JPH10116120A - 微動位置決め制御装置 - Google Patents
微動位置決め制御装置Info
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- JPH10116120A JPH10116120A JP28591696A JP28591696A JPH10116120A JP H10116120 A JPH10116120 A JP H10116120A JP 28591696 A JP28591696 A JP 28591696A JP 28591696 A JP28591696 A JP 28591696A JP H10116120 A JPH10116120 A JP H10116120A
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- Feedback Control In General (AREA)
- Control Of Position Or Direction (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 位置決め対象物の固有振動モードの影響を排
除し、かつ他軸との間の干渉を抑え、各軸ごとに独立に
制御特性を設定できるようにする。 【解決手段】 直進方向1軸とその軸に直交しかつ互い
が直交する直進2軸の各々の回りの回転運動方向2軸の
計3軸方向に運動可能なように弾性支持された位置決め
対象物に対し、前記位置決め対象物を駆動する少なくと
も3個のアクチュエータと、前記位置決め対象物の移動
距離を計測する少なくとも3個の位置センサと、前記各
位置センサの出力を電気信号に変換する変位増幅器と、
前記位置センサの電気信号から前記3軸運動方向の各々
の位置項および速度項の計6状態量を抽出する状態量抽
出回路と、前記位置決め対象物に対する位置指令にゲイ
ン行列をかけ前記アクチュエータに指令入力を送る補償
器と、前記状態量にゲイン行列をかけ前記指令入力値に
フィードバックするフィードバック回路と、前記指令入
力により前記アクチュエータを駆動する電力増幅器とで
構成する。
除し、かつ他軸との間の干渉を抑え、各軸ごとに独立に
制御特性を設定できるようにする。 【解決手段】 直進方向1軸とその軸に直交しかつ互い
が直交する直進2軸の各々の回りの回転運動方向2軸の
計3軸方向に運動可能なように弾性支持された位置決め
対象物に対し、前記位置決め対象物を駆動する少なくと
も3個のアクチュエータと、前記位置決め対象物の移動
距離を計測する少なくとも3個の位置センサと、前記各
位置センサの出力を電気信号に変換する変位増幅器と、
前記位置センサの電気信号から前記3軸運動方向の各々
の位置項および速度項の計6状態量を抽出する状態量抽
出回路と、前記位置決め対象物に対する位置指令にゲイ
ン行列をかけ前記アクチュエータに指令入力を送る補償
器と、前記状態量にゲイン行列をかけ前記指令入力値に
フィードバックするフィードバック回路と、前記指令入
力により前記アクチュエータを駆動する電力増幅器とで
構成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、位置決め対象物を
所定の位置に所定の姿勢で位置決めする微動位置決め制
御装置に係わり、特に位置決め対象物の固有振動モード
の影響を排除し、かつ他軸との間の干渉をなくするか、
その干渉の影響を抑え、各軸ごとに独立に制御特性を設
定できるようにした微動位置決め制御装置に関する。
所定の位置に所定の姿勢で位置決めする微動位置決め制
御装置に係わり、特に位置決め対象物の固有振動モード
の影響を排除し、かつ他軸との間の干渉をなくするか、
その干渉の影響を抑え、各軸ごとに独立に制御特性を設
定できるようにした微動位置決め制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、精密加工、組立、調整などの分野
における位置決めに対しては、サブミクロンオーダーの
位置決め精度が要求されている。特に、微細パターンの
露光を目的とした超精密位置決めステージにおいては高
い駆動分解能と周波数応答の広帯域化を実現すべく、ア
クチュエータとしてリニアモータが使用されている。
における位置決めに対しては、サブミクロンオーダーの
位置決め精度が要求されている。特に、微細パターンの
露光を目的とした超精密位置決めステージにおいては高
い駆動分解能と周波数応答の広帯域化を実現すべく、ア
クチュエータとしてリニアモータが使用されている。
【0003】図17は、鉛直z直進方向とx,y軸の回
りの回転方向の2自由度との計3自由度を位置決め制御
する従来の微動位置決め装置を示す。図中の1は位置決
めされる平板状の基板であり、ばね要素2a,2b,2
cにより弾性支持されている。3a,3b,3cは鉛直
方向に力を発生するアクチュエータであり、アクチュエ
ータへの指令4a,4b,4cによりアクチュエータを
駆動する電力増幅器4-1〜4-3が設けられている。アク
チュエータ近傍には基板1の鉛直方向の変位を計測する
位置センサ5a,5b,5cがあり、各センサの出力は
変位増幅器6-1〜6-3により電気信号6a,6b,6c
に変換される。これらをもって微動位置決め機構と呼ぶ
ことにする。また、アクチュエータ4aの指令から位置
センサの変位信号6aまでの入出力機構をz1 軸、同様
に4b−6b間をz2 軸、4c−6c間をz3 軸と呼
ぶ。
りの回転方向の2自由度との計3自由度を位置決め制御
する従来の微動位置決め装置を示す。図中の1は位置決
めされる平板状の基板であり、ばね要素2a,2b,2
cにより弾性支持されている。3a,3b,3cは鉛直
方向に力を発生するアクチュエータであり、アクチュエ
ータへの指令4a,4b,4cによりアクチュエータを
駆動する電力増幅器4-1〜4-3が設けられている。アク
チュエータ近傍には基板1の鉛直方向の変位を計測する
位置センサ5a,5b,5cがあり、各センサの出力は
変位増幅器6-1〜6-3により電気信号6a,6b,6c
に変換される。これらをもって微動位置決め機構と呼ぶ
ことにする。また、アクチュエータ4aの指令から位置
センサの変位信号6aまでの入出力機構をz1 軸、同様
に4b−6b間をz2 軸、4c−6c間をz3 軸と呼
ぶ。
【0004】さて、z1 軸に対して指令4aが付加され
たとする。この時の位置決め機構の応答はz1 軸の位置
センサ5aだけでなく、z2 軸およびz3 軸にも変位と
して現れる。同様にz2 軸またはz3 軸に入力を加えた
場合も全軸に応答が現れる。つまり他軸への干渉が存在
するわけである。ボード線図を用いて説明すると図18
〜図20のようになる。図中のzijとは、zj 軸入力時
のzi 軸の応答を示す。図18はz1 軸の入力に対する
z1 〜z3 各軸の応答を示したものである。z1 軸出力
(z11)では二つのピークが認められる。この二つのピ
ークはzおよびωx 方向の振動モードである。z2 およ
びz3 軸応答(z21,z31)においてもほぼ同じ高さの
ピークが存在し、この二つの周波数域において動的に干
渉があることがわかる。図19および図20ではzとω
x の振動モードの間にωy の振動モードが認められ、
z,ωx ,ωy のモードの周波数域で干渉が存在してい
る。また、全ての入力軸において低周波域のゲインの対
角項と非対角項の差(例えばz11とz21の差およびz11
とz31の差)が少なく、静的にも干渉が存在することが
わかる。
たとする。この時の位置決め機構の応答はz1 軸の位置
センサ5aだけでなく、z2 軸およびz3 軸にも変位と
して現れる。同様にz2 軸またはz3 軸に入力を加えた
場合も全軸に応答が現れる。つまり他軸への干渉が存在
