JPH10109224A - シェービングカッターの外径寸法設定方法 - Google Patents
シェービングカッターの外径寸法設定方法Info
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- JPH10109224A JPH10109224A JP26605396A JP26605396A JPH10109224A JP H10109224 A JPH10109224 A JP H10109224A JP 26605396 A JP26605396 A JP 26605396A JP 26605396 A JP26605396 A JP 26605396A JP H10109224 A JPH10109224 A JP H10109224A
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- Japan
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- trochoid
- outer diameter
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Abstract
(57)【要約】
【課題】下切り加工後に仕上げ加工を施すためのシェー
ビングカッターの研磨にあたって、相手歯車の歯先によ
るトロコイド曲線が、ワークのインボリュート仕上げ曲
面、ならびにトロコイド仕上げ曲面および歯底部間の段
部にそれぞれ干渉することを防止し得るようにシェービ
ングカッターの外径寸法を設定する。 【解決手段】インボリュートおよびトロコイド仕上げ曲
面10a,10bの連結部からワークWの中心までの距
離がインボリュートおよびトロコイド下切り曲面5a,
5bの連結部5cからワークWの中心までの距離よりも
第1所定値以上大きくなるようにシェービングカッター
の最大外径を設定するとともに、相手歯車によるトロコ
イド曲線とトロコイド下切り曲面5bおよびトロコイド
仕上げ曲面10bの交点11との間の距離が第2所定値
以上大きくなるようにシェービングカッターの最小外径
を定める。
ビングカッターの研磨にあたって、相手歯車の歯先によ
るトロコイド曲線が、ワークのインボリュート仕上げ曲
面、ならびにトロコイド仕上げ曲面および歯底部間の段
部にそれぞれ干渉することを防止し得るようにシェービ
ングカッターの外径寸法を設定する。 【解決手段】インボリュートおよびトロコイド仕上げ曲
面10a,10bの連結部からワークWの中心までの距
離がインボリュートおよびトロコイド下切り曲面5a,
5bの連結部5cからワークWの中心までの距離よりも
第1所定値以上大きくなるようにシェービングカッター
の最大外径を設定するとともに、相手歯車によるトロコ
イド曲線とトロコイド下切り曲面5bおよびトロコイド
仕上げ曲面10bの交点11との間の距離が第2所定値
以上大きくなるようにシェービングカッターの最小外径
を定める。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、下切り工具を用い
た下切り加工が施されたワークに、仕上げ加工を施すた
めのシェービングカッターの研磨にあたって、該シェー
ビングカッターの外径を定めるための方法に関する。
た下切り加工が施されたワークに、仕上げ加工を施すた
めのシェービングカッターの研磨にあたって、該シェー
ビングカッターの外径を定めるための方法に関する。
【0002】
【従来の技術】シェービングカッターを研磨する際に、
当該歯車に噛合する相手歯車の歯先によって形成される
トロコイド曲線が、研磨後のシェービングカッターによ
る仕上げ加工で形成されるインボリュート仕上げ曲面に
干渉することを防止するために、研磨後のシェービング
カッターの最大外径を規定することが従来から行なわれ
ている。
当該歯車に噛合する相手歯車の歯先によって形成される
トロコイド曲線が、研磨後のシェービングカッターによ
る仕上げ加工で形成されるインボリュート仕上げ曲面に
干渉することを防止するために、研磨後のシェービング
カッターの最大外径を規定することが従来から行なわれ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、研磨によっ
てシェービングカッターの外径が小さくなり過ぎると、
研磨後のシェービングカッターによるトロコイド仕上げ
曲面と、ワークの歯底部との間に形成される段部に、相
手歯車の歯先によるトロコイド曲線が干渉してしまうの
であるが、従来、そのような干渉については考慮されて
いない。
てシェービングカッターの外径が小さくなり過ぎると、
研磨後のシェービングカッターによるトロコイド仕上げ
