JPH1011207A - 座標入力装置及びその制御方法 - Google Patents
座標入力装置及びその制御方法Info
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- JPH1011207A JPH1011207A JP16446596A JP16446596A JPH1011207A JP H1011207 A JPH1011207 A JP H1011207A JP 16446596 A JP16446596 A JP 16446596A JP 16446596 A JP16446596 A JP 16446596A JP H1011207 A JPH1011207 A JP H1011207A
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- vibration transmission
- transmission plate
- plate
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- G06F—ELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
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- G06F3/01—Input arrangements or combined input and output arrangements for interaction between user and computer
- G06F3/03—Arrangements for converting the position or the displacement of a member into a coded form
- G06F3/041—Digitisers, e.g. for touch screens or touch pads, characterised by the transducing means
- G06F3/043—Digitisers, e.g. for touch screens or touch pads, characterised by the transducing means using propagating acoustic waves
- G06F3/0433—Digitisers, e.g. for touch screens or touch pads, characterised by the transducing means using propagating acoustic waves in which the acoustic waves are either generated by a movable member and propagated within a surface layer or propagated within a surface layer and captured by a movable member
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 座標検出において、振動伝達方向により振動
伝達速度が異なる異方性を持つ振動伝達板を用いる場合
に、座標検出精度が低下する。 【解決手段】 複数の振動センサ(6a、6b、6c、
6d)の内、対向する2個の振動センサを結ぶ2つの線
分(線acと線bd)より成る角の2等分線と、前記振
動伝達板8の異方性の軸とが重なるように、振動伝達板
8と振動センサを配置する。
伝達速度が異なる異方性を持つ振動伝達板を用いる場合
に、座標検出精度が低下する。 【解決手段】 複数の振動センサ(6a、6b、6c、
6d)の内、対向する2個の振動センサを結ぶ2つの線
分(線acと線bd)より成る角の2等分線と、前記振
動伝達板8の異方性の軸とが重なるように、振動伝達板
8と振動センサを配置する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、振動伝達板上の振
動伝達時間から指示点座標を検出する座標入力装置に関
するものである。
動伝達時間から指示点座標を検出する座標入力装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、振動伝達板に対し圧電素子等
を内蔵した振動ペンにより振動入力を行い、振動伝達板
に設けた複数のセンサにより入力点の座標を検出する座
標入力装置が知られている。
を内蔵した振動ペンにより振動入力を行い、振動伝達板
に設けた複数のセンサにより入力点の座標を検出する座
標入力装置が知られている。
【0003】上記振動を検出する座標入力装置の座標演
算では、振動伝達板を伝わる振動波の伝達速度を予め求
め、これを定数として、振動ペンから振動センサまでの
振動伝達時間にこの定数を乗じる等を基本とした計算に
より、振動ペンから振動センサまでの距離を求め、これ
から座標を求める手法が一般的に知られている。また、
特に、上記振動伝達板を伝わる振動波として板波を検出
して用いる場合、板波の伝達速度が、板厚と周波数に依
存することに着目し、従来に於ては、実測して求める以
外には、周波数の検出値と板厚の特定値により上記伝達
速度を求めることを行っていた。
算では、振動伝達板を伝わる振動波の伝達速度を予め求
め、これを定数として、振動ペンから振動センサまでの
振動伝達時間にこの定数を乗じる等を基本とした計算に
より、振動ペンから振動センサまでの距離を求め、これ
から座標を求める手法が一般的に知られている。また、
特に、上記振動伝達板を伝わる振動波として板波を検出
して用いる場合、板波の伝達速度が、板厚と周波数に依
存することに着目し、従来に於ては、実測して求める以
外には、周波数の検出値と板厚の特定値により上記伝達
速度を求めることを行っていた。
【0004】具体的に、従来例として、特開平7−16
0407では、本発明は群速度が板厚のみの関数として
得られている事実の発見に基づき、板波の音速度設定
は、まず検出信号の位相同期より周波数を測定し、その
値と板厚より位相速度を測定し、群速度は、板厚のみに
より導出する、という提案がなされている。これは、位
置検出精度の向上、及び、信頼性、量産性向上等を目的
としたものであった。
0407では、本発明は群速度が板厚のみの関数として
得られている事実の発見に基づき、板波の音速度設定
は、まず検出信号の位相同期より周波数を測定し、その
値と板厚より位相速度を測定し、群速度は、板厚のみに
より導出する、という提案がなされている。これは、位
置検出精度の向上、及び、信頼性、量産性向上等を目的
としたものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
上記振動を検出する座標入力装置の伝達速度は、振動セ
ンサごとに各々の値を求めて座標算出用の定数とする
か、この各々の値の平均値、或は、代表的な一つの振動
センサに於て求めた値を全ての振動センサに対して一つ
の定数として用いており、以下の欠点があった。
上記振動を検出する座標入力装置の伝達速度は、振動セ
ンサごとに各々の値を求めて座標算出用の定数とする
か、この各々の値の平均値、或は、代表的な一つの振動
センサに於て求めた値を全ての振動センサに対して一つ
の定数として用いており、以下の欠点があった。
【0006】まず、振動センサごとに各々の値を求めて
座標算出用の定数とした場合に於ては、工業化に伴う量
産性に問題があった。つまり、上記振動センサの数だけ
測定或は算定が必要となり工数が増加し、更に、座標算
出時の演算回路の負担が増加する。一方、全ての振動セ
ンサに対して一つの定数を用いた場合、均一等質媒体の
振動伝達板を用いる場合には問題は生じないが、振動伝
達方向により振動伝達速度が異なる異方性をもつ振動伝
達板を用いる場合には、座標検出精度が低下するという
問題点があった。この異方性をもつ振動伝達板を用いる
場合の問題について、図14及び図15を用いて説明を
行う。
座標算出用の定数とした場合に於ては、工業化に伴う量
産性に問題があった。つまり、上記振動センサの数だけ
測定或は算定が必要となり工数が増加し、更に、座標算
出時の演算回路の負担が増加する。一方、全ての振動セ
ンサに対して一つの定数を用いた場合、均一等質媒体の
振動伝達板を用いる場合には問題は生じないが、振動伝
達方向により振動伝達速度が異なる異方性をもつ振動伝
達板を用いる場合には、座標検出精度が低下するという
問題点があった。この異方性をもつ振動伝達板を用いる
場合の問題について、図14及び図15を用いて説明を
行う。
【0007】図14は、典型的な従来の振動を検出する
座標入力装置に於ける振動伝達板及び振動センサの模式
的な構成図である。但し、振動伝達板は、振動伝達方向
