JPH10278187A - 化粧材 - Google Patents
化粧材Info
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- JPH10278187A JPH10278187A JP11041597A JP11041597A JPH10278187A JP H10278187 A JPH10278187 A JP H10278187A JP 11041597 A JP11041597 A JP 11041597A JP 11041597 A JP11041597 A JP 11041597A JP H10278187 A JPH10278187 A JP H10278187A
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Abstract
との接着に尿素系等の接着剤を使用するものに対して
る、有害なホルムアルデヒドの捕捉性能を持つ化粧材を
提供することにある。 【解決手段】 基材の一方の面にホルムアルデヒドを透
過させにくいシートを積層し、もう一方の面にホルムア
ルデヒド捕捉層を積層した化粧材とすることである。
Description
内装材等に用いられる化粧材に関するものであり、特
に、基材からのホルムアルデヒドの放出を防止した化粧
材に関する。
ートに紙または合成樹脂シートを使用しこれに印刷を施
してなる印刷シートがそのまま用いられ、基材の表面に
貼り合わせて使用されている。ところが、化粧シートを
貼り合わせる基材の中には、ホルムアルデヒド発散性材
料が用いられているものが多く存在する。例えば、木材
合板、木質繊維板、パーティクルボード等を形成するた
めの接着剤、FRPを構成する樹脂、或いは樹脂基材を
構成する樹脂それ自体に尿素樹脂等のホルムアルデヒド
発散性物質が用いられている。従って、このような基材
に印刷シートをそのまま貼り合わせると、ホルムアルデ
ヒドが室内等に発散される。
ル系樹脂等のホルムアルデヒドを含まない樹脂を使用し
たり、樹脂の中に有機アミノ化合物からなるホルムアル
デヒド捕捉剤を添加するなどの対策が採られているが、
ホルムアルデヒドを含まない樹脂は接着力が弱いため、
合板の場合には層間の接着力が不十分になる(特に初期
接着力が弱い)という問題点があり、パーティクルボー
ド、木質繊維版、FRPの場合には強度等の物性が変わ
ってしまうという問題があり、ホルムアルデヒド捕捉剤
を接着剤に添加して使用すると、価格が高くなる上に、
出来上がったものの物性が変わる恐れがあるという問題
点があった。また、化粧板に化粧シートを貼着する接着
剤として尿素系等の接着剤を用いた場合に、その接着剤
からもホルムアルデヒドが放出される恐れがあるという
問題もあった。
に鑑みてなされたものであって、その目的とするところ
は、接着剤により結合される基材、または、基材との接
着に尿素系等の接着剤を使用するものに対して、有害な
ホルムアルデヒドの捕捉機能を持つ化粧材を提供するこ
とにある。
に、本発明では、基材の一方の面にホルムアルデヒドを
透過させにくいシートを積層し、もう一方の面にホルム
アルデヒド捕捉層が積層されていることを特徴とする化
粧材とすることであり、さらに、その基材の少なくとも
一方の面に装飾処理層が積層されているものとすること
である。この構成とすることにより、基材あるいは基材
にシートを貼着するために使用する接着剤から発生する
ホルムアルデヒドは、一方の面をホルムアルデヒドを透
過させにくいシートでホルムアルデヒドの放出を遮断さ
れ、もう一方の面に積層したホルムアルデヒド捕捉層に
含有されるホルムアルデヒド捕捉剤によって捕捉、吸着
されるため表面側からホルムアルデヒドが放出されるこ
とがなく、よってホルムアルデヒドによる刺激臭がする
ことの非常に少なくなるものである。また基材の表面に
は装飾処理層が設けられているため意匠性に優れた化粧
材となるものである。
ートの少なくとも一つの面に形成されていることで、基
材にホルムアルデヒド捕捉層を形成することが容易にな
り、よって、ホルムアルデヒドを確実に捕捉、吸着する
ことができる。
ドを透過させにくいシートよりなるとき、前記ホルムア
ルデヒド捕捉層が、前記基体シートの前記基材側に形成
されていることを特徴とするものである。こうすること
によって、基材より発生するホルムアルデヒドは、ホル
ムアルデヒドを透過させにくいシートによって外部への
放出は遮断され、そして、ホルムアルデヒド捕捉層がホ
