JPH10108709A - 靴用芯材 - Google Patents
靴用芯材Info
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- JPH10108709A JPH10108709A JP4308397A JP4308397A JPH10108709A JP H10108709 A JPH10108709 A JP H10108709A JP 4308397 A JP4308397 A JP 4308397A JP 4308397 A JP4308397 A JP 4308397A JP H10108709 A JPH10108709 A JP H10108709A
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- Japan
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- leather
- recycled leather
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- Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
- Treatment And Processing Of Natural Fur Or Leather (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 天然皮革の風合い、柔軟性、強度を有し、か
つ天然皮革よりも軽量で加工性に優れ、しかも、抗菌機
能を有する靴用芯材を提供する。 【解決手段】 タンニンなめし皮屑を乾式粉砕したタン
ニンなめし皮屑繊維を含有する再生皮革紙基紙に合成樹
脂を含浸してなる再生皮革紙からなる月型で、その再生
皮革紙基紙はタンニンなめし皮屑を水分12重量%以下
に調整後周速1,000m/分以上で、且つ回転刃と固
定刃のクリアランスを0.3mm〜0.5mmに設定し
て乾式粉砕機で粉砕し、さらに0.5mm〜1.5mm
径の丸穴スクリーンで乾式精選した皮屑繊維を抄造して
なり、天然セルロース繊維及び/又は合成繊維を含有
し、0.8重量%の以上のキトサンを担持し、重量当た
り0.5〜10重量%の発泡性樹脂を含有し、ガラス転
位温度−40℃〜+10℃の合成樹脂を5〜40重量%
担持し、又は、加圧圧縮処理してなる構成とした。
つ天然皮革よりも軽量で加工性に優れ、しかも、抗菌機
能を有する靴用芯材を提供する。 【解決手段】 タンニンなめし皮屑を乾式粉砕したタン
ニンなめし皮屑繊維を含有する再生皮革紙基紙に合成樹
脂を含浸してなる再生皮革紙からなる月型で、その再生
皮革紙基紙はタンニンなめし皮屑を水分12重量%以下
に調整後周速1,000m/分以上で、且つ回転刃と固
定刃のクリアランスを0.3mm〜0.5mmに設定し
て乾式粉砕機で粉砕し、さらに0.5mm〜1.5mm
径の丸穴スクリーンで乾式精選した皮屑繊維を抄造して
なり、天然セルロース繊維及び/又は合成繊維を含有
し、0.8重量%の以上のキトサンを担持し、重量当た
り0.5〜10重量%の発泡性樹脂を含有し、ガラス転
位温度−40℃〜+10℃の合成樹脂を5〜40重量%
担持し、又は、加圧圧縮処理してなる構成とした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は靴用芯材に関し、と
りわけ、再生皮革を用いた靴の踵部に使用する月型(カ
ウンター)などの靴用芯材に関するものである。
りわけ、再生皮革を用いた靴の踵部に使用する月型(カ
ウンター)などの靴用芯材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、靴には踵部の補強をするための
芯材が外皮と内皮との間に挟まれて介在する。この芯材
は、図11,12に示すように、靴の踵部の形状に沿う
一枚構成の月型20からなり、その両端部のエッジ部2
1,21は靴の底部からトップライン(足を挿入する穴
の周縁)にかけて踵部側の後方へ上縁22,22が傾斜
した三角形状をしている。23は略V字型の切欠部であ
り、これは当該部位で芯材が重なるのを防止するために
形成されている。
芯材が外皮と内皮との間に挟まれて介在する。この芯材
は、図11,12に示すように、靴の踵部の形状に沿う
一枚構成の月型20からなり、その両端部のエッジ部2
1,21は靴の底部からトップライン(足を挿入する穴
の周縁)にかけて踵部側の後方へ上縁22,22が傾斜
した三角形状をしている。23は略V字型の切欠部であ
り、これは当該部位で芯材が重なるのを防止するために
形成されている。
【0003】この月型20は、牛など動物の皮をなめし
たヌメと称される生皮のほか、ボール紙、ダンボール、
合成樹脂、若しくは布に糊を含浸させたものなどが従来
から用いられるているが、踵部の見栄えを良くし、しか
も足に最もフィットするためには、やはりヌメが最良で
あるとされてきた。
たヌメと称される生皮のほか、ボール紙、ダンボール、
合成樹脂、若しくは布に糊を含浸させたものなどが従来
から用いられるているが、踵部の見栄えを良くし、しか
も足に最もフィットするためには、やはりヌメが最良で
あるとされてきた。
【0004】しかしながら、従来のヌメは弾力性に乏し
く、熱に弱く、悪臭があり、踵を踏むと崩れて元に戻り
難くなり、熱で踵部の線が変化し易く、またヌメに浸み
こませた油が浸み出して靴の内面を汚す等の欠点があっ
た。そのうえ、ヌメを用いた靴は高価である。
く、熱に弱く、悪臭があり、踵を踏むと崩れて元に戻り
難くなり、熱で踵部の線が変化し易く、またヌメに浸み
こませた油が浸み出して靴の内面を汚す等の欠点があっ
た。そのうえ、ヌメを用いた靴は高価である。
【0005】しかも、靴の製造工程において、その外皮
と内皮を、トップラインを縫製してつなぎ、ついで踵部
の外皮と内皮との間に月型を挿入し、靴としての形を与
えるために木型に当て加熱処理して整形する(製甲と称
す)とき、月型の表裏面にそれぞれ熱硬化性の化学性接
着剤を塗布しているから、ホットプレス後において外皮
又は内皮にしわ、ひけやたれが発生することがある。
と内皮を、トップラインを縫製してつなぎ、ついで踵部
の外皮と内皮との間に月型を挿入し、靴としての形を与
えるために木型に当て加熱処理して整形する(製甲と称
す)とき、月型の表裏面にそれぞれ熱硬化性の化学性接
着剤を塗布しているから、ホットプレス後において外皮
又は内皮にしわ、ひけやたれが発生することがある。
【0006】このようなしわ、ひけやたれが発生する原
因としては、木型の踵部は円いために、木型に密着する
内皮の曲率と芯材を介在する外皮の曲率がそれぞれ異な
り、しかも外皮は比較的硬い皮素材からなるのに反し、
内皮は外皮よりも柔らかい皮素材からなるので、両者の
伸縮率が異なることに加え、月型の表裏両面に同じ性質
の接着剤を用いていることにあると思われる。
因としては、木型の踵部は円いために、木型に密着する
内皮の曲率と芯材を介在する外皮の曲率がそれぞれ異な
り、しかも外皮は比較的硬い皮素材からなるのに反し、
内皮は外皮よりも柔らかい皮素材からなるので、両者の
伸縮率が異なることに加え、月型の表裏両面に同じ性質
の接着剤を用いていることにあると思われる。
【0007】しかし、このしわ、ひけやたれは、鏝その
他の器具で修正することができないために、靴としての
外観的な見栄えを著しく損ない、したがって、商品とな
らない損失を伴うのである。
他の器具で修正することができないために、靴としての
外観的な見栄えを著しく損ない、したがって、商品とな
らない損失を伴うのである。
【0008】そのうえ、製甲時には、トップラインの内
皮を表皮よりも外部に突出させて帯状の耳部を残してお
き、その耳部を木型に固定するための釘やピン打ち(耳
止めと称す)に使用しているから、ホットプレス後はそ
の耳部を切除してトップラインを整形しなければならな
いが、トップラインは見栄えに最も影響するから、この
作業には熟練した職人芸を必要とする。この作業は現状
における靴の製造工程にあっては不可欠の工程となって
いる。すなわち、製甲後に木型で整形する際、外皮又は
内皮の一部を木型に固定しなければ満足な整形はできな
かった。
皮を表皮よりも外部に突出させて帯状の耳部を残してお
き、その耳部を木型に固定するための釘やピン打ち(耳
止めと称す)に使用しているから、ホットプレス後はそ
の耳部を切除してトップラインを整形しなければならな
いが、トップラインは見栄えに最も影響するから、この
作業には熟練した職人芸を必要とする。この作業は現状
における靴の製造工程にあっては不可欠の工程となって
いる。すなわち、製甲後に木型で整形する際、外皮又は
内皮の一部を木型に固定しなければ満足な整形はできな
かった。
【0009】そこで、ヌメの上記欠点を解決すべき月型
等の靴用芯材が提供されている(特許第1,052,7
44号 特公昭55−45120号公報参照)。また、
生皮からなる月型の表裏両面に水分含有率の異なる熱硬
化性接着剤を塗布し、又は、生皮からなる月型の裏面に
含浸紙を貼着してその表裏両面に水分含有率の異なる熱
硬化性接着剤を塗布してなる靴用芯材が提供されている
(特許第1,948,871号 特公平6−77524
号)。さらに、含浸紙のみで構成された月型を形成して
その表裏両面に水分含有率の異なる熱硬化性接着剤を塗
布してなる靴用芯材も提供されている(特許第1,96
7,930号 特公平6−93846号)。
等の靴用芯材が提供されている(特許第1,052,7
44号 特公昭55−45120号公報参照)。また、
生皮からなる月型の表裏両面に水分含有率の異なる熱硬
化性接着剤を塗布し、又は、生皮からなる月型の裏面に
含浸紙を貼着してその表裏両面に水分含有率の異なる熱
硬化性接着剤を塗布してなる靴用芯材が提供されている
