JPH1011797A - 光記録媒体 - Google Patents

光記録媒体

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JPH1011797A
JPH1011797A JP8164894A JP16489496A JPH1011797A JP H1011797 A JPH1011797 A JP H1011797A JP 8164894 A JP8164894 A JP 8164894A JP 16489496 A JP16489496 A JP 16489496A JP H1011797 A JPH1011797 A JP H1011797A
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recording
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dvd
dye
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一つのDVDドライブでのCDからDVDま
たはDVDからCDへのデータ移動・複写操作やデータ
のDVD上・CD上での記録再生操作を簡略化・迅速化
する。 【解決手段】 第1色素3は、650nmの波長のレー
ザ光11が集光されると記録再生が行えるとともに、6
50nmまたは780nmの波長であって第1色素3上
には集光しないレーザ光12は透過する。第2色素6
は、650nmまたは780nmの波長のレーザ光12
が集光されると記録再生が行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ビームの集光に
より情報の記録、再生、消去を行う光記録媒体に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】マルチメディア化が進展し、なかでもそ
の中心となるパーソナルコンピュータ(以下パソコンと
称する)が普及してきている。近年、それに伴い、リム
ーバブルタイプすなわち抜き差し可能なタイプであっ
て、高密度・大容量・高速アクセス等の種々の要求を満
足しうる光記録媒体の研究開発および規格化が活発に推
進されてきている。特に、いわゆるCD(コンパクトデ
ィスク)ファミリーと呼ばれるCD類似記録媒体のうち
で、CDやCD−ROMが、650MB(メガバイト)
容量の読み出し専用メモリとして普及している。また、
CD−Rが、追記型(1回書き込み)メモリとしてや、
ROM(読み出し専用メモリ)のプリマスターとして
や、あるいはまたペーパレスのパーソナルファイルすな
わち紙を使わない個人用のファイルなどのようなパソコ
ンデータ用の記録媒体として、急速に普及している。
【0003】こうした、パソコンを中心とした大市場
に、さらに高密度な4.7GB(ギガバイト)容量のD
VD−ROM(読み出し専用デジタルビデオディスク)
が1995年12月に規格統一され、画像を含めた大容
量記録媒体として登場してきた。パッケージ記録媒体と
しては既にCD−ROMが広く普及しているが、DVD
は、このCD−ROMと上位互換の関係にあり、文字情
報や音声、動画像等の情報をデジタル化して記録するも
のである。またDVDは高密度な情報記録媒体であり、
その音声の高品質性、画像の高精細性が注目されてお
り、CD−ROMの大容量版として大きな市場が期待さ
れている。
【0004】一般的な記録媒体としてはCDとDVDと
は別々の記録媒体としてのみ存在している。しかし、上
述のようにDVDはCDの上位互換の位置にある。この
ため、DVDレコーダやDVDプレーヤ等のDVDドラ
イブでは、一般に、CDドライブと異なり、DVDのみ
ならずCDをも記録再生できるようになっている。
【0005】記録媒体の種類は、CDの場合は、再生専
用のCD−ROMではプレピット方式、追記型のCD−
Rでは色素記録方式、書き換え型のCD−Eでは相変化
記録方式の3種類がある。DVDの場合は、再生専用の
DVD−ROMではプレピット方式、追記型のDVD−
Rでは色素記録方式、書き換え型のDVD−RAMでは
相変化記録方式の3種類がある。これらのうち、色素記
録方式のCD−Rおよび色素記録方式のDVD−Rの断
面図を図11、図12にそれぞれ示す。
【0006】図11に示すように、上記色素記録方式の
CD−R201は、1.2mmの厚さのPC(ポリカー
ボネート)基板202に、有機色素膜203、反射膜2
04、保護コート205がこの順に積層されている。有
機色素膜203は、例えばシアニンやフタロシアニン等
が用いられる。反射膜204としては例えば金が用いら
れる。1回のアクセスでの記録再生は1面のみであり、
多重記録再生はできない。
【0007】図12に示すように、上記色素記録方式の
DVD−R301は、2枚の貼り合わせ媒体305・3
09が貼り合わされた構造となっている。すなわち、貼
り合わせ媒体305は、0.6mmの厚さのPC基板3
02に、有機色素膜303、反射膜304がこの順に積
層されている。同じく、貼り合わせ媒体309は、0.
