JPH10121472A - グラウンドアンカー用引張部材、グラウンドアンカー用引張材ユニット及びこれらを使用したグラウンドアンカー工法 - Google Patents

グラウンドアンカー用引張部材、グラウンドアンカー用引張材ユニット及びこれらを使用したグラウンドアンカー工法

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JPH10121472A
JPH10121472A JP27433496A JP27433496A JPH10121472A JP H10121472 A JPH10121472 A JP H10121472A JP 27433496 A JP27433496 A JP 27433496A JP 27433496 A JP27433496 A JP 27433496A JP H10121472 A JPH10121472 A JP H10121472A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 せん断抵抗がアンカー体全体に均等にかかる
ようにすることである。 【解決手段】 前部耐荷板4と後部耐荷板5とカプラー
6とから耐荷体2が形成され、該耐荷体2の後部耐荷板
5に先端部が固定されたテンドン3が、前部耐荷板4に
Uターンして巻き掛けられ、さらにこれが上方に延びて
後部耐荷板5にも掛け止めされたことである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、グラウンドアンカ
ー用引張部材、グラウンドアンカー用引張材ユニット及
びこれを使用したグラウンドアンカー工法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、圧縮分散型グラウンドアンカー工
法は図21に示すようなものがあった。この工法は、先
端部がアンカー体25に埋設されたテンドン26に所定
の緊張力を付加して定着すると、その緊張力によりアン
カー体25に圧縮ひずみが発生するとともに、アンカー
体と地盤との間に生じるせん断抵抗が耐荷体27の数に
応じて分散されるという特徴があった。
【0003】この工法の具体的な構成は、耐荷体27に
Uターンさせて折り曲げたテンドン26を、前記耐荷体
27が互いに異なる深さに位置するようにアンカー孔2
8に挿入して固化材29を圧入し、これが硬化した後に
アンカー孔28の開口部から突出したテンドン26に、
所定の緊張力を付加して定着したものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
グラウンドアンカー工法において、アンカー体と地盤と
の間に生じるせん断抵抗は、アンカー孔の開口部側が小
さく、奥側が大きな円錐形となる。これは耐荷体の先端
側に大きなせん断抵抗が発生するため、アンカー体全体
としては不均等であった。本発明は上記のような問題点
に鑑みてなされたものであり、その目的はせん断抵抗が
アンカー体全体に均等にかかるようにすることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めの本発明において、請求項1のグラウンドアンカー用
引張部材は、前部耐荷板と後部耐荷板とカプラーとから
耐荷体が形成され、該耐荷体の後部耐荷板に先端部を固
定したテンドンが、前部耐荷板にUターンして巻き掛け
られ、さらにこれが上方に延びて後部耐荷板にも掛け止
めされたことを特徴とする。また請求項2のグラウンド
アンカー用引張部材は、前部耐荷板と後部耐荷板とカプ
ラーとから耐荷体が形成され、該耐荷体の後部耐荷板か
ら前部耐荷板にかけてUターンして巻き掛けられたテン
ドンが、上方に延びて後部耐荷板にもUターンして巻き
掛けられ、さらにこれが下方に延びて前部耐荷板にUタ
ーンして巻き掛けられたことを特徴とする。また請求項
5のグラウンドアンカー用引張材ユニットは、請求項1
のグラウンドアンカー用引張部材が、耐荷体の位置を違
えて複数結束されたことを特徴とする。また請求項6の
