JPH10118668A - セレン還元装置 - Google Patents
セレン還元装置Info
- Publication number
- JPH10118668A JPH10118668A JP8282538A JP28253896A JPH10118668A JP H10118668 A JPH10118668 A JP H10118668A JP 8282538 A JP8282538 A JP 8282538A JP 28253896 A JP28253896 A JP 28253896A JP H10118668 A JPH10118668 A JP H10118668A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- selenium
- reducing agent
- desulfurization
- absorption tower
- amount
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 239000011669 selenium Substances 0.000 title claims abstract description 90
- 229910052711 selenium Inorganic materials 0.000 title claims abstract description 66
- BUGBHKTXTAQXES-UHFFFAOYSA-N Selenium Chemical compound [Se] BUGBHKTXTAQXES-UHFFFAOYSA-N 0.000 title claims abstract description 64
- 238000010521 absorption reaction Methods 0.000 claims abstract description 45
- 238000006477 desulfuration reaction Methods 0.000 claims abstract description 40
- 230000023556 desulfurization Effects 0.000 claims abstract description 40
- 239000007788 liquid Substances 0.000 claims abstract description 38
- 239000003638 chemical reducing agent Substances 0.000 claims abstract description 27
- 239000002351 wastewater Substances 0.000 claims abstract description 23
- 238000002347 injection Methods 0.000 claims abstract description 12
- 239000007924 injection Substances 0.000 claims abstract description 12
- 239000003245 coal Substances 0.000 claims abstract description 10
- 239000000243 solution Substances 0.000 claims abstract description 5
- VEXZGXHMUGYJMC-UHFFFAOYSA-N Hydrochloric acid Chemical group Cl VEXZGXHMUGYJMC-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 28
- 238000006386 neutralization reaction Methods 0.000 claims description 5
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 3
- 230000003472 neutralizing effect Effects 0.000 claims description 2
- 239000003513 alkali Substances 0.000 claims 1
- 238000004065 wastewater treatment Methods 0.000 abstract description 5
- 230000003009 desulfurizing effect Effects 0.000 abstract description 4
- 230000001590 oxidative effect Effects 0.000 description 9
- 238000005507 spraying Methods 0.000 description 7
- XTQHKBHJIVJGKJ-UHFFFAOYSA-N sulfur monoxide Chemical class S=O XTQHKBHJIVJGKJ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 7
