JPH10119139A - 連続ロッド状成形物中間体及びその製造方法、並びに、その成形物及び成形方法 - Google Patents
連続ロッド状成形物中間体及びその製造方法、並びに、その成形物及び成形方法Info
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- JPH10119139A JPH10119139A JP8298051A JP29805196A JPH10119139A JP H10119139 A JPH10119139 A JP H10119139A JP 8298051 A JP8298051 A JP 8298051A JP 29805196 A JP29805196 A JP 29805196A JP H10119139 A JPH10119139 A JP H10119139A
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Abstract
形状の成形物あるいはコンクリート補強用の鉄筋の代替
として有効な成形物を提供する、柔軟性と堅さを兼備し
た取扱い性の容易なロッド状の成形物中間体、成形物並
びに成形方法を与えること。 【構成】 強化繊維と熱硬化性樹脂で構成された内層
と、内層の外側を強化繊維あるいは熱硬化性樹脂を含浸
した強化繊維でスパイラル状に巻きつ付けた外層からな
る柔軟性を持った直径3mm以上のロッド状中間体であ
り、加熱することにより熱硬化性樹脂を硬化させ、高強
度で軽量化された成形物を与える連続ロッド状成形物中
間体、成形物並びに成形方法。
Description
は、土木建築材料,輸送用機器,航空宇宙用材料,一般
産業用途などに有用な優れた機械的強度と取扱性を持っ
た繊維強化複合材料中間体及びその成形方法に関するも
のである。
自身の自重により垂れ下がらない程度の硬さを持ち、且
つ、外力により曲げることができる柔軟性があるため、
コンクリ−トやプラスチックのようなマトリックス中に
埋め込んだ後に硬化させることも可能で、比較的取り扱
いが容易で補強用材料として有用である。また、中間体
の状態でスプリングやコイル状といった複雑形状を与え
た後に硬化させ、成形体とすることもでき、機械的強度
に優れた複雑な形状の成形体及びその成形方法を与える
ものである。
維,ガラス繊維等を強化繊維として用いた複合材料は、
その高い比強度,比剛性を利用して、ゴルフシャフト等
のスポ−ツ・レジャ−用品,航空機等の構造材,自動車
の部材,コンクリ−トの補強用等に幅広く用いられてき
た。
クス樹脂を含浸させた中間製品であるシ−ト状のプリプ
レグを所定の形状に切断し、特定形状の成形用の型にセ
ットした後、オ−トクレ−ブ成形やホットプレス成形と
いった、加圧下で加熱する成形加工工程を経て高強度の
成形体として用いられる場合が多い。シ−ト状のプリプ
レグに用いられるマトリックス樹脂としては、熱硬化性
樹脂としてエポキシ樹脂,ビスマレイミド樹脂,不飽和
ポリエステル樹脂,ポリイミド樹脂等が用いられ、ま
た、最近ではポリエ−テルエ−テルケトンといった熱可
塑性樹脂も用いられるようになってきており、何れの樹
脂を用いた場合も、複合材料は、その優れた耐熱性、機
械的特性、寸法安定性、耐薬品性、耐候性が特徴とされ
ていた。
繊維目付10〜1000g/m2 で繊維を一方向に均一
に引き揃えるか、予め織物に加工したシ−トに熱硬化性
樹脂を含浸させて作られたもので、シ−トの幅は50〜
100cm程度で長手方向に連続したものが多い。ある
いは強化繊維の単繊維を3000〜12000本集めて
一本のストランドとしたものに、前記熱硬化性樹脂を含
浸させて作ったストランドプリプレグと呼ばれるものも
