JPH10120973A - 熱硬化性塗料組成物 - Google Patents
熱硬化性塗料組成物Info
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- JPH10120973A JPH10120973A JP27479496A JP27479496A JPH10120973A JP H10120973 A JPH10120973 A JP H10120973A JP 27479496 A JP27479496 A JP 27479496A JP 27479496 A JP27479496 A JP 27479496A JP H10120973 A JPH10120973 A JP H10120973A
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Abstract
物を提供する。 【解決手段】酸成分下、エポキシ基を有する化合物、金
属化合物を必須成分として含有してなる熱硬化性塗料組
成物において、該エポキシ基あたり1/3モル以上、1
0モル以下で水を含有し、かつ3級アミンと有機酸から
なる塩を酸に対して1モル以上200モル以下含有する
ことを特徴とする熱硬化性樹脂組成物。
Description
化性塗料組成物は塗料保存安定性に優れ、得られた硬化
物は高硬度、かつ耐摩耗性、透明性、耐薬品性、密着性
等に優れることから、プラスチックシート、プラスチッ
クフィルム、アルミ部材、セメント部材等に適用され、
例えば陰極線管(CRT)、フラットディスプレイ、カ
バーケース等の前面カバー、光学用レンズ、眼鏡用レン
ズ、ウインドゥシールド、ライトカバー、ヘルメットシ
ート、プリント合板の表層コート、サイジング剤、アル
ミ建材等に広く利用される。
較して軽量で耐衝撃性に優れている他、安価で成形加工
が容易であるという種々の利点を有しており、各種前面
パネル、光学関連用途等に広く利用されている。しかし
これらの成形物品はその表面の耐摩耗性が不十分なた
め、表面の損傷による欠点を有していた。
硬化性架橋被覆物品あるいは光重合性被覆物品等多くの
提案がなされている。
コート技術としては、特開昭62−89902号公報に
おいて、有機シラン化合物、多官能エポキシ化合物、硬
化剤、酸化アンチモン微粒子からなる熱硬化性被膜を有
する透明成型体が提案されている。
持性能が短く、原価コストが高くなると言う欠点を有し
ていた。
は特公昭60−30350号公報において各種の酸、塩
基、酸性塩、塩基性塩の添加によりPHを5.0〜7.
5に調整することにより組成物の安定化を図る方法が提
案されている。しかしこの方法は単なるPH調整に過ぎ
ず、組成物の変化を定量的に抑制したものではなかっ
た。
技術の欠点を解消しようとする物であり、高硬度、耐摩
耗性を有し、かつ保存安定性に優れた熱硬化性塗料組成
物を提供することを目的とする。
するために下記の構成を有する。
金属化合物を必須成分として含有してなる熱硬化性塗料
組成物において、該エポキシ基あたり1/3モル以上、
10モル以下で水を含有し、かつ3級アミンと有機酸か
らなる塩を酸に対して1モル以上200モル以下含有す
ることを特徴とする熱硬化性樹脂組成物。」
被膜の性能向上のために、各種酸を含む場合における熱
硬化性樹脂組成物の保存安定性を改良するものである。
明性に優れ、表面硬度にも優れる点で、有機ケイ素化合
物および/またはその加水分解物を含有することが好ま
しい。有機ケイ素化合物としては、特に限定されるもの
ではないが、例えば、下記一般式(I)で示される化合
物が好ましく用いられる。
アリール基、またはハロゲン基、エポキシ基、グリシド
キシ基、アミノ基、メルカプト基、メタクリルオキシ基
あるいはシアノ基を有する炭化水素基から選ばれる1種
以上であり、R1 、R2 はそれぞれ同種であっても異種
であってもよい。R3 は加水分解性基であり、aおよび
bは0または1である) 具体的には、メチルシリケート、エチルシリケート、n
−プロピルシリケート、i−プロピルシリケート、n−
ブチルシリケート、sec−ブチルシリケートおよびt
−ブチルシリケートなどのテトラアルコキシシラン類、
およびその加水分解物さらにはメチルトリメトキシシラ
ン、メチルトリエトキシシラン、メチルトリメトキシエ
トキシシラン、メチルトリアセトキシシラン、メチルト
リブトキシシラン、エチルトリメトキシシラン、エチル
トリエトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、ビニ
