JPH10110015A - 顔料分散剤 - Google Patents

顔料分散剤

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JPH10110015A
JPH10110015A JP28607896A JP28607896A JPH10110015A JP H10110015 A JPH10110015 A JP H10110015A JP 28607896 A JP28607896 A JP 28607896A JP 28607896 A JP28607896 A JP 28607896A JP H10110015 A JPH10110015 A JP H10110015A
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JP
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acid
polymer
salt
group
meth
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JP28607896A
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English (en)
Inventor
Nobuo Hisada
伸夫 久田
Yoshimi Ida
好美 位田
Sunao Yamauchi
直 山内
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Sanyo Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Sanyo Chemical Industries Ltd
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Publication date
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  • Pigments, Carbon Blacks, Or Wood Stains (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 顔料スラリーの粘度低下効果やスラリー粘度
の経日安定性付与効果に優れた分散剤の提供。 【解決手段】 α,β−不飽和カルボン酸を構成単位と
する(共)重合体(A)の中和物からなり、該(A)中
の酸基の10〜99.9モル%がアルカリ金属またはア
ルカリ土類金属塩であり、0.01〜50モル%が第4
級アンモニウム塩、アンモニウムおよび有機アミンの群
から選ばれる少なくとも1種の塩であり、0〜89.9
モル%が遊離の酸基であることを特徴とする顔料分散
剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は顔料分散剤、特に無
機顔料用として有用な分散剤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、分散剤としては、ポリアクリル酸
のアルカリ金属塩(ナトリウム、リチウム等)、アルカ
リ土類金属塩、4級アンモニウム塩などが知られてい
る。(例えば特開昭54−82416号公報、特開平7
−308563号公報など)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の分散剤は得られた無機顔料スラリーの初期粘度の低下
効果や無機顔料スラリー粘度の経時安定性付与効果にお
いて未だ満足するものではなく、例えば75重量%炭酸
カルシウムスラリーを作成する場合、初期粘度が高く、
経時とともに著しく増粘するという問題点を有する。ま
た炭酸カルシウムの湿式粉砕においては高濃度化や微粒
子化が極めて困難であるという問題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記問題
点を解決するため鋭意検討した結果本発明に至った。す
