JPH10120971A - 熱溶融型塗工剤および塗工物 - Google Patents

熱溶融型塗工剤および塗工物

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JPH10120971A
JPH10120971A JP27762696A JP27762696A JPH10120971A JP H10120971 A JPH10120971 A JP H10120971A JP 27762696 A JP27762696 A JP 27762696A JP 27762696 A JP27762696 A JP 27762696A JP H10120971 A JPH10120971 A JP H10120971A
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JP
Japan
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hot
epoxy resin
molecular weight
melt
bisphenol
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JP27762696A
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English (en)
Inventor
Kinya Shiraishi
欣也 白石
Yoshiko Suzuki
美子 鈴木
Minoru Nakamura
稔 中村
Takashi Ishikawa
崇 石川
Satoru Otsuji
哲 尾辻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Artience Co Ltd
Original Assignee
Toyo Ink Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】低沸点有機溶剤を使用したプライマー等を使用
することなしに各種金属を始めとして紙、木材、ガラ
ス、プラスチック等に優れた接着性を有し、5〜10μm
の厚さにコーティングされることによって加工性、耐溶
剤性、耐薬品性等に優れた塗工物を得ることができる熱
溶融型塗工剤の提供。 【解決手段】ゲルパーミエーションクロマトグラフィー
によるポリスチレン換算の重量平均分子量が40,00
0〜80,000であるエポキシ樹脂を含有する熱溶融
型塗工剤および基材に上記熱溶融型塗工剤を熱溶融塗工
してなる塗工物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表面被覆用の熱溶
融型塗工剤、特にティンフリースチール、ぶりき、アル
ミニウム等の金属板を始めとして紙、木材、ガラス、プ
ラスチックフィルム等の種々の基材に熱溶融塗工でき、
加工性に優れた熱溶融型塗工剤およびそれを用いた塗工
物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、金属材料の防食、防錆、電気絶縁
等を目的として、表面に樹脂皮膜を形成させるため、有
機溶剤を使用した塗料の塗布、塗工が種々の方法によっ
て行われてきた。しかしながら近年、環境汚染防止、省
エネルギー等の観点から、無溶剤型システムへの移行は
避けることはできない。無溶剤型コーティング法として
は粉末コーティング法があるが、薄膜コーティング性や
塗膜均一性において欠点を有している。また、ポリエス
テルフィルム等をラミネートする方法も考えられるが、
薄膜ラミネートの困難さや、種々の低沸点溶剤を含有し
たプライマーを使用しなければ諸性能が発揮されない欠
点がある。
【0003】金属被覆材料として、エポキシ樹脂が一般
に使用されているが、金属面への接着力という点では非
常に優れた性能を示すものの、耐煮沸性や酸、アルカリ
といった耐薬品性に関しては特に優れた性能は有してい
ない。また、金属面被覆後に折り曲げ、成形といった加
工を施した際の加工性についても、満足な性能を得るこ
とは困難であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、低沸
点有機溶剤を使用したプライマー等を使用することなし
に各種金属を始めとして紙、木材、ガラス、プラスチッ
ク等に優れた接着性を有し、5〜10μmの厚さにコーテ
ィングされることによって加工性、耐溶剤性、耐薬品性
等に優れた塗工物を得ることができる熱溶融型塗工剤の
提供にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、ゲルパー
ミエーションクロマトグラフィーによるポリスチレン換
算の重量平均分子量が40,000〜80,000であ
るエポキシ樹脂は、各種金属を始めとして紙、木材、ガ
ラス、プラスチック等に優れた接着性を有し、その皮膜
は加工性、耐溶剤性、耐薬品性等に優れていることを見
出し、本発明に至った。
【0006】すなわち、本発明は、ゲルパーミエーショ
ンクロマトグラフィーによるポリスチレン換算の重量平
均分子量が40,000〜80,000であるエポキシ
樹脂を含有する熱溶融型塗工剤に関する。また、本発明
は、エポキシ樹脂の分子量分布(重量平均分子量/数平
均分子量)が1.0〜4.0である上記熱溶融型塗工剤
に関する。また、本発明は、エポキシ樹脂が、エピハロ
ヒドリンとビスフェノール類とを反応させてなるエポキ
シ樹脂である上記熱溶融型塗工剤に関する。また、本発
明は、エポキシ樹脂が、数平均分子量300〜1000
のビスフェノール型エポキシ樹脂とビスフェノール類と
を付加重合させてなるエポキシ樹脂である上記熱溶融型
塗工剤に関する。さらに、本発明は、基材に、上記熱溶
融型塗工剤を熱溶融塗工してなる塗工物に関する。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明で使用されるエポキシ樹脂
は、エピハロヒドリンとビスフェノール類との反応、あ
るいは数平均分子量300〜1000のビスフェノール
型エポキシ樹脂とビスフェノール類との付加重合により
得られ、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(G
PC)によるポリスチレン換算の重量平均分子量が4
0,000〜80,000の高分子量エポキシ樹脂であ
って、常法により合成されたものである。重量平均分子
量が40,000未満のエポキシ樹脂は、加工性、耐薬
品性等が劣り、80,000を越えるエポキシ樹脂は、
流動性に著しく劣り、取り扱いが困難である。
【0008】一般に、エポキシ樹脂の分子量は、合成時
にエピハロヒドリンとビスフェノール類を用いる場合、
そのモル比によって決まり、通常2.0〜1.0:1の
モル比の範囲で反応させるが、本発明で好適に使用され
る高分子量エポキシ樹脂を得るためには、1.1〜1.