により振動伝達速度が異なるという前記異方性をもった
ものである。今振動センサを図のようにA、A’、B、
B’とする。
座標入力装置に於ける振動伝達板及び振動センサの模式
的な構成図である。但し、振動伝達板は、振動伝達方向
により振動伝達速度が異なるという前記異方性をもった
ものである。今振動センサを図のようにA、A’、B、
B’とする。
【0008】図15は、従来の振動を検出する座標入力
装置に於て、遅延時間により求めた各センサから振動ペ
ンまでの距離の誤差ΔLを各センサの振動伝達速度の平
均値を一つの定数として用いて算出し、示したものであ
る。ここでは、従来例の問題点を前記距離の算出結果に
おいて示すことが目的であるので、この算出法等の詳細
は本発明の実施例に於て触れる。図で示されたΔLは、
各振動センサに関して振動伝達板の対角方向に振動ペン
を走査して測定したもので、横軸は、振動センサからの
距離、縦軸は、ΔLを示す。
装置に於て、遅延時間により求めた各センサから振動ペ
ンまでの距離の誤差ΔLを各センサの振動伝達速度の平
均値を一つの定数として用いて算出し、示したものであ
る。ここでは、従来例の問題点を前記距離の算出結果に
おいて示すことが目的であるので、この算出法等の詳細
は本発明の実施例に於て触れる。図で示されたΔLは、
各振動センサに関して振動伝達板の対角方向に振動ペン
を走査して測定したもので、横軸は、振動センサからの
距離、縦軸は、ΔLを示す。
【0009】また、前記走査距離の中心部に於て、その
点が基準点で誤差がゼロとなるような調整を行ってい
る。従って、図15に於て、中心部は誤差が小さくなっ
ている。さて、図から明らかなように、ΔLは、前記中
心部の調整点から離れた振動センサから最短点と最長点
に於て誤差ΔLは最大となっている。さらに、振動セン
サA、A’と振動センサB、B’の組に変動傾向が分か
れ、この2組の傾向は、ほぼ正反対となる。これは、振
動伝達板に、前記異方性が存在しているため、図14に
示す2つの矢印の方向で振動伝達速度が異なり、従っ
て、距離と振動伝達時間との関係が異なるのもかかわら
ず、一つの振動伝達速度の平均値を定数として用いて算
出したことによるものである。
点が基準点で誤差がゼロとなるような調整を行ってい
る。従って、図15に於て、中心部は誤差が小さくなっ
ている。さて、図から明らかなように、ΔLは、前記中
心部の調整点から離れた振動センサから最短点と最長点
に於て誤差ΔLは最大となっている。さらに、振動セン
サA、A’と振動センサB、B’の組に変動傾向が分か
れ、この2組の傾向は、ほぼ正反対となる。これは、振
動伝達板に、前記異方性が存在しているため、図14に
示す2つの矢印の方向で振動伝達速度が異なり、従っ
て、距離と振動伝達時間との関係が異なるのもかかわら
ず、一つの振動伝達速度の平均値を定数として用いて算
出したことによるものである。
【0010】比較として、振動伝達方向により振動伝達
速度が異ならない前記異方性のない振動伝達板に於て、
図15と同じ振動センサ構成での上記と同一条件で算出
したΔLと振動センサからの距離との関係を示したの
が、図16であり、異方性が存在しない場合には、一つ
の振動伝達速度の平均値を定数として用いて算出しても
問題とはならないことがわかる。
速度が異ならない前記異方性のない振動伝達板に於て、
図15と同じ振動センサ構成での上記と同一条件で算出
したΔLと振動センサからの距離との関係を示したの
が、図16であり、異方性が存在しない場合には、一つ
の振動伝達速度の平均値を定数として用いて算出しても
問題とはならないことがわかる。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、振動伝達方向により振動伝達速度が異な
る異方性を有する振動伝達板と、前記振動伝達板上に入
力された振動発生源からの振動が振動伝達板上を伝播
し、この振動が振動発生源から振動検知手段まで振動伝
達板上を伝播する時間を計測して前記振動発生源の座標
を検出する座標入力装置であって、前記振動検知手段の
内、対向する2個の振動検知手段を結ぶ2つの線分より
成る角の2等分線と、前記振動伝達板の異方性の軸とが
重なるように、振動伝達板と振動検知手段を配置するこ
とを特徴とする座標入力装置を提供することを目的とす
る。
に、本発明は、振動伝達方向により振動伝達速度が異な
る異方性を有する振動伝達板と、前記振動伝達板上に入
力された振動発生源からの振動が振動伝達板上を伝播
し、この振動が振動発生源から振動検知手段まで振動伝
達板上を伝播する時間を計測して前記振動発生源の座標
を検出する座標入力装置であって、前記振動検知手段の
内、対向する2個の振動検知手段を結ぶ2つの線分より
成る角の2等分線と、前記振動伝達板の異方性の軸とが
重なるように、振動伝達板と振動検知手段を配置するこ
とを特徴とする座標入力装置を提供することを目的とす
る。
【0012】
(第1の実施形態)以下、添付図面に従って本発明に関
わる実施形態を詳細に説明する。
わる実施形態を詳細に説明する。
【0013】図1は本実施形態に於ける座標入力装置の
構造の特徴を最もよく表す図である。図中1は装置全体
を制御すると共に、座標位置を算出する演算制御回路で
ある。2は振動子駆動回路であって、振動ペン3内のペ
ン先を振動させるものである。8はアクリルやガラス板
等、透明部材からなる振動伝達板であり、振動ペン3に
よる座標入力は、この振動伝達板8上をタッチすること
で行う。
構造の特徴を最もよく表す図である。図中1は装置全体
を制御すると共に、座標位置を算出する演算制御回路で
ある。2は振動子駆動回路であって、振動ペン3内のペ
ン先を振動させるものである。8はアクリルやガラス板
等、透明部材からなる振動伝達板であり、振動ペン3に
よる座標入力は、この振動伝達板8上をタッチすること
で行う。
【0014】振動伝達板8には、図示に実線で示す符号
Aの領域(以下有効エリア)を設ける。これは、この有
効エリアAは、この領域内を振動ペン3で指定した座標
のみが、有効な入力座標となる領域であり、図のように
方形であり、必要とされる座標入力精度、座標入力範囲
等の座標入力装置の仕様により決定される領域である。
Aの領域(以下有効エリア)を設ける。これは、この有
効エリアAは、この領域内を振動ペン3で指定した座標
のみが、有効な入力座標となる領域であり、図のように
方形であり、必要とされる座標入力精度、座標入力範囲
等の座標入力装置の仕様により決定される領域である。
【0015】そして、この振動伝達板8の外周には、反
射した振動が中央部に戻るのを防止(減少)させるため
の防振材7が設けられ、又振動伝達板8の周辺部には圧
電素子等、機械的振動を電気信号に変換する4個の振動
センサ6a〜6dが上記有効エリアAの領域外の角部に
配置固定されている。
射した振動が中央部に戻るのを防止(減少)させるため
の防振材7が設けられ、又振動伝達板8の周辺部には圧
電素子等、機械的振動を電気信号に変換する4個の振動
センサ6a〜6dが上記有効エリアAの領域外の角部に
配置固定されている。
【0016】本実施形態に於ける上記振動伝達板8は、
振動伝達方向により振動伝達速度が異なる異方性を有す
る振動伝達板である。この異方性は、圧延工程を経て製
造される金属板に存在し、また、異方性を持った樹脂性
のシートを前記振動伝達板に貼り付けることによっても
持つことになる。この異方性の方向は、直交している。
そして、上記対向する2つの振動センサ6aと6d及び
6bと6cを結ぶ2つの線分により形成される角の2等
分線上に、上記振動伝達板の直交するこの2つの異方性
の軸が来る様に振動伝達板8の向きを調整する。つま
り、例えば、金属板等であれば、この異方性が上記2等
分線の向きになるように切出し加工を行う。また、ガラ
ス板に樹脂シートを張り合せる場合であれば、上記2等
分線の向きと樹脂シートの異方性の方向とを合わせて、
貼り合わせを行う。この本発明の振動伝達板の異方性と
振動センサの配置に関しては、後で詳述する。
振動伝達方向により振動伝達速度が異なる異方性を有す
る振動伝達板である。この異方性は、圧延工程を経て製
造される金属板に存在し、また、異方性を持った樹脂性
のシートを前記振動伝達板に貼り付けることによっても
持つことになる。この異方性の方向は、直交している。
そして、上記対向する2つの振動センサ6aと6d及び
6bと6cを結ぶ2つの線分により形成される角の2等
分線上に、上記振動伝達板の直交するこの2つの異方性
の軸が来る様に振動伝達板8の向きを調整する。つま
り、例えば、金属板等であれば、この異方性が上記2等
分線の向きになるように切出し加工を行う。また、ガラ
ス板に樹脂シートを張り合せる場合であれば、上記2等
分線の向きと樹脂シートの異方性の方向とを合わせて、
貼り合わせを行う。この本発明の振動伝達板の異方性と
振動センサの配置に関しては、後で詳述する。
【0017】以上の振動センサ6からの出力信号は、図
