JPH10105920A - 薄膜磁気ヘッドの製造方法 - Google Patents

薄膜磁気ヘッドの製造方法

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JPH10105920A
JPH10105920A JP27529796A JP27529796A JPH10105920A JP H10105920 A JPH10105920 A JP H10105920A JP 27529796 A JP27529796 A JP 27529796A JP 27529796 A JP27529796 A JP 27529796A JP H10105920 A JPH10105920 A JP H10105920A
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magnetic pole
hole
pole layer
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JP27529796A
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Kazuo Nakamura
和男 中村
Toshiyuki Koketsu
敏幸 纐纈
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FDK Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁極層の磁気的寸法の変化による不良品の発
生を防ぎ、特性が良好となる薄膜磁気ヘッドの製造方法
を提供すること 【解決手段】 基板1の上面に保護層2を介して、メッ
キベース13を積層し、その上面にレジスト層21を形
成する。係るレジスト層の材質には、露光現像処理で、
テーパ形状の孔部を形成されるものを用いる。レジスト
層に露光現像処理を施し、断面がテーパ形状となる孔部
21aを形成し、係る孔部内に電気メッキにより第1下
部磁極層3aを形成する。そして、レジスト層を除去
し、メッキベースの表面を露出し、イオンミルをかけ
て、メッキベースを除去する。この時、下部磁極層は断
面形状がテーパ形状となるので、下部磁極層の側面にメ
ッキベースの材質が再付着しても、イオンミルによって
係る再付着物は除去される。よって、磁極層の磁気的寸
法が変化した不良品が製造されることはなくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、HDDやコンピュ
ータ等の磁気記録装置に用いられる薄膜磁気ヘッドを製
造する製造方法に関するもので、より具体的には、イン
ダクティブ型の磁気ヘッドや、読み書き可能なMR型の
磁気ヘッドの書き込み部の磁極層,コイル層の形成方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】薄膜磁気ヘッドの一態様として、インダ
クティブ型の磁気ヘッドがある。図5は係るインダクテ
ィブ型の磁気ヘッドの構造を示している。同図に示すよ
うに、アルチック等からなる基板1の上面に、アルミナ
をスパッタして保護層2が形成され、さらにその上面
に、第1下部磁極層3a,第2下部磁極層3bを順次積
層形成する。そして、これら第1下部磁極層3aと第2
下部磁極層3bから下部磁極層3が形成される。なお、
この様に2つの層に分けたのは、先端側の肉厚を薄くす
る一方、それ以外の部分の肉厚を厚くするためであり、
肉厚が均一であれば、1つの層で構成することができ
る。
【0003】基板1の露出面及び下部磁極層3の上面
に、ギャップ層となる非磁性材層5を形成する。さら
に、非磁性材層5の上面で、下部磁極層3と上下方向で
重ならない所定位置に第1下部絶縁層6aを形成する。
また、非磁性材層5及び第1下部絶縁層6aの上面に所
定パターン形状の第2下部絶縁層6bを形成する。そし
て、これら第1下部絶縁層6aと第2下部絶縁層6bか
ら下部絶縁層6が形成される。なお、この様に2つの層
に分けたのは、最終的な第2下部絶縁層6bの表面位置
の高さを合わせたためである。
【0004】さらに、下部絶縁層6の上部に所定巻数の
コイル層8及びそのコイル層8を覆う中間絶縁層9を形
成する。なお、コイル層8,中間絶縁層9は所定段数積
層形成し、上下に配置されたコイル層8同士を所定位置
で接続し、1本のコイルを形成する。
【0005】一方、コイル層8,中間絶縁層9のパター
ニングに際して、コイル層8,中間絶縁層9の中心に孔
部10を形成する。そして、最上方に位置する中間絶縁
層9の上面には所定形状にパターニングされたパーマロ
イ等の磁性体からなる上部磁極層11が形成されてい
る。この時、孔部10内に上部磁極層11が入り込むこ
とによって、上部磁極層11が下部磁極層3と接触して
ヨークを構成する。さらに、このようにして形成した各
層の露出面の上方をアルミナ等からなる保護膜で覆うよ
うになっている。そして、所定位置(図5において2点
鎖線で示す位置)で切断することにより、磁気記録媒体
の接触面を形成する。
【0006】次に、本発明における改良対象の一つであ