なわち本発明はα,β−不飽和カルボン酸を構成単位と
する(共)重合体(A)の中和物からなり、該(A)中
の酸基の10〜99.9モル%がアルカリ金属またはア
ルカリ土類金属塩であり、0.01〜50モル%が第4
級アンモニウム塩、アンモニウム、および有機アミンの
群から選ばれる少なくとも1種の塩であり、0〜89.
9モル%が遊離の酸基であることを特徴とする顔料分散
剤である。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明において、α,β−不飽和
カルボン酸としては、例えば、(メタ)アクリル酸、マ
レイン酸、無水マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、無
水イタコン酸、シトラコン酸、無水シトラコン酸、マレ
イン酸半エステル(マレイン酸モノブチルエステル、マ
レイン酸モノエチルカルビトールエステル等)、フマル
酸半エステル(フマル酸モノブチルエステル、フマル酸
モノエチルカルビトールエステル等)などのα,β−不
飽和カルボン酸もしくはその無水物;これらの併用など
が挙げられる。これらのうち好ましいものは、(メタ)
アクリル酸、イタコン酸、マレイン酸およびフマル酸で
ある。
【0006】共重合可能な他の単量体としては、例えば
次のものが挙げられるが、これらに限定されるわけでは
ない。 (a)芳香族エチレン性不飽和単量体:スチレン、α−
メチルスチレン、ビニルトルエン、ヒドロキシスチレン
等のスチレン類、ビニルナフタレン類、ジクロルスチレ
ン等のスチレン類のハロゲン置換体等; (b)炭素数2〜20の脂肪族エチレン性不飽和単量
体:エチレン、プロピレン、ブテン、イソブチレン、ペ
ンテン、ヘプテン、ジイソブチレン、オクテン、ドデセ
ン、オクタデセン、ブタジエン、イソプレン等; (c)炭素数5〜15の脂環式エチレン性不飽和単量
体:シクロペンタジエン、ピネン、リモネン、インデ
ン、ビシクロペンタジエン、エチリデンノルボルネン
等; (d)炭素数1〜50のアルキル基を有するアルキル
(メタ)アクリレート:メチル(メタ)アクリレート、
エチル(メタ)アクリレート、プロピル(メタ)アクリ
レート、ブチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキ
シル(メタ)アクリレート、ドデシル(メタ)アクリレ
ート、ヘキサデシル(メタ)アクリレート、ヘプタデシ
ル(メタ)アクリレート、エイコシル(メタ)アクリレ
ート等; (e)ヒドロキシル基含有(メタ)アクリレート:ヒド
ロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシプロピ
ル(メタ)アクリレート等; (f)アミド含有エチレン性不飽和単量体:(メタ)ア
クリルアミド、N−メチロール(メタ)アクリルアミド
等; (g)ポリアルキレングリコール鎖(分子量44〜20
00)を有するエチレン性不飽和単量体:ポリエチレン
グリコール(分子量300)モノ(メタ)アクリレー
ト、ポリプロピレングリコール(分子量500)モノ
(メタ)アクリレート、メチルアルコールエチレンオキ
サイド10モル付加物(メタ)アクリレート、ラウリル
アルコールエチレンオキサイド30モル付加物(メタ)
アクリレート等;
【0007】(h)スルホン基含有単量体:ビニルスル
ホン酸、(メタ)アリルスルホン酸、2−ヒドロキシ−
3−(メタ)アリロキシプロパンスルホン酸、スチレン
スルホン酸、α−メチルスチレンスルホン酸、スルホプ
ロピル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシ−3−
(メタ)アクリロキシプロパンスルホン酸、2−(メ
タ)アクリロイルアミノ−2,2−ジメチルエタンスル
ホン酸、3−(メタ)アクリロイルオキシエタンスルホ
ン酸、3−(メタ)アクリロイルオキシ−2−ヒドロキ
シプロパンスルホン酸、2−(メタ)アクリルアミド−
2−メチルプロパンスルホン酸、3−(メタ)アクリル
