JPH10106181A - 回動型ヘッド装置及びその製造方法 - Google Patents
回動型ヘッド装置及びその製造方法Info
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- JPH10106181A JPH10106181A JP27683496A JP27683496A JPH10106181A JP H10106181 A JPH10106181 A JP H10106181A JP 27683496 A JP27683496 A JP 27683496A JP 27683496 A JP27683496 A JP 27683496A JP H10106181 A JPH10106181 A JP H10106181A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 回動型ヘッド装置に係るバランス調整を、構
成の複雑化や著しいコストの上昇を伴うことなく実現す
る。 【解決手段】 回動型ヘッド装置1は、円板状をした記
録媒体2に対してその再生及び/又は記録を行うための
ヘッド3と、該ヘッド3を支持するとともにこれを所定
軸の回りに回動させることによって当該ヘッド3の記録
媒体2に対する位置決めを行う位置決め部材4とを備え
ている。位置決め部材4のバランス調整のために、位置
決め部材4の所定箇所(凹部等)に質量物(例えば、紫
外線硬化型樹脂等)を固着したり、あるいは、質量物を
位置決め部材4における所定方向の位置の調整や質量の
選択後に位置決め部材4に固定する。これによって、位
置決め部材4についてその重心とその回動中心とをほぼ
一致させる。
成の複雑化や著しいコストの上昇を伴うことなく実現す
る。 【解決手段】 回動型ヘッド装置1は、円板状をした記
録媒体2に対してその再生及び/又は記録を行うための
ヘッド3と、該ヘッド3を支持するとともにこれを所定
軸の回りに回動させることによって当該ヘッド3の記録
媒体2に対する位置決めを行う位置決め部材4とを備え
ている。位置決め部材4のバランス調整のために、位置
決め部材4の所定箇所(凹部等)に質量物(例えば、紫
外線硬化型樹脂等)を固着したり、あるいは、質量物を
位置決め部材4における所定方向の位置の調整や質量の
選択後に位置決め部材4に固定する。これによって、位
置決め部材4についてその重心とその回動中心とをほぼ
一致させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、円板状をした記録
媒体に対してその再生及び/又は記録を行うための回動
型ヘッド装置及びその製造方法に関するものであり、磁
気ディスクや光ディスク等の回転円板を用いた装置にお
いてヘッドを含む位置決め機構の耐衝撃性を向上させる
ことを目的とする。
媒体に対してその再生及び/又は記録を行うための回動
型ヘッド装置及びその製造方法に関するものであり、磁
気ディスクや光ディスク等の回転円板を用いた装置にお
いてヘッドを含む位置決め機構の耐衝撃性を向上させる
ことを目的とする。
【0002】
【従来の技術】円板状をした記録媒体を使用するディス
ク記憶装置(例えば、ハードディスクドライブ装置に代
表される。)においては、記録媒体の回転手段や、記録
媒体に対して情報の読み書きを行うためのヘッド及び該
ヘッドを所定の軸回りに回動させることによって記録媒
体に対する位置決めを行う位置決め部材を含む位置決め
機構が設けられる。そして、記録媒体についての記録再
生時には、位置決め部材に対して所定の回動力(例え
ば、コイルやマグネット等を用いて発生される電磁気力
等)が付与され、これによってヘッドが所定の回動範囲
において移動されるように構成される。
ク記憶装置(例えば、ハードディスクドライブ装置に代
表される。)においては、記録媒体の回転手段や、記録
媒体に対して情報の読み書きを行うためのヘッド及び該
ヘッドを所定の軸回りに回動させることによって記録媒
体に対する位置決めを行う位置決め部材を含む位置決め
機構が設けられる。そして、記録媒体についての記録再
生時には、位置決め部材に対して所定の回動力(例え
ば、コイルやマグネット等を用いて発生される電磁気力
等)が付与され、これによってヘッドが所定の回動範囲
において移動されるように構成される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記位置決
め部材の回動運動については、その回動中心と重心とが
一致していることが理想的には望ましいが、実際には製
造誤差等によってこのような理想状態を実現することが
難しいという問題がある。
め部材の回動運動については、その回動中心と重心とが
一致していることが理想的には望ましいが、実際には製
造誤差等によってこのような理想状態を実現することが
難しいという問題がある。
【0004】そこで、位置決め部材に対してその回動中
心軸の位置調整のための機構を設けておき、回動中心軸
を移動させることによって当該軸上若しくはその近傍に
位置決め部材の重心が位置されるように位置決め部材の
バランスを調整する方法が考えられる。
心軸の位置調整のための機構を設けておき、回動中心軸
を移動させることによって当該軸上若しくはその近傍に
位置決め部材の重心が位置されるように位置決め部材の
バランスを調整する方法が考えられる。
【0005】しかしながら、このような方法では、位置
決め機構の構成が複雑化したり、コストの上昇を惹き起
こす虞がある。
決め機構の構成が複雑化したり、コストの上昇を惹き起
こす虞がある。
【0006】本発明は、回動型ヘッド装置における位置
決め部材のバランス調整を、ヘッドの位置決め機構の構
成の複雑化や著しいコストアップを伴うことなく実現す
ることを課題とする。
決め部材のバランス調整を、ヘッドの位置決め機構の構
成の複雑化や著しいコストアップを伴うことなく実現す
ることを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した課題を
解決するために、位置決め部材に対して、その所定箇所
に固着され又は位置の調整や質量の選定後に固定される
質量物を位置決め部材のバランス調整のために設け、位
