JPH10107308A - 太陽電池セルおよび太陽電池モジュール - Google Patents
太陽電池セルおよび太陽電池モジュールInfo
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- JPH10107308A JPH10107308A JP8260768A JP26076896A JPH10107308A JP H10107308 A JPH10107308 A JP H10107308A JP 8260768 A JP8260768 A JP 8260768A JP 26076896 A JP26076896 A JP 26076896A JP H10107308 A JPH10107308 A JP H10107308A
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E10/00—Energy generation through renewable energy sources
- Y02E10/50—Photovoltaic [PV] energy
Landscapes
- Photovoltaic Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 中空部に閉じ込められた空気中に含まれる水
蒸気により、少なくとも太陽電池セルの受光面の表面電
極部が腐食されず、変換効率が低下することのない太陽
電池セルおよび太陽電池モジュールを提供すること。 【解決手段】 受光面21の表面電極22上に透明樹脂
製の防湿層7が形成されている太陽電池セル2。
蒸気により、少なくとも太陽電池セルの受光面の表面電
極部が腐食されず、変換効率が低下することのない太陽
電池セルおよび太陽電池モジュールを提供すること。 【解決手段】 受光面21の表面電極22上に透明樹脂
製の防湿層7が形成されている太陽電池セル2。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は太陽電池セルおよび
太陽電池モジュールに係わり、詳しくは太陽電池モジュ
ールを形成する太陽電池セルの耐久性能を向上させた太
陽電池セルおよびその太陽電池セルからなる太陽電池モ
ジュールに関する。
太陽電池モジュールに係わり、詳しくは太陽電池モジュ
ールを形成する太陽電池セルの耐久性能を向上させた太
陽電池セルおよびその太陽電池セルからなる太陽電池モ
ジュールに関する。
【0002】
【従来の技術】太陽電池モジュールとしては単結晶シリ
コン系、多結晶シリコン系、アモルファスシリコン系な
どの各種のものが知られている。たとえば、『太陽電池
を使いこなす』(桑野幸徳著、1992年3月20日株
式会社講談社発行)の第50〜56頁において、結晶系
シリコン太陽電池を用いた各種電力用モジュールの構
造、すなわち、サブプレート方式、スーパーストレート
方式およびガラスパッケージ方式のモジュール構造が図
示されている。
コン系、多結晶シリコン系、アモルファスシリコン系な
どの各種のものが知られている。たとえば、『太陽電池
を使いこなす』(桑野幸徳著、1992年3月20日株
式会社講談社発行)の第50〜56頁において、結晶系
シリコン太陽電池を用いた各種電力用モジュールの構
造、すなわち、サブプレート方式、スーパーストレート
方式およびガラスパッケージ方式のモジュール構造が図
示されている。
【0003】この中で、スーパーストレート方式が最も
実用的に用いられている。この方式は、太陽電池の受光
面側にガラスなどの透明基板を置いてモジュールの支持
板とし、その下にポリビニルブチラール樹脂(PVB)
やエチレン・酢酸ビニル共重合体(EVA)などの透明
な充填樹脂と、アルミニウムとポリフッ化ビニル(PV
F)の積層体からなる裏面支持材を用いて太陽電池を封
入した構造である。
実用的に用いられている。この方式は、太陽電池の受光