曲面と、ワークの歯底部との間に形成される段部に、相
手歯車の歯先によるトロコイド曲線が干渉してしまうの
であるが、従来、そのような干渉については考慮されて
いない。
【0004】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、相手歯車の歯先によるトロコイド曲線が、仕
上げ加工後のワークのインボリュート仕上げ曲面、なら
びにトロコイド仕上げ曲面および歯底部間の段部にそれ
ぞれ干渉することを防止し得るようにしたシェービング
カッターの外径寸法設定方法を提供することを目的とす
る。
のであり、相手歯車の歯先によるトロコイド曲線が、仕
上げ加工後のワークのインボリュート仕上げ曲面、なら
びにトロコイド仕上げ曲面および歯底部間の段部にそれ
ぞれ干渉することを防止し得るようにしたシェービング
カッターの外径寸法設定方法を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明によれば、ホブカッターおよびピニオンカッ
ター等の下切り工具を用いた下切り加工により、インボ
リュート曲線に沿う歯先側のインボリュート下切り曲面
と、トロコイド曲線に沿う歯底側のトロコイド下切り曲
面とが連なって成る下切り歯面を有する複数の歯をワー
クの外周に形成した後、該ワークの下切り歯面に仕上げ
加工を施してインボリュート曲線に沿う歯先側のインボ
リュート仕上げ曲面と、トロコイド曲線に沿うトロコイ
ド仕上げ曲面とを形成するためのシェービングカッター
を研磨する際に、研磨後のシェービングカッターの外径
を設定するにあたって、インボリュートおよびトロコイ
ド仕上げ曲面の連結部からワークの中心までの距離がイ
ンボリュートおよびトロコイド下切り曲面の連結部から
ワークの中心までの距離よりも第1所定値以上大きくな
る条件を満足するシェービングカッターの最大外径と、
当該歯車に噛合する相手歯車によるトロコイド曲線とト
ロコイド下切り曲面およびトロコイド仕上げ曲面の交点
との間の距離が第2所定値以上となる条件を満足するシ
ェービングカッターの最小外径とを、前記研磨に伴なう
シェービングカッターの歯厚変化に応じて設定してお
き、前記最大外径および最小外径間に研磨後のシェービ
ングカッターの外径を定める。
に、本発明によれば、ホブカッターおよびピニオンカッ
ター等の下切り工具を用いた下切り加工により、インボ
リュート曲線に沿う歯先側のインボリュート下切り曲面
と、トロコイド曲線に沿う歯底側のトロコイド下切り曲
面とが連なって成る下切り歯面を有する複数の歯をワー
クの外周に形成した後、該ワークの下切り歯面に仕上げ
加工を施してインボリュート曲線に沿う歯先側のインボ
リュート仕上げ曲面と、トロコイド曲線に沿うトロコイ
ド仕上げ曲面とを形成するためのシェービングカッター
を研磨する際に、研磨後のシェービングカッターの外径
を設定するにあたって、インボリュートおよびトロコイ
ド仕上げ曲面の連結部からワークの中心までの距離がイ
ンボリュートおよびトロコイド下切り曲面の連結部から
ワークの中心までの距離よりも第1所定値以上大きくな
る条件を満足するシェービングカッターの最大外径と、
当該歯車に噛合する相手歯車によるトロコイド曲線とト
ロコイド下切り曲面およびトロコイド仕上げ曲面の交点
との間の距離が第2所定値以上となる条件を満足するシ
ェービングカッターの最小外径とを、前記研磨に伴なう
シェービングカッターの歯厚変化に応じて設定してお
き、前記最大外径および最小外径間に研磨後のシェービ
ングカッターの外径を定める。
【0006】このような方法によれば、インボリュート
およびトロコイド仕上げ曲面の連結部からワークの中心
までの距離がインボリュートおよびトロコイド下切り曲
面の連結部からワークの中心までの距離よりも第1所定
値以上大きくなる条件を満足するシェービングカッター
の最大外径よりも、研磨後のシェービングカッターの外
径が小さくなることにより、相手歯車の歯先によって形
成されるトロコイド曲線が、研磨後のシェービングカッ
ターによって形成されるインボリュート仕上げ曲面に干
渉することを防止することができる。また相手歯車によ
るトロコイド曲線とトロコイド下切り曲面およびトロコ
イド仕上げ曲面の交点との間の距離が第2所定値以上と
なる条件を満足するシェービングカッターの最小外径よ
りも、研磨後のシェービングカッターの外径が大きくな
ることにより、研磨後のシェービングカッターによって
形成されるトロコイド仕上げ曲面および歯底部間の段部
に、相手歯車のトロコイド曲線が干渉することを防止す
ることができる。
およびトロコイド仕上げ曲面の連結部からワークの中心
までの距離がインボリュートおよびトロコイド下切り曲
