JPH10109645A - 振り子装置を備えた鉄道車両 - Google Patents
振り子装置を備えた鉄道車両Info
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- JPH10109645A JPH10109645A JP26455396A JP26455396A JPH10109645A JP H10109645 A JPH10109645 A JP H10109645A JP 26455396 A JP26455396 A JP 26455396A JP 26455396 A JP26455396 A JP 26455396A JP H10109645 A JPH10109645 A JP H10109645A
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- Japan
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- axle
- pendulum device
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Abstract
(57)【要約】
【課題】軽量で設備費が低廉な振り子装置を備えた鉄道
車両を提供する。 【解決手段】動台車16の台車枠23の上側には支持軸25を
中心に回動可能に一対のリンク21の各上端が連結され
る。動台車16の上にある車体12の下側には、空気ばね26
を介して梁部材27が取り付けられる。梁部材27の下側に
は支持軸29を中心に回動可能に前記一対のリンク21の各
下端が連結される。台車枠23にはシリンダ20の基部が回
動可能に連結され、シリンダのロッドは梁部材27に連結
される。上記リンク機構2組で振り子装置10を構成し、
各台車に設ける。気動車11は曲線やカントの状態を検出
する傾斜角センサを有する。傾斜角に応じてシリンダ20
を作動させて車体12の傾斜角を強制的に設定する。リン
ク機構に抵抗があっても振り子作用には問題はない。1
台の機関で2軸駆動する動台車を用いることが可能で、
軽量で艤装スペース的に有利である。従来の地上設備を
使った予見制御も可能である。
車両を提供する。 【解決手段】動台車16の台車枠23の上側には支持軸25を
中心に回動可能に一対のリンク21の各上端が連結され
る。動台車16の上にある車体12の下側には、空気ばね26
を介して梁部材27が取り付けられる。梁部材27の下側に
は支持軸29を中心に回動可能に前記一対のリンク21の各
下端が連結される。台車枠23にはシリンダ20の基部が回
動可能に連結され、シリンダのロッドは梁部材27に連結
される。上記リンク機構2組で振り子装置10を構成し、
各台車に設ける。気動車11は曲線やカントの状態を検出
する傾斜角センサを有する。傾斜角に応じてシリンダ20
を作動させて車体12の傾斜角を強制的に設定する。リン
ク機構に抵抗があっても振り子作用には問題はない。1
台の機関で2軸駆動する動台車を用いることが可能で、
軽量で艤装スペース的に有利である。従来の地上設備を
使った予見制御も可能である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、振り子装置を備え
た曲線通過速度が大きい気動車等の鉄道車両に関する。
た曲線通過速度が大きい気動車等の鉄道車両に関する。
【0002】
【従来の技術】気動車等の鉄道車両は、複数の台車上に
車体を取り付けた構造とされている。2本の車軸を有す
る一般的な台車の駆動方式には、機関と第1の車軸を第
1の推進軸で連結するとともに第1の車軸と第2の車軸
を第2の推進軸で連結する2軸駆動方式と、機関と第1
の車軸を推進軸で連結して第2の車軸は自由にしておく
1軸駆動方式とがある。図4は、従来の振り子装置1を
備えた気動車2の全体の構成を模式的に示したものであ
る。この気動車2は、2台の台車3,3上にそれぞれ振
り子装置1,1を介して車体4が支持された構造である
が、従来は台車3内に振り子装置1を組み込むと台車3
内に2本の車軸を連結する推進軸を通すことが難しくな
るため、1台の機関5で1本の車軸5のみを駆動する1
軸駆動の動台車3を2組設けていた。
車体を取り付けた構造とされている。2本の車軸を有す
