JPH10107546A - 信号発生装置 - Google Patents
信号発生装置Info
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- JPH10107546A JPH10107546A JP27546196A JP27546196A JPH10107546A JP H10107546 A JPH10107546 A JP H10107546A JP 27546196 A JP27546196 A JP 27546196A JP 27546196 A JP27546196 A JP 27546196A JP H10107546 A JPH10107546 A JP H10107546A
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- 238000000034 method Methods 0.000 description 6
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- 239000000284 extract Substances 0.000 description 3
- 238000003786 synthesis reaction Methods 0.000 description 3
- 239000008186 active pharmaceutical agent Substances 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000010355 oscillation Effects 0.000 description 2
- 238000001228 spectrum Methods 0.000 description 2
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- 230000010363 phase shift Effects 0.000 description 1
- 230000002194 synthesizing effect Effects 0.000 description 1
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- Superheterodyne Receivers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】DDS3に入力するクロック周波数Fは固定
し、DDS3の分周比と可変リプルカウンタ5との組合
せにより、DDS3の出力のスプリアスを低減させる。 【解決手段】DDS3の分周比を可変し、外部制御可能
なリプルカウンタ5を分周器、および逓倍器として使用
し、その逓倍の高調波を抽出するバンドパスフィルタ6
を使用する。メモリ2は、出力周波数Lに対してスプリ
アスのない、A、N、およびMの最適な組合せを記憶す
る。制御部1は、所望の出力周波数Lに対して、最適な
A、N、およびMの最適な組合で、DDS3、リプルカ
ウンタ5、制御電圧発生器7を制御する。
し、DDS3の分周比と可変リプルカウンタ5との組合
せにより、DDS3の出力のスプリアスを低減させる。 【解決手段】DDS3の分周比を可変し、外部制御可能
なリプルカウンタ5を分周器、および逓倍器として使用
し、その逓倍の高調波を抽出するバンドパスフィルタ6
を使用する。メモリ2は、出力周波数Lに対してスプリ
アスのない、A、N、およびMの最適な組合せを記憶す
る。制御部1は、所望の出力周波数Lに対して、最適な
A、N、およびMの最適な組合で、DDS3、リプルカ
ウンタ5、制御電圧発生器7を制御する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動無線機用の局
部発振のうち、特にダイレクトデジタルシンセサイザ
(Direct Digital Synthesiz
er、以下単に「DDS」という。)を用いた信号発生
装置に関するものである。
部発振のうち、特にダイレクトデジタルシンセサイザ
(Direct Digital Synthesiz
er、以下単に「DDS」という。)を用いた信号発生
装置に関するものである。
【0002】
(移動無線機にDDSを用いる理由)移動無線機の局部
発振器には、無線周波数に応じて局部発振器の周波数を
合成する必要上、従来からPLL(Phase Loc
ked Loop、以下単に「PLL」という。)、又
は、DDS等の方式が使用されている。DDSは、PL
Lに比べ素子数が少なく小型化が可能である。しかも、
