JPH10119995A - 開封兼繰返し密閉可能なキャップ付き樹脂製密封容器複合体 - Google Patents

開封兼繰返し密閉可能なキャップ付き樹脂製密封容器複合体

Info

Publication number
JPH10119995A
JPH10119995A JP8297959A JP29795996A JPH10119995A JP H10119995 A JPH10119995 A JP H10119995A JP 8297959 A JP8297959 A JP 8297959A JP 29795996 A JP29795996 A JP 29795996A JP H10119995 A JPH10119995 A JP H10119995A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
lid member
resin
cap
opened
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8297959A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirotaka Nishida
田 弘 尊 西
Makoto Kuroki
木 真 黒
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taisei Kako Co Ltd
Original Assignee
Taisei Kako Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Taisei Kako Co Ltd filed Critical Taisei Kako Co Ltd
Priority to JP8297959A priority Critical patent/JPH10119995A/ja
Publication of JPH10119995A publication Critical patent/JPH10119995A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Tubes (AREA)
  • Closures For Containers (AREA)
  • Containers Opened By Tearing Frangible Portions (AREA)
  • Polyesters Or Polycarbonates (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 開封後繰返し密閉可能キャップ付き密封容器
複合体を開発する。 【解決手段】 外蓋部材(11)は支持部付き稍上細の筒状
でその下段域内壁に通常は螺条(19)が刻設され、通常は
それと一体の上蓋部(13)、外蓋部材(11)の支持部(11c)
に穿設又は一体に突設された穿刺針部材(4)で主として
構成され、螺条(19)で容器(3)の口頸部の螺条(35)に係
合し、穿刺針部材(4)は尖端部(41)、その両脇の横孔部
(42)、内部を貫通して尾部(45)に開口する通液路(43)を
備え、上蓋部(13)の下面から下方へ突設された栓体(14)
は穿刺針部材の尾部開口に着脱可能に嵌装。上蓋部(13)
は外蓋部材(11)に一体構造の固形ヒンジ(18)及び薄膜ヒ
ンジ(12)で連結され、前者の他端に開閉用突起(17)が位
置。 【効果】 開封後の液洩出阻止を無ガスケットで実現;
バリ処理不要。高生産性実現;キャップ混同皆無。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は封止された容器の開
封機能と共に、一旦開封後にも繰返しの開放及び密閉可
能(「開封兼繰返し密閉可能」と称することがある)な
樹脂製容器(「本発明の容器部分」と略称することがあ
る)と、それに冠装されるキャップ(「本発明の密封容
器を構成するキャップ」と略称することがある)とから
なる樹脂製密封容器複合体に関する。
【0002】詳しくは、本発明はこのキャップが開封さ
れる容器の口頸部に冠装及び係止され、しかもこのキャ
ップ内に装架された開封兼通液部材によってこの容器の
口部封止が刺通開封された後にも開封兼通液部材を緊締
確保して、その離脱を防止する緊締力に優れた重合体材
料で封止された容器に関する。また、本発明は外蓋部材
を主体として又は外蓋部材と内蓋部材とで主として構成
されると共に、外蓋部と一体構造で開閉自在の上蓋部を
備え、この上蓋部下面から突設された栓体部及び内蓋部
材頂面に略垂直に装着された中空穿刺針部材の機能によ
って、繰返し流出可能が実現されるキャップとそれが冠
装される容器部分とからなる樹脂製密封容器複合体に関
する。
【0003】
【従来の技術】従来、内容液体の変質防止及び細菌によ
る汚染防止の少なくとも何れかの目的で完全密閉型(完
全封止型)の液体容器(以下「封止液体容器」と称する
ことがある)が使用されている。この封止液体容器は例
えば、樹脂を容器に成形すると同時にこの容器内に薬
液、輸液、生理食塩水、化粧水その他の溶液、乳液、分
散液等の液状内容物を封入して容器内を気密に保つこと
ができる寄与で、外気との接触を嫌う内容物を無菌に保
つ、内容物の変質を防止する及び内容物の揮発を防止す
る等の機能を実現することができる。
【0004】この封止液体容器中の内容物を用いるに
は、封止液体容器を開封して、この開口部から内容物を
使用量ずつ取り出して使用する。処が、容器を一旦開封
した後においても依然として容器内を上記のような外界
と遮断された状態に保つ(気密を保つ)為には、開封方
法及びキャップの構成が極めて重要な役割を果たしてい
る。
【0005】封止液体容器を開封する方法には、容器の
開封予定部を引きちぎって開封する引きちぎり開封方
法、容器開封予定部を切断して開封する切断開封方法及
び容器開封予定部を穿刺用突起等で穿刺して開封する穿
刺開封方法等が採用されている。
【0006】しかしながら、引きちぎり開封方法では開
封後の容器の口部形状が変形するので、変形した口部形
状はキャップで密閉するには馴染まず、再閉塞後に容器
の気密を保つことが困難であることから、上記容器の開
封方法としては適当でない。
【0007】また、上記封止液体容器は内容物の充填と
同時に密閉するように成形されることに起因して、該容
器の口部外面には成形時のバリが生じている。それに起
因して切断開封方法で容器口部を切断した場合には、こ
の口部周辺のバリに妨げられて口部をキャップで密閉で
きず、容器の気密を保つには好ましくない。
【0008】従って、封止液体容器を開封した後の再閉
塞においても確実に容器の気密性を確保する為には、穿
刺開封方法を採用する外は無い。この穿刺開封方法によ
って形成された容器開封部を再度密閉する為のキャップ
としては、キャップの頂面に穿刺突起を設けて、この穿
刺突起で開封予定部を押し破る型のキャップが従来知ら
