JPH10112457A - 表面処理装置 - Google Patents
表面処理装置Info
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- JPH10112457A JPH10112457A JP8283313A JP28331396A JPH10112457A JP H10112457 A JPH10112457 A JP H10112457A JP 8283313 A JP8283313 A JP 8283313A JP 28331396 A JP28331396 A JP 28331396A JP H10112457 A JPH10112457 A JP H10112457A
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Abstract
な簡易な機構を有した表面処理装置を提供する。 【解決手段】 VHF帯の高周波電力が供給される電極
体3が設けられた真空容器1内には基板ホルダー4が真
空容器1に短絡された状態で配置され、基板ホルダー4
から真空容器1への高周波電流の経路の長さを変更する
電流経路長変更手段6が備えられる。電流経路長変更手
段6は、所定の処理の際には高周波電流の経路を短く
し、プラズマクリーニングの際には長くする。真空容器
1の壁面の内側に防着板7が短絡して設けられる場合、
電流経路長変更手段6は防着板7から真空容器1への高
周波電流の経路の長さを変更する。
Description
用して基板の表面に各種の処理を施す装置、例えばプラ
ズマエッチング装置やプラズマCVD(化学的気相成
長)装置などに関するものであり、特に高周波電力によ
りプラズマを生成するタイプの表面処理装置に関するも
のである。
I(大規模集積回路)、LCD(液晶ディスプレイ)、
情報記録ディスク等の製作において盛んに行われてい
る。表面処理の種類は、薄膜形成、エッチング、表面改
質など多岐に亘るが、多くの場合、プラズマの物理的又
は化学的作用を利用した表面処理が採用されている。こ
のような表面処理のためのプラズマ生成の方式には、い
くかのタイプが存在するが、高密度プラズマを高効率で
得る観点から、高周波電力により生じさせた気体放電を
使用する方式が頻繁に採用されている。
放電を使用した従来の表面処理装置の構成を説明する概
略図である。図6に示す表面処理装置は、排気系11を
備えた真空容器1と、真空容器1内に放電用ガスを導入
するガス導入系2と、放電用ガスが導入される空間を臨
むようにして真空容器1内に設けられた電極体3と、こ
の電極体3に対向する真空容器1内の位置に基板40を
保持する基板ホルダー4と、電極体3に高周波電力を供
給して放電用ガスを高周波放電させてプラズマを生成す
る電力供給機構5とを具備している。
周波電源51から電極体3への電力供給経路上に設けら
れた整合器52等から構成され、所定の周波数及び電力
の高周波を電極体3に供給する。ガス導入系2からは、
所定の放電用ガスが導入されており、電極体3に供給さ
れた高周波電力によって気体放電が生じ、これによって
電極体3の前方にプラズマが生成される。生成されたプ
ラズマの作用により、基板40の表面に所定の処理が施
される。高周波電力としては、HF帯に属する13.5
6MHzの周波数のものが使用されることが多い。例え
ば、表面処理としてアモルファスシリコン薄膜をプラズ
マCVDにより作成する処理を行う場合、シラン系のガ
スと水素ガスとを混合してガス導入系2によって導入
し、プラズマ中でのシランの分解を利用して基板40の
表面にアモルファスシリコン薄膜を作成する。
は、プラズマを利用して処理を行うため、プラズマによ
る生成物等が真空容器内の構造物に付着する。例えば、
上述したプラズマCVD等による薄膜作成処理では、薄
膜は基板の表面のみならず基板ホルダーの露出部分や真
空容器の壁面などにも堆積する。また、プラズマエッチ
ングでは、エッチングされた基板の材料が真空容器内を
浮遊して真空容器の壁面に付着することがある。このよ
うな真空容器内の構造物への付着物は、所定の量に達す
ると自重により剥離して落下し、再び真空容器内を浮遊
する。このような浮遊物が基板の表面に達すると、基板
を汚損させたり表面欠陥を生じさせたりする問題があ
る。
真空容器内の構造物への付着物をプラズマエッチングに
より除去するプラズマクリーニングの手法が有効であ
る。プラズマクリーニングを行うには、通常の表面処理
以外の際に、エッチング作用を生ずるガスを導入してプ
ラズマを生成し、そのプラズマを真空容器内の構造物の
表面に行き渡らせるようにして付着物をエッチング除去
する。
ためには、真空容器内の構造物に充分プラズマが行き渡
るようにすること、即ち、プラズマの拡散を促進するこ
とが重要である。しかし一方、通常の表面処理の際に
は、プラズマの拡散は処理に必要な範囲に止められるべ
きであり、それ以上拡散させることが好ましくない。例
えば、薄膜作成を行う処理においてプラズマを必要以上
に拡散させると、上述したような基板の表面以外の部分
への膜堆積を増長させることになる。また、不必要にプ
ラズマが拡散することは、必要の無い部分でプラズマを
消費していることになり、エネルギー効率の点でも問題
がある。
拡散を自在に調整できる機能を有した装置が必要である
との結論になるが、従来の表面処理装置では、これを達
成する簡易な機構は存在せず、必要に応じてプラズマの
拡散を調整することができなかった。本願の発明は、か
かる課題を解決するためになされたものであり、プラズ
マの拡散を自在に調整することが可能な簡易な機構を有
した表面処理装置を提供することを目的としている。
