JPH10106016A - 光ピックアップ - Google Patents

光ピックアップ

Info

Publication number
JPH10106016A
JPH10106016A JP8260391A JP26039196A JPH10106016A JP H10106016 A JPH10106016 A JP H10106016A JP 8260391 A JP8260391 A JP 8260391A JP 26039196 A JP26039196 A JP 26039196A JP H10106016 A JPH10106016 A JP H10106016A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
optical
emitting point
recording medium
path forming
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8260391A
Other languages
English (en)
Inventor
Taiichi Mori
泰一 森
Masaharu Fukakusa
雅春 深草
Haruhiko Kono
治彦 河野
Hiroshi Tanigawa
浩 谷川
Kazuyuki Nakajima
一幸 中島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP8260391A priority Critical patent/JPH10106016A/ja
Priority to US08/939,088 priority patent/US6256283B1/en
Priority to US08/938,559 priority patent/US6266314B1/en
Priority to CN97119397A priority patent/CN1122983C/zh
Priority to TW086114207A priority patent/TW341703B/zh
Priority to TW086114206A priority patent/TW341702B/zh
Priority to CN97119398A priority patent/CN1100315C/zh
Priority to CNA021073864A priority patent/CN1474388A/zh
Priority to DE19743521A priority patent/DE19743521C2/de
Priority to KR1019970050811A priority patent/KR19980032476A/ko
Priority to KR1019970050812A priority patent/KR100306984B1/ko
Priority to DE19743516A priority patent/DE19743516C2/de
Publication of JPH10106016A publication Critical patent/JPH10106016A/ja
Priority to US09/612,285 priority patent/US6556533B1/en
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Head (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高密度光ディスク用に設計された一般的な集
光レンズを用いて、高密度光ディスクと低密度光ディス
クが再生できる光ピックアップを提供することを目的と
する。 【解決手段】 光源11から照射された光を複数光路形
成素子21で複数の光束に分離し、集光レンズ40で異
なる位置に収束させ、その際複数光路形成素子21で形
成された複数の光束のうちの少なくとも1つは真発光点
11aとは異なる仮想発光点12aを有しているように
構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスクの情報
の記録や再生を行う光ピックアップ装置に係り、特に、
CDやCD−ROM等の低密度光ディスクやデジタルビ
デオディスク(DVD、DVD−ROM、DVD−RA
M)等の高密度光ディスクのようにディスク基板の厚み
や記録密度等の規格の異なる光ディスクの記録や再生が
可能な光ピックアップに関する。
【0002】
【従来の技術】低密度光ディスクとして、音楽ソフトや
コンピュータ用ソフトの媒体としてコンパクトディスク
(CD、CD−ROM)が幅広く普及しているが、近
年、映像ソフトや大容量コンピュータソフトの媒体とし
て、高密度光ディスク(DVD、DVD−ROM)が提
案され実用化されようとしている。高密度光ディスクで
は、光ピックアップの集光手段の開口数を低密度光ディ
スクの0.45から0.60に高めるとともに、半導体
レーザの波長を低密度光ディスクの780nmから65
0nmあるいは635nmに短波長化することにより、
光ディスクの記録面に結像されるスポット径をさらに微
小化し、記録密度を低密度光ディスクの4.2倍程度に
まで高めている。一方、ディスクの傾きにより生じる波
面収差は開口数の3乗とディスク基板の厚みに比例する
ため、高密度光ディスクではディスクの傾きによる波面
収差が増大することを抑制するために、ディスク基板の
厚みを低密度光ディスクの1.2mmに対して半分の
0.6mmに設定している。
【0003】このような背景にあって、高密度光ディス
ク用の光ピックアップ装置は、現在までに出版されたソ
フトの資産を有効に活用できるようにするために、高密
度光ディスクだけでなく低密度光ディスクの再生が可能
であることが要求されている。しかしながら、高密度光
ディスク用に設計された光学系をそのまま低密度光ディ
スクに用いると、ディスク基板の厚みの違いにより大き
な球面収差が発生して、結像スポットがボケて情報の再
生ができないという問題が生じる。
【0004】基板厚みと記録密度の異なる2種類の光デ
ィスクの情報の再生を同一の光学系で行う方法として
は、OPTICAL REVIEW VOL.1,N
O.1(1994) P.27−29に記載されている
2焦点集光レンズを用いる方法が知られている。図8
(a)および図8(b)を用いて、従来の2焦点集光レ
ンズを用いた光ピックアップについて説明する。図8
(a)および図8(b)は、2焦点集光レンズを用い、
低密度光ディスクと高密度光ディスクの両方のディスク
を再生できる光ピックアップ装置の構成と光の経路を示
している。図8(a)、(b)は従来の光ピックアップ
装置の構成と光路を示す図である。図8(a)、図8
(b)は光学系の構成は同じであり、光の経路が異なっ
ている。201は半導体レーザであり、低密度光ディス
クに使用されていた半導体レーザの波長(780nm)
より短い波長(635nmから650nm)の半導体レ
ーザが用いられる。51は低密度光ディスクであり、基
板厚みは1.2mmである。52は高密度光ディスクで
あり、基板の厚みは0.6mmである。実際にはどちら
か一方の光ディスクがディスクを回転させるスピンドル
モータ(図示せず)に取り付けられて記録または再生が
行われる。204は光軸を中心に同心円状のホログラム
素子205が形成された透明基板であり、集光レンズ2
06と同じ部材に固定されており、レンズ駆動手段(図
示せず)により、集光レンズ206と一体にフォーカス
方向とトラッキング方向に可動できるように支持されて
いる。データの記録再生の際には、常に光ディスク51
または52の記録面に微小スポットを形成するために、
ディスクの面ぶれに追従するようにフォーカス方向に制
御される。また、常にスポットがデータトラックに追従
するように、トラック方向に制御される。
【0005】上記従来の光ピックアップの動作を説明す
る。半導体レーザ201から放射された光束は、ハーフ
ミラー202で光ディスク51または52の方向に立ち
上げられて、コリメートレンズ203によって平行光束
に変換される。コリメートレンズ203で変換された平
行光束は透明基板204に入射する。透明基板204に
入射した光束の一部はホログラム素子205で回折され
るが、残りは回折されずに集光レンズ206に入射す
る。集光レンズ206は、ディスク基板の厚みが0.6
mmの高密度光ディスク52用に設計されており、透明
基板204を透過してホログラム素子205で回折せず
にに直進した光束は基板厚み0.6mmの高密度光ディ
スク52の記録面上に微小なスポットを結ぶことができ
る。一方、ホログラム素子205は、1次回折した光束
が集光レンズ206で集光されたときに基板厚み1.2
mmの低密度光ディスク51の記録面上にスポットを結
ぶように設計されており、ホログラム素子205で回折
された1次回折光は、基板の厚みが1.2mmの低密度
光ディスクの記録面上に微小スポットを結ぶことができ
る。上記のように従来の2焦点レンズを用いた光ピック
アップ装置では、ディスク基板の厚みが0.6mmの高
密度光ディスクの記録再生は、ホログラム素子205の
回折を受けない光束(0次回折光)により行うが、この
ときホログラム素子205によって回折された光のスポ
ットは焦点大きく外れているので記録面上でぼけて広が
っており、ディスク基板の厚みが0.6mmの高密度光
ディスクからの再生への影響はほとんどない。逆に、デ
ィスク基板の厚みが1.2mmの低密度光ディスクの再
生時には、ホログラム素子205の1次回折光により行
うが、このとき回折されない透過光のスポットはやはり
焦点が大きく外れているので、再生への影響はほとんど
ない。光ディスク51あるいは52の記録面からの反射
光は往路とは逆の経路を通ってハーフミラー202に至
り、ハーフミラー202を透過してた後凹レンズ209
により光検出素子210上に集光され再生信号が検出さ
れる。
【0006】図9(a)、図9(b)は、もう一つの従
来例の構成を示している。この例では、集光レンズ20
6の光ディスクと対向する面と反対の曲面上に直接ホロ
グラム素子205が設けられている。他の構成および動
作は図8(a)、図8(b)の場合と同様である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記従来
の光ピックアップにおいては、集光レンズ206とホロ
グラム素子205が形成された透明基板204が一体化
されてレンズ駆動機構(図示せず)により駆動されてお
り、集光レンズ206と透明基板204を一体化する必
要があるために可動部が厚くなり重量も増大するので、
レンズ駆動機構を大きくする必要があり、光ピックアッ
プ装置の小型化軽量化が困難であるという問題があっ
た。
【0008】また前述のような可動部質量の増大の問題
は生じない場合においても、集光レンズの金型を作製す
る際に曲面上にホログラム素子を精度よく形成すること
は非常に困難であり、またホログラム素子があるために
一個の金型で成形できるレンズの数も従来のレンズの数
よりも少なくなり、製造コストが高くなってしまう問題
があった。
【0009】本発明は、前記従来の課題を解決するもの
で、2焦点化のためのホログラム素子205を設けるこ
とにより、集光レンズを含む可動部が大きくなり重くな
る問題や、また集光レンズの製造コストが高くなる問題
を解決し、高密度光ディスク用に設計された一般的な集
光レンズを用いて、高密度光ディスクと低密度光ディス
クが再生できる光ピックアップを提供することを目的と
する。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本願発明においては、光源と、光源から照射された
光を複数の光束に分離する複数光路形成手段と、複数の
光束をそれぞれ異なる位置に収束させる集光手段と、前
記記録媒体で反射された光を受光して、前記記録媒体に
記録されている情報を電気信号に変換する受光素子とを
備え、前記複数光路形成手段で形成された複数の光束の
うちの少なくとも1つは仮想発光点を有するように構成
している。
【0011】
【発明の実施の形態】請求項1に記載の発明は、記録密
度の異なる複数の記録媒体を再生可能な光ピックアップ
であって、光源と、前記光源から照射された光を複数の
光束に分離する複数光路形成手段と、前記複数の光束を
異なる位置に収束させる集光手段と、前記記録媒体で反
射された光を受光して、前記記録媒体に記録されている
情報を電気信号に変換する受光素子とを備え、前記複数
光路形成手段で形成された複数の光束のうちの少なくと
も1つは実発光点とは異なる仮想発光点を有しているこ
とにより、複数の光束に発生する波面収差を適切な大き
さに制御することが可能になる。
【0012】請求項2に記載の発明は、記録密度が異な
る第一の記録媒体と第二の記録媒体を再生可能な光ピッ
クアップであって、光源と、前記光源から照射された光
を第一の光束と第二の光束に分離する複数光路形成手段
と、前記第一の光束及び前記第二の光束をそれぞれ異な
る位置に収束させる集光手段と、前記第一の記録媒体も
しくは前記第二の記録媒体で反射された光を受光して、
前記第一の記録媒体もしくは前記第二の記録媒体に記録
されている情報を電気信号に変換する受光素子とを備
え、前記複数光路形成手段で形成された第一の光束と第
二の光束の少なくとも1つは実発光点とは異なる仮想発
光点を有していることにより、第一の発光点と第二の発
光点の位置を違えて、第一の光束と第二の光束に発生す
る波面収差の制御することができる。
【0013】請求項3に記載の発明は、記録密度が異な
る第一の記録媒体と第二の記録媒体を再生可能な光ピッ
クアップであって、光源と、前記光源から照射された光
を第一の光束と第二の光束に分離する複数光路形成手段
と、前記第一の光束及び前記第二の光束をそれぞれ異な
る位置に収束させる集光手段と、前記第一の記録媒体も
しくは前記第二の記録媒体で反射された光を受光して、
前記第一の記録媒体もしくは前記第二の記録媒体に記録
されている情報を電気信号に変換する受光素子とを備
え、前記複数光路形成手段で形成された第一の光束及び
第二の光束はそれぞれ第一の発光点及び第二の発光点を
有し、前記第一の発光点及び前記集光手段との距離(L
1)に対する前記第二の発光点と前記集光手段との距離
(L2)の比(L2÷L1=H)を0.55<H<0.