れている。しかしながら、この型のキャップでは容器開
封時に先立ってキャップを一旦脱離させ、このキャップ
の向きを逆転させてその頂面を容器開封予定部に押し当
てて穿刺開封する操作を要することから、その操作が面
倒であると共に穿刺突起に付着した容器内容物がその後
のキャップの着脱時に操作者の手指等に付着し勝ちであ
るという不都合が伴った。
【0009】この種の不都合を解消するべく、キャップ
の内側に穿刺突起を設けたキャップが既に開示されてい
る(実公昭58−21396号公報)。このキャップは
キャップ内側に突設された穿刺突起を容器の開封予定部
にねじ込んで(螺合させて)容器を開封するものであ
る。このキャップによれば、容器開封後であっても、キ
ャップ内側の穿刺突起を容器の開封部に押し付けてシー
ルすることによって、容器の気密性を或程度は保つこと
ができる。従って、このキャップによれば、容器にキャ
ップが装着されている状態であれば開封後の容器も一応
の気密性を保有している。
【0010】上記の発展の延長線上に、特開平8−18
3555号公報開示の発明が公開されるに到った。その
内容は要するに、上記の先行出願における各部材間の組
上げにおける表面の当接を妨げるバリ部、特に開封され
る容器の口頸部上端面に残るバリ噛み部で気密性が確保
困難である問題点を解決する手段として「Oリング」を
ガスケットとして嵌装することに求められる。
【0011】しかし、ガスケットの嵌装によっても全て
の問題が解消された訳ではない。即ち、「Oリング」を
嵌装する為にはその為の空間を要する。更に、締め付け
による寸法公差が所定の範囲に収まりにくいという問題
も伴う。これは小型機材においては無視できない問題で
ある。しかも、「Oリング」の材質が内容液体に対して
汚染、その変質又は分解等を生じないものであるという
制約、その耐久性例えば、耐熱性、耐酸化性、耐候性、
耐薬品性、電気特性等の種々の制約が課される。
【0012】本発明の目的は上記の「Oリング」等のガ
スケット嵌装に伴う制約を回避して、開封される容器の
材質をその口部封止が刺通された状態において緊締確保
能力に優れた材料に選定する解決策を提案することにあ
る。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述の種々の
解決手段でも依然として未解決に留まる問題点即ち、複
合体組み上げに際して往々にして直面する2以上の部材
の当接面における密着性不足の問題点に対して、従来の
ガスケット嵌装ではなく、全く別の解決手段を提供する
ことをその目的に掲げた。
【0014】換言すれば、本発明の複合体組上げに用い
られる各部材はその表面に成形時に生ずるバリ(バリ噛
み部)を残しているが、本発明ではそれらのバリをガス
ケットの嵌装によって吸収せず、バリの削除もせずに、
バリによる間隙よりも大きな遊間を接触する部材間に意
図的に設ける。それと共に本発明では、容器の内容液が
洩れ出すこと、場合によっては内容液が外気の侵入によ
って変質等を生ずる虞をも全て口部封止を形成する材料
重合体の緊締確保能力によって阻止する。
【0015】即ち、口部封止の材料重合体が開封兼通液
部材である穿刺針部材の外面を取り囲んで緊締及び確保
する能力によって上記の虞を解決する。この改良によれ
ば、従来は組上げ段階で当接する両部材の対向面間にガ
スケット等を嵌装する手当を全く要せずに十分な気密性
を実現及び確保することができた。
【0016】上記の効用に加えて、本発明の樹脂製密封
容器複合体を構成するキャップには、上記のように開封
される容器にキャップが冠装された状態では高い密閉性
が要求されることに加えて、キャップの開閉が素早く簡
単に行なわれ得るという機能も期待されている。
【0017】封止液体容器は一般に外気と接触すること
を嫌う内容物を収容する為に使用される結果、封止容器
の一旦開封後においても、できるだけ内容物を外気に接
触させないという機能が必要とされる。従って、キャッ
プを外して内容物を取り出す際にも、内容物がなるべく
外気に接触しないように構成することが好ましく、その
為には、キャップはできる限り短時間で開閉できること
が好ましい。さらに、例えば作業の都合によっては片手
でキャップ開閉操作を行なう外は無いような場合であっ
ても、容器内の気密性を保つ為には片手で簡単にしかも
迅速にキャップ開閉操作を行えることが好ましい。
【0018】また、封止液体容器中の内容物はなるべく
外気と接触しないことが好ましいことに加えて、当然の
ことながら他の物質との接触に起因する汚染、変質又は
分解が厳に禁止される。処が、従来の封止液体容器のキ
ャップは時としてそれらの可能性を残していた。即ち、
内容物の気密性を保つ為には、開封される容器にこのキ
ャップが螺合又は嵌合される構造にする外は無かった。
【0019】処がその儘では、内容物を使用する際に脱
離させたキャップを紛失した結果、容器の内容物が使用
不可能に至った事態又は、誤って他の容器のキャップを
冠装させた結果、容器の内容物を他の物質で汚染させ、
変質させ又は分解させてしまう事態が生じ得た。
【0020】上記のような事態の発生を回避し、開閉操
作を短時間でかつ片手でも簡単に行ない得ることに加え
て、誤って他の容器用のキャップを冠装する虞を伴わな
いキャップとしては、キャップの胴部と蓋部とをヒンジ
で接合したワンタッチキャップ等が既に存在する。
【0021】処が、上記の実公昭58−21396号公
報に記載のキャップは開封される容器に螺合又は嵌合さ
れる構造であることに起因して、短時間で開閉操作を行
なうことが困難であると共に、片手で簡単に開閉操作を
行なうこともできず、しかも一旦脱離させたキャップを
紛失する事態又は誤って他の容器用のキャップを冠装す
る虞があるという問題を有していることは上述の通りで
ある。
【0022】本発明は上記のような問題点をも解決しよ
うとするものであって、短時間でかつ片手でも簡単に開
閉操作を行なうことができ、さらにキャップを紛失する
虞も、誤って他のキャップを冠装する虞を伴わないキャ
ップを提供することをも目的とする。
【0023】他方、開封される容器の口部封止にも、一
旦刺通開封された後に相当の期間に亘って穿刺針等の開
封兼通液部材が開封部から離脱しないことが必要であ
る。その為には、容器の素材樹脂として口部封止に刺通
された開封兼通液部材の好適例である穿刺針(部材)を長
期間に亘って周囲から緊締及び確保する能力に優れた特
定の材料を選択して用いることを要する。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明の開封兼繰返し密
閉可能なキャップは例えば下記の各種構成を採り得る: (i)外蓋部材及びそれと一体の上蓋部並びに外蓋部材の
支持部に装着された開封兼通液部材、外蓋部材の支持部
と一体構造の開封兼通液部又は内蓋部材のフランジ部と
一体構造の開封兼通液部、場合によっては付設され得る
内蓋部材で主として構成され、外蓋部材には、その下端
域から始まる内壁面に、開封される容器の口頸部と係合
