JPH10110047A - 微生物分解性延伸フィルム - Google Patents

微生物分解性延伸フィルム

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JPH10110047A
JPH10110047A JP28323996A JP28323996A JPH10110047A JP H10110047 A JPH10110047 A JP H10110047A JP 28323996 A JP28323996 A JP 28323996A JP 28323996 A JP28323996 A JP 28323996A JP H10110047 A JPH10110047 A JP H10110047A
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JP
Japan
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film
stretching
stretched
hydroxyvalerate
biodegradable
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Application number
JP28323996A
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English (en)
Inventor
Muneharu Yagi
宗治 八木
Akira Mita
明 三田
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Gunze Ltd
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Gunze Ltd
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  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、3−ヒドロキシブチレートと3−
ヒドロキシバリレートとの共重合体が有する高結晶性、
脆さ等を改良することにより、該3−ヒドロキシブチレ
ートと3−ヒドロキシバリレートとの共重合体からなる
フィルムに延伸性が付与され、延伸することにより、実
用に供することができる優れた強度を有する微生物分解
性延伸フィルムを提供することにある。 【解決手段】 3−ヒドロキシブチレートと3−ヒドロ
キシバリレートとの共重合体とポリ(ε−カプロラクト
ン)との重量比が80:20〜20:80である組成物
を溶融押出してなるフィルムであって、該フィルムを少
なくとも1方方向に1.5倍以上延伸してなる微生物分
解性延伸フィルムを提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、3−ヒドロキシブ
チレートと3−ヒドロキシバリレートとの共重合体と、
ポリ(ε−カプロラクトン)とが特定された重量比であ
る組成物からなるフィルムであって、その少なくとも1
方方向に特定倍率で延伸される微生物分解性延伸フィル
ムの提供に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、例えば包装用、農業用、漁業
用、土木用、生ゴミ包装用等のフィルムとしては、その
使用目的が完了した後、廃棄物として土中などに埋設処
理され、自然界の微生物などにより分解される優れた微
生物分解性を有するポリエステル系ポリマーからなるフ
ィルムを使用することが提案されている。斯かるポリエ
ステル系ポリマーとしては、ポリ(3−ヒドロキシブチ
レート)、ポリ(3−ヒドロキシバリレート)、3−ヒ
ドロキシブチレートと3−ヒドロキシバリレートとの共
重合体及びポリ(ε−カプロラクトン)等の微生物分解
性ポリエステル系ポリマーが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ポリ(3−ヒドロキシブチレート)、ポリ(3−ヒドロ
キシバリレート)等の微生物分解性ポリエステル系ポリ
マーは、結晶性が高く、硬く、脆いものであるため、該
微生物分解性ポリエステル系ポリマーからなるフィルム
は、強度、特に引張強度が弱く、実用上問題があった。
また、前記の微生物分解性ポリエステル系ポリマーの欠
点を改良した3−ヒドロキシブチレートと3−ヒドロキ
シバリレートとの共重合体は、結晶性や融点が下がり、
柔らかいコポリマーであるが、この共重合体からなる微
生物分解性フィルムでも実用上、十分な性能が得られ