め、本願の請求項1記載の発明は、排気系を備えた真空
容器と、真空容器内に放電用ガスを導入するガス導入系
と、放電用ガスが導入される空間を臨むようにして真空
容器内に真空容器とは絶縁して設けられた電極体と、真
空容器内の所定位置に基板を保持する基板ホルダーと、
電極体に高周波電力を供給して放電用ガスを高周波放電
させてプラズマを生成する電力供給機構とを具備し、生
成したプラズマを利用して基板の表面に所定の処理を施
す表面処理装置において、前記基板ホルダーは、真空容
器に短絡して接続されていて電気的に接地されており、
前記電極体に高周波電力が供給されてプラズマが生成さ
れた際に、基板ホルダーから真空容器に向かって流れる
高周波電流の経路の長さを変更する電流経路長変更手段
が設けられているという構成を有する。また、上記課題
を解決するため、請求項2記載の発明は、上記請求項1
の構成において、電流経路長変更手段は、基板ホルダー
の真空容器への接続部分とは異なる場所で基板ホルダー
と真空容器とを短絡することが可能に配置された短絡部
材であるという構成を有する。また、上記課題を解決す
るため、請求項3記載の発明は、上記請求項1又は2の
構成において、ガス導入系は、真空容器内をプラズマエ
ッチングしてクリーニングするクリーニング用ガスを真
空容器内に導入することが可能になっており、電流経路
長変更手段は、所定の処理を基板の表面に施す際には高
周波電流の経路を短くし、プラズマクリーニングの際に
は長くすることが可能になっているという構成を有す
る。また、上記課題を解決するため、請求項4記載の発
明は、排気系を備えた真空容器と、真空容器内に放電用
ガスを導入するガス導入系と、放電用ガスが導入される
空間を臨むようにして真空容器内に真空容器とは絶縁し
て設けられた電極体と、真空容器内の所定位置に基板を
保持する基板ホルダーと、電極体に高周波電力を供給し
て放電用ガスを高周波放電させてプラズマを生成する電
力供給機構とを具備し、生成したプラズマを利用して基
板の表面に所定の処理を施す表面処理装置において、前
記真空容器の壁面の内側には、当該壁面へのプラズマ生
成物の付着を防止する防着板が当該真空容器に対して短
絡して接続されており、前記電極体に高周波電力が供給
されてプラズマが生成された際に、防着板から真空容器
に向かって流れる高周波電流の経路の長さを変更する電
流経路長変更手段が設けられているという構成を有す
る。また、上記課題を解決するため、請求項5記載の発
明は、上記請求項4の構成において、電流経路長変更手
段は、防着板の真空容器への接続部分とは異なる場所で
防着板と真空容器とを短絡することが可能に配置された
短絡部材であるという構成を有する。また、上記課題を
解決するため、請求項6記載の発明は、上記請求項4又
は5の構成において、ガス導入系は、真空容器内をプラ
ズマエッチングしてクリーニングするクリーニング用ガ
スを真空容器内に導入することが可能になっており、電
流経路長変更手段は、所定の処理を基板の表面に施す際
には高周波電流の経路を短くし、プラズマクリーニング
の際には長くすることが可能になっているという構成を
有する。また、上記課題を解決するため、請求項7記載
の発明は、排気系を備えた真空容器と、真空容器内に放
電用ガスを導入するガス導入系と、放電用ガスが導入さ
れる空間を臨むようにして真空容器内に真空容器とは絶
縁して設けられた電極体と、真空容器内の所定位置に基
板を保持する基板ホルダーと、電極体に高周波電力を供
給して放電用ガスを高周波放電させてプラズマを生成す
る電力供給機構とを具備し、生成したプラズマを利用し
て基板の表面に所定の処理を施す表面処理装置におい
て、前記ガス導入系は、真空容器内をプラズマエッチン
グしてクリーニングするクリーニング用ガスを真空容器
内に導入することが可能になっており、前記所定の処理
を基板の表面に施す際には基板ホルダーを真空容器に短
絡して基板ホルダーから真空容器に高周波電流が流れる
ようにし、前記プラズマクリーニングの際には基板ホル
ダーを真空容器から絶縁して高周波電流が基板ホルダー
の表面内のみを流れるようにする電流経路長変更手段が
設けられているという構成を有している。また、上記課
題を解決するため、請求項8記載の発明は、排気系を備
えた真空容器と、真空容器内に放電用ガスを導入するガ
ス導入系と、放電用ガスが導入される空間を臨むように
して真空容器内に真空容器とは絶縁して設けられた電極
体と、真空容器内の所定位置に基板を保持する基板ホル
ダーと、電極体に高周波電力を供給して放電用ガスを高
周波放電させてプラズマを生成する電力供給機構とを具
備し、生成したプラズマを利用して基板の表面に所定の
処理を施す表面処理装置において、前記真空容器の壁面
の内側には、当該壁面へのプラズマ生成物の付着を防止
する防着板が当該真空容器に対して絶縁された状態で設
けられており、前記所定の処理を基板の表面に施す際に
は防着板を真空容器に短絡して防着板から真空容器に高
周波電流が流れるようにし、前記プラズマクリーニング
の際には防着板を真空容器から絶縁して高周波電流が防
着板の表面内のみを流れるようにする電流経路長変更手
段が設けられているという構成を有する。また、上記課
題を解決するため、請求項8記載の発明は、上記請求項
1,2,3,4,5,6,7又は8の構成において、電
力供給機構は、周波数が30から300MHz以上の高
周波電力を電極体に供給するものであるという構成を有
する。
いて説明する。図1は、本願発明の第一の実施形態の表
面処理装置の構成を説明する正面概略図、図2は図1の
装置の平面概略図である。図1に示す表面処理装置は、
図6に示す装置と同様、排気系11を備えた真空容器1
