JPH10120519A - ペット動物の寄生害虫駆除剤及び駆除装置 - Google Patents

ペット動物の寄生害虫駆除剤及び駆除装置

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JPH10120519A
JPH10120519A JP8297335A JP29733596A JPH10120519A JP H10120519 A JPH10120519 A JP H10120519A JP 8297335 A JP8297335 A JP 8297335A JP 29733596 A JP29733596 A JP 29733596A JP H10120519 A JPH10120519 A JP H10120519A
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JP
Japan
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oil
natural plant
essential oil
collar
pet
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JP8297335A
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Yoshihiro Ono
野 吉 弘 小
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Osaka Pharmaceutical Co Ltd
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Osaka Pharmaceutical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】人間やペット動物に対して、より安全に使用で
き、かつペット動物の寄生害虫に対し同等あるいはより
有効な駆除乃至忌避効力を発揮する駆除剤と、この駆除
剤を利用した駆除装置とを提供することにある。 【解決手段】本発明に係るペット動物の寄生害虫駆除剤
は、クローブリーフ油、シンナモンリーフ油、オールス
パイス油、ベイ油、スターアニス油、アニス油、パルマ
ローザ油、タイムホワイト油、ケイヒ油、レモングラス
油、サンダルウッド油、ペニーロイヤル油、パチュリ
油、ガーリック油、カラムス油、ヒバ油、シダーウッド
油及びスペアミント油の天然植物精油の群から選択され
る1又は2以上からなること、又はこれらの天然植物精
油から抽出される1又は2以上からなることを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、ペット動物に寄生
する害虫を駆除乃至忌避するためのより安全に利用でき
る新規の駆除剤及びこれを利用する駆除装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、犬、ネコ、うさぎ、ハムスター、
フェレットなどの小動物をペットとして飼育することが
ブームとなっている。しかし、これらのペットとしての
小動物には、ノミなどの害虫が寄生することが多く、こ
の寄生虫がペット動物を飼育する人間の健康を害する危
険があることが指摘されている。
【0003】従来、このペット動物に対する駆除剤や駆
除装置も多々開発されるに至っているが、従来の駆除剤
としては、各種の殺虫剤、主にピレスロイド系殺虫剤を
使用することが多かった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ペット動物に
寄生する害虫の駆除剤としてピレスロイド系殺虫剤、例
えばペルメトリンが適用される場合には、その寄生害虫
を有効に駆除できるが、それ自体は本来的に人間やペッ
ト動物に対しても有害性を示すことから、その使用につ
き安全性は十分に確保できなかった。このため、より安
全でかつ寄生害虫の駆除に有効な駆除剤の開発が求めら
れていた。
【0005】そこで、本発明では人間やペツト動物に対
してより安全に使用でき、かつペット動物の寄生害虫に
対し同等あるいはより有効な駆除乃至忌避効力を発揮す
る駆除剤の提供と、この駆除剤を利用した駆除装置を提
供することを目的とした。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明はペット動物の寄生害虫駆除剤につき、次の