ず、その用途が制限される傾向があった。また、ポリ
(ε−カプロラクトン)は伸び及び衝撃強度は大きい
が、弾性が低く、しかも融点が比較的低いため耐熱性等
が悪いという欠点を有している。
【0004】一方、フィルム等の強度を向上させる一般
的な方法として、フィルムを少なくとも1方方向に延伸
することが採用されている。しかしながら、ポリ(3−
ヒドロキシブチレート)、ポリ(3−ヒドロキシバリレ
ート)、3−ヒドロキシブチレートと3−ヒドロキシバ
リレートとの共重合体等からなるフィルムは、結晶性が
高く脆いため延伸し難い傾向がある。また、ポリ(ε−
カプロラクトン)からなるフィルムは、耐熱性、成膜安
定性が悪く延伸し難い傾向がある。
【0005】本発明は、上記のような状況に鑑みなされ
たものである。本発明の目的は、3−ヒドロキシブチレ
ートと3−ヒドロキシバリレートとの共重合体と、ポリ
(ε−カプロラクトン)とを特定比率で配合する組成物
を用いることにより、該組成物からなるフィルムの高結
晶性、脆さ等が改良され、延伸性が付与され、少なくと
も1方方向に延伸することにより、実用に供することが
できる優れた強度を有する微生物分解性延伸フィルムを
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は以下の(1)〜
(5)の構成よりなる。 (1)3−ヒドロキシブチレートと3−ヒドロキシバリ
レートとの共重合体と、ポリ(ε−カプロラクトン)の
重量比が80:20〜20:80である組成物を溶融押
出してなるフィルムであって、該フィルムを少なくとも
1方方向に延伸してなる微生物分解性延伸フィルム。 (2)少なくとも1方方向に延伸する延伸倍率が1.5
倍以上である(1)に記載の微生物分解性延伸フィル
ム。 (3)3−ヒドロキシブチレートと3−ヒドロキシバリ
レートとの共重合体の3−ヒドロキシバリレート含有率
が6〜10モル%である(1)又は(2)のいずれかに
記載の微生物分解性延伸フィルム。 (4)縦方向(MD)の引張強度が300kg/cm2
以上、横方向(TD)の引張強度が250kg/cm2
以上であり、生分解性重量減少率が90%以上である1
軸延伸してなる(1)、(2)及び(3)のいずれかに
記載の微生物分解性延伸フィルム。 (5)縦方向(MD)及び横方向(TD)の引張強度が
500kg/cm2以上であり、生分解性重量減少率が
90%以上である2軸延伸してなる(1)、(2)及び
(3)のいずれかに記載の微生物分解性延伸フィルム。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明に係る3−ヒドロキシブチ
レートと3−ヒドロキシバリレートとの共重合体(3−
ヒドロキシバリレ−トの含有率6〜10モル%)として
は、微生物によって生合成される3−ヒドロキシブチレ
ートと3−ヒドロキシバリレートとの共重合体からなる
微生物分解性ポリエステル系ポリマーを挙げることがで
きる。
【0008】具体的には、例えば、水素細菌Alcal
igenes eutrophus等の微生物によって
生合成される3−ヒドロキシブチレートと3−ヒドロキ
シバリレートとの共重合体である微生物分解性ポリエス
テル系ポリマーであり、その数平均分子量(Mn)が1
万〜100万、好ましくは40万〜75万、融点が14
0〜180℃のものが例示できる。
【0009】前記の3−ヒドロキシブチレートと3−ヒ
ドロキシバリレートとの共重合体としては、3−ヒドロ
キシバリレートの含有率が6〜10モル%のものが好ま
しい。3−ヒドロキシバリレートの含有率が6モル%未
満では、例えば4倍を越える高倍率での延伸が難しくな
る傾向があり、10モル%を越えると1.5倍未満の低
倍率で延伸する必要がある場合、均一な延伸が難しくな
る傾向があり好ましくない。
【0010】本発明に係るポリ(ε−カプロラクトン)
としては、例えば、環状モノマーであるε−カプロラク
トンを有機金属化合物触媒を用いて開環重合することに
より得られる、化1の化学構造式からなる微生物分解性
を有する脂肪族ポリエステル系ポリマーを挙げることが
できる。その数平均分子量(Mn)が1万〜12万、融
点が約60℃、メルトインデックスが1〜10g/10
min.のものが好ましいものとして例示できるが特に
数値に制限はない。
【0011】
【化1】
【0012】本発明に係る微生物分解性延伸フィルムを
構成する、3−ヒドロキシブチレートと3−ヒドロキシ
バリレートとの共重合体と、ポリ(ε−カプロラクト
ン)とからなる組成物において、3−ヒドロキシブチレ
ートと3−ヒドロキシバリレートとの共重合体と、ポリ