(特許第1,948,871号 特公平6−77524
号)。さらに、含浸紙のみで構成された月型を形成して
その表裏両面に水分含有率の異なる熱硬化性接着剤を塗
布してなる靴用芯材も提供されている(特許第1,96
7,930号 特公平6−93846号)。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ごとき靴用芯材としての含浸紙は、畢竟、紙であるから
天然皮革の風合い、柔軟性及び強度を有するものという
には難がある。とりわけ、高級革靴等の芯材としてはや
はり皮革製の月型が最良である。
ごとき靴用芯材としての含浸紙は、畢竟、紙であるから
天然皮革の風合い、柔軟性及び強度を有するものという
には難がある。とりわけ、高級革靴等の芯材としてはや
はり皮革製の月型が最良である。
【0011】そこで本発明者等は、皮革産業で発生する
皮屑の有効利用の一環としての再生皮革に着目し、従来
技術がクロムなめし皮屑の有効利用法に重点がおかれて
いる現状に鑑み、抄紙用原料として利用した場合でも排
水中のクロム公害等の懸念のないタンニンなめし皮屑の
有効利用方法の開発の必要性を重視し、鋭意研究を重ね
てきた。
皮屑の有効利用の一環としての再生皮革に着目し、従来
技術がクロムなめし皮屑の有効利用法に重点がおかれて
いる現状に鑑み、抄紙用原料として利用した場合でも排
水中のクロム公害等の懸念のないタンニンなめし皮屑の
有効利用方法の開発の必要性を重視し、鋭意研究を重ね
てきた。
【0012】その結果、タンニンなめし皮屑は強靱な繊
維強度を有し、皮屑繊維を短繊維化して抄紙適性を付与
すれば非常に優れた再生皮革紙基紙(又は再生皮革紙)
を製造できることを見出した。
維強度を有し、皮屑繊維を短繊維化して抄紙適性を付与
すれば非常に優れた再生皮革紙基紙(又は再生皮革紙)
を製造できることを見出した。
【0013】しかしながら、タンニンなめし皮屑は、通
常の抄紙工程で用いられている湿式叩解処理では繊維が
スルメ状にタテ裂きになるのみで短繊維化されない。
常の抄紙工程で用いられている湿式叩解処理では繊維が
スルメ状にタテ裂きになるのみで短繊維化されない。
【0014】そのため本発明者等はタンニンなめし皮屑
の乾式粉砕法について鋭意研究した結果、皮屑原料の水
分を所定の範囲に調成して、該原料に所定の剪断力をか
けることにより、抄紙性に優れた皮屑繊維を用いて再生
皮革紙基紙を製造できることを見出した。
の乾式粉砕法について鋭意研究した結果、皮屑原料の水
分を所定の範囲に調成して、該原料に所定の剪断力をか
けることにより、抄紙性に優れた皮屑繊維を用いて再生
皮革紙基紙を製造できることを見出した。
【0015】そこで本発明は、上記再生皮革紙基紙を用
いて、天然皮革の風合い、柔軟性、強度を有し、かつ天
然皮革よりも軽量で加工性に優れ、しかも、抗菌機能を
有する靴用芯材を提供する。
いて、天然皮革の風合い、柔軟性、強度を有し、かつ天
然皮革よりも軽量で加工性に優れ、しかも、抗菌機能を
有する靴用芯材を提供する。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明に係る月型等の靴
用芯材は、タンニンなめし皮屑を乾式粉砕したタンニン
なめし皮屑繊維を含有する再生皮革紙基紙に合成樹脂を
含浸してなる再生皮革紙からなることを特徴とするもの
で、その再生皮革紙基紙がタンニンなめし皮屑を水分1
2重量%以下に調整後周速1,000m/分以上で、且
つ回転刃と固定刃のクリアランスを0.3mm〜0.5
mmに設定して乾式粉砕機で粉砕し、さらに0.5mm
〜1.5mm径の丸穴スクリーンで乾式精選してなる皮
屑繊維からなることを特徴とする。そして、この再生皮
革紙基紙が天然セルロース繊維及び/又は合成繊維を含
有することを特徴とし、この場合の合成繊維は熱融着性
繊維であることを特徴とする。
用芯材は、タンニンなめし皮屑を乾式粉砕したタンニン
なめし皮屑繊維を含有する再生皮革紙基紙に合成樹脂を
含浸してなる再生皮革紙からなることを特徴とするもの
で、その再生皮革紙基紙がタンニンなめし皮屑を水分1
2重量%以下に調整後周速1,000m/分以上で、且
つ回転刃と固定刃のクリアランスを0.3mm〜0.5
mmに設定して乾式粉砕機で粉砕し、さらに0.5mm
〜1.5mm径の丸穴スクリーンで乾式精選してなる皮
屑繊維からなることを特徴とする。そして、この再生皮
革紙基紙が天然セルロース繊維及び/又は合成繊維を含
有することを特徴とし、この場合の合成繊維は熱融着性
繊維であることを特徴とする。
【0017】また、再生皮革紙基紙が0.8重量%以上
のキトサンを担持することを特徴とし、再生皮革紙基紙
重量当たり0.5〜10重量%の発泡性樹脂を含有する
ことを特徴とし、再生皮革紙基紙にガラス転位温度−4
0℃〜+10℃の合成樹脂を5〜40重量%担持させた
ことを特徴とし、又は、再生皮革紙を加圧圧縮処理した
ことを特徴とする。
のキトサンを担持することを特徴とし、再生皮革紙基紙
重量当たり0.5〜10重量%の発泡性樹脂を含有する
ことを特徴とし、再生皮革紙基紙にガラス転位温度−4
0℃〜+10℃の合成樹脂を5〜40重量%担持させた
ことを特徴とし、又は、再生皮革紙を加圧圧縮処理した
ことを特徴とする。
【0018】さらに、再生皮革紙の少なくとも片面にヌ
メを貼着してなることを特徴とし、再生皮革紙の少なく
とも片面に含浸紙を貼着してなることを特徴とし、又
は、再生皮革紙の片面にヌメを、他の片面に含浸紙を、
それぞれ貼着してなることを特徴とする。この場合の含
浸紙は木材パルプ単独を抄造した原紙、木材パルプと皮
屑を混抄した原紙、又は、木材パルプと皮屑及び合成繊
維を混抄した原紙を、SBR系合成ラテックス又はアク
リル系を主とした配合樹脂剤にディッピング樹脂加工で
樹脂を含浸し、かつ、乾燥させてなるものである。
メを貼着してなることを特徴とし、再生皮革紙の少なく
とも片面に含浸紙を貼着してなることを特徴とし、又
は、再生皮革紙の片面にヌメを、他の片面に含浸紙を、
それぞれ貼着してなることを特徴とする。この場合の含
浸紙は木材パルプ単独を抄造した原紙、木材パルプと皮
屑を混抄した原紙、又は、木材パルプと皮屑及び合成繊
維を混抄した原紙を、SBR系合成ラテックス又はアク
リル系を主とした配合樹脂剤にディッピング樹脂加工で
樹脂を含浸し、かつ、乾燥させてなるものである。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施例を図を参照
して説明する。本発明の靴用芯材は、図1に示すよう
に、靴の踵部に沿う形状をした月型2からなる芯材1で
ある。この芯材1は、図2に示した月型2に再生皮革紙
を打ち抜いて形成され、それを木型で踵部の形状に加圧
・加熱して成形加工することにより湾曲内面3と湾曲内
面4を形成したもので、製甲時において湾曲内面3は内
皮と、湾曲外面4は外皮と接触するように、靴の内皮と
外皮との間に挟み込まれる。この月型2の周辺部は、図
9に示すように、バンドナイフ若しくはコバ漉機で切削
・研磨して、断面が先細となる舌片部2aとして形成さ
れている。
して説明する。本発明の靴用芯材は、図1に示すよう
に、靴の踵部に沿う形状をした月型2からなる芯材1で
ある。この芯材1は、図2に示した月型2に再生皮革紙
を打ち抜いて形成され、それを木型で踵部の形状に加圧
・加熱して成形加工することにより湾曲内面3と湾曲内
面4を形成したもので、製甲時において湾曲内面3は内
皮と、湾曲外面4は外皮と接触するように、靴の内皮と
外皮との間に挟み込まれる。この月型2の周辺部は、図
9に示すように、バンドナイフ若しくはコバ漉機で切削
・研磨して、断面が先細となる舌片部2aとして形成さ
れている。
【0020】月型2は再生皮革紙の1枚構成に限定され
るものではなく、2枚又は3枚の張り合わせからなる層
状構成としてもよい。再生皮革紙基紙は、タンニンなめ
し皮屑を乾式粉砕したタンニンなめし皮屑繊維を含有す
るものであって、タンニンなめし皮屑を水分12重量%
以下に調整後周速1,000m/分以上で、且つ回転刃
と固定刃のクリアランスを0.3mm〜0.5mmに設
定して乾式粉砕機で粉砕し、さらに0.5mm〜1.5
mm径の丸穴スクリーンで乾式精選した皮屑繊維をスラ
リー化し抄造したものからなる。この再生皮革紙基紙は
天然セルロース繊維及び/又は合成繊維を含有すること
も良く、その場合の合成繊維は熱融着性繊維である。
るものではなく、2枚又は3枚の張り合わせからなる層
状構成としてもよい。再生皮革紙基紙は、タンニンなめ
し皮屑を乾式粉砕したタンニンなめし皮屑繊維を含有す
るものであって、タンニンなめし皮屑を水分12重量%
以下に調整後周速1,000m/分以上で、且つ回転刃
と固定刃のクリアランスを0.3mm〜0.5mmに設
定して乾式粉砕機で粉砕し、さらに0.5mm〜1.5
mm径の丸穴スクリーンで乾式精選した皮屑繊維をスラ
リー化し抄造したものからなる。この再生皮革紙基紙は
天然セルロース繊維及び/又は合成繊維を含有すること
も良く、その場合の合成繊維は熱融着性繊維である。
【0021】さらに、この再生皮革紙基紙は、0.8重
量%以上のキトサンを担持することもよく、その場合は
抗菌性を帯びる。さらに、この再生皮革紙基紙は、重量
当たり0.5〜10重量%の発泡性樹脂を含有すること
もよく、その場合は柔軟性や軽量性を発揮する。また、
この再生皮革紙基紙にガラス転位温度−40℃〜+10
℃の合成樹脂を5〜40重量%担持させて再生皮革紙と
するが、この処理により機械的強度と打ち抜き性、エン
ボス性、焼き印性を付与できる。該再生皮革紙を加圧圧
縮処理すると密度、平滑度が向上し、剛度が低下して皮
革の風合いが増す。
量%以上のキトサンを担持することもよく、その場合は
抗菌性を帯びる。さらに、この再生皮革紙基紙は、重量
当たり0.5〜10重量%の発泡性樹脂を含有すること