グラウンドアンカー用引張材ユニットは、請求項2のグ
ラウンドアンカー用引張部材が、耐荷体の位置を違えて
複数結束されたことを特徴とする。また請求項7のグラ
ウンドアンカー用引張材ユニットは、請求項3のグラウ
ンドアンカー用引張部材が、耐荷体の位置を違えて複数
結束されたことを特徴とする。また請求項9のグラウン
ドアンカー工法は、請求項1のグラウンドアンカー用引
張部材を、アンカー孔に挿入して固化材を圧入し、この
固化材の硬化後に、前記アンカー孔の開口部から外部に
突出しているテンドンの後端部を所定の緊張力で緊張し
て定着したことを特徴とする。また請求項10のグラウ
ンドアンカー工法は、請求項5のグラウンドアンカー用
引張材ユニットを、アンカー孔に挿入して固化材を圧入
し、この固化材の硬化後に、前記アンカー孔の開口部か
ら外部に突出しているテンドンの後端部を、所定の緊張
力で緊張して定着したことを特徴とする。また請求項1
1のグラウンドアンカー工法は、請求項6のグラウンド
アンカー用引張材ユニットを、アンカー孔に挿入して固
化材を圧入し、この固化材の硬化後に、前記アンカー孔
の開口部から外部に突出しているテンドンの後端部を、
所定の緊張力で緊張して定着したことを特徴とする。ま
た請求項12のグラウンドアンカー工法は、請求項7の
グラウンドアンカー用引張材ユニットを、アンカー孔に
挿入して固化材を圧入し、この固化材の硬化後に、前記
アンカー孔の開口部から外部に突出しているテンドンの
後端部を、所定の緊張力で緊張して定着したことを特徴
とするグラウンドアンカー工法。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態の一例を
図面に基づいて詳細に説明する。図1〜図5は請求項1
におけるグラウンドアンカー用引張部材(以下、単に引
張部材という)の実施形態を示したものであり、図1が
引張部材の断面図、図2は同側面図、図3の(1)は図
1のA−A線断面図、同図の(2)は要部の正面図、図
4の(1)は前部耐荷板の底面図、同図の(2)は同正
面図、図5の(1)及び(2)はPC鋼より線の断面図
である。
【0007】引張部材1は耐荷体2と2本のテンドン3
とから構成され、前記耐荷体2が後部耐荷板4と前部耐
荷板5とカプラー6とからなり、先端部を後部耐荷板4
に固定したテンドン3が、前部耐荷板5にUターンして
巻き掛けられている。
【0008】この引張部材1は工場等で製造するもので
あるが、必要に応じて現場においても製造することがで
きる。
【0009】前記2本のテンドン3は、先端部が後部耐
荷板4の掛止溝4aに掛け止めされて圧着グリップ2a
で固着され、そこから下方に延びて前部耐荷板5の周面
における掛止溝5aに嵌合されるとともに、前部耐荷板
5の下面に突出した湾曲体7の湾曲溝7aにUターンし
て巻き掛けられ、ここからさらに上方に延びて後部耐荷
板4の掛止溝4aに嵌合されて上方に延びている。
【0010】このテンドン3とは、引張力を伝達するP
C鋼線、PC鋼より線のことをいい、本実施形態におい
てはPC鋼より線、炭素繊維より線、アラミド繊維より
線等が使用されている。しかし、これはPC鋼より線に
限らず、PC鋼線も使用することができる。
【0011】本実施形態におけるテンドン3は、図5に
示すように、PC鋼より線8の芯線8a及び側線8bの
外周がそれぞれ合成樹脂粉末塗料の内層筒9で被覆され
るとともに、該内層筒9の外周が合成樹脂製の中層筒1
0と外層筒11とで二重に被覆され、これらの中層筒1
0と外層筒11との間には滑材12が介在されて形成さ
れている。
【0012】尚、前記の後部耐荷板4と前部耐荷板5と
の間隔は、テンドン3に付加される緊張力や地盤の性状
等に応じて随意に変えることができるものとする。
【0013】図6〜図8は請求項2の引張部材の実施形
態を示したものであり、図6は引張部材の断面図、図7
は同側面図、図8の(1)は図6のB−B断面図、
(2)は要部の正面図である。この引張部材13は、図
6に示すように、後部耐荷板4と前部耐荷板5との双方