可能、好ましくは螺合可能な螺溝及び螺条(「螺旋」と
総称することがある)が形成され、外蓋部材の上端域内
壁から突設された突条が内蓋部材フランジ部の周縁部と
気密に当接して支持部を形成し、一旦開放された上蓋部
を再度繰返し密閉すると共に上蓋部の下面から突設され
た通液路閉塞部の通例である栓体部を備えた上蓋部と、
内蓋部材は外蓋部材に内嵌されてその内壁面に刻設され
た係合手段好ましくは凹陥と、それに係合する係合手段
好ましくはアンダーカットとで該外蓋部材に嵌合及び係
合されている。
【0025】更に、本発明におけるキャップの好適態様
は該内蓋部材の下端域が開封される容器の口頸部壁面に
沿って変形可能に形成されていると共に、該外蓋部材を
初期位置を越えて開封される容器に深く螺合させる(容
器側へ向けて進行させる)ことによって、開封される容
器の上端域に位置する口部封止(開封予定部)を開封兼通
液部(部材)として好適例の穿刺針部(部材)が穿刺開封す
る開封兼繰返し密閉可能なキャップである。この穿刺針
部(部材)は口部封止を穿刺開封可能な硬度の材料で形成
され、その尖端域の側面に通液用の横孔を有すると共に
その内部中心軸付近を走り、穿刺針部(部材)の尾部に開
口する通液路を備えている。
【0026】<各部材の材質> <<キャップを形成する材質>>本発明の密封樹脂複合体を
構成するキャップを形成する材質は下記の様に選択され
得る:外蓋部材が好ましくはポリオレフィン結晶性樹
脂、更に好ましくはポリプロピレン結晶性樹脂で形成さ
れていることが好ましい。
【0027】上蓋部材は外蓋部材と同一材質で形成され
ていても良いが、繰返し密封性を確保する為には比較的
軟質材で形成されていることが好ましい。穿刺針部材は
後記の通りに、比較的に硬質樹脂であって、しかも脆く
ないことが重要である。具体的な樹脂名は下記に例示さ
れている。
【0028】内蓋部材は場合によって設けられ得るもの
であるが、その材質は外蓋部材と同一又は近接した材質
で形成され得る。なお、穿刺針部材が嵌着される場合に
は、それが使用前又は使用中に脱離せず、かといって余
りにも軟質可撓性材料でも穿刺針部材に印加される推力
を受け止められないので、比較的に硬質の部材で形成さ
れることが好ましい。なお、穿刺針部材と内蓋部材とが
同一の材質で形成されている場合も本発明に包含され
る。
【0029】<<容器を形成する材質>>本発明の密封樹脂
複合体を構成する容器を形成する材質は通常、真密度
0.956g/cc以下の可撓性のポリオレフィン樹脂であ
る。好適な材質はポリエチエレン樹脂であって、単独重
合ポリエチエレンに加えて共重合ポリエチエレン例え
ば、エチエレン−プロピレン共重合体であって、プロピ
レン含有量が15モル%以下のものを挙げることができ
る。高密度ポリエチエレンで形成された容器は一般に比
較的硬質で、或程度の剛性をも備えたものである。しか
し、高密度ポリエチエレンは一般に透明性に欠けること
から、透明性が重視される用途向けには低密度ポリエチ
エレンが容器材料として好ましい。
【0030】以下に、本発明の樹脂製密封容器複合体を
構成する容器が特にオレフィン重合体で形成される場合
の重合体の内訳を説明する:開封される容器を形成する
オレフィン重合体がプロピレンの結晶性重合体である場
合には、結晶性単独重合体、プロピレンを主体とする結
晶性共重合体であって、それに含有されている共重合単
位がエチレン、1-ブテン、4-メチル-1-ペンテン、1-オ
クテン、1-デセン及び酢酸ビニルから選ばれる単位を1
5モル%以下(共重合体基準)含有するものであり、開封
される容器を形成するオレフィン重合体がオレフィンの
エラストマーセグメントを5〜30重量%含有する共重
合ポリオレフィン樹脂である場合には、該エラストマー
セグメントがプロピレン−エチレン共重合体、プロピレ
ン−1-ブテン共重合体及びプロピレン−4-メチル−1-
ペンテン共重合から選ばれる少なくとも何れかのエラス
トマーセグメントであり、開封される容器を形成するオ
レフィン重合体が基質成分とエラストマー成分とを主体
とする組成物である場合には、基質成分がポリエチエレ
ン樹脂並びに共重合体エラストマー成分であるプロピレ
ン−エチエレン共重合体エラストマー、プロピレン−1-
ブテン共重合体エラストマー及びプロピレン−4-メチル
−1-ペンテン共重合エラストマーの少なくとも何れか5
〜30重量%(樹脂組成物基準)からなるものである。
【0031】尤も、特殊の要請に応じる為の容器の材質
としては、ポリオレフィン樹脂の中でもポリ-4-メチル-
1-ペンテン樹脂がその耐熱性を生かして加圧水蒸気滅菌
用容器に用いられる外に、熱可塑性ポリエステル好まし
くはポリエチエレンテレフタレート(PET)及びポリブ
チレンテレフタレート(PBT)の少なくとも何れか、ポ
リアミド樹脂(NL)例えば、6-ポリアミド、7-ポリアミ
ド、11-ポリアミド、12-ポリアミド、6,6-ポリアミド、
6,7-ポリアミド、6,10-ポリアミド、6,12-ポリアミド、
MXD6(m-キシリレンジアミンとアジピン酸との共縮
合物)の少なくとも何れか、耐衝撃性ポリスチレン、ポ
リ-α-メチルスチレン、ポリカーボネート(PC)例えば
ビスフェノールF系、ビスフェノールA系等の少なくと
も何れかのPC、又は縮合環構造を分子主鎖中に含有す
る非晶性ポリオレフィン樹脂等が適宜用いられ得る。当
然ながら、容器を形成する樹脂は穿刺針部材を形成する
樹脂よりも軟質である様に組み合わせることが実用上重
要である。
【0032】上記の穿刺針部(部材)は好ましくはポリカ
ーボネート、ポリエチエレンテレフタレート、ポリブチ
レンテレフタレート、ポリスチレン系樹脂又は縮合環構
造を分子主鎖中に含有する非晶性ポリオレフィン樹脂等
で形成されている。この非晶性ポリオレフィンの中には
例えば、商品名「Apel」又は商品名「Zeonex」で市販さ
れているものもある。
【0033】開封兼通液部材の好適態様である穿刺針部
(部材)がポリスチレンで形成されている場合には、その
ポリスチレンは耐衝撃性ポリスチレン(ハイインパクト
ポリスチレン)であることが好ましい。
【0034】付属的部分である通液路閉塞部材の好適態
様即ち栓体部を形成する重合体は通常、ブチルゴム(I
IR)である。しかし、特殊な場合には栓体部がシリコ
ンゴム又はフッ素ゴム等で形成され得る。
【0035】
【実施例】以下、本発明の基本態様及び変形態様をそれ
ぞれ図面に基づいて詳細に説明する。なお、図1〜図5
は本発明の基本態様である容器に冠装された開封兼繰返
し密閉可能なキャップの基本態様を例示した模式的見取
り図又は縦断面図であり、図6及び7は本発明の密封容
器に冠装される開封兼繰返し密閉可能なキャップの変形
態様1及び2を例示した模式的縦断面図である。本発明
における「上下左右前奥」等は図面上の位置関係を表わ
し、それらは説明の便宜上の表現に過ぎない。
【0036】図1は封止液体容器を穿刺(刺通)によって
開封する本発明における開封兼繰返し密閉可能なキャッ