するわけである。ボード線図を用いて説明すると図18
〜図20のようになる。図中のzijとは、zj 軸入力時
のzi 軸の応答を示す。図18はz1 軸の入力に対する
z1 〜z3 各軸の応答を示したものである。z1 軸出力
(z11)では二つのピークが認められる。この二つのピ
ークはzおよびωx 方向の振動モードである。z2 およ
びz3 軸応答(z21,z31)においてもほぼ同じ高さの
ピークが存在し、この二つの周波数域において動的に干
渉があることがわかる。図19および図20ではzとω
x の振動モードの間にωy の振動モードが認められ、
z,ωx ,ωy のモードの周波数域で干渉が存在してい
る。また、全ての入力軸において低周波域のゲインの対
角項と非対角項の差(例えばz11とz21の差およびz11
とz31の差)が少なく、静的にも干渉が存在することが
わかる。
【0005】このような系に対して従来は図17のよう
に各軸ごとに独立に制御系を構成していた。偏差増幅器
13a〜13cにより各軸の変位信号6a〜6cと各軸
の指令信号v1 〜v3 とが比較され、各軸の偏差信号e
1 〜e3 が生成される。この偏差信号をもとに各軸に設
けられた補償器12a〜12cにより各軸への入力信号
u1 〜u3 が生成される。この入力信号u1 〜u3 は電
力増幅器4-1〜4-3に送られアクチュエータ3a〜3c
が駆動される。
に各軸ごとに独立に制御系を構成していた。偏差増幅器
13a〜13cにより各軸の変位信号6a〜6cと各軸
の指令信号v1 〜v3 とが比較され、各軸の偏差信号e
1 〜e3 が生成される。この偏差信号をもとに各軸に設
けられた補償器12a〜12cにより各軸への入力信号
u1 〜u3 が生成される。この入力信号u1 〜u3 は電
力増幅器4-1〜4-3に送られアクチュエータ3a〜3c
が駆動される。
【0006】図21〜図23は図17の従来例における
制御系の閉ループのボード線図である。図中のzijc と
はzj 軸への指令信号vj からzi 軸の変位信号(6a
〜6cに対応)までの応答を示す。図21のz1 軸入力
からの各軸への応答は非対角項(z21c ,z31c )のゲ
インが対角項z11c より小さくなっており、この制御系
により干渉が抑えられている。これに対し、図22およ
び図23ではz2 軸とz3 軸のゲインがある周波数域か
らほとんど一致してしまっている。このような系で実際
に制御を行なうと、わずかな外乱により発振をおこすこ
とがある。
制御系の閉ループのボード線図である。図中のzijc と
はzj 軸への指令信号vj からzi 軸の変位信号(6a
〜6cに対応)までの応答を示す。図21のz1 軸入力
からの各軸への応答は非対角項(z21c ,z31c )のゲ
インが対角項z11c より小さくなっており、この制御系
により干渉が抑えられている。これに対し、図22およ
び図23ではz2 軸とz3 軸のゲインがある周波数域か
らほとんど一致してしまっている。このような系で実際
に制御を行なうと、わずかな外乱により発振をおこすこ
とがある。
【0007】図17の従来例においては、このように各
軸に独立に制御系を構成した場合、各軸間の干渉が大き
いと全軸同時に制御をかけたときに所望の位置決め精度
が達成されないばかりでなく、発振を起こす恐れがある
という問題があった。
軸に独立に制御系を構成した場合、各軸間の干渉が大き
いと全軸同時に制御をかけたときに所望の位置決め精度
が達成されないばかりでなく、発振を起こす恐れがある
という問題があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述の従来
例における問題点に鑑みてなされたもので、位置決め対
象物の固有振動モードの影響を排除し、かつ他軸との間
の干渉をなくするか、干渉の影響を抑え、各軸ごとに独
立に制御特性を設定できるようにした微動位置決め制御
装置を提供することを目的とする。
例における問題点に鑑みてなされたもので、位置決め対
象物の固有振動モードの影響を排除し、かつ他軸との間
の干渉をなくするか、干渉の影響を抑え、各軸ごとに独
立に制御特性を設定できるようにした微動位置決め制御
装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明の第1の局面では、直進方向1軸とその軸と直交
しかつ互いが直交する直進2軸の各々の回りの回転運動
方向2軸の計3軸方向に運動可能なように弾性支持され
た位置決め対象物に対し、前記位置決め対象物を駆動す
る少なくとも3個のアクチュエータと、前記位置決め対
象物の移動距離を計測する少なくとも3個の位置センサ
と、前記各位置センサの出力を電気信号に変換する変位
増幅器と、前記位置センサの電気信号から前記3軸運動
方向の各々の位置項および速度項の計6状態量を抽出す
る状態量抽出回路と、前記位置決め対象物に対する位置
指令にゲイン行列をかけ前記アクチュエータに指令入力
を送る補償器と、前記状態量にゲイン行列をかけ前記指
令入力値にフィードバックするフィードバック回路と、
前記指令入力により前記アクチュエータを駆動する電力
増幅器とを備えることを特徴とするとする微動位置決め
制御装置を提供する。前記状態量抽出回路は、例えば状
態観測器により構成される。
本発明の第1の局面では、直進方向1軸とその軸と直交
しかつ互いが直交する直進2軸の各々の回りの回転運動
方向2軸の計3軸方向に運動可能なように弾性支持され
た位置決め対象物に対し、前記位置決め対象物を駆動す
る少なくとも3個のアクチュエータと、前記位置決め対
象物の移動距離を計測する少なくとも3個の位置センサ
と、前記各位置センサの出力を電気信号に変換する変位
増幅器と、前記位置センサの電気信号から前記3軸運動
方向の各々の位置項および速度項の計6状態量を抽出す
る状態量抽出回路と、前記位置決め対象物に対する位置
指令にゲイン行列をかけ前記アクチュエータに指令入力
を送る補償器と、前記状態量にゲイン行列をかけ前記指
令入力値にフィードバックするフィードバック回路と、
前記指令入力により前記アクチュエータを駆動する電力
増幅器とを備えることを特徴とするとする微動位置決め
制御装置を提供する。前記状態量抽出回路は、例えば状
態観測器により構成される。
【0010】上記課題を解決するため本発明の第2の局
面では、直進運動方向1軸と前記1軸と直交しかつ互い
に直交する2軸の各々の回りの回転運動方向2軸の計3
軸方向に運動可能なように弾性支持された位置決め対象
物に対し、前記位置決め対象物の移動距離を計測する少
なくとも3個の位置センサの出力を変位信号に変換する
変位増幅器と前記変位信号をそれぞれの変位信号に対応
する指令信号と比較して偏差信号を出力する偏差増幅器
と、前記偏差増幅器の各出力に対してそれぞれ独立に補
償を行なう補償器と、前記補償器の出力に対して低周波
ゲインの逆行列からなる補正行列をかけ指令入力を生成
する補正装置と、前記指令入力により前記アクチュエー
タを駆動する電力増幅器とを備えることを特徴とする微
動位置決め制御装置を提供する。
面では、直進運動方向1軸と前記1軸と直交しかつ互い
に直交する2軸の各々の回りの回転運動方向2軸の計3
軸方向に運動可能なように弾性支持された位置決め対象
物に対し、前記位置決め対象物の移動距離を計測する少
なくとも3個の位置センサの出力を変位信号に変換する
変位増幅器と前記変位信号をそれぞれの変位信号に対応
する指令信号と比較して偏差信号を出力する偏差増幅器
と、前記偏差増幅器の各出力に対してそれぞれ独立に補
償を行なう補償器と、前記補償器の出力に対して低周波
ゲインの逆行列からなる補正行列をかけ指令入力を生成
する補正装置と、前記指令入力により前記アクチュエー
タを駆動する電力増幅器とを備えることを特徴とする微