と、真空容器1内に放電用ガスを導入するガス導入系2
と、放電用ガスが導入される空間を臨むようにして真空
容器1内に設けられた電極体3と、この電極体3に対向
する真空容器1内の位置に基板40を保持する基板ホル
ダー4と、電極体3に高周波電力を供給して放電用ガス
を高周波放電させてプラズマを生成する電力供給機構5
とを具備している。また、図1に示す装置は、これらに
加えて、基板ホルダーから真空容器に向かって流れる高
周波電流の経路の長さを変更する電流経路長変更手段6
を具備している。
気密な容器である。排気系11は、油回転ポンプやター
ボ分子ポンプ等の真空ポンプ111を備えて真空容器1
内を例えば10-5Torr程度の到達圧力まで排気できるよ
うに構成される。その他、真空容器1は基板40の出入
り用のゲートバルブ12を備え、ゲートバルブ12を通
して基板40を搬入搬出するための不図示の搬送系が配
設されている。真空容器1の上部の器壁部分には、電極
体3を取り付けるための開口が設けられており、電極体
3はこの開口を気密に塞ぐようにして取り付けられてい
る。また、電極体3と開口の縁には絶縁ブロック13が
設けられており、電極体3と真空容器1とは電気的に絶
縁されている。
空となっており、基板ホルダー4に対向した前面31に
ガス吹き出し孔34を多数有している。そして、ガス導
入系2は、電極体3の内部にガスを導入してガス吹き出
し孔34からガスを吹き出させるよう構成されている。
を溜めた不図示のガスボンベと、ガスボンベ内の放電用
ガスを真空容器1に導く主配管21と、主配管21上に
配置されたバルブ22や不図示のマスフローコントロー
ラ等から構成されている。ガス導入系2の主配管21の
終端は、ガス導入管23を介して電極体3の後面32に
接続されている。ガス導入管23は一部がアルミナ等の
絶縁物24で形成されている。これは、後述する電力供
給機構5によって供給された高周波電力が、主配管21
の表面に沿って伝搬するのを防止するためである。この
ように電極体3の前面31に設けられた多数のガス吹き
出し孔34からガスを吹き出させてプラズマ生成空間に
ガスを供給するようにすると、プラズマ生成空間におけ
るガスの分布が均一になり、基板40に対する均一な表
面処理が可能となる。
周波電源51と、高周波電源51から高周波電力の供給
ライン上に配置された整合器52と、整合器52から電
極体3に高周波電力を供給する電力供給用の導波体53
から構成されている。高周波電源51は、30〜300
MHzのVHF帯の高周波電力を発生させるものであ
り、例えば144MHzのVHF波を発生可能なものが
好適に使用される。高周波電源51の出力電力は、例え
ば500W程度である。
ブル54で結ばれており、同軸ケーブル54の内軸(信
号線)は整合器52内を経由して導波体53につながっ
ている。また、同軸ケーブル54の外軸(アース線)は
整合器52であるマッチングボックスの壁面に接続され
ている。そして、真空容器1は充分低いインピーダンス
を持った接地線55によって整合器52の壁面に接続さ
れている。即ち、真空容器1は、同軸ケーブル54の外
軸を介して高周波電源51のアース端子に接続され、接
地電位を維持するようになっている。
は、アルミニウム又は銅等の金属又は合金であり、大き
さは例えば幅50mm、厚さ1mm、長さ500mm程
度である。導波体53の先端は、電極体3の後面32
に、溶接、ロー付け、又はネジ止め等の方法により接続
される。この導波体53の接続箇所即ち電力供給箇所
は、電極体3の中心軸になるべく近い位置に設定される
ことが望ましい。これは、高周波電力を電極体3の中心
に対して対称になるべく供給して、電極体3の前面31
に達する高周波電力の均一性を良くするためである。
荷全体が所定のインピーダンスになるように調整するも
のである。インピーダンスの値は、使用する高周波電力
の周波数に応じて変化するのは勿論である。尚、高周波
電源51から整合器52への高周波電力の供給ラインに
は、周波数が高くなると、同軸ケーブルに替えて矩形導
波管等が採用される場合もある。
は、整合器52を介して導波体53によって電極体3に
供給される。そして、高周波電流は、電極体3の表面を
流れて前面31に達し、電極体3の前方に高周波電界を
形成するようになっている。このような電極体3は、ス
テンレス等で形成されることが多い。また、高周波電流
は表皮厚みの領域にのみ流れるので、電極体3は、表皮
厚み以上の肉厚があれば足りる。尚、電極体3の表面に
所定のパターンで形成した導電膜にのみ高周波電流が流
れるようにして高周波電流が流れる領域を限定するよう
にすると、電極体3から真空容器1に向かって変位電流
が流れるのが抑制されるので、高周波電力の利用効率を
向上させることができる。
高さの低い円柱状又は角柱状の部材であり、上面に基板
40を載置して保持するようになっている。基板ホルダ
ー4はステンレス等の金属で形成され、同じく金属製の
支柱41を介して真空容器1に接続されている。即ち、
本実施形態では、基板ホルダー4は真空容器1に常時短
絡されて接地電位を保持するようになっている。尚、基
板ホルダー4内には、基板40を加熱する不図示の加熱
手段が必要に応じて設けられる。加熱手段には、例えば
カートリッジヒータのような抵抗加熱方式のものが多く
採用される。
成す電流経路長変更手段6の構成について説明する。電
流経路長変更手段6は、プラズマの拡散を調整するとい
う本願発明の目的を達成するための主要な部材であり、
電極体3に高周波電力が供給されてプラズマが生成され
た際に、基板ホルダー4から真空容器1に向かって流れ
る高周波電流の経路(以下、高周波経路)の長さを変更
するように構成されたものである。
