JPH10114564A - 硫黄系モルタル組成物 - Google Patents

硫黄系モルタル組成物

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JPH10114564A
JPH10114564A JP26878296A JP26878296A JPH10114564A JP H10114564 A JPH10114564 A JP H10114564A JP 26878296 A JP26878296 A JP 26878296A JP 26878296 A JP26878296 A JP 26878296A JP H10114564 A JPH10114564 A JP H10114564A
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sulfur
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bed ash
mortar composition
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Makoto Mizutani
眞 水谷
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Idemitsu Kosan Co Ltd
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    • C04B18/04Waste materials; Refuse
    • C04B18/06Combustion residues, e.g. purification products of smoke, fumes or exhaust gases
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 強度が高くかつ耐水性の優れた硫黄系モ
ルタル組成物を提供する。 【解決手段】 (A)硫黄20〜90重量%と、(B)
安定化された流動床灰80〜10重量%と、(C)耐水
性向上剤又は難燃性付与剤:(A)+(B)+(C)の
合計量に対して0〜30重量%と、を含有することを特
徴とする硫黄系モルタル組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、硫黄系モルタル組
成物に関し、更に詳しくは、道路路盤材や建築用構造材
等の各種構築材として好適に使用される硫黄系モルタル
組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】セメント・コンクリート製品は、強度・
耐久性に優れ、更に安価なため莫大な量が生産され、使
用されている。しかし、原料としての生コンクリート
は、セメント、砂(細骨材)、砂利(粗骨材)、水を均
一に混練する必要がある。従って、生コンクリートは、
建設現場に届けられ、打設され養生を経て構造物ができ
あがったところではじめて商品としての価値が生じる。
土木学会基準示方書の規定には、混練してから打ち込み
終了までの時間の限度を120分以内に定めており、供
給範囲が自ずと限定される。この商品特性から、工場に
おいて製品の在庫ができないばかりでなく、製造即出荷
という形態をとらざるを得ない。また製品とするために
は長時間の養生が必要であり、生産性が劣る。例えば、
建築用コンクリートブロックの製造では、ミキサーで混
練後、振動または振動と加圧とを併行して成形した後、
温度40〜65℃、湿度100%の養生室で500度時
(度時とは、養生温度(℃)と養生時間(時間)との積
である。)以上養生し、さらに多湿の状態で4000度
時以上の二次養生を行い出荷されている(窯業・建築ハ
ンドブック(建設綜合資料社1996年版))。さら
に、比重が大きく重い、曲げ強度が低い、という性能上
の欠点も有している。
【0003】上記セメントコンクリートの欠点を改良す
るため、また石油精製装置から副生する回収硫黄の有効
利用として、硫黄をセメントコンクリートの代替として
使用する試みがなされている。例えば、特公昭55−4
9024号公報には、硫黄をバインダーとして各種の充
填材、骨材を溶融混合し強度のある硫黄コンクリートを
作製する方法が開示されているが、強度が十分でなく、
特に曲げ強度が低いものであった。
【0004】本発明者は流動床灰を充填材とした硫黄モ
