JPH10109385A - ホルムアルデヒド捕捉防湿シート及びそれを用いた化粧板並びに内装用部材 - Google Patents
ホルムアルデヒド捕捉防湿シート及びそれを用いた化粧板並びに内装用部材Info
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- JPH10109385A JPH10109385A JP8265762A JP26576296A JPH10109385A JP H10109385 A JPH10109385 A JP H10109385A JP 8265762 A JP8265762 A JP 8265762A JP 26576296 A JP26576296 A JP 26576296A JP H10109385 A JPH10109385 A JP H10109385A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】木質基材等から発生するホルムアルデヒドを捕
捉して無臭化、無害化すると共に、基材の吸放湿による
反りの発生を防止し、しかも表裏の誤貼付を確実に防止
することができる、表裏の識別が容易なホルムアルデヒ
ド捕捉防湿シート、及びそれを用いた化粧板並びに内装
用部材を提供する。 【解決手段】ホルムアルデヒド捕捉剤を含有する第1の
繊維質層と、防湿層と、ホルムアルデヒド捕捉剤を含有
しない第2の繊維質層とが、順次積層されてなるホルム
アルデヒド捕捉防湿シートにおいて、少なくとも一方の
表面を、他方の表面と異なる色に、全面的または部分的
に着色する。
捉して無臭化、無害化すると共に、基材の吸放湿による
反りの発生を防止し、しかも表裏の誤貼付を確実に防止
することができる、表裏の識別が容易なホルムアルデヒ
ド捕捉防湿シート、及びそれを用いた化粧板並びに内装
用部材を提供する。 【解決手段】ホルムアルデヒド捕捉剤を含有する第1の
繊維質層と、防湿層と、ホルムアルデヒド捕捉剤を含有
しない第2の繊維質層とが、順次積層されてなるホルム
アルデヒド捕捉防湿シートにおいて、少なくとも一方の
表面を、他方の表面と異なる色に、全面的または部分的
に着色する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、壁面材や造作部
材、建具等の建築部材や家具材等に使用して、基材から
発生し又は室内の空気中に含有されるホルムアルデヒド
を捕捉して無臭化、無害化すると共に、基材の吸放湿に
よる反りの発生を防止するための、ホルムアルデヒド捕
捉防湿シートに関するものである。
材、建具等の建築部材や家具材等に使用して、基材から
発生し又は室内の空気中に含有されるホルムアルデヒド
を捕捉して無臭化、無害化すると共に、基材の吸放湿に
よる反りの発生を防止するための、ホルムアルデヒド捕
捉防湿シートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、建築物の構造材や壁面材、造作部
材、建具等の建築材料や家具材等として、天然木材の無
垢材は資源の枯渇により益々高価になりつつあり、また
強度面や意匠面等の品質のばらつきも大きいので、より
安価で品質の安定した材料として、合板、集成材、パー
ティクルボード、ハードボード、中密度繊維板等、木目
の意匠の劣る安価な天然木材を原料としてこれを樹脂加
工してなる、各種の合成木質材料が、益々多用される様
になっている。
材、建具等の建築材料や家具材等として、天然木材の無
垢材は資源の枯渇により益々高価になりつつあり、また
強度面や意匠面等の品質のばらつきも大きいので、より
安価で品質の安定した材料として、合板、集成材、パー
ティクルボード、ハードボード、中密度繊維板等、木目
の意匠の劣る安価な天然木材を原料としてこれを樹脂加
工してなる、各種の合成木質材料が、益々多用される様
になっている。
【0003】ところが、上記した合成木質材料は、製造
時に尿素樹脂系接着剤等のホルムアルデヒドを含有する
接着剤を使用したものが多く、製造後も遊離のホルムア
ルデヒドや熱処理時の分解によるホルムアルデヒドが残
留するため、こうした建築材料を使用した建築物では、
完成後にも建築材料から健康上有害で特異な不快臭を有
するホルムアルデヒドが放出され、居住者や使用者にア
レルギー症状等の健康被害や不快感を与える場合があ
り、一部で問題視されている。
時に尿素樹脂系接着剤等のホルムアルデヒドを含有する
接着剤を使用したものが多く、製造後も遊離のホルムア
ルデヒドや熱処理時の分解によるホルムアルデヒドが残
留するため、こうした建築材料を使用した建築物では、
完成後にも建築材料から健康上有害で特異な不快臭を有
するホルムアルデヒドが放出され、居住者や使用者にア
レルギー症状等の健康被害や不快感を与える場合があ
り、一部で問題視されている。
【0004】この問題を解決する手段として従来、
(A)ホルムアルデヒドを含有・発生しない接着剤を使
用して合成木質材料を製造する方法、(B)ホルムアル
デヒド捕捉剤を配合した接着剤を使用して合成木質材料
を製造する方法、(C)合成木質材料の製造後にホルム
アルデヒド捕捉剤を塗布または含浸する方法、(D)合
成木質材料への壁紙や化粧紙等の貼付時にホルムアルデ
ヒド捕捉剤を含有する接着剤を使用する方法、(E)ホ
ルムアルデヒド捕捉剤を含浸した紙を、部材内部の空洞
部に充填する方法、(F)ホルムアルデヒド捕捉剤を含
浸した紙を、合成木質材料や部材等の梱包に使用する方
法、等が提案されていた。
(A)ホルムアルデヒドを含有・発生しない接着剤を使
用して合成木質材料を製造する方法、(B)ホルムアル
デヒド捕捉剤を配合した接着剤を使用して合成木質材料
を製造する方法、(C)合成木質材料の製造後にホルム
アルデヒド捕捉剤を塗布または含浸する方法、(D)合
成木質材料への壁紙や化粧紙等の貼付時にホルムアルデ
ヒド捕捉剤を含有する接着剤を使用する方法、(E)ホ
ルムアルデヒド捕捉剤を含浸した紙を、部材内部の空洞
部に充填する方法、(F)ホルムアルデヒド捕捉剤を含
浸した紙を、合成木質材料や部材等の梱包に使用する方
法、等が提案されていた。
【0005】しかしながら、上記した各種の方法の内、
(A)は性能面・価格面で満足できる接着剤が存在しな
いという問題点があり、(B)はホルムアルデヒドの発
生を嫌う特定用途向けのみの小ロット生産はコスト高に
なるという問題点があり、(C)は専用の塗装機が必要
になり、また工程が煩雑になるという問題点があり、