デジタルの利点である無調整化が可能である。そのた
め、今後移動無線の分野では更に多くの機器に採用され
ると考えられる。
発振器には、無線周波数に応じて局部発振器の周波数を
合成する必要上、従来からPLL(Phase Loc
ked Loop、以下単に「PLL」という。)、又
は、DDS等の方式が使用されている。DDSは、PL
Lに比べ素子数が少なく小型化が可能である。しかも、
デジタルの利点である無調整化が可能である。そのた
め、今後移動無線の分野では更に多くの機器に採用され
ると考えられる。
【0003】一方、DDSでは、原理的にはクロック信
号の周波数(以下、単に「クロック周波数」ともい
う。)の2分の1以下の周波数の合成が可能だが、後述
するように原理上、不要波成分(以下、「スプリアス」
ともいう。)が発生する。そのため、これを少なくする
ためには、クロック周波数に比較し、十分低い周波数の
合成のみに限定し、使用せざるを得なかった。
号の周波数(以下、単に「クロック周波数」ともい
う。)の2分の1以下の周波数の合成が可能だが、後述
するように原理上、不要波成分(以下、「スプリアス」
ともいう。)が発生する。そのため、これを少なくする
ためには、クロック周波数に比較し、十分低い周波数の
合成のみに限定し、使用せざるを得なかった。
【0004】(DDSの一般的特性)図5に一般的なD
DSの構成例の一例を示す。波形メモリ12のアドレス
は位相アキュムレータ11より与える。位相アキュムレ
ータ11は一方の入力が周波数の設定値(出力する周波
数に対応する数値で、クロック信号の一周期毎にこの数
値が繰返し加算される)であり、他方の入力が位相アキ
ュムレータ11自身の出力である。
DSの構成例の一例を示す。波形メモリ12のアドレス
は位相アキュムレータ11より与える。位相アキュムレ
ータ11は一方の入力が周波数の設定値(出力する周波
数に対応する数値で、クロック信号の一周期毎にこの数
値が繰返し加算される)であり、他方の入力が位相アキ
ュムレータ11自身の出力である。
【0005】加算動作はクロック信号が入力される毎に
位相アキュムレータ11の出力が増加し、それをアドレ
スとする波形メモり12より波形データが読み出され
る。波形メモリ12の全アドレスは出力周波数の1周
期、即ち2πラジアンに相当し、波形データは各々の位
相に対応する振幅の値に相当する。波形データはDAC
(デジタルアナログ変換器)13にてアナログ変換さ
れ、出力される。一般的には、DDSの出力はこれに接
続される低域ろ波器により高周波成分が除去され、滑ら
かな波形に変換され使用される。
位相アキュムレータ11の出力が増加し、それをアドレ
スとする波形メモり12より波形データが読み出され
る。波形メモリ12の全アドレスは出力周波数の1周
期、即ち2πラジアンに相当し、波形データは各々の位
相に対応する振幅の値に相当する。波形データはDAC
(デジタルアナログ変換器)13にてアナログ変換さ
れ、出力される。一般的には、DDSの出力はこれに接
続される低域ろ波器により高周波成分が除去され、滑ら
かな波形に変換され使用される。
【0006】上記の周波数の設定値をA、クロック周波
数をFc、波形メモリ12の全アドレスの数値を2m 、
DDSの出力周波数をFoとすると、Foは式1で表さ
れる。
数をFc、波形メモリ12の全アドレスの数値を2m 、
DDSの出力周波数をFoとすると、Foは式1で表さ
れる。
【0007】 Fo=Fc×A/2m (1)
【0008】従ってDDSはAを1変化させることによ
り周波数分解能Fc/2m で、出力周波数を可変するこ
とができる。
り周波数分解能Fc/2m で、出力周波数を可変するこ
とができる。
【0009】しかしDDSには、次のような二つの理由
から希望周波数以外のスプリアスを発生するという欠点
がある。第一の理由は、出力周波数Foの整数倍がクロ
ック周波数Fcと異なる場合には、位相アキュムレータ
11がオーバーフローした際に残りのアドレスが次の周
期に加算される。従って1周期毎に読み出される波形メ
モり12のアドレスが異なる。アドレスは位相に相当す
るから1周期毎に位相の異なる波形が出力されることに
なる。このためDDSの出力は位相変調を受けることに
より、希望波以外のスプリアスが発生する。
から希望周波数以外のスプリアスを発生するという欠点
がある。第一の理由は、出力周波数Foの整数倍がクロ
ック周波数Fcと異なる場合には、位相アキュムレータ
11がオーバーフローした際に残りのアドレスが次の周
期に加算される。従って1周期毎に読み出される波形メ
モり12のアドレスが異なる。アドレスは位相に相当す
るから1周期毎に位相の異なる波形が出力されることに
なる。このためDDSの出力は位相変調を受けることに