置決め部材の重心と位置決め部材の回動中心とをほぼ一
致させるようにしたものである。
解決するために、位置決め部材に対して、その所定箇所
に固着され又は位置の調整や質量の選定後に固定される
質量物を位置決め部材のバランス調整のために設け、位
置決め部材の重心と位置決め部材の回動中心とをほぼ一
致させるようにしたものである。
【0008】従って、本発明によれば、質量物の所定箇
所への固着又は位置調整や質量選定後の固定によって、
位置決め部材のバランス調整を行うことができる。
所への固着又は位置調整や質量選定後の固定によって、
位置決め部材のバランス調整を行うことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明に係る回動型ヘッド装置1
は、図1に示すように、円板状をした記録媒体2に対し
てその再生及び/又は記録を行うためのヘッド3と、該
ヘッド3を支持するとともにこれを所定の軸回りに回動
させることによって当該ヘッドの記録媒体に対する位置
決めを行う位置決め部材4とを備えている。
は、図1に示すように、円板状をした記録媒体2に対し
てその再生及び/又は記録を行うためのヘッド3と、該
ヘッド3を支持するとともにこれを所定の軸回りに回動
させることによって当該ヘッドの記録媒体に対する位置
決めを行う位置決め部材4とを備えている。
【0010】尚、記録媒体2は回転手段5によって回転
され、これには記録情報の読み出し又は書き込みの一方
あるいはその両方を行う目的で使用されるものが含ま
れ、例えば、磁気ディスクや光磁気ディスク等が挙げら
れる。
され、これには記録情報の読み出し又は書き込みの一方
あるいはその両方を行う目的で使用されるものが含ま
れ、例えば、磁気ディスクや光磁気ディスク等が挙げら
れる。
【0011】位置決め部材4は位置決め機構6の一部を
構成しており、本発明では位置決め部材の所定箇所に固
着され又は位置調整や質量選定後に固定される質量物を
位置決め部材4のバランス調整のために設けている。
構成しており、本発明では位置決め部材の所定箇所に固
着され又は位置調整や質量選定後に固定される質量物を
位置決め部材4のバランス調整のために設けている。
【0012】図2は位置決め部材に関する諸量の定義に
ついて説明するための図である。
ついて説明するための図である。
【0013】同図において位置決め部材4の回動中心軸
をZ軸に選び、位置決め部材4の回動中心を通ってその
長手方向に延びる軸をX軸として、両軸に対して直交す
る軸をY軸とする3次元直交座標系を設定したとき、位
置決め部材4の「アンバランス量」とは、位置決め部材
の重心と回動中心との間の距離及び位置決め部材の質量
(これを「m」とする。)によって規定される量であ
り、位置決め部材の回動中心を基準とした重心の位置ベ
クトルに質量mを乗じたベクトル量で定義される。
をZ軸に選び、位置決め部材4の回動中心を通ってその
長手方向に延びる軸をX軸として、両軸に対して直交す
る軸をY軸とする3次元直交座標系を設定したとき、位
置決め部材4の「アンバランス量」とは、位置決め部材
の重心と回動中心との間の距離及び位置決め部材の質量
(これを「m」とする。)によって規定される量であ
り、位置決め部材の回動中心を基準とした重心の位置ベ
クトルに質量mを乗じたベクトル量で定義される。
【0014】図中の点Gは位置決め部材4の重心を示し
ており、その位置座標値を(rx,ry)、重心Gの位
置ベクトルをrg=(rx,ry)とし、アンバランス
量をベクトル「ub」とするとき、ubは「ub=m・
rg=(m・rx,m・ry)」で表される(以下、m
・rx=mrx、m・ry=mryと記す。)。
ており、その位置座標値を(rx,ry)、重心Gの位
置ベクトルをrg=(rx,ry)とし、アンバランス
量をベクトル「ub」とするとき、ubは「ub=m・
rg=(m・rx,m・ry)」で表される(以下、m
・rx=mrx、m・ry=mryと記す。)。
【0015】位置決め部材4のZ軸回りの回動角を
「θ」とし、位置決め部材4のZ軸回りの慣性モーメン
トを「Izz」、位置決め部材4に与えられる加速度を
ベクトル「a=(ax,ay)」とするとき、位置決め
部材4の回動運動についての運動方程式から、「θ(2)
=(ax・mry−ay・mrx)/Izz」が得られ
る。尚、「θ(2)」は回動角θの時間による2回微分、
つまり角加速度を示しており(以下では、変数の右肩に
付した「(n)」により時間でのn階微分を表すことにす
る。)、上式の左辺は力のモーメントを外積で求めたも
のを慣性モーメントで割ったものである。
「θ」とし、位置決め部材4のZ軸回りの慣性モーメン
トを「Izz」、位置決め部材4に与えられる加速度を
ベクトル「a=(ax,ay)」とするとき、位置決め
部材4の回動運動についての運動方程式から、「θ(2)
=(ax・mry−ay・mrx)/Izz」が得られ
る。尚、「θ(2)」は回動角θの時間による2回微分、
つまり角加速度を示しており(以下では、変数の右肩に
付した「(n)」により時間でのn階微分を表すことにす
る。)、上式の左辺は力のモーメントを外積で求めたも
のを慣性モーメントで割ったものである。
【0016】よって、角加速度及び加速度が分かった場
合に、慣性モーメントIzzを既知として、アンバラン
ス量ubの成分mrxやmryを求めることができる。
例えば、a=(ax,0)とすれば、mry=Izz・
θ(2)/axからmryが求まり、質量mが既知である
ことからryが求まることになり、また、同様に、a=
(0,ay)とすれば、mrx=−Izz・θ(2)/a
yからmrxが求まり、質量mが既知であることからr
xが求まることになる。
合に、慣性モーメントIzzを既知として、アンバラン
ス量ubの成分mrxやmryを求めることができる。
例えば、a=(ax,0)とすれば、mry=Izz・
θ(2)/axからmryが求まり、質量mが既知である
ことからryが求まることになり、また、同様に、a=
(0,ay)とすれば、mrx=−Izz・θ(2)/a
yからmrxが求まり、質量mが既知であることからr
xが求まることになる。
【0017】位置決め部材4に加わる角加速度が大きく