プ(1)が封止液体容器(3)の口頸部(34)に冠装されて
いる態様の外観を示す模式的見取り図である。
【0037】図1によれば、本発明におけるキャップ
(1)は略台形の胴部(11)、その上端部に載置された略
台形の小型部(13)及び両者の接続部と目される固形ヒ
ンジ部(12)及び薄膜ヒンジ部(18)で構成されてい
る。
【0038】図2によれば、本発明の密封容器を構成す
るキャップ(1)は開封される容器(3)の口頸部(34)に
螺合によって嵌装されている。その螺合手段は本発明の
密封容器を構成するキャップ(1)を構成する外蓋部材の
内壁下段部に刻設された螺条及び螺溝(総称「螺旋」)に
対応する容器(3)の口頸部(34)外壁に刻設された対応
螺条(35)及び螺溝との係合によって構成されている。
【0039】外蓋部材(10)を構成する側面形状略台形
の胴部(11b)は倒立状態のの支持部付き筒状体からな
り、その上端部に位置する支持部(11c)の頂面に密着
載置された側面形状略台形の可動蓋部は外蓋部材(10)
の上端部を覆う上蓋部(13)であって、両者の接続部ら
しい部分は両者と一体構造の固形ヒンジ部(12)及び薄
膜ヒンジ部(18)であって、その他にも多数の部材又は
部分で構成されていることが判る。それら多数の部材の
中で特に重要な部材として穿刺針部材(4)を挙げること
ができる。
【0040】図2は本発明の密封容器複合体を構成する
キャップ(1)及びそれがネジ(螺溝及び螺条)によって
冠装された開封される容器(3)の口部を形成する円錐台
状の封止部の縦断面図であって、外蓋部材(10)の支持
部(11c)の略中心を貫通して穿刺針部材(4)が設けら
れ、その尖頭部が円錐台状の封止部の頂上に位置する口
部封止(36)に稍進入している。しかし、この尖頭部
(41)は製造段階、出荷段階、輸送段階及び貯蔵段階に
おいては口部封止(36)から所定の距離だけ隔たった位
置に設置されている。この口部封止(36)及びそれに続
く斜面部分である頭部側壁面(31)は共に開封される容
器と同一の可撓性の軟質樹脂即ち、真密度0.956g/
cc以下のポリオレフィン系樹脂、好ましくはポリエチエ
レン系樹脂で形成されており、穿刺針部材(4)の尖頭部
(41)によってその口部封止(36)が十分に穿刺開口さ
れ得る。図1〜4は穿刺針部材(4)の設置環境及び一応
の形状を示す。
【0041】<穿刺針部材(4)>図5は穿刺針部材(4)
の最も詳しい形状を示す。即ち図5によれば、この穿刺
針部材(4)は尖頭部(41)を下に向けて嵌装され、その
尖頭部(41)の両側には通液の為の横孔部(42)が設け
られて穿刺針部材(4)内部を長軸に沿って走る通液路
(43)を経てその上半部の開口に到る。穿刺針部材(4)
は外蓋部材(10)の支持部(11c)に嵌着される為の凹
陥部(16)をその略中段部外壁に備えている。この凹陥
部(16)は点状又は溝状、更に全周に亘る溝でも良い。
凹陥部(16)の下側(尖頭部側)の張出しと凹陥部(1
6)の上側の大径部とが支持部(11c)を挟付ける形で穿
刺針部材(4)の上下動、脱離及び嵌着部からの液漏れを
防ぐに十分な程度に緊密に当接している。
【0042】なお、穿刺針部材(4)はその尖頭部(41)
から横孔部(42)を経て口頸部から肩部(44)へ到る
が、この肩部(44)の位置は天板(11c)に嵌着された
場合において支持部下面よりも稍上方へ抉り込まれてい
ることが好ましい。即ち、穿刺針部材(4)の肩部(44)
は開封される容器(3)の口部封止(36)から所定距離以
上離れる位置を占めることが好ましい。
【0043】穿刺針部材(4)の尾部(45)は他部よりも
通常は大径に作成されると共に、その内部に位置する通
液路(43)も好ましくは拡径されており、これに内嵌さ
れる栓体部(14)の嵌入を容易にしている。
【0044】図4は穿刺針部材(4)の尾部(45)におけ
る内壁形状を詳しく示す。それによれば、穿刺針部材
(4)の内部に位置する通液路(43)が中段で拡径し、拡
径した通液路内壁には栓体部(14)の内嵌を助けると共
に、内容液の漏出しを防止する為に有益な細かい水平突
条が設けられていることが判る。
【0045】<外蓋部材(10)及び上蓋部(13)とヒン
ジ部との関係>図4で包括される図4(A)及び図4(B)
はそれぞれ上蓋部(13)を開いて同時に開栓した状態
[栓体部(14)が抜き去られた状態]を示す。図4(A)
によれば、外蓋部材(10)の上端域は固形ヒンジ部(1
2)及び薄膜ヒンジ部(18)へ移行し、薄膜ヒンジは更
に上蓋部(13)へ移行しており、外蓋部材(10)の上端
面は上蓋(13)によって気密に覆われる。この上蓋部
(13)は浅い庇の帽子状であり、その固形ヒンジ(12)
及び薄膜ヒンジ(18)の位置に対向する位置に庇(17)
を備えている。この庇(17)は実際には片手の指1〜2
本で上蓋部(13)を容易に開閉できる様にする為の
「上蓋部開閉用突起(17)」である。上蓋部(13)の下
面には栓体部(14)が突設されている。
【0046】栓体部(14)の位置は穿刺針部材(4)の尾
部(45)に開口している通液路(43)の拡径域に密接に
内嵌され得る位置である。図4(A)によれば、本発明の
密封容器複合体を構成するキャップ(1)における外蓋部
材(10)と上蓋部(13)との移行部は固形ヒンジ部(1
2)及び薄膜ヒンジ部(18)で構成されている。固形ヒ
ンジ部(12)と薄膜ヒンジ部(18)との移行関係は下記
の2種類に分類される: [1]その移行関係1は外蓋部材(10)の上端域外壁の一
部分からの外方への張り出しから薄膜ヒンジ(18b)を
経由して略逆L字型の固形ヒンジ(12c)に移行し、こ
のヒンジ(12c)は更に薄膜ヒンジ(18c)を経由して上
蓋部(13)に到っている; [2]固形ヒンジ部(12)と薄膜ヒンジ部(18)との関係
の2は外蓋部材(10)の上端域外壁で上記の移行関係1
を挟んで両側に設けられている。その片方について説明
すれば、外蓋部材(10)の上端域から立ち上がる下側の
固形ヒンジ(12a)は薄膜ヒンジ部(18a)を経由して上
側の固形ヒンジ(12b)へ移行し、遂に上蓋部(13)へ
到っている。
【0047】<栓体部(14)>図2、図3及び特に図5
によれば、栓体部(14)は稍先細の棒状体であれば足り
るが、その内部には空洞(15)が設けられていることが
好ましい(特に図5参照)。空洞(15)の機能としては、
栓体部(14)が成形後に縮径する事態を防止又は軽減す
る機能を挙げることができる。
【0048】本発明の密封容器複合体を構成するキャッ
プ(1)に一旦開封後に繰返しの開閉を可能にする機能を
付与する為には、上蓋(13)を開いて同時に開栓した後
に、再度上蓋を閉じて同時に気密に閉栓(密栓)できるこ
とが必須である。この密栓の為には、栓体部(14)の外
径が通液路(43)の上端開口の内径よりも稍大きなこと
が重要であるから、一旦作成された栓体部の外径が縮径
によって密栓不能を来たすことは避けるべきである。