より、希望波以外のスプリアスが発生する。
【0010】第二の理由は、DDSの出力はクロック周
波数の一周期毎にステップ状に変化する波形となるた
め、周波数KFc±kFo(K、およびkは整数)なる
成分がスプリアスとして発生するものである。
波数の一周期毎にステップ状に変化する波形となるた
め、周波数KFc±kFo(K、およびkは整数)なる
成分がスプリアスとして発生するものである。
【0011】発生したスプリアスが希望波の周波数より
十分離調しておれば、フィルタや同調回路、あるいは本
発明にあるPLL回路により、減衰させることが可能で
あるが、希望波の近傍に発生するスプリアスは取り除く
ことができない。第1の理由によるスプリアスは、位相
変調の変調周波数成分が低いほど、希望波の近傍に大き
なスプリアスが発生する。
十分離調しておれば、フィルタや同調回路、あるいは本
発明にあるPLL回路により、減衰させることが可能で
あるが、希望波の近傍に発生するスプリアスは取り除く
ことができない。第1の理由によるスプリアスは、位相
変調の変調周波数成分が低いほど、希望波の近傍に大き
なスプリアスが発生する。
【0012】特に、DDSの出力周波数Foが、クロッ
ク周波数Fcの整数分の一から僅かずれた値に相当する
場合、DDSの出力は低周波でしかも大きな変調指数で
変調をうけることになるため、近傍に大きなスプリアス
が発生する。
ク周波数Fcの整数分の一から僅かずれた値に相当する
場合、DDSの出力は低周波でしかも大きな変調指数で
変調をうけることになるため、近傍に大きなスプリアス
が発生する。
【0013】一方、第二の理由によるスプリアスの周波
数KFc±kFoの内、Kやkの値の次数の小さい成分
ほどレベルが大きい。経験的に10次を越える次数の高
いスプリアスはレベルが小さく、問題にならないが、出
力周波数Foがクロック周波数Fcの1/10を越える
と近傍に10次以下のスプリアス成分が発生する。
数KFc±kFoの内、Kやkの値の次数の小さい成分
ほどレベルが大きい。経験的に10次を越える次数の高
いスプリアスはレベルが小さく、問題にならないが、出
力周波数Foがクロック周波数Fcの1/10を越える
と近傍に10次以下のスプリアス成分が発生する。
【0014】この第一および第二の理由によるスプリア
スは、DDSの原理上発生するもので、これを回避する
ためには、DDSの出力周波数Foをクロック周波数F
cに対して十分低くするという制約を受けざる得なかっ
た。それは、第一の理由に対し、最大位相偏移はA/2
m ×2πラジアンを小さくするための制約である。第二
の理由に対しては、Foの近傍に発生するKFc−kF
oの次数を増やし、レベルを低減するための制約であ
る。
スは、DDSの原理上発生するもので、これを回避する
ためには、DDSの出力周波数Foをクロック周波数F
cに対して十分低くするという制約を受けざる得なかっ
た。それは、第一の理由に対し、最大位相偏移はA/2
m ×2πラジアンを小さくするための制約である。第二
の理由に対しては、Foの近傍に発生するKFc−kF
oの次数を増やし、レベルを低減するための制約であ
る。
【0015】(従来の方式の欠点)第一の理由によるス
プリアスを低減するため、従来取られてきた第1の方策
は、波形メモリのデータに正弦波の近似計算値を用い、
1周期毎の波形メモリのアドレスが変化しても、それぞ
れの位相に相当する正弦波の値を出力することで、位相
ジッタを少なくする方式である(稲葉 保 著「ダイレ
クト・ディジタル・シンセサイザの研究」トランジスタ
技術 Feb.1993 P295〜303)。この方
式を用いたDDSはIC化され市販されているため、一
般に使用することが可能である。
プリアスを低減するため、従来取られてきた第1の方策
は、波形メモリのデータに正弦波の近似計算値を用い、
1周期毎の波形メモリのアドレスが変化しても、それぞ
れの位相に相当する正弦波の値を出力することで、位相
ジッタを少なくする方式である(稲葉 保 著「ダイレ
クト・ディジタル・シンセサイザの研究」トランジスタ
技術 Feb.1993 P295〜303)。この方
式を用いたDDSはIC化され市販されているため、一
般に使用することが可能である。
【0016】しかしながら出力周波数を上げた場合、1
ステップ当たりの位相が大きくなり、正弦波とは異なる
出力波形となる。1周期毎に異なる位相のデータが出力
されるので波形自体が1周期毎に異なる。これは明らか
に変調を受けた信号であり、位相変調による顕著なスプ
リアスが発生する。従ってこの方式のみでは位相変調に
よるスプリアスの発生を防止することはできない。
ステップ当たりの位相が大きくなり、正弦波とは異なる
