JPH10119709A - エアバッグ用ガスの供給方法と供給装置 - Google Patents

エアバッグ用ガスの供給方法と供給装置

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JPH10119709A
JPH10119709A JP8295887A JP29588796A JPH10119709A JP H10119709 A JPH10119709 A JP H10119709A JP 8295887 A JP8295887 A JP 8295887A JP 29588796 A JP29588796 A JP 29588796A JP H10119709 A JPH10119709 A JP H10119709A
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JP
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gas
cartridge
mixed
hydrogen
mixed gas
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JP8295887A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Takahashi
仁 高橋
Masao Sato
正夫 佐藤
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Nippon Tansan Gas Co Ltd
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Nippon Tansan Gas Co Ltd
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C06EXPLOSIVES; MATCHES
    • C06DMEANS FOR GENERATING SMOKE OR MIST; GAS-ATTACK COMPOSITIONS; GENERATION OF GAS FOR BLASTING OR PROPULSION (CHEMICAL PART)
    • C06D5/00Generation of pressure gas, e.g. for blasting cartridges, starting cartridges, rockets
    • C06D5/08Generation of pressure gas, e.g. for blasting cartridges, starting cartridges, rockets by reaction of two or more liquids
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C06EXPLOSIVES; MATCHES
    • C06BEXPLOSIVES OR THERMIC COMPOSITIONS; MANUFACTURE THEREOF; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS EXPLOSIVES
    • C06B47/00Compositions in which the components are separately stored until the moment of burning or explosion, e.g. "Sprengel"-type explosives; Suspensions of solid component in a normally non-explosive liquid phase, including a thickened aqueous phase
    • C06B47/02Compositions in which the components are separately stored until the moment of burning or explosion, e.g. "Sprengel"-type explosives; Suspensions of solid component in a normally non-explosive liquid phase, including a thickened aqueous phase the components comprising a binary propellant