動位置決め制御装置を提供する。
【0011】
【作用】上記第1の局面において、状態量抽出回路は6
軸の各軸ごとの状態量を抽出し、それらの状態量に基づ
いてフィードバック回路が各アクチュエータの駆動量を
算出してフィードバックする。これにより、他軸との間
の静的および動的干渉をなくすることができる。
軸の各軸ごとの状態量を抽出し、それらの状態量に基づ
いてフィードバック回路が各アクチュエータの駆動量を
算出してフィードバックする。これにより、他軸との間
の静的および動的干渉をなくすることができる。
【0012】上記第2の局面の制御系構成において、補
正装置は静的な干渉を抑制し、補正装置で抑制できない
動的な干渉は各軸ごとに設けられた補償器により抑制さ
れる。
正装置は静的な干渉を抑制し、補正装置で抑制できない
動的な干渉は各軸ごとに設けられた補償器により抑制さ
れる。
【0013】
【発明の実施の形態】一般的に、直進運動方向1軸とそ
の軸と直交する他の直進2軸の各々の回りの回転運動方
向2軸の計3軸方向に運動可能なように弾性支持された
位置決め対象物は、図3のようにモデル化される。位置
決め対象物の重心座標をxG ,yG 、各ばね要素の位置
座標をxi ,yi (i=1,2,3)、剛性値をki
(i=1,2,3)とする。3個のアクチュエータの位
置座標をxai,yai(i=1,2,3)、発生する力を
ui (i=1,2,3)とする。位置決め対象物の質量
をm、x軸回りの慣性モーメントをIx 、y軸回りの慣
性モーメントをIy とする。この系のz,ωx ,ωy 方
向の運動方程式は、減衰項を0とすると
の軸と直交する他の直進2軸の各々の回りの回転運動方
向2軸の計3軸方向に運動可能なように弾性支持された
位置決め対象物は、図3のようにモデル化される。位置
決め対象物の重心座標をxG ,yG 、各ばね要素の位置
座標をxi ,yi (i=1,2,3)、剛性値をki
(i=1,2,3)とする。3個のアクチュエータの位
置座標をxai,yai(i=1,2,3)、発生する力を
ui (i=1,2,3)とする。位置決め対象物の質量
をm、x軸回りの慣性モーメントをIx 、y軸回りの慣
性モーメントをIy とする。この系のz,ωx ,ωy 方
向の運動方程式は、減衰項を0とすると
【0014】
【数1】 となる。ここで(1)式を
【0015】
【数2】 と表わす。(2)式に減衰項を付加すると
【0016】
【数3】 となる。Cの値が如何なるものであってもこれからの議
論において一般性を失わないので、詳細については省略
する。
論において一般性を失わないので、詳細については省略
する。
【0017】
【数4】 である。Aのサイズは6×6、Bのサイズは6×3であ
る。
る。
【0018】センサの位置座標をxsi,ysi(i=1,
2,3)、z方向の計測値をzi (i=1,2,3)と
すると、計測値ベクトルY=[z1 z2 z3 ]T は
(4)式のxを用いて
2,3)、z方向の計測値をzi (i=1,2,3)と
すると、計測値ベクトルY=[z1 z2 z3 ]T は
(4)式のxを用いて
【0019】
【数5】 となる。(4)、(5)式を合わせると各アクチュエー
タの入力uから、各センサの出力までの状態空間表現
タの入力uから、各センサの出力までの状態空間表現
【0020】
【数6】 を得る。
【0021】(6)式が可制御である必要十分条件は
【0022】
【数7】 である。(4)、(5)式から
【0023】
【数8】 となり、行列Fのランクが3であれば(8)式のランク
は6になり、(6)式は可制御となる。行列Fがフルラ
ンク3を持つということは、物理的に解釈するとアクチ
ュエータが同一直線上に存在しない、ということにな
る。すなわち、アクチュエータの配置が三角形を構成す
ればよい。
は6になり、(6)式は可制御となる。行列Fがフルラ
ンク3を持つということは、物理的に解釈するとアクチ
ュエータが同一直線上に存在しない、ということにな
る。すなわち、アクチュエータの配置が三角形を構成す
ればよい。
【0024】(6)式が可観測である必要十分条件は
【0025】
【数9】 である。(4)、(5)式から
【0026】
【数10】 となり、行列Sがフルランク3であれば(10)式のラ
ンクは6となり、可観測となる。このときの物理的な解
釈は、センサが同一直線上に存在しないことである。す
なわち、センサの配置が三角形を構成すればよい。以
下、(6)式は可制御かつ可観測である、すなわち行列
FおよびSはともに正則であるものとして説明する。
ンクは6となり、可観測となる。このときの物理的な解
釈は、センサが同一直線上に存在しないことである。す
なわち、センサの配置が三角形を構成すればよい。以
下、(6)式は可制御かつ可観測である、すなわち行列
FおよびSはともに正則であるものとして説明する。
【0027】一般に、可制御であれば、正則変換行列Q
を用いて次式のような可制御正準形に変換することがで
きる。
を用いて次式のような可制御正準形に変換することがで
きる。
【0028】
【数11】 正則変換行列Qを求める手順に従って、(6)式を可制
御正準形に変換する。先ず可制御行列[B AB ・・
・ An-1 B]において独立なベクトルを左から順にn
(=6)本取り出す。[B AB]のランクは6である
ので、ここまでで6本とれる。
御正準形に変換する。先ず可制御行列[B AB ・・
・ An-1 B]において独立なベクトルを左から順にn
(=6)本取り出す。[B AB]のランクは6である
ので、ここまでで6本とれる。
【0029】
【数12】 のように並べる。このときの[d1 d2 d3 ]=[2
2 2]は可制御指数と呼ぶ。Lの形は(4)式より
2 2]は可制御指数と呼ぶ。Lの形は(4)式より
【0030】
【数13】 となる。次にL-1を求め、可制御指数から2行、2行、
2行の3つのブロックに分け、各ブロックの最下行をq
1 ,q2 ,q3 とする。このとき(13)式から
2行の3つのブロックに分け、各ブロックの最下行をq
1 ,q2 ,q3 とする。このとき(13)式から
【0031】
【数14】 となる。変換行列Qは
【0032】
【数15】 となる。このQにより(11)式の可制御正準形が求め
られ、それぞれの形は
られ、それぞれの形は
【0033】
【数16】 これらを用いると、(6)式の伝達行列表現T(s) =C
(sI−A)-1Bは次のように表わされる。
(sI−A)-1Bは次のように表わされる。
【0034】
【数17】 となることがわかる。また、Bm は単位行列となる。よ
って(16)式は次式と等価となる。
って(16)式は次式と等価となる。
【0035】
【数18】 (18)式は既約分解表現T(s) =R(s) P-1(s) であ
る。すなわち
る。すなわち
【0036】
【数19】 ただしP(s) の対角項は2次のモニックの多項式、非対
角項は1次以下の多項式である(モニックとは最高次の
係数が1であることを言う)。
角項は1次以下の多項式である(モニックとは最高次の
係数が1であることを言う)。
【0037】さて、(6)式は可制御であるので状態フ
ィードバックにより任意に極配置ができる。また、
ィードバックにより任意に極配置ができる。また、
【0038】
【数20】 であり、(20)式は正則であるので逆行列が存在す
る。
る。
【0039】次のフィードバック制御則を考える。
【0040】
【数21】 指定する閉ループの特性多項式pf(s)を
【0041】
【数22】
【0042】
【数23】
【0043】
【数24】 とする。また、
【0044】
【数25】 とすれば、閉ループ系の伝達行列は
【0045】
【数26】 となり、閉ループ系は対角化すなわち非干渉化されるこ
とがわかる。
とがわかる。