ルムアルデヒドを透過させにくいシートの基材側に設け
られているため発生したホルムアルデヒドの捕捉、吸着
がより確実になり、外部への放出が非常に少なくなるも
のである。
トを熱可塑性合成樹脂の押出しコート層を介して接着し
てなる積層シートとすることで、ホルムアルデヒド捕捉
層の形成も行いやすく、両面の接着性も高くなり、この
シートを介して接着される面とを強固に結合することが
出来る、とともに、熱可塑性合成樹脂の押出しコート層
がホルムアルデヒドを透過をさせにくいため、発生する
ホルムアルデヒドはホルムアルデヒド捕捉剤により捕
捉、吸着されやすくなり、外部への放出がより少なくな
るものである。
ドを透過し易い紙質系シートよりなるとき、その表裏面
にホルムアルデヒド捕捉剤を含有したインキ等の塗工形
成が行いやすく、さらに通気性を有することから、基材
の木口面等からのホルムアルデヒドの放出も少なくする
ことが可能であり、また、化粧材の外側となる面にホル
ムアルデヒド捕捉剤を含有したインキにより装飾処理を
施すことにより、ホルムアルデヒド捕捉層を他に形成す
ることなく、装飾効果とともにホルムアルデヒドの外部
への放出を少なくすることが可能となる。
ートの前記基材側、もしくは前記基体シートに必要に応
じて設けられるプライマー層にホルムアルデヒド捕捉剤
を含ませるか、あるいは、プライマー層をホルムアルデ
ヒド捕捉層とすることにより、わざわざホルムアルデヒ
ド捕捉層を他に形成することなく、発生するホルムアル
デヒドを吸着でき、さらにホルムアルデヒド捕捉層とは
別にすることにより、吸着される確率が高くなり、さら
に外部へ放出されることが少なくなるものである。
ルムアルデヒドを透過させにくいシート、もしくは前記
ホルムアルデヒド捕捉層を積層することにより、木口面
からのホルムアルデヒドの揮散を、透過させないか或い
は捕捉することにより防止し、外部へのホルムアルデヒ
ドの放出をほとんど無くすことを可能とする。
図1〜図5を参照して説明する。図1は本発明の第1の
実施形態の化粧材10の構造を模式的に示す断面図であ
る。化粧材10は基材2の表面に接着剤層5を介してホ
ルムアルデヒドを透過させにくいシート3の上面に装飾
処理層6を設けた化粧シートを積層し、裏面にホルムア
ルデヒド捕捉層4を積層した構成からなり、基材あるい
は基材にシートを貼着するために使用する接着剤から発
生するホルムアルデヒドは、基材の表面側からはホルム
アルデヒドを透過させにくいシート3によって放出を遮
断され、裏面側からはホルムアルデヒド捕捉層4に含有
されるホルムアルデヒド捕捉剤によって捕捉・吸着され
るため外部へ放出されることがなく、よってホルムアル
デヒドによる刺激臭がすることの非常に少なくなるもの
である。
ドを透過させにくいシート3からなる化粧シートと裏面
側(下面)にホルムアルデヒド捕捉層4を積層する基材
2としては、ホルムアルデヒド発散性樹脂を層間の接着
剤として用いた木材合板(所謂集成材も含む)、ホルム
アルデヒド発散性樹脂をバインダーとするパーティクル
ボード又は木質繊維板(MDF等)があり、その他に、
本発明においては、ホルムアルデヒド発散性樹脂単体、
ホルムアルデヒド発散性樹脂を繊維質材料と混練又は含
浸して複合化したもの(広義のFRP)等も用いること
ができる。
ェノール(石炭酸)とホルムアルデヒドとの縮重合から
得られるフェノール樹脂、尿素とホルムアルデヒドとの
重合で得られる尿素(或いは尿素・ホルムアルデヒド)
樹脂、アルキッド樹脂にメラミン樹脂、尿素樹脂、グア
ナミン樹脂等を添加してなるアミノアルキッド樹脂、メ
ラミン樹脂等がある。ホルムアルデヒドが樹脂系材料中
に存在するのは、主に次の原因によると考えられてい
る。即ち、(1)樹脂の未反応物として残る場合、
(2)硬化反応中(加熱・加圧)に遊離したものとして
残る場合、(3)樹脂以外の材料(木材、紙等)に捕捉
されたものとして残る場合、(4)樹脂の経時変化によ
り分解する場合等であり、その後、使用時にホルムアル
デヒドガスとして発生することにより、ホルマリンの刺
激臭がするものであると考えられる。
るホルムアルデヒドを透過させにくいシート3は、ポリ
エチレンフイルム、ポリプロピレンフイルム、ポリ塩化
ビニルフイルム、ポリエチレンテレフタレートフイル
ム、ポリカーボネートフイルム、アクリル樹脂フイル
ム、ナイロンフイルム、ポリスチレンフイルム、エチレ
ン酢酸ビニル共重合体フイルム、エチレンビニルアルコ
ール共重合体フイルム、ポリエステル、ビニロン等の合