なると、記録情報や再生情報に悪影響を及ぼす虞があ
り、例えば、隣接トラックへの誤記録や、リードエラー
等が惹き起こされる可能性が高まることになり、従っ
て、このような不都合を防止するためには、上記した位
置決め部材4のアンバランス量をゼロに近づけ、位置決
め部材4を外乱加速度に対して鈍感なものにし、耐衝撃
性の向上を図る必要がある。
なると、記録情報や再生情報に悪影響を及ぼす虞があ
り、例えば、隣接トラックへの誤記録や、リードエラー
等が惹き起こされる可能性が高まることになり、従っ
て、このような不都合を防止するためには、上記した位
置決め部材4のアンバランス量をゼロに近づけ、位置決
め部材4を外乱加速度に対して鈍感なものにし、耐衝撃
性の向上を図る必要がある。
【0018】位置決め部材4のバランス調整方法につい
ては、位置決め部材の質量を調整してアンバランス量を
ゼロに近づける方法を挙げることができ、これはアンバ
ランス量が重心位置と質量とによって規定されることに
基づき、位置決め部材の質量分布に変更を加えることで
重心位置を移動させる方法であり、比較的簡単な構成で
位置決め部材のバランス調整を行うことができるという
利点がある。
ては、位置決め部材の質量を調整してアンバランス量を
ゼロに近づける方法を挙げることができ、これはアンバ
ランス量が重心位置と質量とによって規定されることに
基づき、位置決め部材の質量分布に変更を加えることで
重心位置を移動させる方法であり、比較的簡単な構成で
位置決め部材のバランス調整を行うことができるという
利点がある。
【0019】本発明では、位置決め部材の所定箇所に固
着され又は位置調整及び/又は質量選定後に固定される
質量物を位置決め部材のバランス調整のために設けると
いう構成を採っており、その方法論(製造方法を含
む。)については下記に示す通りである。
着され又は位置調整及び/又は質量選定後に固定される
質量物を位置決め部材のバランス調整のために設けると
いう構成を採っており、その方法論(製造方法を含
む。)については下記に示す通りである。
【0020】(a)位置決め部材の質量を増減する方法 (b)位置決め部材を構成する質量物の位置を調整する
方法。
方法。
【0021】方法(a)には、位置決め部材の質量を増
加させることによってバランスを調整する方法と、位置
決め部材の質量を減少させることによってバランスを調
整する方法とが含まれるが、調整の容易さの点で前者の
方が好ましいので、本発明でも前者の方法を用いてお
り、これにはさらに下記に示す方法を挙げることができ
る。
加させることによってバランスを調整する方法と、位置
決め部材の質量を減少させることによってバランスを調
整する方法とが含まれるが、調整の容易さの点で前者の
方が好ましいので、本発明でも前者の方法を用いてお
り、これにはさらに下記に示す方法を挙げることができ
る。
【0022】(a−1)その質量を任意に計量して取り
出すことができる質量物を位置決め部材に対して固着す
る方法 (a−2)予め用意された複数の重り中からから最適の
ものを選択して位置決め部材に固定する方法。
出すことができる質量物を位置決め部材に対して固着す
る方法 (a−2)予め用意された複数の重り中からから最適の
ものを選択して位置決め部材に固定する方法。
【0023】先ず、方法(a−1)としては、位置決め
部材の所定箇所に凹部を形成し、該凹部に硬化可能な流
体若しくはゲル状物をアンバランス量に応じた量でもっ
て注入した後、これを乾燥(自然乾燥や強制乾燥)或は
所定の外的刺激(例えば、紫外線、X線、熱線、化学物
質等)によって硬化させる方法を挙げることができる。
この方法は質量物を任意に計量してこれを位置決め部材
に固着させることができるので、高精度のバランス調整
が可能である。
部材の所定箇所に凹部を形成し、該凹部に硬化可能な流
体若しくはゲル状物をアンバランス量に応じた量でもっ
て注入した後、これを乾燥(自然乾燥や強制乾燥)或は
所定の外的刺激(例えば、紫外線、X線、熱線、化学物
質等)によって硬化させる方法を挙げることができる。
この方法は質量物を任意に計量してこれを位置決め部材
に固着させることができるので、高精度のバランス調整
が可能である。
【0024】図3はその調整方法を概念的に示すもので
あり、容器7内の流体あるいはゲル状物8からアンバラ
ンス量に応じた分量を計量して、これを位置決め部材4
に予め形成されている凹部9に滴下して付着させ、これ
をその後の硬化により位置決め部材4に固着させる。
尚、流体あるいはゲル状物8が自己硬化性樹脂の場合に
はこれを放置すれば良いが、流体あるいはゲル状物8を
積極的に硬化させる必要がある場合には、所定の硬化手
段を要する。
あり、容器7内の流体あるいはゲル状物8からアンバラ
ンス量に応じた分量を計量して、これを位置決め部材4
に予め形成されている凹部9に滴下して付着させ、これ
をその後の硬化により位置決め部材4に固着させる。
尚、流体あるいはゲル状物8が自己硬化性樹脂の場合に
はこれを放置すれば良いが、流体あるいはゲル状物8を
積極的に硬化させる必要がある場合には、所定の硬化手
段を要する。
【0025】また、方法(a−2)は、位置決め部材に
対して付加するために予め用意された複数の重りの中か
ら、アンバランス量を最低にする重り若しくは重りの組
み合わせを選択し、これを位置決め部材に固定する方法
である。
対して付加するために予め用意された複数の重りの中か
ら、アンバランス量を最低にする重り若しくは重りの組
み合わせを選択し、これを位置決め部材に固定する方法
である。
【0026】即ち、図4に概念的に示すように、複数の
重り10、10、・・・の中からアンバランス量を最小
にする一個又は複数個の重りを選択し、これを位置決め
部材4の所定の位置に固定する。尚、この方法は上記方
法(a−1)に比べると、質量の選択幅が限られ、また
段階的なバランス調整しか行うことができないが、位置
決め部材の製造のバラツキをある程度の範囲に抑えるこ
とによって調整範囲を絞り込める場合には、調整作業の
簡単化や調整時間の短縮化を図る上で効果的である。
尚、重り10の固定方法としては、ネジ止めや保持部材
等を使った固定機構を位置決め部材に設けておく方法の