【0046】よって、(22)、(23)式を満足する
ように状態フィードバック制御則(20)式を構成すれ
ば、位置決め対象の動特性を所望のものにすることがで
き、しかも他軸からの干渉をなくし、良好な位置決め制
御が達成される。
ように状態フィードバック制御則(20)式を構成すれ
ば、位置決め対象の動特性を所望のものにすることがで
き、しかも他軸からの干渉をなくし、良好な位置決め制
御が達成される。
【0047】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例を説明す
る。実施例1 図1は本発明の一実施例に係る微動位置決め制御装置を
採用した半導体露光装置のウエハステージz−チルト機
構制御系を示したものである。位置決め対象物である基
板1には図示しないウエハチャックが搭載される。基板
1は図示しないYステージ上のx方向に移動可能なxス
テージ9上にラジアル静圧軸受2により支持されてい
る。このラジアル静圧軸受により基板1はxおよびy軸
方向には剛に支持され、z方向には自由に運動する。ま
た、静圧軸受の間隙により基板1はx軸およびy軸回り
の回転であるωx ,ωy 方向に運動可能である。3a〜
3cはリニアモータであり、電力増幅器4からの出力に
よりxステージ9と基板1との間に力を発生させる。ま
た、リニアモータ3a〜3c部には図示しない空気ばね
が設けられており、基板1の重力分を補償している。こ
の重力補償機構により、リニアモータが力を発生してい
ないときでも、基板1は平衡点に位置する。重力補償機
構を用いなければ、リニアモータは常に基板1の自重を
支えなければならず、大きな電流を要し発熱量も大きく
なり好ましくない。基板1はラジアル静圧軸受2と空気
ばねによりxステージ9上に弾性支持されていることに
なる。5a〜5cはリニアエンコーダを用いた変位セン
サであり、変位増幅器6によりxステージ9と基板1の
z方向の相対変位6a〜6cが得られる。7a〜7cは
加速度センサであり、加速度計アンプ8により各々の加
速度信号8a〜8cが得られる。入力4a−出力6a間
をz1 軸、同様に4b−6b、4c−6c間をz2軸、
z3 軸と呼ぶことにする。この系に対して状態フィード
バック制御系を構成するには、系の特性を数値化した制
御モデルが必要である。この系のような弾性支持された
構造に対してはバネマスモデルを作成し、(3)式の質
量行列Mと剛性行列Kおよび減衰行列Cを求め、最終的
には(6)式の状態空間表現を求めるのが良い方法であ
る。質量行列Mは設計による計算値または測定値により
ほぼ正確に求めることができる。剛性行列Kは設計上の
ばねの剛性値とばねの配置から理論値として求めること
はできるが、誤差要因が大きく含まれる。また、減衰は
各運動モードのモーダル減衰率を入力するのが簡単であ
る。(6)式の入力Bおよび出力行列Cはリニアモータ
の推力定数、電力増幅器の定数、幾何学的配置、および
リニアエンコーダの特性、変位増幅器の定数、幾何学的
配置から定まる。これから制御モデルの公称値[A,
B,C]を求めることができる。前述したように、この
公称値には誤差が含まれているので実験値によりモデル
の合わせ込み(同定)を行う必要がある。これには多く
の方法があり、周波数応答やステップ応答などの時間軸
応答を測定し、同定を行なうのが一般的である。この系
ではばねの剛性値や配置を調整して同定を行なう。この
ようにして作成した制御モデル(6)式をもとに制御系
を設計する。前述したようにアクチュエータおよび位置
センサの配置がそれぞれ三角形をなしていれば可制御か
つ可観測となっている。よって正則変換行列Qが求めら
れ、可制御正準形(11)式へ変換される。これから
(16)式により伝達行列の既約分解表現T(s) =R
(s) P-1(s) が求められる。指定する閉ループの特性多
項式を(22)式のように定め、(23)、(24)式
によりフィードバック行列Fb を求める。指定する閉ル
ープは追従特性、減衰特性、定常特性を考慮して定め
る。図1において、10は状態量抽出器でありz1 〜z
3 軸の各々の位置および速度項からなる状態量信号10
a〜10fを出力する。具体的にはz1 〜z3 軸の位置
信号である6a〜6cはフィルタは無しで出力し、加速
度信号8a〜8cは一回積分を行って出力する。11は
フィードバック回路でありフィードバック行列Fb から
なる。補償器12は(25)式を満たすゲイン行列Gか
らなる。Gは閉ループの伝達行列(26)式の低周波ゲ
インが単位行列になるようにすると、定常位置偏差が0
となり(21)式の位置指令の規範入力vに対して偏差
無く追従する。
る。実施例1 図1は本発明の一実施例に係る微動位置決め制御装置を
採用した半導体露光装置のウエハステージz−チルト機
構制御系を示したものである。位置決め対象物である基
板1には図示しないウエハチャックが搭載される。基板
1は図示しないYステージ上のx方向に移動可能なxス
テージ9上にラジアル静圧軸受2により支持されてい
る。このラジアル静圧軸受により基板1はxおよびy軸
方向には剛に支持され、z方向には自由に運動する。ま
た、静圧軸受の間隙により基板1はx軸およびy軸回り
の回転であるωx ,ωy 方向に運動可能である。3a〜
3cはリニアモータであり、電力増幅器4からの出力に
よりxステージ9と基板1との間に力を発生させる。ま
た、リニアモータ3a〜3c部には図示しない空気ばね
が設けられており、基板1の重力分を補償している。こ
の重力補償機構により、リニアモータが力を発生してい
ないときでも、基板1は平衡点に位置する。重力補償機
構を用いなければ、リニアモータは常に基板1の自重を
支えなければならず、大きな電流を要し発熱量も大きく
なり好ましくない。基板1はラジアル静圧軸受2と空気
ばねによりxステージ9上に弾性支持されていることに
なる。5a〜5cはリニアエンコーダを用いた変位セン
サであり、変位増幅器6によりxステージ9と基板1の
z方向の相対変位6a〜6cが得られる。7a〜7cは
加速度センサであり、加速度計アンプ8により各々の加
速度信号8a〜8cが得られる。入力4a−出力6a間
をz1 軸、同様に4b−6b、4c−6c間をz2軸、
z3 軸と呼ぶことにする。この系に対して状態フィード
バック制御系を構成するには、系の特性を数値化した制
御モデルが必要である。この系のような弾性支持された
構造に対してはバネマスモデルを作成し、(3)式の質
量行列Mと剛性行列Kおよび減衰行列Cを求め、最終的
には(6)式の状態空間表現を求めるのが良い方法であ
る。質量行列Mは設計による計算値または測定値により
ほぼ正確に求めることができる。剛性行列Kは設計上の
ばねの剛性値とばねの配置から理論値として求めること
はできるが、誤差要因が大きく含まれる。また、減衰は
各運動モードのモーダル減衰率を入力するのが簡単であ
る。(6)式の入力Bおよび出力行列Cはリニアモータ
の推力定数、電力増幅器の定数、幾何学的配置、および
リニアエンコーダの特性、変位増幅器の定数、幾何学的
配置から定まる。これから制御モデルの公称値[A,
B,C]を求めることができる。前述したように、この
公称値には誤差が含まれているので実験値によりモデル
の合わせ込み(同定)を行う必要がある。これには多く
の方法があり、周波数応答やステップ応答などの時間軸
応答を測定し、同定を行なうのが一般的である。この系
ではばねの剛性値や配置を調整して同定を行なう。この
ようにして作成した制御モデル(6)式をもとに制御系
を設計する。前述したようにアクチュエータおよび位置
センサの配置がそれぞれ三角形をなしていれば可制御か
つ可観測となっている。よって正則変換行列Qが求めら
れ、可制御正準形(11)式へ変換される。これから
(16)式により伝達行列の既約分解表現T(s) =R