出力波形となる。1周期毎に異なる位相のデータが出力
されるので波形自体が1周期毎に異なる。これは明らか
に変調を受けた信号であり、位相変調による顕著なスプ
リアスが発生する。従ってこの方式のみでは位相変調に
よるスプリアスの発生を防止することはできない。
【0017】第一の理由によるスプリアスを低減するた
めに従来取られてきた第2の方策は、クロックが入力さ
れる毎に位相アキュムレータに加算される周波数設定値
をランダム化する方式である(特開平3−117115
号公報)。この方式では、クロックの1ステップ毎に進
む位相を分散させることにより特定の周波数成分のスプ
リアスのピーク値を低減する効果がある。
めに従来取られてきた第2の方策は、クロックが入力さ
れる毎に位相アキュムレータに加算される周波数設定値
をランダム化する方式である(特開平3−117115
号公報)。この方式では、クロックの1ステップ毎に進
む位相を分散させることにより特定の周波数成分のスプ
リアスのピーク値を低減する効果がある。
【0018】しかしながら、以下の、の欠点があ
る。位相アキュムレータに加算される周波数設定値を
ランダム化しても、単一周波数成分のスプリアスが分散
するだけで、スプリアスそのものは無くならない。ラ
ンダム化された変調信号は位相雑音を発生するために、
ランダム化する範囲が限定され、結果として十分なスプ
リアスの低減効果が得られない。
る。位相アキュムレータに加算される周波数設定値を
ランダム化しても、単一周波数成分のスプリアスが分散
するだけで、スプリアスそのものは無くならない。ラ
ンダム化された変調信号は位相雑音を発生するために、
ランダム化する範囲が限定され、結果として十分なスプ
リアスの低減効果が得られない。
【0019】第二の理由によるスプリアスを低減するた
めの方策は、DDSの後段の低域ろ波器により高周波成
分を除去する方法である。しかしながら出力信号とスプ
リアスを分離するためには、周波数差が必要なため、D
DSの出力周波数Foをクロック周波数Fcに対し十分
低いという条件が必要で、前記の課題を解決する手段に
はなり得ない。
めの方策は、DDSの後段の低域ろ波器により高周波成
分を除去する方法である。しかしながら出力信号とスプ
リアスを分離するためには、周波数差が必要なため、D
DSの出力周波数Foをクロック周波数Fcに対し十分
低いという条件が必要で、前記の課題を解決する手段に
はなり得ない。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】そのため、DDS出力
のスプリアスを低減させる手段として、DDS入力クロ
ック周波数を、数種類生成し、これを切り替えて使用し
ている。これにより、DDS出力のスプリアスを低減さ
せていた。その具体例を図4で示す。図中点線内の部分
が必要となる。すなわち、周波数合成、分周、VCXO
とPLL回路を使用したn倍器、クロック切替スイッ
チ、およびそれらの制御器が必要となる。そのため、こ
れらの信号が互いに影響し、不要スプリアスの原因にな
っていた。
のスプリアスを低減させる手段として、DDS入力クロ
ック周波数を、数種類生成し、これを切り替えて使用し
ている。これにより、DDS出力のスプリアスを低減さ
せていた。その具体例を図4で示す。図中点線内の部分
が必要となる。すなわち、周波数合成、分周、VCXO
とPLL回路を使用したn倍器、クロック切替スイッ
チ、およびそれらの制御器が必要となる。そのため、こ
れらの信号が互いに影響し、不要スプリアスの原因にな
っていた。
【0021】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、DDSに入力するクロック周波数は固定
し、DDSの分周比と可変リプルカウンタとの組合せに
より、DDS出力のスプリアスを低減させるものであ
り、クロックを生成する回路、クロックを切り替える回
路を不要とする信号発生装置を提供することを課題とす
る。
ものであり、DDSに入力するクロック周波数は固定
し、DDSの分周比と可変リプルカウンタとの組合せに
より、DDS出力のスプリアスを低減させるものであ
り、クロックを生成する回路、クロックを切り替える回
路を不要とする信号発生装置を提供することを課題とす
る。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明の信号発生装置では、DDSの分周比を可変し、
外部制御可能なリプルカウンタを分周器、および逓倍器
として使用し、その逓倍の高調波を抽出するバンドパス
フィルタ、およびそれらを制御する制御部により構成す
る。
本発明の信号発生装置では、DDSの分周比を可変し、