プリプレグの形態の一種として挙げられる。
シ−ト状あるいはストランド状のものが殆どで、単繊維
100000本以上で構成された、あるいは直径3mm
以上の連続ロッド状のプリプレグも理論的には作製可能
であるが、ロッドの直径が太くなると繊維に樹脂を複合
させる際に均一に樹脂を含浸させることが難しくなる。
また、溶媒に樹脂を溶かして繊維に含浸させた後の乾燥
が不充分になる等の問題が多くあるため、直径の大きい
ロッド状のプリプレグは作られていなかった。
産業用途で望まれていた。例えば、近年の大型構造物の
コンクリ−ト等の補強用としての鉄筋は、比重が大きく
軽量化が難しい他、サビやすい等の問題があるため、代
替として繊維強化樹脂複合材料筋の出現が望まれ、比強
度では鉄筋を凌駕する他、耐環境性に関しても高い性能
を示すものであった。
リ−トの型枠内に炭素繊維糸条のプリプレグを張りめぐ
らし、通電加熱させて熱硬化性樹脂を硬化せしめた後、
コンクリ−トを流して構造物を作る方法が明示されてい
る。しかしながら、このような方法に用いる炭素繊維糸
条のプリプレグは、直径が細く柔らかく自己支持性がな
く、自重により垂れ下がるため、枠内の係止具に引っか
けて緊張状態で配筋することが記載されている。
込まれる炭素繊維糸条の本数や配置方法や位置が規制さ
れ設計が固定化されてしまう他、作業性も複雑で現場作
業において簡便にできるものではなかった。
クリート補強筋として強化繊維プリプレグを用いるこ
と、また、プリプレグの一例として、ストランドの外周
に強化繊維を螺旋状に被覆し形成するプリプレグが明示
されている。しかし、このプリプレグは、マトリックス
樹脂に湿気硬化樹脂を用いているため、水分の浸透が困
難なプリプレグ中心部で硬化しにくいという問題があっ
た。
料で作製されたスプリング状のような複雑形状の成形体
の作製や家庭用の補修材として、簡便に扱える中間体の
要望も多いが、従来の繊維強化複合材料の成形概念で
は、方法が複雑になり、コストアップになる傾向であっ
た。
において、未硬化の熱硬化性マトリックス樹脂成分を含
浸した炭素繊維を含む長繊維束からなる第1の強化繊維
束と、その外周に配された第2の強化繊維とからなり、
かつ第2の強化繊維で第1の強化繊維束が結束さた連続
ロッド状成形物中間体であって、連続ロッド状成形物中
間体が自身の自重により垂れ下がらないような充分な硬
さを有し、且つ外力により曲げることができる柔軟性も
兼ね備えたことを特徴とする連続ロッド状成形物中間体
である。
造法は、未硬化の熱硬化性マトリックス樹脂を含浸した
第1の強化繊維束の外周に第2の強化繊維を、巻き圧力
1kg/mm2以上の巻き圧でスパイラル状に巻き付
け、第1の強化繊維束を第2の強化繊維で結束すること
を特徴とする。
の熱硬化性マトリックス樹脂成分を含浸した炭素繊維を
含む長繊維束からなる第1の強化繊維束と、その外周に
配された第2の強化繊維とからなり、かつ第2の強化繊
維で第1の強化繊維束が結束さた連続ロッド状成形物中
間体であって、連続ロッド状成形物中間体が自身の自重
により垂れ下がらないような充分な硬さを有し、且つ外
力により曲げることができる柔軟性も兼ね備えた連続ロ
ッド状成形物中間体に通電し、炭素繊維の電気抵抗を利
用して発熱させ、熱硬化性マトリックス樹脂成分を硬化
させることを特徴とする。
己支持性があり中間体自身の自重により垂れ下がらない
ような充分な硬さを持ち、且つ外力により曲げることが
できる可撓性も兼ね備えているため、コンクリ−トの補
強用途あるいはスプリング状のような複雑形状の成形体
の作製に効果的である。本発明の連続ロッド状成形物中
間体は、自動車、航空機を含む輸送体に使用されるスプ