(s) P-1(s) が求められる。指定する閉ループの特性多
項式を(22)式のように定め、(23)、(24)式
によりフィードバック行列Fb を求める。指定する閉ル
ープは追従特性、減衰特性、定常特性を考慮して定め
る。図1において、10は状態量抽出器でありz1 〜z
3 軸の各々の位置および速度項からなる状態量信号10
a〜10fを出力する。具体的にはz1 〜z3 軸の位置
信号である6a〜6cはフィルタは無しで出力し、加速
度信号8a〜8cは一回積分を行って出力する。11は
フィードバック回路でありフィードバック行列Fb から
なる。補償器12は(25)式を満たすゲイン行列Gか
らなる。Gは閉ループの伝達行列(26)式の低周波ゲ
インが単位行列になるようにすると、定常位置偏差が0
となり(21)式の位置指令の規範入力vに対して偏差
無く追従する。
【0048】実施例2 上記実施例1では状態量の速度項を求めるのに加速度セ
ンサを使用した。しかし、位置、速度からなる状態量を
求めるのはこの手法には限らない。位置、速度、加速度
の間の関係は時間微分、時間積分であるから、このうち
の一つが検出できれば状態量すなわち位置、速度は求め
られる。また、コストの面からも使用するセンサは数が
少ない方が好ましい。この実施例2は使用するセンサを
位置センサのみとしたものである。速度は位置の時間微
分であると言っても、実際に位置情報を微分するのは好
ましくない。微分とは定義から言えば未来値を用いるも
のであり、実際には実現不可能である。疑似的に後退差
分を用いても観測ノイズの影響が大きくなってしまい、
値の信頼性はない。そこで状態観測器(オブザーバ)を
用いて状態フィードバックを行なう。また、推定する状
態量は必ずしも位置、速度の物理量そのものでなくても
構わず、制御系においてそれと等価なものであればよ
い。制御モデル(6)式を等価変換したあとのモデルに
制御系を構成してもよいのである。すなわち、状態量x
の推定値をフィードバックするのである。ここでは低次
元オブザーバを用いた周波数領域の制御系設計方法を用
いる。
ンサを使用した。しかし、位置、速度からなる状態量を
求めるのはこの手法には限らない。位置、速度、加速度
の間の関係は時間微分、時間積分であるから、このうち
の一つが検出できれば状態量すなわち位置、速度は求め
られる。また、コストの面からも使用するセンサは数が
少ない方が好ましい。この実施例2は使用するセンサを
位置センサのみとしたものである。速度は位置の時間微
分であると言っても、実際に位置情報を微分するのは好
ましくない。微分とは定義から言えば未来値を用いるも
のであり、実際には実現不可能である。疑似的に後退差
分を用いても観測ノイズの影響が大きくなってしまい、
値の信頼性はない。そこで状態観測器(オブザーバ)を
用いて状態フィードバックを行なう。また、推定する状
態量は必ずしも位置、速度の物理量そのものでなくても
構わず、制御系においてそれと等価なものであればよ
い。制御モデル(6)式を等価変換したあとのモデルに
制御系を構成してもよいのである。すなわち、状態量x
の推定値をフィードバックするのである。ここでは低次
元オブザーバを用いた周波数領域の制御系設計方法を用
いる。
【0049】制御モデル(6)式から実施例1と同様に
して伝達行列の既約分解表現T(s)=R(s) P-1(s) を
求める。(6)式の可観測正準形を求めるときに定まる
可観測指数は、可制御指数を求めたときと同様にして、
[2 2 2]となる。さらにこの最大値2を可観測指
数νと呼ぶ。今、q(s) をν−1次のモニック安定多項
式としてQ(s) を
して伝達行列の既約分解表現T(s)=R(s) P-1(s) を
求める。(6)式の可観測正準形を求めるときに定まる
可観測指数は、可制御指数を求めたときと同様にして、
[2 2 2]となる。さらにこの最大値2を可観測指
数νと呼ぶ。今、q(s) をν−1次のモニック安定多項
式としてQ(s) を
【0050】
【数27】 とする。det Q(s) の零点の物理的な意味は低次元オブ
ザーバの極である。(22)式を満たすPF (s) を用い
た次の多項式行列方程式
ザーバの極である。(22)式を満たすPF (s) を用い
た次の多項式行列方程式
【0051】
【数28】 の、行次数が高々ν−2の3×3多項式行列解K(s) と
行次数が高々ν−1の3×3多項式行列解H(s) を求め
る。これらを用いた次の制御則
行次数が高々ν−1の3×3多項式行列解H(s) を求め
る。これらを用いた次の制御則
【0052】
【数29】 を用いる。この時(28)式より
【0053】
【数30】 一方(29)式より
【0054】
【数31】 (30)、(31)式より
【0055】
【数32】 となる。Q(s) は安定、PF (s) は対角であるので、G
を(25)式とすれば(19)式から閉ループの伝達行
列は(26)式となる。図2は実施例2のブロック線図
を示したものである。図中の点線で囲まれた部分が状態
量抽出回路およびフィードバック回路に相当する。
を(25)式とすれば(19)式から閉ループの伝達行
列は(26)式となる。図2は実施例2のブロック線図
を示したものである。図中の点線で囲まれた部分が状態
量抽出回路およびフィードバック回路に相当する。
【0056】以上説明したように、実施例1および実施
例2の制御系を構成すれば位置決め機構の動特性を所望
のものにできると同時に、各軸間の干渉を完全になくす
ことができ、良好な位置決め制御が達成される。
例2の制御系を構成すれば位置決め機構の動特性を所望
のものにできると同時に、各軸間の干渉を完全になくす
ことができ、良好な位置決め制御が達成される。
【0057】実施例3 図4は本発明に係る微動位置決め制御装置を採用した半
導体露光装置のウエハステージz−チルト機構制御系を
示したものである。位置決め対象物である基板1には図
示しないウエハチャックが搭載されている。基板1は図
示しないYステージ上をx方向に移動可能なxステージ
9上にラジアル静圧軸受2により支持されている。この
ラジアル静圧軸受により基板1はxおよびy方向には剛
に支持され、z方向には自由に運動できる。また、静圧
軸受の間隙により基板1はx軸およびy軸回りの回転で
あるωx ,ωy 方向に運動可能である。3a〜3cはリ
ニアモータであり、電力増幅器4-1〜4-3からの出力に
よりxステージ9と基板1の間に力を発生させる。ま
た、リニアモータ3a〜3c部には図示しない空気ばね
が設けられており、基板1の重力分を補償している。こ
の重力補償機構により、リニアモータが力を発生してい
ないときでも、基板1は平衡点に位置する。重力補償機
構を用いなければ、リニアモータは常に基板1の自重を
支えなければならず、大きな電流を要し発熱量も大きく
なり好ましくない。基板1はラジアル静圧軸受2と空気
ばねによりxステージ9上に弾性支持されていることに
なる。5a〜5cはリニアエンコーダを用いた変位セン
サであり、変位増幅器6-1〜6-3によりxステージ9と
基板1のz方向の相対変位6a〜6cが得られる。入力
4a−出力6a間をz1 軸、同様に4b−6b、4c−
6c間をz2 軸、z3 軸と呼ぶことにする。この構造は
図3のようなマス要素一つ、ばね要素三つのバネマスモ
デルで表わすことができる。位置決め対象物である基板
1をマス要素とし、その重心座標をxG ,yG とする。
各ばね要素の位置座標をxi ,yi (i=1,2,
3)、剛性値をki (i=1,2,3)とする。アクチ
ュエータのリニアモータ3a〜3cの位置座標をxai,
yai(i=1,2,3)、発生する力をui (i=1,
2,3)とする。位置決め対象物の質量をm、x軸回り
の慣性モーメントをIy とする。この系のz,ωx ,ω