成樹脂繊維、アイオノマー等のプラスチックフイルム、
鉄、アルミニウム、銅等の金属箔若しくはシート等の単
層或いは2層以上の積層構造のものを用途に応じて選択
使用される。ここで、印刷により装飾処理層を施す場合
には、インキの付着性の良さ、強度の高さ、成形の容易
さ等を考慮してポリプロピレンフイルム、ポリ塩化ビニ
ルフイルム、ポリエチレンテレフタレートフイルム等の
熱可塑性樹脂フイルム、および薄葉紙、紙間強化紙、混
抄紙等の2枚の薄紙をポリエチレン樹脂等の熱可塑性合
成樹脂の押出しコート層を介して接着した複合紙等好適
であり、その表面にインキで木目等の装飾処理層6を印
刷して使用するものである。
キッド系、セルロース系、塩化ビニル系、塩化ビニル−
酢酸ビニル系、アクリル系、エステル系、ウレタン系等
の溶剤タイプやエマルジョンタイプのビヒクルにホルム
アルデヒド捕捉作用のある物質と添加剤等を任意に加え
て混練りした塗工液を基材やホルムアルデヒドを透過さ
せにくいシート、あるいは後述する基体シート等に塗布
あるいは含浸することにより形成することができる。
作用のある代表的な物質は有機アミノ化合物であり、こ
の化合物はホルムアルデヒドと容易に反応し、その生成
物がホルムアルデヒドを解離せず、無害で安定な物質で
あって、例えば、尿素、エチレン尿素、プロピレン尿
素、5−ヒドロキシプロピレン尿素、5−メトキシプロ
ピレン尿素、5−メチルプロピレン尿素、パラバン酸
(グリオキザールモノウレイン)、4,5−ジメトキシ
エチレン尿素、ピロリジン、ピペリジン、モルホリン、
ジシアンジアミド、2−ヒドラゾベンゾチアゾールもし
くはその誘導体、等のアミン類、アミド類、イミド類な
どが挙げられる。また、必要に応じて水酸化アンモニウ
ムを添加してもよい。さらに、前記ホルムアルデヒド捕
捉物質をシリカ、タルク、クレー、活性炭、ゼオライ
ト、セピオライト等の無機質系粉末に担持させたもので
あってもよい。
ドの不透過性を有しており、もう一方の面がホルムアル
デヒド捕捉性を有するため、表面および裏面からのホル
ムアルデヒドの放出が防止される。化粧材10の側面は
ホルムアルデヒド捕捉処理されていないため、ここから
ホルムアルデヒドの放出は可能であるが、側面の面積は
表裏両面の面積に比べて小さく、ホルムアルデヒドの放
出は僅かであり、その速度も低いので大部分のホルムア
ルデヒドは広い面積にわたって分布するホルムアルデヒ
ド捕捉剤によって捕捉され外界に出るホルムアルデヒド
はごくかぎられた量となる。
面構造を模式的に図2に示す。以下、既に説明した構成
要素と同一の符号によって表記し、重複する説明は省略
する。本実施形態の化粧材20は第1の実施形態の化粧
材10とホルムアルデヒド捕捉層4の構成が異なる。化
粧材20のホルムアルデヒド捕捉シート4aは紙質系シ
ート42の少なくとも一つの面にホルムアルデヒド捕捉
層41が形成されたものであり、ホルムアルデヒド捕捉
層41が基材側に面するように貼着することにより、基
材から発生するホルムアルデヒドをより有効に捕捉でき
るようになる。また、図示していないが、基体シートが
ホルムアルデヒドを透過し易い紙質系シートからなるの
で、ホルムアルデヒド捕捉層41は紙質系シート42の
表(外)側の面に設けてもよいし、また両面共に設けて
もよいものである。
紙、晒クラフト紙、チタン紙、板紙、石膏ボード紙等の
紙であり、特に重さが20〜80g/m2 の薄葉紙が、
価格が安価であるだけでなく、ホルムアルデヒド捕捉剤
を含有する樹脂液の塗工適性に優れている点、および通
気性に優れている点から好ましく用いられる。
面構造を模式的に図3に示す。本実施形態の化粧材30
は第2の実施形態の化粧材20とホルムアルデヒド捕捉
シート4bの構成が異なっている。化粧材30のホルム
アルデヒド捕捉シート4bは、ホルムアルデヒドを透過
させにくいシート3の表面にホルムアルデヒド捕捉層4
1を形成した構成であり、ホルムアルデヒド捕捉層41
がホルムアルデヒドを透過させにくいシート3の基材2
側に形成されている。基材2より発生するホルムアルデ
ヒドは、ホルムアルデヒドを透過させにくいシート3に
よって外部への放出が遮断されるとともに、ホルムアル
デヒド捕捉層41がホルムアルデヒドを透過させにくい
シート3の基材2側に設けられていることにより発生し
たホルムアルデヒドが捕捉される確率が高くなり、表面
への放出が非常に少なくなるものである。
面構造を模式的に図4に示す。化粧材40のホルムアル
デヒド捕捉シート4cは、基体シートがホルムアルデヒ
