JPH10115252A - 除氷装置 - Google Patents

除氷装置

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JPH10115252A
JPH10115252A JP8285882A JP28588296A JPH10115252A JP H10115252 A JPH10115252 A JP H10115252A JP 8285882 A JP8285882 A JP 8285882A JP 28588296 A JP28588296 A JP 28588296A JP H10115252 A JPH10115252 A JP H10115252A
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gas turbine
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antifreeze
deicing
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    • B64F5/20Ground installations for de-icing aircraft
    • B64F5/23Ground installations for de-icing aircraft by liquid application; Spraying installations therefor, e.g. fitted on vehicles
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  • Control Of Temperature (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ガスタービンの抽気をノズルから噴出し、か
つ一定温度に保たれた不凍液と清水を混合し、その混合
液を吐出して、物体上の氷雪を除去する除氷装置におい
て、不凍液タンクや清水タンク以外の機器が占有するス
ペースが小さく軽量小型で制御システムの信頼性の高い
除氷装置を提供する。 【構成】 不凍液タンク、清水タンク内に熱交換器を設
け、これらのタンク内の液をノズルに供給するためのポ
ンプとその駆動源としてガスタービンを設け、このガス
タービンの排気を切換バルブの切換を制御しながら熱交
換器に流入させて不凍液や清水の液温を一定に保つよう
にし、かつ同一のガスタービンの抽気をノズルから噴出
するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は航空機等の物体に付
着する雪や氷に除氷液を散布してこれを除去する装置に
関するものである。ここに除氷液とは一定温度に加熱し
た清水と不凍液とを混合したものであり、不凍液にはエ
チレン・グリコール系のもの(タイプ1ADF)やプロ
ピレン・グリコール系のもの(タイプ2ADF)等があ
る。
【0002】
【従来の技術】冬季に降雪などで離陸前の航空機の翼及
び胴体表面に雪や氷が付着すると、離陸に必要な揚力が
十分得られず、航空機が離陸できなくなる。この問題に
対処するため、従来専用の車輌(以下この車輌を「除氷
車」という)に必要な機材を積み込み、噴射ノズルから
除氷液を散布することにより、航空機の翼や胴体表面上
の氷雪を溶かす方法がとられていた。
【0003】しかしこれらの除氷液は、空港周辺地域に
環境上好ましくない影響を及ぼすので、最近のように環
境保護に対する社会の要求が厳しくなるにつれて、如何
に除氷液の使用量を減らすかが切実な問題となってき
た。この問題の解決策の一つとして、上記除氷車に送風
機を取り付け、機体上の氷雪にエアを吹きつけて吹き飛
ばし、地上に一旦落とした後に、機体上に除氷液を散布
して、除氷することが実施されており、除氷液を散布す
る前に氷雪がかなり吹き飛ばされるので、除氷液の散布
量が従来の1/3以下になり、また機体の除氷作業時間
も短縮されるという成果が上がっている。
【0004】このような従来の除氷車の一実施例の外
観、除氷車内の装置の構成、及び電気系統をそれぞれ図
7、8及び図9に示す。清水タンク3、不凍液タンク4
を含む除氷装置300が除氷車の車輌内に設置されてい
る。車輌外には先端にバスケット(高所作業台)11を
取りつけたブーム10が取り付けられており、ブーム1