ルタル組成物は、曲げ強度が大きな構造物になることを
見出し出願した(特願平7−281188,8−228
145号公報)。しかしながら、この硫黄モルタル組成
物の固化物は長期間水に浸漬しておくと、水が着色して
しまう場合があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記観点か
らなされたもので、強度が高くかつ耐水性の優れた硫黄
系モルタル組成物を提供することを目的とするものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は上記の課題を
解決すべく鋭意研究を重ねた結果、各種処理方法で安定
化された流動床灰を充填材として使用することにより、
強度が高くかつ耐水性の優れた硫黄系モルタル組成物が
得られることを見出し本発明を完成したものである。
【0007】すなわち、本発明は、(A)硫黄20〜9
0重量%と、(B)安定化された流動床灰80〜10重
量%と、(C)耐水性向上剤又は難燃性付与剤:(A)
+(B)+(C)の合計量に対して0〜30重量%と、
を含有することを特徴とする硫黄系モルタル組成物であ
る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を説
明する。(A)〜(C)成分について順に説明をする。(A)硫黄 本発明における硫黄としては、特に制限はなく、例え
ば、通常の硫黄単体で、天然産のもの、天然ガスや石油
留分の脱硫に伴い生産されるものなどを挙げることがで
き、純度は特に高いものを使用する必要はない。
【0009】硫黄の配合量は、(A)成分と(B)成分
の合計量に対して、20〜90重量%、好ましくは30
〜70重量%である。硫黄の量が多すぎると強度が上が
らず、また少なすぎると流動床灰を十分に濡らすことが
できず、ぱさついてしまい、構造体ができない。(B)安定化された流動床灰 本発明における流動床灰とは、固体燃料の特別な燃焼方
式である流動床燃焼(流動床炉を用いた燃焼)を用いて
石炭や都市ゴミなどを燃焼させ、その流動床炉から集塵
される灰をいう。
【0010】一般に、例えば石炭灰は、これまでに充填
材用等の種々の分野で利用されてきた。すなわち、石炭
灰の利用のための石炭の燃焼方式としては、ストーカ
ー、微粉炭燃焼、流動床燃焼(循環流動床を含む)があ
り、そこから出る灰の発生量は微粉炭燃焼が91%〔石
炭灰全国実体調査報告書,財団法人石炭利用総合センタ
ー 平成7年 6ページ〕であり多くの有効利用技術の
開発はこの微粉炭燃焼灰について行われてきた。
【0011】一方、流動床燃焼は、砂,石灰等の耐火性
粉体と固体燃料との比較的細かい混合粒子層の下から空
気を吹き込むことにより、沸騰状態に似た運動をする流
動層を形成させ、700〜950℃という低温で燃焼さ
せる方法である。低い温度で燃焼されるため生成する灰
は未燃部分が多くなり、ポーラスで比表面積の大きな
(通常20〜50m2 /g)不定型の形状となり、一般
に脱硫のため石灰石を入れるのでカルシウム分の多い灰
となる。これに対し、通常の微粉炭燃焼では1300〜
1500℃の高温に曝されるため、この方式で排出され
る灰は球状(比表面積は通常1〜10m2 /g)である
〔燃焼工学(第2版),森北出版,177〜180ペー
ジ〕。流動床灰の代表である石炭流動床灰の組成は、乾
燥基準(Dry Base)で、通常、SiO2 が20
〜45量%、Al2 3 が15〜25量%、TiO2
0.5〜1.5重量%、Fe2 3 が3重量%以下、C
aOが5〜35重量%、MgOが1重量%以下、K2
が1重量%以下、Na2 Oが1重量%以下、P2 5
1重量%以下、MnOが1重量%以下、V2 5 が1重
量%以下、SO3 が10重量%以下である。
【0012】本発明において流動床灰を用いるのは、硫
黄と充填材の混合物の強度が、硫黄と充填材との濡れ
と、濡れ面積とに大きく依存するものと考えられ、流動
床灰では濡れ性の良いと考えられるカルシウム分が多い
こと及び比表面積が大きいため硫黄との接触面積が大き
くなることが組成物の強度を高めると考えられるからで
ある。
【0013】上記流動床灰の安定化について説明する。
ここで、安定化とは硫黄との反応性が低くなり、硫黄と
の溶融混合物が呈色試験に合格する状態をいう。 (1)水、熱水、水蒸気による安定化 水による安定化は流動床灰に対して1〜200重量%
(好ましくは5〜100重量%)の水を加え、ヘンシェ
ルミキサーなどで均一に混合することで達成される。こ