る磁気記録媒体に接触する下部磁極層3(第1下部磁極
層3a)の形成方法について、図6に基づいて説明す
る。同図に示すように、基板1の表面に形成した保護層
2の表面に、Ti膜並びにNiFe膜を順次蒸着し、メ
ッキベース13を形成する。そして、メッキベース13
の全面にレジスト層14を形成する(同図(A))。
【0007】次いで、レジスト層14に露光現像処理を
施し、下部磁極層の形成位置に断面がテーパ形状の孔部
14aを形成し(同図(B))、電気メッキ法により、
パーマロイ等の磁性材を孔部14aの底面にメッキ成長
させて成膜する。これにより、孔部14aの内部に第1
下部磁極層3aを形成する。そして、この第1下部磁極
層3aは、孔部14aの内形状に沿った形状となるの
で、断面形状が逆テーパ形状に形成される(同図
(C))。
【0008】次に、レジスト層14を除去し、除去され
たレジスト層14の下に位置していたメッキベース13
を露出させる(同図(D))。そして、イオンミルを行
なうことにより、メッキベース13の露出部分を除去す
る(同図(E))。
【0009】また、上部磁極層11も同様の処理プロセ
スにより行なえる。つまり、それまでに形成した各層を
覆うようにしてメッキペースを形成し、パターニングし
たレジストを用いて所定部位にメッキ膜を成膜すること
により製造できる。
【0010】次に、本発明において改良対象の一つとな
ったコイル層8の形成方法について、図7に基づいて説
明する。同図に示すように、下部絶縁層6の上面全面に
メッキベース16を形成し、さらにそのメッキベース1
6の上面全面にレジスト17を塗布する(同図
(A))。そして、露光現像処理によって、所定パター
ン形状にレジストの一部を除去してコイル形成領域に孔
部17aを形成し、メッキベース16を露出させる。な
お、この孔部17aは、上方からみた場合に渦巻状とな
っている(同図(B))。次いで、その露出したメッキ
ベース16の表面(孔部17aの底面)に、電気メッキ
法により、銅等の導電材料をメッキ成長させて成膜し、
コイル層8を形成する。この時、係るコイル層8は、渦
巻状のためそのコイル線要素8a同士が所定距離を置い
て隣り合って形成されている(同図(C))。そして、
レジスト層17を除去する。これにより、メッキベース
16が露出する(同図(D))。さらに、露出したメッ
キベース16をイオンミルにより除去することにより、
コイル層8の隣接するコイル線要素8a同士がメッキベ
ース16を介してショートするのを防いでいる(同図
(E))。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の薄膜磁気ヘッドの製造方法では、上部磁極層1
1,下部磁極層3(第1下部磁極層3a)やコイル層8
の断面形状が逆テーパ形状に形成されてしまうので、以
下に示すような問題が生じていた。
【0012】上部,下部磁極層11,3の場合には、イ
オンミルにて不要なメッキベースの部分を除去する。つ
まり、露出したメッキベース13に対してイオンを照射
し、それにともないメッキベース13を構成する物質
は、四方に飛び出る。したがって、図8に示すように、
上部磁極層11,第1下部磁極層3aの側面に、イオン
ミルによって弾かれた材質が再付着してしまう(以下、
この再付着した材質を再付着物18と呼ぶ)。そして、
両磁極層11,2は断面形状が逆テーパ形状となってい
るので、上方からイオンミルをかけても、各磁極層1
1,2の上面によりイオンミルに対して影部分ができる
ので、係る影部分にある再付着物18は、イオンミルに
よって除去されず、残存してしまう。
【0013】すると、トラック幅Tが第1下部磁極層3
a自体の真のトラック幅T0 に比べて広がってしまう。
その結果、薄膜磁気ヘッドのトラック幅の寸法が変化し
てしまい、データを正しいトラック幅の寸法で読み出し
/書き込むことができなくなる。すると、HDD等の磁
気記録媒体では、データを記録したトラックは隣り合っ
ているので、両磁極層11,2の一部が本来のトラック
から食み出て、隣りのトラックにあたることにより、隣
のトラックに記録されているデータを変えてしまうおそ
れがある。
【0014】しかも、このメッキベース13を構成する
材質は、磁極層を構成する材質と磁気特性等が異なるの
で、周辺部分での磁気特性が劣化する。さらには、メッ
キベース13は導電性をもっているので、磁極層が他層
と電気的に接続しないようにするために、メッキベース
をその下層(保護層)までオーバーエッチングし、完全
に除去するようにしている。すると、保護層2の構成材
質(アルミナ)がイオンミルの際に飛散する。よって、
再付着物18を構成する材質としては、Ti,NiFe
に加え、その外側或いは適宜混在した状態でアルミナも
存在することになる。そして、アルミナは非磁性体であ
るので、磁気特性が益々劣化することになる。
【0015】さらに、磁気記録媒体の高密度化にともな
い、トラック幅は狭くなる。つまり、真のトラック幅T
0 の減少により、上記した際付着物18によるトラック
幅Tの誤差が無視できなくなり、上記した問題が顕著と
なる。
【0016】そこで、従来は、各製品に対して磁気特性