る一般的な台車の駆動方式には、機関と第1の車軸を第
1の推進軸で連結するとともに第1の車軸と第2の車軸
を第2の推進軸で連結する2軸駆動方式と、機関と第1
の車軸を推進軸で連結して第2の車軸は自由にしておく
1軸駆動方式とがある。図4は、従来の振り子装置1を
備えた気動車2の全体の構成を模式的に示したものであ
る。この気動車2は、2台の台車3,3上にそれぞれ振
り子装置1,1を介して車体4が支持された構造である
が、従来は台車3内に振り子装置1を組み込むと台車3
内に2本の車軸を連結する推進軸を通すことが難しくな
るため、1台の機関5で1本の車軸5のみを駆動する1
軸駆動の動台車3を2組設けていた。
【0003】図5及び図6に示すように、従来の気動車
2においては、台車3の台車枠の上には振り子装置1と
してのころ装置7が設けられ、車体4の下面の梁部材8
が前記ころ装置7の上に移動可能に載っている。梁部材
8には制御用空気シリンダ9の基部が固定され、制御用
空気シリンダ9のロッドの先端が台車3に連結されてい
る。
2においては、台車3の台車枠の上には振り子装置1と
してのころ装置7が設けられ、車体4の下面の梁部材8
が前記ころ装置7の上に移動可能に載っている。梁部材
8には制御用空気シリンダ9の基部が固定され、制御用
空気シリンダ9のロッドの先端が台車3に連結されてい
る。
【0004】従来の気動車においては、通過する線路の
曲線やカント等に合わせて前記制御用空気シリンダ9を
駆動し、車体4を台車3上でころ装置7を介して適当な
斜度に傾斜させるため、図7に示すような設備が必要で
あった。即ち、気動車にはATS車上子と指令制御装置
と振り子制御装置が搭載され、線路に沿ってATS地上
子が設けられる。
曲線やカント等に合わせて前記制御用空気シリンダ9を
駆動し、車体4を台車3上でころ装置7を介して適当な
斜度に傾斜させるため、図7に示すような設備が必要で
あった。即ち、気動車にはATS車上子と指令制御装置
と振り子制御装置が搭載され、線路に沿ってATS地上
子が設けられる。
【0005】気動車のATS車上子がATS地上子を通
過すると、緩和曲線入り口の手前所定距離(例えば50
m)にあるA地点を指令制御装置が検知し、指令制御装
置はA地点において振り子制御装置に傾斜タイミング指
令を出す。緩和曲線入り口の手前所定距離(Xm)にお
いて、振り子制御装置の指令により気動車の制御用空気
シリンダ9が駆動され、車体4が傾斜し始める。車体4
は軌道の円曲線に適合した傾斜姿勢で円曲線に入る。円
曲線出口の手前所定距離(Ym)において振り子制御装
置が制御用空気シリンダ9を逆に駆動し、車体4の傾斜
を戻し始める。
過すると、緩和曲線入り口の手前所定距離(例えば50
m)にあるA地点を指令制御装置が検知し、指令制御装
置はA地点において振り子制御装置に傾斜タイミング指
令を出す。緩和曲線入り口の手前所定距離(Xm)にお
いて、振り子制御装置の指令により気動車の制御用空気
シリンダ9が駆動され、車体4が傾斜し始める。車体4
は軌道の円曲線に適合した傾斜姿勢で円曲線に入る。円
曲線出口の手前所定距離(Ym)において振り子制御装
置が制御用空気シリンダ9を逆に駆動し、車体4の傾斜
を戻し始める。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、従来
の振り子装置1を備えた鉄道車両では、台車3に振り子
装置1を組み込むと台車3の2本の車軸を連動させる推
進軸を設けることが困難になるため、1台の機関5で動
台車の1車軸を駆動する1軸駆動方式の動台車3を2組
設けていたが、このような構成は重量が大きくなると共
に艤装スペース的にも不利である。
の振り子装置1を備えた鉄道車両では、台車3に振り子
装置1を組み込むと台車3の2本の車軸を連動させる推
進軸を設けることが困難になるため、1台の機関5で動
台車の1車軸を駆動する1軸駆動方式の動台車3を2組
設けていたが、このような構成は重量が大きくなると共
に艤装スペース的にも不利である。
【0007】また、従来は制御機構付きの自然振り子方
式であり、回転する推進軸が伝達する駆動力の反力によ
り振り子作用が阻害される形になるため、これを避ける
ために機関を2台使用してそれぞれの駆動力の反力を打