0:1のモル比で反応させることが好ましい。一方、低
分子量のビスフェノール型エポキシ樹脂とビスフェノー
ル類を用いる場合、理論的にエポキシ基と水酸基の比が
1:1のときに高分子量のエポキシ樹脂が得られ、エポ
キシ基1個に対して水酸基が0.90〜1.10個とな
るような比率で付加重合させることが好ましい。
【0009】本発明で使用される高分子量エポキシ樹脂
は、分子量分布が1.0〜4.0であることが好まし
い。分子量分布が4.0を超えるエポキシ樹脂は、低分
子量物や、分岐反応による高分子量物を多く含むため、
加工性、耐薬品性等が損なわれるため好ましくない。エ
ピハロヒドリンの例としては、エピクロルヒドリン、エ
ピブロムヒドリン等が挙げられる。
【0010】ビスフェノール類の例としては、ビスフェ
ノールF(ビス(ヒドロキシフェニル)メタン)、ビス
フェノールA(2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)プロパン)、ビスフェノールB(2,2−ビス(4
−ヒドロキシフェニル)ブタン)、ビスフェノールS
(ビス(4−ヒドロキシフェニル)スルホン)等が挙げ
られる。ビスフェノール類は、単独でまたは2種以上を
混合して用いられる。また、必要に応じて、これらのビ
スフェノール類にモノフェノール類、例えばフェノー
ル、クレゾール、オクチルフェノール、ノニルフェノー
ル、ナフトール等を併用することもできる。
【0011】数平均分子量300〜1000のビスフェ
ノール型エポキシ樹脂の例としては、ビスフェノールA
型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、ビ
スフェノールE型エポキシ樹脂、ビスフェノールB型エ
ポキシ樹脂等が挙げられる。これらのビスフェノール型
エポキシ樹脂は、単独でまたは2種以上を混合して用い
られる。
【0012】本発明の熱溶融型塗工剤中に配合される他
の成分としては、特に制限はない。例えば、性能や特性
向上の目的で、アルキド樹脂、アクリル樹脂、ウレタン
樹脂、ポリエステル樹脂、メラミン樹脂、フェノール樹
脂、他のエポキシ樹脂等の樹脂類を配合することができ
る。その他、必要に応じて染料、顔料等の着色料や、各
種添加剤、例えばフィラー類、レベリング剤、潜在性硬
化剤、難燃剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、可塑剤、帯
電防止剤、滑剤、また少量の高沸点溶剤を配合すること
ができる。
【0013】本発明の熱溶融型塗工剤を金属等の基材上
に熱溶融塗工する方法としては、例えば、Tダイから塗
工剤を溶融押出しして塗布する方法が挙げられるが、こ
の方法に限定されるものではない。基材の例としては、
ティンフリースチール、ぶりき、アルミニウム等の金属
板を始めとして紙、木材、パーティクルボード、ガラ
ス、プラスチックフィルム等が挙げられる。
【0014】
【実施例】以下、実施例を示し本発明を具体的に説明す
るが、これらは本発明に何ら制限を与えるものではな
い。なお、実施例においては、特に断らない限り「部」
は重量部を意味する。また、「Mw」は重量平均分子量
を、「Mw/Mn」は分子量分布を意味する。 [合成例1]攪拌装置を備えた反応容器に、ビスフェノ
ールA1000部と10重量%水酸化ナトリウム水溶液
2280部を仕込み、45℃に加熱攪拌して溶解させた
後、攪拌下にエピクロルヒドリン406部を急速に加え
た。温度を100℃に保ち8時間反応させた後、攪拌を
停止して2層に分離した上層の水層をデカンテーション
により除去した。得られた生成物を中性になるまで沸騰
水で洗浄後、150℃で加熱脱水し、Mw=50,00
0、Mw/Mn=3.7の高分子量エポキシ樹脂を得
た。
【0015】[合成例2]攪拌装置を備えた反応容器
に、数平均分子量380、エポキシ当量190のビスフ
ェノールA型エポキシ樹脂(油化シェルエポキシ株式会
社製「エピコート828」)1000部および分子量2
28、水酸基価114のビスフェノールA600部を仕
込み、窒素気流下120℃に加熱攪拌して溶解させた
後、トリフェニルホスフィン4.8部を添加して120
℃で8時間反応を行い、Mw=60,000、分子量分
布Mw/Mn=3.2の高分子量エポキシ樹脂を得た。
【0016】[合成例3]攪拌装置を備えた反応容器
に、ビスフェノールA型エポキシ樹脂「エピコート82
8」1000部およびビスフェノールA600部を仕込
み、窒素気流下120℃に加熱攪拌して溶解させた後、
テトラメチルアンモニウムヒドロキシド4.8部を添加
して150℃で12時間反応を行い、Mw=50,00
0、Mw/Mn=5.5の高分子量エポキシ樹脂を得
た。
【0017】[合成例4]攪拌装置を備えた反応容器
に、ビスフェノールA型エポキシ樹脂「エピコート82