もよく、その場合は柔軟性や軽量性を発揮する。また、
この再生皮革紙基紙にガラス転位温度−40℃〜+10
℃の合成樹脂を5〜40重量%担持させて再生皮革紙と
するが、この処理により機械的強度と打ち抜き性、エン
ボス性、焼き印性を付与できる。該再生皮革紙を加圧圧
縮処理すると密度、平滑度が向上し、剛度が低下して皮
革の風合いが増す。
【0022】また、図3,4に示すように、再生皮革紙
からなる月型2は、少なくとも片面にヌメ5又は合成樹
脂と紙からなる含浸紙6が接着剤7で貼着されている。
貼着すべき片面は必要により湾曲内面3又は湾曲外面4
の両方又はそれらのいずれでもよい。また、ヌメ5又は
含浸紙6に代えて再生皮革紙そのものからなるものでも
よい。ヌメ5又は含浸紙6若しくはこれらに代わる再生
皮革紙は局所的な強靭性又は耐摩滅性が向上する。接着
剤7としては、例えばポリゾール等が用いられる。
からなる月型2は、少なくとも片面にヌメ5又は合成樹
脂と紙からなる含浸紙6が接着剤7で貼着されている。
貼着すべき片面は必要により湾曲内面3又は湾曲外面4
の両方又はそれらのいずれでもよい。また、ヌメ5又は
含浸紙6に代えて再生皮革紙そのものからなるものでも
よい。ヌメ5又は含浸紙6若しくはこれらに代わる再生
皮革紙は局所的な強靭性又は耐摩滅性が向上する。接着
剤7としては、例えばポリゾール等が用いられる。
【0023】月型2と含浸紙6又はこれらに代わる再生
皮革紙の結合した肉厚は従来の月型の肉厚の約2分の1
である。そして、ヌメ5、含浸紙6又はこれらに代わる
再生皮革紙の周辺部から月型2の周辺部を、図10に示
すように、バンドナイフ若しくはコバ漉機で切削・研磨
して、断面が先細となる舌片部2aとして形成されてい
る。したがって、ヌメ5又は含浸紙6若しくはこれらに
代わる再生皮革紙は月型2よりも小さいものとなる。
皮革紙の結合した肉厚は従来の月型の肉厚の約2分の1
である。そして、ヌメ5、含浸紙6又はこれらに代わる
再生皮革紙の周辺部から月型2の周辺部を、図10に示
すように、バンドナイフ若しくはコバ漉機で切削・研磨
して、断面が先細となる舌片部2aとして形成されてい
る。したがって、ヌメ5又は含浸紙6若しくはこれらに
代わる再生皮革紙は月型2よりも小さいものとなる。
【0024】ヌメ5は従来法によりなめした生皮であ
り、含浸紙6は、木材パルプ単独を抄造した原紙、木材
パルプと皮屑を混抄した原紙、又は、木材パルプと皮屑
及び合成繊維を混抄した原紙を、SBR系合成ラテック
ス又はアクリル系を主とした配合樹脂剤にディッピング
樹脂加工で樹脂を含浸し、かつ、乾燥させた含浸紙から
月型を形成し、該月型の片面に木材パルプ単独を抄造し
た原紙をSBR系合成ラテックス配合剤にディッピング
樹脂加工で樹脂を含浸し、かつ、乾燥させた含浸紙を貼
り合わせてなるものでもよい。したがって、この場合の
月型2は形状としては図1,2のものとほぼ同じ構成と
なる。なお、成分比は、木材パルプ(バージン主体)8
5パーセントから60パーセントに対し、上記樹脂15
パーセントから40パーセントである。
り、含浸紙6は、木材パルプ単独を抄造した原紙、木材
パルプと皮屑を混抄した原紙、又は、木材パルプと皮屑
及び合成繊維を混抄した原紙を、SBR系合成ラテック
ス又はアクリル系を主とした配合樹脂剤にディッピング
樹脂加工で樹脂を含浸し、かつ、乾燥させた含浸紙から
月型を形成し、該月型の片面に木材パルプ単独を抄造し
た原紙をSBR系合成ラテックス配合剤にディッピング
樹脂加工で樹脂を含浸し、かつ、乾燥させた含浸紙を貼
り合わせてなるものでもよい。したがって、この場合の
月型2は形状としては図1,2のものとほぼ同じ構成と
なる。なお、成分比は、木材パルプ(バージン主体)8
5パーセントから60パーセントに対し、上記樹脂15
パーセントから40パーセントである。
【0025】皮屑は勿論天然素材であるが、靴や革鞄そ
の他の皮材料を素材とする分野において端材として廃棄
されるものを廃物利用したシェービング屑で、そのシェ
ービング屑を粉砕機にて粉砕し繊維状に解繊したもの
(コラーゲン繊維)である。この皮屑の混抄率は、対木
材パルプ比が10〜90%の範囲内で幾らでもよいが、
望ましくは対木材パルプ比が50%以上が良好である。
この皮屑混抄の原紙から得られる月型は、成型性に優
れ、足にフィットし易いことが、実施テストの結果判明
した。
の他の皮材料を素材とする分野において端材として廃棄
されるものを廃物利用したシェービング屑で、そのシェ
ービング屑を粉砕機にて粉砕し繊維状に解繊したもの
(コラーゲン繊維)である。この皮屑の混抄率は、対木
材パルプ比が10〜90%の範囲内で幾らでもよいが、
望ましくは対木材パルプ比が50%以上が良好である。
この皮屑混抄の原紙から得られる月型は、成型性に優
れ、足にフィットし易いことが、実施テストの結果判明
した。
【0026】合成繊維はその種類を問わないが、皮屑同
様に端材として廃棄されるものを廃物利用し、その端材
を解繊して使用する。そしてこの合成繊維は対木材及び
皮屑比が上限15%、好ましくは5〜8%である。この
合成繊維を混抄した原紙からら得られる原紙は、樹脂加
工する際、含浸樹脂剤の浸透性が良好となり、樹脂が均
一化することが実施テストの結果判明した。
様に端材として廃棄されるものを廃物利用し、その端材
を解繊して使用する。そしてこの合成繊維は対木材及び
皮屑比が上限15%、好ましくは5〜8%である。この
合成繊維を混抄した原紙からら得られる原紙は、樹脂加
工する際、含浸樹脂剤の浸透性が良好となり、樹脂が均
一化することが実施テストの結果判明した。
【0027】なお、上記芯材1の変形例を図5〜図8に
示す。図5,6は図1,2のものの変形例であり、図
7,8は図3,4のものの変形例である。これらの芯材
1の月型2は両端部のエッジ部12,12が逆三角形切
断形成されている。すなわち、エッジ部12の端縁13
が、前記従来例とは逆に踵部側の後方へ傾斜している。
その他の構成は前例と同じである。このようなエッジ部
12を成形することにより、製甲時に、足の土踏まず側
の内皮にしわが寄ることがなくなる。
示す。図5,6は図1,2のものの変形例であり、図
7,8は図3,4のものの変形例である。これらの芯材
1の月型2は両端部のエッジ部12,12が逆三角形切
断形成されている。すなわち、エッジ部12の端縁13
が、前記従来例とは逆に踵部側の後方へ傾斜している。
その他の構成は前例と同じである。このようなエッジ部
12を成形することにより、製甲時に、足の土踏まず側
の内皮にしわが寄ることがなくなる。
【0028】
【実施例】以下に再生皮革紙基紙に関する実施例を挙げ
て本発明をより具体的に説明する。各実施例及び比較例
において%は、重量%を意味する。
て本発明をより具体的に説明する。各実施例及び比較例
において%は、重量%を意味する。
【0029】(タンニンなめし皮屑繊維の製造) 実施例1 水分8%のタンニンなめし牛皮屑を周速1,200m/
分、固定刃と回転刃のクリアランスを0.4mm、スク
リーン目穴径0.6mmφにセットしたロータリーカッ
ター〔(株)ホーライ社メッシュミルHA2542〕で
粉砕し、皮屑繊維を製造した。
分、固定刃と回転刃のクリアランスを0.4mm、スク
リーン目穴径0.6mmφにセットしたロータリーカッ
ター〔(株)ホーライ社メッシュミルHA2542〕で
粉砕し、皮屑繊維を製造した。
【0030】この時の皮屑繊維の生産レートをチェック
し、得られた皮屑繊維の繊維長(平均繊維長と繊維長分
布、以下同様)とフリーネスを測定した。
し、得られた皮屑繊維の繊維長(平均繊維長と繊維長分
布、以下同様)とフリーネスを測定した。
【0031】実施例2 スクリーン目穴径を1.4mmφにセットした以外は実
施例1と同様に皮居繊維を製造した。
施例1と同様に皮居繊維を製造した。
【0032】この時の皮屑繊維の生産レートをチェック
し、得られた皮屑繊維の繊維長とフリーネスを測定し
た。
し、得られた皮屑繊維の繊維長とフリーネスを測定し
た。
【0033】実施例3 水分を2%にした以外は実施例1と同様に皮屑繊維を製
造した。
造した。
【0034】この時の皮屑繊維の生産レートをチェック
し、得られた皮屑繊維の繊維長とフリーネスを測定し
た。
し、得られた皮屑繊維の繊維長とフリーネスを測定し
た。
【0035】参考例1 タンニンなめし牛皮屑の水分を12%にした以外は実施
例1と同様に皮屑繊維を製造した。
例1と同様に皮屑繊維を製造した。
【0036】この時の皮屑繊維の生産レートをチェック
し、得られた皮屑繊維の繊維長とフリーネスを測定し
た。
し、得られた皮屑繊維の繊維長とフリーネスを測定し
た。
【0037】参考例2 周速を800m/分にした以外は実施例1と同様に皮屑
繊維を製造した。
繊維を製造した。
【0038】この時の皮屑繊維の生産レートをチェック
し、得られた皮屑繊維の繊維長とフリーネスを測定し
た。
し、得られた皮屑繊維の繊維長とフリーネスを測定し
た。
【0039】参考例3 クリアランスを0.6mmにした以外は実施例1と同様
に皮屑繊維を製造した。
に皮屑繊維を製造した。
【0040】この時の皮屑繊維の生産レートをチェック
し、得られた皮屑繊維の繊維長とフリーネスを測定し
た。
し、得られた皮屑繊維の繊維長とフリーネスを測定し
た。
【0041】比較例1 クリアランスを0.2mmにした以外は実施例1と同様
に皮屑繊維を製造した。
に皮屑繊維を製造した。
【0042】この時の皮屑繊維の生産レートをチェック
し、得られた皮屑繊維の繊維長とフリーネスを測定し
た。
し、得られた皮屑繊維の繊維長とフリーネスを測定し
た。
【0043】比較例2、3 スクリーン目穴径を0.4mmφ、2.0mmφにした
以外は実施例1と同様に皮屑繊維を製造した。
以外は実施例1と同様に皮屑繊維を製造した。