に示すような振動センサ6近傍に設けられた不図示の前
置増幅回路へ送られ、ここで所定のゲインで増幅された
出力を信号波形検出回路9に送る。更に、各振動センサ
6a〜6dに対応する前記信号波形検出回路9の信号を
演算制御回路1に送り座標演算を行う。
に示すような振動センサ6近傍に設けられた不図示の前
置増幅回路へ送られ、ここで所定のゲインで増幅された
出力を信号波形検出回路9に送る。更に、各振動センサ
6a〜6dに対応する前記信号波形検出回路9の信号を
演算制御回路1に送り座標演算を行う。
【0018】11は前記振動伝達板8が透明な場合に設
けられる、液晶表示器、及び、その投射型表示器等のド
ット単位の表示が可能なディスプレイ、或は、CRT、
及び、その投射型表示器等であり、振動伝達板の背後に
配置している。そしてディスプレイ駆動回路10の駆動
により振動ペン3によりなぞられた位置に表示しそれを
振動伝達板8(透明部材の場合)を透かしてみる事が可
能になっている。
けられる、液晶表示器、及び、その投射型表示器等のド
ット単位の表示が可能なディスプレイ、或は、CRT、
及び、その投射型表示器等であり、振動伝達板の背後に
配置している。そしてディスプレイ駆動回路10の駆動
により振動ペン3によりなぞられた位置に表示しそれを
振動伝達板8(透明部材の場合)を透かしてみる事が可
能になっている。
【0019】図2に示される様に、振動ペン3に内蔵さ
れた振動子4は、同じく振動ペン3に内蔵された振動子
駆動回路2によって駆動される。振動子4の駆動信号は
演算制御回路1から低レベルのパルス信号として供給さ
れ振動子駆動回路2によって所定のゲインで増幅された
後振動子4に印加される。
れた振動子4は、同じく振動ペン3に内蔵された振動子
駆動回路2によって駆動される。振動子4の駆動信号は
演算制御回路1から低レベルのパルス信号として供給さ
れ振動子駆動回路2によって所定のゲインで増幅された
後振動子4に印加される。
【0020】電気的な駆動信号は振動子4によって機械
的な超音波振動に変換され、ペン先5を介して振動伝達
板8に伝達される。
的な超音波振動に変換され、ペン先5を介して振動伝達
板8に伝達される。
【0021】ここで振動子4の振動周波数はガラスなど
の振動伝達板8に板波を発生する事が出来る値に選択さ
れる。また、振動子駆動の際、振動伝達板8に対して図
2の垂直方向に振動するモードが選択される。また、振
動子4の振動周波数をペン先5を含んだ共振周波数とす
る事で効率のよい振動変換が可能である。
の振動伝達板8に板波を発生する事が出来る値に選択さ
れる。また、振動子駆動の際、振動伝達板8に対して図
2の垂直方向に振動するモードが選択される。また、振
動子4の振動周波数をペン先5を含んだ共振周波数とす
る事で効率のよい振動変換が可能である。
【0022】上記のようにして振動伝達板8に伝えられ
る弾性波は板波であり、表面波などに比して振動伝達板
の表面の傷、障害物等の影響を受けにくいという利点を
有する。
る弾性波は板波であり、表面波などに比して振動伝達板
の表面の傷、障害物等の影響を受けにくいという利点を
有する。
【0023】<演算制御回路の説明>上述した構成に於
いて、演算制御回路1は所定周期毎(例えば5ms毎)
に振動子駆動回路2振動ペン3内の振動子4を駆動させ
る信号を出力すると共に、その内部タイマ(カウンタで
構成されている)による計時を開始させる。そして、振
動ペン3より発生した振動は振動センサ6a〜6d迄の
距離に応じて遅延して到達する。
いて、演算制御回路1は所定周期毎(例えば5ms毎)
に振動子駆動回路2振動ペン3内の振動子4を駆動させ
る信号を出力すると共に、その内部タイマ(カウンタで
構成されている)による計時を開始させる。そして、振
動ペン3より発生した振動は振動センサ6a〜6d迄の
距離に応じて遅延して到達する。
【0024】振動波形検出回路9は各振動センサ6a〜
6dからの信号を検出し、後述する波形検出処理により
各振動センサへの振動到達タイミングを示す信号を生成
し、演算制御回路1は各振動センサ6a〜6dの信号を
入力し、各振動センサ6a〜6dの内、各振動センサま
での振動到達時間の検出を行い、振動ペンの座標位置を
算出する。
6dからの信号を検出し、後述する波形検出処理により
各振動センサへの振動到達タイミングを示す信号を生成
し、演算制御回路1は各振動センサ6a〜6dの信号を
入力し、各振動センサ6a〜6dの内、各振動センサま
での振動到達時間の検出を行い、振動ペンの座標位置を
算出する。
【0025】また演算制御回路1は、この算出された振
動ペン3の位置情報を元にディスプレイ駆動回路10を
駆動して、ディスプレイ11による表示を制御したり、
あるいはシリアル、パラレル通信によって外部機器に座
標出力を行なう(不図示)。
動ペン3の位置情報を元にディスプレイ駆動回路10を
駆動して、ディスプレイ11による表示を制御したり、
あるいはシリアル、パラレル通信によって外部機器に座
標出力を行なう(不図示)。
【0026】図3は実施形態の演算制御回路1の概略構
成を示すブロック図で、各構成要素及びその動作概略を
以下に説明する。
成を示すブロック図で、各構成要素及びその動作概略を
以下に説明する。
【0027】図中31は演算制御回路1及び本座標入力
装置全体を制御するマイクロコンピュータであり、操作
手順や各種定数(振動伝達速度を含む)を格納したRO
M31b、演算等に使用するワークメモリRAM31
c、それを使用して演算・制御を実行するCPU31a
等を有する。
装置全体を制御するマイクロコンピュータであり、操作
手順や各種定数(振動伝達速度を含む)を格納したRO
M31b、演算等に使用するワークメモリRAM31
c、それを使用して演算・制御を実行するCPU31a
等を有する。
【0028】33は不図示の基準クロックを計時するタ
イマ(例えばカウンタなどにより構成されている)であ
って、振動子駆動回路2に振動ペン3内の振動子4の駆
動を開始させるためのスタート信号を入力すると、その
計時を開始する。これによって、計時開始とセンサによ
る振動検出の同期が取られ、振動センサ6により振動が
検出されるまでの遅延時間が測定できることになる。
イマ(例えばカウンタなどにより構成されている)であ
って、振動子駆動回路2に振動ペン3内の振動子4の駆
動を開始させるためのスタート信号を入力すると、その
計時を開始する。これによって、計時開始とセンサによ
る振動検出の同期が取られ、振動センサ6により振動が
検出されるまでの遅延時間が測定できることになる。
【0029】その他各構成要素となる回路は順を追って
説明する。
説明する。
【0030】振動波検出回路9より出力される各振動セ
ンサ6a〜6dよりの振動到達タイミング信号は、検出
信号入力ポート35を介してラッチ回路34a〜34d
に入力される。
ンサ6a〜6dよりの振動到達タイミング信号は、検出
信号入力ポート35を介してラッチ回路34a〜34d
に入力される。
【0031】ラッチ回路34a〜34dのそれぞれは、
各振動センサ6a〜6dに対応しており、対応するセン
サよりのタイミング信号を受信すると、その時のタイマ
33の計時値をラッチする。こうして、各振動センサ6
a〜6dの内、振動センサ全ての検出信号の受信がなさ
れたことを判定回路36が判定すると、マイクロコンピ
ュータ31にその旨の信号を出力する。
各振動センサ6a〜6dに対応しており、対応するセン
サよりのタイミング信号を受信すると、その時のタイマ
33の計時値をラッチする。こうして、各振動センサ6
a〜6dの内、振動センサ全ての検出信号の受信がなさ
れたことを判定回路36が判定すると、マイクロコンピ
ュータ31にその旨の信号を出力する。
【0032】ここで、上記判定回路36への判定切り替
え信号であるセレクト信号を出力する。
え信号であるセレクト信号を出力する。
【0033】判定回路36には、マイクロコンピュータ
31がこの判定回路36からの信号を受信すると、ラッ
チ回路34a〜34dから各々の振動センサまでの振動
到達時間をラッチ回路より読み取り、所定の計算を行な
って、振動伝達板8上の振動ペン3の座標位置を算出す
る。
31がこの判定回路36からの信号を受信すると、ラッ
チ回路34a〜34dから各々の振動センサまでの振動
到達時間をラッチ回路より読み取り、所定の計算を行な
って、振動伝達板8上の振動ペン3の座標位置を算出す
る。
【0034】そして、I/Oポート37を介してディス
プレイ駆動回路10に算出した座標位置情報を出力する
ことにより、例えばディスプレイ11の対応する位置に
ドット等を表示することができる。あるいはI/Oポー
ト37を介しインターフェース回路に、座標位置情報を
出力することによって、外部機器に座標値を出力するこ
とができる。
プレイ駆動回路10に算出した座標位置情報を出力する
ことにより、例えばディスプレイ11の対応する位置に