面側にガラスなどの透明基板を置いてモジュールの支持
板とし、その下にポリビニルブチラール樹脂(PVB)
やエチレン・酢酸ビニル共重合体(EVA)などの透明
な充填樹脂と、アルミニウムとポリフッ化ビニル(PV
F)の積層体からなる裏面支持材を用いて太陽電池を封
入した構造である。
【0004】
【発明が解決するための課題】しかしながら、上記構造
のものは、PVBやEVAなどの透明な樹脂シート間に
太陽電池を封入する際、真空ポンプなどの脱気装置にて
脱気しながら行わなければならず、しかも、この封入工
程はバッチ工程となり、連続的に行うことができない。
このため、設備的にも大がかりとなり、かつ、封入工程
に工数を要し、コスト的に高くつくという問題があっ
た。
のものは、PVBやEVAなどの透明な樹脂シート間に
太陽電池を封入する際、真空ポンプなどの脱気装置にて
脱気しながら行わなければならず、しかも、この封入工
程はバッチ工程となり、連続的に行うことができない。
このため、設備的にも大がかりとなり、かつ、封入工程
に工数を要し、コスト的に高くつくという問題があっ
た。
【0005】ところで、コスト的に安価とするために、
上記樹脂封入方式に代えて、たとえば箱型のアルミ製の
裏面材の底部内面に、縦横に複数の太陽電池セルを接着
剤にて接着し、裏面材の上方開口部を透明なガラス板に
て覆い、裏面材の上端周縁に外方に延設した鍔部および
ガラス板の両外周縁を適宜シール材にて封止する方式が
考えられる。この場合、太陽電池セルの受光面とガラス
板の裏面との間には中空部が存在している。
上記樹脂封入方式に代えて、たとえば箱型のアルミ製の
裏面材の底部内面に、縦横に複数の太陽電池セルを接着
剤にて接着し、裏面材の上方開口部を透明なガラス板に
て覆い、裏面材の上端周縁に外方に延設した鍔部および
ガラス板の両外周縁を適宜シール材にて封止する方式が
考えられる。この場合、太陽電池セルの受光面とガラス
板の裏面との間には中空部が存在している。
【0006】しかしながら、この方式の場合、ガラス板
にて覆われた裏面材の内部には、たとえば組み立て時脱
気されていない限り、空気が存在している。このため、
この空気中に含まれる水蒸気が太陽電池セルの受光面に
形成されている表面電極あるいは隣接する太陽電池セル
同士を連結する配線部に付着し、表面電極あるいは配線
部を腐食劣化させ(錆の発生)、この結果、電気抵抗値
が大きくなり、各太陽電池セルの変換効率が低下すると
いう問題点があった。特に、表面電極は幅狭で薄膜状の
ものであるため、水蒸気による腐食劣化を受けやすい。
にて覆われた裏面材の内部には、たとえば組み立て時脱
気されていない限り、空気が存在している。このため、
この空気中に含まれる水蒸気が太陽電池セルの受光面に
形成されている表面電極あるいは隣接する太陽電池セル
同士を連結する配線部に付着し、表面電極あるいは配線
部を腐食劣化させ(錆の発生)、この結果、電気抵抗値
が大きくなり、各太陽電池セルの変換効率が低下すると
いう問題点があった。特に、表面電極は幅狭で薄膜状の
ものであるため、水蒸気による腐食劣化を受けやすい。
【0007】本発明は上記従来の問題を解消しようとす
るものであり、その目的とするところは、中空部に閉じ
込められた空気中に含まれる水蒸気により、少なくとも
太陽電池セルの受光面の表面電極部が腐食されず、変換
効率が低下することのない太陽電池セルおよび太陽電池
モジュールを提供することにある。
るものであり、その目的とするところは、中空部に閉じ
込められた空気中に含まれる水蒸気により、少なくとも
太陽電池セルの受光面の表面電極部が腐食されず、変換
効率が低下することのない太陽電池セルおよび太陽電池
モジュールを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の太陽電池
セルは、受光面の電極上に防湿層が形成されているもの
である。
セルは、受光面の電極上に防湿層が形成されているもの
である。