(D)は特定用途向けのみに接着剤を使い分ける必要が
生じ、資材管理や工程管理が煩雑になるという問題点が
あり、(E)は適用可能な部材の種類が限定される他、
部材の表面側からのホルムアルデヒドの発散に対しては
効果が得られないという問題点があり、(F)は当然の
ことながら、開梱により効果が失われてしまうという問
題点があった。
(A)は性能面・価格面で満足できる接着剤が存在しな
いという問題点があり、(B)はホルムアルデヒドの発
生を嫌う特定用途向けのみの小ロット生産はコスト高に
なるという問題点があり、(C)は専用の塗装機が必要
になり、また工程が煩雑になるという問題点があり、
(D)は特定用途向けのみに接着剤を使い分ける必要が
生じ、資材管理や工程管理が煩雑になるという問題点が
あり、(E)は適用可能な部材の種類が限定される他、
部材の表面側からのホルムアルデヒドの発散に対しては
効果が得られないという問題点があり、(F)は当然の
ことながら、開梱により効果が失われてしまうという問
題点があった。
【0006】そこで、簡便な方法で永続的なホルムアル
デヒド捕捉効果を得る目的で、(G)ホルムアルデヒド
捕捉剤を含浸した紙を基材とした化粧紙を貼付する方法
も提案されている(特公昭52−134号公報参照)。
しかしながらこの方法では、ホルムアルデヒド捕捉効果
は得られても、基材の吸放湿による反りの発生を防止す
る防湿効果は得られないものであった。
デヒド捕捉効果を得る目的で、(G)ホルムアルデヒド
捕捉剤を含浸した紙を基材とした化粧紙を貼付する方法
も提案されている(特公昭52−134号公報参照)。
しかしながらこの方法では、ホルムアルデヒド捕捉効果
は得られても、基材の吸放湿による反りの発生を防止す
る防湿効果は得られないものであった。
【0007】すなわち、室内ドアやキッチン扉等の様な
大型平面状の内装用部材では、価格の低減と共に軽量化
をも目的として、角材を縦横に組んでなる枠心(フレー
ムコア)の表裏に、単板や合板等の板材を張り合わせ
た、所謂フラッシュ構造の部材が広く採用されている。
ところが、こうしたフラッシュ構造の部材は、温度や湿
度等の環境条件の異なる二つの空間の境界に置かれる
と、表裏の2枚の板材の吸放湿による伸縮が異なるため
に、部材が全体として反ってしまうという問題点があっ
た。そこで、この問題点を解決する為に、フラッシュ構
造の部材の表裏の板材の表裏両面に、防湿性(非透水性
・非透湿性)シートを積層しておく方法が提案されてい
る(特開平6−272455号公報参照)。
大型平面状の内装用部材では、価格の低減と共に軽量化
をも目的として、角材を縦横に組んでなる枠心(フレー
ムコア)の表裏に、単板や合板等の板材を張り合わせ
た、所謂フラッシュ構造の部材が広く採用されている。
ところが、こうしたフラッシュ構造の部材は、温度や湿
度等の環境条件の異なる二つの空間の境界に置かれる
と、表裏の2枚の板材の吸放湿による伸縮が異なるため
に、部材が全体として反ってしまうという問題点があっ
た。そこで、この問題点を解決する為に、フラッシュ構
造の部材の表裏の板材の表裏両面に、防湿性(非透水性
・非透湿性)シートを積層しておく方法が提案されてい
る(特開平6−272455号公報参照)。
【0008】そして、上記したホルムアルデヒド捕捉効
果と防湿効果という二つの効果を、単一の手段によって
達成できるように、本発明者らは既に、ホルムアルデヒ
ド捕捉剤を含有させた紙等の基材層と、合成樹脂等の防
湿層とを複合化してなる、ホルムアルデヒド捕捉防湿シ
ートを提案した(特願平8−15898号)。
果と防湿効果という二つの効果を、単一の手段によって
達成できるように、本発明者らは既に、ホルムアルデヒ
ド捕捉剤を含有させた紙等の基材層と、合成樹脂等の防
湿層とを複合化してなる、ホルムアルデヒド捕捉防湿シ
ートを提案した(特願平8−15898号)。
【0009】上記ホルムアルデヒド捕捉防湿シートとし
ては、具体的な用途によって様々な形態のものが用いら
れ、例えば木目等の意匠を施して化粧シートとしての機
能を兼ねたものもある。しかしながら、例えば前述した
フラッシュ構造の部材の表裏面を構成する板材の裏面
(内面)に貼付するためのものとしては、組立後には人
の目に触れない箇所であるから意匠の必要がないので、
合成樹脂等の防湿層と、ホルムアルデヒド捕捉剤を含有
させた紙等の繊維質層とを複合すれば、十分にその目的
を達することができる。
ては、具体的な用途によって様々な形態のものが用いら
れ、例えば木目等の意匠を施して化粧シートとしての機
能を兼ねたものもある。しかしながら、例えば前述した
フラッシュ構造の部材の表裏面を構成する板材の裏面
(内面)に貼付するためのものとしては、組立後には人
の目に触れない箇所であるから意匠の必要がないので、
合成樹脂等の防湿層と、ホルムアルデヒド捕捉剤を含有
させた紙等の繊維質層とを複合すれば、十分にその目的
を達することができる。
【0010】但し、このホルムアルデヒド捕捉防湿シー
トは、片面を板材に貼付する一方、他面を枠心に貼付す
る必要があるが、防湿層として使用する防湿性に優れた
合成樹脂は一般に、木材加工業界や建築業界で多用され
ている酢酸ビニル系エマルジョン接着剤に対する接着性
に乏しい。そこで、防湿層の片面にホルムアルデヒド捕
捉剤を含有する第1の繊維質層を配する一方、他面にも
ホルムアルデヒド捕捉剤を含有しない第2の繊維質層を
配した、三層構造のシートを使用する例が多い。
トは、片面を板材に貼付する一方、他面を枠心に貼付す
る必要があるが、防湿層として使用する防湿性に優れた
合成樹脂は一般に、木材加工業界や建築業界で多用され
ている酢酸ビニル系エマルジョン接着剤に対する接着性
に乏しい。そこで、防湿層の片面にホルムアルデヒド捕
捉剤を含有する第1の繊維質層を配する一方、他面にも
ホルムアルデヒド捕捉剤を含有しない第2の繊維質層を
配した、三層構造のシートを使用する例が多い。
【0011】ところで、上記した三層構造のシートは、
基材から放出されるホルムアルデヒドの捕捉を主目的と
する場合には、ホルムアルデヒド捕捉剤を含有する第1
の繊維質層を基材側に向けて貼付するが、他の部材等か
ら既に室内の空気中に放出されたホルムアルデヒドの捕
捉除去を主目的とする場合には、逆にホルムアルデヒド
捕捉剤を含有しない第2の繊維質層を基材側に向けて貼
付する必要がある。いずれにしても、三層構造のシート
はその貼付に当たり、その何れの面がホルムアルデヒド