75としたことにより、第一の光束および第二の光束に
発生する波面収差を制御することができるので、1つの
レンズを用いて複数の光束を記録媒体上に集束させるこ
とができる。
【0014】請求項4に記載の発明は、複数光路形成手
段を第一の発光点と第二の発光点の間に設けたことによ
り、第一発光点から集光手段までの距離を短くすること
ができるので光ピックアップを小型化できる。
【0015】請求項5に記載の発明は、第一の光束もし
くは第二の光束の少なくとも何れか一方を光路中の光源
と集光手段の間で収束させることにより、第一発光点か
ら集光手段までの距離を短くすることができるので光ピ
ックアップを小型化できる。
【0016】請求項6に記載の発明は、複数光路形成手
段を回折格子で形成したことにより、複数光路形成手段
を通過して記録媒体に入射する光の量を増大させること
ができるので、光の利用効率が向上する。
【0017】請求項7に記載の発明は、高密度記録媒体
と低密度記録媒体を再生可能な光ピックアップであっ
て、光源と、前記光源から照射された光を少なくとも0
次光束と±1次光束とに分離する回折格子と、前記0次
光束及び±1次光束の少なくとも2つをそれぞれ異なる
位置に収束させる集光手段と、前記高密度記録媒体もし
くは低密度記録媒体で反射された光を受光して、それら
に記録されている情報を電気信号に変換する受光素子と
を備え、前記複数光路形成手段で形成された±1次光束
はそれぞれ異なる仮想発光点を有し、前記0次光束およ
び±1次光束のうち前記高密度記録媒体の再生に供され
る第一の光束の発光点である第一の発光点と、前記低密
度記録媒体の再生に供される第二の光束の発光点である
第二の発光点について、第一の発光点と前記集光手段と
の距離(L1)に対する前記第二の発光点と前記集光手
段との距離(L2)の比(L2÷L1=H)を0.55
<H<0.75としたことにより、第一の光束および第
二の光束に発生する波面収差を制御することができるの
で、1つのレンズを用いて複数の光束を記録媒体上に集
束させることができるとともに、複数光路形成手段を通
過して記録媒体に入射する光の量を増大させることがで
きるので、光の利用効率が向上する。
【0018】請求項8に記載の発明は、高密度記録媒体
と低密度記録媒体を再生可能な光ピックアップであっ
て、光源から照射された光が複数光路形成手段を通過し
て高密度記録媒体に照射される第一の光と低密度記録媒
体に照射される第二の光とに分離する際に、前記第一の
光と前記第二の光の少なくとも一方の発光点は実際の発
光点から仮想的な発光点に移動し、前記仮想的な発光点
の移動距離を最適化することにより、前記第一の光と前
記第二の光に発生している波面収差を実用限界以下にし
たことにより、1つの集光レンズを用いて、第一の光と
第二の光を異なる位置に良好に収束させることができ
る。
【0019】(実施の形態1)まず最初に本発明の実施
の形態1について図を参照しながら説明する。図1
(a)および図1(b)は、本発明の一実施の形態にお
ける光ピックアップの構成と光出射点からディスクの記
録面に集光されるまでの経路すなわち往路を示してい
る。図1(a)および図1(b)とも構成は同じである
が、図1(a)は、低密度光ディスクを再生する場合の
光路を示し、図1(b)は、高密度光ディスクを再生す
る場合の光路を示している。図1(a)および図1
(b)において、10はパッケージであり、光源11や
受光素子70等が載置される基板部10a及びそれらの
部材を包含するように設けられている側壁部10b等に
より形成されている。これらの基板部10aと側壁部1
0b等は一体で形成しても別体で形成しても良い。なお
一体で形成した場合には、組立工程の簡素化を図ること
ができ、生産性の向上が可能になる。パッケージ10を
形成する材料としては金属、セラミック等の材料を用い
ることが、光源11で発生する熱を良好に放出できるの
で好ましい。
【0020】そして金属材料の中でも、熱伝導性が高い
Cu,Al,Fe等の金属材料やFeNi合金やFeN
iCo合金等の合金材料を用いることが好ましい。なぜ
ならばこれらの材料は安価で放熱性が高く、かつ、高周
波重畳回路等からの電磁波等のノイズを遮断する電磁シ
ールドとしての効果も有するからである。これらの中で
も特にFe,FeNi合金,FeNiCo合金は熱抵抗
が小さく、放熱性が良好なので、光源1で発生する熱を
効率的に外部に放出することができる。またこれらの材
料は、低コストであるので、光ピックアップ装置を低価
格で提供することが可能になる。
【0021】またパッケージ10はその基板部10a及
び必要に応じて側壁部10bを大きな熱容量を有するキ
ャリッジ(図示せず)に当接させることにより、光源1
1で発生する熱を外部に逃がしている。従ってキャリッ
ジに接触している基板部10aの面積が大きければ大き
いほど放熱性が良好になる。
【0022】さらに基板部10aには光源11に電力を
供給したり、受光素子70からの電気信号を演算回路
(図示せず)に伝達する端子10cが設けてある。この
端子10cはピンタイプのものであっても良いし、プリ
ントタイプのものであっても良い。
【0023】ここで特にピンタイプで端子10cを形成
した場合について説明する。端子10cは、金属材料か
ら構成されている基板部10aに電気的に接触しないよ
うにしながら、基板部10aに設けられている複数の孔
(図示せず)に挿入されている。この端子10cの材質
としてはFeNiCo合金,FeNi合金,FeCr合
金等を用いることが好ましい。基板部10aと端子10
cの間の電気的な接触を断つ手段としては、孔において
端子10cと基板部10aと接する部分については絶縁
性の皮膜等が設けることが好ましく、更にこの部分から
外気が混入してこないように密閉しておくことが好まし
い。このような要求を満たすものとしてハーメチックシ
ール等の絶縁及び密閉の双方を同時に行えるものを用い
ることが好ましい。ここでは特に整合封止型若しくは圧
縮封止型のハーメチックシールを用いることが好まし
い。なぜならばこれらの部材は極めて容易に絶縁と密閉
の双方を行うことができ、さらに極めて安価であるの
で、端子10cの基板部10aへの取付工程を簡略化で
き、さらには光ピックアップの製造コストを削減できる
からである。また同時に広い温度範囲にわたって高い気
密性及び絶縁性を保つことができるので、光ピックアッ
プの信頼性を高くすることができ、かつ端子形状も比較
的自由に変形することができるので、設計の自由度も大
きくすることができる。
【0024】光源11としては単色で、干渉性、指向性
および集光性が良好なものを用いることが、適当な形状
のビームスポットを比較的容易に形成でき、ノイズ等の
発生を抑制できるので好ましい。このような条件を満た
すものとして、固体、ガス及び半導体等の各種レーザ光
を用いることが好ましい。特に半導体レーザはその大き
さが非常に小さく、光ピックアップの小型化を容易に実
現することができるので、光源11としては最適であ
る。
【0025】そしてこのときの光源11の発振波長は8
00nm以下であることが、光源11から出射された光
が記録媒体上に収束する際のビームスポットを容易に記
録媒体に形成されているトラックのピッチ程度の大きさ
にすることができるので好ましい。更に光源11の発振
波長が650nm以下であれば、非常に高密度で情報が
記録されている記録媒体をも再生することができる程度
に小さなビームスポットを形成できるので、大容量の記
憶手段を容易に実現することができるので好ましい。
【0026】光源11を半導体レーザで構成した場合、
800nm程度以下の発振波長を実現できる材料として
は、AlGaInP,AlGaAs,ZnSe,GaN
等があり、これらの中でも特にAlGaAsは、化合物
材料の中でも結晶成長が容易であり、従って半導体レー
ザの製造が容易であるので、歩留まりが高く、高い生産
性を実現することができるので好ましい材料である。ま
た650nm以下の発振波長を実現できる材料として
は、AlGaInP,ZnSe,GaN等がある。これ
らの材料を用いた半導体レーザを光源11として用いる
ことにより、記録媒体上に形成されるビームスポット径
をより小さくすることができるので、さらなる記録密度
の向上が可能になり、従って高密度記録媒体の再生が可
能になる。
【0027】これらの中でも特にAlGaAsPは長期
間にわたり安定した性能を有しているので、光源11の
信頼性を向上させることができるので好ましい材料であ
る。
【0028】パッケージ10の出射部10dには第一光
学部材60が接合されている。この第一光学部材60
は、光源11から出射され記録媒体で反射されてきた光
を受光素子70の所定の位置に導く光誘導素子61が形
成されている。そして第一光学部材60としては、平行
平面板で形成されていることが収差の発生等を防止で
き、従って良好な再生信号形成若しくはファーカス・ト
ラッキング信号形成を行うことができるので好ましい。
さらに第一光学部材60はその平行平面が透過する光の
光軸に対して正確にほぼ垂直となるように取り付けられ
ていることが、非点収差の発生を防止でき、そこでのノ
イズの原因となる光の発生する可能性を低減することが
できるので好ましい。
【0029】また第一光学部材60を形成する材料とし
ては、ガラスや樹脂などの高い光透過性を有する材料を
用いることが、光量の減少を防止できるとともに第一光
学部材60を透過した光の光学特性を劣化させないので
好ましい。特にガラスは複屈折が起こらず、従って透過
した光の特性を良好に保持できるので、第一光学部材6
0の材料として好ましい。更にガラスの中でもBK−7
等の光学ガラスを用いることが特に光学特性の劣化を発
生させないので好ましい。BK−7は良好な光学特性を
有し、しかも低コストであるので、第一光学部材60の
材料としては最適である。
【0030】なお本実施の形態においてはパッケージ1
0の出射部10dに直接第一光学部材60を接合してい
たが、パッケージ10と第一光学部材60とは離間して
設けても良い。離間して設けることにより、パッケージ
10の高さのばらつきが存在する場合に問題となる光源
11と第一光学部材60との距離をより正確に調整する
ことが可能になるので、第一光学部材60に設けられて
いる光誘導素子61によって受光素子70に導かれた光
の光学特性をより良好に保つことができるので、正確な
信号の検出が可能になる。
【0031】また第一光学部材60に形成されている光
誘導素子61は、光源11から出射されて記録媒体で反
射されて戻ってきた戻り光を分割して所定の方向に導く
機能を有しているものである。そして光誘導素子61は
ホログラム素子で形成されていることが、例えばレンズ
等で構成している場合に比べて薄く形成することができ
るので、空間をより有効に利用することが可能になり、
光ピックアップの小型化を実現できるので好ましい。
【0032】さらに第一光学部材60のパッケージ10
と反対側の端面部には、第二光学部材20が接合されて
いる。そして第二光学部材20には、入射した光の一部
を回折させるように形成された複数光路形成素子21が
設けられている。
【0033】第二光学部材20を形成する材料として
は、ガラスや樹脂などの高い光透過性を有する材料を用
いることが、光量の減少を防止できるとともに第二光学
部材20を透過した光の光学特性を劣化させないので好
ましい。特にガラスは複屈折が起こらず、従って透過し
た光の特性を良好に保持できるので好ましい。更にガラ
スの中でもBK−7等の光学ガラスを用いることが特に
光学特性の劣化を発生させないので好ましい。BK−7
は特に低コストで良好な光学特性を有しているので、第
二光学部材20を形成する材料としては最適である。
【0034】また第二光学部材20は平行平面板で形成
されていることが収差の発生等を防止でき、従って良好
な再生信号形成若しくはフォーカス・トラッキング信号
形成を行うことができるので好ましい。さらに第二光学
部材20はその平行平面が透過する光の光軸に対して正
確にほぼ垂直となるように取り付けられていることが、
非点収差の発生および光の屈折を最小限に抑制でき、そ
こでのノイズの原因となる光の発生や光軸のずれ等が起
こる可能性を低減することができるので好ましい。
【0035】次に、図3(a)、図3(b)を用いて第
二光学部材20に形成された複数光路形成素子21につ
いて説明する。ここでは複数光路形成素子21をホログ
ラムで形成した場合について説明する。複数光路形成素
子21として第二光学部材20に形成されているホログ
ラムパターンは、理想的には鋸の波状に形成されたブレ
ーズドパターンであることが回折効率の向上の点でもっ
とも有利であり、したがって光の利用効率を最大限にで
きるので好ましい。本実施の形態においては作製がブレ
ーズドパターンに比べて容易な同心円状で断面が階段状
の凹凸で形成され、周辺部ほどピッチが小さくなるよう
に形成されているステップタイプのものを用いている。
【0036】ステップパターンの形成は、ドライエッチ
ング等によって行われる。ホログラムパターンに光Rが
入射すると、回折せずに透過する0次光1と、ピッチに
応じた回折光(+1次光2、−1次光3)などが発生す
る。本実施の形態において、0次光1は、高密度光ディ
スク52を再生する際に使用され、+1次光2は、低密
度光ディスクを再生する際に使用される。−1次光3
は、本実施の形態においてはいずれにも使用されない光
である。−1次光3のうち一部の光は、集光レンズ40
で集光されることになるが、光ディスク51または52
の記録面上では、大きく拡散して広がっているために再
生への影響は非常に少ない。
【0037】図3(a)はパターンの断面が矩形をなし
ており、この場合には、+1次光2と−1次光3はほぼ
同じだけ発生する。この−1次光3を抑制し+1次光2
をより強めるためには、図3(b)に示すように、断面
形状を回折方向に合わせて多段化すればよく、複数のマ
スクパターンを用意し、レジスト露光とドライエッチン
グを繰り返し行えば形成できる。図3(b)のようなパ
ターンにすることにより、−1次光3の再生への影響を
さらに小さくすることができ、また、信号検出に必要な
光量を稼ぐことができるので光源を低出力で使用するこ
とができる。
【0038】このとき光誘導素子61と複数光路形成素