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  • Feeding, Discharge, Calcimining, Fusing, And Gas-Generation Devices (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 火薬によるガス爆発型は有毒物の生成や、有
害のスモークやNOxの発生、ガス式は法規制による容
器の国産の困難性、残量検知用圧力センサーの貫通部で
のリークの信頼性、火薬開封の誤動作や機構の複雑化、
自己ガスの爆ごう型は自己爆発や発火の危険性、ガス充
填方法の制約、火薬開封の二重の危険性という、各問題
を有する。 【解決手段】 本発明エアバッグ用ガスの供給方法は隔
離された水素と空気を混合し爆ごう範囲内の混合ガス組
成に変えて着火し、爆ごう状態としてエアバッグに供給
する。供給装置はこれらのガスを各別のカートリッジ
(1),(2)に密封したもので、両カートリッジをヘッド(3)
に取付けて封板(13),(23)を火薬(40)で開封し、混合ガ
スに着火して爆ごうガスとし、エアバッグ(4)に供給す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はエアバッグ用ガスの
供給方法と供給装置にかかる。このような方法及び装置
は緊急時に人身を保護するための車の安全装置としての
エアバッグを瞬時かつ安全に膨脹させるために適用され
るのが一般的であるが、航空機の墜落や船舶の沈没の際
等の緩衝用や浮体の代用として、更には国宝等の貴重品
を地震による転例から防ぐための気嚢膨張用としても有
効である。
【0002】
【従来の技術】車のエアバッグは、国の内外に関わらず
総べての車に装着され、運転席用、サイドインパクト
(横方向)用、助手席用、更には後部座席用として装着
数が増大されつつある。エアバッグを膨らませる方式の
ほとんどが火薬式と呼ばれるアジ化ナトリウムであり、
センサーからの始動により、これに着火爆発させ、窒素
ガスを発生させてバッグを膨らませている。また、ガス
式のハイブリッドインフレーターも外国で二種類存在し
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】アジ化ナトリウム(火
薬)に着火して窒素ガスを発生するやり方には次のよう
な課題がある。 (1)火薬を用いているので車の廃車時にガス発生装置
を取外して廃棄処分する際の措置が厄介で、また窒素ガ
スの他に有毒の金属ナトリウムを生成するのでその処分
に法規制を受ける。 (2)爆発温度は300℃ともなるので爆発生成有害ス
モークや有害ガスNOx(窒素酸化物)を発生する。そ
してこれらの有害ガスも窒素ガスと共にエアバッグ内に
充満するが、これらのガスはエアバッグの膨脹作動後は
室内に放出されるので、有害ガスが人体に悪影響を及ぼ
し、また室外に流出したときは自然環境にも悪影響を及
ぼす。また、ガスを用いるやり方にもそれぞれ次のよう
な課題がある。 (3)その一つのやり方では、容器が日本国の高圧ガス
取締法適用となるので、国産が困難で、残量(圧力)検
知に圧力センサーを用いているのでその貫通部でのリー
クの信頼性に欠け、開封が火薬のため誤動作や機構の複
雑化に問題がある。また、本方式はサイドインパクト用
等においては、レスポンスタイムが5/100secが
要求されるため、採用できない。 (4)もう一つのやり方は自己ガスによる爆ごうでバッ
グを膨脹するので、充填ガスは爆発限界内にあり、自己
爆発や発火の危険があり、法規上酸素2%以上を含む第
1種可燃性ガスは圧縮できないので通常の充填が行え
ず、火薬開封なので二重の危険性を有する。
【0004】本発明は従来技術の課題を解決するもの
で、膨脹源を無公害なガスを用いる所謂「ガス式インフ
レーター」であって、最も技術的に困難なガスカートリ
ッジからエアバッグを膨脹させる際の実現可能なガスの
急速な供給方法とその供給装置について考案したもので
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明にかかるエアバッ
グ用ガスの第一の供給方法は水素と空気を各別に所定空
間内に密封しておく。該密封の開放時に該水素と空気を
混合して爆ごう範囲内の混合ガス組成に変える。この該
組成変更された混合ガスに着火して爆ごう状態で放出す
る。この場合、該爆ごう範囲内の混合ガスのは空気中で
の水素が4〜75%としてもよい。