捕捉剤を含有する側であるかを判別して、正しく貼付し
なければならない。
基材から放出されるホルムアルデヒドの捕捉を主目的と
する場合には、ホルムアルデヒド捕捉剤を含有する第1
の繊維質層を基材側に向けて貼付するが、他の部材等か
ら既に室内の空気中に放出されたホルムアルデヒドの捕
捉除去を主目的とする場合には、逆にホルムアルデヒド
捕捉剤を含有しない第2の繊維質層を基材側に向けて貼
付する必要がある。いずれにしても、三層構造のシート
はその貼付に当たり、その何れの面がホルムアルデヒド
捕捉剤を含有する側であるかを判別して、正しく貼付し
なければならない。
【0012】ところが、ホルムアルデヒド捕捉剤として
実用的なものは、具体的には例えばジシアンジアミド、
メラミン等のアミノ化合物や、尿素、バルビツール酸、
セミカルバジッド塩酸塩等のアマイド類、グルタミン酸
塩、グリシン、アラニン等のアミノ酸類等、無色乃至淡
色のものが多い。従って、第2の繊維質層に使用するも
のと同様の材料にホルムアルデヒド捕捉剤を塗布または
含浸して第1の繊維質層として使用する場合、シートの
表裏両面は必然的にほぼ同一の色彩となり、貼付の作業
に当たってその表裏を正しく判別して正しく貼付するこ
とは、必ずしも容易ではないという問題点があった。
実用的なものは、具体的には例えばジシアンジアミド、
メラミン等のアミノ化合物や、尿素、バルビツール酸、
セミカルバジッド塩酸塩等のアマイド類、グルタミン酸
塩、グリシン、アラニン等のアミノ酸類等、無色乃至淡
色のものが多い。従って、第2の繊維質層に使用するも
のと同様の材料にホルムアルデヒド捕捉剤を塗布または
含浸して第1の繊維質層として使用する場合、シートの
表裏両面は必然的にほぼ同一の色彩となり、貼付の作業
に当たってその表裏を正しく判別して正しく貼付するこ
とは、必ずしも容易ではないという問題点があった。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した従来
技術の問題点に鑑みてなされたものであって、壁面材や
造作部材、建具等の建築部材や家具材等に使用して、基
材から発生し又は室内の空気中に含有されるホルムアル
デヒドを捕捉して無臭化、無害化すると共に、基材の吸
放湿による反りの発生を防止するための、ホルムアルデ
ヒド捕捉防湿シートであって、表裏を容易に識別するこ
とができ、表裏の誤貼付の失敗を確実に防止することが
できるホルムアルデヒド捕捉防湿シート、及びそれを用
いた化粧板並びに内装用部材を提供しようとするもので
ある。
技術の問題点に鑑みてなされたものであって、壁面材や
造作部材、建具等の建築部材や家具材等に使用して、基
材から発生し又は室内の空気中に含有されるホルムアル
デヒドを捕捉して無臭化、無害化すると共に、基材の吸
放湿による反りの発生を防止するための、ホルムアルデ
ヒド捕捉防湿シートであって、表裏を容易に識別するこ
とができ、表裏の誤貼付の失敗を確実に防止することが
できるホルムアルデヒド捕捉防湿シート、及びそれを用
いた化粧板並びに内装用部材を提供しようとするもので
ある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明のホルムアルデヒ
ド捕捉防湿シートは、ホルムアルデヒド捕捉剤を含有す
る第1の繊維質層と、防湿層と、ホルムアルデヒド捕捉
剤を含有しない第2の繊維質層とが、順次積層されてな
るホルムアルデヒド捕捉防湿シートにおいて、少なくと
も一方の表面が、他方の表面と異なる色に、全面的また
は部分的に着色されてなることを特徴とするものであ
る。
ド捕捉防湿シートは、ホルムアルデヒド捕捉剤を含有す
る第1の繊維質層と、防湿層と、ホルムアルデヒド捕捉
剤を含有しない第2の繊維質層とが、順次積層されてな
るホルムアルデヒド捕捉防湿シートにおいて、少なくと
も一方の表面が、他方の表面と異なる色に、全面的また
は部分的に着色されてなることを特徴とするものであ
る。
【0015】また本発明のホルムアルデヒド捕捉防湿シ
ートは、ホルムアルデヒド捕捉剤を含有する第1の繊維
質層と、防湿層と、ホルムアルデヒド捕捉剤を含有する
第2の繊維質層とが、順次積層されてなることを特徴と
するものである。
ートは、ホルムアルデヒド捕捉剤を含有する第1の繊維
質層と、防湿層と、ホルムアルデヒド捕捉剤を含有する
第2の繊維質層とが、順次積層されてなることを特徴と
するものである。
【0016】本発明の化粧板は、木質系基材の両面にホ
ルムアルデヒド捕捉防湿処理が施されてなる化粧板にお
いて、該木質系基材の少なくとも一方の面に、上記二種
の内いずれかのホルムアルデヒド捕捉防湿シートが貼付
されてなることを特徴とするものである。
ルムアルデヒド捕捉防湿処理が施されてなる化粧板にお
いて、該木質系基材の少なくとも一方の面に、上記二種
の内いずれかのホルムアルデヒド捕捉防湿シートが貼付
されてなることを特徴とするものである。
【0017】本発明の内装用部材は、角材を縦横に組ん
でなる枠心の表裏に、上記した構成の化粧板を貼り合わ
せてなる、フラッシュ構造の内装用部材である。
でなる枠心の表裏に、上記した構成の化粧板を貼り合わ
せてなる、フラッシュ構造の内装用部材である。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明のホルムアルデヒド捕捉防
湿シートは、例えば図1に示す様に、ホルムアルデヒド
捕捉剤を含有する第1の繊維質層1と、防湿層2と、ホ
ルムアルデヒド捕捉剤を含有しない第2の繊維質層3と
を、順次積層したものであって、その少なくとも一方の
表面、例えば第1の繊維質層1の表面が、他方の表面と
異なる色に着色されている。
湿シートは、例えば図1に示す様に、ホルムアルデヒド
捕捉剤を含有する第1の繊維質層1と、防湿層2と、ホ
ルムアルデヒド捕捉剤を含有しない第2の繊維質層3と
を、順次積層したものであって、その少なくとも一方の
表面、例えば第1の繊維質層1の表面が、他方の表面と
異なる色に着色されている。
【0019】ホルムアルデヒド捕捉剤を含有する第1の
繊維質層1は、紙または織布、不織布等の繊維質のシー
ト体に、ホルムアルデヒド捕捉剤を内添、含浸または塗
布して含有させたものを用いることができる。繊維質の
ものを選んだのは、建築業界や木材加工業界等で多用さ
れている、酢酸ビニル系エマルジョン接着剤による接着
性を考慮したからである。
繊維質層1は、紙または織布、不織布等の繊維質のシー
