JPH10115550A - 光検出装置および固体撮像装置 - Google Patents

光検出装置および固体撮像装置

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JPH10115550A
JPH10115550A JP9217553A JP21755397A JPH10115550A JP H10115550 A JPH10115550 A JP H10115550A JP 9217553 A JP9217553 A JP 9217553A JP 21755397 A JP21755397 A JP 21755397A JP H10115550 A JPH10115550 A JP H10115550A
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light
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JP9217553A
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Seiichiro Mizuno
誠一郎 水野
Hideo Takahashi
秀夫 高橋
Masatoshi Ishihara
正敏 石原
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Hamamatsu Photonics KK
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Hamamatsu Photonics KK
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N25/00Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
    • H04N25/60Noise processing, e.g. detecting, correcting, reducing or removing noise
    • H04N25/67Noise processing, e.g. detecting, correcting, reducing or removing noise applied to fixed-pattern noise, e.g. non-uniformity of response
    • H04N25/671Noise processing, e.g. detecting, correcting, reducing or removing noise applied to fixed-pattern noise, e.g. non-uniformity of response for non-uniformity detection or correction

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  • Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)
  • Solid State Image Pick-Up Elements (AREA)
  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 受光素子の出力電流の大部分を暗電流成分が
占める場合であっても、良好なSN比を確保して光検出
を行う。 【解決手段】 光チョッパ210などを備える光遮断制
御部200で、光電変換素子100への測定対象光の入
射/非入射状態を周期的に発生させ、まず、非入射状態
での光電変換素子が発生する暗電流の平均値を暗電流除
去回路400で除去して、暗電流成分と信号電流成分と
の割合を改善した後、更に、残った暗電流成分を更に時
間的に近接した時点で求めた推定残留暗電流成分を差分
演算回路500で差し引くことにより、信号成分を抽出
するので、良好なS/N比を確保して信号成分を抽出す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、測定対象光の強度
を測定する光検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】測定対象光の強度測定には、測定対象光
の受光量に応じた電荷が生じ、電流信号として出力する
フォトダイオードなどの半導体受光素子が多用されてい
る。こうした受光素子を使用して、精度良く受光量を測
定するにあたって、受光素子の暗電流が常に問題とな
り、受光素子の種類に応じた暗電流の低減あるいは除去
の方式が提案されている。