6mmの厚さのPC基板306に、有機色素膜307、
反射膜308がこの順に積層されている。有機色素膜3
03・307は例えばシアニンやフタロシアニン等が用
いられる。反射膜304・308としては、例えば金が
用いられる。この2枚の貼り合わせ媒体305・309
の反射膜304・308同士が、貼り合わせ用の樹脂3
10によって接着されることにより、貼り合わせ媒体3
05・309が互いに貼り合わせられている。
【0008】また、それら上記色素記録方式のCD−R
および上記色素記録方式のDVD−Rの吸光度スペクト
ルを図13および図14にそれぞれ示す。図から分かる
ように、色素の長波長吸収端では急峻な立ち下がりとな
っており、この付近の波長に記録レーザ波長を適合させ
ている。一方、短波長吸収端では緩やかな立ち下がりと
なっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、DVD
ドライブではDVDのみならずCDをも記録再生するこ
とができる。しかしながら、一つのDVDドライブでC
DからDVD、またはDVDからCDへとデータを移動
・複写するには、CDとDVDとを抜き差しして入れ換
える操作が必要になるため、操作が煩雑であり迅速に操
作できないという問題点がある。
【0010】また、データのDVD上での書き込みや読
み出しとCD上での書き込みや読み出しとを交互に頻繁
に行うときにも、CDとDVDとを抜き差しして入れ換
える操作が必要になるため、やはり操作が煩雑であり迅
速に操作できないという問題点がある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、請求項1記載の光記録媒体は、第1記録媒体と第2
記録媒体とが積層されており、第1記録媒体は、第2記
録媒体が積層された側と反対の側から照射されて第1記
録媒体上で集光する波長λ1 の光ビームによって記録再
生を行い、また、第1記録媒体は、波長λ1 およびλ2
をそれぞれ有する、第1記録媒体上で集光しない光ビー
ムを透過し、第2記録媒体は、第1記録媒体が積層され
た側から照射されて第2記録媒体上で集光する波長λ1
およびλ2 の光ビームによって記録再生を行うことを特
徴としている。
【0012】上記の構成により、以下のように記録再生
が行われる。 波長λ1 の光ビームを照射して第1記録媒体に集光さ
せた場合、第1記録媒体で記録再生が行われる。 波長λ1 の光ビームを照射して第2記録媒体に集光さ
せた場合、光ビームが第1記録媒体を透過して第2記録
媒体に到達し、第2記録媒体で記録再生が行われる。 波長λ2 の光ビームを照射して第2記録媒体に集光さ
せた場合、光ビームが第1記録媒体を透過して第2記録
媒体に到達し、第2記録媒体で記録再生が行われる。 上記およびはDVDを駆動して記録再生するDVD
ドライブで行える。上記はCDを駆動して記録再生す
るCDドライブで行える。このため、1つの光記録媒体
の同じ側を向いた面で、CD情報とDVD情報との両方
を記録再生できる。したがって、1つの光記録媒体をD
VDドライブに入れたままの状態で、CDからDVD、
またはDVDからCDへとデータを移動・複写すること
ができる。それによって、一つのDVDドライブでCD
からDVD、またはDVDからCDへとデータを移動・
複写するのに、CDとDVDとを抜き差しして入れ換え
る操作が不要なため、操作が簡略であり迅速に操作でき
る。
【0013】また、上記のように1つの光記録媒体の同
じ側を向いた面にCD情報とDVD情報との両方を記録
できるので、1つの光記録媒体をDVDドライブに入れ
たままの状態で、データのDVD上での書き込みや読み
出しとCD上での書き込みや読み出しとの両方を行うこ
とができる。それによって、データのDVD上での書き
込みや読み出しとCD上での書き込みや読み出しとを交
互に頻繁に行うときにも、CDとDVDとを抜き差しし
て入れ換える操作が不要なため、操作が簡略であり迅速
に操作できる。
【0014】
【発明の実施の形態】
〔実施の形態1〕本発明の実施の一形態について図1な
いし図3に基づいて説明すれば、以下の通りである。図
1に示すように、本実施の形態に係る光ディスク(光記
録媒体)1は入射光側媒体(第1記録媒体)9と下層媒
体(第2記録媒体)10とを有している。
【0015】入射光側媒体9は、図中、上側から順に、
PC(ポリカーボネート)基板2および第1色素3が積
層された構造を有している。PC基板2は0.6mmの
