JPH1012156A - 陰極線管 - Google Patents
陰極線管Info
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- JPH1012156A JPH1012156A JP16440796A JP16440796A JPH1012156A JP H1012156 A JPH1012156 A JP H1012156A JP 16440796 A JP16440796 A JP 16440796A JP 16440796 A JP16440796 A JP 16440796A JP H1012156 A JPH1012156 A JP H1012156A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- grid
- astigmatism
- lens
- electron
- electron gun
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 画面全面における解像度のばらつきを低減し
て、ビームスポットの均一性を最適にすることができる
陰極線管を構成することを目的とする。 【解決手段】 カソードK および第1乃至第6グリッド
G1〜G6からなる電子銃16を備える陰極線管において、第
4グリッドG4を、少なくとも2個の電極素子G41,G42 に
分割し、その少なくとも1個を第2グリッドG2に接続
し、他の電極素子を抵抗器19を介して第2グリッドに接
続するとともに可変抵抗器20を介して接地し、上記電極
素子によって水平方向と垂直方向との集束力が異なる非
点収差をもち、電子銃全体では垂直方向よりも水平方向
の集束力が強い非点収差を有するようにした。
て、ビームスポットの均一性を最適にすることができる
陰極線管を構成することを目的とする。 【解決手段】 カソードK および第1乃至第6グリッド
G1〜G6からなる電子銃16を備える陰極線管において、第
4グリッドG4を、少なくとも2個の電極素子G41,G42 に
分割し、その少なくとも1個を第2グリッドG2に接続
し、他の電極素子を抵抗器19を介して第2グリッドに接
続するとともに可変抵抗器20を介して接地し、上記電極
素子によって水平方向と垂直方向との集束力が異なる非
点収差をもち、電子銃全体では垂直方向よりも水平方向
の集束力が強い非点収差を有するようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、蛍光体スクリー
ン全面で高解像度が得られる電子銃を備える陰極線管に
関する。
ン全面で高解像度が得られる電子銃を備える陰極線管に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に陰極線管は、電子銃から放出され
た電子ビームを偏向装置の発生する水平、垂直磁界によ
り偏向し、シャドウマスクを介して蛍光体スクリーンを
水平、垂直走査することにより、この蛍光体スクリーン
上に画像を表示する構造に形成されている。特にカラー
陰極線管については、電子銃を同一水平面上を通る一列
配置の3電子ビームを放出するインライン型とし、この
電子銃から放出される3電子ビームを、図5(a)に示
すピンクッション形水平偏向磁界1H および同(b)に
示すバレル形垂直偏向磁界1V からなる非斉一磁界によ
り偏向することにより、蛍光体スクリーン上に集中する
セルフコンバーゼンス・インライン型カラー陰極線管
が、現在、カラー陰極線管の主流となっている。
た電子ビームを偏向装置の発生する水平、垂直磁界によ
り偏向し、シャドウマスクを介して蛍光体スクリーンを
水平、垂直走査することにより、この蛍光体スクリーン
上に画像を表示する構造に形成されている。特にカラー
陰極線管については、電子銃を同一水平面上を通る一列
配置の3電子ビームを放出するインライン型とし、この
電子銃から放出される3電子ビームを、図5(a)に示
すピンクッション形水平偏向磁界1H および同(b)に
示すバレル形垂直偏向磁界1V からなる非斉一磁界によ
り偏向することにより、蛍光体スクリーン上に集中する
セルフコンバーゼンス・インライン型カラー陰極線管
が、現在、カラー陰極線管の主流となっている。
【0003】ところで、上記カラー陰極線管では、下記
2つの収差(偏向収差)が問題となる。
2つの収差(偏向収差)が問題となる。
【0004】その1つは、偏向装置の発生する磁界が、
水平偏向磁界1H をピンクッション形、垂直偏向磁界1
V をバレル形とする非斉一磁界であるために生ずる収差
である。この収差により蛍光体スクリーンの周辺部に偏
向される電子ビームは、水平方向には発散作用を受けて
アンダーフォーカス状態となり、垂直方向には集束作用
を受けてオーバーフォーカス状態となる。
水平偏向磁界1H をピンクッション形、垂直偏向磁界1
V をバレル形とする非斉一磁界であるために生ずる収差
である。この収差により蛍光体スクリーンの周辺部に偏
向される電子ビームは、水平方向には発散作用を受けて
アンダーフォーカス状態となり、垂直方向には集束作用
を受けてオーバーフォーカス状態となる。
【0005】他の1つは、電子銃から蛍光体スクリーン
までの距離が電子ビームの偏向にともなって大きくなる
ために生ずる収差である。この収差により蛍光体スクリ
ーンの周辺部でのビームスポットは、水平、垂直方向と
もにオーバーフォーカス状態となる。
までの距離が電子ビームの偏向にともなって大きくなる
ために生ずる収差である。この収差により蛍光体スクリ
ーンの周辺部でのビームスポットは、水平、垂直方向と
もにオーバーフォーカス状態となる。
【0006】したがって上記2つの収差により、画面中
央部でのビームスポットを真円にした場合、周辺部のビ
ームスポットは、図6に示すように歪む。すなわち、水
平方向(H軸方向)には、非斉一磁界の発散作用による
アンダーフォーカスと電子銃から蛍光体スクリーンまで
の距離の増大によるオーバーフォーカスとが補償される
が、垂直方向(V軸方向)には、非斉一磁界の集束作用
によるオーバーフォーカスと電子銃から蛍光体スクリー
ンまでの距離の増大によるオーバーフォーカスとによ
り、いちじるしいオーバーフォーカス状態となる。その