ドを透過させにくいシート3ではあるが、その構造にお
いては、ホルムアルデヒドを透過させにくい熱可塑性樹
脂層43の両面に紙質系シート42を貼着した3層構造
よりなる点で、第3の実施形態の化粧材30と異なって
いる。化粧材30と同じくホルムアルデヒド捕捉層41
がホルムアルデヒドを透過させにくいシート3の基材2
側に形成されている。ホルムアルデヒドを透過させにく
いシート3の表面に紙質系シート42を有することで、
ホルムアルデヒド捕捉層の形成及び基材への貼着が容易
にでき、さらに、化粧材を他の部材に積層する場合も表
面が紙層の為強固に接着することが出来る。また、この
第3、第4の実施形態においては、表裏両面に防湿性を
有する構成ともなっており、化粧材の反り等も防止でき
るものである。
性樹脂43としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、
エチレン−酢酸ビニル共重合体等のポリオレフィン系樹
脂、塩化ビニル樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド
系樹脂等を用いることができる。また、このような3層
構造の積層体を作製する方法としては、紙質系シート4
2と熱可塑性樹脂層43を接着剤を使うか、あるいは使
わずに熱などで貼合せる方法、2枚の紙質系シート42
にエクストルージョンラミネート法により熱可塑性樹脂
層43の層を溶融押出しと同時にラミネートする方法が
あり、貼合せ方法は用いられる熱可塑性樹脂層43の種
類によって適したものを選択する。ここではポリエチレ
ン樹脂を用いて、溶融した樹脂を押し出し、エクストル
ージョンラミネート法によって紙質系シート42を両面
に積層している。
50の断面構造を模式的に図5に示す。この化粧材50
のホルムアルデヒド捕捉シート4dは、紙質系シート4
2とホルムアルデヒド捕捉剤を含有する装飾処理層6a
よりなる。この場合、両面に装飾処理層6、6aが形成
された意匠性に優れた化粧材で、流し台の扉など、両面
意匠の部材として容易に用いられる。また、装飾処理層
6にホルムアルデヒド捕捉剤を含ませることによりわざ
わざホルムアルデヒド捕捉層を他に形成することなく効
果を発揮させられる。
ってきたが、本発明はこれらに限られるものではなく、
例えば、第1〜4の実施形態において、装飾処理層6は
ホルムアルデヒドを捕捉しない側のシートに形成したも
のにて説明を行ったが、その反対側であるホルムアルデ
ヒド捕捉層側、およびその両面に形成したものでもよ
く、また、第5実施形態においては、そのどちらの面を
表面、裏面としても構わないものである。さらに、上記
実施形態において説明を行わなかったが、本化粧材の木
口面にホルムアルデヒドを透過させにくいシート、ある
いはホルムアルデヒド捕捉層やその捕捉層を形成したシ
ートを設けてもよく、その場合には、基材から外部へ放
出されるホルムアルデヒドがより少なくなり、ホルムア
ルデヒド臭のほとんどない化粧材となる。
しては、例えば接着剤を間に介して板状基材に加圧ロー
ラーで加圧して積層する方法、成形基材の表面と化粧シ
ートとを、間に接着剤層を介して対向乃至は載置し、成
形基材側からの真空吸引による圧力差により化粧シート
を成形基材表面に積層する所謂真空プレス積層法、円
柱、多角柱等の柱状基材の長軸方向に、化粧シートを間
に接着剤層を介して供給しつつ、複数の向きの異なるロ
ーラーにより、柱状体を構成する複数の側面に順次化粧
シートを加圧接着して積層していく、いわゆるラッピン
グ加工方法等がある。
体は、壁面、床、天井等の建築物内装用装飾材、窓枠、
扉、手摺り等の建具類の表面装飾材、箪笥等の家具の表
面装飾材等に用いられる。その場合必要に応じて、化粧
材の最表面に摩耗、水、化学薬品等の影響から保護する
ために、透明性を有する樹脂からなる表面保護層を形成
してもよく、使用する樹脂としては、セルロース系樹
脂,アクリル系樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、エポキ
シ樹脂、フッ素樹脂等があげられる。また、抗菌剤や防
カビ剤等を本化粧材の基材以外の層に添加し、必要な性
能を有するものとしても良いものである。
ラビア印刷により塩化ビニル−アクリル系樹脂からなる
インキを使用して木目模様絵柄層を印刷し塩化ビニル化
粧シートを得た。ホルムアルデヒド捕捉シートの形成
は、秤量30g/m2 の紙間強化薄葉紙/30μmのポ