子21の位置関係は、光誘導素子61が複数光路形成素
子21よりも光源11寄りに配置されていることが好ま
しい。このような構成とすることにより、仮に光誘導素
子61から受光素子70に向かう光が複数光路形成素子
21に入射した場合に発生する反射や回折等による光信
号の劣化を防止することができ、C/N比の非常に良好
な光ピックアップ装置とすることができる。
【0039】なお本実施の形態においては第一光学部材
60と第二光学部材20とは別々に設けていたが、実施
の形態2で後述するように第二光学部材20と第一光学
部材60とを一体化して同一材料で形成し、その部材の
表と裏にそれぞれに複数光路形成素子21と光誘導素子
61を形成することが好ましい。このような構成とする
ことにより、部品点数を削減によるコストの低減が可能
になるとともに第一光学部材60と第二光学部材20と
の間の取付位置ズレの発生による光学特性の悪化を防止
することができ、光ピックアップ装置の信頼性が向上す
る。
【0040】また複数光路形成素子21及び光誘導素子
61はともにホログラムで形成していたが、同様の働き
を有する光学部材であれば、例えばレンズであっても一
定の効果を得ることができる。
【0041】次に複数光路形成素子21の働きについて
説明する。図1(a),(b)に示すように、本実施の
形態においては複数光路形成素子21に入射した光のう
ち回折されない光、すなわち0次光で形成される光路1
1c(以下0次光束11cと称す)と、+1次光で形成
される光路12c(以下+1次光束12cと称す)とを
用いて種類の異なる複数の光ディスクを再生している。
ここで複数光路形成素子21を通過して形成された0次
光束11cと+1次光束12cとはその発光点位置が異
なっている。すなわち0次光束の発光点は光源11の真
発光点11aであり、+1次光束12cの発光点は複数
光路形成素子21を通過することにより仮想発光点12
aとなる。
【0042】ここで仮想発光点12aについて図4を用
いて説明する。図4は本発明の一実施の形態における発
光点と集光レンズの関係を示す図である。光源11から
出射された光のうち複数光路形成素子21に入射した光
の一部は、複数光路形成素子21でその拡散角を変換さ
れる。本実施の形態においては拡散角が拡がる方向に変
換されるので、変換された+1次光束12cを示す2直
線を光源11の方向にのばしていくと真発光点11aと
は異なる位置で交わるようになる。即ち複数光路形成手
段21で拡散角を変換された光はあたかも光源11の真
発光点11aとは異なる位置から発光しているかのよう
に振る舞うのである。この+1次光束12cを示す2直
線を光源11の方向にのばして交わる点を仮想発光点1
2aと定義する。
【0043】尚本実施の形態においては、光が拡散して
いく場合の仮想発光点12aについて定義したが、光が
収束する場合の仮想発光点についても同様の手法で定義
付けをすることができる。即ち収束していく光束を示す
二直線が交わった点を仮想発光点とする。
【0044】このように集光レンズ40の手前に配置さ
れた複数光路形成素子21を用いて入射光を複数の光束
に分離した場合には、それぞれの光に発生する波面収差
量が集光レンズ入射前において大きく異なる場合が多
く、この波面収差を補正することのできる収差補正機能
を備えたレンズを集光レンズとして用いる必要があり、
結果としてそれぞれの光束に応じた複数の集光レンズを
用いる必要が生じるのが一般的である。本実施の形態で
はこのような現象を回避するために複数光路形成素子2
1によって分離されたそれぞれの光束の発光点と集光レ
ンズ若しくはコリメートレンズの間の距離を最適化する
ことによりこの問題を回避しているので以下この点につ
いて説明する。
【0045】図5は本発明の一実施の形態における発光
点とコリメートレンズとの関係を示す図であり、有限系
における光路図を示している。図4及び図5において、
L3はコリメートレンズ30もしくは集光レンズ40か
ら仮想発光点12a間での有効焦点距離を示しており、
L4はコリメートレンズ30もしくは集光レンズ40か
ら真発光点11aまでの有効焦点距離を示している。更
に図6は集光レンズのシフトの有無による仮想発光点か
らの光に発生する波面収差量とL3,L4との関係を示
している。すなわちL3とL4の比を変化させたときに
集光レンズ入射時に発生している波面収差量を集光レン
ズ40がトラッキング方向に500μmシフトしている
場合(太線)とトラッキング方向のシフトが無い場合
(細線)とで比較しているものである。一般に光ディス
クを再生中の集光レンズはトラッキング方向に最大50
0μm程度シフトする可能性があり、また集光レンズに
入射する光を有効に光ディスク上に収束させるために許
容される波面収差はrms値で0.07λ(λは光源の
波長を示し、以下省略する)以下程度とされていること
を考慮すると、比較的収差の発生量が多く、集光レンズ
40への光の入射条件の悪くなる+1次光12cすなわ
ち仮想発光点12aからの光に対して集光レンズ40の
シフト量が最大(500μm)のときの波面収差が0.
07以下であれば、どちらの発光点からの光も集光レン
ズ40に入射した光は集光レンズ109のシフト量に拘
わらず光ディスク上に収束されることになると考えられ
る。この条件を満たす範囲としては、図6から明らかな
ように、L3とL4との比(L4÷L3=H、以下Hで
表記する)が0.55<H<0.75であることが好ま
しいことがわかる。
【0046】Hの値が上記した範囲に存在するように光
学系の配置を行うことにより、同一光学系中に複数の光
束を有する光ピックアップにおいて、すべての光束にお
ける波面収差量を理論限界値以下とすることができるの
で、一つの集光レンズ40を用いることにより、いずれ
の光束も光ディスク上に集光させることができる。従っ
て集光レンズ40の数が一つで良いので、集光レンズを
削減することができるとともに集光レンズの切替手段も
設けなくて良くなり、光ピックアップの小型化や部品点
数の削減による生産性の向上、複雑な機構を廃すること
による光ピックアップの信頼性の向上、動作スピードの
向上等を実現することができる。
【0047】次にパッケージ10と第一光学部材60と
によりパッケージ10の内部、即ち光源11及び受光素
子70等が配置されている空間は密閉されることが好ま
しい。このような構成にすることにより、ゴミや水分等
の不純物のパッケージ内部への進入を防止することがで
きるので、光源11や受光素子70の性能を維持するこ
とができるとともに出射される光の光学特性の劣化も防
止することができる。さらにパッケージ10と第一光学
部材60とで密閉された空間にはN2ガス、乾燥空気若
しくはArガス等の不活性ガスを封入しておくことが、
パッケージ10の内部に接している第一光学部材60等
のの表面に結露が生じて光学特性が悪化してしまった
り、光源11や受光素子70の酸化などによる特性の劣
化を防止することができるのでさらに好ましい。
【0048】30はコリメートレンズであり、40はレ
ンズ駆動手段(図示せず)によって、フォーカス方向お
よびトラッキング方向に移動できるように支持されてい
る集光レンズである。このコリメートレンズ30により
集光レンズ40に入射する光の光量を増加させることが
できるので、光の利用効率が向上する。従って光源11
を最大出力よりも大幅に低い出力で使用することがで
き、光源11の寿命を長くすることができ、引いては光
ピックアップ装置の信頼性を向上させることができる。
【0049】なおコリメートレンズ30を用いる代わり
に例えば光誘導素子61等に光の拡散角を変換するよう
な機能を設けても良い。この場合にはコリメートレンズ
30を設けなくても良くなるので、正確な位置あわせが
不要になるとともに部品点数の削減により、生産性の向
上を図ることができる。
【0050】次にこのような構成を有する光ピックアッ
プ装置の動作について図を参照しながら説明する。
【0051】まず、高密度光ディスクを再生する往路光
の光路について、図1(b)を用いて説明する。52は
スピンドルモータ(図示せず)に取り付けられた高密度
光ディスクであり、ディスク基板の厚みが0.6mm程
度に予め成形されているものである。光源11の真発光
点11aから出射された光束11bは、第一光学部材6
0と第二光学部材20を透過して、コリメートレンズ3
0に入射される。コリメートレンズ30からの光束11
cは集光レンズ40によって光束11dのように集光さ
れて高密度光ディスク52の記録面に集光される。集光
レンズ40は高密度光ディスクのデータが再生できる程
度にまで微小スポットに絞れるように開口数が0.6程
度に設計されている。ここで複数光路形成素子21は本
実施の形態においてはホログラムで形成されているの
で、通過する光の一部は必ず回折されている。即ち複数
の光路が常時同一光軸上に形成されていることになって
いる。記録媒体の種類が高密度光ディスク52である場
合には、複数光路形成素子21で回折されずに透過して
きた光(0次光)が高密度光ディスク52の記録面に集
光されるように本実施の形態の光ピックアップは構成さ
れている。この0次光以外にも回折された光のうち集光
レンズ40に入射する光もあるが、高密度光ディスク5
2の記録面では焦点を結んではおらず、光の密度が非常
に希薄であるために、データの再生にはほとんど影響し
ない。
【0052】11fは、光源11の真発光点11aとは
反対側にある出射点からの出射光で、出射光11fは、
受光素子70に設けられたモニタ用センサに入射する。
そしてモニタ用センサから送出される入射光量に応じた
電気信号を基づいて、光源11を制御している。
【0053】次に、図1(a)を用いて、低密度光ディ
スク51(以下単に光ディスク51と略す)を再生する
往路光の光路について説明する。なおここでは光ディス
ク51の厚みは1.2mm程度である。光源11の真発
光点11aから出射された出射光11eは第一光学部材
60を透過して、第二光学部材20に入射し、第二光学
部材20に形成されている複数光路形成素子21に入射
する。複数光路形成素子21は、入射してきた光を0次
光,±1次光,±2次光・・・に回折させる働きを有し
ている。そして本実施の形態においては、回折された光
のうち+1次光は、見た目上、真発光点11aよりも複
数光路形成素子21寄りに存在している出射点12aか
ら出射された光であるかのように変換されて、光束12
bを形成する。
【0054】そして光束12bは、コリメートレンズ3
0に入射して+1次光束12cに変換され、集光レンズ
40で光ディスク51の記録面に光束12dのように集
光される。
【0055】このとき低密度光ディスク51を再生する
時の集光レンズ40の焦点距離L1は、高密度光ディス
ク52を再生する時の集光レンズ40の焦点距離L2よ
りも長くなるように設定されている。この焦点距離の差
は1.0mm以下、好ましくは0.6mm以下とするこ
とが、種類の異なる複数のディスクをそれぞれ再生する
際に、集光レンズ40を保持するアクチュエータを大き
く駆動する必要がほとんどないので、焦点位置の調整を
容易に行うことができ、従って基板の厚さの違いに非常
に良好に対応することができるので好ましい。
【0056】このように複数光路形成素子21により異
なる位置に少なくとも2つ以上の焦点を結ぶようにした
ことにより、異なる基板厚さを有する記録媒体を同一の
光ピックアップ装置によって再生することが可能にな
る。即ち厚さが1.2mmのCD−ROM等の低密度光
ディスク51と厚さが0.6mmの単板もしくはこの単
板の両面張り合わせで形成されたDVD等の高密度光デ
ィスク52とを同じ光ピックアップ装置で記録再生する
ことが可能になるのである。
【0057】なおこの焦点距離L1及び焦点距離L2
は、集光レンズ等の光学部材の可動範囲を大きく取るこ
とにより、ある程度変更することが可能であるので、例
えば高密度光ディスク52を張り合わせ光ディスクや複
数の記録層を有する光ディスクの再生も可能になる。
【0058】次に、図2(a)および図2(b)を用い
て、低密度光ディスク51および高密度光ディスク52
からの反射光を検出するまでの光路すなわち復路につい
て説明する。
【0059】まず、図2(b)を用いて、高密度光ディ
スク52を再生する場合について説明する。高密度光デ
ィスク52からの反射光は、往路とほぼ同じ光路をたど
って第二光学部材20を透過し、第一光学部材60に形
成された光誘導素子61の入射する。光誘導素子61の
形状は、そこで回折された+1次光が受光素子70に集
光されるように形成されているので、光束11gのよう
に受光素子70に集光されて高密度光ディスク52に記
録されたデータに応じた信号が検出される。
【0060】次に、図2(a)を用いて、低密度光ディ
スク51を再生する場合について説明する。低密度光デ
ィスク51からの反射光は、往路とほぼ同じ光路をたど
って第二光学部材20に形成された複数光路形成素子2
1に入射する。複数光路形成素子21に入射した光の一
部は、回折によって真発光点11aにほぼ集まるような
+1次光11eに変換され、第一光学部材60に形成さ
れた光誘導素子61に入射する。光誘導素子61は、本
実施の形態においては、回折された+1次光が受光素子
70に集光するようにホログラムパターンが形成されて
おり、光束12gのように受光素子70に集光されデー
タに応じた信号が検出される。
【0061】(実施の形態2)図7(a)、図7(b)
を用いて、本発明の実施の形態2を説明する。
【0062】図7(a)は、低密度光ディスク51を再
生する場合の構成と光路を示し、図7(b)は、低密度
光ディスク51を再生する場合の構成と光路を示してい
る。実施の形態1と異なっている点は、第二光学部材2
0に複数光路形成素子21が形成され第二光学部材20
の複数光路形成素子21が形成された面に対向する面に
光誘導素22が形成されている点である。光誘導素子2
1は、本発明の実施の形態1で説明した第一光学部材6
0に形成された光誘導素子61と同じパターンになって
おり同じ作用をする。このように構成することにより部
品点数を減らすことが可能になり、生産工程を簡略化す
ることができ、生産性を向上させることができる。
【0063】(実施の形態3)本発明の一実施の形態に