ち消し合うように配置し、釣り合いをとる必要があっ
た。
式であり、回転する推進軸が伝達する駆動力の反力によ
り振り子作用が阻害される形になるため、これを避ける
ために機関を2台使用してそれぞれの駆動力の反力を打
ち消し合うように配置し、釣り合いをとる必要があっ
た。
【0008】さらに、従来の制御機構付きの自然振り子
方式においては、軌道の曲線やカント等に関するデータ
を気動車側との間でやり取りするための地上子を軌道の
曲線部分ごとに設置する必要があり、設備費が嵩み、特
に経営の苦しい路線では負担に耐えられない状況になっ
ている。
方式においては、軌道の曲線やカント等に関するデータ
を気動車側との間でやり取りするための地上子を軌道の
曲線部分ごとに設置する必要があり、設備費が嵩み、特
に経営の苦しい路線では負担に耐えられない状況になっ
ている。
【0009】本発明は、軽量で艤装スペース的に有利で
あり、地上子の設置が不要な振り子装置を備えた鉄道車
両を提供することを目的としている。
あり、地上子の設置が不要な振り子装置を備えた鉄道車
両を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載された鉄
道車両は、台車上に振り子装置を介して車体が支持され
た振り子装置を備えた鉄道車両において、第1車軸と第
2車軸を有する台車と、原動機と、原動機と台車の第1
車軸を連動させる第1推進軸と、台車の第1車軸と第2
車軸を連動させる第2推進軸と、台車の第1車軸と第2
車軸の間に設けられて台車に対して車体を傾斜可能に支
持するリンク機構と、走行状態の変化を検出する検出手
段と、検出手段の検出結果に基づいて車体を台車に対し
て強制的に傾斜させる駆動手段とを有する振り子装置を
備えている。
道車両は、台車上に振り子装置を介して車体が支持され
た振り子装置を備えた鉄道車両において、第1車軸と第
2車軸を有する台車と、原動機と、原動機と台車の第1
車軸を連動させる第1推進軸と、台車の第1車軸と第2
車軸を連動させる第2推進軸と、台車の第1車軸と第2
車軸の間に設けられて台車に対して車体を傾斜可能に支
持するリンク機構と、走行状態の変化を検出する検出手
段と、検出手段の検出結果に基づいて車体を台車に対し
て強制的に傾斜させる駆動手段とを有する振り子装置を
備えている。
【0011】請求項2に記載された鉄道車両は、台車上
に振り子装置を介して車体が支持された振り子装置を備
えた鉄道車両において、第1車軸と第2車軸を有する1
台の従台車と、第1車軸と第2車軸を有する1台の動台
車と、1台の原動機と、原動機と動台車の第1車軸を連
動させる第1推進軸と、動台車の第1車軸と第2車軸を
連動させる第2推進軸と、動台車の第1車軸と第2車軸
の間に設けられて動台車に対して車体を傾斜可能に支持
するリンク機構と、走行状態の変化を検出する検出手段
と、検出手段の検出結果に基づいて車体を動台車に対し
て強制的に傾斜させる駆動手段とを有する振り子装置を
備えている。
に振り子装置を介して車体が支持された振り子装置を備
えた鉄道車両において、第1車軸と第2車軸を有する1
台の従台車と、第1車軸と第2車軸を有する1台の動台
車と、1台の原動機と、原動機と動台車の第1車軸を連
動させる第1推進軸と、動台車の第1車軸と第2車軸を
連動させる第2推進軸と、動台車の第1車軸と第2車軸
の間に設けられて動台車に対して車体を傾斜可能に支持
するリンク機構と、走行状態の変化を検出する検出手段
と、検出手段の検出結果に基づいて車体を動台車に対し
て強制的に傾斜させる駆動手段とを有する振り子装置を
備えている。
【0012】請求項3に記載された鉄道車両は、請求項
2記載の振り子装置を備えた鉄道車両において、前記従
台車の第1車軸と第2車軸の間に設けられて従台車に対
して車体を傾斜可能に支持する第2のリンク機構と、前
記検出手段の検出結果に基づいて車体を従台車に対して
強制的に傾斜させる第2の駆動手段とを有することを特
徴としている。
2記載の振り子装置を備えた鉄道車両において、前記従
台車の第1車軸と第2車軸の間に設けられて従台車に対
して車体を傾斜可能に支持する第2のリンク機構と、前
記検出手段の検出結果に基づいて車体を従台車に対して
強制的に傾斜させる第2の駆動手段とを有することを特
徴としている。
【0013】請求項4に記載された鉄道車両は、請求項