高周波電力が供給されて気体放電が生じてプラズマが生
成された際には、電極体3とプラズマとは、高周波結合
(誘導性結合又は容量性結合)しており、プラズマを通
して基板ホルダー4に向かって高周波電流が流れる。こ
の高周波電流は、基板ホルダー4の表面を流れて真空容
器1に達する。
器1とは同様に充分な接地電位にある場合、基板ホルダ
ー4から真空容器1に高周波電流が流れるということは
原理的にはない。しかしながら、基板ホルダー4から真
空容器1への高周波経路の長さが長くなると、高周波の
波長との関係で、基板ホルダー4の表面と真空容器1と
が高周波的に同電位とは言えなくなる。このため、真空
容器1に向かって高周波電流が流れることになる。
への高周波経路が長くて電位差が発生する場合、高周波
電流が流れる表面部分を臨む空間で放電が生じ易くな
り、その空間にプラズマが拡散する傾向がある。逆に、
基板ホルダー4から真空容器1への高周波経路の長さが
短くて高周波的にも充分同電位とみなせる場合、その空
間には放電は生じづらく、プラズマの拡散が観察される
ことは少ない。
が高周波経路の長さを変更しているのは、上記のような
事情に基づくものであり、高周波経路の長さを変更する
ことでプラズマの拡散を調整しようとする思想である。
具体的には、電流経路長変更手段6は、基板ホルダー4
の真空容器1への接続部分とは異なる場所で基板ホルダ
ー4と真空容器1とを短絡することが可能に配置された
短絡部材61から構成されている。
壁には、電流経路長変更手段6が配置される部分に小さ
な開口10が設けられている。短絡部材61は、この開
口10の形状に適合した断面形状の短い棒状の部材であ
り、開口10の内部に後端部分を位置させるようにして
配置されている。そして、短絡部材61の後端面には、
保持棒62の先端が固定されており、保持棒62は真空
容器1の外方に延びている。
カバー63が設けられている。カバー63には、開口1
0と同じ高さの位置に、挿通孔101を有しており、こ
の挿通孔101に保持棒62を挿通させている。保持棒
62の挿通部分には、磁性流体を用いたメカニカルシー
ルのようなシール部材64が設けられており、長さ方向
への保持棒62の移動を許容しつつ保持棒62の挿通部
分の気密封止を達成している。また、保持棒62には、
駆動機構620が設けられている。駆動機構620は、
例えばエアシリンダのような直線駆動機構から構成さ
れ、保持棒62を長さ方向に直線移動させることによ
り、短絡部材61を基板ホルダー4に接触させたり切り
離したりすることが可能とされる。
は、短絡部材61と真空容器1の器壁との電気的接触を
維持する接触片65が設けられており、接触片65によ
って短絡部材61は真空容器1に対して常に短絡されて
いる。接触片65は、短絡部材61を周状に取り囲む形
状を有して、より広い面積で短絡部材61と真空容器1
とを短絡させる構成であることが好ましい。上述のよう
な構成の電流経路変更手段6は、図2に示すように、基
板ホルダー4の周囲に均等間隔をおいて四つ程度設けら
れている。尚、基板ホルダー4が円柱状であって側面が
曲面である場合、短絡部材61の先端面は、接触面積を
大きくするため、その側面の形状に適合した曲凹面に形
成されることが好ましい。
て、保持棒62を移動させて短絡部材61を基板ホルダ
ー4の側面に接触させると、短絡部材61を介して基板
ホルダー4が真空容器1に短絡された状態となる。この
状態においては、基板ホルダー4と真空容器1とを結ぶ
高周波経路はより短くなり、電極体3に高周波電力が印
加してプラズマを生成した際、基板ホルダー4の表面の
電位は、高周波的にも真空容器1と充分同電位であると
みなせるようになる。このため、基板ホルダー4と真空
容器1との間の空間には高周波電界が形成されず、この
結果、この空間には放電が生じずにプラズマが拡散しな
い。
1を基板ホルダー4の側面から切り離すと、基板ホルダ
ー4は支柱41を介してのみ真空容器1に短絡された状
態となる。この状態では、従来の装置における場合と同
様に、基板ホルダー4から真空容器1に向かう高周波経
路の長さは長くなり、その経路の最初と最後では高周波
的に同電位とはみなせなくなる。このため、基板ホルダ
ー4の側面や裏面、支柱41の側面などの高周波電流が
流れる表面部分で高周波電界が形成され、この部分と真
空容器1との間の空間で放電が生じてこの空間にプラズ
マが拡散する傾向を示すのである。
拡散領域の変動は、VHF帯の属する高周波を使用する
場合に、特に顕著となる。つまり、従来の表面処理装置
では、波長の長いHF帯に属する高周波を使用していた
ため、基板ホルダー4から真空容器1への高周波経路の
長短にかかわらず、基板ホルダー4は真空容器1に対し
て高周波的にも同電位とみなすことができ、高周波経路
の長短がプラズマの拡散に対して影響を与えることはあ
まりなかった。しかし、30から300MHzのVHF
帯に属する高周波を使用した場合、従来に比べて波長が
短くなるため、高周波経路の長短が高周波的に同電位と
みなせる範囲に影響を与え、プラズマ拡散領域の変動に
つながるのである。
たプラズマの拡散領域の調整は、真空容器1内の構造物
への付着物をプラズマエッチングによって除去するプラ
ズマクリーニングを行う際に、特に有効な構成となる。
以下、この点を詳しく説明する。
プラズマによりエッチング作用を生ずるガスを導入する
ことができるよう構成されており、真空容器1内の構造
物への付着物をプラズマエッチングにより除去すること
ができるようになっている。具体的は、ガス導入系2
は、例えばCF4 等のフッ素系のガスを導入できるよう
になっており、電力供給機構5が電極体3に高周波電力