厚みの透明基板であり、DVD(デジタルビデオディス
ク)フォーマットである。入射光側媒体9は、このPC
基板2に、上記第1色素3がスピンコート法等で塗布さ
れて形成されている。
【0016】下層媒体10は、図中上側から順に、PC
(ポリカーボネート)基板5、第2色素6、金属反射膜
7、および保護コート8が積層された構造を有してい
る。PC基板5は0.5〜0.6mmの厚みの透明基板
であり、CD(コンパクトディスク)フォーマットであ
る。下層媒体10は、このPC基板5に、第2色素6が
スピンコート法等で塗布され、塗布面の上に上記金属反
射膜7をスパッタリング法で成膜し、さらに上記保護コ
ート8をコーティングして形成されている。
【0017】入射光側媒体9の最下部、すなわち第1色
素3の、光ビームを受けない面(図中下側の面)と、下
層媒体10の最上部、すなわちPC基板5の、第2色素
6と接しておらず光ビームが入射する面(図中上側の
面)とが、透明貼り合わせ樹脂4で貼り合わされてい
る。このため、両PC基板2・5の、光ビームが入射す
る面が、同一の方向(図中、上方向)を向く。この構造
によって1枚の光ディスク1が形成されている(タンデ
ム構造)。
【0018】この光ディスク1を、図示しないDVDド
ライブおよびCDドライブの2種類のドライブで駆動す
る。
【0019】DVDドライブは、レーザ光(光ビーム)
11をDVDに対して照射・集光して記録再生を行うべ
く駆動する。ここで、上記レーザ光11の波長は例えば
λ1=650nmである。また、DVDドライブは、C
D、CD−R、CD−ROMに対して、レーザ光(光ビ
ーム)12を照射・集光して記録再生を行うべく駆動す
ることもできる。この場合、上記レーザ光12の波長は
上記と同じくλ1 =650nmである。
【0020】一方、CDドライブは、同じくレーザ光1
2をCD、CD−R、CD−ROMに対して照射・集光
して記録再生を行うべく駆動する。この場合、上記レー
ザ光12の波長は上記と異なり、例えばλ2 =780n
mである。
【0021】ここで、第1色素3は、反射特性を調整し
た有機色素、例えば式(1)
【0022】
【化1】
【0023】に示すようなシアニン色素である。式中、
1 、R2 はいずれも、アルキル基またはアリル基であ
る。図2に、第1色素3の吸光度を曲線Aで示す。な
お、比較のため、後述の第2色素6の吸光度を曲線Bで
示す。同図から分かるように、第1色素3は、長波長吸
収端が上記DVDドライブのレーザ光の波長(650n
m)である。したがって、650nmの光ビームが第1
色素3上に集光されるとこの光ビームが吸収され、記録
再生が行える。
【0024】また、第1色素3は、上記CDドライブの
レーザ光の波長(780nm)とDVDドライブのレー
ザ光の波長(650nm)とで、いずれも、透過率が5
0%以上である。つまり、第1色素3は、650nmお
よび780nmを含む波長域の波長であって第1色素3
上には集光しない光ビームは、透過する性質を有してい
る。
【0025】一方、第2色素6は、反射特性を調整した
有機色素、例えば式(2)
【0026】
【化2】
【0027】に示すようなシアニン色素である。式中、
1 、R2 はいずれも、アルキル基またはアリル基であ
る。図3に、第2色素6の吸光度を示す。同図から分か
るように、第2色素6は、長波長吸収端が上記CDドラ
イブのレーザ光の波長(780nm)である。一方、第
2色素6は、短波長吸収端が上記DVDドライブのレー
ザ光の波長(650nm)である。したがって、650
nmまたは780nmの光ビームが第2色素6上に集光
されると、この光ビームが吸収され、記録再生が行え
る。
【0028】次に、本光ディスク1を用いての記録再生
について説明する。DVDドライブでこの光ディスク1
に対して記録再生を行う際には、以下の2通りの認識の
場合がある。
【0029】すなわち、本光ディスク1をDVDメディ
アとして認識した場合には、図1に示すように、PC基
板2から厚み0.6mmのところで波長650nmのレ
ーザ光11を集光させる。その結果、第1色素3上でレ
ーザ光11が集光される。したがって、入射光側媒体9
の側での記録再生が可能となる。
【0030】一方、本光ディスク1をCDメディアとし
て認識した場合には、PC基板2から厚み1.2mmの
ところで波長650nmのレーザ光12を集光させる。
その結果、第2色素6上でレーザ光12が集光される。
したがって、下層媒体10の側での記録再生が可能とな
る。