y 方向の運動方程式は減衰項を0とすると、前記(1)
〜(4)式が得られる。(4)式において、Aのサイズ
は6×6、Bのサイズは6×3である。Kはばね定数の
全てが0でなければ正定となり、また、エルミート行列
でもあるので正則である。ここでは、ばね定数を非零と
する、すなわちKは正則であるとする。
導体露光装置のウエハステージz−チルト機構制御系を
示したものである。位置決め対象物である基板1には図
示しないウエハチャックが搭載されている。基板1は図
示しないYステージ上をx方向に移動可能なxステージ
9上にラジアル静圧軸受2により支持されている。この
ラジアル静圧軸受により基板1はxおよびy方向には剛
に支持され、z方向には自由に運動できる。また、静圧
軸受の間隙により基板1はx軸およびy軸回りの回転で
あるωx ,ωy 方向に運動可能である。3a〜3cはリ
ニアモータであり、電力増幅器4-1〜4-3からの出力に
よりxステージ9と基板1の間に力を発生させる。ま
た、リニアモータ3a〜3c部には図示しない空気ばね
が設けられており、基板1の重力分を補償している。こ
の重力補償機構により、リニアモータが力を発生してい
ないときでも、基板1は平衡点に位置する。重力補償機
構を用いなければ、リニアモータは常に基板1の自重を
支えなければならず、大きな電流を要し発熱量も大きく
なり好ましくない。基板1はラジアル静圧軸受2と空気
ばねによりxステージ9上に弾性支持されていることに
なる。5a〜5cはリニアエンコーダを用いた変位セン
サであり、変位増幅器6-1〜6-3によりxステージ9と
基板1のz方向の相対変位6a〜6cが得られる。入力
4a−出力6a間をz1 軸、同様に4b−6b、4c−
6c間をz2 軸、z3 軸と呼ぶことにする。この構造は
図3のようなマス要素一つ、ばね要素三つのバネマスモ
デルで表わすことができる。位置決め対象物である基板
1をマス要素とし、その重心座標をxG ,yG とする。
各ばね要素の位置座標をxi ,yi (i=1,2,
3)、剛性値をki (i=1,2,3)とする。アクチ
ュエータのリニアモータ3a〜3cの位置座標をxai,
yai(i=1,2,3)、発生する力をui (i=1,
2,3)とする。位置決め対象物の質量をm、x軸回り
の慣性モーメントをIy とする。この系のz,ωx ,ω
y 方向の運動方程式は減衰項を0とすると、前記(1)
〜(4)式が得られる。(4)式において、Aのサイズ
は6×6、Bのサイズは6×3である。Kはばね定数の
全てが0でなければ正定となり、また、エルミート行列
でもあるので正則である。ここでは、ばね定数を非零と
する、すなわちKは正則であるとする。
【0058】位置センサであるリニアエンコーダ5a〜
5cの位置座標をxsi,ysi(i=1,2,3)、z方
向の計測値をzi (i=1,2,3)とすると、計測値
ベクトルY=[z1 z2 z3 ]T は(4)式のxを用い
て(5)式のようになる。(4)、(5)式を合わせる
と各アクチュエータの入力uから、各センサの出力まで
の状態空間表現
5cの位置座標をxsi,ysi(i=1,2,3)、z方
向の計測値をzi (i=1,2,3)とすると、計測値
ベクトルY=[z1 z2 z3 ]T は(4)式のxを用い
て(5)式のようになる。(4)、(5)式を合わせる
と各アクチュエータの入力uから、各センサの出力まで
の状態空間表現
【0059】
【数33】 を得る。質量行列Mは設計上の計算値や実験値などによ
りほぼ正確に求めることができる。行列FとSはアクチ
ュエータおよびセンサの特性、位置の情報から正確に求
めることができる。剛性行列Kおよび減衰行列Cは設計
値から求めることができる。これらの値から制御モデル
の公称値[A,B,C]を算出することができる。しか
し、設計値から求めた剛性行列や減衰行列には誤差が多
く含まれるので、実験値を用いて制御モデル[A,B,
C]の合わせ込み(同定)をする必要がある。これには
多くの手法があり、周波数応答や時間軸応答から同定を
行なうのが一般的である。さて、(33)式を伝達行列
表現にすると
りほぼ正確に求めることができる。行列FとSはアクチ
ュエータおよびセンサの特性、位置の情報から正確に求
めることができる。剛性行列Kおよび減衰行列Cは設計
値から求めることができる。これらの値から制御モデル
の公称値[A,B,C]を算出することができる。しか
し、設計値から求めた剛性行列や減衰行列には誤差が多
く含まれるので、実験値を用いて制御モデル[A,B,
C]の合わせ込み(同定)をする必要がある。これには
多くの手法があり、周波数応答や時間軸応答から同定を
行なうのが一般的である。さて、(33)式を伝達行列
表現にすると
【0060】
【数34】 となる。低周波ゲインG0 はsを0とすればよいから
【0061】
【数35】 である。ここで行列Aの逆行列の存在を考える。Aは
(4)式で表わされるので
(4)式で表わされるので
【0062】
【数36】 となり、Kを正則と仮定したので(36)式のA-1は存
在する。(35)式は(36)式を用いると
在する。(35)式は(36)式を用いると
【0063】
【数37】 となる。次に行列FおよびSの正則性を考える。行列F
は(1)式から、アクチュエータの配置が同一直線上に
なければ正則になる。同様に行列Sは(5)式からセン
サの配置が同一直線上になければ正則になる。これらの
条件は実は(6)式の可制御性、および可観測性の必要
十分条件でもある。ここでは行列F,Sは共に正則と仮
定する。この時(37)式は正則となり逆行列
は(1)式から、アクチュエータの配置が同一直線上に
なければ正則になる。同様に行列Sは(5)式からセン
サの配置が同一直線上になければ正則になる。これらの
条件は実は(6)式の可制御性、および可観測性の必要
十分条件でもある。ここでは行列F,Sは共に正則と仮
定する。この時(37)式は正則となり逆行列
【0064】
【数38】 が存在する。(38)式で表わされる補正装置14を用
いて図5の補正系を作成する。この補正系の開ループの
ボード線図は図6〜8のようになる(補正前の特性は図
18〜20で示したものと同じである)。図6はz1 軸
の入力、図7はz2 軸の入力、図8はz3 軸の入力の際
の、それぞれの軸の応答を示したものである。
いて図5の補正系を作成する。この補正系の開ループの
ボード線図は図6〜8のようになる(補正前の特性は図
18〜20で示したものと同じである)。図6はz1 軸
の入力、図7はz2 軸の入力、図8はz3 軸の入力の際
の、それぞれの軸の応答を示したものである。
【0065】図6〜8を参照すると、補正系は低周波域
における非干渉化を狙ったものなので低周波域はそのと
おり非対角項のゲインが下がっている。しかし、z,ω
x ,ωy のモードの動的な干渉はとれていない。また、
z2 軸、z3 軸間の干渉は動的干渉モードより高い周波
数域でもゲインの差が大きくなる効果が得られる。これ
はz2 軸、z3 軸間の、高周波域でのゲインと位相の関
係が低周波域とほぼ同じであることに起因する。すなわ
ち、(38)式を用いた補正装置により、動的干渉の限
られた周波数域以外の領域での干渉を抑えることができ
るのである。この補正系に対して、図4のように各軸ご
とに補償器を設けた制御系を構成する。偏差増幅器13
a〜13cにより各軸の変位信号6a〜6cと各軸の指
令信号v1 〜v3 と比較され各軸の偏差信号e1 〜e3
が生成される。この偏差信号をもとに各軸に設けられた
補償器12a〜12cにより各軸への入力信号u1 〜u
3が生成される。この入力信号u1 〜u3 は補正装置1
4により補正入力信号uc1〜uc3となり、電力増幅器4
-1〜4-3に送られアクチュエータであるリニアモータが
駆動される。この時の指令信号から変位信号へ至る閉ル
