JPH10121114A - 多孔質焼結金属管の製造方法 - Google Patents

多孔質焼結金属管の製造方法

Info

Publication number
JPH10121114A
JPH10121114A JP27203896A JP27203896A JPH10121114A JP H10121114 A JPH10121114 A JP H10121114A JP 27203896 A JP27203896 A JP 27203896A JP 27203896 A JP27203896 A JP 27203896A JP H10121114 A JPH10121114 A JP H10121114A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
particles
forming
metal tube
porous sintered
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP27203896A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahiro Kitagawa
貴宏 北川
Yasushi Yamamoto
裕史 山本
Takashi Nishi
隆 西
Akira Kosaka
晃 小阪
Atsushi Funakoshi
淳 船越
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP27203896A priority Critical patent/JPH10121114A/ja
Publication of JPH10121114A publication Critical patent/JPH10121114A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Powder Metallurgy (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 予備成形体を加熱して焼結する多孔質焼結金
属管の製造方法において、内外表面に異なる特性を備え
させた多孔質焼結金属管を効率よく焼結する手段を提供
する。 【解決手段】 高速回転する円筒状の金型3内に第1層
形成用粒子を含有する固液混合体を投入して、遠心成形
して第1層1を形成し、前記第1層1の内側に第2層形
成用金属粒子を供給して、前記第1層1と一体に形成さ
れた管状の複層予備成形体を形成し、前記複層予備成形
体を焼結するが、好適な焼結方法として、前記複層予備
成形体を等方圧加圧下で焼結する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多孔質焼結金属管
の製造方法に関し、詳しくは、予備成形体を加熱して焼
結する多孔質焼結金属管の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、多孔質焼結金属管の製造方法にお
いては、多孔質焼結金属管を製造するのに、図6に示す
ように、予め円筒状の充填空間を形成してある炭素鋼製
のカプセル6の充填口6aから、前記カプセル6内に金
属フィルタ材料である粒状のステンレス鋼(JIS S
US316L)を充填し(同図(イ)参照)、前記カプ
セル6内を前記充填口6aを経て脱気し、前記充填口6
aを封止する(同図(ロ)参照)。前記封止は、真空チ
ャンバー中で電子ビーム溶接により行う。前記カプセル
6に密封した粒状ステンレス鋼を等方圧加圧加熱装置
(以下、HIP装置という。)に装入して等方圧加圧下
で加熱焼結する。焼結後のステンレス鋼多孔質焼結体を
HIP装置から取出し、前記カプセル6を削除して円筒
状の金属フィルタに形成する(同図(ハ)参照)ことが
行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の多孔質焼結
金属管の製造方法においては、成形用粒子をカプセル6
内に充填するのに、内外面に異なる成形用粒子を配置す
ることは極めて困難であり、内外面に異なる特性を有す
る焼結金属管を一度の成形焼結により製造することは不
可能であった。この問題に対処するために、一旦予備焼
結した管状の予備焼結体の表面に第2の成形用粒子を付