- 229910052815 sulfur oxide Inorganic materials 0.000 description 7
- HEMHJVSKTPXQMS-UHFFFAOYSA-M Sodium hydroxide Chemical compound [OH-].[Na+] HEMHJVSKTPXQMS-UHFFFAOYSA-M 0.000 description 6
- 230000002745 absorbent Effects 0.000 description 6
- 239000002250 absorbent Substances 0.000 description 6
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 4
- 238000000605 extraction Methods 0.000 description 4
- 229910052602 gypsum Inorganic materials 0.000 description 4
- 239000010440 gypsum Substances 0.000 description 4
- 235000008733 Citrus aurantifolia Nutrition 0.000 description 3
- 235000011941 Tilia x europaea Nutrition 0.000 description 3
- 239000012670 alkaline solution Substances 0.000 description 3
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 3
- 239000004571 lime Substances 0.000 description 3
- 238000004062 sedimentation Methods 0.000 description 3
- LSNNMFCWUKXFEE-UHFFFAOYSA-N Sulfurous acid Chemical compound OS(O)=O LSNNMFCWUKXFEE-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 description 2
- 238000001556 precipitation Methods 0.000 description 2
- 150000003342 selenium Chemical class 0.000 description 2
- JPJALAQPGMAKDF-UHFFFAOYSA-N selenium dioxide Chemical compound O=[Se]=O JPJALAQPGMAKDF-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 2
- 229910021578 Iron(III) chloride Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000002378 acidificating effect Effects 0.000 description 1
- 150000001875 compounds Chemical class 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- RBTARNINKXHZNM-UHFFFAOYSA-K iron trichloride Chemical compound Cl[Fe](Cl)Cl RBTARNINKXHZNM-UHFFFAOYSA-K 0.000 description 1
- 230000003647 oxidation Effects 0.000 description 1
- 238000007254 oxidation reaction Methods 0.000 description 1
- 239000007921 spray Substances 0.000 description 1
- LSNNMFCWUKXFEE-UHFFFAOYSA-L sulfite Chemical class [O-]S([O-])=O LSNNMFCWUKXFEE-UHFFFAOYSA-L 0.000 description 1
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Treating Waste Gases (AREA)
- Removal Of Specific Substances (AREA)
- Treatment Of Water By Oxidation Or Reduction (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明の課題は、湿式脱硫装置の吸収塔から