2記載の振り子装置を備えた鉄道車両において、前記駆
動手段が、サーボモータの回転によってねじを回してロ
ッドを伸縮させる電動式シリンダであることを特徴とし
ている。
2記載の振り子装置を備えた鉄道車両において、前記駆
動手段が、サーボモータの回転によってねじを回してロ
ッドを伸縮させる電動式シリンダであることを特徴とし
ている。
【0014】請求項5に記載された鉄道車両は、請求項
2記載の振り子装置を備えた鉄道車両において、前記リ
ンク機構が、進行方向に平行な支持軸を中心として支持
軸に直交する平面内で回動可能となるように前記動台車
の台車枠に各上端が所定の間隔をおいて連結されるとと
もに前記車体の下部に設けられた梁部材に各下端が前記
間隔よりも広い所定の間隔をおいて連結される少なくと
も一対のリンクを有し、前記駆動手段が、前記動台車の
台車枠に基部が連結されるとともに伸縮するロッドの先
端が前記梁部材に連結されたシリンダであることを特徴
としている。
2記載の振り子装置を備えた鉄道車両において、前記リ
ンク機構が、進行方向に平行な支持軸を中心として支持
軸に直交する平面内で回動可能となるように前記動台車
の台車枠に各上端が所定の間隔をおいて連結されるとと
もに前記車体の下部に設けられた梁部材に各下端が前記
間隔よりも広い所定の間隔をおいて連結される少なくと
も一対のリンクを有し、前記駆動手段が、前記動台車の
台車枠に基部が連結されるとともに伸縮するロッドの先
端が前記梁部材に連結されたシリンダであることを特徴
としている。
【0015】
【発明の実施の形態】図1〜図3を参照して本発明の実
施の形態の第1の例を説明する。図1は、本例の振り子
装置10を備えた気動車11の全体の構成を模式的に示
したものである。この気動車11は、2台の台車上にそ
れぞれ振り子装置10を介して車体12が支持された構
造であるが、一方の台車は2本の車軸を有する従台車1
3であり、他方の台車は2本の車軸14,15を有する
動台車16である。動台車16においては、1台の機関
17と第1の車軸14の変速機が第1の推進軸18で連
結され、第1の車軸14の変速機と第2の車軸15の変
速機が第2の推進軸19で連結されている。よって、こ
の気動車11は1台の機関17を有し、この機関17を
駆動すると動台車16の2本の車軸14,15が駆動さ
れる。
施の形態の第1の例を説明する。図1は、本例の振り子
装置10を備えた気動車11の全体の構成を模式的に示
したものである。この気動車11は、2台の台車上にそ
れぞれ振り子装置10を介して車体12が支持された構
造であるが、一方の台車は2本の車軸を有する従台車1
3であり、他方の台車は2本の車軸14,15を有する
動台車16である。動台車16においては、1台の機関
17と第1の車軸14の変速機が第1の推進軸18で連
結され、第1の車軸14の変速機と第2の車軸15の変
速機が第2の推進軸19で連結されている。よって、こ
の気動車11は1台の機関17を有し、この機関17を
駆動すると動台車16の2本の車軸14,15が駆動さ
れる。
【0016】動台車16及び従台車13(一括して台車
とよぶ)の上に車体12を支える振り子装置10につい
て図2及び図3を参照して説明する。振り子装置10
は、駆動手段としてのシリンダ20と1対のリンク2
1,21からなるリンク機構を2組備えている。
とよぶ)の上に車体12を支える振り子装置10につい
て図2及び図3を参照して説明する。振り子装置10
は、駆動手段としてのシリンダ20と1対のリンク2
1,21からなるリンク機構を2組備えている。
【0017】図3の下側に示すように、車輪22が設け
られている動台車16の台車枠23には、上側に一対の
台車枠支持部24,24が設けられている。台車枠支持
部24には、気動車11の進行方向に平行な支持軸2
5,25を中心として、該支持軸25に直交する平面内
で回動可能となるように、一対のリンク21,21の上
端がそれぞれ連結されている。一対のリンク21,21
の各下端は台車枠23の下方に位置している。
られている動台車16の台車枠23には、上側に一対の
台車枠支持部24,24が設けられている。台車枠支持
部24には、気動車11の進行方向に平行な支持軸2
5,25を中心として、該支持軸25に直交する平面内