【0009】請求項2記載の太陽電池モジュールは、太
陽電池モジュールを構成する太陽電池セルの受光面の電
極上に樹脂製の防湿層が形成されているものである。
陽電池モジュールを構成する太陽電池セルの受光面の電
極上に樹脂製の防湿層が形成されているものである。
【0010】請求項3記載の太陽電池モジュールは、非
透湿性の材料からなる箱型の裏面材の底部内面に、上記
請求項1記載の複数の太陽電池セルが接着剤にて接着さ
れ、前記裏面材の上方開口部が非透湿性の材料からなる
透明な表面板にて気密に覆われているものである。
透湿性の材料からなる箱型の裏面材の底部内面に、上記
請求項1記載の複数の太陽電池セルが接着剤にて接着さ
れ、前記裏面材の上方開口部が非透湿性の材料からなる
透明な表面板にて気密に覆われているものである。
【0011】本発明における太陽電池セルは、シリコン
系単結晶、シリコン系多結晶、アモルファスシリコン
系、化合物半導体系のいずれでもよい。また、太陽電池
モジュールはこれらの太陽電池セルを直列または並列
に、導電性の配線部を介して連結したものを後述の裏面
材の底部に配置し、この裏面材の上方開口部を後述の表
面板にて気密に覆ったものである。
系単結晶、シリコン系多結晶、アモルファスシリコン
系、化合物半導体系のいずれでもよい。また、太陽電池
モジュールはこれらの太陽電池セルを直列または並列
に、導電性の配線部を介して連結したものを後述の裏面
材の底部に配置し、この裏面材の上方開口部を後述の表
面板にて気密に覆ったものである。
【0012】太陽電池セルの受光面の電極上に防湿層を
形成するために用いられる防湿層形成材料は非透湿性の
ものであればよい。たとえば酸化珪素膜などの無機酸化
物の場合は、スパッタリングやイオンプレーティングな
どの手段にて形成すればよい。また、防湿層形成材料は
樹脂製のものであってもよく、この樹脂としては非透湿
性、接着性、耐候性にすぐれたものであればよく、たと
えばアクリル系樹脂、ウレタン系樹脂、シリコン系樹脂
などが使用できる。そして、これらの樹脂を有機溶剤
(トルエン、キシレン、メチルエチルケントなど)に溶
解して所定濃度の樹脂溶液を調合し、この調合した樹脂
溶液を用いて、浸漬法、ハケ塗り法、スプレー法あるい
はスクリーン印刷などの適宜手段にて、受光面の表面電
極上に塗り付け、乾燥させて防湿層を形成すればよい。
この防湿層は少なくとも表面電極上に形成されておれば
よいが、太陽電池セルの受光面全面にわたって形成され
ていてもよい。このように、受光面全面に防湿層を形成
する場合は、上記樹脂として透明なものを使用すればよ
い。
形成するために用いられる防湿層形成材料は非透湿性の
ものであればよい。たとえば酸化珪素膜などの無機酸化
物の場合は、スパッタリングやイオンプレーティングな
どの手段にて形成すればよい。また、防湿層形成材料は
樹脂製のものであってもよく、この樹脂としては非透湿
性、接着性、耐候性にすぐれたものであればよく、たと
えばアクリル系樹脂、ウレタン系樹脂、シリコン系樹脂
などが使用できる。そして、これらの樹脂を有機溶剤
(トルエン、キシレン、メチルエチルケントなど)に溶
解して所定濃度の樹脂溶液を調合し、この調合した樹脂
溶液を用いて、浸漬法、ハケ塗り法、スプレー法あるい
はスクリーン印刷などの適宜手段にて、受光面の表面電
極上に塗り付け、乾燥させて防湿層を形成すればよい。
この防湿層は少なくとも表面電極上に形成されておれば
よいが、太陽電池セルの受光面全面にわたって形成され
ていてもよい。このように、受光面全面に防湿層を形成
する場合は、上記樹脂として透明なものを使用すればよ
い。
【0013】本発明において使用する表面板としては、
非透湿性で透明なものであればよく、たとえばガラス
板、ポリカーボネート板、アクリル系樹脂板(たとえば
PMMA板)などが使用できる。
非透湿性で透明なものであればよく、たとえばガラス
板、ポリカーボネート板、アクリル系樹脂板(たとえば