ついて図10を参照しながら説明する。図10において
11は光源であり、70は受光素子である。これらはパ
ッケージ(図示せず)の内部に配置されていることが多
い。80は光学部材で、光学部材80には複数光路形成
素子81と光誘導素子82が形成されており、光源11
と集光レンズ40との間に配置されている。なお配置場
所として特に好ましくは、パッケージ(図示せず)の光
出射面に配置されることが、光源11や受光素子70に
対する正確な位置決めが可能になり、光を正確に光ディ
スクの記録面へ導くことができるとともに反射されてき
た光を正確に受光素子70に導くことができるので望ま
しい構成である。
【0064】複数光路形成素子81と光誘導素子82
は、光軸に対して所定の角度θをなす斜面を有する光学
部材80aに形成されており、それぞれ、Au,Ag,
Al等の反射率の高い材料を用いた反射膜81a、82
aがコートされている。
【0065】次に光学部材80の製造方法について簡単
に説明する。光学部材80はガラス等の高い光透過性を
有する材料からなる複数の構成部材を有している。その
複数の構成部材のうち、所定の厚みを有する平板80a
上の表裏の所定の位置に、複数光路形成素子81と光誘
導素子82を形成する。形成方法としては、イオンビー
ム等を用いたドライエッチングで行うことが多い。
【0066】そしてこれらの素子を平板上に一定の間隔
で複数個形成し、その上に所定の厚みを有する反射膜8
1aと82aをコートする。その後複数光路形成素子8
1と光誘導素子82が形成されている平板80aをガラ
ス等からなる平行平板80bと80cで挟み込むように
積層し接着して光学部材基板を形成する。平板80aを
平行平板80b及び平行平板80cで挟み込むような構
成としたことより、平板80aの表面に設けられている
複数光路形成素子81及び光誘導素子82が傷ついた
り、これらの素子の表面に埃等が付着して、光学特性が
劣化してしまうことを防止することができる。
【0067】その後、光学部材基板を所定の位置関係で
切断して光学部材80を複数個得る。このとき平板80
aの複数光路形成素子81と光誘導素子82が設けられ
ている面と入射してくる光の光軸とが角度θをなすよう
に留意しながら、直方体形状に切り出し、少なくとも光
の透過する面を研磨仕上げして形成される。θは光学部
材80の寸法が小さくなるように選択されることが好ま
しい。
【0068】複数光路形成素子81は反射型のホログラ
ム素子であり、ほぼ楕円形状の凹凸パターンとなってい
る。また光誘導素子82は、光ディスクから反射して戻
ってきた光を回折させて、受光素子70の所定の位置に
導くように設計された反射型のホログラム素子である。
【0069】次に上述の様な構成を有する光ピックアッ
プの動作を簡単に説明する。光源11からの出射光は光
学部材80に入射し、光誘導素子82で反射されて、複
数光路形成素子81に入射する。複数光路形成素子81
に入射して反射された光(0次光)は、集光光学系によ
って、高密度光ディスク52の記録面に集光される。複
数光路形成素子81に入射して回折反射した光(+1次
光)は、集光光学系によって、低密度光ディスク51の
記録面に集光される。そして光ディスクで反射されて戻
ってきた光は複数光路形成素子81で反射されて光誘導
素子82に入射し、ここで光路を出射光束と分離されて
受光素子70へと導かれる。
【0070】このような構成にすることにより、光学部
材80をさらに小型化することができ、従って光ピック
アップ全体を小型化することができ、空間の効率的な利
用が可能になる。またホログラム素子からなる複数光路
形成素子81および光誘導素子82を平行平板80bお
よび80cで保護することができ、組立中にホログラム
素子が損傷して性能が劣化したりすることがなくなるの
で、光ピックアップの信頼性を向上させることができ
る。
【0071】(実施の形態4)次に本発明の実施の形態
4について図面を参照しながら説明する。
【0072】図11は本発明の一実施の形態における光
ピックアップの構成と光路を示す図である。図11にお
いて90は光源パッケージで、光源パッケージ90は、
光源91等が載置される基板部90a及びそれらの部材
を包含するように設けられているキャップ90b等によ
り形成されている。基板部90a及びキャップ90bの
構造及びその構成材料等は実施の形態1に示す基板部1
0a及びキャップとほぼ同一である。
【0073】この光源91は図1等に示した光源11と
同一のものを用いている。ここで、光源パッケージ90
の出射部90dは、実施の形態1においては第一光学部
材60により密閉されていたが、ここでは別のカバー部
材90eによって密閉されている。そして封止された光
源パッケージ90の内部に不活性ガス等を封止すること
により、光源91が酸化等により劣化してしまうことを
防止できるので、信頼性の高い光ピックアップを実現で
きる。
【0074】光源91から出射された光は光源パッケー
ジ90に設けられている出射部90d及びカバー部材9
0eを通過して、コリメートレンズ92に入射する。コ
リメートレンズ92は光源91から出射光の拡散角を変
化させる働きを有している。コリメートレンズ92で、
所定の拡散角を有していた光はほぼ平行な光に変換さ
れ、複数光路形成素子93aが形成されている第一光学
部材93に入射する。この第一光学部材93及び複数光
路形成素子93aは実施の形態1に示す第二光学部材2
0及び複数光路形成素子21とほぼ同様の構成を有して
いる。
【0075】この複数光路形成素子93aは、入射光の
うちの一部の光の仮想の発光点が複数光路形成素子93
aと光源91との間に存在するように入射光の一部を回
折させる働きを有してる。従って複数光路形成素子93
aを透過した光は同一光軸上にそれぞれの仮想発光点に
応じた複数の光路を形成することになる。
【0076】なおコリメートレンズ92を用いる代わり
に例えば複数光路形成素子93a等に光の拡散角を変換
するような機能を設けても良い。この場合にはコリメー
トレンズ92を設けなくても良くなるので、正確な位置
あわせが不要になり、生産性の向上を図ることができる
とともに部品点数の削減により、生産性の向上及びコス
トの低減も図ることができる。
【0077】複数光路形成素子93aで複数の光路を形
成された光は反射部94aが設けられているプリズム9
4に入射する。プリズム94の反射部94aは40〜6
0%程度の反射率を有するハーフミラーか、若しくは光
の偏光方向によってその光を反射するか透過する偏光分
離膜を用いることが一般的である。ここでは特に偏光分
離膜を用いることが、光の利用効率を大幅に向上させる
ことができる。従って光源91を最大出力よりも大幅に
低い出力で使用することができ、光源91の寿命を長く
することができ、引いては光ピックアップ装置の信頼性
を向上させることができる。
【0078】更に反射部94aに偏光分離膜を用いた場
合には、プリズム94の記録媒体側の端面には1/4波
長板94bが設けられる。この1/4波長板94bは直
線偏光で入射してきた光を円偏光に変換して透過し、戻
ってきた光を入射時の偏光方向と直交する偏光方向に変
換する働きを有している。
【0079】1/4波長板94bを透過した光は、立ち
上げミラー(図示せず)でその進行方向を垂直上方に向
けられて集光レンズ95に入射する。集光レンズ95は
入射してきた光を収束させて、高密度光ディスク52及
び低密度光ディスク51の記録面にビームスポットを形
成するもので、レンズ駆動手段(図示せず)によって、
フォーカス方向およびトラッキング方向に移動できるよ
うに支持されているものである。
【0080】高密度光ディスク52及び低密度光ディス
ク51の記録面で反射された光はその円偏光の方向が逆
回転になり、集光レンズ95を再び通過して、プリズム
94に設けられている1/4波長板94bに入射する。
ここで円偏光から直線偏光に変換される。更になおかつ
円偏光の回転方向が光源91から出射された直線偏光と
直交する方向に変換されることになる。プリズム94の
反射部で反射されて往路光の光路から分離される。
【0081】そして反射部94aで反射された光は検出
光学系に入射する。検出光学系は、複数光路形成素子9
3aが形成された第一光学部材93と同様の構成を有す
る光学素子96aが形成されている第二光学部材96、
コリメートレンズ92とほとんど同様の構成を有するレ
ンズ97及び入射した光の複数の光束に分離して検出信
号光と制御信号光を形成する光学素子98とから構成さ
れている。この検出光学系を通過した光は受光素子99
に入射する。ここで光学素子98及び受光素子99の構
成及びその働きは実施の形態1等に示す第一光学部材6
0及び受光素子70とほとんど同じである。
【0082】なお本実施の形態においては検出光学系を
3つの部材で構成していたが、これらの働きを1つで行
うことが可能な部材(例えばホログラムのようなもの)
を用いて、1つ若しくは2つの部材にまとめても良い。
この場合は部品点数の削減が可能になるので、生産性の
向上を図ることができる。
【0083】更に本実施の形態においては複数光路形成
素子93aをコリメートレンズ92とプリズム94の間
に、光学素子96aをプリズム94とレンズ97の間に
それぞれ配置していたが、複数光路形成素子93aをコ
リメートレンズ92よりも光源よりに、光学素子96a
をレンズ97よりも受光素子99よりにそれぞれ配置し
ても同様の効果を得ることができる。なお複数光路形成
素子93aおよび光学素子98aをホログラムで形成し
た場合には、第一光学部材93はコリメートレンズ92
よりもプリズム94側に、第二光学部材96はレンズ9
7よりもプリズム94側に配置することが好ましい。な
ぜならばこのように配置する方が、それぞれの部材で回
折される一部の光の回折ベクトル(回折角度)が小さく
てすむので、ホログラムのピッチをより広く形成できる
(ホログラムのピッチは狭いほど回折ベクトルが大きく
なる)。従ってよりホログラムが形成しやすくなり、不
良品の発生を抑制できるので、第一光学部材93及び第
二光学部材96の歩留まりを向上させ、生産性を向上さ
せることができる。
【0084】以上のように構成された光ピックアップに
おいては、低密度光ディスク51のみを再生可能なディ
スクリートタイプの光ピックアップとほとんど構成が同
一であるので、その組立工程もほぼ同一であり、組立装
置等を共用することができる。従って種類の異なる複数
の記録媒体を再生可能な光ピックアップ装置を高い生産
性で製造することが可能になる。
【0085】また1つの光源と1つのレンズで種類の異
なる複数の媒体を再生することが可能になるので、光ピ
ックアップ装置の構成を簡単にすることができ、従って
生産性の高い光ピックアップとすることができる。また
従来のようにレンズにホログラムを作製しなくて良いの
で、集光レンズを小型化・薄型化でき、これにより光ピ
ックアップ装置の小型化・薄型化を実現することができ
る。
【0086】(実施の形態5)次に本発明の実施の形態
5について図を参照しながら説明する。図12は本発明
の一実施の形態における光ピックアップの構成と光路を
示す図である。なお図11に示す部材と基本的に同一の
構成を有する場合には同一の番号を付加している。
【0087】光源91から出射された光は光源パッケー
ジ90に設けられている出射部90d及びカバー部材9
0eを通過して、コリメートレンズ92に入射する。コ
リメートレンズ92で所定の拡散角を有していた光は、
ほぼ平行な光に変換され、反射部94aが設けられてい
るプリズム94に入射し、更にプリズム94の記録媒体
側の端面に形成されている1/4波長板94bを透過
し、複数光路形成素子100に入射する。この複数光路
形成素子100は図11に示す複数光路形成素子93と
ほぼ同様な構成及び働きを有している。そして複数光路
形成素子100を通過して同一光軸上に複数の光束が形
成された光は、立ち上げミラー(図示せず)でその進行
方向を垂直上方に向けられて集光レンズ95に入射す
る。集光レンズ95により入射してきた光は収束され
て、高密度光ディスク52及び低密度光ディスク51の
記録面に焦点を形成する。
【0088】その後高密度光ディスク52及び低密度光
ディスク51の記録面で反射された光はその円偏光の方
向が逆回転になり、集光レンズ95及び複数光路形成手
段100を再び通過して、プリズム94に設けられてい
る1/4波長板94bに入射する。ここで円偏光から直
線偏光に変換される。更になおかつ円偏光の回転方向が
光源91から出射された直線偏光と直交する方向に変換
されることになる。そしてプリズム94の反射部94a
で反射されて往路光の光路から分離される。
【0089】本実施の形態ではプリズム94よりも集光
レンズ95側に複数光路形成素子100を載置したの
で、検出光学系に複数光路形成素子100と同様な作用
を有する光学素子を設ける必要がなくなる。従って部品
点数を削減できるので、光ピックアップ装置の生産性を
向上させることができるともにピックアップの小型化が
可能になる。
【0090】(実施の形態6)次に本発明の実施の形態
6について図を参照しながら説明する。図13は本発明
の実施の形態6における光ピックアップの構成と光路を
示す図である。
【0091】図13において、101はパッケージであ
り、光源102や受光素子103等が載置される基板部
101a及びそれらの部材を包含するように設けられて
いる側壁部101b等により形成されている。これらの
基板部101aと側壁部101b等は一体で形成しても
別体で形成しても良く、本実施の形態では別体としてい
る。なお一体で形成した場合には、組立工程の簡素化を
図ることができ、生産性の向上が可能になる。
【0092】パッケージ101を形成する材料としては
金属、セラミック等の材料を用いることが、光源102
で発生する熱を良好に放出できるので好ましい。そして
これらの材料の中でも、熱伝導性が高いCu,Al,F
e等の金属材料やFeNi合金やFeNiCo合金等の
合金材料を用いることが好ましい。なぜならばこれらの
材料は安価で放熱性が高く、かつ、高周波重畳回路等か
らの電磁波等のノイズを遮断する電磁シールドとしての
効果も有するからである。これらの中でも特にFe,F