他、ネジ部材自体を重り10に用いた場合のネジ止めの
ように固定時に質量が増加しない方法が好ましいが、許
容範囲内であれば樹脂や接着剤等を外部から供給して固
定する方法等、各種の形態が可能である。
重り10、10、・・・の中からアンバランス量を最小
にする一個又は複数個の重りを選択し、これを位置決め
部材4の所定の位置に固定する。尚、この方法は上記方
法(a−1)に比べると、質量の選択幅が限られ、また
段階的なバランス調整しか行うことができないが、位置
決め部材の製造のバラツキをある程度の範囲に抑えるこ
とによって調整範囲を絞り込める場合には、調整作業の
簡単化や調整時間の短縮化を図る上で効果的である。
尚、重り10の固定方法としては、ネジ止めや保持部材
等を使った固定機構を位置決め部材に設けておく方法の
他、ネジ部材自体を重り10に用いた場合のネジ止めの
ように固定時に質量が増加しない方法が好ましいが、許
容範囲内であれば樹脂や接着剤等を外部から供給して固
定する方法等、各種の形態が可能である。
【0027】次に、上記した方法(b)については、位
置決め部材の回動中心からの距離が調整可能な質量物を
当該位置決め部材に付設しておき、これをアンバランス
量に応じた変位量をもって移動させた後、最適な位置で
固定する方法である。
置決め部材の回動中心からの距離が調整可能な質量物を
当該位置決め部材に付設しておき、これをアンバランス
量に応じた変位量をもって移動させた後、最適な位置で
固定する方法である。
【0028】即ち、図5に概念的に示すように、位置決
め部材4に予め付設された質量物11を所定方向に移動
させてその位置を規定した後、この位置で当該質量物1
1を移動不能な状態に固定する。
め部材4に予め付設された質量物11を所定方向に移動
させてその位置を規定した後、この位置で当該質量物1
1を移動不能な状態に固定する。
【0029】この方法は、位置決め部材の質量を変化さ
せるものではないので、質量の増減に起因する位置決め
性能への影響がなく、また、上記方法(a)に比べてバ
ランス調整が容易であるという利点がある。尚、質量物
11の固定方法としては、ネジ止めや保持部材等を使っ
た固定機構を位置決め部材に設けておく方法のように固
定時に質量が増加しない方法が好ましいが、許容範囲内
であれば接着剤等を外部から供給して固定する方法等、
各種の形態が可能である。
せるものではないので、質量の増減に起因する位置決め
性能への影響がなく、また、上記方法(a)に比べてバ
ランス調整が容易であるという利点がある。尚、質量物
11の固定方法としては、ネジ止めや保持部材等を使っ
た固定機構を位置決め部材に設けておく方法のように固
定時に質量が増加しない方法が好ましいが、許容範囲内
であれば接着剤等を外部から供給して固定する方法等、
各種の形態が可能である。
【0030】以上に説明した位置決め部材4のバランス
調整については、上記(a−1)の方法において凹部9
を2つ設けて、Z軸方向から見たときにこれらの凹部の
中心がXY平面上で互いに直交する2軸(例えば、X軸
及びY軸)上に位置するように配置し、各凹部に適量の
流体若しくはゲル状物を注入することによって、位置決
め部材の重心をXY平面内で移動させることができる。
調整については、上記(a−1)の方法において凹部9
を2つ設けて、Z軸方向から見たときにこれらの凹部の
中心がXY平面上で互いに直交する2軸(例えば、X軸
及びY軸)上に位置するように配置し、各凹部に適量の
流体若しくはゲル状物を注入することによって、位置決
め部材の重心をXY平面内で移動させることができる。
【0031】同様に上記方法(a−2)において、重り
を2つ用意し、それぞれの重りの重心と位置決め部材の
回動中心とを通る2軸が互いに直交するように位置決め
部材に対して重りを付設したり、あるいは、方法(b)
において、2つの質量物を位置決め部材に設け、これら
の調整方向が互いに直交関係となるように規定すること
によって、位置決め部材の重心をXY平面内で移動させ
ることができる。
を2つ用意し、それぞれの重りの重心と位置決め部材の
回動中心とを通る2軸が互いに直交するように位置決め
部材に対して重りを付設したり、あるいは、方法(b)
において、2つの質量物を位置決め部材に設け、これら
の調整方向が互いに直交関係となるように規定すること
によって、位置決め部材の重心をXY平面内で移動させ
ることができる。
【0032】また、位置決め部材にバランス調整を一方
向についてのみ行うことも可能であり、例えば、位置決
め部材の長手方向に延びる軸(X軸)についてだけ調整
する方法がある。これは位置決め部材のアンバランス量
の一方の成分mrxだけに着目して、これをゼロに近づ
けるものであるが、この方法がある程度の妥当性を得る
のは、位置決め部材の構成部品が概ねその長手方向に沿
って配置されるため、位置決め部材の幅方向(Y軸方
向)における重心のずれ量が小さく、また、位置決め部
材に加わる衝撃の影響が主として長手方向において大き
い等の理由により、mryに比してmrxの値を低減す
る方がより重要性が高いことに依る。つまり、この方法
は、mrxをゼロに近づける調整によりアンバランス量
の主要部分の調整が済むため、計算時間の迅速化や装置
構成の簡単化、あるいは調整時間の短縮化等の点で効果
的である。
向についてのみ行うことも可能であり、例えば、位置決
め部材の長手方向に延びる軸(X軸)についてだけ調整
する方法がある。これは位置決め部材のアンバランス量
の一方の成分mrxだけに着目して、これをゼロに近づ
けるものであるが、この方法がある程度の妥当性を得る
のは、位置決め部材の構成部品が概ねその長手方向に沿
って配置されるため、位置決め部材の幅方向(Y軸方
向)における重心のずれ量が小さく、また、位置決め部
材に加わる衝撃の影響が主として長手方向において大き
い等の理由により、mryに比してmrxの値を低減す
る方がより重要性が高いことに依る。つまり、この方法
は、mrxをゼロに近づける調整によりアンバランス量
の主要部分の調整が済むため、計算時間の迅速化や装置
構成の簡単化、あるいは調整時間の短縮化等の点で効果
的である。
【0033】
【実施例】以下に、本発明の第1乃至第4の実施例につ