結果、水平、垂直方向に非点収差が生じ、画面周辺部の
ビームスポット2は、高輝度のコア部3とその垂直方向
に生ずる低輝度のハロー部4とからなる非円形に歪み、
画面周辺部の解像度をいちじるしく劣化させる。
央部でのビームスポットを真円にした場合、周辺部のビ
ームスポットは、図6に示すように歪む。すなわち、水
平方向(H軸方向)には、非斉一磁界の発散作用による
アンダーフォーカスと電子銃から蛍光体スクリーンまで
の距離の増大によるオーバーフォーカスとが補償される
が、垂直方向(V軸方向)には、非斉一磁界の集束作用
によるオーバーフォーカスと電子銃から蛍光体スクリー
ンまでの距離の増大によるオーバーフォーカスとによ
り、いちじるしいオーバーフォーカス状態となる。その
結果、水平、垂直方向に非点収差が生じ、画面周辺部の
ビームスポット2は、高輝度のコア部3とその垂直方向
に生ずる低輝度のハロー部4とからなる非円形に歪み、
画面周辺部の解像度をいちじるしく劣化させる。
【0007】この画面周辺部の解像度を劣化させるビー
ムスポット2の形状を補正して、画面全面のビームスポ
ット2の形状を均一にする電子銃として、図7に示すク
ォドラポテンシャル型電子銃がある。この電子銃は、水
平方向に一列配置された3個のカソードK、これらカソ
ードKを各別に加熱する3個のヒータ(図示せず)およ
び上記カソードKから順次蛍光体スクリーン方向に配置
された第1乃至第6グリッドG1 〜G6 からなり、その
第2グリッドG2 と第4グリッドG4 、および第3グリ
ッドG3 と第5グリッドG5 とは、それぞれ接続されて
いる。
ムスポット2の形状を補正して、画面全面のビームスポ
ット2の形状を均一にする電子銃として、図7に示すク
ォドラポテンシャル型電子銃がある。この電子銃は、水
平方向に一列配置された3個のカソードK、これらカソ
ードKを各別に加熱する3個のヒータ(図示せず)およ
び上記カソードKから順次蛍光体スクリーン方向に配置
された第1乃至第6グリッドG1 〜G6 からなり、その
第2グリッドG2 と第4グリッドG4 、および第3グリ
ッドG3 と第5グリッドG5 とは、それぞれ接続されて
いる。
【0008】この電子銃では、第1および第2グリッド
G1 ,G2 は、それぞれ一体化構造の板状電極から、第
3乃至第6グリッドG3 〜G6 は、それぞれ一体化構造
の筒状電極からなり、これら各電極には、それぞれ3個
のカソードKに対応して、水平方向に3個の電子ビーム
通過孔が一列配置に形成されている。その第1乃至第4
グリッドG1 〜G4 、第5グリッドG5 の第4グリッド
G4 側および第6グリッドG6 の蛍光体スクリーン側の
電子ビーム通過孔は、真円であるが、第5グリッドG5
の第6グリッドG6 側および第6グリッドG6 の第5グ
リッドG5 側の電子ビーム通過孔は、水平方向径よりも
垂直方向径が若干大きい縦長孔となっている。
G1 ,G2 は、それぞれ一体化構造の板状電極から、第
3乃至第6グリッドG3 〜G6 は、それぞれ一体化構造
の筒状電極からなり、これら各電極には、それぞれ3個
のカソードKに対応して、水平方向に3個の電子ビーム
通過孔が一列配置に形成されている。その第1乃至第4
グリッドG1 〜G4 、第5グリッドG5 の第4グリッド
G4 側および第6グリッドG6 の蛍光体スクリーン側の
電子ビーム通過孔は、真円であるが、第5グリッドG5
の第6グリッドG6 側および第6グリッドG6 の第5グ
リッドG5 側の電子ビーム通過孔は、水平方向径よりも
垂直方向径が若干大きい縦長孔となっている。
【0009】この電子銃では、カソードKおよびこのカ
ソードKに順次隣接する第1乃至第3グリッドG1 〜G
3 により電子ビームを発生、制御する三極部が形成さ
れ、第3乃至第5グリッドG3 〜G5 により上記三極部
で発生、制御された電子ビームを予備集束するサブレン
ズが形成され、第5および第6グリッドG5 ,G6 によ
り上記サブレンズにより予備集束された電子ビームを最
終的に蛍光体スクリーン上に集束する主レンズが形成さ
れる。
ソードKに順次隣接する第1乃至第3グリッドG1 〜G
3 により電子ビームを発生、制御する三極部が形成さ
れ、第3乃至第5グリッドG3 〜G5 により上記三極部
で発生、制御された電子ビームを予備集束するサブレン
ズが形成され、第5および第6グリッドG5 ,G6 によ
り上記サブレンズにより予備集束された電子ビームを最
終的に蛍光体スクリーン上に集束する主レンズが形成さ
れる。
【0010】この場合、三極部およびサブレンズでは、
これらを構成する電極の電子ビーム通過孔がすべて円形
であるため、水平、垂直方向ともに同じ集束作用を受け
るが、主レンズでは、第5グリッドG5 の第6グリッド
G6 側および第6グリッドG6 の第5グリッドG5 側の
電子ビーム通過孔が、ともに水平方向径よりも垂直方向
径が大きい縦長孔となっているため、垂直方向よりも水
平方向の集束作用が大きい非点収差が生ずる。
これらを構成する電極の電子ビーム通過孔がすべて円形
であるため、水平、垂直方向ともに同じ集束作用を受け
るが、主レンズでは、第5グリッドG5 の第6グリッド
G6 側および第6グリッドG6 の第5グリッドG5 側の
電子ビーム通過孔が、ともに水平方向径よりも垂直方向
径が大きい縦長孔となっているため、垂直方向よりも水
平方向の集束作用が大きい非点収差が生ずる。
【0011】そこで、このような電子銃を有するカラー
陰極線管の画面上のビームスポットの水平、垂直方向に
対するフォーカス電圧について考察すると、ビームスポ
ットの水平方向については、偏向装置の発生する非斉一
磁界の発散作用によるアンダーフォーカスと電子銃から
蛍光体スクリーンまでの距離の増大によるオーバーフォ
ーカスとが補償されるため、画面中央部と周辺部とでフ
ォーカス電圧は、ほぼ同じとなる。これに対し、垂直方
向については、画面中央部でのフォーカス電圧は、主レ
ンズの非点収差により、垂直方向のフォーカス電圧は、
水平方向のフォーカス電圧よりも低くなる。しかし画面
周辺部では、非斉一磁界による集束作用と電子銃から蛍
光体スクリーンまでの距離の増大によるオーバーフォー
カスとにより、いちじるしくオーバーフォーカス状態と
なり、水平方向のフォーカス電圧よりも高くなる。しか
