JPH10108908A - 輸液用器具 - Google Patents

輸液用器具

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JPH10108908A
JPH10108908A JP8286015A JP28601596A JPH10108908A JP H10108908 A JPH10108908 A JP H10108908A JP 8286015 A JP8286015 A JP 8286015A JP 28601596 A JP28601596 A JP 28601596A JP H10108908 A JPH10108908 A JP H10108908A
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tube
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Abstract

(57)【要約】 【課題】プライミング等の操作性に優れ、また、衛生的
で、安全性が高く、特に、無菌性を保持し得る輸液用器
具を提供することにある。 【解決手段】本発明の輸液用器具1Aは、中空針2と、
中空針2の基端部を支持するハブ3と、中空針2のハブ
3より先端側に突出した部分を被包する筒状のプロテク
タ4と、ハブ3の基端側に接続されたタコ管6と、分岐
コネクタ8と、タコ管6と分岐コネクタ8とを接続する
ゴム管7と、ドリップチャンバ11と、分岐コネクタ8
とドリップチャンバ11の流出口とを接続するチューブ
9と、チューブ9の途中に設置されたクランプ10と、
ドリップチャンバ11の流入側に形成された針管12と
で構成されている。プロテクタ4の先端開口には、気体
は透過するが液体は不透過なフィルタ部材5が装着され
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、輸液に用いられる
輸液用器具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】患者に対し輸液を行う際には、輸液が収
納された輸液バッグのような輸液容器と、患者の血管に
穿刺し、留置する中空針と、前記輸液バッグと前記中空
針とを接続する輸液ラインとが用いられる。中空針に
は、安全確保および中空針の汚染防止のために、筒状の
プロテクタが被せられている。
【0003】輸液容器と輸液ラインとの接続は、例え
ば、輸液ラインの一端に設けられた針管を輸液容器に穿
刺してその流路を連通させることによりなされる。この
ような操作は、通常、患者のベットサイドで行われる
が、例えば、輸液治療を大規模に(大量に)行う場合等
には、この操作は、病室へ運ぶ前に事前にナースステー
ション等で行っておくこともある。
【0004】ところで、患者に対し輸液を行うに際して
は、輸液ラインおよび中空針に輸液によるプライミング
(輸液の供給流路を輸液で満たす操作)を行う。このプ
ライミングは、輸液ラインが輸液容器に導通している状
態で、輸液ラインを構成する軟質のチューブの途中をク
ランプにより閉塞する。輸液ラインと容器の導通とクラ
ンプによる閉塞は逆の手順に行われることもある。次い
で、場合によっては中空針からプロテクタを取り外した
後、前記クランプによるチューブの閉塞を解除して、落
差により輸液容器内の輸液を輸液ラインを介して移送
し、中空針の先端から輸液が流出したら、前記クランプ
により前記チューブを再び閉塞することにより行われ
る。
【0005】しかしながら、このプライミングに関して
は、従来、次のような欠点があった。まず第1に、プラ
イミング操作では、前述したように、中空針からプロテ
クタを一旦取り外す場合があるので、中空針が外気に触
れ、中空針や輸液ラインの無菌性が損なわれる危険性が
ある。
【0006】第2に、中空針の先端から輸液が流出する
ので、その流出した輸液が周囲に飛散し、汚染を生じ
る。特に先端が開口しているプロテクタの場合、著しい
汚染が懸念される。
【0007】第3に、プライミング操作が煩雑であり、
その負担が大きい。すなわち、操作者は、落差によるチ
ューブ内での輸液の移動を目で追い、薬液の先端(空気
との境界)が中空針に接近したことおよび中空針の先端
から流出したことを確認したら、直ちにクランプを操作
してチューブを閉塞させるという作業を行う必要があ
る。さらに、前記第1の欠点で述べたような中空針の外
気との接触による細菌汚染やプライミング操作から患者
の血管に穿刺するまでの間の安全性を確保するために、