ドット等を表示することができる。あるいはI/Oポー
ト37を介しインターフェース回路に、座標位置情報を
出力することによって、外部機器に座標値を出力するこ
とができる。
【0035】図13は、マイクロコンピュータ31内の
ROM31bに保持されたプログラムコード及び定数を
概念的に示す図である。1401は、前述の様に振動駆
動回路2を介して振動ペン3を駆動し、各振動センサ6
に於て振動が検出されるまでの時間、すなわち振動伝達
時間を計測するプログラムモジュールである。1402
は、計測した振動伝達時間と、定数として1405に保
持された振動伝達速度とから振動ペン3から振動センサ
6までの距離を算出するプログラムモジュールである。
1403は、算出した各距離を補正するプログラムモジ
ュールである。1404は、算出・補正した各距離より
振動の入力座標を算出するプログラムモジュールであ
る。
ROM31bに保持されたプログラムコード及び定数を
概念的に示す図である。1401は、前述の様に振動駆
動回路2を介して振動ペン3を駆動し、各振動センサ6
に於て振動が検出されるまでの時間、すなわち振動伝達
時間を計測するプログラムモジュールである。1402
は、計測した振動伝達時間と、定数として1405に保
持された振動伝達速度とから振動ペン3から振動センサ
6までの距離を算出するプログラムモジュールである。
1403は、算出した各距離を補正するプログラムモジ
ュールである。1404は、算出・補正した各距離より
振動の入力座標を算出するプログラムモジュールであ
る。
【0036】<振動伝搬時間検出の説明(図4、図5)
>以下、振動センサ3までの振動到達時間を計測する原
理に付いて説明する。
>以下、振動センサ3までの振動到達時間を計測する原
理に付いて説明する。
【0037】振動伝達時間の計測はプログラムモジュー
ル1401に基づいて、振動伝達距離の算出はプログラ
ムモジュール1402に基づいて実行される。図4は振
動波形検出回路9に入力される検出波形と、それに基づ
く振動伝達時間の計測処理を説明するための図である。
尚以下、振動センサ6aの場合に付いて説明するが、そ
の他の振動センサ6b〜6dについても全く同じであ
る。
ル1401に基づいて、振動伝達距離の算出はプログラ
ムモジュール1402に基づいて実行される。図4は振
動波形検出回路9に入力される検出波形と、それに基づ
く振動伝達時間の計測処理を説明するための図である。
尚以下、振動センサ6aの場合に付いて説明するが、そ
の他の振動センサ6b〜6dについても全く同じであ
る。
【0038】振動センサ6aへの振動伝達時間の計測
は、振動子駆動回路2へのスタート信号の出力と同時に
開始することは既に説明した。この時、振動子駆動回路
2から振動子4へは駆動信号41が印加されている。こ
の信号41によって、振動ペン3から振動伝達板8に伝
達された超音波振動は、振動センサ6aまでの距離に応
じた時間tgをかけて進行した後、振動センサ6aで検
出される。図示の42で示す信号は振動センサ6aが検
出した信号波形を示している。
は、振動子駆動回路2へのスタート信号の出力と同時に
開始することは既に説明した。この時、振動子駆動回路
2から振動子4へは駆動信号41が印加されている。こ
の信号41によって、振動ペン3から振動伝達板8に伝
達された超音波振動は、振動センサ6aまでの距離に応
じた時間tgをかけて進行した後、振動センサ6aで検
出される。図示の42で示す信号は振動センサ6aが検
出した信号波形を示している。
【0039】この実施形態で用いられている振動は板波
であるため振動伝達板8内での伝播距離に対して検出波
形のエンベロープ421と位相422の関係は振動伝達
中に、その伝達距離に応じて変化する。ここでエンベロ
ープ421の進む速度、即ち、群速度をVg、そして位
相422の位相速度をVpとする。この群速度Vg及び
位相速度Vpから振動ペン3と振動センサ6a間の距離
を検出することができる。
であるため振動伝達板8内での伝播距離に対して検出波
形のエンベロープ421と位相422の関係は振動伝達
中に、その伝達距離に応じて変化する。ここでエンベロ
ープ421の進む速度、即ち、群速度をVg、そして位
相422の位相速度をVpとする。この群速度Vg及び
位相速度Vpから振動ペン3と振動センサ6a間の距離
を検出することができる。
【0040】まず、エンベロープ421にのみ着目する
と、その速度はVgであり、ある特定の波形上の点、例
えば変極点や図示43で示す信号のようにピークを検出
すると、振動ペン3及び振動センサ6aの間の距離は、
その振動伝達時間をtgとして、 d=Vg・tg (1) で与えられる。この式は振動センサ6aの一つに関する
ものであるが、同じ式により他の3つの振動センサ6b
〜6dと振動ペン3の距離も同様にして表すことができ
る。
と、その速度はVgであり、ある特定の波形上の点、例
えば変極点や図示43で示す信号のようにピークを検出
すると、振動ペン3及び振動センサ6aの間の距離は、
その振動伝達時間をtgとして、 d=Vg・tg (1) で与えられる。この式は振動センサ6aの一つに関する
ものであるが、同じ式により他の3つの振動センサ6b
〜6dと振動ペン3の距離も同様にして表すことができ
る。
【0041】更に、より高精度な座標決定をするため
に、位相信号の検出に基づく処理を行なう。
に、位相信号の検出に基づく処理を行なう。
【0042】位相波形信号422の特定の検出点、例え
ば振動印加から、ある所定の信号レベル46後のゼロク
ロス点までの時間をtp45(信号47に対し所定幅の
窓信号44を生成し、位相信号422と比較することで
得る)とすれば、振動センサと振動ペンの距離は、 d=n・λp+Vp・tp (2) となる。ここでλpは弾性波の波長、nは整数である。
ば振動印加から、ある所定の信号レベル46後のゼロク
ロス点までの時間をtp45(信号47に対し所定幅の
窓信号44を生成し、位相信号422と比較することで
得る)とすれば、振動センサと振動ペンの距離は、 d=n・λp+Vp・tp (2) となる。ここでλpは弾性波の波長、nは整数である。
【0043】前記(1)式と(2)式から上記の整数n
は、 n=〔(Vg・tg−Vp・tp)/λp+1/N〕 (3) と表される。
は、 n=〔(Vg・tg−Vp・tp)/λp+1/N〕 (3) と表される。
【0044】ここで、Nは“0”以外の実数であり、適
当な値を用いる。例えば、N=2とすれば±1/2波長
以内のtg等の変動であれば、nを決定することができ
る。上記のようにしてもとめたnを(2)式に代入する
ことで、振動ペン3及び振動センサ6a間の距離を精度
良く測定することができる。上述した2つの振動伝達時
間tgおよびtpの測定のため信号43及び45の生成
は、振動波形検出回路9により行なわれるが、この振動
波形検出回路9は図5に示すように構成される。
当な値を用いる。例えば、N=2とすれば±1/2波長
以内のtg等の変動であれば、nを決定することができ
る。上記のようにしてもとめたnを(2)式に代入する
ことで、振動ペン3及び振動センサ6a間の距離を精度
良く測定することができる。上述した2つの振動伝達時
間tgおよびtpの測定のため信号43及び45の生成
は、振動波形検出回路9により行なわれるが、この振動
波形検出回路9は図5に示すように構成される。
【0045】図5は実施形態の振動波形検出回路9の構
成を示すブロック図である。
成を示すブロック図である。
【0046】図5において、振動センサ6aの出力信号
は、前置増幅回路51により所定のレベルまで増幅され
る。増幅された信号は、帯域通過フィルタ511により
検出信号の余分な周波数成分が除かれ、例えば、絶対値
回路及び、低域通過フィルタ等により構成されるエンベ
ロープ検出回路52に入力され、検出信号のエンベロー
プのみが取り出される。エンベロープピークのタイミン
グは、エンベロープピーク検出回路53によって検出さ
れる。ピーク検出回路はモノマルチバイブレータ等から
構成されたtg信号検出回路54によって所定波形のエ
ンベロープ遅延時間検出信号である信号tg(図4信号
43)が形成され、演算制御回路1に入力される。
は、前置増幅回路51により所定のレベルまで増幅され
る。増幅された信号は、帯域通過フィルタ511により
検出信号の余分な周波数成分が除かれ、例えば、絶対値
回路及び、低域通過フィルタ等により構成されるエンベ
ロープ検出回路52に入力され、検出信号のエンベロー
プのみが取り出される。エンベロープピークのタイミン
グは、エンベロープピーク検出回路53によって検出さ
れる。ピーク検出回路はモノマルチバイブレータ等から
構成されたtg信号検出回路54によって所定波形のエ
ンベロープ遅延時間検出信号である信号tg(図4信号
43)が形成され、演算制御回路1に入力される。
【0047】一方、55は信号検出回路であり、エンベ