【0003】提案されている方式としては、暗電流は、
受光素子の動作温度を低くすると低減されることに着目
して、受光素子の冷却を図る方式がある(以後、従来法
1と呼ぶ)。また、光チョッパを使用し、測定対象光が
遮断された状態での受光素子から出力電流を暗電流とし
て評価し、測定対象光の透過状態での受光素子の出力電
流から評価暗電流を差し引き、測定対象光の強度に応じ
た電流信号を得る方式がある(以後、従来法2と呼
ぶ)。
【0004】そして、従来法1と従来法2とを組合せた
装置(以下、従来例と呼ぶ)が、特開昭61−2550
60号公報に開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の光検出装置で
は、以上のような方式で暗電流成分の低減を図っている
ので、以下のような問題点があった。
【0006】従来法1では、受光素子の冷却を行うため
に冷却部を備える必要があるので、光検出装置が大規模
なものとなってしまう。更に、冷却によっての暗電流の
低減では、測定対象光が微弱な場合には、充分なSN比
を確保できないことが多くの場合で発生する。
【0007】従来法2では、測定対象光の受光によって
発生する電流量(以後、信号電流量とも呼ぶ)と暗電流
量とが同程度の場合にはある程度のSN比を確保可能で
あるが、信号電流量が暗電流量よりも圧倒的に少ない、
例えばInGaAsフォトダイオードの場合には、良好
なSN比の確保が不可能である。
【0008】したがって、従来法1と従来法2との双方
を採用した従来例の装置であっても、冷却後の受光素子
からの電流信号の大部分を暗電流成分が占める場合に
は、精度の良い測定は困難であった。
【0009】本発明は、上記を鑑みてなされたものであ
り、受光素子の出力電流の大部分を暗電流成分が占める
場合であっても、良好なSN比を確保可能な光検出装置
を提供することを目的とする。
【0010】また、本発明は、画素に相当する受光素子
の出力電流の大部分を暗電流成分が占める場合であって
も、良好なSN比を確保して入射光像を撮像可能な固体
撮像装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の光検出装置
は、(a)周期的に測定対象光の透過と遮断とを制御す
る光遮断制御部と、(b)測定対象光の強度に応じた電
荷を発生し、電流信号として出力する光電変換素子と、
(c)光電変換素子から出力された電流信号を入力し、
積分指示信号に応じて、入出力端子間に接続された第1
の容量素子に積分する積分回路と、(d)測定対象光の
遮断時に光電変換素子から出力された暗電流信号を入力
し、暗電流の略平均値を求めるとともに、暗電流除去指
示信号に応じて、積分回路に入力する電流信号から暗電
流の略平均値を除去する暗電流除去回路と、(e)積分
回路からの出力信号を入力し、減算指示信号に応じて、
測定対象光の遮断時の所定時間にわたって暗電流の略平
均値が除去された暗電流信号を積分回路で積分した後の
前記積分回路の出力信号の第1の値を保持するととも
に、測定対象光の透過時の所定時間にわたって暗電流の
略平均値が除去された光電変換素子からの電流信号を前
記積分回路で積分した後の前記積分回路の出力信号の第
2の値と前記第1の値との差に応じた信号を出力する差
分演算回路と、(f)光遮断制御部から出力された光透
過状態表示信号を入力し、光透過状態表示信号の変化に
同期して、積分指示信号、暗電流除去指示信号、およ
び、減算指示信号を出力するタイミング発生回路とを備
えることを特徴とする。
【0012】請求項1の光検出装置では、光チョッパな
どの光遮断制御部が動作して、光遮断状態と光透過状態
とを交互かつ周期的に発生させる。そして、光遮断制御
部は、光遮断状態で非有意となり、光透過状態で有意と
なる光透過状態表示信号をタイミング発生回路へ向けて
出力する。
【0013】光透過状態表示信号が有意から非有意へ変
化すると、タイミング発生回路は、積分指示信号を非有
意として、積分回路を非積分モードで動作させ、かつ、
暗電流除去指示信号を非有意として、光電変換素子から
出力された暗電流信号を暗電流除去回路に入力する。暗
電流除去回路は、入力した暗電流信号と非積分動作時の
積分回路からの出力信号とに基づいて、暗電流除去指示
信号が有意となるまでの暗電流信号の略平均値を求め
る。
【0014】次に、暗電流除去指示信号を有意として、
積分回路の電流信号入力端子に流入してくる電流信号か
ら、暗電流除去回路が、求めた暗電流の略平均値を継続
的に除去する。
【0015】この状態で、積分指示信号を有意として、
光電変換素子から出力された電流信号から暗電流の略平
均値が除去された電流信号を、所定時間にわたって積分