排出される脱硫排水に含まれる六価セレン(Se6+)を
四価セレン(Se4+)に還元することにより、後の排水
処理におけるセレン除去を容易にするセレン還元装置を
提供することである。 【解決手段】 石炭を燃焼後に発生する排ガスを吸収塔
1で吸収液を用いて脱硫する際、その脱硫排水に混じっ
て排出される六価セレンを四価セレンに還元するセレン
還元装置6において、脱硫排水に還元剤を注入する還元
剤注入装置2と、この還元剤注入装置2により注入され
る還元剤の量を脱硫排水中の六価セレンの量に応じて調
節するコントローラ4とから成るセレン還元装置6を、
上記吸収塔1の後段に接続して設ける。
排出される脱硫排水に含まれる六価セレン(Se6+)を
四価セレン(Se4+)に還元することにより、後の排水
処理におけるセレン除去を容易にするセレン還元装置を
提供することである。 【解決手段】 石炭を燃焼後に発生する排ガスを吸収塔
1で吸収液を用いて脱硫する際、その脱硫排水に混じっ
て排出される六価セレンを四価セレンに還元するセレン
還元装置6において、脱硫排水に還元剤を注入する還元
剤注入装置2と、この還元剤注入装置2により注入され
る還元剤の量を脱硫排水中の六価セレンの量に応じて調
節するコントローラ4とから成るセレン還元装置6を、
上記吸収塔1の後段に接続して設ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、石炭を燃焼後に発
生する排ガスを吸収塔で吸収液を用いて脱硫する際、そ
の脱硫排水に混じって排出される六価セレンを四価セレ
ンに還元するセレン還元装置に係り、特に、塩酸等の還
元剤を脱硫排水に制御しながら注入することにより六価
セレンを四価セレンに還元するセレン還元装置に関す
る。
生する排ガスを吸収塔で吸収液を用いて脱硫する際、そ
の脱硫排水に混じって排出される六価セレンを四価セレ
ンに還元するセレン還元装置に係り、特に、塩酸等の還
元剤を脱硫排水に制御しながら注入することにより六価
セレンを四価セレンに還元するセレン還元装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】石炭をボイラで燃焼後に発生する排ガス
から硫黄酸化物を除去する装置の一つとして、排ガスを
吸収塔に導入し、この吸収塔で吸収剤(石灰等)を含ん
だ吸収液に硫黄酸化物を吸収させる湿式脱硫装置があ
る。
から硫黄酸化物を除去する装置の一つとして、排ガスを
吸収塔に導入し、この吸収塔で吸収剤(石灰等)を含ん
だ吸収液に硫黄酸化物を吸収させる湿式脱硫装置があ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】さて、石炭には有害物
質であるセレン(Se)が含まれているが、従来の湿式
脱硫装置の場合、このセレン(正確にはセレン酸化物)
が排ガスによって吸収塔まで運ばれ、吸収塔で吸収液に
混入する。吸収塔に入った時点で、六価セレン(SeO
3 として存在)と四価セレン(SeO2 として存在)の
比率は約半々である。
質であるセレン(Se)が含まれているが、従来の湿式
脱硫装置の場合、このセレン(正確にはセレン酸化物)
が排ガスによって吸収塔まで運ばれ、吸収塔で吸収液に
混入する。吸収塔に入った時点で、六価セレン(SeO
3 として存在)と四価セレン(SeO2 として存在)の
比率は約半々である。
【0004】ところが、吸収塔では、生成した亜硫酸塩
(CaSO3 等)を強制的に酸化させるために酸化空気
が送り込まれるので、この酸化空気により、四価セレン
の多くが六価セレンに酸化される。
(CaSO3 等)を強制的に酸化させるために酸化空気
が送り込まれるので、この酸化空気により、四価セレン
の多くが六価セレンに酸化される。
【0005】 従って、最終的には、セレンの多くが六価セレン(Se
6+)の形で脱硫排水に入り、排出されてしまう。しか
し、Se6+は沈殿等による排水処理ができず(Se4+の
場合は沈殿等による処理が可能)、平成6年2月1日に
改正されたセレン及びその化合物の排出規制値(0.1
mg/リットル)を達成しづらいという問題があった。
6+)の形で脱硫排水に入り、排出されてしまう。しか
し、Se6+は沈殿等による排水処理ができず(Se4+の
場合は沈殿等による処理が可能)、平成6年2月1日に
改正されたセレン及びその化合物の排出規制値(0.1
mg/リットル)を達成しづらいという問題があった。
【0006】そこで、本発明の目的は、湿式脱硫装置の
吸収塔から排出される脱硫排水に含まれる六価セレン
(Se6+)を四価セレン(Se4+)に還元することによ
り、後の排水処理におけるセレン除去を容易にするセレ
ン還元装置を提供することである。
吸収塔から排出される脱硫排水に含まれる六価セレン
(Se6+)を四価セレン(Se4+)に還元することによ
り、後の排水処理におけるセレン除去を容易にするセレ
ン還元装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1の発明は、石炭を燃焼後に発生する排ガスを
吸収塔で吸収液を用いて脱硫する際、その脱硫排水に混
