Rg36 において、複素環式基としては、
ピリジル、ピラジル、チエニル、ピラニル、インドリル
等があげられる。
【0109】前記Rg37 において、2つの窒素原子とと
もに複素環を形成するのに必要な原子団としては、たと
えばフェニレン、ナフチレン、フェナントリレン、エチ
レン、トリメチレン、テトラメチレン等があげられる。
上記Rg37 と、2つの窒素原子とにより形成される芳香
族性複素環式基としては、たとえばベンゾイミダゾー
ル、ベンゾ[f]ベンゾイミダゾール、ジベンゾ[e,
g]ベンゾイミダゾール、ベンゾピリミジン等があげら
れる。これらの基は前記と同様な置換基を有してもよ
い。
【0110】前記Rg38 において、アルコキシカルボニ
ル基としては、たとえばメトキシカルボニル、エトキシ
カルボニル、プロポキシカルボニル、ブトキシカルボニ
ル等の基があげられる。本発明においては、上記例示の
電荷発生剤のほかに、たとえばセレン、セレン−テル
ル、セレン−ヒ素、硫化カドミウム、アモルファスシリ
コン等の無機光導電材料の粉末や、ピリリウム塩、アン
サンスロン系顔料、トリフェニルメタン系顔料、スレン
系顔料、トルイジン系顔料、ピラゾリン系顔料、キナク
リドン系顔料等の従来公知の電荷発生剤を用いることが
できる。
【0111】上記例示の電荷発生剤は、所望の領域に吸
収波長を有するように、単独でまたは2種以上を混合し
て用いられる。上記例示の電荷発生剤のうち、特に半導
体レーザーなどの光源を使用したレーザービームプリン
タやファクシミリ等のデジタル光学系の画像形成装置に
は、700nm以上の波長領域に感度を有する感光体が
必要となるため、たとえば前記一般式(CG1) で表される
無金属フタロシアニンや、一般式(CG2) で表されるオキ
ソチタニルフタロシアニン等のフタロシアニン系顔料が
好適に用いられる。フタロシアニン系顔料の結晶形につ
いては特に限定されず、種々のものを使用できる。
【0112】一方、ハロゲンランプ等の白色の光源を使
用した静電式複写機等のアナログ光学系の画像形成装置
には、可視領域に感度を有する感光体が必要となるた
め、たとえば前記一般式(CG3) で表されるペリレン顔料
や一般式(CG4) で表されるビスアゾ顔料等が好適に用い
られる。 〈電子輸送剤〉電子輸送剤としては、高い電子輸送能を
有する種々の化合物、たとえば下記の一般式(ET1) 〜(E
T17)で表される化合物等があげられる。
【0113】(ET1)
【0114】
【化41】
【0115】〔式中、Re1、Re2、Re3、Re4およびR
e5は同一または異なって、水素原子、置換基を有しても
よいアルキル基、置換基を有してもよいアルコキシ基、
置換基を有してもよいアリール基、置換基を有してもよ
いアラルキル基、置換基を有してもよいフェノキシ基ま
たはハロゲン原子を示す。〕 (ET2)
【0116】
【化42】
【0117】〔式中、Re6はアルキル基、Re7は置換基
を有してもよいアルキル基、置換基を有してもよいアル
コキシ基、置換基を有してもよいアリール基、置換基を
有してもよいアラルキル基、ハロゲン原子またはハロゲ
ン化アルキル基を示す。γは0〜5の整数を示す。な
お、γが2以上のとき、各Re7は互いに異なっていても
よい。〕 (ET3)
【0118】
【化43】
【0119】〔式中、Re8およびRe9は同一または異な
って、アルキル基を示す。δは1〜4の整数を示し、ε
は0〜4の整数を示す。なお、δおよびεが2以上のと
き、各Re8およびRe9は異なっていてもよい。〕 (ET4)
【0120】
【化44】
【0121】〔式中、Re10 はアルキル基、アリール
基、アラルキル基、アルコキシ基、ハロゲン化アルキル
基またはハロゲン原子を示す。ζは0〜4、ηは0〜5
の整数を示す。なお、ηが2以上のとき、各Re10 は異
なっていてもよい。〕 (ET5)
【0122】
【化45】
【0123】〔式中、Re11 はアルキル基を示し、σは
1〜4の整数を示す。なお、σが2以上のとき、各R
e11 は異なっていてもよい。〕 (ET6)
【0124】
【化46】
【0125】〔式中、Re12 およびRe13 は同一または
異なって、水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、アリ
ール基、アラルキルオキシカルボニル基、アルコキシ
基、水酸基、ニトロ基またはシアノ基を示す。Xは基:
O、N−CNまたはC(CN)2を示す。〕 (ET7)
【0126】
【化47】
【0127】〔式中、Re14 は水素原子、ハロゲン原
子、アルキル基または置換基を有してもよいフェニル基
を示し、Re15 はハロゲン原子、置換基を有してもよい
アルキル基、置換基を有してもよいフェニル基、アルコ
キシカルボニル基、N−アルキルカルバモイル基、シア
ノ基またはニトロ基を示す。λは0〜3の整数を示す。
なお、λが2以上のとき、各Re15 は互いに異なってい
てもよい。〕 (ET8)
【0128】
【化48】
【0129】〔式中、θは1〜2の整数を示す。〕 (ET9)
【0130】
【化49】
【0131】〔式中、Re16 およびRe17 は同一または
異なって、ハロゲン原子、置換基を有してもよいアルキ
ル基、シアノ基、ニトロ基、アルコキシカルボニル基を
示す。νおよびξは0〜3の整数を示す。なお、νまた
はξが2以上のとき、各Re16およびRe17 は互いに異
なっていてもよい。〕 (ET10)
【0132】
【化50】
【0133】〔式中、Re18 およびRe19 は同一または
異なって、フェニル基、縮合多環式基または複素環式基
を示し、これらの基は置換基を有していてもよい。〕 (ET11)
【0134】
【化51】
【0135】〔式中、Re20 はアミノ基、ジアルキルア
ミノ基、アルコキシ基、アルキル基またはフェニル基を
示し、πは1〜2の整数を示す。なお、πが2のとき、
各Re2 0 は互いに異なっていてもよい。〕 (ET12)
【0136】