リエチレン樹脂層/秤量30g/m2 の紙間強化薄葉紙
よりなる複合シートを使用し、その紙間強化薄葉紙の上
面に下記配合からなるホルムアルデヒド捕捉剤塗料を5
g/m2 (乾燥時)になるようにロールコーターで塗工
した。 ホルムアルデヒド捕捉剤塗料組成 樹脂 (カゼイン) 14重量部 ホルムアルデヒド捕捉剤(三木理研(株)製 リケンレヂンFC−18−6) 14重量部 水 66重量部 メタノール 5.5重量部 消泡剤 0.5重量部 次いで、基材として2.7mmのMDF板を用意し、そ
の片方の面にエチレン酢酸ビニル系エマルジョン型接着
剤を介して上記の化粧シートを、もう一方の面に上記の
ホルムアルデヒド捕捉用シートのホルムアルデヒド捕捉
剤層が面するように、エチレン酢酸ビニル系エマルジョ
ン型接着剤を用いて接着し、ホルムアルデヒド捕捉層を
有する化粧材を得た。
30g/m2 の紙間強化薄葉紙を用いた以外は、実施例
1と同様にしてホルムアルデヒド捕捉層を有する化粧材
を得た。
ラビア印刷により塩化ビニル−アクリル系樹脂からなる
インキを使用して木目模様絵柄層を印刷し塩化ビニル化
粧シートを得た。次いで、基材として2.7mmのMD
F板を用意し、その片方の面にエチレン酢酸ビニル系エ
マルジョン型接着剤を用いて接着し化粧材を得た。
試料片12枚を切り取り、その12枚の試料片を直径2
4cmのデシケーター中に入れ、そのデシケーターの底
部中央に置いたシャーレに300mlの蒸留水を入れ、
20℃で24時間静置したあと、蒸留水に吸収されたホ
ルムアルデヒドの量をアセチルアセトン比色法で測定し
た。このようにしてホルムアルデヒド濃度を測定した結
果、ホルムアルデヒド発生量は、実施例1の化粧材で
1.1mg/l、実施例2の化粧材で1.0mg/l、
比較例1の化粧材では3.3mg/lであった。
基材の一方の面に接着剤層を介してホルムアルデヒドを
透過させにくいシートを積層し、もう一方の面にホルム
アルデヒド捕捉層を積層したものであるから、基材自体
あるいは該基材に化粧シート等を貼着するために使用す
る接着剤から発生する刺激臭の非常に強いホルムアルデ
ヒドは、その放出をホルムアルデヒドを透過させにくい
基体シート側では遮断され、もう一方のホルムアルデヒ
ド捕捉層側のホルムアルデヒド捕捉剤によって捕捉、吸
着されるため表面からホルムアルデヒドが放出されるこ
とがなく、よってホルムアルデヒドによる刺激臭がする
ことの非常に少なくなるものである。また、基材の表面
には装飾処理層が設けられているため意匠性に優れた化
粧材を得ることが出来る。
ートの少なくとも一つの面にホルムアルデヒド捕捉層を
積層することで、基体シート面にホルムアルデヒド捕捉
層を形成することが容易になり、ホルムアルデヒドを確
実に捕捉、吸着できるので、ホルムアルデヒド捕捉性能
に優れた化粧材を得ることができる。
する基体シートをホルムアルデヒドを透過させにくいシ
ートとすることで、基材から発生するホルムアルデヒド
の捕捉、吸着がより確実で容易になるものであり、さら
に2枚の紙質系シートを熱可塑性樹脂の押出しコート層
を介して接着した3層構造とすることで、両面の接着性
が高くなりこのホルムアルデヒド捕捉シートを介して接
着される面とを強固に結合することが出来る。また、基
材の裏面からの吸湿あるいは放湿による化粧材自体の反
りも防止できる化粧材を得ることができる。
透過させやすい紙質系シートとすることにより、その表
裏面にホルムアルデヒド捕捉剤を含有したインキ等の塗
工形成が行いやすく、さらに通気性を有することから、
基材の木口面等からのホルムアルデヒドの放出も少なく
することが可能であり、また、化粧材の外側となる面に
ホルムアルデヒド捕捉剤を含有したインキにより装飾処
理を施すことにより、ホルムアルデヒド捕捉層を他に形
成することなく、装飾効果とともにホルムアルデヒドの
外部への放出を少なくすることが可能となる。
ドを透過させにくいシート、あるいはホルムアルデヒド
捕捉層やその捕捉層を形成したシートを設けることによ
り、基材から外部へ放出されるホルムアルデヒドがより
少なくなり、ホルムアルデヒド臭の非常に少ない、優れ
た化粧材となる。
的に示す断面図である。
的に示す断面図である。
的に示す断面図である。
的に示す断面図である。
的に示す断面図である。
層
Claims (8)
- 【請求項1】 基材の一方の面にホルムアルデヒドを透
過させにくいシートを積層し、もう一方の面にホルムア
ルデヒド捕捉層が積層されていることを特徴とする化粧