リング類などの成形体、家屋などの建築物の補強、端な
どの構造物の補強等の用途に好適である
よって説明する。図1は連続ロッド状成形中間体斜視図
を示したものである。本発明の連続ロッド状成形物中間
体は、未硬化の熱硬化性マトリックス樹脂成分を含浸し
た炭素繊維を含む長繊維束からなる第1の強化繊維束1
と、その外周に配された第2の強化繊維2とからなり、
かつ第2の強化繊維2で第1の強化繊維束1が結束され
ている。
1および第2の強化繊維の種類は、炭素繊維,ボロン繊
維,窒化ケイ素繊維,芳香族ポリアミド繊維,ガラス繊
維,アルミナ繊維,ポリオレフィン繊維,ポリベンゾチ
アゾ−ル繊維,ポリベンゾオキサゾ−ル繊維が含まれ
る。炭素繊維としては、アクリル系炭素繊維、ピッチ系
炭素繊維等特に制限はなく、引張り強さ350Kgf/
mm2,引張弾性率24ton/mm2のものが汎用とし
て用いられている。引張弾性率24ton/mm2以上
の高弾性率繊維も使用できる。複合材料の機械的特性を
向上させた、引張り強さ400Kgf/mm2以上、弾
性率30T/mm2レベルの、いわゆる中弾性高強度炭
素繊維も用いることもできる。
0〜12000本集めて一本のストランドとしたもの
を、更に集めて、組紐,織物,撚糸,合糸あるいはこれ
らを組合わせた形態で使用することもできる。あるいは
単繊維が12000本以上収束されたトウ状の連続糸を
用いることもできる。または、強化繊維に熱硬化性樹脂
を含浸させた連続状の一方向シート、織物、短繊維マッ
ト状のプルプレグ等を丸めてロッド状にしたもの、ある
いはストランド状プリプレグを束ねたもの、あるいはこ
れらを組み合わせたものを用いることができる。外周に
配された第2の強化繊維の種類は、内層の第1の強化繊
維に使用することのできる範囲の繊維から選択して使用
できるが、第1の強化繊維と同一の繊維種の物を使用し
なければならないことはない。
−ト、織物、組紐、撚糸、合糸、あるいはこれらを組み
合わせたものを用いることができる。熱硬化性樹脂を含
浸させたテ−プ状のプリプレグを用いることもできる。
第2の強化繊維としてストランドを用いたときは、スト
ランドに1〜10/mの撚りを付与してあると、中間体
を一定方向に巻き付けるときに、単繊維相互のずれがな
く中間体の形態を崩すことなく巻き付けることができ
る。よりがない繊維では機械巻きするときにこすれて繊
維表面が損傷しやすくなるため好ましくない。第2の強
化繊維は、第1の強化繊維の上から任意のピッチでもっ
てスパイラル状に巻つけ、第1の強化繊維を結束してい
る構成となる。
あることが好ましい。1Kg/cm2を下回ると加熱に
よる熱硬化性樹脂の硬化後の成形体に空孔部や微小ボイ
ド等の欠陥が多く残り、成形体の機械的強度を低下させ
るので好ましくない。
硬化性マトリックス樹脂としての、熱硬化性樹脂組成物
は、エポキシ樹脂,ビスマレイミド樹脂、不飽和ポリエ
ステル樹脂、ポリイミド樹脂等特に制限されない。第1
の強化繊維層には、熱硬化性マトリックス樹脂成分を含
有しているが、第2の強化繊維層は含まなくてもよい。
成物の含有率は30〜50体積%が適当である。樹脂が
30%以下の場合は成形後、温度ムラが大きくなり、樹
脂が50%以上の場合は通電加熱での温度ムラが大きく
なるため好ましくない。
合して用いても構わない。この場合、熱可塑性樹脂の量
が多くなると中間体の柔軟性が失われる場合があるた
め、熱可塑性樹脂は全体の30体積%を越えないことが
好ましい。
の芯部の第1の強化繊維と熱硬化性樹脂とを主成として
構成された内層、該内層の外周に配された第2の強化繊
維を主成分として構成され、第2の強化繊維によって結
束されているため、中間体自身の自重により容易に垂れ