じって排出される六価セレンを四価セレンに還元するセ
レン還元装置において、脱硫排水に還元剤を注入する還
元剤注入装置と、この還元剤注入装置により注入される
還元剤の量を脱硫排水中の六価セレンの量に応じて調節
するコントローラとから成るセレン還元装置を、上記吸
収塔の後段に接続して設けて構成されている。
に請求項1の発明は、石炭を燃焼後に発生する排ガスを
吸収塔で吸収液を用いて脱硫する際、その脱硫排水に混
じって排出される六価セレンを四価セレンに還元するセ
レン還元装置において、脱硫排水に還元剤を注入する還
元剤注入装置と、この還元剤注入装置により注入される
還元剤の量を脱硫排水中の六価セレンの量に応じて調節
するコントローラとから成るセレン還元装置を、上記吸
収塔の後段に接続して設けて構成されている。
【0008】請求項2の発明は、上記還元剤が塩酸であ
り、上記コントローラは吸収液の抜出量から脱硫排水中
の六価セレン量を検知して塩酸注入量を制御し、さら
に、セレンの還元後、過剰の塩酸をアルカリ溶液で中和
する中和タンクを上記セレン還元装置の後段に接続して
設けて構成されている。
り、上記コントローラは吸収液の抜出量から脱硫排水中
の六価セレン量を検知して塩酸注入量を制御し、さら
に、セレンの還元後、過剰の塩酸をアルカリ溶液で中和
する中和タンクを上記セレン還元装置の後段に接続して
設けて構成されている。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適実施の形態を
添付図面により説明する。
添付図面により説明する。
【0010】硫黄酸化物を含んだ排ガスを脱硫する装置
の一つとして、排ガスを吸収塔に導入し、吸収塔で石灰
等の吸収剤を含んだ吸収液を排ガスにスプレすることに
より吸収液に硫黄酸化物を吸収させて脱硫する湿式タイ
プの脱硫装置がある。
の一つとして、排ガスを吸収塔に導入し、吸収塔で石灰
等の吸収剤を含んだ吸収液を排ガスにスプレすることに
より吸収液に硫黄酸化物を吸収させて脱硫する湿式タイ
プの脱硫装置がある。
【0011】図1に、このような湿式タイプの脱硫装置
の吸収塔1が示されている。吸収塔1の上流側には、石
炭を燃焼させるボイラ等の燃焼手段(図示されず)が接
続され、一方、吸収塔1の下流側には、他の排ガス処理
装置(図示されず)が接続される。
の吸収塔1が示されている。吸収塔1の上流側には、石
炭を燃焼させるボイラ等の燃焼手段(図示されず)が接
続され、一方、吸収塔1の下流側には、他の排ガス処理
装置(図示されず)が接続される。
【0012】吸収塔1の上部には、吸収液を排ガスにス
プレするスプレ手段10が設けられ、スプレ手段10の
直上部には、スプレされた吸収液の流失を防止するエリ
ミネータ11が設けられる。また、吸収塔1の下部に
は、液溜部1aが形成される。スプレ手段10と液溜部
1aは、吸収液循環手段12で接続され、液溜部1a内
の吸収液がスプレ手段10に戻されて再びスプレされる
ように構成されている。
プレするスプレ手段10が設けられ、スプレ手段10の
直上部には、スプレされた吸収液の流失を防止するエリ
ミネータ11が設けられる。また、吸収塔1の下部に
は、液溜部1aが形成される。スプレ手段10と液溜部
1aは、吸収液循環手段12で接続され、液溜部1a内
の吸収液がスプレ手段10に戻されて再びスプレされる
ように構成されている。
【0013】液溜部1aには、強制酸化が必要な生成物
(CaSO3 等)を強制的に酸化するための酸化空気を
供給する酸化空気供給手段(ブロワ等)13が設けられ
る。液溜部1aには、又、吸収液を供給する吸収液供給
手段14が接続される。
(CaSO3 等)を強制的に酸化するための酸化空気を
供給する酸化空気供給手段(ブロワ等)13が設けられ
る。液溜部1aには、又、吸収液を供給する吸収液供給
手段14が接続される。
【0014】吸収塔1の下部の液溜部1aには、さら
に、吸収液を吸収塔1から抜き出す吸収液抜出ポンプ7
が接続される。吸収液抜出ポンプ7の下流側には、吸収
液抜出ポンプ7により吸収塔1から抜き出された脱硫排
水に還元剤(Se6+をSe4+に還元するためのもの)を
注入する還元剤注入装置2が接続される。なお、本実施
の形態においては、還元剤として塩酸が使用される。
に、吸収液を吸収塔1から抜き出す吸収液抜出ポンプ7
が接続される。吸収液抜出ポンプ7の下流側には、吸収
液抜出ポンプ7により吸収塔1から抜き出された脱硫排
水に還元剤(Se6+をSe4+に還元するためのもの)を
注入する還元剤注入装置2が接続される。なお、本実施
の形態においては、還元剤として塩酸が使用される。
【0015】還元剤注入装置2の下流側には、還元剤と
しての塩酸が過剰に注入されて脱硫排水が酸性になった
場合に、これをアルカリ溶液(NaOH等)で中和する
中和タンク8が設けられる。中和タンク8の下流側に
は、中和された脱硫排水を脱水して石膏等を分離する脱
水機9が接続され、脱水機9の下流側には、図示されな
い他の排水処理設備が設けられる。
しての塩酸が過剰に注入されて脱硫排水が酸性になった