ような組成とした。即ち、クローブリーフ油、シンナモ
ンリーフ油、オールスパイス油、ベイ油、スターアニス
油、アニス油、パルマローザ油、タイムホワイト油、ケ
イヒ油、レモングラス油、サンダルウッド油、ペニーロ
イヤル油、パチュリ油、ガーリック油、カラムス油、ヒ
バ油、シダーウッド油及びスペアミント油の天然植物精
油の群から選択される1又は2以上からなることを特徴
とする。
【0007】これらの精油は、いすれも天然植物から既
知の方法によって抽出して得られるものであり、従来は
主に香料として、あるいは食品類のフレーバーとして利
用されてきたものである。
【0008】また、これらの精油について、主成分は次
のとおりである。つまり、クローブリーフ油、シンナモ
ンリーフ油、オールスパイス油及びベイ油はオイゲノー
ル、スターアニス油及びアニス油はアネトール、パルマ
ローザ油はゲラニオール、タイムホワイト油はチモー
ル、ケイヒ油はシンナムアルデヒト、レモングラス油は
シトラール、サンダルウッド油はサンタロース、ペニー
ロイヤル油はプレゴン、パチュリ油はパチュリアルコー
ル、ガーリック油はアリルジスルフィド、カラムス油は
アサロン、ヒバ油はツヨン、シダーウッド油はセドレ
ン、スペアミント油はl−カルボンがそれぞれ主成分で
ある。従って、本発明に係るペット動物の寄生害虫駆除
剤には、これらの精油成分の1又は2以上からなるもの
も含まれる。
【0009】また、本発明の駆除剤には、沈降炭酸カル
シウム等の粉末基材中に上記した天然植物精油あるいは
その精油成分を含有させた粉末剤(パウダー剤)として
構成したものを含む。
【0010】この粉末剤において、天然植物精油あるい
は精油成分の配合量については、その種類によって異な
るが、有効な駆除乃至忌避効力を有効に得るためにはこ
の粉末剤について0.5重量%以上であることが好まし
い。なお、精油成分の場合より少なくて足りる。またこ
の天然植物精油等の配合量の最大値は、この粉末剤の粉
末性状を維持すると共に経済的な組成を得るためには2
0.0重量%以下とすることが好ましい。従って、安定
した駆除乃至忌避効力を支障なく発揮させるためには
1.0〜5.0重量%の配合量とすることがさらに好ま
しい。
【0011】また、この粉末剤には、必要に応じて、ソ
ルビタン脂肪酸等の安定化剤、香料などを配合すること
かできる。なお、この粉末剤はペット動物の舎内、室内
の畳やジュータンの下に散布したり、ペット動物体上に
直接散布する用法によることができる。
【0012】また、本発明のペット動物の寄生害虫駆除
剤には、前記した天然植物精油あるいはその精油成分
を、イソプロピルアルコール等の溶剤中に溶解してスプ
レー剤としたもの、またヤシ油脂肪酸ジエタノールアミ
ド等の洗浄成分の水溶液中に含有させてシャンプー剤と
したものなどの組成剤も含まれる。
【0013】このスプレー剤やシャンプー剤などの組成
剤において、前記した天然植物精油あるいはその精油成
分による寄生害虫に対する駆除乃至忌避効果を有効かつ
安定的に発揮させるために、この組成剤について1.0
重量%〜5.0重量%の配合量であることが好ましい。
なお、これらの組成物については必要に応じてポリエチ
レングリコール等の保湿剤、グリセリン等の湿潤剤、リ
ン酸等のPH調整剤、パラオキシ安息香酸等の防腐剤な
どを適宜配合することができる。
【0014】これらのスプレー剤やシャンプー剤につい
ては、ペット動物体への散布後において、ブラッシング
操作により、その体面全体に渡って、天然植物精油又は
その精油成分による寄生害虫駆除効力を効果的に及ばせ
ることができる。
【0015】また、本発明には、前記した天然植物精油
やその精油成分を次のように駆除装置として構成したも
のも含む。本発明の第一の駆除装置は、ペット動物に装
着すべき首輪を柔軟質樹脂材により形成し、この首輪の
形成材中に前記した天然植物精油又はその精油成分を含
有させたものである。
【0016】この首輪の形成材中への天然植物精油等の
含有には、形成した首輪を天然植物精油等中に浸漬する
方法、あるいは、その形成材の樹脂原料中に天然植物精
油等を予め練り込んでおいて、これを首輪として形成す
る方法によることができる。この練り込みによる含有方
法によれば、比較的に多量の天然植物精油等を首輪の形
成材中に均等に含有させることができる。従って、その