ロープ検出回路52で検出されたエンベロープ信号42
1中の所定レベルの閾値信号46を越える部分のパルス
信号47を形成する。56は単安定マルチバイブレータ
であり、パルス信号47の最初の立ち上りでトリガされ
た所定時間幅のゲート信号44を開く。57はtpコン
パレータであり、ゲート信号44の開いている間の位相
信号422の最初の立ち上りのゼロクロス点を検出し、
位相遅延時間信号tp45が演算制御回路1に供給され
ることになる。尚以上説明した回路は振動センサ6aに
対するものであり、他の振動センサにも同じ回路が設け
られている。
ロープ検出回路52で検出されたエンベロープ信号42
1中の所定レベルの閾値信号46を越える部分のパルス
信号47を形成する。56は単安定マルチバイブレータ
であり、パルス信号47の最初の立ち上りでトリガされ
た所定時間幅のゲート信号44を開く。57はtpコン
パレータであり、ゲート信号44の開いている間の位相
信号422の最初の立ち上りのゼロクロス点を検出し、
位相遅延時間信号tp45が演算制御回路1に供給され
ることになる。尚以上説明した回路は振動センサ6aに
対するものであり、他の振動センサにも同じ回路が設け
られている。
【0048】<回路遅延時間補正の説明>前記ラッチ回
路によってラッチされた振動伝達時間は、回路遅延時間
etおよび位相オフセット時間toffを含んでいる。
これらにより生じる誤差は、振動ペン3から振動伝達板
8、振動センサ6a〜6dへと行なわれる振動伝達の際
に必ず同じ量が含まれる。
路によってラッチされた振動伝達時間は、回路遅延時間
etおよび位相オフセット時間toffを含んでいる。
これらにより生じる誤差は、振動ペン3から振動伝達板
8、振動センサ6a〜6dへと行なわれる振動伝達の際
に必ず同じ量が含まれる。
【0049】そこで、例えば図6の原点Oの位置から、
例えば振動センサ6aまでの距離をR1(=X/2)と
し、原点Oにて振動ペン3で入力を行ない実測された原
点Oからセンサ6aまでの実測の振動伝達時間をtg
z’、tpz’、また原点Oからセンサまでの真の伝達
時間をtgz、tpzとすれば、これらは回路遅延時間
etおよび位相オフセットtoffに関して、 tgz'=tgz+et (4) tpz'=tpz+et+toff (5) の関係がある。
例えば振動センサ6aまでの距離をR1(=X/2)と
し、原点Oにて振動ペン3で入力を行ない実測された原
点Oからセンサ6aまでの実測の振動伝達時間をtg
z’、tpz’、また原点Oからセンサまでの真の伝達
時間をtgz、tpzとすれば、これらは回路遅延時間
etおよび位相オフセットtoffに関して、 tgz'=tgz+et (4) tpz'=tpz+et+toff (5) の関係がある。
【0050】一方、任意の入力点P点での実測値tg’
tp’は同様に、 tg'=tg+et (6) rp'=tp+et+toff (7) となる。この(4)(6)、(5)(7)両者の差を求
めると、 tg'-tgz'=(tg+et)-(tgz+et)=tg-tgz (8) tp'-tpz'=(tp'+et+toff)-(tpz+et+toff)=tp-tpz (9) となり各伝達時間に含まれる回路遅延時間etおよび位
相オフセットtoffが除去され、原点Oの位置から入
力点Pの間のセンサ6a位置を起点とする距離に応じた
真の伝達遅延時間の差を求めることができ、前記(2)
(3)式を用いればその距離差を求めることができる。
tp’は同様に、 tg'=tg+et (6) rp'=tp+et+toff (7) となる。この(4)(6)、(5)(7)両者の差を求
めると、 tg'-tgz'=(tg+et)-(tgz+et)=tg-tgz (8) tp'-tpz'=(tp'+et+toff)-(tpz+et+toff)=tp-tpz (9) となり各伝達時間に含まれる回路遅延時間etおよび位
相オフセットtoffが除去され、原点Oの位置から入
力点Pの間のセンサ6a位置を起点とする距離に応じた
真の伝達遅延時間の差を求めることができ、前記(2)
(3)式を用いればその距離差を求めることができる。
【0051】振動センサ6aから原点Oまでの距離はあ
らかじめ不揮発性メモリ等に記憶してあり既知であるの
で、振動ペン3と振動センサ6a間の距離を決定でき
る。他のセンサ6b〜6dについても同様に求めること
ができる。
らかじめ不揮発性メモリ等に記憶してあり既知であるの
で、振動ペン3と振動センサ6a間の距離を決定でき
る。他のセンサ6b〜6dについても同様に求めること
ができる。
【0052】上記、原点Oにおける実測値tgz’及び
tpz’は出荷時に不揮発性メモリに記憶しておき、プ
ログラムモジュール1403に基づいて、(2)式、
(3)式の計算の前に(8)(9)式が実行され精度の
高い測定ができる。
tpz’は出荷時に不揮発性メモリに記憶しておき、プ
ログラムモジュール1403に基づいて、(2)式、
(3)式の計算の前に(8)(9)式が実行され精度の
高い測定ができる。
【0053】<本発明の振動伝達板の異方性と振動セン
サの配置及び定数決定法の説明>ここでは、本発明の主
要部分である振動伝達板の異方性と振動センサの配置及
び定数決定法に関して説明を行う。
サの配置及び定数決定法の説明>ここでは、本発明の主
要部分である振動伝達板の異方性と振動センサの配置及
び定数決定法に関して説明を行う。
【0054】前記振動伝達板の振動伝達速度がその伝達
方向により異なる異方性は、前にも少し触れたが、その
振動伝達板がアルミ等の金属である場合はそのある一定
の圧延方向に金属の結晶粒界が並ぶことにより、振動の
伝達条件が方向により異なることにより発生する。更に
は、金属のみならず、樹脂性のシート等もその製造過程
に於ける伸延方向により異方性が発生し、この樹脂シー
トを前記振動伝達板に貼り付けることにより、振動伝達
板全体としても異方性を持つことになる。もちろん、こ
の樹脂自体を振動伝達板として用いる場合にも、異方性
を持つことになる。
方向により異なる異方性は、前にも少し触れたが、その
振動伝達板がアルミ等の金属である場合はそのある一定
の圧延方向に金属の結晶粒界が並ぶことにより、振動の
伝達条件が方向により異なることにより発生する。更に
は、金属のみならず、樹脂性のシート等もその製造過程
に於ける伸延方向により異方性が発生し、この樹脂シー
トを前記振動伝達板に貼り付けることにより、振動伝達
板全体としても異方性を持つことになる。もちろん、こ
の樹脂自体を振動伝達板として用いる場合にも、異方性
を持つことになる。
【0055】本発明に於ける振動伝達板としては、この
異方性つまり振動伝達方向により振動伝達速度が異なる
特性を持った振動伝達板8により装置を構成する。現在
工業的に、板材として流通している材料は、その製造上
の前記理由により多少なりとも異方性を有しており、特
に、異方性の大きい樹脂シートを飛散防止のために異方
性の小さいガラス板にラミネートする用途は多く、逆
に、上記異方性の小さな材料を振動伝達板として用いる
と特別な材料を用意しコストが高くつく場合がある。
異方性つまり振動伝達方向により振動伝達速度が異なる
特性を持った振動伝達板8により装置を構成する。現在
工業的に、板材として流通している材料は、その製造上
の前記理由により多少なりとも異方性を有しており、特
に、異方性の大きい樹脂シートを飛散防止のために異方
性の小さいガラス板にラミネートする用途は多く、逆
に、上記異方性の小さな材料を振動伝達板として用いる
と特別な材料を用意しコストが高くつく場合がある。
【0056】本発明の実施形態は、図1のところでも簡
単に説明したが、図7に示すように、上記異方性を有す
る長方形の振動伝達板8の四隅に4つの振動センサ6a
〜6dを配置する際の異方性の方向と振動センサ配置に
関するものである。
単に説明したが、図7に示すように、上記異方性を有す
る長方形の振動伝達板8の四隅に4つの振動センサ6a
〜6dを配置する際の異方性の方向と振動センサ配置に
関するものである。
【0057】前記<振動伝搬時間検出の説明>のところ
で述べたように、振動ペン3及び振動センサ6a〜6d
間の距離を算出するには予め定数として、振動伝達速
度、つまり、群速度Vg及び位相速度Vpを求めておか
なくてならない。本発明の構成に於ては、異方性を持つ
振動伝達板を用いた場合でもこの振動伝達速度を定数と
して一つ求め、この一つの定数をROM31bの領域1
405に保持すれば足りる。従来例の様に、各振動セン
サごとに格別に定数を持つ必要がない。この作用につい
て以下説明を行う。
で述べたように、振動ペン3及び振動センサ6a〜6d
間の距離を算出するには予め定数として、振動伝達速
度、つまり、群速度Vg及び位相速度Vpを求めておか
なくてならない。本発明の構成に於ては、異方性を持つ
振動伝達板を用いた場合でもこの振動伝達速度を定数と
して一つ求め、この一つの定数をROM31bの領域1