ト体に、ホルムアルデヒド捕捉剤を内添、含浸または塗
布して含有させたものを用いることができる。繊維質の
ものを選んだのは、建築業界や木材加工業界等で多用さ
れている、酢酸ビニル系エマルジョン接着剤による接着
性を考慮したからである。
【0020】その他、例えばフラッシュ構造の部材にお
いて、枠心との接着部にはかなりの強度が要求されるの
で、紙間強度に優れた紙間強化紙を使用することが最も
好ましい。また、ホルムアルデヒド捕捉剤を含有させる
方法は、内添法は特定用途の少量生産はコスト高となる
ので、後工程で行う含浸法または塗布法が好ましい。
いて、枠心との接着部にはかなりの強度が要求されるの
で、紙間強度に優れた紙間強化紙を使用することが最も
好ましい。また、ホルムアルデヒド捕捉剤を含有させる
方法は、内添法は特定用途の少量生産はコスト高となる
ので、後工程で行う含浸法または塗布法が好ましい。
【0021】ホルムアルデヒド捕捉剤としては、ホルム
アルデヒドと物理的または化学的に反応して無害・無臭
の状態に変化させる機能を有する物質であれば何でも使
用可能であるが、特にジシアンジアミド、メラミン等の
アミノ化合物、尿素、バルビツール酸、セミカルバジッ
ド塩酸塩等のアマイド類、グルタミン酸塩、グリシン、
アラニン等のアミノ酸類等の、含窒素化合物を使用する
ことが好ましい。
アルデヒドと物理的または化学的に反応して無害・無臭
の状態に変化させる機能を有する物質であれば何でも使
用可能であるが、特にジシアンジアミド、メラミン等の
アミノ化合物、尿素、バルビツール酸、セミカルバジッ
ド塩酸塩等のアマイド類、グルタミン酸塩、グリシン、
アラニン等のアミノ酸類等の、含窒素化合物を使用する
ことが好ましい。
【0022】ホルムアルデヒド捕捉剤を含有する第1の
繊維質層1の厚みは特に限定されないが、例えば紙の場
合、坪量20〜100g/m2 の範囲とすることが好ま
しく、中でも20〜50g/m2 の範囲とすることが、
貼付作業上およびコスト上、最も好ましい。
繊維質層1の厚みは特に限定されないが、例えば紙の場
合、坪量20〜100g/m2 の範囲とすることが好ま
しく、中でも20〜50g/m2 の範囲とすることが、
貼付作業上およびコスト上、最も好ましい。
【0023】防湿層2は、外気中の湿気がホルムアルデ
ヒド捕捉防湿シートを透過して基材に侵入し、または逆
に基材中の水分がホルムアルデヒド捕捉防湿シートを透
過して外気中に失われるのを防止し、外気の温湿度条件
に拘わらず基材中の水分量を一定に保つために設けられ
るものである。
ヒド捕捉防湿シートを透過して基材に侵入し、または逆
に基材中の水分がホルムアルデヒド捕捉防湿シートを透
過して外気中に失われるのを防止し、外気の温湿度条件
に拘わらず基材中の水分量を一定に保つために設けられ
るものである。
【0024】防湿層2の材質としては、例えばポリエチ
レン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニ
リデン、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナ
フタレート、ポリカーボネート、ポリテトラフロロエチ
レン等の合成樹脂、アルミニウム、ステンレス等の金
属、ガラス、酸化珪素、窒化珪素、酸化マグネシウム等
の無機物質、または樹脂含浸紙、樹脂含浸布等、木材や
紙等と比較して透湿度の低い材質であれば何でも使用可
能である。但し、基材への貼付加工性や、角部・曲面等
への追随性等の点で、合成樹脂または金属箔を使用する
ことが好ましい。
レン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニ
リデン、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナ
フタレート、ポリカーボネート、ポリテトラフロロエチ
レン等の合成樹脂、アルミニウム、ステンレス等の金
属、ガラス、酸化珪素、窒化珪素、酸化マグネシウム等
の無機物質、または樹脂含浸紙、樹脂含浸布等、木材や
紙等と比較して透湿度の低い材質であれば何でも使用可
能である。但し、基材への貼付加工性や、角部・曲面等
への追随性等の点で、合成樹脂または金属箔を使用する
ことが好ましい。
【0025】特に、部材の使用後の廃棄処分の便宜を考
慮すると、基板や枠心等を構成する木質系材料とともに
焼却処分が可能な可燃性の合成樹脂を使用することが最
も好ましい。具体的には、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン等のポリオレフィン系樹脂や、ポリエチレンテレフタ
レート等のポリエステル系樹脂等、焼却しても塩化水素
等の有害ガスを発生しないものを使用することが好まし
い。
慮すると、基板や枠心等を構成する木質系材料とともに
焼却処分が可能な可燃性の合成樹脂を使用することが最
も好ましい。具体的には、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン等のポリオレフィン系樹脂や、ポリエチレンテレフタ
レート等のポリエステル系樹脂等、焼却しても塩化水素
等の有害ガスを発生しないものを使用することが好まし
い。
【0026】上記防湿層2の厚さは特に限定されない
が、加工性の面からは概ね100μm以下であることが
好ましい。厚みの下限は透湿度によって決定され、透湿
度は概ね50g/m2 ・24hour以下であれば一応
の効果は得られるが、長年の経時による変化を考慮する
と、20g/m2 ・24hour以下とすることが好ま
しく、特に屋外の風雨や浴室の湿気等に曝される過酷な
環境で使用されるものにあっては、5g/m2 ・24h
our以下とすることが好ましい。
が、加工性の面からは概ね100μm以下であることが
好ましい。厚みの下限は透湿度によって決定され、透湿
度は概ね50g/m2 ・24hour以下であれば一応
の効果は得られるが、長年の経時による変化を考慮する
と、20g/m2 ・24hour以下とすることが好ま
しく、特に屋外の風雨や浴室の湿気等に曝される過酷な
環境で使用されるものにあっては、5g/m2 ・24h
our以下とすることが好ましい。
【0027】ホルムアルデヒド捕捉剤を含有しない第2
の繊維質層3の材質は、第1の繊維質層1と同様に、
紙、織布、不織布等の繊維質のシート体から任意に選択
して使用することができ、第1の繊維質層1に使用した
ものと同一であっても異なっていても良いが、強度面か