【化52】
【0137】〔式中、Re21 は水素原子、アルキル基、
アリール基、アルコキシ基またはアラルキル基を示
す。〕 (ET13)
【0138】
【化53】
【0139】〔式中、Re22 はハロゲン原子、置換基を
有してもよいアルキル基、置換基を有してもよいフェニ
ル基、アルコキシカルボニル基、N−アルキルカルバモ
イル基、シアノ基またはニトロ基を示す。μは0〜3の
整数を示す。なお、μが2以上のとき、各Re22 は互い
に異なっていてもよい。〕 (ET14)
【0140】
【化54】
【0141】〔式中、Re23 は置換基を有してもよいア
ルキル基または置換基を有してもよいアリール基を示
し、Re24 は置換基を有してもよいアルキル基、置換基
を有してもよいアリール基または基 −O−Re24a を示す。上記基中のRe24aは、置換基を有してもよいア
ルキル基または置換基を有してもよいアリール基を示
す。〕 (ET15)
【0142】
【化55】
【0143】〔式中、Re25 、Re26 、Re27
e28 、Re29 、Re30 およびRe31 は同一または異な
ってアルキル基、アリール基、アラルキル基、アルコキ
シ基、ハロゲン原子またはハロゲン化アルキル基を示
す。χおよびφは同一または異なって0〜4の整数を示
す。〕 (ET16)
【0144】
【化56】
【0145】〔式中、Re32 およびRe33 は同一または
異なってアルキル基、アリール基、アルコキシ基、ハロ
ゲン原子またはハロゲン化アルキル基を示す。τおよび
ψは同一または異なって0〜4の整数を示す。〕 (ET17)
【0146】
【化57】
【0147】〔式中、Re34 、Re35 、Re36 およびR
e37 は同一または異なって水素原子、アルキル基、アル
コキシ基、アリール基、アラルキル基、シクロアルキル
基またはアミノ基を示す。ただしRe34 、Re35 、R
e36 、Re37 のうち少なくとも2つは、水素原子でない
同一の基である。〕 上記例示の電子輸送剤において、アルキル基、シクロア
ルキル基、アルコキシ基、アルコキシカルボニル基、ア
リール基、アラルキル基および複素環式基としては、前
記と同様の基があげられる。
【0148】ハロゲン化アルキル基としては、たとえば
クロロメチル、ブロモメチル、フルオロメチル、ヨード
メチル、2−クロロエチル、1−フルオロエチル、3−
クロロプロピル、2−ブロモプロピル、1−クロロプロ
ピル、2−クロロ−1−メチルエチル、1−ブロモ−1
−メチルエチル、4−ヨードブチル、3−フルオロブチ
ル、3─クロロ−2−メチルプロピル、2─ヨード−2
−メチルプロピル、1−フルオロ−2−メチルプロピ
ル、2−クロロ−1,1−ジメチルエチル、2−ブロモ
−1,1−ジメチルエチル、5−ブロモペンチル、4−
クロロヘキシルなどのアルキル基の部分が炭素数1〜6
のハロゲン化アルキル基があげられる。
【0149】縮合多環式基としては、たとえばナフチ
ル、フェナントリル、アントリルなどがあげられる。ア
ラルキルオキシカルボニル基としては、アラルキル部分
が前述した各種のアラルキル基であるものがあげられ
る。N−アルキルカルバモイル基としては、アルキル部
分が前述した各種のアルキル基であるものがあげられ
る。
【0150】ジアルキルアミノ基としては、アルキル部
分が前述した各種のアルキル基であるものがあげられ
る。なおアミノに置換する2つのアルキルは同一でも、
互いに異なっていてもよい。上記の各基に置換してもよ
い置換基としては、前記と同様の基があげられる。また
本発明においては、上記例示のほかに従来公知の電子輸
送物質、すなわちベンゾキノン系化合物、マロノニトリ
ル、チオピラン系化合物、テトラシアノエチレン、2,
4,8−トリニトロチオキサントン、ジニトロベンゼ
ン、ジニトロアントラセン、ジニトロアクリジン、ニト
ロアントラキノン、ジニトロアントラキノン、無水コハ
ク酸、無水マレイン酸、ジブロモ無水マレイン酸等を用
いることができる。
【0151】本発明において電子輸送剤は、1種単独で
用いられる他、2種以上を混合して用いてもよい。 〈正孔輸送剤〉本発明においては、正孔輸送剤である前
記エナミン誘導体とともに、従来公知の他の正孔輸送剤
を感光層に含有させてもよい。
【0152】このような正孔輸送剤としては、高い正孔
輸送能を有する種々の化合物、たとえば下記の一般式(H
T1) 〜(HT13)で表される化合物等があげられる。 (HT1)
【0153】
【化58】
【0154】〔式中、Rh1、Rh2、Rh3、Rh4、Rh5
よびRh6は同一または異なってハロゲン原子、置換基を
有してもよいアルキル基、置換基を有してもよいアルコ
キシ基または置換基を有してもよいアリール基を示す。
aおよびbは同一または異なって0〜4の整数を示し、
c、d、eおよびfは同一または異なって0〜5の整数
を示す。なお、a、b、c、d、eまたはfが2以上の
とき、各Rh1、Rh2、R h3、Rh4、Rh5およびRh6は異
なっていてもよい。〕 (HT2)
【0155】
【化59】
【0156】〔式中、Rh7、Rh8、Rh9、Rh10 および
h11 は同一または異なってハロゲン原子、置換基を有
してもよいアルキル基、置換基を有してもよいアルコキ
シ基または置換基を有してもよいアリール基を示す。
g、h、iおよびjは同一または異なって0〜5の整数
を示し、kは0〜4の整数を示す。なお、g、h、i、
jまたはkが2以上のとき、各Rh7、Rh8、Rh9、R
h10 およびRh11 は異なっていてもよい。〕 (HT3)
【0157】
【化60】
【0158】〔式中、Rh12 、Rh13 、Rh14 およびR
h15 は同一または異なってハロゲン原子、置換基を有し
てもよいアルキル基、置換基を有してもよいアルコキシ
基または置換基を有してもよいアリール基を示す。R
h16 はハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、置換基を有