【0006】本発明にかかるエアバッグ用ガスの第二の
供給方法は水素と窒素の混合ガス、及び酸素を各別に所
定空間内に密封しておく。該密封の開放時に該水素と窒
素の混合ガス、及び酸素を混合して爆ごう範囲内の混合
ガス組成に変える。この該組成変更された混合ガスに着
火して爆ごう状態で放出する。この場合、該爆ごう範囲
内の混合ガスの組成容量%は酸素が17.16から8.
61で、水素と窒素の混合ガスが82.84から91.
39の範囲内としてもよい。
【0007】本発明にかかる第一のエアバッグ用ガスの
供給装置は、純水素カートリッジ、空気カートリッジ及
びヘッドを有する。該純水素カートリッジは該空気カー
トリッジ内の空気と混合した場合に爆ごう範囲となる容
量%の水素が充填されてその開口が封板で密封されてい
る。
【0008】該空気カートリッジは該純水素カートリッ
ジ内の水素と混合して100%容量となる残存%容量の
空気が充填されてその開口が封板で密封されている。
【0009】該ヘッドは混合燃焼室、該混合燃焼室に該
ヘッドの外部からそれぞれ連通する各カートリッジの取
付口、爆ごうガスの吐出口及び開封装置の装着口を有す
る。
【0010】該開封装置は該装着口に装着自在のプラ
グ、このプラグを貫通するリード及びこのリードの内端
の点火栓に装着した火薬を備えている。
【0011】そして、該吐出口をエアバッグに導結し、
該各取付口に各カートリッジを取り付け、該リードを電
気信号発生回路に導結し、該プラグを該装着口に装着し
て該火薬を該両封板の破断可能位置に臨出させる。
【0012】また、本発明にかかる第二のエアバッグ用
ガスの供給装置は水素と窒素の混合ガスカートリッジ、
酸素カートリッジ及びヘッドを有する。
【0013】該混合ガスカートリッジは該酸素カートリ
ッジ内の酸素と混合した場合に爆ごう範囲となる容量%
の水素と窒素の混合ガスが充填されてその開口が封板で
密封されている。
【0014】該酸素カートリッジは該混合ガスカートリ
ッジ内の混合ガスと混合して100%容量となる残存%
容量の酸素が充填されてその開口が封板で密封されてい
る。
【0015】該ヘッドは混合燃焼室、該混合燃焼室に該
ヘッドの外部からそれぞれ連通する各カートリッジの取
付口、爆ごうガスの吐出口及び開封装置の装着口を有す
る。
【0016】該開封装置は該装着口に装着自在のプラ
グ、このプラグを貫通するリード及びこのリードの内端
の点火栓に装着した火薬を備える。そして、該吐出口を
エアバッグに導結し、該各取付口に各カートリッジを取
り付け、該リードを電気信号発生回路に導結し、該プラ
グを該装着口に装着して該火薬を該両封板の破断可能位
置に臨出させる。
【0017】上記第一及び第二のエアバッグ用ガスの供
給装置の場合、該両取付口は同一軸線上に配置され、該
両封板は両カートリッジを該取付口に取り付けた状態で
該火薬を挟む細隙を形成するようになっていてもよい。
【0018】同様に、該各封板の外面又は内面に破断を
助成すると共に開口面積を広くとるための溝が形成され
ていてもよい。
【0019】この第一のエアバッグ用ガスの供給装置の
場合も、該爆ごう範囲内の混合ガスは空気中での水素が
4〜75%としてもよい。
【0020】この第二のエアバッグ用ガスの供給装置の
場合も、同様に、該爆ごう範囲内の混合ガスの組成容量
%は酸素が17.16から8.61で、水素と窒素の混
合ガスが82.84から91.39の範囲内としてもよ
い。
【0021】
【発明の実施の形態】エアバッグ用ガスの第一の供給方
法の場合、水素と空気を各別に所定空間内に密封してお
く。所定空間を形成するものとしてはカートリッジが一
般的である。
【0022】該密封の開放時に該水素と空気を混合して
爆ごう範囲内の混合ガス組成に変える。この開放はカー
トリッジの場合、その封板を火薬等を用いて開封するこ
とにより行われる。
【0023】エアバッグ用ガスの第二の供給方法の場
合、水素と窒素の混合ガス、及び酸素を各別に所定空間
内に密封しておく。所定空間を形成するものとしてはカ
ートリッジが一般的である。
【0024】該密封の開放時に該水素と窒素の混合ガ
ス、及び酸素を混合して爆ごう範囲内の混合ガス組成に
変える。この開放はカートリッジの場合、その封板を火
薬等を用いて開封することにより行われる。
【0025】該組成変更された混合ガスに着火して爆ご
う状態で放出する。この着火はスパークが応答速度の関
係で好ましいが、競技用スターターで用いるような極く
少量の火薬を用いてもよい。この着火は、カートリッジ
を使用する場合、その封板を破断する火薬の発火を利用