着させて焼結することも考えられるが、前記第2の成形
用粒子からなる薄い層を均一に形成させることは困難で
あり、予め必要以上の厚さに形成した層を削り取ること
が必要になる。そこで、内外面に異なる特性を有する焼
結金属管を製造するのに、予備成形した管状体をカプセ
ル内に配置し、その表面上に充填空間を形成して第2の
成形用粒子を充填して焼結することが考えられるが、前
記管状体の型崩れを防止するためには所要の肉厚があ
り、それよりも薄い肉厚のものを製造するためには前記
管状体の表面の仕上げ加工をも必要とし、多大の手間を
要するという問題がある。そこで、本発明の多孔質焼結
金属管の製造方法は、上記の問題点を解決し、内外表面
に異なる特性を備えさせた多孔質焼結金属管を効率よく
焼結する手段を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
〔第1特徴構成〕上記の目的のための本発明の多孔質焼
結金属管の製造方法の第1特徴構成は、請求項1に記載
の如く、高速回転する円筒状の金型内に第1層形成用粒
子を含有する固液混合体を投入して、遠心成形して第1
層を形成し、前記第1層の内側に第2層形成用金属粒子
を供給して、前記第1層と一体に形成された管状の複層
予備成形体を形成し、前記複層予備成形体を焼結する点
にある。 〔第1特徴構成の作用効果〕上記第1特徴構成によれ
ば、単一の予備成形工程のみで内外面に異なる特性を備
えさせた多孔質焼結金属管を製造できる。つまり、遠心
成形した第1層の予備成形体の内側に、前記第1層を金
型内に配置したままで第2層形成用金属粒子を供給して
遠心成形するので、前記第2層形成用金属粒子は容易に
前記第1層と一体化して複層予備成形体を形成できる。
従って、単一の成形工程の中で複層予備成形体を形成で
きる。その結果、仮に第1層が薄いものであっても、内
側に金属粒子層を形成した複層予備成形体として容易に
取り扱うことができる。その結果、内外表面に異なる特
性を備えさせた多孔質焼結金属管を効率よく焼結する手
段を提供できるようになった。
【0005】〔第2特徴構成及び作用効果〕尚、本発明
の多孔質焼結金属管の製造方法の第2特徴構成は、請求
項2に記載の如く、前記第1特徴構成における第1層形
成用粒子と水とを予めスラリ化して回転する金型内に注
入して固液混合層を形成し、前記固液混合層を固化して
第1層を形成した後、予め第2層形成用金属粒子に水を
添加して調製してある金属−水スラリを前記第1層の内
側に注入し、脱水して前記第2層形成用金属粒子から成
る層を前記第1層と一体化させて複層予備成形体を固化
形成する点にあり、これによって、均一厚さの第1層を
備えた多孔質焼結金属管を容易に形成できる。つまり、
第1層形成用粒子をスラリ化して固液混合層を形成する
ので、遠心力場によって前記固液混合層は厚さが均一化
される。しかも、薄い層に形成できるので、外表面層を
薄くした多孔質焼結金属管であっても、前記第1層に保
形性を与えないままに第2層形成用金属粒子の層と一体
形成できる。また、前記第1層用のスラリにバインダを
用い、前記金属−水スラリにも同種のバインダを用いれ
ば、前記バインダを介して確実に一体形成した複層予備
成形体を形成できる。その結果、第1特徴構成における
複層予備成形体の成形を一層容易にする。
【0006】〔第3特徴構成〕また、本発明の多孔質焼
結金属管の製造方法の第3特徴構成は、請求項3に記載
の如く、高速回転する円筒状の金型内に第1層形成用粒
子を撒布した後、バインダを添加した水を前記撒布後の
第1層形成用粒子に添加して固液混合層を形成し、前記
固液混合層を固化して第1層を形成した後、前記形成し
た第1層の内側に第2層形成用金属粒子を供給して前記
第2層形成用金属粒子から成る層を前記第1層と一体化
させて複層予備成形体を形成し、前記複層予備成形体を
焼結する点にある。 〔第3特徴構成の作用効果〕上記第1特徴構成によっ
て、前記第2特徴構成と同様の作用効果が得られる。つ
まり、予め粒子のみを撒布することによって、金型の回
転速度によって定まる均一内径の第1層を形成できる。
これに内側からバインダを添加した水を注入すれば、第
1層内に水と共にバインダが浸入するので、固液混合層
が容易に形成される。従って、例えば、過剰の水を添加
して、前記第1層の固化の後、第2層形成用金属粒子を