面の連結部からワークの中心までの距離よりも第1所定
値以上大きくなる条件を満足するシェービングカッター
の最大外径よりも、研磨後のシェービングカッターの外
径が小さくなることにより、相手歯車の歯先によって形
成されるトロコイド曲線が、研磨後のシェービングカッ
ターによって形成されるインボリュート仕上げ曲面に干
渉することを防止することができる。また相手歯車によ
るトロコイド曲線とトロコイド下切り曲面およびトロコ
イド仕上げ曲面の交点との間の距離が第2所定値以上と
なる条件を満足するシェービングカッターの最小外径よ
りも、研磨後のシェービングカッターの外径が大きくな
ることにより、研磨後のシェービングカッターによって
形成されるトロコイド仕上げ曲面および歯底部間の段部
に、相手歯車のトロコイド曲線が干渉することを防止す
ることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面に示した本発明の一実施例に基づいて説明する。
付図面に示した本発明の一実施例に基づいて説明する。
【0008】図1ないし図7は本発明の一実施例を示す
ものであり、図1はホブカッターの側面図、図2はホブ
カッターによる歯車創成状態を示す図、図3はシェービ
ングカッターの軸直角方向から見た正面図、図4は図3
の要部拡大斜視図、図5はシェービングカッターの最大
外径の演算過程を説明するための図、図6はシェービン
グカッターの最小外径の演算過程を説明するための図、
図7はシェービングカッターの外径設定範囲を示す図で
ある。
ものであり、図1はホブカッターの側面図、図2はホブ
カッターによる歯車創成状態を示す図、図3はシェービ
ングカッターの軸直角方向から見た正面図、図4は図3
の要部拡大斜視図、図5はシェービングカッターの最大
外径の演算過程を説明するための図、図6はシェービン
グカッターの最小外径の演算過程を説明するための図、
図7はシェービングカッターの外径設定範囲を示す図で
ある。
【0009】先ず図1において、下切り工具としてのホ
ブカッター1は、円筒状のホブ本体2の外周に、歯形曲
線のプロフィルを持つねじれ溝3と、それらのねじれ溝
3を横断するようにしてホブ本体2の軸線にほぼ沿って
延びる複数の切刃溝4,4…が設けられて成るものであ
り、このようなホブカッター1を用いた下切り加工によ
り、図2で示すように、円盤状であるワークWの外周
に、下切り歯面5を有する複数の歯6,6…が形成され
る。
ブカッター1は、円筒状のホブ本体2の外周に、歯形曲
線のプロフィルを持つねじれ溝3と、それらのねじれ溝
3を横断するようにしてホブ本体2の軸線にほぼ沿って
延びる複数の切刃溝4,4…が設けられて成るものであ
り、このようなホブカッター1を用いた下切り加工によ
り、図2で示すように、円盤状であるワークWの外周
に、下切り歯面5を有する複数の歯6,6…が形成され
る。
【0010】図2において、ホブカッター1は、破線で
示す創成軌跡を描くようにして各歯6,6…の下切り歯
面5を形成するものであり、各下切り歯面5は、インボ
リュート曲線に沿う歯先側のインボリュート下切り曲面
5aと、トロコイド曲線に沿う歯底側のトロコイド下切
り曲面5bとが連結部5cで連結されて成る。
示す創成軌跡を描くようにして各歯6,6…の下切り歯
面5を形成するものであり、各下切り歯面5は、インボ
リュート曲線に沿う歯先側のインボリュート下切り曲面
5aと、トロコイド曲線に沿う歯底側のトロコイド下切
り曲面5bとが連結部5cで連結されて成る。
【0011】このようにして下切り歯面5bを有する複
数の歯6,6…が外周に設けられたワークWには、図3
および図4で示すシェービングカッター7により、仕上
げ加工が施される。このシェービングカッター7の外周
には、ワークWの各歯6,6…に噛合すべく複数の歯
8,8…が設けられており、それらの歯8,8…の歯面
には、それぞれ複数の切刃溝9,9…が設けられる。
数の歯6,6…が外周に設けられたワークWには、図3
および図4で示すシェービングカッター7により、仕上
げ加工が施される。このシェービングカッター7の外周
には、ワークWの各歯6,6…に噛合すべく複数の歯
8,8…が設けられており、それらの歯8,8…の歯面
には、それぞれ複数の切刃溝9,9…が設けられる。
【0012】図5において、ホブカッター1により創成
されたワークWの各歯6,6…における歯面5へのシェ
ービングカッター7による仕上げ加工により、図5の破
線で示すように、インボリュート曲線に沿う歯先側のイ
ンボリュート仕上げ曲面10aと、トロコイド曲線に沿
うトロコイド仕上げ曲面10bとが、連結部10cで相
互に連結されるようにして形成される。
されたワークWの各歯6,6…における歯面5へのシェ