アミド−2−ヒドロキシプロパンスルホン酸、アルキル
(炭素数3〜18)(メタ)アリルスルホコハク酸、ポ
リ(n=2〜30)オキシアルキレン(エチレン、プロ
ピレン、ブチレン:単独、ランダム、ブロックでもよ
い)モノ(メタ)アクリレートの硫酸エステル化物[ポ
リ(n=5〜15)オキシプロピレンモノメタクリレー
ト硫酸エステル化物等]等]、その他以下の一般式
(I)、(II)、(III)で示される化合物等。 (式中、Rは炭素数1〜15のアルキル基を示し、Aは
炭素数2〜4のアルキレン基を示しnが複数の場合同一
でも異なっていてもよく、異なる場合はランダムでもブ
ロックでもよいを示し、Arはベンゼン環を示し、nは
1〜50の整数を示す。) (式中、Rは炭素数1〜15のアルキル基を示し、Aは
炭素数2〜4のアルキレン基を示しnが複数の場合同一
でも異なっていてもよく、異なる場合はランダムでもブ
ロックでもよいを示し、Arはベンゼン環を示し、nは
1〜50の整数を示す。) (式中、R’はフッ素原子で置換されていてもよい炭素
数1〜15のアルキル基を示す。)
【0008】これらのうち好ましくは(a)、(b)、
(d)、(e)、(g)及び(h)である。本発明にお
いて、酸基は通常カルボン酸基であるが、(h)を共重
合成分として使用した場合はカルボン酸基およびスルホ
ン酸基である。
【0009】共重合体において、α,β−不飽和カルボ
ン酸以外の単量体の含有量は、重量基準で、通常0〜9
0%、好ましくは0〜60%である。
【0010】ラジカル重合開始剤としては、遊離基を生
成して重合を開始させるタイプのもの、例えば2,2’
−アゾビスイソブチロニトリル、2,2’−アゾビス
(2,4−ジメチルバレロニトリル)、2,2’−アゾ
ビス(2−メチルブチロニトリル)、2,2’−アゾビ
ス(2,4,4−トリメチルペンタン)、ジメチル2,
2’−アゾビス(2−メチルプロピオネイト)、2,
2’−アゾビス[2−(ヒドロキシメチル)プロピオニ
トリル]、1,1’−アゾビス(1−アセトキシ−1−
フェニルエタン)などのアゾ化合物;ジベンゾイルパー
オキサイド、ジクミルパーオキサイド、ビス(4−t−
ブチルシクロヘキシル)パーオキシジカーボネート、ベ
ンゾイルパーオキサイド、ラウロイルパーオキサイド、
過コハク酸などの有機過酸化物;過硫酸塩、過ホウ酸
塩、過酸化水素等の無機過酸化物などが使用できる。ま
た還元剤と組み合わせたレドックス系開始剤等を使用す
ることができる。レドックス系開始剤に用いられる還元
剤としては、アスコルビン酸(塩)、ロンガリット、次
亜リン酸(塩)、亜硫酸(塩)、重亜硫酸(塩)、第1
鉄塩などがあげられる。これらは2種以上を併用しても
よい。ラジカル重合開始剤の量は単量体に対して、通常
0.01〜20重量%、好ましくは0.05〜5重量%
である。
【0011】必要により連鎖移動剤[例えばラウリルメ
ルカプタン、チオグリコール酸、メルカプトエタノー
ル、トリエチレングリコールジメルカプタン、トリス
(ポリオキシプロピレン−2−ヒドロキシ−3−チオー
ルプロパン)アルキルエーテル等]を用いることができ
る。
【0012】重合方法としては、溶液重合、乳化重合、
懸濁および塊状重合のいずれでも良いが、溶液重合、乳
化重合及び懸濁重合が好ましく、溶液重合が特に好まし
い。溶液重合の場合の溶剤としては、水、アルコール類
(メタノール、エタノール、イソプロパノール等)、ケ
トン類(アセトン、メチルイソブチルケトン等)、エー
テル類(テトラヒドロフラン等)、脂肪族炭化水素類
(ヘキサン、ヘプタン等)、芳香族炭化水素類(トルエ
ン、キシレン等)、ハロゲン系溶剤(エチレンジクロラ
イド等)およびこれらの混合物等があげられる。とくに
好ましいものは、イソプロパノールおよびイソプロパノ
ールと水の混合溶剤である。
【0013】重合温度としては、通常20〜200℃、
好ましくは60〜150℃である。常圧下重合溶液の沸
点以下の温度、常圧下重合溶液の沸点、および加圧下重
合溶液の沸点以上の温度等があげられる。好ましくは加
圧下重合溶液の沸点以上で重合する方法である。また乳