しその度合いは、主レンズの非点収差により軽減され
る。
陰極線管の画面上のビームスポットの水平、垂直方向に
対するフォーカス電圧について考察すると、ビームスポ
ットの水平方向については、偏向装置の発生する非斉一
磁界の発散作用によるアンダーフォーカスと電子銃から
蛍光体スクリーンまでの距離の増大によるオーバーフォ
ーカスとが補償されるため、画面中央部と周辺部とでフ
ォーカス電圧は、ほぼ同じとなる。これに対し、垂直方
向については、画面中央部でのフォーカス電圧は、主レ
ンズの非点収差により、垂直方向のフォーカス電圧は、
水平方向のフォーカス電圧よりも低くなる。しかし画面
周辺部では、非斉一磁界による集束作用と電子銃から蛍
光体スクリーンまでの距離の増大によるオーバーフォー
カスとにより、いちじるしくオーバーフォーカス状態と
なり、水平方向のフォーカス電圧よりも高くなる。しか
しその度合いは、主レンズの非点収差により軽減され
る。
【0012】すなわち、上記電子銃では、フォーカス電
圧を水平方向のフォーカス電圧に合わせることにより、
画面中央部では、若干縦長のビームスポットとなるが、
画面周辺部での垂直方向のいちじるしいオーバーフォー
カスを軽減でき、画面全面でのビームスポットの均一性
を大幅に改良することができる。
圧を水平方向のフォーカス電圧に合わせることにより、
画面中央部では、若干縦長のビームスポットとなるが、
画面周辺部での垂直方向のいちじるしいオーバーフォー
カスを軽減でき、画面全面でのビームスポットの均一性
を大幅に改良することができる。
【0013】しかし上記のように電子銃を構成すると、
つぎのような問題が生ずる。
つぎのような問題が生ずる。
【0014】一般に、上記した非点収差の量は、陰極線
管の大きさや偏向角度などにより異なるが、水平、垂直
方向のフォーカス電圧差で、水平方向のフォーカス電圧
が垂直方向のフォーカス電圧よりも、おおよそ200〜
1000V高くなるように設定される。したがって、上
記非点収差を得るためには、主レンズを構成する電極の
電子ビーム通過孔の垂直方向径を水平方向径よりも、数
10〜100μm 程度大きくするだけでよく、垂直方向
径と水平方向径との差に対する非点収差の感度は、極め
て高い。
管の大きさや偏向角度などにより異なるが、水平、垂直
方向のフォーカス電圧差で、水平方向のフォーカス電圧
が垂直方向のフォーカス電圧よりも、おおよそ200〜
1000V高くなるように設定される。したがって、上
記非点収差を得るためには、主レンズを構成する電極の
電子ビーム通過孔の垂直方向径を水平方向径よりも、数
10〜100μm 程度大きくするだけでよく、垂直方向
径と水平方向径との差に対する非点収差の感度は、極め
て高い。
【0015】したがって、上記電子銃については、電極
の精度や組立て精度などがばらつき、非点収差が所望の
非点収差よりも大きくなった場合は、画面中央部でのビ
ームスポットの垂直方向径がきわめて大きくなり、画面
中央部の解像度がいちじるしく劣化する。逆に、非点収
差が所望の非点収差よりも小さくなった場合は、画面周
辺部でのビームスポットの垂直方向径がきわめて大きく
なり、画面周辺部の解像度がいちじるしく劣化する。
の精度や組立て精度などがばらつき、非点収差が所望の
非点収差よりも大きくなった場合は、画面中央部でのビ
ームスポットの垂直方向径がきわめて大きくなり、画面
中央部の解像度がいちじるしく劣化する。逆に、非点収
差が所望の非点収差よりも小さくなった場合は、画面周
辺部でのビームスポットの垂直方向径がきわめて大きく
なり、画面周辺部の解像度がいちじるしく劣化する。
【0016】特に陰極線管の大きさや偏向角度など大き
い場合や高解像度が要求されるディスプレイ管などで
は、上記主レンズの非点収差の調整が難しく、上記のよ
うに電極の精度や組立て精度などがばらついた場合は、
フォーカス特性が大きく変化する。またフォーカス不良
の発生率が高くなり、生産性がいちじるしく損なわれ
る。
い場合や高解像度が要求されるディスプレイ管などで
は、上記主レンズの非点収差の調整が難しく、上記のよ
うに電極の精度や組立て精度などがばらついた場合は、
フォーカス特性が大きく変化する。またフォーカス不良
の発生率が高くなり、生産性がいちじるしく損なわれ
る。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、セルフ
コンバーゼンス・インライン型カラー陰極線管の画面全
面における解像度を良好にする電子銃として、主レンズ
を構成する第5、第6グリッドの電子ビーム通過孔を水
平方向よりも垂直方向に若干長い縦長としたクォドラポ
テンシャル型電子銃がある。しかし、単に電子銃を上記
のように構成しただけでは、第5、第6グリッドの電子
ビーム通過孔の垂直方向径と水平方向径との差に対する
非点収差の感度が極めて高いため、電極の精度や組立て
精度などのばらつきにより非点収差がばらつき、画面中
央部でのビームスポットの垂直方向径がきわめて大きく
なったり、画面周辺部でのビームスポットの垂直方向径
がきわめて大きくなり、フォーカス特性が大きく変化す
る。またフォーカス不良の発生率が高くなり、生産性が
いちじるしく損なわれるという問題がある。
コンバーゼンス・インライン型カラー陰極線管の画面全
面における解像度を良好にする電子銃として、主レンズ
を構成する第5、第6グリッドの電子ビーム通過孔を水
平方向よりも垂直方向に若干長い縦長としたクォドラポ
テンシャル型電子銃がある。しかし、単に電子銃を上記
のように構成しただけでは、第5、第6グリッドの電子
ビーム通過孔の垂直方向径と水平方向径との差に対する
非点収差の感度が極めて高いため、電極の精度や組立て
精度などのばらつきにより非点収差がばらつき、画面中
央部でのビームスポットの垂直方向径がきわめて大きく
なったり、画面周辺部でのビームスポットの垂直方向径
がきわめて大きくなり、フォーカス特性が大きく変化す
る。またフォーカス不良の発生率が高くなり、生産性が
いちじるしく損なわれるという問題がある。
【0018】この発明は、上記問題点を解決するために
なされたものであり、画面全面における解像度のばらつ
きを低減して、ビームスポットの均一性を最適にするこ
とができる陰極線管を構成することを目的とする。
