JPH10113751A - 連続鋳造用鋳型および連続鋳造方法 - Google Patents
連続鋳造用鋳型および連続鋳造方法Info
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- JPH10113751A JPH10113751A JP28730996A JP28730996A JPH10113751A JP H10113751 A JPH10113751 A JP H10113751A JP 28730996 A JP28730996 A JP 28730996A JP 28730996 A JP28730996 A JP 28730996A JP H10113751 A JPH10113751 A JP H10113751A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 鋳型長辺のメニスカス近傍が膨らみ、高速鋳
造が困難であった。 【解決手段】 溶融金属11を順次凝固させて連続鋳造
を行う内部水冷構造の連続鋳造用鋳型1であり、冷却箱
4に鋳片と接する鋳型長辺1aの表面形状を制御するア
クチュエータ7を装備している。
造が困難であった。 【解決手段】 溶融金属11を順次凝固させて連続鋳造
を行う内部水冷構造の連続鋳造用鋳型1であり、冷却箱
4に鋳片と接する鋳型長辺1aの表面形状を制御するア
クチュエータ7を装備している。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、溶融金属の連続鋳
造を行う内部水冷構造の連続鋳造用鋳型に係り、特に鋳
型長辺の内部構造を改良した連続鋳造用鋳型に関するも
のである。
造を行う内部水冷構造の連続鋳造用鋳型に係り、特に鋳
型長辺の内部構造を改良した連続鋳造用鋳型に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来より、銅又は銅合金製鋳型の背面に
これを補強するとともに冷却するための冷却箱を配設し
た、内部水冷構造の連続鋳造用鋳型が用いられており、
近年、2m/min以上の高速鋳造化が促進されてい
る。この高速連続鋳造の操業において、鋳型の溶融金属
上にはパウダーが供給され、このパウダーは溶融金属の
熱により溶融パウダーとなり、鋳型と凝固シェルの間に
流入して鋳片の潤滑剤として機能する。
これを補強するとともに冷却するための冷却箱を配設し
た、内部水冷構造の連続鋳造用鋳型が用いられており、
近年、2m/min以上の高速鋳造化が促進されてい
る。この高速連続鋳造の操業において、鋳型の溶融金属
上にはパウダーが供給され、このパウダーは溶融金属の
熱により溶融パウダーとなり、鋳型と凝固シェルの間に
流入して鋳片の潤滑剤として機能する。
【0003】しかし、鋳造中の鋳片と接する鋳型表面が
メニスカス近傍で熱負荷の影響により鋳片側へと膨らみ
潤滑剤の流入不良、鋳片凝固収縮プロフィールとの不整
合、鋳型と鋳片とのギャップ生成(エアギャップ生成、
パウダー流れの不整)による抜熱の不均一及び凝固シェ
ルに対する変形歪みの負荷による鋳片表面性状の悪化を
もたらし、高速鋳造化が阻害されるため、その原因の解
消が要望されている。
メニスカス近傍で熱負荷の影響により鋳片側へと膨らみ
潤滑剤の流入不良、鋳片凝固収縮プロフィールとの不整
合、鋳型と鋳片とのギャップ生成(エアギャップ生成、
パウダー流れの不整)による抜熱の不均一及び凝固シェ
ルに対する変形歪みの負荷による鋳片表面性状の悪化を
もたらし、高速鋳造化が阻害されるため、その原因の解
消が要望されている。
【0004】この種の高速連続鋳造に関する技術とし
て、特開平5−15949号公報に「金属の連続鋳造装
置および鋳造方法」に係る発明が提案されている。この
発明は、「液体金属を鋳型に供給する耐火物製浸漬ノズ
ルと、液体金属を凝固させる内部水冷構造の金属製冷却
鋳型と、この鋳型を周回して高周波電流を流す通電コイ
ルを備えた金属の連続鋳造装置であって、鋳型は、その
上部に鋳造方向に延び、かつ上端までには達しない複数
のスリットにより分割された内部冷却可能な構造のセグ
メント部分を有し、通電コイルはこのセグメント部分を