することができる。
【0026】ル・シャトリエの法則により水素と空気の
混合ガスの爆ごう範囲は、水素の下限界が18.3%で
あり、上限界は59%である。
【0027】レスポンスタイムを短くするためには、従
来の火薬に優るとも劣らないものが要求されるため、爆
ごう方式を考案したものである。爆ごう状態を得るため
には、空気を用いて爆ごう範囲内の混合ガスを形成すれ
ばよく、この混合ガスに対する静電気、スパーク、ショ
ック等の着火源があれば、爆ごう状態でのガスの放出が
可能となる。
【0028】混合ガスについては、各種ガスメーカーが
特殊ガス、標準ガスとして多くの製造実績を有し、その
実績や本件出願人会社における実績からも安全性は証明
されている。また、爆発範囲についても、実証されてい
る。
【0029】該爆ごう範囲内の混合ガスは空気中での水
素が4〜75%とすると、着火エネルギーが0.04m
Jで3/100sec以下のレスポンスタイムを得るこ
とができる。
【0030】該爆ごう範囲内の混合ガスの組成容量%は
酸素が17.16から8.61で、水素と窒素の混合ガ
スが82.84から91.39の範囲内とすると、この
場合も着火エネルギーが0.04mJで3/100se
c以下のレスポンスタイムを得ることができる。
【0031】本発明にかかる第一のエアバッグ用ガスの
供給装置は、純水素カートリッジ、空気カートリッジ及
びヘッドを有している。これらの純水素カートリッジと
空気カートリッジは100cc以内とすると高圧ガス取締
法の規制を受けないので好ましい。この純水素カートリ
ッジはこの空気カートリッジ内の空気と混合した場合に
爆ごう範囲となる容量%の水素が充填されてその開口が
封板で密封されている。この密封はかしめにより行われ
る。
【0032】空気カートリッジには純水素カートリッジ
内の水素と混合して100%容量となる残存%容量の空
気が充填されてその開口が封板で密封されている。従っ
て、純水素カートリッジ内の水素の容量が増せば、空気
カートリッジ内の空気の量がそれに応じて減り、純水素
カートリッジ内の水素の容量が減れば、空気カートリッ
ジ内の空気の量がそれに応じて増すことになる。
【0033】第二の供給装置が第一の供給装置と異なる
点は次の通りである。即ち、カートリッジの一方は水素
と窒素の混合ガスカートリッジとなり、他方は酸素カー
トリッジとなる。それぞれのカートリッジが各別に所定
空間を規制し、混合ガスカートリッジの規制する空間内
に酸素カートリッジ内の酸素と混合した場合に爆ごう範
囲となる容量%の水素と窒素の混合ガスが充填されてそ
の開口が封板で密封されている。また、酸素カートリッ
ジの規制する空間内に混合ガスカートリッジ内の混合ガ
スと混合して100%容量となる残存%容量の酸素が充
填されてその開口が封板で密封されている。
【0034】第一の水素ガスカートリッジがかしめによ
る充填に対し、水素+不活性ガス(窒素N2又はアルゴ
ンAr等)は不燃性のため溶接が可能となり、リークに
対する安全性が高くなる。
【0035】その他の点については第一の供給装置に関
する説明がそのままこの第二の供給装置の場合にも当て
はまるので、説明は省略する。
【0036】ヘッドは混合燃焼室、この混合燃焼室にこ
のヘッドの外部からそれぞれ連通する各カートリッジの
取付口、爆ごうガスの吐出口及び開封装置の装着口を有
している。混合燃焼室は混合ガスと空気が混合すると共
に燃焼に必要な空間を提供するためのものである。取付
口はカートリッジをヘッドの外部から取付けられるよう
になっており、取付けた状態で封板が開放されたとき、
混合ガスや空気が混合燃焼室に入り込む。各カートリッ
ジのヘッドに対する取付けはカートリッジの首部を取付
口に直接ねじ込む場合と、カートリッジをケースに入れ
てこのケースをヘッドにねじ込む場合がある。
【0037】爆ごうガスの吐出口の断面積は急速放出の
観点からなるべく大きい方が望ましい。この爆ごうガス
の吐出口の位置は適当にきめられ、その外端はエアバッ
グに導結される。
【0038】この爆ごうガスの吐出口に、吐出されたガ
スの戻りを阻止する逆止弁を設けておくと、エアバッグ
はこれに設けた細孔により、一たん膨らんでから0.5
〜1sec後にしぼむが、それ以上早くガスが抜けて縮
むのを防げる。
【0039】このヘッドに設けられる開封装置は装着口
に装着自在のプラグ、このプラグを貫通するリード及び
このリードの内端の点火栓に装着した火薬を備えてい
る。この開封装置は手動型でも、遠隔操作型でもよい。
手動型とすれば任意に開封でき、また遠隔操作型として