PMMA板)などが使用できる。
【0014】本発明において使用する裏面材としては、
非透湿性の材料からなり箱型形状をしたものであればよ
く、たとえばFRP成形品、アルミ合金成形品、プラス
チック成形品、鉄板プレス品などが使用できる。
非透湿性の材料からなり箱型形状をしたものであればよ
く、たとえばFRP成形品、アルミ合金成形品、プラス
チック成形品、鉄板プレス品などが使用できる。
【0015】上記裏面材の底部内面に、上記の太陽電池
セルを接着するために使用する接着剤は、接着性、絶縁
性、熱伝導性、耐熱性にすぐれたものであればよく、た
とえばオレフィン系樹脂、アクリル系樹脂、エポキシ系
樹脂、シリコン系樹脂などの接着剤が使用できる。ま
た、これらの接着剤中に、粉末状の窒化ホウ素やダイヤ
モンドなどを添加して、接着剤層にある程度の熱伝導性
を付与してもよい。
セルを接着するために使用する接着剤は、接着性、絶縁
性、熱伝導性、耐熱性にすぐれたものであればよく、た
とえばオレフィン系樹脂、アクリル系樹脂、エポキシ系
樹脂、シリコン系樹脂などの接着剤が使用できる。ま
た、これらの接着剤中に、粉末状の窒化ホウ素やダイヤ
モンドなどを添加して、接着剤層にある程度の熱伝導性
を付与してもよい。
【0016】また、上記裏面材の上方開口部を上記表面
板にて気密に覆うには、たとえば、裏面材の上端周縁か
ら外方に鍔部を延設し、この鍔部上面と表面板の下面と
の間に接着剤を介在させ、断面コ字状のフレーム枠材に
て両者を固定して封止すればよい。このときに用いる接
着剤としては、オレフィン系、アクリル系、ゴム系、ブ
チルゴムなどのシール性能の高いものが好ましい。
板にて気密に覆うには、たとえば、裏面材の上端周縁か
ら外方に鍔部を延設し、この鍔部上面と表面板の下面と
の間に接着剤を介在させ、断面コ字状のフレーム枠材に
て両者を固定して封止すればよい。このときに用いる接
着剤としては、オレフィン系、アクリル系、ゴム系、ブ
チルゴムなどのシール性能の高いものが好ましい。
【0017】(作用)請求項1記載の太陽電池セルにお
いては、受光面の電極上に防湿層が形成されているの
で、空気中に含まれる水蒸気による電極の腐食劣化は防
湿層により防止される。
いては、受光面の電極上に防湿層が形成されているの
で、空気中に含まれる水蒸気による電極の腐食劣化は防
湿層により防止される。
【0018】請求項2記載の太陽電池モジュールにおい
ては、太陽電池モジュールを構成する太陽電池セルの受
光面の表面電極上に樹脂製の防湿層が形成されているの
で、空気中に含まれる水蒸気による表面電極の腐食劣化
は樹脂製の防湿層により防止される。また、防湿層が樹
脂製のものであるので、ハケ塗りなどの塗布手段にて防
湿層を容易に形成することができる。
ては、太陽電池モジュールを構成する太陽電池セルの受
光面の表面電極上に樹脂製の防湿層が形成されているの
で、空気中に含まれる水蒸気による表面電極の腐食劣化
は樹脂製の防湿層により防止される。また、防湿層が樹
脂製のものであるので、ハケ塗りなどの塗布手段にて防
湿層を容易に形成することができる。
【0019】請求項3記載の太陽電池モジュールは、非
透湿性の箱型の裏面材の上方開口部が非透湿性の透明な
表面板にて気密に覆われているので、外部からモジュー
ルユニット内への水蒸気の浸入は防止される。また、太
陽電池セルが裏面材の底部内面に接着剤にて接着されて
いるので、太陽電池セルが吸熱した熱を、熱伝導により
接着剤層を通して裏面材側に逃がすことができる。
透湿性の箱型の裏面材の上方開口部が非透湿性の透明な
表面板にて気密に覆われているので、外部からモジュー
ルユニット内への水蒸気の浸入は防止される。また、太
陽電池セルが裏面材の底部内面に接着剤にて接着されて
いるので、太陽電池セルが吸熱した熱を、熱伝導により
接着剤層を通して裏面材側に逃がすことができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の太陽電池セルおよ