駆除等の効力を即効的に発揮させることができる。
【0017】なお、この首輪の形成材としての柔軟質樹
脂材は、例えば、ポリ塩化ビニル樹脂など天然植物精油
等を保持できると共に、形成後においてその含有精油を
徐放的に揮散させることができるものによることができ
る。
【0018】またこの首輪の形成材における天然植物精
油等の配合量は、その装着状態において寄生害虫を有効
に駆除乃至忌避でき、また含有精油が首輪の形成材面上
に流出せず経済的に使用できるように、20重量%〜3
0重量%の割合であることが好ましい。
【0019】また、この首輪の形成原料には、DDP等
の可塑剤、ステアリン酸塩等の安定剤、ビスフェノール
A等の抗酸化剤等を適宜配合することができる。この首
輪がペット動物上に装着されると、それに含有された天
然植物精油等がこの首輪の形成材表面上に順次露出状と
なって徐々に揮散し、この揮散ガスによって駆除乃至忌
避効果が発揮されることになる。
【0020】また、本発明の第二の駆除装置は、前記し
た天然植物精油又はその精油成分を、クラフト紙等の紙
材、不織布、布帛などのシート状基材中に含有させたも
のである。この装置は、シート基材中に天然植物精油等
を浸漬含有させる方法、あるいはシート状基材に天然植
物精油等を滴下含有させる方法によって得ることができ
る。
【0021】なお、基材シート材については、その裏面
側にサランコートポリプロピレン、KOP(サラン)、
アルミニウム箔などのガスバリヤー性シート材がラミネ
ートされていることが、含有する精油について他物に付
着するのを防ぐと共に揮散面に扁向性をもたせる点で好
ましい。またさらに、含有する精油が他物に付着するの
を防ぐと共にその揮散量を適当に調節するために、その
表面側にもポリエチレン、ポリプロピレンなどの通気性
フィルムがラミネートされていることが好ましい。
【0022】また、この装置において、天然植物精油等
の含有量は寄生害虫に対する駆除乃至忌避の効力を有効
に発揮させ、またシート材面上にその油液が流出状とな
らないように、そのシート材面について0.5〜20g
/m2の範囲とすることが好ましい。なお、この装置
は、ペット動物の舎内、家屋のジュウタンや畳の下に敷
いて利用できる。
【0023】
【実施例】
(実施例1)次の試験により、次表1に示す天然植物精
油群、即ち、クローブリーフ油、シンナモンリーフ油、
オールスパイス油、ベイ油、スターアニス油、アニス
油、パルマローザ油、タイムホワイト油、ケイヒ油、レ
モングラス油、サルダルウッド油、ペニーロイヤル油、
パチュリ油、ガーリック油、カラムス油、ヒバ油、シダ
ーウッド油及びスペアミント油の各精油について、ネコ
の寄生害虫であるネコノミ成虫駆除の有効性の有無につ
いて確認した。
【表1】
【0024】なお、この試験では、ネコノミ成虫(当社
累代飼育虫で、羽化後1日令)を対象とし、また駆除効
果は強制接触法により死虫率を求めて確認した。
【0025】即ち、シャーレ(9cmφ、高さ6cm)内に
ろ紙(9cmφ、東洋ろ紙No.1)を敷きつめ、このろ紙
中に表1に掲記の各精油をそれぞれ0.25g/m2
0.5g/m2及び1.0g/m2の量的割合で滴下含浸
し、これを10分間自然乾燥した。次いで、この精油含
浸ろ紙の面上に前記したネコノミ15匹を供試虫として
放った。これを室温27℃、相対湿度60%RHの恒温
室内に移し、その後、1時間、6時間及び24時間後の
死虫数を数えて、次式により死虫率を求めた。
【数1】 なお、表1に示した死虫率は、1濃度につき3回試験を
繰り返えして、その平均値を示した。
【0026】表1に示した結果によれば、精油の含浸量
によってネコノミに対する駆除効力の遅速に違いがある
ものの、掲記した各精油についてはいずれも有効な駆除
力が発揮されることが確認される。
【0027】また、表1には、従来の駆除剤として、天
然ピレトリン及びフェノトリンについて上記同様の試験
を行って得られた死虫率の平均値を併記した。
【0028】表1に示した特に含有量が1.0g/m2
である場合の結果から、掲記した各精油によれば、いず
れも従来の駆除剤に匹敵あるいはより以上の駆除効力が
発揮されることを確認できる。
【0029】また、表1に掲記の各精油について、ウサ
ギに対する急性皮膚毒性及び人間に対する皮膚刺激性を
次表2に示した。
【表2】
【0030】なお、急性皮膚毒性は、ウサギのLD50
について4.0g/kg以上のとき、全く安全で◎、2.