回路に入力して積分し、電荷を第1の容量素子に蓄積す
る。所定時間経過後、減算指示信号を一時的に有意と
し、その時点における積分回路の積分結果を、差分演算
回路に保持する。
【0016】この後、光透過状態表示信号が非有意から
有意へ変化すると、第1の容量素子に蓄積された電荷を
リセットするとともに、光検出指示信号を有意として、
光電変換素子の電流信号出力端子を積分回路の電流入力
端子に接続する。そして、光電変換素子から出力された
電流信号から暗電流の略平均値が除去された電流信号
を、所定時間にわたって積分回路に入力して積分し、電
荷を第1の容量素子に蓄積する。所定時間経過後、減算
指示信号を一時的に有意とし、その時点における積分回
路の積分結果を、差分演算回路に通知する。
【0017】この通知を受けた差分演算回路は、以前に
保持していた暗電流成分のみに応じた積分結果と、今回
通知された、信号成分と暗電流成分との和に応じた積分
結果との差分を演算して出力する。
【0018】こうして、請求項1の光検出装置では、光
電変換素子からの出力電流信号の大部分が暗電流成分で
あっても、まず、暗電流成分の大半を、時間的に近接し
た時点で求めた、暗電流の略平均値を除去することによ
って、暗電流成分と信号電流成分との割合を改善した
後、更に、残った暗電流成分を更に時間的に近接した時
点で求めた推定残留暗電流成分を差し引くことにより、
信号成分を抽出するので、良好なSN比を確保して信号
成分を抽出する。こうして抽出された信号成分を計測す
ることにより、精度良く測定対象光の受光強度を測定す
る。
【0019】請求項2の光検出装置は、請求項1の光検
出装置において、(i)光電変換素子は、カソード端子
が基準電位に設定されたフォトダイオードであり、(i
i)積分回路は、光電変換素子から出力された電流信号
を入力する負入力端子と、基準電位に設定された正入力
端子とを有する演算増幅器を備えることを特徴とする。
【0020】光電変換素子であるフォトダイオードで発
生する暗電流は、カソード端子とアノード端子との間に
印加されるバイアス電圧が大きい程、大きなものとな
る。
【0021】請求項2の光検出装置では、光電変換素子
であるフォトダイオードのカソード端子が基準電位に設
定されるとともに、電流信号出力端子であるアノード端
子は、基準電位とイマジナリショート状態にある積分回
路の演算増幅器の負入力端子に接続されるので、カソー
ド端子とアノード端子との間に印加されるバイアス電圧
をほぼ極限まで低減できる。したがって、発生する暗電
流の絶対量が低減される。この結果、抽出される信号成
分のSN比が向上する。
【0022】請求項3の光検出装置は、請求項1の光検
出装置において、暗電流除去回路が、(i)積分回路の
電流信号の入力端子にソース端子が接続されるととも
に、ドレイ ン端子が基準電位に設定された電界効果ト
ランジスタと、(ii)電界効果トランジスタのゲート端
子が第1の端子に接続されるとともに、第2の端子が基
準電位に設定された第2の容量素子と、(iii)電界効
果トランジスタのゲート端子が 第1の端子に接続され
るとともに、第2の端子が積分回路の出力端子に接続さ
れ、暗電流除去指示信号に応じて開閉するスイッチ素子
とを備えることを特徴とする。
【0023】請求項3の光検出装置では、暗電流の略平
均値にあたって、光遮断状態での光電変換素子からの暗
電流信号を電界効果トランジスタのソース端子に入力す
るとともに、暗電流除去指示信号が非有意とした場合に
閉じるスイッチ素子を介して、非積分動作時の積分回路
の出力信号を電界効果トランジスタのゲート端子と第2
の容量素子の第1の端子に入力する。この結果、暗電流
除去指示信号が非有意とした期間での光電変換素子から
の暗電流信号の略平均値に応じた量の電位が第2の容量
素子の第1の端子、すなわち、電界効果トランジスタの
ゲート端子に発生し、この電位に応じた電流が電界効果
トランジスタを介して、積分回路の電流信号入力端子に
流入する電流信号から除去される。
【0024】また、暗電流除去指示信号を有意とする
と、それ以前の光電変換素子からの暗電流信号の略平均
値に応じた電位値が第2の容量素子の第1の端子に保持
される。したがって、暗電流除去指示信号が有意の状態
では、以前の暗電流除去指示信号が非有意の状態での暗
電流の略平均値が、継続して積分回路の電流信号入力端
子に流入する電流信号から除去される。
【0025】請求項4の光検出装置は、測定対象光が赤
外線であり、光電変換素子がInGaAsからなるフォ
トダイオードであることを特徴とする。
【0026】光電変換素子が赤外線に感度を有するIn
GaAsからなるフォトダイオードでは、出力電流信号
の大部分が暗電流成分である。したがって、請求項1の