周回して配置されており、好ましくは相対する鋳型の上
端部を連結する複数の桁を有する。」ことを要旨として
いる。
て、特開平5−15949号公報に「金属の連続鋳造装
置および鋳造方法」に係る発明が提案されている。この
発明は、「液体金属を鋳型に供給する耐火物製浸漬ノズ
ルと、液体金属を凝固させる内部水冷構造の金属製冷却
鋳型と、この鋳型を周回して高周波電流を流す通電コイ
ルを備えた金属の連続鋳造装置であって、鋳型は、その
上部に鋳造方向に延び、かつ上端までには達しない複数
のスリットにより分割された内部冷却可能な構造のセグ
メント部分を有し、通電コイルはこのセグメント部分を
周回して配置されており、好ましくは相対する鋳型の上
端部を連結する複数の桁を有する。」ことを要旨として
いる。
【0005】また、この公報において、「鋳型にはこれ
を周回して高周波電流を流す通電コイルが備えられてお
り、この鋳型には冷却可能に複数のスリットが形成さ
れ、複数のスリットはスリット部分を介して誘導磁界が
鋳型の内面に侵入し、溶融金属にピンチ力を作用させ
て、メニスカス部を大きく湾曲させることができる。」
旨が開示されている。すなわち、この発明によれば、メ
ニスカスを湾曲させ潤滑剤(パウダー)の鋳型面への流
入を円滑にすることにより、凝固初期の鋳型と鋳片の接
触圧を軽減させることにより、高速鋳造でも表面性状の
良好な鋳片を安定して製造することができ、溶鋼の熱に
よる鋳型の変形も少ないという効果を奏するものであ
る。
を周回して高周波電流を流す通電コイルが備えられてお
り、この鋳型には冷却可能に複数のスリットが形成さ
れ、複数のスリットはスリット部分を介して誘導磁界が
鋳型の内面に侵入し、溶融金属にピンチ力を作用させ
て、メニスカス部を大きく湾曲させることができる。」
旨が開示されている。すなわち、この発明によれば、メ
ニスカスを湾曲させ潤滑剤(パウダー)の鋳型面への流
入を円滑にすることにより、凝固初期の鋳型と鋳片の接
触圧を軽減させることにより、高速鋳造でも表面性状の
良好な鋳片を安定して製造することができ、溶鋼の熱に
よる鋳型の変形も少ないという効果を奏するものであ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の連続
鋳造装置にあっては、ピンチ力を効率的に作用させるた
めに、鋳型に複数のスリットを形成しており、スリット
を設けることによる湯差しの懸念を解消するために、ス
リットに耐火物等を充填している。さらに、熱膨張差に
よる隙間の発生を防止するために、相対する鋳型の上端
部を複数の桁で連結している。
鋳造装置にあっては、ピンチ力を効率的に作用させるた
めに、鋳型に複数のスリットを形成しており、スリット
を設けることによる湯差しの懸念を解消するために、ス
リットに耐火物等を充填している。さらに、熱膨張差に
よる隙間の発生を防止するために、相対する鋳型の上端
部を複数の桁で連結している。
【0007】しかし、スリットに耐火物を充填すると、
鋳造後の清掃時における水洗によって耐火物が損傷し易
くなる。また、鋳型の上端部に複数の桁を設けると、桁
が鋳造時の作業視界を遮り、ダミーバーの挿入に支障を
来すことになる。
鋳造後の清掃時における水洗によって耐火物が損傷し易
くなる。また、鋳型の上端部に複数の桁を設けると、桁
が鋳造時の作業視界を遮り、ダミーバーの挿入に支障を
来すことになる。
【0008】さらに、高周波による電磁力によりパウダ
ーの流入を制御しようとしても、鋳型が膨らんでしまっ
てはパウダー流入を制御することは困難であり、メニス
カス直下での不整の原因を解消する必要がある。
ーの流入を制御しようとしても、鋳型が膨らんでしまっ
てはパウダー流入を制御することは困難であり、メニス
カス直下での不整の原因を解消する必要がある。
【0009】本発明は、上記課題に鑑み、鋳型のメニス
カス近傍での鋳片側への張り出しを制御し、鋳片の凝固
収縮に沿った鋳型形状とすることにより、パウダーの安
定供給を向上させ、高速鋳造において表面性状の良好な
鋳片を安定して製造することができる連続鋳造用鋳型お
よび連続鋳造方法を提供することを目的とする。
カス近傍での鋳片側への張り出しを制御し、鋳片の凝固