0〜4.0g/kgのとき、安全で○、1.2〜2.0g
/kgのとき、やや危険で△、1.2g/kg以下のとき、
きわめて危険で×、とした。
【0031】また、皮膚刺激性について、皮膚面上に塗
布したとき、知覚できる刺激を起こさないとき◎、不快
ではないがソフトな暖かい刺激を起こすとき○、苦痛感
はないが焼けるような刺激を起こさせるとき△、苦痛感
を伴なう焼けるような刺激を起こさせるとき×、とし
た。表2に示した結果から、従来の駆除剤との比較にお
いて、掲示した各精油についてはいずれも安全性が高い
ことが判る。
【0032】(試験例2)次の試験により、次表3に示
す天然植物精油の精油成分、即ち、クローブリーフ油、
シンナモンリーフ油及びオールスパイス油の成分である
オイゲノール、スターアニス油及びアニス油の成分であ
るアネトール、パロマローザ油の成分であるゲラニオー
ル、タイムホワイト油の成分であるチモール、ケイヒ油
の成分であるシンナムアルデヒト、レモングラス油の成
分であるシトラール並びにサンダルウッド油の成分であ
るサンタロースについて、ネコノミ成虫駆除の有効性の
有無について確認した。
【表3】
【0033】なお、試験方法は、試験例1と同様のネコ
ノミ成虫に対し、前記に同じ強制接触法により死虫率の
平均値で示した。
【0034】表3に示した結果から、各精油成分につい
ても、原精油と同様にネコノミに対して有効な駆除効力
が得られることが判る。
【0035】(試験例3)次表4の組成成分により柔軟
質樹脂製の首輪を成形した。
【表4】 つまり、ポリ塩化ビニル樹脂原料にDDP、ステアリン
酸ソーダ、抗酸化剤及び着色剤を混入して混練し、この
混練物にスターアニス油を添加して練り合わせ、これを
首輪本体(長さ35cm、幅1.0cm、厚0.3cm)とし
て成形した。
【0036】図1には、この首輪本体2からなる首輪1
を装着時の形態で示した。この首輪1には本体2の一至
端部に硬質樹脂材によって別途に形成したバックル部4
を固定して備え、装着時には本体2の他至端部3をこの
バックル部上の挿通孔内に挿入係止させるように操作さ
れる。なお、精油aは首輪本体2中に均等に含有保持さ
れている。従って、精油aの作用は対象動物の首部の周
囲に近接した位置で発揮される。
【0037】この首輪について強制接触法による致死効
果を確認した。即ち、この首輪の面上にネコノミ成虫
(羽化後1日令)15匹を載せてテープで固定し、室温
27℃、相対湿度60%RHの常温条件下、10分、2
0分、30分、60分、120分及び180分後の死虫
率を前式によりそれぞれ求めて、各3回の平均値を次表
5に示した。
【表5】
【0038】なお、表5には、ペルメトリンを26重量
%の配合量で形成原料中に前記同様に練り込んで首輪と
して形成したものを比較例とし、また薬剤を含まない首
輪として形成したものをブランクとし、これらについて
も同様に強制接触法により死虫率を求めて、各3回の平
均値として示した。
【0039】この表5に示した結果から、本発明の精油
含有首輪によれば、特に180分後の死虫率値の対比か
ら強制接触状態では、ピレスロイド系薬剤と同等以上の
駆除効力が発揮されることが判る。
【0040】(試験例4)(試験例3)で得た精油含有
首輪を裁断して長さ10cmの裁断片とし、この裁断片
を、内底にろ紙を敷いたシャーレ(9cmφ、高さ6cm)
内に配置した。次いで、このシャーレ内にネコノミ成虫
(羽化後1日令)15匹を放って閉蓋し、室温27℃、
相対湿度60%RHの恒温室内に配置し、1時間、2時
間及び3時間後の死虫率を求めてノックダウン効果とし
て次表6に示した。
【表6】
【0041】なお、比較例としてのピレスロイド系薬剤
含有首輪及びブランク首輪についても上記同様に処理し
て、死虫率を求めて表6に示した。
【0042】表6に示した結果から、試験例4の場合と
同様にきわめて高いノックダウン効果が得られること、
また含有精油の揮散量が多くなるに従って、ノックダウ
ン効果がより迅速に得られることも判る。
【0043】(試験例5)試験例3で得た精油含有首輪
を実際にネコに装着使用した場合の寄生害虫に対する駆
除効果を次のように確認した。
【0044】先ず、予め対象とするネコにネコノミ成虫
(羽化後1日令)30匹を寄生させて24時間放置し
た。次いで、このネコに試料としての精油含有首輪を装
着し、この装着から3日後、7日後、14日後、21日
後及び28日後にそれぞれノミ取りグシにより寄生ノミ
を採取し、その生存数を確認した。この操作を雄雌各2
匹づつに行ない寄生虫の生存数を次表7のA欄の対象N
o.1〜4に示した。
【表7】
【0045】また、各対象につき経過日数に対応した寄
生虫の生存数について、それぞれ次の基準で有効性を判
断した。即ち、寄生数が0〜3匹のとき著効でa、4〜
9匹のとき有効でb、10〜19匹のときやや有効で
C、及び20匹以上のとき無効でdとした。
【0046】なお、上記同様の操作により、試験例3で
のピレスロイド系薬剤含有首輪についてB欄の対象No.