【0049】<密封複合容器のキャップ(1)と容器(3)
との作動関係>本発明の密封複合容器を構成するキャッ
プ(1)は開封される容器(3)の口頸部(34)に冠装され
た形態で出荷される。この段階ではキャップ(1)を構成
する外蓋部材(10)の胴部の下段内壁に刻設された螺溝
(19)と容器(3)の口頸部外壁に突設された螺条(35)
とが所定位置まで係合された状態に保留されている。即
ち、穿刺針部材(4)は容器(3)の口部封止(36)から所
定距離(遊間)だけ隔たっている。
【0050】このキャップ(1)を使用する場合には、先
ずその外蓋部材(10)を容器(3)へ接近させる手段を講
ずる。図示の例では、外蓋部材(10)をネジの進む方向
へ回して螺進させる。穿刺針部材(4)が容器(3)の口部
封止(36)に当接した段階で螺進に抵抗を受ける感覚が
操作者の手に伝わる。ここで更に力を増してキャップ
(1)を回せば穿刺針部材(4)が口部封止(36)を穿刺し
て手に伝わる抵抗が急減し、程無くキャップ(1)を回し
得なくなる。しかし、この段階でも口部封止(36)の頂
面と外蓋部材の支持部(11c)下面との間には多少の間
隙(遊間)が残されていることが重要である。
【0051】ここで上蓋部開閉用突起(17)に片手の何
れかの指を掛けて上蓋部(13)を開くことによって、栓
体部(14)も通液路(43)の尾部開口から抜け去る結
果、内容液を流出させて利用することができる。使用終
了後には再び上蓋部(13)を閉じれば栓体部(14)が通
液路(43)を閉塞して内容液が外気と遮断される。
【0052】また、該外蓋部材と該上蓋部とが好ましく
は該外蓋部材の上端域に設けられた薄膜ヒンジによって
開閉自在に一体化されていると共に、該外蓋部材、該上
蓋部及び該薄膜ヒンジが好ましくはヒンジ性に富むポリ
プロピレンで形成されており、該上蓋部下面に突設され
た栓体部が該上蓋部を閉じた際に穿刺針部(部材)の尾部
に開口した通液路に進入して該穿刺針部(部材)からの液
状物の流出を阻止し、該上蓋部が開いた際には、該上蓋
部の開口に伴って栓体部が穿刺針部(部材)の通液路を閉
塞する位置から該上蓋部と共に脱離して、該穿刺針部
(部材)内の通液路から液状物の流出が可能になる。
【0053】<部材間の遊間の意義>本発明の密封容器
を構成するキャップを構成する特定の部材間には遊間を
設けることが好ましい。この遊間の幅(遊間を挟む両面
の間隔:γ)は通常0.2〜2mm、好ましくは0.5〜1.
5mmに設定することが好ましい。この遊間が設けられる
べき個所は例えば、外蓋部材の支持部(11c)下面と開
封される容器(3)の頭部に位置する中空で略円錐台状の
封止部分の頂面を占める口部封止(36)との間及び穿刺
針部材(4)の肩部(44)と口部封止(36)との間であ
る。
【0054】上記の遊間に加えて、他の部材間の遊間と
の関連で決定される遊間も重要である。即ち、図2に例
示されている様に、製品出荷段階におけるキャップ(1)
の下端と開封される容器(3)の口頸部起点に位置するデ
ッキ(37)面との間の間隔(α)と上記の外蓋部材の支持
部(11c)下面と開封される容器(3)の頭部に位置する
中空で略円錐台状の封止部分の頂面を占める口部封止
(36)との間隔(β)との大小関係はβ>αであることが
最小限必要である。
【0055】換言すれば、キャップ(1)の螺進によって
穿刺針部材(4)の尖端(先端)が口部封止(36)を穿刺貫
通して開封される容器(3)内部と外界とを連通させた後
にも、依然として所定の遊間が残されるには、α<βの
関係が最低限必要であると言える。しかも、実際的には
単にα<βに留まらず、α−β≦γの関係が必要であ
る。ここで、γとは、所定の遊間(γ)のことである。こ
の関係が維持されていれば、キャップ(1)の下端面が上
記のデッキ(37)面に当接した段階でも、所定の遊間
(γ)が確保されることになる。
【0056】なお、当然のことであるが、穿刺針部材
(4)の下半部の長さ即ち、外蓋部材の支持部(1c)の下
面から下方への張出し部分の長さ(δ)は穿刺針部材(4)
の尖端が製品出荷段階の設定では口部封止(36)に接触
していないことに加えて、多少の外力等によっては口部
封止(36)に接触の危険さえも生じない程度に短く設定
されるべきである。即ち、δ<γであることを要する。
しかも、実際的には単にδ<γに留まらず、δ−γ≦ε
であることが必要である。ここでεとは、穿刺針部材
(4)の尖端部と口部封止(36)との間隔である。
【0057】上記の種々の関係が充足されるべきである
とはいえ、同じく当然ながら穿刺針部材(4)の下半部の
長さ(δ)は口部封止(36)を穿刺貫通して容器(3)の内
部と外気との連通を実現できる程度に長いことも実用上
は必要である。
【0058】<本発明の変形態様1>図6は本発明の基
本態様のキャップ(1)を構成する外蓋部材(10)が穿刺
針部材(4)と一体化した点に基本的な変形が存在する態
様である。即ち、本態様は外蓋部材(10)が支持部(1
1c)の中心域に穿刺針部材(4)を一体に組み込んだ点で
基本態様とは異なる。
【0059】この態様を実現する為に、外蓋部材(10)
は支持部付き筒状の胴部(11)とその上端に穿刺針部
(11n)はその穿刺貫通機能を備える為に硬質樹脂で形
成されていることが必要である。ここで、「支持部」は
外蓋部材の上端域内壁の対向する2点以上を架橋する梁
状物であれば最少限は穿刺針部との一体部として穿刺針
部を支持するに足り、底板の様な板状でなくても済む。
他方、外蓋部材(10)は可撓性と共に剛性をも備えてい
ることが望まれる点で、両者の溶融接合(溶接)には両者
の材質の組合せが重要である。
【0060】外蓋部材(10)がポリプロピレン結晶性樹
脂で形成されている場合であって、穿刺針部材(11n)
が縮合環構造を分子主鎖中に含有する非晶質オレフィン
重合体(共重合体をも包含;非晶質ポリオレフィン樹脂)
で形成されている場合には、両者の融合が十分に強固に
なることが期待される。
【0061】上記の非晶質ポリオレフィン樹脂として市
販されているものは通常、エチレンとの共重合体である
とされている。外蓋部材胴部(11a)の上端域には略帽
子状の上蓋部(11h)が載置され、固形ヒンジ部(12)
及び薄膜ヒンジ部(18)で外蓋部材胴部(11a)の上端
域に接続されている。
【0062】外蓋部材(10)の下端面と容器(3)のデッ
キ面(37)との間の製品出荷段階の遊間及び支持部(1
1c)下面と口部封止(36)との間の遊間並びにキャップ
(1)が螺進後には消失する外蓋部材(10)の下端面と容
器(3)のデッキ面(37)との間の遊間(α)、依然として
存置される支持部(11c)の下面と口部封止(36)との
間の遊間(β)及び穿刺針部(11n)の尖端部と口部封止
(36)との間の遊間(γ)は他の態様における同様であ
る。
【0063】<本発明の変形態様2>図7は本発明の密
封容器複合体を構成するキャップの別異態様(変形態様