で回動可能となるように、一対のリンク21,21の上
端がそれぞれ連結されている。一対のリンク21,21
の各下端は台車枠23の下方に位置している。
【0018】図3の上側に示すように、前記動台車16
の上にある車体12の下側には、空気ばね26を介して
梁部材27が取り付けられている。梁部材27には、下
側に一対の梁部材支持部28,28が設けられている。
梁部材支持部28,28の間隔は、台車枠支持部24,
24の間隔よりも広い。梁部材支持部28には、気動車
11の進行方向に平行な支持軸29を中心として、該支
持軸29に直交する平面内で回動可能となるように、前
記一対のリンク21,21の下端がそれぞれ連結されて
いる。
の上にある車体12の下側には、空気ばね26を介して
梁部材27が取り付けられている。梁部材27には、下
側に一対の梁部材支持部28,28が設けられている。
梁部材支持部28,28の間隔は、台車枠支持部24,
24の間隔よりも広い。梁部材支持部28には、気動車
11の進行方向に平行な支持軸29を中心として、該支
持軸29に直交する平面内で回動可能となるように、前
記一対のリンク21,21の下端がそれぞれ連結されて
いる。
【0019】そして、台車枠23には、駆動手段として
のシリンダ20の基部が回動可能に連結されている。該
シリンダのロッドの先端は、梁部材27の一方の梁部材
支持部28の近傍に回動可能に連結されている。このシ
リンダ20は、サーボモータによってねじ機構を回転さ
せてロッドを伸縮させる電動式のシリンダである。
のシリンダ20の基部が回動可能に連結されている。該
シリンダのロッドの先端は、梁部材27の一方の梁部材
支持部28の近傍に回動可能に連結されている。このシ
リンダ20は、サーボモータによってねじ機構を回転さ
せてロッドを伸縮させる電動式のシリンダである。
【0020】このような一対のリンク21,21とシリ
ンダ20からなるリンク機構が、動台車16の2つの車
軸14,15の間の空間と、従台車13の2本の車軸1
4,15の間の空間に、それぞれ2組づつ設けられて各
々振り子装置10を構成している。2組のリンク機構の
各シリンダ20は互いに反対向きであり、各組内で位置
の異なる梁部材支持部28の近傍にそれぞれ連結されて
いる。車体12は、各リンク機構のリンク21を下広が
りにした態様で台車枠23から吊るされており、シリン
ダ20が駆動されれば台車枠23に対して傾斜する。
ンダ20からなるリンク機構が、動台車16の2つの車
軸14,15の間の空間と、従台車13の2本の車軸1
4,15の間の空間に、それぞれ2組づつ設けられて各
々振り子装置10を構成している。2組のリンク機構の
各シリンダ20は互いに反対向きであり、各組内で位置
の異なる梁部材支持部28の近傍にそれぞれ連結されて
いる。車体12は、各リンク機構のリンク21を下広が
りにした態様で台車枠23から吊るされており、シリン
ダ20が駆動されれば台車枠23に対して傾斜する。
【0021】図示しないが、本例の気動車11には、軌
道の曲線やカントにおける走行状態を検出する検出手段
が搭載されている。この検出手段としては、例えば傾斜
角センサを利用できる。傾斜角センサは、振り子と、磁
石とコイルを備えて振り子に電気的な付勢力を与えるト
ルカと、検出器とを有している。振り子に加速度が加わ
って平衡点から移動すると、平衡点からの角変位に相当
する信号が検出器に発生する。この信号を増幅してトル
カにフィードバックし、振り子を平衡点に押し戻す。こ
の時、トルカに流れる電流は加えられた加速度に比例す
るので、電流値を計測することによって重力加速度成分
即ち傾斜角が測定できる。また、本例の気動車11に
は、前記検出手段が検出した車体の傾斜角に応じて前記
シリンダに駆動信号を出力する制御手段が設けられてい
る。
道の曲線やカントにおける走行状態を検出する検出手段
が搭載されている。この検出手段としては、例えば傾斜
角センサを利用できる。傾斜角センサは、振り子と、磁
石とコイルを備えて振り子に電気的な付勢力を与えるト
ルカと、検出器とを有している。振り子に加速度が加わ
って平衡点から移動すると、平衡点からの角変位に相当
する信号が検出器に発生する。この信号を増幅してトル
カにフィードバックし、振り子を平衡点に押し戻す。こ
の時、トルカに流れる電流は加えられた加速度に比例す