を供給してプラズマが生成されると、プラズマ中で生成
されるフッ素イオンやフッ素活性種によって真空容器1
内の構造物への付着物がエッチングされ、エッチングさ
れた付着物は、排気系11によって真空容器1から排出
されるようになっている。
短絡部材61を基板ホルダー4から切り離すようにして
おくと、上述の通り、基板ホルダー4から真空容器1に
向かう高周波経路の長さが長くなり、基板ホルダー4の
側面や裏面、支柱41の側面などの高周波電流が流れる
表面部分で高周波電界が形成されて、この部分の空間ま
でプラズマが拡散し易くなる。従って、エッチングに必
要なイオンや活性種が真空容器1内の構造物に充分供給
され、プラズマクリーニングの効果をより良好に得るこ
とができる。一方、通常の表面処理を行う際には、不必
要な部分にプラズマを拡散させることは好ましくないの
で、短絡部材61を基板ホルダー4に接触させて短絡
し、高周波経路の長さを短くしてプラズマの拡散を防止
する。
電流経路長変更手段6によって高周波経路の長さを変更
させることができるので、プラズマの広がり具合を調整
することが可能になり、プラズマクリーニングの効果を
良好に得つつ、表面処理の際にはプラズマの不必要な広
がりを抑制することができる。
シラン系のガスを導入してのプラズマCVDによるアモ
ルファスシリコン薄膜やシリコン窒化膜等の各種作成処
理の他、ドライエッチング等の処理が挙げられる。ま
た、VHF帯に属する高周波を使用する本実施形態の装
置では、13.56MHzのようなHF帯に属する高周
波を使用する場合に比べ、プラズマ密度の高いプラズマ
を得て高効率の表面処理を行うことができる。また、ア
モルファスシリコン薄膜の成膜処理等における処理の質
も、良好なものとなる。
説明する。図3は、本願発明の第二の実施形態の表面処
理装置の構成を説明する正面概略図である。図3に示す
実施形態の装置は、真空容器1の壁面の内側に、当該壁
面へのプラズマ生成物の付着を防止する防着板7が設け
られており、電流経路長変更手段6が、防着板7から真
空容器1に向かって流れる高周波電流の経路の長さを変
更するよう設けられている点で、前述した第一の実施形
態と異なっている。
などの金属製の板である。この防着板7は、基板ホルダ
ー4の側面から一定の間隔を保った状態で、電極体3と
基板ホルダー4とが対向する空間をとり囲むようにして
配置されている。例えば基板ホルダー4が図2に示すよ
うな断面方形つまり円形である場合、防着板7は、基板
ホルダー4と同心状で断面が少し大きい円形の断面形状
の円筒状とされる。
に設けられた金属製の支持具71により真空容器1に対
して接続されており、支持具71を介して真空容器1に
短絡されて接地電位を維持するようになっている。この
支持具71は、防着板7の周囲に等間隔で複数(例えば
4個程度)設けられる。支持具71は、防着板7を着脱
自在に接続するようになっているとともに、真空容器1
は、不図示の構造により分割式となっている。表面処理
を行っていくうちに、プラズマによる生成物等の真空容
器1内の浮遊物が防着板7に付着するが、この付着物が
所定の厚さまで堆積すると、真空容器1を分割して内部
を露出させ、防着板7を取り外す。そして、新品の防着
板7と交換するか、付着物を除去して清浄にした防着板
7を接続するようにする。
段6が、防着板7から真空容器1への高周波経路の長さ
を変更することで、防着板7の周辺へのプラズマの拡散
を調整するようにしている。電流経路長変更手段6の具
体的な構成は、防着板7と真空容器1とを短絡させるよ
うに配置される点を除き、第一の実施形態とほぼ同様で
ある。
適合した断面形状の短い棒状の部材である短絡部材61
が、開口10の内部に後端部分を位置させるようにして
配置され、その後端面には保持棒62の先端が固定され
て真空容器1の外方に延びている。また、開口10を外
側から塞ぐようにしてカバー63が設けられ、保持棒6
2の挿通させたカバー63の挿通孔101にはシール部
材64が設けられており、保持棒62の移動を許容しつ
つ気密封止している。また、開口10には、短絡部材6
1と真空容器1の器壁との電気的接触を維持する接触片
65が設けられて短絡部材61は真空容器1に対して常
に短絡されている。
は、プラズマクリーニングを行うことが可能なガスを導
入することが可能に構成されており、電力供給機構5を
動作させて真空容器1内の構造物への付着物をプラズマ
エッチングにより除去することが可能になっている。そ
して、プラズマクリーニングを行う際には、短絡部材6
1を防着板7から切り離すようにする。防着板7から真
空容器1に向かって流れる高周波電流は、支持具71を
経由した経路のみを流れるので、防着板7の支持具71
から遠い側の端部及びその近傍では、真空容器1に対し
て高周波的に同電位とはみなせなくなる。
側の端部付近の空間に放電が生じ易くなり、この空間に
プラズマが拡散するようになる。プラズマは、端部付近
から防着板7の裏側に回り込むように拡散し、防着板7
や真空容器1の壁面への付着物のエッチングを促進す
る。防着板7の支持具71から遠い側の端部付近は、電
極体3から遠い位置であるため、放電が弱くなり易く、
プラズマは広がりにくい傾向にある。この傾向は、基板
ホルダー4が接地されている場合に顕著である。しかし
ながら、短絡部材61を切り離した状態にすると、上述
の通り、放電が生じやすくなり、プラズマの拡散を促す
ことができるのである。
項8の発明の実施形態について説明する。上述した第一
第二の実施形態では、基板ホルダー4や防着板7は、電
流経路長変更手段6の短絡部材61以外の部材によって
真空容器1に常時短絡された構成であった。しかしなが