【0031】このとき、下層媒体10の側へレーザ光1
2が記録再生に十分な強度で届くように、前述した通
り、DVDドライブのレーザ光の波長(650nm)
で、入射光側媒体9の透過率が50%以上であることが
好ましい。本実施の形態では、上記第1色素3として、
上記波長の場合の透過率が50%以上のものを用いてい
る(図2参照)。
【0032】また、下層媒体10上でDVDドライブの
レーザ光により記録再生できるように、下層媒体10
は、前述した通り、吸光度の短波長端がDVDドライブ
のレーザ光の波長(650nm)である(図3参照)。
【0033】また、CDドライブでこの光ディスク1に
対して記録再生を行う際には、下層媒体10の側へのみ
アクセスできる。PC基板2から厚み1.2mmのとこ
ろで波長780nmのレーザ光12を集光させる。その
結果、第2色素6上でレーザ光12が集光される。した
がって、下層媒体10の側での記録再生が可能となる。
【0034】このとき、下層媒体10の側へレーザ光が
記録再生に十分な強度で届くように、前述した通り、C
Dドライブのレーザ光の波長(780nm)で、入射光
側媒体9の透過率が50%以上であることが好ましい。
本実施の形態では、上記第1色素3として、上記波長の
場合の透過率が50%以上のものを用いている(図2参
照)。
【0035】また、下層媒体10上でレーザ光により記
録再生できるように、前述した通り、下層媒体10は、
吸光度の長波長端が、CDドライブの上記レーザ光の波
長(780nm)である(図3参照)。
【0036】〔実施の形態2〕本発明の他の実施の形態
について図4に基づいて説明すれば、以下の通りであ
る。なお、説明の便宜上、前記の実施の形態の図面に示
した部材と同一の機能を有する部材には、同一の符号を
付記してその説明を省略する。
【0037】図4に示すように、本実施の形態に係る光
ディスク(光記録媒体)21は、実施の形態1に係る光
ディスク1とほぼ同様の構成を有している。ただし、下
層媒体30において、PC基板5の代わりにPC基板2
5が積層され、第2色素6の代わりに、金属膜26が積
層されている点が異なる。また、金属反射膜7は設けら
れていない。
【0038】PC基板25は、プレピットを有してい
る。
【0039】金属膜26は、金、アルミニウムまたはそ
れらの合金からなり、厚みは10nm以上である。通常
のCDと同様に、金属膜26でレーザ光12を反射す
る。このため、下層媒体30は読み出し専用媒体として
機能する。
【0040】〔実施の形態3〕本発明のさらに他の実施
の形態について図5に基づいて説明すれば、以下の通り
である。なお、説明の便宜上、前記の実施の形態の図面
に示した部材と同一の機能を有する部材には同一の符号
を付記してその説明を省略する。
【0041】図5に示すように、本実施の形態に係る光
ディスク(光記録媒体)31は、実施の形態1に係る光
ディスク1とほぼ同様の構成を有している。ただし、下
層媒体40において、第2色素6の代わりに、PC基板
5の側から順に、ZnS層(150nm)、記録膜36
(20nm)、AlN層(20nm)、およびAl層
(50nm)が積層されている点が異なる。なお、上記
層のうち、ZnS層、AlN層およびAl層は図示して
いない。また、金属反射膜7は設けられていない。
【0042】記録膜36はGe2 Sb2 Te5 である。
通常の相変化型光ディスクと同様に、記録膜36でレー
ザ光12により相が結晶状態と非晶質状態との間で入れ
代わるため、下層媒体40は記録再生用媒体として機能
する。
【0043】〔実施の形態4〕本発明のさらに他の実施
の形態について図6に基づいて説明すれば、以下の通り
である。なお、説明の便宜上、前記の実施の形態の図面
に示した部材と同一の機能を有する部材には同一の符号
を付記してその説明を省略する。
【0044】図6に示すように、本実施の形態に係る光
ディスク(光記録媒体)41は、実施の形態1に係る光
ディスク1とほぼ同様の構成を有している。ただし、下
層媒体50において、第2色素6の代わりに、PC基板
5の側から順に、SiN層(100nm)、記録膜46
(30nm)、SiN層(30nm)、およびAl層
(50nm)が積層されている点が異なる。なお、上記
層のうち、SiN層およびAl層は図示していない。ま
た、金属反射膜7は設けられていない。
【0045】記録膜46はTbFeCoからなる希土類
遷移金属合金である。通常の光磁気ディスクと同様に、
記録膜46でレーザ光12により磁化方向が変わるた