その起動を各種センサーの信号に委ねるようにすれば、
車両の人身保護用や国宝、重文等の歴史的遺産の倒壊防
止用に装備するエアバッグに好適となる。
【0040】吐出口をエアバッグに導結し、各取付口に
各カートリッジを取り付け、リードを電気信号発生回路
に導結する。そして、プラグを装着口に装着すれば火薬
が両封板の破断可能位置に臨出する。この電気信号発生
回路は、手動型の場合はスイッチを設けてこれをONに
することにより、また自動型の場合はセンサーを設けて
このセンサーの起動により、それぞれ電流が流れて火薬
を発火させる構成とすることができる。
【0041】電気信号発生回路が信号を発生すると火薬
が着火して爆発して両カートリッジの封板が開封され
る。水素と空気は混合燃焼室に噴出し、ここで混合して
爆ごう状態の組成となる。この混合ガスに火薬の爆発熱
が作用して燃焼し、爆ごう状態となり、吐出口を通って
エアバッグを膨張させる。火薬の着火からエアバッグの
膨脹は一瞬のうちに行われる。
【0042】本発明にかかる第二のエアバッグ用ガスの
供給装置は、第一のエアバッグ用ガスの供給装置におけ
る二つのカートリッジに各別に充填されたガスやその組
成を変えたもので、その他の構成は変っていない。従っ
て、説明はこのカートリッジについてのみとする。
【0043】即ち、この場合、水素と窒素の混合ガスカ
ートリッジと酸素カートリッジを有する。該混合ガスカ
ートリッジは該酸素カートリッジ内の酸素と混合した場
合に爆ごう範囲となる容量%の水素と窒素の混合ガスが
充填されてその開口が封板で密封されている。また、該
酸素カートリッジは該混合ガスカートリッジ内の混合ガ
スと混合して100%容量となる残存%容量の酸素が充
填されてその開口が封板で密封されている。
【0044】酸素カートリッジと水素カートリッジの場
合、封板の溶接はできないので、かしめとなる。
【0045】前記第一及び第二のエアバッグ用ガスの供
給装置において、両取付口が同一軸線上に配置され、両
封板が両カートリッジを取付口に取り付けた状態で火薬
を挟む細隙を形成するようになっていると、単一の火薬
で両カートリッジの封板が破断される。
【0046】前記第一及び第二のエアバッグ用ガスの供
給装置において、各封板の外面又は内面に破断を助成す
ると共に開口面積を広くとるための溝が形成されている
と、少ない火薬量での封板の開封が可能となり、しかも
流路断面が広くなる。
【0047】なお、前記第一のエアバッグ用ガスの供給
装置の場合も、該爆ごう範囲内の混合ガスは空気中での
水素が4〜75%とすると、着火エネルギーが0.04
mJで3/100sec以下のレスポンスタイムを得る
ことができる。
【0048】また同様に、前記第二のエアバッグ用ガス
の供給装置の場合も、該爆ごう範囲内の混合ガスの組成
容量%は酸素が17.16から8.61で、水素と窒素
の混合ガスが82.84から91.39の範囲内とする
と、この場合も、着火エネルギーが0.04mJで3/
100sec以下のレスポンスタイムを得ることができ
る。
【0049】
【実施例】図1から図3には本発明の第一の供給装置の
具体例を示してあるが、第二の供給装置はカートリッジ
の符号を変えただけで適用できるので、両供給装置に兼
用し、本発明の第一及び第二の供給方法もこの例を参照
しつつ併せて説明する。
【0050】1は純水素カートリッジ、2は空気カート
リッジ、3はヘッドである。純水素カートリッジ1は所
定空間S1を規制している。この空間S1内に空気カート
リッジ2内の空気と混合した場合に爆ごう範囲となる容
量%の水素が充填され、このカートリッジ1の首部11
の開口12を封板13で密封する。この密封はかしめ式
でもよいが、溶接式とすると一層完全な密封が期待でき
る。首部11の外周にねじ14が設けられる。
【0051】空気カートリッジ2は純水素カートリッジ
1内の水素と混合して100%容量となる残存%容量の
空気が充填されており、その首部21の開口22が封板
23で密封されている。この密封は溶接式でもかしめ式
でもよい。この首部21の外周にねじ24が設けられ
る。
【0052】第二の供給装置の場合、カートリッジの一
方は水素と窒素の混合ガスカートリッジ1′となり、他
方は酸素カートリッジ2′となる。それぞれのカートリ
ッジ1′と2′とが所定空間S1とS2を規制し、空間S
1内に酸素カートリッジ2′内の酸素と混合した場合に
爆ごう範囲となる容量%の水素と窒素の混合ガスが充填
されてその開口12が封板13で密封されている。ま
た、空間S2内に混合ガスカートリッジ1′内の混合ガ