ービングカッター7による仕上げ加工により、図5の破
線で示すように、インボリュート曲線に沿う歯先側のイ
ンボリュート仕上げ曲面10aと、トロコイド曲線に沿
うトロコイド仕上げ曲面10bとが、連結部10cで相
互に連結されるようにして形成される。
【0013】ところで、シェービングカッター7は、そ
の摩耗に応じて研磨されるものであるが、研磨後のシェ
ービングカッター7の外径が大き過ぎると、シェービン
グカッター7による仕上げ加工で形成されるインボリュ
ート仕上げ曲面10aに、相手歯車の歯先によって形成
されるトロコイド曲線が干渉することがあり、その干渉
を防止するために、研磨後のシェービングカッター7の
最大外径を規定することが必要である。
の摩耗に応じて研磨されるものであるが、研磨後のシェ
ービングカッター7の外径が大き過ぎると、シェービン
グカッター7による仕上げ加工で形成されるインボリュ
ート仕上げ曲面10aに、相手歯車の歯先によって形成
されるトロコイド曲線が干渉することがあり、その干渉
を防止するために、研磨後のシェービングカッター7の
最大外径を規定することが必要である。
【0014】この際、研磨後のシェービングカッター7
により形成されるインボリュートおよびトロコイド仕上
げ曲面10a,10bの連結部10cからワークWの中
心Cまでの距離LC が、ホブカッター1により形成され
たインボリュートおよびトロコイド下切り曲面5a,5
bの連結部5cからワークWの中心Cまでの距離LHよ
りも大きければ、当該歯車に噛合する相手歯車の歯先に
よって形成されるトロコイド曲線がインボリュート仕上
げ曲面10aに干渉するのを防止することができる。そ
こで、前記連結部10cおよび中心C間の距離LC か
ら、前記連結部5cおよび中心C間の距離LH を減算し
て得られる差ΔLが、第1所定値たとえば0.001m
m以上となるように研磨後のシェービングカッター7の
最大外径を定める。而して、研磨によるシェービングカ
ッター7の歯厚変化に応じても前記条件を満足するシェ
ービングカッター7の最大外径が変化するものであり、
シェービングカッター7の歯厚を変化させる毎に前記条
件を満足するシェービングカッター7の最大外径を繰返
して演算する。
により形成されるインボリュートおよびトロコイド仕上
げ曲面10a,10bの連結部10cからワークWの中
心Cまでの距離LC が、ホブカッター1により形成され
たインボリュートおよびトロコイド下切り曲面5a,5
bの連結部5cからワークWの中心Cまでの距離LHよ
りも大きければ、当該歯車に噛合する相手歯車の歯先に
よって形成されるトロコイド曲線がインボリュート仕上
げ曲面10aに干渉するのを防止することができる。そ
こで、前記連結部10cおよび中心C間の距離LC か
ら、前記連結部5cおよび中心C間の距離LH を減算し
て得られる差ΔLが、第1所定値たとえば0.001m
m以上となるように研磨後のシェービングカッター7の
最大外径を定める。而して、研磨によるシェービングカ
ッター7の歯厚変化に応じても前記条件を満足するシェ
ービングカッター7の最大外径が変化するものであり、
シェービングカッター7の歯厚を変化させる毎に前記条
件を満足するシェービングカッター7の最大外径を繰返
して演算する。
【0015】図6において、研磨によってシェービング
カッター7の外径が小さくなり過ぎると、研磨後のシェ
ービングカッター7によるトロコイド仕上げ曲面10b
と、ワークWの歯底部との間に形成される段部に、相手
歯車の歯先によるトロコイド曲線が干渉することがあ
り、その干渉を防止するために、研磨後のシェービング
カッター7の最小外径を規定することが必要である。
カッター7の外径が小さくなり過ぎると、研磨後のシェ
ービングカッター7によるトロコイド仕上げ曲面10b
と、ワークWの歯底部との間に形成される段部に、相手
歯車の歯先によるトロコイド曲線が干渉することがあ
り、その干渉を防止するために、研磨後のシェービング
カッター7の最小外径を規定することが必要である。
【0016】この際、トロコイド下切り曲面5bおよび
トロコイド仕上げ曲面10bの交点11と、相手歯車に
よるトロコイド曲線との間に所定距離があいていれば、
研磨後のシェービングカッター7によるトロコイド仕上
げ曲面10bとワークWの歯底部との間に形成される段
部に、相手歯車の歯先によるトロコイド曲線が干渉する
ことを防止することができる。そこで、前記交点11
と、相手歯車によるトロコイド曲線の交点11に最も近
接した位置Pとの間の距離CLが第2所定値たとえば
0.001mm以上となるように研磨後のシェービング
カッター7の最小外径を定めるのであるが、前記交点1
1の座標を(X1,Y1)とし、前記位置Pの座標を