内側に供給すれば、前記過剰の水と共にバインダが作用
して、一体形成された複層予備成形体を形成できる。そ
の結果、前記第2特徴構成と同様に、複層予備成形体の
成形を一層容易にして、内外表面に異なる特性を備えさ
せた多孔質焼結金属管を効率よく焼結する手段を提供で
きるようになった。
【0007】〔第4特徴構成及び作用効果〕そして、本
発明の多孔質焼結金属管の製造方法の第4特徴構成は、
請求項4に記載の如く、前記第1〜第3特徴構成の何れ
かにおける第1層形成用粒子に無機質粒子を用い、第2
層形成用金属粒子に前記第1層形成用粒子よりも大粒径
の金属粒子を用いるする点にあり、これによって、例え
ば、フィルタに用いられるような、外表面部に微小透過
孔を備え、内層を前記外表面部より透過孔径の大きな、
強度の高い多孔質金属層に形成でき、フィルタの支持層
とすることができる。前記外表面部を微小な粒子径の微
粒子で形成することで、前記外表面部の比表面積を大き
くできるので、前記外表面部を触媒層として形成すれ
ば、効率の高い触媒層とすることが可能である。この場
合、例えば、第1層形成用粒子を触媒粒子から構成すれ
ば、さらに効果的である。その結果、フィルタ、触媒層
等に有効な多孔質焼結金属管を容易に製造できるように
なる。
【0008】〔第5特徴構成及び作用効果〕さらに、本
発明の多孔質焼結金属管の製造方法の第5特徴構成は、
請求項5に記載の如く、前記第1〜第4特徴構成の何れ
かにおける第1層形成用粒子として、第2層形成用金属
粒子の再結晶温度よりも高い再結晶温度を有する第1金
属粒子を用いる点にあり、これによって、例えば、最小
阻止粒径を精度良く制御した金属フィルタを形成するこ
とが容易となる。つまり、焼結金属体の透過孔径は構成
金属粒子の粒径に基本的には依存するが、過焼結により
透過孔径が縮小するが、第1層形成用金属粒子を第2層
形成用金属粒子よりも再結晶温度の高いものとしてある
ので、前記第1層形成用金属粒子の過焼結を防止しやす
くなる。
【0009】〔第6特徴構成及び作用効果〕さらに、本
発明の多孔質焼結金属管の製造方法の第6特徴構成は、
請求項6に記載の如く、前記第1〜第5特徴構成の何れ
かにおける複層予備成形体を等方圧加圧下で焼結する点
にある。前記等方圧加圧下での焼結によって、例えば、
第1層形成用粒子と第2層形成用粒子との間に粒径の差
が大きな場合においても、比較的低温で焼結を行い得る
ので、小径の粒子から成る層の過焼結に伴う収縮を防止
でき、透過孔径の縮小を防止できる。また、第1層形成
用粒子と第2層形成用粒子との間に材質の相違があり、
融点が大きく異なる場合においても、等方圧加圧の効果
により比較的低温で焼結できるので、前記第1層形成用
粒子と前記第2層形成用粒子との間の焼結も促進でき
て、焼結による一体化が容易になる。さらに、金属とセ
ラミック材料のような接合しにくい材料間の焼結も可能
であるので、例えば前記第1層形成用粒子に酸化物触媒
のようなセラミック材料粉末を用い、前記第2層形成用
粒子としてステンレス鋼のような比較的焼結性に劣る材
料の粒子を用いた場合であっても、両層を一体形成する
焼結が可能になる。その結果、フィルタ、触媒層等に有
効な多孔質焼結金属管を容易に製造できるようになる。
【0010】
【発明の実施の形態】上記本発明の多孔質焼結金属管の
製造方法の実施の形態の一例として、外表面部に平均粒
径10μmの微細粒子を配し、内部を150〜1000
μmの粒径分布を有する粗粒を配した、ステンレス鋼
(SUS316L)からなる、最小阻止粒径3μmのフ
ィルタを製造する例について、以下に、図面を参照しな
がら説明する。製造するフィルタの寸法は外径114m
m、肉厚2mm、長さ500mmである。
【0011】先ず図2に示すように、前記金型本体3a
の内側に濾紙7を張り付けておき、駆動軸3dを駆動し
て、その軸芯回りに500rpmの回転速度で回転させ
ながら、バインダを添加してある第1層形成用粒子の水
スラリからなる固液混合体4を金型3内に注入する(図
2参照)。前記固液混合体4は、予め混合調製されてあ
り、最大粒径32μm、平均粒径10μmのステンレス
鋼(SUS316L)粉末100重量部を、バインダと
してのアクリル酸ポリマー3重量部を水15重量部に溶
解した媒質中に懸濁させたものである。前記固液混合体