場合に、これをアルカリ溶液(NaOH等)で中和する
中和タンク8が設けられる。中和タンク8の下流側に
は、中和された脱硫排水を脱水して石膏等を分離する脱
水機9が接続され、脱水機9の下流側には、図示されな
い他の排水処理設備が設けられる。
【0016】還元剤注入装置2には、脱硫排水への還元
剤(塩酸)の注入量を調節する弁3が、これに付随して
設けられる。そして、適当な量の還元剤が脱硫排水に注
入されるように弁3を制御するコントローラ4が、弁3
に接続して設けられる。注入すべき還元剤の量をコント
ローラ4が決定する上で必要な情報を検知する検知手段
5が、コントローラ4及び吸収液抜出ポンプ7に接続し
て設けられる。なお、本実施の形態において、検知手段
5は吸収塔1から抜き出されている脱硫排水の流量を検
知する流量検出調節器(FIC)として構成されてい
る。
剤(塩酸)の注入量を調節する弁3が、これに付随して
設けられる。そして、適当な量の還元剤が脱硫排水に注
入されるように弁3を制御するコントローラ4が、弁3
に接続して設けられる。注入すべき還元剤の量をコント
ローラ4が決定する上で必要な情報を検知する検知手段
5が、コントローラ4及び吸収液抜出ポンプ7に接続し
て設けられる。なお、本実施の形態において、検知手段
5は吸収塔1から抜き出されている脱硫排水の流量を検
知する流量検出調節器(FIC)として構成されてい
る。
【0017】上記の還元剤注入手段2と、弁3と、コン
トローラ4と、検知手段5とが、本発明のセレン還元装
置6を構成する。
トローラ4と、検知手段5とが、本発明のセレン還元装
置6を構成する。
【0018】石炭が図示されない燃焼手段(ボイラ等)
で燃焼されて硫黄酸化物を含む排ガスが発生し、この排
ガスが吸収塔1の下部に導入される。排ガスは吸収塔1
内を上昇し、このときスプレ手段10によって吸収液が
スプレされ、排ガス中に含まれる硫黄酸化物(SO2 及
びSO3 等)が吸収液に吸収されて(すなわち硫黄酸化
物が石灰等の吸収剤と化合して)、下式のように脱硫が
行われる。
で燃焼されて硫黄酸化物を含む排ガスが発生し、この排
ガスが吸収塔1の下部に導入される。排ガスは吸収塔1
内を上昇し、このときスプレ手段10によって吸収液が
スプレされ、排ガス中に含まれる硫黄酸化物(SO2 及
びSO3 等)が吸収液に吸収されて(すなわち硫黄酸化
物が石灰等の吸収剤と化合して)、下式のように脱硫が
行われる。
【0019】 SO2 + CaCO3 → CaSO3 + CO2 …(2) SO3 + CaCO3 → CaSO4 + CO2 …(3) この脱硫反応の結果、石膏及び亜硫酸塩等が生成する。
脱硫された排ガスは、エリミネータ11を経て吸収塔1
の頂部から排出され、他の排ガス処理装置(図示され
ず)で処理された後、大気放出される。
脱硫された排ガスは、エリミネータ11を経て吸収塔1
の頂部から排出され、他の排ガス処理装置(図示され
ず)で処理された後、大気放出される。
【0020】スプレされた吸収液は、液溜部1aに落下
した後、吸収液循環手段12によって再びスプレ手段1
0に戻されてスプレされ、以下この過程が繰り返され
る。なお、吸収液供給手段14によって、吸収液が液溜
部1aに適宜供給される。一方、液溜部1a内には酸化
空気手段13により酸化空気が吹き込まれ、上記の反応
式(2)により生成した亜硫酸塩(CaSO3 等)を強
制的に酸化する。その後、液溜部1a内の吸収液の一部
は、吸収液抜出ポンプ7により適宜抜き出され、脱硫排
水として排出され、本発明のセレン還元装置6へ導かれ
る。
した後、吸収液循環手段12によって再びスプレ手段1
0に戻されてスプレされ、以下この過程が繰り返され
る。なお、吸収液供給手段14によって、吸収液が液溜
部1aに適宜供給される。一方、液溜部1a内には酸化
空気手段13により酸化空気が吹き込まれ、上記の反応
式(2)により生成した亜硫酸塩(CaSO3 等)を強
制的に酸化する。その後、液溜部1a内の吸収液の一部
は、吸収液抜出ポンプ7により適宜抜き出され、脱硫排
水として排出され、本発明のセレン還元装置6へ導かれ
る。
【0021】さて、石炭には有害物質であるセレン(S
e)が含まれているが、このセレンは、石炭の燃焼後、
セレン酸化物となって排ガスと共に吸収塔1まで運ばれ
(この時点では上述のようにSeO3 とSeO2 の比率
は約半々)、吸収塔1で吸収液に混入する。すると、液
溜部1aに酸化空気供給手段13によって吹き込まれる
上記の酸化空気のため、四価セレン(SeO2 として存
在)の多くが六価セレン(SeO3 として存在)に酸化
されるので(反応式(1)参照)、吸収液抜出ポンプ7
によって液溜部1aから抜き出された脱硫排水に含まれ
るセレンの大部分)が、六価セレン(Se6+)となる
(約75%以上)。
e)が含まれているが、このセレンは、石炭の燃焼後、
セレン酸化物となって排ガスと共に吸収塔1まで運ばれ
(この時点では上述のようにSeO3 とSeO2 の比率
は約半々)、吸収塔1で吸収液に混入する。すると、液
溜部1aに酸化空気供給手段13によって吹き込まれる
上記の酸化空気のため、四価セレン(SeO2 として存