下がることない、自己支持性を有する。しかも外力によ
り曲げることができる、可撓性を有する。ここで、自己
支持性とは、20℃の条件化で中間体の直径の100倍
の長さで直立させたときに、自体によって90度以上の
角度に撓まないことをいう。また、可撓性とは、マトリ
ックス樹脂の硬化開始温度以下の温度で本発明の中間体
の直径の少なくとも10倍の径のパイプに巻き付けるこ
とのできる特性を言う。この特性は、本発明の中間体を
コンクリートの補強筋として使用するときの、ベンダー
行程、配筋作業に重要な特性である。
に、第1の強化繊維を第2の強化繊維で結束している。
連続ロッド状成形物中間体の作製においてロッドの直径
が3mm以上になると、通常のプリプレグ作製方法では
樹脂の含浸や乾燥不足の問題があるため、本発明の方法
で連続ロッド状成形物中間体を作製することが好まし
い。
方法について一例を示すと次の通りである。図2のよう
に、第1の強化繊維束1を一定の速度で送りながら、第
2の強化繊維束2を連続的に第一の強化繊維束の回りを
回転させながら巻き付けていく。
て成型物を得る方法について一例を示すと次の通りであ
る。図3のように、芯金4にロッド状成形物中間体3を
巻きつけて、加熱して、樹脂を硬化させた後、芯金を抜
いて、成形物(スプリング)とする。
として、炭素繊維の電気抵抗を利用して電流を流すこと
によって発熱させ、熱硬化性樹脂成分を硬化させて成形
体を得る場合、通電させる上で中間体の全体に対する炭
素繊維の含有率が30体積%以上、好ましくは50体積
%以上であることが望まれる。硬化後のロッド状成形体
の繊維体積含有率は、機械的性質を適正化する上で50
〜70体積%の範囲内にあることが好ましい。
力により曲げることができる柔軟性があるためにボビン
やクリ−ル等にコンパクトに巻き取れ、持ち運びが容易
で現場に持ち込むこともできる。連続ロッド状成形物中
間体は、所定の形状あるいは型に充填したり巻きつけた
後、加熱して熱硬化性樹脂成分を硬化せしめることによ
って成形物とすることができる。
コイル状に巻つけ加熱することによって、スプリング等
の特殊形状の成形体を作製することができる。加熱の温
度は用いる熱硬化性樹脂成分の種類によって変わるが、
一般には70〜300℃の範囲内である。
層及び該内層を被覆する外側から構成され、巻きの圧力
は1Kg/mm2以上であるため、プレス機やオ−トク
レ−ブあるいはゴム型のような成形時に圧力が掛かるよ
うに工夫された治具等を使用しないでも、欠陥の少ない
成形体を得ることができる。
強化繊維を一方向に50体積%以上の高い割合で充填さ
せることが可能で、長さ方向の引張り及び圧縮強度に優
れた成形体とすることができる。
場合、通電加熱によって中間体自身を発熱させ熱硬化性
樹脂成分を硬化せしめることができ、簡便な方法で硬化
の作業が完了できる。構造物の上から巻つけた後に通電
加熱によって硬化させることも可能で、簡便な方法で構
造物の補強ができ有効である。電気伝導性の強化繊維と
しては、強度的な要因だけでなく、繊維自身が発熱させ
るのに適した抵抗値を持つ炭素繊維が良い。コンクリ−
ト補強用として本発明の連続ロッド状成形物中間体を用
いる場合、熱硬化性樹脂成分を硬化させない中間体の状
態でコンクリ−トを流し込み、コンクリ−トが固まった
後に通電加熱によって樹脂を硬化させ成形体にすること
ができる。
連続的に取り出しながら作業できるので、作業性には問
題ない。この方法では、熱硬化性樹脂を硬化させる前に
コンクリ−トに充填した後、通電加熱によって樹脂を硬
化させるため、コンクリ−トとロッド状成形物との接着
性に優れたコンクリ−ト/繊維強化複合材料を作製する
ことができた。