4の粘度は約1.1Pa・sである。尚、前記金型本体
3aの周壁には、孔径1mmの脱水孔3eを複数形成し
てあり、後記のスラリ注入後の脱水を容易にしてある。
【0012】所定量の前記固液混合体4の注入が終わる
と、前記金型3の回転速度を1500rpmに増速し、
前記濾紙7を介して脱水孔3eを経て脱水して固液混合
層4Aからなる第1層1を形成する。前記濾紙7は、こ
の脱水の際に、細かい第1層形成用粒子の漏出を阻止す
るために張り付けたものである。脱水が完了すると、図
1に示すように、前記第1層1の内側に第2層形成用金
属粒子を含有する金属−水スラリ5を注入ホッパHから
注入する。前記金属−水スラリ5も予め混合調整された
ものであり、前記第2層形成用金属粒子としての粒度範
囲150〜1000μmのステンレス鋼(SUS316
L)粉末500重量部を、バインダとしてのアクリル酸
ポリマー60重量部を水60重量部に溶解した媒質中に
懸濁させたものである。前記金属−水スラリ5の粘度は
約2.7Pa・sである。
【0013】前記金属−水スラリ5を供給後、約1時間
1500rpmでの回転を維持して、前記金型3の外方
から加熱して約100℃に約12時間維持して乾燥すれ
ば、前記第2層形成用金属粒子はバインダの作用で前記
第1層1と一体化して固化し複層予備形成体2が形成さ
れる(図3参照)。その後、前記注入側端板3cを取り
外して前記複層予備形成体2を前記金型本体3aから抜
き出す(図4参照)。この際、前記バインダの作用で十
分に金属粒子間が接着されているので、前記複層予備形
成体2は十分な保形性を有し、抜き出しに際して型崩れ
することなく、簡単に抜き出すことができる。
【0014】抜き出した前記複層予備形成体2はカプセ
ルに封入し、等方圧加圧焼結装置(所謂HIP装置)に
おいて、毎時50℃の昇温速度で400℃まで昇温し、
5時間維持して脱脂し、その後、毎時100℃の昇温速
度でさらに1230℃まで昇温し、98MPaの等方圧
加圧力下で5時間維持して焼結してフィルタを製造す
る。焼結後のフィルタをHIP装置から取り出して、カ
プセルを除去し、製品を得る(図示省略)。得られた製
品は、外表面に平均粒径10μmのステンレス鋼粒子層
を備えた粒度範囲150〜1000μmのステンレス鋼
粒子の焼結体から成る、最小阻止粒径約3μmの筒状の
フィルタである。内部の平均透過孔径は約50μmであ
った。
【0015】バインダとしてアクリル酸ポリマーを用い
てステンレス鋼粉末を媒質中に懸濁させた固液混合体4
を形成したので、図5に断面図を示したように、乾燥後
には充分に固化した複層予備形成体2が得られ、型崩れ
せず、取扱が容易になるとともに、ステンレス鋼粉末5
00重量部に対して、アクリル酸ポリマー60重量部を
用いているので、ステンレス鋼粉末間には相当量のアク
リル酸ポリマーの固化物が存在し、通気孔の形成のため
の粒子間の間隔の維持にも寄与するとともに、焼結時の
通気孔径の維持にも寄与している。
【0016】次に、本発明の他の実施の形態について説
明する。 〈1〉上記実施の形態に於いては、外表面部に平均粒径
10μmの微細粒子を配し、内部を150〜1000μ
mの粒径分布を有する粗粒を配した、ステンレス鋼から
なる、最小阻止粒径3μmのフィルタを製造する例を示
したが、形成する粒子材料は上記に限られるものではな
く、用途目的に応じて適宜選択可能であり、構成する粒
子の粒径も上記に限られるものではない。殊に、第1層
形成用粒子は金属に限らず、無機質粒子を適宜選択可能
である。例えば、前記無機質粒子として酸化触媒粒子を
用いれば、触媒作用を備えたフィルタを形成可能であ
り、また、単なる触媒担持体として形成することも可能
である。 〈2〉上記実施の形態に於いては、金型本体3aの内面
に濾紙7を張りつけて、前記濾紙7の内側に金属−水ス
ラリ5を注入する例を示したが、予めロウ溶融槽内でロ
ウを溶融してあるロウ溶融浴中に金型本体3aを浸漬
し、引き上げて、金型本体3aの内面にロウ膜を形成す
るようにすればなおよい。ロウ膜が内面に形成されてい
る金型本体3aの脱水孔3eの部分のロウ膜には外側か
ら孔をあければよい。ロウ膜を内面に形成した金型本体
3aの一端側を駆動軸3dに取り付けられた駆動側端板
3bに取り付け、他端側に注入側端板3cを取り付けて
前記金型3を組み立てるようにすればよい。尚、バイン