(X2,Y2)としたときに、距離CLは、 CL={(X2−X1)2 +(Y2−Y1)2 }1/2 で得られる。而して交点11の座標(X1,Y1)は、
シェービングカッター7の外径および歯厚に応じて変化
するものであり、シェービングカッター7の歯厚を変化
させる毎に前記距離CLが0.001mm以上となるよ
うなシェービングカッター7の最小外径を繰返して演算
する。
トロコイド仕上げ曲面10bの交点11と、相手歯車に
よるトロコイド曲線との間に所定距離があいていれば、
研磨後のシェービングカッター7によるトロコイド仕上
げ曲面10bとワークWの歯底部との間に形成される段
部に、相手歯車の歯先によるトロコイド曲線が干渉する
ことを防止することができる。そこで、前記交点11
と、相手歯車によるトロコイド曲線の交点11に最も近
接した位置Pとの間の距離CLが第2所定値たとえば
0.001mm以上となるように研磨後のシェービング
カッター7の最小外径を定めるのであるが、前記交点1
1の座標を(X1,Y1)とし、前記位置Pの座標を
(X2,Y2)としたときに、距離CLは、 CL={(X2−X1)2 +(Y2−Y1)2 }1/2 で得られる。而して交点11の座標(X1,Y1)は、
シェービングカッター7の外径および歯厚に応じて変化
するものであり、シェービングカッター7の歯厚を変化
させる毎に前記距離CLが0.001mm以上となるよ
うなシェービングカッター7の最小外径を繰返して演算
する。
【0017】このようにして、図7で示すように、干渉
を防止するためのシェービングカッター7の最大外径D
H および最小外径DL が、シェービングカッター7の歯
厚変化に応じて定まることになり、研磨後のシェービン
グカッター7の外径は、前記最大外径DH および最小外
径DL 間に設定される。
を防止するためのシェービングカッター7の最大外径D
H および最小外径DL が、シェービングカッター7の歯
厚変化に応じて定まることになり、研磨後のシェービン
グカッター7の外径は、前記最大外径DH および最小外
径DL 間に設定される。
【0018】次にこの実施例の作用について説明する
と、インボリュートおよびトロコイド仕上げ曲面10
a,10bの連結部10cからワークWの中心Cまでの
距離LCがインボリュートおよびトロコイド下切り曲面
5a,5bの連結部5cからワークWの中心Cまでの距
離LH よりも第1所定値以上大きくなる条件を満足する
シェービングカッター7の最大外径DH よりも、研磨後
のシェービングカッターの外径を小さくすることによ
り、相手歯車の歯先によって形成されるトロコイド曲線
が、研磨後のシェービングカッター7によって形成され
るインボリュート仕上げ曲面10aに干渉することを防
止することができる。
と、インボリュートおよびトロコイド仕上げ曲面10
a,10bの連結部10cからワークWの中心Cまでの
距離LCがインボリュートおよびトロコイド下切り曲面
5a,5bの連結部5cからワークWの中心Cまでの距
離LH よりも第1所定値以上大きくなる条件を満足する
シェービングカッター7の最大外径DH よりも、研磨後
のシェービングカッターの外径を小さくすることによ
り、相手歯車の歯先によって形成されるトロコイド曲線
が、研磨後のシェービングカッター7によって形成され
るインボリュート仕上げ曲面10aに干渉することを防
止することができる。
【0019】また相手歯車によるトロコイド曲線とトロ
コイド下切り曲面5bおよびトロコイド仕上げ曲面10
bの交点11との間の距離CLが第2所定値以上となる
条件を満足するシェービングカッター7の最小外径DL
よりも、研磨後のシェービングカッター7の外径を大き
く設定することにより、研磨後のシェービングカッター
7によって形成されるトロコイド仕上げ曲面10bおよ
び歯底部間の段部に、相手歯車のトロコイド曲線が干渉
することを防止することができる。
コイド下切り曲面5bおよびトロコイド仕上げ曲面10
bの交点11との間の距離CLが第2所定値以上となる
条件を満足するシェービングカッター7の最小外径DL
よりも、研磨後のシェービングカッター7の外径を大き
く設定することにより、研磨後のシェービングカッター
7によって形成されるトロコイド仕上げ曲面10bおよ
び歯底部間の段部に、相手歯車のトロコイド曲線が干渉
することを防止することができる。
【0020】これに対し、研磨後のシェービングカッタ
ー7の最小外径を規定していなかった従来のものでは、
図7の破線で示すように、研磨後のシェービングカッタ
ー7の外径が最小外径DL よりも小さくなることがあ
り、それにより、研磨後のシェービングカッター7によ
るトロコイド仕上げ曲面10bと、ワークWの歯底部と