してもよいアルキル基、置換基を有してもよいアルコキ
シ基または置換基を有してもよいアリール基を示す。
m、n、oおよびpは同一または異なって、0〜5の整
数を示す。qは0〜6の整数を示す。なお、m、n、
o、pまたはqが2以上のとき、各Rh12 、Rh13 、R
h14 、Rh15 およびRh1 6 は異なっていてもよい。〕 (HT4)
【0159】
【化61】
【0160】〔式中、Rh17 、Rh18 、Rh19 およびR
h20 は同一または異なってハロゲン原子、置換基を有し
てもよいアルキル基、置換基を有してもよいアルコキシ
基または置換基を有してもよいアリール基を示す。r、
s、tおよびuは同一または異なって、0〜5の整数を
示す。なお、r、s、tまたはuが2以上のとき、各R
h17 、Rh18 、Rh19 およびRh20 は異なっていてもよ
い。〕 (HT5)
【0161】
【化62】
【0162】〔式中、Rh21 およびRh22 は同一または
異なって、水素原子、ハロゲン原子、アルキル基または
アルコキシ基を示す。Rh23 、Rh24 、Rh25 およびR
h26 は同一または異なって、水素原子、アルキル基また
はアリール基を示す。〕 (HT6)
【0163】
【化63】
【0164】〔式中、Rh27 、Rh28 およびRh29 は同
一または異なって、水素原子、ハロゲン原子、アルキル
基またはアルコキシ基を示す。〕 (HT7)
【0165】
【化64】
【0166】〔式中、Rh30 、Rh31 、Rh32 およびR
h33 は同一または異なって、水素原子、ハロゲン原子、
アルキル基またはアルコキシ基を示す。〕 (HT8)
【0167】
【化65】
【0168】〔式中、Rh34 、Rh35 、Rh36 、Rh37
およびRh38 は同一または異なって、水素原子、ハロゲ
ン原子、アルキル基またはアルコキシ基を示す。〕 (HT9)
【0169】
【化66】
【0170】〔式中、Rh39 は水素原子またはアルキル
基を示し、Rh40 、Rh41 およびRh4 2 は同一または異
なって、水素原子、ハロゲン原子、アルキル基またはア
ルコキシ基を示す。〕 (HT10)
【0171】
【化67】
【0172】〔式中、Rh43 、Rh44 およびRh45 は同
一または異なって、水素原子、ハロゲン原子、アルキル
基またはアルコキシ基を示す。〕 (HT11)
【0173】
【化68】
【0174】〔式中、Rh46 およびRh47 は同一または
異なって、水素原子、ハロゲン原子、置換基を有しても
よいアルキル基または置換基を有してもよいアルコキシ
基を示す。Rh48 およびRh49 は同一または異なって、
水素原子、置換基を有してもよいアルキル基または置換
基を有してもよいアリール基を示す。〕 (HT12)
【0175】
【化69】
【0176】〔式中、Rh50 、Rh51 、Rh52
h53 、Rh54 およびRh55 は同一または異なって、置
換基を有してもよいアルキル基、置換基を有してもよい
アルコキシ基または置換基を有してもよいアリール基を
示す。αは1〜10の整数を示し、v、w、x、y、z
およびβは同一または異なって0〜2の整数を示す。な
お、v、w、x、y、zまたはβが2のとき、各
h50 、Rh51 、Rh52 、Rh53 、R h54 およびRh55
は異なっていてもよい。〕 (HT13)
【0177】
【化70】
【0178】〔式中、Rh56 、Rh57 、Rh58 およびR
h59 は同一または異なって、水素原子、ハロゲン原子、
アルキル基またはアルコキシ基を示し、Φは
【0179】
【化71】
【0180】で表される基(Φ−1)、(Φ−2)また
は(Φ−3)を示す。〕 上記例示の正孔輸送剤において、アルキル基、アルコキ
シ基、アリール基およびアラルキル基としては、前記と
同様の基があげられる。また上記基に置換してもよい置
換基としても、前記と同様の基があげられる。また本発
明においては、上記例示のほかに従来公知の正孔輸送物
質、すなわち2,5−ジ(4−メチルアミノフェニル)
−1,3,4−オキサジアゾール等のオキサジアゾール
系化合物、9−(4−ジエチルアミノスチリル)アント
ラセン等のスチリル系化合物、ポリビニルカルバゾール
等のカルバゾール系化合物、有機ポリシラン化合物、1
−フェニル−3−(p−ジメチルアミノフェニル)ピラ
ゾリン等のピラゾリン系化合物、ヒドラゾン系化合物、
トリフェニルアミン系化合物、インドール系化合物、オ
キサゾール系化合物、イソオキサゾール系化合物、チア
ゾール系化合物、チアジアゾール系化合物、イミダゾー
ル系化合物、ピラゾール系化合物、トリアゾール系化合
物等の含窒素環式化合物、縮合多環式化合物等を用いる
ことができる。
【0181】本発明において正孔輸送剤は、1種単独で
用いられる他、2種以上を混合して用いてもよい。ま
た、ポリビニルカルバゾール等の成膜性を有する正孔輸
送剤を用いる場合には、結着樹脂は必ずしも必要でな
い。 〈結着樹脂〉結着樹脂としては、たとえばスチレン系重
合体、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン−アク
リロニトリル共重合体、スチレン−マレイン酸共重合
体、アクリル系重合体、スチレン−アクリル系共重合
体、ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、塩
素化ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリプロピレン、
塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリエステル、アル
キッド樹脂、ポリアミド、ポリウレタン、ポリカーボネ
ート、ポリアリレート、ポリスルホン、ジアリルフタレ
ート樹脂、ケトン樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ポ