0を伸縮したり、左右に旋回して作業台が乗っているバ
スケット11を所望の位置に保持し、作業員がバスケッ
トに設置されているエアーノズル28を操作して圧縮空
気を機体上の氷雪に噴射し、その後バスケットに設置さ
れている除氷液散布ノズル41を操作して機体上の氷雪
に除氷液を散布する。
【0005】除氷車輌内の除氷装置300は図8に示す
基本的構成からなっており、ガスタービン21は抽気
(ブリードエア)を供給するために設置されている。除
氷液の温度制御は燃焼式ヒーター313及び314、点
火装置315及び316により行われる。除氷液ポンプ
317及び318は直流モーター319及び320で駆
動される。このモーター319及び320用電力はディ
ーゼルエンジン303により駆動される交流発電機30
5の出力をコンバーター72により直流電力に変換して
供給される。
【0006】除氷装置300の電気系統は、図9に示す
ようにバスケットのついたブーム10を作動させる油圧
系統、除氷液を散布するための除氷液系統、エアーを噴
出するためのエア系統、並びにディーゼルエンジン30
3やガスタービン304及び燃焼式ヒータ313及び3
14に燃料を供給する燃料系統に分かれている。
【0007】除氷液系統は不凍液と清水を一定温度(例
えば85℃)に温めてポンプ、混合バルブによってノズ
ルから混合吐出するものである。図8、9に示すように
不凍液と清水を温めるために点火装置315及び316
と燃焼式ヒーター313及び314が必要であり、点火
装置を作動させるためにディーゼルエンジン303を動
力とする交流発電機305が必要である。また不凍液ポ
ンプ317、清水ポンプ318を駆動するために大型の
直流モーター319及び320が必要である。燃焼式ヒ
ーターは燃料(例えば重油)タンク331から燃料が供
給され点火装置によって点火され液温を一定に保つため
に供給する燃料の量が調整される。エアー系統はノズル
28(図7参照)を通じて噴射するエアーを供給するた
めにガスタービン304を設け、その抽気を利用してい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この除氷装置
には、次のような欠点があった。 (1)不凍液や清水を一定温度に保つための大容量ヒー
ターと点火装置が必要である。そしてこの点火装置や他
の機器を作動させるためにディーゼルエンジンを駆動源
とする発電機が必要となる。 (2)また、除氷液を散布するためにモーターと一体と
なった大型の液体ポンプが必要である。 (3)(1)、(2)で述べたように燃料点火装置、交
流発電機、それを駆動するためのディーゼルエンジン及
び液体ポンプ等の大型の機器を車輌内に設置する必要が
あるため、スペース的に厳しくなり、除氷液を一定量以
上確保しようとすると、除氷車の重量、サイズが大きく
なり、除氷車をある程度小型軽量化すると、搭載できる
除氷液の量が不足する。 (4)燃料の供給量を調整して不凍液や清水の液温を一
定に保つための制御が複雑で制御システムの信頼性が低
かった。 そこで本発明は、除氷液タンク以外の機器が占有するス
ペースが小さく軽量小型で制御システムの信頼性の高い
除氷装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するための手段として以下のような除氷装置を採用し
た。すなわちこの除氷装置は、不凍液タンクと清水タン
クを備え両タンクを加熱して高温の不凍液と清水を混合
して吐出する除氷装置において、前記不凍液タンク及び
清水タンクの内部にそれぞれ設けられた熱交換器と、前
記不凍液タンク及び清水タンク内の液を吐出用ノズルに
供給するためのポンプと、このポンプを駆動するための
ガスタービンと、このガスタービンの排気が前記熱交換
器に流入したり、あるいは流入しないように設置された
切換バルブ付排気ダクトと、前記ガスタービンの抽気を
導く抽気バルブ及びダクトと、前記ガスタービンの抽気
を噴射するためのエアーノズルと、前記切換バルブの切
換及び前記抽気バルブの開閉を制御する制御装置と、前
記ガスタービンを駆動源とする交流発電機を具備し、前
記制御装置によって前記切換バルブの切換を制御して前
記ガスタービンの排気の熱交換器への流入を制御するこ
とにより前記不凍液タンクと清水タンク内の液の液温を
調整し、かつ前記制御装置により抽気バルブの開閉を制
御することにより前記エアーノズルからエアーを噴射す