eNi合金,FeNiCo合金は熱抵抗が小さく、放熱
性が良好なので、光源1で発生する熱を効率的に外部に
放出することができる。またこれらの材料は、低コスト
であるので、光ピックアップ装置を低価格で提供するこ
とが可能になる。
【0093】またパッケージ101はその基板部101
a及び必要に応じて側壁部101bを大きな熱容量を有
するキャリッジ(図示せず)に当接させることにより、
光源102で発生する熱を外部に逃がしている。従って
キャリッジに接触している基板部101aの面積が大き
ければ大きいほど放熱性が良好になる。
【0094】次に側壁部101bについて説明する。側
壁部101bは、光源102や受光素子103等を覆う
ように基板部101aに接合されており、光源102お
よび受光素子103等が直接外気や水分等に触れないよ
うにし、かつ、外部から混入してくる光が受光素子10
3に入射してノイズとなることを防止する働きを有して
いる。多くの場合、側壁部101bはドーム状やシルク
ハット状の形状を有しており、光が通過する部分につい
ては出射部101dが設けてあり、通過していく光に悪
影響を及ぼさないような構成となっている。そして側壁
部101bの材質は、金属若しくは樹脂等で、基板部1
01aとの接合が容易にでき、形状が安定しているもの
を用いることが好ましい。特に側壁部101bを金属製
とした場合には光源102に電力を供給する電源回路か
らの不要輻射やその他高周波重畳回路等からのノイズを
抑制することができる。従って光ピックアップから出力
される各種の電気信号にこれらに起因したノイズが入力
されることがないので、ノイズレベルが低い高性能な光
ピックアップを提供することが可能となる。更に側壁部
101bに用いられる金属材料のなかでも、ステンレ
ス、FeNiCo合金,FeNi合金等が側壁部101
bの形成を容易にし、かつ、不要輻射の抑制力も高く、
さらには基板部101aとの接合性も良好であるので好
ましい材料である。
【0095】さらに基板部101aには光源102に電
力を供給するとともに、受光素子103からの電気信号
を演算回路(図示せず)に伝達する端子101cが設け
てある。この端子101cはピンタイプのものであって
も良いし、プリントタイプのものであっても良い。ここ
で特にピンタイプで端子101cを形成した場合につい
て説明する。端子101cは、金属材料から構成されて
いる基板部101aに電気的に接触しないようにしなが
ら、基板部101aに設けられている複数の孔(図示せ
ず)に挿入されている。この端子101cの材質として
はFeNiCo合金,FeNi合金,FeCr合金等を
用いることが好ましい。基板部101aと端子101c
の間の電気的な接触を断つ手段としては、孔において端
子101cと基板部101aと接する部分については絶
縁性の皮膜等が設けることが好ましく、更にこの部分か
ら外気が混入してこないように密閉しておくことが好ま
しい。このような要求を満たすものとしてハーメチック
シール等の絶縁及び密閉の双方を同時に行えるものを用
いることが好ましい。ここでは特に整合封止型若しくは
圧縮封止型のハーメチックシールを用いることが好まし
い。なぜならばこれらの部材は極めて容易に絶縁と密閉
の双方を行うことができ、端子101cの基板部101
aへの取付工程を簡略化できる。さらにハーメチックシ
ールは極めて安価であるので、光ピックアップの製造コ
ストを削減できる。また同時に広い温度範囲にわたって
高い気密性及び絶縁性を保つことができるので、光ピッ
クアップの信頼性を高くすることができ、かつ端子形状
も比較的自由に変形することができるので、設計の自由
度も大きくすることができる。
【0096】光源102としては単色で、干渉性、指向
性および集光性が良好なものを用いることが、適当な形
状のビームスポットを比較的容易に形成でき、ノイズ等
の発生を抑制できるので好ましい。このような条件を満
たすものとして、固体、ガス及び半導体等の各種レーザ
光を用いることが好ましい。特に半導体レーザはその大
きさが非常に小さく、光ピックアップの小型化を容易に
実現することができるので光源102としては最適であ
る。
【0097】そしてこのときの光源102の発振波長は
800nm以下であることが、光源102から出射され
た光が記録媒体上に集束する際のビームスポットを比較
的容易に記録媒体に形成されているトラックのピッチ程
度の大きさにすることができるので好ましい。更に光源
102の発振波長が650nm以下であれば、非常に高
密度で情報が記録されている記録媒体をも再生すること
ができる程度に小さなビームスポットを形成でき、した
がって大容量の記憶手段を容易に実現することができる
ので好ましい。
【0098】光源102を半導体レーザで構成した場
合、800nm程度以下の発振波長を実現できる材料と
しては、AlGaInP,AlGaAs,ZnSe,G
aN等があり、これらの中でも特にAlGaAsは、化
合物材料の中でも結晶成長が容易であり、従って半導体
レーザの製造が容易であるので、歩留まりが高く、高い
生産性を実現することができるので好ましい材料であ
る。また650nm以下の発振波長を実現できる材料と
しては、AlGaInP,ZnSe,GaN等がある。
これらの材料を用いた半導体レーザを光源102として
用いることにより、記録媒体上に形成されるビームスポ
ット径をより小さくすることができるので、さらなる記
録密度の向上が可能になり、従って高密度記録媒体の再
生が可能になる。
【0099】これらの中でも特にAlGaAsPは長期
間にわたり安定した性能を有しているので、光源11の
信頼性を向上させることができるので好ましい材料であ
る。
【0100】パッケージ101の側壁部101bの上面
部には、出射部101dを覆うように第一光学部材10
4が接合されている。この第一光学部材104は、ラミ
ネートプリズム105,1/4波長板106,光学部材
107から構成されている。以下それらの構成部材につ
いて詳細に説明する。
【0101】まず最初にラミネートプリズム105の構
成について、図面を参照しながら説明する。図14は本
発明の一実施の形態における第一光学部材の断面図であ
る。
【0102】ラミネートプリズム105は、光源102
から出射されて記録媒体に向かう光の光路と記録媒体か
ら戻ってきた光の光路を分割し、かつ、記録媒体で反射
されて戻ってきた光を受光素子103に向かわせるとと
もに、記録媒体に向かう光の広がりを制限する働きを有
している。
【0103】そしてラミネートプリズム105は、複数
のプリズムを張り合わせた構成となっており、それらの
プリズムを張り合わせによってできた境界面に各種の光
学素子が形成されている。本実施の形態においてはラミ
ネートプリズム105は2つの境界面105a及び境界
面105bを有している。境界面105a,105bの
光源102からの出射光の光軸に対する傾きは、30°
から60°の範囲であることが、ラミネートプリズム1
05の厚さや幅を小さくしつつ光学特性を良好に保持で
きる。従って光学特性を悪化させることなく光ピックア
ップの小型化及び薄型化でき、ひいてはこの光ピックア
ップを搭載した光ディスク装置を小型化、薄型化できる
ので好ましい構成である。
【0104】ここで傾きが60°以上の場合には、例え
ば境界面105aに入射する光の光路が、隣接する境界
面105bによって遮られないようにするためには両者
の間隔を非常に大きく取らなければならなくなるので、
ラミネートプリズム105の幅が非常に大きくなってし
まう。
【0105】また傾きが30°以下の場合には、境界面
105aに入射する光に対して境界面105aの射影面
積を十分に取ることができなくなるので、本来光路分割
光学素子105eで反射されるはずの光が境界面105
aからはみ出しまう。従って受光素子103や光源10
2に向かう迷光成分が大幅に増加してしまい、光学特性
が大幅に悪化してしまい、性能、信頼性がともに低くな
ってしまう。
【0106】また境界面105aには、光源102から
出射された光を一定の割合で透過または反射するととも
に高密度光ディスク52もしくは低密度光ディスク51
で反射されて戻ってきた光を一定の割合で反射もしくは
透過する光路分割光学素子105eが設けてある。光路
分割素子105eとしては、一般的に光を所定の割合で
透過するように設計されているハーフミラーもしくは特
定の偏光方向の光を透過しそれ以外の光を反射してしま
う偏光分離膜を用いることが一般的である。本実施の形
態においては偏光分離膜と1/4波長板106とを組み
合わせて用いることにより、光の利用効率を大幅に向上
させることができる。これにより光源102として、最
大出力よりも大幅に低い出力で使用することができ、光
源102の寿命を長くすることができ、引いては光ピッ
クアップ装置の信頼性を向上させることができる。
【0107】さらに境界面105aの光路分割光学素子
105eの上部には開口絞り105fが設けてある。こ
の開口絞り105fは光源102から出射され高密度光
ディスク52もしくは低密度光ディスク51に向かう光
の開口率を制限するもので、ディスクの再生に必要のな
い光が記録媒体に向かうのを防止し、迷光の発生が少な
い良好な光学特性を保つためのものである。
【0108】次に境界面105bには光路分割光学素子
105eで反射されてきた記憶媒体からの戻り光に非点
収差を発生させる働きを有しているホログラム105g
が形成されている。このホログラム105gで発生した
非点収差は、受光素子103上におけるビーム形状の変
化となって現れ、これを利用してフォーカシングを行っ
ている。
【0109】またラミネートプリズム105の光の入出
面105c及び105dは互いに平行に構成されている
ことが好ましい。このような構成とすることにより、非
平行板を光が通過する際に発生する収差を抑制すること
ができ、光学特性を良好に保つことができ、したがって
高性能な光ピックアップを実現することができる。
【0110】次にラミネートプリズム105の面105
cに形成されている1/4波長板106について説明す
る。この1/4波長板106は、それぞれ直交する常光
軸と異常光軸を有しており、入射してくる直線偏光の偏
光方向に対して常光軸と異常光軸がそれぞれ45°の角
度をなすように配置されている。そして1/4波長板1
06を光が透過する際には、常光軸の屈折率と異常光軸
の屈折率とが異なっているので、光学的距離が異なり、
常光と異常光の間に位相差が発生する。1/4波長板1
06の厚みは、入射した光は常光軸成分と異常光軸成分
との間の位相差がπ/4になるように形成されている。
ここで発生するπ/4の位相差により直線偏光で入射し
てきた光を円偏光に変換して透過するとともに戻ってき
た円偏向光をその回転方向に応じて直線偏向光に変換す
る働きを有している。1/4波長板106としては水晶
などの一軸性結晶を所定の方向に所定の厚さで切り出し
た板状部材を用いることが一般的である。
【0111】そして1/4波長板106の上面には光学
部材107が設けられている。この光学部材107の光
軸中心には、開口絞り105fを通過してきた光の形状
に合うように形成されている複数光路形成素子107a
を有している。
【0112】ここで図15(a)、図15(b)を用い
て光学部材107に形成された複数光路形成素子107
aについて説明する。ここでは複数光路形成素子107
aをホログラムで形成した場合について説明する。複数
光路形成素子107aとし光学部材107に形成されて
いるホログラムパターンの形状としては、理想的には鋸
の波状に形成されたブレーズドパターンであることが回
折効率の向上の点でもっとも有利であり、したがって光
の利用効率を最大限にできるので好ましい。本実施の形
態においては、作製がブレーズドパターンに比べて容易
な同心円状で断面が階段状の凹凸で形成され、周辺部ほ
どピッチが小さくなるように形成されているステップタ
イプのものを用いている。
【0113】ステップパターンの形成は、ドライエッチ
ング等によって行われる。ホログラムパターンに光Rが
入射すると、回折せずに透過する0次光1と、ピッチに
応じた回折光(+1次光2、−1次光3)などが発生す
る。本実施の形態において、0次光1は、高密度光ディ
スク52を再生する際に使用され、+1次光2は、低密
度光ディスクを再生する際に使用される。−1次光3
は、本実施の形態においてはいずれにも使用されない光
である。−1次光3のうち一部の光は、集光レンズ40
で集光されることになるが、低密度光ディスク51また
は高密度光ディスク52の記録面上では、大きくボケて
広がっているために再生への影響は少ない。
【0114】図15(a)はパターンの断面が矩形をな
しており、この場合には、+1次光2と−1次光3はほ
ぼ同じだけ発生する。この−1次光3を抑制し+1次光
2をより強めるためには、図15(b)に示すように、
断面形状を回折方向に合わせて多段化すればよく、複数
のマスクパターンを用意し、レジスト露光とドライエッ
チングを繰り返し行えば形成できる。図15(b)のよ
うなパターンにすることにより、−1次光3の再生への
影響をさらに小さくすることができ、また、信号検出に
必要な光量を稼ぐことができるので光源を低出力で使用
することができる。
【0115】また複数光路形成素子107aはホログラ
ムで形成していたが、同様の働きを有する光学部材であ
れば、例えばレンズであっても一定の効果を得ることが
できる。
【0116】次に複数光路形成素子107aの働きにつ
いて図を用いて説明する。図13に示すように本実施の
形態においては複数光路形成素子107aに入射した光
のうち回折されない光、すなわち0次光で形成される光
路(以下0次光1と称す)と、+1次光(以下+1次光
2と称す)で形成される光路とを用いて種類の異なる複
数の光ディスクを再生している。ここで複数光路形成素
子107aを通過して形成された0次光1と+1次光2
とはその発光点位置が異なっている。すなわち図13に
おいては0次光1の発光点は光源102の真発光点10
2aであり、+1次光2の発光点は複数光路形成素子1
07aを通過することにより仮想発光点111aとな
る。なお仮想発光点の定義については実施の形態1と同
様である。
【0117】このように集光レンズ109の手前に配置