外部制御可能なリプルカウンタを分周器、および逓倍器
として使用し、その逓倍の高調波を抽出するバンドパス
フィルタ、およびそれらを制御する制御部により構成す
る。
【0023】その具体的手段として、請求項1では、下
記〜の構成とした。 DDSと、 DDSの出力を分周し、かつ、1/N分周した周波数
のM倍の高調波を発生させるリプルカウンタと、 リプルカウンタの出力から所望のM倍の高調波成分を
抽出するための通過周波数が可変可能なバンドパスフィ
ルタ(BPF)と、 DDSの出力周波数と、NおよびMの値を決定する制
御部。
記〜の構成とした。 DDSと、 DDSの出力を分周し、かつ、1/N分周した周波数
のM倍の高調波を発生させるリプルカウンタと、 リプルカウンタの出力から所望のM倍の高調波成分を
抽出するための通過周波数が可変可能なバンドパスフィ
ルタ(BPF)と、 DDSの出力周波数と、NおよびMの値を決定する制
御部。
【0024】(作用)この構成による本願発明の信号発
生装置は、DDSの出力周波数、リプルカウンタの分周
比1/N、逓倍数Mとの複数の組合せから適宜選択する
ことにより、近傍にスプリアスの少ない最終出力周波数
を得ることができる。
生装置は、DDSの出力周波数、リプルカウンタの分周
比1/N、逓倍数Mとの複数の組合せから適宜選択する
ことにより、近傍にスプリアスの少ない最終出力周波数
を得ることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態を図を用いて
説明する。図1は本発明の一実施形態のブロック図であ
る。制御部1は、メモリ2に記憶された周波数の設定値
AをDDS3に対して出力する。このAは、後で述べる
手段で決定され、例えば9桁の整数となっている。基準
発振器4は、例えば10MHzの基準発振周波数Fを発
生し、DDS3に対して出力する。DDS3は、DDS
出力周波数Dを出力する。DDS3の構成が32ビット
の場合、Dは前述の式1に示すように、D=(F/
232)×Aで求められる。
説明する。図1は本発明の一実施形態のブロック図であ
る。制御部1は、メモリ2に記憶された周波数の設定値
AをDDS3に対して出力する。このAは、後で述べる
手段で決定され、例えば9桁の整数となっている。基準
発振器4は、例えば10MHzの基準発振周波数Fを発
生し、DDS3に対して出力する。DDS3は、DDS
出力周波数Dを出力する。DDS3の構成が32ビット
の場合、Dは前述の式1に示すように、D=(F/
232)×Aで求められる。
【0026】DDS出力周波数Dは、リプルカウンタ5
に入力され、制御部1が指定した分周比N(N=2、
3、4・・n)で分周される。その際、リプルカウンタ
5は、DDS出力周波数Dを1/Nに分周するととも
に、1/N分周した周波数のM倍(M=2、3、4・・
n)の高調波を発生させる。BPF6は、そのリプルカ
ウンタ5の出力する高調波のうち、所望の周波数成分を
抽出する。これにより、リプルカウンタ5は、分周器、
および逓倍器として動作することになる。所望の周波数
は、制御部1が制御電圧発生器7を制御することにより
決定される。つまり、BPF6の通過周波数は、制御電
圧発生器7の出力電圧により決定される。ここで、本実
施例の出力周波数Lは、L=(D×M)/Nとなる。
に入力され、制御部1が指定した分周比N(N=2、
3、4・・n)で分周される。その際、リプルカウンタ
5は、DDS出力周波数Dを1/Nに分周するととも
に、1/N分周した周波数のM倍(M=2、3、4・・
n)の高調波を発生させる。BPF6は、そのリプルカ
ウンタ5の出力する高調波のうち、所望の周波数成分を
抽出する。これにより、リプルカウンタ5は、分周器、
および逓倍器として動作することになる。所望の周波数
は、制御部1が制御電圧発生器7を制御することにより
決定される。つまり、BPF6の通過周波数は、制御電
圧発生器7の出力電圧により決定される。ここで、本実
施例の出力周波数Lは、L=(D×M)/Nとなる。
【0027】次に、図2を用いて周波数の設定値A、分
周比N、および逓倍数Mの決定手段を説明する。希望す
る出力周波数Lを2MHzとする。図2の(a)では、
D1を1.333MHzすると、F=10MHzである
から、A1 =572519140となる。ここで、10
MHz/232を2.328306437×10-3とす
る。図2の(b)では、D2 を1.5MHzすると、F
=10MHzであるから、A2 =644245094と
なる。図2の(c)では、D3 を1.6MHzすると、
F=10MHzであるから、A3 =687194767
となる。
周比N、および逓倍数Mの決定手段を説明する。希望す