405に保持すれば足りる。従来例の様に、各振動セン
サごとに格別に定数を持つ必要がない。この作用につい
て以下説明を行う。
【0058】前記の様に、四隅に4つの振動センサ6a
〜6dを配置された上記振動伝達板8を考える。この振
動センサの内、対向する6aと6d、6bと6cを結ぶ
2つの線分をそれぞれ線ad、線bc、振動伝達板の異
方性の方向を示す線をef、線gh、交点をoとする
と、線adと線bcの成す角、例えば∠aocと∠ao
bの二等分線上に異方性の軸の線ef及び線ghが来る
ように振動伝達板の向きを調整する。つまり、 ∠aoe=∠coe、∠aog=∠bog となるようにする。
〜6dを配置された上記振動伝達板8を考える。この振
動センサの内、対向する6aと6d、6bと6cを結ぶ
2つの線分をそれぞれ線ad、線bc、振動伝達板の異
方性の方向を示す線をef、線gh、交点をoとする
と、線adと線bcの成す角、例えば∠aocと∠ao
bの二等分線上に異方性の軸の線ef及び線ghが来る
ように振動伝達板の向きを調整する。つまり、 ∠aoe=∠coe、∠aog=∠bog となるようにする。
【0059】本発明に於て、予め、距離算出のために定
数として持つ振動伝達速度の振動伝達方向は、対向関係
にある振動センサの組(6aと6d、6bと6c)を各
々結ぶ線分の方向である。実際の測定方法としては、X
Y軸ステージにより、振動ペン6、或は、振動伝達板8
を走査させて、振動ペン3から振動センサ6までの距離
と振動伝達時間を測定し、求めてもよいし、他の方法で
も良い。ここで、得られる振動伝達速度は、各振動セン
サに関して、等しい値となる。つまり、線adと線bc
に係わる振動伝達速度は等しい。これは、異方性の軸の
線ef及び線ghは線adと線bcよりなる角の二等分
線上にあるため、線adと線bcは、異方性の軸線ef
及び線ghに対する角度が等しく、振動伝達特性が等価
になるからである。従って、本発明の座標入力装置内に
保持する定数として、1つの振動センサに関する振動伝
達速度を定数としてROM31bの領域1405に保持
すれば足るのである。これにより、本発明の座標入力装
置は、工業化時には、振動伝達速度の測定工程を大幅に
簡略化でき、さらに、装置自体が定数を保持するための
記憶手段等及びそれに伴う距離算出手段の負担を軽減で
きる。
数として持つ振動伝達速度の振動伝達方向は、対向関係
にある振動センサの組(6aと6d、6bと6c)を各
々結ぶ線分の方向である。実際の測定方法としては、X
Y軸ステージにより、振動ペン6、或は、振動伝達板8
を走査させて、振動ペン3から振動センサ6までの距離
と振動伝達時間を測定し、求めてもよいし、他の方法で
も良い。ここで、得られる振動伝達速度は、各振動セン
サに関して、等しい値となる。つまり、線adと線bc
に係わる振動伝達速度は等しい。これは、異方性の軸の
線ef及び線ghは線adと線bcよりなる角の二等分
線上にあるため、線adと線bcは、異方性の軸線ef
及び線ghに対する角度が等しく、振動伝達特性が等価
になるからである。従って、本発明の座標入力装置内に
保持する定数として、1つの振動センサに関する振動伝
達速度を定数としてROM31bの領域1405に保持
すれば足るのである。これにより、本発明の座標入力装
置は、工業化時には、振動伝達速度の測定工程を大幅に
簡略化でき、さらに、装置自体が定数を保持するための
記憶手段等及びそれに伴う距離算出手段の負担を軽減で
きる。
【0060】上記本発明の実施形態の対向する2個の振
動センサを結ぶ2つの線分より成る角の2等分線と、上
記振動伝達板の異方性の軸(向き)とが重なる様に、振
動伝達板と振動センサを配置し、対向する2個の振動セ
ンサを結ぶ方向の振動伝達速度1つを定数として算出し
た場合の(前記遅延時間により求めた各センサから振動
ペンまでの距離の誤差ΔLを縦軸、振動センサからの距
離を横軸として示した)ΔLグラフが図8である。比較
として、本発明の様な振動センサ配置構成をとらず、図
9の様に対向する2個の振動センサを結ぶ方向と振動伝
達板の異方性の軸とが略重なる様に振動伝達板と振動セ
ンサを配置した場合、従来の4つの振動センサ6に対し
て対向する2個の振動センサを結ぶ方向の振動伝達速度
を各々求め(対向する2個の振動センサ間では同じ値と
なる)平均した一つの振動伝達速度を定数として用いた
場合の同条件ΔLグラフを図10に示す。これを見てわ
かるように、明らかに、本発明の実施形態で距離を算出
した場合の方が誤差が少ないことがわかる。もちろん、
各センサごとに計4つの振動伝達速度を定数としてもっ
て各々算出しても、本発明の図7と同様の結果となる
が、前述の通り、本発明の場合、一つの振動センサ6に
関してのみ測定すれば足り、4つ全ての振動センサ6に
関して測定しなければならない従来の手法に対して、工
業的に優れていることがわかる。
動センサを結ぶ2つの線分より成る角の2等分線と、上
記振動伝達板の異方性の軸(向き)とが重なる様に、振
動伝達板と振動センサを配置し、対向する2個の振動セ
ンサを結ぶ方向の振動伝達速度1つを定数として算出し
た場合の(前記遅延時間により求めた各センサから振動
ペンまでの距離の誤差ΔLを縦軸、振動センサからの距
離を横軸として示した)ΔLグラフが図8である。比較
として、本発明の様な振動センサ配置構成をとらず、図
9の様に対向する2個の振動センサを結ぶ方向と振動伝
達板の異方性の軸とが略重なる様に振動伝達板と振動セ
ンサを配置した場合、従来の4つの振動センサ6に対し
て対向する2個の振動センサを結ぶ方向の振動伝達速度
を各々求め(対向する2個の振動センサ間では同じ値と
なる)平均した一つの振動伝達速度を定数として用いた
場合の同条件ΔLグラフを図10に示す。これを見てわ
かるように、明らかに、本発明の実施形態で距離を算出
した場合の方が誤差が少ないことがわかる。もちろん、
各センサごとに計4つの振動伝達速度を定数としてもっ
て各々算出しても、本発明の図7と同様の結果となる
が、前述の通り、本発明の場合、一つの振動センサ6に
関してのみ測定すれば足り、4つ全ての振動センサ6に
関して測定しなければならない従来の手法に対して、工
業的に優れていることがわかる。
【0061】更に、一般的に、同一の製造ロットに於て
は、上記振動伝達板の持つ異方性は、製造上一定になる
ことに着目し、従来の、板波の伝達速度が板厚と周波数
に依存することに着目した手法をも用い、予め、周波数
の検出値と板厚の測定値と前記対向関係にある振動セン
サを結ぶ方向に関わる振動伝達速度の関係式を作成し、
個々の振動伝達板に関しては、板厚のみを測定して、上
記振動伝達速度を定数として持ち算出してもよい。
は、上記振動伝達板の持つ異方性は、製造上一定になる
ことに着目し、従来の、板波の伝達速度が板厚と周波数
に依存することに着目した手法をも用い、予め、周波数
の検出値と板厚の測定値と前記対向関係にある振動セン
サを結ぶ方向に関わる振動伝達速度の関係式を作成し、
個々の振動伝達板に関しては、板厚のみを測定して、上
記振動伝達速度を定数として持ち算出してもよい。
【0062】本発明の上記振動センサ配置構成の実施形
態に於ては、前記定数測定領域である振動センサの組
(6aと6d、6bと6c)を各々結ぶ線分領域は、各
振動センサ6a〜6dからの最遠距離の位置である前記
有効エリアAの角が含まれている。つまり、本来なら、
一番振動センサから振動ペンまでの距離算出誤差が大き
くなる領域の振動伝達速度を定数として本実施例の手法
は用いているので、座標算出誤差を小さくすることがで
きる。
態に於ては、前記定数測定領域である振動センサの組
(6aと6d、6bと6c)を各々結ぶ線分領域は、各
振動センサ6a〜6dからの最遠距離の位置である前記
有効エリアAの角が含まれている。つまり、本来なら、
一番振動センサから振動ペンまでの距離算出誤差が大き
くなる領域の振動伝達速度を定数として本実施例の手法
は用いているので、座標算出誤差を小さくすることがで
きる。
【0063】<座標位置算出の説明(図6)>次に実際
に振動ペン3による振動伝達板8上の座標位置検出の原
理を図6を用いて説明する。
に振動ペン3による振動伝達板8上の座標位置検出の原
理を図6を用いて説明する。
【0064】座標算出式は、3平方の定理から算出され
る。
る。
【0065】振動センサ6a、6b、6cを図1の位置
に設けると、先に説明した原理に基づいて、振動入力ペ
ン3の位置Pから各々の振動センサ6a、6b、6cの
位置までの直線距離da、db、dcを求めることがで
きる。更に演算制御回路1でこの直線距離da、db、
dcに基づき、振動入力ペン3である図6の位置Pの座
標(x、y)を次式のようにして求めることができる。
に設けると、先に説明した原理に基づいて、振動入力ペ
ン3の位置Pから各々の振動センサ6a、6b、6cの
位置までの直線距離da、db、dcを求めることがで