ルトリエトキシラン、ビニルトリアセトキシシラン、ビ
ニルトリメトキシエトキシシラン、フェニルトリメトキ
シシラン、フェニルトリエトキシシラン、フェニルトリ
アセトキシシラン、γ−クロロプロピルトリメトキシシ
ラン、γ−クロロプロピルトリエトキシシラン、γ−ク
ロロプロピルトリアセトキシシラン、3,3,3−トリ
フロロプロピルトリメトキシシラン、γ−メタクリルオ
キシプロピルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピル
トリメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリエトキシ
シラン、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、
γ−メルカプトプロピルトリエトキシシラン、N−β−
(アミノエチル)−γ−アミノプロピルトリメトキシシ
ラン、β−シアノエチルトリエトキシシラン、メチルト
リフェノキシシラン、クロロメチルトリメトキシシラ
ン、クロロメチルトリエトキシシラン、グリシドキシメ
チルトリメトキシシラン、グリシドキシメチルトリエト
キシシラン、α−グリシドキシエチルトリメトキシシラ
ン、α−グリシドキシエチルトリエトキシシラン、β−
グリシドキシエチルトリメトキシシラン、β−グリシド
キシエチルトリエトキシシラン、α−グリシドキシプロ
ピルトリメトキシシラン、α−グリシドキシプロピルト
リエトキシシラン、β−グリシドキシプロピルトリメト
キシシラン、β−グリシドキシプロピルトリエトキシシ
ラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、
γ−グリシドキシプロピルトリエトキシシラン、γ−グ
リシドキシプロピルトリプロポキシシラン、γ−グリシ
ドキシプロピルトリブトキシシラン、γ−グリシドキシ
プロピルトリメトキシエトキシシラン、γ−グリシドキ
シプロピルトリフェノキシシラン、α−グリシドキシブ
チルトリメトキシシラン、α−グリシドキシブチルトリ
エトキシシラン、β−グリシドキシブチルトリメトキシ
シラン、β−グリシドキシブチルトリエトキシシラン、
γ−グリシドキシブチルトリメトキシシラン、γ−グリ
シドキシブチルトリエトキシシラン、δ−グリシドキシ
ブチルトリメトキシシラン、δ−グリシドキシブチルト
リエトキシシラン、(3,4−エポキシシクロヘキシ
ル)メチルトリメトキシシラン、(3,4−エポキシシ
クロヘキシル)メチルトリエトキシシラン、β−(3,
4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラ
ン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルト
リエトキシシラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキ
シル)エチルトリプロポキシシラン、β−(3,4−エ
ポキシシクロヘキシル)エチルトリブトキシシラン、β
−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメト
キシエトキシシラン、β−(3,4−エポキシシクロヘ
キシル)エチルトリフェノキシシラン、γ−(3,4−
エポキシシクロヘキシル)プロピルトリメトキシシラ
ン、γ−(3,4−エポキシシクロヘキシル)プロピル
トリエトキシシラン、δ−(3,4−エポキシシクロヘ
キシル)ブチルトリメトキシシラン、δ−(3,4−エ
ポキシシクロヘキシル)ブチルトリエトキシシランなど
のトリアルコキシシラン、トリアシルオキシシランまた
はトリフェノキシシラン類またはその加水分解物および
ジメチルジメトキシシラン、フェニルメチルジメトキシ
シラン、ジメチルジエトキシシラン、フェニルメチルジ
エトキシシラン、γ−クロロプロピルメチルジメトキシ
シラン、γ−クロロプロピルメチルジエトキシシラン、
ジメチルジアセトキシシラン、γ−メタクリルオキシプ
ロピルメチルジメトキシシラン、γ−メタクリルオキシ
プロピルメチルジエトキシシラン、γ−メルカプトプロ
ピルメチルジメトキシシラン、γ−メルカプトプロピル
メチルジエトキシシラン、γ−アミノプロピルメチルジ
メトキシシラン、γ−アミノプロピルメチルジエトキシ
シラン、メチルビニルジメトキシシラン、メチルビニル
ジエトキシシラン、グリシドキシメチルメチルジメトキ
