JPH10121501A - マンホール用蓋の高さ調整装置 - Google Patents

マンホール用蓋の高さ調整装置

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JPH10121501A
JPH10121501A JP8280619A JP28061996A JPH10121501A JP H10121501 A JPH10121501 A JP H10121501A JP 8280619 A JP8280619 A JP 8280619A JP 28061996 A JP28061996 A JP 28061996A JP H10121501 A JPH10121501 A JP H10121501A
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正宏 天沼
Kazuhiko Imahashi
和彦 今橋
Yukio Kojima
幸夫 小島
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 マンホール用蓋の上面と路面とを容易に一致
させる。 【解決手段】 マンホールの上面にアンカーボルト2に
よって固定される蓋用受枠のフランジ5Aとマンホール
の上面との間に挿入されるスペーサー13と、スペーサ
ー13を受枠と共に昇降させるための高さ調整用ボルト
14とからなる。スペーサー13は、高さ調整用ボルト
14が螺合するネジ孔13Aとアンカーボルト2が貫通
する貫通孔13Bと受枠のフランジ5Aに形成されたア
ンカーボルト用孔6Aに嵌合する回り止め用突起13C
とを有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、マンホール用蓋の高
さ調整装置、特に、マンホール用蓋の上面と路面とを容
易に一致させることができる、マンホール用蓋の高さ調
整装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】通常、路面下には、下水道、ガス管、電
力ケーブル管等、種々の地下管路が敷設されている。こ
のような地下管路には、所定間隔毎に地上への出入口と
なるマンホールが垂直に構築されている。マンホールの
上部には、アンカーボルトによって受枠が固定され、受
枠内に嵌め込まれる蓋によってマンホールの開閉が行わ
れている。
【0003】このようなマンホールにおいては、当然の
ことながら、蓋の上面と路面とを一致させる必要があ
る。マンホールが水平な路面下に構築されている場合に
は、蓋の高さ調整は、マンホールと蓋との間にマンホー
ルと同径の調整リングを入れることによって比較的簡単
に行えるが、マンホールが傾斜した路面下に構築されて
いる場合には、受枠の高さおよび傾斜角度を自在に調整
することができる高さ調整装置を使用しないと、蓋の高
さおよび傾斜角度を路面と一致させることができない。
即ち、蓋の上面を路面と一致させることができない。
【0004】そこで、蓋の上面を路面と一致させるため
の、マンホール用蓋の高さ調整装置が特開平2−282
524号公開公報に開示されている。以下、この公報に
記載された高さ調整装置を従来技術1という。
【0005】従来技術1は、図5に示すように、マンホ
ール1の上面に高さ調整可能に埋め込んだ複数本(通常
は、3本)のアンカーボルト2に嵌め込まれた円錐コイ
ルバネ3からなっており、この円錐コイルバネ3上に、
蓋4が嵌め込まれる受枠5のフランジ5Aを乗せ、円錐
コイルバネ3の弾性力に抗して、蓋4の上面が路面と一
致するまでナット7を締めるものである。
【0006】別の高さ調整装置が実開平3−10803
9号公開公報に開示されている。以下、この公報に記載
された高さ調整装置を従来技術2という。従来技術2
は、図6に示すように、マンホール1の上面に高さ調整
可能に埋め込んだ複数本のアンカーボルト2に螺合した
高さ調整ネジ8からなっており、所定高さに調整された
高さ調整ネジ8上に受枠5のフランジ5Aを乗せ、ナッ
ト9によって受枠のフランジ5Aを固定するものであ
る。
【0007】なお、上述した従来技術1および2におい
て、マンホール1に受枠5のフランジ5Aを最終的に固
定するには、図5に示すように、マンホール1と受枠5
のフランジ5Aとの間に形成された隙間の内側および外
側に、内枠10および外枠11を取り付け、内枠10お
よび外枠11によって囲まれた前記隙間内にモルタル1
2を流し込み、これを固化させることによって固定して
いる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来技術1に
よれば、円錐コイルバネ3をこれが平面状になるまで圧
縮することができるので、蓋4の高さ調整範囲が広く取
れるといった利点を有するが、以下のような問題点を有
している。 円錐コイルバネ3の弾性力は、この上に受枠5が乗