め、下層媒体50は記録再生用媒体として機能する。
【0046】〔実施の形態5〕本発明のさらに他の実施
の形態について図7に基づいて説明すれば、以下の通り
である。なお、説明の便宜上、前記の実施の形態の図面
に示した部材と同一の機能を有する部材には同一の符号
を付記してその説明を省略する。
【0047】図7に示すように、本実施の形態に係る光
ディスク(光記録媒体)51は、実施の形態1に係る光
ディスク1とほぼ同様の構成を有している。ただし、入
射光側媒体59において、PC基板2の代わりにPC基
板52が積層され、第1色素3の代わりに、金属膜53
が積層されている点が異なる。
【0048】PC基板52は、プレピットを有し、透明
である。
【0049】このとき、下層媒体10の側へレーザ光2
3が記録再生に十分な強度で届くように、DVDドライ
ブのレーザ光の波長(650nm)およびCDドライブ
のレーザ光の波長(780nm)で、入射光側媒体59
の透過率がいずれも50%以上であることが好ましい。
本実施の形態では、上記金属膜53として、上記波長の
場合の透過率がいずれも50%以上のものを用いる。
【0050】本実施の形態では、金属膜53は、金、ア
ルミニウムまたはそれらの合金からなり、厚みは5nm
〜10nmであり、半透明である。通常のDVDと同様
に、金属膜53にDVDドライブのレーザ光11が集光
されると、このレーザ光11を反射する。このため、入
射光側媒体59は読み出し専用媒体として機能する。
【0051】また、上記DVDドライブのレーザ光や、
またCDドライブのレーザ光が、金属膜53上で集光さ
れることなく照射された場合(レーザ光12)には、実
施の形態1同様、金属膜53はこのレーザ光12を透過
し、下層媒体10へ到達させる。このため、下層媒体1
0が実施の形態1同様の機能を有する。
【0052】〔実施の形態6〕本発明のさらに他の実施
の形態について図8に基づいて説明すれば、以下の通り
である。なお、説明の便宜上、前記の実施の形態の図面
に示した部材と同一の機能を有する部材には同一の符号
を付記してその説明を省略する。
【0053】図8に示すように、本実施の形態に係る光
ディスク(光記録媒体)61は、実施の形態5に係る光
ディスク51とほぼ同様の構成を有している。ただし、
下層媒体30において、PC基板5の代わりにPC基板
25が積層され、第2色素6の代わりに、金属膜26が
積層されている点が異なる。また、金属反射膜7は設け
られていない。
【0054】PC基板25は、プレピットを有してい
る。
【0055】金属膜26は、金、アルミニウムまたはそ
れらの合金からなり、厚みは10nm以上である。通常
のCDと同様に、金属膜26でレーザ光12を反射す
る。このため、下層媒体30は読み出し専用媒体として
機能する。
【0056】〔実施の形態7〕本発明のさらに他の実施
の形態について図9に基づいて説明すれば、以下の通り
である。なお、説明の便宜上、前記の実施の形態の図面
に示した部材と同一の機能を有する部材には同一の符号
を付記してその説明を省略する。
【0057】図9に示すように、本実施の形態に係る光
ディスク(光記録媒体)71は、実施の形態5に係る光
ディスク51とほぼ同様の構成を有している。ただし、
下層媒体40において、第2色素6の代わりに、PC基
板5の側から順に、ZnS層(150nm)、記録膜3
6(20nm)、AlN層(20nm)、およびAl層
(50nm)が積層されている点が異なる。なお、上記
層のうち、ZnS層、AlN層およびAl層は図示して
いない。また、金属反射膜7は設けられていない。
【0058】記録膜36はGe2 Sb2 Te5 である。
通常の相変化型光ディスクと同様に、記録膜36でレー
ザ光12により相が結晶状態と非晶質状態との間で入れ
代わるため、下層媒体40は記録再生用媒体として機能
する。
【0059】〔実施の形態8〕本発明のさらに他の実施
の形態について図10に基づいて説明すれば、以下の通
りである。なお、説明の便宜上、前記の実施の形態の図
面に示した部材と同一の機能を有する部材には同一の符
号を付記してその説明を省略する。
【0060】図10に示すように、本実施の形態に係る
光ディスク(光記録媒体)81は、実施の形態5に係る
光ディスク51とほぼ同様の構成を有している。ただ
し、下層媒体50において、第2色素6の代わりに、P
C基板5の側から順に、SiN層(100nm)、記録
膜46(30nm)、SiN層(30nm)、およびA