いて説明する。尚、各実施例は本発明をハードディスク
ドライブ装置における回動型ヘッドに適用したものであ
るので、先ず、ハードディスクドライブ装置やヘッドの
位置決め機構の構成を図6及び図7に従って簡単に説明
する。
いて説明する。尚、各実施例は本発明をハードディスク
ドライブ装置における回動型ヘッドに適用したものであ
るので、先ず、ハードディスクドライブ装置やヘッドの
位置決め機構の構成を図6及び図7に従って簡単に説明
する。
【0034】図6はハードディスクドライブ装置12の
構成を示すものであり、そのシャーシ13上には回動型
アクチュエータ14と、記録媒体であるディスク15及
びその回転機構16(スピンドルモータ及びディスクハ
ブ等を含む。)が設けられている。そして、これらはカ
バー17でシャーシ13を覆うことによって密閉され
る。
構成を示すものであり、そのシャーシ13上には回動型
アクチュエータ14と、記録媒体であるディスク15及
びその回転機構16(スピンドルモータ及びディスクハ
ブ等を含む。)が設けられている。そして、これらはカ
バー17でシャーシ13を覆うことによって密閉され
る。
【0035】図7は回動型アクチュエータ14を示すも
のであり、ディスク15に対する磁気ヘッド(図示せ
ず。)の位置決めを行うためのポジショナー18がその
回動支軸19によってその中心軸(図にZ−Z軸で示
す。)回りに回動可能な状態で支持されている。
のであり、ディスク15に対する磁気ヘッド(図示せ
ず。)の位置決めを行うためのポジショナー18がその
回動支軸19によってその中心軸(図にZ−Z軸で示
す。)回りに回動可能な状態で支持されている。
【0036】このポジショナー18が上記した位置決め
部材4に相当し、該ポジショナー18はアーム部20、
サスペンション部材21、21、ヘッド部22、22、
コイル23からなり、電力供給及び信号伝送用のフレキ
シブル基板24が接続されている。
部材4に相当し、該ポジショナー18はアーム部20、
サスペンション部材21、21、ヘッド部22、22、
コイル23からなり、電力供給及び信号伝送用のフレキ
シブル基板24が接続されている。
【0037】アーム部20は金属材料等によって形成さ
れており、その長手方向における一端部は、Z−Z軸を
含む平面での切断面の断面形状がコ字状をなすように突
出された突部20a、20aが形成され、該突部20
a、20aにサスペンション部材21、21が各別に固
定されている。
れており、その長手方向における一端部は、Z−Z軸を
含む平面での切断面の断面形状がコ字状をなすように突
出された突部20a、20aが形成され、該突部20
a、20aにサスペンション部材21、21が各別に固
定されている。
【0038】サスペンション部材21、21は板バネ等
のバネ弾性を有する材料によって形成されており、上記
突部20a、20aに取り付けられる部分とは反対側の
端部にいくにつれて次第に先細りとなり、その先端部に
ヘッド部22、22がそれぞれ固定されている。尚、こ
のサスペンション部材21、21はヘッド部22、22
を所定の荷重でもってディスク15に押し付けるために
必要とされる。
のバネ弾性を有する材料によって形成されており、上記
突部20a、20aに取り付けられる部分とは反対側の
端部にいくにつれて次第に先細りとなり、その先端部に
ヘッド部22、22がそれぞれ固定されている。尚、こ
のサスペンション部材21、21はヘッド部22、22
を所定の荷重でもってディスク15に押し付けるために
必要とされる。
【0039】アーム部20の長手方向のうちサスペンシ
ョン部材21、21が固定される側とは反対側の端部に
はZ−Z軸方向から見てハ字状をなすように突出された
コイル23の取付部20b、20bが設けられており、
略円環状に巻回されたコイル23が取付部20bと20
bとの間に挟まれた状態でアーム部20に取り付けられ
る。
ョン部材21、21が固定される側とは反対側の端部に
はZ−Z軸方向から見てハ字状をなすように突出された
コイル23の取付部20b、20bが設けられており、
略円環状に巻回されたコイル23が取付部20bと20
bとの間に挟まれた状態でアーム部20に取り付けられ
る。
【0040】シャーシ13上に固定された下ヨーク25
には略扇形をしたマグネット26が取り付けられてお
り、該マグネット26とこれに対向した状態で上ヨーク
27がシャーシ13上に取り付けられている。
には略扇形をしたマグネット26が取り付けられてお
り、該マグネット26とこれに対向した状態で上ヨーク
27がシャーシ13上に取り付けられている。
【0041】そして、コイル23がマグネット26と上
ヨーク27との間に位置されており、下ヨーク25、上
ヨーク27、マグネット26により磁気回路が形成さ
れ、コイル23への通電により図に矢印Rで示す方向に
力が発生する。この力によりポジショナー18をZ−Z
軸回りに回動させ、ヘッド部22をディスク15上の所
望位置に移動させてディスク上の任意のトラックに対し
てヘッドの位置決めを行うことで、信号の読み書きを行
うことができるようになっている。
ヨーク27との間に位置されており、下ヨーク25、上
ヨーク27、マグネット26により磁気回路が形成さ
れ、コイル23への通電により図に矢印Rで示す方向に
力が発生する。この力によりポジショナー18をZ−Z
軸回りに回動させ、ヘッド部22をディスク15上の所
望位置に移動させてディスク上の任意のトラックに対し
てヘッドの位置決めを行うことで、信号の読み書きを行
うことができるようになっている。
【0042】図8は本発明の第1の実施例を示すもので
あり、バランス調整方法として前記した方法(a−1)
を用いており、質量物として紫外線硬化型樹脂(以下、
「UV樹脂」という。)を使用しており、アンバランス
量に応じて適量のUV樹脂を計量した後これをポジショ
ナーの所定箇所に付着させ、紫外線を照射することによ
って樹脂を硬化させるものである。
あり、バランス調整方法として前記した方法(a−1)
を用いており、質量物として紫外線硬化型樹脂(以下、
「UV樹脂」という。)を使用しており、アンバランス
量に応じて適量のUV樹脂を計量した後これをポジショ
ナーの所定箇所に付着させ、紫外線を照射することによ