らは紙間強化紙を使用することが最も好ましい。その厚
さは坪量20〜100g/m2 の範囲が好ましく、中で
も20〜50g/m2 の範囲が最も好適である。
の繊維質層3の材質は、第1の繊維質層1と同様に、
紙、織布、不織布等の繊維質のシート体から任意に選択
して使用することができ、第1の繊維質層1に使用した
ものと同一であっても異なっていても良いが、強度面か
らは紙間強化紙を使用することが最も好ましい。その厚
さは坪量20〜100g/m2 の範囲が好ましく、中で
も20〜50g/m2 の範囲が最も好適である。
【0028】上記したホルムアルデヒド捕捉剤を含有す
る第1の繊維質層1、防湿層2、及びホルムアルデヒド
捕捉剤を含有しない第2の繊維質層3の相互間は、通常
接着剤を介して積層されるが、その接着剤としては、例
えば酢酸ビニル系接着剤、ウレタン系接着剤、エポキシ
系接着剤、アクリル系接着剤、合成ゴム系接着剤、繊維
素系接着剤等、従来公知の任意の接着剤が使用可能であ
る。また、接着剤を使用せずに、防湿層4を溶液塗工
法、融液塗工法、熱融着法、超音波融着法、真空製膜法
等により直接積層することも可能である。
る第1の繊維質層1、防湿層2、及びホルムアルデヒド
捕捉剤を含有しない第2の繊維質層3の相互間は、通常
接着剤を介して積層されるが、その接着剤としては、例
えば酢酸ビニル系接着剤、ウレタン系接着剤、エポキシ
系接着剤、アクリル系接着剤、合成ゴム系接着剤、繊維
素系接着剤等、従来公知の任意の接着剤が使用可能であ
る。また、接着剤を使用せずに、防湿層4を溶液塗工
法、融液塗工法、熱融着法、超音波融着法、真空製膜法
等により直接積層することも可能である。
【0029】特に、防湿層2としてポリエチレン等の熱
可塑性樹脂を使用する場合には、ホルムアルデヒド捕捉
剤を含有する第1の繊維質層1と、ホルムアルデヒド捕
捉剤を含有しない第2の繊維質層3との間に、溶融した
防湿層2形成用の樹脂を押し出して、2枚の繊維質層を
接着すると同時に防湿層2を形成する方法によれば、非
常に効率良く製造することができる。なお、第1の繊維
質層1へのホルムアルデヒド捕捉剤の含浸または塗布
は、防湿層2や第2の繊維質層3との積層後に行っても
良い。
可塑性樹脂を使用する場合には、ホルムアルデヒド捕捉
剤を含有する第1の繊維質層1と、ホルムアルデヒド捕
捉剤を含有しない第2の繊維質層3との間に、溶融した
防湿層2形成用の樹脂を押し出して、2枚の繊維質層を
接着すると同時に防湿層2を形成する方法によれば、非
常に効率良く製造することができる。なお、第1の繊維
質層1へのホルムアルデヒド捕捉剤の含浸または塗布
は、防湿層2や第2の繊維質層3との積層後に行っても
良い。
【0030】本発明のホルムアルデヒド捕捉防湿シート
は、表裏の判別を容易にする目的で、その少なくとも一
方の表面を、他方の表面と異なる色に着色したことを特
徴としている。着色する面は、ホルムアルデヒドを含有
する第1の繊維質層1側の表面であっても良いし、反対
側のホルムアルデヒドを含有しない第2の繊維質層2側
の表面であっても良く、またその両側の表面を互いに異
なる色に着色しても良い。
は、表裏の判別を容易にする目的で、その少なくとも一
方の表面を、他方の表面と異なる色に着色したことを特
徴としている。着色する面は、ホルムアルデヒドを含有
する第1の繊維質層1側の表面であっても良いし、反対
側のホルムアルデヒドを含有しない第2の繊維質層2側
の表面であっても良く、またその両側の表面を互いに異
なる色に着色しても良い。
【0031】また上記着色は、全面的に均一な色に着色
しても良いし、例えばストライプ状、格子状、ドット状
等のパターン状や、文字や記号、図案等の任意の図形の
配列であっても良い。その色彩は特に問わないが、一般
には他方の面の紙等の白色に対し、茶系統や黄系統等、
木質基材に近い色彩を採用するのが相応しいと考えられ
る。
しても良いし、例えばストライプ状、格子状、ドット状
等のパターン状や、文字や記号、図案等の任意の図形の
配列であっても良い。その色彩は特に問わないが、一般
には他方の面の紙等の白色に対し、茶系統や黄系統等、
木質基材に近い色彩を採用するのが相応しいと考えられ
る。
【0032】またその着色方法としては、例えば紙等の
抄造時に顔料等の着色剤を添加する方法、紙等の原料や
漂白度を異ならせる方法、防湿層2等との積層前または
積層後に印刷、塗工または含浸する方法等、任意の方法
を使用することができる。中でも、原料または漂白度の
差等によって色の異なる紙等の繊維質層を組み合わせて
用いる方法、または、繊維質層1にホルムアルデヒド捕
捉剤を塗工または含浸する際に、その塗工液または含浸
液に着色剤を含有させておく方法によれば、従来の三層
構成のホルムアルデヒド捕捉防湿シートの場合と比較し
て、製造工程が増加することがなく、また、ホルムアル
デヒド捕捉剤を含有させる工程と着色工程との二つの工
程の間で、塗工面を間違える事故等も防止することがで
きるので、最も好適である。
抄造時に顔料等の着色剤を添加する方法、紙等の原料や
漂白度を異ならせる方法、防湿層2等との積層前または
積層後に印刷、塗工または含浸する方法等、任意の方法
を使用することができる。中でも、原料または漂白度の
差等によって色の異なる紙等の繊維質層を組み合わせて
用いる方法、または、繊維質層1にホルムアルデヒド捕
捉剤を塗工または含浸する際に、その塗工液または含浸
液に着色剤を含有させておく方法によれば、従来の三層
構成のホルムアルデヒド捕捉防湿シートの場合と比較し
て、製造工程が増加することがなく、また、ホルムアル
デヒド捕捉剤を含有させる工程と着色工程との二つの工
程の間で、塗工面を間違える事故等も防止することがで
きるので、最も好適である。
【0033】この他、例えば図2に示す様に、ホルムア
ルデヒド捕捉剤を含有する第1の繊維質層1と、防湿層
2と、ホルムアルデヒド捕捉剤を含有する第2の繊維質
層4とを、順次積層した構成とすることによっても、本
発明の目的を達成することができる。この場合、上記の
例と同様に、その一方または両方の面に、全面的または
部分的に着色しても良いが、着色を施さなくても、本発
明の目的の達成は十分に可能である。
ルデヒド捕捉剤を含有する第1の繊維質層1と、防湿層
2と、ホルムアルデヒド捕捉剤を含有する第2の繊維質
層4とを、順次積層した構成とすることによっても、本
発明の目的を達成することができる。この場合、上記の