リエーテル樹脂等の熱可塑性樹脂や、シリコーン樹脂、
エポキシ樹脂、フェノール樹脂、尿素樹脂、メラミン樹
脂その他架橋性の熱硬化性樹脂、さらにエポキシ−アク
リレート、ウレタン−アクリレート等の光硬化性樹脂等
があげられる。これら結着樹脂は単独で使用できるほ
か、2種以上を併用することもできる。
【0182】次に、本発明の電子写真感光体の製造方法
について説明する。単層型の感光層を有する電子写真感
光体を得るには、エナミン誘導体を、電荷発生剤や結着
樹脂、さらに必要に応じて電子輸送剤や他の正孔輸送剤
等と共に適当な溶剤に溶解または分散した塗布液を、塗
布等の手段によって導電性基体上に塗布し、乾燥させれ
ばよい。
【0183】上記単層型の感光層においては、結着樹脂
100重量部に対して電荷発生剤は0.1〜50重量
部、好ましくは0.5〜30重量部の割合で配合され、
エナミン誘導体を含む正孔輸送剤は5〜500重量部、
好ましくは25〜200重量部の割合で配合される。ま
た電子輸送剤は5〜100重量部、好ましくは10〜8
0重量部の割合で配合される。さらに、正孔輸送剤と電
子輸送剤との総量は、結着樹脂100重量部に対して2
0〜500重量部、好ましくは30〜200重量部とす
るのが適当である。
【0184】また、単層型の感光層の厚さは5〜100
μm、好ましくは10〜50μmである。積層型の感光
層のうち、前述したように電荷発生層が下側に配置され
た感光層を有する電子写真感光体を得るには、まず導電
性基体上に電荷発生層を形成し、ついでこの電荷発生層
上に、電荷輸送剤と結着樹脂とを含む塗布液を塗布等の
手段によって塗布し、乾燥させて電荷輸送層を形成すれ
ばよい。
【0185】上記積層型の感光層のうち電荷発生層とし
ては、電荷発生剤のみからなるものと、結着樹脂中に電
荷発生剤を含有させたものとがあり、前者の電荷発生層
は、導電性基体上に電荷発生剤を蒸着したり、あるいは
電荷発生剤を含む塗布液を、塗布等の手段によって塗布
して乾燥させたりすることで形成される。また後者の電
荷発生層は、電荷発生剤と結着樹脂とを含む塗布液を塗
布等の手段によって塗布し、乾燥させることで形成され
る。
【0186】上記のうち後者の、樹脂結着型の電荷発生
層において、電荷発生剤と結着樹脂とは、種々の割合で
使用することができるが、結着樹脂100重量部に対し
て電荷発生剤を5〜1000重量部、好ましくは30〜
500重量部の割合で配合するのが適当である。電荷発
生層上に積層される電荷輸送層を構成する電荷輸送剤と
結着樹脂とは、電荷の輸送を阻害しない範囲および結晶
化しない範囲で種々の割合で使用することができるが、
光照射により電荷発生層で生じた電荷を容易に輸送でき
るように、結着樹脂100重量部に対して電荷輸送剤を
10〜500重量部、好ましくは25〜100樹脂の割
合で配合するのが適当である。
【0187】また、電荷発生層に、電荷輸送層に含有さ
せるのと反対の輸送性の電荷輸送剤を含有させる場合
は、当該電荷輸送剤を結着樹脂100重量部に対して
0.5〜50重量部、好ましくは1〜40重量部で配合
するのが適当である。積層型の感光層の厚さは、電荷発
生層が0.01〜5μm程度、好ましくは0.1〜3μ
m程度であり、電荷輸送層が2〜100μm、好ましく
は5〜50μm程度である。
【0188】単層型感光体にあっては導電性基体と感光
層との間に、また積層型感光体にあっては導電性基体と
電荷発生層との間、導電性基体と電荷輸送層との間また
は電荷発生層と電荷輸送層との間に、それぞれ感光体の
特性を阻害しない範囲でバリア層を形成してもよい。ま
た、感光体の表面には保護層を形成していてもよい。単
層型および積層型の各感光層には、電子写真特性に悪影
響を与えない範囲で、それ自体公知の種々の添加剤、た
とえば酸化防止剤、ラジカル捕捉剤、一重項クエンチャ
ー、紫外線吸収剤等の劣化防止剤、軟化剤、可塑剤、表
面改質剤、増量剤、増粘剤、分散安定剤、ワックス、ア
クセプター、ドナー等を配合することができる。
【0189】また、感光層の感度を向上させるために、
たとえばテルフェニル、ハロナフトキノン類、アセナフ
チレン等の公知の増感剤を電荷発生剤と併用してもよ
い。本発明の感光体に使用される導電性基体としては、
導電性を有する種々の材料を使用することができ、たと
えばアルミニウム、鉄、銅、スズ、白金、銀、バナジウ
ム、モリブデン、クロム、カドミウム、チタン、ニッケ
ル、パラジウム、インジウム、ステンレス鋼、真鍮等の
金属単体や、上記金属が蒸着またはラミネートされたプ
ラスチック材料、ヨウ化アルミニウム、酸化スズ、酸化
インジウム等で被覆されたガラス等があげられる。
【0190】導電性基体はシート状、ドラム状等の何れ
であってもよく、基体自体が導電性を有するか、あるい
は基体の表面が導電性を有していればよい。また、導電
性基体は、使用に際して、充分な機械的強度を有するも
のが好ましい。本発明における感光層は、前記した各成
分を含む樹脂組成物を溶剤に溶解ないし分散した塗布液
を導電性基体上に塗布、乾燥して製造される。
【0191】すなわち、前記例示の電荷発生剤、電荷輸
送剤、結着樹脂等を、適当な溶剤とともに、公知の方
法、たとえば、ロールミル、ボールミル、アトライタ、
ペイントシェーカーあるいは超音波分散器等を用いて分
散混合して塗布液を調製し、これを公知の手段により塗
布、乾燥すればよい。塗布液をつくるための溶剤として
は、種々の有機溶剤が使用可能であり、たとえばメタノ
ール、エタノール、イソプロパノール、ブタノール等の
アルコール類、n−ヘキサン、オクタン、シクロヘキサ
ン等の脂肪族系炭化水素、ベンゼン、トルエン、キシレ
ン等の芳香族炭化水素、ジクロロメタン、ジクロロエタ
ン、四塩化炭素、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水
素、ジメチルエーテル、ジエチルエーテル、テトラヒド
ロフラン、エチレングリコールジメチルエーテル、ジエ