光検出装置の構成とすることが特に好適である。
【0027】請求項5の固体撮像装置は、請求項1の光
検出装置を1次元状または2次元状に配列したことを特
徴とする。
【0028】請求項5の固体撮像装置では、1次元また
は2次元に配列する画素に応じた光検出装置を請求項1
の光検出装置で構成するので、各画素について良好なS
N比を確保して、好適な入力像の撮像を実行する。
【0029】
【実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発明の光
検出装置および固体撮像装置の実施形態を説明する。な
お、図面の説明にあたっては、同一の要素には同一の符
号を付し、重複する説明を省略する。
【0030】図1は、本発明の光検出装置の一実施形態
の構成図である。図1に示すように、この光検出装置
は、(a)周期的に測定対象光の透過と遮断とを制御す
る光遮断制御部200と、(b)光遮断制御部200を
介して入射した測定対象光の強度に応じた電荷を発生
し、電流信号として出力するフォトダイオードである光
電変換素子100と、(c)光電変換素子100から出
力された信号を入力し、積分指示信号SMに応じて、入
出力端子間に接続された容量素子310に積分するとと
もに、リセット指示信号R1に応じて容量素子310に
蓄積された電荷を放出する積分回路300と、(d)測
定対象光の遮断時に光電変換素子100から出力された
暗電流信号を入力し、暗電流の略平均値を求めるととも
に、暗電流除去指示信号RMに応じて、積分回路300
に入力する電流信号から暗電流の略平均値を除去する暗
電流除去回路400と、(e)積分回路300からの出
力信号を入力し、減算指示信号SBに応じて、測定対象
光の遮断状態における所定時間Tにわたって暗電流の略
平均値が除去された暗電流信号を積分回路300で積分
した後の積分回路300の出力信号の値V1を保持し、
測定対象光の透過状態における所定時間Tにわたって暗
電流の略平均値が除去された光電変換素子100からの
電流信号を積分回路300で積分した後の前記積分回路
300の出力信号の値V2と値V1との差に応じた信号
を出力するとともに、リセット指示信号R2に応じて保
持値をリセットする差分演算回路500と、(f)光遮
断制御部200から出力された光透過状態表示信号TR
を入力し、光透過状態表示信号TRに同期して、積分指
示信号SM、リセット指示信号R1、暗電流除去指示信
号RM、減算指示信号SB、および、リセット指示信号
R2を出力するタイミング発生回路600とを備える。
【0031】光電変換素子100として、赤外線測定の
場合には、InGaAsからなるフォトダイオードを好
適に採用できる。なお、以下の説明では、暗電流成分が
光電変換素子100が出力する電流信号の大部分を占め
る場合を想定する。
【0032】図1に示すように、光電変換素子100の
カソード端子は接地され、光電変換素子100はアノー
ド端子から電流信号を出力する。
【0033】光電変換素子100のカソード端子が接地
されるとともに、電流信号出力端子であるアノード端子
は、接地レベルとイマジナリショート状態にある積分回
路300の演算増幅器320の負入力端子321に接続
されるので、カソード端子とアノード端子との間に印加
されるバイアス電圧をほぼ極限まで低減される。したが
って、発生する暗電流の絶対量が低減される。
【0034】光遮断制御部200は、(i)測定対象光
の光電変換素子100への光路中に配設された光チョッ
パ210と、(ii)光チョッパ210によって、測定対
象光が遮断状態および透過状態のいずれの状態にあるの
かを検出し、透過状態の場合に有意となる光透過状態表
示信号TRを出力するフォトインタラプタ220とを備
える。
【0035】積分回路300は、(i)光電変換素子1
00から出力された電流信号を負入力端子321から入
力するとともに、正入力端子322が接地された演算増
幅器320と、(ii)演算増幅器320の負入力端子3
21と第1の端子が接続された容量素子310と、(ii
i)容量素子310の第2の端子と第1の端子が接続さ
れるとともに、第2の端子が演算増幅器320の出力端
子323に接続され、積分指示信号SMに応じて開閉す
るスイッチ素子330と、(iv)演算増幅器320の負
入力端子321と第1の端子が接続されるとともに、第
2の端子が演算増幅器320の出力端子323に接続さ
れ、リセット指示信号R1に応じて開閉するスイッチ素
子340とを備える。
【0036】暗電流除去回路400は、(i)積分回路
300の電流信号の入力端子にソース端子が接続される
とともに、ドレイン端子が接地された電界効果トランジ
スタ410と、(ii)電界効果トランジスタ410のゲ