ら、表面処理の種類又は装置のタイプによっては、基板
ホルダー4や防着板7は真空容器1に常時短絡はされな
い場合もある。このような場合には、電流経路長変更手
段6の短絡部材61によってのみ基板ホルダー4や防着
板7が真空容器1に短絡される構成となる。
は、基板ホルダー4や防着板7から真空容器1に高周波
電流が流れない状態から所定の経路長で高周波電流が流
れるよう変更する構成も含まれるのである。高周波経路
の長さを、零を含む有限な値から無限大の長さ(経路の
開放)まで調整すると表現してもよい。請求項7の発明
や請求項8の発明の実施形態は、このような構成に係る
ものである。
表面処理装置の構成を説明する正面概略図である。図4
に示す装置では、基板ホルダー4を支える支柱41は、
絶縁材42を介して真空容器1の底面に接続されてい
る。つまり、真空容器1と支柱41とは絶縁されており
短絡していない点で、図1及び図2に示す装置とは異な
っている。そして、電流経路長変更手段6の短絡部材6
1を移動させて基板ホルダー4に接触させると、基板ホ
ルダー4が真空容器1に短絡された状態となる。この点
は、図1の装置と同様である。
際には短絡部材61を基板ホルダー4に接触させ、プラ
ズマクリーニングを行う際には短絡部材61を基板ホル
ダー4から切り離すように動作させる。この場合、プラ
ズマクリーニング中には、高周波電流は基板ホルダー4
の表面内のみを流れ、基板ホルダー4の表面には高周波
の波長に応じた電位分布が生ずる。そして、この高周波
の電位分布と接地電位である真空容器1との間に高周波
電界が形成され、放電が生じ易くなる。
の間の空間にプラズマが拡散し易くなり、この傾向は第
一の実施形態の場合よりも強い。従って、この空間に露
出している構造物への付着物のプラズマクリーニングに
よる除去がさらに高効率で行われる。そして、通常の表
面処理の際には、短絡部材61による短絡によって基板
ホルダー4は充分な接地がなされ、プラズマの不必要な
拡散が防止されて処理の効率化が図られる。
が省略されている。この実施形態の装置は、図3に示す
装置において、防着板7を支持した支持具71を絶縁物
で形成することにより構成される。この場合も、通常の
表面処理の際には短絡部材61を防着板7に接触させ、
プラズマクリーニングを行う際には短絡部材61を防着
板7から切り離す。そして、プラズマクリーニング中に
は高周波電流は防着板7の表面内のみを流れて防着板7
の表面には高周波の波長に応じた電位分布が生じ、防着
板7と真空容器1との間に放電が生じやすくなってプラ
ズマの拡散を促す。また、通常の表面処理の際には、短
絡部材61による短絡によって防着板7は充分な接地が
なされ、プラズマの不必要な拡散が防止されて処理の効
率化が図られる。
施形態において、基板ホルダー4や防着板7に所定の高
周波電源を接続し、プラズマクリーニングをより効果的
に行うよう構成することがある。即ち、基板ホルダー4
や防着板7を真空容器1から絶縁した状態で高周波電力
を印加すると、プラズマとの相互作用により基板ホルダ
ー4や防着板7は所定の負のバイアス電圧が与えられる
が、この電圧によってプラズマ中の正イオンが引き出さ
れて基板ホルダー4や防着板7に衝突し、この衝突のエ
ネルギーによってさらにプラズマクリーニングを効率的
に行うことができる。また、基板ホルダー4へのバイア
ス電圧は、通常の表面処理の際にも与えられる場合があ
る。即ち、正イオンの基板40への衝突エネルギーを利
用して薄膜作成等の表面処理を高効率で行うことがあ
る。
段の他の例について説明する。図5は、他の例の電流経
路長変更手段を備えた表面処理装置を説明する正面概略
図である。
6は、基板ホルダー4を支える支柱41に付設された昇
降機構66で構成されており、基板ホルダー4が真空容
器1内で昇降可能になっている点が、上述した各実施形
態のものと大きく異なっている。支柱41の真空容器1
への貫通部分には、図1又は図3の接触片65と同様の
接触部67が設けられており、その貫通部分を外側から
覆うようにしてカバー68が真空容器1に気密に取り付
けられている。カバー68には支柱41が挿通され、そ
の挿通部分には図1又は図3のシール部材64と同様の
メカニカルシール等のシール部材69が設けられてい
る。
リンダ等の機構を備えて、基板ホルダー4を任意の高さ
の位置で停止させることができるよう構成されている。
図5から分かるように、基板ホルダー4を昇降させて高
さを変えると、基板ホルダー4の基板載置面から真空容
器1までの高周波電流の経路の長さが変わる。このた
め、上述したのと同様なメカニズムにより、基板ホルダ
ー4の側方や裏側へのプラズマの拡散を調節することが
可能になる。
は、基板ホルダー4を下降させて高周波経路を短くし、
プラズマクリーニングの際には基板ホルダー4を上昇さ
せて高周波経路を長くする。通常の表面処理の際には、
図5中点線で示すように基板ホルダー4全体を真空容器
1に接触させて高周波経路の長さを最も短くすることが
好ましい。この場合には、基板ホルダー4の接地状態
は、図1又は図4に示す実施形態において短絡部材61
を基板ホルダー4に接触させた場合とほぼ同様となる。
ルダー4と支柱41との間に絶縁材を介在させて絶縁す
るか、又は、接触部67及びシール部材69の部分に支
柱41と真空容器1とを絶縁する部材を採用する構成に
すると、請求項7の発明の実施形態となる。この場合、
基板ホルダー4を下降させて基板ホルダー4が真空容器
1に接触した状態のみが、基板ホルダー4が真空容器1
に短絡している状態となる。
真空容器1の外部に磁石を配設して磁場の作用によりプ
ラズマを閉じ込めたりする構成が考えられるが、これに
は大がかりな磁石機構が必要である。一方、これに比べ