きる。更に演算制御回路1でこの直線距離da、db、
dcに基づき、振動入力ペン3である図6の位置Pの座
標(x、y)を次式のようにして求めることができる。
【0066】 x=X/2+(da+db)・(da−db)/2X (10) y=Y/2+(da+dc)・(da−dc)/2Y (11) ここでX、Yはそれぞれ振動センサ6a、6b間の距
離、振動センサ6a、6c間の距離である。
離、振動センサ6a、6c間の距離である。
【0067】以上のようにして振動ペン3の位置座標を
リアルタイムで検出することができる。
リアルタイムで検出することができる。
【0068】(第2の実施形態)本発明の振動センサ配
置は構成上記振動伝達板8の四隅に配置される場合に限
られるものではない。例えば、図11に振動伝達板およ
び有効エリアに対し、四隅ではなく、十字状に振動セン
サを配置した場合を示す。この場合も、図に示すよう
に、この振動センサの内、対向する6aと6d、6bと
6cを結ぶ2つの線分をそれぞれ線ad、線bc、振動
伝達板の異方性の方向を示す線を線ef、線gh、交点
をoとすると、線adと線bcの成す角、例えば∠ao
cと∠aobの二等分線上に異方姓の軸の線ef及び線
ghが来るように振動伝達板の向きを調整する。つま
り、 ∠aoe=∠coe、∠aog=∠bog となるようにする。この場合、線ef、線ghは直交し
ているので、 ∠aoe=∠coe=∠aog=∠bog=45° となる。
置は構成上記振動伝達板8の四隅に配置される場合に限
られるものではない。例えば、図11に振動伝達板およ
び有効エリアに対し、四隅ではなく、十字状に振動セン
サを配置した場合を示す。この場合も、図に示すよう
に、この振動センサの内、対向する6aと6d、6bと
6cを結ぶ2つの線分をそれぞれ線ad、線bc、振動
伝達板の異方性の方向を示す線を線ef、線gh、交点
をoとすると、線adと線bcの成す角、例えば∠ao
cと∠aobの二等分線上に異方姓の軸の線ef及び線
ghが来るように振動伝達板の向きを調整する。つま
り、 ∠aoe=∠coe、∠aog=∠bog となるようにする。この場合、線ef、線ghは直交し
ているので、 ∠aoe=∠coe=∠aog=∠bog=45° となる。
【0069】上記構成に於て、線adと線bcに係わる
方向の振動伝達速度は等しくなり、本発明の座標入力装
置内に保持する定数として、これを1つの振動センサに
関する振動伝達速度を定数としてROM31bの領域1
405に保持する。
方向の振動伝達速度は等しくなり、本発明の座標入力装
置内に保持する定数として、これを1つの振動センサに
関する振動伝達速度を定数としてROM31bの領域1
405に保持する。
【0070】この構成は、工業化時のp、振動伝達速度
の測定工程の簡略化、記憶手段の負担の軽減という効果
に加えて、上記定数として保持する振動伝達速度の向き
が上記の通り異方性の軸と45°であるので、異方性に
よる振動伝達速度の変動幅のほぼ中間の値となり、その
値を定数として用いた算出値の有効エリアAの領域に於
けるばらつきを最小限に抑えることができる。
の測定工程の簡略化、記憶手段の負担の軽減という効果
に加えて、上記定数として保持する振動伝達速度の向き
が上記の通り異方性の軸と45°であるので、異方性に
よる振動伝達速度の変動幅のほぼ中間の値となり、その
値を定数として用いた算出値の有効エリアAの領域に於
けるばらつきを最小限に抑えることができる。
【0071】以上、有効エリアでの座標算出のためには
予め定められた既知の位置に振動センサを設けその振動
センサ位置を固定値とするのが工業上容易に実現できる
ので、振動センサの配置に合わせて、振動伝達板の異方
性の向きを調整する構成を説明したが、当然ながら、逆
に、振動伝達板の異方性の向きに合わせて、前記の様に
振動センサの配置を定めてもよい。
予め定められた既知の位置に振動センサを設けその振動
センサ位置を固定値とするのが工業上容易に実現できる
ので、振動センサの配置に合わせて、振動伝達板の異方
性の向きを調整する構成を説明したが、当然ながら、逆
に、振動伝達板の異方性の向きに合わせて、前記の様に
振動センサの配置を定めてもよい。
【0072】(第3の実施形態)上記第1の実施形態に
於ては、振動伝達速度を定数として持つために、予め、
対角に位置する振動センサの組(6aと6d、或は、6
bと6c)を結ぶ線分の方向を、振動ペン3、或は、振
動伝達板8を走査させて、振動ペン3から振動センサ6
までの距離と振動伝達時間を測定して導出したが、図1
2に示すように、4つの振動センサの内、どれか1つの
振動センサに対して振動センサ駆動回路12等を付加し
て振動の発振も受振と共にできる機能を持たせ、一方で
発振した振動を対角に位置する振動センサの組のもう一
つの振動センサで検出し、予め既知の対角振動センサ間
距離をもとに振動伝達速度を算出してもよい。
於ては、振動伝達速度を定数として持つために、予め、
対角に位置する振動センサの組(6aと6d、或は、6
bと6c)を結ぶ線分の方向を、振動ペン3、或は、振
動伝達板8を走査させて、振動ペン3から振動センサ6
までの距離と振動伝達時間を測定して導出したが、図1
2に示すように、4つの振動センサの内、どれか1つの
振動センサに対して振動センサ駆動回路12等を付加し
て振動の発振も受振と共にできる機能を持たせ、一方で
発振した振動を対角に位置する振動センサの組のもう一
つの振動センサで検出し、予め既知の対角振動センサ間
距離をもとに振動伝達速度を算出してもよい。
【0073】この構成により、大がかりな測定設備をも
たずに工業化が可能になると共に、使用時にも上記測定
を行うことにすれば、環境の変化や部品の交換時にも容
易に振動伝達速度を定数として持つことができ、高精度
な座標検出を維持することができる。
たずに工業化が可能になると共に、使用時にも上記測定
を行うことにすれば、環境の変化や部品の交換時にも容
易に振動伝達速度を定数として持つことができ、高精度
な座標検出を維持することができる。
【0074】なお、本発明は、複数の機器から構成され
るシステムに適用しても、一つの機器からなる装置に適
用してもよい。また、本発明の目的は、前記振動センサ
の配置と相俟って、前述した実施形態の機能を実現する
ソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体
を、システム或は、装置に供給し、そのシステムあるい
は装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶
媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行する
ことによっても、達成されることは言うまでもない。
るシステムに適用しても、一つの機器からなる装置に適
用してもよい。また、本発明の目的は、前記振動センサ
の配置と相俟って、前述した実施形態の機能を実現する
ソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体
を、システム或は、装置に供給し、そのシステムあるい
は装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶
媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行する
ことによっても、達成されることは言うまでもない。
【0075】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が上記振動センサの配置と相俟って、
本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログ
ラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を実現すること
になる。
グラムコード自体が上記振動センサの配置と相俟って、
本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログ
ラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を実現すること
になる。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に於ては、
複数の振動検知手段の内、対向する2個の振動検知手段
を結ぶ2つの線分より成る角の2等分線と、上記振動伝
達板の異方性の軸とが重なる様に、振動伝達板と振動検
知手段が配置される構成とすることにより、本発明の座
標入力装置内に保持する定数として、1つの振動センサ
に関する振動伝達速度を定数として保持することがで
き、これにより、本発明の座標入力装置は、工業化時に
は、振動伝達速度の測定工程を大幅に簡略化でき、さら
に、装置自体が定数を保持するための記憶手段及びそれ