【0044】この時の皮屑繊維の生産レートをチェック
し、得られた皮屑繊維の繊維長とフリーネスを測定し
た。
し、得られた皮屑繊維の繊維長とフリーネスを測定し
た。
【0045】なお、実施例1〜3,参考例1〜3、比較
例1〜3で得られた皮屑繊維の生産レートのチェック及
び繊維長とフリーネスの測定は以下の要領で行った。
例1〜3で得られた皮屑繊維の生産レートのチェック及
び繊維長とフリーネスの測定は以下の要領で行った。
【0046】(生産レートのチェック)皮屑繊維の生産
レートのチェックは、ロータリーカッターで処理した単
位時間当たりの皮屑繊維の生産重量を測定して算出し
た。
レートのチェックは、ロータリーカッターで処理した単
位時間当たりの皮屑繊維の生産重量を測定して算出し
た。
【0047】(フリーネスの測定)皮屑繊維を絶乾3g
秤量し、20℃の水1リッターに懸濁し、1時間放置し
て皮屑繊維を吸水させた。その後定法に従い、TAPP
IスタンダードT227に基づきフリーネス試験機(カ
ナディアン スタンダード フリーネス テスター、東
西精器社製)により測定した。
秤量し、20℃の水1リッターに懸濁し、1時間放置し
て皮屑繊維を吸水させた。その後定法に従い、TAPP
IスタンダードT227に基づきフリーネス試験機(カ
ナディアン スタンダード フリーネス テスター、東
西精器社製)により測定した。
【0048】(繊維長分布の測定)上記フリーネス測定
時と同様にして皮屑繊維を吸水処理したのち、皮屑繊維
の繊維長分布(24メッシュon、150メッシュpa
ss)は、TAPPIスタンダードT233に基づき、
バウアーマックネット式篩分試験機(東西精器社製)に
より測定した。
時と同様にして皮屑繊維を吸水処理したのち、皮屑繊維
の繊維長分布(24メッシュon、150メッシュpa
ss)は、TAPPIスタンダードT233に基づき、
バウアーマックネット式篩分試験機(東西精器社製)に
より測定した。
【0049】(重量平均繊維長の測定)繊維の重量平均
繊維長は、カヤニ(Kajaani)繊維長分布測定機
FS−200(バルメットオートメーション社製)によ
り測定した。
繊維長は、カヤニ(Kajaani)繊維長分布測定機
FS−200(バルメットオートメーション社製)によ
り測定した。
【0050】各測定結果は表1に示す。
【0051】
【表1】
【0052】(タンニンなめし皮屑繊維の性状)次に、
実施例1、2、参考例3、比較例2で得られた皮屑繊維
を60重量%、フリーネス600mlのNBKPを40
重量%配合し、原料濃度を0.15重量%にして、原料
の分散状況を観察した後、角型シートマシンで450g
/m2の手抄シートを作成し、シートの引張強度を測定
した。尚地合は目視で観察した。
実施例1、2、参考例3、比較例2で得られた皮屑繊維
を60重量%、フリーネス600mlのNBKPを40
重量%配合し、原料濃度を0.15重量%にして、原料
の分散状況を観察した後、角型シートマシンで450g
/m2の手抄シートを作成し、シートの引張強度を測定
した。尚地合は目視で観察した。
【0053】(引張強度の測定)上記手抄シートの引張
強度はJIS−P−8113に従って測定した。
強度はJIS−P−8113に従って測定した。
【0054】測定に用いる試料の形状は各シート共15
mm(巾)×150mm(長さ)、試験始めの両つかみ
間の長さを100mmとし、引張速度を20mm/分と
した。
mm(巾)×150mm(長さ)、試験始めの両つかみ
間の長さを100mmとし、引張速度を20mm/分と
した。
【0055】結果を表2に示す。
【0056】
【表2】
【0057】(評価)表1から明らかなように、参考例
1は皮屑の水分が高く、スクリーンの通過が悪いので生
産レートが落ちるが、皮屑繊維の性状は良好である。
1は皮屑の水分が高く、スクリーンの通過が悪いので生
産レートが落ちるが、皮屑繊維の性状は良好である。
【0058】参考例2はロータリーカッターの周速が遅
く、剪断力が小さいので繊維長が長く、特に24メッシ
ュon分が増大する。
く、剪断力が小さいので繊維長が長く、特に24メッシ
ュon分が増大する。
【0059】比較例1は固定刃と回転刃のクリアランス
が小さいため、繊維長が短かすぎ、皮屑繊維の性能が劣
る。
が小さいため、繊維長が短かすぎ、皮屑繊維の性能が劣
る。
【0060】参考例3は固定刃と回転刃のクリアランス
が大きすぎるため、剪断力が小さくなり、繊維長が長
い。このため、そのままでは24メッシュon分が増大
し、抄紙性が劣る。
が大きすぎるため、剪断力が小さくなり、繊維長が長
い。このため、そのままでは24メッシュon分が増大
し、抄紙性が劣る。
【0061】比較例2はスクリーン目穴が小さく、生産
レートが落ち、短繊維化するため、望ましくない。
レートが落ち、短繊維化するため、望ましくない。
【0062】比較例3はスクリーン目穴が大きすぎ、長
繊維化する。特に24メッシュon成分が増大する。
繊維化する。特に24メッシュon成分が増大する。
【0063】これら参考例、比較例に対し、実施例1〜
3は生産レートも高く、皮屑繊維長も木材パルプに近似
している。更に繊維長分布も24メッシュon、150
メッシュpass分が共に少なく良好である。
3は生産レートも高く、皮屑繊維長も木材パルプに近似
している。更に繊維長分布も24メッシュon、150
メッシュpass分が共に少なく良好である。
【0064】従って、本発明により製造された皮屑繊維
は繊維長が1mm〜2mm位と木材パルプの繊維長に近
似し、長繊維、短繊維分が少なく、濾水性が高いので優
れた抄紙適性を有する。
は繊維長が1mm〜2mm位と木材パルプの繊維長に近
似し、長繊維、短繊維分が少なく、濾水性が高いので優
れた抄紙適性を有する。
【0065】手抄シートについては表2から明らかなよ
うに、参考例3は皮屑繊維の繊維長が長すぎるためシー
トの地合が悪く、引張強度も低い。
うに、参考例3は皮屑繊維の繊維長が長すぎるためシー
トの地合が悪く、引張強度も低い。
【0066】比較例2は短繊維が多いため引張強度が低
い。
い。
【0067】一方実施例1〜2はシートの地合が良く、
引張強度も高く、良好なシートが得られた。
引張強度も高く、良好なシートが得られた。
【0068】(再生皮革紙基紙の試作) 実施例4 実施例1で製造した吸水処理後のタンニンなめし皮屑繊
維を使用し、皮屑繊維60%、熱融着性繊維20%、N
BKP20%(フリーネス600ml)を配合して抄紙
原料とし、抄紙用薬品として乾燥紙力増強剤を0.2
%、湿潤紙力増強剤を0.3%添加して再生皮革紙基紙
を試抄した。
維を使用し、皮屑繊維60%、熱融着性繊維20%、N
BKP20%(フリーネス600ml)を配合して抄紙
原料とし、抄紙用薬品として乾燥紙力増強剤を0.2
%、湿潤紙力増強剤を0.3%添加して再生皮革紙基紙
を試抄した。
【0069】上記熱融着繊維及び各使用薬品は以下の通
り。
り。
【0070】1.熱融着性繊維はチッソEA842(登
録商標:チッソ(株)製)繊維径3デニール、繊維長3
mmを使用。
録商標:チッソ(株)製)繊維径3デニール、繊維長3
mmを使用。
【0071】2.抄紙用薬品について乾式紙力増強剤は
ポリストロンPS191(登録商標:荒川化学工業
(株)製)、湿潤紙力増強剤はユーラミンP−5600
(登録商標:三井東圧化学(株)製)を使用。
ポリストロンPS191(登録商標:荒川化学工業
(株)製)、湿潤紙力増強剤はユーラミンP−5600
(登録商標:三井東圧化学(株)製)を使用。
【0072】得られた再生皮革紙基紙の品質を表3に示
す。
す。
【0073】
【表3】
【0074】表3より、本発明に係わる実施例1のタン
ニンなめし皮屑繊維は原料の分散が良いため基紙の地合
が良く、更に引張強度も高く、再生皮革紙基紙用原料と
して適することが判る。
ニンなめし皮屑繊維は原料の分散が良いため基紙の地合
が良く、更に引張強度も高く、再生皮革紙基紙用原料と
して適することが判る。
【0075】なお、再生皮革紙基紙及びその製造方法は
前記の実施例に限定されない。
前記の実施例に限定されない。
【0076】(タンニンなめし皮屑繊維のスラリー化)
次に本発明の皮屑繊維スラリー化方法の実施例を説明す
る。前記各実施例等の場合と同様に、以下の実施例及び
比較例において、%は重量%を意味する。
次に本発明の皮屑繊維スラリー化方法の実施例を説明す
る。前記各実施例等の場合と同様に、以下の実施例及び
比較例において、%は重量%を意味する。
【0077】実施例5 実施例1で製造した皮屑繊維を速度可変の攪拌機にて濃
度3.0%に調節し、攪拌機の攪拌羽根の周速50m/
分、攪拌時間5分で離解して皮屑繊維のスラリーを製造
した。
度3.0%に調節し、攪拌機の攪拌羽根の周速50m/
分、攪拌時間5分で離解して皮屑繊維のスラリーを製造
した。
【0078】この時の攪拌羽根先端の回転走行長は25
0mである。得られた皮屑繊維スラリーについてフリー
ネスを測定、皮屑繊維の分散状況及びヨレをチェックし
て抄紙原料としての適性を評価した。
0mである。得られた皮屑繊維スラリーについてフリー
ネスを測定、皮屑繊維の分散状況及びヨレをチェックし
て抄紙原料としての適性を評価した。
【0079】実施例6 攪拌機の攪拌羽根の周速を500m/分にした以外は実
施例5と同様に皮屑繊維スラリーを製造し同様の評価を
した。
施例5と同様に皮屑繊維スラリーを製造し同様の評価を
した。
【0080】実施例7 攪拌時間を10分とした以外は実施例6と同様に皮屑繊
維スラリーを製造し、同様に評価した。
維スラリーを製造し、同様に評価した。
【0081】比較例4 皮屑繊維を濃度5%に調節した以外は実施例5と同様に
皮屑繊維スラリーを製造し、同様の評価をした。
皮屑繊維スラリーを製造し、同様の評価をした。
【0082】比較例5 皮屑繊維を濃度5%に調節し、攪拌機の周速を500m