ート端子が第1の端子に接続されるとともに、第2の端
子が接地された容量素子420と、(iii)電界効果ト
ランジスタ410のゲート端子が第1の端子に接続され
るとともに、第2の端子が積分回路300の出力端子に
接続され、暗電流除去指示信号RMに応じて開閉するス
イッチ素子430とを備える。
【0037】差分演算回路500は、(i)積分回路3
00から出力された信号を第1の端子に入力し、減算指
示信号SBに応じて開閉するスイッチ素子510と、
(ii)スイッチ素子510の第2の端子から出力された
信号を第1の端子に入力する容量素子520と、(ii
i)容量素子520の第2の端子から出力された電流信
号を負入力端子531から入力するとともに、正入力端
子532が接地された演算増幅器530と、(iv)演算
増幅器530の負入力端子531と第1の端子が接続さ
れるとともに、第2の端子が演算増幅器530の出力端
子533に接続された容量素子540と、(v)演算増
幅器530の負入力端子531と第1の端子が接続され
るとともに、第2の端子が演算増幅器530の出力端子
533に接続され、リセット指示信号R2に応じて開閉
するスイッチ素子550とを備える。
【0038】本実施形態の光検出装置は、以下のように
して、測定対象光の受光量を測定する。図2は、本実施
形態の光検出装置の動作を示すタイミングチャートであ
る。なお、図2において、光透過状態表示信号TR、積
分指示信号SM、リセット指示信号R1、減算指示信号
SB、および、リセット指示信号R2は、高レベルでは
有意であり、光透過状態表示信号TRを除く各信号が開
閉を制御するスイッチ素子を閉じるとともに、低レベル
では非有意であり、光透過状態表示信号TRを除く各信
号が開閉を制御するスイッチ素子を開放する。一方、暗
電流除去信号RMは、高レベルでは非有意であり、スイ
ッチ素子430が閉じるとともに、低レベルでは有意で
あり、スイッチ素子430が開放する。
【0039】本実施形態の光検出装置では、光遮断制御
部200の光チョッパ210の動作により、光電変換素
子100にとって、測定対象光が光遮断状態および光透
過状態が周期的に発生する。そして、この光遮断状態お
よび光透過状態の交互かつ周期的な変化がフォトインタ
ラプタ220で検出され、タイミング発生回路600へ
光透過状態表示信号TRとして通知される。
【0040】光透過状態表示信号TRが有意から非有意
へと変化する、すなわち、光電変換素子100にとって
の測定対象光の非入射状態が開始すると、タイミング発
生回路600が暗電流除去指示信号RMを非有意とし
て、スイッチ素子430を開放する。
【0041】この状態で、光電変換素子100で暗電流
が発生すると、電界効果トランジスタ410を介して暗
電流が流れる。そして、暗電流量の略平均値が電界効果
トランジスタ410を介して流すゲート電位が容量素子
420の第1の端子に発生する。
【0042】次に、タイミング発生回路600が暗電流
除去指示信号RMを有意とする。この結果、暗電流除去
指示信号RMを有意とした直前における暗電流量の略平
均値に応じたゲート電位が容量素子420の第1の端子
に保持され、以後、暗電流除去回路400が、積分回路
300の電流信号入力端子に流入する電流から暗電流量
の略平均値を、引き抜き続ける。
【0043】引き続き、タイミング発生回路600が積
分指示信号を有意とした後、リセット指示信号R1を一
時的に有意とする。
【0044】以後、時間Tにわたって、光電変換素子1
00から出力された暗電流信号から暗電流の略平均値が
除去された電流信号を、積分回路に入力し、流入した電
荷を容量素子310に蓄積する。容量素子310に蓄積
された電荷は、暗電流除去回路400で引き抜ききれな
かった暗電流の時間Tの積分値である。
【0045】次いで、タイミング発生回路600が、減
算指示信号SBを一時的に有意として、差分演算回路5
00のスイッチ素子510を一時的に閉じることによ
り、その時点での積分回路300の出力値V1を差分演
算回路500の容量素子520に保持する。
【0046】この後、光透過状態表示信号TRが非有意
から有意へと変化する、すなわち、光電変換素子100
にとっての測定対象光の入射状態が開始する。この結
果、光電変換素子100からは、信号電流成分と暗電流
成分とを含む電流信号が出力される。
【0047】光透過状態表示信号TRの非有意から有意
への変化から、適当な時間T1経過後、リセット指示信
号R1を一時的に有意とされ、容量素子310に蓄積さ
れた電荷を放出する。そして、この後、時間Tに渡っ
て、光電変換素子100から出力された電流信号から暗
電流の略平均値が除去された電流信号を、積分回路30