例と同様に、その一方または両方の面に、全面的または
部分的に着色しても良いが、着色を施さなくても、本発
明の目的の達成は十分に可能である。
【0034】この様に、防湿層2の両面側の繊維質層に
ホルムアルデヒド捕捉剤を含有させた構成とすると、誤
貼付防止という観点からは最も好ましいものと言える
が、価格面からは余り好ましいものとは言えない。しか
し、木質系基材から発散されるホルムアルデヒドの捕捉
と、室内空気中のホルムアルデヒドの捕捉との、いずれ
の目的に対しても、優れた効果が得られるので、その両
方の効果が要求される用途には好適である。
ホルムアルデヒド捕捉剤を含有させた構成とすると、誤
貼付防止という観点からは最も好ましいものと言える
が、価格面からは余り好ましいものとは言えない。しか
し、木質系基材から発散されるホルムアルデヒドの捕捉
と、室内空気中のホルムアルデヒドの捕捉との、いずれ
の目的に対しても、優れた効果が得られるので、その両
方の効果が要求される用途には好適である。
【0035】また、その二つの目的に対するホルムアル
デヒド捕捉効果の量的要求が異なる用途には、防湿層2
の表裏の繊維質層の厚さやホルムアルデヒド捕捉剤含有
量を異ならせることにより、必要な効果を維持しつつコ
スト削減を図ることができる。この様な場合には、誤貼
付防止の為、その少なくとも一方の表面を、他方の表面
と異なる色に、全面的または部分的に着色することが好
ましい。
デヒド捕捉効果の量的要求が異なる用途には、防湿層2
の表裏の繊維質層の厚さやホルムアルデヒド捕捉剤含有
量を異ならせることにより、必要な効果を維持しつつコ
スト削減を図ることができる。この様な場合には、誤貼
付防止の為、その少なくとも一方の表面を、他方の表面
と異なる色に、全面的または部分的に着色することが好
ましい。
【0036】本発明のホルムアルデヒド捕捉防湿シート
は、通常は例えばフラッシュパネルの表裏面を構成する
板材の内面や、壁材や床材、天井材等の裏面等、人目に
付かない面に使用するものである。ホルムアルデヒド捕
捉効果や吸放湿による反り防止効果を確実に達成する為
には、木質系基材等の板材の表裏両面にホルムアルデヒ
ド捕捉防湿シートを貼付することが最も好ましい。例え
ば、木質系基材の両面に本発明のホルムアルデヒド捕捉
防湿シートを貼付し、さらにその片面に、任意の化粧シ
ートの貼付や塗装等により、所望の意匠を施すことが考
えられる。
は、通常は例えばフラッシュパネルの表裏面を構成する
板材の内面や、壁材や床材、天井材等の裏面等、人目に
付かない面に使用するものである。ホルムアルデヒド捕
捉効果や吸放湿による反り防止効果を確実に達成する為
には、木質系基材等の板材の表裏両面にホルムアルデヒ
ド捕捉防湿シートを貼付することが最も好ましい。例え
ば、木質系基材の両面に本発明のホルムアルデヒド捕捉
防湿シートを貼付し、さらにその片面に、任意の化粧シ
ートの貼付や塗装等により、所望の意匠を施すことが考
えられる。
【0037】但し、意匠性が必要な面には、本発明のホ
ルムアルデヒド捕捉防湿シートを使用する替わりに、他
の方法でホルムアルデヒド捕捉防湿処理を施すこともで
きる。例えば、既に本発明者らが特願平8−15898
号において提案した、ホルムアルデヒド捕捉層と防湿層
とに所望の意匠を付与してなる化粧シートを貼付する方
法を用いることもできる。この場合、前記化粧シート
は、表面側に所定の意匠が施されているのであるから、
表裏面を間違えて貼付する危惧はない。
ルムアルデヒド捕捉防湿シートを使用する替わりに、他
の方法でホルムアルデヒド捕捉防湿処理を施すこともで
きる。例えば、既に本発明者らが特願平8−15898
号において提案した、ホルムアルデヒド捕捉層と防湿層
とに所望の意匠を付与してなる化粧シートを貼付する方
法を用いることもできる。この場合、前記化粧シート
は、表面側に所定の意匠が施されているのであるから、
表裏面を間違えて貼付する危惧はない。
【0038】なお、上記表面側に貼付する意匠を有する
化粧シートは、反り防止上少なくとも防湿性を有するこ
とが好ましいが、ホルムアルデヒド捕捉効果は、裏面側
に貼付したホルムアルデヒド捕捉防湿シートのみでも、
かなりの程度達成できるので、必ずしも上記化粧シート
がホルムアルデヒド捕捉能力を有する必要はない。
化粧シートは、反り防止上少なくとも防湿性を有するこ
とが好ましいが、ホルムアルデヒド捕捉効果は、裏面側
に貼付したホルムアルデヒド捕捉防湿シートのみでも、
かなりの程度達成できるので、必ずしも上記化粧シート
がホルムアルデヒド捕捉能力を有する必要はない。
【0039】但し、上記化粧シートがホルムアルデヒド
透過性の材質であると、当該化粧板の表面側からホルム
アルデヒドが放散されてしまい、裏面側のホルムアルデ
ヒド捕捉防湿シートによるホルムアルデヒド捕捉効率が
低下してしまうので、上記化粧シートとしては、少なく
ともホルムアルデヒド透過性の低いものを使用すること
が好ましい。具体的には、例えば樹脂含浸紙や合成樹脂
層、金属箔層等を少なくとも含む化粧シートを使用する
ことが好ましい。
透過性の材質であると、当該化粧板の表面側からホルム
アルデヒドが放散されてしまい、裏面側のホルムアルデ
ヒド捕捉防湿シートによるホルムアルデヒド捕捉効率が
低下してしまうので、上記化粧シートとしては、少なく
ともホルムアルデヒド透過性の低いものを使用すること
が好ましい。具体的には、例えば樹脂含浸紙や合成樹脂
層、金属箔層等を少なくとも含む化粧シートを使用する
ことが好ましい。
【0040】上記した構成の化粧板を、角材を縦横に組
んでなる枠心の表裏に貼り合わせてフラッシュ構造とし
て、本発明の内装用部材が完成する。この内装用部材
は、表裏両面の板材の内外両面に、防湿処理とホルムア
ルデヒド捕捉処理とが施されているので、吸放湿による
反りや歪みを発生することがなく、しかもホルムアルデ
ヒドによる不快臭や健康被害等を防止することもできる
優れたものである。
んでなる枠心の表裏に貼り合わせてフラッシュ構造とし
て、本発明の内装用部材が完成する。この内装用部材
は、表裏両面の板材の内外両面に、防湿処理とホルムア
ルデヒド捕捉処理とが施されているので、吸放湿による
反りや歪みを発生することがなく、しかもホルムアルデ
ヒドによる不快臭や健康被害等を防止することもできる
優れたものである。
【0041】なお、例えば室内ドア等の様に、表裏両側
ともに人目に触れる用途には、その両面に所望の意匠が
付与されていることが好ましいので、片面に意匠が施さ