された複数光路形成素子107aを用いて複数の光束に
入射光を分離した場合には、それぞれの光に発生する波
面収差量が大きく異なる場合が多く、この波面収差を補
正することのできる収差補正機能を備えたレンズを集光
レンズとして用いる必要があり、結果としてそれぞれの
光束に応じた複数の集光レンズを用いる必要が生じるの
が一般的である。本実施の形態ではこのような現象を回
避するために複数光路形成素子107aによって分離さ
れたそれぞれの光束の発光点と集光レンズ若しくはコリ
メートレンズの間の距離を最適化することによりこの問
題を回避しているので以下この点について説明する。
【0118】図16は本発明の一実施の形態における有
限光学系での発光点と集光レンズの関係を示す図、図1
7は本発明の一実施の形態における無限光学系での発光
点とコリメートレンズとの関係を示す図である。図16
及び図17において、L3はコリメートレンズ108も
しくは集光レンズ109から仮想発光点111aまでの
有効焦点距離を示しており、L4はコリメートレンズ1
08もしくは集光レンズ109から真発光点102aま
での有効焦点距離を示している。更に図18は集光レン
ズのシフトの有無による仮想発光点からの光に発生する
波面収差量とL3,L4との関係を示している。すなわ
ちL3とL4の比を変化させたときに集光レンズ入射時
に発生している波面収差量を集光レンズ109がトラッ
キング方向に500μmシフトしている場合(太線)と
トラッキング方向のシフトが無い場合(細線)とで比較
しているものである。一般に光ディスクを再生中の集光
レンズはトラッキング方向に最大500μm程度シフト
する可能性があり、また集光レンズに入射する光を有効
に光ディスク上に収束させるために許容される波面収差
量は0.07以下程度とされていることを考慮すると、
比較的収差の発生量が多く、集光レンズ109への光の
入射条件の悪くなる+1次光すなわち仮想発光点111
aからの光に対して集光レンズ109のシフト量が最大
(500μm)のときの波面収差がrms値で0.07
λ(λは光源の波長で、以下省略する)以下であれば、
どちらの発光点からの光も集光レンズ109に入射した
光は集光レンズ109のシフト量に拘わらず光ディスク
上に収束されることになると考えられる。この条件を満
たす範囲としては、図18から明らかなように、L3と
L4との比(L4÷L3=H、以下Hで表記する)が
0.55<H<0.75であることが好ましいことがわ
かる。
【0119】Hの値が上記した範囲に存在するように光
学系の配置を行うことにより、同一光学系中に複数の光
束が存在する光ピックアップにおいて、すべての光束に
おける波面収差を理論限界値以下とすることができるの
で、一つの集光レンズ109を用いることにより、いず
れの光束も光ディスク上に集光させることができる。従
って集光レンズ109の数が一つで良いので、集光レン
ズを削減することができるとともに集光レンズの切替手
段も設けなくて良くなり、光ピックアップの小型化や部
品点数の削減による生産性の向上、複雑な機構を廃する
ことによる光ピックアップの信頼性の向上、動作スピー
ドの向上等を実現することができる。
【0120】さらに本実施の形態においては複数光路形
成素子107aを真発光点102aと仮想発光点111
aとの間に配置することが好ましい。以下その理由につ
いて説明する。図19は本発明の一実施の形態における
真発光点及び仮想発光点に対する複数光路形成素子10
7aの配置位置を示した図で、ここでは特にホログラム
で形成された複数光路形成素子107aにより光路を2
つ形成した場合について示している。向かって左側は真
発光点102aと仮想発光点111aとの間に複数光路
形成素子107aを設けない場合の各々の光路を示して
おり、向かって右が真発光点102aと仮想発光点11
1aの間に複数光路形成素子107aを配置した場合の
各々の光路を示している。図19より明らかなように、
コリメートレンズ108に入射する光が同じ広がりを持
つには、真発光点102aと仮想発光点111aとの間
に複数光路形成素子107aを設けない場合の真発光点
102aからコリメートレンズ108間での距離(T
1)と、真発光点102aと仮想発光点111aとの間
に複数光路形成素子107aを設けた場合の真発光点1
02aからコリメートレンズ108の間での距離(T
2)とを比較した場合、T1>T2となるので、真発光
点102aと仮想発光点111aとの間に複数光路形成
素子107aを設けることにより光ピックアップの大き
さを更に小型化することができることが分かる。特に複
数光路形成手段107aを真発光点102aと仮想発光
点111aのほぼ真ん中に配置することにより、真発光
点102aからコリメータレンズ108もしくは集光レ
ンズ109までの距離を最も短くすることができるの
で、光ピックアップの小型化には最も効果的な配置であ
る。また真発光点102aと仮想発光点111aとの間
に複数光路形成素子107aを設けた場合には、そうで
ない場合と比較して、入射する光の拡散角が大きく、真
発光点から出射された光をより多く光ディスクに照射す
ることができる。従って光の利用効率を向上させること
ができ、光源102の出力をより低くして使用すること
ができるので、光源102の寿命を長くなり、光ピック
アップの信頼性を向上させることができる。またより出
力の低いものを光源102として用いることができるの
で、光ピックアップの製造コストを低減することができ
る。更に真発光点102aから複数光路形成素子107
aまでの距離を非常に短くすることができるので、光源
102や複数光路形成素子107a等を一体化すること
も容易に行えるようにできる。従って1つ1つの部品を
位置あわせをしながら組み立てていく場合に比べて生産
効率を非常に高くすることができるとともに光ピックア
ップの組立精度も向上させることができるので、信頼性
が高くかつ低コストな光ピックアップを実現することが
できる。
【0121】またホログラム等で形成されている複数光
路形成素子107aで回折された光は一旦光路中で集束
させてから再び拡散してコリメートレンズ108に入射
するように構成することが好ましい。このような構成と
することにより、複数光路形成素子107aを容易に仮
想発光点111aと真発光点102aの間に配置するこ
とができるので、光ピックアップ全体の大きさを小さく
することができ、このピックアップを搭載したドライブ
装置の小型化を容易に実現できる。
【0122】次に第一光学部材104を構成するラミネ
ートプリズム105及び光学部材107を形成する材料
としては、ガラスや樹脂などの高い光透過性を有する材
料を用いることが、光量の減少を防止できるとともに第
一光学部材104を透過した光の光学特性を劣化させな
いので好ましい。特にガラスは複屈折が起こらず、従っ
て透過した光の特性を良好に保持できるので、好ましい
材料である。更にガラスの中でもBK−7等の光学ガラ
スを用いることが特に光学特性の劣化を発生させないの
で好ましい。BK−7は低コストで良好な光学特性を有
しているので、ラミネートプリズム105及び光学部材
107の材料としては最適である。
【0123】なお本実施の形態においてはパッケージ1
01の出射部101dを覆うようにに側壁部101bに
直接第一光学部材104を接合していたが、パッケージ
101と第一光学部材104とは離間して設けても良
い。離間して設けることにより、側壁部101bの高さ
の誤差にあった場合に問題となる光源102と第一光学
部材104との間の距離をより正確に調整することが可
能になるので、第一光学部材104に設けられている複
数光路形成素子107aによって発生する複数の光路を
有する光の光学特性をより良好に保つことができ、正確
な信号の検出が可能になる。この場合出射部101dは
カバー部材等で封止しておくことが好ましい。
【0124】パッケージ101と第一光学部材104と
によりパッケージ101の内部、即ち光源102及び受
光素子103等が配置されている空間を密閉することが
好ましい。このような構成にすることにより、ゴミや水
分等の不純物がパッケージ内部への進入を防止すること
ができるので、光源102や受光素子103の性能を維
持することができるとともに出射される光の光学特性の
劣化も防止することができる。さらにパッケージ101
と第一光学部材104とで密閉された空間にはN2
ス、乾燥空気若しくはArガス等の不活性ガスを封入し
ておくことが、パッケージ101の内部に接している第
一光学部材104等の表面に結露が生じて光学特性が悪
化してしまったり、光源102や受光素子103の酸化
などによる特性の劣化を防止することができるのでさら
に好ましい。
【0125】108はコリメートレンズであり、109
はレンズ駆動手段(図示せず)によって、フォーカス方
向およびトラッキング方向に移動できるように支持され
ている集光レンズである。このコリメートレンズ108
により集光レンズ109に入射する光の光量を増加させ
ることができるので、光の利用効率が向上させ、光源1
02を最大出力よりも大幅に低い出力で使用することが
でき、光源102の寿命を長くすることができ、引いて
は光ピックアップ装置の信頼性を向上させることができ
る。
【0126】なおコリメートレンズ108を用いる代わ
りに例えば複数光路形成素子107a等に光の拡散角を
変換するような機能を設けても良い。この場合にはコリ
メートレンズ108を設けなくても良くなるので、正確
な位置あわせが不要になるので生産性を向上させること
ができるとともに部品点数の削減によりコストの低減を
図ることができる。
【0127】また本実施の形態において、1/4波長板
106は、第一光学部材104にラミネートプリズム1
05及び光学部材107とともに一体で設けられていた
が、別体で設けても良い。この場合にはコリメートレン
ズ108と集光レンズ109との間に設けことが好まし
い。なぜならばコリメートレンズ108と集光レンズ1
09との間では、通過する光がほぼ平行光となっている
ので、1/4波長板106を透過する際の光学的距離に
ほとんど差が生じず、従って1/4波長板106を透過
した光における位相のずれを最小限に抑制することがで
きる。これにより集光レンズ109で光を効率的に集束
させることが可能になり、比較的ジッタの小さな優れた
性能を有する光ピックアップを実現することができる。
【0128】次にこのような構成を有する光ピックアッ
プ装置の動作について図を参照しながら説明する。
【0129】まず、高密度光ディスクを再生する往路光
の光路について、図13を用いて説明する。52はスピ
ンドルモータ(図示せず)に取り付けられた高密度光デ
ィスクであり、ディスク基板の厚みが0.6mm程度に
予め成形されているものである。光源102の光出射点
102aから出射された光束は、第一光学部材104に
入射し、所定の範囲の拡散角を有する光が開口絞り10
5fを透過する。この開口絞り105fでビームの断面
形状を整形された光束は、偏光分離膜で形成されている
光路分割光学素子105eに入射する。ここで光路分割
光学素子105eの偏光分離膜は光源102から出射さ
れる直線偏光を透過するように配置されているので、光
束は光路分割光学素子105eを透過して、1/4波長
板106に入射する。この1/4波長板106で、直線
偏光で入射してきた光束は円偏光に変換される。
【0130】その後円偏光に変換された光束は光学部材
107に形成されている複数光路形成素子107aに入
射する。この複数光路形成素子107aは、本実施の形
態においてはホログラムで形成されているので、通過す
る光の一部は回折され、一部はそのまま透過している。
即ち複数の光路が常時同一光軸上に形成されていること
になる。ここでは、この複数の光路のうち、0次光によ
る光束110を高密度光ディスク52再生用の光束とし
て用いている。
【0131】その後光束110は、コリメートレンズ1
08でほぼ平行光に変換されて集光レンズ109に入射
し、集光レンズ109によって集光されて高密度光ディ
スク52の記録面にビームスポットを形成する。ここで
集光レンズ109は高密度光ディスクのデータが再生で
きる程度にまで微小スポットに絞れるように開口数が
0.6程度に設計されている。また光束110以外にも
回折された光のうち集光レンズ109に入射する光もあ
るが、高密度光ディスク52の記録面では焦点を結んで
はおらず、光の密度が非常に希薄であるために、データ
の再生にはほとんど影響しない。
【0132】さらに光源102の光出射点102aとは
反対側にある出射点からの出射光が存在している。この
光は、受光素子103に設けられたモニタ用センサ(図
示せず)に入射する。そしてモニタ用センサから送出さ
れる入射光量に応じた電気信号を基づいて、光源102
の出力を制御している。
【0133】次に、図15を用いて、低密度光ディスク
51を再生する往路光の光路について説明する。なおこ
こでは低密度光ディスク51の厚みは1.2mm程度で
ある。ここで複数光路形成素子107aに入射するまで
の光路は高密度光ディスク52を再生する場合の光路と
同様であるのでここでは省略する。
【0134】低密度光ディスク51を再生する際には、
複数光路形成素子107aで発生する複数の光束のうち
+1次光2による光束111(図中の点線)を利用す
る。
【0135】その後光束111は、コリメートレンズ1
08を透過して、集光レンズ109によって集光され、
低密度光ディスク51の記録面にビームスポットを形成
する。ここで集光レンズ109は光束110に比べてビ
ームの広がりの少ない光束111を低密度光ディスク5
1のデータが再生できる程度に微小スポットに絞れるよ
うに開口数が0.6程度に設計されている。また複数光
路形成素子107aで回折された光には光束110以外
にも集光レンズ109に入射する光もあるが、低密度光
ディスク51の記録面では焦点を結んでおらず光の密度
が非常に希薄であるので、データの再生にはほとんど影
響しない。
【0136】また低密度光ディスク51を再生する時の
集光レンズ109の焦点距離L1は、高密度光ディスク
52を再生する時の集光レンズ109の焦点距離L2よ
りも長くなるように設定されている。この焦点距離の差
は1.0mm以下、好ましくは0.6mm以下とするこ