っても大きく圧縮されない程度に強力であるので、ナッ
ト7を円錐コイルバネ3の弾性力に抗して回すことは容
易ではない。 円錐コイルバネ3をアンカーボルト2に嵌め込み忘
れた場合には、受枠5をアンカーボルト2から一旦、抜
き出す必要があり、面倒である。 アンカーボルト2がある部分でしか、受枠5の高さ
および角度調整が行えない。 アンカーボルト2のネジピッチは細かいので、ナッ
ト7一回転当たりの受枠5の高さ調整量が小さい。従っ
て、受枠5の高さ調整に時間がかかる。
【0009】一方、上述した従来技術2によれば、高さ
調整ネジ8は、予め、アンカーボルト2に取り付けられ
ているので、上述したの問題はないが、以下のような
問題点を有している。 高さ調整ネジ8を回すには、マンホール1と受枠5
との間の狭い空間に手を差し込む必要があるので、回し
にくい。 高さ調整ネジ8上に受枠5が乗った状態で、受枠5
の高さおよび傾斜角度を調整する場合、受枠5の重量の
関係で高さ調整ネジ8を回しにくい。従って、この場合
には、受枠5を持ち上げておき、この状態で高さ調整ネ
ジ8を回す必要があるので、面倒である。 従来技術1と同様に、アンカーボルト2がある部分
でしか、受枠5の高さおよび角度調整が行えない。 従来技術1と同様に、アンカーボルト2のネジピッ
チは細かいので、ナット7一回転当たりの受枠5の高さ
調整量が小さい。従って、受枠5の高さ調整に時間がか
かる。
【0010】従って、この発明の目的は、蓋の高さ調整
が簡単に行え、しかも、アンカーボルトが設けられてい
ない部分であっても、受枠5の高さおよび角度調整が行
え、更に、受枠をアンカーボルトに挿入した後であって
も受枠の高さおよび傾斜角度の調整が行える、マンホー
ル用蓋の高さ調整装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
路面下に構築されたマンホールを開閉するための蓋の上
面を、前記路面と一致させるための、マンホール用蓋の
高さ調整装置において、前記マンホールの上面にアンカ
ーボルトによって固定される蓋用受枠のフランジと前記
マンホールの上面との間に挿入されるスペーサーと、前
記スペーサーを前記受枠と共に昇降させるための高さ調
整用ボルトとからなり、前記スペーサーは、前記高さ調
整用ボルトが螺合するネジ孔と前記アンカーボルトが貫
通する貫通孔と前記受枠の前記フランジに形成された前
記アンカーボルト用孔に嵌合する回り止め用突起とを有
していることに特徴を有するものである。
【0012】請求項2記載の発明は、前記高さ調整用ボ
ルトは、樹脂製であり、上部は、前記高さ調整用ボルト
を回転させるための回転治具が嵌合可能な形状に形成さ
れていることに特徴を有するものである。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、この発明の、マンホール用
蓋の高さ調整装置の一実施態様を、図面を参照しながら
説明する。
【0014】図1は、この発明の、マンホール用蓋の高
さ調整装置の一実施態様を示す断面図、図2は、この発
明の、マンホール用蓋の高さ調整装置の使用態様の一例
を示す斜視図、図3は、この発明の、マンホール用蓋の
高さ調整装置の他の使用態様を示す斜視図、図4は、こ
の発明の、マンホール用蓋の高さ調整装置に使用する回
転治具を示す斜視図である。
【0015】図1から図4に示すように、この発明の、
マンホール用蓋の高さ調整装置は、マンホール1の上面
にアンカーボルト2によって固定されるマンホール蓋用
受枠5のフランジ5Aとマンホール1の上面との間に挿
入されるスペーサー13と、スペーサー13上に受枠5
を乗せた状態でスペーサー13を昇降させるための高さ
調整用ボルト14とからなっている。
【0016】スペーサー13は、高さ調整用ボルト14
が螺合するネジ孔13Aとアンカーボルト2が貫通する
貫通孔13Bと受枠5のフランジ5Aに形成されたアン
カーボルト用孔、即ち、長円孔6Aまたは短円孔6Bに
嵌合する回り止め用突起13Cとを有している。高さ調
整用ボルト14は、樹脂製であり、上部14Aは、高さ
調整用ボルト14を回転させるための回転治具15が嵌
合可能なように角柱状に形成されている。
【0017】以上のように構成されている、この発明
の、マンホール用蓋の高さ調整装置によれば、以下のよ
うにして、マンホール用蓋の高さが調整される。先ず、
図2に示すように、マンホール1上に固定されたアンカ
ーボルト2がスペーサー13の貫通孔13Bおよび受枠
5のフランジ5Aに形成された長円孔6A内に挿通さ
れ、スペーサー13の突起13Cが長円孔6Aに嵌合す
るように、スペーサー13をマンホール1と受枠5との
間にセットする。
【0018】次に、高さ調整用ボルト14をフランジ5
Aの長円孔6Aからスペーサー13のネジ孔13Aにね
じ込んで、マンホール用蓋の上面が路面と一致するよう
に、スペーサー13の下方から突出する高さ調整用ボル