維等の繊維切れでによるケバや突起が硬化後にアンカ−
効果となり補強効果を高めるものとなった。また、成形
体中の繊維密度が高くボイド等の欠陥が少ないため、コ
ンクリ−ト等のマトリックス中に、高い充填密度で連続
ロッド状成形体を配置させることが可能となる。炭素繊
維などの電気伝導性のある強化繊維を主成分とする連続
ロッド状成形物中間体において、通電する方法は、一般
にロッドの両端部に金属製の端子を取り付け、この端子
より電気を流すことによって中間体が発熱し、熱硬化性
樹脂成分を硬化させる。
樹脂が分解しない範囲の電圧を用いることが望まれる。
電源は直流でも交流でも構わない。本発明の連続ロッド
状成形物中間体及びその成形体は、コイル状などの複雑
形状の強化繊維プラスチックを形成させる上で有効であ
る他、コンクリ−ト等の構造物の強化や補強に有効であ
る。
長さ方向に一方向に高い割合で引き揃え充填させること
が可能となるため、長さ方向の引張り及び圧縮強度に優
れた成形体とすることができ、有効である。
よって更に詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例
によって制限されるものではない。 [実施例1]連続した東邦レ−ヨン社製ベスファイト
HTA−12K(繊維重さ:0.8g/m,引張り強
さ:350Kg/mm2,引張り弾性率:24トン/m
m2 )一本にエポキシ樹脂組成物を38重量%(炭素繊
維含有率62重量%)含浸させてストランド状のプリプ
レグを作製した。エポキシ樹脂組成物は、フェノ−ルノ
ボラック型エポキシ樹脂とビスフェノ−ルA型エポキシ
樹脂を主成分とし、硬化剤にジシアンジアミドを主剤と
するものである。このストランド状のプリプレグを30
本一方向に引き揃えて並べて内層とした。次に、この内
層の上からベスファイト HTA−12Kのストランド
1本で2mmの巻きピッチで内層の上から巻き圧力2k
g/cm2 で強く巻きつけ、直径が約5mmの連続ロッ
ド状成形物中間体を作製した。
重量%であった。この中間体を直径10cmの絶縁され
た50cm長さの円筒の型に巻きピッチ2cmでスパイ
ラル状に10回巻きつけ、型と共にオ−トクレ−ブ内に
吊してセットした。オ−トクレ−ブにて成形圧力3Kg
/cm2 ,成形温度130℃,成形時間1時間の条件で
中間体のエポキシ樹脂組成物を硬化させ、得られた成形
体を円筒より取りはずし端部を切断しスプリング状の成
形体とした。このスプリングは、1トンの引張り荷重に
耐えるものであった。
スファイト HTA−12K(繊維重さ:0.8g/
m,引張り強さ:350Kg/mm2 ,引張り弾性率:
24トン/mm2 )を30本一方向に引き揃え、エポキ
シ樹脂組成物を含浸させて繊維目付300g/m2 で樹
脂含有率38重量%のシ−ト状の一方向プリプレグを作
製した。エポキシ樹脂組成物は、フェノ−ルノボラック
型エポキシ樹脂とビスフェノ−ルA型エポキシ樹脂を主
成分とし、硬化剤にジシアンジアミドを主剤とするもの
である。このプリプレグを繊維の方向が一方向になるよ
うに束ね合わせて内層とした。次に、この内層の上から
1m当たり40回の撚りをかけたベスファイト HTA
−12Kのストランド1本で2mmの巻きピッチで内層
の上から巻き圧力2kg/cm2 で強く巻きつけ、直径
が約5mmの連続ロッド状成形物中間体を作製した。実
施例1と同様に、10cmの絶縁された50cm長さの
円筒の型に巻きピッチ2cmでスパイラル状に10回巻
きつけた。
量%であった。ロッド状成形物中間体の両端に金属製金
具を電極端子として取り付け固定した。電極端子より中
間体に20Vの電流を流したところ、中間体が発熱し1
30℃に達し、中間体のエポキシ樹脂組成物が硬化反応