にテンドン3がUターン状に巻き掛けられて形成されて
いる。
【0014】前記テンドン3は後部耐荷板4の周面にお
ける掛止溝4aに嵌合され、そこから下方に延びて前部
耐荷板5の周面における掛止溝5aに嵌合されるととも
に、前部耐荷板5の下面に突出した湾曲体7の湾曲溝7
aにUターンして巻き掛けられ、ここから上方に延びて
後部耐荷板4の掛止溝4aにUターンして巻き掛けら
れ、そこから再び下方に延びて前部耐荷板5の掛止溝5
aを通って湾曲体7の湾曲溝7aにUターンして巻き掛
けられ、そこからさらに後部耐荷板4の掛止溝4aに嵌
合されて上方に延びている。したがって、1本のテンド
ン3が後部耐荷板4と前部耐荷板5とにそれぞれUター
ンして巻き掛けられている。なお、後部耐荷板4には前
部耐荷板5と同様の湾曲部7を設けることもできる。
【0015】図9及び図10は前記引張部材13の第2
実施形態を示したものであり、図9は引張部材の断面
図、図10は同側面図である。この引張部材14は、図
9に示すように、耐荷体2の後部耐荷板4と前部耐荷板
5との間のカプラーを省いたものであり、この点を除く
他の構成は前記引張部材13と同一である。
【0016】これは後部耐荷板4にUターンして巻き掛
けられたテンドン3が漸次広がった状態で前部耐荷板5
にUターンして巻き掛けられたことにより、後部耐荷板
4が下がるのを阻止して前部耐荷板5との距離を一定に
保っている。
【0017】このようなことから後部耐荷板4にUター
ンして巻き掛けられたテンドン3がカプラーに代わる働
きをして、後部耐荷板4と前部耐荷板5との間からカプ
ラーを省くことができた。
【0018】図11は請求項4の引張部材の実施形態を
示し、複数のカプラー6を接続して耐荷体2を延長した
ものである。このうち(1)の引張部材15は、先端部
を最後部の耐荷板4に圧着グリップ2aで固定した2本
のテンドン3が、最前部の耐荷板5にUターンして巻き
掛けられたものである。
【0019】また同図の(2)の引張部材15は、図6
の引張部材13と同様に、最後部の耐荷板4と最前部の
耐荷板5との双方に、テンドン3がUターン状に巻き掛
けられたものである。このようにカプラー6を任意の本
数接続して、耐荷体2の長さを変えたことにより、地盤
の性状等に応じた引張部材を提供できる。
【0020】また図12〜図14は請求項5のグラウン
ドアンカー用引張材ユニット(以下、単に引張材ユニッ
トという)の実施形態を示したものであり、図12は引
張材ユニットの正面図、図13の(1)は図12のC−
C線断面図、同図の(2)は同D−D線断面図、図14
の(1)は図12のE−E線断面図、同図の(2)は同
F−F線断面図である。
【0021】この引張材ユニット16は、図12に示す
ように、長さの異なる引張部材を3本束ねて形成してい
る。これらの引張部材は図1の引張部材1と同一の構成
であり、それぞれ長い順から第1引張部材16a、第2
引張部材16b、第3引張部材16cとし、これらの引
張部材16a、16b、16cにおける耐荷体2がそれ
ぞれ方向を違え、かつ異なる位置に組み合わされてい
る。
【0022】前記第1引張部材16aのテンドン3a
は、第2引張部材16b及び第3引張部材16cにおけ
る前部耐荷板5及び後部耐荷板4の掛止溝5a、4a
に、また第2引張部材16bのテンドン3bは、第3引
張部材16cにおける前部耐荷板5及び後部耐荷板4の
掛止溝5a、4aにそれぞれ嵌入されて、結束帯16d
で結束されている。
【0023】したがって、これらの後部耐荷板4及び前
部耐荷板5には後部側にかけてより多くの掛止溝4a、
5aが設けられ、例えば、図13の第2引張部材16b
の前部耐荷板5及び後部耐荷板4にはそれぞれ3対が設
けられているが、図14の第3引張部材16cの前部耐
荷板5及び後部耐荷板4にはそれぞれ4対が設けられて
いる。
【0024】これらの各引張部材16a、16b、16
cのテンドン3a、3b、3cには色の異なるビニール
テープ(図示せず)がそれぞれ巻き付けられて、これら
の各引張部材16a、16b、16cが容易に見分けら