/分にした以外は実施例5と同様に皮屑繊維スラリーを
製造し、同様の評価をした。
/分にした以外は実施例5と同様に皮屑繊維スラリーを
製造し、同様の評価をした。
【0083】比較例6 攪拌機の周速を40m/分にした以外は実施例5と同様
に皮屑繊維スラリーを製造し、同様の評価をした。
に皮屑繊維スラリーを製造し、同様の評価をした。
【0084】比較例7 攪拌機の周速を550m/分にした以外は実施例5と同
様に皮屑繊維スラリーを製造し、同様の評価をした。
様に皮屑繊維スラリーを製造し、同様の評価をした。
【0085】比較例8 攪拌時間を3分にした以外は実施例5と同様に皮屑繊維
スラリーを製造し、同様の評価をした。
スラリーを製造し、同様の評価をした。
【0086】比較例9 攪拌時間を120分にした以外は実施例5と同様に皮屑
繊維スラリーを製造し、同様の評価をした。
繊維スラリーを製造し、同様の評価をした。
【0087】(測定法)なお、実施例5〜7、比較例4
〜9で得られた皮屑繊維スラリーのフリーネスの測定及
び、繊維分散状況、繊維ヨレ状況のチェックは以下の要
領で行った。
〜9で得られた皮屑繊維スラリーのフリーネスの測定及
び、繊維分散状況、繊維ヨレ状況のチェックは以下の要
領で行った。
【0088】皮屑繊維のフリーネスは、TAPPIスタ
ンダードT227に基づきフリーネス試験機(カナディ
アン スタンダード フリーネス テスター、東西精器
社製)により測定した。
ンダードT227に基づきフリーネス試験機(カナディ
アン スタンダード フリーネス テスター、東西精器
社製)により測定した。
【0089】皮屑繊維スラリーの繊維分散及びヨレの発
生状況はスラリーを約0.1重量%濃度に希釈した水中
での分散状況を目視で観察した。
生状況はスラリーを約0.1重量%濃度に希釈した水中
での分散状況を目視で観察した。
【0090】これらの結果を表4に示す。
【0091】
【表4】
【0092】(評価)表4から明らかなように、実施例
5〜7ではフリーネスが200Cml以上であり、分散
良好で、ヨレのないスラリーが得られる。
5〜7ではフリーネスが200Cml以上であり、分散
良好で、ヨレのないスラリーが得られる。
【0093】これに対して、比較例4、比較例5は皮屑
繊維スラリーの濃度が高いため攪拌できない(比較例
4)か、あるいはフリーネス低下、ヨレを起こす(比較
例5)。また、比較例6も攪拌機の周速が遅いため攪拌
できない。
繊維スラリーの濃度が高いため攪拌できない(比較例
4)か、あるいはフリーネス低下、ヨレを起こす(比較
例5)。また、比較例6も攪拌機の周速が遅いため攪拌
できない。
【0094】比較例7は皮屑繊維スラリー化時の攪拌機
の周速が早く、繊維の損傷が急速にすすみ、フリーネス
が低下して濾水性が悪化している。
の周速が早く、繊維の損傷が急速にすすみ、フリーネス
が低下して濾水性が悪化している。
【0095】比較例8は攪拌時間が短いため攪拌羽根の
走行長不足で攪拌が不充分である。
走行長不足で攪拌が不充分である。
【0096】比較例9は過攪拌にて濾水性が悪化してい
る。
る。
【0097】(再生皮革紙基紙の作成) 実施例8 パイン、スプルース材を主原料とした針葉樹晒クラフト
パルプ(NBKP)を離解後、実験室用ビーターでフリ
ーネス600mlまで叩解してパルプ原料を調成し、N
BKPを再生皮革紙基紙の全重量当たり20重量%、実
施例1で作成したタンニンなめし皮屑繊維を再生皮革紙
基紙の全重量当たり60重量%、熱融着繊維(EA84
2、チッソ社製、繊維径3デニール×繊維長3mm)を
全量当たり20重量%になるように繊維原料を配合し
た。かかる繊維原料に乾燥紙力増強剤としてポリストロ
ン191(荒川化学工業社製)を対基紙全重量当たり
0.2%、湿潤紙力増強剤としてユーラミンP−560
0(三井東圧化学社製)を対基紙全重量当たり0.3
%、発泡剤としてF−30D(松本油脂社製)を対基紙
全重量当たり5%になるように配合して紙料を調整した
後、濃度3%にて攪拌機の攪拌羽根の周速400m/分
で10分間攪拌して紙料のフリーネスを370mlと
し、この完成紙料を使用して手抄マシンで坪量300g
/m2の再生皮革紙基紙を作成した。該基紙を120℃
で1分間乾燥し、発泡処理を施した。(以下同様にして
発泡処理した。)尚、発泡処理後の基紙密度は0.2g
/cm3であった。
パルプ(NBKP)を離解後、実験室用ビーターでフリ
ーネス600mlまで叩解してパルプ原料を調成し、N
BKPを再生皮革紙基紙の全重量当たり20重量%、実
施例1で作成したタンニンなめし皮屑繊維を再生皮革紙
基紙の全重量当たり60重量%、熱融着繊維(EA84
2、チッソ社製、繊維径3デニール×繊維長3mm)を
全量当たり20重量%になるように繊維原料を配合し
た。かかる繊維原料に乾燥紙力増強剤としてポリストロ
ン191(荒川化学工業社製)を対基紙全重量当たり
0.2%、湿潤紙力増強剤としてユーラミンP−560
0(三井東圧化学社製)を対基紙全重量当たり0.3
%、発泡剤としてF−30D(松本油脂社製)を対基紙
全重量当たり5%になるように配合して紙料を調整した
後、濃度3%にて攪拌機の攪拌羽根の周速400m/分
で10分間攪拌して紙料のフリーネスを370mlと
し、この完成紙料を使用して手抄マシンで坪量300g
/m2の再生皮革紙基紙を作成した。該基紙を120℃
で1分間乾燥し、発泡処理を施した。(以下同様にして
発泡処理した。)尚、発泡処理後の基紙密度は0.2g
/cm3であった。
【0098】実施例9 NBKPを再生皮革紙基紙の全重量当たり30重量%、
タンニンなめし皮屑繊維を70重量%になるように繊維
原料を配合した以外は実施例8と同様にして再生皮革紙
基紙を得た。
タンニンなめし皮屑繊維を70重量%になるように繊維
原料を配合した以外は実施例8と同様にして再生皮革紙
基紙を得た。
【0099】尚完成紙料のフリーネスは310mlであ
った。
った。
【0100】比較例10 NBKP30重量%にタンニンなめし皮屑繊維を45重
量%、熱融着性繊維(EA842、チッソ社製、繊維径
3デニール×繊維長3mm)を全重量当たり25重量%
になるように繊維原料を配合した以外は実施例8と同様
にして再生皮革紙基紙を得た。
量%、熱融着性繊維(EA842、チッソ社製、繊維径
3デニール×繊維長3mm)を全重量当たり25重量%
になるように繊維原料を配合した以外は実施例8と同様
にして再生皮革紙基紙を得た。
【0101】尚繊維原料のフリーネスは350mlであ
った。
った。
【0102】比較例11 NBKPを55重量%、タンニンなめし皮屑繊維を45
重量%になるように繊維原料を配合した以外は実施例8
と同様にして再生皮革紙基紙を得た。尚、繊維原料のフ
リーネスは300mlであった。
重量%になるように繊維原料を配合した以外は実施例8
と同様にして再生皮革紙基紙を得た。尚、繊維原料のフ
リーネスは300mlであった。
【0103】(評価)実施例8、9、比較例10、11
について、折り割れ性を評価した。得られた4種のサン
プルを2つ折りにし、再び広げたときの内側のひび割れ
(折り割れ性)を目視評価した。その結果を表5に示
す。
について、折り割れ性を評価した。得られた4種のサン
プルを2つ折りにし、再び広げたときの内側のひび割れ
(折り割れ性)を目視評価した。その結果を表5に示
す。
【0104】一般に本皮はひび割れが発生しないが、紙
はひび割れが発生する。
はひび割れが発生する。
【0105】
【表5】
【0106】(キトサン担持再生皮革紙基紙の作成) 実施例10 実施例8と同様に紙料を調整し、さらにキトサン(SK
−10、甲陽ケミカル社製)をタンニンなめし皮屑繊維
に対し0.9重量%となるよう添加した。完成紙料のフ
リーネスは350mlであった。該紙料を使用し、実施
例8と同様にして再生皮革紙基紙を作成した。
−10、甲陽ケミカル社製)をタンニンなめし皮屑繊維
に対し0.9重量%となるよう添加した。完成紙料のフ
リーネスは350mlであった。該紙料を使用し、実施
例8と同様にして再生皮革紙基紙を作成した。
【0107】再生皮革紙基紙の抗菌性を以下の方法で測
定し、判定した。
定し、判定した。
【0108】(抗菌性評価サンプルの調製) 1)再生皮革紙基紙を作成してすぐ測定した。
【0109】2)再生皮革紙基紙を作成後、エッチング
プロセッサーでサンプルを水に浸漬し、40℃の風で送
風乾燥した。この工程を1回として、10回繰り返した
基紙を評価サンプルとして測定した。
プロセッサーでサンプルを水に浸漬し、40℃の風で送
風乾燥した。この工程を1回として、10回繰り返した
基紙を評価サンプルとして測定した。
【0110】(抗菌性)JIS L−1902に従い、
Staphilococcus aureusを用いて
評価した。細菌のコロニーが見られない場合を(−)と
表示して合格と判定し、コロニーが見られた場合には
(+)と表示して不合格と判定した。
Staphilococcus aureusを用いて
評価した。細菌のコロニーが見られない場合を(−)と
表示して合格と判定し、コロニーが見られた場合には
(+)と表示して不合格と判定した。
【0111】実施例11 キトサン(SK−10)をタンニンなめし皮層繊維に対
して3.5重量%となるように添加した以外は実施例1
0と同様にして再生皮革紙基紙を得た。再生皮革紙基紙
の抗菌性を実施例10と同様にして測定し、判定した。
して3.5重量%となるように添加した以外は実施例1
0と同様にして再生皮革紙基紙を得た。再生皮革紙基紙
の抗菌性を実施例10と同様にして測定し、判定した。
【0112】比較例12 キトサン(SK−10)をタンニンなめし皮層繊維に対
して0.7重量%となるように添加した以外は実施例1
0と同様にして再生皮革紙基紙を得た。再生皮革紙基紙
の抗菌性を実施例10と同様にして測定し判定した。