に伴う距離算出手段の負担を軽減でき、高精度な座標検
出を行うことができる。
複数の振動検知手段の内、対向する2個の振動検知手段
を結ぶ2つの線分より成る角の2等分線と、上記振動伝
達板の異方性の軸とが重なる様に、振動伝達板と振動検
知手段が配置される構成とすることにより、本発明の座
標入力装置内に保持する定数として、1つの振動センサ
に関する振動伝達速度を定数として保持することがで
き、これにより、本発明の座標入力装置は、工業化時に
は、振動伝達速度の測定工程を大幅に簡略化でき、さら
に、装置自体が定数を保持するための記憶手段及びそれ
に伴う距離算出手段の負担を軽減でき、高精度な座標検
出を行うことができる。
【図1】本発明の座標入力装置の特徴を最もよく表す図
【図2】振動ペンの構成を示す図
【図3】実施形態に於ける演算制御回路の内部構成を示
す図
す図
【図4】信号処理のタイムチャート
【図5】信号検出回路のブロック図
【図6】座標位置算出のための説明図
【図7】本発明の振動伝達板の異方性と振動センサの配
置及び定数決定法の説明図
置及び定数決定法の説明図
【図8】本発明の振動伝達板の異方性と振動センサの配
置及び定数決定法の説明図
置及び定数決定法の説明図
【図9】本発明の振動伝達板の異方性と振動センサの配
置及び定数決定法の説明図
置及び定数決定法の説明図
【図10】本発明の振動伝達板の異方性と振動センサの
配置及び定数決定法の説明図
配置及び定数決定法の説明図
【図11】本発明の第2の実施形態の説明図
【図12】本発明の第3の実施形態の説明図
【図13】本発明の実施形態に於けるマイクロコンピュ
ータ内のROMに保持されたプログラムコード及び定数
を概念的に示す図
ータ内のROMに保持されたプログラムコード及び定数
を概念的に示す図
【図14】従来例の説明図
【図15】従来例の説明図
【図16】従来例の説明図
1 演算制御回路 2 振動子駆動回路 3 振動入力ペン 4 振動子 5 ペン先 6a〜6d 振動センサ 7 防振材 8 振動伝達板 9 信号波形検出回路 12 振動センサ駆動回路 13 振動センサ駆動制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 肇 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 小林 克行 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内
Claims (5)
- 【請求項1】 振動伝達方向により振動伝達速度が異な
る異方性を有する振動伝達板と、前記振動伝達板上に入
力された振動発生源からの振動が振動伝達板上を伝播
し、この振動が振動発生源から振動検知手段まで振動伝
達板上を伝播する時間を計測して前記振動発生源の座標
を検出する座標入力装置であって、 前記振動検知手段の内、対向する2個の振動検知手段を
結ぶ2つの線分より成る角の2等分線と、前記振動伝達
板の異方性の軸とが重なるように、振動伝達板と振動検
知手段を配置することを特徴とする座標入力装置。 - 【請求項2】 対角配置にある2つの振動検知手段によ
り形成される方向における伝達速度に基づいて、前記振
動発生源から前記対角配置にある振動検知手段までの距
離を求め、前記振動発生源の位置座標を算出することを
特徴とする請求項1に記載の座標入力装置。 - 【請求項3】 前記振動は板波となって振動伝達板上を
伝播することを特徴とする請求項1に記載の座標入力装
置。 - 【請求項4】 前記振動検知手段は、振動伝達板の四隅
に配置することを特徴とする請求項1に記載の座標入力
装置。 - 【請求項5】 振動伝達方向により振動伝達速度が異な
る異方性を有する振動伝達板と、前記振動伝達板上に入
力された振動発生源からの振動が振動伝達板上を伝播
し、この振動が振動発生源から振動検知手段まで振動伝
達板上を伝播する時間を計測して前記振動発生源の座標
を検出する座標入力装置の制御方法であって、 前記振動検知手段の内、対向する2個の振動検知手段を
結ぶ2つの線分より成る角の2等分線と、前記振動伝達
板の異方性の軸とが重なるように、振動伝達板と振動検
知手段を配置することを特徴とする座標入力装置の制御
方法。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16446596A JPH1011207A (ja) | 1996-06-25 | 1996-06-25 | 座標入力装置及びその制御方法 |
| US08/879,603 US6041284A (en) | 1996-06-25 | 1997-06-20 | Apparatus and method for determining coordinates of a designated point |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16446596A JPH1011207A (ja) | 1996-06-25 | 1996-06-25 | 座標入力装置及びその制御方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1011207A true JPH1011207A (ja) | 1998-01-16 |
Family
ID=15793702
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16446596A Withdrawn JPH1011207A (ja) | 1996-06-25 | 1996-06-25 | 座標入力装置及びその制御方法 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6041284A (ja) |
| JP (1) | JPH1011207A (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH1165748A (ja) * | 1997-08-22 | 1999-03-09 | Canon Inc | 座標入力装置及びセンサ装着構造及び方法 |
| JPH11212714A (ja) * | 1998-01-27 | 1999-08-06 | Sanyo Electric Co Ltd | 座標検出装置および座標検出方法 |
| US6384814B1 (en) * | 1998-02-16 | 2002-05-07 | Canon Kabushiki Kaisha | Input pen |
| KR100893114B1 (ko) * | 2002-01-31 | 2009-04-14 | 후지쯔 가부시끼가이샤 | 좌표 입력을 위한 초음파 거리 측정 장치 및 방법 |
Family Cites Families (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE3779019D1 (de) * | 1986-06-27 | 1992-06-17 | Canon Kk | Koordinateneingabegeraet. |
| JP2502649B2 (ja) * | 1988-01-28 | 1996-05-29 | キヤノン株式会社 | 座標入力装置 |
| US5438872A (en) * | 1991-06-21 | 1995-08-08 | Canon Kabushiki Kaisha | Measuring method and apparatus using a lamb wave |
| US5491305A (en) * | 1992-01-24 | 1996-02-13 | Canon Kabushiki Kaisha | Vibration transmission plate for inputting coordinates |
| JP3491936B2 (ja) * | 1993-12-02 | 2004-02-03 | キヤノン株式会社 | 距離測定装置及びそれを用いた座標入力装置、及び距離測定方法及びそれを用いた座標入力方法 |
| JP3397422B2 (ja) * | 1994-01-12 | 2003-04-14 | キヤノン株式会社 | 座標入力装置及び方法 |
-
1996
- 1996-06-25 JP JP16446596A patent/JPH1011207A/ja not_active Withdrawn
-
1997
- 1997-06-20 US US08/879,603 patent/US6041284A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US6041284A (en) | 2000-03-21 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030902 |