ダの固化促進のために加熱をすれば、前記ロウ膜は溶融
し、前記複層予備形成体2は前記金型本体3aから離型
される。このような離型材としてはロウに限るものでは
なく、例えば合成樹脂粉末、炭素粒子等が適用可能で、
100μm以下の粒径のものが好適であるが、材質、粒
径共に任意に選択できる。要するに、離型が容易にな
り、成形に障害となるものでなければよいのである。 〈3〉上記実施の形態に於いては、金型本体3aの脱水
孔3eから脱水するために、前記金型本体3aの内面に
濾紙7を張りつけて金属−水スラリ5を注入し、前記金
型本体3aに形成した脱水孔7eから前記濾紙7を介し
て脱水する例を示したが、前記〈2〉に示したように、
ロウ膜等の離型材を用いる場合には、注入側端板3cの
前記金型本体3aの内面付近を多孔質金属焼結体で形成
して、前記濾紙7を張り付けることなく、前記注入側端
板3cを介して脱水するようにしてもよい。さらに、金
属−水スラリ5を供給後、約1時間1500rpmでの
回転を維持して、前記金型3の外方から加熱して約10
0℃に約12時間維持して、前記金属−水スラリ5を脱
水しつつ乾燥する例を示したが、注入側端板3cを多孔
質金属焼結体で形成して、前記注入側端板3cを介して
脱水するようにしてもよい。このようにすれば、乾燥時
間を短縮でき、バインダを硬化させるに要する時間だけ
の加熱でよい。 〈4〉上記実施の形態に於いては、バインダとしてアク
リル酸ポリマーを用いた例を示したが、バインダの材料
は上記に限られるものではない。また、スラリ粘度は粒
子の密度及び粒度に応じて高いことが好ましいが、前記
粘度に限定されるものではない。例えば、粒子の密度が
高いか或いは粒径が大きければ粘度を高くし、粒子の密
度が低いか或いは粒径が小さければ粘度を低くしてもよ
いのである。バインダの材料も適宜選択可能である。 〈5〉上記実施の形態に於いては、第1層形成用粒子を
スラリ化した固液混合体4として金型3内に供給する例
を示したが、金型3の回転下で予め第1層形成用粒子の
みを金型3内に供給しておいて、媒液を後から供給して
固液混合体4を金型3内で形成させるようにしてもよ
い。 〈6〉上記実施の形態に於いては、第1層1を脱水形成
した後に、前記第1層1の内側に金属−水スラリ5を供
給する例を示したが、前記第1層1を完全に脱水する前
に前記金属−水スラリ5を供給してもよい。このように
すれば、前記第1層1と第2層形成用粒子層との境界部
に中間層を形成することができる。このようにして連続
性を持たせることにより、焼結後の金属管の層間の結合
を一層強化できる。 〈7〉上記実施の形態に於いては、脱脂と焼結をカプセ
ル内で連続して行う例を示したが、脱脂後カプセルに封
入して焼結するようにしてもよい。また、カプセルに封
入することなく焼結するようにしてもよい。 〈8〉上記実施の形態に於いては、第1層形成用粒子と
第2層形成用粒子とを同一材料で粒径を代えて構成した
例を示したが、前記第1層形成用粒子と前記第2層形成
用粒子とを異なる材料で構成してあってもよく、殊に、
第1層形成用粒子材料の再結晶温度を第2層形成用粒子
材料の再結晶温度よりも高いものとして構成すれば、金
属フィルタを焼結するに際して、フィルタ層を形成する
第1層の過焼結を防止しやすくなり、最小阻止粒径の制
御が容易となる。 〈9〉上記実施の形態に於いては、複層予備形成体2を
等方圧加圧下でカプセル封入して焼結する例を示した
が、カプセルに封入しないで焼結してもよく、このよう
にして焼結すれば、内部の通気孔を潰すこと無く焼結で
きる。また、前記複層予備形成体2の焼結は、等方圧加
圧下でなければならぬものではなく、前記複層予備形成
体2の材質、粒径構成によっては、常圧下における焼
結、或いは真空焼結であってもよい。
【0017】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例を示す第2層形成用粒子の注入状
態を示す説明用断面図
【図2】本発明の遠心成形型への第1層注入を示す説明
【図3】図1の第2層形成用粒子の注入後に乾燥した状
態を示す説明図
【図4】本発明の複層予備成形体の抜き取り工程の一例
の説明図
【図5】複層予備成形体の横断面を示す説明図
【図6】従来の多孔質焼結金属管の製造工程の一例の説
明図
【符号の説明】