る出力周波数Lを2MHzとする。図2の(a)では、
D1を1.333MHzすると、F=10MHzである
から、A1 =572519140となる。ここで、10
MHz/232を2.328306437×10-3とす
る。図2の(b)では、D2 を1.5MHzすると、F
=10MHzであるから、A2 =644245094と
なる。図2の(c)では、D3 を1.6MHzすると、
F=10MHzであるから、A3 =687194767
となる。
【0028】図2の(a)では、D1 を1/2に分周し
その3倍の高調波である2MHzを抽出する(N1 =
2、M1 =3)。図2の(b)では、D2 を1/3に分
周しその4倍の高調波である2MHzを抽出する(N2
=3、M2 =4)。図2の(c)では、D3 を1/4に
分周しその5倍の高調波である2MHzを抽出する(N
3 =4、M3 =5)。この図2の(a)、(b)、
(c)の出力周波数Lをスペクトラムアナライザ等で観
測し、スプリアスの少ないものを選択する。その出力周
波数Lに対するA、N、Mの値をメモリ2に記憶する。
その3倍の高調波である2MHzを抽出する(N1 =
2、M1 =3)。図2の(b)では、D2 を1/3に分
周しその4倍の高調波である2MHzを抽出する(N2
=3、M2 =4)。図2の(c)では、D3 を1/4に
分周しその5倍の高調波である2MHzを抽出する(N
3 =4、M3 =5)。この図2の(a)、(b)、
(c)の出力周波数Lをスペクトラムアナライザ等で観
測し、スプリアスの少ないものを選択する。その出力周
波数Lに対するA、N、Mの値をメモリ2に記憶する。
【0029】図3で示すように、出力周波数Lでスプリ
アスの少なくなるものがある。図3の(a)では、出力
周波数Lでスプリアスが存在する例であり、図3の
(b)では、出力周波数Lでスプリアスが存在しない例
である。つまり、DDS3の出力には、スプリアスが存
在し、そのスプリアスは、分周比、逓倍数Mにより、B
PF6でカットすることができる場合がある。図3の
(a)、(b)の右端の図中の点線が、BPF6の通過
周波数特性を表す。この場合、図3の(a)のスプリア
スは通過周波数内にあり、出力周波数Lでスプリアスが
存在することになる。また、図3の(b)のスプリアス
は通過周波数外にあり、出力周波数Lでスプリアスが存
在しないことになる。
アスの少なくなるものがある。図3の(a)では、出力
周波数Lでスプリアスが存在する例であり、図3の
(b)では、出力周波数Lでスプリアスが存在しない例
である。つまり、DDS3の出力には、スプリアスが存
在し、そのスプリアスは、分周比、逓倍数Mにより、B
PF6でカットすることができる場合がある。図3の
(a)、(b)の右端の図中の点線が、BPF6の通過
周波数特性を表す。この場合、図3の(a)のスプリア
スは通過周波数内にあり、出力周波数Lでスプリアスが
存在することになる。また、図3の(b)のスプリアス
は通過周波数外にあり、出力周波数Lでスプリアスが存
在しないことになる。
【0030】次に100Hzステップで周波数を可変す
る場合で、出力周波数Lが2,000,100Hzの場
合の各値を記載する。図2の(a)に相当する場合で
は、D 1 =1.3334MHz、A1 =5726909
39、N1 =2、M1 =3となる。図2の(b)に相当
する場合では、D2 =1.500075MHz、A2 =
644277307、N2 =3、M2 =4となる。図2
の(c)に相当する場合では、D3 =1.600080
MHz、A3 =687229127、N3 =4、M3 =
5となる。このうちのどの組合せで、スプリアスが発生
しないか、スペクトラムアナライザで観測する。そし
て、L=2,000,100Hzに対する、A、N、M
の値を決定する。
る場合で、出力周波数Lが2,000,100Hzの場
合の各値を記載する。図2の(a)に相当する場合で
は、D 1 =1.3334MHz、A1 =5726909
39、N1 =2、M1 =3となる。図2の(b)に相当
する場合では、D2 =1.500075MHz、A2 =
644277307、N2 =3、M2 =4となる。図2
の(c)に相当する場合では、D3 =1.600080
MHz、A3 =687229127、N3 =4、M3 =
5となる。このうちのどの組合せで、スプリアスが発生
しないか、スペクトラムアナライザで観測する。そし
て、L=2,000,100Hzに対する、A、N、M
の値を決定する。
【0031】本発明では、外部制御可能なリプルカウン
タ5を分周器、および逓倍器として使用することが特徴
の一つである。本実施態様では、そのリプルカウンタ5
は通常に販売されている、例えばモトローラ社製の74