チレングリコールジメチルエーテル等のエーテル類、ア
セトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン等のケ
トン類、酢酸エチル、酢酸メチル等のエステル類、ジメ
チルホルムアルデヒド、ジメチルホルムアミド、ジメチ
ルスルホキシド等があげられる。これらの溶剤は1種又
は2種以上を混合して用いることができる。
【0192】さらに、電荷輸送剤や電荷発生剤の分散
性、感光層表面の平滑性をよくするために界面活性剤、
レベリング剤等を使用してもよい。以上のように、本発
明の電子写真感光体は電荷、とくに正孔輸送能にすぐれ
たエナミン誘導体を正孔輸送剤として使用しているので
高感度であるとともに、残留電位が低下して繰り返し特
性にもすぐれている。したがって本発明の感光体を使用
すると、静電式複写機等の画像形成装置の高速化、高性
能化をはかることができる。
【0193】
【実施例】以下、実施例をあげて本発明を説明する。 《デジタル光源用感光体(単層型)》 実施例1 電荷発生剤である、前記式(CG1) の無金属フタロシアニ
ンに属するX型無金属フタロシアニン(CG1-1) 5重量部
と、正孔輸送剤である、前記表1中の化合物No.1-4のエ
ナミン誘導体100重量部と、結着樹脂であるポリカー
ボネート100重量部とを、800重量部のテトラヒド
ロフランとともに、ボールミルにて50時間、混合し、
分散させて単層型感光層用の塗布液を調整した。
【0194】つぎにこの塗布液を、導電性基材であるア
ルミニウム素管上に、ディップコート法にて塗布し、1
10℃で30分間、熱風乾燥させて、膜厚25μmの単
層型感光層を有するデジタル光源用の感光体を製造し
た。 実施例2、3 正孔輸送剤として、化合物No.1-4のエナミン誘導体に代
えて、前記表1中の、化合物No.1-11 のエナミン誘導体
100重量部(実施例2)、または化合物No.1-17 のエ
ナミン誘導体100重量部(実施例3)を配合したこと
以外は実施例1と同様にして、単層型感光層を有するデ
ジタル光源用の感光体を製造した。
【0195】実施例4〜6 上記の各成分にさらに、前記式(ET17)のジフェノキノン
誘導体に属する、式(ET17-1):
【0196】
【化72】
【0197】で表される化合物30重量部を電子輸送剤
として配合したこと以外は実施例1〜3と同様にして、
単層型感光層を有するデジタル光源用の感光体を製造し
た。 実施例7〜9 電子輸送剤として、式(ET17-1)の化合物に代えて、前記
式(ET14)のナフトキノン誘導体に属する、式(ET14-1):
【0198】
【化73】
【0199】で表される化合物30重量部を配合したこ
と以外は実施例1と同様にして、単層型感光層を有する
デジタル光源用の感光体を製造した。 比較例1 正孔輸送剤として、化合物No.1-4のエナミン誘導体に代
えて、前記一般式(4)の従来のスチルベン誘導体に属す
る、式(4-1) :
【0200】
【化74】
【0201】で表される化合物100重量部を配合した
こと以外は実施例1と同様にして、単層型感光層を有す
るデジタル光源用の感光体を製造した。上記各実施例、
比較例の電子写真感光体について、下記の光感度試験
(I) を行い、その特性を評価した。 光感度試験(I) ジェンテック(GENTEC)社製のドラム感度試験機
を用いて、各実施例、比較例の電子写真感光体に印加電
圧を加えて、その表面を+700±20Vに帯電させ
て、表面電位V0 (V)を測定した。
【0202】つぎに、上記試験機の露光光源であるハロ
ゲンランプの白色光から、バンドパスフィルターによっ
て取り出した、波長780nm(半値幅20nm)、光
強度8μJ/cm2 の単色光を、上記帯電状態の感光体
の表面に照射(照射時間1.5秒)した。そして、上記
表面電位V0 (V)が1/2になるのに要した時間を計
測して、半減露光量E1/2 (μJ/cm2 )を求めた。
また露光開始から0.5秒、経過した時点での表面電位
を、残留電位Vr (V)として測定した。
【0203】上記の半減露光量E1/2 が小さく、残留電
位Vr が低いほど、感光体は高感度である。結果を表5
に示す。
【0204】
【表5】
【0205】実施例10〜18、比較例2 電荷発生剤として、X型無金属フタロシアニンに代え
て、前記式(CG2) のオキソチタニルフタロシアニンに属
するα型オキソチタニルフタロシアニン(CG2-1)5重量
部を配合したこと以外は実施例1〜9、比較例1と同様
にして、単層型感光層を有するデジタル光源用の感光体
を製造した。
【0206】上記各実施例、比較例の電子写真感光体に
ついて、前記の光感度試験(I) を行い、その特性を評価
した。結果を表6に示す。
【0207】
【表6】
【0208】実施例19〜27、比較例3 電荷発生剤として、X型無金属フタロシアニンに代え
て、前記式(CG2) のオキソチタニルフタロシアニンに属
するY型オキソチタニルフタロシアニン(CG2-2)5重量
部を配合したこと以外は実施例1〜9、比較例1と同様
にして、単層型感光層を有するデジタル光源用の感光体
を製造した。
【0209】上記各実施例、比較例の電子写真感光体に
ついて、前記の光感度試験(I) を行い、その特性を評価
した。結果を表7に示す。
【0210】
【表7】
【0211】《デジタル光源用感光体(積層型)》 実施例28 電荷発生剤である、前記X型無金属フタロシアニン(CG1
-1) 2.5重量部と、結着樹脂であるポリビニルブチラ
ール1重量部とを、15重量部のテトラヒドロフランと
ともに、ボールミルにて混合し、分散させて電荷発生層
用の塗布液を調整した。
【0212】つぎにこの塗布液を、導電性基材であるア
ルミニウム素管上に、ディップコート法にて塗布し、1
10℃で30分間、熱風乾燥させて、膜厚0.5μmの
電荷発生層を形成した。つぎに正孔輸送剤としての、前
記化合物No.1-4のエナミン誘導体1重量部と、結着樹脂
であるポリカーボネート1重量部とを、10重量部のテ