1 第1層 2 複層予備成形体 3 金型
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小阪 晃 大阪府枚方市中宮大池1丁目1番1号 株 式会社クボタ枚方製造所内 (72)発明者 船越 淳 大阪府枚方市中宮大池1丁目1番1号 株 式会社クボタ枚方製造所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予備成形体を加熱して焼結する多孔質焼
    結金属管の製造方法であって、 高速回転する円筒状の金型(3)内に第1層形成用粒子
    を含有する固液混合体を投入して、遠心成形して第1層
    (1)を形成し、前記第1層(1)の内側に第2層形成
    用金属粒子を供給して、前記第1層(1)と一体に形成
    された管状の複層予備成形体(2)を形成し、前記複層
    予備成形体(2)を焼結する多孔質焼結金属管の製造方
    法。
  2. 【請求項2】 予め前記第1層形成用粒子と水とをスラ
    リ化して前記回転する金型(3)内に注入して固液混合
    層を形成し、前記固液混合層を固化して前記第1層
    (1)を形成した後、予め前記第2層形成用金属粒子に
    水を添加して調製してある金属−水スラリを前記第1層
    (1)の内側に注入し、脱水して前記第2層形成用金属
    粒子から成る層を前記第1層(1)と一体化させて前記
    複層予備成形体(2)を固化形成する請求項1記載の多
    孔質焼結金属管の製造方法。
  3. 【請求項3】 予備成形体を加熱して焼結する多孔質焼
    結金属管の製造方法であって、 高速回転する円筒状の金型(3)内に第1層形成用粒子
    を撒布した後、バインダを添加した水を前記撒布後の第
    1層形成用粒子に添加して固液混合層を形成し、前記固
    液混合層を固化して第1層(1)を形成した後、前記形
    成した第1層(1)の内側に第2層形成用金属粒子を供
    給して前記第2層形成用金属粒子から成る層を前記第1
    層(1)と一体化させて複層予備成形体(2)を形成
    し、前記複層予備成形体(2)を焼結する多孔質焼結金
    属管の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記第1層形成用粒子に無機質粒子を用
    い、前記第2層形成用金属粒子に前記第1層形成用粒子
    よりも大粒径の金属粒子を用いる請求項1〜3の何れか
    に記載の多孔質焼結金属管の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記第1層形成用粒子として、前記第2
    層形成用金属粒子の再結晶温度よりも高い再結晶温度を
    有する第1金属粒子を用いる請求項1〜4の何れかに記
    載の多孔質焼結金属管の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記複層予備成形体(2)を等方圧加圧
    下で焼結する請求項1〜5の何れかに記載の多孔質焼結
    金属管の製造方法。
JP27203896A 1996-10-15 1996-10-15 多孔質焼結金属管の製造方法 Pending JPH10121114A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27203896A JPH10121114A (ja) 1996-10-15 1996-10-15 多孔質焼結金属管の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27203896A JPH10121114A (ja) 1996-10-15 1996-10-15 多孔質焼結金属管の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10121114A true JPH10121114A (ja) 1998-05-12

Family

ID=17508264