して0.7重量%となるように添加した以外は実施例1
0と同様にして再生皮革紙基紙を得た。再生皮革紙基紙
の抗菌性を実施例10と同様にして測定し判定した。
【0113】比較例13 キトサン(SK−10)を添加せず、抗菌剤としてアモ
ルデンHS(大和化学工業社製)がタンニンなめし皮層
繊維に対して0.9重量%となるようにエッチングプロ
セッサーで含浸した以外は実施例10と同様にして再生
皮革紙基紙を得た。再生皮革紙基紙の抗菌性を実施例1
0と同様にして測定し、判定した。
ルデンHS(大和化学工業社製)がタンニンなめし皮層
繊維に対して0.9重量%となるようにエッチングプロ
セッサーで含浸した以外は実施例10と同様にして再生
皮革紙基紙を得た。再生皮革紙基紙の抗菌性を実施例1
0と同様にして測定し、判定した。
【0114】実施例および比較例の測定結果を表6に示
す。
す。
【0115】
【表6】
【0116】(評価)表6から明らかな通り、再生皮革
紙基紙にキトサンを特定の数値以上添加することにより
抗菌機能を付与できる(実施例10〜11)。これに対
して、キトサンの添加量が少ないと、抗菌機能が付与で
きず、実用上適さなくなる(比較例12)。また一般の
抗菌剤を再生皮革紙基紙に含浸した場合は作成直後の抗
菌性は合格しているが、水浸漬−乾燥処理を10回繰り
返した後には不合格となり、実用上適さなくなる(比較
例13)。
紙基紙にキトサンを特定の数値以上添加することにより
抗菌機能を付与できる(実施例10〜11)。これに対
して、キトサンの添加量が少ないと、抗菌機能が付与で
きず、実用上適さなくなる(比較例12)。また一般の
抗菌剤を再生皮革紙基紙に含浸した場合は作成直後の抗
菌性は合格しているが、水浸漬−乾燥処理を10回繰り
返した後には不合格となり、実用上適さなくなる(比較
例13)。
【0117】実施例12 (再生皮革紙の作成)エッチングプロセッサーで実施例
8で作成した再生皮革紙基紙にガラス転移温度が−35
℃(P−5Z68、住友A&L社製)のSBR系合成樹
脂(以下同様)を基紙に対して5重量%となるように含
浸し、再生皮革紙を得た。
8で作成した再生皮革紙基紙にガラス転移温度が−35
℃(P−5Z68、住友A&L社製)のSBR系合成樹
脂(以下同様)を基紙に対して5重量%となるように含
浸し、再生皮革紙を得た。
【0118】再生皮革紙の打抜き性、エンボス性、焼き
印性を以下の方法で測定し、判定した。
印性を以下の方法で測定し、判定した。
【0119】(打抜き性)10cm角の金型を用いて再
生皮革紙を10tプレスで打抜き、打抜き面のほつれが
あったり一部つながっていて打抜き不良の場合は不合
格、つながることなく打抜けた場合は合格と判定した。
生皮革紙を10tプレスで打抜き、打抜き面のほつれが
あったり一部つながっていて打抜き不良の場合は不合
格、つながることなく打抜けた場合は合格と判定した。
【0120】(エンボス性)テストエンボス機を用いて
線圧100kg/cm、エンボスロール温度30℃、エ
ンボススピード5m/min、ヘリンボーンのエンボス
パターンで再生皮革紙をエンボスした。切れることなく
エンボスできた場合は合格、エンボスパターンがちぎれ
た場合は不合格と判定した。
線圧100kg/cm、エンボスロール温度30℃、エ
ンボススピード5m/min、ヘリンボーンのエンボス
パターンで再生皮革紙をエンボスした。切れることなく
エンボスできた場合は合格、エンボスパターンがちぎれ
た場合は不合格と判定した。
【0121】(焼き印性)内径4cm、外径5cmのド
ーナツ型焼き印をガスバーナー直火で熱し、再生皮革紙
に3秒間圧着して焼き印を押した。焼き印が焦げ・かす
れなく入った場合は合格、焦げ・かすれがあった場合に
は不合格と判定した。
ーナツ型焼き印をガスバーナー直火で熱し、再生皮革紙
に3秒間圧着して焼き印を押した。焼き印が焦げ・かす
れなく入った場合は合格、焦げ・かすれがあった場合に
は不合格と判定した。
【0122】実施例13 実施例8で作成した再生皮革紙基紙にエッチングプロセ
ッサーでガラス転移温度−35℃の合成樹脂を基紙に対
して38重量%となるように含浸した以外は実施例12
と同様にして再生皮革紙を得た。再生皮革紙の打抜き
性、エンボス性、焼き印性を実施例12と同様にして測
定し、判定した。
ッサーでガラス転移温度−35℃の合成樹脂を基紙に対
して38重量%となるように含浸した以外は実施例12
と同様にして再生皮革紙を得た。再生皮革紙の打抜き
性、エンボス性、焼き印性を実施例12と同様にして測
定し、判定した。
【0123】実施例14 実施例8で作成した再生皮革紙基紙にエッチングプロセ
ッサーでガラス転移温度7℃の合成樹脂(S−301、
住友化学社製)を基紙に対して5重量%となるように含
浸した以外は実施例12と同様にして再生皮革紙を得
た。再生皮革紙の打抜き性、エンボス性、焼き印性を実
施例12と同様にして測定し判定した。
ッサーでガラス転移温度7℃の合成樹脂(S−301、
住友化学社製)を基紙に対して5重量%となるように含
浸した以外は実施例12と同様にして再生皮革紙を得
た。再生皮革紙の打抜き性、エンボス性、焼き印性を実
施例12と同様にして測定し判定した。
【0124】実施例15 実施例8で作成した再生皮革紙基紙にエッチングプロセ
ッサーでガラス転移温度7℃の合成樹脂を基紙に対して
38重量%となるように含浸した以外は実施例12と同
様にして再生皮革紙を得た。
ッサーでガラス転移温度7℃の合成樹脂を基紙に対して
38重量%となるように含浸した以外は実施例12と同
様にして再生皮革紙を得た。
【0125】再生皮革紙の打抜き性、エンボス性、焼き
印性を実施例12と同様にして測定し、判定した。
印性を実施例12と同様にして測定し、判定した。
【0126】実施例16 実施例9の再生皮革紙基紙を使用した以外は実施例12
と同様にして再生皮革紙を得た。再生皮革紙の打抜き
性、エンボス性、焼き印性を実施例12と同様にして測
定し、判定した。
と同様にして再生皮革紙を得た。再生皮革紙の打抜き
性、エンボス性、焼き印性を実施例12と同様にして測
定し、判定した。
【0127】実施例17 実施例9で作成した再生皮革紙基紙にエッチングプロセ
ッサーでガラス転移温度−35℃の合成樹脂を基紙に対
して38重量%となるように含浸した以外は実施例16
と同様にして再生皮革紙を得た。再生皮革紙の打抜き
性、エンボス性、焼き印性を実施例12と同様にして測
定し、判定した。
ッサーでガラス転移温度−35℃の合成樹脂を基紙に対
して38重量%となるように含浸した以外は実施例16
と同様にして再生皮革紙を得た。再生皮革紙の打抜き
性、エンボス性、焼き印性を実施例12と同様にして測
定し、判定した。
【0128】実施例18 実施例9で作成した再生皮革紙基紙にエッチングプロセ
ッサーでガラス転移温度7℃の合成樹脂(S−301、
住友化学社製)を基紙に対して5重量%となるように含
浸した以外は実施例16と同様にして再生皮革紙を得
た。再生皮革紙の打抜き性、エンボス性、焼き印性を実
施例12と同様にして測定し、判定した。
ッサーでガラス転移温度7℃の合成樹脂(S−301、
住友化学社製)を基紙に対して5重量%となるように含
浸した以外は実施例16と同様にして再生皮革紙を得
た。再生皮革紙の打抜き性、エンボス性、焼き印性を実
施例12と同様にして測定し、判定した。
【0129】実施例19 実施例9で作成した再生皮革紙基紙にエッチングプロセ
ッサーでガラス転移温度7℃の合成樹脂を基紙に対して
38重量%となるように含浸した以外は実施例16と同
様にして再生皮革紙を得た。再生皮革紙の打抜き性、エ
ンボス性、焼き印性を実施例12と同様にして測定し、
判定した。
ッサーでガラス転移温度7℃の合成樹脂を基紙に対して
38重量%となるように含浸した以外は実施例16と同
様にして再生皮革紙を得た。再生皮革紙の打抜き性、エ
ンボス性、焼き印性を実施例12と同様にして測定し、
判定した。
【0130】比較例14 実施例9で作成した再生皮革紙基紙にエッチングプロセ
ッサーでガラス転移温度−47℃の合成樹脂(AE−9
42、日本合成ゴム社製)を基紙に対して5重量%とな
るように含浸した以外は実施例12と同様にして再生皮
革紙を得た。再生皮革紙の打抜き性、エンボス性、焼き
印性を実施例12と同様にして測定し、判定した。
ッサーでガラス転移温度−47℃の合成樹脂(AE−9
42、日本合成ゴム社製)を基紙に対して5重量%とな
るように含浸した以外は実施例12と同様にして再生皮
革紙を得た。再生皮革紙の打抜き性、エンボス性、焼き
印性を実施例12と同様にして測定し、判定した。
【0131】比較例15 実施例9で作成した再生皮革紙基紙にエッチングプロセ
ッサーでガラス転移温度−47℃の合成樹脂を基紙に対
して38重量%となるように含浸した以外は実施例12
と同様にして再生皮革紙を得た。再生皮革紙の打抜き
性、エンボス性、焼き印性を実施例12と同様にして測
定し判定した。
ッサーでガラス転移温度−47℃の合成樹脂を基紙に対
して38重量%となるように含浸した以外は実施例12
と同様にして再生皮革紙を得た。再生皮革紙の打抜き
性、エンボス性、焼き印性を実施例12と同様にして測
定し判定した。
【0132】比較例16 実施例9で作成した再生皮革紙基紙にエッチングプロセ
ッサーでガラス転移温度15℃の合成樹脂(S−75
2、住友化学社製)を基紙に対して5重量%となるよう
に含浸した以外は実施例12と同様にして再生皮革紙を
得た。再生皮革紙の打抜き性、エンボス性、焼き印性を
実施例12と同様にして測定し、判定した。
ッサーでガラス転移温度15℃の合成樹脂(S−75
2、住友化学社製)を基紙に対して5重量%となるよう
に含浸した以外は実施例12と同様にして再生皮革紙を
得た。再生皮革紙の打抜き性、エンボス性、焼き印性を
実施例12と同様にして測定し、判定した。