れるようになっている。この引張部材16a、16b、
16cの数や、各耐荷体2の間隔、並びに耐荷体2にお
ける後部耐荷板4と前部耐荷板5との間隔は、それぞれ
引張材ユニット16に付加される緊張力及び地盤の性状
等に応じて設定するものとする。
【0025】また図15は請求項6の引張材ユニットの
実施形態を示し、この引張材ユニット17は、後部耐荷
板4と前部耐荷板5の双方に、テンドン3がUターン状
に巻き掛けられた引張部材、すなわち図6の引張部材1
3を3本束ねて形成したものである。
【0026】また図16は請求項7の引張材ユニットの
実施形態を示し、この引張材ユニット18は、カプラー
を省略した耐荷体2にテンドン3がUターン状に巻き掛
けられた引張部材、すなわち図9の引張部材14を3本
束ねて形成したものである。
【0027】この他、図11の引張部材15を束ねた引
張材ユニットを形成することもでき、さらに図1、図
6、図9の引張部材1、13、14をそれぞれ任意に組
み合わせた引張材ユニットを形成することもできる。
【0028】次に、上記の引張部材及び引張材ユニット
を用いたグラウンドアンカー工法を図17〜図20に基
づいて説明する。図17に示すものは、図1の引張部材
1を用いたグラウンドアンカー工法であり、仮設アンカ
ーを施工したものである。
【0029】この工法は、まず、所定の地盤に掘削機に
よりアンカー孔19を掘削し、これに引張部材1を挿入
し、その後部側のテンドン3をアンカー孔19の開口部
19aから突出させておく。前記引張部材1は予め工場
等か、あるいは現場において製作しておくものとする。
【0030】次に、前記アンカー孔19にモルタル又は
コンクリート等の固化材20を圧入し、これが硬化した
後に開口部19aから突出したテンドン3をジャッキで
緊張して定着具21によって定着する。
【0031】このことにより後部耐荷板4と前部耐荷板
5とカプラー6とが、それぞれ圧縮ひずみを受けるの
で、この耐荷体2周辺のアンカー体22も、これとほぼ
等しい圧縮ひずみを受ける。したがって、アンカー体2
2と地盤との間に発生するせん断抵抗は、図17に示す
ように、アンカー体22全体に均等にかかる。
【0032】なお、この工法は仮設アンカーの施工に限
定されるものではなく、永久アンカーにも適用すること
ができる。
【0033】さらに、この工法は図1の引張部材1の他
に、図6、図9及び図11の引張部材13、14、15
を用いて行うこともできる。
【0034】図18に示すものは、図12の引張材ユニ
ット16を用いたグラウンドアンカー工法であり、前記
と同様に仮設アンカーを施工したものである。
【0035】この工法は、まず、所定の地盤に掘削機で
アンカー孔19を掘削し、これと並行して長さの異なる
3本の引張部材を組み合わせた引張材ユニット16を準
備する。これは予め工場か、或は現場において製作する
ものとする。
【0036】次に、これらの引張部材16を長い順から
第1引張部材16a、第2引張部材16b及び第3引張
部材16cとし、その後端側のテンドン3a、3b、3
cにこれらを見分けるための色違いのビニールテープ
(図示せず)を巻き付けておく。
【0037】そして、前記の引張材ユニット16をアン
カー孔19に挿入すると、各耐荷体2がそれぞれ深さの
異なる位置に設置されるとともに、その後部側のテンド
ン3a、3b、3cがアンカー孔19の開口部19aか
ら突出される。
【0038】しかる後、アンカー孔19にモルタル又は
コンクリート等の固化材20を圧入し、これが硬化した
後に各引張部材16a、16b、16cのテンドン3
a、3b、3cをジャッキで緊張する。
【0039】この緊張は緊張開始前に第1引張部材16
a、第2引張部材16b、第3引張部材16cの各テン
ドン3a、3b、3cの伸びをそれぞれ算定しておき、
これらの伸びの差分を緊張してから、順次各テンドン3
a、3b、3cを緊張するものとする。
【0040】すなわち、最初に一番伸びの大きい第1引
張部材16aのテンドン3aをジャッキの引張用ヘッド
で挟着して、第2引張部材16bのテンドン3bとの伸