ると、以上の通り説明した各実施形態における電流経路
長変更手段6は、簡易な構成によりプラズマの拡散を調
整することができるので、実用的な効果は著しい。ま
た、図1から図4に示す短絡部材61は小さな部材で足
り、それを移動させる機構も簡易な機構で済む。従っ
て、図1から図4に示す電流経路長変更手段6の構成
は、さらに簡易な構成によりプラズマの拡散の調整が可
能になっている。
ける「プラズマの拡散」とは、ある場所で生じた放電に
よって生成されたプラズマが熱運動等によって別の場所
に移動する場合の他、別の場所で放電が生じることによ
って別の場所でさらにプラズマが生成される場合も含ま
れる。
明によれば、プラズマの拡散を自在に調整することが可
能な簡易な機構を有した表面処理装置が提供される。ま
た、請求項2の発明によれば、請求項1の効果に加え、
短絡部材による真空容器と基板ホルダーとの短絡という
簡易な構成により高周波経路の長さが変更されるので、
さらに簡易な機構になるという効果が得られる。また、
請求項3の発明によれば、上記請求項1又は2の効果に
加え、真空容器内の構造物への付着物をプラズマクリー
ニングで除去できるため、付着物の剥離により生ずる問
題が低減する上、プラズマクリーニングの際には、基板
ホルダーの周辺のより広い領域にプラズマが拡散するの
で、プラズマクリーニングの効率を向上させることがで
きるという効果が得られる。また、請求項4の発明によ
れば、真空容器の壁面の内側に防着板が設けられている
ので、プラズマの生成物等の壁面への付着が抑制される
上、防着板から真空容器への高周波経路の長さが変更可
能になっているので、防着板の周辺へのプラズマの拡散
の調整を簡易な構成により行えるという効果が得られ
る。また、請求項5の発明によれば、上記請求項4の効
果に加え、短絡部材による真空容器と防着板との短絡と
いう構成により高周波経路の長さが変更されるので、さ
らに簡易な機構になるという効果が得られる。また、請
求項6の発明によれば、上記請求項4又は5の効果に加
え、真空容器内の構造物への付着物をプラズマクリーニ
ングで除去できるため、付着物の剥離により生ずる問題
が低減する上、プラズマクリーニングの際には、防着板
の周辺のより広い領域にプラズマが拡散するので、プラ
ズマクリーニングの効率を向上させることができるとい
う効果が得られる。また、請求項7の発明によれば、真
空容器内の構造物への付着物をプラズマクリーニングで
除去できるため、付着物の剥離により生ずる問題が低減
する上、プラズマクリーニングの際には、基板ホルダー
の周辺のさらに広い領域にプラズマが拡散するので、プ
ラズマクリーニングの効率がさらに向上する。また、通
常の処理の際には基板ホルダーが真空容器に短絡される
ので、不必要なプラズマの拡散が防止される。また、請
求項8の発明によれば、真空容器内の構造物への付着物
をプラズマクリーニングで除去できるため、付着物の剥
離により生ずる問題が低減する上、プラズマクリーニン
グの際には、防着板の周辺のさらに広い領域にプラズマ
が拡散するので、プラズマクリーニングの効率がさらに
向上する。また、通常の処理の際には防着板が真空容器
に短絡されるので、不必要なプラズマの拡散が防止され
る。
の構成を説明する正面概略図である。
の構成を説明する正面概略図である。
の構成を説明する正面概略図である。
装置を説明する正面概略図である。
ある。
Claims (9)
- 【請求項1】 排気系を備えた真空容器と、真空容器内
に放電用ガスを導入するガス導入系と、放電用ガスが導
入される空間を臨むようにして真空容器内に真空容器と
は絶縁して設けられた電極体と、真空容器内の所定位置
に基板を保持する基板ホルダーと、電極体に高周波電力
を供給して放電用ガスを高周波放電させてプラズマを生
成する電力供給機構とを具備し、生成したプラズマを利
用して基板の表面に所定の処理を施す表面処理装置にお
いて、 前記基板ホルダーは、真空容器に短絡して接続されてい
て電気的に接地されており、前記電極体に高周波電力が
供給されてプラズマが生成された際に、基板ホルダーか
ら真空容器に向かって流れる高周波電流の経路の長さを
変更する電流経路長変更手段が設けられていることを特
徴とする表面処理装置。 - 【請求項2】 前記電流経路長変更手段は、前記基板ホ
ルダーの真空容器への接続部分とは異なる場所で基板ホ
ルダーと真空容器とを短絡することが可能に配置された
短絡部材であることを特徴とする請求項1記載の表面処
理装置。 - 【請求項3】 前記ガス導入系は、真空容器内をプラズ
マエッチングしてクリーニングするクリーニング用ガス
を真空容器内に導入することが可能になっており、前記
電流経路長変更手段は、前記所定の処理を基板の表面に
施す際には前記高周波電流の経路を短くし、プラズマク
リーニングの際には長くすることが可能になっているこ
とを特徴とする請求項1又は2記載の表面処理装置。 - 【請求項4】 排気系を備えた真空容器と、真空容器内
に放電用ガスを導入するガス導入系と、放電用ガスが導
入される空間を臨むようにして真空容器内に真空容器と
は絶縁して設けられた電極体と、真空容器内の所定位置
に基板を保持する基板ホルダーと、電極体に高周波電力
を供給して放電用ガスを高周波放電させてプラズマを生
成する電力供給機構とを具備し、生成したプラズマを利
用して基板の表面に所定の処理を施す表面処理装置にお
いて、 前記真空容器の壁面の内側には、当該壁面へのプラズマ
生成物の付着を防止する防着板が当該真空容器に対して
短絡して接続されており、前記電極体に高周波電力が供
給されてプラズマが生成された際に、防着板から真空容
器に向かって流れる高周波電流の経路の長さを変更する