2)を示す模式的縦断面図である。図7においては、本
発明の密封容器を構成するキャップ(5)が外蓋部材(5
0)及び内蓋部材(2)で主として形成されている。この
外蓋部材(50)は可撓性樹脂で形成された筒状で稍上細
の胴部(51)とその上端部に載置された比較的軟質樹脂
で形成された帽子状の上蓋部(52)とで主として構成さ
れており、両部の間は固形ヒンジ(53)及び薄膜ヒンジ
(54)とで接続されている。上蓋部(52)の下面中央域
には栓体部(55)が突設されており、この栓体部(55)
は穿刺針部(21)の尾部(24)に開口する通液路(23)
内に着脱可能に密着挿入されて容器(3)内に収容された
内容液の洩れ出しを阻止する。栓体部(55)の内部は空
洞化されている。これは栓体部(55)が成形後に軸方向
へ収縮する挙動(「ヒケ」と通称される)を抑制する為
に有用な措置である。ここで、空洞化の程度は栓体部
(55)の挿入が容易に保たれる範囲である。上蓋部(5
2)にヒンジが接続された部位に略対向する位置に庇状
の指掛け部(56)が設置されている。この指掛け部(5
6)は本発明の密封容器複合体を構成するキャップ(5)
が冠装された容器を片手で保持しながら、その手の指1
〜2本で上蓋部(52)を開閉する為に有用である。
【0064】更に、外蓋部材胴部(51)の内壁中段域に
は、アンダーカット(57)が突設されると共に、その内
壁下段域には係合手段として螺条(58)が刻設されて、
開封される容器(3)の口頸部(34)外壁に刻設された係
合手段である螺条(35)と螺合(係合)している。
【0065】他方、内蓋部材(2)は円筒状で稍先細りの
硬質樹脂からなる支持部付き倒立筒状体であって、その
稍上細りの胴部(27)及び上端域に位置する支持部(2
5)で主として構成され、その支持部(25)はその中心
域に穿刺針部(21)を一体構造で備えている。この内蓋
部材(2)の外周に近接して上記の外蓋部材胴部(51)が
位置し、その上端域内周面が内蓋部材(2)の上端域外周
面に密着する状態で嵌合されている。内蓋部材(2)はそ
の上端域の外周面で外蓋部材胴部(51)の上端域内周面
に密嵌されると共に、その下端(28)においても外蓋部
材胴部(51)の内壁から突設されたアンダーカット(5
7)で下支えされている。
【0066】穿刺針部(21)はその下半部が内蓋部材支
持部(25)の下面から下方へ突出してその尖端域両側に
は通液の為の横孔(22)が設けられていると共に、穿刺
針部(21)内部にそれを貫通してその尾部(24)へ開口
する通液路(23)を備えている。この通液路(23)の尾
部(24)内における通液路(23)は稍拡径されて、上述
の栓体部(55)の着脱可能な密着挿入を容易にしてい
る。
【0067】図8は本発明の密封容器複合体を構成する
キャップ(5)が螺進の結果、その下端を開封される容器
の口頸部(34)起点に張り出したデッキ部(37)面に当
接した状態を示す。
【0068】この内蓋部材(2)の下面に設けられている
凹陥部(26)の内径は口部封止(36)の外径以上で、凹
陥部の最深部から口部封止(36)までの長さ(β)は容器
(3)の口頸部(34)に冠装されたキャップ(1)が製品出
荷段階において、外蓋部材(10)の下端面と開封される
容器(3)の口頸部起点に位置するデッキ(37)面との間
隔(α)よりも大きく設定される即ち、α<βであること
が重要である。
【0069】それに加えて、穿刺針部(21)の尖頭部が
口部封止(36)から隔たっていて、多少の外力の作用に
よっても接触、更には穿刺の虞れを伴わない長さ(γ<
β)に穿刺針部(22)の下半部の長さ(δ)が設定される
ことが必要である。従って、実際的には穿刺針部(21)
の下端と口部封止(36)との間には遊間(ε)が残されて
いること即ち、γ−β≦εの関係が充足されることが重
要である。
【0070】
【発明の効果】本発明の開封兼繰返し密閉可能キャップ
を用いれば、下記の効果を奏することができる: (1)組立において相互に接触する筈の部材の間にガスケ
ット(パッキング)等を嵌装せず、逆に遊間を設けること
によって、当接面に残存し得るバリ(バリ噛み部)に起因
する面相互接触不良を問題外とすることに成功した; (2)上蓋部のヒンジに対向する部位に設けられた上蓋開
閉用突起部の寄与で開閉を短時間にしかも片手で操作す
ることができる寄与で、容器内容物が外気に接触する時
間を抑制し得る。即ち、容器内を長時間気密に保つこと
ができる; (3)本発明の封止液体容器の開封兼繰返し密閉可能キャ
ップを用いれば、その外蓋部材と上蓋部とが薄膜ヒンジ
部で一体化されている寄与で、上蓋部を紛失する恐れ、
誤って他の容器用のキャップを冠装することに起因する
容器内容物の汚染、変質又は分解等を来たす恐れが無
い; (4)薄膜ヒンジ部がポリプロピレン等の柔軟で繰り返し
曲げに優れた耐久性を備えた材料で形成されている寄与
で、多数回の繰り返し開閉操作をによっても、破損する
恐れが殆ど無い。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の密封複合体を構成するキャップ
が封止液体容器の口頸部に外嵌されている状態の一例を
示す模式的見取り図である。
【図2】図2は本発明の密封複合体を構成するキャップ
が開封される容器の口頸部に外嵌された密封複合体であ
り、このキャップの支持部に組込まれている穿刺針部材
が上記容器の口部封止に接触してはいるがを穿刺貫通し
ていない状態の1例を示す模式的縦断面図である。
【図3】図3で統括される図3(A)は図2の状態からキ
ャップが更に深く螺進された状態であって、穿刺針部材
が口部封止を穿刺貫通して容器内と外部との連通を実現
している状態の例を示す模式的縦断面図である。図3
(B)は図3(A)のキャップが容器に冠装された状態の上
面図である。
【図4】図4で統括される図4(A)は図3の状態から上
蓋が開放されて固形ヒンジ及び薄膜ヒンジが外蓋部材と
上蓋とを接続している状態を示すと共に、キャップが更
に螺進してその下端面を開封される容器のデッキ面に当
接させた状態を示す模式的縦断面図である。図4(B)は
図4(A)の状態にある開封密閉キャップが開封される容
器に冠装された状態の頂面図である。
【図5】図5は図3及び4の状態の外蓋部材支持部に穿
刺針部材が穿設されると共に、その尾部内に栓体部が嵌
装された状態を示す模式的縦断面図である。
【図6】図6の態様は本発明の変形態様1のキャップが
容器に冠装された状態の模式的縦断面図である。
【図7】図7の態様は本発明の変形態様2のキャップが
容器に冠装された製品出荷段階の模式的縦断面図であ
る。
【図8】図8は図7の態様からキャップが更に螺進して
外蓋部材胴部の下端面が容器のデッキ面に当接すると共
に、穿刺針部が口部封止を穿刺貫通してながらも、支持
部下面と口部封止頂面との間に所期の遊間が保持されて
いる状態を示す模式的縦断面図である。
【符号の説明】