等の性能を検査し、所望の特性範囲外の薄膜磁気ヘッド
は不良品として廃棄処分されていた。よって、歩留まり
が悪く、薄膜磁気ヘッドの生産性は低下してしまう。さ
らに、品質検査自体も精密に行わなければならなくな
る。
【0017】一方、コイル層8の断面形状が逆テーパ形
状であると、コイル層8側面の下方にあるメッキベース
16上に、コイル層8の上面によってイオンミルに対す
る影が生じてしまう。よって、図7(E)に示すよう
に、メッキベース16にイオンミルが到達せず、コイル
層8側面の下方に、メッキベース16の一部が残存する
(この残存したメッキベースを残渣19と呼ぶ)。そし
て、薄膜磁気ヘッドの小型化によって、コイル層8のコ
イル線要素8a同士の距離dが近付くと、メッキベース
16にイオンミルが到達する(メッキベース16を除去
する)範囲が狭まり、コイル線要素8aの根元に残存す
る残渣19同士が電気的に接続してしまうおそれがあ
る。よって、隣り合ったコイル線要素8a同士が係る残
渣19を通じてショートしてしまうおそれがある。
【0018】そこで、コイル線要素の幅を細く形成する
ことにより、コイル線要素同士の距離を離しながら、コ
イル層の巻き数を増加させる方法も考えられるが、その
ままでは、コイル線要素の断面積が小さくなるので、コ
イル層のインピーダンスは増加してしまう。従って、係
るインピーダンスの増加を防ぐために、コイル層の高さ
を高くすることになるが、そうするとコイル線要素8a
は逆テーパ形状であるので、各コイル線要素8aの最上
端の幅が広がってしまう(図7(E)中二点鎖線参
照)。その結果、コイル線要素8aの配置ピッチは広く
なっても、コイル線要素8aの最上端間の距離d′が短
くなりコイル線要素8aの上端の突出した部分によって
陰になる部分が増すため、結局残渣同士の距離は短くな
り、隣接する残渣の短絡という問題が解決できない。
【0019】本発明は、上記した背景に鑑みてなされた
もので、その目的とするところは、上部,下部磁極層の
側面に付着する再付着物を完全に除去して、上部,下部
磁極層の磁気的寸法の変化を防ぐことができ、コイル層
のコイル線要素同士の電気的接続を完全に切断すること
によって、薄膜磁気ヘッドの不良品の発生率を減らし、
生産性を向上させることのできる薄膜磁気ヘッドの製造
方法を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明が対象とする薄膜
磁気ヘッドとしては、まず、再生部及び記録部がともに
所定のギャップを置いて配置された上下の磁極層と、そ
の両磁極層間に設置されたコイル層とからなるインダク
ティブ型の薄膜磁気ヘッドがある。
【0021】この磁気ヘッドは、コイル層に電流を通電
することにより磁極層間のギャップに磁界を発生させて
記録媒体に書き込み(記録部となる)、記録媒体表面の
磁化方向を上下の磁極層間で検出しコイル層に所定方向
の電流を流すことにより読み出す(再生部となる)よう
になっている。
【0022】そして、係るインダクティブ型の薄膜磁気
ヘッドを製造する方法を前提とし、上記した目的を達成
するための、本発明では請求項1〜3のいずれかの方法
を採ることにした。より具体的には、請求項1では、磁
極層を製造する工程の改良について規定し、請求項2で
はコイル層を製造する工程の改良について規定する。そ
して、請求項3は、それらの組み合わせである。
【0023】つまり、基板上に直接または所定層を介し
て、下部磁極層を形成し、前記下部磁極層の上面に、ギ
ャップ層を構成する非磁性材層と下部絶縁層と、所定数
のコイル層とそれを覆う中間絶縁層とを所定の順で積層
形成し、次いで、最上層の前記中間絶縁層の表面に上部
磁極層を形成するようにしたインダクティブ型の薄膜磁
気ヘッドの製造方法を前提とする。そして、請求項1で
は、前記下部磁極層と前記上部磁極層の少なくとも一方
を製造するプロセスを以下のようにした。
【0024】まず、表面をメッキベースで覆い、前記メ
ッキベースの表面に、磁極層形成部位に逆テーパ形状の
孔部を有するレジスト層を設ける。つまり、全面にレジ
ストを塗布し、露光現像処理してレジスト層の所定位置
に逆テーパ形状の孔部を形成する。次いで、前記孔部を
介して露出する前記メッキベース上に磁性体をメッキ成
長させて前記孔部の内形状に符合する外形状を有する磁
極層を形成する。さらに、前記レジストを除去するとと
もに、露出する前記メッキベースをイオンミルにより除
去する工程を含むようにした(請求項1)。
【0025】また、前記コイル層を製造するプロセスを
以下のように構成することもできる。まず、表面をメッ
キベースで覆い、前記メッキベースの表面に、磁極層形
成部位に逆テーパ形状の孔部を有するレジスト層を設け
る。さらに、前記孔部を介して露出する前記メッキベー
ス上に磁性体をメッキ成長させて前記孔部の内形状に符
合する外形状を有するコイル層を形成し、次いで、前記
レジストを除去するとともに、露出する前記メッキベー
スをイオンミルにより除去する工程を含むようにした
(請求項2)。
【0026】そして、請求項3では、それらを組み合わ
せ、磁極層は請求項1の方法により製造し、コイル層は