れを数時間〜数日放置した後に乾燥させ、充填材として
用いる。ここで、水の量が1重量%未満であると、安定
化が十分でなく、200重量%を超えると、その後の乾
燥に時間がかかり経済的でない。また、熱水による安定
化は沸騰水中に流動床灰を入れて安定化のために反応を
促進するためのものであり、流動床灰と同じ重量〜20
倍の重量(好ましくは2〜10倍の重量)の沸騰水に流
動床灰を入れて0.1〜10時間煮沸した後濾過し、乾
燥させて充填材として使用する。水の量が少なすぎると
流動床灰全体が濡れず反応が進まないし、多すぎると加
熱のための熱量が多く必要になり経済的ではない。ま
た、0.1時間未満であると、安定化が十分進まず、1
0時間超えてもエネルギーの無駄となる。水蒸気も熱水
と同様な条件で安定化に使用できる。 (2)酸による安定化(中和) 酸による安定化(中和)は無機酸でも有機酸でもよく、
無機酸として硫酸,炭酸、有機酸として酢酸,無水マレ
イン酸,蟻酸などを挙げることができる。
【0014】流動床灰を水に懸濁させ攪拌しながらpH
が5〜10になるまで酸を添加する。その後乾燥させ充
填材として使用する。 (3)アルミニウム化合物による安定化 アルミニウム化合物としては、硫酸アルミニウム,水酸
化アルミニウムなどを挙げることができる。流動床灰中
のカルシウムに対し0.1〜10モル当量のアルミニウ
ムを含む化合物を水に溶解させたものに流動床灰に加え
ヘンシェルミキサーで攪拌混合する。乾燥後、充填材と
して使用する。 (4)鉄化合物による安定化 鉄化合物としては、硫酸鉄,水酸化鉄などを挙げること
ができる。流動床灰中のカルシウムに対し0.1〜10
モル当量の鉄を含む化合物を水に溶解させさせたものに
流動床灰に加えヘンシェルミキサーで攪拌混合する。乾
燥後、充填材として使用する。
【0015】(C)耐水性向上剤又は難燃性付与剤 本発明においては、必要に応じて、好ましくは160℃
以下で溶融可能な耐水性向上剤または難燃性付与剤を配
合してもよい。この耐水性向上剤または難燃性付与剤と
しては、例えば、アスファルトやポリエチレン,ポリプ
ロピレン,ポリスチレン,ポリカーボネート,ナイロ
ン,ポリ塩化ビニル,石油樹脂等の熱可塑性プラスチッ
クス等を挙げることができ、二種以上を組み合わせて使
用してもよい。前記アスファルトとしては、種々のもの
があり、天然アスファルトや、ストレートアスファル
ト,ブローンアスファルト,溶剤脱瀝アスファルトなど
の石油アスファルトなどを挙げることができ、特に使用
に制限はないが、針入度0.1〜20のアスファルトを
用いた場合、硫黄を難燃化するという優れた性状を十分
に保持しつつ、より高い強度を持たせることができ、製
品の利用範囲が飛躍的に拡大して好ましい。なお、脱瀝
用の溶剤としては、プロパン,ブタン及びこれらの混合
物が好ましい。更に好ましくは、針入度が0.1〜10
のアスファルトであり、中でも針入度0.1〜10の溶
剤脱瀝アスファルトが好適である。
【0016】このアスファルトを配合させることによ
り、非危険物とすることが可能となる。また、アスファ
ルトは粘着力を有しており、結合材としての役割をも有
する。耐水性向上剤又は難燃性付与剤は、必要に応じて
配合され、その配合量は(A),(B),(C)成分の
合計量に対して30重量%以下が好ましく、5〜20重
量%が更に好ましい。30重量%を超えると強度が低下
するおそれがある。本発明の硫黄系モルタル組成物の調
製方法については特に制限はないが、例えば、以下の方
法を挙げることができる。
【0017】110〜200℃の温度で、硫黄、安定化
された流動床灰を攪拌混合し、所定の形状の容器にこの
溶融混合物を送入し冷却する。110℃未満であると、
硫黄が溶けないため一体になった溶融固化体ができず、
200℃を超えると、添加したアスファルト等と反応し
て有毒ガスを発生したりする。溶融、混合させるには硫
黄の融点の約120℃以上の温度で行うのが好ましい
が、この温度であれば万能攪拌器などの各種の方法が使
用できる。また、流動床灰が30重量%以上と多くなる
と粘度が上昇するため、バンバリーミキサー、ニーダ
ー、二軸混練機などを使用した方が有利である。
【0018】なお、(C)成分としてアスファルトを用
いる場合には、まずアスファルトを120〜130℃の
温度に加熱溶融し、これを攪拌槽に張り込んだ後、
(A)成分である硫黄を溶融させながらゆっくり張り込
む。完全に硫黄が溶融化した後、(B)成分である流動