シシラン、グリシドキシメチルメチルジエトキシシラ
ン、α−グリシドキシエチルメチルジメトキシシラン、
α−グリシドキシエチルメチルジエトキシシラン、β−
グリシドキシエチルメチルジメトキシシラン、β−グリ
シドキシエチルメチルジエトキシシラン、α−グリシド
キシプロピルメチルジメトキシシラン、α−グリシドキ
シプロピルメチルジエトキシシラン、β−グリシドキシ
プロピルメチルジメトキシシラン、β−グリシドキシプ
ロピルメチルジエトキシシラン、γ−グリシドキシプロ
ピルメチルジメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピ
ルメチルジエトキシシラン、γ−グリシドキシプロピル
メチルジプロポキシシラン、γ−グリシドキシプロピル
メチルジブトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルメ
チルジメトキシエトキシシラン、γ−グリシドキシプロ
ピルメチルジフェノキシシラン、γ−グリシドキシプロ
ピルエチルジメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピ
ルエチルジエトキシシラン、γ−グリシドキシプロピル
エチルジプロポキシシラン、γ−グリシドキシプロピル
ビニルジメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルビ
ニルジエトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルフェ
ニルジメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルフェ
ニルジエトキシシラン、などジアルコキシシランまたは
ジアシルオキシシラン類またはその加水分解物がその例
である。
種以上添加することも可能である。とくに密着性付与、
染色性付与の目的にはエポキシ基、グリシドキシ基を含
む有機ケイ素化合物の使用が好適である。
下げ、硬化をより進行させるためには加水分解して使用
することが好ましい。
硫酸などの酸性水溶液を添加、撹拌することによって達
成される。さらに純水、あるいは酸性水溶液の添加量を
調節することによって加水分解の度合をコントロールす
ることも容易に可能である。加水分解に際しては、一般
式(I)の加水分解性基と等モル以上、3倍モル以下の
純水または酸性水溶液の添加が硬化促進の点で特に好ま
しい。
物としては、前記有機シラン化合物および/またはその
加水分解物中のエポキシ基、グリシドキシ基を含有する
化合物を始め、アリルグリシジルエーテル、フェニルグ
リシジルエーテル等のグリシジルエーテル類、多官能カ
ルボン酸のグリシジルエステル化合物等が用いられる。
またエポキシシクロヘキシル基を有する化合物等や、公
知のエポキシ樹脂が挙げられるが、好ましくは芳香環お
よび/または脂肪族環を有する多官能エポキシ樹脂をあ
げることが出来る。
(III )および(IV)で示されるエポキシ樹脂を挙げる
ことができる。
は0〜15の整数を示す)。
わされるエポキシ樹脂におけるエポキシ当量としてはと
くに限定されないが、他成分との相溶性、取り扱い易さ
などの観点から400以下のものが好ましく使用され
る。本発明におけるより好ましいエポキシ樹脂としては
密着性、高硬度の観点からビスフェノルA型エポキシ樹
脂を挙げることが出来る。
ポキシ基を有する化合物を硬化させることができる金属
化合物であれば特に限定されないが硬化速度、塗膜の着
色性、耐侯性などの点から、アルカリ土類、II類、III
類および遷移金属から選ばれる1種以上の金属を含む金
属化合物が好ましく、さらにはこれらの金属のアルコキ
シド、キレート化合物、過ハロゲン酸金属化合物等が用
いられる。金属アルコキシドは安定性、溶解性等の点で
直鎖あるいは分枝状のC1 〜C8 の飽和炭化水素からな
るアルコキシドを好適に用いることができる。これらの
具体例としてはテトライソプロピルチタネート、テトラ
ノイルマルブチルチタネート、ジルコニウムn−プロポ
キシド、ジルコニウムn−ブトキシド、マグネシウムエ
トキシド、アルミニウムiso−プロポキシド等を挙げ
ることができる。金属キレート化合物としてはAl、C
r、Cu、Mg、Zr、Ti、Mn等のアセチルアセト
ン金属塩、エチルアセトアセテート金属塩等を挙げるこ
とができる。過ハロゲン酸金属化合物としてはCa、N
i、Ba、Mg、Mn、Sr等の過塩素酸金属化合物や
過ヨウ素酸金属化合物等が挙げられる。これらの金属化