スと混合して100%容量となる残存%容量の酸素が充
填されてその開口22が封板23で密封されている。
【0053】ヘッド3は混合燃焼室31、この混合燃焼
室にヘッド3の外部からそれぞれ連通する各カートリッ
ジ1と2又は1′と2′の取付口32と33、爆ごうガ
スの吐出口34及び開封装置35の装着口36を有して
いる。取付口32と33は周壁にねじ37と38を備
え、それぞれカートリッジ1又は1′の首部11のねじ
14や、カートリッジ2又は2′の首部21のねじ24
と螺合する。この開封装置35は装着口36に装着自在
のプラグ37、このプラグを貫通するリード38及びこ
のリードの内端の点火栓39に装着した火薬40を備え
ている。
【0054】吐出口34をエアバッグ4に導結し、各取
付口32や33に各カートリッジ1や2又は1′や2′
を取り付け、リード38を電気信号発生回路5に導結す
る。そして、プラグ37を装着口36に装着すれば、火
薬40が両封板13及び23の破断可能位置に臨出す
る。
【0055】電気信号発生回路5は電源5aとセンサー
5bを備えており、センサー5bの作動により回路が閉
成して点火栓39を起動する。この電気信号発生回路5
のセンサー5bを5′に示すように、スイッチ5cとし
てもよい。
【0056】センサー5bにより自動的に、又はスイッ
チ5cにより人為的に電気信号発生回路5又は5′が閉
成されると電流が点火栓39に流れて火薬40に着火
し、これが爆発する。この爆発力によりカートリッジ1
及び2又は1′及び2′の封板13と23が開封され、
水素と空気又は酸素と混合ガスが混合燃焼室31に噴出
して混ざり、爆ごう範囲内の組成の混合ガスとなるの
で、火薬40の爆発熱によりこれが燃焼する。そして、
燃焼ガスは爆ごう状態となって吐出口34から混合燃焼
室31外へ流出し、エアバッグ4を膨張させる。火薬4
0の爆発からエアバッグ4の膨張までの一連の動作は瞬
時に行われる。
【0057】爆ごう範囲内の混合ガスは空気中での水素
が4〜75%である。こうすると、着火エネルギーが
0.04mJで3/100sec以下のレスポンスタイ
ムを得ることができる。
【0058】爆ごう範囲内の混合ガスの組成容量%は酸
素が17.16から8.61で、水素と窒素の混合ガス
が82.84から91.39の範囲内である。こうする
と、前記の場合と同様に、着火エネルギーが0.04m
Jで3/100sec以下のレスポンスタイムを得るこ
とができる。
【0059】両取付口32と33は同一軸線上に配置さ
れ、両封板13と23は両カートリッジ1や2又は1′
や2′を各取付口に取り付けた状態で火薬を挟む細隙4
1を形成するようになっている。こうすると、単一の火
薬40で両カートリッジ1と2又は1′と2′の封板1
3と23が破断される。
【0060】混合燃焼室31には圧力センサー42が設
けられ、そのリード43がヘッド3を気密に貫通して計
器44に導結されている。こうすると、各カートリッジ
1や2からガスが洩れた場合、圧力変化が計器44に表
示されるので、洩れが分かる。
【0061】各封板13と23の外面又は内面に破断を
助成すると共に開口面積を広くとって瞬時にガスを放出
させるための溝45や46が形成されている。こうする
と、少ない火薬量で封板13や23の開封が可能で、開
口面積も広くなってガス流路断面が大となる。
【0062】これらの第一及び第二の供給装置の場合
も、爆ごう範囲内の混合ガスは空気中での水素が4〜7
5%であったり、また、爆ごう範囲内の混合ガスの組成
容量%は酸素が17.16から8.61で、水素と窒素
の混合ガスが82.84から91.39の範囲内である
と、それぞれ着火エネルギーが0.04mJで3/10
0sec以下のレスポンスタイムを得ることができる。
【0063】なお、図面で51はコネクター、52は吐
出口34に設けられた逆止弁、53はカップラーであ
る。
【0064】なお、エアバッグの容積を20lとした場
合、水素と空気の混合ガスの爆ごう範囲である水素容量
18.3〜59%の下限界と上限界における前記第一及
び第二の供給装置の各カートリッジの各気体の割合及び
各カートリッジの組合せは次の通りとなる。
【0065】
【0066】
【0067】
【発明の効果】本発明の第一の供給方法によれば、水素
と空気を用いるので無公害であり、密封の開放時に両気
体を混合してこれを爆ごう範囲内の混合ガス組成に変え
るので、これに着火することにより爆ごう状態のガスと
して急速に外部に送出させ、エアバッグを瞬時に膨張さ
せられる特徴がある。
【0068】請求項2によれば、着火エネルギーが0.