ることを特徴とするものである。
【0010】
【作用】このような除氷装置を採用すると、ガスタービ
ンが送風手段となり、ポンプ及び発電機の駆動源を兼ね
るため、従来必要であったディーゼルエンジン等の動力
が不要となり、大型のモーターつきポンプの替わりに小
型ポンプを用いることができ、大容量ヒーターと点火装
置の替わりにガスタービンの排気を利用する小型の熱交
換器を用いることができる。このように従来必要であっ
た機器が不要となり、あるいは小型の機器に替えられる
ので、本発明にかかる除氷装置は、従来のものに比べ
て、除氷液タンク以外の機器の占めるスペースが大幅に
減少し、清水タンクや不凍液タンクの容量を従来と同じ
にしたままで、装置全体を小型軽量化できる。また従来
の除氷車の車輌サイズを変えない場合には、清水タンク
や不凍液タンクの容量を大幅に増加することができ、清
水や不凍液を補給しないで作業できる範囲が大幅に拡張
する。それに加え従来はガスタービンとディーゼルエン
ジンの双方を制御する必要があったのに対し、ガスター
ビンのみを制御すればよいので制御が簡単となり、制御
の信頼性が向上する。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明にかかる除氷装置を搭載し
た除氷車は、従来のものに比べ、車台2の上に設置され
た除氷液タンク3及び4及び除氷用機器格納室5の配置
が異なる。すなわち除氷用機器格納室5のスペースが従
来のものより大幅に小さくなる。したがって除氷液タン
ク3及び4の容量を従来と同じにすると、除氷車全体を
小型軽量化することができ、また除氷車の大きさを従来
と同じにすれば、除氷液タンク3及び4の容量を大きく
して、除氷作業能力を増大することができる。
【0012】(1)基本的構成 本発明にかかる除氷装置の一実施例20の基本的構成を
図1に示し、この図を基に説明する。
【0013】除氷装置にはガスタービン21が装備さ
れ、その抽気(ブリードエア)が機体上の氷雪を吹き飛
ばすためのエアとして供給され、その温度約600℃の
排気が清水や不凍液を加熱するために用いられる。また
ガスタービン21は、減速装置22を介して作動する除
氷液ポンプ23の動力源となり、かつ制御装置73や、
直流、交流で作動する機器に電力を供給する交流発電機
24の動力源ともなる。
【0014】抽気(ブリードエア)は抽気バルブ25を
通してガスタービンの圧縮機から直接供給される。
【0015】除氷液ポンプ(不凍液ポンプと清水ポンプ
をまとめて「除氷液ポンプ」という)23は不凍液タン
ク用熱交換器35及び清水タンク用熱交換器34を通じ
て加熱された不凍液及び清水(温水)を汲上げ混合して
散布を行う。
【0016】ガスタービン21の排気26は排気ガス流
路3方切換バルブ31を介して、それぞれのタンクの熱
交換器34、35または排気ガス消音器36に導かれ
る。それぞれの熱交換器34、35は各々のタンクと一
体化しており、排気26を導くことにより清水及び非希
釈の不凍液を加熱する。加熱完了時には排気ガスを消音
器36側に導き、液温の過度の温度上昇を防止し、以後
3方切換バルブ31の切り換えを制御して液を一定温度
に保持する。この3方切換バルブ31の切換制御は後述
する制御装置73が行う。
【0017】交流発電機24は小型、軽量化を図るた
め、高速回転入力の400Hz仕様発電機を用いる。こ
の出力の一部を必要に応じ、インバータ(商用電源50
〜60Hzへの変換用のもの)71及びコンバータ(直
流電源への変換用のもの)72により変換し、車両内外
の電源として使用する。
【0018】制御装置73は各機器の起動及び停止に関
する制御の他、ガスタービン21本体の制御・保護、不
凍液や清水の液温制御(前述した3方切換バルブ31の
切換制御)及び抽気バルブ25の開閉制御等を行う。
【0019】本発明にかかる除氷装置の一実施例の除氷
用機器格納室の構成図を図2に示す。図2において実線
で示されているのが本発明にかかるもので、破線で示さ
れているものが、従来の除氷装置のものである。本発明
にかかる除氷装置の除氷用機器格納室5内には、ガスタ
ービン21、除氷液ポンプ23、交流発電機24等が騒
音低減及び熱遮断のため収納されているガスタービンキ
ュービクル6、排気ガス流路3方切換バルブ31及び3
7、排気ガス消音器36、インバーター71、コンバー
ター72、制御装置73、油タンク91等の制御装置、
電気機器及び油圧機器が図2の実線で示すように配置さ