び太陽電池モジュールの実施の形態を説明する。図1は
本発明の太陽電池モジュールの一実施例を示す縦断面
図、図2は図1中の太陽電池セルの要部を示す拡大断面
図である。
び太陽電池モジュールの実施の形態を説明する。図1は
本発明の太陽電池モジュールの一実施例を示す縦断面
図、図2は図1中の太陽電池セルの要部を示す拡大断面
図である。
【0021】図1において、Mは太陽電池モジュールで
あり、裏面材1と、複数の太陽電池セル2と、表面材で
ある透明なガラス板3と、シール材4とから構成されて
いる。裏面材1は金属アルミ製の箱型形状のものであ
り、その上端部が外方に屈曲されて鍔部11が形成され
ている。裏面材1の底部内面には、縦横に太陽電池セル
2、2・・・がウレタン樹脂製の接着剤5にて接着され
て固定されている。この接着剤5層の厚みは約60ミク
ロンである
あり、裏面材1と、複数の太陽電池セル2と、表面材で
ある透明なガラス板3と、シール材4とから構成されて
いる。裏面材1は金属アルミ製の箱型形状のものであ
り、その上端部が外方に屈曲されて鍔部11が形成され
ている。裏面材1の底部内面には、縦横に太陽電池セル
2、2・・・がウレタン樹脂製の接着剤5にて接着され
て固定されている。この接着剤5層の厚みは約60ミク
ロンである
【0022】太陽電池セル2は多結晶シリコン系のもの
であり、その受光面21には、図2に示すように、銅製
薄膜状の表面電極22が形成され、それぞれ求められる
電流、電圧を得る配線がなされている。そして、図1に
示すように、隣接する太陽電池セル2同士は、銅製リボ
ン状の配線部6、6・・・により連結されている。すべ
ての太陽電池セル2の受光面21には全面にわたって透
明なアクリル樹脂製の防湿層7が形成されている。この
防湿層7の厚みは約40ミクロンである。防湿層7の形
成は、所定濃度に調整されたアクリル樹脂のメチルエチ
ルケトン溶液を、ハケ塗り法により、太陽電池セル2の
受光面全面にわたって塗布し、乾燥させることにより行
っている。なお、上記ガラス板3およびシール材4の厚
みはそれぞれ3.2mm、1mmである。
であり、その受光面21には、図2に示すように、銅製
薄膜状の表面電極22が形成され、それぞれ求められる
電流、電圧を得る配線がなされている。そして、図1に
示すように、隣接する太陽電池セル2同士は、銅製リボ
ン状の配線部6、6・・・により連結されている。すべ
ての太陽電池セル2の受光面21には全面にわたって透
明なアクリル樹脂製の防湿層7が形成されている。この
防湿層7の厚みは約40ミクロンである。防湿層7の形
成は、所定濃度に調整されたアクリル樹脂のメチルエチ
ルケトン溶液を、ハケ塗り法により、太陽電池セル2の
受光面全面にわたって塗布し、乾燥させることにより行
っている。なお、上記ガラス板3およびシール材4の厚
みはそれぞれ3.2mm、1mmである。
【0023】そして、底部内面に複数の太陽電池セル
2、2・・・が固定された裏面材1の鍔部11上面にガ
ラス板3を載置し、鍔部11およびガラス板3の両外周
縁にシール材4を装着し、このシール材4により気密に
封止することにより、太陽電池モジュールMとされてい
る。
2、2・・・が固定された裏面材1の鍔部11上面にガ
ラス板3を載置し、鍔部11およびガラス板3の両外周
縁にシール材4を装着し、このシール材4により気密に
封止することにより、太陽電池モジュールMとされてい
る。
【0024】そして、上記の太陽電池セル2の受光面2
1全面にわたって透明なアクリル樹脂製の防湿層7を形
成した太陽電池モジュールMと、防湿層7を形成してい
ない太陽電池モジュールNの発電効率の性能比較を行っ
た。試験方法は、両太陽電池モジュールを温度85℃、
湿度90%の雰囲気中に1000時間放置し、その前後
の変換効率を比較した。
1全面にわたって透明なアクリル樹脂製の防湿層7を形
成した太陽電池モジュールMと、防湿層7を形成してい