材。 - 【請求項2】 前記基材の少なくとも一方の面に装飾処
理層が積層されていることを特徴とする請求項1記載の
化粧材。 - 【請求項3】 前記ホルムアルデヒド捕捉層が、基体シ
ートの少なくとも一つの面に形成されていることを特徴
とする請求項1、2記載の化粧材。 - 【請求項4】 前記基体シートが、ホルムアルデヒドを
透過させにくいシートよりなるとき、前記ホルムアルデ
ヒド捕捉層が、前記基体シートの前記基材側に形成され
ていることを特徴とする請求項3記載の化粧材。 - 【請求項5】 前記基体シートが2枚の紙質系シートを
熱可塑性合成樹脂の押出しコート層を介して接着してな
る積層シートよりなることを特徴とする請求項4記載の
化粧材。 - 【請求項6】 前記基体シートが、ホルムアルデヒドを
透過させやすい紙質系シートよりなるとき、前記紙質系
シートの前記基材と反対面に装飾処理層が設けられると
ともに、その少なくとも一つの面に前記ホルムアルデヒ
ド捕捉層が形成されていることを特徴とする請求項3記
載の化粧材。 - 【請求項7】 前記ホルムアルデヒドを透過させにくい
シートの前記基材側、もしくは前記基体シートに必要に
応じて設けられるプライマー層にホルムアルデヒド捕捉
剤を含有するか、あるいはプライマー層がホルムアルデ
ヒド捕捉層であることを特徴とする請求項1〜6記載の
化粧材。 - 【請求項8】 請求項1〜7のいずれかに記載の化粧材
において、前記化粧材の木口面にホルムアルデヒドを透
過させにくいシート、もしくは、ホルムアルデヒド捕捉
層が積層されていることを特徴とする化粧材。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11041597A JPH10278187A (ja) | 1997-04-10 | 1997-04-10 | 化粧材 |
| TW86115997A TW412482B (en) | 1996-10-30 | 1997-10-28 | Method to prepare decoration sheet and decoration board containing formaldehyde capturing agent |
| MYPI97005116A MY123794A (en) | 1996-10-30 | 1997-10-29 | A decorative sheet and a decorative board containing a formaldehyde capturing agent and a manufacturing method thereof |
| IDP973560A ID19186A (id) | 1996-10-30 | 1997-10-30 | Suatu pelat dan papan dekoratif yang mengandung zat penangkap formaldehyda dan pembuatannya |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11041597A JPH10278187A (ja) | 1997-04-10 | 1997-04-10 | 化粧材 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10278187A true JPH10278187A (ja) | 1998-10-20 |
| JPH10278187A5 JPH10278187A5 (ja) | 2005-03-10 |
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Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11041597A Pending JPH10278187A (ja) | 1996-10-30 | 1997-04-10 | 化粧材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10278187A (ja) |
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-
1997
- 1997-04-10 JP JP11041597A patent/JPH10278187A/ja active Pending
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