合物は2種以上混合して使用することも可能である。こ
れら硬化剤の中でも本発明の目的には、金属キレート化
合物が好適に用いることが出来、特に塗料の安定性、コ
ーティング後の塗膜の着色の有無などの点から、下記に
示すアルミニウムキレート化合物が有用である。
は、例えば一般式AlXn Y3-n で示されるアルミニウ
ムキレート化合物である。
基)、Yは一般式M1 COCH2 COM2 (M1 、M2
はいずれも低級アルキル基)で示される化合物に由来す
る配位子および一般式M3 COCH2 COOM4 (M3
M4 はいずれも低級アルキル基)で示される化合物に由
来する配位子から選ばれる少なくとも1つであり、nは
0、1または2である。
ウムキレート化合物としては、各種化合物をあげ得る
が、組成物への溶解性、安定性、硬化触媒としての効果
などの観点からとくに好ましいのは、アルミニウムアセ
チルアセトネート、アルミニウムビスエチルアセトアセ
テートモノアセチルアセトネート、アルミニウム−ジ−
n−ブトキシド−モノエチルアセトアセテート、アルミ
ニウム−ジ−iso−プロポキシド−モノメチルアセト
アセテートなどである。これらは2種以上を混合して使
用することも可能である。
基を有する化合物に対して0.2〜20重量%の範囲で
用いることができる。0.2重量%未満では効果が小さ
く、20%を越えると着色し易いという傾向がある。よ
り好適には0.5〜15重量%の範囲で用いることがで
きる。
硬化などを可能とする目的でその他の各種の硬化剤が併
用可能である。硬化剤としては各種エポキシ樹脂硬化
剤、あるいは各種有機ケイ素樹脂硬化剤などが使用され
る。
有機酸およびそれらの酸無水物、窒素含有有機化合物、
硫黄含有化合物を挙げることができる。
物1モルに対して0.01モル以上、より好ましくは
0.1モル以上の多座配位性化合物を安定化の為に加え
ることも有用な方法である。多座配位性化合物とは錯形
成に際して中心原子(遷移金属あるいは非遷移金属)と
直接結合する配位原子を2個以上有する化合物である。
かかる化合物の具体例としてはアセチルアセトン等のジ
ケトン類、アセト酢酸メチル、アセト酢酸エチルなどの
ケトエステル類、サリチルアルデヒドなどのケトアルコ
ール類、シュウ酸などのジカルボン酸、2−2′−ピピ
リジン、1,10−フェナントロリン等の環状アミン類
などをあげることができる。
屈折率性能を付与する場合には、無機酸化物微粒子を添
加することも好ましい。無機酸化物微粒子としては、塗
膜状態で透明性を損なわないものであれば特に限定され
ないが、作業性、透明性付与の点から特に好ましい例と
してはコロイド状に分散したゾルが挙げられる。具体的
には5酸化アンチモン、酸化チタン、酸化セリウム/酸
化チタンとの複合酸化物、酸化錫、酸化インジウム(酸
化インジウム/錫複合酸化物を含む)、酸化ジルコニウ
ム、酸化アルミニウム等があげられる。さらには該熱硬
化性組成物との相溶性、分散性や光開始剤、増感剤等の
溶解性の観点から水ゾルよりもアルコールゾル、ジメチ
ルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、セロフルブゾ
ル等の極性溶媒のゾルを好適に用いる事ができる。特に
好ましいゾルとしては五酸化アンチモン、酸化錫、酸化
セリウムと酸化チタンのゾルを挙げることができる。無
機酸化物微粒子としては、平均粒子径1〜200mμの
ものが通常は使用されるが、好ましくは5〜100mμ
の粒子径のものが使用される。平均粒子径が200mμ
を越えるものは、生成被膜の透明性を低下させ、濁りの
大きいものとなり、厚膜化が困難になる場合がある。ま
た微粒子の分散性を改良するための各種の界面活性剤や
アミンを添加しても何等問題はない。さらには2種以上
の無機酸化物微粒子を併用して使用することも何等問題
はない。
としては、その目的によって該熱硬化性組成物との配合
割合を適宜決めることが可能であるが、硬化物の屈折率
としては、ほぼ1.53〜1.65程度のものを得るこ
とができる。無機酸化物微粒子を添加することによって
その硬化物品が高屈折率、高硬度、透明性を有すること
から、熱硬化性組成物の適用される物品として高屈折率
の透明基板を例示することが出来る。
ポリメチルメタクリレートおよびその共重合体、ジエチ
レングリコールビスアリルカーボネート(“CR−3
9”)、ポリカーボネート、ポリエステルカーボネー
ト、ポリエチレンテレフタレート、ポリ1.4−シクロ