収縮に沿った鋳型形状とすることにより、パウダーの安
定供給を向上させ、高速鋳造において表面性状の良好な
鋳片を安定して製造することができる連続鋳造用鋳型お
よび連続鋳造方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、
本発明の連続鋳造用鋳型は、溶融金属を順次凝固させて
連続鋳造を行う内部水冷構造の連続鋳造用鋳型におい
て、冷却箱に鋳片と接する鋳型長辺の表面形状を制御す
るアクチュエータを装備したものである。
本発明の連続鋳造用鋳型は、溶融金属を順次凝固させて
連続鋳造を行う内部水冷構造の連続鋳造用鋳型におい
て、冷却箱に鋳片と接する鋳型長辺の表面形状を制御す
るアクチュエータを装備したものである。
【0011】好ましくは、上記アクチュエータが、バッ
ファプレートを介して鋳型長辺の銅又は銅合金板の背面
に接続されている。
ファプレートを介して鋳型長辺の銅又は銅合金板の背面
に接続されている。
【0012】また好ましくは、上記アクチュエータが油
圧シリンダであり、そのストロークが鋳型長辺に配置し
た熱電対の検出信号に基づいて設定される。
圧シリンダであり、そのストロークが鋳型長辺に配置し
た熱電対の検出信号に基づいて設定される。
【0013】一方、本発明の連続鋳造方法は、内部水冷
構造の連続鋳造用鋳型により溶融金属を順次凝固させて
連続鋳造を行う連続鋳造方法において、鋳型長辺に配置
した熱電対の検出信号に基づいてアクチュエータのスト
ロークを調整し、鋳型長辺の表面プロフィールを鋳片の
凝固収縮に合わせて制御するものである。
構造の連続鋳造用鋳型により溶融金属を順次凝固させて
連続鋳造を行う連続鋳造方法において、鋳型長辺に配置
した熱電対の検出信号に基づいてアクチュエータのスト
ロークを調整し、鋳型長辺の表面プロフィールを鋳片の
凝固収縮に合わせて制御するものである。
【0014】本発明によれば、連続鋳造の生産性の向上
(高速化)を狙って、高速鋳造においても鋳片品質を悪
化させずに無欠陥鋳片を製造するため、品質上最大の課
題である鋳型の鋳造中の挙動に着目し、鋳片の凝固収縮
に合わせて鋳型長辺の表面プロフィールを制御すること
により、鋳造速度、鋼種およびパウダー等の影響を回避
している。
(高速化)を狙って、高速鋳造においても鋳片品質を悪
化させずに無欠陥鋳片を製造するため、品質上最大の課
題である鋳型の鋳造中の挙動に着目し、鋳片の凝固収縮
に合わせて鋳型長辺の表面プロフィールを制御すること
により、鋳造速度、鋼種およびパウダー等の影響を回避
している。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明
に係る連続鋳造用鋳型の長辺の構造を示す概略図であ
る。図1において、本実施形態の連続鋳造用鋳型1の表
層は銅板又は銅合金板(以下、単に「銅板」と称する
が、銅合金板を含むものである。)2からなっており、
この銅板2の背面には、ステンレス鋼(SUS)によっ
て形成されたバッファプレート3が重合されている。
を添付図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明
に係る連続鋳造用鋳型の長辺の構造を示す概略図であ
る。図1において、本実施形態の連続鋳造用鋳型1の表
層は銅板又は銅合金板(以下、単に「銅板」と称する
が、銅合金板を含むものである。)2からなっており、
この銅板2の背面には、ステンレス鋼(SUS)によっ
て形成されたバッファプレート3が重合されている。
【0016】このバッファプレート3の背面には、銅板
2を補強すると共に冷却するための冷却箱4が配設され
ている。したがって、冷却箱4は、冷却水を供給・排出
する構造を有している。
2を補強すると共に冷却するための冷却箱4が配設され
ている。したがって、冷却箱4は、冷却水を供給・排出
する構造を有している。
【0017】冷却箱4の両側面には、図示しないタイロ
ッドを挿通させるための貫通孔5を有する張出し部6が
設けられており、鋳型長辺1a,1aの間に鋳型短辺1
b,1bを挟持して張出し部6,6間にタイロッドを締
結することにより、矩形筒体状の鋳型1を区画形成する
ようになっている。
ッドを挿通させるための貫通孔5を有する張出し部6が