l層(50nm)が積層されている点が異なる。なお、
上記層のうち、SiN層およびAl層は図示していな
い。また、金属反射膜7は設けられていない。
【0061】記録膜46はTbFeCoからなる希土類
遷移金属合金である。通常の光磁気ディスクと同様に、
記録膜46でレーザ光12により磁化方向が変わるた
め、下層媒体50は記録再生用媒体として機能する。
【0062】
【発明の効果】以上のように、本発明の請求項1記載の
光記録媒体は、第1記録媒体と第2記録媒体とが積層さ
れており、第1記録媒体は、第2記録媒体が積層された
側と反対の側から照射されて第1記録媒体上で集光する
波長λ1 の光ビームによって記録再生を行い、また、第
1記録媒体は、波長λ1 およびλ2 をそれぞれ有する、
第1記録媒体上で集光しない光ビームを透過し、第2記
録媒体は、第1記録媒体が積層された側から照射されて
第2記録媒体上で集光する波長λ1 およびλ2 の光ビー
ムによって記録再生を行う構成である。
【0063】それゆえ、一つのDVDドライブでCDか
らDVD、またはDVDからCDへとデータを移動・複
写するのに、CDとDVDとを抜き差しして入れ換える
操作が不要なため、操作が簡略であり迅速に操作できる
という効果を奏する。
【0064】また、データのDVD上での書き込みや読
み出しとCD上での書き込みや読み出しとを交互に頻繁
に行うときにも、CDとDVDとを抜き差しして入れ換
える操作が不要なため、操作が簡略であり迅速に操作で
きるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光記録媒体の一構成例を示す断面
図である。
【図2】入射光側媒体の吸光度を示すグラフである。
【図3】下層媒体の吸光度を示すグラフである。
【図4】本発明に係る光記録媒体の他の構成例を示す断
面図である。
【図5】本発明に係る光記録媒体のさらに他の構成例を
示す断面図である。
【図6】本発明に係る光記録媒体のさらに他の構成例を
示す断面図である。
【図7】本発明に係る光記録媒体のさらに他の構成例を
示す断面図である。
【図8】本発明に係る光記録媒体のさらに他の構成例を
示す断面図である。
【図9】本発明に係る光記録媒体のさらに他の構成例を
示す断面図である。
【図10】本発明に係る光記録媒体のさらに他の構成例
を示す断面図である。
【図11】CDの構成を示す断面図である。
【図12】DVDの構成を示す断面図である。
【図13】CD−Rの色素の吸光度を示すグラフであ
る。
【図14】DVD−Rの色素の吸光度を示すグラフであ
る。
【符号の説明】
1 光ディスク(光記録媒体) 2 PC基板 3 第1色素 4 透明貼り合わせ樹脂 5 PC基板 6 第2色素 7 金属反射膜 8 保護コート 9 入射光側媒体(第1記録媒体) 10 下層媒体(第2記録媒体) 11 レーザ光(光ビーム) 12 レーザ光(光ビーム) 21 光ディスク(光記録媒体) 25 PC基板 26 金属膜 30 下層媒体 31 光ディスク(光記録媒体) 36 記録膜 40 下層媒体 41 光ディスク(光記録媒体) 46 記録膜 50 下層媒体 51 光ディスク(光記録媒体) 52 PC基板 53 金属膜 59 入射光側媒体 61 光ディスク(光記録媒体) 71 光ディスク(光記録媒体) 81 光ディスク(光記録媒体)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1記録媒体と第2記録媒体とが積層され
    ており、 第1記録媒体は、第2記録媒体が積層された側と反対の
    側から照射されて第1記録媒体上で集光する波長λ1
    光ビームによって記録再生を行い、 また、第1記録媒体は、波長λ1 およびλ2 をそれぞれ
    有する、第1記録媒体上で集光しない光ビームを透過
    し、 第2記録媒体は、第1記録媒体が積層された側から照射
    されて第2記録媒体上で集光する波長λ1 およびλ2
    光ビームによって記録再生を行うことを特徴とする光記
    録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1006513A3 (de) * 1998-12-01 2001-01-17 Dieter Dierks Digitaler optischer Datenträger in Scheibenformat

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