ヘキサンジメチレンテレフタレート、ポリスチレン、ス
チレン/マレイン酸樹脂、スチレン/アクリロニトリル
共重合体、ポリクロロスチレン、ポリ酸化ビニリデン、
ポリエーテルサルフォン、ポリアリレート(Uポリマ
ー)シート等があげられる。内でも屈折率が1.55以
上であるポリカーボネート、ポリエステルカーボネー
ト、ポリエチレンテレフタレート、ポリ1.4−シクロ
ヘキサンジメチレンテレフタレート、ポリスチレン、ス
チレン/マレイン酸樹脂、スチレン/アクリロニトリル
共重合体、ポリクロロスチレン、ポリ塩化ビニリデン、
ポリエーテルサルフォン、ポリアリレート(Uポリマ
ー)等は最も好ましく本発明における熱硬化性塗料組成
物を塗布することにより好適に被覆物品が得られる。ま
た、硬化物が摩耗性、密着性に優れる事から不透明基板
の被覆物品としても適用でき、透明基材に限定されるも
のではない。
と、3級アミンと有機酸からなる塩を用いないと、保存
中に水素イオン濃度が上昇し、PHが5以下にまで低下
する。液体クロマトグラフィー法によりその塗料を分析
した結果、エポキシ基含有化合物の減少が見られ、塗膜
としては、強靭性、密着性などが低下する。そこで、本
発明においては、塗料のPHを5〜7の弱酸性に保つこ
とが有効である。PH5未満ではエポキシ基が開裂し、
硬化反応に寄与できない傾向があると推定され、一方、
PHが7を越えるとシラノール基同志での縮合が起こり
塗料がゲル化する傾向がある。
硬化物の高硬度、耐摩耗性、密着性等の保持性能を得る
ための手段として最も有効な方法は、エポキシ基当たり
1/3モル〜10モルの水を添加し、かつ3級アミンと
有機酸からなる塩を酸に対して1モル以上200モル以
下含有することである。水の添加量は1/3モル未満で
は維持効果が小さく10モルを越えると塗料の透明性が
低下する欠点がある。また塩の添加量の下限は酸に対し
て1モル以上であり、それ未満ではPH維持効果が少な
くなる。上限はPHの維持効果と、塗膜の硬度の維持の
観点から200モル以下が適当である。
チル−N−メチルブチルアミン、N,N−ジメチルアニ
リン、トリアリルアミン、トリフェニルアミン、トリエ
チルアミン、トリエチルテトラミン、トリ−n−オクチ
ルアミン、t−ブチルアミン、N,Nジメチルエタノー
ルアミン、トリエチレンジアミン、トリエタノールアミ
ン等の3級アミン類を例示することができる。一方3級
アミンとの塩に使用される酸としては相溶性、およびP
H緩衝の観点から有機酸を用いることが好ましい。有機
酸としてはカルボン酸あるいはカルボン酸誘導体類が挙
げられる。これらの代表的なものを例示するとギ酸、酢
酸、プロピオン酸、酪酸、イソ酪酸、吉草酸、イソ吉草
酸、トリフルオロ酢酸、トリクロロ酢酸等の飽和モノカ
ルボン酸類、シュウ酸、マロン酸、コハク酸等の飽和ジ
カルボン酸類、アクリル酸、メタクリル酸、プロピオリ
酸、イタコン酸等の不飽和カルボン酸類、安息香酸、フ
タル酸、イソフタル酸、テレフタル酸等の炭素環カルボ
ン酸類、無水酢酸、無水コハク酸、無水イタコン酸、無
水マレイン酸、安息香酸無水物、過ギ酸、過酢酸、グリ
コール酸、乳酸、リンゴ酸、酒石酸等のカルボン酸誘導
体類が挙げられる。本発明の組成物は熱硬化させること
によりその目標性能が得られるが、加熱温度は50〜2
50℃の範囲で好適な硬化物を得ることが出来る。
塗布手段としては刷毛塗り、浸漬塗り、ロール塗り、ス
プレー塗装、スピン塗装、流し塗り、スリットダイコー
タ等の、通常行われる塗布方法が容易に使用可能であ
る。
率、かつ耐摩耗性、透明性、耐薬品性等に優れることか
ら、透明性を要求されるプラスチックシート、プラスチ
ックフィルム等に適用され、各種透明材料を基板とした
物品、特に光学材料として利用することができる。主な
用途としては、陰極線管、フラットディスプレイ(レー
ザディスプレイ、エレクトロクロミックディスプレイ、
液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、発光ダイオ
ードディスプレイ、エレクトロルミネセントパネル)等
の各種ディスプレイの前面板あるいはこれらの入力用装
置部品としても利用される。その他カバーケース等の前
面カバー、光学用レンズ、眼鏡用レンズ、ウインドゥシ
ールド、ヘルメットシールド、アルミ部材、セメント部
材等に広く利用される。また高屈折率の被覆形成物品は
光学材料として利用する場合、反射防止の観点からも表
層に低屈折率の被覆硬化物を設ける事により、機能性を
発現するものである。