床灰を張り込む。十分に攪拌した後、受け槽に流し込
み、冷却して固化させればよい。
【0019】本発明において、必要に応じ充填材(骨
材)として、通常のセメントやコンクリートを調製する
場合と同様に、砂利、砕石などを配合してもよい。本発
明の硫黄系モルタル組成物は、下記の方法で成形物にし
て実用に供することができる。前記の溶融混合物を、所
定の形状(例えば、コンクリート地先境界ブロックの場
合、内径が120×120×600mmの型枠)の型枠
(保温しておき温度が120℃以下に急には下がらない
ようにしておくことが好ましい。)の中に流し入れ成形
すればよい。この際セメントの成形時に用いられるよう
な振動を与える装置を用い、振動させながら成形すると
気泡がなくなり、表面性がよく欠陥の少ない成形物がで
きる。これを室温まで冷却した後型枠から取り出し成形
物を得ることができる。また、成形方法としては加熱プ
レス機を用い、圧力をかけながら成形し、冷却固化させ
る方法も使用することができる。
【0020】
【実施例】以下に、実施例により本発明を更に具体的に
説明するが、本発明はこれらの例によってなんら制限さ
れるものではない。 〔実施例1〕石炭流動床灰200gをステンレス製容器
に採り120℃に保った乾燥機で2時間放置後水50g
を加え室温にて卓上ミキサーで5分間攪拌した。これに
蓋をして乾燥しないようにして3日間放置した。この試
料を5g採り水100ミリリットルを加えて、その水の
pHを測定したところ9.5でありポゾロン反応が進行
していることが明らかとなった。粉体硫黄120gをセ
パラブルフラスコに採り、オイルバス中で140℃に加
熱し液状に溶融させた。前記の加湿処理した石炭流動床
灰を乾燥機で120℃で2時間乾燥させた後80gを測
りとり、溶融硫黄に加え140℃で1時間混練した。こ
の溶融混合物を10×10×20mmの真鍮製型枠の中
に充填し、自然冷却し固化させた。この固化物につい
て、呈色試験を行い、1日後に圧縮強度を測定し、更に
水に浸漬させ、3ケ月後に圧縮強度の測定と目視検査を
行って耐水性の評価を行った。その結果を第1表に示
す。なお、呈色試験は、硫黄系モルタル組成物の固化体
100gを5mm未満の粒度にした後300ミリリット
ルの水道水に漬け1時間煮沸し着色の有無をみた(JI
S A−5015に準拠)。また、圧縮強度の測定は、
(株)島津製作所製オートグラフAG5000Bを使用
し、圧縮速度5mm/分の条件で行った。
【0021】〔実施例2〕石炭流動床灰200gを水5
00ミリリットル中に懸濁させ、4時間煮沸した。これ
を120℃に保った乾燥機で乾燥させた。粉体硫黄12
0gをセパラブルフラスコに採り、オイルバス中で14
0℃に加熱し液状に溶融させた。前記の沸騰水処理した
石炭流動床灰を乾燥機で120℃で2時間乾燥させた後
80gを測りとり、溶融硫黄に加え140℃で1時間混
練した。この溶融混合物を10×10×20mmの真鍮
製型枠の中に充填し、自然冷却し固化させた。この固化
物について、実施例1と同様に耐水性の評価を行った。
その結果を第1表に示す。
【0022】〔実施例3〕石炭流動床灰500gをイオ
ン交換水500ミリリットル中に懸濁させた。これに濃
硫酸(95.5%)30ミリリットルを100ミリリッ
トルのイオン交換水で希釈し、前記の懸濁液に徐々に滴
下した。滴下後のpHは7.5でほぼ中和していた。濾
過後乾燥機にて120℃で2時間乾燥させた。粉体硫黄
120gをセパラブルフラスコに採り、オイルバス中で
140℃に加熱し液状に溶融させた。前記の酸処理した
石炭流動床灰を乾燥機で120℃で2時間乾燥させた後
80gを測りとり、溶融硫黄に加え140℃で1時間混
練した。この溶融混合物を10×10×20mmの真鍮
製型枠の中に充填し、自然冷却し固化させた。この固化
物について、実施例1と同様に耐水性の評価を行った。
その結果を第1表に示す。
【0023】〔実施例4〕無水マレイン酸14.6gを
ミキサーで粉砕した。これに石炭流動床灰158.4g
を加えミキサーで1分間攪拌した後120℃の恒温槽で
2時間加熱した。粉体硫黄110gをセパラブルフラス
コに採り、オイルバス中で140℃に加熱し液状に溶融
させた。前記の酸処理した石炭流動床灰90gを溶融硫
黄に加え140℃で1時間混練した。この溶融混合物を
10×10×20mmの真鍮製型枠の中に充填し、自然
冷却し固化させた。この固化物について、実施例1と同
様に耐水性の評価を行った。その結果を第1表に示す。