ープのボード線図は図9〜11のようになる。z2 軸と
z3 軸の間は、図10中のz22c とz23c および図11
中のz23c とz33c のゲイン線図が離れていることか
ら、干渉が抑えられていることがわかる。図9ではz
11c とz21c およびz31のゲイン線図がかなり近づいて
はいるが、問題となるレベルではない。このように、本
実施例による制御系を構成すれば、各軸間の干渉を抑
え、良好な位置決め制御が達成される。
における非干渉化を狙ったものなので低周波域はそのと
おり非対角項のゲインが下がっている。しかし、z,ω
x ,ωy のモードの動的な干渉はとれていない。また、
z2 軸、z3 軸間の干渉は動的干渉モードより高い周波
数域でもゲインの差が大きくなる効果が得られる。これ
はz2 軸、z3 軸間の、高周波域でのゲインと位相の関
係が低周波域とほぼ同じであることに起因する。すなわ
ち、(38)式を用いた補正装置により、動的干渉の限
られた周波数域以外の領域での干渉を抑えることができ
るのである。この補正系に対して、図4のように各軸ご
とに補償器を設けた制御系を構成する。偏差増幅器13
a〜13cにより各軸の変位信号6a〜6cと各軸の指
令信号v1 〜v3 と比較され各軸の偏差信号e1 〜e3
が生成される。この偏差信号をもとに各軸に設けられた
補償器12a〜12cにより各軸への入力信号u1 〜u
3が生成される。この入力信号u1 〜u3 は補正装置1
4により補正入力信号uc1〜uc3となり、電力増幅器4
-1〜4-3に送られアクチュエータであるリニアモータが
駆動される。この時の指令信号から変位信号へ至る閉ル
ープのボード線図は図9〜11のようになる。z2 軸と
z3 軸の間は、図10中のz22c とz23c および図11
中のz23c とz33c のゲイン線図が離れていることか
ら、干渉が抑えられていることがわかる。図9ではz
11c とz21c およびz31のゲイン線図がかなり近づいて
はいるが、問題となるレベルではない。このように、本
実施例による制御系を構成すれば、各軸間の干渉を抑
え、良好な位置決め制御が達成される。
【0066】実施例4 実施例3ではz1 〜z3 軸のすべての軸について補正を
行なった。しかし、図9のように効果が少ない場合もあ
る。もともとz1 軸とz2 軸、z3 軸との干渉が少なか
ったためである。そこで、干渉の強いz2 軸−z3 軸間
のみについて補正を行なう。図12は実施例4を示した
ものであり、図13は実施例4における補正系の概念を
示したものである。補正装置14はz2 軸とz3 軸の低
周波ゲイン((35)式のG0 の2,3行目、2,3列
目を取り出したものである)の逆行列で構成されてい
る。補償器12aで生成される入力信号u1 は補正装置
14を経ずに直接電力増幅器4-1に印加される。補償器
12b,14cで生成される入力信号u2 ,u3 は補正
装置14を経て補正入力信号uc2,uc3となり電力増幅
器4-2,4-3に印加される。この時の閉ループのボード
線図は図14〜16のようになり、非対角項のゲインが
大きく下がり、干渉が抑えられていることがわかる。こ
のように、本実施例の補正装置は全軸に対して行なうの
ではなく、干渉の強い軸間のみに適用しても良いのであ
る。
行なった。しかし、図9のように効果が少ない場合もあ
る。もともとz1 軸とz2 軸、z3 軸との干渉が少なか
ったためである。そこで、干渉の強いz2 軸−z3 軸間
のみについて補正を行なう。図12は実施例4を示した
ものであり、図13は実施例4における補正系の概念を
示したものである。補正装置14はz2 軸とz3 軸の低
周波ゲイン((35)式のG0 の2,3行目、2,3列
目を取り出したものである)の逆行列で構成されてい
る。補償器12aで生成される入力信号u1 は補正装置
14を経ずに直接電力増幅器4-1に印加される。補償器
12b,14cで生成される入力信号u2 ,u3 は補正
装置14を経て補正入力信号uc2,uc3となり電力増幅
器4-2,4-3に印加される。この時の閉ループのボード
線図は図14〜16のようになり、非対角項のゲインが
大きく下がり、干渉が抑えられていることがわかる。こ
のように、本実施例の補正装置は全軸に対して行なうの
ではなく、干渉の強い軸間のみに適用しても良いのであ
る。
【0067】実施例3または4の制御系構成によれば、
低周波ゲインの逆行列からなる補正器を設けるという簡
単な構成により静的な干渉を抑制でき、各軸毎に設けら
れた補償器により動的な干渉を抑制できるので、良好な
位置決め制御が達成される。
低周波ゲインの逆行列からなる補正器を設けるという簡
単な構成により静的な干渉を抑制でき、各軸毎に設けら
れた補償器により動的な干渉を抑制できるので、良好な
位置決め制御が達成される。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の第1の局
面に係る制御系を構成すれば位置決め機構の動特性を所
望のものにできると同時に、各軸間の干渉を完全になく
すことができ、良好な位置決め制御が達成される。
面に係る制御系を構成すれば位置決め機構の動特性を所
望のものにできると同時に、各軸間の干渉を完全になく
すことができ、良好な位置決め制御が達成される。
【0069】また、本発明の第2の局面に係る制御系構
成によれば、低周波ゲインの逆行列からなる補正器を設
けるという簡単な構成により静的な干渉を抑制でき、各
軸毎に設けられた補償器により動的な干渉を抑制できる
ので、良好な位置決め制御が達成される。
成によれば、低周波ゲインの逆行列からなる補正器を設
けるという簡単な構成により静的な干渉を抑制でき、各
軸毎に設けられた補償器により動的な干渉を抑制できる
ので、良好な位置決め制御が達成される。
【図1】 本発明の一実施例に係るz−チルト微動位置
決め制御系の構成を示すブロック図である。
決め制御系の構成を示すブロック図である。
【図2】 本発明の第2の実施例に係る制御系のブロッ
ク線図である。
ク線図である。
【図3】 図1のブロック図における位置決め機構部の
力学的モデルを示す線図である。
力学的モデルを示す線図である。
【図4】 本発明の第3の実施例に係るz−チルト微動
位置決め制御系の構成を示すブロック図である。
位置決め制御系の構成を示すブロック図である。
【図5】 第3の実施例中の補正系の概念を示すブロッ
ク線図である。
ク線図である。
【図6】 第3の実施例中の補正系の開ループのボード
線図である。
線図である。
【図7】 第3の実施例中の補正系の開ループのボード
線図である。
線図である。
【図8】 第3の実施例中の補正系の開ループのボード
線図である。
線図である。
【図9】 第3の実施例中の制御系閉ループのボード線
図である。
図である。
【図10】 第3の実施例中の制御系閉ループのボード
線図である。
線図である。
【図11】 第3の実施例中の制御系閉ループのボード
線図である。
線図である。
【図12】 本発明の第4の実施例に係るz−チルト微
動位置決め制御系の構成を示すブロック図である。
動位置決め制御系の構成を示すブロック図である。
【図13】 第4の実施例中の補正系の概念を示すブロ
ック線図である。
ック線図である。
【図14】 第4の実施例中の制御系閉ループのボード
線図である。
線図である。
【図15】 第4の実施例中の制御系閉ループのボード
線図である。
線図である。
【図16】 第4の実施例中の制御系閉ループのボード
線図である。
線図である。
【図17】 従来の位置決め制御系の構成を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図18】 図17の微動位置決め機構の開ループのボ
ード線図である。