(ε−カプロラクトン)との混合割合は、重量比で8
0:20〜20:80、より好ましくは70:30〜5
0:50にすることが好ましい。ポリ(ε−カプロラク
トン)の割合が20重量%未満では、延伸が極めて困難
であり、80重量%を越えると、ポリ(ε−カプロラク
トン)の融点が低いため、該組成物からなるフィルムの
耐熱性が低下し、用途が制限され、また延伸後、熱固定
する必要がある場合、破れ易い傾向があり、成膜が安定
せず延伸、熱固定が難しく、好ましくない。
【0013】本発明に係る3−ヒドロキシブチレートと
3−ヒドロキシバリレートとの共重合体と、ポリ(ε−
カプロラクトン)との組成物からなる微生物分解性延伸
フィルムは、少なくとも1方方向に1.5倍以上延伸す
ることが必要である。延伸倍率が1.5倍未満では、強
度向上が期待できず、用途が制限され好ましくない。こ
の際、1軸延伸の場合、縦方向(MD=延伸方向)の引
張強度が300kg/cm2以上、横方向(TD=延伸
方向に対し直角方向)の引張強度が250kg/cm2
以上が、2軸延伸の場合、縦方向(MD)及び横方向
(TD)の引張強度が500kg/cm2以上が実用上
好ましいものとして例示できるが、用途によっては上記
の数値以外でもよい。
【0014】本発明に係る微生物分解性延伸フィルムを
構成する組成物の調製方法は、特に制限されるものでな
く、3−ヒドロキシブチレートと3−ヒドロキシバリレ
ートとの共重合体と、ポリ(ε−カプロラクトン)とが
重量比80:20〜20:80となるように、従来のポ
リプロピレン系樹脂の組成物の製法で慣用されている方
法、例えばニーダー、バンバリーミキサー、ロール等の
混練機を用いる方法、1軸又は2軸押出機を用いて加熱
溶融混練しペレット等を造粒する方法、リボンブレンダ
ー、ヘンシェルミキサー、タンブラー等でブレンドする
方法で行なうことができ、特に限定されない。
【0015】また、本発明に係る組成物は、所望に応じ
て、他の合成樹脂、各種の添加剤、充填剤、例えば耐熱
安定剤、酸化防止剤、帯電防止剤、滑剤、抗菌剤、顔料
又は染料、酸化チタン、炭酸カルシウム、硫酸カルシウ
ム、硫酸バリウム、水酸化マグネシウム、シリカ、タル
ク等を添加しても差し支えない。前記した合成樹脂とし
ては、特に制限はないが、例えば、その他の生分解性樹
脂を挙げることができ、例えばポリ(3−ヒドロキシブ
チレート)、ポリ(3−ヒドロキシバリレート)、3−
ヒドロキシブチレートと3−ヒドロキシプロピオネート
との共重合体、3−ヒドロキシブチレートと4−ヒドロ
キシブチレートとの共重合体等のポリヒドロキシアルカ
ノエート等を必要に応じて配合することもできる。
【0016】本発明に係る微生物分解性延伸フィルム
は、例えばTダイを装着した押出機のホッパーに、本発
明に係る3−ヒドロキシブチレートと3−ヒドロキシバ
リレートとの共重合体と、ポリ(ε−カプロラクト
ン)、更に必要に応じて、その他の生分解性樹脂、添加
剤、充填剤などを配合してなる組成物を供給し、次い
で、押出機を、例えばシリンダー温度150〜180
℃、Tダイ温度160〜180℃に加熱し、溶融混練し
て押出した後、表面温度約30〜60℃の冷却ロール又
は水冷、空冷等で冷却固化して巻き取るTダイ法で成膜
できるが、特に制限はない。上記以外の方法で成膜して
もよい。上記以外の方法としては、例えば環状ダイを用
いて成膜するインフレーション法やカレンダー法、圧延
法等が例示できるが、Tダイを用いて溶融押出するTダ
イ法が好適なものとして例示できる。
【0017】本発明に係る微生物分解性延伸フィルム
は、上記で得られたフィルムを、更に少なくとも1方方
向に1.5倍以上延伸する事が必要である。延伸する方
法としては、前記で得られたフィルムを、例えば、フラ
ット状フィルムでは、1軸延伸法、逐次2軸延伸法、同
時2軸延伸法等の方法、また環状ダイを用いて成膜する
チューブ状フィルムでは、チューブ延伸法等の適宜な方
法で延伸すればよい。これら延伸方法のうちでは、1軸
延伸の場合、成膜に引き続き連続して延伸できる加熱ロ
ールを用いて縦方向に延伸するロール延伸法、2軸延伸
の場合、成膜に引き続き連続して容易に2軸に延伸でき
る逐次2軸延伸法が好ましいが特に制限はない。また、
成膜と延伸とは別々の工程で行なってもよい。
【0018】延伸条件としては、特に制限されないが、
例えば、1軸延伸する場合、加熱された遅駆動ロール
(前)と速駆動ロール(後)の回転速度比によって、縦
方向にロール表面温度40〜90℃、より好ましくは4
0〜60℃、延伸倍率1.5倍以上の条件を、2軸延伸
する場合、前記の縦延伸に引き続き連続して、横方向に