設けられており、鋳型長辺1a,1aの間に鋳型短辺1
b,1bを挟持して張出し部6,6間にタイロッドを締
結することにより、矩形筒体状の鋳型1を区画形成する
ようになっている。
【0018】また、図1および図2に示すように、上記
冷却箱4には、鋳型長辺1a,1aの表面形状を制御す
るためのアクチュエータ7が装備されている。具体的に
は、アクチュエータ7は、鋳型1の外壁を区画する鋳型
フレーム8に固定され、そのストローク部7aが冷却箱
4を貫通してバッファプレート3の背面に固定されてい
る。本実施形態にあっては、アクチュエータ7は2基の
油圧シリンダによって構成され、例えば±0.01mm
の精度でストロークを制御し得るものが採用されてい
る。また、鋳型長辺1aの銅板2には、その表面温度を
検出するための熱電対が配置されており、油圧シリンダ
7のストロークは、熱電対の検出信号に基づいて設定さ
れるようになっている。
冷却箱4には、鋳型長辺1a,1aの表面形状を制御す
るためのアクチュエータ7が装備されている。具体的に
は、アクチュエータ7は、鋳型1の外壁を区画する鋳型
フレーム8に固定され、そのストローク部7aが冷却箱
4を貫通してバッファプレート3の背面に固定されてい
る。本実施形態にあっては、アクチュエータ7は2基の
油圧シリンダによって構成され、例えば±0.01mm
の精度でストロークを制御し得るものが採用されてい
る。また、鋳型長辺1aの銅板2には、その表面温度を
検出するための熱電対が配置されており、油圧シリンダ
7のストロークは、熱電対の検出信号に基づいて設定さ
れるようになっている。
【0019】すなわち、熱電対により鋳型長辺1aの銅
板2の鋳片側への膨らみが検出された場合、その信号が
油圧シリンダ7へ発信され、油圧シリンダ7がバッファ
プレート3を介して銅板2を引き付けることにより、銅
板2の膨らみを解消するようになっている。なお、本実
施形態では、アクチュエータ7として油圧シリンダを採
用したが、これに限るものではなく、ストロークを高精
度で調整することができれば、電気アクチュエータや機
構アクチュエータ等を採用してもよい。また、アクチュ
エータ7の数は、本実施形態に限るものではない。
板2の鋳片側への膨らみが検出された場合、その信号が
油圧シリンダ7へ発信され、油圧シリンダ7がバッファ
プレート3を介して銅板2を引き付けることにより、銅
板2の膨らみを解消するようになっている。なお、本実
施形態では、アクチュエータ7として油圧シリンダを採
用したが、これに限るものではなく、ストロークを高精
度で調整することができれば、電気アクチュエータや機
構アクチュエータ等を採用してもよい。また、アクチュ
エータ7の数は、本実施形態に限るものではない。
【0020】次に、上記連続鋳造用鋳型1を使用して実
施する本発明の連続鋳造方法について説明する。本発明
の連続鋳造方法を創案するに際して、本発明者は品質上
最大の課題である鋳型の鋳造中の挙動に着目した。図3
は、鋳型長辺の鋳造方向に対する変位を示す説明図であ
り、図4は、鋳型長辺の幅方向に対する変位を示す説明
図である。図3および図4によれば、鋳造中の鋳型に
は、その幅方向中央部のメニスカス近傍において膨らみ
が生じていることが判る。
施する本発明の連続鋳造方法について説明する。本発明
の連続鋳造方法を創案するに際して、本発明者は品質上
最大の課題である鋳型の鋳造中の挙動に着目した。図3
は、鋳型長辺の鋳造方向に対する変位を示す説明図であ
り、図4は、鋳型長辺の幅方向に対する変位を示す説明
図である。図3および図4によれば、鋳造中の鋳型に
は、その幅方向中央部のメニスカス近傍において膨らみ
が生じていることが判る。
【0021】具体的には、図5に示すように、溶融金属
11が取鍋からタンディシュ及びノズルを経て鋳型1内
に注入されると、鋳型1内に注入された溶融金属11の
湯面上には、パウダー12が投入され、このパウダー1
2は溶融金属11の熱により溶融してパウダー層12a
を形成し、鋳型1の銅板2とこれにより冷却されて形成
される凝固シェル13間に流入して潤滑剤として機能す
ることになる。
11が取鍋からタンディシュ及びノズルを経て鋳型1内