トラヒドロフランとともに、ボールミルにて混合し、分
散させて電荷輸送層用の塗布液を調整した。
【0213】つぎにこの塗布液を、上記電荷発生層上
に、ディップコート法にて塗布し、110℃で30分
間、熱風乾燥させて、膜厚20μmの電荷輸送層を形成
して、積層型感光層を有するデジタル光源用の感光体を
製造した。 実施例29、30 正孔輸送剤として、化合物No.1-4のエナミン誘導体に代
えて、前記化合物No.1-11 のエナミン誘導体1重量部
(実施例29)、または化合物No.1-14 のエナミン誘導
体1重量部(実施例30)を配合したこと以外は実施例
1と同様にして、積層型感光層を有するデジタル光源用
の感光体を製造した。
【0214】比較例4 正孔輸送剤として、化合物No.1-4のエナミン誘導体に代
えて、前記スチルベン誘導体(4-1) 1重量部を配合した
こと以外は実施例1と同様にして、積層型感光層を有す
るデジタル光源用の感光体を製造した。 実施例31〜33、比較例5 電荷発生剤として、X型無金属フタロシアニンに代え
て、前記α型オキソチタニルフタロシアニン(CG2-1)
2.5重量部を配合したこと以外は実施例28〜30、
比較例4と同様にして、積層型感光層を有するデジタル
光源用の感光体を製造した。
【0215】実施例34〜36、比較例6 電荷発生剤として、X型無金属フタロシアニンに代え
て、前記Y型オキソチタニルフタロシアニン(CG2-2)
2.5重量部を配合したこと以外は実施例28〜30、
比較例4と同様にして、積層型感光層を有するデジタル
光源用の感光体を製造した。
【0216】上記各実施例、比較例の電子写真感光体に
ついて、下記の光感度試験(II)を行い、その特性を評価
した。 光感度試験(II) ジェンテック(GENTEC)社製のドラム感度試験機
を用いて、各実施例、比較例の電子写真感光体に印加電
圧を加えて、その表面を−700±20Vに帯電させ
て、表面電位V0 (V)を測定した。
【0217】つぎに、上記試験機の露光光源であるハロ
ゲンランプの白色光から、バンドパスフィルターによっ
て取り出した、波長780nm(半値幅20nm)、光
強度8μJ/cm2 の単色光を、上記帯電状態の感光体
の表面に照射(照射時間1.5秒)した。そして、上記
表面電位V0 (V)が1/2になるのに要した時間を計
測して、半減露光量E1/2 (μJ/cm2 )を求めた。
また露光開始から0.5秒、経過した時点での表面電位
を、残留電位Vr (V)として測定した。
【0218】上記の半減露光量E1/2 が小さく、残留電
位Vr が低いほど、感光体は高感度である。結果を表8
に示す。
【0219】
【表8】
【0220】《アナログ光源用感光体(単層型)》 実施例37〜45、比較例7 電荷発生剤として、X型無金属フタロシアニンに代え
て、前記式(CG3) のペリレン顔料に属する、式(CG3-1)
【0221】
【化75】
【0222】で表される化合物5重量部を配合したこと
以外は実施例1〜9、比較例1と同様にして、単層型感
光層を有するアナログ光源用の感光体を製造した。上記
各実施例、比較例の電子写真感光体について、下記の光
感度試験(III) を行い、その特性を評価した。 光感度試験(III) ジェンテック(GENTEC)社製のドラム感度試験機
を用いて、各実施例、比較例の電子写真感光体に印加電
圧を加えて、その表面を+700±20Vに帯電させ
て、表面電位V0 (V)を測定した。
【0223】つぎに、上記試験機の露光光源であるハロ
ゲンランプの白色光(光強度8ルックス)を、上記帯電
状態の感光体の表面に照射(照射時間1.5秒)した。
そして、上記表面電位V0 (V)が1/2になるのに要
した時間を計測して、半減露光量E1/2 (μJ/c
2 )を求めた。また露光開始から0.5秒、経過した
時点での表面電位を、残留電位Vr (V)として測定し
た。
【0224】上記の半減露光量E1/2 が小さく、残留電
位Vr が低いほど、感光体は高感度である。結果を表9
に示す。
【0225】
【表9】
【0226】実施例46〜54、比較例8 電荷発生剤として、X型無金属フタロシアニンに代え
て、前記式(CG4) のビスアゾ顔料に属する、式(CG4-1)
【0227】
【化76】
【0228】で表される化合物5重量部を配合したこと
以外は実施例1〜9、比較例1と同様にして、単層型感
光層を有するアナログ光源用の感光体を製造した。上記
各実施例、比較例の電子写真感光体について、前記の光
感度試験(III) を行い、その特性を評価した。結果を表
10に示す。
【0229】
【表10】
【0230】《アナログ光源用感光体(積層型)》 実施例55〜57、比較例9 電荷発生剤として、X型無金属フタロシアニンに代え
て、前記ペリレン顔料(CG3-1) 2.5重量部を配合した
こと以外は実施例28〜30、比較例4と同様にして、
積層型感光層を有するアナログ光源用の感光体を製造し
た。
【0231】実施例58〜60、比較例10 電荷発生剤として、X型無金属フタロシアニンに代え
て、前記ビスアゾ顔料(CG4-1) 2.5重量部を配合した
こと以外は実施例28〜30、比較例4と同様にして、
積層型感光層を有するアナログ光源用の感光体を製造し
た。上記各実施例、比較例の電子写真感光体について、
下記の光感度試験(IV)を行い、その特性を評価した。
【0232】光感度試験(IV) ジェンテック(GENTEC)社製のドラム感度試験機
を用いて、各実施例、比較例の電子写真感光体に印加電
圧を加えて、その表面を−700±20Vに帯電させ
て、表面電位V0 (V)を測定した。つぎに、上記試験
機の露光光源であるハロゲンランプの白色光(光強度8
ルックス)を、上記帯電状態の感光体の表面に照射(照
射時間1.5秒)した。
【0233】そして、上記表面電位V0 (V)が1/2
になるのに要した時間を計測して、半減露光量E
1/2 (μJ/cm2 )を求めた。また露光開始から0.