04mJで3/100sec以下のレスポンスタイムを
得ることができる。
【0069】請求項3の本発明の第二の供給方法によれ
ば、水素と窒素の混合ガス、及び酸素を用いるので無公
害であり、密封の開放時に両気体を混合してこれを爆ご
う範囲内の混合ガス組成に変えるので、これに着火する
ことにより爆ごう状態のガスとして急速に外部に送出さ
せ、エアバッグを瞬時に膨張させられ、酸素が独立して
いるので、スパークや静電気等が発生しても誤動作する
ことがなく、常に安全を保てる。請求項4によれば、水
素と窒素の混合ガスの密封を安全に行える。
【0070】請求項5の本発明の第一の供給装置によれ
ば、純水素カートリッジと空気カートリッジを用いるの
で、純水素カートリッジの場合、純水素をカートリッジ
に充填した後に封板をカートリッジに電気溶接すること
ができ、従ってガス洩れをほとんど解消でき、これらの
両カートリッジをヘッドに取付けることにより両カート
リッジの封板が共通の混合燃焼室に臨出し、開封装置に
より両カートリッジの封板を開封すれば混合燃焼室で混
合して確実に爆発限界内の組成に変わり、封板を開封し
た火薬の火熱によりこれに着火するので、火薬の爆発に
より確実に爆ごう状態となったガスを瞬時にエアバッグ
に供給することができる。
【0071】請求項6の本発明の第二の供給装置によれ
ば、従来技術を使えるのでカートリッジを廉価に供給で
き、第一の供給装置の場合と同様にこれらの両カートリ
ッジをヘッドに取付けることにより両カートリッジの封
板が共通の混合燃焼室に臨出し、開封装置により両カー
トリッジの封板を開封すれば混合燃焼室で混合して確実
に爆発限界内の組成に変わり、封板を開封した火薬の火
熱によりこれに着火するので、火薬の爆発により確実に
爆ごう状態となったガスを瞬時にエアバッグに供給する
ことができる。請求項7によれば、単一の火薬で両カー
トリッジの封板を破断できる。
【0072】請求項8によれば、少ない火薬量でかつ広
い面積で封板を開封できる。なお、この第一の供給装置
の場合も、請求項9のように爆ごう範囲内の混合ガスの
組成容量%は水素がは空気中での水素が4〜75%であ
ると、着火エネルギーが0.04mJで3/100se
c以下のレスポンスタイムを得ることができ、また、第
二の供給装置の場合も、請求項10のように爆ごう範囲
内の混合ガスの組成容量%は酸素が17.16から8.
61で、水素と窒素の混合ガスが82.84から91.
39の範囲内であると、同様に着火エネルギーが0.0
4mJで3/100sec以下のレスポンスタイムを得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるエアバッグ用ガスの供給方法の
実施に使用する供給装置の具体例を、小型カートリッジ
を取付けた状態で、一部切断して示す側面図である。
【図2】封板の正面図である。
【図3】図2の3−3線断面図である。
【図4】可燃性ガスを空気と混合したときの燃焼範囲を
示すグラフである。
【図5】加圧時における可燃性ガスを空気と混合したと
きの燃焼範囲を示すグラフである。
【図6】水素−空気−窒素(又は炭酸ガス)の混合ガス
の爆発範囲を示すグラフである。
【符号の説明】
1 カートリッジ 1′ カートリッジ 2 カートリッジ 2′ カートリッジ 3 ヘッド S 所定空間 5 電気信号発生回路 5′ 電気信号発生回路 12 開口 13 封板 22 開口 23 封板 24 点火装置 25 吐出口 31 混合燃焼室 32 取付口 33 取付口 34 吐出口 35 開封装置 36 装着口 37 プラグ 38 リード 40 火薬 41 細隙 42 センサー 43 リード 44 計器

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水素と空気を各別に所定空間内に密封
    し、該密封の開放時に該水素と空気を混合して爆ごう範
    囲内の混合ガス組成に変え、該混合ガスに着火して爆ご
    う状態で放出することを特徴とするエアバッグ用ガスの
    供給方法。
  2. 【請求項2】 該爆ごう範囲内の混合ガスは空気中での
    水素が4〜75%である請求項1に記載のエアバッグ用
    ガスの供給方法。
  3. 【請求項3】 水素と窒素の混合ガス、及び酸素を各別
    に所定空間内に密し、該密封の開放時に該水素と窒素の
    混合ガスと酸素とを混合して爆ごう範囲内の混合ガス組
    成に変え、該混合ガスに着火して爆ごう状態で放出する
    ことを特徴とするエアバッグ用ガスの供給方法。
  4. 【請求項4】 該爆ごう範囲内の混合ガスの組成容量%
    は酸素が17.16から8.61で、水素と窒素の混合
    ガスが82.84から91.39の範囲内である請求項
    3に記載のエアバッグ用ガスの供給方法。
  5. 【請求項5】 純水素カートリッジ(1)、空気カートリ
    ッジ(2)及びヘッド(3)を有し、 該純水素カートリッジ(1)は該空気カートリッジ(2)内の