の間に形成される段部に、相手歯車の歯先によるトロコ
イド曲線が干渉してしまうことがあったのである。
ー7の最小外径を規定していなかった従来のものでは、
図7の破線で示すように、研磨後のシェービングカッタ
ー7の外径が最小外径DL よりも小さくなることがあ
り、それにより、研磨後のシェービングカッター7によ
るトロコイド仕上げ曲面10bと、ワークWの歯底部と
の間に形成される段部に、相手歯車の歯先によるトロコ
イド曲線が干渉してしまうことがあったのである。
【0021】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の
範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計
変更を行なうことが可能である。
明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の
範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計
変更を行なうことが可能である。
【0022】たとえば下切り工具としてピニオンカッタ
ーやラックカッターを用いるものにも本発明を適用可能
である。
ーやラックカッターを用いるものにも本発明を適用可能
である。
【0023】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、インボリ
ュートおよびトロコイド仕上げ曲面の連結部からワーク
の中心までの距離がインボリュートおよびトロコイド下
切り曲面の連結部からワークの中心までの距離よりも第
1所定値以上大きくなる条件を満足するシェービングカ
ッターの最大外径よりも、研磨後のシェービングカッタ
ーの外径を小さくすることにより、相手歯車の歯先によ
って形成されるトロコイド曲線がインボリュート仕上げ
曲面に干渉することを防止することができ、また相手歯
車によるトロコイド曲線とトロコイド下切り曲面および
トロコイド仕上げ曲面の交点との間の距離が第2所定値
以上となる条件を満足するシェービングカッターの最小
外径よりも研磨後のシェービングカッターの外径を大き
く設定することにより、トロコイド仕上げ曲面および歯
底部間の段部に、相手歯車のトロコイド曲線が干渉する
ことを防止することができる。
ュートおよびトロコイド仕上げ曲面の連結部からワーク
の中心までの距離がインボリュートおよびトロコイド下
切り曲面の連結部からワークの中心までの距離よりも第
1所定値以上大きくなる条件を満足するシェービングカ
ッターの最大外径よりも、研磨後のシェービングカッタ
ーの外径を小さくすることにより、相手歯車の歯先によ
って形成されるトロコイド曲線がインボリュート仕上げ
曲面に干渉することを防止することができ、また相手歯
車によるトロコイド曲線とトロコイド下切り曲面および
トロコイド仕上げ曲面の交点との間の距離が第2所定値
以上となる条件を満足するシェービングカッターの最小
外径よりも研磨後のシェービングカッターの外径を大き
く設定することにより、トロコイド仕上げ曲面および歯
底部間の段部に、相手歯車のトロコイド曲線が干渉する
ことを防止することができる。
【図1】ホブカッターの側面図である。
【図2】ホブカッターによる歯車創成状態を示す図であ
る。
る。
【図3】シェービングカッターの軸直角方向から見た正
面図である。
面図である。
【図4】図3の要部拡大斜視図である。
【図5】シェービングカッターの最大外径の演算過程を
説明するための図である。
説明するための図である。
【図6】シェービングカッターの最小外径の演算過程を
説明するための図である。
説明するための図である。
【図7】シェービングカッターの外径設定範囲を示す図
である。
である。
1・・・下切り工具としてのホブカッター 5・・・下切り歯面 5a・・・インボリュート下切り曲面 5b・・・トロコイド下切り曲面 5c,10c・・・連結部 6・・・歯 7・・・シェービングカッター 10a・・・インボリュート仕上げ曲面 10b・・・トロコイド仕上げ曲面 11・・・交点 C・・・ワークの中心 W・・・ワーク
Claims (1)
- 【請求項1】 下切り工具(1)を用いた下切り加工に
より、インボリュート曲線に沿う歯先側のインボリュー
ト下切り曲面(5a)と、トロコイド曲線に沿う歯底側
のトロコイド下切り曲面(5b)とが連なって成る下切
り歯面(5)を有する複数の歯(6)をワーク(W)の
外周に形成した後、該ワーク(W)の下切り歯面(5)
に仕上げ加工を施してインボリュート曲線に沿う歯先側
のインボリュート仕上げ曲面(10a)と、トロコイド
曲線に沿うトロコイド仕上げ曲面(10b)とを形成す
るためのシェービングカッター(7)を研磨する際に、