ない太陽電池モジュールNの発電効率の性能比較を行っ
た。試験方法は、両太陽電池モジュールを温度85℃、
湿度90%の雰囲気中に1000時間放置し、その前後
の変換効率を比較した。
【0025】太陽電池モジュールMおよび太陽電池モジ
ュールNの試験前の変換効率は、ともに11.1%であ
った。そして、1000時間放置後の変換効率は、太陽
電池モジュールMが9.5%、一方、太陽電池モジュー
ルNが4.2%であった。この結果、防湿層7を形成し
た太陽電池モジュールMのほうが圧倒的に変換効率の損
失低下が小さく、耐久性にすぐれていることが明らかで
ある。
ュールNの試験前の変換効率は、ともに11.1%であ
った。そして、1000時間放置後の変換効率は、太陽
電池モジュールMが9.5%、一方、太陽電池モジュー
ルNが4.2%であった。この結果、防湿層7を形成し
た太陽電池モジュールMのほうが圧倒的に変換効率の損
失低下が小さく、耐久性にすぐれていることが明らかで
ある。
【0026】なお、上記実施例では、隣接する太陽電池
セル同士を連結する配線部の材質をリボン状の銅箔とし
たが、この銅製のものに代えて銀製またはニッケル製の
ものとしてもよい。
セル同士を連結する配線部の材質をリボン状の銅箔とし
たが、この銅製のものに代えて銀製またはニッケル製の
ものとしてもよい。
【0027】
【発明の効果】請求項1記載の本発明の太陽電池セル
は、受光面の電極上に防湿層が形成されているので、電
極が空気中に含まれる水蒸気により腐食劣化されず耐久
性にすぐれている。このため、電気抵抗値は増大せず、
太陽電池セルの変換効率は低下しない。したがって、太
陽電池モジュールとしての変換効率も低下しない。
は、受光面の電極上に防湿層が形成されているので、電
極が空気中に含まれる水蒸気により腐食劣化されず耐久
性にすぐれている。このため、電気抵抗値は増大せず、
太陽電池セルの変換効率は低下しない。したがって、太
陽電池モジュールとしての変換効率も低下しない。
【0028】請求項2記載の本発明の太陽電池モジュー
ルは、太陽電池モジュールを構成する太陽電池セルの受
光面の電極上に樹脂製の防湿層が形成されているので、
上記と同様に太陽電池セルの表面電極が空気中に含まれ
る水蒸気により腐食劣化されず耐久性にすぐれており、
したがって、太陽電池モジュールとしての変換効率も低
下しない。
ルは、太陽電池モジュールを構成する太陽電池セルの受
光面の電極上に樹脂製の防湿層が形成されているので、
上記と同様に太陽電池セルの表面電極が空気中に含まれ
る水蒸気により腐食劣化されず耐久性にすぐれており、
したがって、太陽電池モジュールとしての変換効率も低
下しない。
【0029】請求項3記載の本発明の太陽電池モジュー
ルは、非透湿性の箱型の裏面材の上方開口部が非透湿性
の透明な表面板にて気密に覆われているので、外部から
モジュール内への水蒸気の浸入は防止され、かつ、太陽
電池セルの表面電極部の腐食劣化は防止され、このた
め、耐久性が著しく向上し、変換効率の低下は微小であ
る。
ルは、非透湿性の箱型の裏面材の上方開口部が非透湿性
の透明な表面板にて気密に覆われているので、外部から
モジュール内への水蒸気の浸入は防止され、かつ、太陽
電池セルの表面電極部の腐食劣化は防止され、このた
め、耐久性が著しく向上し、変換効率の低下は微小であ
る。
【0030】また、太陽電池セルが裏面材の底部内面に
接着剤にて接着されているので、太陽電池セルが吸熱し
た熱を、熱伝導により接着剤層を通して裏面材側に逃が
すことができ、太陽電池セルの温度上昇を防止できる。
さらに、上記接着剤にたとえば粉末状の窒化ホウ素を添
加して熱伝導性を付与することにより、さらに効率よく
太陽電池セルの温度上昇を防止することができる。
接着剤にて接着されているので、太陽電池セルが吸熱し
た熱を、熱伝導により接着剤層を通して裏面材側に逃が
すことができ、太陽電池セルの温度上昇を防止できる。
さらに、上記接着剤にたとえば粉末状の窒化ホウ素を添