なされたものであり、画面全面における解像度のばらつ
きを低減して、ビームスポットの均一性を最適にするこ
とができる陰極線管を構成することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】カソードおよびこのカソ
ードから蛍光体スクリーン方向に順次配置された第1乃
至第6グリッドを有し、カソードおよび第1乃至第3グ
リッドにより電子ビームを発生・制御する三極部、第3
乃至第5グリッドにより三極部により発生・制御された
電子ビームを予備集束するサブレンズ、第5および第6
グリッドによりサブレンズにより予備集束された電子ビ
ームを最終的に蛍光体スクリーン上に集束する主レンズ
が形成される電子銃を備える陰極線管において、第4グ
リッドを、少なくとも2個の電極素子に分割し、これら
電極素子のうち少なくとも1個の電極素子を第2グリッ
ドに接続し、他の電極素子を抵抗器を介して第2グリッ
ドに接続するとともに可変抵抗器を介して接地し、上記
電極素子によって水平方向と垂直方向との集束力が異な
る非点収差をもち、電子銃全体では垂直方向よりも水平
方向の集束力が強い非点収差を有するようにした。
ードから蛍光体スクリーン方向に順次配置された第1乃
至第6グリッドを有し、カソードおよび第1乃至第3グ
リッドにより電子ビームを発生・制御する三極部、第3
乃至第5グリッドにより三極部により発生・制御された
電子ビームを予備集束するサブレンズ、第5および第6
グリッドによりサブレンズにより予備集束された電子ビ
ームを最終的に蛍光体スクリーン上に集束する主レンズ
が形成される電子銃を備える陰極線管において、第4グ
リッドを、少なくとも2個の電極素子に分割し、これら
電極素子のうち少なくとも1個の電極素子を第2グリッ
ドに接続し、他の電極素子を抵抗器を介して第2グリッ
ドに接続するとともに可変抵抗器を介して接地し、上記
電極素子によって水平方向と垂直方向との集束力が異な
る非点収差をもち、電子銃全体では垂直方向よりも水平
方向の集束力が強い非点収差を有するようにした。
【0020】また、主レンズが垂直方向よりも水平方向
の集束力が強い非点収差をもち、第4グリッドの分割さ
れた電極素子によってその主レンズのもつ非点収差を補
償する電子レンズを形成するようにした。
の集束力が強い非点収差をもち、第4グリッドの分割さ
れた電極素子によってその主レンズのもつ非点収差を補
償する電子レンズを形成するようにした。
【0021】また、サブレンズが垂直方向よりも水平方
向の集束力が強い非点収差をもち、第4グリッドの分割
された電極素子によってそのサブレンズのもつ非点収差
を補償する電子レンズを形成するようにした。
向の集束力が強い非点収差をもち、第4グリッドの分割
された電極素子によってそのサブレンズのもつ非点収差
を補償する電子レンズを形成するようにした。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
実施の形態について説明する。
実施の形態について説明する。
【0023】図4にその一形態であるインライン型カラ
ー陰極線管を示す。このカラー陰極線管は、パネル10
およびこのパネル10に一体に接合されたファンネル1
1からなる外囲器を有し、そのパネル10の内面に、
青、緑、赤に発光するストライプ状の3色蛍光体層から
なる蛍光体スクリーン12が設けられ、この蛍光体スク
リーン12に対向して、その内側に多数の電子ビーム通
過孔の形成されたシャドウマスク13が配置されてい
る。一方、ファンネル11のネック14内に、同一水平
面上を通るセンタービーム15G および一対のサイドビ
ーム15B ,15Rからなる一列配置の3電子ビーム1
5B ,15G ,15R を放出する電子銃16が配設され
ている。そして、この電子銃16から放出される3電子
ビーム15B,15G ,15R をファンネル11の外側
に装着された偏向装置17の発生する水平、垂直磁界に
より偏向して、上記蛍光体スクリーン12を水平、垂直
走査することにより、カラー画像を表示する構造に形成
されている。
ー陰極線管を示す。このカラー陰極線管は、パネル10
およびこのパネル10に一体に接合されたファンネル1
1からなる外囲器を有し、そのパネル10の内面に、
青、緑、赤に発光するストライプ状の3色蛍光体層から
なる蛍光体スクリーン12が設けられ、この蛍光体スク
リーン12に対向して、その内側に多数の電子ビーム通
過孔の形成されたシャドウマスク13が配置されてい
る。一方、ファンネル11のネック14内に、同一水平
面上を通るセンタービーム15G および一対のサイドビ
ーム15B ,15Rからなる一列配置の3電子ビーム1
5B ,15G ,15R を放出する電子銃16が配設され
ている。そして、この電子銃16から放出される3電子
ビーム15B,15G ,15R をファンネル11の外側
に装着された偏向装置17の発生する水平、垂直磁界に
より偏向して、上記蛍光体スクリーン12を水平、垂直
走査することにより、カラー画像を表示する構造に形成
されている。
【0024】上記電子銃16は、図1に示すように、水
平方向(H軸方向)に一列配置された3個のカソード
K、これらカソードKを各別に加熱する3個のヒータ
(図示せず)、上記カソードKから蛍光体スクリーン方
向に順次配置された第1乃至第6グリッドG1 〜G6 を
有し、その第4グリッドG4 が第3グリッドG3 側に位
置する第1電極素子G41と第5グリッドG5 側に位置す
る第2電極素子G42とに2分割されている。そして、第
2グリッドG2 とその第1電極素子G41、および第3グ
リッドG3 と第5グリッドG5 とがそれぞれ管内で接続
されている。さらに第2電極素子G42は、この電子銃1
6に接近して管内に配置された約10 MΩの抵抗器19
の一端に接続され、この抵抗器19を介して第2グリッ
ドG2 に接続されている。また、この抵抗器19の一端
が管外に配置された0〜20 MΩの可変抵抗器20を介
して接地されている。
平方向(H軸方向)に一列配置された3個のカソード
K、これらカソードKを各別に加熱する3個のヒータ
(図示せず)、上記カソードKから蛍光体スクリーン方
向に順次配置された第1乃至第6グリッドG1 〜G6 を