研磨後のシェービングカッター(7)の外径を設定する
にあたって、インボリュートおよびトロコイド仕上げ曲
面(10a,10b)の連結部(10c)からワーク
(W)の中心(C)までの距離がインボリュートおよび
トロコイド下切り曲面(5a,5b)の連結部(5c)
からワーク(W)の中心(C)までの距離よりも第1所
定値以上大きくなる条件を満足するシェービングカッタ
ー(7)の最大外径と、当該歯車に噛合する相手歯車に
よるトロコイド曲線とトロコイド下切り曲面(5b)お
よびトロコイド仕上げ曲面(10b)の交点(11)と
の間の距離が第2所定値以上となる条件を満足するシェ
ービングカッター(7)の最小外径とを、前記研磨に伴
なうシェービングカッター(7)の歯厚変化に応じて設
定しておき、前記最大外径および最小外径間に研磨後の
シェービングカッター(7)の外径を定めることを特徴
とするシェービングカッターの外径寸法設定方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26605396A JP3426449B2 (ja) | 1996-10-07 | 1996-10-07 | シェービングカッターの外径寸法設定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26605396A JP3426449B2 (ja) | 1996-10-07 | 1996-10-07 | シェービングカッターの外径寸法設定方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10109224A true JPH10109224A (ja) | 1998-04-28 |
| JP3426449B2 JP3426449B2 (ja) | 2003-07-14 |
Family
ID=17425735
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26605396A Expired - Fee Related JP3426449B2 (ja) | 1996-10-07 | 1996-10-07 | シェービングカッターの外径寸法設定方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3426449B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100364717C (zh) * | 2003-09-29 | 2008-01-30 | 陆联精密股份有限公司 | 双渐开线剃齿刀制造方法 |
| JP2008049472A (ja) * | 2006-08-25 | 2008-03-06 | Luren Precision Co Ltd | ホブ及び該ホブを使用するギア切削加工方法 |
| JP2022084109A (ja) * | 2020-11-26 | 2022-06-07 | 株式会社ジェイテクト | 歯車加工方法及び歯車加工装置 |
| CN115383525A (zh) * | 2022-08-22 | 2022-11-25 | 晨和晨智能装备(江苏)有限责任公司 | 一种用于磨削的数控机床 |
-
1996
- 1996-10-07 JP JP26605396A patent/JP3426449B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100364717C (zh) * | 2003-09-29 | 2008-01-30 | 陆联精密股份有限公司 | 双渐开线剃齿刀制造方法 |
| JP2008049472A (ja) * | 2006-08-25 | 2008-03-06 | Luren Precision Co Ltd | ホブ及び該ホブを使用するギア切削加工方法 |
| JP2022084109A (ja) * | 2020-11-26 | 2022-06-07 | 株式会社ジェイテクト | 歯車加工方法及び歯車加工装置 |
| CN115383525A (zh) * | 2022-08-22 | 2022-11-25 | 晨和晨智能装备(江苏)有限责任公司 | 一种用于磨削的数控机床 |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3426449B2 (ja) | 2003-07-14 |
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Legal Events
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