プライミング後、取り外したプロテクタを再度中空針に
装着するという操作が必要となる。この操作には、中空
針の針先でプロテクタを把持した側の手を刺す危険性が
あるため、慎重を要する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、プラ
イミング等の操作性に優れる輸液用器具を提供すること
にある。また、本発明の他の目的は、衛生的で、安全性
が高く、特に、無菌性を保持し得る輸液用器具を提供す
ることにある。
【0009】
【発明を解決するための手段】このような目的は、下記
(1)〜(6)の発明により達成される。
【0010】(1) 先端側に鋭利な針先を有する中空
針と、前記中空針の基端側に接続された輸液供給ライン
と、前記中空針の少なくとも前記針先を被包する筒状の
プロテクタとを有する輸液用器具であって、前記プロテ
クタに、気体は透過するが液体は不透過なフィルタ部材
が設置されていることを特徴とする輸液用器具。
【0011】(2) 前記フィルタ部材は、前記プロテ
クタの先端部に設置されている上記(1)に記載の輸液
用器具。
【0012】(3) 前記フィルタ部材は、菌不透過性
を有している上記(1)または(2)に記載の輸液用器
具。
【0013】(4) 前記フィルタ部材は、菌不透過性
を有しており、前記輸液供給ラインの途中または基端部
が封止されており、これにより、前記プロテクタの内部
および前記輸液供給ラインの流路が無菌状態に保持され
ている上記(1)または(2)に記載の輸液用器具。
【0014】(5) 前記フィルタ部材は、平均孔径が
0.1〜10μm の多孔質材で構成されている上記
(1)ないし(4)のいずれかに記載の輸液用器具。
【0015】(6) 前記フィルタ部材は、ポリテトラ
フルオロエチレン、セルロース混合エステル、ポリフッ
化ビニリデン、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリス
ルホンおよび高吸水性高分子材料等の水膨潤剤を含む多
孔質焼結体よりなる群から選択された少なくとも1種の
材料で構成されている上記(1)ないし(5)のいずれ
かに記載の輸液用器具。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の輸液用器具を添付
図面に示す好適実施例に基づいて詳細に説明する。
【0017】図1は、本発明の輸液用器具の実施例を示
す全体外観図、図2は、図1に示す輸液用器具における
プロテクタの構造を示す縦断面図である。なお、図2中
の下側を「基端」、上側を「先端」として説明する。
【0018】図1に示すように、本発明の輸液用器具1
Aは、中空針2と、中空針2の基端部を支持するハブ3
と、中空針2のハブ3より先端側に突出した部分を被包
する筒状のプロテクタ4と、ハブ3の基端側に接続され
たタコ管6と、分岐コネクタ8と、タコ管6と分岐コネ
クタ8とを接続するゴム管7と、ドリップチャンバ11
と、分岐コネクタ8とドリップチャンバ11の流出口と
を接続するチューブ9と、チューブ9の途中に設置され
たクランプ10と、ドリップチャンバ11の流入側に形
成された針管12とで構成されている。
【0019】これらのうち、タコ管6と、ゴム管7と、
分岐コネクタ8と、チューブ9と、クランプ10と、ド
リップチャンバ11と、針管12とで、中空針2に輸液
を供給する輸液供給ラインが構成される。
【0020】中空針2は、例えばステンレス鋼、アルミ
ニウム、アルミニウム合金、チタン、チタン合金のよう
な各種金属材料で構成され、その先端に鋭利な針先21
を有している。中空針2の基端側は、図示しない接着剤
(例えば、エポキシ樹脂)によりハブ3に固着されてい
る。
【0021】タコ管6は、輸液中に含まれる気泡を浮上
させて除去する機能を有する。分岐コネクタ8の分岐端
は、各種ゴムのような弾性材料よりなる栓体81により
封止されている。この栓体81に図示しないシリンジの
針管を刺通して、薬液を注入したり、サンプリングした
りすることができる。
【0022】チューブ9は、例えば軟質ポリ塩化ビニル
のような材料で構成され、可撓性、柔軟性を有してい
る。ゴム管7は、例えば天然ゴム、イソプレンゴム等の
合成ゴムからなる。
【0023】図示のクランプ10は、ローラクランプで
あり、ケーシング101に形成された溝102に沿って
ローラ103を移動することにより、ローラ103がチ
ューブ9を圧閉して閉塞し、また、該閉塞を解除するこ
とができる。
【0024】ドリップチャンバ11は、輸液を滴下さ
せ、輸液中の気泡を除去するとともに、輸液の供給速度