ード線図である。
【図19】 図17の微動位置決め機構の開ループのボ
ード線図である。
ード線図である。
【図20】 図17の微動位置決め機構の開ループのボ
ード線図である。
ード線図である。
【図21】 図17の位置決め制御系の閉ループのボー
ド線図である。
ド線図である。
【図22】 図17の位置決め制御系の閉ループのボー
ド線図である。
ド線図である。
【図23】 図17の位置決め制御系の閉ループのボー
ド線図である。
ド線図である。
1:基板、2:ラジアル静圧軸受、3a〜3c:リニア
モータ、4,4-1〜4-3:電力増幅器、5a〜5c:変
位センサ、6,6-1〜6-3:変位増幅器、7a〜7c:
加速度センサ、8:加速度計アンプ、9:xステージ、
10:状態量抽出器、10a〜10f:状態量信号、1
1:フィードバック回路、12,12a〜12c:補償
器、13a〜13c:偏差増幅器、14:補正装置。
モータ、4,4-1〜4-3:電力増幅器、5a〜5c:変
位センサ、6,6-1〜6-3:変位増幅器、7a〜7c:
加速度センサ、8:加速度計アンプ、9:xステージ、
10:状態量抽出器、10a〜10f:状態量信号、1
1:フィードバック回路、12,12a〜12c:補償
器、13a〜13c:偏差増幅器、14:補正装置。
Claims (3)
- 【請求項1】 直進運動方向1軸と該1軸に直交しかつ
互いに直交する直進方向2軸の各々の回りの回転運動方
向2軸との計3軸方向に運動可能に弾性支持された位置
決め対象物と、 前記位置決め対象物を駆動する少なくとも3個のアクチ
ュエータと、 前記位置決め対象物の移動距離を計測する少なくとも3
個の位置センサと、 前記各位置センサの出力を電気信号に変換する変位増幅
器と、 前記位置センサの電気信号から前記3軸運動方向の各々
の位置項および速度項の計6状態量を抽出する状態量抽
出回路と、 前記位置決め対象物に対する位置指令にゲイン行列をか
け前記アクチュエータに指令入力を送る補償器と、 前記状態量にゲイン行列をかけ前記指令入力値にフィー
ドバックするフィードバック回路と、 前記指令入力により前記アクチュエータを駆動する電力
増幅器とを備えることを特徴とするとする微動位置決め
制御装置。 - 【請求項2】 前記状態量抽出回路が状態観測器により
構成される請求項1記載の微動位置決め制御装置。 - 【請求項3】 直進運動方向1軸と該1軸に直交しかつ
互いに直交する直進方向2軸の各々の回りの回転運動方
向2軸との計3軸方向に運動可能に弾性支持された位置
決め対象物と、 前記位置決め対象物を駆動する少なくとも3個のアクチ
ュエータと、 前記位置決め対象物の移動距離を計測する少なくとも3
個の位置センサと、 前記各位置センサの出力を変位信号に変換する変位増幅
器と、 前記電気変位信号をそれぞれの変位信号に対応する指令
信号と比較して偏差信号を出力する偏差増幅器と、 前記偏差増幅器の各出力に対してそれぞれの独立に補償
を行なう補償器と、 前記補償器の出力に対して低周波ゲインの逆行列からな
る補正行列をかけ指令入力を生成する補正装置と、 前記指令入力により前記アクチュエータを駆動する電力
像幅器とを備えることを特徴とする微動位置決め制御装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28591696A JP3286186B2 (ja) | 1996-10-09 | 1996-10-09 | 微動位置決め制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28591696A JP3286186B2 (ja) | 1996-10-09 | 1996-10-09 | 微動位置決め制御装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10116120A true JPH10116120A (ja) | 1998-05-06 |
| JP3286186B2 JP3286186B2 (ja) | 2002-05-27 |
Family
ID=17697682
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28591696A Expired - Fee Related JP3286186B2 (ja) | 1996-10-09 | 1996-10-09 | 微動位置決め制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3286186B2 (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006165564A (ja) * | 2004-12-07 | 2006-06-22 | Asml Netherlands Bv | リソグラフィ装置及びデバイス製造方法 |
| JP2008152603A (ja) * | 2006-12-19 | 2008-07-03 | Yaskawa Electric Corp | ステージ制御装置とその重心位置補正方法並びに機械パラメータ調整方法 |
| JP2011199317A (ja) * | 2004-11-02 | 2011-10-06 | Nikon Corp | ステージ装置及び露光装置並びにデバイス製造方法 |
| JP2014140049A (ja) * | 1998-09-18 | 2014-07-31 | Gsi Group Corp | 高速精密位置決め装置 |
| JP2014160832A (ja) * | 2004-11-02 | 2014-09-04 | Nikon Corp | ステージ装置及び露光装置並びにデバイス製造方法 |
| US8915479B2 (en) | 2011-08-09 | 2014-12-23 | Canon Kabushiki Kaisha | Anti-vibration apparatus |
| US20240162074A1 (en) * | 2022-11-10 | 2024-05-16 | Kla Corporation | Methods And Systems For Measurement Of Semiconductor Structures With Active Tilt Correction |
-
1996
- 1996-10-09 JP JP28591696A patent/JP3286186B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014140049A (ja) * | 1998-09-18 | 2014-07-31 | Gsi Group Corp | 高速精密位置決め装置 |
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| US8915479B2 (en) | 2011-08-09 | 2014-12-23 | Canon Kabushiki Kaisha | Anti-vibration apparatus |
| US20240162074A1 (en) * | 2022-11-10 | 2024-05-16 | Kla Corporation | Methods And Systems For Measurement Of Semiconductor Structures With Active Tilt Correction |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3286186B2 (ja) | 2002-05-27 |
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