請求項2の方法により製造するようにした。
【0027】また、記録部は上記と同様の構造を採る
が、再生部にMR素子を用いた複合型もある。これは、
基板上に所定の層を介してMR素子層を設け、さらに非
磁性層等を形成後上記した上下の磁極層及びコイル層を
所定の順で配置した構成となり、再生部の上方に記録部
が積層配置された構造となるMR型の薄膜磁気ヘッドも
ある。
【0028】係る薄膜磁気ヘッドは、データの書き込み
はコイル層に電流を流すことにより上下の磁極層間のギ
ャップに磁界を発生させることにより行い、データの読
み出しは、記録媒体から発せられる磁界をMR素子で検
出(抵抗の変化を利用する)することにより行うように
なっている。
【0029】そして、係るMR型の薄膜磁気ヘッドを製
造する方法を前提とし、上記した目的を達成するため
の、本発明では請求項4〜6のいずれかの方法を採るこ
とにした。より具体的には、請求項4では、磁極層を製
造する工程の改良について規定し、請求項5ではコイル
層を製造する工程の改良について規定する。そして、請
求項6は、それらの組み合わせである。
【0030】つまり、基板上に所定層を介して下部シー
ルド層を形成し、前記下部シールド層の上面に下部ギャ
ップ層を形成し、前記下部ギャップ層の上面にMR膜及
びそのMR膜に導通する端子を形成し、さらにその上方
に上部ギャップ層を形成し、その上部ギャップ層の上方
に上部シールド層を形成して再生部を形成する。また、
次いで、その再生部の上方に所定のギャップをおいて、
所定数の絶縁層とコイル層を所定順序で積層形成し、さ
らにその上方に上部磁極層を形成して記録部を形成する
ようにしたMR型の薄膜磁気ヘッドの製造方法を前提と
する。そして、請求項4では、前記上部シールド層と前
記上部磁極層の少なくとも一方を製造するプロセスを以
下のようにした。
【0031】まず、表面をメッキベースで覆い、前記メ
ッキベースの表面に、上部シールド層または上部磁極層
の形成部位に逆テーパ形状の孔部を有するレジスト層を
設ける。つまり、全面にレジストを塗布し、露光現像処
理してレジスト層の所定位置に逆テーパ形状の孔部を形
成する。次いで、前記孔部を介して露出する前記メッキ
ベース上に磁性体をメッキ成長させて前記孔部の内形状
に符合する外形状を有する磁極層を形成する。さらに、
前記レジストを除去するとともに、露出する前記メッキ
ベースをイオンミルにより除去する工程を含むようにし
た(請求項4)。
【0032】また、前記コイル層を製造するプロセスを
以下のように構成することもできる。まず、表面をメッ
キベースで覆い、前記メッキベースの表面に、磁極層形
成部位に逆テーパ形状の孔部を有するレジスト層を設け
る。さらに、前記孔部を介して露出する前記メッキベー
ス上に磁性体をメッキ成長させて前記孔部の内形状に符
合する外形状を有するコイル層を形成し、次いで、前記
レジストを除去するとともに、露出する前記メッキベー
スをイオンミルにより除去する工程を含むようにした
(請求項5)。
【0033】そして、請求項6では、それらを組み合わ
せ、磁極層は請求項4の方法により製造し、コイル層は
請求項5の方法により製造するようにした。
【0034】請求項1や請求項4に記載するように、磁
極層(下部磁極層,上部磁極層,上部シールド層)を所
定のパターン形状に形成するためのレジストは、露光現
像処理されることにより、断面形状が逆テーパ形状とな
る孔部が形成される。そして、例えば電気メッキ法によ
り、係る孔部内に磁極層を形成すると、磁極層は、孔部
の形状に沿って形成されるので、断面形状がテーパ形状
となる。そして、磁極層の下方に設けられているメッキ
ベースが削られる。この時、イオンミルを行うことによ
って弾き飛ばされたメッキベース等を構成する粒子が混
合した再付着物は、磁極層の側面に付着するが、磁極層
の断面形状はテーパ形状なので、磁極層の側面は磁極層
の上端面により生じるイオンミルの照射方向に対して影
となる領域がない。よって、磁極層の側面に付着した再
付着物に全体にイオンミルを当てて除去することができ
る。よって、磁極層の磁気的寸法に変化が生じないの
で、係る磁極層を形成された薄膜磁気ヘッドにより行わ
れる書き込みで、別のトラックのデータを変化させるこ
とはない。
【0035】請求項2や請求項5に記載の薄膜磁気ヘッ
ドの製造方法において、コイル層のパターン形状を決定
するレジストは、露光現像処理されることにより、断面
形状が逆テーパ形状となる孔部が形成される。そして、
例えば電気メッキ法により、係る孔部の内部にコイル層
が形成されるので、コイル層は、孔部の形状に沿って形
成され、各コイル線要素の断面形状がテーパ形状とな
る。そして、コイル層の下方に形成されているメッキベ
ースが削られる。この時、コイル層の断面形状はテーパ
形状なので、コイル層のコイル線要素同士の間のメッキ
ベースでは、イオンミルに対してコイル層の影となる部
分がない。よって、コイル層のコイル線要素同士の間の
メッキベース全面にイオンミルが到達し、コイル層のコ
イル線要素同士の間のメッキベースは完全に除去され
る。よって、コイル層のコイル線要素同士の距離を保ち