に注入されると、鋳型1内に注入された溶融金属11の
湯面上には、パウダー12が投入され、このパウダー1
2は溶融金属11の熱により溶融してパウダー層12a
を形成し、鋳型1の銅板2とこれにより冷却されて形成
される凝固シェル13間に流入して潤滑剤として機能す
ることになる。
【0022】しかし、図6に示すように、鋳造中の鋳片
と接する鋳型長辺1aの銅板2が、その幅方向中央部の
メニスカス近傍で熱負荷の影響により鋳片側へ膨らみ
(図6中、Fで示す。)、メニスカス近傍下で鋳片の凝
固収縮と鋳型プロフィールの差により、エアーギャップ
Gの生成、鋳片抜熱の不均一、パウダー層厚みの不均一
および摩擦係数の不均一等が生じ、鋳片割れへと発展す
ることになる。
と接する鋳型長辺1aの銅板2が、その幅方向中央部の
メニスカス近傍で熱負荷の影響により鋳片側へ膨らみ
(図6中、Fで示す。)、メニスカス近傍下で鋳片の凝
固収縮と鋳型プロフィールの差により、エアーギャップ
Gの生成、鋳片抜熱の不均一、パウダー層厚みの不均一
および摩擦係数の不均一等が生じ、鋳片割れへと発展す
ることになる。
【0023】そこで、本発明の連続鋳造方法は、図7お
よび図8に示すように、鋳型長辺1aの背面に配置した
熱電対9の検出信号に基づいて油圧シリンダ7のストロ
ークを調整し、鋳型長辺1aの表面プロフィールを鋳片
の凝固収縮に合わせて制御することにより、メニスカス
近傍の膨らみ部を解消する。すなわち、鋳型長辺1aの
銅板2のメニスカス近傍の膨らみ部Fを、冷却箱4側か
ら油圧シリンダ7により引っ張って、鋳型下部に向かっ
て略直線状に鋳型間隔が順次狭くなるようにプロフィー
ルを形成する。鋳型長辺1aの表面プロフィールを略直
線的に鋳型間隔が順次狭くなるように形成するため、鋳
型短辺1bの側面形状も直線となり、その加工管理が簡
単になる。
よび図8に示すように、鋳型長辺1aの背面に配置した
熱電対9の検出信号に基づいて油圧シリンダ7のストロ
ークを調整し、鋳型長辺1aの表面プロフィールを鋳片
の凝固収縮に合わせて制御することにより、メニスカス
近傍の膨らみ部を解消する。すなわち、鋳型長辺1aの
銅板2のメニスカス近傍の膨らみ部Fを、冷却箱4側か
ら油圧シリンダ7により引っ張って、鋳型下部に向かっ
て略直線状に鋳型間隔が順次狭くなるようにプロフィー
ルを形成する。鋳型長辺1aの表面プロフィールを略直
線的に鋳型間隔が順次狭くなるように形成するため、鋳
型短辺1bの側面形状も直線となり、その加工管理が簡
単になる。
【0024】したがって、上記油圧シリンダ7は、鋳型
長辺1aの銅板2のメニスカス近傍の膨らみ部Fに対応
するように設けることが望ましい。また、本実施形態で
は、鋳型長辺1aの銅板2にバッファプレート3を介し
て油圧シリンダ7を接続しているので、銅板2の張出し
度合いを略直線的に調整することができ、銅板2が波打
つのを有効に防止することができる。
長辺1aの銅板2のメニスカス近傍の膨らみ部Fに対応
するように設けることが望ましい。また、本実施形態で
は、鋳型長辺1aの銅板2にバッファプレート3を介し
て油圧シリンダ7を接続しているので、銅板2の張出し
度合いを略直線的に調整することができ、銅板2が波打
つのを有効に防止することができる。
【0025】油圧シリンダ7の具体的な制御は、例えば
図9に示すように行う。すなわち、エアギャップG等が
発生すると鋳型長辺1aに配置した熱電対9の検出値に
ばらつきが生じる。この検出値と、鋳造速度、鋼種、サ
イズ、銅板冷却水量および銅板冷却入出水温差等の操業
情報から求めた熱流速とから、銅板2の温度分布を求
め、これに基づいて鋳型熱変形量を把握し、油圧シリン
ダ7のストロークを制御するものである。
図9に示すように行う。すなわち、エアギャップG等が
発生すると鋳型長辺1aに配置した熱電対9の検出値に
ばらつきが生じる。この検出値と、鋳造速度、鋼種、サ
イズ、銅板冷却水量および銅板冷却入出水温差等の操業
情報から求めた熱流速とから、銅板2の温度分布を求
め、これに基づいて鋳型熱変形量を把握し、油圧シリン
ダ7のストロークを制御するものである。
【0026】
【発明の効果】以上述べたように、本発明に係る連続鋳
造用鋳型および連続鋳造方法によれば、鋳型のメニスカ