を一定に保持する機能を有する。
【0025】針管12は、輸液を貯留する輸液容器(図
示せず)に刺通して使用される。輸液容器としては、可
撓性を有する輸液バッグや、硬質の容器(瓶)の開口を
ゴム栓等で封止したものが挙げられる。
【0026】針管12の構成材料としては、前述した各
種金属材料、またはポリプロピレン、ポリカーボネー
ト、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、ポリフェ
ニレンサルファイド(PPS)等の硬質樹脂が挙げられ
る。なお、輸液用器具1Aの未使用時には、針管12に
は、これを被包するキャップ(封止部材)が装着されて
いるのが好ましい。
【0027】図2に示すように、プロテクタ4は、筒状
の部材であり、その基端部は、ハブ3に対し好ましくは
気密的または液密的に嵌入されて装着される。このプロ
テクタ4は、ハブ3に装着された状態では、中空針2を
非接触で被包する。なお、プロテクタ4の基端部は、ハ
ブ3に対し、軽度(容易に分離可能な程度)に接着また
は融着されていてもよい。
【0028】プロテクタ4の先端開口41には、フィル
タ部材5が嵌め込まれている。このフィルタ部材5は、
気体は透過するが液体は不透過な撥水性フィルタで構成
されている。なお、フィルタ部材5は、その外周部を先
端開口41の内面に対し接着剤により接着固定されてい
てもよい。
【0029】このようなフィルタ部材5は、例えば、織
布、不織布、多孔質フィルム、焼結体等の多孔質材また
はこれらのうちの2以上を任意に組み合わせたもので構
成されており、その素材としては、例えば、ポリテトラ
フルオロエチレン、セルロース混合エステル、ポリフッ
化ビニリデン、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリス
ルホン、高吸水性高分子材料等の水膨潤剤を含む多孔質
焼結体よりなる群から選択された少なくとも1種の材料
が挙げられる。このフィルタ部材5は、同一または異な
る素材の層を複数積層した積層体で構成されていてもよ
い。
【0030】また、フィルタ部材5は、所望の撥水性を
得るために、例えば、フッ素樹脂のような撥水処理が全
部または一部に施されたものであってもよい。
【0031】また、このようなフィルタ部材5は、菌不
透過性を有しているものであるのが好ましい。これによ
り、プロテクタ4の内部および輸液供給ラインの流路を
無菌状態に保持することができる。
【0032】フィルタ部材5に菌不透過性を与える方法
としては、フィルタ部材5がメンブランタイプフィルタ
ーの場合には、平均空孔径を所望に設定することが挙げ
られる。すなわち、フィルタ部材5の平均空孔径を0.
1〜10μm 程度とするのが好ましく、0.2〜1μm
程度とするのがより好ましく、0.2〜0.45μm程
度とするのがさらに好ましい。フィルタ部材5の平均空
孔径が10μm を超えると、細菌の種類によっては透過
するものもあり、また、0.1μm 未満であると、通気
性が低下する。さらに、除菌性を有するものであればデ
プスタイプフィルターでも使用可能である。
【0033】ハブ3およびプロテクタ4の構成材料とし
ては、それぞれ、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、エチレン−酢酸ビニル共重合体等のポリオレフィ
ン、ポリ塩化ビニル、ポリカーボネート、ポリ−(4−
メチルペンテン−1)、ポリメチルメタクリレート、A
BS樹脂、ポリスチレン、ポリアミド、ポリエチレンテ
レフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエ
ステル、ポリアセタール、ポリエーテルエーテルケト
ン、液晶ポリマー等が挙げられる。
【0034】また、プロテクタ4は、内部の視認性を確
保するために、透明または半透明であるのが好ましい。
【0035】また、フィルタ部材5がプロテクタ4の先
端部に設置されているので、プロテテクタ4を取り外す
操作の際、フィルタ部材5がダメージを受けにくく、ま
た、フィルタ部材5の設置が容易である、という利点が
ある。
【0036】なお、フィルタ部材5の設置位置は、図示
の位置に限らず、例えば、プロテクタ4の先端部側面に
設置されていてもよく、あるいは、プロテクタ4の先端
部以外の箇所に設置されていてもよい。また、1つのプ
ロテクタ4に対し、複数のフィルタ部材5が設置されて
いてもよい。
【0037】以上のような輸液用器具1Aは、未使用時
には、菌不透過性を有する包材(図示せず)に収納さ