5及び6、またブランク首輪についてC欄の対象No.7
及び8にそれぞれ示した。また、A欄及びB欄の各試料
の有効性につき、28日後の結果に基いて判定した。
【0047】また、ブランク首輪による各経過日数に対
応する寄生虫の生存数を対照として、次式により、各試
料についての駆除率を求めた。
【数2】
【0048】表8に示した結果から、実施使用において
も、本発明の精油含有首輪によれば、従来品であるピレ
スロイド系薬剤含有首輪と比較して、より高い駆除効果
が得られることが判る。
【0049】(実施例2)試験例3で得た精油含有首輪
を実際にネコに装着使用した場合の寄生害虫に対する忌
避効果を次のように確認した。
【0050】即ち、180cm×90cm広さの床面上にカ
ーペットを敷き、このカーペット上の隅部付近に水とエ
サ、及び砂を配置した試験室を設け、この試験室内に、
予め精油含有首輪を装着したネコを放つと共に、上記の
カーペット面中央にネコノミ(羽化後1日令)30匹を
放った。なお、ネコにはグルーミング防止用カラーを装
着し、室温23℃、湿度55%RHの条件下で行なっ
た。
【0051】そして、このネコへのノミの寄生数を試験
開始直後である3時間後、1週間後、2週間後及び3週
間後においてノミ取りグシにより採取することにより求
めその寄生数を次表8に示した。
【表8】
【0052】なお、上記した操作を、ネコ3検体(A−
1)〜(A−3)について行ない、さらに試験例3での
ブランク首輪を装着したネコについても上記同様に操作
して、ノミの寄生数を求めて対照として表8に示した。
【0053】また、表8には上記した各検体のそれぞれ
について次式により忌避率を求め、及び各時点での忌避
率の平均値を算出して示した。
【数3】
【0054】表8に示した忌避率の平均値から、本発明
の首輪の装着後長時間に亘り寄生害虫に対し有効な忌避
効力が発揮されることが判る。従って、予防的な使用に
も適していることが確認される。
【0055】(実施例3)クラフト紙(目付量50g/
2)とガスバリヤー性のサランコートポリプロピレン
フィルム(30μm厚)の二層ラミネート材について、
上記のクラフト紙中にスターアニス油を2g/m2量で
滴下含有させた。次いで、この二層ラミネート材のクラ
フト紙面上にポリエチレンフィルム(20μm厚)をさ
らにラミネートしてシート状駆除材を得た。
【0056】この得たシート状駆除材5の断面形態を図
2に示した。この示図において、7はクラフト紙、8は
ガスバリヤー性材であって、これらによって二層ラミネ
ート材6が形成されている。また精油aはクラフト紙7
中に含有保持されている。また9はクラフト紙7面上に
積層されたポリエチレンフィルムによるカバー材であ
る。
【0057】このシート状駆除材を5ネコの舎内床面上
に敷いて使用したとき、実施例1及び2の場合と同様の
寄生害虫に対する駆除乃至忌避効力が有効に発揮される
ことを確認した。
【0058】(実施例4)次表9に示す組成各成分を常
温下で単純混合して粉状の駆除剤を得た。
【表9】
【0059】この粉状剤をネコ(雄、3.8kg)の体面
上に2gを散布し、さらにブラッシング操作を施したと
ころ、実施例1と同様の寄生害虫駆除効力が有効に発揮
されたことを確認した。
【0060】また、この粉状剤をネコ舎内のクッション
材の下部の床面上に1g/m2の割合で散布したとこ
ろ、実施例2と同様の寄生害虫に対する忌避効力が有効
に発揮されたことを確認した。
【0061】(実施例5)次表10に示す組成各成分を
常温下で単純混合して液状の駆除剤を得た。
【表10】 この液状剤をスプレー剤としてスプレー容器内に充填し
た。
【0062】このスプレー剤をネコ(雌、31kg)の体
面上に約8ml散布し、さらにブラッシング操作を施した
ところ、実施例1と同様の寄生害虫駆除効力が有効に発
揮されたことを確認した。
【0063】また、このスプレー剤をネコ舎内の床面上