れた化粧板を枠心の両面に使用することが好ましい。一
方、例えば押し入れ扉や収納扉等の様に、裏側は通常人
目に触れない用途には、ホルムアルデヒド捕捉防湿処理
のみで意匠のない板材を、枠心の裏側に使用することも
可能である。
ともに人目に触れる用途には、その両面に所望の意匠が
付与されていることが好ましいので、片面に意匠が施さ
れた化粧板を枠心の両面に使用することが好ましい。一
方、例えば押し入れ扉や収納扉等の様に、裏側は通常人
目に触れない用途には、ホルムアルデヒド捕捉防湿処理
のみで意匠のない板材を、枠心の裏側に使用することも
可能である。
【0042】
<実施例1>坪量30g/m2 の白色の紙間強化紙に、
グルタミン酸ナトリウムを25重量%、ジシアンジアミ
ドを5重量%、赤色水溶性染料を0.5重量%、黄色水
溶性染料を1重量%それぞれ溶解した水溶液を含浸して
脱水、乾燥し、淡橙色に着色した坪量35g/m2 のホ
ルムアルデヒド捕捉剤を含有する繊維質層を得た。
グルタミン酸ナトリウムを25重量%、ジシアンジアミ
ドを5重量%、赤色水溶性染料を0.5重量%、黄色水
溶性染料を1重量%それぞれ溶解した水溶液を含浸して
脱水、乾燥し、淡橙色に着色した坪量35g/m2 のホ
ルムアルデヒド捕捉剤を含有する繊維質層を得た。
【0043】上記と同一の坪量30g/m2 の白色の紙
間強化紙を第2の繊維質層とし、これと上記のホルムア
ルデヒド捕捉剤を含有する繊維質層との間に、エクスト
ルージョンラミネート法により、ポリエチレン樹脂層を
厚さ25μmに設けて防湿層を形成して、本発明のホル
ムアルデヒド捕捉防湿シートを作製した。
間強化紙を第2の繊維質層とし、これと上記のホルムア
ルデヒド捕捉剤を含有する繊維質層との間に、エクスト
ルージョンラミネート法により、ポリエチレン樹脂層を
厚さ25μmに設けて防湿層を形成して、本発明のホル
ムアルデヒド捕捉防湿シートを作製した。
【0044】<実施例2>坪量30g/m2 の紙間強化
紙に、グルタミン酸ナトリウムを25重量%、ジシアン
ジアミドを5重量%それぞれ溶解した水溶液を含浸して
脱水、乾燥し、この紙2枚の間に、エクストルージョン
ラミネート法により、ポリエチレン樹脂層を厚さ25μ
mに設けて、本発明のホルムアルデヒド捕捉防湿シート
を作製した。
紙に、グルタミン酸ナトリウムを25重量%、ジシアン
ジアミドを5重量%それぞれ溶解した水溶液を含浸して
脱水、乾燥し、この紙2枚の間に、エクストルージョン
ラミネート法により、ポリエチレン樹脂層を厚さ25μ
mに設けて、本発明のホルムアルデヒド捕捉防湿シート
を作製した。
【0045】<実施例3>坪量50g/m2 の未晒クラ
フト紙に、メラミンの20重量%水溶液を含浸して脱
水、乾燥し、これと坪量50g/m2 の晒クラフト紙と
の間に、エクストルージョンラミネート法により、ポリ
エチレン樹脂層を厚さ25μmに設けて、本発明のホル
ムアルデヒド捕捉防湿シートを作製した。
フト紙に、メラミンの20重量%水溶液を含浸して脱
水、乾燥し、これと坪量50g/m2 の晒クラフト紙と
の間に、エクストルージョンラミネート法により、ポリ
エチレン樹脂層を厚さ25μmに設けて、本発明のホル
ムアルデヒド捕捉防湿シートを作製した。
【0046】<実施例4>坪量30g/m2 の紙間強化
紙の表面に、茶色のインキにて格子柄及び商品名を反復
印刷し、これにグルタミン酸ナトリウム水溶液を含浸、
脱水し、これと未印刷・未含浸の同一の紙間強化紙との
間に、エクストルージョンラミネート法により、ポリエ
チレン樹脂層を厚さ25μmに設けて、本発明のホルム
アルデヒド捕捉防湿シートを作製した。
紙の表面に、茶色のインキにて格子柄及び商品名を反復
印刷し、これにグルタミン酸ナトリウム水溶液を含浸、
脱水し、これと未印刷・未含浸の同一の紙間強化紙との
間に、エクストルージョンラミネート法により、ポリエ
チレン樹脂層を厚さ25μmに設けて、本発明のホルム
アルデヒド捕捉防湿シートを作製した。
【0047】
【発明の効果】本発明のホルムアルデヒド捕捉防湿シー
トは、ホルムアルデヒド捕捉剤を含有する第1の繊維質
層と、防湿層と、ホルムアルデヒド捕捉剤を含有しない
第2の繊維質層とが、順次積層されてなるホルムアルデ
ヒド捕捉防湿シートにおいて、少なくとも一方の表面
が、他方の表面と異なる色に、全面的または部分的に着
色されてなることによって、基材等への貼付に際して、
ホルムアルデヒド捕捉防湿シートの表裏を容易に識別す
ることができ、表裏の誤貼付の失敗を犯すことなく、確
実に正しく貼付することができるという利点を有するも
のである。
トは、ホルムアルデヒド捕捉剤を含有する第1の繊維質
層と、防湿層と、ホルムアルデヒド捕捉剤を含有しない
第2の繊維質層とが、順次積層されてなるホルムアルデ
ヒド捕捉防湿シートにおいて、少なくとも一方の表面
が、他方の表面と異なる色に、全面的または部分的に着
色されてなることによって、基材等への貼付に際して、
ホルムアルデヒド捕捉防湿シートの表裏を容易に識別す
ることができ、表裏の誤貼付の失敗を犯すことなく、確
実に正しく貼付することができるという利点を有するも
のである。
【0048】また本発明のホルムアルデヒド捕捉防湿シ
ートは、ホルムアルデヒド捕捉剤を含有する第1の繊維
質層と、防湿層と、ホルムアルデヒドを含有する第2の
繊維質層とが、順次積層されてなることにより、表裏を
誤って貼付しても所望のホルムアルデヒド捕捉効果及び
防湿効果を得ることが可能であり、しかも木質系基材か
ら発散されるホルムアルデヒドの捕捉と、室内空気中の
ホルムアルデヒドの捕捉との、両方の効果を必要とする
用途にも、好適に使用することができるという優れた利
点を有するものである。
ートは、ホルムアルデヒド捕捉剤を含有する第1の繊維
質層と、防湿層と、ホルムアルデヒドを含有する第2の
繊維質層とが、順次積層されてなることにより、表裏を
誤って貼付しても所望のホルムアルデヒド捕捉効果及び
防湿効果を得ることが可能であり、しかも木質系基材か
ら発散されるホルムアルデヒドの捕捉と、室内空気中の
ホルムアルデヒドの捕捉との、両方の効果を必要とする
用途にも、好適に使用することができるという優れた利
点を有するものである。
【0049】本発明の化粧板は、木質系基材の両面にホ
ルムアルデヒド捕捉防湿処理が施されているので、木質
系基材の吸放湿による反りを発生することがなく、また
木質系基材からのホルムアルデヒドの発散による不快臭