加して熱伝導性を付与することにより、さらに効率よく
太陽電池セルの温度上昇を防止することができる。
【図1】本発明の太陽電池モジュールの一実施例を示す
縦断面図である。
縦断面図である。
【図2】図1の太陽電池セルの要部を示す拡大断面図で
ある。
ある。
M 太陽電池モジュール 1 裏面材 11 鍔部 2 太陽電池セル 21 受光面 22 表面電極 3 ガラス板 4 シール材 5 接着剤 6 配線部 7 透明防湿層
Claims (3)
- 【請求項1】 受光面の電極上に防湿層が形成されてい
ることを特徴とする太陽電池セル。 - 【請求項2】 太陽電池モジュールを構成する太陽電池
セルの受光面の電極上に樹脂製の防湿層が形成されてい
ることを特徴とする太陽電池モジュール。 - 【請求項3】 非透湿性の材料からなる箱型の裏面材の
底部内面に、上記請求項1記載の複数の太陽電池セルが
接着剤にて接着され、前記裏面材の上方開口部が非透湿
性の材料からなる透明な表面板にて気密に覆われている
ことを特徴とする太陽電池モジュール。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8260768A JPH10107308A (ja) | 1996-10-01 | 1996-10-01 | 太陽電池セルおよび太陽電池モジュール |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8260768A JPH10107308A (ja) | 1996-10-01 | 1996-10-01 | 太陽電池セルおよび太陽電池モジュール |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10107308A true JPH10107308A (ja) | 1998-04-24 |
Family
ID=17352466
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8260768A Pending JPH10107308A (ja) | 1996-10-01 | 1996-10-01 | 太陽電池セルおよび太陽電池モジュール |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10107308A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001230437A (ja) * | 2000-02-18 | 2001-08-24 | Sanyo Electric Co Ltd | 太陽電池モジュール |
| KR100822356B1 (ko) | 2006-09-04 | 2008-04-17 | 광주과학기술원 | 브러쉬를 이용하여 분자배열을 유도한 유기 기반태양전지의 제조방법 |
| US7872194B2 (en) | 2004-09-29 | 2011-01-18 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Photovoltaic device |
| JP2013211385A (ja) * | 2012-03-30 | 2013-10-10 | Sanyo Electric Co Ltd | 太陽電池及びその製造方法 |
| WO2024161901A1 (ja) * | 2023-02-01 | 2024-08-08 | Tdk株式会社 | 太陽電池モジュール及びそれを備えた電子機器 |
-
1996
- 1996-10-01 JP JP8260768A patent/JPH10107308A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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