るので、電流値を計測することによって重力加速度成分
即ち傾斜角が測定できる。また、本例の気動車11に
は、前記検出手段が検出した車体の傾斜角に応じて前記
シリンダに駆動信号を出力する制御手段が設けられてい
る。
【0022】本例の気動車11によれば、曲線やカント
において気動車11に積載した検出手段が傾斜角を検出
し、その傾斜角に応じてシリンダ20を作動させて車体
を台車枠に対して傾斜させる。
において気動車11に積載した検出手段が傾斜角を検出
し、その傾斜角に応じてシリンダ20を作動させて車体
を台車枠に対して傾斜させる。
【0023】本例の気動車11によれば、台車枠23と
車体12を連結する振り子装置10がリンク機構によっ
て構成されているので、台車の2本の車軸14,15を
連結する第2の推進軸19はリンク21,21の間に配
置される。即ち、台車に振り子装置10を設けたために
台車内に第2推進軸19を設けることができなくなり、
台車を1軸駆動にせざるを得ないという不都合が生じる
ことはない。
車体12を連結する振り子装置10がリンク機構によっ
て構成されているので、台車の2本の車軸14,15を
連結する第2の推進軸19はリンク21,21の間に配
置される。即ち、台車に振り子装置10を設けたために
台車内に第2推進軸19を設けることができなくなり、
台車を1軸駆動にせざるを得ないという不都合が生じる
ことはない。
【0024】本例の気動車11によれば、すべて車上の
検出手段によって曲線やカントの状態を検出し、それに
応じてシリンダ20を作動させて台車枠23に対する車
体12の傾斜角を強制的に設定するため、リンク機構に
抵抗があっても振り子作用には何ら問題はない。このた
め地上設備は特に必要ないが、従来の地上設備を利用し
た制御を行うことも、又可能である。
検出手段によって曲線やカントの状態を検出し、それに
応じてシリンダ20を作動させて台車枠23に対する車
体12の傾斜角を強制的に設定するため、リンク機構に
抵抗があっても振り子作用には何ら問題はない。このた
め地上設備は特に必要ないが、従来の地上設備を利用し
た制御を行うことも、又可能である。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、気動車の車体を台車上
にリンク機構で支え、積載した検出手段が検出した走行
状態に応じてシリンダを作動させ、台車に対する車体の
傾斜角を強制的に設定する構造とされているので、動台
車としては1台の機関で駆動する2軸駆動の動台車があ
ればよく、軽量で艤装スペース的に有利であり、また地
上子を設置しない場合は設備費を低く抑えることができ
るとともに、地上設備を使った予見制御も又可能であ
り、どのような路線にも適用できるという効果がある。
にリンク機構で支え、積載した検出手段が検出した走行
状態に応じてシリンダを作動させ、台車に対する車体の
傾斜角を強制的に設定する構造とされているので、動台
車としては1台の機関で駆動する2軸駆動の動台車があ
ればよく、軽量で艤装スペース的に有利であり、また地
上子を設置しない場合は設備費を低く抑えることができ
るとともに、地上設備を使った予見制御も又可能であ
り、どのような路線にも適用できるという効果がある。
【図1】本発明の実施の形態の第1の例の全体構成を示
す模式図である。
す模式図である。
【図2】本発明の実施の形態の第1の例における振り子
装置の構成と作用を示す図である。
装置の構成と作用を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態の第1の例における振り子
装置の構成を示す分解図である
装置の構成を示す分解図である
【図4】従来の気動車の全体構成を示す模式図である。
【図5】従来の気動車の振り子装置の構成と作用を示す
図である。
図である。
【図6】従来の気動車の振り子装置の構成と作用を示す
断面図である。
断面図である。
【図7】従来の気動車における地上子の設置状態を示す
図である。
図である。
10…振り子装置、11…鉄道車両としての気動車、1
2…車体、13…従動車、14,15…車軸、16…動
台車、17…原動機としての機関、18…第1の推進
軸、19…第2の推進軸、20…駆動手段としてのシリ
ンダ、21…リンク、23…台車枠、27…梁部材。