れている。これに対して従来の除氷装置のものは、排気
ガス消音装置36とインバータ71はないものの、その
他の制御装置、電気機器及び油圧機器は必要であり、そ
れに加え商用50Hz/60Hz用の交流発電機305
と、その駆動用のディーゼルエンジン303等が必要で
あり、いずれも大型で大重量である。このように本発明
にかかる除氷装置は、従来のものに比べ、機器が不要と
なったり、小型のものに替わったので除氷用機器格納室
5の長さが約35パーセントほど短くなっており、幅、
高さは変わらないので容量的にも約35パーセントほど
減少している。
【0020】(2)詳細な構成 本発明にかかる除氷装置の一実施例20の詳細な構成を
図3に示す。 (2−1)全体の構成 除氷装置20の構成としては、まずガスタービン21、
減速装置22、その減速装置を介してガスタービンで駆
動される補機(可変容量型不凍液ポンプ23A、可変容
量型清水ポンプ23B、及び交流発電機24)がある。
抽気(ブリードエア)を取り出す構成としてガスタービ
ンコンプレッサー21Aより取り出す抽気ダクト及び抽
気ポート近辺に装着される抽気バルブ25がある。液温
を加熱保持する構成としてタービン21Bの排気ガスを
3方切換バルブ31、37を介してタンク熱交換器3
4、35または消音器36を通って排気ガスダクト38
へ導く排気ガス流路がある。その他に不凍液(タイプ1
ADFまたはタイプ2ADFのいずれのタイプでもよい
非希釈溶液)及び清水を可変除氷液散布ノズル41から
吐出するための循環回路上でポンプ23A、23Bの近
辺に装備される流体回路用機器およびガスタービン駆動
システムを電気的に制御するための制御装置73、電力
用変換機器、インバータ71、コンバータ72等があ
る。以上の機器は図7に示す除氷用機器格納室5に装備
されている。
【0021】従って、図7からもわかるように、可変エ
アーノズル28、排気ガスダクト38、可変除氷液散布
ノズル41は、除氷用機器格納室5以外の場所に搭載さ
れている。また、清水タンク32、不凍液タンク33、
水タンク用熱交換器34、不凍液タンク用熱交換器35
も、除氷用機器格納室5以外の場所に搭載されている。
延長可能なブームの先端に装備されたバスケット(高所
作業台、全方位オープン型とクローズド型がある)の中
で作業員が操作可能な可変除氷液散布ノズル41を介し
て除氷液が機体上に散布される。この除氷液はタイプ1
ADFまたはタイプ2ADFのいずれのタイプでもよ
い。
【0022】(2−2)送風装置について この除氷装置は図3に示すように送風機能を有してお
り、ガスタービン圧縮機21Aのポートより取り出した
抽気(ブリードエア)を抽気バルブ25、エアーバルブ
27及び可変エアーノズル28を介して機体へ噴射す
る。この抽気噴射は、除氷液散布の操作前に行われるこ
とが従来一般的であるが除氷液散布とほとんど同時、即
ちほんの少しの時間遅れによる操作にて実施することも
可能である。予め機体の翼上、胴体上に積もった雪を強
制空気送風により吹き飛ばすことによって、除氷液の散
布量が必要最低限に押さえられる。
【0023】(2−3)除氷液の散布回路について 清水は、図3に示すように容量型ポンプ23Aによりタ
ンク32から吸い込まれ、可変除氷液散布ノズル41へ
吐出される。一方、不凍液(非希釈溶液)は容量型ポン
プ23Bによりタンク33から吸い込まれ、可変除氷液
散布ノズル41へ吐出される。容量型ポンプ23A及び
23Bは、それぞれ容積出力が独自に制御可能であり、
両者の混合比は所望の割合を得るように調整することが
できる。パージバルブ49は、装置が使用されていない
ときノズルラインから混合液を除去するために装備され
ており、リリーフバルブ50は、ブームが引っ込められ
散布回路が短くなるときに、回路内の清水を清水タンク
32に戻すために装備されている。
【0024】(2−4)除氷液の加熱について この除氷装置は、図3に示すように清水を収納するタン
ク32と希釈されていない状態でタイプ2(またはタイ
プ1)ADFを収納する不凍液タンク33を備えてお
り、どちらのタンクも熱交換器34及び35を介してガ
スタービン排気26をタンク内の液と熱交換すること
で、清水及び不凍液は一定の温度(例えば85℃)で加
熱保温される。タンク32及びタンク33はいずれも2
室に分かれており、タンク内循環用ポンプ61A、B、
タンク内循環回路の3方切換バルブ62A、Bが各々の