ながら、コイル層の巻数を増やすために、コイル層の幅
を薄くなるように形成し、コイル層の高さを高く形成し
ても、コイル層の上部は面積が広がることはない。よっ
て、コイル層のコイル線要素同士の間に残渣が残存する
ことがなく、コイル層のコイル線要素同士はショートす
ることはない。
【0036】
【発明の実施の形態】本発明では、下部磁極層3(第1
下部磁極層3a),上部磁極層11,コイル層8以外の
各層の製造プロセスは従来と同様に行える。そこで、そ
の改良部分についてそれぞれ詳述する。そして、図5に
示したインダクティブ型の磁気ヘッドに適用した例につ
いて説明する。
【0037】**磁極層の製造プロセスの改良 図1は、下部磁極層3の形成方法を示している。なお、
図5で示したように、実際の製品では、下部磁極層3は
第1下部磁極層3aと第2下部磁極層3bとを積層形成
して先端側と奥側で肉厚を変えるようにしたため、図1
に示す部分は、厳密には図5における第1下部磁極層3
aであるが、以下便宜上単に下部磁極層3と称する。
【0038】同図に示すように、基板1の上面に保護層
2を形成し、係る保護層2の上面に、Ti膜及びNiF
e膜を積層形成することにより、メッキベース13を形
成する。ここで本発明では、係るメッキベース13の上
面に、AZ−5214E8(ヘキスト社製)やSIPR
−9598(信越化学社製)等の露光現像することによ
り逆テーパ形状の孔部を形成可能なレジストを用い、そ
れを全面に塗布して、レジスト層21を積層形成する
(同図(A))。
【0039】このレジスト層21に対し、所定の複数回
の露光現像処理により所定パターンの孔部21aを形成
する。係る孔部21aの断面形状は逆テーパ形状に形成
される(同図(B))。この孔部21aの形成位置が、
下部磁極層3の形成位置となる。なお、このように逆テ
ーパ形状の孔部を形成することのできるレジストは、通
常はリフトオフのために用いられている。
【0040】この状態で、基板1ごとメッキ液内に浸
し、電気メッキ法により孔部21aを介して露出するメ
ッキベース13上面にメッキ膜を成膜し、下部磁極層3
を成形する。この時、下部磁極層3は、孔部21aの形
状に沿って形成されるので、下部磁極層3の断面形状は
テーパ形状に形成される(同図(C))。
【0041】その後レジスト層21を除去し、レジスト
層21の下方に位置するメッキベース13の表面を露出
させる(同図(D))。そして、上方よりイオンミルを
かけることにより、露出したメッキベース13を除去す
るとにより、所定パターンの下部磁極層3を絶縁状態で
形成される(同図(E))。この時、下部磁極層3は、
その断面形状がテーパ形状となっているので、係る下部
磁極層3の側面にはイオンミルに対して影となる領域が
存在しない。よって、下部磁極層3の下端縁の近傍位置
に存在するメッキベース13に対してもイオンミルによ
り除去することができ、さらに、仮にメッキベース13
の材質がイオンミルを行うことにより弾かれて下部磁極
層3の側面に再付着したとしても、係る再付着物もイオ
ンミルによって再び取り除くことができる。その結果、
図示するように再付着物がなく、しかもメッキベースも
きれいに除去された下部磁極層3を製造することができ
る。
【0042】また、上部磁極層は、上記した下部磁極層
3の形成方法と同様の方法により形成することができ
る。すなわち、最上方に位置する中間絶縁層9の製造が
終了したならば、露出する表面全面に対してメッキベー
スを成膜し、逆テーパ形状の孔部を有するレジスト層を
形成後、電気メッキして孔部内にメッキ膜を成膜するこ
とにより上部磁極層を形成することができる。そして、
そのようにして製造された上部磁極層の断面形状もテー
パ形状となる。
【0043】図2は、上記した実施の形態に示す方法に
より製造した上部磁極層11と下部磁極層3を、その媒
体との対向面(摺動面)側から見た形状を示している。
同図に示すように、ギャップ5を介して上部,下部磁極
層11,3は、その縦断面形状がテーパ形状となってお
り、再付着物などもなく、磁極層を形成するための材質
で形成され、上部,下部磁極層11,3で規定されるト
ラック幅は、真の値となり、また、磁気特性も不純物が
存在しないので、所望の特性が得られる。
【0044】**コイル層の製造プロセス 図3は薄膜磁気ヘッドのコイル層の形成工程を示してい
る。同図に示すように、下部絶縁層6(最下層のコイル
層の場合)または中間絶縁層9(2層目以上のコイル層
の場合)の全面に、蒸着等によりメッキベース16を成
膜する。さらに、このメッキベース16の上面に、所定
厚さのレジスト層31を形成する。ここで使用するレジ
ストも、上記と同様に逆テーパ形状の孔部を形成するこ
とのできるものを用いる(同図(A))。
【0045】係るレジスト層31に対して、露光現像処
理をすることにより、所定パターンの孔部31aを形成
する。この孔部31aは、その断面形状は逆テーパ形状
に形成され、また、平面形状は1本の連続した渦巻き形
状となるように形成されている(同図(B))。
【0046】係る孔部31a内に、電気メッキ法により
コイル層8を形成する。この時、コイル層8はレジスト