を開始した。通電した状態を60分間続け、硬化反応を
完了させた後、得られた成形体を円筒より取りはずし端
部を切断しスプリング状の成形体とした。このスプリン
グは、実施例1と同様に1トンの引張り荷重に耐えるも
のであった。
状成形物中間体を作製した。この中間体を長さ300m
mに切断し、両端に金属製金具を電極端子として取り付
けた後、両端に張力をかけて固定した。電極端子より中
間体に20Vの電流を流したところ、中間体が発熱し1
30℃に達し、中間体のエポキシ樹脂組成物が硬化反応
を開始した。通電した状態を60分間続け、硬化反応を
完了させた後、得られた成形体は直径5mmの丸棒状の
成形体であった。この丸棒の引張り試験を行ったとこ
ろ、荷重3.5トンで破壊した。
脂組成物を38重量%含浸させたストランド状のプリプ
レグを作製した。このストランド状のプリプレグ30本
を撚り合わせて引き揃え、見かけの直径8mmのロ−プ
状の成形物中間体を作製した。中間体全体に対する炭素
繊維含有量は62重量%であった。実施例3と同様に、
中間体を長さ300mmに切断し、両端に金属製金具を
電極端子として取り付け通電して樹脂を硬化させた。得
られた成形体はロ−プ状ではあるが、部分的にストラン
ド間が剥離して一体化していなかった。この成形体の引
張り試験を行ったところ、荷重1.5トンより破壊が始
まった。
状成形物中間体を作製した。この中間体を300mmの
長さで4本準備し、断面が25mm角の型枠中に中間体
同志の間隔が5mmになるように両端に張力をかけて固
定し、両端に金属製金具を電極端子として取り付けた。
この型枠中に無補強の圧縮強度が350kgf/cm2
となるコンクリ−トを流し込み、室温で養生させながら
コンクリ−トを硬化させた。硬化後、中間体に張力をか
けたまま、電極端子より中間体に20Vの電流を流し中
間体を発熱させ、中間体のエポキシ樹脂組成物を硬化さ
せ、コンクリ−ト中に炭素繊維のロッド状成形物を作製
させた。室温まで冷却の後、この補強コンクリ−ト角棒
より長さ100mmの試験片を切り出し圧縮試験を行っ
たところ、最大荷重8.0トンで破壊した。
り垂れ下がらない、硬さを有し、しかも、外力により曲
げることができる柔軟性をも兼ね備えた連続ロッド状成
形物中間体であり、直径の太い当該ロッド状成形物中間
体を提供することができた。このため、コンクリートや
プラスチックに埋め込んだ後に硬化させることができ、
取扱い性に優れていた。
形状の成形にも適し、機械的強度の優れた成形体を提供
できるものであった。。
である。
た様子を示した図である。
Claims (13)
- 【請求項1】連続ロッド状成形物中間体において、未硬
化の熱硬化性マトリックス樹脂成分を含浸した炭素繊維
を含む長繊維束からなる第1の強化繊維束と、その外周
に配された第2の強化繊維とからなり、かつ第2の強化
繊維で第1の強化繊維束が結束さた連続ロッド状成形物
中間体であって、連続ロッド状成形物中間体が自身の自
重により垂れ下がらないような充分な硬さを有し、且つ
外力により曲げることができる柔軟性も兼ね備えたこと
を特徴とする連続ロッド状成形物中間体。 - 【請求項2】成形物中間体全体における熱硬化性マトリ
ックス樹脂成分と強化繊維の合計に対する全強化繊維の
含有率が、50体積%以上である請求項1記載の連続ロ
ッド状成形物中間体。 - 【請求項3】第2の強化繊維が未硬化の熱硬化性マトリ
ックス樹脂成分を含浸した長繊維である、請求項1乃及
び2記載の連続ロッド状成形物中間体。 - 【請求項4】第1の強化繊維束が、その外周に配された
第2の強化繊維でスパイラル状に巻きつけられて結束さ
れていることを特徴とする請求項1乃至3記載の連続ロ