化剤、分散剤等を使用する場合は特に制限がなく公知の
ものが使用できる。
【0014】(共)重合体(A)の重量平均分子量は通
常1,000〜100,000であり、好ましくは3,
000〜20,000であり、分子量分布は通常1.1
0〜4.50であり、好ましくは1.1〜4.5であ
る。
【0015】本発明において(共)重合体(A)中の酸
基の0.01〜50モル%は、第4級アンモニウム塩、
アンモニウムおよび有機アミンの群から選ばれる少なく
とも1種の塩である。第4級アンモニウム塩としては、
脂肪族アミン(例えばトリメチルアミン、トリエチルア
ミン、トリ−n−プロピルアミン、トリ−n−ブチルア
ミン、ジエチル−1−プロピルアミン等);脂環式アミ
ン類(例えばN−メチルピロリジン、N−エチルピロリ
ジン、N−メチルピペリジン、N−エチルピペリジン、
N−メチルヘキサメチレンイミン、N−エチルヘキサメ
チレンイミン、N−メチルモルホリン、N−ブチルモル
ホリン、1,5−ジアザビシクロ[4,3,0]−5−
ノネン、1,8−ジアザビシクロ[5,4,0]−7−
ウンデセン等);含窒素ヘテロ環芳香族類(例えばピリ
ジン、4−メチルベンズイミダゾール、キノリン、4,
4′−ジピリジル等)の3級アミンを炭酸ジアルキル等
で4級化した第4級アンモニウム塩が挙げられる。これ
らのうち好ましいものとしては、脂肪族アミンを4級化
したテトラアルキルアンモニウム塩であり、特に好まし
いものとしてはテトラメチルアンモニウム塩、トリエチ
ルメチルアンモニウム塩である。有機アミンとしてアル
カノールアミン(ジエタノールアミン、トリエタノール
アミン等)、(ポリ)アルキレンポリアミン(エチレン
ジアミン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラ
ミン、テトラエチレンペンタミン)、もしくはその誘導
体(アルキル化物、アルキレンオキシド付加物)、低級
アルキルアミン(トリエチルアミン、トリブチルアミン
など)、およびこれらの2種以上の併用などが挙げられ
る。これらのうち好ましいものアルカノールアミン、低
級アルキルアミンである。
【0016】本発明において(共)重合体(A)中の酸
基の10〜99.9モル%がアルカリ金属またはアルカ
リ土類金属塩である。アルカリ金属としては、リチウ
ム、ナトリウム、カリウムなどが挙げられる。アルカリ
土類金属としてはカルシウム、マグネシウム、バリウム
などが挙げられる。
【0017】本発明の共重合体塩を得る方法としては、
(共)重合体(A)中の酸基の10〜99.9モル%が
アルカリ金属またはアルカリ土類金属塩であり、0.0
1〜50モル%が第4級アンモニウム塩、アンモニウ
ム、および有機アミンの群から選ばれる少なくとも1種
の塩であり、0〜89.9モル%が遊離の酸基になるよ
うに、(共)重合体(A)をアルカリ金属水酸化物(水
酸化ナトリウム、水酸化カリウム等)、またはアルカリ
土類金属水酸化物(水酸化マグネシウム、水酸化カルシ
ウム等)の水溶液で中和した後、第4級アンモニウム炭
酸塩メタノール溶液、アンモニア水、または有機アミン
で中和し、必要によりメタノール、水を留去することに
より得ることが出来る。また(共)重合体(A)水溶液
と、(共)重合体(A)のアルカリ金属塩水溶液または
アルカリ土類金属塩水溶液と、(共)重合体(A)の第
4級アンモニム塩水溶液、アンモニウム塩水溶液、また
は有機アミン塩水溶液を配合して得ることもできる。
【0018】本発明の分散剤は、無機物質の分散に有用
であり、無機顔料用の分散剤として特に効果を発揮す
る。本発明において、対象となる無機物質としては、炭
酸カルシウム、リン酸カルシウム、リン酸亜鉛、クレ
ー、ベントナイト、サチンホワイト、亜鉛華、ベンガ
ラ、フェライト、酸化チタン、タルク、ホワイトカーボ
ン、セメント、石膏、カーボンブラック、各種珪酸塩、
等があげられる。具体的には炭酸カルシウム湿式粉砕
用、軽質炭酸カルシウム製造工程用、フェライト製造工
程用、紙コーティング塗料用の分散剤として有効であ