施例を挙げるが、本発明はこれら実施例に限定されるも
のではない。
水分解物の調製 回転子を備えた反応器中にγ−グリシドキシプロピルト
リメトキシシラン113g(0.58mol )を仕込み、
液温を10℃に保ち、マグネチックススターラーで撹拌
しながら0.01規定塩酸水溶液25.9gを徐々に滴
下した。滴下終了後冷却をやめて、γ−グリシドキシプ
ロピルトリメトキシシランの加水分解物を得た。
水13.5g(0.75mol )、アセチルアセトン35
g、シリコーン系界面活性剤0.5g、ビスフェノール
A型エポキシ樹脂(シェル化学社製 商品名 エビコー
ト827)80g(0.43mol )を添加混合し、アル
ミニウムアセチルアセトネート8.0gを添加し、さら
にPH調整剤としてトリエチルアミン3.8g(酸に対
して4.0倍モル)と酢酸2.2gとメタノール6gの
混合液を添加して充分撹拌した後、熱硬化性組成物とし
た。
であった。またこの塗料は、5か月経過後においてもP
H、粘度ともに変動は見られなかった。
で調製したコーティング組成物を引き上げ速度5cm/
分の条件で被コーティング樹脂に浸漬塗布し、次いで8
2℃/12分の予備硬化を行ないさらに130℃/3時
間加熱してプラスチック成形体を得た。
て試験を行なった。結果は表1に示す。また塗料放置3
か月後においても性状の変化は見られなかった。
合を判定する。判定基準は、 A…強く摩擦しても傷がつかない。
膜の上から鋼ナイフデ100個入れて、セロハン粘着テ
ープ(商品名“セロテープ”ニチバン株式会社製品)を
強くはりつけ、90度方向に急速にはがし、塗膜剥離の
有無を調べた。 (ア)透明性 得られたプラスチック成形体を肉眼にてその透明性を観
察した。判定基準は、 ○…強い光を当ててもくもりは認められない。
る。
れる。
ンの加水分解物に変えてビニルトリエトキシシラン40
g、メチルトリメトキシシラン62.5gに0.05規
定の塩酸水溶液36.2gをマグネチックススターラー
で撹拌しながら徐々に添加し、20℃にて30分間加水
分解を得た以外は実施例1と同様の手順で熱硬化性組成
物を作成し、プラスチック成形体の作製を行った。結果
を表1に示した。
ンゾル(日産化学社製商品名 アンチモンゾルAMT−
135 平均粒子径30mμ)408gを加えた他は、
実施例1と同様の手順で熱硬化性組成物を作成し、プラ
スチック成形体の作製を行った。結果を表1に示した。
3.7g(酸に対して2.6倍モル)と乳酸2.3gと
メタノール6gの組み合わせの混合液に変えた他は実施
例1と同様の手順で熱硬化性組成物を作成し、プラスチ
ック成形体の作製を行った。結果を表1に示した。
ールの混合液を除いた他は実施例1と同様の手順で熱硬
化性組成物を作成した。組成物のPHは徐々に低下し、
4.5となった。この組成物は40℃の促進テストにお
いて5日間でエポキシ基がなくなっていることを液クロ
マトグラフィーで確認した。また得られたコーティング
被膜は経時とともにスチールウール硬度、密着性ともに
低下した。結果を表1に示した。
ルの混合液を酢酸アンモニウム6gに変えた他は実施例
1と同様の手順で熱硬化性組成物を作成した。組成物の
PHは4.9であった。また得られたコーティング被膜
は経時とともにスチールウール硬度、密着性ともに低下
した。結果を表1に示した。
の手順で熱硬化性組成物を作成した。組成物のPHは
6.5であり変化なかったが得られたコーティング被膜
の硬度が低くなった。結果を表1に示した。
徴を有する。
に優れ、かつ透明性、密着性にも優れた硬化物となる。
物微粒子を適宜添加することにより、基材屈折率に近似
した被膜が得られ干渉縞のない光学特性に優れた成形体
が得られる。
Claims (7)
- 【請求項1】酸成分存在下、エポキシ基を有する化合
物、金属化合物を必須成分として含有してなる熱硬化性
塗料組成物において、該エポキシ基あたり1/3モル以
上、10モル以下で水を含有し、かつ3級アミンと有機
酸からなる塩を酸に対して1モル以上200モル以下含
有することを特徴とする熱硬化性塗料組成物。 - 【請求項2】下記一般式(I)で表わされる有機ケイ素
化合物および/またはその加水分解物を含有することを
特徴とする熱硬化性塗料組成物。 R1 a R2 b Si(OR3 )4-a-b (I) 式中R1 、R2 は各々アルキル基、アルケニル基、アリ
ール基、またはハロゲン基、エポキシ基、グリシドキシ
基、アミノ基、メルカプト基、メタクリルオキシ基およ
びシアノ基を有する炭化水素基から選ばれる1種以上で