テンターを用いて、テンター内雰囲気温度40〜90
℃、より好ましくは40〜60℃、延伸倍率1.5倍以
上に逐次延伸する条件をそれぞれ例示できる。この際、
延伸温度が40℃未満では、延伸機にかかる負荷が大き
く、延伸し難い傾向がある。また、延伸温度が90℃を
越えると、フィルムは、溶融状態になり延伸による配向
効果が期待できず、延伸工程等で破れ易く、強度が強い
フィルムが得られない傾向がある。
【0019】本発明に係る微生物分解性延伸フィルム
は、必要ならば、延伸に引き続き、熱固定してもよい。
熱固定する方法としては、特に制限はないが、1軸延伸
の場合、延伸後、延伸温度より高い表面温度のロールに
接触させる方法、或は延伸温度より高い熱水に浸漬して
熱固定する方法等を、また、逐次2軸延伸の場合、一般
的には、テンターの後室で、横延伸に引き続いて、延伸
温度より高い温度で、幅方向に数%(0.5〜2.0
%)弛緩しながら、1.0〜20秒間熱固定する方法等
を例示できるが、特に制限はなく、熱固定しなくてもよ
い。この際、熱固定しないフィルムは、熱収縮性フィル
ムとして使用できる。
【0020】本発明に係る微生物分解性延伸フィルム
は、特に制限はなく、用途に応じて要求される性能、例
えば機械的強度、生分解速度、価格等によって、適宜な
厚さにすればよいが、一般的には、10〜200μm程
度の厚さを例示できるが特に制限はない。
【0021】更に、本発明に係る微生物分解性延伸フィ
ルムは、印刷性、ラミネート性、コーティング性等を向
上させる目的で、表面処理を施してもよい。表面処理の
方法としては、コロナ放電処理、プラズマ処理、火炎処
理、酸処理等が挙げられ、本発明においてはいずれの方
法も用いることができる。連続処理が可能であり、フィ
ルムの製造過程の巻き取り工程前に容易に設置可能であ
ることから、コロナ放電処理、プラズマ処理及び火炎処
理が好ましく、これらの中でも簡便さの点からコロナ放
電処理が最も好ましいものとして例示できる。
【0022】本発明に係る微生物分解性延伸フィルム
は、所定重量の該フィルムを浄化センター(滋賀県下水
道公社湖南中部事業所内)で採取、処理された返送汚泥
中に25℃で所定期間浸漬した後、取り出し、水洗、乾
燥後の重量減少率を測定する方法で、90%以上である
生分解性を有するものである。
【0023】本発明に係る微生物分解性延伸フィルム
は、各種の用途、例えば包装用フィルム、生ゴミ包装用
袋、買い物袋、衛生用品、ラミネート用フィルム、食品
用トレー、園芸用(例えば、ポット用シート)、農業用
フィルム、シート、カード用シート等に使用でき、特に
制限されない。
【0024】
【実施例】以下、本発明を実施例により詳細に説明す
る。但し、本発明は下記実施例により制限されるもので
ないのは勿論である。なお、本発明の下記実施例におい
て、各検査項目の測定は下記方法により行なった。
【0025】[引張強度]:JIS K−6732号に
準じて測定評価した。
【0026】[延伸性]:溶融押出したシートを、加熱
されたロールを用いて、縦方向に延伸を行ない評価し
た。均一に延伸できる場合…◎、均一に延伸できない場
合…△、破れて延伸できない場合…×で示した。
【0027】[微生物分解性]:10cm×10cmの
フィルムを、25℃に維持した活性汚泥中に28日間浸
漬後の重量減少率(WR)で評価した。 但し:WR (%)=(W0 −Wn)×100/W0 、WR
…重量減少率(%)、W0 …浸漬前の試料の重量、Wn
…浸漬後の試料の重量
【0028】実施例1〜3 3−ヒドロキシブチレートと3−ヒドロキシバリレート
との共重合体(3−ヒドロキシバリレートの含有率8モ
ル%)と、数平均分子量(Mn)8万のポリ(ε−カプ
ロラクトン)とを表1に示した割合で配合してなる組成
物を調製した。次いで該組成物を、シリンダー温度17
0℃、Tダイ温度165℃に設定したシリンダー径40
mmの押出機に供給し、溶融混練して押出し冷却固化し
て、厚さ250μmの未延伸フィルムを成膜した。引き
続いて、該未延伸フィルムを、表面温度50℃に加熱さ
れたロールを用いて、表1に示した倍率で縦方向に、1
軸延伸し、微生物分解性延伸フィルムに成膜した。該微
生物分解性延伸フィルムの引張強度、延伸性、生分解性
は表1の通りであった。
【0029】
【表1】
【0030】実施例4〜6 実施例1で用いた3−ヒドロキシブチレートと3−ヒド
ロキシバリレートとの共重合体(3−ヒドロキシバリレ
ートの含有率8モル%)と、数平均分子量(Mn)8万
のポリ(ε−カプロラクトン)とを表1に示した割合で
混合してなる組成物を実施例1と同様にして、厚さ25
0μmの未延伸フィルムを成膜した。引き続いて、該未