8」1000部およびビスフェノールA630部を仕込
み、窒素気流下120℃に加熱攪拌して溶解させた後、
トリフェニルホスフィン4.8部を添加して120℃で
8時間反応を行い、Mw=30,000、Mw/Mn=
2.9の高分子量エポキシ樹脂を得た。
【0018】[実施例1]合成例1で得られた高分子量
エポキシ樹脂100部を、押出し機を用いて250℃に
加熱溶融後、スリットから薄膜状に流下させ、ヒートロ
ールで180℃に加熱され走行しているJIS G33
03に規定されるぶりき板に押し付け、塗膜厚8μmの
薄膜樹脂塗工物を得た。
【0019】[実施例2]合成例2で得られた高分子量
エポキシ樹脂100部を用いて、実施例1と同様の方法
で塗膜厚8μmの薄膜樹脂塗工物を得た。 [実施例3]合成例2で得られた高分子量エポキシ樹脂
80部と、ポリエステル樹脂(東洋紡績株式会社製「バ
イロン200」、ガラス転移温度=67℃)20部を押
出し機を用いて220℃で加熱溶融、練合した後、スリ
ットから薄膜状に流下させ、ヒートロールで160℃に
加熱され走行している実施例1と同様のぶりき板に押し
付け、塗膜厚8μmの薄膜樹脂塗工物を得た。
【0020】[実施例4]合成例2で得られた高分子量
エポキシ樹脂70部と、アクリル樹脂(ジョンソンポリ
マー株式会社製「ジョンクリル587」、水酸基価=9
3、ガラス転移温度=50℃)30部を押出し機を用い
て220℃で加熱溶融、練合した後、スリットから薄膜
状に流下させ、ヒートロールで160℃に加熱され走行
している実施例1と同様のぶりき板に押し付け、塗膜厚
8μmの薄膜樹脂塗工物を得た。
【0021】[実施例5]合成例3で得られた高分子量
エポキシ樹脂100部を用いて、実施例1と同様の方法
で塗膜厚8μmの薄膜樹脂塗工物を得た。 [比較例1]合成例4で得られた高分子量エポキシ樹脂
100部を用いて、実施例1と同様の方法で塗膜厚8μ
mの薄膜樹脂塗工物を得た。
【0022】得られた塗工物について、曲げ試験、衝撃
変形試験、碁盤目試験、耐煮沸性試験、耐酸性試験をJ
IS K5400に従い行った。結果を表1に示す。な
お、試験番号3〜5については、テープピール後の結果
を示した。
【0023】
【表1】
【0024】
【発明の効果】本発明の熱溶融型塗工剤は、高い生産性
および経済性のもとで塗膜を形成することができる。し
かも溶剤型塗工剤のような設備投資も少なく、環境面で
も問題がないため、産業上極めて有効な技術であり、幅
広く展開できるものである。また、金属板への加工性と
密着性を満足するものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石川 崇 東京都中央区京橋二丁目3番13号東洋イン キ製造株式会社内 (72)発明者 尾辻 哲 東京都中央区京橋二丁目3番13号東洋イン キ製造株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ゲルパーミエーションクロマトグラフィー
    によるポリスチレン換算の重量平均分子量が40,00
    0〜80,000であるエポキシ樹脂を含有する熱溶融
    型塗工剤。
  2. 【請求項2】エポキシ樹脂の分子量分布(重量平均分子
    量/数平均分子量)が1.0〜4.0である請求項1記
    載の熱溶融型塗工剤。
  3. 【請求項3】エポキシ樹脂が、エピハロヒドリンとビス
    フェノール類とを反応させてなるエポキシ樹脂である請
    求項1または2記載の熱溶融型塗工剤。
  4. 【請求項4】エポキシ樹脂が、数平均分子量300〜1
    000のビスフェノール型エポキシ樹脂とビスフェノー
    ル類とを付加重合させてなるエポキシ樹脂である請求項
    1または2記載の熱溶融型塗工剤。
  5. 【請求項5】基材に、請求項1ないし4いずれか1項に
    記載の熱溶融型塗工剤を熱溶融塗工してなる塗工物。
JP27762696A 1996-10-21 1996-10-21 熱溶融型塗工剤および塗工物 Pending JPH10120971A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016510348A (ja) * 2012-12-14 2016-04-07 ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー 固形の自己結合可能なイソシアネート含有有機ポリマーおよびその使用方法
CN106752497A (zh) * 2016-11-25 2017-05-31 广西点图包装有限公司 一种室内装饰涂料

Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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