って樹脂を硬化させるものである。
【0043】図2と同様に、ポジショナー28の回動中
心軸をZ軸に選び、ポジショナー28の回動中心を通っ
てその長手方向に延びる軸をX軸として、両軸に対して
直交する軸をY軸とする3次元直交座標系を設定したと
き、ポジショナー28のアーム部20のうち回動支軸1
9寄りの位置には、Z軸回りに90度の角度間隔をもっ
て2つの凹部29x、29yが形成されており、これら
の凹部にUV樹脂が固着されるようになっている。即
ち、一方の凹部29xがアンバランス量ubの一方の成
分mrxを低減させるために設けられており、Z軸方向
から見た場合に凹部29xの中心がX軸上に位置してお
り、また、他方の凹部29yがアンバランス量ubの他
方の成分mryを低減させるために設けられており、Z
軸方向から見た場合に凹部29yの中心がY軸上に位置
している。
心軸をZ軸に選び、ポジショナー28の回動中心を通っ
てその長手方向に延びる軸をX軸として、両軸に対して
直交する軸をY軸とする3次元直交座標系を設定したと
き、ポジショナー28のアーム部20のうち回動支軸1
9寄りの位置には、Z軸回りに90度の角度間隔をもっ
て2つの凹部29x、29yが形成されており、これら
の凹部にUV樹脂が固着されるようになっている。即
ち、一方の凹部29xがアンバランス量ubの一方の成
分mrxを低減させるために設けられており、Z軸方向
から見た場合に凹部29xの中心がX軸上に位置してお
り、また、他方の凹部29yがアンバランス量ubの他
方の成分mryを低減させるために設けられており、Z
軸方向から見た場合に凹部29yの中心がY軸上に位置
している。
【0044】尚、ポジショナー28はこれをY−Z平面
で2分した場合に、コイル23寄りの部分の質量がヘッ
ド部22側の部分の質量に比べてやや小さく設計されて
いるので、ポジショナー28の重心はY−Z平面よりヘ
ッド部22寄りに位置しており、凹部29x、29y内
にUV樹脂を注入して硬化させることで重心をコイル2
3寄りにずらしたり、Y軸に近づけるように調整するこ
とができる。
で2分した場合に、コイル23寄りの部分の質量がヘッ
ド部22側の部分の質量に比べてやや小さく設計されて
いるので、ポジショナー28の重心はY−Z平面よりヘ
ッド部22寄りに位置しており、凹部29x、29y内
にUV樹脂を注入して硬化させることで重心をコイル2
3寄りにずらしたり、Y軸に近づけるように調整するこ
とができる。
【0045】このように凹部29x、29yのX座標値
やY座標値が予め決まっているので、凹部29x、29
yにそれぞれどれくらいの分量のUV樹脂を注入すれ
ば、ポジショナー18の重心をZ軸上若しくはその近傍
に位置させることができるかを計算することができ、当
該計算結果に基づくUV樹脂の計量後に適量のUV樹脂
が図示しない供給手段によって凹部29x、29yに供
給される。
やY座標値が予め決まっているので、凹部29x、29
yにそれぞれどれくらいの分量のUV樹脂を注入すれ
ば、ポジショナー18の重心をZ軸上若しくはその近傍
に位置させることができるかを計算することができ、当
該計算結果に基づくUV樹脂の計量後に適量のUV樹脂
が図示しない供給手段によって凹部29x、29yに供
給される。
【0046】図9は本発明の第2の実施例について示す
ものであり、ポジショナーのアンバランス量のX軸方向
成分mrxを求めてX軸方向のバランス調整だけを行っ
ている。尚、この第2の実施例は多くの部分で上記第1
の実施例と同様であるので、該同様の部分には第1の実
施例における同様の部分に付した符号と同じ符号を付す
ことにより説明を省略する。尚、このような符号の付し
方と説明の省略は以下に示す各実施例においても同様と
する。
ものであり、ポジショナーのアンバランス量のX軸方向
成分mrxを求めてX軸方向のバランス調整だけを行っ
ている。尚、この第2の実施例は多くの部分で上記第1
の実施例と同様であるので、該同様の部分には第1の実
施例における同様の部分に付した符号と同じ符号を付す
ことにより説明を省略する。尚、このような符号の付し
方と説明の省略は以下に示す各実施例においても同様と
する。
【0047】第2の実施例では、ポジショナー28Aの
Y軸方向における重心のずれが比較的小さいことに着目
してX軸方向におけるバランス調整だけを行うため、図
示するように、ポジショナー28AにはX軸方向のバラ
ンス調整のための凹部29xだけが設けられており、適
量のUV樹脂が凹部29xにのみ供給される。
Y軸方向における重心のずれが比較的小さいことに着目
してX軸方向におけるバランス調整だけを行うため、図
示するように、ポジショナー28AにはX軸方向のバラ
ンス調整のための凹部29xだけが設けられており、適
量のUV樹脂が凹部29xにのみ供給される。
【0048】よって、本実施例では、上記第1の実施例
に比べて構成の簡素化や調整時間の短縮化等を図ること
ができる。
に比べて構成の簡素化や調整時間の短縮化等を図ること
ができる。
【0049】図10は第3の実施例について示すもので
あり、バランス調整方法として上記した方法(b)を採
用している。
あり、バランス調整方法として上記した方法(b)を採
用している。
【0050】即ち、ポジショナー28Bにおいてコイル
23の内周面に形成されるコイル孔23aに樹脂材料3
0が充填されており、図の大円内に示すように、該樹脂
材料30の中央部にX軸方向に沿って延びる長孔31が
形成され、重り32が長孔31に沿ってX軸方向に移動
可能な状態で長孔31に係合されている。
23の内周面に形成されるコイル孔23aに樹脂材料3
0が充填されており、図の大円内に示すように、該樹脂
材料30の中央部にX軸方向に沿って延びる長孔31が
形成され、重り32が長孔31に沿ってX軸方向に移動
可能な状態で長孔31に係合されている。
【0051】つまり、本実施例では、上記第2の実施例
と同様にポジショナー28BのX軸方向におけるバラン
ス調整のみを行っており、重り32をX軸に沿って移動
させて最適位置で重りを固定することによりアンバラン
ス量のX軸方向成分mrxが最小値になるように調整を
行う。尚、重り32の取付スペースとしてコイル孔23