れ、滅菌処理が施されていることにより、少なくとも輸
液用器具1Aの内部、すなわち、プロテクタ4の内部
(中空針2の内部および外部)および輸液供給ラインの
流路の無菌性が確保されている。
【0038】また、フィルタ部材5が菌不透過性を有す
る場合には、輸液供給ラインの途中または基端部を封止
しておくことにより、輸液用器具1Aを前記包材に収納
しなくても、あるいは、菌不透過性を有さないような簡
易な包材を使用しても、プロテクタ4の内部および輸液
供給ラインの流路の無菌性を保持することができる。
【0039】次に、輸液用器具1Aの使用方法(作用)
の一例について説明する。 [1−A] 図1に示すように、プロテクタ4をハブ3
に装着し、中空針2を被包した状態で、針管12を輸液
剤(例えば薬液、生理食塩水等)が貯留された輸液容器
(図示せず)に刺通し、接続する。このとき、クランプ
10によりチューブ9の途中を閉塞(圧閉)しておく。
【0040】[2−A] 次に、輸液供給ラインおよび
中空針2に対し輸液によるプライミングを行う。このプ
ライミングは、輸液容器をハンガー等により懸吊して高
所へ置き、クランプ10のローラ103を操作してチュ
ーブ9の圧閉を解除することによりなされる。
【0041】チューブ9の圧閉が解除されると、輸液容
器内の輸液は、落差により針管12を介して流下し、ド
リップチャンバ11にて滴下され、さらにチューブ19
内、分岐コネクタ8、ゴム管7、タコ管6、ハブ3内を
順次経て、中空針2内に導入される。輸液の一部は、中
空針2の針先21の開口(先端開口)より流出する。こ
れにより、輸液供給ラインおよび中空針2のプライミン
グが完了する。
【0042】[3−A] 従来では、輸液供給ラインに
おける輸液の流れを目で追い、中空針2の先端開口から
輸液が流出しことを確認したら、直ちにクランプ10を
閉じて輸液の供給を停止する必要があったが、本発明に
おいては、このような煩雑な操作は不要である。
【0043】本発明の輸液用器具1Aでは、中空針2の
先端開口から流出した輸液は、プロテクタ4の内部空間
40を満たして行く。このとき、プロテクタ4内の空気
は、フィルタ部材5を透過してプロテクタ4外へ排出さ
れる。プロテクタ4の内部空間40が全て輸液により満
たされると、フィルタ部材5は、輸液を透過しない性質
を有するため、その時点で輸液の供給が自動的に停止す
る。その後、適当な時期に、クランプ10を操作して、
チューブ9を再び閉塞する。
【0044】このように、輸液用器具1Aでは、プロテ
クタ4をハブ3に装着したままでプライミングを行うこ
とができるので、その操作が簡単であるとともに、プラ
イミング時に細菌汚染を生じる確率が低く、また、プロ
テクタ4の着脱に伴う手指等の誤穿刺の危険性もないの
で、患者および操作者に対する安全性が極めて高い。
【0045】[4−A] プロテクタ4をハブ3から取
り外し、露出した中空針2により、患者の血管(静脈ま
たは動脈)を確保する。プロテクタ4をハブ3から取り
外すまで、プロテクタ4の内部(中空針2の内部および
外部)および輸液供給ラインの流路の無菌性は維持され
ている。
【0046】なお、プロテクタ4を取り外す際には、プ
ロテクタ4の基端開口42を鉛直上方へ向けてこれを行
うことにより、プロテクタ4内の輸液が溢れ出て、周囲
を汚染することはない。
【0047】[5−A] タコ管6付近を粘着テープで
貼着することにより患者の皮膚に固定するとともに、ロ
ーラクランプ10を操作して、チューブ9の圧閉を解除
しかつ所定の開度に調整し、所定の速度で輸液を供給す
る。これにより、患者に対し輸液の投与がなされる。
【0048】図3は、本発明の輸液用器具の他の実施例
を示す全体外観図、図4は、図3に示す輸液用器具にお
けるプロテクタの構造を示す縦断面図である。なお、図
3中の右側および図4中の下側を「基端」、図3中の左
側および図4中の上側を「先端」として説明する。ま
た、輸液用器具1Aと同様の事項については、その説明
を省略する。
【0049】図3に示す輸液用器具1Bは、いわゆる翼
付針を備えた輸液用器具であり、中空針13と、中空針
13の基端部を支持するハブ14と、中空針13のハブ
14より先端側に突出した部分を被包する筒状のプロテ
クタ16と、ハブ14に好ましくは一体形成された一対
の翼15a、15bと、ハブ14の基端部に接続された
可撓性を有するチューブ18と、チューブ18の基端部
に装着されたコネクタ19とで構成されている。
【0050】ハブ14の先端部には、中空針13を被包
するようにプロテクタ16が装着されている。このプロ
テクタ16の先端部には、拡径部161が形成され、該