延伸フィルムを、逐次2軸延伸機を用いて、表1に示し
た倍率で縦、横に2軸延伸して微生物分解性延伸フィル
ムに成膜した。延伸条件としては、表面温度50℃の加
熱ロールを用いて縦方向に延伸後、雰囲気温度55℃の
テンターを用いて、横方向に延伸する条件で微生物分解
性延伸フィルムを得た。得られた微生物分解性延伸フィ
ルムの引張強度、延伸性、生分解性は表1の通りであっ
た。
【0031】比較例1〜5 実施例1で用いた3−ヒドロキシブチレートと3−ヒド
ロキシバリレートとの共重合体(3−ヒドロキシバリレ
ートの含有率8モル%)と、数平均分子量(Mn)8万
のポリ(ε−カプロラクトン)とを表2に示した割合で
配合してなる組成物を実施例1と同様にし、厚さ250
μmの微生物分解性フィルムを得た。得られた微生物分
解性フィルムの引張強度、生分解性は表2の通りであっ
た。
【0032】
【表2】
【0033】比較例6 実施例1で用いた3−ヒドロキシブチレートと3−ヒド
ロキシバリレートとの共重合体(3−ヒドロキシバリレ
ートの含有率8モル%)100重量%を、実施例1と同
様にして微生物分解性延伸フィルムを得た。得られた微
生物分解性延伸フィルムの引張強度、延伸性、生分解性
は表2の通りであった。
【0034】比較例7 3−ヒドロキシブチレートと3−ヒドロキシバリレート
との共重合体(3−ヒドロキシバリレートの含有率8モ
ル%)と、数平均分子量(Mn)8万のポリ(ε−カプ
ロラクトン)からなる組成物に代えて低密度ポリエチレ
ンを用いること以外は実施例1と同様にして厚さ40μ
mの低密度ポリエチレンフィルムを得た。該フィルムは
微生物分解性がないものであった。
【0035】表1、2から明らかなように、本発明に係
る実施例1〜6の微生物分解性延伸フィルムは3−ヒド
ロキシブチレートと3−ヒドロキシバリレートとの共重
合体と、ポリ(ε−カプロラクトン)とが特定された配
合比率を有する組成物から成膜され、少なくとも1方方
向に特定された倍率以上に延伸されることにより、比較
例1〜5の微生物分解性未延伸フィルム、更に、比較例
6の3−ヒドロキシブチレートと3−ヒドロキシバリレ
ートとの共重合体だけからなる微生物分解性延伸フィル
ムより極めて優れた強度、成形性を有している。また、
比較例7の低密度ポリエチレンからなるフィルムは、自
然界の微生物等によって殆ど分解しないものであった。
【0036】
【発明の効果】本発明に係る微生物分解性延伸フィルム
は、優れた延伸性、耐熱性があり、極めて高い強度(引
張強度)を有するフィルムであり、然も使用目的が完了
した後、廃棄物として地中などに埋設処理しても、自然
界の微生物等によって最終的には無害な水と炭酸ガスに
分解され、環境汚染等の憂いがないものである。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 3−ヒドロキシブチレートと3−ヒドロ
    キシバリレートとの共重合体と、ポリ(ε−カプロラク
    トン)の重量比が80:20〜20:80である組成物
    を溶融押出してなるフィルムであって、該フィルムを少
    なくとも1方方向に延伸してなる微生物分解性延伸フィ
    ルム。
  2. 【請求項2】 少なくとも1方方向に延伸する延伸倍率
    が1.5倍以上である請求項1に記載の微生物分解性延
    伸フィルム。
  3. 【請求項3】 3−ヒドロキシブチレートと3−ヒドロ
    キシバリレートとの共重合体の3−ヒドロキシバリレー
    ト含有率が6〜10モル%である請求項1又は2のいず
    れかに記載の微生物分解性延伸フィルム。
  4. 【請求項4】 縦方向(MD)の引張強度が300kg
    /cm2以上、横方向(TD)の引張強度が250kg
    /cm2以上であり、生分解性重量減少率が90%以上
    である1軸延伸してなる請求項1、2及び3のいずれか
    に記載の微生物分解性延伸フィルム。
  5. 【請求項5】 縦方向(MD)及び横方向(TD)の引
    張強度が500kg/cm2以上であり、生分解性重量
    減少率が90%以上である2軸延伸してなる請求項1、
    2及び3のいずれかに記載の微生物分解性延伸フィル
    ム。
JP28323996A 1996-10-04 1996-10-04 微生物分解性延伸フィルム Pending JPH10110047A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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