ト14の長さを調整する。
【0019】高さ調整用ボルト14の回転は、図4に示
すような回転治具15を使用すれば、手動により容易に
行うことができる。高さ調整用ボルト14を回しても、
アンカーボルト2がフランジ5Aの長円孔6A内に挿入
されているので、スペーサー13が共回りすることはな
い。
【0020】このようにして、受枠5の高さおよび傾斜
角度が決まったら、フランジ5Aの長円孔6Aから突出
した高さ調整用ボルト14を折る。これは、余分な高さ
調整用ボルト部分を除去するためである。受枠5の固定
は、上述したように、マンホール1と受枠5のフランジ
5Aとの間に形成された隙間の内側および外側に、内枠
および外枠を取り付け、内枠および外枠によって囲まれ
た前記隙間内にモルタルを流し込み、これを固化させる
ことによって行う。
【0021】上述した例は、フランジ5Aの一つの長円
孔6A内にアンカーボルト2、高さ調整用ボルト14お
よびスペーサー13の突起13Cを挿入させたものであ
るが、図3に示すように、アンカーボルト2をフランジ
5Aの長円孔6A内に挿入し、フランジ5Aの一つの短
円孔6B内に高さ調整用ボルト14およびスペーサー1
3の突起13Cを挿入するようにしても良い。
【0022】この場合には、アンカーボルト2以外の部
分でもスペーサー13をセットすることができる。しか
も、高さ調整用ボルト14を回しても、スペーサー13
の突起13Cがフランジ5Aの短円孔6B内に挿入され
ているので、スペーサー13が共回りすることはない。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、以下のような有用な効果がもたらされる。 高さ調整用ボルトの上部は、受枠のフランジから突
出し、外部から容易に回転治具を使用して回すことがで
きるので、受枠がスペーサー上に乗っていても簡単に高
さ調整用ボルトを回すことができる。 スペーサーに共回り防止用突起が形成されているの
で、受枠のフランジの長円孔および短円孔の何れの場所
にも、共回りすることなくスペーサーをセットすること
ができる。しかも、この場合には、長円孔内にアンカー
ボルトを挿入した後であっても、スペーサーを受枠とマ
ンホールとの間に容易にセットすることができる。 高さ調整用ボルトを樹脂製とすることによって、受
枠を最終的に固定した後、余分な部分を容易に折って除
去することができる。 アンカーボルトのネジを利用して受枠を昇降させる
のではなく、高さ調整用ボルトによって受枠を昇降させ
るので、高さ調整用ボルトのネジピッチを粗くすること
によって、高さ調整用ボルトの一回転当たりの受枠の高
さ調整量を大きく取ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の、マンホール用蓋の高さ調整装置の
一実施態様を示す断面図である。
【図2】この発明の、マンホール用蓋の高さ調整装置の
使用態様の一例を示す斜視図である。
【図3】この発明の、マンホール用蓋の高さ調整装置の
他の使用態様を示す斜視図である。
【図4】この発明の、マンホール用蓋の高さ調整装置に
使用する回転治具を示す斜視図である。
【図5】従来技術1を示す断面図である。
【図6】従来技術2を示す部分断面図である。
【符号の説明】
1:マンホール 2:アンカーボルト 3:円錐コイルバネ 4:蓋 5:受枠 5A:フランジ 6A:長円孔 6B:短円孔 7:ナット 8:高さ調整ネジ 9:ナット 10:内枠 11:外枠 12:モルタル 13:スペーサー 13A:ネジ孔 13B:貫通孔 13C:突起 14:高さ調整用ボルト 14A:上部 15:回転治具

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 路面下に構築されたマンホールを開閉す
    るための蓋の上面を、前記路面と一致させるための、マ
    ンホール用蓋の高さ調整装置において、 前記マンホールの上面にアンカーボルトによって固定さ
    れる蓋用受枠のフランジと前記マンホールの上面との間
    に挿入されるスペーサーと、前記スペーサーを前記受枠
    と共に昇降させるための高さ調整用ボルトとからなり、
    前記スペーサーは、前記高さ調整用ボルトが螺合するネ
    ジ孔と前記アンカーボルトが貫通する貫通孔と前記受枠
    の前記フランジに形成された前記アンカーボルト用孔に
    嵌合する回り止め用突起とを有していることを特徴とす
    る、マンホール用蓋の高さ調整装置。
  2. 【請求項2】 前記高さ調整用ボルトは、樹脂製であ
    り、上部は、前記高さ調整用ボルトを回転させるための
    回転治具が嵌合可能な形状に形成されていることを特徴
    とする、請求項1記載の、マンホール用蓋の高さ調整装
    置。
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