ッド状成形物中間体。 - 【請求項5】外周に配された第2の強化繊維が、組紐、
織物、撚糸、合糸あるいはこれらを組合せたもので形成
されていることを特徴とする請求項1乃至4記載の連続
ロッド状成形物中間体。 - 【請求項6】第2の強化繊維が、1〜10個 /mの撚
りを有する長繊維である請求項1乃至5記載の連続ロッ
ド状成形物中間体。 - 【請求項7】第1の強化繊維が、炭素繊維を50体積%
以上含む繊維束である請求項1乃至6記載の連続ロッド
状成形物中間体。 - 【請求項8】端末部に通電用の電極を有する請求項1乃
至7記載の連続ロッド状成形物中間体。 - 【請求項9】ロッド径が3mm以上である請求項1乃至
8記載の連続ロッド状成形物中間体。 - 【請求項10】未硬化の熱硬化性マトリックス樹脂を含
浸した第1の強化繊維束の外周に第2の強化繊維を、巻
き圧力1kg/mm2以上の巻き圧でスパイラル状に巻
き付け、第1の強化繊維束を第2の強化繊維で結束する
ことを特徴とする請求項1記載の連続ロッド状成形物中
間体の製造法。 - 【請求項11】未硬化の熱硬化性マトリックス樹脂成分
を含浸した炭素繊維を含む長繊維束からなる第1の強化
繊維束と、その外周に配された第2の強化繊維とからな
り、かつ第2の強化繊維で第1の強化繊維束が結束さた
連続ロッド状成形物中間体であって、連続ロッド状成形
物中間体が自身の自重により垂れ下がらないような充分
な硬さを有し、且つ外力により曲げることができる柔軟
性も兼ね備えた連続ロッド状成形物中間体に通電し、炭
素繊維の電気抵抗を利用して発熱させ、熱硬化性マトリ
ックス樹脂成分を硬化させることを特徴とする連続ロッ
ド状成形体の成形方法 。 - 【請求項12】未硬化の熱硬化性マトリックス樹脂成分
を含浸した炭素繊維を含む長繊維束からなる第1の強化
繊維束と、その外周に配された第2の強化繊維とからな
り、かつ第2の強化繊維で第1の強化繊維束が結束さた
連続ロッド状成形物中間体であって、連続ロッド状成形
物中間体が自身の自重により垂れ下がらないような充分
な硬さを有し、且つ外力により曲げることができる柔軟
性も兼ね備えた連続ロッド状成形物中間体を、所望の形
状に整形し、次いで熱硬化性マトリックス樹脂成分を硬
化させることを特徴とする連続ロッド状成形体の成形方
法。 - 【請求項13】未硬化の熱硬化性マトリックス樹脂成分
を含浸した炭素繊維を含む長繊維束からなる第1の強化
繊維束と、その外周に配された第2の強化繊維とからな
り、かつ第2の強化繊維で第1の強化繊維束が結束さた
連続ロッド状成形物中間体であって、連続ロッド状成形
物中間体が自身の自重により垂れ下がらないような充分
な硬さを有し、且つ外力により曲げることができる柔軟
性も兼ね備えた連続ロッド状成形物中間体を所望の形状
に整形し、次いで熱硬化性マトリックス樹脂成分を硬化
させてなる連続ロッド状成形体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29805196A JP3672684B2 (ja) | 1996-10-22 | 1996-10-22 | 連続ロッド状成形物中間体及びその製造方法、並びに、その成形物及び成形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29805196A JP3672684B2 (ja) | 1996-10-22 | 1996-10-22 | 連続ロッド状成形物中間体及びその製造方法、並びに、その成形物及び成形方法 |
Publications (2)
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