【0133】比較例17 実施例9で作成した再生皮革紙基紙にエッチングプロセ
ッサーでガラス転移温度−35℃の合成樹脂を基紙に対
して38重量%となるように含浸した以外は実施例12
と同様にして再生皮革紙を得た。再生皮革紙の打抜き
性、エンボス性、焼き印性を実施例12と同様にして測
定し判定した。
ッサーでガラス転移温度−35℃の合成樹脂を基紙に対
して38重量%となるように含浸した以外は実施例12
と同様にして再生皮革紙を得た。再生皮革紙の打抜き
性、エンボス性、焼き印性を実施例12と同様にして測
定し判定した。
【0134】比較例18 実施例9で作成した再生皮革紙基紙にエッチングプロセ
ッサーでガラス転移温度−35℃の合成樹脂を基紙に対
して3重量%となるように含浸した以外は実施例12と
同様にして再生皮革紙を得た。再生皮革紙の打抜き性、
エンボス性、焼き印性を実施例12と同様にして測定し
判定した。
ッサーでガラス転移温度−35℃の合成樹脂を基紙に対
して3重量%となるように含浸した以外は実施例12と
同様にして再生皮革紙を得た。再生皮革紙の打抜き性、
エンボス性、焼き印性を実施例12と同様にして測定し
判定した。
【0135】比較例19 実施例9で作成した再生皮革紙基紙にエッチングプロセ
ッサーでガラス転移温度−35℃の合成樹脂を基紙に対
して42重量%となるように含浸した以外は実施例12
と同様にして再生皮革紙を得た。再生皮革紙の打抜き
性、エンボス性、焼き印性を実施例12と同様にして測
定し判定した。
ッサーでガラス転移温度−35℃の合成樹脂を基紙に対
して42重量%となるように含浸した以外は実施例12
と同様にして再生皮革紙を得た。再生皮革紙の打抜き
性、エンボス性、焼き印性を実施例12と同様にして測
定し判定した。
【0136】比較例20 比較例10の再生皮革紙基紙を使用した以外は実施例1
2と同様にして再生皮革紙を得た。再生皮革紙の打抜き
性、エンボス性、焼き印性を実施例12と同様にして測
定し判定した。
2と同様にして再生皮革紙を得た。再生皮革紙の打抜き
性、エンボス性、焼き印性を実施例12と同様にして測
定し判定した。
【0137】比較例21 比較例9の再生皮革紙基紙を使用した以外は実施例13
と同様にして再生皮革紙を得た。再生皮革紙の打抜き
性、エンボス性、焼き印性を実施例12と同様にして、
測定し判定した。
と同様にして再生皮革紙を得た。再生皮革紙の打抜き
性、エンボス性、焼き印性を実施例12と同様にして、
測定し判定した。
【0138】比較例22 エッチングプロセッサーでガラス転移温度−47℃の合
成樹脂(AE−942、日本合成ゴム社製)を基紙に対
して5重量%となるように含浸した以外は実施例16と
同様にして再生皮革紙を得た。再生皮革紙の打抜き性、
エンボス性、焼き印性を実施例12と同様にして測定
し、判定した。
成樹脂(AE−942、日本合成ゴム社製)を基紙に対
して5重量%となるように含浸した以外は実施例16と
同様にして再生皮革紙を得た。再生皮革紙の打抜き性、
エンボス性、焼き印性を実施例12と同様にして測定
し、判定した。
【0139】比較例23 エッチングプロセッサーでガラス転移温度−47℃の合
成樹脂を基紙に対して38重量%となるように含浸した
以外は実施例16と同様にして再生皮革紙を得た。再生
皮革紙の打抜き性、エンボス性、焼き印性を実施例12
と同様にして測定し、判定した。
成樹脂を基紙に対して38重量%となるように含浸した
以外は実施例16と同様にして再生皮革紙を得た。再生
皮革紙の打抜き性、エンボス性、焼き印性を実施例12
と同様にして測定し、判定した。
【0140】比較例24 エッチングプロセッサーでガラス転移温度15℃の合成
樹脂(S−752、住友化学社製)を基紙に対して5重
量%となるように含浸した以外は実施例16と同様にし
て再生皮革紙を得た。再生皮革紙の打抜き性、エンボス
性、焼き印性を実施例12と同様にして測定し判定し
た。
樹脂(S−752、住友化学社製)を基紙に対して5重
量%となるように含浸した以外は実施例16と同様にし
て再生皮革紙を得た。再生皮革紙の打抜き性、エンボス
性、焼き印性を実施例12と同様にして測定し判定し
た。
【0141】比較例25 エッチングプロセッサーでガラス転移温度−35℃の合
成樹脂を基紙に対して38重量%となるように含浸した
以外は実施例16と同様にして再生皮革紙を得た。再生
皮革紙の打抜き性、エンボス性、焼き印性を実施例12
と同様にして測定し、判定した。
成樹脂を基紙に対して38重量%となるように含浸した
以外は実施例16と同様にして再生皮革紙を得た。再生
皮革紙の打抜き性、エンボス性、焼き印性を実施例12
と同様にして測定し、判定した。
【0142】比較例26 エッチングプロセッサーでガラス転移温度−35℃の合
成樹脂を基紙に対して3重量%となるように含浸した以
外は実施例16と同様にして再生皮革紙を得た。再生皮
革紙の打抜き性、エンボス性、焼き印性を実施例12と
同様にして測定し、判定した。
成樹脂を基紙に対して3重量%となるように含浸した以
外は実施例16と同様にして再生皮革紙を得た。再生皮
革紙の打抜き性、エンボス性、焼き印性を実施例12と
同様にして測定し、判定した。
【0143】比較例27 エッチングプロセッサーでガラス転移温度−35℃の合
成樹脂を基紙に対して42重量%となるように含浸した
以外は実施例16と同様にして再生皮革紙を得た。再生
皮革紙の打抜き性、エンボス性、焼き印性を実施例12
と同様にして測定し、判定した。
成樹脂を基紙に対して42重量%となるように含浸した
以外は実施例16と同様にして再生皮革紙を得た。再生
皮革紙の打抜き性、エンボス性、焼き印性を実施例12
と同様にして測定し、判定した。
【0144】比較例28 比較例15の再生皮革紙基紙を使用した以外は実施例1
2と同様にして再生皮革紙を得た。再生皮革紙の打抜き
性、エンボス性、焼き印性を実施例12と同様にして測
定し、判定した。
2と同様にして再生皮革紙を得た。再生皮革紙の打抜き
性、エンボス性、焼き印性を実施例12と同様にして測
定し、判定した。
【0145】比較例29 比較例11の再生皮革紙基紙を使用した以外は実施例1
3と同様にして再生皮革紙を得た。再生皮革紙の打抜き
性、エンボス性、焼き印性を実施例12と同様にして測
定し、判定した。
3と同様にして再生皮革紙を得た。再生皮革紙の打抜き
性、エンボス性、焼き印性を実施例12と同様にして測
定し、判定した。
【0146】実施例および比較例の測定結果を表7に示
す。
す。
【0147】
【表7】
【0148】(評価)表7から明らかな通り、ガラス転
移温度が特定の数値範囲の合成樹脂を基紙重量に対して
特定の範囲の量担持することにより、打抜き性・エンボ
ス性・焼き印性を付与できる(実施例12〜19)。こ
れに対して合成樹脂のガラス転移温度を特定の数値より
小さくすると打抜き性が不合格となり、実用上適さなく
なる(比較例14〜15、比較例22〜23)。更に合
成樹脂のガラス転移温度を特定の数値より大きくすると
エンボス性が不合格となり、実用上適さなくなる(比較
例16〜17、比較例24〜25)。更に合成樹脂のガ
ラス転移温度が特定の数値範囲であっても、合成樹脂の
含有率が5%より少ないと打抜き性が不合格となり(比
較例18、26)、含有率が40%を越えるとかえって
エンボス性が不合格となる(比較例19、27)のでそ
れぞれ実用上適さない。また皮屑繊維を50重量%未満
の添加率にして作成した再生皮革紙基紙を用いる場合は
焼き印性が不合格となるため実用上適さなくなる(比較
例20〜21、比較例28〜29)。
移温度が特定の数値範囲の合成樹脂を基紙重量に対して
特定の範囲の量担持することにより、打抜き性・エンボ
ス性・焼き印性を付与できる(実施例12〜19)。こ
れに対して合成樹脂のガラス転移温度を特定の数値より
小さくすると打抜き性が不合格となり、実用上適さなく
なる(比較例14〜15、比較例22〜23)。更に合
成樹脂のガラス転移温度を特定の数値より大きくすると
エンボス性が不合格となり、実用上適さなくなる(比較
例16〜17、比較例24〜25)。更に合成樹脂のガ
ラス転移温度が特定の数値範囲であっても、合成樹脂の
含有率が5%より少ないと打抜き性が不合格となり(比
較例18、26)、含有率が40%を越えるとかえって
エンボス性が不合格となる(比較例19、27)のでそ
れぞれ実用上適さない。また皮屑繊維を50重量%未満
の添加率にして作成した再生皮革紙基紙を用いる場合は
焼き印性が不合格となるため実用上適さなくなる(比較
例20〜21、比較例28〜29)。
【0149】(カレンダーで加圧圧縮処理した再生皮革
紙) 実施例20〜23 実施例8で調成した完成紙料を使用し、この紙料から、
米坪500g/m2の再生皮革紙基紙を作製した。
紙) 実施例20〜23 実施例8で調成した完成紙料を使用し、この紙料から、
米坪500g/m2の再生皮革紙基紙を作製した。
【0150】得られた基紙にTg−20℃のSBR系ラ
テックスを(住友ダウ製、P5Z66)樹脂含浸率対基
紙当たり30重量%含浸し、乾燥して再生皮革紙を作成
した。
テックスを(住友ダウ製、P5Z66)樹脂含浸率対基
紙当たり30重量%含浸し、乾燥して再生皮革紙を作成
した。
【0151】次に該再生皮革紙を線圧100kg/c
m,加工速度10m/分、処理温度20℃(実施例2
0)、50℃(実施例21)、130℃(実施例22)
でカレンダー処理し、カレンダー処理温度の影響を調べ
た。実施例23は、線圧200kg/cm,温度130
℃で同様にカレンダー処理した。得られた再生皮革紙の
密度、剛度、平滑度を測定し、風合いを観察した。
m,加工速度10m/分、処理温度20℃(実施例2
0)、50℃(実施例21)、130℃(実施例22)
でカレンダー処理し、カレンダー処理温度の影響を調べ