有し、その第4グリッドG4 が第3グリッドG3 側に位
置する第1電極素子G41と第5グリッドG5 側に位置す
る第2電極素子G42とに2分割されている。そして、第
2グリッドG2 とその第1電極素子G41、および第3グ
リッドG3 と第5グリッドG5 とがそれぞれ管内で接続
されている。さらに第2電極素子G42は、この電子銃1
6に接近して管内に配置された約10 MΩの抵抗器19
の一端に接続され、この抵抗器19を介して第2グリッ
ドG2 に接続されている。また、この抵抗器19の一端
が管外に配置された0〜20 MΩの可変抵抗器20を介
して接地されている。
【0025】その第1、第2グリッドG1 ,G2 は、そ
れぞれ一体化構造の板状電極からなり、第3グリッドG
3 、第4グリッドG4 の2つの電極素子G41,G42、第
5および第6グリッドG5 ,G6 は、それぞれ一体化構
造の筒状電極からなる。そして、これら各電極には、3
個のカソードKに対応して、水平方向に3個の電子ビー
ム通過孔が一列配置に形成されている。その第1、第
2、第3グリッドG1 ,G2 ,G3 、第1電極素子G41
の第3グリッドG3 側、第2電極素子G42の第5グリッ
ドG5 側および第6グリッドG6 の蛍光体スクリーン側
の電子ビーム通過孔は、真円に形成されている。これに
対して、図2に第1電極素子G41について示すように、
第1電極素子G41の第2電極素子側および第2電極素子
G42の第1電極素子側の電子ビーム通過孔22は、垂直
方向(V軸方向)径よりも水平方向(H軸方向)径が大
きい横長孔となっている。また、図3に第5グリッドG
5 について示すように、第5グリッドG5 の第6グリッ
ド側および第6グリッドG6の第5グリッド側の電子ビ
ーム通過孔23は、水平方向径よりも垂直方向径が大き
く、かつ図7に示した従来の電子銃よりも縦方向に長い
縦長孔となっている。この電子銃16では、カソードK
およびこのカソードKに順次隣接する第1乃至第3グリ
ッドG1 〜G3 により、カソードKからの電子放出を制
御しかつ電子ビームを形成する三極部が形成され、第3
乃至第5グリッドG3 〜G5 により、上記三極部により
制御、形成された電子ビームを予備集束するサブレンズ
が形成され、第5および第6グリッドG5 ,G6 によ
り、上記サブレンズで予備集束された電子ビームを最終
的に蛍光体スクリーン上に集束する主レンズが形成され
る。
れぞれ一体化構造の板状電極からなり、第3グリッドG
3 、第4グリッドG4 の2つの電極素子G41,G42、第
5および第6グリッドG5 ,G6 は、それぞれ一体化構
造の筒状電極からなる。そして、これら各電極には、3
個のカソードKに対応して、水平方向に3個の電子ビー
ム通過孔が一列配置に形成されている。その第1、第
2、第3グリッドG1 ,G2 ,G3 、第1電極素子G41
の第3グリッドG3 側、第2電極素子G42の第5グリッ
ドG5 側および第6グリッドG6 の蛍光体スクリーン側
の電子ビーム通過孔は、真円に形成されている。これに
対して、図2に第1電極素子G41について示すように、
第1電極素子G41の第2電極素子側および第2電極素子
G42の第1電極素子側の電子ビーム通過孔22は、垂直
方向(V軸方向)径よりも水平方向(H軸方向)径が大
きい横長孔となっている。また、図3に第5グリッドG
5 について示すように、第5グリッドG5 の第6グリッ
ド側および第6グリッドG6の第5グリッド側の電子ビ
ーム通過孔23は、水平方向径よりも垂直方向径が大き
く、かつ図7に示した従来の電子銃よりも縦方向に長い
縦長孔となっている。この電子銃16では、カソードK
およびこのカソードKに順次隣接する第1乃至第3グリ
ッドG1 〜G3 により、カソードKからの電子放出を制
御しかつ電子ビームを形成する三極部が形成され、第3
乃至第5グリッドG3 〜G5 により、上記三極部により
制御、形成された電子ビームを予備集束するサブレンズ
が形成され、第5および第6グリッドG5 ,G6 によ
り、上記サブレンズで予備集束された電子ビームを最終
的に蛍光体スクリーン上に集束する主レンズが形成され
る。
【0026】この場合、第4グリッドG4 の第2電極素
子G42には、第1電極素子G41よりも低い電圧が印加さ
れる。たとえば第2グリッドG2 の印加電圧を900V
とし、管外に配置された可変抵抗器20の抵抗値を0Ω
/10 MΩ/20 MΩに設定すると、第2グリッドG2
に接続され、同一の900Vの電圧が印加される第1電
極素子G41に対して、第2電極素子G42の電圧は、それ
ぞれ0V/450V/600Vとなる。この第1電極素
子G41と第2電極素子G42との電圧差により、これら第
1、第2電極素子G41,G42間に電子レンズが形成され
る。この電子レンズは、これら電極素子G41,G42の各
対向面の電子ビーム通過孔が横長となっているため、水
平方向よりも垂直方向の集束が強い非点収差をもつ4極
子レンズとなる。しかも、この4極子レンズは、可変抵
抗器20の抵抗値を変えることにより第2電極素子G42
の電圧が変化するため、レンズ強度を(非点収差)を調
整することができる。
子G42には、第1電極素子G41よりも低い電圧が印加さ
れる。たとえば第2グリッドG2 の印加電圧を900V
とし、管外に配置された可変抵抗器20の抵抗値を0Ω
/10 MΩ/20 MΩに設定すると、第2グリッドG2
に接続され、同一の900Vの電圧が印加される第1電
極素子G41に対して、第2電極素子G42の電圧は、それ
ぞれ0V/450V/600Vとなる。この第1電極素
子G41と第2電極素子G42との電圧差により、これら第
1、第2電極素子G41,G42間に電子レンズが形成され
る。この電子レンズは、これら電極素子G41,G42の各
対向面の電子ビーム通過孔が横長となっているため、水
平方向よりも垂直方向の集束が強い非点収差をもつ4極
子レンズとなる。しかも、この4極子レンズは、可変抵
抗器20の抵抗値を変えることにより第2電極素子G42
の電圧が変化するため、レンズ強度を(非点収差)を調
整することができる。
【0027】一方、主レンズには、この主レンズを形成
する第5および第6グリッドG5 ,G6 の各対向面の電
子ビーム通過孔が縦長となっているため、これら第5、