在)の多くが六価セレン(SeO3 として存在)に酸化
されるので(反応式(1)参照)、吸収液抜出ポンプ7
によって液溜部1aから抜き出された脱硫排水に含まれ
るセレンの大部分)が、六価セレン(Se6+)となる
(約75%以上)。
【0022】このように四価セレンより六価セレンを多
く含む脱硫排水が吸収液抜出ポンプ7により抜き出され
る。すると、その流量が検知手段としての流量検出調節
器5によって検知され、その情報がコントローラ4に送
られる。コントローラ4は、この情報に基づき脱硫排水
中に含まれるSe6+の量を検知し(脱硫排水中のSe6+
の量は吸収塔1からの吸収液抜出量にほぼ比例する)、
弁3を適宜調節して、Se6+をSe4+に還元する上で充
分な量の塩酸が還元剤注入手段2によって脱硫排水に注
入されるようにする。
く含む脱硫排水が吸収液抜出ポンプ7により抜き出され
る。すると、その流量が検知手段としての流量検出調節
器5によって検知され、その情報がコントローラ4に送
られる。コントローラ4は、この情報に基づき脱硫排水
中に含まれるSe6+の量を検知し(脱硫排水中のSe6+
の量は吸収塔1からの吸収液抜出量にほぼ比例する)、
弁3を適宜調節して、Se6+をSe4+に還元する上で充
分な量の塩酸が還元剤注入手段2によって脱硫排水に注
入されるようにする。
【0023】注入された還元剤としての塩酸により、S
e6+がSe4+に下式のように還元される。
e6+がSe4+に下式のように還元される。
【0024】 (SeO3 + 2HCl → SeO2 + Cl2
+ H2 O) こうしてSe6+をSe4+に還元された脱硫排水は、次に
中和タンク8に導入される。中和タンク8では、Se6+
と反応せずに残留している過剰な塩酸を中和するため、
適当な量のアルカリ溶液(NaOH等)が注入される。
+ H2 O) こうしてSe6+をSe4+に還元された脱硫排水は、次に
中和タンク8に導入される。中和タンク8では、Se6+
と反応せずに残留している過剰な塩酸を中和するため、
適当な量のアルカリ溶液(NaOH等)が注入される。
【0025】過剰な塩酸が中和された脱硫排水は、次に
脱水機9に送られて石膏等が除去され、石膏等を除去さ
れた排水は、他の排水処理設備に送られて処理される。
その処理には、Se4+を塩化第二鉄等により沈殿除去す
る処理が含まれる。こうして、脱硫排水に含まれるセレ
ンが、排出規制値(0.1mg/リットル)以下のレベルま
で除去される。
脱水機9に送られて石膏等が除去され、石膏等を除去さ
れた排水は、他の排水処理設備に送られて処理される。
その処理には、Se4+を塩化第二鉄等により沈殿除去す
る処理が含まれる。こうして、脱硫排水に含まれるセレ
ンが、排出規制値(0.1mg/リットル)以下のレベルま
で除去される。
【0026】以上、要するに、本発明のセレン還元装置
によれば、湿式タイプの脱硫装置の吸収塔から排出され
る脱硫排水に含まれるSe6+がSe4+に還元されるの
で、脱硫排水中のセレンが沈殿処理等により除去可能と
なり、よって、セレンの排出規制値をクリアし易くな
る。
によれば、湿式タイプの脱硫装置の吸収塔から排出され
る脱硫排水に含まれるSe6+がSe4+に還元されるの
で、脱硫排水中のセレンが沈殿処理等により除去可能と
なり、よって、セレンの排出規制値をクリアし易くな
る。
【0027】
【発明の効果】以上、要するに、本発明に係るセレン還
元装置によれば、湿式タイプの脱硫装置の吸収塔から排
出される脱硫排水に含まれるSe6+がSe4+に還元され
るので、脱硫排水中のセレンが沈殿処理等により除去可
能となり、よって、セレンの排出規制値をクリアし易く
なる。
元装置によれば、湿式タイプの脱硫装置の吸収塔から排
出される脱硫排水に含まれるSe6+がSe4+に還元され
るので、脱硫排水中のセレンが沈殿処理等により除去可
能となり、よって、セレンの排出規制値をクリアし易く
なる。
【図1】本発明のセレン還元装置の概略図である。
1 吸収塔 2 還元剤注入装置 4 コントローラ 6 セレン還元装置
Claims (2)
- 【請求項1】 石炭を燃焼後に発生する排ガスを吸収塔
で吸収液を用いて脱硫する際、その脱硫排水に混じって
排出される六価セレンを四価セレンに還元するセレン還
元装置において、脱硫排水に還元剤を注入する還元剤注
入装置と、この還元剤注入装置により注入される還元剤
の量を脱硫排水中の六価セレンの量に応じて調節するコ
ントローラとから成るセレン還元装置を、上記吸収塔の
後段に接続して設けたことを特徴とするセレン還元装
置。 - 【請求項2】 上記還元剤が塩酸であり、上記コントロ
ーラは吸収液の抜出量から脱硫排水中の六価セレン量を
検知して塩酸注入量を制御し、さらに、セレンの還元
後、過剰の塩酸をアルカリ溶液で中和する中和タンクを
上記セレン還元装置の後段に接続して設けた請求項1記