た。実施例23は、線圧200kg/cm,温度130
℃で同様にカレンダー処理した。得られた再生皮革紙の
密度、剛度、平滑度を測定し、風合いを観察した。
【0152】剛度は、TAPPIスタンダードT543
pm−84記載の紙のこわさ測定法に基づいてガーレー
型こわさ試験機で測定した。平滑度は、JIS−P−8
119に記載の紙及び板紙のベック平滑度試験機で測定
した。再生皮革紙の風合いは、皮風の柔軟性、しなやか
さ、弾力性を官能評価し、更に180°折り曲げたとき
の骨立ちを観察した。結果を表8に示す。
pm−84記載の紙のこわさ測定法に基づいてガーレー
型こわさ試験機で測定した。平滑度は、JIS−P−8
119に記載の紙及び板紙のベック平滑度試験機で測定
した。再生皮革紙の風合いは、皮風の柔軟性、しなやか
さ、弾力性を官能評価し、更に180°折り曲げたとき
の骨立ちを観察した。結果を表8に示す。
【0153】
【表8】
【0154】(評価)再生皮革紙の加温カレンダー処理
により、密度、平滑度が向上し、剛度が低下した。これ
に伴い、再生皮革紙の柔軟性が向上し、折り曲げても、
折り目に割れが生じなくなった。また、密度も天然皮革
に近づき、全体として、天然皮革の風合いに近づいた。
により、密度、平滑度が向上し、剛度が低下した。これ
に伴い、再生皮革紙の柔軟性が向上し、折り曲げても、
折り目に割れが生じなくなった。また、密度も天然皮革
に近づき、全体として、天然皮革の風合いに近づいた。
【0155】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明によれば、皮
屑繊維を使用した再生皮革紙を主体とする靴用芯材であ
るから、非常に優れた天然皮革の風合いや、柔軟性、強
度、成形性、染色性、印刷適性を有する。また従来の天
然皮革よりも軽量で、加工性が良好で、製品のバラツキ
が少なく、均一な品質、かつ、低価格化等の効果をもた
らすことが出来る。さらに、該再生皮革紙を加圧圧縮処
理すると、密度、表面性が天然皮革に近似し、全体とし
て天然皮革の風合いに近づく。
屑繊維を使用した再生皮革紙を主体とする靴用芯材であ
るから、非常に優れた天然皮革の風合いや、柔軟性、強
度、成形性、染色性、印刷適性を有する。また従来の天
然皮革よりも軽量で、加工性が良好で、製品のバラツキ
が少なく、均一な品質、かつ、低価格化等の効果をもた
らすことが出来る。さらに、該再生皮革紙を加圧圧縮処
理すると、密度、表面性が天然皮革に近似し、全体とし
て天然皮革の風合いに近づく。
【図1】本発明に係る芯材を示す斜視図
【図2】図1の月型の平面図
【図3】本発明に係る芯材の他の例を示す斜視図
【図4】図3の月型を示す正面図
【図5】本発明にかかる芯材の更に他の例を示す斜視図
【図6】図5の月型の平面図
【図7】本発明にかかる芯材の更に他の例を示す斜視図
【図8】図7の月型の平面図
【図9】図2,6のB−B断面拡大図
【図10】図4,8のA−A断面拡大図
【図11】従来の芯材を示す斜視図
【図12】図11の月型の平面図
1…芯材 2…月型 3…湾曲内面 4…湾曲外面 5…生皮 6…含浸紙 7…接着剤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野村 拓也 東京都江東区東雲1丁目10番6号 王子製 紙株式会社東雲研究センター内 (72)発明者 吉田 美奈 東京都江東区東雲1丁目10番6号 王子製 紙株式会社東雲研究センター内 (72)発明者 椛山 佳明 東京都江東区東雲1丁目10番6号 王子製 紙株式会社東雲研究センター内 (72)発明者 上沼 弘叔 東京都墨田区東向島6丁目29番3号 株式 会社上沼商店内
Claims (12)
- 【請求項1】 タンニンなめし皮屑を乾式粉砕したタン
ニンなめし皮屑繊維を含有する再生皮革紙基紙に合成樹
脂を含浸してなる再生皮革紙からなることを特徴とする
月型等の靴用芯材。 - 【請求項2】 再生皮革紙基紙がタンニンなめし皮屑を
水分12重量%以下に調整後周速1,000m/分以上
で、且つ回転刃と固定刃のクリアランスを0.3mm〜
0.5mmに設定して乾式粉砕機で粉砕し、さらに0.
5mm〜1.5mm径の丸穴スクリーンで乾式精選して
なる皮屑繊維からなることを特徴とする請求項1記載の
靴用芯材。 - 【請求項3】 再生皮革紙基紙が天然セルロース繊維及
び/又は合成繊維を含有することを特徴とする請求項1
又は2記載の靴用芯材。 - 【請求項4】 合成繊維が熱融着性繊維であることを特
徴とする請求項3記載の靴用芯材。 - 【請求項5】 再生皮革紙基紙が0.8重量%以上のキ
トサンを担持することを特徴とする請求項1〜4のいず
れか記載の靴用芯材。 - 【請求項6】 再生皮革紙基紙重量当たり0.5〜10
重量%の発泡性樹脂を含有することを特徴とする請求項
1〜5のいずれか記載の靴用芯材。 - 【請求項7】 合成樹脂がガラス転位温度−40℃〜+
10℃合成樹脂であり、かつ合成樹脂の担持量が5〜4
0重量%であることを特徴とする請求項1〜6のいずれ
か記載の靴用芯材。 - 【請求項8】 再生皮革紙を加圧圧縮処理したことを特
徴とする請求項1〜7のいずれか記載の靴用芯材。 - 【請求項9】 再生皮革紙の少なくとも片面にヌメを貼
着してなることを特徴とする請求項1〜8のいずれか記
載の靴用芯材。 - 【請求項10】 再生皮革紙の少なくとも片面に含浸紙
を貼着してなることを特徴とする請求項1〜9のいずれ
か記載の靴用芯材。 - 【請求項11】 再生皮革紙の片面にヌメを、他の片面
に含浸紙を、それぞれ貼着してなることを特徴とする請
求項1〜10のいずれか記載の靴用芯材。 - 【請求項12】 含浸紙は木材パルプ単独を抄造した原
紙、木材パルプと皮屑を混抄した原紙、又は、木材パル
プと皮屑及び合成繊維を混抄した原紙を、SBR系合成
ラテックス又はアクリル系を主とした配合樹脂剤にディ
ッピング樹脂加工で樹脂を含浸し、かつ、乾燥させてな
ることを特徴とする請求項10又は11記載の靴用芯
材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4308397A JPH10108709A (ja) | 1996-02-27 | 1997-02-27 | 靴用芯材 |
Applications Claiming Priority (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3989496 | 1996-02-27 | ||
| JP8-39894 | 1996-08-09 | ||
| JP22614296 | 1996-08-09 | ||
| JP8-226142 | 1996-08-09 | ||
| JP4308397A JPH10108709A (ja) | 1996-02-27 | 1997-02-27 | 靴用芯材 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10108709A true JPH10108709A (ja) | 1998-04-28 |
Family
ID=27290298
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4308397A Pending JPH10108709A (ja) | 1996-02-27 | 1997-02-27 | 靴用芯材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10108709A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2007110994A1 (ja) * | 2006-03-28 | 2007-10-04 | Aura, Incorporated | 連続皮革糸およびこれを用いた皮革糸織物 |
| JP2010046164A (ja) * | 2008-08-20 | 2010-03-04 | Kaminuma:Kk | 靴用芯材 |
| JP2011234901A (ja) * | 2010-05-11 | 2011-11-24 | Kaminuma:Kk | 月形芯及びこれを用いた靴の製造方法 |
| WO2015016431A1 (ko) * | 2013-07-31 | 2015-02-05 | 무림피앤피 주식회사 | 펄프에서 유래한 노트의 섬유화방법, 섬유화된 노트 및 이를 이용한 종이 제품 |
| JP5875168B1 (ja) * | 2015-03-23 | 2016-03-02 | 株式会社アシックス | スタビライザを有する靴 |
-
1997
- 1997-02-27 JP JP4308397A patent/JPH10108709A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2007110994A1 (ja) * | 2006-03-28 | 2007-10-04 | Aura, Incorporated | 連続皮革糸およびこれを用いた皮革糸織物 |
| JP4869331B2 (ja) * | 2006-03-28 | 2012-02-08 | 株式会社アウラ | 連続皮革糸およびこれを用いた皮革糸織物 |
| JP2010046164A (ja) * | 2008-08-20 | 2010-03-04 | Kaminuma:Kk | 靴用芯材 |
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| WO2016151728A1 (ja) * | 2015-03-23 | 2016-09-29 | 株式会社アシックス | スタビライザを有する靴 |
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