【0024】〔実施例5〕硫酸アルミニウム5gと十分
乾燥した石炭流動床灰200gをミキサーで約1分間混
合した。これに水50ミリリットルを加えミキサーで1
分間攪拌した後室温で1日放置した。その後乾燥機で1
20℃で2時間乾燥させた。粉体硫黄110gをセパラ
ブルフラスコに採り、オイルバス中で140℃に加熱し
液状に溶融させた。前記の硫酸アルミニウムで処理した
石炭流動床灰90gを溶融硫黄に加え140℃で1時間
混練した。この溶融混合物を10×10×20mmの真
鍮製型枠の中に充填し、自然冷却し固化させた。この固
化物について、実施例1と同様に耐水性の評価を行っ
た。その結果を第1表に示す。
【0025】〔実施例6〕硫酸第一鉄10gと十分乾燥
した石炭流動床灰200gをミキサーで約1分間混合し
た。これに水50ミリリットルを加えミキサーで1分間
攪拌した後室温で1日放置した。その後乾燥機で120
℃で2時間乾燥させた。粉体硫黄110gをセパラブル
フラスコに採り、オイルバス中で140℃に加熱し液状
に溶融させた。前記の硫酸第一鉄で処理した石炭流動床
灰90gを溶融硫黄に加え140℃で1時間混練した。
この溶融混合物を10×10×20mmの真鍮製型枠の
中に充填し、自然冷却し固化させた。この固化物につい
て、実施例1と同様に耐水性の評価を行った。その結果
を第1表に示す。
【0026】〔実施例7〕粉体硫黄120gとアスファ
ルト(針入度5)60gをセパラブルフラスコに採りオ
イルバス中で140℃に加熱し液状に溶融させた。実施
例1と同様に調製した加湿処理した石炭流動床灰を18
0g採り、この溶融・アスファルトに加え1時間混練し
た。この溶融混合物を10×10×20mmの真鍮製型
枠の中に充填し、自然冷却し固化させた。この固化物に
ついて、実施例1と同様に耐水性の評価を行った。その
結果を第1表に示す。
【0027】〔比較例1〕粉体硫黄180gをセパラブ
ルフラスコに採りオイルバス中で140℃に加熱し液状
に溶融させた。これに120℃に保った乾燥機で2時間
乾燥させた石炭流動床灰120gを加え1時間混練し
た。この溶融混合物を10×10×20mmの真鍮製型
枠の中に充填し、自然冷却し固化させた。この固化物に
ついて、実施例1と同様に耐水性の評価を行った。その
結果を第1表に示す。
【0028】〔比較例2〕粉体硫黄120gとアスファ
ルト(針入度5)60gをセパラブルフラスコに採りオ
イルバス中で140℃に加熱し液状に溶融させた。これ
に120℃に保った乾燥機で2時間乾燥させた石炭流動
床灰120gを加え1時間混練した。この溶融混合物を
10×10×20mmの真鍮製型枠の中に充填し、自然
冷却し固化させた。この固化物について、実施例1と同
様に耐水性の評価を行った。その結果を第1表に示す。
【0029】
【表1】
【0030】
【発明の効果】本発明の硫黄系モルタル組成物は、強度
が高くかつ耐水性に優れ、また利用価値の低い流動床灰
の有効利用にもつながる。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C04B 103:65 111:27 111:28

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)硫黄20〜90重量%と、(B)
    安定化された流動床灰80〜10重量%と、(C)耐水
    性向上剤又は難燃性付与剤:(A)+(B)+(C)の
    合計量に対して0〜30重量%と、を含有することを特
    徴とする硫黄系モルタル組成物。
  2. 【請求項2】 (B)成分が、水、熱水又は水蒸気によ
    って安定化された石炭流動床灰である請求項1記載の硫
    黄系モルタル組成物。
  3. 【請求項3】 (B)成分が、酸によって安定化された
    流動床灰である請求項1記載の硫黄系モルタル組成物。
  4. 【請求項4】 (B)成分が、アルミニウム化合物によ
    って安定化された流動床灰である請求項1記載の硫黄系
    モルタル組成物。
  5. 【請求項5】 (B)成分が、鉄化合物で安定化された
    流動床灰である請求項1記載の硫黄系モルタル組成物。
  6. 【請求項6】 前記(C)成分が、針入度0.1〜20
    のアスファルトである請求項1〜5のいずれかに記載の
    硫黄系モルタル組成物。
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