とが、種類の異なる複数のディスクをそれぞれ再生する
際に、集光レンズ109を保持するアクチュエータを大
きく駆動する必要がほとんどないので、アクチュエータ
により焦点位置の調整を容易に行うことができ、従って
基板の厚さの違いに非常に良好に対応することができる
ので好ましい。
【0137】このように複数光路形成素子107aによ
り形成された複数の光束が、同時に、しかも異なる位置
に焦点を結ぶようにしたことにより、異なる基板厚さを
有する記録媒体を同一の光ピックアップ装置によって再
生することが可能になる。即ち厚さが約1.2mmのC
D−ROM等の低密度光ディスク51と、厚さが約0.
6mmの単板もしくはこの単板の両面張り合わせで形成
されたDVD等の高密度光ディスク52とを同一の光ピ
ックアップ装置で記録再生することが可能になるのであ
る。
【0138】なおこの焦点距離L1及び焦点距離L2
は、集光レンズ等の光学部材の可動範囲を大きく取るこ
とにより、ある程度変更することが可能であるので、例
えば高密度光ディスクを張り合わせ光ディスクや複数の
記録層を有する光ディスクの再生も可能になる。
【0139】次に、図13を用いて、低密度光ディスク
51および高密度光ディスク52からの反射光を検出す
るまでの復路光の光路について説明する。復路光につい
ては高密度光ディスク52を再生した場合でも、低密度
光ディスク51を再生した場合でも複数光路形成素子1
07aを通過した後は基本的にはほぼ同一の光路を形成
するのでまとめて説明する。
【0140】図13をおいて、低密度光ディスク51若
しくは高密度光ディスク52からの反射光は、往路とほ
ぼ同じ経路をたどって光学部材107に設けられている
複数光路形成素子107aを通過して、1/4波長板1
06に入射する。低密度光ディスク51および高密度光
ディスク52で反射された往路光はその円偏光の向きが
逆転しているので、1/4波長板106を透過した往路
光は、光源102から出射された出射光の偏光方向と直
交する方向偏光した直線偏光に変換され、光路分割光学
素子105eに入射する。光路分割光学素子105eは
出射光を透過するように設定されているので、出射光の
偏光方向と直交する向きに偏光した往路光は、光路分割
光学素子105eで境界面105bに向かう方向に反射
される。
【0141】その後複路光は境界面105bに設けられ
ている非点収差発生ホログラム105gに入射する。こ
の非点収差発生ホログラム105g反射型のホログラム
で構成されており、ここで反射された復路光に非点収差
を与えるとともに反射した複路光を受光素子103に導
く。
【0142】
【発明の効果】本発明は、光源から照射された光を複数
光路形成手段で複数の光束に分離し、集光手段で異なる
位置に収束させ、その際複数光路形成手段で形成された
複数の光束のうちの少なくとも1つは実発光点とは異な
る仮想発光点を有しているように構成したことにより、
発光点位置の違いにより複数の光束に発生する波面収差
を適切な大きさに制御することが可能になるので、複数
の光束に対応する複数の集束レンズを用いることなく、
1つの集光レンズで複数の種類の記録媒体を再生するこ
とが可能になる。
【0143】また第一の発光点及び前記集光手段との距
離(L1)に対する前記第二の発光点と前記集光手段と
の距離(L2)の比(L2÷L1=H)を0.55<H
<0.75としたことにより、第一の光束および第二の
光束に発生する波面収差を制御することができるので、
1つのレンズを用いて複数の光束を記録媒体上に集束さ
せることができる。これにより光ピックアップの構成を
簡単にすることができるので、部品点数が減少し、光ピ
ックアップの生産性が向上するとともに部品の大きさも
小さくなり、光ピックアップの小型化が可能になる。さ
らに部品点数の削減により、光ピックアップの製品コス
トも低下させることができる。
【0144】さらに複数光路形成手段を第一の発光点と
第二の発光点の間に設けたことにより、第一発光点から
集光手段までの距離を短くすることができるので、光ピ
ックアップを小型化・薄型化することができる。
【0145】そして第一の光束もしくは第二の光束の少
なくとも何れか一方を光路中の光源と集光手段の間で収
束させることにより、第一発光点から集光手段までの距
離を短くすることができるので、光ピックアップを小型
化できる。
【0146】さらに複数光路形成手段を回折格子で形成
したことにより、複数光路形成手段を通過して記録媒体
に入射する光の量を増大させることができるので、光の
利用効率が向上し、光源の長寿命化等を可能にでき、光
ピックアップの信頼性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の一実施の形態による光ピックア
ップ装置の構成と往路を示す図 (b)本発明の一実施の形態による光ピックアップ装置
の構成と往路を示す図
【図2】(a)本発明の一実施の形態による光ピックア
ップ装置の構成と復路を示す図 (b)本発明の一実施の形態による光ピックアップ装置
の構成と復路を示す図
【図3】(a)本発明の一実施の形態における光ピック
アップ装置の複数光路形成素子を示す図 (b)本発明の一実施の形態による光ピックアップ装置
の複数光路形成素子を示す図
【図4】本発明の一実施の形態における発光点と集光レ
ンズの関係を示す図
【図5】本発明の一実施の形態における発光点とコリメ
ートレンズとの関係を示す図
【図6】本発明の一実施の形態における集光レンズのシ
フトの有無による仮想発光点からの光に発生する波面収
差量とL3,L4との関係を示す図
【図7】(a)本発明の一実施の形態による光ピックア
ップ装置の構成と光路を示す図 (b)本発明の一実施の形態による光ピックアップ装置
の構成と光路を示す図
【図8】(a)従来の光ピックアップ装置の構成と光路
を示す図 (b)従来の光ピックアップ装置の構成と光路を示す図
【図9】(a)従来の光ピックアップ装置の構成と光路
を示す図 (b)従来の光ピックアップ装置の構成と光路を示す図
【図10】本発明の一実施の形態における光学部材の断
面図
【図11】本発明の一実施の形態における光ピックアッ
プの構成と光路を示す図
【図12】本発明の一実施の形態における光ピックアッ
プの構成と光路を示す図
【図13】本発明の一実施の形態における光ピックアッ
プの構成と光路を示す図
【図14】本発明の一実施の形態における第一光学部材
の断面図
【図15】(a)本発明の一実施の形態における光ピッ
クアップ装置の複数光路形成素子を示す図 (b)本発明の一実施の形態による光ピックアップ装置
の複数光路形成素子を示す図
【図16】本発明の一実施の形態における有限光学系で
の発光点と集光レンズの関係を示す図
【図17】本発明の一実施の形態における無限光学系で
の発光点とコリメートレンズとの関係を示す図
【図18】本発明の一実施の形態における集光レンズの
シフトの有無による仮想発光点からの光に発生する波面
収差とL3,L4との関係を示す図
【図19】本発明の一実施の形態における真発光点及び
仮想発光点に対する複数光路形成素子の配置位置を示し
た図
【符号の説明】
1 0次光 2 +1次光 3 −1次光 10 パッケージ 10a 基板部 10b 側壁部 10c 端子 10d 出射部 11 光源 11a 真発光点 11c 0次光束 12a 仮想発光点 12c +1次光束 13 受光素子 20 第二光学部材 21 複数光路形成素子 30 コリメートレンズ 40 集光レンズ 51 低密度光ディスク 52 高密度光ディスク 60 第一光学部材 61 光誘導素子 70 受光素子 71a,71b,71c,71d 分割センサ 72 モニタ用センサ 80 光学部材 80a 平板 80b 平行平板 80c 平行平板 81 複数光路形成素子 81a 反射膜 82 光誘導素子 82a 反射膜 90 光源パッケージ 90a 基板部 90b キャップ 90d 出射部 90e カバー部材 91 光源 92 コリメートレンズ 93 第一光学部材 93a 複数光路形成素子 94 プリズム 94a 反射部 94b 1/4波長板 95 集光レンズ 96 第二光学部材 96a 光学素子 97 レンズ 98 光学素子 99 受光素子 100 複数光路形成素子 101 パッケージ 101a 基板部 101b 側壁部 101c 端子 101d 出射部 102 光源 103 受光素子 104 第一光学部材 105 ラミネートプリズム 105a 境界面 105b 境界面 105c 面 105d 面 105e 光路分割光学素子 105f 開口絞り 105g 非点収差発生ホログラム 106 1/4波長板 107 光学部材 107a 複数光路形成素子 108 コリメートレンズ 109 集光レンズ 110 光束 111 光束
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 谷川 浩 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 中島 一幸 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録密度が異なる複数の記録媒体を再生可
    能な光ピックアップであって、光源と、前記光源から照
    射された光を複数の光束に分離する複数光路形成手段
    と、前記複数の光束を異なる位置に収束させる集光手段
    と、前記記録媒体で反射された光を受光して、前記記録
    媒体に記録されている情報を電気信号に変換する受光素
    子とを備え、前記複数光路形成手段で形成された複数の
    光束のうちの少なくとも1つは実発光点とは異なる仮想
    発光点を有していることを特徴とする光ピックアップ。
  2. 【請求項2】記録密度が異なる第一の記録媒体と第二の
    記録媒体を再生可能な光ピックアップであって、光源
    と、前記光源から照射された光を第一の光束と第二の光
    束に分離する複数光路形成手段と、前記第一の光束及び
    前記第二の光束をそれぞれ異なる位置に収束させる集光
    手段と、前記第一の記録媒体もしくは前記第二の記録媒
    体で反射された光を受光して、前記第一の記録媒体もし
    くは前記第二の記録媒体に記録されている情報を電気信
    号に変換する受光素子とを備え、前記複数光路形成手段
    で形成された第一の光束と第二の光束の少なくとも1つ
    は実発光点とは異なる仮想発光点を有していることを特
    徴とする光ピックアップ。
  3. 【請求項3】記録密度が異なる第一の記録媒体と第二の
    記録媒体を再生可能な光ピックアップであって、光源
    と、前記光源から照射された光を第一の光束と第二の光
    束に分離する複数光路形成手段と、前記第一の光束及び
    前記第二の光束をそれぞれ異なる位置に収束させる集光
    手段と、前記第一の記録媒体もしくは前記第二の記録媒
    体で反射された光を受光して、前記第一の記録媒体もし
    くは前記第二の記録媒体に記録されている情報を電気信
    号に変換する受光素子とを備え、前記複数光路形成手段
    で形成された第一の光束及び第二の光束はそれぞれ第一
    の発光点及び第二の発光点を有し、前記第一の発光点及
    び前記集光手段との距離(L1)に対する前記第二の発
    光点と前記集光手段との距離(L2)の比(L2÷L1
    =H)を0.55<H<0.75としたことを特徴とす
    る光ピックアップ。
  4. 【請求項4】複数光路形成手段を第一の発光点と第二の
    発光点の間に設けたことを特徴とする請求項3記載の光
    ピックアップ。
  5. 【請求項5】第一の光束もしくは第二の光束の少なくと
    も何れか一方を光路中の光源と集光手段の間で収束させ
    ることを特徴とする請求項2〜4いずれか1記載の光ピ
    ックアップ。
  6. 【請求項6】複数光路形成手段を回折格子で形成したこ
    とを特徴とする請求項1〜5いずれか1記載の光ピック
    アップ。
  7. 【請求項7】高密度記録媒体と低密度記録媒体を再生可
    能な光ピックアップであって、光源と、前記光源から照
    射された光を少なくとも0次光束と±1次光束とに分離
    する回折格子と、前記0次光束及び±1次光束の少なく
    とも2つをそれぞれ異なる位置に収束させる集光手段
    と、前記高密度記録媒体もしくは低密度記録媒体で反射
    された光を受光して、それらに記録されている情報を電
    気信号に変換する受光素子とを備え、前記複数光路形成
    手段で形成された±1次光束はそれぞれ異なる仮想発光
    点を有し、前記0次光束および±1次光束のうち前記高
    密度記録媒体の再生に供される第一の光束の発光点であ
    る第一の発光点と、前記低密度記録媒体の再生に供され
    る第二の光束の発光点である第二の発光点について、第
    一の発光点と前記集光手段との距離(L1)に対する前
    記第二の発光点と前記集光手段との距離(L2)の比
    (L2÷L1=H)を0.55<H<0.75としたこ
    とを特徴とする光ピックアップ。
  8. 【請求項8】高密度記録媒体と低密度記録媒体を再生可
    能な光ピックアップであって、光源から照射された光が
    複数光路形成手段を通過して高密度記録媒体に照射され
    る第一の光と低密度記録媒体に照射される第二の光とに
    分離する際に、前記第一の光と前記第二の光の少なくと
    も一方の発光点は実際の発光点から仮想的な発光点に移
    動し、前記仮想的な発光点の移動距離を最適化すること
    により、前記第一の光と前記第二の光に発生している波
    面収差を実用限界以下にしたことを特徴とする光ピック
    アップ。
JP8260391A 1996-10-01 1996-10-01 光ピックアップ Pending JPH10106016A (ja)

Priority Applications (13)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8260391A JPH10106016A (ja) 1996-10-01 1996-10-01 光ピックアップ