に約40ml/m2の割合で散布したところ、実施例2と
同様の寄生害虫に対する忌避効力が有効に発揮されたこ
とを確認した。
【0064】(実施例6)次表11に示した組成成分を
常温下で単純混合することにより液状のシャンプー剤を
得た。
【表11】
【0065】このシャンプー剤をネコ(雌、体重29k
g)の体面上に4g添加してブラシによって洗浄操作
し、その後水によってすすいだ。その結果、このネコに
は何ら寄生害虫の存在は全く認められなかった。
【0066】
【発明の効果】上述のように本発明は構成されることか
ら、次のような効果が発揮される。本発明のペット動物
の寄生害虫駆除剤によれば、天然植物精油又はその精油
成分を有効成分とすることから、人体やペット動物に対
して安全に、寄生害虫に対して有効な駆除乃至忌避効力
が得られる。
【0067】また、本発明において指定した天然植物精
油やその精油成分は、従来香料やフレーバーとして使用
されたきたものであり、その芳香によりペット動物に付
随する特有の臭の消臭効果も期待される。
【0068】また、本発明の駆除剤は、粉状剤、スプレ
ー剤、シャンプー剤など多様な形態で組成でき、その用
途範囲は広い。
【0069】また、本発明の天然植物精油やその精油成
分はシート状材や首輪などの装置として構成することが
でき、より有効な利用が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る首輪の斜視図
【図2】同シート状駆除材の部分縦断面図
【符号の説明】
1 首輪 5 シート状駆除材 7 クラフト紙 a 精油
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI A01N 25/34 A01N 25/34 A

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】クローブリーフ油、シンナモンリーフ油、
    オールスパイス油、ベイ油、スターアニス油、アニス
    油、パルマローザ油、タイムホワイト油、ケイヒ油、レ
    モングラス油、サンダルウッド油、ペニーロイヤル油、
    パチュリ油、ガーリック油、カラムス油、ヒバ油、シダ
    ーウッド油及びスペアミント油の天然植物精油の群から
    選択される1又は2以上からなることを特徴とするペッ
    ト動物の寄生害虫駆除剤。
  2. 【請求項2】請求項1の天然植物精油のいずれかの成分
    であるオノゲノール、アネトール、ゲラニオール、チモ
    ール、シンナムアルデヒド、シトラール、サンタロー
    ス、プレゴン、パチュリアルコール、アリルジスルフィ
    ド、アサロン、ツヨン、キャラウェー及びカルボンの群
    から選択される1又は2以上からなることを特徴とする
    ペット動物の寄生害虫駆除剤。
  3. 【請求項3】請求項1又は2の選択された天然植物精油
    あるいはその精油成分が、粉末状基材中に含有されるこ
    とによってなることを特徴とするペット動物の寄生害虫
    駆除剤。
  4. 【請求項4】請求項1又は2の選択された天然植物精油
    あるいはその精油成分が、スプレー用溶剤中に混合され
    ることによってなることを特徴とするペット動物の寄生
    害虫駆除剤。
  5. 【請求項5】請求項1又は2の選択された天然植物精油
    あるいはその精油成分が、シート状基材中に含有されて
    なることを特徴とするペット動物の寄生害虫駆除装置。
  6. 【請求項6】請求項1又は2の選択された天然植物精油
    あるいはその抽出成分が、ペット動物用の首輪として形
    成された柔軟質樹脂材中に含有されてなることを特徴と
    するペット動物の寄生害虫駆除装置。
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