0に入力し、流入した電荷を容量素子310に蓄積す
る。容量素子310に蓄積された電荷は、暗電流除去回
路400で引き抜ききれなかった暗電流の時間Tにわた
る積分値と光電変換素子100が受光した測定対象光の
受光に応じた信号電流の時間Tにわたる積分値との和の
値である。
【0048】光電変換素子100から出力された電流信
号から暗電流の略平均値が除去された電流信号は、暗電
流成分と信号電流成分との和であるが、暗電流成分が電
流全体に占める割合は、光電変換素子100から出力さ
れた電流信号における暗電流成分の占める割合に比べて
格段に低減されている。
【0049】光電変換素子100から出力された電流信
号から暗電流の略平均値が除去された電流信号の時間T
にわたる積分の結果、積分回路300の出力信号の値V
2は、 V2=V1’+V3 …(1) ここで、V1’:暗電流成分の寄与値 V3:信号電流成分の寄与値 である。上述のように、積分対象の電流信号からは、光
電変換素子100からの出力時の電流信号における暗電
流の殆どは除去されているので、もはや、V1’>>V
3という関係は成立しない。
【0050】ところで、上記のように、同一の光電変換
素子100から出力される暗電流から暗電流量の略平均
値を除去した電流の時間Tにわたる積分に応じた積分回
路300の出力値がV1であるから、V1’≒V1であ
る。したがって、 V2=V1+V3 …(2) が非常に良い近似となる。以後、この近似を採用する。
【0051】光電変換素子100から出力された電流信
号から暗電流の略平均値が除去された電流信号の積分回
路300による積分動作と並行して、リセット指示信号
R2を非有意として、スイッチ素子550を開放する。
【0052】時間Tにわたる、光電変換素子100から
出力された電流信号から暗電流の略平均値が除去された
電流信号の積分の後、減算指示信号SBを一時的に有意
として、差分演算回路500のスイッチ素子510を一
時的に閉じ、積分回路300の出力値V2が容量素子5
10に伝達される。この結果、値V3(=V2−V1)
に応じた電荷が容量素子540に蓄積され、差分演算回
路の出力として出力値V3が出力される。(2)式よ
り、出力値V3は、測定対象光の受光量を反映してい
る。
【0053】ところで、上述のように、V1>>V3で
はないので、値V2と値V1との差分を演算して求めら
れた値V3は、良好なSN比を確保して測定対象光の受
光量を反映している。したがって、値V3をサンプルす
ることにより、測定対象光の受光量を高SN比で測定す
ることができる。
【0054】そして、値V3のサンプル後、タイミング
発生回路600が各信号を初期状態に戻し、次の測定の
準備をする。
【0055】すなわち、本実施形態の光検出装置では、
光電変換素子からの出力電流信号の大部分が暗電流成分
であっても、まず、時間的に近接した時点で求めた、暗
電流の略平均値を除去することによって、暗電流成分と
信号電流成分との割合を改善した後、更に、残った暗電
流成分を更に時間的に近接した時点で求めた推定残留暗
電流成分を差し引くことにより、良好なSN比を確保し
て信号成分を抽出する。こうして抽出された信号成分を
計測することにより、精度良く測定対象光の受光強度を
測定できる。
【0056】なお、本実施形態の光検出装置を1次元状
または2次元状に配列し、各検出器を画素に対応させる
ことにより、光電変換素子からの出力電流信号の大部分
が暗電流成分であるような光電変換素子を使用した場合
でも、良好なSN比を確保して、好適な入力像の撮像を
実行する1次元または2次元の固体撮像素子を実現する
ことができる。
【0057】本発明は、上記の実施例に限定されるもの
ではなく、変形が可能である。例えば、暗電流成分が光
電変換素子の出力電流における大部分を占める場合では
なくとも、本発明の光検出装置を使用可能であり、非常
に高精度で測定対象光の受光量を測定することができ
る。
【0058】
【発明の効果】以上、詳細に説明した通り、本発明の光
検出装置によれば、光チョッパなどを備える光遮断制御
部で、光電変換素子への測定対象光の入射/非入射状態
を周期的に発生させ、まず、非入射状態での光電変換素
子が発生する暗電流の平均値を除去して、暗電流成分と
信号電流成分との割合を改善した後、更に、残った暗電
流成分を更に時間的に近接した時点で求めた推定残留暗
電流成分を差し引くことにより、信号成分を抽出するの
で、良好なSN比を確保して信号成分を抽出する。この
結果、冷却を必要とすることなく、光電変換素子からの
出力電流信号の大部分が暗電流成分であるような光電変
換素子を使用した場合でも、SN比を確保して、測定対
象光の受光量を測定することができる。
【0059】また、本発明の固体撮像素子は、各画素に