タンクに装備されている。タービン排気26は、タービ
ン最大定格負荷時温度が600℃程度あるため、降雪時
0℃以下のタンク温度は熱交換温度差が約600℃であ
り、高温の排気を最初に不凍液タンク33の熱交換器3
5に通すと不凍液が変質する虞があるので、最初に清水
タンク32を加熱し、その後に温度の下がった排気で不
凍液タンクを加熱するように、排気ガスの流路を配置す
る方が望ましい。排気ガス流路の3方切換バルブ31及
び37を切り換えることにより、排気ガスをタンク熱交
換器34及び35側あるいは熱交換器34をバイパスし
て熱交換器35側又は熱交換器34及び35を通さずに
消音器36側のいずれに流すかを選択できる。タンク3
2及び33は共に一定温度に加熱、保温する必要がある
ため、清水側が既に一定温度に昇温された後は、熱交換
器排気ガス流路3方切換バルブ37を切り換えて熱交換
器34をバイパスして不凍液タンク33の熱交換器35
に排気ガスを流すことにより、不凍液タンク内の不凍液
を清水と同じ一定温度まで加熱することができる。
【0025】(2−5)除氷液の液温制御について 除氷液の液温制御方法について、1系統(清水もしくは
非希釈不凍液)の液温を制御する場合を例にとって具体
的に説明する。この液温制御方法は、熱交換器ルートに
バイパスを設け、切換バルブの切換を制御することによ
って複数系統の液温を制御する場合にも適用できる。液
温制御系の構成を図4に、液温の推移及びその時のバル
ブの開閉状態を図5に示す。本方式においては、タンク
は熱交換器83により直接加熱されるタンク81Aと直
接には加熱されないタンク81Bの二槽に分割されてお
り、3方バルブ85(V2 )をタンク81A側あるいは
タンク81B側に切り換えることにより、循環ポンプ8
6でタンク81A内の循環あるいはタンク81A及びタ
ンク81Bの液の循環が行えるようになっている。
【0026】液温が低い場合には、熱交換器83側に切
換バルブ84(V1)を切り換えて、ガスタービン排気
をタンク81Aの熱交換器83に導きタンク81A内の
液の加熱を行う。この加熱時には、3方バルブ85(V
2)はタンク81A側に切換えられており、タンク内循
環用ポンプ86によりタンク81A内の液循環のみを行
う。液温制御範囲をTL〜TH(TH>TL)とすると、タ
ンク81Aの液温センサー82Aの読みTAがTHに到達
したときに、3方バルブ85(V2)をタンク81B側に
切換え、タンク81Bの液をタンク81Aに注入する。
余剰分はオーバーフロー配管87を通じて、タンク81
Bに戻される。TAがTLに低下した時点で、3方バルブ
85(V2)をタンク81A側に切換え、タンク81A内
の液循環及び加熱を行う。
【0027】液温センサー82Bの読みTBがTLに到達
するまで、これを繰り返す。TBがTLに到達した以降
は、3方バルブ85(V2)をタンク81B側に切換
え、TA及びTBがTHに到達するまで、全体の加熱を行
う。TA及びTBがTHに到達した時点で、切換バルブ8
4(V1)を消音器36側に切換え、熱交換器83に排
気を流さず、液の加熱は行わない。TA及びTBがTL
低下した時点で、切換バルブ84(V1)を熱交換器8
3側に切換え、熱交換器83に排気を流して液の加熱を
行う。
【0028】(3)電気系統 本発明にかかる除氷装置の一実施例の電気系統図を図6
に示す。ガスタービンは抽気バルブ25、エアーバルブ
27、可変エアーノズル28を通して抽気(ブリードエ
ア)を供給するとともに、その排気により、熱交換器3
4及び35により清水及び不凍液の加熱を行う。更に、
ポンプ23A&23B及び交流発電機24を直接駆動す
る。交流発電機は小型軽量化のため400Hz出力型と
し、インバータ71により商用50Hz/60Hzの交
流に、コンバータ72により直流にそれぞれ変換する。
車輌内機器として、高所作業用ブームの操作用油圧系の
油圧ポンプ92の駆動用モーター93、ロード及びアン
ロードバルブ94A〜C等の多くの機器が直流電源の供
給を受ける。商用50Hz/60Hz電源は、照明(交
流)及び汎用計測器等用のユーティリティー電源として
使用される。また、発電機出力の400Hz電源は、航
空機の支援等に供される。制御装置73は、車輌運行系
を除きガスタービン21を含む車輌内機器のほとんどの
制御を行う。
【0029】(4)なお本発明にかかる除氷装置は航空
機の機体に付着した氷雪の除氷のみを対象とするものに