びの差分だけ緊張する。この際、第2引張部材16b及
び第3引張部材16cのテンドン3b、3cは、引張用
ヘッドで挟着されていない状態である。
【0041】そして、第1引張部材16aのテンドン3
aが、第2引張部材16bのテンドン3bとの伸びの差
分だけ緊張されて、第2引張部材16bのテンドン3b
との伸びの差分がなくなった時点で、第2引張部材16
bのテンドン3bを引張用ヘッドで挟着するとともに、
緊張を開始して第1引張部材16aのテンドン3aとと
もに緊張する。また、上記第1引張部材16aのテンド
ン3aと第2引張部材16bのテンドン3bとの伸びの
差分がなくなった時点は、ジャッキの緊張ロッドのスト
ロークによって確認するものとする。
【0042】すなわち、第1引張部材16aのテンドン
3aを緊張して、予め設定した第2引張部材16bのテ
ンドン3bとの伸びの差分、緊張ロッドのストロークが
伸びた時点で、第2引張部材16bのテンドン3bとの
伸びの差がなくなったことを確認するものである。これ
は予め設定された所定の緊張荷重によっても確認するこ
とができる。
【0043】次に、この第2引張部材16bのテンドン
3bを、第3引張部材16cのテンドン3cとの伸びの
差分だけ緊張し、第3引張部材16cのテンドン3cと
の伸びの差がなくなった時点で、第3引張部材16cの
テンドン3を引張用ヘッドで挟着して緊張を開始すると
ともに、これらの各引張部材16a、16b、16cの
テンドン3a、3b、3cを所定の緊張力に達するまで
緊張した後に、定着具21で定着するものである。
【0044】なお、第2引張部材16bのテンドン3b
と第3引張部材16cのテンドン3cとの伸びの差がな
くなった時点は、前記と同様の方法により確認するもの
とする。
【0045】そして、これら第1引張部材16a、第2
引張部材16b、第3引張部材16cの各テンドン3
a、3b、3cが緊張定着された後に、これらを同時に
所定の緊張力で緊張することにより、これらのテンドン
3a、3b、3cの合計緊張力を確認することができ
る。
【0046】このように各引張部材16a、16b、1
6cのテンドン3a、3b、3cを順次緊張定着するこ
とにより、図18に示すように、アンカー体22におけ
るせん断抵抗は円筒形となって全体に均等にかかるよう
になる。
【0047】このせん断抵抗の円筒形の大きさは、後部
耐荷板4と前部耐荷板5との間隔を変えることにより調
整することができ、全体として均等化することによりア
ンカー体22とのせん断抵抗が弱い軟弱地盤にも十分対
応することができる。
【0048】したがって、後部耐荷板4と前部耐荷板5
との間隔を、任意に変えることにより種々の性状の地盤
にも適用することができる。
【0049】図19は図15の引張材ユニット17を用
いたグラウンドアンカー工法であり、前記と同様に仮設
アンカーを施工したものである。この工法も前記と同様
の方法で施工するものである。
【0050】図20は請求項7、即ち図16の引張材ユ
ニット18を用いたグラウンドアンカー工法であり、前
記と同様に仮設アンカーを施工したものである。この工
法も前記と同様の方法で施工するものである。
【0051】なお、本発明のグラウンドアンカー工法
は、上記の引張材ユニット16、17、18の他に、図
11の引張部材15を束ねて形成した引張材ユニットを
用いて施工することもでき、さらに図1、図6及び図9
の引張部材1、13、14をそれぞれ任意に組み合わせ
てた引張材ユニットを用いて施工することもできる。
【0052】
【発明の効果】耐荷体の後部耐荷板に、複数のテンドン
の先端部を固定したことにより、テンドンの前部耐荷板
へのUターン状の巻き掛けが容易にできる。
【0053】耐荷体の後部耐荷板と前部耐荷板とに、テ
ンドンをUターン状に巻き掛けたことにより、耐荷体に
かかる圧縮ひずみを全体に均等にかけることができる。
【0054】後部耐荷板から前部耐荷板にかけてUター
ン状に巻き掛けたテンドンが、カプラーの代わりをする
ので、これを省くことができ、経済的である。