第6グリッドG5 ,G6 間に垂直方向よりも水平方向の
集束作用が強い非点収差をもつ電子レンズが形成され
る。しかもその非点収差を、これら第5、第6グリッド
G5 ,G6 の各対向面の電子ビーム通過孔を従来の電子
銃よりも縦方向に長い縦長としたことにより、上記第4
グリッドG4 の第1、第2電極素子G41,G42間に形成
される非点収差よりも大きくすることができる。
する第5および第6グリッドG5 ,G6 の各対向面の電
子ビーム通過孔が縦長となっているため、これら第5、
第6グリッドG5 ,G6 間に垂直方向よりも水平方向の
集束作用が強い非点収差をもつ電子レンズが形成され
る。しかもその非点収差を、これら第5、第6グリッド
G5 ,G6 の各対向面の電子ビーム通過孔を従来の電子
銃よりも縦方向に長い縦長としたことにより、上記第4
グリッドG4 の第1、第2電極素子G41,G42間に形成
される非点収差よりも大きくすることができる。
【0028】なお、上記第5、第6グリッドG5 ,G6
の各対向面の電子ビーム通過孔は、可変抵抗器20の抵
抗値を所定の中間値に設定した場合に、電子銃16全体
で垂直方向よりも水平方向の集束作用が強い非点収差を
もち、その量が従来の電子銃と同様となるように設定さ
れる。
の各対向面の電子ビーム通過孔は、可変抵抗器20の抵
抗値を所定の中間値に設定した場合に、電子銃16全体
で垂直方向よりも水平方向の集束作用が強い非点収差を
もち、その量が従来の電子銃と同様となるように設定さ
れる。
【0029】上記のように電子銃16を構成すると、下
記作用により、画面全面でのビームスポットの均一性を
良好にすることができる。
記作用により、画面全面でのビームスポットの均一性を
良好にすることができる。
【0030】すなわち、電極の精度や組立て精度などの
ばらつきがなく、電子銃16全体で所望の非点収差をも
っている場合は、管外に配置された可変抵抗器20の抵
抗値を所定の中間値に設定しておけばよい。それによ
り、電子銃16全体で所望の非点収差が得られる。
ばらつきがなく、電子銃16全体で所望の非点収差をも
っている場合は、管外に配置された可変抵抗器20の抵
抗値を所定の中間値に設定しておけばよい。それによ
り、電子銃16全体で所望の非点収差が得られる。
【0031】これに対し、電極の精度や組立て精度など
のばらつきにより、電子銃16全体の所望の非点収差よ
りも垂直方向の集束作用が強い非点収差をもつ場合は、
上記可変抵抗器20の抵抗値を所定値よりも大きくす
る。それにより、第4グリッドG4 の第2電極素子G42
の電位が上がり、第1、第2電極素子G41,G42間に形
成される4極子レンズの強度が弱まる。この4極子レン
ズは、水平方向よりも垂直方向の集束作用が強いレンズ
であるため、このレンズの強度が弱まることにより、垂
直方向よりも水平方向の集束作用が強くなり、上述した
水平方向よりも垂直方向の集束作用が強い非点収差を打
消し、電子銃16全体での非点収差を最適にすることが
できる。
のばらつきにより、電子銃16全体の所望の非点収差よ
りも垂直方向の集束作用が強い非点収差をもつ場合は、
上記可変抵抗器20の抵抗値を所定値よりも大きくす
る。それにより、第4グリッドG4 の第2電極素子G42
の電位が上がり、第1、第2電極素子G41,G42間に形
成される4極子レンズの強度が弱まる。この4極子レン
ズは、水平方向よりも垂直方向の集束作用が強いレンズ
であるため、このレンズの強度が弱まることにより、垂
直方向よりも水平方向の集束作用が強くなり、上述した
水平方向よりも垂直方向の集束作用が強い非点収差を打
消し、電子銃16全体での非点収差を最適にすることが
できる。
【0032】逆に、電極の精度や組立て精度などのばら
つきにより、電子銃16全体の所望の非点収差よりも水
平方向の集束作用が強い非点収差をもつ場合は、上記可
変抵抗器20の抵抗値を所定値よりも小さくする。それ
により、第4グリッドG4 の第2電極素子G42の電位が
下がり、第1、第2電極素子G41,G42間に形成される
4極子レンズの強度が強まる。そのため、この場合に
は、水平方向よりも垂直方向の集束作用が強くなり、垂
直方向よりも水平方向の集束作用が強い非点収差を打消
し、電子銃16全体での非点収差を最適にすることがで
きる。
つきにより、電子銃16全体の所望の非点収差よりも水
平方向の集束作用が強い非点収差をもつ場合は、上記可
変抵抗器20の抵抗値を所定値よりも小さくする。それ
により、第4グリッドG4 の第2電極素子G42の電位が
下がり、第1、第2電極素子G41,G42間に形成される
4極子レンズの強度が強まる。そのため、この場合に
は、水平方向よりも垂直方向の集束作用が強くなり、垂
直方向よりも水平方向の集束作用が強い非点収差を打消
し、電子銃16全体での非点収差を最適にすることがで
きる。
【0033】したがって、上記のように電子銃16を構
成することにより、たとえ電極の精度や組立て精度など
がばらつき、そのために非点収差が変化しても、常に最
適な非点収差とすることができ、画面全面でのビームス
ポットの均一性を最適にすることができ、最適のフォー
カス性能を得ることができる。しかも、フォーカス不良
を低減して、安定した生産が可能となる。
成することにより、たとえ電極の精度や組立て精度など
がばらつき、そのために非点収差が変化しても、常に最
適な非点収差とすることができ、画面全面でのビームス
ポットの均一性を最適にすることができ、最適のフォー
カス性能を得ることができる。しかも、フォーカス不良
を低減して、安定した生産が可能となる。
【0034】なお、上記実施の形態では、第5グリッド
の第6グリッド側および第6グリッドの第5グリッド側
の電子ビーム通過孔を水平方向径よりも垂直方向径が大
きい縦長孔とし、これら第5、第6グリッド間に垂直方
向よりも水平方向の集束作用が強い非点収差が生ずる構
造としたが、これは、電子銃全体で垂直方向よりも水平
方向の集束作用が強い非点収差が生ずる構造であれば、
他の構造でもよく、たとえばサブレンズに垂直方向より
も水平方向の集束作用が強い非点収差が生ずる構造とし
ても、同様の効果が得られる。
の第6グリッド側および第6グリッドの第5グリッド側
の電子ビーム通過孔を水平方向径よりも垂直方向径が大