層に形成された孔部31aの形状に沿って形成されるの
で、係るコイル層8は、その平面形状は渦巻き状に形成
されている。そのコイル層8を構成するコイル線要素8
aは、その断面形状がテーパ形状となるように形成され
る(同図(C))。
【0047】そして、コイル層8を残存させて、レジス
ト層31を除去し、メッキベース16の表面を露出する
(同図(D))。そして、上方よりイオンミルをかける
ことにより、露出したメッキベース16を除去する。こ
れにより、隣接するコイル層8のコイル線要素8a同士
が電気的に接続するのを防ぎ、1本の連続した線として
いる(同図(E))。
【0048】このように、コイル層8を構成するコイル
線要素8aの断面形状が、テーパ形状となるので、イオ
ンミルを行うに際してメッキベース16の影となる領域
は存在しない。よって、コイル層8のコイル線要素8a
とコイル線要素8aとの間に露出されるメッキベース1
6を完全に除去することができ、残渣を残さない。その
ため、従来よりもコイル層8のコイル線要素8a同士が
近付くように形成しても、コイル線要素8a同士が電気
的に接続することはない。また、コイル層8の上面の面
積はコイル層8の下面の面積よりも小さくなるので、コ
イル層8が高くなるように形成しても、コイル層8の上
面の幅が大きくなることはない。
【0049】よって、隣接するコイル線要素8a同士の
最も近づく場所は、最下端位置となるので、コイル線要
素8a同士の配置ピッチを短くし、コイル線要素8aの
断面形状を縦長にしたとしても、イオンミルよって、確
実に露出したメッキベースを除去できる。すなわち、従
来形成されていたコイル層の高さよりも高いコイル層を
形成することができるので、インピーダンスを上げるこ
となく、コイル層を構成する各コイル線要素を薄いもの
に形成することができる。さらに、コイル線要素同士は
ショートしないので、薄膜磁気ヘッドの特性は安定した
ものとなる。
【0050】上記した各実施の形態体では、いずれも図
5に示したインダクティブ型の磁気ヘッドに基づいた方
法を説明しているが、本発明はこれ限ることはなく、係
る薄膜磁気ヘッドの製造方法は、MR型の磁気ヘッドを
製造する場合にも用いることができる。
【0051】図4は、薄膜磁気ヘッドの一態様例である
MR型の磁気ヘッドの構造を示している。同図を用いて
MR型の磁気ヘッドの製造方法を説明する。アルチック
等の基板41の表面に保護層42を成膜する。そして、
保護層42の表面所定位置に下部シールド層43を形成
する。この下部シールド層43の上方所定位置に、アル
ミナを所定厚さに成膜して所定の下部ギャップ層G1を
構成する。さらにその上面所定位置に帯板状のMR膜4
4(通常は多層膜(SAL/Ta/MR)からなる)を
形成し、その両端部につながる端子(磁区制御膜+端
子)45a,45bをそれぞれ形成する。さらに、これ
らMR膜44,端子45a,45bの上方に、アルミナ
を所定厚さに成膜し、上部ギャップ層G2を構成する。
その上面に上部シールド層46を形成する。これでMR
型の磁気ヘッドの再生部が構成される。
【0052】さらに、本形態に係るMR型の磁気ヘッド
では、再生部の上に記録部を重ねて一体形成する。そし
て、記録部は、上記したインダクティブ型ヘッドと略同
一の構成を採ることができ、コイル層に所定方向の電流
を流すことにより、ギャップを挟んで対向配置された上
部,下部磁極層間に所定方向の磁界を発生させ、記録媒
体に書き込むようになっている。
【0053】具体的には、再生部における上部シールド
層46が記録部における下部磁極層を兼ねる。よって、
その上部シールド層46の上に、ギャップ層や下部絶縁
層などを順次積層後、所定数のコイル層47とそれを覆
う中間絶縁層をパターン形成し、その上に上部磁極層4
8を重ねるように形成する。そしてさらに、上面全体を
加工保護膜49で覆う。
【0054】そして、MR型の薄膜磁気ヘッドにおける
上部シールド層46,上部磁極層48が、インダクティ
ブ型の薄膜磁気ヘッドにおける下部磁極層,上部磁極層
にあたる。また、MR型の薄膜磁気ヘッドにおけるコイ
ル層47は、インダクティブ型の薄膜磁気ヘッドにおけ
るコイル層にあたる。したがって、MR型の薄膜磁気ヘ
ッドの製造方法において、上部シールド層46,上部磁
極層48は、インダクティブ型の磁気ヘッドにおける下
部磁極層,上部磁極層の形成方法と同様の方法により形
成することができる。また、MR型の薄膜磁気ヘッドに
おけるコイル層47は、インダクティブ型の薄膜磁気ヘ
ッドのコイル層の形成方法と同様の方法により形成され
る。すなわち、MR型の磁気ヘッドにおける上部シール
ド層,上部磁極層,コイル層のうち、所定の層を逆テー
パ形状の孔部を用いてパターニングするにも本発明を用
いて形成することができる。
【0055】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る薄膜磁気ヘ
ッドの製造方法では、レジスト層を露光現像処理するこ
とによって形成される孔部の断面形状が逆テーパ形状と
なるように形成するので、係る孔部内に形成される上
部,下部磁極層やコイル層の断面形状もテーパ形状に形