限定されず、不凍液を用いず水のみを除氷液として、一
般建造物の屋根の除氷、電線の除氷等の高所での除氷、
除雪に有効である。
【0030】
【発明の効果】本発明にかかる除氷装置は強制空気送風
機能をガスタービンで実現し、かつその排気ガスを不凍
液の加熱に利用することで大容量ヒーター及びそのヒー
ター動力源が不要となる。さらに、ガスタービンにより
除氷液散布用ポンプを直接駆動することで、従来の大型
ポンプが不要になると共に、同じガスタービンで小型発
電機をも直接駆動することにより、除氷車の小型・軽量
化が達成される。あるいは従来と同じ大きさの除氷車を
用いても、清水タンクや液タンクの容量を増加すること
ができ、送風装置でエアーを噴射して除氷液の使用量を
減少させる効果と相まって、清水や不凍液を補給せずに
除氷作業を行う範囲を拡大することができる。また清水
及び不凍液の液温制御は各タンクの熱交換器への排気ガ
ス通風量を切換バルブで制御することにより、ガスター
ビン本体の制御と独立して取り扱うことができる。これ
により、制御系が単純化され、制御システムがコンパク
トとなり、高い信頼性が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる除氷装置の一実施例の基本構成
図である。
【図2】本発明にかかる除氷装置の一実施例の除氷用機
器格納室内の機器の配置を示す図である。
【図3】本発明にかかる除氷装置の一実施例の詳細な構
成図である。
【図4】本発明にかかる除氷装置の一実施例において液
温制御に関する構成を示す図である。
【図5】本発明にかかる除氷装置の一実施例において液
温制御の方法を説明するための図である。
【図6】本発明にかかる除氷装置の一実施例の電気系統
を示す図である。
【図7】除氷車の外観を示す図である。
【図8】従来の除氷装置の一実施例の基本構成を示す図
である。
【図9】従来の除氷装置の一実施例の電気系統を示す図
である。
【符号の説明】
1 除氷車 2 車台 3 清水タンク 4 不凍液タンク 5 除氷用機器格納室 6 ガスタービンキュービクル 10 ブーム 11 バスケット 20 本発明にかかる除氷装置の一実施例 21 ガスタービン 21A コンプレッサー 21B タービン 22 減速装置 23 除氷液ポンプ 23A 可変容量型清水ポンプ 23B 可変容量型不凍液(非希釈溶液)ポンプ 24 交流発電機(400Hz) 25 抽気(ブリードエア)バルブ 26 ガスタービン排気 27 エアーバルブ(ON/OFF) 28 エアーノズル 29 燃料タンク 31 排気ガス流路3方切換バルブ 32 清水タンク 33 不凍液タンク 34 水タンク用熱交換器 35 不凍液タンク用熱交換器 36 排気ガス消音器 37 排気ガス流路3方切換バルブ 38 ガスタービン排気ガスダクト 41 除氷液散布ノズル 42A、B ソレノイドバルブ(ON/OFF) 43A、B フィルター 44A、B リリーフバルブ 45A、B チェックバルブ 46A、B 流量計 47A、B ドレーンバルブ 48A、B バルブ 49 パージバルブ 50 リリーフバルブ 51 チェックバルブ 61A、B タンク内循環用ポンプ 62A、B 3方切換バルブ 71 インバータ(商用電源50Hz/60Hz
への変換用) 72 コンバータ(直流電源への変換用) 73 制御装置 74 バッテリー 75 照明(交流入力) 76 照明(直流入力) 81A 液タンクA 81B 液タンクB 82A 液温センサー 82B 液温センサー 83 熱交換器 84(V1) 排気ガス流路切換バルブ 85(V2) 3方バルブ 86 タンク内循環用ポンプ 87 オーバーフロー配管 91 油タンク 92 油圧ポンプ 93 モーター 94A アンロード/ロードバルブ 94B アンロード/ロードバルブ 94C アンロード/ロードバルブ 95A シリンダー 95B シリンダー 95C シリンダー 300 従来の除氷装置の一実施例 301 バッテリー 302 車輌内システム制御装置 303 ディーゼルエンジン 304 ガスタービン 305 交流発電機 306 抽気バルブ 311 不凍液タンク 312 清水タンク 313 燃焼式ヒーター 314 燃焼式ヒーター 315 点火装置 316 点火装置 317 不凍液ポンプ 318 清水ポンプ 319 不凍液ポンプモータ 320 清水ポンプモータ 321 混合バルブ 322 ソレノイドバルブ(ON/OFF) 323 散布ノズル 331 燃料タンク 332 エアーバルブ(ON/OFF) 333 エアーノズル 334 冷却水ポンプ及び熱交換器 335 予熱用ヒーター 341 油タンク 342 油圧ポンプ 343 油圧ポンプモータ 344 ブーム駆動用アンロード/ロードバルブ