ス近傍での鋳片側への張り出しを制御し、鋳片の凝固収
縮に沿った鋳型形状とすることにより、パウダーの安定
供給を向上させ、高速鋳造において表面性状の良好な鋳
片を安定して製造することができるという優れた効果を
発揮する。
造用鋳型および連続鋳造方法によれば、鋳型のメニスカ
ス近傍での鋳片側への張り出しを制御し、鋳片の凝固収
縮に沿った鋳型形状とすることにより、パウダーの安定
供給を向上させ、高速鋳造において表面性状の良好な鋳
片を安定して製造することができるという優れた効果を
発揮する。
【図1】本発明に係る連続鋳造用鋳型の長辺の構造を示
す概略図である。
す概略図である。
【図2】本実施形態の連続鋳造用鋳型の断面構造を示す
概略側面図である。
概略側面図である。
【図3】鋳型長辺の鋳造方向に対する変位を示す説明図
である。
である。
【図4】鋳型長辺の幅方向に対する変位を示す説明図で
ある。
ある。
【図5】本実施形態の連続鋳造用鋳型の通常操業を示す
概略図である。
概略図である。
【図6】本実施形態において、鋳型変形状況を説明する
概略図である。
概略図である。
【図7】本実施形態において、鋳型変形の制御状況を説
明する概略図である。
明する概略図である。
【図8】本実施形態において、鋳型変形の制御状況と熱
電対の配置を説明する概略図である。
電対の配置を説明する概略図である。
【図9】本実施形態において、油圧シリンダの具体的制
御状況を示す説明図である。
御状況を示す説明図である。
1 連続鋳造用鋳型 1a 鋳型長辺 1b 鋳型短辺 2 銅板 3 バッファプレート 4 冷却箱 7 アクチュエータ 9 熱電対 11 溶融金属
Claims (4)
- 【請求項1】 溶融金属を順次凝固させて連続鋳造を行
う内部水冷構造の連続鋳造用鋳型において、 冷却箱に鋳片と接する鋳型長辺の表面形状を制御するア
クチュエータを装備したことを特徴とする連続鋳造用鋳
型。 - 【請求項2】 前記アクチュエータが、バッファプレー
トを介して鋳型長辺の銅又は銅合金板の背面に接続され
ている請求項1に記載の連続鋳造用鋳型。 - 【請求項3】 前記アクチュエータが油圧シリンダであ
り、そのストロークが鋳型長辺に配置した熱電対の検出
信号に基づいて設定される請求項1または請求項2に記
載の連続鋳造用鋳型。 - 【請求項4】 内部水冷構造の連続鋳造用鋳型により溶
融金属を順次凝固させて連続鋳造を行う連続鋳造方法に
おいて、 鋳型長辺に配置した熱電対の検出信号に基づいてアクチ
ュエータのストロークを調整し、鋳型長辺の表面プロフ
ィールを鋳片の凝固収縮に合わせて制御するようにした
ことを特徴とする連続鋳造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28730996A JPH10113751A (ja) | 1996-10-11 | 1996-10-11 | 連続鋳造用鋳型および連続鋳造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28730996A JPH10113751A (ja) | 1996-10-11 | 1996-10-11 | 連続鋳造用鋳型および連続鋳造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10113751A true JPH10113751A (ja) | 1998-05-06 |
Family
ID=17715711
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28730996A Withdrawn JPH10113751A (ja) | 1996-10-11 | 1996-10-11 | 連続鋳造用鋳型および連続鋳造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10113751A (ja) |
-
1996
- 1996-10-11 JP JP28730996A patent/JPH10113751A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20040106 |