5秒、経過した時点での表面電位を、残留電位V
r (V)として測定した。上記の半減露光量E1/2 が小
さく、残留電位Vr が低いほど、感光体は高感度であ
る。
【0234】結果を表11に示す。
【0235】
【表11】
【0236】《デジタル光源用感光体(単層型)》 実施例61〜69 正孔輸送剤として、化合物No.1-4、1-11および1-17のエ
ナミン誘導体に代えて、前記表2中の、化合物No.2-1の
エナミン誘導体、化合物No.2-12 のエナミン誘導体、ま
たは化合物No.2-18 のエナミン誘導体のいずれか100
重量部を配合したこと以外は実施例1〜9と同様にし
て、単層型感光層を有するデジタル光源用の感光体を製
造した。
【0237】比較例11 正孔輸送剤として、化合物No.2-1のエナミン誘導体に代
えて、前記一般式(5)の従来のヒドラゾン化合物に属す
る、式(5-1) :
【0238】
【化77】
【0239】で表される化合物100重量部を配合した
こと以外は実施例61と同様にして、単層型感光層を有
するデジタル光源用の感光体を製造した。上記各実施
例、比較例の電子写真感光体について、前記の光感度試
験(I) を行い、その特性を評価した。結果を表12に示
す。
【0240】
【表12】
【0241】実施例70〜78、比較例12 電荷発生剤として、X型無金属フタロシアニンに代え
て、前記α型オキソチタニルフタロシアニン(CG2-1) 5
重量部を配合したこと以外は実施例61〜69、比較例
11と同様にして、単層型感光層を有するデジタル光源
用の感光体を製造した。
【0242】上記各実施例、比較例の電子写真感光体に
ついて、前記の光感度試験(I) を行い、その特性を評価
した。結果を表13に示す。
【0243】
【表13】
【0244】実施例79〜87、比較例13 電荷発生剤として、X型無金属フタロシアニンに代え
て、前記Y型オキソチタニルフタロシアニン(CG2-2) 5
重量部を配合したこと以外は実施例61〜69、比較例
11と同様にして、単層型感光層を有するデジタル光源
用の感光体を製造した。
【0245】上記各実施例、比較例の電子写真感光体に
ついて、前記の光感度試験(I) を行い、その特性を評価
した。結果を表14に示す。
【0246】
【表14】
【0247】《デジタル光源用感光体(積層型)》 実施例88〜90 正孔輸送剤として、化合物No.1-4、1-11および1-17のエ
ナミン誘導体に代えて、前記表2中の、化合物No.2-1の
エナミン誘導体、化合物No.2-12 のエナミン誘導体、ま
たは化合物No.2-18 のエナミン誘導体のいずれか1重量
部を配合したこと以外は実施例28〜30と同様にし
て、積層型感光層を有するデジタル光源用の感光体を製
造した。
【0248】比較例14 正孔輸送剤として、化合物No.2-1のエナミン誘導体に代
えて、前記ヒドラゾン化合物(5-1) 1重量部を配合した
こと以外は実施例88と同様にして、積層型感光層を有
するデジタル光源用の感光体を製造した。 実施例91〜93、比較例15 電荷発生剤として、X型無金属フタロシアニンに代え
て、前記α型オキソチタニルフタロシアニン(CG2-1)
2.5重量部を配合したこと以外は実施例88〜90、
比較例14と同様にして、積層型感光層を有するデジタ
ル光源用の感光体を製造した。
【0249】実施例94〜96、比較例16 電荷発生剤として、X型無金属フタロシアニンに代え
て、前記Y型オキソチタニルフタロシアニン(CG2-2)
2.5重量部を配合したこと以外は実施例88〜90、
比較例14と同様にして、積層型感光層を有するデジタ
ル光源用の感光体を製造した。
【0250】上記各実施例、比較例の電子写真感光体に
ついて、前記の光感度試験(II)を行い、その特性を評価
した。結果を表15に示す。
【0251】
【表15】
【0252】《アナログ光源用感光体(単層型)》 実施例97〜105、比較例17 電荷発生剤として、X型無金属フタロシアニンに代え
て、前記ペリレン顔料(CG3-1) 5重量部を配合したこと
以外は実施例61〜69、比較例11と同様にして、単
層型感光層を有するアナログ光源用の感光体を製造し
た。
【0253】上記各実施例、比較例の電子写真感光体に
ついて、前記の光感度試験(III) を行い、その特性を評
価した。結果を表16に示す。
【0254】
【表16】
【0255】実施例106〜114、比較例18 電荷発生剤として、X型無金属フタロシアニンに代え
て、前記ビスアゾ顔料(CG4-1) 5重量部を配合したこと
以外は実施例61〜69、比較例11と同様にして、単
層型感光層を有するアナログ光源用の感光体を製造し
た。上記各実施例、比較例の電子写真感光体について、
前記の光感度試験(III) を行い、その特性を評価した。
結果を表17に示す。
【0256】
【表17】
【0257】《アナログ光源用感光体(積層型)》 実施例115〜117、比較例19 電荷発生剤として、X型無金属フタロシアニンに代え
て、前記ペリレン顔料(CG3-1) 2.5重量部を配合した
こと以外は実施例88〜90、比較例14と同様にし
て、積層型感光層を有するアナログ光源用の感光体を製
造した。
【0258】実施例118〜120、比較例20 電荷発生剤として、X型無金属フタロシアニンに代え
て、前記ビスアゾ顔料(CG4-1) 2.5重量部を配合した
こと以外は実施例88〜90、比較例14と同様にし
て、積層型感光層を有するアナログ光源用の感光体を製
造した。上記各実施例、比較例の電子写真感光体につい
て、前記の光感度試験(IV)を行い、その特性を評価し
た。結果を表18に示す。
【0259】
【表18】
【0260】《デジタル光源用感光体(単層型)》 実施例121〜135 正孔輸送剤として、化合物No.1-4、1-11および1-17のエ
ナミン誘導体に代えて、前記表3中の、化合物No.31-1
のエナミン誘導体、化合物No.31-5 のエナミン誘導体、
化合物No.31-9 のエナミン誘導体、前記表4中の、化合
物No.32-1 のエナミン誘導体、または化合物No.32-5 の
エナミン誘導体のいずれか100重量部を配合したこと
以外は実施例1〜9と同様にして、単層型感光層を有す
るデジタル光源用の感光体を製造した。
【0261】比較例21 正孔輸送剤として、化合物No.31-1 のエナミン誘導体に
代えて、前記一般式(6) の従来のビスエナミン化合物に
属する、式(6-1) :
【0262】
【化78】
【0263】で表される化合物100重量部を配合した
こと以外は実施例121と同様にして、単層型感光層を
有するデジタル光源用の感光体を製造した。上記各実施
例、比較例の電子写真感光体について、前記の光感度試
験(I) を行い、その特性を評価した。結果を表19に示
す。
【0264】
【表19】
【0265】実施例136〜150、比較例22 電荷発生剤として、X型無金属フタロシアニンに代え
て、前記α型オキソチタニルフタロシアニン(CG2-1) 5
重量部を配合したこと以外は実施例121〜135、比
較例21と同様にして、単層型感光層を有するデジタル
光源用の感光体を製造した。
【0266】上記各実施例、比較例の電子写真感光体に
ついて、前記の光感度試験(I) を行い、その特性を評価
した。結果を表20に示す。
【0267】
【表20】
【0268】実施例151〜165、比較例23 電荷発生剤として、X型無金属フタロシアニンに代え