載のセレン還元装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8282538A JPH10118668A (ja) | 1996-10-24 | 1996-10-24 | セレン還元装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8282538A JPH10118668A (ja) | 1996-10-24 | 1996-10-24 | セレン還元装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10118668A true JPH10118668A (ja) | 1998-05-12 |
Family
ID=17653775
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8282538A Pending JPH10118668A (ja) | 1996-10-24 | 1996-10-24 | セレン還元装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10118668A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002126757A (ja) * | 2000-10-30 | 2002-05-08 | Chiyoda Corp | セレン含有排水の処理方法 |
| WO2008111682A1 (ja) * | 2007-03-12 | 2008-09-18 | Nippon Sheet Glass Company, Limited | 硫黄酸化物含有液中のセレン処理方法 |
-
1996
- 1996-10-24 JP JP8282538A patent/JPH10118668A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002126757A (ja) * | 2000-10-30 | 2002-05-08 | Chiyoda Corp | セレン含有排水の処理方法 |
| WO2008111682A1 (ja) * | 2007-03-12 | 2008-09-18 | Nippon Sheet Glass Company, Limited | 硫黄酸化物含有液中のセレン処理方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US6534024B2 (en) | Exhaust gas treatment process | |
| US6221325B1 (en) | Process for controlling ammonia slip in the reduction of sulfur dioxide emission | |
| EP0738537B1 (en) | Flue gas treating system | |
| JP3332678B2 (ja) | 湿式排煙脱硫装置 | |
| JP2007185558A (ja) | 水銀固定化方法およびこれを用いた石膏生産方法、並びに水銀固定化装置およびこれを用いた排煙脱硫システム | |
| JP3572233B2 (ja) | 排煙脱硫方法および排煙脱硫システム | |
| JPH10118668A (ja) | セレン還元装置 | |
| JPH09248420A (ja) | 湿式排煙脱硫装置 | |
| EP3144051B1 (en) | Mercury control in a seawater flue gas desulfurization system | |
| JP7196575B2 (ja) | 二酸化硫黄を含む排ガスの除害化方法 | |
| JP2740533B2 (ja) | 湿式排ガス脱硫方法 | |
| JP3294073B2 (ja) | 排煙処理システム | |
| JP3132641B2 (ja) | 石膏製造方法 | |
| JPH0557141A (ja) | 排煙脱硫装置 | |
| JP5129872B2 (ja) | 水銀固定化方法およびこれを用いた石膏生産方法、並びに水銀固定化装置およびこれを用いた排煙脱硫システム | |
| JPH11147024A (ja) | 排煙処理方法 | |
| JPH10202050A (ja) | 排煙脱硫装置におけるセレン酸化抑制方法及び装置 | |
| CN112915752A (zh) | 一种烟气及其废水的处理方法和处理装置 | |
| JPS61433A (ja) | 排煙脱硫方法 | |
| JPH07232029A (ja) | 排煙脱硫方法 | |
| JP2608067B2 (ja) | 湿式排煙脱硫装置排水のcod処理制御装置 | |
| JP3322515B2 (ja) | 排煙処理システム | |
| JPS63336Y2 (ja) | ||
| DE2703157C3 (de) | Verfahren zum Entfernen von Stickstoffoxiden und Schwefeloxiden aus Verbrennungsabgasen | |
| JP3241197B2 (ja) | 吸収液中の亜硫酸カルシウムの酸化制御方法 |