や健康被害等を防止することができ、しかも、その少な
くとも片面に、上記した構成のホルムアルデヒド捕捉防
湿シートを採用したことにより、該ホルムアルデヒド捕
捉防湿シートの表裏が容易に識別できるので、表裏の誤
貼付によって所期の性能が得られない不良品を発生する
ことがなく、作業性良く確実に製造することができると
いう優れた利点を有するものである。
ルムアルデヒド捕捉防湿処理が施されているので、木質
系基材の吸放湿による反りを発生することがなく、また
木質系基材からのホルムアルデヒドの発散による不快臭
や健康被害等を防止することができ、しかも、その少な
くとも片面に、上記した構成のホルムアルデヒド捕捉防
湿シートを採用したことにより、該ホルムアルデヒド捕
捉防湿シートの表裏が容易に識別できるので、表裏の誤
貼付によって所期の性能が得られない不良品を発生する
ことがなく、作業性良く確実に製造することができると
いう優れた利点を有するものである。
【0050】本発明の内装用部材は、角材を縦横に組ん
でなる枠心の表裏に、上記の構成の化粧板を貼り合わせ
た構成としたことにより、枠心の表裏の板材の吸放湿に
よる反りを発生することがなく、また木質系基材からの
ホルムアルデヒドの発散による不快臭や健康被害等を防
止することができ、しかも、ホルムアルデヒド捕捉防湿
シートの表裏の誤貼付によって所期の性能が得られない
不良品を発生することがなく、作業性良く確実に製造す
ることができるという優れた利点を有するものである。
でなる枠心の表裏に、上記の構成の化粧板を貼り合わせ
た構成としたことにより、枠心の表裏の板材の吸放湿に
よる反りを発生することがなく、また木質系基材からの
ホルムアルデヒドの発散による不快臭や健康被害等を防
止することができ、しかも、ホルムアルデヒド捕捉防湿
シートの表裏の誤貼付によって所期の性能が得られない
不良品を発生することがなく、作業性良く確実に製造す
ることができるという優れた利点を有するものである。
【図1】本発明のホルムアルデヒド捕捉防湿シートの実
施の形態を示す側断面図である。
施の形態を示す側断面図である。
【図2】本発明のホルムアルデヒド捕捉防湿シートの実
施の形態を示す側断面図である。
施の形態を示す側断面図である。
1‥‥ホルムアルデヒド捕捉剤を含有する第1の繊維質
層 2‥‥防湿層 3‥‥ホルムアルデヒド捕捉剤を含有しない第2の繊維
質層 4‥‥ホルムアルデヒド捕捉剤を含有する第2の繊維質
層
層 2‥‥防湿層 3‥‥ホルムアルデヒド捕捉剤を含有しない第2の繊維
質層 4‥‥ホルムアルデヒド捕捉剤を含有する第2の繊維質
層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B32B 33/00 B32B 33/00 E04B 2/00 E04C 2/46 Z
Claims (4)
- 【請求項1】ホルムアルデヒド捕捉剤を含有する第1の
繊維質層と、防湿層と、ホルムアルデヒド捕捉剤を含有
しない第2の繊維質層とが、順次積層されてなるホルム
アルデヒド捕捉防湿シートにおいて、少なくとも一方の
表面が、他方の表面と異なる色に、全面的または部分的
に着色されてなることを特徴とするホルムアルデヒド捕
捉防湿シート。 - 【請求項2】ホルムアルデヒド捕捉剤を含有する第1の
繊維質層と、防湿層と、ホルムアルデヒド捕捉剤を含有
する第2の繊維質層とが、順次積層されてなることを特
徴とするホルムアルデヒド捕捉防湿シート。 - 【請求項3】木質系基材の両面に防湿処理が施されてな
る化粧板において、該木質系基材の少なくとも一方の面
に、請求項1または2に記載のホルムアルデヒド捕捉防
湿シートが貼付されてなることを特徴とする化粧板。 - 【請求項4】角材を縦横に組んでなる枠心の表裏に、請
求項3に記載の化粧板を貼り合わせてなる、フラッシュ
構造の内装用部材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8265762A JPH10109385A (ja) | 1996-10-07 | 1996-10-07 | ホルムアルデヒド捕捉防湿シート及びそれを用いた化粧板並びに内装用部材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8265762A JPH10109385A (ja) | 1996-10-07 | 1996-10-07 | ホルムアルデヒド捕捉防湿シート及びそれを用いた化粧板並びに内装用部材 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10109385A true JPH10109385A (ja) | 1998-04-28 |
Family
ID=17421675
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8265762A Pending JPH10109385A (ja) | 1996-10-07 | 1996-10-07 | ホルムアルデヒド捕捉防湿シート及びそれを用いた化粧板並びに内装用部材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10109385A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US11865820B2 (en) | 2017-12-19 | 2024-01-09 | Saint-Gobain Adfors Canada, Ltd. | Reinforcing layer, a cementitious board, and method of forming the cementitious board |
-
1996
- 1996-10-07 JP JP8265762A patent/JPH10109385A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US11865820B2 (en) | 2017-12-19 | 2024-01-09 | Saint-Gobain Adfors Canada, Ltd. | Reinforcing layer, a cementitious board, and method of forming the cementitious board |
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