aを用いることによってスペースの有効利用を図ること
ができる。
と同様にポジショナー28BのX軸方向におけるバラン
ス調整のみを行っており、重り32をX軸に沿って移動
させて最適位置で重りを固定することによりアンバラン
ス量のX軸方向成分mrxが最小値になるように調整を
行う。尚、重り32の取付スペースとしてコイル孔23
aを用いることによってスペースの有効利用を図ること
ができる。
【0052】図11は第4の実施例について示すもので
あり、バランス調整方法に上記した方法(a−2)を採
用している。
あり、バランス調整方法に上記した方法(a−2)を採
用している。
【0053】即ち、ポジショナー28Cにおいてコイル
23の内周面に形成されるコイル孔23aに樹脂材料3
3が充填されており、該樹脂材料33にX軸方向に沿っ
て複数の螺孔34、34、・・・が配列され、これらに
質量の異なる複数のネジ部材35、35、・・・を螺合
させる。
23の内周面に形成されるコイル孔23aに樹脂材料3
3が充填されており、該樹脂材料33にX軸方向に沿っ
て複数の螺孔34、34、・・・が配列され、これらに
質量の異なる複数のネジ部材35、35、・・・を螺合
させる。
【0054】つまり、本実施例では、上記第2、第3の
実施例と同様にポジショナーのX軸方向におけるバラン
ス調整のみを行っており、ネジ部材35、35、・・・
を重りとして用い、ネジ部材35と螺孔34との組み合
わせによってアンバランス量のX軸方向成分mrxが最
小値になるように調整を行う。尚、コイル孔23aに樹
脂を充填してこれに螺孔34を形成することによってス
ペースの有効利用を図ることができる。
実施例と同様にポジショナーのX軸方向におけるバラン
ス調整のみを行っており、ネジ部材35、35、・・・
を重りとして用い、ネジ部材35と螺孔34との組み合
わせによってアンバランス量のX軸方向成分mrxが最
小値になるように調整を行う。尚、コイル孔23aに樹
脂を充填してこれに螺孔34を形成することによってス
ペースの有効利用を図ることができる。
【0055】
【発明の効果】以上に記載したところから明らかなよう
に、請求項1乃至請求項3に係る発明によれば、質量物
の所定箇所への固着又は位置調整や質量選定後の固定に
よって、位置決め部材のバランス調整を行うことができ
るので、位置決め部材を含む機構の構成が複雑化した
り、コストの著しい上昇を伴うことがない。
に、請求項1乃至請求項3に係る発明によれば、質量物
の所定箇所への固着又は位置調整や質量選定後の固定に
よって、位置決め部材のバランス調整を行うことができ
るので、位置決め部材を含む機構の構成が複雑化した
り、コストの著しい上昇を伴うことがない。
【0056】請求項4に係る発明によれば、位置決め部
材の所定箇所に硬化可能な流体若しくはゲル状物をアン
バランス量に応じた量をもって注入することによってバ
ランス調整を行っているので、流体若しくはゲル状物を
任意に計量してこれを位置決め部材に固着させることで
高精度のバランス調整が可能である。
材の所定箇所に硬化可能な流体若しくはゲル状物をアン
バランス量に応じた量をもって注入することによってバ
ランス調整を行っているので、流体若しくはゲル状物を
任意に計量してこれを位置決め部材に固着させることで
高精度のバランス調整が可能である。
【0057】請求項5に係る発明によれば、位置決め部
材の回動中心からの距離が調整可能とされた質量物を、
位置決め部材のアンバランス量に応じた変位量でもって
移動させた後、当該質量物を固定しているので、位置決
め部材の質量が変化することがなく、よって、質量の増
減に起因する位置決め性能への影響がない。
材の回動中心からの距離が調整可能とされた質量物を、
位置決め部材のアンバランス量に応じた変位量でもって
移動させた後、当該質量物を固定しているので、位置決
め部材の質量が変化することがなく、よって、質量の増
減に起因する位置決め性能への影響がない。
【0058】請求項6に係る発明によれば、位置決め部
材の回動中心からの距離を段階的に選択することができ
る重りを位置決め部材に固定することによって、バラン
ス調整の簡単化や調整時間の短縮化を図ることができ
る。
材の回動中心からの距離を段階的に選択することができ
る重りを位置決め部材に固定することによって、バラン
ス調整の簡単化や調整時間の短縮化を図ることができ
る。
【0059】請求項7乃至請求項9に係る発明によれ
ば、位置決め部材の回動中心軸に直交する平面内におけ
るバランス調整を行うことで、調整精度を高めることが
できる。
ば、位置決め部材の回動中心軸に直交する平面内におけ
るバランス調整を行うことで、調整精度を高めることが
できる。
【図1】回動型ヘッド装置の構成を示す概略図である。
【図2】位置決め部材における諸量の定義についての説
明図である。
明図である。
【図3】任意の質量の計量が可能な質量物を用いたバラ
ンス調整方法についての説明図である。
ンス調整方法についての説明図である。
【図4】複数の重りから最適な重りを選択するバランス
調整方法についての説明図である。
調整方法についての説明図である。
【図5】位置決め部材に設けられた移動可能な質量物の
位置を規定するバランス調整方法についての説明図であ
る。
位置を規定するバランス調整方法についての説明図であ
る。
【図6】図7乃至図11とともに、本発明の実施例につ
いて説明するための図であり、本図はハードディスクド
ライブ装置の構成を示す図である。
いて説明するための図であり、本図はハードディスクド
ライブ装置の構成を示す図である。
【図7】ポジショナーを含む位置決め機構の構成例を示
す図である。
す図である。
【図8】第1の実施例に係るポジショナーを示す図であ
る。
る。
【図9】第2の実施例に係るポジショナーを示す図であ
る。
る。
【図10】第3の実施例に係るポジショナーを示す図で
ある。
ある。
【図11】第4の実施例に係るポジショナーを示す図で
ある。
ある。
1…回動型ヘッド装置、2…記録媒体、3…ヘッド、4
…位置決め部材、8…流体若しくはゲル状物、9…凹
部、10…重り、11…質量物
…位置決め部材、8…流体若しくはゲル状物、9…凹
部、10…重り、11…質量物
Claims (9)