    空気と混合した場合に爆ごう範囲となる容量%の水素が
    充填されてその開口(12)が封板(13)で密封されており、 該空気カートリッジ(2)は該純水素カートリッジ(1)内の
    水素と混合して100%容量となる残存%容量の空気が
    充填されてその開口(22)が封板(23)で密封されており、 該ヘッド(3)は混合燃焼室(31)、該混合燃焼室(31)に該
    ヘッド(3)の外部からそれぞれ連通する各カートリッジ
    (1,2)の取付口(32,33)、爆ごうガスの吐出口(34)及び開
    封装置(35)の装着口(36)を有し、 該開封装置(35)は該装着口(36)に装着自在のプラグ(3
    7)、このプラグを貫通するリード(38)及びこのリードの
    内端の点火栓(39)に装着した火薬(40)を備え、 該吐出口(34)をエアバッグ(4)に導結し、該各取付口(3
    2,33)に各カートリッジ(1,2)を取り付け、該リード(38)
    を電気信号発生回路(5,5')に導結し、該プラグ(37)を該
    装着口(36)に装着することにより該火薬(40)が該両封板
    (13,23)の破断可能位置に臨出することを特徴とするエ
    アバッグ用ガスの供給装置。
  6. 【請求項6】 水素と窒素の混合ガスカートリッジ
    (1')、酸素カートリッジ(2')及びヘッド(3)を有し、 該混合ガスカートリッジ(1')は該酸素カートリッジ(2')
    内の酸素と混合した場合に爆ごう範囲となる容量%の水
    素と窒素の混合ガスが充填されてその開口(12)が封板(1
    3)で密封されており、 該酸素カートリッジ(2')は該混合ガスカートリッジ(1')
    内の混合ガスと混合して100%容量となる残存%容量
    の酸素が充填されてその開口(22)が封板(23)で密封され
    ており、 該ヘッド(3)は混合燃焼室(31)、該混合燃焼室(31)に該
    ヘッド(3)の外部からそれぞれ連通する各カートリッジ
    (1,2)の取付口(32,33)、爆ごうガスの吐出口(34)及び開
    封装置(35)の装着口(36)を有し、 該開封装置(35)は該装着口(36)に装着自在のプラグ(3
    7)、このプラグを貫通するリード(38)及びこのリードの
    内端の点火栓(39)に装着した火薬(40)を備え、 該吐出口(34)をエアバッグ(4)に導結し、該各取付口(3
    2,33)に各カートリッジ(1',2')を取り付け、該リード(3
    8)を電気信号発生回路(5,5')に導結し、該プラグ(37)を
    該装着口(36)に装着することにより該火薬(40)が該両封
    板(13,23)の破断可能位置に臨出することを特徴とする
    エアバッグ用ガスの供給装置。
  7. 【請求項7】 該両取付口(32,33)は同一軸線上に配置
    され、該両封板(13,23)は両カートリッジ(1,2)を該取付
    口(32,33)に取り付けた状態で該火薬(40)を挟む細隙(4
    1)を形成するようになっている請求項5又は6に記載の
    エアバッグ用ガスの供給装置。
  8. 【請求項8】 該各封板(13,23)の外面又は内面に破断
    助成用溝(45,46)が形成されている請求項5又は6に記
    載のエアバッグ用ガスの供給装置。
  9. 【請求項9】 該爆ごう範囲内の混合ガスは空気中での
    水素が4〜75%である請求項5に記載のエアバッグ用
    ガスの供給装置。
  10. 【請求項10】 該爆ごう範囲内の混合ガスの組成容量
    %は酸素が17.16から8.61で、水素と窒素の混
    合ガスが82.84から91.39の範囲内である請求
    項6に記載のエアバッグ用ガスの供給装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CH707228A1 (de) * 2012-11-19 2014-05-30 Dr Philip Maechler Rettungsmittel zur Anordnung in Bekleidung, Schwimmhilfen oder Rettungswesten für Personen.
US9475557B2 (en) 2012-11-19 2016-10-25 Philip Maechler Life jacket having additional lifesaving means and lifesaving means for arrangement in buoyancy aids or life jackets
CN112604605A (zh) * 2020-12-10 2021-04-06 河南理工大学 一种抗病毒药物hiv中间体制备用缓滴装置

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