成されるので、以下の効果を生じさせることができる。
【0056】イオンミルによってメッキベースを除去す
る際に、上部磁極層の側面に付着する再付着物は、さら
にイオンミルによって除去することができる。そのた
め、上部,下部磁極層の磁気的寸法が変化することはな
く、隣のトラックにデータを書き込むような欠陥品が製
造されなくなる。よって、薄膜磁気ヘッドの生産性を従
来よりも歩留まりが向上し、しかも向上させることがで
きる。
【0057】コイル層上面の幅はコイル層下面の幅より
も小さくなるので、メッキベースには、コイル層と密着
している範囲を除いて、イオンミルに対してコイル層に
よって影となる範囲がない。そのため、コイル層の巻き
数を増やすことにより、コイル層のコイル線要素とコイ
ル線要素との間の距離が短くなっても、イオンミルはコ
イル層の下面と下面の間のメッキベースを確実に除去す
ることができるので、コイル層のコイル線要素同士が電
気的に接続されるような欠陥品が製造されなくなる。よ
って、薄膜磁気ヘッドの生産性を従来よりも向上するこ
とができる。
【0058】特にコイル層を高く形成しても、コイル層
の上面の幅はコイル層の下面の面積よりも小さい幅とな
るので、コイル層の下面と下面の距離に合わせてメッキ
ベースを除去することができる。よって、コイル線要素
の幅を小さく形成して、コイル層の巻き数を増やし、こ
の時、コイル層の高さを高く形成して、コイル層のイン
ピーダンスの増加を防ぐことができる。よって、薄膜磁
気ヘッドを小型化しても、コイル層の巻き数を増加し
て、特性が良好となる薄膜磁気ヘッドを製造することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る薄膜磁気ヘッドの製造方法におい
て、媒体対向面で露出する下部磁極層の形成方法を示す
工程図である。
【図2】本発明に係る薄膜磁気ヘッドの磁気記録媒体に
接触する面を示した図である。
【図3】本発明に係る薄膜磁気ヘッドの製造方法のコイ
ル層の形成方法を示す工程図である。
【図4】(A)はMR型の磁気ヘッドの概略構成を示す
分解斜視図である。(B)はMR型の磁気ヘッドの正面
図である。
【図5】従来の薄膜磁気ヘッドの構造の一例を示す図で
ある。
【図6】従来の下部磁極層の形成方法を示す工程図であ
る。
【図7】従来のコイル層の形成方法を示す工程図であ
る。
【図8】従来の問題点を説明する図である。
【符号の説明】
1 基板 4 下部磁極層 5 非磁性材層 7 下部絶縁層 8 コイル層 8a コイル線要素 9 中間絶縁層 11 上部磁極層 13 メッキベース 21 レジスト層 21a 孔部 31 レジスト層 31a 孔部 16 メッキベース 41 基板 43 下部シールド層 44 MR膜 45 端子 46 上部シールド層 47 コイル層 48 上部磁極層

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板(1)上に直接または所定層を介し
    て、下部磁極層(3)を形成し、前記下部磁極層の上面
    に、ギャップ層を構成する非磁性材層(5)と下部絶縁
    層(6)と、所定数のコイル層(8)とそれを覆う中間
    絶縁層(9)とを所定の順で積層形成し、次いで、最上
    層の前記中間絶縁層の表面に上部磁極層(11)を形成
    するようにした薄膜磁気ヘッドの製造方法において、 前記下部磁極層と前記上部磁極層の少なくとも一方を製
    造するプロセスを、 まず、表面をメッキベース(13)で覆い、 前記メッキベースの表面に、磁極層形成部位に逆テーパ
    形状の孔部(21a)を有するレジスト層(21)を設
    け、 前記孔部を介して露出する前記メッキベース上に磁性体
    をメッキ成長させて前記孔部の内形状に符合する外形状
    を有する磁極層を形成し、 次いで、前記レジストを除去するとともに、露出する前
    記メッキベースをイオンミルにより除去する工程を含む
    ようにしたことを特徴とする薄膜磁気ヘッドの製造方
    法。
  2. 【請求項2】 基板上に直接または所定層を介して、下
    部磁極層を形成し、前記下部磁極層の上面に、ギャップ
    層を構成する非磁性材層と下部絶縁層と、所定数のコイ
    ル層とそれを覆う中間絶縁層とを所定の順で積層形成
    し、次いで、最上層の前記中間絶縁層の表面に上部磁極
    層を形成するようにした薄膜磁気ヘッドの製造方法にお
    いて、 前記コイル層を製造するプロセスを、 まず、表面をメッキベース(16)で覆い、 前記メッキベースの表面に、磁極層形成部位に逆テーパ
    形状の孔部(31a)を有するレジスト層(31)を設
    け、 前記孔部を介して露出する前記メッキベース上に磁性体
    をメッキ成長させて前記孔部の内形状に符合する外形状
    を有するコイル層を形成し、 次いで、前記レジストを除去するとともに、露出する前
    記メッキベースをイオンミルにより除去する工程を含む
    ようにしたことを特徴とする薄膜磁気ヘッドの製造方
    法。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の薄膜磁気ヘッドの製造