あり、R1 、R2 はそれぞれ同種であっても異種であっ
てもよい。R3 は加水分解性基であり、aおよびbは0
または1である) - 【請求項3】該熱硬化性塗料組成物中に、アンチモン、
チタン、セリウム、錫、インジウム、ジルコニウムおよ
びアルミニウムから選ばれる1種以上の金属元素または
金属元素を含む化合物からなる微粒子を含有することを
特徴とする請求項1記載の熱硬化性塗料組成物。 - 【請求項4】該塗料のPHが5.0以上7.0以下の弱
酸性であることを特徴とする請求項1記載の熱硬化性塗
料組成物。 - 【請求項5】該熱硬化性塗料組成物を硬化してなる硬化
物の屈折率が、1.53〜1.65であることを特徴と
する請求項1記載の熱硬化性塗料組成物。 - 【請求項6】金属キレート化合物を含むことを特徴とす
る請求項1記載の熱硬化性塗料組成物。 - 【請求項7】該エポキシ基を有する化合物が、ビスフェ
ノールA型のエポキシ樹脂であることを特徴とする請求
項1記載の熱硬化性塗料組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27479496A JPH10120973A (ja) | 1996-10-17 | 1996-10-17 | 熱硬化性塗料組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27479496A JPH10120973A (ja) | 1996-10-17 | 1996-10-17 | 熱硬化性塗料組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10120973A true JPH10120973A (ja) | 1998-05-12 |
Family
ID=17546663
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27479496A Pending JPH10120973A (ja) | 1996-10-17 | 1996-10-17 | 熱硬化性塗料組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10120973A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN101942778A (zh) * | 2010-08-24 | 2011-01-12 | 永春县祥益化工科技有限公司 | 一种固体施胶剂及其制备方法 |
| US8575237B1 (en) | 2013-05-22 | 2013-11-05 | Jacam Chemical Company 2013, Llc | Corrosion inhibitor systems using environmentally friendly green solvents |
-
1996
- 1996-10-17 JP JP27479496A patent/JPH10120973A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN101942778A (zh) * | 2010-08-24 | 2011-01-12 | 永春县祥益化工科技有限公司 | 一种固体施胶剂及其制备方法 |
| US8575237B1 (en) | 2013-05-22 | 2013-11-05 | Jacam Chemical Company 2013, Llc | Corrosion inhibitor systems using environmentally friendly green solvents |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
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Effective date: 20051222 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060509 |
|
| A521 | Written amendment |
Effective date: 20060704 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070731 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20071127 |