る。本発明の分散剤を用いて粉体を水性溶媒中に分散を
行う場合、分散剤の固形分当りの使用量は、粉体に対し
て通常0.001〜10重量%、好ましくは0.05〜
5重量%である。0.001%未満では分散効果が不十
分であり、また10重量%を超える場合には凝集作用が
発現し高濃度水系スラリーの場合粘度が上昇する。特
に、本発明の分散剤を用いて炭酸カルシウムや酸化チタ
ン等の無機顔料を水に分散を行う場合、分散体組成物の
重量に基づいて、分散剤の固形分当りの使用量は、通常
0.01〜5重量%、好ましくは0.05〜2重量%で
ある。0.001%未満では分散効果が不十分であり、
また5重量%を超える場合には凝集作用が発現し粘度が
上昇する。また、無機顔料の量は、60〜80重量%で
ある。
【0019】本発明の分散剤を使用して、粉体の水系分
散物を得る方法としては、通常の分散方法でよく、例え
ば本発明の分散剤を溶解した水性溶液中に粉体を添加し
て攪拌、混合する方法が挙げられる。水性溶液としては
水、水と水溶性有機溶媒(例えば、メチルアルコール、
エチルアルコール、エチレングリコールなど)との混合
溶液が挙げられる。この攪拌、混合には高速デイスパ
ー、ホモミキサー、ボールミルなど一般に用いられる攪
拌装置を使用することができる。また、他の方法として
は、粉体の原鉱石または粗粒子を湿式粉砕する際同時に
本発明の分散剤を添加し、分散物とする方法が挙げられ
る。
【0020】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに詳細に説
明するが本発明はこれに限定されるものではない。な
お、実施例、比較例中の%および部は重量%および重量
部を表す。GPCによる分子量の測定は次の通り。分子
量は水酸化ナトリウムで完全中和したとしたときの値で
ある。 《GPC測定条件》 機 種 :Waters510(日本ウオーターズ・リミテッド製) カラム :TSK gel G5000pwXL TSK gel G3000pwXL (いずれも東ソー株式会社製) カラム温度:40℃ 検出器 :RI 溶 媒 :0.5%酢酸ソーダ・水/メタノール(体積比70/30) 流 速 :1.0ml/分 試料濃度 :0.25重量% 注入量 :200μl 標準 :ポリオキシエチレングリコール (東ソー株式会社製;TSK STANDARD POLYETHYLENE OXIDE) データ処理装置:SC−8010(東ソー株式会社製)
【0021】実施例1 耐圧反応容器にイソプロピルアルコール420部、水1
20部を仕込み、窒素置換後密閉し、100℃に昇温し
た。攪拌下アクリル酸77部と、アクリル酸228部と
連鎖移動剤(トリエチレングリコールジメルカプタン)
4部と次亜リン酸ナトリウム(2水和物)2部と塩化第
1鉄(4水和物)0.7部との均一混合物と、過硫酸ナ
トリウム6%水溶液50部とを、別々の容器からそれぞ
れ3時間、1時間後から2時間、3.5時間かけて滴下
した。滴下終了後、35%過酸化水素水溶液3部を投入
し同温度で1時間保持し重合率99.9%の重合体
(a)を得た。このもののGPCによる重量平均分子量
は10,000、分子量分布は1.28であった。水酸
化ナトリウム30%水溶液158部、トリエチルメチル
アンモニウムメチルカーボネートのメタノール60%溶
液27部で中和した後、イソプロピルアルコール、メチ
ルアルコールを留去して、ポリアクリル酸混合塩水溶液
を得た。
【0022】実施例2、3、4、5 重合体(a)を用いて中和塩、中和度を表1記載のよう
に代えた以外は実施例1に同じ。
【0023】実施例6 耐圧反応容器にイソプロピルアルコール420部、水1
20部を仕込み、窒素置換後密閉し、100℃に昇温し
た。攪拌下アクリル酸305部と、過硫酸ナトリウム4
%水溶液80部とを、別々の容器からそれぞれ3時間か
けて滴下した。滴下終了後、35%過酸化水素水溶液3
部を投入し同温度で1時間保持し重合率99.8%の重
合体(b)を得た。このもののGPCによる重量平均分
子量は12,000、分子量分布は1.34であった。