(昇降用) 345 ブーム駆動用アンロード/ロードバルブ
(伸縮用) 346 ブーム駆動用アンロード/ロードバルブ
(左右旋回用) 347 シリンダー(ブーム昇降用) 348 シリンダー(ブーム伸縮用) 349 シリンダー(ブーム左右旋回用) 351 照明(交流入力) 352 照明(直流入力)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G05D 23/00 G05D 23/00 A // B64F 5/00 B64F 5/00 A

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 不凍液タンクと清水タンクを備え両タン
    クを加熱して高温の不凍液と清水を混合して吐出する除
    氷装置において、前記不凍液タンク及び清水タンクの内
    部にそれぞれ設けられた熱交換器と、前記不凍液タンク
    及び清水タンク内の液を吐出用ノズルに供給するための
    ポンプと、このポンプを駆動するためのガスタービン
    と、このガスタービンの排気が前記熱交換器に流入した
    り、あるいは流入しないように設置された切換バルブ付
    排気ダクトと、前記切換バルブの切換を制御する制御装
    置とを具備し、前記制御装置によって前記切換バルブの
    切換を制御して前記ガスタービンの排気の熱交換器への
    流入を制御することにより前記不凍液タンクと清水タン
    ク内の液の液温を調整することを特徴とする除氷装置。
  2. 【請求項2】 不凍液タンクと清水タンクを備え両タン
    クを加熱して高温の不凍液と清水を混合して吐出する除
    氷装置において、前記不凍液タンク及び清水タンクの内
    部にそれぞれ設けられた熱交換器と、前記不凍液タンク
    及び清水タンク内の液を吐出用ノズルに供給するための
    ポンプと、このポンプを駆動するためのガスタービン
    と、このガスタービンの排気が前記熱交換器に流入した
    り、あるいは流入しないように設置された切換バルブ付
    排気ダクトと、前記ガスタービンの抽気を導く抽気バル
    ブ及びダクトと、前記ガスタービンの抽気を噴射するた
    めのエアーノズルと、前記切換バルブの切換及び前記抽
    気バルブの開閉を制御する制御装置とを具備し、前記制
    御装置によって前記切換バルブの切換を制御して前記ガ
    スタービンの排気の熱交換器への流入を制御することに
    より前記不凍液タンクと清水タンク内の液の液温を調整
    し、かつ前記制御装置により抽気バルブの開閉を制御す
    ることにより前記エアーノズルからエアーを噴射するこ
    とを特徴とする除氷装置。
  3. 【請求項3】 不凍液タンクと清水タンクを備え両タン
    クを加熱して高温の不凍液と清水を混合して吐出する除
    氷装置において、前記不凍液タンク及び清水タンクの内
    部にそれぞれ設けられた熱交換器と、前記不凍液タンク
    及び清水タンク内の液を吐出用ノズルに供給するための
    ポンプと、このポンプを駆動するためのガスタービン
    と、このガスタービンの排気が前記熱交換器に流入した
    り、あるいは流入しないように設置された切換バルブ付
    排気ダクトと、前記ガスタービンの抽気を導く抽気バル
    ブ及びダクトと、前記ガスタービンの抽気を噴射するた
    めのエアーノズルと、前記切換バルブの切換及び前記抽
    気バルブの開閉を制御する制御装置と、前記ガスタービ
    ンを駆動源とする交流発電機を具備し、前記制御装置に
    よって前記切換バルブの切換を制御して前記ガスタービ
    ンの排気の熱交換器への流入を制御することにより前記
    不凍液タンクと清水タンク内の液の液温を調整し、かつ
    前記制御装置により抽気バルブの開閉を制御することに
    より前記エアーノズルからエアーを噴射することを特徴
    とする除氷装置。
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