【0055】耐荷体をカプラーで任意の長さに延長する
ことができるので、地盤の性状に応じた引張部材が提供
できる。
【0056】複数の引張部材を結束して引張材ユニット
を形成したことにより、圧縮ひずみが均等にかかる耐荷
体を、分散させて設置できる。また耐荷体の設置間隔を
変えることにより、アンカー体と地盤との間に均等に生
じるせん断抵抗の範囲を任意に調整することができ、種
々の性状の地盤に適用することができる。
【0057】PC鋼より線の芯線及び側線の外周を内層
筒で被覆し、該内層筒の外周に中層筒と外層筒とを設
け、これらの中層筒と外層筒との間に滑材を介在させた
ことにより、テンドンの防錆性を高めることができる。
【0058】圧縮ひずみが均等にかかる耐荷体を備えた
引張材ユニットを用いて、グラウンドアンカー工法を実
施したことにより、アンカー体と地盤との間に生じるせ
ん断抵抗をアンカー体全体に均等にかけることができ
る。
【0059】圧縮ひずみが均等にかかる耐荷体を備えた
引張材ユニットを用いて、グラウンドアンカー工法を実
施したことにより、アンカー体と地盤との間に生じるせ
ん断抵抗を耐荷体の数に応じて分散し、かつ均等化でき
るのでアンカー体の進行性破壊が防げる。
【図面の簡単な説明】
【図1】テンドンの先端部が後部耐荷板に固定された引
張部材の断面図である。
【図2】図1の引張部材の側面図である。
【図3】(1)は図1のA−A線断面図、(2)は要部
の正面図である。
【図4】(1)は前部耐荷板の底面図、(2)は同正面
図である。
【図5】(1)及び(2)はPC鋼より線の断面図であ
る。
【図6】前部耐荷体と後部耐荷体の双方にテンドンをU
ターン状に巻き掛けた引張部材の断面図である。
【図7】図6の引張部材の側面図である。
【図8】(1)は図6のB−B線断面図、(2)は要部
の正面図である。
【図9】カプラーを省いた引張部材の断面図である。
【図10】図9の引張部材の側面図である。
【図11】(1)及び(2)はカプラーで延長された耐
荷体に、テンドンをUターン状に巻き掛けた引張部材の
正面図である。
【図12】図1の引張部材を3本束ねて形成した引張材
ユニットの正面図である。
【図13】(1)は図12のC−C線断面図、(2)は
同D−D線断面図である。
【図14】(1)は図12のE−E線断面図、(2)は
同F−F線断面図である。
【図15】図6の引張部材を3本束ねて形成した引張材
ユニットの正面図である。
【図16】図9の引張部材を3本束ねて形成した引張材
ユニットの正面図である。
【図17】図1の引張部材を使用したグラウンドアンカ
ー工法の断面図である。
【図18】図12の引張材ユニットを使用したグラウン
ドアンカー工法の断面図である。
【図19】図15の引張材ユニットを使用したグラウン
ドアンカー工法の断面図である。
【図20】図16の引張材ユニットを使用したグラウン
ドアンカー工法の断面図である。
【図21】従来のグラウンドアンカー工法の断面図であ
る。
【符号の説明】
1、13、14、15、 引張部材 2、27 耐荷体 3、3a、3b、3c、26 テンドン 4 後部耐荷板 5 前部耐荷板 6 カプラー 7 湾曲体 8 PC鋼より線 9 内層筒 10 中層筒 11 外層筒 12 滑材 16、17、18 引張材ユニット 19、28 アンカー孔 20、29 固化材 21 定着具 22、25 アンカー体
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年12月2日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】 C鋼より線の断面図である。
【手続補正書】
【提出日】平成8年12月2日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態の一例を
図面に基づいて詳細に説明する。図1〜図5は請求項1
におけるグラウンドアンカー用引張部材(以下、単に引
張部材という)の実施形態を示したものであり、図1が
引張部材の断面図、図2は同側面図、図3の(1)は図