きい縦長孔とし、これら第5、第6グリッド間に垂直方
向よりも水平方向の集束作用が強い非点収差が生ずる構
造としたが、これは、電子銃全体で垂直方向よりも水平
方向の集束作用が強い非点収差が生ずる構造であれば、
他の構造でもよく、たとえばサブレンズに垂直方向より
も水平方向の集束作用が強い非点収差が生ずる構造とし
ても、同様の効果が得られる。
【0035】また、上記実施の形態では、第4グリッド
の第1電極素子の第2電極素子側および第2電極素子の
第1電極素子側の電子ビーム通過孔を横長としたが、こ
れら第1、第2電極素子の電子ビーム通過孔は、電子銃
全体で垂直方向よりも水平方向の集束作用が強い非点収
差が生ずる構造であれば、逆に水平方向径よりも垂直方
向径が大きい縦長としてもよい。なぜならば、このよう
な構造にすると、第4グリッドでは、従来の電子銃とは
逆に、垂直方向よりも水平方向の集束作用が強い非点収
差をもつものとなるが、電子銃全体では、所望の非点収
差をもつものであれば、管外に配置された可変抵抗器の
抵抗値を変えることにより、電子銃全体の非点収差を変
化させることができ、同様の効果が得られるからであ
る。
の第1電極素子の第2電極素子側および第2電極素子の
第1電極素子側の電子ビーム通過孔を横長としたが、こ
れら第1、第2電極素子の電子ビーム通過孔は、電子銃
全体で垂直方向よりも水平方向の集束作用が強い非点収
差が生ずる構造であれば、逆に水平方向径よりも垂直方
向径が大きい縦長としてもよい。なぜならば、このよう
な構造にすると、第4グリッドでは、従来の電子銃とは
逆に、垂直方向よりも水平方向の集束作用が強い非点収
差をもつものとなるが、電子銃全体では、所望の非点収
差をもつものであれば、管外に配置された可変抵抗器の
抵抗値を変えることにより、電子銃全体の非点収差を変
化させることができ、同様の効果が得られるからであ
る。
【0036】また、上記実施の形態での電子銃の接続と
は逆に、第2グリッドと第4グリッドの第2電極素子と
を接続し、第4グリッドの第1電極素子を電子銃に接近
して管内に配置された抵抗器の一端に接続し、この抵抗
器を介して第2グリッドに接続するとともに、上記抵抗
器の一端を可変抵抗器を介して接地してもよい。
は逆に、第2グリッドと第4グリッドの第2電極素子と
を接続し、第4グリッドの第1電極素子を電子銃に接近
して管内に配置された抵抗器の一端に接続し、この抵抗
器を介して第2グリッドに接続するとともに、上記抵抗
器の一端を可変抵抗器を介して接地してもよい。
【0037】さらに、第4グリッドで非点収差が生ずる
構造であれば、この第4グリッドを3個以上の電極素子
に分割してもよい。この場合は、その分割された電極素
子の少なくとも1個以上を第2グリッドに接続し、他の
電極素子を電子銃に接近して管内に配置された抵抗器の
一端に接続し、この抵抗器を介して第2グリッドに接続
するとともに、可変抵抗器を介して接地することによ
り、同様の効果をもつ電子銃とすることができる。
構造であれば、この第4グリッドを3個以上の電極素子
に分割してもよい。この場合は、その分割された電極素
子の少なくとも1個以上を第2グリッドに接続し、他の
電極素子を電子銃に接近して管内に配置された抵抗器の
一端に接続し、この抵抗器を介して第2グリッドに接続
するとともに、可変抵抗器を介して接地することによ
り、同様の効果をもつ電子銃とすることができる。
【0038】なお、上記実施の形態では、インライン型
カラー陰極線管について説明したが、この発明は、デル
タ型の電子銃を備えるカラー陰極線管にも適用でき、ま
た、白黒陰極線管など、単電子ビームを放出する陰極線
管にも適用できる。
カラー陰極線管について説明したが、この発明は、デル
タ型の電子銃を備えるカラー陰極線管にも適用でき、ま
た、白黒陰極線管など、単電子ビームを放出する陰極線
管にも適用できる。
【0039】
【発明の効果】カソードおよびこのカソードから蛍光体
スクリーン方向に順次配置された第1乃至第6グリッド
を有し、カソードおよび第1乃至第3グリッドにより電
子ビームを発生・制御する三極部、第3乃至第5グリッ
ドにより三極部により発生・制御された電子ビームを予
備集束するサブレンズ、第5および第6グリッドにより
サブレンズにより予備集束された電子ビームを最終的に
蛍光体スクリーン上に集束する主レンズが形成される電
子銃を備える陰極線管において、第4グリッドを、少な
くとも2個の電極素子に分割し、これら電極素子のうち
少なくとも1個の電極素子を第2グリッドに接続し、他
の電極素子を抵抗器を介して第2グリッドに接続すると
ともに可変抵抗器を介して接地し、上記電極素子によっ
て水平方向と垂直方向との集束力が異なる非点収差をも
ち、電子銃全体では垂直方向よりも水平方向の集束力が
強い非点収差を有するようにし、さらには、主レンズま
たはサブレンズが垂直方向よりも水平方向の集束力が強
い非点収差をもち、第4グリッドの分割された電極素子
によってその主レンズのもつ非点収差を補償する電子レ
ンズを形成するようにすると、電極の精度や組立て精度
などがばらつき、そのために非点収差が変化しても、常
に最適な非点収差とすることができ、画面全面でのビー
ムスポットの均一性を最適にすることができ、最適のフ
ォーカス性能を得ることができる。しかも、フォーカス
不良を低減して、安定した生産が可能となる。
スクリーン方向に順次配置された第1乃至第6グリッド
を有し、カソードおよび第1乃至第3グリッドにより電
子ビームを発生・制御する三極部、第3乃至第5グリッ
ドにより三極部により発生・制御された電子ビームを予
備集束するサブレンズ、第5および第6グリッドにより
サブレンズにより予備集束された電子ビームを最終的に
蛍光体スクリーン上に集束する主レンズが形成される電
子銃を備える陰極線管において、第4グリッドを、少な
くとも2個の電極素子に分割し、これら電極素子のうち
少なくとも1個の電極素子を第2グリッドに接続し、他
の電極素子を抵抗器を介して第2グリッドに接続すると
ともに可変抵抗器を介して接地し、上記電極素子によっ
て水平方向と垂直方向との集束力が異なる非点収差をも
ち、電子銃全体では垂直方向よりも水平方向の集束力が
強い非点収差を有するようにし、さらには、主レンズま
たはサブレンズが垂直方向よりも水平方向の集束力が強