応じて本発明の光検出装置を採用するので、光電変換素
子からの出力電流信号の大部分が暗電流成分であるよう
な光電変換素子を使用した場合でも、SN比を確保し
て、好適な入力像の1次元または2次元の撮像が実現で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の光検出装置の構成図であ
る。
【図2】本発明の実施形態の光検出装置の動作を説明す
るタイミングチャートである。
【符号の説明】
100…光電変換素子、200…光遮断制御部、210
…光チョッパ、220…フォトインタラプタ、300…
積分回路、310…容量素子、320…演算増幅器、3
30,340…スイッチ素子、400…暗電流除去回
路、410…電界効果トランジスタ、420…容量素
子、430…スイッチ素子、500…差分演算回路、5
10,550…スイッチ素子、530…差動増幅器、5
20,540…容量素子、600…タイミング発生回
路。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周期的に測定対象光の透過と遮断とを制
    御する光遮断制御部と、 測定対象光の強度に応じた電荷を発生し、電流信号とし
    て出力する光電変換素子と、 前記光電変換素子から出力された電流信号を入力し、積
    分指示信号に応じて、入出力端子間に接続された第1の
    容量素子に積分する積分回路と、 測定対象光の遮断時に前記光電変換素子から出力された
    暗電流信号を入力し、前記暗電流の略平均値を求めると
    ともに、暗電流除去指示信号に応じて、前記積分回路に
    入力する電流信号から前記暗電流の略平均値を除去する
    暗電流除去回路と、 前記積分回路からの出力信号を入力し、減算指示信号に
    応じて、測定対象光の遮断時の所定時間にわたって前記
    略平均値が除去された前記暗電流信号を前記積分回路で
    積分した後の前記積分回路の出力信号の第1の値を保持
    するとともに、測定対象光の透過時の前記所定時間にわ
    たって前記略平均値が除去された前記光電変換素子から
    の電流信号を前記積分回路で積分した後の前記積分回路
    の出力信号の第2の値と前記第1の値との差に応じた信
    号を出力する差分演算回路と、 前記光遮断制御部から出力された光透過状態表示信号を
    入力し、前記光透過状態表示信号の変化に同期して、前
    記積分指示信号、前記暗電流除去指示信号、および、前
    記減算指示信号を出力するタイミング発生回路と、 を備えることを特徴とする光検出装置。
  2. 【請求項2】 前記光電変換素子は、カソード端子が基
    準電位に設定されたフォトダイオードであり、 前記積分回路は、前記光電変換素子から出力された電流
    信号から出力された暗電流信号を入力する負入力端子
    と、前記基準電位に設定された正入力端子とを有する演
    算増幅器を備える、 ことを特徴とする請求項1記載の光検出装置。
  3. 【請求項3】 前記暗電流除去回路は、 前記積分回路の電流信号の入力端子にソース端子が接続
    されるとともに、ドレイン端子が基準電位に設定された
    電界効果トランジスタと、 前記電界効果トランジスタのゲート端子が第1の端子に
    接続されるとともに、第2の端子が基準電位に設定され
    た第2の容量素子と、 前記電界効果トランジスタのゲート端子が第1の端子に
    接続されるとともに、第2の端子が前記積分回路の出力
    端子に接続され、暗電流除去指示信号に応じて開閉する
    第1のスイッチ素子と、 を備えることを特徴とする請求項1記載の光検出装置。
  4. 【請求項4】 測定対象光は赤外線であり、前記光電変
    換素子はInGaAsからなるフォトダイオードであ
    る、ことを特徴とする請求項1記載の光検出装置。
  5. 【請求項5】 請求項1の光検出装置を1次元状または
    2次元状に配列したことを特徴とする固体撮像装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021056016A (ja) * 2019-09-27 2021-04-08 ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 固体撮像素子、および、測距システム
WO2024116583A1 (ja) * 2022-11-30 2024-06-06 浜松ホトニクス株式会社 光検出回路および光検出装置

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