    方法において、 さらに前記下部磁極層と前記上部磁極層の少なくとも一
    方を製造するプロセスを、 まず、表面をメッキベース(13)で覆い、 前記メッキベースの表面に、磁極層形成部位に逆テーパ
    形状の孔部(21a)を有するレジスト層(21)を設
    け、 前記孔部を介して露出する前記メッキベース上に磁性体
    をメッキ成長させて前記孔部の内形状に符合する外形状
    を有する磁極層を形成し、 次いで、前記レジストを除去するとともに、露出する前
    記メッキベースをイオンミルにより除去する工程を含む
    ようにしたことを特徴とする薄膜磁気ヘッドの製造方
    法。
  4. 【請求項4】 基板(41)上に所定層を介して下部シ
    ールド層(43)を形成し、前記下部シールド層の上面
    に下部ギャップ層(G1)を形成し、 前記下部ギャップ層の上面にMR膜(44)及びそのM
    R膜に導通する端子(45a,45b)を形成し、さら
    にその上方に上部ギャップ層(G2)を形成し、その上
    部ギャップ層の上方に上部シールド層(46)を形成し
    て再生部を形成し、 次いで、その再生部の上方に所定のギャップをおいて、
    所定数の絶縁層とコイル層(47)を所定順序で積層形
    成し、さらにその上方に上部磁極層(48)を形成して
    記録部を形成するようにした薄膜磁気ヘッドの製造方法
    において、 前記上部シールド層と前記上部磁極層の少なくとも一方
    を製造するプロセスを、 まず、表面をメッキベースで覆い、 前記メッキベースの表面に、上部シールド槽または上部
    磁極層の形成部位に逆テーパ形状の孔部を有するレジス
    ト層を設け、 前記孔部を介して露出する前記メッキベース上に磁性体
    をメッキ成長させて前記孔部の内形状に符合する外形状
    を有する磁極層を形成し、 次いで、前記レジストを除去するとともに、露出する前
    記メッキベースをイオンミルにより除去する工程を含む
    ようにしたことを特徴とする薄膜磁気ヘッドの製造方
    法。
  5. 【請求項5】 基板上に所定層を介して下部シールド層
    を形成し、前記下部シールド層の上面に下部ギャップ層
    を形成し、 前記下部ギャップ層の上面にMR膜及びそのMR膜に導
    通する端子を形成し、さらにその上方に上部ギャップ層
    を形成し、その上部ギャップ層の上方に上部シールド層
    を形成して再生部を形成し、 次いで、その再生部の上方に所定のギャップをおいて、
    所定数の絶縁層とコイル層を所定順序で積層形成し、さ
    らにその上方に上部磁極層を形成して記録部を形成する
    ようにした薄膜磁気ヘッドの製造方法において、 前記コイル層を製造するプロセスを、 まず、表面をメッキベースで覆い、 前記メッキベースの表面に、磁極層形成部位に逆テーパ
    形状の孔部を有するレジスト層を設け、 前記孔部を介して露出する前記メッキベース上に磁性体
    をメッキ成長させて前記孔部の内形状に符合する外形状
    を有するコイル層を形成し、 次いで、前記レジストを除去するとともに、露出する前
    記メッキベースをイオンミルにより除去する工程を含む
    ようにしたことを特徴とする薄膜磁気ヘッドの製造方
    法。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の薄膜磁気ヘッドの製造
    方法において、 さらに前記下部磁極層と前記上部磁極層の少なくとも一
    方を製造するプロセスを、 まず、表面をメッキベース(13)で覆い、 前記メッキベースの表面に、磁極層形成部位に逆テーパ
    形状の孔部(21a)を有するレジスト層(21)を設
    け、 前記孔部を介して露出する前記メッキベース上に磁性体
    をメッキ成長させて前記孔部の内形状に符合する外形状
    を有する磁極層を形成し、 次いで、前記レジストを除去するとともに、露出する前
    記メッキベースをイオンミルにより除去する工程を含む
    ようにしたことを特徴とする薄膜磁気ヘッドの製造方
    法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2392297A (en) * 2002-08-19 2004-02-25 Alps Electric Co Ltd Thin film magnetic head for perpendicular magnetic recording
US7545603B2 (en) 2004-04-30 2009-06-09 Tdk Corporation Magnetic head and manufacturing method thereof
KR20170023621A (ko) 2015-08-24 2017-03-06 삼성전기주식회사 코일 부품 및 그 제조방법

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