電流経路長変更手段が設けられていることを特徴とする
表面処理装置。 - 【請求項5】 前記電流経路長変更手段は、防着板の真
空容器への接続部分とは異なる場所で防着板と真空容器
とを短絡することが可能に配置された短絡部材であるこ
とを特徴とする請求項4記載の表面処理装置。 - 【請求項6】 前記ガス導入系は、真空容器内をプラズ
マエッチングしてクリーニングするクリーニング用ガス
を真空容器内に導入することが可能になっており、前記
電流経路長変更手段は、前記所定の処理を基板の表面に
施す際には前記高周波電流の経路を短くし、プラズマク
リーニングの際には長くすることが可能になっているこ
とを特徴とする請求項4又は5記載の表面処理装置。 - 【請求項7】 排気系を備えた真空容器と、真空容器内
に放電用ガスを導入するガス導入系と、放電用ガスが導
入される空間を臨むようにして真空容器内に真空容器と
は絶縁して設けられた電極体と、真空容器内の所定位置
に基板を保持する基板ホルダーと、電極体に高周波電力
を供給して放電用ガスを高周波放電させてプラズマを生
成する電力供給機構とを具備し、生成したプラズマを利
用して基板の表面に所定の処理を施す表面処理装置にお
いて、 前記ガス導入系は、真空容器内をプラズマエッチングし
てクリーニングするクリーニング用ガスを真空容器内に
導入することが可能になっており、前記所定の処理を基
板の表面に施す際には基板ホルダーを真空容器に短絡し
て基板ホルダーから真空容器に高周波電流が流れるよう
にし、前記プラズマクリーニングの際には基板ホルダー
を真空容器から絶縁して高周波電流が基板ホルダーの表
面内のみを流れるようにする電流経路長変更手段が設け
られていることを特徴とする表面処理装置。 - 【請求項8】 排気系を備えた真空容器と、真空容器内
に放電用ガスを導入するガス導入系と、放電用ガスが導
入される空間を臨むようにして真空容器内に真空容器と
は絶縁して設けられた電極体と、真空容器内の所定位置
に基板を保持する基板ホルダーと、電極体に高周波電力
を供給して放電用ガスを高周波放電させてプラズマを生
成する電力供給機構とを具備し、生成したプラズマを利
用して基板の表面に所定の処理を施す表面処理装置にお
いて、 前記真空容器の壁面の内側には、当該壁面へのプラズマ
生成物の付着を防止する防着板が当該真空容器に対して
絶縁された状態で設けられており、前記所定の処理を基
板の表面に施す際には防着板を真空容器に短絡して防着
板から真空容器に高周波電流が流れるようにし、前記プ
ラズマクリーニングの際には防着板を真空容器から絶縁
して高周波電流が防着板の表面内のみを流れるようにす
る電流経路長変更手段が設けられていることを特徴とす
る表面処理装置。 - 【請求項9】 前記電力供給機構は、周波数が30から
300MHzのVHF帯に属する高周波電力を電極体に
供給するものであることを特徴とする請求項1,2,
3,4,5,6,7又は8記載の表面処理装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28331396A JP3597330B2 (ja) | 1996-10-04 | 1996-10-04 | 表面処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28331396A JP3597330B2 (ja) | 1996-10-04 | 1996-10-04 | 表面処理装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10112457A true JPH10112457A (ja) | 1998-04-28 |
| JP3597330B2 JP3597330B2 (ja) | 2004-12-08 |
Family
ID=17663850
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28331396A Expired - Fee Related JP3597330B2 (ja) | 1996-10-04 | 1996-10-04 | 表面処理装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3597330B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002371362A (ja) * | 2001-06-15 | 2002-12-26 | Fuji Electric Co Ltd | プラズマcvd装置および磁気記録媒体の保護膜形成方法 |
| US7025855B2 (en) | 2001-12-04 | 2006-04-11 | Anelva Corporation | Insulation-film etching system |
-
1996
- 1996-10-04 JP JP28331396A patent/JP3597330B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002371362A (ja) * | 2001-06-15 | 2002-12-26 | Fuji Electric Co Ltd | プラズマcvd装置および磁気記録媒体の保護膜形成方法 |
| US7025855B2 (en) | 2001-12-04 | 2006-04-11 | Anelva Corporation | Insulation-film etching system |
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