1 開封兼繰返し密閉可能キャップ(キャップ1) 2 内蓋部材 3 開封される容器 4 穿刺針部材 5 本発明の密封容器複合体を構成するキャップの変
形態様1 5 本発明の変形態様1における穿刺針 10 外蓋部材 11 外蓋部材の胴部 12 薄膜ヒンジ部 13 上蓋部 14 栓体部 15 栓体部内の空洞 17 上蓋部開閉用突起部 18 固形ヒンジ部 19 外蓋部材の内周面の螺条 21 穿刺針部 22 横孔部 23 通液路 24 穿刺針部尾端の開口 25 支持部 26 内蓋部材外壁のアンダーカット 27 内蓋部材の下端域 28 内蓋部材の下端域 31 頭部側壁面 32 頭部下段壁面 33 口頸小径部 34 容器口頸部 35 容器口頸部螺条 36 容器口部封止 37 容器の口頸部起点に拡がるデッキ部 41 穿刺針部材の尖端部 42 穿刺針部材の頭部両側の横孔部 43 穿刺針部材内部の通液路 44 穿刺針部材の肩部 50 外蓋部材(総称) 51 外蓋部材の胴部 52 外蓋部材の上蓋部 51 穿刺針頭部の横孔部 52 穿刺針内部の通液路 53 固形ヒンジ 54 薄膜ヒンジ 55 栓体部 56 上蓋部の庇状部分(指掛け部) 57 外蓋部材胴部内壁中段域のアンダーカット 58 外蓋部材胴部内壁下段の螺条 11c 支持部 11h 上蓋部 11n 穿刺針部 α、β、γ、δ及びε 遊間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08G 64/00 C08G 64/00

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略筒型でその上端域が内方へ突出して開
    封兼通液部材を支持する支持部を形成した外蓋部材と、
    該支持部を貫通してそれに固着された開封兼通液部材
    と、該開封兼通液部材の通液路を閉塞する閉塞部を備え
    た上蓋部材とから構成されたキャップと、内容液の充填
    後に密度0.956g/cc以下のポリオレフィン樹脂によ
    って口部が密封された単一樹脂材料製の容器本体とから
    なる複合体であって、該開封兼通液部材が刺通性に優れ
    た硬質樹脂で形成された穿刺針部材であって、その下端
    に尖頭部と通液口及びその内部に長軸と略平行に走る通
    液路を備え、尖頭部に始まる下段部が上端へ向けて次第
    に拡径して刺通に適する形状に賦形され、該外蓋部材が
    該容器本体の口頸部に係止する手段及びその開封兼通液
    部材が容器の口部封止を刺通開口する為の該容器胴部側
    への進行手段を備えている樹脂製密封容器複合体。
  2. 【請求項2】 開封される容器の口頸部にキャップを係
    止する手段及びそれを容器方向へ進行させる手段が螺条
    及び螺溝で構成される螺旋である請求項1に記載の樹脂
    製密封容器複合体。
  3. 【請求項3】 該外蓋部材における支持部の少なくとも
    下面から下方に突設された穿刺針部材が外蓋部材と一体
    に形成されている請求項1又は2に記載の樹脂製密封容
    器複合体。
  4. 【請求項4】 該外蓋部材と該上蓋部材とが両者と一体
    的に形成された薄膜によって1個所以上で連結されてい
    る請求項1〜3の何れかに記載の樹脂製密封容器複合
    体。
  5. 【請求項5】 外蓋部材の内側に内蓋部材が付設された
    二重構造キャップであって、該内蓋部材は外蓋部材に密
    接に嵌合し、外蓋部材又は内蓋部材は開封部材及び開封
    される容器の口頸部外壁へキャップを係止する手段を備
    えると共に、該外蓋部材にはそれと密着可能で開閉自在
    な流出口閉鎖部材が接続され、該流出口閉鎖部材は開封
    部材内の通液路を閉塞する閉塞部を備えた開封兼繰返し
    密閉可能なキャップと容器とからなる請求項1〜4の何
    れかに記載の樹脂製密封容器複合体。
  6. 【請求項6】 該外蓋部材及び該内蓋部材が硬質ポリオ
    レフィンで形成され、該上蓋部材が比較的軟質の重合体
    で形成された上蓋部材であり、該開封部材がポリカーボ
    ネート、ポリエチエレンテレフタレート、ポリブチレン
    テレフタレート、ポリスチレン系樹脂又は縮合環構造を
    分子主鎖中に含有する非晶性ポリオレフィン樹脂で形成
    された穿刺針部材であって尖頭部、その両側に横孔部及
    びその内部にそれを貫通する通液路を備え、該流出口閉
    鎖部材は穿刺針部材内部の通液路上端開口に嵌装されて
    通液を閉塞する栓体部である請求項1〜5の何れかに記
    載の樹脂製密封容器複合体。
  7. 【請求項7】 該開封される容器を形成するオレフィン
    重合体がプロピレンの結晶性単独重合体、プロピレンを
    主体とする結晶性共重合体であって、それに含有されて
    いる共重合単位がエチレン、1-ブテン、4-メチル-1-ペ
    ンテン、1-オクテン、1-デセン及び酢酸ビニルから選ば
    れる単位を15モル%以下(共重合体基準)含有するもの
    である請求項1〜6の何れかに記載の樹脂製密封容器複
    合体。
  8. 【請求項8】 開封される容器を形成するオレフィン重
    合体がオレフィンのエラストマーセグメントを5〜30
    重量%含有する共重合ポリオレフィン樹脂であって、該
    エラストマーセグメントがプロピレンエチエレ−ン共重
    合体、プロピレン−1-ブテン共重合体及びプロピレン
    −4-メチル−1-ペンテン共重合から選ばれる少なくとも
    何れかのエラストマーセグメントである請求項1〜7の
    何れかに記載の樹脂製密封容器複合体。
  9. 【請求項9】 開封される容器を形成するオレフィン重
    合体が基質成分とエラストマー成分とを主体とする組成
    物であって、基質成分がポリエチエレン樹脂並びに共重
    合体エラストマー成分であるプロピレン−エチエレン共
    重合体エラストマー、プロピレン−1-ブテン共重合体エ
    ラストマー及びプロピレン−4-メチル−1-ペンテン共重
    合エラストマーの少なくとも何れか5〜30重量%(樹
    脂組成物基準)からなる請求項1〜8の何れかに記載の
    樹脂製密封容器複合体。
JP8297959A 1996-10-22 1996-10-22 開封兼繰返し密閉可能なキャップ付き樹脂製密封容器複合体 Pending JPH10119995A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8297959A JPH10119995A (ja) 1996-10-22 1996-10-22 開封兼繰返し密閉可能なキャップ付き樹脂製密封容器複合体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8297959A JPH10119995A (ja) 1996-10-22 1996-10-22 開封兼繰返し密閉可能なキャップ付き樹脂製密封容器複合体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10119995A true JPH10119995A (ja) 1998-05-12