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27203896A Pending JPH10121114A (ja) 1996-10-15 1996-10-15 多孔質焼結金属管の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10121114A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004503375A (ja) * 2000-07-13 2004-02-05 ポール・コーポレーション セラミックフィルタエレメント及びその製造方法
CN101633209B (zh) 2009-08-05 2011-04-06 朱奎 一种雨水管的制备方法
CN101559491B (zh) 2009-05-25 2011-04-20 西安宝德粉末冶金有限责任公司 一种大型烧结多孔锥管的整体成型模具及均向成型方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004503375A (ja) * 2000-07-13 2004-02-05 ポール・コーポレーション セラミックフィルタエレメント及びその製造方法
US8388898B2 (en) 2000-07-13 2013-03-05 Pall Corporation Ceramic filter element
CN101559491B (zh) 2009-05-25 2011-04-20 西安宝德粉末冶金有限责任公司 一种大型烧结多孔锥管的整体成型模具及均向成型方法
CN101633209B (zh) 2009-08-05 2011-04-06 朱奎 一种雨水管的制备方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10514075B2 (en) Variable-density composite articles, preforms and methods
US5839329A (en) Method for infiltrating preformed components and component assemblies
US3978176A (en) Sparger
CA1058814A (en) Method for producing a tubular multi-layered porous barrier
JPS6327405B2 (ja)
US5588477A (en) Method of making metal matrix composite
KR100485835B1 (ko) 히트 싱크 재료
US6254998B1 (en) Cellular structures and processes for making such structures
SE430860B (sv) Sett att framstella sintrade och infiltrerade kroppar
JP2002523617A5 (ja)
RU2151362C1 (ru) Кумулятивный заряд с биметаллической облицовкой и способ ее изготовления
EP0278180B1 (en) Plastic foam containers for the densification of powder material
JPH10121114A (ja) 多孔質焼結金属管の製造方法
JP5334842B2 (ja) 粉末焼結体用成形体および粉末焼結体並びにこれらの製造方法
US20030121636A1 (en) Pressure casting using a supported shell mold
JPH10121111A (ja) 金属フィルタの製造方法
JP2003532522A (ja) プレート形濾過体
JPH10298609A (ja) 金属系多孔質焼結体の製造方法
JP3668864B2 (ja) 成形方法
JP2000009142A (ja) 軸受装置の製造方法および軸受装置
CN116117077B (zh) 定向凝固用陶瓷型壳及其制备方法和应用
JPH1129831A (ja) 金属基複合材用プリフォーム及びその製造方法
JPH10194845A (ja) セラミック部材とその製造方法
JPH02166201A (ja) 高密度焼結体の製造方法
JPH11320075A (ja) シリンダブロック用成形体およびその製造方法