2…車体、13…従動車、14,15…車軸、16…動
台車、17…原動機としての機関、18…第1の推進
軸、19…第2の推進軸、20…駆動手段としてのシリ
ンダ、21…リンク、23…台車枠、27…梁部材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 向井 政彦 新潟県新潟市秋葉一丁目2番1号 株式会 社新潟鉄工所大山工場内
Claims (5)
- 【請求項1】 台車上に振り子装置を介して車体が支持
された振り子装置を備えた鉄道車両において、 第1車軸と第2車軸を有する台車と、原動機と、原動機
と台車の第1車軸を連動させる第1推進軸と、台車の第
1車軸と第2車軸を連動させる第2推進軸と、台車の第
1車軸と第2車軸の間に設けられて台車に対して車体を
傾斜可能に支持するリンク機構と、走行状態の変化を検
出する検出手段と、検出手段の検出結果に基づいて車体
を台車に対して強制的に傾斜させる駆動手段とを有する
振り子装置を備えた鉄道車両。 - 【請求項2】 台車上に振り子装置を介して車体が支持
された振り子装置を備えた鉄道車両において、 第1車軸と第2車軸を有する1台の従台車と、第1車軸
と第2車軸を有する1台の動台車と、1台の原動機と、
原動機と動台車の第1車軸を連動させる第1推進軸と、
動台車の第1車軸と第2車軸を連動させる第2推進軸
と、動台車の第1車軸と第2車軸の間に設けられて動台
車に対して車体を傾斜可能に支持するリンク機構と、走
行状態の変化を検出する検出手段と、検出手段の検出結
果に基づいて車体を動台車に対して強制的に傾斜させる
駆動手段とを有する振り子装置を備えた鉄道車両。 - 【請求項3】 前記従台車の第1車軸と第2車軸の間に
設けられて従台車に対して車体を傾斜可能に支持する第
2のリンク機構と、前記検出手段の検出結果に基づいて
車体を従台車に対して強制的に傾斜させる第2の駆動手
段とを有する請求項2記載の振り子装置を備えた鉄道車
両。 - 【請求項4】 前記駆動手段が、サーボモータの回転に
よってねじを回してロッドを伸縮させる電動式シリンダ
である請求項2記載の振り子装置を備えた鉄道車両。 - 【請求項5】 前記リンク機構が、進行方向に平行な支
持軸を中心として支持軸に直交する平面内で回動可能と
なるように前記動台車の台車枠に各上端が所定の間隔を
おいて連結されるとともに前記車体の下部に設けられた
梁部材に各下端が前記間隔よりも広い所定の間隔をおい
て連結される少なくとも一対のリンクを有し、 前記駆動手段が、前記動台車の台車枠に基部が連結され
るとともに伸縮するロッドの先端が前記梁部材に連結さ
れたシリンダである請求項2記載の振り子装置を備えた
鉄道車両。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26455396A JPH10109645A (ja) | 1996-10-04 | 1996-10-04 | 振り子装置を備えた鉄道車両 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26455396A JPH10109645A (ja) | 1996-10-04 | 1996-10-04 | 振り子装置を備えた鉄道車両 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10109645A true JPH10109645A (ja) | 1998-04-28 |
Family
ID=17404880
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26455396A Pending JPH10109645A (ja) | 1996-10-04 | 1996-10-04 | 振り子装置を備えた鉄道車両 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10109645A (ja) |
-
1996
- 1996-10-04 JP JP26455396A patent/JPH10109645A/ja active Pending
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