Family

ID=17853310

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8297959A Pending JPH10119995A (ja) 1996-10-22 1996-10-22 開封兼繰返し密閉可能なキャップ付き樹脂製密封容器複合体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10119995A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0976664A1 (en) * 1998-07-28 2000-02-02 Santen Pharmaceutical Co., Ltd. Container closure assembly
KR20040073820A (ko) * 2003-02-14 2004-08-21 노희권 실링 처리된 용기 입구 또는 뚜껑의 입구의 커팅 장치
JP2007302333A (ja) * 2006-05-15 2007-11-22 Pharmapack Kk 液体収納容器
JP2011105336A (ja) * 2009-11-16 2011-06-02 Hanshin Kasei Kogyo Kk 液体収納容器のキャップ
JP2014055033A (ja) * 2013-11-22 2014-03-27 Hanshin Kasei Kogyo Kk 液体収納容器のキャップ
KR101675989B1 (ko) * 2015-07-21 2016-11-14 (주)휴온스 점안액 용기 및 이의 조립방법
KR20200118041A (ko) * 2018-02-09 2020-10-14 홀로팍 페르팍쿤스테흐닉 게엠베하 컨테이너
CN118205823A (zh) * 2024-04-07 2024-06-18 浙江正庄实业有限公司 基于内外盖强扣式高刚性高分子水瓶盖及其制备方法

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0976664A1 (en) * 1998-07-28 2000-02-02 Santen Pharmaceutical Co., Ltd. Container closure assembly
KR20040073820A (ko) * 2003-02-14 2004-08-21 노희권 실링 처리된 용기 입구 또는 뚜껑의 입구의 커팅 장치
JP2007302333A (ja) * 2006-05-15 2007-11-22 Pharmapack Kk 液体収納容器
JP2011105336A (ja) * 2009-11-16 2011-06-02 Hanshin Kasei Kogyo Kk 液体収納容器のキャップ
JP2014055033A (ja) * 2013-11-22 2014-03-27 Hanshin Kasei Kogyo Kk 液体収納容器のキャップ
KR101675989B1 (ko) * 2015-07-21 2016-11-14 (주)휴온스 점안액 용기 및 이의 조립방법
KR20200118041A (ko) * 2018-02-09 2020-10-14 홀로팍 페르팍쿤스테흐닉 게엠베하 컨테이너
JP2021512819A (ja) * 2018-02-09 2021-05-20 ホロパック フェルパックングシュテッヒニク ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 容器
CN118205823A (zh) * 2024-04-07 2024-06-18 浙江正庄实业有限公司 基于内外盖强扣式高刚性高分子水瓶盖及其制备方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7374555B2 (en) Tamper-evident closure for a syringe
US6382442B1 (en) Plastic closure for vials and other medical containers
KR100445578B1 (ko) 힌지식캡
US7137519B2 (en) Closure for a medicament bottle
CN1303258A (zh) 药液溶器的无菌连接器
WO1997037902A1 (en) Crown-shaped lid of drug container
JPH10119995A (ja) 開封兼繰返し密閉可能なキャップ付き樹脂製密封容器複合体
JP4731240B2 (ja) 容器のスパウト
JP2003292009A (ja) 容器の蓋構造
US7083058B2 (en) Linerless sealing closure for a container
US20130032565A1 (en) Seal
JP2001278320A (ja) キャップとその製造方法およびそれを用いた薬剤容器
US12122564B2 (en) Insert mouldable and ultrasonically weldable closure assembly for plastic packaging
FI110755B (fi) Infuusiosäiliö jossa on kaksi liitäntää
WO2007149271A2 (en) Pierceable dispenser container and closure
JPH0546458Y2 (ja)
JP4091350B2 (ja) 液体滴下容器
JP2011105336A (ja) 液体収納容器のキャップ
JP7714314B2 (ja) 医療用容器
US20070272703A1 (en) Pierceable dispenser container and closure
JP2021160789A (ja) 容器用キャップ、及び容器用キャップの製造方法
JPH1129159A (ja) 栓 体
JP2004161323A (ja) 吸収能力付与容器
JPH07187217A (ja) 瓶用の閉鎖機構
JPH054835Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060515

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060531

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060714

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070206