US08/939,088 US6256283B1 (en) 1996-10-01 1997-09-26 Optical pickup having a common light beam path for passing either of a plurality of kinds of light beams
US08/938,559 US6266314B1 (en) 1996-10-01 1997-09-26 Optical pickup device
CNA021073864A CN1474388A (zh) 1996-10-01 1997-09-30 光学拾取装置
TW086114207A TW341703B (en) 1996-10-01 1997-09-30 Optical pickup device
TW086114206A TW341702B (en) 1996-10-01 1997-09-30 Optical pickup device
CN97119398A CN1100315C (zh) 1996-10-01 1997-09-30 光学拾取装置
CN97119397A CN1122983C (zh) 1996-10-01 1997-09-30 光学拾取装置
DE19743521A DE19743521C2 (de) 1996-10-01 1997-10-01 Optische Aufnehmervorrichtung
KR1019970050811A KR19980032476A (ko) 1996-10-01 1997-10-01 광픽업장치
KR1019970050812A KR100306984B1 (ko) 1996-10-01 1997-10-01 광픽업장치
DE19743516A DE19743516C2 (de) 1996-10-01 1997-10-01 Optische Aufnehmervorrichtung
US09/612,285 US6556533B1 (en) 1996-10-01 2000-07-07 Optical pickup device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8260391A JPH10106016A (ja) 1996-10-01 1996-10-01 光ピックアップ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10106016A true JPH10106016A (ja) 1998-04-24

Family

ID=17347277

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8260391A Pending JPH10106016A (ja) 1996-10-01 1996-10-01 光ピックアップ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10106016A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1258871A3 (en) * 2001-05-17 2006-04-19 Konica Minolta Opto, Inc. Optical pick-up device and objective lens used therein
EP1372147A3 (en) * 2002-06-10 2006-10-25 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Complex objective lens, optical head, optical information apparatus, computer, optical disk player, car navigation system, optical disk recorder and optical disk server
US7248409B2 (en) 2002-11-25 2007-07-24 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Optical element, optical lens, optical head apparatus, optical information apparatus, computer, optical information medium player, car navigation system, optical information medium recorder, and optical information medium server
US7443778B2 (en) 2003-02-27 2008-10-28 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Optical head device and optical information device using the same, computer, optical disk player, car navigation system, optical disk recorder, and optical disk server
KR100922647B1 (ko) * 2000-05-12 2009-10-19 코니카 미놀타 홀딩스 가부시키가이샤 광 픽업 장치

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100922647B1 (ko) * 2000-05-12 2009-10-19 코니카 미놀타 홀딩스 가부시키가이샤 광 픽업 장치
EP1258871A3 (en) * 2001-05-17 2006-04-19 Konica Minolta Opto, Inc. Optical pick-up device and objective lens used therein
US7433290B2 (en) 2002-06-10 2008-10-07 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Complex objective lens, optical head, optical information apparatus, computer, optical disk player, car navigation system, optical disk recorder, and optical disk server
US7245407B2 (en) 2002-06-10 2007-07-17 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Complex objective lens compatible with information media of different thicknesses
US7330292B2 (en) 2002-06-10 2008-02-12 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Complex objective lens, optical head, optical information apparatus, computer, optical disk player, car navigation system, optical disk recorder, and optical disk server
EP1788564A1 (en) * 2002-06-10 2007-05-23 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Complex objective lens, optical head, optical information apparatus, computer, optical disk player, car navigation system, optical disk recorder and optical disk server
EP1372147A3 (en) * 2002-06-10 2006-10-25 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Complex objective lens, optical head, optical information apparatus, computer, optical disk player, car navigation system, optical disk recorder and optical disk server
US7911923B2 (en) 2002-06-10 2011-03-22 Panasonic Corporation Complex objective lens, optical head, optical information apparatus, computer, optical disk player, car navigation system, optical disk recorder, and optical disk server
US7920310B2 (en) 2002-06-10 2011-04-05 Panasonic Corporation Complex objective lens for an optical head and optical information apparatus
US8325582B2 (en) 2002-06-10 2012-12-04 Panasonic Corporation Complex objective lens, optical head, optical information apparatus, computer, optical disk player, car navigation system, optical disk recorder, and optical disk server
US7248409B2 (en) 2002-11-25 2007-07-24 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Optical element, optical lens, optical head apparatus, optical information apparatus, computer, optical information medium player, car navigation system, optical information medium recorder, and optical information medium server
US7443778B2 (en) 2003-02-27 2008-10-28 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Optical head device and optical information device using the same, computer, optical disk player, car navigation system, optical disk recorder, and optical disk server
US8509047B2 (en) 2003-02-27 2013-08-13 Panasonic Corporation Optical head device and optical information device using the same, computer, optical disk player, car navigation system, optical disk recorder, and optical disk server

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3199650B2 (ja) 光ピックアップ
US6256283B1 (en) Optical pickup having a common light beam path for passing either of a plurality of kinds of light beams
US6747939B2 (en) Semiconductor laser device and optical pickup device using the same
US6556533B1 (en) Optical pickup device
WO2004003901A1 (ja) 光ピックアップ
JPH10106016A (ja) 光ピックアップ
JPH10312575A (ja) 光ピックアップ装置
JP2001034996A (ja) 光ピックアップ
JPH10208275A (ja) 光ピックアップ
JP3867396B2 (ja) 光ピックアップ
JP4389658B2 (ja) 光ピックアップ装置
JP3570139B2 (ja) 光ピックアップ
JP3520735B2 (ja) 光ピックアップ
JPH10334494A (ja) 光ピックアップ
JP2000082232A (ja) 光ピックアップ装置
JPH10275359A (ja) 光ピックアップ
JPH10124912A (ja) 光ピックアップ
JPH11102531A (ja) 光ピックアップ
JPH1173672A (ja) 光ピックアップ
JPH11102534A (ja) 光ピックアップ及び光学ヘッド
JPH11110786A (ja) 光ピックアップ
JP3003160B2 (ja) 複合ビームスプリッタ素子、及びこれを用いた光磁気ディスク用光学ヘッド
JPH10228666A (ja) 光ピックアップ
US20060126458A1 (en) Optical pickup head and information recording and/or reproducing device incorporating same
JPH10247336A (ja) 光ピックアップ