水酸化ナトリウム30%水溶液215部、アンモニア水
溶液(アンモニア含量10%)14.4部で中和し、イ
ソプロピルアルコールを留去して、ポリアクリル酸混合
塩を得た。
【0024】実施例7、8、9、10 重合体(b)を用いて中和塩、中和度を表1記載のよう
に代えた以外は実施例1に同じ。
【0025】実施例11 耐圧反応容器にイソプロピルアルコール370部、水1
70部を仕込み、窒素置換後密閉し、100℃に昇温し
た。攪拌下アクリル酸231部とアクリルアミドプロパ
ンスルホン酸74部、過硫酸ナトリウム4%水溶液80
部とを、別々の容器からそれぞれ3時間かけて滴下し
た。滴下終了後、35%過酸化水素水溶液3部を投入し
同温度で1時間保持し重合率99.9%の共重合体
(c)を得た。このもののGPCによる重量平均分子量
は8,000、分子量分布は1.40であった。イソプ
ロアルコールを留去した後、水酸化ナトリウム30%水
溶液461部、アンモニア水溶液12.1部で中和し
て、ポリアクリル酸混合塩を得た。
【0026】実施例12〜14 重合体(c)を用いて中和塩、中和度を表1記載のよう
に代えた以外は実施例1に同じ。
【0027】比較例1〜4 重合体(a)を用いて中和塩、中和度を表1記載のよう
に代えた以外は実施例11に同じ。
【0028】比較例5〜10 重合体(b)を用いて中和塩、中和度を表1記載のよう
に代えた以外は実施例1に同じ。
【0029】比較例11、12 重合体(c)を用いて中和塩、中和度を表1記載のよう
に代えた以外は実施例1に同じ。
【0030】
【表1】
【0031】試験例1(重質炭酸カルシウムの湿式粉砕
分散) 水25部と、実施例1〜10、比較例1〜10の分散剤
0.6部(固形分)とを均一に溶解した各水溶液に重炭
酸カルシウムの荒挽き鉱石を75部添加し、サンドグラ
インダーを用いて30分攪拌分散させた。得られた75
重量%炭酸カルシウム水性スラリーの製造直後、および
25℃で7日間静置後の粘度をBL粘度計を用いて25
℃、60rpmの条件で測定した。表2に試験結果を示
す。
【0032】
【表2】
【0033】試験例2(サチンホワイトの分散) 実施例4、8、10、12、14、比較例4、8、1
0、12の分散剤を用いて、71%の水分を含むサチン
ホワイトケーキ200gに分散剤(固形分)の50%水
溶液1.74gを加え均一に分散後、BL型粘度計によ
り25℃、60rpmの条件でスラリーの粘度を測定し
た。表3に試験結果を示す。
【0034】
【表3】
【0035】
【発明の効果】本発明の分散剤は、無機顔料用に用いた
場合、従来の分散剤より低粘度でかつ経日安定性に優れ
た分散剤を得ることを可能とする。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年11月18日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記問題
点を解決するため鋭意検討した結果本発明に至った。す
なわち本発明はα,β−不飽和カルボン酸を構成単位と
する(共)重合体(A)の中和物からなり、該(A)中
の酸基の10〜99.9モル%がアルカリ金属またはア
ルカリ土類金属塩であり、0.01〜50モル%が第4
級アンモニウム塩およびアンモニウムの群から選ばれる
少なくとも1種の塩であり、0〜89.9モル%が遊離
の酸基であることを特徴とする顔料分散剤である。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】本発明において(共)重合体(A)中の酸
基の0.01〜50モル%は、第4級アンモニウム塩お
よびアンモニウムの群から選ばれる少なくとも1種の塩
である。第4級アンモニウム塩としては、脂肪族アミン
(例えばトリメチルアミン、トリエチルアミン、トリ−
n−プロピルアミン、トリ−n−ブチルアミン、ジエチ
ル−1−プロピルアミン等);脂環式アミン類(例えば
N−メチルピロリジン、N−エチルピロリジン、N−メ
チルピペリジン、N−エチルピペリジン、N−メチルヘ
キサメチレンイミン、N−エチルヘキサメチレンイミ