- 【請求項1】 円板状をした記録媒体に対してその再生
及び/又は記録を行うためのヘッドと、該ヘッドを支持
するとともにこれを所定の軸の回りに回動させることに
よって当該ヘッドの記録媒体に対する位置決めを行う位
置決め部材とを備えた回動型ヘッド装置において、 位置決め部材の所定箇所に固着される質量物、又は位置
の調整及び/又は質量の選定後に位置決め部材に固定さ
れる質量物を設け、位置決め部材の重心と位置決め部材
の回動中心とをほぼ一致させるようにしたことを特徴と
する回動型ヘッド装置。 - 【請求項2】 円板状をした記録媒体に対してその再生
及び/又は記録を行うためのヘッドと、該ヘッドを支持
するとともにこれを所定の軸の回りに回動させることに
よって当該ヘッドの記録媒体に対する位置決めを行う位
置決め部材とを備えた回動型ヘッド装置の製造方法にお
いて、 位置決め部材の所定箇所に質量物を固着することによっ
て、位置決め部材の重心と位置決め部材の回動中心とを
ほぼ一致させるようにしたことを特徴とする回動型ヘッ
ド装置の製造方法。 - 【請求項3】 円板状をした記録媒体に対してその再生
及び/又は記録を行うためのヘッドと、該ヘッドを支持
するとともにこれを所定の軸の回りに回動させることに
よって当該ヘッドの記録媒体に対する位置決めを行う位
置決め部材とを備えた回動型ヘッド装置の製造方法にお
いて、 位置決め部材に対して付加される質量物の固定位置の調
整及び/又は質量の選定を行うことによって、位置決め
部材の重心と位置決め部材の回動中心とをほぼ一致させ
るようにした位置決め部材の所定箇所に質量物を固着す
ることによって、位置決め部材の重心と位置決め部材の
回動中心とをほぼ一致させるようにしたことを特徴とす
る回動型ヘッド装置の製造方法。 - 【請求項4】 請求項1に記載の回動型ヘッド装置にお
いて、 質量物が硬化可能な流体若しくはゲル状物とされ、 位置決め部材に形成された凹部に流体若しくはゲル状物
が硬化された状態で固着されていることを特徴とする回
動型ヘッド装置。 - 【請求項5】 請求項1に記載の回動型ヘッド装置にお
いて、 質量物と位置決め部材の回動中心との間の距離が調整可
能な状態で当該質量物が位置決め部材に取り付けられて
おり、該質量物の位置が固定されることで位置決め部材
の重心と位置決め部材の回動中心とがほぼ一致するよう
にしたことを特徴とする回動型ヘッド装置。 - 【請求項6】 請求項1に記載の回動型ヘッド装置にお
いて、 質量物が、位置決め部材の回動中心からの距離を段階的
に選択することができる重りとされ、該重りの位置が固
定されることで位置決め部材の重心と位置決め部材の回
動中心とがほぼ一致するようにしたことを特徴とする回
動型ヘッド装置。 - 【請求項7】 請求項4に記載の回動型ヘッド装置にお
いて、 位置決め部材に2つの凹部が形成され、これらの凹部の
中心と位置決め部材の回動中心とをそれぞれ結ぶ2軸が
互いに直交していることを特徴とする回動型ヘッド装
置。 - 【請求項8】 請求項5に記載の回動型ヘッド装置にお
いて、 2つの質量物を位置決め部材に設け、これらの調整方向
が互いに直交していることを特徴とする回動型ヘッド装
置。 - 【請求項9】 請求項6に記載の回動型ヘッド装置にお
いて、 位置決め部材に2つの重り又は重り群を設け、これらの
重り又は重り群の重心と位置決め部材の回動中心とをそ
れぞれ結ぶ2軸が互いに直交していることを特徴とする
回動型ヘッド装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27683496A JPH10106181A (ja) | 1996-09-30 | 1996-09-30 | 回動型ヘッド装置及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27683496A JPH10106181A (ja) | 1996-09-30 | 1996-09-30 | 回動型ヘッド装置及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10106181A true JPH10106181A (ja) | 1998-04-24 |
Family
ID=17575060
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27683496A Pending JPH10106181A (ja) | 1996-09-30 | 1996-09-30 | 回動型ヘッド装置及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10106181A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20070095468A (ko) * | 2005-07-12 | 2007-10-01 | 삼성전자주식회사 | 헤드 스택 어셈블리 및 그를 구비한 하드디스크 드라이브,그리고 그 하드디스크 드라이브의 제조방법 |
-
1996
- 1996-09-30 JP JP27683496A patent/JPH10106181A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20070095468A (ko) * | 2005-07-12 | 2007-10-01 | 삼성전자주식회사 | 헤드 스택 어셈블리 및 그를 구비한 하드디스크 드라이브,그리고 그 하드디스크 드라이브의 제조방법 |
| US7619858B2 (en) | 2005-07-12 | 2009-11-17 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Head stack assembly, hard disk drive having the same, and hard disk drive method including center of gravity compensation |
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