い非点収差をもち、第4グリッドの分割された電極素子
によってその主レンズのもつ非点収差を補償する電子レ
ンズを形成するようにすると、電極の精度や組立て精度
などがばらつき、そのために非点収差が変化しても、常
に最適な非点収差とすることができ、画面全面でのビー
ムスポットの均一性を最適にすることができ、最適のフ
ォーカス性能を得ることができる。しかも、フォーカス
不良を低減して、安定した生産が可能となる。
【図1】図1(a)はこの発明の実施の一形態に係るイ
ンライン型カラー陰極線管の電子銃の構成を示す水平断
面図、図1(b)は垂直断面図である。
ンライン型カラー陰極線管の電子銃の構成を示す水平断
面図、図1(b)は垂直断面図である。
【図2】上記電子銃の第4グリッドの分割された第1電
極素子の電子ビーム通過孔の形状を示す図である。
極素子の電子ビーム通過孔の形状を示す図である。
【図3】上記電子銃の第5グリッドの電子ビーム通過孔
の形状を示す図である。
の形状を示す図である。
【図4】この発明の実施の一形態であるインライン型カ
ラー陰極線管の構成を示す断面図である。
ラー陰極線管の構成を示す断面図である。
【図5】図5(a)はセルフコンバーゼンス・インライ
ン型カラー陰極線管の水平偏向磁界を示す図、図5
(b)は垂直偏向磁界を示す図である。
ン型カラー陰極線管の水平偏向磁界を示す図、図5
(b)は垂直偏向磁界を示す図である。
【図6】従来のセルフコンバーゼンス・インライン型カ
ラー陰極線管の偏向収差を説明するための図である。
ラー陰極線管の偏向収差を説明するための図である。
【図7】図7(a)は従来のインライン型カラー陰極線
管の電子銃の構成を示す水平断面図、図7(b)は垂直
断面図である。
管の電子銃の構成を示す水平断面図、図7(b)は垂直
断面図である。
12…蛍光体スクリーン 15B ,15R …一対のサイドビーム 15G …センタービーム 16…電子銃 17…偏向装置 19…抵抗器 20…可変抵抗器 22…電子ビーム通過孔 23…電子ビーム通過孔 G1 …第1グリッド G2 …第2グリッド G3 …第3グリッド G4 …第4グリッド G41…第1電極素子 G42…第2電極素子 G5 …第5グリッド G6 …第6グリッド K…カソード
Claims (3)
- 【請求項1】 カソードおよびこのカソードから蛍光体
スクリーン方向に順次配置された第1乃至第6グリッド
を有し、上記カソードおよび第1乃至第3グリッドによ
り電子ビームを発生・制御する三極部、上記第3乃至第
5グリッドにより上記三極部により発生・制御された電
子ビームを予備集束するサブレンズ、上記第5および第
6グリッドにより上記サブレンズにより予備集束された
電子ビームを最終的に上記蛍光体スクリーン上に集束す
る主レンズが形成される電子銃を備える陰極線管におい
て、 上記第4グリッドは少なくとも2個の電極素子に分割さ
れ、これら電極素子のうち少なくとも1個の電極素子が
上記第2グリッドに接続され、他の電極素子が抵抗器を
介して上記第2グリッドに接続されるとともに可変抵抗
器を介して接地され、上記電極素子によって水平方向と
垂直方向との集束力が異なる非点収差をもち、上記電子
銃全体では垂直方向よりも水平方向の集束力が強い非点
収差を有することを特徴とする陰極線管。 - 【請求項2】 主レンズが垂直方向よりも水平方向の集
束力が強い非点収差をもち、第4グリッドの分割された
電極素子によって上記主レンズのもつ非点収差を補償す
る電子レンズが形成されることを特徴とする請求項1記
載の陰極線管。 - 【請求項3】 サブレンズが垂直方向よりも水平方向の
集束力が強い非点収差をもち、第4グリッドの分割され
た電極素子によって上記サブレンズのもつ非点収差を補
償する電子レンズが形成されることを特徴とする請求項
1記載の陰極線管。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16440796A JPH1012156A (ja) | 1996-06-25 | 1996-06-25 | 陰極線管 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16440796A JPH1012156A (ja) | 1996-06-25 | 1996-06-25 | 陰極線管 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1012156A true JPH1012156A (ja) | 1998-01-16 |
Family
ID=15792558
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16440796A Pending JPH1012156A (ja) | 1996-06-25 | 1996-06-25 | 陰極線管 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1012156A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20000038581A (ko) * | 1998-12-08 | 2000-07-05 | 구자홍 | 칼라 음극선관용 전자총 |
| KR20030033217A (ko) * | 2001-10-19 | 2003-05-01 | 삼성에스디아이 주식회사 | 유니-바이 포텐셜 렌즈를 가지는 음극선관용 전자총 |
-
1996
- 1996-06-25 JP JP16440796A patent/JPH1012156A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20000038581A (ko) * | 1998-12-08 | 2000-07-05 | 구자홍 | 칼라 음극선관용 전자총 |
| KR20030033217A (ko) * | 2001-10-19 | 2003-05-01 | 삼성에스디아이 주식회사 | 유니-바이 포텐셜 렌즈를 가지는 음극선관용 전자총 |
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