ン、N−メチルモルホリン、N−ブチルモルホリン、
1,5−ジアザビシクロ[4,3,0]−5−ノネン、
1,8−ジアザビシクロ[5,4,0]−7−ウンデセ
ン等);含窒素ヘテロ環芳香族類(例えばピリジン、4
−メチルベンズイミダゾール、キノリン、4,4’−ジ
ピリジル等)の3級アミンを炭酸ジアルキル等で4級化
した第4級アンモニウム塩が挙げられる。これらのうち
好ましいものとしては、脂肪族アミンを4級化したテト
ラアルキルアンモニウム塩であり、特に好ましいものと
してはテトラメチルアンモニウム塩、トリエチルメチル
アンモニウム塩である。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】本発明の共重合体塩を得る方法としては、
(共)重合体(A)中の酸基の10〜99.9モル%が
アルカリ金属またはアルカリ土類金属塩であり、0.0
1〜50モル%が第4級アンモニウム塩およびアンモニ
ウムの群から選ばれる少なくとも1種の塩であり、0〜
89.9モル%が遊離の酸基になるように、(共)重合
体(A)をアルカリ金属水酸化物(水酸化ナトリウム、
水酸化カリウム等)、またはアルカリ土類金属水酸化物
(水酸化マグネシウム、水酸化カルシウム等)の水溶液
で中和した後、第4級アンモニウム炭酸塩メタノール溶
液またはアンモニア水で中和し、必要によりメタノー
ル、水を留去することにより得ることが出来る。また
(共)重合体(A)水溶液と、(共)重合体(A)のア
ルカリ金属塩水溶液またはアルカリ土類金属塩水溶液
と、(共)重合体(A)の第4級アンモニム塩水溶液ま
たはアンモニウム塩水溶液を配合して得ることもでき
る。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】実施例2、4、5 重合体(a)を用いて中和塩、中和度を表1記載のよう
に代えた以外は実施例1に同じ。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正内容】
【0030】
【表1】
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正内容】
【0031】試験例1(重質炭酸カルシウムの湿式粉砕
分散) 水25部と、実施例1、2、4〜10、比較例1〜10
の分散剤0.6部(固形分)とを均一に溶解した各水溶
液に重炭酸カルシウムの荒挽き鉱石を75部添加し、サ
ンドグラインダーを用いて30分攪拌分散させた。得ら
れた75重量%炭酸カルシウム水性スラリーの製造直
後、および25℃で7日間静置後の粘度をBL粘度計を
用いて25℃、60rpmの条件で測定した。表2に試
験結果を示す。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正内容】
【0032】
【表2】

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 α,β−不飽和カルボン酸を構成単位と
    する(共)重合体(A)の中和物からなり、該(A)中
    の酸基の10〜99.9モル%がアルカリ金属またはア
    ルカリ土類金属塩であり、0.01〜50モル%が第4
    級アンモニウム塩、アンモニウムおよび有機アミンの群
    から選ばれる少なくとも1種の塩であり、0〜89.9
    モル%が遊離の酸基であることを特徴とする顔料分散
    剤。
  2. 【請求項2】 第4級アンモニウム塩がテトラアルキル
    アンモニウム塩である請求項1記載の分散剤。
  3. 【請求項3】 α,β−不飽和カルボン酸がアクリル
    酸、イタコン酸、マレイン酸、フマル酸、マレイン酸半
    エステルおよびフマル酸半エステルの群から選ばれる少
    なくとも1種である請求項1または2記載の分散剤。
  4. 【請求項4】 無機顔料用である請求項1〜3のいずれ
    か記載の分散剤。
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