AC161Mが使用できる。また、逓倍数の高調波を抽
出するバンドパスフィルタ6は、バリキャップを使用す
る。制御電圧発生器7は、所定の電圧が設定されたアナ
ログスイッチ群からなる。制御部1が選択したアナログ
スイッチにより、その電圧がバリキャップに供給され、
バンドパスフィルタ6の通過周波数を可変することにな
る。
タ5を分周器、および逓倍器として使用することが特徴
の一つである。本実施態様では、そのリプルカウンタ5
は通常に販売されている、例えばモトローラ社製の74
AC161Mが使用できる。また、逓倍数の高調波を抽
出するバンドパスフィルタ6は、バリキャップを使用す
る。制御電圧発生器7は、所定の電圧が設定されたアナ
ログスイッチ群からなる。制御部1が選択したアナログ
スイッチにより、その電圧がバリキャップに供給され、
バンドパスフィルタ6の通過周波数を可変することにな
る。
【0032】
【発明の効果】以上説明した様に、DDS3の入力クロ
ック周波数が1つなので、クロック周波数n波とクロッ
ク周波数の切り替えが不要となる。また、DDS3に起
因しないスプリアス成分が減少するのでスプリアス対策
が容易となる。さらに、切り替え周波数が不要なため、
小型となり、コスト低減となる。
ック周波数が1つなので、クロック周波数n波とクロッ
ク周波数の切り替えが不要となる。また、DDS3に起
因しないスプリアス成分が減少するのでスプリアス対策
が容易となる。さらに、切り替え周波数が不要なため、
小型となり、コスト低減となる。
【図1】本発明の一実施態様を示すブロック図である。
【図2】本発明のDDS分周比、周波数設定値、リプル
カウンタの分周比、逓倍数の例を示す概念図である。
カウンタの分周比、逓倍数の例を示す概念図である。
【図3】スプリアスを低減する場合を示す概念図であ
る。
る。
【図4】従来例を示すブロック図である。
【図5】DDSを示すブロック図である。
1…制御部、2…メモリ、3…DDS、4…基準発振
器、5…リプルカウンタ、6…バンドパスフィルタ、7
…制御電圧発生器。
器、5…リプルカウンタ、6…バンドパスフィルタ、7
…制御電圧発生器。
Claims (1)
- 【請求項1】DDS(3)と、 該DDSの出力を分周し、かつ、1/N(Nは2以上の
整数)分周した周波数のM(Mは2以上の整数)倍の高
調波を発生させるリプルカウンタ(5)と、 該リプルカウンタの出力から所望のM倍の高調波成分を
抽出するための通過周波数が可変可能なバンドパスフィ
ルタ(6)と、 前記DDSの出力周波数と、該出力周波数に対して近傍
のスプリアスの少ないNおよびMの値を決定する制御部
(1)とを備えた信号発生装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27546196A JPH10107546A (ja) | 1996-09-26 | 1996-09-26 | 信号発生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27546196A JPH10107546A (ja) | 1996-09-26 | 1996-09-26 | 信号発生装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10107546A true JPH10107546A (ja) | 1998-04-24 |
Family
ID=17555864
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27546196A Pending JPH10107546A (ja) | 1996-09-26 | 1996-09-26 | 信号発生装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10107546A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103399604A (zh) * | 2013-08-23 | 2013-11-20 | 长沙敏源电子有限公司 | 一种微伏级交流信号产生装置 |
-
1996
- 1996-09-26 JP JP27546196A patent/JPH10107546A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103399604A (zh) * | 2013-08-23 | 2013-11-20 | 长沙敏源电子有限公司 | 一种微伏级交流信号产生装置 |
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