1のA−A線断面図、同図の(2)は要部の正面図、図
4の(1)は前部耐荷板の底面図、同図の(2)は同正
面図、図5はPC鋼より線の断面図である。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前部耐荷板と後部耐荷板とカプラーとか
    ら耐荷体が形成され、該耐荷体の後部耐荷板に先端部を
    固定したテンドンが、前部耐荷板にUターンして巻き掛
    けられ、さらにこれが上方に延びて後部耐荷板にも掛け
    止めされたことを特徴とするグラウンドアンカー用引張
    部材。
  2. 【請求項2】 前部耐荷板と後部耐荷板とカプラーとか
    ら耐荷体が形成され、該耐荷体の後部耐荷板から前部耐
    荷板にかけてUターンして巻き掛けられたテンドンが、
    上方に延びて後部耐荷板にもUターンして巻き掛けら
    れ、さらにこれが下方に延びて前部耐荷板にUターンし
    て巻き掛けられたことを特徴とするグラウンドアンカー
    用引張部材。
  3. 【請求項3】 前記耐荷体はカプラーを省いた前部耐荷
    板と後部耐荷板とからなることを特徴とする請求項2に
    記載のグラウンドアンカー用引張部材。
  4. 【請求項4】 前記後部耐荷板にはカプラーで複数の耐
    荷板が継ぎ足されたことを特徴とする請求項1または2
    に記載のグラウンドアンカー用引張部材。
  5. 【請求項5】 前記請求項1のグラウンドアンカー用引
    張部材が、耐荷体の位置を違えて複数結束されたことを
    特徴とするグラウンドアンカー用引張材ユニット。
  6. 【請求項6】 前記請求項2のグラウンドアンカー用引
    張部材が、耐荷体の位置を違えて複数結束されたことを
    特徴とするグラウンドアンカー用引張材ユニット。
  7. 【請求項7】 前記請求項3のグラウンドアンカー用引
    張部材が、耐荷体の位置を違えて複数結束されたことを
    特徴とするグラウンドアンカー用引張材ユニット。
  8. 【請求項8】 前記テンドンは、PC鋼より線の芯線及
    び側線の外周が合成樹脂粉末塗料の内層筒で被覆される
    とともに、該内層筒の外周が合成樹脂製の中層筒と外層
    筒とで被覆され、これら中層筒と外層筒との間に滑材が
    介在されて形成されたことを特徴とする請求項1、2、
    3、4に記載のグラウンドアンカー用引張部材。
  9. 【請求項9】 前記請求項1のグラウンドアンカー用引
    張部材を、アンカー孔に挿入して固化材を圧入し、この
    固化材の硬化後に、前記アンカー孔の開口部から外部に
    突出しているテンドンの後端部を、所定の緊張力で緊張
    して定着したことを特徴とするグラウンドアンカー工
    法。
  10. 【請求項10】 前記請求項5のグラウンドアンカー用
    引張材ユニットを、アンカー孔に挿入して固化材を圧入
    し、この固化材の硬化後に、前記アンカー孔の開口部か
    ら外部に突出しているテンドンの後端部を、所定の緊張
    力で緊張して定着したことを特徴とするグラウンドアン
    カー工法。
  11. 【請求項11】 前記請求項6のグラウンドアンカー用
    引張材ユニットを、アンカー孔に挿入して固化材を圧入
    し、この固化材の硬化後に、前記アンカー孔の開口部か
    ら外部に突出しているテンドンの後端部を、所定の緊張
    力で緊張して定着したことを特徴とするグラウンドアン
    カー工法。
  12. 【請求項12】 前記請求項7のグラウンドアンカー用
    引張材ユニットを、アンカー孔に挿入して固化材を圧入
    し、この固化材の硬化後に、前記アンカー孔の開口部か
    ら外部に突出しているテンドンの後端部を、所定の緊張
    力で緊張して定着したことを特徴とするグラウンドアン
    カー工法。
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