て、前記Y型オキソチタニルフタロシアニン(CG2-2) 5
重量部を配合したこと以外は実施例121〜135、比
較例21と同様にして、単層型感光層を有するデジタル
光源用の感光体を製造した。
【0269】上記各実施例、比較例の電子写真感光体に
ついて、前記の光感度試験(I) を行い、その特性を評価
した。結果を表21に示す。
【0270】
【表21】
【0271】《デジタル光源用感光体(積層型)》 実施例166〜174 正孔輸送剤として、化合物No.1-4、1-11および1-17のエ
ナミン誘導体に代えて、前記表3中の、化合物No.31-5
のエナミン誘導体、化合物No.31-9 のエナミン誘導体、
または前記表4中の、化合物No.32-1 のエナミン誘導体
のいずれか1重量部を配合したこと以外は実施例28〜
30と同様にして、積層型感光層を有するデジタル光源
用の感光体を製造した。
【0272】比較例24 正孔輸送剤として、化合物No.31-5 のエナミン誘導体に
代えて、前記ビスエナミン化合物(6-1) 1重量部を配合
したこと以外は実施例166と同様にして、積層型感光
層を有するデジタル光源用の感光体を製造した。 実施例169〜171、比較例25 電荷発生剤として、X型無金属フタロシアニンに代え
て、前記α型オキソチタニルフタロシアニン(CG2-1)
2.5重量部を配合したこと以外は実施例166〜16
8、比較例24と同様にして、積層型感光層を有するデ
ジタル光源用の感光体を製造した。
【0273】実施例172〜174、比較例26 電荷発生剤として、X型無金属フタロシアニンに代え
て、前記Y型オキソチタニルフタロシアニン(CG2-2)
2.5重量部を配合したこと以外は実施例166〜16
8、比較例24と同様にして、積層型感光層を有するデ
ジタル光源用の感光体を製造した。
【0274】上記各実施例、比較例の電子写真感光体に
ついて、前記の光感度試験(II)を行い、その特性を評価
した。結果を表22に示す。
【0275】
【表22】
【0276】《アナログ光源用感光体(単層型)》 実施例175〜189、比較例27 電荷発生剤として、X型無金属フタロシアニンに代え
て、前記ペリレン顔料(CG3-1) 5重量部を配合したこと
以外は実施例121〜135、比較例21と同様にし
て、単層型感光層を有するアナログ光源用の感光体を製
造した。
【0277】上記各実施例、比較例の電子写真感光体に
ついて、前記の光感度試験(III) を行い、その特性を評
価した。結果を表23に示す。
【0278】
【表23】
【0279】実施例190〜204、比較例28 電荷発生剤として、X型無金属フタロシアニンに代え
て、前記ビスアゾ顔料(CG4-1) 5重量部を配合したこと
以外は実施例121〜135、比較例21と同様にし
て、単層型感光層を有するアナログ光源用の感光体を製
造した。上記各実施例、比較例の電子写真感光体につい
て、前記の光感度試験(III) を行い、その特性を評価し
た。結果を表24に示す。
【0280】
【表24】
【0281】《アナログ光源用感光体(積層型)》 実施例205〜209、比較例29 電荷発生剤として、X型無金属フタロシアニンに代え
て、前記ペリレン顔料(CG3-1) 2.5重量部を配合した
こと以外は実施例166〜168、比較例24と同様に
して、積層型感光層を有するアナログ光源用の感光体を
製造した。
【0282】なお正孔輸送剤としては、前記化合物No.3
1-5 、化合物No.31-9 、化合物No.32-1 の3種のエナミ
ン誘導体に加えて、前記表3中の、化合物No.31-1 のエ
ナミン誘導体、および表4中の、化合物No.32-5 のエナ
ミン誘導体の中から1種を1重量部、選択して使用し
た。 実施例210〜120、比較例30 電荷発生剤として、X型無金属フタロシアニンに代え
て、前記ビスアゾ顔料(CG4-1) 2.5重量部を配合した
こと以外は実施例166〜168、比較例24と同様に
して、積層型感光層を有するアナログ光源用の感光体を
製造した。
【0283】なお正孔輸送剤としては、前記化合物No.3
1-5 、化合物No.31-9 、化合物No.32-1 の3種のエナミ
ン誘導体に加えて、前記表3中の、化合物No.31-1 のエ
ナミン誘導体、および表4中の、化合物No.32-5 のエナ
ミン誘導体の中から1種を1重量部、選択して使用し
た。上記各実施例、比較例の電子写真感光体について、
前記の光感度試験(IV)を行い、その特性を評価した。結
果を表25に示す。
【0284】
【表25】
【0285】
【発明の効果】以上のように、本発明の電子写真感光体
は電荷、とくに正孔輸送能にすぐれたエナミン誘導体を
正孔輸送剤として使用しているので、高感度であるとと
もに、残留電位が低下して繰り返し特性にもすぐれてい
る。したがって本発明の電子写真感光体を使用すると、
静電式複写機等の画像形成装置の高速化、高性能化をは
かることができるという特有の作用効果を奏する。
フロントページの続き (72)発明者 稲垣 義雄 大阪府大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】導電性基体上に、一般式(1) : 【化1】 〔式中R1A、R1B、R1C、R1D、R1E、R1FおよびR1G
    は同一または異なってハロゲン原子、アルキル基、アリ
    ール基、またはアルコキシ基を示す。アルキル基、アリ
    ール基、アルコキシ基は置換基を有してもよい。A、
    B、C、D、E、FおよびGは同一または異なって0〜
    3の整数を示す。なおA、B、C、D、E、FまたはG
    が2または3のとき、それに対応するR1A、R1B
    1C、R1D、R1E、R1FまたはR1Gは同一でも異なって
    もよい。〕で表されるエナミン誘導体を含む感光層を設
    けたことを特徴とする電子写真感光体。
  2. 【請求項2】導電性基体上に、一般式(2) : 【化2】 〔式中R2A、R2B、R2C、R2D、R2E、R2FおよびR2G
    は同一または異なってハロゲン原子、アルキル基、アリ
    ール基、またはアルコキシ基を示す。アルキル基、アリ
    ール基、アルコキシ基は置換基を有してもよい。H、
    I、J、K、L、MおよびNは同一または異なって0〜
    3の整数を示す。なおH、I、J、K、L、MまたはN
    が2または3のとき、それに対応するR2A、R2B
    2C、R2D、R2E、R2FまたはR2Gは同一でも異なって
    もよい。〕で表されるエナミン誘導体を含む感光層を設
    けたことを特徴とする電子写真感光体。
  3. 【請求項3】導電性基体上に、一般式(3) : 【化3】 〔式中R3A、R3B、R3CおよびR3Dは同一または異なっ
    てハロゲン原子、アルキル基、アリール基、またはアル
    コキシ基を示す。アルキル基、アリール基、アルコキシ
    基は置換基を有してもよい。Ar1 は、式(a) または
    (b) で表される基を示す。 【化4】 O、P、QおよびRは同一または異なって0〜3の整数
    を示す。なおO、P、QまたはRが2または3のとき、
    それに対応するR3A、R3B、R3CまたはR3Dは同一でも
    異なってもよい。〕で表されるエナミン誘導体を含む感
    光層を設けたことを特徴とする電子写真感光体。
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