拡径部161の内部には、前記フィルタ部材5と同様の
フィルタ部材17が嵌合されている。なお、フィルタ部
材17は、拡径部161の内面に対し、接着剤により接
着固定されていてもよい。
【0051】また、このフィルタ部材17も、菌不透過
性を有するものであるのが好ましい。ハブ14の基端側
の両側部には、好ましくはハブ14と一体形成された一
対の翼15a、15bが設けられている。
【0052】この翼15a、15bは、可撓性を有し、
翼15a、15bのハブ14に対する接合部付近が屈曲
または湾曲することにより、開閉可能に構成されてい
る。中空針13を生体に対し穿刺する際には、翼15
a、15bを指で摘んで閉じた状態とし、穿刺の操作を
行う。また、中空針13を留置する際には、翼15a、
15bを開いた状態(図3に示す状態)とし、翼15
a、15bを粘着テープ等で貼着して皮膚に固定する。
【0053】チューブ18は、例えば軟質ポリ塩化ビニ
ルのような材料で構成され、可撓性、柔軟性を有してい
る。
【0054】コネクタ19は、例えば、シリンジ、シリ
ンジポンプ、輸液セット等の輸液(薬液)注入器具や前
述したような輸液容器に接続可能な接続部材であり、そ
の基端開口191は、気体不透過性または菌不透過性の
フィルム(封止部材)20により気密的に封止されてい
る。
【0055】フィルム20は、一旦剥離、除去すると、
再び貼着できないように構成され、これにより、輸液用
器具1Bが使用済であるか否かを把握することができ
る。すなわち、タンパープルーフ性を有するものであ
る。
【0056】フィルム20の構成材料としては、例え
ば、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレート、ポ
リプロピレン、ポリエチレン、ポリスチレン、EVA、
アイオノマーよりなる群から選択された少なくとも1種
が挙げられる。
【0057】また、フィルム20に変わる他の封止部材
として、例えば、基端開口191に気密的に嵌入する弾
性材料よりなる栓体を用いることもできる(キャップも
可)。
【0058】次に、輸液用器具1Bの使用方法(作用)
の一例について説明する。 [1−B] 図3に示すように、プロテクタ16をハブ
14に装着し、中空針13を被包した状態で、コネクタ
19の基端からフィルム20を剥し、基端開口191に
輸液注入器具を接続する。
【0059】[2−B] 次に、輸液注入器具を操作し
て輸液を供給し、輸液供給ラインおよび中空針2に対し
輸液によるプライミングを行う。輸液は、コネクタ1
9、チューブ18、ハブ14内を順次経て、中空針13
内に導入される。輸液の一部は、中空針13の針先13
1の開口(先端開口)より流出する。これにより、輸液
供給ラインおよび中空針13のプライミングが完了す
る。
【0060】[3−B] 中空針13の先端開口から流
出した輸液は、プロテクタ16の内部空間160を満た
して行く。このとき、プロテクタ16内の空気は、フィ
ルタ部材17を透過してプロテクタ16外へ排出され
る。プロテクタ16の内部空間160が全て輸液により
満たされると、フィルタ部材17は、輸液を透過しない
性質を有するため、その時点で輸液の供給が自動的に停
止される。
【0061】このように、輸液用器具1Bでは、プロテ
クタ16をハブ14に装着したままでプライミングを行
うことができるので、その操作が簡単であるとともに、
プライミング時に細菌汚染を生じる確率が低く、また、
プロテクタ16の着脱に伴う手指等の誤穿刺の危険性も
ないので、患者および操作者に対する安全性が極めて高
い。
【0062】[4−B] プロテクタ16をハブ14か
ら取り外し、露出した中空針13により、患者の血管
(静脈または動脈)を確保する。プロテクタ16をハブ
14から取り外すまで、プロテクタ16の内部(中空針
13の内部および外部)および輸液供給ラインの流路の
無菌性は維持されている。
【0063】中空針13を患者の血管に穿刺する際に
は、翼15a、15bを指で摘んで閉じ、この翼15
a、15bを把持して穿刺操作を行う。
【0064】なお、プロテクタ16を取り外す際には、
プロテクタ16の基端開口を鉛直上方へ向けてこれを行
うことにより、プロテクタ16内の輸液が溢れ出て、周
囲を汚染することはない。
【0065】[5−B] 翼15a、15bを開き、粘
着テープ等により皮膚に固定するとともに、輸液注入器
具を操作して輸液を所定速度で供給する。これにより、
患者に対し輸液の投与がなされる。
【0066】以上、本発明の輸液用器具を図示の実施例
について説明したが、本発明は、これらに限定されるも
のではなく、輸液用器具を構成する各部材は、同様の機
能を発揮し得る任意の構成のもと置換することができ
る。特に、輸液供給ラインの構成は、輸液を供給し得る
ものであれば、いかなる構成のものでもよい。
【0067】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の輸液用器具
によれば、プロテクタを装着したままでプライミングを
行うことができるので、その操作が簡単かつ短時間で行
えるとともに、プライミング時に細菌汚染を生じる確率
が低く、また、プロテクタの着脱に伴う手指等の誤穿刺
の危険性もないので、患者および操作者に対する安全性
が極めて高い。
【0068】また、フィルタ部材の液不透過性により、
プロテクタ内に輸液が満たされると輸液の供給が自動的
に停止されるので、この点でも操作性に優れている。し
かも、プライミングの際にフィルタ部材からの液漏れが
生じず、輸液が周囲に飛散して汚染を生じることもな
い。
【0069】また、フィルタ部材が菌不透過性を有する
場合には、輸液用器具全体を菌不透過性を有する包材に
収納しなくても、あるいは、菌不透過性を有さないよう
な簡易な包材を使用しても、プロテクタの内部および輸
液供給ラインの流路の無菌性を保持することができる。
これにより、包材のコストが低減され、包材の廃棄量が
低減され、包材開封の手間がなく、保管スペースの省ス
ペース化が図れる。
【0070】以上のことから、特に、複数の患者に対し
輸液を行う場合の大量の調剤作業において、これを安全
に効率よく行うことができ、有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の輸液用器具の実施例を示す全体外観図
である。
【図2】図1に示す輸液用器具におけるプロテクタの構
造を示す縦断面図である。
【図3】本発明の輸液用器具の他の実施例を示す全体外
観図である。
【図4】図3に示す輸液用器具におけるプロテクタの構
造を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1A、1B 輸液用器具 2 中空針 21 針先 3 ハブ 4 プロテクタ 41 先端開口 42 基端開口 5 フィルタ部材 6 タコ管 7 ゴム管 8 分岐コネクタ 81 栓体 9 チューブ 10 クランプ 101 ケーシング 102 溝 103 ローラ 11 ドリップチャンバ 12 針管 13 中空針 131 針先 14 ハブ 15a、15b 翼 16 プロテクタ 161 拡径部 17 フィルタ部材 18 チューブ 19 コネクタ 191 基端開口 20 フィルム

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端側に鋭利な針先を有する中空針と、 前記中空針の基端側に接続された輸液供給ラインと、 前記中空針の少なくとも前記針先を被包する筒状のプロ
    テクタとを有する輸液用器具であって、 前記プロテクタに、気体は透過するが液体は不透過なフ
    ィルタ部材が設置されていることを特徴とする輸液用器
    具。
  2. 【請求項2】 前記フィルタ部材は、前記プロテクタの
    先端部に設置されている請求項1に記載の輸液用器具。
  3. 【請求項3】 前記フィルタ部材は、菌不透過性を有し
    ている請求項1または2に記載の輸液用器具。
  4. 【請求項4】 前記フィルタ部材は、菌不透過性を有し
    ており、前記輸液供給ラインの途中または基端部が封止
    されており、これにより、前記プロテクタの内部および
    前記輸液供給ラインの流路が無菌状態に保持されている
    請求項1または2に記載の輸液用器具。
  5. 【請求項5】 前記フィルタ部材は、平均孔径が0.1
    〜10μm の多孔質材で構成されている請求項1ないし
    4のいずれかに記載の輸液用器具。
  6. 【請求項6】 前記フィルタ部材は、ポリテトラフルオ
    ロエチレン、セルロース混合エステル、ポリフッ化ビニ
    リデン、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリスルホン
    および高吸水性高分子材料等の水膨潤剤を含む多孔質焼
    結体よりなる群から選択された少なくとも1種の材料で
    構成されている請求項1ないし5のいずれかに記載の輸
    液用器具。
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